JP5819259B2 - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents
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ここで、上記した「エアバッグモジュール23」は、特に明確には図示しないが、モジュール容器に対して、上記した袋状のエアバッグ本体と、このエアバッグ本体を膨張させるための作動流体を発生させるインフレータとを収納したものである。
図2、図3に示すように、上記したエアバッグモジュール23に、上記した外周フランジ部36に対して固定可能なフランジ取付用アーム部51を設ける。また、上記した外周フランジ部36に、上記したフランジ取付用アーム部51を固定可能なアーム固定部52を設ける。
上記した「フランジ取付用アーム部51」は、この場合、上記したフック部39の設置位置を避けて、エアバッグモジュール23の左右の側面に形成される。このフランジ取付用アーム部51は、板面がほぼ左右方向47へ向いた帯板状のものとされる。
図5〜図7に示すように、上記した剥離進展防止部56は、上記したリッド外周部34と上記した外周フランジ部36との間を溶着する外周溶着部42と、上記したリッド外周部34と上記した溶着固定用座部53との間を溶着する座部溶着部55との間を分離する分離部61としても良い。
ここで、上記した「分離部61」は、外周溶着部42と座部溶着部55とを不連続にするための隙間部分とされる。図5の場合、分離部61は、溶着固定用座部53が外周フランジ部36と接する内側の辺部分に沿う直線状の部分に設けられる。また、図6、図7の場合、分離部61は、溶着固定用座部53が、外周フランジ部36およびモジュール取付枠部37と接する3辺を取囲むように「コ」字状に設けられる。この分離部61は、溶着リブを有さないリブ無部分、または、外周溶着部42と座部溶着部55とが分断されるリブ不連続部分などとされる。
または、図9に示すように、上記した剥離進展防止部56は、上記した外周溶着部42の、上記した座部溶着部55周辺に設けた溶着強化部62(または固定強化部、以下同様)としても良い。
ここで、上記した「溶着強化部62」は、例えば、図9(a)〜(d)に示すように、外周溶着部42の端部に止形状部を設けたものなどとされる。このうち、図9(a)の止形状部62aは、座部溶着部55の端部を他の部分よりも僅かに大きくした膨張部とされる。また、図9(b)の止形状部62bは、座部溶着部55の端部をL字状に曲げたL字状部とされる。そして、図9(c)の止形状部62cは、座部溶着部55の端部をT字状に広げたT字状部とされる。更に、図9(d)の止形状部62dは、隣接する複数の座部溶着部55の端部間を連結した複数連結部とされる。
或いは、例えば、図10〜図13に示すように、上記した剥離進展防止部56は、上記した分離部61に設けた、上記した外周フランジ部36に対する上記した溶着固定用座部53の変形または分離を許容可能な変形分離許容部63としても良い。
ここで、上記した「変形分離許容部63」は、外周フランジ部36に対して溶着固定用座部53を変形させる変形許容部と、外周フランジ部36に対して溶着固定用座部53を分離させる分離許容部とを含む脆弱部などとされる。この変形分離許容部63(脆弱部)は、溶着固定用座部53を、リッド外周部34に対して区画するように設けられる。
そして、上記した溶着固定用座部53は、上記した外周フランジ部36の外側または内側に設けられるようにしても良い。
溶着固定用座部53が、上記した外周フランジ部36の外側に設けられるとは、既に上記した図5のような場合である。
更に、図14に示すように、上記した溶着固定用座部53は、上記した外周フランジ部36の外側に張出すように設けられると共に、上記した溶着固定用座部53が、上記した外周フランジ部36との境界部分に応力集中形状部64を有するものとしても良い。
ここで、上記した「応力集中形状部64」は、溶着固定用座部53を、例えば、外周フランジ部36側の辺部が上底となり、反対側の辺部が下底となる台形状(非矩形状)にして、溶着固定用座部53と外周フランジ部36とが交わる部分に鋭角のコーナー部を有するものとすることができる。
上記したエアバッグモジュール23が作動した際の反力で上記したリッド外周部34と上記した溶着固定用座部53との間の溶着部分が簡単に剥がれてしまうのを防止するために、剥離防止部71を設けるようにすることができる。
エアバッグモジュール23にフランジ取付用アーム部51を設けると共に、外周フランジ部36にアーム固定部52を設けて、フランジ取付用アーム部51をアーム固定部52に固定することにより、エアバッグモジュール23のガタ付きや、異音の発生を防止することができる。また、エアバッグモジュール23のフック部39と、モジュール取付枠部37の係止用孔部38とが確実に係止されている、ということを保証できるようになる。
剥離進展防止部56が、図5〜図7に示すような、リッド外周部34と外周フランジ部36との間を溶着する外周溶着部42と、リッド外周部34と溶着固定用座部53との間を溶着する座部溶着部55との間を分離する分離部61であることにより(リブ無部分、または、リブ不連続部分)、剥離進展防止部56としての分離部61が、外周溶着部42と座部溶着部55との間を分離して独立のものとしているので、座部溶着部55に生じた剥離がそのまま直ちに外周溶着部42へ進展して行くのを防止することができる。
剥離進展防止部56が、図9(a)〜(e)に示すような、外周溶着部42の、座部溶着部55周辺に設けた溶着強化部62であることにより、剥離進展防止部56としての溶着強化部62が、外周溶着部42の座部溶着部55周辺の溶着力を強化するので、座部溶着部55に剥離が生じたとしても、剥離が進展しないように外周溶着部42自体の溶着力で耐えることができる。
剥離進展防止部56が、図10〜図13に示すような、分離部61に設けた、外周フランジ部36に対する溶着固定用座部53の変形または分離を許容可能な変形分離許容部63であることにより、剥離進展防止部56としての変形分離許容部63が、外周フランジ部36に対して溶着固定用座部53を変形または分離させることで、上記した反力が吸収されるので、座部溶着部55に生じた剥離が外周溶着部42へ進展するのを防止することができる。
図5に示すように、溶着固定用座部53が、外周フランジ部36の外側に設けられたことにより、溶着固定用座部53を外周フランジ部36から構造的に独立させると共に、外周フランジ部36を周方向に連続したものとすることができるので、外周フランジ部36のリッド外周部34に対する溶着力を高めると共に、剥離進展防止部56をより有利に設けることができる。
溶着固定用座部53が、図14に示すように、外周フランジ部36の外側に張出すように設けられると共に、溶着固定用座部53が、外周フランジ部36との境界部分に応力集中形状部64を有することにより、溶着固定用座部53と外周フランジ部36との境界部分に意図的に設けられた応力集中形状部64が、エアバッグモジュール23が作動した際の反力が集中し易い位置となるので、この応力集中形状部64に上記した各剥離進展防止部56を設けることにより、剥離進展防止部56をより有効に機能させることができるようになる。
図15〜図17および図8などに示すように、フランジ取付用アーム部51やアーム固定部52に、剥離防止部71を設けることにより、上記したエアバッグモジュール23が作動した際の反力で上記したリッド外周部34と上記した溶着固定用座部53との間の溶着部分が簡単に剥がれてしまうのを防止することができる。これにより、上記した各剥離進展防止部56が機能する前に、リッド外周部34と外周フランジ部36との溶着部分への剥離の進展を未然に防ぐことができる。
22 エアバッグ装置
23 エアバッグモジュール
24 エアバッグリッド部材
31 樹脂製補強部材
32 開裂溝部
33 リッド部
34 リッド外周部
35 開閉ドア部
36 外周フランジ部
37 モジュール取付枠部
38 係止用孔部
39 フック部
42 外周溶着部
51 フランジ取付用アーム部
52 アーム固定部
53 溶着固定用座部
54 取付用ボス部
55 座部溶着部
56 剥離進展防止部
61 分離部
62 溶着強化部
63 変形分離許容部
64 応力集中形状部
71 剥離防止部
72 変形可能部
73 屈曲形状部
74 変形力設定調整手段
75 分離可能部
Claims (6)
- エアバッグリッド部材の裏面側に、樹脂製補強部材を介してエアバッグモジュールが取付けられていると共に、
前記エアバッグリッド部材が、閉ループ状の開裂溝部により区画された、エアバッグモジュールの作動によって膨出用開口部を開成させるリッド部と、該リッド部の外周側を取囲むリッド外周部とを有し、
前記樹脂製補強部材が、前記リッド部の裏面側に固定されている開閉ドア部と、
前記リッド外周部の裏面側に固定されている外周フランジ部と、
前記開閉ドア部と外周フランジ部との間に、前記膨出用開口部を包囲するように設けられているモジュール取付枠部とを有し、
前記エアバッグモジュールが、前記モジュール取付枠部の内部にその上部を挿入されている状態で、前記モジュール取付枠部の側面に設けられている係止用孔部に対し、前記エアバッグモジュールに設けられているフック部が係止可能となるように遊嵌状態で挿入されている車両用エアバッグ装置において、
前記エアバッグモジュールに、前記外周フランジ部に対して固定可能なフランジ取付用アーム部を設け、
前記外周フランジ部に、前記フランジ取付用アーム部を固定可能なアーム固定部を設けると共に、
該アーム固定部が、前記リッド外周部の裏面側に固定されている固定用座部と、該固定用座部に一体に設けられて前記フランジ取付用アーム部の先端部が固定されている取付用ボス部とを有し、
更に、前記エアバッグモジュールが作動した際の反力で前記リッド外周部と前記固定用座部との固定部分が剥がれた場合に、当該剥がれが前記リッド外周部と前記外周フランジ部との固定部分に進展しないようにするための剥離進展防止部を設けたことを特徴とする車両用エアバッグ装置。 - 前記剥離進展防止部が、前記リッド外周部と前記外周フランジ部との間を固定している外周固定部と、前記リッド外周部と前記固定用座部との間を固定している座部固定部との間を分離させている分離部であることを特徴とする請求項1に記載の車両用エアバッグ装置。
- 前記剥離進展防止部が、前記外周固定部の、前記座部固定部周辺に設けた固定強化部であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用エアバッグ装置。
- 前記剥離進展防止部が、前記分離部に設けた、前記外周フランジ部に対する前記固定用座部の変形または分離を許容可能な変形分離許容部であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両用エアバッグ装置。
- 前記固定用座部が、前記外周フランジ部の外側または内側に設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用エアバッグ装置。
- 前記固定用座部が、前記外周フランジ部の外側に張出すように設けられると共に、前記固定用座部が、前記外周フランジ部との境界部分に応力集中形状部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用エアバッグ装置。
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