JP2008074307A - アシストグリップ取付構造 - Google Patents

アシストグリップ取付構造 Download PDF

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Yasutsugu Kawatsu
康嗣 川津
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Abstract

【課題】アシストグリップが設けられた位置でもカーテンエアバッグの展開に対する抵抗力をより低くすることが可能な新規な構造を得る。
【解決手段】カーテンエアバッグ11が膨張展開した際に、当該カーテンエアバッグ11にルーフライニング2を介して押されたアシストグリップ1が、クリップベース5に対して車幅方向車両中心側に移動可能となるように構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、アシストグリップ取付構造に関する。
従来、天井の側縁に沿うようにルーフトリムの裏側に折り畳んだ状態で格納されて当該ルーフトリムを押しのけて車室内に膨張展開可能なカーテンエアバッグを備えるとともに、当該カーテンエアバッグに対して車幅方向車両中心側に近接した位置にクリップベースを介して車体に取り付けられたアシストグリップを備えるアシストグリップ取付構造が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の構造では、アシストグリップが設けられた位置でルーフトリムによるカーテンエアバッグの展開に対する抵抗力が大きくなるため、ルーフトリムに線状脆弱部を設けて、抵抗力を下げるようにしていた。
特開2004−130990号公報
しかしながら、線状脆弱部を設けた分、ルーフトリムの剛性が低下して、乗員が手を触れたときにベコツキ感を感じる可能性があるという問題があった。
そこで、本発明は、アシストグリップが設けられた位置でもカーテンエアバッグの展開に対する抵抗力をより低くすることが可能な新規な構造を得ることを目的とする。
本発明にあっては、内張部材の裏側に折り畳んだ状態で格納されて当該内張部材を押しのけて車室内に膨張展開可能なエアバッグを備えるとともに、当該エアバッグに近接した位置にベース部材を介して取り付けられたアシストグリップを備えるアシストグリップ取付構造において、前記エアバッグが膨張展開した際に、当該エアバッグに押された前記アシストグリップが前記ベース部材に対して移動可能となるように、当該アシストグリップをベース部材に支持させたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、エアバッグが膨張展開する際に、当該エアバッグによってアシストグリップが移動する分、エアバッグが膨張展開する際の抵抗力をより低くすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかるアシストグリップを車室内側かつ下側から見た斜視図、図2は、図1のII−II断面図、図3は、カーテンエアバッグが膨張展開した状態における図1のII−II断面図である。なお、図中、UPは車両上方、INは車幅方向車両中心側(車室内側)を示す。
本実施形態にかかるアシストグリップ1は、車室内の乗員が乗車時や乗降時等に掴持して体を支えるのに利用することができるよう、天井の側縁部(天井面と車室側面との境界部;ルーフレール側部)の車体にベース部材としてのクリップベース5を介して取り付けられている。
天井の側縁部では、ボディサイドインナパネル7とボディサイドアウタパネル8とが相互に接合されて前後方向に伸びる閉断面部材が構成されている。具体的には、ボディサイドインナパネル7およびボディサイドアウタパネル8の下側フランジ部7b,8a同士、ならびに上側フランジ部7c,8b同士が、それぞれスポット溶接によって接合されている。なお、上側フランジ部7c,8bには、ルーフパネル9のフランジ部9aも接合されている。
そして、ボディサイドインナパネル7には、車室内側に突出する舌片状のブラケット6が固定されており、このブラケット6にクリップベース5が取り付けられている。具体的には、ボディサイドインナパネル7の斜行壁部7aとブラケット6の下側フランジ部6aとが突き合わされてスポット溶接によって接合される一方、ブラケット6の先端側の突出壁部6bに形成された貫通孔6cにクリップベース5の差込部5bが差し込まれ、当該クリップベース5の環状溝部5c内に貫通孔6cの周縁部が嵌挿されることで、クリップベース5がブラケット6に固定されている。
アシストグリップ1は、図1に示すように、前後に間隔を空けて配置された二つのアーム部1a,1aとこれらアーム部1a,1a間で架設されて前後方向に伸びる把持部1bとが略U字状に接続された形状を備えており、アーム部1a,1aの根元部を中心として、把持部1bが天井に近接した状態(格納位置)と、天井から離間して車室内側に引き出された状態(使用位置)との間で回動可能となるようにしてある。具体的には、クリップベース5の頭部5aに形成された前後方向に伸びる円形断面の貫通孔5dに、アシストグリップ1に固定された円柱状または円筒状のピン4が嵌挿されて、貫通孔5dがピン4を回動可能に支持するようになっている。すなわち、本実施形態では、貫通孔5dが軸受部として機能している。なお、1cは、アーム部1aに形成された凹部であり、この凹部1c内にクリップベース5の頭部5aが収容されるようになっている。
内張部材としてのルーフライニング2は、ブラケット6の突出壁部6bの内側面に沿って設けられており、クリップベース5の部分では貫通孔2aが形成されて、この貫通孔2aをクリップベース5が貫通し、頭部5aと突出壁部6bとでルーフライニング2を挟持するようになっている。
そして、このルーフライニング2は、ブラケット6の下側まで伸びて、さらに車幅方向車室外側に向けて湾曲し、当該ブラケット6の下側かつボディサイドインナパネル7の車室内側との間に空間10を形成しながら、下側フランジ部7b,8aの近傍まで伸びている。そして、このルーフライニング2の裏側となる空間10に、カーテンエアバッグ11が折り畳まれた状態で格納される。なお、下側フランジ部7b,8aには、シールゴム3が装着されている。
ところで、図2(および図3)では、アシストグリップ1の一方のアーム部1aの断面についてのみ示しているが、他方のアーム部1aについても全く同様の構成を備えている。
以上の構成において、車両側面衝突時等に、センサ(図示せず)からの信号を受け、インフレータ(図示せず)からガスが供給されてカーテンエアバッグ11が膨張展開すると、膨張展開したカーテンエアバッグ11によってルーフライニング2が車幅方向車両中心側に押され、このルーフライニング2を介してアシストグリップ1が車幅方向車両中心側に押される。
ここで、本実施形態では、アシストグリップ1がクリップベース5に対して車幅方向車両中心側に移動可能となるように構成されている。
具体的には、図2および図3に示すように、クリップベース5の頭部5aに、軸受部としての貫通孔5dと連設されてピン4を受容可能な膨張展開時受容部としての円形断面の貫通孔5eを形成し、アシストグリップ1が膨張展開したカーテンエアバッグ11によって車室内側に押されたときに、ピン4が貫通孔5dから貫通孔5dに移動できるようにしてある。
かかる構成により、カーテンエアバッグ11の膨張展開時に、当該カーテンエアバッグ11によってルーフライニング2を介してアシストグリップ1が車幅方向車両中心側に押されて、ピン4が貫通孔5dから貫通孔5eに移動し、以て、当該アシストグリップ1が車幅方向車両中心側に移動することになり、その分、カーテンエアバッグ11が膨張展開(してルーフライニング2が車室内側に変形)する際の抵抗力が減るため、カーテンエアバッグ11がより小さい力でよりスムーズに膨張展開できるようになる。その結果、より展開パワーの小さいより小型のインフレータを適用できるという利点もある。
また、かかる構成によれば、従来のようにルーフライニングに脆弱部を設けずに済む分、ルーフライニングの剛性・強度を確保しながら、膨張展開に際しての抵抗力の低い構成を得ることができる。
さらに、本実施形態では、貫通孔5d,5eのうち、車幅方向車両中心側に位置する貫通孔5eを、貫通孔5dと略同じ高さ(貫通孔5eに対して略水平方向)か、または僅かに車両上方側に配置している。こうすることで、アシストグリップ1の通常使用時に、アシストグリップ1が車幅方向車両中心側に移動するのを抑制している。すなわち、通常使用時(使用位置)にはアシストグリップ1は車両下方側に引っ張られるため、貫通孔5eを貫通孔5dと略同じ高さか、または車両上方側に配置しておくことで、ピン4が貫通孔5dから貫通孔5eに移動するのを抑制することができるのである。
また、本実施形態では、貫通孔5dおよび貫通孔5eを、その断面が略だるま状となるように、同一の円形断面を有する貫通孔5dの中心と貫通孔5eの中心をそれらの直径より短い距離に配置して連設しており、これにより、貫通孔5d,5e間に、ピン4が移動するのを抑制する移動抵抗部として断面山形の突条5f,5fを形成している。これら突条5f,5fは、通常時には、ピン4が貫通孔5dから貫通孔5eに移動するのを規制するとともに、カーテンエアバッグ11の膨張展開時には、当該カーテンエアバッグ11からルーフライニング2を介してアシストグリップ1に印加された押圧荷重によって、ピン4が突条5f,5fを乗り越えて貫通孔5dから貫通孔5eに移動できる仕様(高さや素材(弾性))にしてある。
かかる構成により、通常時の使用によってアシストグリップ1が車幅方向車両中心側に移動するのをより一層確実に抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、アシストグリップがルーフレール側部以外の位置に設けられた場合についても本発明を同様に実施することができる。
また、軸受部、膨張展開時受容部、および移動抵抗部の構成は、上記実施形態には限定されず、各機能を達成できるものであれば別の形態でもよい。
また、上記実施形態では、軸受部および膨張展開時受容部がベース部材に形成され、それに嵌挿されるピンがアシストグリップに固定される場合を例示したが、これとは逆に、軸受部および膨張展開時受容部をアシストグリップ側に形成し、ピンをベース部材側に設けるようにしてもよい。ただし、この場合には、軸受部が車幅方向車両中心側に位置し、膨張展開時受容部が車幅方向外側に位置することになる。なお、ピンは、アシストグリップかベース部材のいずれか一方に支持(例えば回動可能に支持)されていればよく、固着されることは必須ではない。
本発明の実施形態にかかるアシストグリップを車室内側かつ下側から見た斜視図。 図1のII−II断面図。 カーテンエアバッグが膨張展開した状態における図1のII−II断面図。
符号の説明
1 アシストグリップ
2 ルーフライニング(内張部材)
4 ピン
5 クリップベース(ベース部材)
5d 貫通孔(軸受部)
5e 貫通孔(膨張展開時受容部)
5f 突条(抵抗部)
11 カーテンエアバッグ(エアバッグ)

Claims (5)

  1. 内張部材の裏側に折り畳んだ状態で格納されて当該内張部材を押しのけて車室内に膨張展開可能なエアバッグを備えるとともに、当該エアバッグに近接した位置にベース部材を介して取り付けられたアシストグリップを備えるアシストグリップ取付構造において、
    前記エアバッグが膨張展開した際に、当該エアバッグに押された前記アシストグリップが前記ベース部材に対して移動可能となるように、当該アシストグリップをベース部材に支持させたことを特徴とするアシストグリップ取付構造。
  2. 前記アシストグリップおよび前記ベース部材のうちいずれか一方に設けられたピンにより、前記アシストグリップは前記ベース部材に対して、使用位置と格納位置との間で回動可能であり、前記アシストグリップおよび前記ベース部材のうちいずれか他方には当該ピンが嵌挿される軸受部と、当該軸受部と連設されて当該ピンを受容可能な膨張展開時受容部とを設け、
    前記アシストグリップがエアバッグによって押されたときに、前記ピンが前記軸受部から前記膨張展開時受容部に相対移動できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のアシストグリップ取付構造。
  3. 前記エアバッグは、車両のルーフレール側部に配設されたカーテンエアバッグであり、
    前記軸受部および膨張展開時受容部のうち車幅方向車両中心側に設けた方を、他方より上に配置したことを特徴とする請求項2に記載のアシストグリップ取付構造。
  4. 前記軸受部と膨張展開時受容部との間に、通常時にはピンが軸受部から膨張展開時受容部へ移動するのを規制するとともにエアバッグの膨張展開時にはアシストグリップに印加された荷重によってピンが軸受部から膨張展開時受容部へ移動するのを許容する移動抵抗部を設けたことを特徴とする請求項2または3に記載のアシストグリップ取付構造。
  5. 前記ピンの、軸受部から膨張展開時受容部への移動方向は、略水平方向であることを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか一つに記載のアシストグリップ取付構造。
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