JP2011173551A - 車両のカーテンエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、カーテンエアバッグ本体の膨張展開時において、ピラートリムを破損させることなく安定してカーテンエアバッグ本体を展開させることができる車両のカーテンエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】車体のAピラー7とルーフサイドレール部30とにおいて、Aピラートリム41とルーフトリム42とに覆われた状態で車体前後方向に沿って配設され、車室内下方に向けて展開可能に折り畳まれたカーテンエアバッグ本体17を備え、Aピラートリム41の近傍に位置するカーテンエアバッグ本体17の膨張展開時の初期の展開力を、Aピラー7からAピラートリム41を離間させる離反方向に作用させて、該Aピラートリム41を車室内側に押し開くようにねじった状態のねじり部17bを設け、その少なくとも上面側を、支持ブラケット21で規制して車体に配設した。
【選択図】図3

Description

この発明は、車体の前側又は後側のピラー部とルーフサイドレール部とにおいて、ピラートリムとルーフトリムとに覆われた状態で車室内下方に向けて展開可能に折り畳まれたカーテンエアバッグ本体を備えた車両のカーテンエアバッグ装置に関する。
従来、車両においては、下記特許文献1に開示されているように、前方からの衝撃荷重から乗員を保護するためのエアバッグ装置に加えて、側方からの衝撃荷重からも乗員を保護するためのカーテンエアバッグ装置が備えられることがある。
このカーテンエアバッグ装置は、その本体が車体のルーフサイドレール部から前側、後側のピラー部に沿って車室内側に折り畳み状態で配設され、車体への側方からの衝撃荷重の作用時にインフレータからガスが供給されることにより膨張し、ウインドガラスやピラー内面に沿って展開するように構成されている。
ここで、カーテンエアバッグ装置の車室内側には、上記ルーフサイドレール部及びルーフパネルを覆うルーフトリム、並びに上記前側、後側ピラー部を覆うピラートリムが一般に設けられており、この場合、カーテンエアバッグ本体は、その膨張展開時の展開力によりルーフトリムの側縁部、及び該側縁部に連続するピラートリムの側縁部を押し広げて展開する。
特許第3498264号公報
ところで、一般に、ルーフトリムは軟質の樹脂等により構成される一方で、ピラートリムは比較的硬質の樹脂により構成されているが、これに起因して、カーテンエアバッグ本体の展開時に、ルーフトリムとピラートリムとの隣接部において以下のような問題が生じる虞がある。具体的には、ルーフトリムは、軟質なのでカーテンエアバッグ本体の展開時にその展開力により側縁部が容易に下方へ大きく押し広げられるように変形することとなるが、この時、ピラートリムとルーフトリムとの隣接部において、ピラートリムも硬質にもかかわらず、その側縁部が、上記展開の勢いによりルーフトリム同様に大きく押し広げられるように変形することにより、その結果、ピラートリムが破損する虞がある。
上記特許文献1では、カーテンエアバッグ本体を蛇腹状に折り畳むとともに、ピラー部の上方のルーフトリム(リッド)を押し開く(ここでは、ルーフサイドレール部から離間させる離反方向にルーフトリムを移動させて隙間を形成することを意味する。)方向にカーテンエアバッグ本体の展開方向を設定すべく、該カーテンエアバッグ本体の一部を他の部位からねじった状態で支持するものが開示されている。
上記特許文献1によれば、上記構成により、カーテンエアバッグ本体が膨張した時のルーフトリムの押し開き力を強くすることができるとしている。そして、これにより、ルーフトリムの下端部を容易に押し開いて変形させることが可能になり、その結果エアバッグ本体のピラー部の部位を素早く展開させることができるとしている。
しかしながら、上記特許文献1に開示されている従来技術は、あくまでも元々軟質で変形し易いルーフトリムの押し開き力を向上させ、ルーフトリムの変形をより容易にすることを目的としているに過ぎず、硬質なピラートリムの押し開きによる破損を抑制するものではない。
この発明は、カーテンエアバッグ本体の膨張展開時において、ピラートリムを破損させることなく安定してカーテンエアバッグ本体を展開させることができる車両のカーテンエアバッグ装置を提供することを目的とする。
この発明の車両のカーテンエアバッグ装置は、車体の前側又は後側のピラー部とルーフサイドレール部とにおいて、ピラートリムとルーフトリムとに覆われた状態で車体前後方向に沿って配設され、車室内下方に向けて展開可能に折り畳まれたカーテンエアバッグ本体を備えた車両のカーテンエアバッグ装置であって、上記ピラートリムの近傍に位置する上記カーテンエアバッグ本体の膨張展開時の初期の展開力を、上記ピラー部から上記ピラートリムを離間させる離反方向に作用させて、該ピラートリムを車室内側に押し開くようにねじった状態のねじり部をカーテンエアバッグ本体に設け、上記ねじり部の少なくとも上面側を、規制部材で規制して車体に配設したものである。
この構成によれば、膨張展開時の初期の展開力をピラー部からピラートリムを離間させる離反方向に作用させることができるため、硬質のピラートリムを変形させることなくこれを車室内側に押し開くことができ、ピラー部とピラートリムとの間に容易に隙間を形成することができる。
従って、ピラートリムを破損させることなく安定したカーテンエアバッグ本体の展開を達成できる。
この発明の一実施態様においては、上記ねじり部が、上記カーテンエアバッグ本体の重なりの方向が上記離反方向に略沿うように折り畳まれた蛇腹状の折り畳み部が設定され、膨張展開時の初期の展開力を上記離反方向に作用させて上記ピラートリムを車室内側に押し開き、上記ピラートリムと上記ピラー部との隙間から車室内下方に向けて展開する構成としたものである。
この構成によれば、ピラートリムの上記押し開きを確実に実行させることができるため、ピラートリムの破損防止と、カーテンエアバッグ本体の展開の安定性とを両立させる効果をより確実に達成できる。
この発明の一実施態様においては、上記ねじり部は、折り畳みの先端部が車体外側に位置するものである。
この構成によれば、カーテンエアバッグ本体の先端部を、膨張展開時に形成される上記隙間の近くに配置することができる。このため、上記隙間から車室内下方への展開をスムーズに行わせることができる。
この発明の一実施態様においては、上記規制部材が、上記ねじり部の上面側を規制する上部規制部と、上記ねじり部の車室内側の上部の側面側を規制する側部規制部とを備えたものである。
この構成によれば、カーテンエアバッグ本体の展開方向を適切に制御することができ、膨張展開時の初期における展開力を上記離反方向に作用させつつ、車室内下方への展開を確実に達成できる。
この発明の一実施態様においては、上記ピラートリムが、取付部材により上記ピラー部に取付けられており、膨張展開時の初期の展開力によって上記ピラー部に対し車室内側に押し開かれる方向に移動可能に支持されるものである。
この構成によれば、膨張展開時の初期の展開力で応答良くピラートリムを押し開くことができ、より安定したカーテンエアバッグ本体の展開を達成できる。
この発明の一実施態様においては、上記取付部材が、上記ねじり部に近接して配置されているものである。
この構成によれば、膨張展開時の初期の展開力をより確実に且つ素早く取付部材に作用させることができるため、膨張展開時の初期においては、より応答良くピラートリムを押し開くことができ、カーテンエアバッグ本体の展開の安定性をさらに向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記エアバッグ本体に対し膨張展開用のガスを供給するインフレータを上記ルーフサイドレール部に設け、上記ねじり部を、上記ピラー部と上記ルーフサイドレール部との隣接部と対応する位置に設けたものである。
ルーフサイドレール部にインフレータを設けた場合、インフレータによるガス供給開始直後には、先ずルーフサイドレール部に対応する部位から膨張が始まり、そこからピラー部へ向かって膨張部分が広がっていく。このため、ピラー部に対応するカーテンエアバッグ本体の部位では、その下部が、既に膨張が始まっているルーフサイドレール部の部位により下方に引っ張られるような状態となる。
従って、ルーフサイドレール部とピラー部との隣接部に位置するピラー部の部位では、ピラー部における他の部位よりも素早くピラートリムを押し開く必要がある。
この構成によれば、上記隣接部に対応する位置にねじり部を設けたことにより、上記離反方向の展開力を他の部位よりも素早く上記隣接部に作用させることができ、車室内側下方へのカーテンエアバッグ本体の展開をよりスムーズに行わせることができる。
この発明によれば、膨張展開時の初期の展開力をピラー部からピラートリムを離間させる離反方向に作用させることができるため、硬質のピラートリムを変形させることなくこれを車室内側に移動させることによって押し開くことができ、ピラー部とピラートリムとの間に容易に隙間を形成することができる。
従って、ピラートリムを破損させることなく安定したカーテンエアバッグ本体の展開を達成できる。
この発明の実施形態に係るカーテンエアバッグ本体、及びシートを車室内側から見た簡略側面断面図であって、カーテンエアバッグ本体の収納状態を示す図。 カーテンエアバッグ本体を車室内に膨張、展開させた時の状態を示すものであって、図1に対応した図。 ルーフサイドレール部とAピラーとの隣接部及びその周辺を車外側且つ車両前方から見た斜視図であって、インナパネルやアウタパネルを取外した状態を示す図。 図3のA−A線矢視断面相当の図。 図3の要部拡大図。 図5のB−B線矢視断面相当の図。 図5のC−C線矢視断面相当の図。 カーテンエアバッグ本体の展開状態を示す図4相当の図。 カーテンエアバッグ本体の展開状態を示す図6相当の図。 カーテンエアバッグ本体の展開状態を示す図7相当の図。 この発明の他の実施形態に係るルーフサイドレール部とAピラーとの隣接部及びその周辺を車外側且つ車両前方から見た要部斜視図。 この発明のさらに他の実施形態に係るカーテンエアバッグ本体、及びDピラーを車室内側から見た側面図。 図12のD−D線矢視断面図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係るカーテンエアバッグ本体17、及びシート2,3,4を車室内側から見た簡略側面断面図であって、カーテンエアバッグ本体17の収納状態を示す図である。また、図2は、カーテンエアバッグ本体17を車室内に膨張、展開させた時の状態を示すものであって、図1に対応した図である。図1に示すように、車両1は、前席シート2と、前席シート2の後方に配設された2列目シート3と、2列目シート3の後方に配設された3列目シート4とを有する。
また、この車両1は、乗員乗降用のサイドドアとして、前席シート2用のサイドドア5と、2列目シート3用のサイドドア6とを有すると共に、ピラーとして、前側から順に、前側のピラー(フロントピラー)としてのAピラー7、Bピラー8、Cピラー9、後側のピラー(リヤピラー)としてのDピラー10を有する。なお、図中において矢印(F)は車体前方、矢印(R)は車体後方を示す。
サイドドア5は、Aピラー7とBピラー8との間の乗降用開口11を開閉するもので、上下方向に開閉駆動されるサイドウインドガラス12を有する。また、サイドドア6は、Bピラー8とCピラー9との間の乗降用開口13を開閉するもので、上下方向に開閉駆動されるサイドウインドガラス14を有する。Cピラー9とDピラー10との間には、後部サイド開口15が設けられ、該後部サイド開口15がサイドウインドガラス16で覆われている。
この車両1には、側方衝突時あるいはその予知時や、横転時あるいはその予知時等に、上記3つのサイドウインドガラス12,14,16を含む車体側部内面を車室内から覆うカーテンエアバッグ本体17(以下、エアバッグ本体17と略記する。)が設けられている。Cピラー9の上部前方には、エアバッグ本体17に、供給系路19を介して膨張、展開用のガス圧を供給するインフレータ18が設けられている。本実施形態では、これらエアバッグ本体17、インフレータ18、供給経路19等によりカーテンエアバッグ装置20が構成されている。
エアバッグ本体17は、Aピラー7からルーフサイドレール部30を通ってDピラー10に至る内部空間に、蛇腹状に折り畳まれて1本の棒状体とされた状態で収納され、後述する支持ブラケット21等を介して車体に固定されている。そして、その膨張、展開時には、図2に示すように、サイドウインドガラス12,14,16の車室内側の面に沿うように車室内下方に展開し、これらのサイドウインドガラス12,14,16を車室内側から覆うように構成されている。また、エアバッグ本体17は、展開状態において下端が各サイドウインドガラス12,14,16の下縁部よりも若干下方に位置するようにその大きさが設定されている。
図3は、ルーフサイドレール部30とAピラー7との隣接部及びその周辺を車外側且つ車両前方から見た斜視図であって、インナパネル31やアウタパネル32を取外した状態を示す図である。なお、図中において矢印(IN)は車体内方、矢印(OUT)は車体外方を示す。エアバッグ本体17の上縁部には、図1〜図3に示すように、サイドウインドガラス12,14,16の上縁に沿って複数の支持ブラケット21,21,…が設けられている。また、エアバッグ本体17の前端部にはテザー17aが設けられ、該テザー17aがAピラー7の下部に固定されている。
また、各ピラー7〜10は、それぞれピラートリムによって車室内側から覆われており、例えば、Aピラー7は、図3に示すようなAピラートリム41によって覆われている。
また、ルーフサイドレール部30の車室内側は、ルーフトリム42によって覆われている。ルーフトリム42は、弾性体等の軟質材、例えば発砲ウレタン等の表面を不織布で覆ったもの等によって形成されており、手指で押圧した程度の外力でもって比較的容易に塑性、弾性変形し得るものとされている。Aピラートリム41等の各ピラートリムは、ルーフトリム42よりも硬質とされており、それぞれ硬質の合成樹脂、例えばポリプロピレンで形成されており、手指で押圧した程度の外力では容易には塑性変形しにくいものとされている。
図4は、図3のA−A線矢視断面相当の図である。車体の側面部は、その内面を構成するインナパネル31と、外面を構成するアウタパネル32と、後述する補強パネル33とを有し、このうちパネル31、32には、乗降用開口11,13及びサイドウインド15に対応する開口がそれぞれ設けられている。これらのうちの乗降用開口11,13の開口縁部に形成されたフランジ31f,32f,33f同士は、図4に示すように接合されている。このフランジ31f,32f,33f同士の接合部に、ウェザーストリップ34が固定されている。
また、インナパネル31及びアウタパネル32における開口11,13,15よりも上方の部分は、ルーフサイドレール部30を構成しており、このルーフサイドレール部30は、各ピラー7,8,9,10間においては、図4に示すように、上記インナパネル31とアウタパネル32とで上下端が接合された閉断面体として形成されている。このルーフサイドレール部30の前後に延びる空間内には、該ルーフサイドレール部30を補強する補強パネル33が設けられている。アウタパネル32の車幅方向内側の端部には、車体の天井部外面を構成するルーフパネル35の側端部が接合されている。
ルーフサイドレール部30では、エアバッグ本体17が、支持ブラケット21によって支持されるとともに、前後方向に間隔を置いて配置された複数の粘着テープ(図示せず)をエアバッグ本体17の外周に巻回してテープ留めすることにより、平面視において略前後方向に略直線的に収納されている。
ここで、支持ブラケット21は、図4に示すように、ボルト22B、ナット22Nといった締結部材によってインナパネル31に固定されており、これによって、エアバッグ本体17は支持ブラケット21を介してインナパネル31に支持されている。
また、ルーフサイドレール部30において、エアバッグ本体17は、ルーフサイドレール部30の前端部付近を除き、その重なり方向が、図4に示すように略上下方向に沿うように折り畳まれている。
一方、ルーフサイドレール部30の前端部、すなわちAピラー7との隣接部近傍では、エアバッグ本体17に図3、図5に示すようなねじり部17bが設けられている。ここで、ねじり部17b以外の他の部位では、エアバッグ本体17の先端部17cが、図4に示すように下端部に位置するように保持される一方、ねじり部17bでは、先端部17cが、図6に示すように車外側に位置するようにねじった状態で保持されている。そして、このねじり部17bでは、エアバッグ本体17の重なり方向が、図6に示すように略車幅方向に沿うように折り畳まれている。なお、図5は、図3の要部拡大図であり、図6は、図5のB−B線矢視断面相当の図である。
また、このねじり部17bに対応する位置では、これを支持する支持ブラケット21が、図6に示すように、ボルト22B、ナット22Nによってインナパネル31、及び該インナパネル31よりもさらに車室内側に位置する板状の補強部材36に締結固定されている。
ここで、支持ブラケット21は、図4〜図6に示すように、インナパネル31(補強パネル36)に固定される固定部21aから車室内側に延びる上部規制部21bと、該上部規制部21bの車室内側端部から下方に延びる側部規制部21cとを備えており、これら上部規制部21b及び側部規制部21cにより、エアバッグ本体17の上面側及び車室内側上部の側面部が規制されている。
また、このうち側部規制部21cは、ルーフトリム42に近接した位置に配設されている。これにより、乗員が車室内からルーフトリム42を押圧した時でも、ルーフトリム42が車外側に変位することを防止している。
次に、図3、図5、及び図7を参照して、Aピラートリム41の構造について説明する。図7は、図5のC−C線矢視断面相当の図である。Aピラートリム41の裏面側、即ち車外側には、図3に示すように、車外側に突出する複数の取付け座41a、41bが一体成形されている一方、後端部近傍には、図3、図5、図7に示すような別部材の取付け座43が配設されている。
また、Aピラートリム41の裏面側には、複数のリブからなる樹脂製の衝撃吸収部44が配設されている。なお、図7に示す部材FWGは、フロントウインドガラスであり、図3、図5では便宜上その図示を省略している。
ここで、取付け座41a、41b、43には、それぞれ車幅方向外側を略指向するように突出するクリップ部材45、45、46が取付けられており、これらクリップ部材45、45、46をインナパネル31及び補強部材36に嵌合することによってAピラートリム41がAピラー7に取付けられている。
このうち、クリップ部材46は、例えば特開2002−37007号公報に開示されているような構造であり、具体的には、図7に示すように、Aピラートリム41の裏面側に固定された取付け座43に対して取付けられたピン部材46Aと、インナパネル31及び補強部材36に対して取付けられた筒状のグロメット部材46Bとからなる。
ピン部材46Aは、グロメット部材46Bに対して挿入されているが、2段階の挿入深さ位置でもってその抜け止めが行われるようになっている。図7の状態は、ピン部材46Aがグロメット部材46Bに対して深く挿入された第1状態で、この第1状態では、Aピラートリム41がインナパネル31及び補強部材36に近接した所定の取付状態となる。
ピン部材46Aは、第1、第2フランジ部46a、46bの間に取付け座43が挟持されることで取付状態となる。そして、ピン部材46Aの脚部には、第1係止爪46cと第2係止爪46dとが形成されている。第1係止爪46cは第1フランジ部46aの近くに位置され、第2係止爪46dは脚部の先端部付近に位置されている。各係止爪46c、46dはそれぞれ、脚部の周方向に複数形成され、外力を受けない自由状態では外壁部の外周面よりも径方向外方側に突出しており、かつ脚部の径方向に弾性変形可能とされている。
一方、グロメット部材46Bは、筒部の基端部に形成されたフランジ部46eと、筒部の側面に形成された取付用係止爪46fと、後述する開口部46g及び係合部46hとから構成されている。取付用係止爪46fは、筒部の外周面よりも筒部径方向外方側へ若干突出しており、しかも筒部の径方向に弾性変形可能とされている。このような取付用係止爪46fは、筒部の周方向略等間隔に複数個設けられている。
本実施形態では、図7に示すように、グロメット部材46Bの筒部がインナパネル31及び補強部材36の取付孔31a、36aに挿入され、取付用係止爪46fとフランジ部46eとにより補強部材36を挟持した状態で取付られている。
ここで、図7に示すように、ピン部材46Aの脚部をグロメット部材46Bの筒部内に深く挿入した第1状態では、第1係止爪46cがグロメット部材46Bの側面に形成された開口部46gに位置してその縁部と係合状態にあり、第2係止爪46dが深く挿入された位置関係となっている。
ところで、本実施形態では、ルーフトリム42とAピラートリム41との隣接部に位置するねじり部17bでねじられた状態にあるエアバッグ本体17が、Aピラートリム41の前部に位置するテザー17a(図1、図3参照)に近づくにつれて逆方向にねじられており、換言すれば、図7に示すように、エアバッグ本体17の先端部17cを再び下端部に戻す方向にねじられている。
次に、エアバッグ本体17の展開動作について説明する。本実施形態では、エアバッグ本体17が収納状態の時に、側方衝突が検出された時あるいは予知された時や、車両の横転が検出された時あるいは予知された時等の所定条件が満足されると、インフレータ18が起爆される。そして、インフレータ18の起爆によって発生したガス圧が、供給系路19を介してエアバッグ本体17に供給され、これにより、エアバッグ本体17が、図2に示すように車室内下方に膨張、展開される。
その場合、ルーフサイドレール部30の、ピラーが存在しない部位においては、エアバッグ本体17の重なり方向が略上下方向に沿うように折り畳まれていることで、エアバッグ本体17の展開力は、主に図8にて太矢印で示すように下方に向かって作用することになる。このため、エアバッグ本体17の車室内下方への膨張、展開は、図示のようにルーフトリム42の側縁部をウェザーストリップ34から離脱させ、下方かつ車室内側に押し広げるように変形させることにより行われる。なお、ルーフトリム42は前述のように軟質なので容易に変形させることができる。
一方、ルーフサイドレール部30とAピラー7との隣接部近傍においては、エアバッグ本体17の重なり方向がねじり部17bで略車幅方向に沿うように折り畳まれていることで、ルーフサイドレール部30側では、図9に示すように、支持ブラケット21の上部規制部21b及び側部規制部21cにより、上面部及び車室内側上部の側面部の位置が規制されつつ、エアバッグ本体17の展開力が、主に図中太矢印で示すように車幅方向、つまりこの場合ルーフサイドレール部30からルーフトリム42を離間させる離反方向に作用することになる。
このため、エアバッグ本体17の車室内下方への膨張、展開は、ルーフトリム42の側縁部をウェザーストリップ34の溝から離脱させ、車室内側に押し広げるように変形させつつ、ルーフトリム42を車室内側へ押し開くことにより行われる。
一方、この時、上記隣接部近傍のAピラー7側では、エアバッグ本体17の車幅方向の展開力により、硬質のAピラートリム41がほとんど変形を伴うことなくAピラー7から離間する離反方向、つまりは車室内側に向かって押し開かれる。このため、エアバッグ本体17の車室内下方への膨張、展開は、Aピラートリム41の側縁部をウェザーストリップ34の溝から離脱させ、車室内側へ押し開くことにより行われる。
また、この時、Aピラー7に対応する部位では、Aピラートリム41を車室内側に向かって押し開く展開力により、クリップ部材46では、図10にて太矢印で示すように、ピン部材46Aがグロメット部材46Bから抜け出る方向の外力が作用する。このような外力が作用すると、第1係止爪46cと開口部46gの縁部との係合が解除される一方、あらたに第2係止爪46dがグロメット部材46Bの先端に形成された係合部46hに係合され、ピン部材46Aがグロメット部材46Bに対して浅く挿入された第2状態となる。
この第2状態では、Aピラートリム41がインナパネル31及び補強部材36から離間することで、Aピラートリム41はほとんど変形を伴うことなく全体的に車室内側へ押し開かれる。そして、その側縁部がウェザーストリップ34の溝から離脱し、両者の間に隙間が形成される。これにより、エアバッグ本体17の車室内下方への膨張、展開は、Aピラートリム41を押し開くことにより形成された上記隙間を通して行われる。
このように、本実施形態では、Aピラートリム41の近傍に位置するエアバッグ本体17にねじり部17bを設けたことにより、その膨張展開時の初期の展開力をAピラー7からAピラートリム41を離間させる離反方向に作用させることができる。このため、硬質のAピラートリム41を変形させることなくこれを車室内側に押し開くことができ、Aピラー7とAピラートリム41との間に容易に隙間を形成することができる。従って、Aピラートリム41を破損させることなく安定したエアバッグ本体17の展開を達成できる。
また、ねじり部17bでは、蛇腹に折り畳まれたエアバッグ本体17の重なり方向が、上記離反方向に設定されていることで、Aピラートリム41の上記押し開きを確実に実行させることができる。このため、Aピラートリム41の破損防止と、エアバッグ本体17の展開の安定性とを両立させる効果をより確実に達成できる。
また、ねじり部17bにおいてエアバッグ本体17の先端部17cを車外側に位置させることで、先端部17cを、膨張展開時に形成される上記隙間の近くに配置することができる。このため、上記隙間から車室内下方への展開をスムーズに行わせることができる。
また、支持ブラケット21に上部規制部21bと側部規制部21cとを備えることにより、エアバッグ本体17の展開方向を適切に制御することができ、膨張展開時の初期における展開力を上記離反方向に作用させつつ、車室内下方への展開を確実に達成できる。
また、Aピラートリム41が、クリップ部材46により、膨張展開時の初期の展開力によってAピラー7に対し車室内側に押し開かれる方向に移動可能に支持されることで、膨張展開時の初期の展開力で応答良くAピラートリム41を押し開くことができ、より安定したエアバッグ本体17の展開を達成できる。
ところで、インフレータ18によるガス供給開始直後には、先ずAピラー7より後方のルーフサイドレール部30に対応する部位から膨張が始まり、そこから前方のAピラー7等へ向かって膨張部分が広がっていく。このため、Aピラー7に対応するエアバッグ本体17の部位では、その下部が、既に膨張が始まっている後方の部位により下方に引っ張られるような状態となる。
従って、ルーフサイドレール部30にインフレータ18を設けた本実施形態の場合、ルーフサイドレール部30とAピラー7との隣接部に位置するAピラー7の後端部では、Aピラー7における他の部位よりも素早くAピラートリム41を押し開く必要がある。
本実施形態では、上記隣接部に対応する位置にねじり部17bを設けたことにより、上記離反方向の展開力を他の部位よりも素早く上記隣接部に作用させることができ、車室内側下方へのエアバッグ本体17の展開をよりスムーズに行わせることができる。
一方、Aピラートリム41の前側に位置するテザー17aに近づくにつれてエアバッグ本体17の先端部17cを再び下端部に戻す方向にねじることで、Aピラー7に対応する部位において、エアバッグ本体17の車室下方への展開を促進させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態のように、ルーフサイドレール部30とAピラー7との隣接部に対応する位置にねじり部17bを設けることに必ずしも限定されない。例えば、図11に示すエアバッグ本体17′のように、そのねじり部17b′をさらに前方に配置して、図示のようにクリップ部材46の近傍に設けてもよい。
この場合、膨張展開時の初期の展開力をより確実に且つ素早くクリップ部材46に作用させることができるため、膨張展開時の初期においては、より応答良くAピラートリム41を押し開くことができ、エアバッグ本体17の展開の安定性をさらに向上させることができる。なお、図11において、図1〜図10に示す最初の実施形態と同様の構成要素については、同一の番号を付して説明を省略する。
また、本発明は、車両1のピラー部のうち、車両前側のAピラー7の近傍にねじり部17bを設けることに必ずしも限定されない。例えば、図12、図13に示すカーテンエアバッグ装置60のエアバッグ本体57のように、車両後側のDピラー10の近傍にねじり部57bを設けてもよい。なお、図12、図13において、図1〜図10に示す最初の実施形態と同様の構成要素については、同一の番号を付して説明を省略する。
Dピラー10は、図12、図13に示すインナパネル81とアウタパネル82とによって閉断面状に形成され、その前端部には、図13に示すように、それぞれ前方へ短く延びるフランジ81f、82fが形成されている。サイドウインドガラス16の後縁部は、接着剤83を介してフランジ部82fの外面に固定されている。
このようなDピラー10を覆うDピラートリム91は、図13に示すように、略水平方向での断面形状が略L字状とされていて、前後方向に幅広く延びる側面部91aと、側面部91aの前端から車幅方向外側に延長されると共に車幅方向に幅広く延びる前面部91bとを有する。そして、前面部91bの車外側側縁部が、サイドウインドガラス16の後縁部直近に位置されて、フランジ部81f、82fの近傍まで延設されている。
また、カーテンエアバッグ装置60のうち、収納状態にあるエアバッグ本体57は、Dピラー10の近傍において、支持ブラケット92、93等を介して車体に支持される。図12に示される支持ブラケット92は、ルーフサイドレール部30への取付け用であり、図12、図13に示される支持ブラケット93は、Dピラー10への取付け用である。これら支持ブラケット92、93により、収納状態にあるエアバッグ本体57は、サイドウインドガラス16の上縁部から後縁部に沿って支持される。
ここで、支持部ブラケット92は、収納状態にあるエアバッグ本体57の車室内側を覆うべく前面視の断面形状が略コ字状をなしており、その一部に形成された取付部92aがボルト94B、ナット(ここでは不図示)等の締結部材によってルーフサイドレール部30のインナパネル31に締結され、所定位置に固定されている。
また、支持ブラケット93は、収納状態にあるエアバッグ本体57の車室内側の位置を規制する板状部材とされ、その車外側には、エアバッグ本体57の車室内側の位置を規制する規制部93aが形成されている。
また、支持ブラケット93には、上下に取付部93bが形成されており、各取付部93bには係合爪93cが形成されている。支持ブラケット93は、Dピラー10のインナパネル81に形成された係合孔81aの縁部に係合爪93cが係合し、且つ取付部93bがボルト95B、95N等の締結部材によってインナパネル81に締結されることで所定位置に固定されている。
さらに、各支持ブラケット92、93に対応して、エアバッグ本体57の外周には粘着テープ96、96、…が巻回されており、これによって、エアバッグ本体57の収納状態が保持されている。
また、図12、図13に示す本実施形態では、Dピラー10の近傍において、エアバッグ本体57にねじり部57bが設けられており、このねじり部57bでは、他の部位において下端部に位置していたエアバッグ本体57の先端部57cが、車外側に位置するようにねじった状態で保持されている。そして、このねじり部57bでは、エアバッグ本体57の重なり方向が、図13に示すように、略前方且つ車室内側を向くように折り畳まれている。
本実施形態では、上述したように、ねじり部57bでの折り畳みの重なり方向が略前方且つ車室内側を向くように設定されることで、エアバッグ本体57が膨張、展開する際、上記隣接部及びDピラー10では、図13に示すように、支持ブラケット93の規制部93aにより、車室内側の一部が規制されつつ、エアバッグ本体57の展開力が、主に車両前方且つ車室内側、つまりはDピラー10からDピラートリム91を離間させる離反方向に作用することになる。
この場合、硬質のDピラートリム91は、ほとんど変形を伴うことなくDピラー10から離間する離反方向に向かって押し開かれる。このため、エアバッグ本体57の車室内下方への膨張、展開は、図13にて二点鎖線で示すように、Dピラートリム91の車外側側縁部をDピラー10のインナパネル81、アウタアパネル82のフランジ部81f、82fから離間させ、車室内側へ押し開くことにより行われる。
このように、本実施形態では、Dピラートリム91の近傍に位置するエアバッグ本体57にねじり部57bを設けたことにより、その膨張展開時の初期の展開力をDピラー10からDピラートリム91を離間させる離反方向に作用させることができる。このため、硬質のDピラートリム91を変形させることなくこれを車室内側に押し開くことができ、Dピラー10とDピラートリム91との間に容易に隙間を形成することができる。従って、Dピラートリム91を破損させることなく安定したエアバッグ本体57の展開を達成できる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の、前側のピラーは、Aピラー7に対応し、
以下同様に、
後側のピラーは、Dピラー10に対応し、
規制部材は、支持ブラケット21、93に対応し、
取付部材は、クリップ部材46に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
7…Aピラー
10…Dピラー
17、17′、57…カーテンエアバッグ本体
17b、17b′、57b…ねじり部
17c、57c…先端部
18…インフレータ
20、60…カーテンエアバッグ装置
21、93…支持ブラケット
21b…上部規制部
21c…側部規制部
30…ルーフサイドレール部
41…Aピラートリム
42…ルーフトリム
46…クリップ部
91…Dピラートリム

Claims (7)

  1. 車体の前側又は後側のピラー部とルーフサイドレール部とにおいて、ピラートリムとルーフトリムとに覆われた状態で車体前後方向に沿って配設され、
    車室内下方に向けて展開可能に折り畳まれたカーテンエアバッグ本体を備えた車両のカーテンエアバッグ装置であって、
    上記ピラートリムの近傍に位置する上記カーテンエアバッグ本体の膨張展開時の初期の展開力を、上記ピラー部から上記ピラートリムを離間させる離反方向に作用させて、該ピラートリムを車室内側に押し開くようにねじった状態のねじり部をカーテンエアバッグ本体に設け、
    上記ねじり部の少なくとも上面側を、規制部材で規制して車体に配設した
    車両のカーテンエアバッグ装置。
  2. 上記ねじり部は、上記カーテンエアバッグ本体の重なりの方向が上記離反方向に略沿うように折り畳まれた蛇腹状の折り畳み部が設定され、
    膨張展開時の初期の展開力を上記離反方向に作用させて上記ピラートリムを車室内側に押し開き、上記ピラートリムと上記ピラー部との隙間から車室内下方に向けて展開する構成とした
    請求項1記載の車両のカーテンエアバッグ装置。
  3. 上記ねじり部は、折り畳みの先端部が車体外側に位置する
    請求項1または2記載の車両のカーテンエアバッグ装置。
  4. 上記規制部材は、上記ねじり部の上面側を規制する上部規制部と、
    上記ねじり部の車室内側の上部の側面側を規制する側部規制部とを備えた
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両のカーテンエアバッグ装置。
  5. 上記ピラートリムは、取付部材により上記ピラー部に取付けられており、
    膨張展開時の初期の展開力によって上記ピラー部に対し車室内側に押し開かれる方向に移動可能に支持される
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両のカーテンエアバッグ装置。
  6. 上記取付部材は、上記ねじり部に近接して配置されている
    請求項5記載の車両のカーテンエアバッグ装置。
  7. 上記エアバッグ本体に対し膨張展開用のガスを供給するインフレータを上記ルーフサイドレール部に設け、
    上記ねじり部を、上記ピラー部と上記ルーフサイドレール部との隣接部と対応する位置に設けた
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両のカーテンエアバッグ装置。
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