JP2007221558A - Fm送信機およびこれを用いた小型電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】FM送信機の回路規模を縮小する。
【解決手段】ステレオ変調器10は、入力されたオーディオ信号S1L、S1Rをステレオコンポジット信号S2に変換する。周波数変調器20は、PLL回路を含み、ステレオ変調器10から出力されたステレオコンポジット信号S2を変調信号として、周波数変調を実行する。第1プログラマブル分周器40、第2プログラマブル分周器42は、外部から入力された外部クロック信号CKextを、それぞれに設定された第1分周比n1、第2分周比n2で分周して出力する。第1プログラマブル分周器40から出力される第1クロック信号CK1を、ステレオコンポジット信号S2を生成するための基準クロック信号とし、第2プログラマブル分周器42から出力される第2クロック信号CK2を、PLL回路の基準クロック信号とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステレオコンポジット信号を生成し、周波数変調して出力するFM送信機に関する。
オーディオ信号をステレオコンポジット信号に変換し、周波数変調器を用いて周波数変調して出力するFM送信機が知られている。このようなFM送信機は、オーディオ信号をRCAケーブルなどの配線を介さずに伝送することができるため、カーオーディオのCDチェンジャとメインのヘッドユニット間の信号の伝送などに利用されている。さらに近年、ハードディスクオーディオ機器、メモリオーディオ機器、音楽再生機能を有する携帯電話端末が著しい普及を見せているが、こうした小型電子機器に蓄えられた楽曲データを、据え置き型のオーディオコンポ等のスピーカから再生する用途にも、FM送信機が用いられている。
FM送信機を、携帯電話端末などの小型電子機器に内蔵する場合、回路の小型化が非常に重要な課題となる。FM送信機においては、オーディオ信号をステレオコンポジット信号に変換し、ステレオコンポジット信号を用いて周波数変調を行い、増幅した後にアンテナから放出する。ステレオコンポジット信号の生成には、38kHzの副搬送波と、19kHzとパイロット信号が使用される。さらにPLLを用いた直接変調方式によって周波数変調を行う場合、搬送波の周波数を決定するための基準クロック信号が必要とされる。
特開平9−069729号公報 特開平10−013370号公報
これらの信号を生成するために、従来のFM送信機では、PLLの基準クロック信号の周波数(たとえば200kHz)と、ステレオコンポジット信号の生成に必要な周波数(19kHzおよび38kHz)の整数倍、好ましくはこれらの公約数倍の周波数で発振する水晶振動子をFM送信機専用に搭載する必要があった。しかしながら、水晶振動子は実装面積が大きくまた高価であるため、小型電子機器の小型化、低コスト化を妨げる要因となっていた。また、FM送信機で必要とする水晶振動子の発振周波数は、小型電子機器の他のブロックと共有することが困難であった。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、回路規模を縮小したFM送信機の提供にある。
本発明のある態様のFM送信機は、入力されたオーディオ信号をステレオコンポジット信号に変換するステレオ変調器と、PLL(Phase Locked Loop)回路を含み、ステレオ変調器から出力されたステレオコンポジット信号を変調信号として、周波数変調を実行する周波数変調器と、入力された外部クロック信号を、それぞれに設定された第1、第2の分周比で分周して出力する第1、第2プログラマブル分周器と、を備える。第1プログラマブル分周器の出力信号を、ステレオコンポジット信号を生成するための基準クロック信号とし、第2プログラマブル分周器の出力信号を、PLL回路の基準クロック信号とする。
この態様によると、ステレオコンポジット信号の生成用の基準クロック信号と、PLL回路の基準クロック信号を、プログラマブル分周器を用いて同一の外部クロック信号から生成するため、専用の発振器を設ける必要がなく、回路規模を縮小することができる。また、外部クロック信号の周波数が、FM送信機が搭載されるセットごとに異なる場合でも、第1、第2プログラマブル分周器の分周比を、独立に設定することができるため、所望の基準クロックを得ることができる。
PLL回路の基準クロック信号の周波数は、周波数変調器から出力される被変調信号として必要な周波数が得られる値に設定されるとともに、外部クロック信号の周波数は、PLL回路の基準クロック信号の周波数の整数倍に設定されてもよい。
PLL回路の基準クロック信号は、FM送信機の搬送波の周波数に影響するため、高精度で生成すべきであるのに対して、ステレオコンポジット信号の生成用の基準クロック信号の周波数精度は、それほど高く要求されない。そこで、外部クロック信号の周波数と、PLL回路の基準クロック信号の周波数との関係を優先的に規定することにより、FM送信機全体の性能を上げることができる。
ある態様のFM変調器は、ステレオ変調器の前段に設けられ、入力されたオーディオ信号の帯域を補正し、ステレオ変調器へと出力するフィルタと、外部クロック信号を、設定された第3の分周比で分周して出力する第3プログラマブル分周器と、をさらに備えてもよい。フィルタを、スイッチング素子を含むスイッチトキャパシタフィルタで構成するとともに、第3プログラマブル分周器の出力信号を、スイッチング素子をオンオフするためのクロック信号として用いてもよい。
この場合、第3プログラマブル分周器を追加することにより、スイッチトキャパシタフィルタに必要なクロック信号を生成することができ、回路を簡素化することができる。
外部クロック信号は、本FM送信機が搭載されるセットのシステムクロックであってもよい。FM送信機を、上述の構成とすることにより、第1、第2プログラマブル分周器の分周比を独立に変更できるため、外部クロック信号の周波数は、特定の値に限定されることはない。そこで、セットのシステムクロックを起源として、FM送信機の内部のクロック信号を生成することにより、FM送信機専用の発振器が不要となり、セットを簡素化することができる。
FM送信機は、ひとつの半導体基板上に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。FM送信機を1つのLSIとして集積化することにより、回路面積を削減することができる。
本発明の別の態様は、小型電子機器である。この小型電子機器は、所定の周波数のシステムクロックを生成する発振器と、発振器により生成されるシステムクロックが入力されたFM送信機と、FM送信機の出力信号を外部へと送信するためのアンテナと、を備える。
この態様によれば、FM送信機を簡素化することにより、機器全体を小型化、簡素化することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、FM送信機の回路規模を縮小することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るFM送信機100の構成を示す回路図である。FM送信機100は、入力端子102に入力されたLチャンネルとRチャンネルからなるステレオオーディオ信号S1L、S1Rを、ステレオコンポジット信号に変換し、さらに周波数変調した後に、増幅し、出力端子104から出力する。FM送信機100は、1つの半導体基板上に機能ICとして一体集積化されている。なお、入力端子102に入力されるオーディオ信号は、モノラルであってもよい。
まず、FM送信機100における信号処理の内容を概説する。ステレオ変調器10は、入力されたオーディオ信号S1L、S1Rをステレオコンポジット信号S2に変換する。周波数変調器20は、後述のように、PLL回路を含み、ステレオ変調器10から出力されたステレオコンポジット信号S2を変調信号として、周波数変調を実行する。周波数変調器20は、搬送周波数を有する高周波信号S3をパワーアンプ30へと出力する。パワーアンプ30は、入力された高周波信号S3を増幅し、出力端子104から出力する。
クロック入力端子106には、外部クロック信号CKextが入力される。この外部クロック信号CKextの周波数の条件としては予めFM送信機100の仕様として決定しておくことが望ましい。たとえば、ある態様のFM送信機100においては、外部クロック信号CKextの周波数は、10MHz〜20MHzの間で、所定の周波数幅Δfごとに刻まれた周波数のいずれかとして入力されるものとする。
第1プログラマブル分周器40は、外部から入力された外部クロック信号CKextを、予め設定された第1分周比n1で分周し、ステレオ変調器10へと出力する。すなわち、ステレオ変調器10に入力される第1クロック信号CK1の周波数f1は、外部クロック信号CKextの周波数fextを用いて、f1=fext/n1で与えられる。第1プログラマブル分周器40から出力される第1クロック信号CK1は、ステレオ変調器10において、ステレオコンポジット信号S2を生成するための基準クロック信号として使用される。本実施の形態において、第1分周比n1は、第1クロック信号CK1の周波数f1が38kHzに最も近い値となるように設定する。
第2プログラマブル分周器42は、外部クロック信号CKextを、予め設定した第2分周比n2で分周し、周波数変調器20へと出力する。すなわち、周波数変調器20に入力される第2クロック信号CK2の周波数f2は、外部クロック信号CKextの周波数fextを用いて、f2=fext/n2で与えられる。第2プログラマブル分周器42から出力される第2クロック信号CK2は、周波数変調器20のPLL回路の基準クロック信号として使用される。
図2は、図1のFM送信機100のステレオ変調器10、周波数変調器20の内部構成を示すブロック図である。はじめに、ステレオ変調器10、周波数変調器20の構成、動作については、広く知られているため、ここでは簡単に説明する。以降の図において、既出の構成要素と同一または同等の構成要素には、同一の符号を付すものとし、適宜説明を省略する。
ステレオ変調器10は、加算器12、減算器13、加算器14、振幅変調器15、マルチプレクサ16、1/2分周器17を含む。加算器12は、LチャンネルとRチャンネルのステレオオーディオ信号を加算し、和信号L+Rを生成する。減算器13は、LチャンネルとRチャンネルのステレオオーディオ信号から差信号L−Rを生成する。振幅変調器15は、差信号L−Rを用いて、図1の第1プログラマブル分周器40から出力された38kHzの第1クロック信号CK1を振幅変調する。マルチプレクサ16は、和信号L+Rを、振幅変調器15から出力される副搬送波S1’を合成する。1/2分周器17は、38kHzの第1クロック信号CK1を1/2分周し、19kHzのパイロット信号Spを生成する。加算器14は、マルチプレクサ16の出力信号と、パイロット信号Spを合成して、ステレオコンポジット信号S2を生成する。
周波数変調器20は、VCO22、分周器24、位相比較器26、ループフィルタ28、加算器29を含む。
VCO22は、制御電圧Vcntに応じた周波数で発振する。VCO22の出力信号S3は、被変調信号として外部へと出力されるとともに、分周器24へと入力される。分周器24は、VCO22の出力信号S3の周波数frfを、1/n(nは自然数)に分周し、帰還信号Sfbを出力する。位相比較器26には、分周器24から出力される周波数frf/nの帰還信号Sfbを、基準クロック信号CKrefと比較し、2つの信号の位相差に応じた電圧(以下、位相差電圧Vpcという)を出力する。PLL回路の基準クロック信号CKrefは、上述のように、図1の第2プログラマブル分周器42から出力される第2クロック信号CK2である。
ループフィルタ28は、位相比較器26から出力される位相差電圧Vpcの高周波成分を除去し、加算器29に出力する。加算器29は、ステレオ変調器10から出力されたステレオコンポジット信号S2を、ループフィルタ28の出力信号に重畳し、制御電圧Vcntとして出力する。
VCO22の出力信号S3は、搬送周波数frf=CK2×nであり、ステレオコンポジット信号S2によって周波数変調された信号となる。
ここで、PLL回路の基準クロック信号CKref(=CK2)の周波数は、周波数変調器20から出力される被変調信号S3として必要な周波数が得られる値に設定される。すなわち、被搬送波の周波数を100kHzステップで変化させたい場合、基準クロック信号CKrefの周波数は、100kHz、あるいはその約数に設定する。もし、周波数変調器20の後段に1/2分周器をさらに設け、出力信号S3を、1/2分周した後に、後段のブロックに出力する構成とした場合、基準クロック信号CKrefは、200kHz、あるいはその約数に設定する。さらに、外部クロック信号CKextの周波数fextは、PLL回路の基準クロック信号CKref(=CK2)の周波数f2の整数倍に設定するのが望ましい。
以上のように構成されたFM送信機100によれば、ステレオコンポジット信号S2の生成用の基準クロック信号CK1と、PLL回路の基準クロック信号CK2(=CKref)を、プログラマブル分周器を用いて同一の外部クロック信号CKextから生成する。その結果、専用の発振器を設ける必要がなく、回路規模を縮小することができる。また、外部クロック信号CKextの周波数が、FM送信機が搭載されるセットごとに異なる場合でも、第1プログラマブル分周器40、第2プログラマブル分周器42の分周比n1、n2を、独立に設定することができるため、ステレオ変調器10、周波数変調器20において必要とされる所望の基準クロックを得ることができる。
また、PLL回路の基準クロック信号CKref(=CK2)は、FM送信機100の搬送波の周波数に影響するため、高精度で生成すべきであるのに対して、ステレオコンポジット信号生成用の基準クロック信号CK1の周波数精度は、それほど高く要求されない。そこで、外部クロック信号CKextの周波数と、PLL回路の基準クロック信号CKref(=CK2)との関係を外部クロック信号CKextと第1クロック信号CK1の関係よりも優先的に規定することにより、FM送信機全体の性能を上げることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、FM送信機100において、ステレオ変調器10の前段に設けられるフィルタをスイッチトキャパシタを用いて構成する。図3は、第2の実施の形態に係るFM送信機100aの構成を示すブロック図である。以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
FM送信機100aは、図1の構成要素に加えて、フィルタ50、第3プログラマブル分周器44を更に備える。フィルタ50は、ステレオ変調器10の前段に設けられ、入力されたステレオオーディオ信号S1L、S1Rの帯域を補正し、ステレオ変調器10へと出力する。たとえば、フィルタ50は、ローパスフィルタ、プリエンファシスフィルタなどである。本実施の形態において、これらのフィルタの少なくとも一部は、キャパシタおよびスイッチング素子を用いたスイッチトキャパシタフィルタとして構成される。
第3プログラマブル分周器44は、外部クロック信号CKextを、予め設定された第3分周比n3で分周し、フィルタ50へと供給する。第3プログラマブル分周器44から出力される第3クロック信号CK3は、フィルタ50内部のスイッチング素子をオンオフするためのクロック信号として用いられる。
スイッチトキャパシタフィルタの周波数特性は、内部のスイッチング素子のスイッチング周波数に依存する。そこで、スイッチング素子に供給するクロック信号を、外部クロック信号CKextにもとづいて、分周比が調節可能な第3プログラマブル分周器44を用いて生成することにより、新たな発振器を付加することなく、回路を構成することが可能となる。さらに、外部クロック信号CKextの周波数が変化した場合でも、第3プログラマブル分周器44の第3分周比n3を適切な値に設定することにより、フィルタ50の帯域特性を所望のものとすることができる。
以上、実施の形態にもとづいて、FM送信機の構成、動作について説明した。次に、実施の形態に係るFM送信機100の応用例について説明する。上述のFM送信機100は、たとえば、オーディオ再生機能を有する携帯電話端末などの小型電子機器に好適に搭載することができる。図4は、実施の形態に係るFM送信機を搭載した小型電子機器の構成を示すブロック図である。
小型電子機器200は、FM送信機100、メモリ110、オーディオエンコーダ120、アンテナ130、発振器140、制御部150を備える。
発振器140は、所定の発振周波数を有しており、小型電子機器200のシステムクロックCKsysを生成する。メモリ110には、オーディオデータが圧縮、あるいは非圧縮の形式で記録されている。オーディオエンコーダ120は、メモリ110からオーディオデータDAを読み出し、必要に応じてエンコードして、オーディオ信号S1L、S1Rを生成し、FM送信機100へと出力する。FM送信機100は、上述のように、ステレオ変調、周波数変調を行い、さらに増幅した高周波信号S4をアンテナ130に出力する。
オーディオエンコーダ120、制御部150は、システムクロック信号CKsysによって所定の演算処理を行う。また、このシステムクロック信号CKsysは、FM送信機100に外部クロック信号CKextとして入力される。
制御部150は、たとえばマイクロプロセッサであって、発振器140の発振周波数、すなわちシステムクロックCKsysの周波数に応じて、FM送信機100の第1プログラマブル分周器40、第2プログラマブル分周器42等の分周比n1、n2等を設定する。分周比の設定は、FM送信機100にレジスタなどを用意し、外部から値を変更可能とすることに実現できる。
図4の小型電子機器200によれば、システムクロックCKsysを、FM送信機100の外部クロック信号として利用し、他の回路ブロックのクロック信号として利用するため、1つの発振器で動作させることができる。すなわち、FM送信機専用に高価な水晶振動子等を設ける必要がないため、セットの小型化、低コスト化が実現できる。また、FM送信機100が、システムクロック信号の周波数が異なるセットに搭載される場合においても第1プログラマブル分周器40、第2プログラマブル分周器42等の分周比n1、n2を適切に設定することにより、安定なステレオ変調、周波数変調を実現することができる。すなわち、FM送信機100は、搭載されるセットのシステムクロックに制限されることがなく、従来のFM送信機に比べて、汎用性が高いという利点も有する。
実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の第1の実施の形態に係るFM送信機の構成を示す回路図である。 図1のFM送信機のステレオ変調器、周波数変調器の内部構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係るFM送信機の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るFM送信機を搭載した小型電子機器の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 ステレオ変調器、 12 加算器、 13 減算器、 14 加算器、 15 振幅変調器、 16 マルチプレクサ、 17 1/2分周器、 20 周波数変調器、 22 VCO、 24 分周器、 26 位相比較器、 28 ループフィルタ、 29 加算器、 30 パワーアンプ、 40 第1プログラマブル分周器、 42 第2プログラマブル分周器、 44 第3プログラマブル分周器、 50 フィルタ、 102 入力端子、 104 出力端子、 106 クロック入力端子、 100 FM送信機、 110 メモリ、 120 オーディオエンコーダ、 130 アンテナ、 140 発振器、 150 制御部、 200 小型電子機器、 S1 ステレオ信号、 S2 ステレオコンポジット信号、 S3 高周波信号、 S4 高周波信号、 CK1 第1クロック信号、 CK2 第2クロック信号、 n1 第1分周比、 n2 第2分周比。

Claims (6)

  1. 入力されたオーディオ信号をステレオコンポジット信号に変換するステレオ変調器と、
    PLL(Phase Locked Loop)回路を含み、前記ステレオ変調器から出力されたステレオコンポジット信号を変調信号として、周波数変調を実行する周波数変調器と、
    入力された外部クロック信号を、それぞれに設定された第1、第2の分周比で分周して出力する第1、第2プログラマブル分周器と、
    を備え、
    前記第1プログラマブル分周器の出力信号を、前記ステレオコンポジット信号を生成するための基準クロック信号とし、前記第2プログラマブル分周器の出力信号を、前記PLL回路の基準クロック信号としたことを特徴とするFM送信機。
  2. 前記PLL回路の基準クロック信号の周波数は、前記周波数変調器から出力される被変調信号として必要な周波数が得られる値に設定されるとともに、
    前記外部クロック信号の周波数は、前記PLL回路の基準クロック信号の周波数の整数倍に設定されることを特徴とする請求項1に記載のFM送信機。
  3. 前記ステレオ変調器の前段に設けられ、入力された前記オーディオ信号の帯域を補正し、前記ステレオ変調器へと出力するフィルタと、
    前記外部クロック信号を、設定された第3の分周比で分周して出力する第3プログラマブル分周器と、
    をさらに備え、
    前記フィルタを、スイッチング素子を含むスイッチトキャパシタフィルタで構成するとともに、前記第3プログラマブル分周器の出力信号を、前記スイッチング素子をオンオフするためのクロック信号として用いたことを特徴とする請求項1または2に記載のFM送信機。
  4. 前記外部クロック信号は、本FM送信機が搭載されるセットのシステムクロックであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のFM送信機。
  5. 1つの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のFM送信機。
  6. 所定の周波数のシステムクロックを生成する発振器と、
    前記発振器により生成されるシステムクロックが入力された請求項1から3のいずれかに記載のFM送信機と、
    前記FM送信機の出力信号を外部へと送信するためのアンテナと、
    を備えることを特徴とする小型電子機器。
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