JPH1041811A - Pll集積回路 - Google Patents

Pll集積回路

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JPH1041811A
JPH1041811A JP8194271A JP19427196A JPH1041811A JP H1041811 A JPH1041811 A JP H1041811A JP 8194271 A JP8194271 A JP 8194271A JP 19427196 A JP19427196 A JP 19427196A JP H1041811 A JPH1041811 A JP H1041811A
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JP
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output
input
circuit
integrated circuit
mixer
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JP8194271A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Hibino
靖宏 日比野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VTRを初めとした映像機器分野に使用され
る高周波信号処理ユニットの低コスト、部品点数削減及
び小型化を実現するための集積回路を提供する。 【解決手段】 選局回路部84とRF変調回路部85と
を有した高周波信号処理ユニットにおいて、前記選局回
路部84には基準信号の出力端子88を有したPLL集
積回路82を用い、前記RF変調回路部85には基準信
号の入力端子89を有したPLL集積回路83を用い、
前記基準信号の出力端子88と前記基準信号の入力端子
89とを接続したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダ(以下、VTRという)等に使用されるものであっ
て、更に詳しくは、これらの機器に内蔵される複数の高
周波信号処理回路で構成された高周波信号処理ユニット
に用いられるPLL集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の高周波信号処理回路に使用
されるPLL集積回路について説明する。
【0003】従来のPLL集積回路を用いた高周波信号
処理回路としての選局回路部は、図2(a)に示すよう
に筐体80内に、RF信号が入力される入力端子1と、
この入力端子1に接続されたフィルタ回路2と、このフ
ィルタ回路2の出力に接続されたRF増幅器3と、この
RF増幅器3の出力に接続された段間回路4と、この段
間回路4の出力と電圧制御発振回路(局部発振回路)5
の一方の出力とが各々入力された混合器6と、この混合
器6の出力が接続されたIF増幅器7と、このIF増幅
器7の出力が接続されたIF出力端子8とを備えたもの
であった。また、この電圧制御発振回路(局部発振回
路)5に接続されるPLL集積回路100は、基準発振
信号を発生する発振素子9に入力端子101を介して接
続された基準発振回路10と、この基準発振回路10に
接続された分周器11と、前記電圧制御発振回路(局部
発振回路)5の他方の出力が入力端子102を介して接
続された分周器12の出力と、この分周器12の出力と
前記分周器11の出力とがそれぞれ入力された位相比較
器13と、この位相比較器13の出力に接続された出力
端子103とで構成されていた。そしてこの出力端子1
03は、ループフィルタ14に接続され、このループフ
ィルタ14の出力は前記電圧制御発振回路(局部発振回
路)5の入力に接続されていた。このようにして、前記
電圧制御発振回路(局部発振回路)5の発振周波数のP
LL制御を行っていた。
【0004】一方、他の高周波信号処理回路としてのR
F変調回路は図2(b)に示すように筐体81内に、映
像信号が入力される入力端子15と、この入力端子15
に接続された波形整形回路16と、前記入力端子15と
は別に音声信号が入力される入力端子17と、この入力
端子17の接続されたFM変調回路18と、このFM変
調回路18の出力と前記波形整形回路16の出力と電圧
制御発振回路(キャリア発振回路)19の一方の出力と
が各々入力される混合器20と、この混合器20の出力
が接続されたRF出力端子21とを備えたものであっ
た。また、この電圧制御発振回路(キャリア発振回路)
19に接続されるPLL集積回路104は、基準発振信
号を発生する発振素子22に入力端子105を介して接
続された基準発振回路23と、この基準発振回路23に
接続された分周器24と、前記電圧制御発振回路(キャ
リア発振回路)19の他方の出力に入力端子106を介
して接続された分周器25と、この分周器25の出力と
前記分周器24の出力とがそれぞれ入力される位相比較
器26と、この位相比較器26の出力に接続された出力
端子107とで構成されていた。そしてこの出力端子1
07はループフィルタ回路27に接続され、このループ
フィルタ回路27の出力は前記電圧制御発振回路(キャ
リア発振回路)19に接続されていた。このようにして
前記電圧制御発振回路(キャリア発振回路)19の発振
周波数のPLL制御を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年高
周波信号処理回路の複合化ニーズに伴い、高周波信号処
理ユニットの小型化及び低コスト化の要求に対して、従
来のような筐体80内に選局回路部を内蔵し、筐体81
内にRF変調回路部を内蔵する構成では、それぞれの筐
体80または81に発振素子9または22がそれぞれ必
要となり、コスト及び形状に限界が生じ、低コスト化や
小型化の要求を満足できないという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、従来の機能及び、特性を劣化させることなく、小
型及び低コストな高周波信号処理ユニットを実現するた
めの高周波妨害の少ないPLL集積回路を提供すること
を目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の基準信号出力端子を有するPLL集積回路と
この基準信号の入力端子を有するPLL集積回路は、第
1の集積回路と、この第1の集積回路に接続される第2
の集積回路とから成り、前記第1の集積回路は、発振素
子に接続される第1の入力端子と、この第1の入力端子
に接続された基準発振回路と、この基準発振回路の出力
が接続された第1の分周器と、この第1の分周器の出力
が一方の入力に供給されるとともに他方の入力には第2
の分周器の出力が接続された第1の位相比較器と、この
第1の位相比較器の出力を第1のループフィルタに供給
する第1の出力端子と、第1の電圧制御発振回路の出力
を入力し前記第2の分周器にその信号を供給する第1の
発振信号入力端子とを備え、前記第1の分周器の出力で
ある基準信号を出力する出力端子を有するとともに、前
記第2の集積回路は、前記基準信号が入力される第2の
入力端子と、この第2の入力端子の信号が一方の入力に
供給されるとともに他方の入力には第3の分周器の出力
が接続された第2の位相比較器と、この第2の位相比較
器の出力を第2のループフィルタに供給する第2の出力
端子と、第2の電圧制御発振回路の出力を入力し前記第
3の分周器にその信号を供給する第2の発振信号入力端
子とを備えたものである。
【0008】これにより、高周波妨害の少ない集積回路
が実現できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、第1の集積回路と、この第1の集積回路に接続され
る第2の集積回路とから成り、前記第1の集積回路は、
発振素子に接続される第1の入力端子と、この第1の入
力端子に接続された基準発振回路と、この基準発振回路
の出力が接続された第1の分周器と、この第1の分周器
の出力が一方の入力に供給されるとともに他方の入力に
は第2の分周器の出力が接続された第1の位相比較器
と、この第1の位相比較器の出力を第1のループフィル
タに供給する第1の出力端子と、第1の電圧制御発振回
路の出力を入力し前記第2の分周器にその信号を供給す
る第1の発振信号入力端子とを備え、前記第1の分周器
の出力である基準信号を出力する出力端子を有するとと
もに、前記第2の集積回路は、前記基準信号が入力され
る第2の入力端子と、この第2の入力端子の信号が一方
の入力に供給されるとともに他方の入力には第3の分周
器の出力が接続された第2の位相比較器と、この第2の
位相比較器の出力を第2のループフィルタに供給する第
2の出力端子と、第2の電圧制御発振回路の出力を入力
し前記第3の分周器にその信号を供給する第2の発振信
号入力端子とを備えたPLL集積回路であり、複合化さ
れた高周波信号処理回路のいずれか一つのPLL制御部
に前記基準信号の出力端子を設けた第1の集積回路を用
い、他のPLL制御部には基準信号の入力端子を有した
第2の集積回路を用いることにより、前記基準信号は分
周器にて分周されるので、低周波数信号となり、各々の
高周波回路部へ与える高周波妨害が低減できる。また、
高周波信号処理ユニットにこのPLL集積回路を用いれ
ば、高価な発振素子が一つで、複数の高周波信号処理回
路内のPLL回路を制御することができるので、部品点
数が減り、コストダウン及び小型化が実現できる。
【0010】請求項2に記載の発明は、第1の分周器の
出力と基準信号を出力する出力端子との間に減衰器を設
けるとともに、第2の入力端子と第2の位相比較器の一
方の入力との間に増幅器を設けた請求項1に記載のPL
L集積回路であり、複合化された高周波信号処理回路の
いずれか一つのPLL制御部に前記減衰器を介して基準
信号の出力端子を設けた第1の集積回路を用い、他のP
LL制御部には基準信号の入力端子を有した第2の集積
回路を用いることにより、基準信号の出力レベルを減衰
器で小さくし、各高周波信号処理回路部へ供給をするの
で、基準信号の配線引き回しによる各高周波信号処理回
路部への高周波妨害が低減できる。また、第2の集積回
路には増幅器を設け、基準信号を増幅して第2の位相比
較器へ供給されるので、他のPLL回路も安定した動作
が確保できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、第1の分周器の
出力と第1の位相比較器の一方の入力との間に第4の分
周器を設けた請求項1に記載のPLL集積回路であり、
複合化された高周波信号処理回路のいずれか一つのPL
L制御部に前記第4の分周器を設けるとともに、基準信
号の出力端子を有した第1の集積回路を用い、他のPL
L制御部には基準信号の入力端子を有した第2の集積回
路を用いることにより、各々のPLL制御はこの第4の
分周器と組み合わせて独立したステップ周波数の設定が
できる。
【0012】請求項4に記載の発明は、第2の入力端子
と第2の位相比較器の一方の入力との間に第4の分周器
を設けた請求項1に記載のPLL集積回路であり、複合
化された高周波信号処理回路のいずれか一つのPLL制
御部に基準信号の出力端子を有した第1の集積回路を用
い、他のPLL制御部には前記第4の分周器を設けると
ともに、基準信号の入力端子を有した第2の集積回路を
用いることにより、各々のPLL制御はこの第4の分周
器と組み合わせて独立したステップ周波数の設定ができ
る。
【0013】請求項5に記載の発明は、第1の分周器の
出力と第1の位相比較器の一方の入力との間に第4の分
周器を設けるとともに、第2の入力端子と第2の位相比
較器の一方の入力との間に第5の分周器を設けた請求項
1に記載のPLL集積回路であるので、各々のPLL制
御はこれら第4,5の分周器と組み合わせて基準信号周
波数とは独立したステップ周波数の設定ができる。
【0014】請求項6に記載の発明は、第1の分周器の
出力と第2の出力端子との間にローパスフィルタ回路も
しくは、デジタル信号をアナログ信号に変更する変換器
を設けるとともに、第2の入力端子と第2の位相比較器
の一方の入力との間にアナログ信号をデジタル信号に変
換する変換器を設けた請求項1に記載のPLL集積回路
であり、複合化された高周波信号処理回路のいずれか一
つのPLL制御部に前記ローパスフィルタ回路もしく
は、D/A変換器を介して基準信号の出力端子を設けた
第1の集積回路を用い、他のPLL制御部にはA/D変
換器を設けるとともに、基準信号の入力端子を有した第
2の集積回路を用いることにより、基準信号の出力端子
からの出力はローパスフィルタ回路もしくはD/Aコン
バータによって高調波成分を除去されるので、基準信号
の配線引き回しによる高周波妨害はさらに低減される。
【0015】請求項7に記載の発明は、第1の集積回路
内に、第2の分周器に接続された第1の電圧制御発振回
路と、この第1の電圧制御発振回路の出力が一方の入力
に供給された第1の混合器と、この第1の混合器の出力
が供給される第1の混合器出力端子と、前記第1の混合
器の他方の入力に供給される第1の混合器入力端子とを
備えた請求項1に記載のPLL集積回路であり、複合化
された高周波信号処理ユニットの高周波信号処理回路と
しての選局回路部に、第1の電圧制御発振回路と、第1
の混合器とが付加された基準信号の出力端子を有する第
1の集積回路を用い、他の高周波信号処理回路のPLL
制御部には基準信号の入力端子を有した第2の集積回路
を用いることにより、前記基準信号は分周器にて分周さ
れるので、低周波数信号となり、各々の高周波回路部へ
与える高周波妨害が低減できるとともに、高周波信号処
理回路の選局回路部は電圧制御発振回路と、混合器とが
集積化されたので、部品点数が減り、小型化の可能な高
周波信号処理ユニットが実現できる。
【0016】請求項8に記載の発明の第2の集積回路に
は、第3の分周器に接続された第2の電圧制御発振回路
と、この第2の電圧制御発振回路の出力が一方の入力に
供給された第2の混合器と、この第2の混合器の出力が
供給された第2の混合器出力端子と、映像信号が入力さ
れる映像信号入力端子と、この映像信号入力端子と前記
第2の混合器の一方の入力との間に接続された波形整形
回路と、音声信号が入力される音声入力端子と、この音
声入力端子と前記第2の混合器の他方の入力との間に接
続されたFM変調回路とを備えた請求項1に記載のPL
L集積回路であり、複合化された高周波信号処理ユニッ
トの高周波信号処理回路としてのRF変調回路部に、第
2の電圧制御発振回路と、第2の混合器と、波形整形回
路と、FM変調回路とが付加された、基準信号の入力端
子を有する第2の集積回路を用い、他の高周波信号処理
回路のPLL制御部には基準信号の入力端子を有した第
1の集積回路を用いることにより、前記基準信号は分周
器にて分周されるので、低周波数信号となり、各々の高
周波回路部へ与える高周波妨害が低減できるとともに、
高周波信号処理回路のRF変調回路部は電圧制御発振回
路と、混合器と、波形整形回路と、FM変調回路とが集
積化されたので、部品点数が減り、小型化の可能な高周
波信号処理ユニットが実現できる。
【0017】請求項9に記載の発明は、第1の集積回路
内に、第2の分周器に接続された第1の電圧制御発振回
路と、この第1の電圧制御発振回路の出力が一方の入力
に供給された第1の混合器と、この第1の混合器の出力
が供給される第1の混合器出力端子と、前記第1の混合
器の他方の入力に供給される第1の混合器入力端子とを
備えるとともに、第2の集積回路には、第3の分周器に
接続された第2の電圧制御発振回路と、この第2の電圧
制御発振回路の出力が一方の入力に供給された第2の混
合器と、この第2の混合器の出力が供給された第2の混
合器出力端子と、映像信号が入力される映像信号入力端
子と、この映像信号入力端子と前記第2の混合器の一方
の入力との間に接続された波形整形回路と、音声信号が
入力される音声入力端子と、この音声入力端子と前記第
2の混合器の他方の入力との間に接続されたFM変調回
路とを備えた請求項1に記載のPLL集積回路であり、
複合化された高周波信号処理ユニットの高周波信号処理
回路としての選局回路部に、第1の電圧制御発振回路
と、第1の混合器とが付加された基準信号の出力端子を
有する第1の集積回路を用い、他の高周波信号処理回路
としてのRF変調回路部に、第2の電圧制御発振回路
と、第2の混合器と、波形整形回路と、FM変調回路と
が付加された、基準信号の入力端子を有する第2の集積
回路を用いることにより、前記基準信号は分周器にて分
周されるので、低周波数信号となり、各々の高周波回路
部へ与える高周波妨害が低減できるとともに、高周波信
号処理回路の選局回路部は電圧制御発振回路と、混合器
とが集積化され、RF変調回路部は電圧制御発振回路
と、混合器と、波形整形回路と、FM変調回路とが集積
化されたので、部品点数が減り、小型化の実現が可能な
高周波信号処理ユニットを実現できる。
【0018】以下、本発明の一実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の基準信号の出力端子
を有するPLL集積回路とこの基準信号の入力端子を有
するPLL集積回路を用いた高周波信号処理ユニット
は、図1に示すように、選局回路部(高周波信号処理回
路部の一例として用いた)と、RF変調回路部(高周波
信号処理回路部の一例として用いた)とで構成されてい
る。そして選局回路部は、RF信号が入力される入力端
子31と、この入力端子31に接続されたフィルタ回路
32と、このフィルタ回路32の出力に接続されたRF
増幅器33と、このRF増幅器33の出力に接続された
段間回路34と、この段間回路34の出力と電圧制御発
振回路(局部発振回路)35の一方の出力とが各々入力
された混合器36と、この混合器36の出力が接続され
たIF増幅器37と、このIF増幅器37の出力が接続
されたIF出力端子38とを備えたものである。また、
前記電圧制御発振回路(局部発振回路)35の発振周波
数を制御するPLL制御部を形成するPLL集積回路
(第1の集積回路の一例として用いた)82は、基準発
振素子61が接続端子110を介して接続された基準発
振回路60と、この基準発振回路60の出力信号を分周
する分周器41と、前記電圧制御発振回路(局部発振回
路)35の他方の出力が接続端子111を介して接続さ
れた分周器42と、この分周器42の出力と前記分周器
41の一方の出力とがそれぞれ入力される位相比較器4
3と、この位相比較器43の出力が供給される接続端子
112と、前記分周器41の出力が接続された基準信号
の出力端子88とで構成されている。そして前記接続端
子112はループフィルタ44に供給され、このループ
フィルタ44の出力は前記電圧制御発振回路(局部発振
回路)35の入力に接続されて、前記電圧制御発振回路
(局部発振回路)35の発振周波数のPLL制御を行っ
ている。
【0019】一方、RF変調回路部は、映像信号が入力
される入力端子45と、この入力端子45に接続された
波形整形回路46と、前記入力端子45とは別に音声信
号が入力される入力端子47と、この入力端子47に接
続されたFM変調回路48と、このFM変調回路48の
出力と前記波形整形回路46の出力と電圧制御発振回路
(キャリア発振回路)49の一方の出力とが各々入力さ
れる混合器50と、この混合器50の出力が接続された
RF出力端子51とを備えたものである。また、前記電
圧制御発振回路(キャリア発振回路)49の発振周波数
を制御するPLL制御部を形成するPLL集積回路(第
2の集積回路の一例として用いた)83は、前記PLL
集積回路82の基準信号の出力端子88が接続される基
準信号の入力端子89と、前記電圧制御発振回路(キャ
リア発振回路)49の他方の出力が接続端子113を介
して接続された分周器55の出力と、前記入力端子89
の信号とがそれぞれ入力される位相比較器56と、この
位相比較器56の出力が供給される接続端子114とで
構成されている。そして前記接続端子114はループフ
ィルタ57に接続され、このループフィルタ57の出力
は前記電圧制御発振回路(キャリア発振回路)49の入
力に接続されて、前記電圧制御発振回路(キャリア発振
回路)49の発振周波数のPLL制御を行っている。
【0020】以上のように構成された高周波信号処理ユ
ニットについて、以下にその動作を説明する。
【0021】図1において、入力端子31より入力され
たRF信号(テレビ放送波)かに設定された希望チャン
ネル周波数をフィルタ回路32(なお、このフィルタ回
路32の通過周波数はセットマイコンのチャンネル設定
により可変)で抜き取り、RF増幅器33でこのRF信
号を増幅し、さらに段間回路34で不要信号成分を除去
し、混合器36に入力される。ここで電圧制御発振回路
(局部発振回路)35の出力信号周波数は、PLL集積
回路82のPLL制御により設定された希望チャンネル
周波数より中間周波数(IF)分高い周波数を発生さ
せ、前記混合器36で前記RF信号をIF周波数に変換
し、IF増幅器37で増幅されてIF出力端子38より
出力される。
【0022】一方、RF変調回路部は、入力端子45よ
り入力された映像信号は、波形整形回路46により波形
整形され、混合器50に入力される。ここで、電圧制御
発振回路(キャリア発振回路)49から出力される映像
波は、PLL集積回路83のPLL制御により設定チャ
ンネル周波数で発振し、前記混合器50で前記波形整形
した映像信号をAM変調し、映像搬送波となる。また、
入力端子47より入力された音声信号は、FM変調回路
48によりFM変調されるとともに、音声搬送波として
出力され、前記混合器50により前記AM変調した映像
搬送波の副搬送波となり、RF出力端子51より出力さ
れる。
【0023】このとき、前記PLL集積回路82の基準
発振信号は、発振素子61と基準発振回路60で発生さ
れる。その後、前記PLL集積回路82内の分周器41
で分周されて基準信号を得ている。そしてこの分周器4
1の出力は位相比較器43に供給されるとともに、他方
の出力は基準信号の出力端子88より出力されている。
そして、この出力端子88より出力された基準信号は、
PLL集積回路83の基準信号の入力端子89から入力
し、位相比較器56に供給している。
【0024】また、これらの高周波信号処理ユニット
は、一つの筐体86内に選局回路部84とRF変調回路
85とを金属製の仕切板87で分離して実装している。
そして、発振素子61とPLL集積回路82とを選局回
路部84内に構成し、PLL集積回路82内の分周器4
1の出力を基準信号の出力端子88よりRF変調回路部
85内に構成したPLL集積回路83の基準信号の入力
端子89に供給している。このように、基準発振回路6
0の出力を分周器41で分周して基準信号を低周波数に
することにより、基準信号の引き回しによる高周波信号
処理回路への種々の妨害を低減できる。
【0025】なお、選局回路部84内のPLL集積回路
82の分周器41の出力のうち一方は、PLL集積回路
82内の位相比較器43に直接接続するとともに、他方
の出力は減衰器(図示せず)を介して基準信号の出力端
子88に接続(PLL集積回路82外に前記減衰器を設
けても同様)し、選局回路部84外へ出力され、RF変
調回路部85内でPLL集積回路83の基準信号の入力
端子89に供給され、この入力端子89が位相比較器5
6に増幅器(図示せず)を介して接続する構成(PLL
集積回路83外に前記増幅器を設けても同様)とすれ
ば、選局回路部84からRF変調回路部85への基準信
号引き回しがたとえ長くなったとしても引き回し部分の
基準信号レベルは小さくなるので高周波妨害を低減で
き、しかも、PLL集積回路83の基準信号の入力端子
89と位相比較器56の間には増幅器を設けているので
PLL集積回路83も安定した動作ができる。
【0026】また、選局回路部84内のPLL集積回路
82の分周器41の出力と位相比較器43の間に分周器
(図示せず)を設けたり、RF変調回路部85内のPL
L集積回路83の基準信号の入力端子89と位相比較器
56の間に分周器(図示せず)を設けたりすることで、
選局回路部85の電圧制御発振回路(局部発振回路)3
5の出力周波数ステップ及び、RF変調回路部85内の
電圧制御発振回路(キャリア発振回路)49の出力周波
数ステップを各々任意に変えることができる。
【0027】また、選局回路部84内のPLL集積回路
82の分周器41の出力のうち一方は、PLL集積回路
82内の位相比較器43に直接接続するとともに、他方
の出力はD/Aコンバータもしくはローパスフィルタ
(図示せず)を介して基準信号の出力端子88に接続
(PLL集積回路82外に前記D/Aコンバータもしく
はローパスフィルタを設けても同様)し、選局回路部8
4外へ出力され、RF変調回路部85内でPLL集積回
路83の基準信号入力端子89に供給され、この入力端
子89が位相比較器56にA/Dコンバータ(図示せ
ず)を介して接続する構成(PLL集積回路83外に前
記A/Dコンバータを設けても同様)とすれば、選局回
路部84から出力される基準信号は、D/Aコンバータ
もしくはローパスフィルタで高周波成分を除去されるの
で、RF変調回路部85への基準信号引き回しによる高
周波妨害はさらに低減でき、しかも、PLL集積回路8
3の基準信号の入力端子89と位相比較器56の間には
A/Dコンバータを設けているのでPLL集積回路83
も安定した動作ができる。
【0028】また、第1のPLL集積回路82の位相比
較器43の前記分周器を設けたり、分周器41の後段に
前記減衰器、ローパスフィルタ、D/Aコンバータ等を
組み合わせた構成や、第2のPLL回路の位相比較器5
6の前段に分周器、増幅器及びA/Dコンバータ等を組
み合わせた構成としても前記の各効果は同様に得る事が
できる。
【0029】また、選局回路部84内のPLL集積回路
82の基準信号の出力端子88の出力は、RF変調回路
部85のPLL集積回路83の基準信号の入力端子89
にのみ接続されるだけでなく、例えば選局回路から出力
されるIF信号を映像/音声信号に復調する復調回路
(高周波回路部の一例である)のPLL集積回路への基
準信号の入力端子へと供給しても、同様な効果が得られ
る事になる。
【0030】さらに、発振素子61とPLL集積回路8
2をRF変調回路部85内に実装し、PLL集積回路8
3を選局回路部84内に実装しても同様の効果が得られ
る。
【0031】さらに、また、これらの選局回路部84、
RF変調回路部85、復調回路部を金属製の同一筐体内
に実装すれば、小型化を図ることができるし、別々の金
属製筐体に実装すれば、それぞれ仕向地の変わった高周
波信号処理ユニットに組み立てるとき、合理的である。
【0032】なお、このPLL集積回路82内に混合器
36と電圧制御発振回路(局部発振回路)35を実装す
ることもできる。
【0033】また、PLL集積回路83内に混合器50
と電圧制御発振回路(キャリア発振回路)49及び波形
整形回路46、FM変調回路48を実装してもよい。こ
のことより、高周波信号処理回路の小型化が図れるとと
もに、高周波信号処理ユニットの小型化・ローコスト化
を図ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の基準信号の出力端
子を有するPLL集積回路とこの基準信号の入力端子を
有するPLL集積回路は、第1の集積回路の基準発振回
路で発生する発振信号を分周し、この分周信号を第2の
PLL集積回路の基準信号の入力端子に供給される構成
としているので、基準信号の配線引き回しが低周波数で
でき、高周波信号処理回路への種々妨害が低減される。
また、高周波信号処理ユニットにこの第1、第2の集積
回路を用いれば、発振素子が一つでよく、且つ基準発振
回路及び分周器が共用できるので、部品点数が減り、小
型化が実現できるとともに、低コスト化に寄与する。
【0035】さらに、発振素子及び、基準発振回路で発
生した信号を分周器で分周した分周信号を基準信号の出
力端子より、他PLL回路の基準信号の入力端子へ引き
回す構成としたことで、複数のPLL回路に接続して
も、基準発振回路の安定度も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるPLL集積回路で
構成された高周波信号処理ユニットのブロック図
【図2】(a)は、従来のPLL集積回路で構成された
高周波回路としての選局回路部のブロック図 (b)は、同、RF変調回路部のブロック図
【符号の説明】
41 分周器 43 位相比較器 56 位相比較器 60 基準発振回路 61 発振素子 82 基準信号の出力端子を有したPLL集積回路 83 基準信号の入力端子を有したPLL集積回路 84 選局回路部 85 RF変調回路部 88 基準信号の出力端子 89 基準信号の入力端子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の集積回路と、この第1の集積回路
    に接続される第2の集積回路とから成り、前記第1の集
    積回路は、発振素子に接続される第1の入力端子と、こ
    の第1の入力端子に接続された基準発振回路と、この基
    準発振回路の出力が接続された第1の分周器と、この第
    1の分周器の出力が一方の入力に供給されるとともに他
    方の入力には第2の分周器の出力が接続された第1の位
    相比較器と、この第1の位相比較器の出力を第1のルー
    プフィルタに供給する第1の出力端子と、第1の電圧制
    御発振回路の出力を入力し前記第2の分周器にその信号
    を供給する第1の発振信号入力端子とを備え、前記第1
    の分周器の出力である基準信号を出力する出力端子を有
    するとともに、前記第2の集積回路は、前記基準信号が
    入力される第2の入力端子と、この第2の入力端子の信
    号が一方の入力に供給されるとともに他方の入力には第
    3の分周器の出力が接続された第2の位相比較器と、こ
    の第2の位相比較器の出力を第2のループフィルタに供
    給する第2の出力端子と、第2の電圧制御発振回路の出
    力を入力し前記第3の分周器にその信号を供給する第2
    の発振信号入力端子とを備えたPLL集積回路。
  2. 【請求項2】 第1の分周器の出力と基準信号を出力す
    る出力端子との間に減衰器を設けるとともに、第2の入
    力端子と第2の位相比較器の一方の入力との間に増幅器
    を設けた請求項1に記載のPLL集積回路。
  3. 【請求項3】 第1の分周器の出力と第1の位相比較器
    の一方の入力との間に第4の分周器を設けた請求項1に
    記載のPLL集積回路。
  4. 【請求項4】 第2の入力端子と第2の位相比較器の一
    方の入力との間に第4の分周器を設けた請求項1に記載
    のPLL集積回路。
  5. 【請求項5】 第1の分周器の出力と第1の位相比較器
    の一方の入力との間に第4の分周器を設けるとともに、
    第2の入力端子と第2の位相比較器の一方の入力との間
    に第5の分周器を設けた請求項1に記載のPLL集積回
    路。
  6. 【請求項6】 第1の分周器の出力と第2の出力端子と
    の間にローパスフィルタ回路もしくは、デジタル信号を
    アナログ信号に変更する変換器(以降D/Aコンバータ
    と呼ぶ)を設けるとともに、第2の入力端子と第2の位
    相比較器の一方の入力との間にアナログ信号をデジタル
    信号に変換する変換器(以降A/Dコンバータと呼ぶ)
    を設けた請求項1に記載のPLL集積回路。
  7. 【請求項7】 第1の集積回路内に、第2の分周器に接
    続された第1の電圧制御発振回路と、この第1の電圧制
    御発振回路の出力が一方の入力に供給された第1の混合
    器と、この第1の混合器の出力が供給される第1の混合
    器出力端子と、前記第1の混合器の他方の入力に供給さ
    れる第1の混合器入力端子とを備えた請求項1に記載の
    PLL集積回路。
  8. 【請求項8】 第2の集積回路内には、第3の分周器に
    接続された第2の電圧制御発振回路と、この第2の電圧
    制御発振回路の出力が一方の入力に供給された第2の混
    合器と、この第2の混合器の出力が供給された第2の混
    合器出力端子と、映像信号が入力される映像信号入力端
    子と、この映像信号入力端子と前記第2の混合器の一方
    の入力との間に接続された波形整形回路と、音声信号が
    入力される音声入力端子と、この音声入力端子と前記第
    2の混合器の他方の入力との間に接続されたFM変調回
    路とを備えた請求項1に記載のPLL集積回路。
  9. 【請求項9】 第1の集積回路内に、第2の分周器に接
    続された第1の電圧制御発振回路と、この第1の電圧制
    御発振回路の出力が一方の入力に供給された第1の混合
    器と、この第1の混合器の出力が供給される第1の混合
    器出力端子と、前記第1の混合器の他方の入力に供給さ
    れる第1の混合器入力端子とを備えるとともに、第2の
    集積回路には、第3の分周器に接続された第2の電圧制
    御発振回路と、この第2の電圧制御発振回路の出力が一
    方の入力に供給された第2の混合器と、この第2の混合
    器の出力が供給された第2の混合器出力端子と、映像信
    号が入力される映像信号入力端子と、この映像信号入力
    端子と前記第2の混合器の一方の入力との間に接続され
    た波形整形回路と、音声信号が入力される音声入力端子
    と、この音声入力端子と前記第2の混合器の他方の入力
    との間に接続されたFM変調回路とを備えた請求項1に
    記載のPLL集積回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100707221B1 (ko) * 2005-06-09 2007-04-13 광운대학교 산학협력단 광대역 주파수 합성기
CN102780506A (zh) * 2012-08-20 2012-11-14 北京昆腾微电子有限公司 音频传输芯片、具有音频传输芯片的便携设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100707221B1 (ko) * 2005-06-09 2007-04-13 광운대학교 산학협력단 광대역 주파수 합성기
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