JP4126661B2 - 送信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、送信装置に関し、特に車載用かつポータブルタイプのFM(Frequency Modulation)送信機、いわゆるFMトランスミッタに適用して好適なものである。
従来、カセットテーププレーヤや、CD(Compact Disc)プレーヤ又はMD(Mini Disc)プレーヤなどの再生装置が搭載されていない自動車用のアクセサリ製品として、FMトランスミッタがある。
FMトランスミッタは、例えば図8に示すように、本体筐体2から引き出されたコード3の先端部にステレオミニプラグ4が設けられている。そしてこのFMトランスミッタ1は、このステレオミニプラグ4をカセットテープレコーダや、CDプレーヤ又はMDプレーヤなどのポータブルオーディオ機器のヘッドホンジャックに挿入するようにして使用するようになされ、このとき得られたポータブルオーディオ機器からの再生音を、本体筐体2内部に収納された回路基板においてFM変調してアンテナ5から所定周波数で発信し得るようになされている(例えば非特許文献1参照)。
これによりこのFMトランスミッタ1においては、カセットテープレコーダ等が搭載されていない自動車内においても、当該自動車のカーラジオ用のアンテナを介してそのFM電波を受信することによって、かかるポータブルオーディオ機器により再生されたカセットテープ等からの再生音をカーステレオで聞くことができるようになされている。
またこの種のFMトランスミッタとして、図8に示すような電源として乾電池を用いるタイプ以外にも、例えば図9に示すように自動車のシガーライタソケットから電源をとるタイプのものなども販売されている(例えば非特許文献2参照)。
実際上、このEMトランスミッタ10においては、本体筐体11の先端部にシガーライタプラグ12が設けられ、このシガーライタプラグ12を自動車のシガーライタソケット(図示せず)に嵌め込むことにより、当該シガーライタソケットから電源を取得し得るようになされている。
また、このFMトランスミッタ10においては、本体筐体11から引き出されたケーブル13の先端部にステレオミニプラグ14及びDC(Direct Current)電源プラグ15が設けられ、ステレオミニプラグ14をポータブルオーディオ機器16のヘッドホンジャック(図示せず)に挿入すると共にDC電源プラグ15をポータブルオーディオ機器16のDC電源端子(図示せず)に挿入することにより、当該ポータブルオーディオ機器16に駆動電源を供給しながら、当該ポータブルオーディオ機器16からの再生音のオーディオ信号を取り込み得るようになされている。
そしてこのFMトランスミッタ10においては、このポータブルオーディオ機器16から取り込んだオーディオ信号を本体筐体11内部に収納されたFM変調回路においてFM変調して当該本体筐体11内部に収納されたアンテナ(図示せず)から所定周波数で発信し得るようになされている。
TDKマーケティング株式会社ホームページ、[平成16年7月18日検索]、インターネット〈URL:http://www.tmac.tdk.co.jp/nyn/nyn00502.htm〉 株式会社オーディオテクニカホームページ、[平成16年7月18日検索]、インターネット〈URL:http://www.audio-technica.co.jp/products/caracc/at-fmt7dc.html〉
ところで、かかる図8について上述した従来のFMトランスミッタ1においては、電源として乾電池を使用しているために可搬性が高く、自動車内の所望位置において使用できる利点があるものの、周辺環境の影響を受け易く、使用位置によっては当該FMトランスミッタ1から発信されたFM電波が自動車のボディによって遮られることにより、自動車のアンテナにおいて実用上十分な電波強度で当該FM電波を受信することができない場合があった。
また図9について上述した従来のFMトランスミッタ10においては、自動車内における使用位置がある程度限定される問題があり、また自動車の構造や当該自動車のアンテナ位置によってはFMトランスミッタ10から発信されたFM電波を当該アンテナにおいて実用上十分な電波強度で受信することができない場合がある問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、周囲環境の影響を受け難く、安定した電波の送信を行い得る送信装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、外部から与えられるオーディオ信号を所定の変調方式で変調し、得られた変調信号を、自動車内で当該自動車のアンテナに対して発信する送信装置において、オーディオ信号を当該変調方式で変調する変調手段と、変調手段により生成された不平衡モードの変調信号を平衡モードに変換する平衡変換手段と、漏洩伝送線路を用いて形成され、平衡モードに変換された変調信号を輻射する、自動車の車体長に応じた所定長さのアンテナケーブルとを設け、アンテナケーブルは、アンテナが車両の前方にある場合には、自動車内の前部側に設置され、アンテナが車両の後方にある場合には、自動車内の後部側に設置されるようにした。
この結果この送信装置では、アンテナケーブルを自動車のアンテナに近い位置まで這わせることで、アンテナケーブルからの漏洩電波を自動車のアンテナにおいて実用上十分な電波強度で受信させることができて、自動車の車内という環境変化の大きい空間においても実用レベルの伝送品質を確保することができる。また平衡変換手段を採用することで、より使用環境の影響を受け難く、安定した電波の送信を行うことができる。
本発明によれば、外部から与えられるオーディオ信号を所定の変調方式で変調し、得られた変調信号を、自動車内で当該自動車のアンテナに対して発信する送信装置において、オーディオ信号を当該変調方式で変調する変調手段と、変調手段により生成された不平衡モードの変調信号を平衡モードに変換する平衡変換手段と、漏洩伝送線路を用いて形成され、平衡モードに変換された変調信号を輻射する、自動車の車体長に応じた所定長さのアンテナケーブルとを設け、アンテナケーブルは、アンテナが車両の前方にある場合には、自動車内の前部側に設置され、アンテナが車両の後方にある場合には、自動車内の後部側に設置されるようにしたことにより、アンテナケーブルを自動車のアンテナに近い位置まで這わせることで、アンテナケーブルからの漏洩電波を自動車のアンテナにおいて実用上十分な電波強度で受信させることができて、自動車の車内という環境変化の大きい空間においても実用レベルの伝送品質を確保することができ、また平衡変換手段を採用することで、より使用環境の影響を受け難く、安定した電波の送信を行うことができ、かくして周囲環境の影響を受け難く、安定した電波の送信を行い得る送信装置を実現できる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)本実施の形態によるFMトランスミッタの構成
(1−1)FMトランスミッタの外部構成
図1及び図2において、20は全体として本実施の形態によるFMトランスミッタを示し、L字状に屈曲形成された本体筐体21の先端部にシガーライタプラグ22が設けられており、このシガーライタプラグ22を図3のように自動車内のシガーライタソケット23に挿入することによって、当該シガーライタソケット23から電源を取り込み得るようになされている。
このため本体筐体21の上面にはパワーランプ24が配設されており、このパワーランプ24が点灯しているか否かによって、シガーライタソケット23から当該FMトランスミッタ20に電源が供給されているか否かをユーザが一見して判断し得るようになされている。
また本体筐体21の下側に屈曲された後端側には、その表面側に設定可能ないくつかの送信周波数が一定角度間隔で表記された周波数選択ダイヤル25が回転自在に配設されると共に、本体筐体21の後端部にはこれと対応させて窓部26が設けられている。
これによりこのFMトランスミッタ20においては、周波数選択ダイヤル25に表記された各送信周波数の中から所望する送信周波数が窓部26を介して露出するように当該周波数選択ダイヤル25の回転位置を調整することによって、当該FMトランスミッタ20から発信されるFM電波の周波数をその送信周波数に設定することができるようになされている。
さらに本体筐体21の裏面側からは、それぞれその一端部が当該本体筐体21内部に収納された回路基板(図示せず)に接続されたコード27及びアンテナケーブル29が、出口保護のためのブッシュ30に保持されるようにして本体筐体21外部に引き出されている。
このときコード27の先端部にはヘッドホンミニプラグ28が設けられており、かくして図3のようにこのヘッドホンミニプラグ28をカセットテープレコーダ等のポータブルオーディオ機器32のヘッドホンジャック(図示せず)に挿入することによって、ポータブルオーディオ機器31から出力される再生音のオーディオ信号をこのFMトランスミッタ20に取り込むことができるようになされている。
またアンテナケーブル29においては、先端部分が例えば100〔Ω〕の終端抵抗によりターミネートされた例えば100〔Ω〕の特性インピーダンスを有するツイストペア線を可撓性絶縁材により被覆することにより形成されており、これにより当該アンテナケーブル29に沿って漏洩電波を発生させることができるようになされている。
さらにアンテナケーブル29は、このFMトランスミッタ20の可搬性と一般的な自動車の車体長とを考慮して3〔m〕程度の長さで形成されており、これにより自動車のアンテナ32(図4(B))が車両の前方にある場合には図4(A)のように、また自動車のアンテナ32が車両の後側にある場合には図4(B)のようにアンテナケーブル29を自動車の内装に沿って這わせることで、アンテナケーブル29からの漏洩電波を当該自動車のアンテナ32において実用上十分な電波強度で受信させ得るようになされている。
これによりこのFMトランスミッタ20においては、当該FMトランスミッタ20を使用する車種等にかかわりなく、当該FMトランスミッタ20から発信されたFM電波に基づく音声を、良好な状態でカーステレオで聞くことができるようになされている。
なお、このFMトランスミッタ20の場合、図2に示すように、本体筐体21の裏面側にはインプットレベルスイッチ33が配設されている。そしてこのFMトランスミッタ20では、通常時にはこのインプットレベルスイッチ33を「ハイ(High)」に設定して使用する一方、接続したポータブルオーディオ機器31(図3)の音量を上げてもカーステレオから出力される再生音が小さい場合にはインプットレベルスイッチ33を「ロー(Low)」に設定することによって、かかる再生音の音量レベルを上げることができるようになされている。
(1−2)FMトランスミッタ20の内部構成
ここで、図5は、このFMトランスミッタ20の本体筐体21内部に収納された回路基板(図示せず)における回路構成を示すものである。
この図5に示すように、FMトランスミッタ20においては、シガーライタジャックを介して車載バッテリから与えられる12〔V〕又は24〔V〕の電源電圧VCCをノイズフィルタ40を介してレギュレータ回路41に入力し、これをこのレギュレータ回路41において5〔V〕に変圧して各回路ブロックに駆動電圧VCC′として供給する。
またFMトランスミッタ20においては、イヤホンミニプラグ28を介して接続されたポータブルオーディオ機器31から供給される左右両チャンネル分のオーディオ信号S1L、S1Rをノイズフィルタ回路42を介してオートマチックレベルコントロール増幅回路43に入力する。
このときノイズフィルタ回路42及びオートマチックレベルコントロール増幅回路43間には、アッテネータ44及び上述のインプットレベルスイッチ33からなるレベル調整回路45が設けられており、インプットレベルスイッチ33を「ハイ(High)」又は「ロー(Low)」にセットすることによって、アッテネータ44及びグランド間を接続又は未接続の状態に設定することができるようになされている。
これによりインプットレベルスイッチ33が「ハイ(High)」に設定された通常時には、各オーディオ信号S1L、S1Rをそれぞれ減衰させてオートマチックレベルコントロール増幅回路43に入力させる一方、インプットレベルスイッチ33が「ロー(Low)」に設定されたときには、各オーディオ信号S1L、S1Rを減衰させることなくオートマチックレベルコントロール増幅回路43に入力させることができるようになされている。
オートマチックレベルコントロール増幅回路43は、供給される左右両チャンネルのオーディオ信号S1L、S1Rに対してそれぞれ増幅処理及び振幅制限処理を施し、得られた各振幅制限オーディオ信号S2L、S2Rをプリエンファシス回路44に送出する。
またプリエンファシス回路44は、供給される各振幅制限オーディオ信号S2L、S2Rに対してノイズ成分が目立つ高帯域成分を強調する75〔μsec〕のプリエンファシス処理、つまり2.2〔kHz〕以上の高帯域成分に対するプリエンファシス処理を施し、かくして得られた各プリエンファシスオーディオ信号S3L、S3Rをマルチプレクサ回路45に入力する。
このときマルチプレクサ回路45には、水晶46を振動子として発振回路47において生成された7.6〔MHz〕のクロックCLKを第1の分周器48において1/4分周し、得られた1.9〔MHz〕のクロックCLKをさらに第2の分周器49において1/50分周することにより得られた38〔kHz〕のクロックCLKも与えられる。
かくしてマルチプレクサ回路45は、供給される左右両チャンネルの各プリエンファシスオーディオ信号S3L、S3Rを加算することにより、FMステレオ放送のAM−FM方式における和信号S4Aを生成すると共に、左チャンネルのプリエンファシスオーディオ信号S3Lから右チャンネルのプリエンファシスオーディオ信号S3Rを減算し、さらにこの減算結果に38〔kHz〕のクロックCLKを乗算することにより、かかるAM−FM方式における差信号S4Bを生成し、これら和信号S4A及び差信号S4Bを加算回路50に送出する。
このとき加算回路50には、第2の分周器49から出力された38〔kHz〕のクロックCLKを、第3の分周器51において1/2分周することにより得られた19〔kHz〕のクロックでなるパイロット信号S5が与えられる。このパイロット信号S5は、受信側において和信号S4A及び差信号S4Bに基づいて左右各チャンネルのオーディオ信号をそれぞれ生成する際の基準信号として用いられるものである。かくして加算回路50は、供給されるこれら和信号S4A、差信号S4B及びパイロット信号S5を加算し、得られたステレオコンポジット信号S6を電圧制御発振回路52に送出する。
電圧制御発振回路52は、ダイオード、トリマコンデンサ及びコイルから形成されるキャリア周波数決定部を入力段に有し、供給されるステレオコンポジット信号をFM変調することにより、これらキャリア周波数決定部のダイオード、トリマコンデンサ及びコイルの容量に応じたキャリア周波数のFM変調信号S7を生成する。そして電圧制御発振回路52は、この生成したFM変調信号S7をRF(Radio Frequency)増幅回路53を介してバンドパスフィルタ回路54に送出する。
バンドパスフィルタ回路54は、供給されるFM変調信号S7のうち、このFMトランスミッタの発信範囲である76〜90〔MHz〕の信号成分のみを抽出し、これをFM変調信号S8としてバラン55に送出する。
バラン55は、図6(A)〜(C)に示すように、例えばNi−Zn系フェライトからなるコア60に3本の導線61を巻回することにより形成された、図6(D)に示すような第1〜第3のコイルL〜Lを直列接続した等価回路構成を有するものであり、供給される不衡平モードのFM変調信号S8を不衡平−平衡変換し、得られた衡平モードのFM変調信号S9をアンテナケーブル29内のツイストペア線29Aに与える。かくしてこのFM変調信号S9がこの後アンテナケーブル29から漏洩輻射されることとなる。
一方、RF増幅器53から出力されるFM変調信号S7は、プログラムカウンタ回路56にも与えられる。このときこのプログラムカウンタ回路56には、周波数選択ダイヤル25(図1)が操作されることにより設定された当該FMトランスミッタ20の発信周波数に応じた4チャンネルのコントロール信号D〜Dがスイッチ回路57から与えられる。
このコントロール信号D〜Dは、図7に示すように、ユーザが設定した送信周波数に応じたパターンで各チャンネルのコントロール信号D〜Dの信号レベルが論理「1」に立ち上がり又は論理「0」に立ち下がるもので、このパターンは設定された送信周波数毎に全て異なる。例えば設定された送信周波数が76.8〔MHz〕であった場合には、第1〜第4の各チャンネルのコントロール信号D〜Dの論理レベルがそれぞれ「0」、「1」、「1」、「1」となり、設定された送信周波数が77.0〔MHz〕であった場合には、第1〜第4の各チャンネルのコントロール信号D〜Dの論理レベルがそれぞれ「1」、「0」、「1」、「1」となる。
そしてプログラムカウンタ回路56は、かかるスイッチ回路57から与えられるコントロール信号D〜Dの各チャンネルの論理レベルの組み合わせパターンに基づき認識される、そのとき設定されている送信周波数に応じて、RF増幅器53から与えられるFM変調信号S7にその送信周波数の逆数(図7に示す図表の「Xの値」の行に示す値の逆数、つまり1/X)を乗算することにより約100〔kHz〕の比較信号S10を生成し、これをPLL(Phase Locked Loop)回路59に送信する。
このときPLL回路59には、第1の分周器48から出力されるクロックCLKを第4の分周器58において1/19分周することにより得られた約100〔kHz〕のクロックCLKが与えられる。かくしてPLL回路59は、これらプログラムカウンタ回路56からの比較信号S10と、第4の分周器58からのクロックCLKとの位相を比較し、これらの位相を一致させるようなPLL信号S11を電圧制御発振回路52に送出する。そして電圧制御発振回路52は、このPLL信号S11に基づいて上述したキャリア周波数決定部のダイオードの容量を変化させる。
これにより加算回路50から電圧制御発振回路52に与えられるステレオコンポジット信号S6が、この電圧制御発振回路52において、上述のようにキャリア周波数決定部のダイオードの容量に応じたキャリア周波数、つまり周波数選択ダイヤル25(図1)が操作されることにより設定された送信周波数の信号にFM変調される。
このようにしてこのFMトランスミッタ20では、ステレオミニプラグ28(図2)を介してポータブルオーディオ機器31(図3)から取り込んだオーディオ信号S1L、S1Rを、ユーザにより設定された送信周波数でFM変調してアンテナケーブル29(図1)から輻射することができるようになされている。
(2)本実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、このFMトランスミッタ20では、ヘッドホンミニプラグ28を介して接続されたポータブルオーディオ機器31(図3)からのオーディオ信号S1A、S1B(図5)に基づき生成したFM変調信号S8をアンテナケーブル29を介して漏洩電波として発信する。
従って、このFMトランスミッタ20では、アンテナケーブル29を自動車の内装に沿って当該自動車のアンテナ32に近い位置にまで這わせることによって、自動車の車内という環境変化の大きい空間においても実用レベルの伝送品質を確保することができ、その分図8や図9について上述した従来のFMトランスミッタ1、10に比して、受信点電界強度を一定にした場合に小さい送信出力で同一の効果を得ることができる。
また、このFMトランスミッタ20では、アンテナケーブル29がツイストペア線29Aから形成されているために可撓性が高く、上述のように一定の長さを有するアンテナケーブル29として他の漏洩伝送路を適用する場合に比して格段的に高い収納性や可搬性(ポータブル性)を得ることができ、さらにアンテナケーブル29の施設配置の自由度を向上させて上述のように自動車内部において内装に沿って這わせる場合にもかかる作業を容易化することができる。
さらにこのFMトランスミッタ20では、かかるポータブルオーディオ機器31からのオーディオ信号S1A、S1Bに基づき生成したFM変調信号S8を、バラン55を介して不平衡モードから平衡モードに変換してアンテナケーブル29を介して発信するようにしているため、より車体などの使用環境の影響を受け難く、安定したFM電波の送信を行うことができる。
以上の構成によれば、ヘッドホンミニプラグ28を介して接続されたポータブルオーディオ機器31からのオーディオ信号S1A、S1Bに基づき生成したFM変調信号S8を、バラン55を介して不平衡モードから平衡モードに変換した後に、ツイストペア線からなるアンテナケーブル29を介して漏洩電波として発信するようにしたことにより、自動車の車体に遮られることなく、アンテナケーブル29からの漏洩電波を当該アンテナ32に良好な状態で受信させることができ、かくして周囲環境の影響を受け難く、安定した電波の送信を行い得るFMトランスミッタを実現できる。
(3)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明を車載用のFMトランスミッタに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、車載用以外のポータブルタイプのFMトランスミッタや、家庭内(屋内)に固定配置されるFMトランスミッタ、さらには外部から与えられるオーディオ信号をFM変調以外の所定の変調方式により変調して発信するトランスミッタなどの種々の送信機に広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、アンテナに用いる漏洩伝送線路として、一端部を特性インピーダンスで終端したツイストペア線29A(図5)を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば一端部を特性インピーダンスで終端した平衡フィーダ線や、一端部を特性インピーダンスで終端した漏洩同軸ケーブルを適用しても良く、アンテナに用いる漏洩伝送線路としては、この他種々の漏洩伝送線路を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、バラン55として図6のように構成されたものを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成のものを広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、アンテナケーブル29の長さを例えば3〔m〕とするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、自動車のアンテナで受信できるようにその長さを選定するのであれば、アンテナケーブル29の長さとしては、FMトランスミッタ20の発信パワーと、自動車におけるアンテナ位置と、自動車の車体長となどの各種条件を考慮したうえで、これ以外の長さを選択するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、本発明を自動車のシガーライタソケットから電源をとるタイプのFMトランスミッタ20に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、乾電池を電源とするFMトランスミッタ等にも広く適用することができる。
本発明は、車載用のFMトランスミッタのほか、種々の送信装置に広くて適用することができる。
本実施の形態によるFMトランスミッタの外観構成を示す斜視図である。 本実施の形態によるFMトランスミッタの外観構成を示す正面図である。 本実施の形態によるFMトランスミッタの使用状態を示す略線図である。 本実施の形態によるFMトランスミッタの使用状態を示す略線図である。 本実施の形態によるFMトランスミッタの内部構成を示すブロック図である。 バランの構成を示す3面図及び等価回路図である。 設定された送信周波数とコントロールデータとの関係を示す図表である。 従来のFMトランスミッタの外観構成を示す斜視図である。 従来のFMトランスミッタの外観構成を示す斜視図である。
符号の説明
20……FMトランスミッタ、21……本体筐体、25……周波数選択ダイヤル、27……ケーブル、28……ヘッドホンミニプラグ、29……アンテナケーブル、29A……ツイストペア線、55……バラン。

Claims (2)

  1. 外部から与えられるオーディオ信号を所定の変調方式で変調し、得られた変調信号を、自動車内で当該自動車のアンテナに対して発信する送信装置において、
    上記オーディオ信号を当該変調方式で変調する変調手段と、
    上記変調手段により生成された不平衡モードの上記変調信号を平衡モードに変換する平衡変換手段と、
    漏洩伝送線路を用いて形成され、上記平衡モードに変換された上記変調信号を輻射する、上記自動車の車体長に応じた所定長さのアンテナケーブル
    を具え
    上記アンテナケーブルは、上記アンテナが車両の前方にある場合には、上記自動車内の前部側に設置され、上記アンテナが車両の後方にある場合には、上記自動車内の後部側に設置される
    送信装置。
  2. 上記アンテナケーブルは、ツイストペア線でなる
    請求項1に記載の送信装置。
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