JPS63194424A - アンテナ回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は携帯用無線送信機あるいは携帯用無線受信機に
関するものである。

〔従来の技術〕

近年、情報化社会の発展に伴って携帯用無線機の需要は
大幅に増大しつつあり、形状的にはさらに携帯性を追求
した、より小型のものが求められている。一般に、従来
の携帯用無線送信機あるいは受信機のアンテナ回路は第
３図に示すようにアンテナ（１）と送信回路あるいは受
信回路（２）が直接接続されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、前述の従来技術においては、携帯用無線機の形
状が小型化されるにつれ、確保できる接地面積が小さく
なり、接地インピーダンスが大きくなって不具合を生じ
て来る。その説明を第４図に示す。第４図は携帯用無線
送信機の場合の接地インピーダンスを考慮に入れて第３
図を書き直したものである。図中、（３）は送信回路（
２）の等価回路で、（４）は起電力、（５）は内部抵抗
を示す。また、（６）はアンテナ（１）の等価回路で、
（７）はアンテナの共振作用により出現するアースに対
する起電力、（８α）及び（８ｂ）は等価抵抗である。

（Ｘ）は送信回路（２）の接地インピーダンス、（１）
は高周波電流の差動成分、（ｉ）は高周波電流の同相成
分を示す。この同相成分＜ｉ＞が接地インピーダンス（
Ｘ）を流れるため、そこに電位が現われ、不要輻射を生
じる結果になる。また、アンテナと送信回路のインピー
ダンス整合がくずれ、アンテナ効率が低下する。

一方、携帯用無線受信機の場合も同様の原理となり、こ
の場合には、接地インピーダンスで拾う雑音のためｓ　
／　Ｎ比が悪化し、またアンテナと受信回路のインピー
ダンス不整合のために、やはりＳ／Ｎ比が悪くなり、す
なわち受信感度の悪化を来たす。

そこで、本発明は上記問題点を解決するもので携帯用無
縁送信機のアンテナと送信回路間あるいは、携帯用無線
受信機のアンテナと受信回路間に平衡回路−不平衡回路
変換器Ｃ以下パルｙと略す）を挿入し、高周波電流の同
相成分のループを断ち切って、送信機の場合には不要輻
射の低減とアンテナ効率の向上、受信機の場合には受信
感度の改善を図ったものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、携帯用無線送信機あるいは携ｒｌ？用無綜受
信機のアンテナ回路において、アンテナと送信回路間あ
るいはアンテナと受信回路間にバルンを挿入したことを
特徴とする。

〔実施例〕

第１図は本発明のアンテナ回路の一実施例を示す回路図
であり、アンテナ（１）と送信回路あるいは受信回路（
２）間にバルン（９）が挿入されている。

第２図は第１図を第４図と同様に携帯用無縁送信機の場
合の接地インピーダンスを考慮に入れて書き直したもの
であり、第４図と同一部分は同一符号で示した。（１０
）はバルンの中でも最も簡単な構造のバルンの一つであ
るフロートバルンあるいはソータバルンと呼ばれるもの
であり、（１１α）及び（１１ｂ）は巻線を表わす。

第２図において、巻線（１１ｂ）は高周波′曲流の同相
成分に対して高いインピーダンスを呈するチョークコイ
ルの役割をはだすため、同相成分のループが断き切られ
、接地インピーダンスで生じる′電位もなくなる。また
、携帯用無線受信機の場合も全く同様の構成となる。

〔発明の効果〕

本発明の上記のアンテナ回路によれば、携帯用無縁送信
機のアンテナと送信回路間あるいは携帯用無線受信機の
アンテナと受信回路間にバルンな挿入したため、高周波
電流の同相成分のループを断ち切ることができる。従っ
て、携帯性を追求するために無線機をより小型化し接地
面積が減少し接地インピーダンスが大きくなった場合で
も、同相成分が断ち切られているために接地インピーダ
ンスにて電位が生じない。そのため、送信機の場合には
不要輻射が低減され、アンテナと送信回路のインピーダ
ンス整合が良くなってアンテナ効率が向上する。また、
受信機の場合には、接地インピーダンスで拾う雑音が激
減しアンテナと受信回路のインピーダンス整合が改善さ
れ、Ｓ／Ｎ比が向上し受信感度が改善される。

すなわち、本発明のアンテナ回路におりては、アンテナ
と送信回路あるいは受信回路間にバルンな挿入するとい
う極めて簡単な方法により、携帯用無線送信機あるいは
携帯用無線受信機の性能を画期的に改善することができ
る。

ナオ、本発明の詳細な説明においてはアンテナとしてダ
イポールアンテナを例にとって図示したが、ループアン
テナやロッドアンテナ等の他のアンテナにおいても同様
の効果が得°られる。また、携帯用ラジオ受信機や携帯
用テレビ受信機は携帯用無線受信機の一種であるから、
本発明が全く同様に適用できるのは当然である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のアンテナ回路の一実施例を示す回路図
、第２図は本発明のアンテナ回路の一実施例の接地イン
ピーダンスを考慮した回路図、第３図は従来のアンテナ
回路の一実施例を示す回路図、第４図は従来のアンテナ
回路の一実施例の接地インピーダンスを考慮した回路図
である。 １・・・・・・・・・アンテナ ２・・・・・・・・・送信回路または受信回路３・・・
・・・・・・送信回路の等価回路４・・・・・・・・・
送信回路の起電力５・・・・・・・・・内部抵抗 ６・・・・・・・・・アンテナの等価回路７・・・・・
・・・・アンテナの起電力８α、Ｂｂ・・・・・・等価
抵抗 ９．１０・・・・・・・・・バルン １１α、１１ｂ・・・・・・巻　線 以　　上 出願人　セイコーエプソン株式会社 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 携帯用無線送信機のアンテナと送信回路間あるいは携帯
   用無線受信機のアンテナと受信回路間に、平衡回路−不
   平衡回路変換器を挿入したことを特徴とするアンテナ回
   路。