JP2007208262A - マイクロ熱流束センサアレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロ熱流束センサアレイを提供する。
【解決手段】基板10と、基板の両面にそれぞれ形成された上部センサ及び下部センサを含む。前記上部センサ及び前記下部センサは、前記基板上に第1の導電性物質として形成された第1の配線パターン層20、20´と、前記第1の配線パターン層上に形成され、前記第1の配線パターン層の所定部分を露出させるビアホール32を備える絶縁層30、30´と、前記絶縁層上に第2の導電性物質として形成され、前記ビアホールを通じて前記第1の配線パターン層と接合する第2の配線パターン層40、40´を含む。これにより、熱流束センサ自体の熱抵抗を最小化し、正確な熱流束を測定できる。
【選択図】図1

Description

本発明はマイクロ熱流束センサアレイに係り、さらに詳細には、水平方向及び垂直方向の熱流束を測定できるマイクロ熱流束センサアレイに関する。
半導体チップが次第に高性能化されるにつれて急速に動作電力が増加している。マイクロプロセッサ、メモリ及びその他の微細電子素子の場合、半導体チップの動作中に発生する熱を効果的に放熱しなければ、半導体チップ自体が高温によって劣化してしまうことを避けることができない。このような半導体チップが実装された半導体パッケージについて効果的な放熱設計を行うためには、まず半導体チップの各部分の温度を把握しなければならない。ひいては、熱の移動経路を正確に把握して半導体パッケージの構造及び材質を変更しなければならない。
このように半導体チップ内で熱の移動状況を示す物理量である熱流束の分布を精密に測定する必要性があるため、多様な熱流束センサが開発されている。
しかしながら、従来の熱流束センサの場合、熱流束センサ自体が測定対象物である半導体チップ表面の熱抵抗として作用するために、正確に熱流束を測定することができない。また、従来の熱流束センサの場合、熱流束センサ内で熱の移動経路を変更することによって、熱流束を測定するので正確な熱の移動経路を把握しにくいという問題がある。
特開平4−115581号公報 米国特許第5,990,412号明細書
本発明が解決しようとする技術的課題は、熱流束センサ自体の熱抵抗を最小化して、正確な熱流束を測定できるマイクロ熱流束センサアレイを提供することにある。
本発明の技術的課題は以上で言及した技術的課題で制限されず、言及されないまた他の技術的課題は以下の記載から当業者が明確に理解できる。
前記技術的課題を達成するための本発明の一実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイは、基板、前記基板の第1の面に形成された複数の第1のセンサ、及び前記基板の第2の面に形成された複数の第2のセンサを含み、前記複数の第1及び第2のセンサは、第1の導電性物質から成る第1の配線パターン層、前記第1の配線パターン層と接触する第2の導電性物質から成る第2の配線パターン層及び前記第1及び第2の配線パターン層の間に設けられ、第1及び第2の配線パターン層をそれぞれ接触させるためのビアホールを貫通させた絶縁層を含む。
前記技術的課題を達成するための本発明の他の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイは、基板、前記基板の第1の面に形成された複数の第1のセンサ及び前記基板の第2の面に形成された複数の第2のセンサを含み、前記複数の第1及び第2のセンサは、第1の導電性物質から成る第1の配線パターン層、前記第1の配線パターン層と接触する第2の導電性物質から成る第2の配線パターン層、前記第1及び第2の配線パターン層の間に設けられ、第1及び第2の配線パターン層をそれぞれ接触させるためのビアホールを貫通させた絶縁層、及び前記絶縁層上に所定間隔に形成された複数の溝部を含む。
前記技術的課題を達成するための本発明のさらに他の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイは、基板、前記基板の第1の面に形成された複数の第1のセンサ及び前記基板の第2の面に形成された複数の第2のセンサを含み、前記複数の第1及び第2のセンサは、第1の導電性物質から成る第1の配線パターン層、前記第1の配線パターン層と接触する第2の導電性物質から成る第2の配線パターン層、所定間隔で複数の突出部を有し、第1及び第2の配線パターン層が接触する凹凸形状の絶縁層、及び前記絶縁層上で隣接した突出部の間に形成された複数の溝部を含む。
本発明によるマイクロ熱流束センサアレイによれば、熱流束センサ自体の熱抵抗を最小化し、水平方向だけではなく、垂直方向の熱流束をも正確に測定できる。
以下、本発明が例示される実施形態を示す図面を参照して、本発明をさらに詳細に説明する。しかしながら、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、相異なる多様な形態で具現され得るものであり、本実施形態は、本発明の開示が完全となり、当業者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の記載に基づいて定められなければならない。図面において、各層の厚み、領域の大きさおよびそれらの相対的な大きさは明確化のため誇張されている。
ある構成要素や層が異なる構成要素や層の‘〜上に’、‘〜と連結された’及び/又は‘〜とカップリングされた’というように記載されているときには、それは異なる構成要素や層と直接又は存在する異なる中間構成要素や層によって‘〜上に’、‘〜と連結された’及び/又は‘〜とカップリングされた’ものと理解されなければならない。これに対して、ある構成要素が‘直接〜上に’、‘〜と直接連結された’及び/又は‘〜と直接カップリングされた’というように記載されていれば、中間構成要素や層がないものである。同じ図面符号は全明細書全体にわたって同じ構成要素を示すものとする。以下で使用されるように、‘及び/又は’という用語は、関連されて言及された要素の一つ又はそれ以上の一部又は全ての組み合わせを含む。
‘第1’、‘第2’、‘第3’などのような用語が多様な構成要素、成分、領域、層及び/又は部分を記述するために以下で使用されるが、このような構成要素、成分、領域、層及び/又は部分はその用語に限定されるものではない。このような用語は一つの構成要素、成分、領域、層及び/又は部分を他の領域、層及び/又は部分と区別するために使用するものである。例えば、以下で言及される第1の構成要素、成分、領域、層及び/又は部分は本発明が開示したとおりであり、第2の構成要素、成分、領域、層及び/又は部分を示すものとする。
例えば、‘〜真下に(beneath)’、‘下に(below)’、‘〜下部の(lower)’、‘〜上に(above)’、‘〜上部の(upper)’のような空間的に相対的な用語は、図面に示すようにある構成要素及び/又は特徴が異なる構成要素及び/又は特徴との相対的な関係を便利に記述するために使用されるものである。このような空間的に相対的な用語は、使用された装置と異なる方向又は本図面に示す方向に追加された作用を包括するためのものであることを理解しなければならない。もし図面に示す装置が覆されれば、異なる構成要素又は特徴の‘〜下に’及び/又は‘〜真下に’と記載された構成要素は異なる構成要素や特徴の‘〜上に’向くようにすることができる。従って、‘〜下に’という用語は上方向と下方向全てを包括できる。ある装置を異なる方向に(90度に回転したり異なる方向になったり)することができ、空間的に相対的な記述はそれによって解釈される。
ここで使用される用語は、単に特定した実施形態を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。ここに使用された‘一つの’のような単数形用語はもし文脈上明確に異なると指摘されない限り、複数形を含むものである。また、本明細書で使用された‘含む’という用語は言及された特性、数、段階、作用、構成要素又は成分などの存在を詳述するものであるが、これが一つ以上の特性、数、段階、作用、構成要素、成分又はそれらの集合の追加を排除するものではない。
本発明の実施形態は、本発明の好ましい実施形態(そして中間構造)の図式的な図面である断面図を参照して説明される。製造技術技法や所要される時間によって示された形態の多様な変形が予想できる。従って、本発明が記述された実施形態は明示的に限定されない限り、ここに示された領域を特定の形態に制限して解析してはならず、製造上の差異として形状の差異を含む。例えば、四角形で示す注入領域は典型的に円形や屈曲の形態であることができ、注入された領域と注入されない領域が二分法的に明確に区別されるものよりはその境界部分で注入濃度の傾斜を有するものである。同様に注入によって形成された埋没領域は埋没領域と注入が起こる表面の間の特定領域で一部の注入を起こす。従って、図面に示す領域は図式的であるものであり、その形状はある装置のある領域の実際形状を示すものではなく、ここに明示的に限定されない限り、本発明の範囲を制限するものではない。
他の限定がなければ、ここに使用された全ての用語(技術的、科学的用語を含んで)は当業者に共通的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に使用される辞書で限定された用語は関連技術と本発明の公開の文脈上その意味と一致する意味として解釈され、ここに特別にそのように限定されていない限り、理想的であったり、過度に形式的な観点で解析されたりしてはならない。
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図4Eに基づいて説明する。
まず、図1〜図3を参照して本発明の第1の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイについて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの分解斜視図である。図2は、図1のマイクロ熱流束センサアレイの結合斜視図である。図3は、図2のマイクロ熱流束センサアレイをIII−III´線に沿って切断した断面図である。
図1〜図3を参照すれば、マイクロ熱流束センサアレイ100は基板10と、基板10の一面に順次に形成された第1の配線パターン層20、絶縁層30及び第2の配線パターン層40から成る上部センサと、基板10について上部センサと対称的に基板10の他面に順次に形成された第1の配線パターン層20´、絶縁層30´及び第2の配線パターン層40´から成る下部センサを含む。
ここで、マイクロ熱流束センサアレイ100が熱流束の測定対象物の任意の形状にも適用できるように、基板10は軟性フィルムを使用できる。例えば、基板10としてはポリイミド(PI)などを使用することが望ましい。また、マイクロ熱流束センサアレイ100自体の熱抵抗を最小化するためにはマイクロ熱流束センサアレイ100の熱伝導度を高めることが好ましく、このため基板10内に導電性金属ボールを添加すると良い。
基板10の一面には、第1の導電性物質から成る第1の配線パターン層20が形成されている。第1の配線パターン層20は温度測定地点毎に形成された複数の第1の測定パターン22と、各第1の測定パターン22と外部の熱流束測定装置200を連結する第1のルーティング配線24を含む。第1の配線パターン層20は腐蝕を防止し、強度を強化するために所定のメッキ膜で表面がメッキ処理されていることが好ましい。例えば、このようなメッキ膜としては錫(Sn)などを使用できる。
第1の配線パターン層20上には第1の測定パターン22を露出させるビアホール32が形成された絶縁層30が形成されている。例えば、絶縁層30としてはソルダレジスト(SR)などを使用できる。
絶縁層30上には、第2の導電性物質から成る第2の配線パターン層40が形成されている。第2の配線パターン層40は、第1の測定パターン22に対応する位置に形成された複数の第2の測定パターン42と、各第2の測定パターン42と外部の熱流束測定装置200を連結する第2のルーティング配線44と、ビアホール32を通過して第1の測定パターン22と接触するように第2の測定パターン42から突出された連結パターン46を含む。第2の配線パターン層40は、腐蝕を防止し、強度を強化するために所定のメッキ膜で表面がメッキ処理されていることが好ましい。例えば、このようなメッキ膜としては錫(Sn)などを使用できる。
ここで第1の配線パターン層20を形成する第1の導電性物質と第2の配線パターン層40を形成する第2の導電性物質は異種物質であってもよく、同種物質であってもよい。第1の配線パターン層20と第2の配線パターン層40が異種物質から成る場合、第1の配線パターン層20と第2の配線パターン層40は熱電対を形成するようになり、熱流束測定装置200から第1の配線パターン層20と第2の配線パターン層40の間の電位差を測定して熱流束を計算できる。また、第1の配線パターン層20と第2の配線パターン層40が同種物質から成る場合、熱流束測定装置200から第1の配線パターン層20と第2の配線パターン層40の間の抵抗を測定して熱流束を計算できる。このような熱流束計算方法については後述する。
第1のルーティング配線24と第2のルーティング配線44が円滑に熱流束測定装置200と連結されるために第1のルーティング配線24と第2のルーティング配線44は互いに異なる方向に延長されることが好ましい。
前述したように基板10の他面に順次に形成された第1の配線パターン層20´、絶縁層30´及び第2の配線パターン層40´から成る下部センサは上部センサと実質的に同一なのでその説明は省略する。ここで効果的に垂直方向の熱流束を測定するためには、基板10の一面と他面にそれぞれ配置された第1の配線パターン層(20、20´)と第2の配線パターン層40の接合部は同一の垂直線上に設けられることが好ましい。言い換えれば、第1の測定パターン(22、22´)と第2の測定パターン(42、42´)は同一の垂直線上に設けられることが好ましい。
以下、図2及び図3を参照して本発明のマイクロ熱流束センサアレイの動作について説明する。
まず、第1の配線パターン層(20、20´)と第2の配線パターン層(40、40´)が異種物質から成る場合を説明する。
一般的に、二個のそれぞれ異なる金属で形成された一つの閉回路において、異種の金属が接合された二個の接合部をそれぞれ異なる温度に維持すれば、二個の接合部では電位差が発生するようになる。このような現象は、金属の種類に応じて温度と起電力との相関関係が異なるように決まっていて、ゼーベック効果による温度と起電力との間の相関関係は既に決定されているため、電位差を測定することによって温度を計算できる。このような二個の異種金属の接合を用いて温度を測定するセンサを熱電対センサという。
図2及び図3に示すように、マイクロ熱流束センサアレイ100は基板10の上部に第1の配線パターン層20と第2の配線パターン層40から成る上部熱電対センサと、基板10の下部に第1の配線パターン層20´と第2の配線パターン層40´から成る下部熱電対センサで構成される。
具体的には、上・下部熱電対センサは第1の配線パターン層(20、20´)の第1の測定パターン(22、22´)と、第2の配線パターン層40の第2の測定パターン(42、42´)が連結パターン46によって接合された構造となっている。
基板10の下部に設けられた下部熱電対センサの第2の配線パターン層40´を熱流束測定対象物に接触させた状態で対象物の熱流束を測定する方法を調べる。図3を参照すれば、対象物から発生した熱はマイクロ熱流束センサアレイ100によって水平方向だけでなく、垂直方向にも伝達される。例えば、A熱電対センサとB熱電対センサの温度を測定すれば対象物から発生した熱が水平方向に進行する熱流束を得ることができる。また、A熱電対センサとC熱電対センサの温度を測定すれば、対象物から発生した熱が垂直方向に進行する熱流束を得ることができる。
このように本発明のマイクロ熱流束センサアレイ100によれば、基板10の上下面に複数の熱電対センサを形成することによって水平方向はもちろん垂直方向に対する熱流束をも正確に測定できる。また、前述したように基板10内に導電性金属ボールを添加してマイクロ熱流束センサアレイ100の熱伝導度を高めることによってマイクロ熱流束センサアレイ100自体の熱抵抗を最小化できる。
次に、第1の配線パターン層(20、20´)と第2の配線パターン層40が同種物質から成る場合を説明する。
一般的に、導電性物質である場合、温度が上がれば抵抗値が大きくなる。このような現象は導電性物質の種類に応じて温度と抵抗値との相関関係が異なるように決まっており、物質によって抵抗値を測定することによって温度を計算できる。このように導電性物質の電気抵抗を用いて温度を測定するセンサを抵抗温度検出器(Resistance Temperature Detector;RTD)という。
図2及び図3に示すように、マイクロ熱流束センサアレイ100は基板10の上部に第1の配線パターン層20と第2の配線パターン層40から成る上部抵抗温度検出器と、基板10の下部に第1の配線パターン層20´と第2の配線パターン層40´から成る下部抵抗温度検出器で構成される。
具体的には、上・下部抵抗温度検出器は第1の配線パターン層(20、20´)の第1の測定パターン(22、22´)と、第2の配線パターン層40の第2の測定パターン(42、42´)が連結パターン46によって接合された構造を有する。
基板10の下部にある下部抵抗温度検出器の第2の配線パターン層40´を熱流束測定対象物に接触させた状態で対象物の熱流束を測定する方法について説明する。図3を参照すれば、対象物から発生した熱はマイクロ熱流束センサアレイ100によって水平方向だけでなく、垂直方向にも伝達される。例えば、A抵抗温度検出器とB抵抗温度検出器の温度を測定すれば、対象物から発生した熱が水平方向に進行する熱流束を得ることができる。また、A抵抗温度検出器とC抵抗温度検出器の温度を測定すれば、対象物から発生した熱が垂直方向に進行する熱流束を得ることができる。
このように本発明のマイクロ熱流束センサアレイ100によれば、基板10の上下面に複数の抵抗温度検出器を形成することによって、水平方向はもちろん垂直方向に対する熱流束をも正確に測定できる。また、前述したように基板10内に導電性金属ボールを添加してマイクロ熱流束センサアレイ100の熱伝導度を高めることによってマイクロ熱流束センサアレイ100自体の熱抵抗を最小化できる。
以下、図3及び図4A〜図4Eを参照して本発明の第1の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの製造方法について説明する。図4A〜図4Eは、本発明の第1の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの製造方法を順次に示す工程断面図である。
図4Aに示すように、ポリイミドなどから成る基板10上に第1の導電層120を形成する。具体的には、第1の導電層120は基板10上にスパッタリング方式でシード層を形成した後、電解メッキ方式で形成できる。
その後、第1の導電層120の厚さを調節するか、あるいは第1の導電層120上に形成された酸化膜を除去するためソフトエッチングを行うことができる。
そして、第1の導電層120をパターニングして図4Bのような第1の配線パターン層20を形成する。ここで第1の配線パターン層20の表面を錫などにメッキ処理する工程が追加できる。
続いて、図4Cを参照すれば、第1の配線パターン層20上に所定のビアホール32が形成された絶縁層30を形成する。絶縁層30は、スクリーン印刷方式で形成できる。
そして、図4Dに示すように、絶縁層30上に第2の導電層140を形成する。具体的には、第2の導電層140は基板10上にスパッタリング方式でシード層を形成した後電解メッキ方式で形成できる。
続いて第2の導電層140をパターニングして図4Eのような第2の配線パターン層40を形成する。ここで第2の配線パターン層40の表面を錫などでメッキ処理する工程が追加できる。
このように基板10の一面に上部センサを形成した後、同一の工程を基板10の他面について繰り返し行うことによって、図3に示すように基板10の他面に第1の配線パターン層20´、絶縁層30´及び第2の配線パターン層40´を形成して下部センサを完成することができる。
以下、図5を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。図5は、本発明の第2の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの斜視図である。説明の便宜上、前記第1の実施形態の図面に示した各部材と同の一機能を有する部材は同一の符号で示し、従ってその説明は省略する。
本実施形態のマイクロ熱流束センサアレイ500は、図5に示すように、第1の実施形態のマイクロ熱流束センサアレイ100と以下の内容を除いては基本的に同一の構造を有する。すなわち、図5に示すように、隣接した第1の配線パターン層(20、20´)の間に介在された絶縁層(530、530´)に一定の間隔で複数の溝部(532、532´)が形成されている。
このように絶縁層(530、530´)に溝部(532、532´)が形成されることによってさらに精密な熱流束を測定できる。これを具体的に説明するため基板10の下部に設けられる第2の配線パターン層40´が熱流束測定対象物と接触した場合を例に挙げて説明する。すなわち、図5を参照すればA地点の温度とB地点の温度を測定することによって対象物から発生した熱が水平方向に進行する熱流束を得ることができる。また、A地点の温度とC地点の温度を測定することによって対象物から発生した熱が垂直方向に進行する熱流束を得ることができる。
ここでA地点とB地点では対象物と第2の配線パターン層40が直接接触するので、水平方向の熱流束は誤差が発生するおそれがない。しかし、垂直方向の熱流束の場合、A地点から放出された熱がC地点に直進して伝達されるのではなく、A地点でスポーク状に放射されるために、垂直方向の熱流束に誤差が発生する。言い換えれば、A地点から放出された熱はC地点だけでなく、D地点に向けても伝達されるのでC地点の温度が相対的に低く測定される。
このように垂直方向の熱流束についての誤差を最小化するため絶縁層(530、530´)に溝部(532、532´)を形成した。このような溝部(532、532´)によって水平方向に熱が伝達されることを抑制できるので正確な垂直方向の熱流束を測定できる。
以下、本発明の第3の実施形態を図6〜図9Cに基づいて説明する。
まず、図6〜図8を参照して本発明の第3の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイについて説明する。図6は、本発明の第3の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの分解斜視図である。図7は、図6のマイクロ熱流束センサアレイの結合斜視図である。図8は、図7のマイクロ熱流束センサアレイをVIII−VIII´線に沿って切断した断面図である。
図6〜図8を参照すれば、マイクロ熱流束センサアレイ600は基板610と、基板610の一面に順次に形成された絶縁層620、第1の配線パターン層630及び第2の配線パターン層640から成る上部センサと、基板610について上部センサと対称的に基板610の他面に順次に形成された絶縁層620´、第1の配線パターン層630´及び第2の配線パターン層640´を含む。
ここで、マイクロ熱流束センサアレイ600が熱流束の測定対象物の任意の形状にも適用できるように、基板610は軟性フィルムを使用できる。例えば、基板610としてはポリイミド(PI)などを使用することが望ましい。また、マイクロ熱流束センサアレイ600自体の熱抵抗を最小化するためには、マイクロ熱流束センサアレイ600の熱伝導度を高めることが好ましく、このため基板610内に導電性金属ボールを添加すると良い。
基板610の一面には、凹凸が形成された絶縁層620が形成されている。すなわち、絶縁層620は一定した間隔の溝部622を備えている。例えば、絶縁層620としてはソルダレジスト(SR)などを使用できる。
絶縁層620上には、第1の導電性物質から成る第1の配線パターン層630が形成されている。第1の配線パターン層630は温度測定地点毎に形成された複数の第1の測定パターン632と、各第1の測定パターン632と外部の熱流束測定装置200を連結する第1のルーティング配線634を含む。第1の配線パターン層630は腐蝕を防止し、強度を強化するために所定のメッキ膜で表面をメッキ処理することが好ましい。例えば、このようなメッキ膜としては錫(Sn)などを使用できる。
絶縁層620上には、第1の配線パターン層630と所定部分で重畳する第2の導電性物質から成る第2の配線パターン層640が形成されている。言い換えれば、絶縁層620は第1の測定パターン632と第2の測定パターンが提供できる階段領域(屈曲)を含むことができる。第2の配線パターン層640は、第1の測定パターン632と所定部分で重畳して接触する複数の第2の測定パターン642と、各第2の測定パターン642と外部の熱流束測定装置200を連結する第2のルーティング配線644を含む。第2の配線パターン層640は腐食を防止し、強度を強化するために所定のメッキ膜で表面をメッキ処理することが好ましい。例えば、このようなメッキ膜としては錫(Sn)などを使用できる。
ここで熱流束測定対象物と接触する第1の測定パターン632及び第2の測定パターン642は絶縁層620の突出部に配置されることが好ましい。そして第1の測定パターン632及び第2の測定パターン642にそれぞれ連結された第1のルーティング配線634及び第2のルーティング配線644は熱流束測定対象物との接触による断線を防止するため絶縁層620の溝部622に配置できる。
そして、第1の配線パターン層630を形成する第1の導電性物質と第2の配線パターン層640を形成する第2の導電性物質は異種物質であってもよく、同種物質であってもよい。前述した第1の実施形態で説明したように、第1の配線パターン層630と第2の配線パターン層640が異種物質から成る場合、第1の配線パターン層630と第2の配線パターン層640は熱電対を形成するようになり、熱流束測定装置200から第1の配線パターン層630と第2の配線パターン層640の間の電位差を測定して熱流束を計算できる。また、第1の配線パターン層630と第2の配線パターン層640が同種物質から成る場合、熱流束測定装置200から第1の配線パターン層630と第2の配線パターン層640の間の抵抗を測定して熱流束を計算できる。
第1のルーティング配線634と第2のルーティング配線644が円滑に熱流束測定装置200と連結されるため第1のルーティング配線634と第2のルーティング配線644は互いに異なる方向に延長されることが好ましい。
前述したように基板610の他面に順次に形成された絶縁層620´、第1の配線パターン層630´及び第2の配線パターン層640´から成る下部センサは上部センサと実質的に同一なのでその説明は省略する。ここで、効果的に垂直方向の熱流束を測定するためには、基板610の一面と他面にそれぞれ配置された第1の配線パターン層(630、630´)と第2の配線パターン層(640、640´)の接合部は同一な垂直線上に設けられることが好ましい。言い換えれば、第1の測定パターン(632、632´)と第2の測定パターン(642、642´)は同一な垂直線上に設けられることが好ましい。
本実施形態のマイクロ熱流束センサアレイ600の動作は図5で説明した本発明の第2の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイ500と実質的に同一である。すなわち、水平方向の正確な熱流束を測定できるだけでなく、絶縁層620に形成された溝部622によって垂直方向の熱流束についての誤差を最小化できる。
以下、図8及び図9A〜図9Cを参照して本発明の第3の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの製造方法について説明する。図9A〜図9Cは、本発明の第3の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの製造方法を順次に示す工程断面図である。
図9Aに示すように、ポリイミドなどから成る基板610上に一定した間隔の溝部622を備えた絶縁層620を形成する。絶縁層620はスクリーン印刷方式で形成できる。
続いて図9Bを参照すれば、絶縁層620上に第1の導電層(図示せず)を形成した後、パターニングして第1の配線パターン層630を形成する。ここで、第1の導電層は絶縁層620上にスパッタリング方式でシード層を形成した後、電解メッキ方式で形成できる。そして第1の配線パターン層630の表面を錫などでメッキ処理する工程が追加できる。
続いて、図9Cを参照すれば、第1の配線パターン層630上に第2の導電層(図示せず)を形成した後、パターニングして第1の配線パターン層630と所定部分で重畳する第2の配線パターン層630を形成する。ここで第2の導電層は、基板610上にスパッタリング方式でシード層を形成した後、電解メッキ方式で形成できる。そして、第2の配線パターン層640の表面を錫などでメッキ処理する工程を追加できる。
このように基板610の一面に上部センサを形成した後、同一の工程を基板610の他面について繰り返し行うことによって、図8に示すように基板610の他面に絶縁層620、第1の配線パターン層630及び第2の配線パターン層640を形成して下部センサを完成することができる。
以上、添付した図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、当業者であれば、本発明の技術的思想や必須的な特徴を変更せずに他の具体的な形態で実施されうることを理解することができる。したがって、上述した好適な実施形態は、例示的なものであり、限定的なものではないと理解されるべきである。
本発明は半導体チップ内で熱流束の分布を精密に測定するために利用できる。
本発明の第1の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの分解斜視図である。 図1のマイクロ熱流束センサアレイの結合斜視図である。 図2のマイクロ熱流束センサアレイをIII−III´線に沿って切断した断面図である。 本発明の第1の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの製造方法を順次に示す工程断面図である。 本発明の第1の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの製造方法を順次に示す工程断面図である。 本発明の第1の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの製造方法を順次に示す工程断面図である。 本発明の第1の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの製造方法を順次に示す工程断面図である。 本発明の第1の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの製造方法を順次に示す工程断面図である。 本発明の第2の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの分解斜視図である。 図6のマイクロ熱流束センサアレイの結合斜視図である。 図7のマイクロ熱流束センサアレイをVIII−VIII´線に沿って切断した断面図である。 本発明の第3の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの製造方法を順次に示す工程断面図である。 本発明の第3の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの製造方法を順次に示す工程断面図である。 本発明の第3の実施形態によるマイクロ熱流束センサアレイの製造方法を順次に示す工程断面図である。
符号の説明
10 基板、
20 第1の配線パターン層、
22 第1の測定パターン、
24 第1のルーティング配線、
30 絶縁層、
32 ビアホール、
40 第2の配線パターン層、
42 第2の測定パターン、
44 第2のルーティング配線、
46 連結パターン、
100 マイクロ熱流束センサアレイ、
200 熱流束測定装置。

Claims (22)

  1. 基板と、
    前記基板の第1の面に形成された複数の第1のセンサと、
    前記基板の第2の面に形成された複数の第2のセンサを含み、
    前記複数の第1及び第2のセンサは、
    第1の導電性物質から成る第1の配線パターン層と、
    前記第1の配線パターン層と接触する第2の導電性物質から成る第2の配線パターン層と、
    前記第1及び第2の配線パターン層の間に設けられ、第1及び第2の配線パターン層をそれぞれ接触させるためのビアホールを貫通させた絶縁層と、
    を含むことを特徴とするマイクロ熱流束センサアレイ。
  2. 前記第1の配線パターン層は、
    温度測定地点毎に形成された複数の第1の測定パターンと、
    前記各第1の測定パターンと外部熱流束測定装置を連結する複数の第1のルーティング配線を含むことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  3. 前記第2の配線パターンは、
    前記各第1の測定パターンと対応する位置に形成された複数の第2の測定パターンと、
    前記絶縁層上に形成されたビアホール上に設けられ、前記複数の第1の測定パターンと前記複数の第2の測定パターンをそれぞれ連結する複数の連結パターンと、
    前記各第2の測定パターンと前記外部熱流束測定装置を連結する第2のルーティング配線と、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  4. 前記第1及び第2の配線パターン層は、異種物質から成ることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  5. 前記第1及び第2の配線パターン層は同種物質から成ることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  6. 前記基板は、軟性フィルムから成ることを特徴とする請求項2に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  7. 前記基板は、導電性金属ボールをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  8. 基板と、
    前記基板の第1の面に形成された複数の第1のセンサと、
    前記基板の第2の面に形成された複数の第2のセンサを含み、
    前記複数の第1及び第2のセンサは、
    第1の導電性物質から成る第1の配線パターン層と、
    前記第1の配線パターン層と接触する第2の導電性物質から成る第2の配線パターン層と、
    前記第1及び第2の配線パターン層の間に設けられ、第1及び第2の配線パターン層をそれぞれ接触させるためのビアホールを貫通させた絶縁層と、
    前記絶縁層上に所定間隔に形成された複数の溝部と、
    を含むことを特徴とするマイクロ熱流束センサアレイ。
  9. 前記第1の配線パターン層は、
    温度測定地点毎に形成された複数の第1の測定パターンと、
    前記各第1の測定パターンと外部熱流束測定装置を連結する複数の第1のルーティング配線を含むことを特徴とする請求項8に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  10. 前記第2の配線パターンは、
    前記各第1の測定パターンと対応する位置に形成された複数の第2の測定パターンと、
    前記絶縁層上に形成されたビアホール上に設けられ、前記複数の第1の測定パターンと前記複数の第2の測定パターンをそれぞれ連結する複数の連結パターンと、
    前記各第2の測定パターンと前記外部熱流束測定装置を連結する第2のルーティング配線と、
    を含むことを特徴とする請求項9に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  11. 前記第1及び第2の配線パターン層は異種物質から成ることを特徴とする請求項8に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  12. 前記第1及び第2の配線パターン層は同種物質から成ることを特徴とする請求項8に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  13. 前記基板は軟性フィルムから成ることを特徴とする請求項8に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  14. 前記基板は、導電性金属ボールをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  15. 基板と、
    前記基板の第1の面に形成された複数の第1のセンサと、
    前記基板の第2の面に形成された複数の第2のセンサを含み、
    前記複数の第1及び第2のセンサは、
    第1の導電性物質から成る第1の配線パターン層と、
    前記第1の配線パターン層と接触する第2の導電性物質から成る第2の配線パターン層と、
    所定間隔で複数の突出部を有し、前記第1及び第2の配線パターン層が接触する凹凸形状の絶縁層と、
    前記絶縁層上で隣接した突出部の間に形成された複数の溝部と、
    を含むことを特徴とするマイクロ熱流束センサアレイ。
  16. 前記第1及び第2の配線パターン層はそれぞれの前記突出部上で接触することを特徴とする請求項15に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  17. 前記第1の配線パターン層は、
    温度測定地点毎に形成された複数の第1の測定パターンと、
    前記各第1の測定パターンと外部熱流束測定装置を連結する第1のルーティング配線と、
    を含むことを特徴とする請求項15に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  18. 前記第2の配線パターンは、
    前記各第1の測定パターンと重畳して接合する複数の第2の測定パターンと、
    前記各第2の測定パターンと前記外部熱流束測定装置を連結する第2のルーティング配線と、
    を含むことを特徴とする請求項17に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  19. 前記第1及び第2の配線パターン層は異種物質から成ることを特徴とする請求項15に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  20. 前記第1及び第2の配線パターン層は同種物質から成ることを特徴とする請求項15に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  21. 前記基板は軟性フィルムから成ることを特徴とする請求項15に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
  22. 前記基板は導電性金属ボールをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載のマイクロ熱流束センサアレイ。
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