JP2007192104A - 内燃機関のカムシャフト支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、内燃機関のカムシャフト支持構造に関し、カムシャフトの支持部分に高い剛性を付与することを目的とする。
【解決手段】シリンダヘッド10の上にロアカムキャリア20を配置し、その上にヘッドカバー40を配置する。ロアカムキャリア20は、シリンダヘッド10の周縁部14と重なる外枠部22と、外枠部22の対向辺の間に設けられた掛け渡し部26とを一体的に備える。掛け渡し部26はカムシャフト30,32を支持するための下方軸受け部28を有する。ヘッドカバー40は、外枠部22と重なるフランジ部42と、フランジ部42の内側で掛け渡し部26と対向する軸受け部分46とを一体的に備える。軸受け部分46は、その下端に、下方軸受け部と共にカムシャフト30,32を支持する上方軸受け部を有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関のカムシャフト支持構造に係り、特に、車両に搭載する内燃機関に適用するうえで好適なカムシャフト支持構造に関する。
従来、特開平7−166956号公報に開示されるように、カムシャフトを支持するための上方軸受け部を一体的に備えるヘッドカバーが知られている。内燃機関において、カムシャフトは、吸気弁又は排気弁にリフトを与えるために用いられる。カムシャフトがそれらのリフトを発生させる際には、その反力として、カムシャフトはヘッドカバー方向に付勢される。このため、ヘッドカバー側でカムシャフトを支持する上方軸受け部には高い剛性が要求される。
上記従来の構成によれば、上方軸受け部が、ヘッドカバーの本体と一体的に設けられているため、高い剛性を示す。このため、このような構成によれば、内燃機関のカムシャフトを、十分な剛性の下に支持することが可能である。
特開平7−166956号公報 特開平8−246952号公報 特開平6−288296号公報
上述した従来のヘッドカバーは、シリンダヘッドの周縁部にボルトにより締結される。そして、上方軸受け部と共にカムシャフトを支持する下方軸受け部は、ヘッドカバーとシリンダヘッドとの間に形成される空間内において、そのヘッドカバーとシリンダヘッドに締結される。このような構造によれば、ヘッドカバーの近傍においてシールを必要とする箇所は、ヘッドカバーとシリンダヘッドとの境界部分のみとなる。このため、上記公報に開示される構成によれば、カムシャフトの支持構造に対して高い剛性を付与しつつ、オイル漏れのリスクを低減させることができる。
しかしながら、上記従来の構造によれば、カムシャフトに加わる反力は、ヘッドカバーがシリンダヘッドとのみ締結される構造のため、ヘッドカバーのみを伝ってシリンダヘッドに伝達される。換言すると、この構造によれば、カムシャフトに加わる反力は、ヘッドカバーがシリンダヘッドと締結される端部付近に集中的に伝達される。このため、上記従来の構造を用いる場合、ヘッドカバーにおいて十分な剛性が確保できない場合には、カムシャフトの支持部分に対して、十分な剛性を付与できないという事態が生じ得る。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ヘッドカバーの剛性に頼ることなく、カムシャフトの支持部分に高い剛性を付与することのできる内燃機関のカムシャフト支持構造を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関のカムシャフト支持構造であって、
シリンダヘッドと、
前記シリンダヘッドの周縁部と重なるように配置される外枠部、当該外枠部の対向辺の間に設けられた掛け渡し部、及び、カムシャフトを支持するために当該掛け渡し部に形成された下方軸受け部を一体的に有するラダーフレーム式ロアカムキャリアと、
前記外枠部と重なるように配置されるフランジ部、前記フランジ部の内側に前記掛け渡し部と対向するように設けられた軸受け部分、及び前記下方軸受け部と共に前記カムシャフトを支持するために前記軸受け部分に形成された上方軸受け部を一体的に有するアッパカムキャリア一体ヘッドカバーと、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記シリンダヘッドの周縁部と前記外枠部、並びに前記外枠部と前記フランジ部を締結する周縁締結部材と、
前記外枠部及び前記フランジ部と、前記下方軸受け部及び前記上方軸受け部との間で、前記掛け渡し部と前記アッパカムキャリア一体ヘッドカバーとを締結する軸受け締結部材と、
を備えることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記アッパカムキャリア一体ヘッドカバーと前記ラダーフレーム式ロアカムキャリアとは同一の材質で構成されており、当該材質は、前記シリンダヘッドの材質に比して軽いことを特徴とする。
また、第4の発明は、第1又は第2の発明において、前記アッパカムキャリア一体ヘッドカバーは、前記ラダーフレーム式ロアカムキャリアの材質に比して軽い材質で構成されていることを特徴とする。
また、第5の発明は、第3の発明において、前記シリンダヘッドは、その壁面に開口した吸気ポートを備え、前記周縁部と前記外枠部との境界は、前記吸気ポートの開口部の直近に形成されていることを特徴とする。
また、第6の発明は、第1乃至第5の発明の何れかにおいて、
前記ラダーフレーム式ロアカムキャリアは、マグネシウム、マグネシウム合金、又は樹脂複合材で構成されており、
当該ラダーフレーム式ロアカムキャリアの内部に、吸気通路の一部が形成されていることを特徴とする。
また、第7の発明は、第1乃至第6の発明の何れかにおいて、
前記ラダーフレーム式ロアカムキャリアは、マグネシウム、マグネシウム合金、又は樹脂複合材で構成されており、
当該ラダーフレーム式ロアカムキャリアの内部に、燃料通路の一部が形成されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、カムシャフトに加わる力は、アッパカムキャリア一体ヘッドカバー、及びラダーフレーム式ロアカムキャリアの双方を伝ってシリンダヘッドに伝達される。つまり、本発明によれば、カムシャフトに加わる力を、アッパカムキャリア一体ヘッドカバーとラダーフレーム式ロアカムキャリアの双方で受け持つことができる。このため、本発明によれば、個別の構成部材に大きく依存することなく、カムシャフトの支持部分に対して、全体として十分な剛性を付与することができる。
第2の発明によれば、下方軸受け部及び上方軸受け部の近傍で、アッパカムキャリア一体ヘッドカバーとラダーフレーム式ロアカムキャリアとが締結される。このため、本発明によれば、それら2つの部材が一体となってカムシャフトに加わる力を受け持つことができる。このため、本発明によれば、カムシャフトの支持部分に高い剛性を付与することができる。
第3の発明によれば、アッパカムキャリア一体ヘッドカバーとラダーフレーム式ロアカムキャリアとが、シリンダヘッドの材質に比して軽い材質で構成される。本発明によれば、構造的に高い支持剛性が得られるため、これらを軽い材料で構成しても、十分な支持剛性を得ることができる。そして、本発明によれば、それらの部材を軽量化することにより、内燃機関の低重心化を実現することができる。
第4の発明によれば、アッパカムキャリア一体ヘッドカバーが、ラダーフレーム式ロアカムキャリアの材質に比して軽い材質で構成される。本発明によれば、構造的に高い支持剛性が得られるため、アッパカムキャリア一体ヘッドカバーを軽い材料で構成しても、十分な支持剛性を得ることができる。そして、本発明によれば、内燃機関の最も上部に位置する部材を軽量化することにより、効率的に内燃機関の低重心化を実現することができる。
第5の発明によれば、シリンダヘッドの周縁部とラダーフレーム式ロアカムキャリアの外枠部との境界が、吸気ポートの開口部の直近に形成される。このような構成によれば、吸気ポートをシリンダヘッド内に形成しつつ、シリンダヘッドの高さを最小とすることができる。つまり、本発明によれば、重い材質で形成されるシリンダヘッドの高さを最小として、軽い材質で形成される部材の高さを最大とすることで、内燃機関の効率的な軽量化を実現することができる。
第6の発明によれば、マグネシウム、マグネシウム合金、又は樹脂複合材で構成されたラダーフレーム式ロアカムキャリアの一部を、吸気通路の一部として利用することができる。本発明によれば、構造的に高い支持剛性が得られるため、ラダーフレーム式ロアカムキャリアをマグネシウムや樹脂複合材で構成しても、十分な支持剛性を得ることができる。また、マグネシウムや樹脂複合材は、アルミや鋳鉄に比して遮音性及び断熱性に優れている。このため、本発明によれば、十分な支持剛性を確保しつつ、吸入空気の加熱防止や吸気音の低減を実現することができる。
第7の発明によれば、マグネシウム、マグネシウム合金、又は樹脂複合材で構成されたラダーフレーム式ロアカムキャリアの一部を、燃料通路の一部として利用することができる。本発明によれば、構造的に高い支持剛性が得られるため、ラダーフレーム式ロアカムキャリアをマグネシウムや樹脂複合材で構成しても、十分な支持剛性を得ることができる。また、マグネシウムや樹脂複合材は、アルミや鋳鉄に比して遮音性及び断熱性に優れている。このため、本発明によれば、十分な支持剛性を確保しつつ、燃料温度の上昇や、燃料供給に伴う騒音の低減を実現することができる。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態1のカムシャフト支持構造を説明するための図である。より具体的には、図1は、本実施形態の構造に含まれる構成要素を分解して表した斜視図である。図1に示すように、本実施形態の構造は、内燃機関のシリンダヘッド10を備えている。
シリンダヘッド10は、アルミや鋳鉄により構成されている。シリンダヘッド10の内部には、4つの気筒を構成するための各種要素(図示略)が形成されている。また、シリンダヘッド10は、それらの各種要素を取り囲むように形成された側壁12を備えている。側壁12の最上部は、シリンダヘッド10を環状の周縁部14を構成している。周縁部14の更に外側には、所定の間隔を開けて、複数のボルト締結孔16が設けられている。
シリンダヘッド10の上には、ラダーフレーム式ロアカムキャリア20(以下、単に「ロアカムキャリア20」と称す)が組み付けられる。ロアカムキャリア20は、シリンダヘッド10の周縁部14と重なるように配置される外枠部22を有している。外枠部22の更に外側には、シリンダヘッド10のボルト締結孔16と重なるように配置されたボルト締結穴24が設けられている。
外枠部22の内側には、外枠部22の対向辺の間を掛け渡すように、4つの掛け渡し部26が設けられている。掛け渡し部26は、それぞれ、4つの気筒の境界部分に位置するように配置される。掛け渡し部26には、それぞれ、2つの下方軸受け部28が形成されている。下方軸受け部28は、下側からカムシャフトを支持することができるように、半円形の凹状に形成されている。それぞれの下方軸受け部28の両側には、掛け渡し部26に開口されたボルト締結孔29が設けられている。
ロアカムキャリア20は、4つの掛け渡し部26と上記の外枠部22とが一体化したものとして構成される。また、ロアカムキャリア20は、マグネシウムによって構成されている。マグネシウムは、シリンダヘッド10の材質であるアルミや鋳鉄に比して剛性が低い半面、アルミや鋳鉄に比して軽く、また、遮音性や断熱性に優れているという特性を有している。
従って、ロアカムキャリア20をマグネシウムで構成した場合、その材質をアルミや鋳鉄とした場合に比して、以下のような特性が生ずる。
1.ロアカムキャリア20単独での剛性は確保し難くなる。
2.ロアカムキャリア20の軽量化により、内燃機関の軽量化と低重心化が実現できる。
3.振動に対する減衰性が向上し、制振効果、放射音低減効果が向上する。
4.伝熱、放熱が抑制され、内燃機関の暖機性が向上する。
ロアカムキャリア20の上には、吸気カムシャフト30と排気カムシャフト32が、それぞれ、軸方向に並んだ4つの下方軸受け部28に保持されるように組み付けられる。本実施形態では、個々の気筒に、図示しない吸気弁及び排気弁が2つずつ設けられている。吸気カムシャフト30及び排気カムシャフト34は、それぞれ、それらの吸気弁及び排気弁に対応するように、気筒毎に2つのカム34,36を備えている。
ロアカムキャリア20の上には、更に、アッパカムキャリア一体ヘッドカバー40(以下、単に「ヘッドカバー40」と称す)が固定される。アッパカムキャリア一体ヘッドカバー40は、ロアカムキャリア20の外枠部22と重なるように配置されるフランジ部42を備えており、吸気カムシャフト30及び排気カムシャフト32を支持しながら、ロアカムキャリア20の全面を覆うことができるように形成されている。
フランジ部42には、ロアカムキャリア20の締結穴24と重なるように、複数の締結穴44が設けられている。ヘッドカバー40及びロアカムキャリア20は、それらの締結穴24,44を貫通して締結孔16に締め付けられる締結ボルト(図示せず)によってシリンダヘッド10に固定される。
ヘッドカバー40は、複数の軸受け部分46を備えている。個々の軸受け部分46は、下方軸受け部28のそれぞれと対向する位置に設けられており、ヘッドカバー40の内側には、下方軸受け部28と対をなすように上方軸受け部(図示せず)を有している。上方軸受け部は、下方軸受け部28と共に、吸気カムシャフト30或いは排気カムシャフト32を保持する部分であり、下方軸受け部28と同様に、半円形の凹状に形成されている。
個々の軸受け部46は、ロアカムキャリア20の締結孔29と重なる2つの締結穴48を有している。ヘッドカバー40とロアカムキャリア20とは、それらの締結孔29及び締結穴48の部位においても、つまり、上下の軸受け部の直近においても、図示しない締結ボルトによって固定される。
図2は、本実施形態のカムシャフト支持構造を、一つの気筒の中央を通る面で切断することにより得られる断面図である。図2に示すように、ヘッドカバー40の内側は、吸気側及び排気側の軸受け部46とが、左右のフランジ部42と連続的かつ一体的な構造となるように形成されている。そして、左右のフランジ部42の間に延在する部分(軸受け部46を含む)は、その全体において、ロアカムキャリア20の掛け渡し部26と対向し、かつ、接触している。
ヘッドカバー40は、ロアカムキャリア20と同様に、マグネシウムで構成されている。このため、ヘッドカバー40は、ロアカムキャリア20と同様に、以下に示すような特性を示す。
1.ヘッドカバー40単独での剛性は確保し難くなる。
2.ヘッドカバー40の軽量化により、内燃機関の軽量化と低重心化が実現できる。
3.振動に対する減衰性が向上し、制振効果、放射音低減効果が向上する。
4.伝熱、放熱が抑制され、内燃機関の暖機性が向上する。
[実施の形態1の特徴]
(高剛性構造)
図2に示すように、シリンダヘッド10には、気筒毎に吸気ポート50と排気ポート52が設けられると共に、それらを開閉するための吸気弁54及び排気弁56が組み込まれる。吸気弁54及び排気弁56の上端は、それぞれロッカーアーム58,60の一端に接している。ロッカーアーム58,60は、それぞれの他端において、ラッシュアジャスタ62,64により支持されている。
より具体的には、ロッカーアーム58は、ラッシュアジャスタ62と吸気弁54とによって下方から支持されており、かつ、吸気側のカム34により上方から支持されている。ラッシュアジャスタ62は、その位置を変えることなくロッカーアーム58を支持する。他方、吸気弁54は、図示しないバルブスプリングによって閉弁方向に付勢されている。このため、カム34のノーズがロッカーアーム58を押圧すると、ロッカーアーム58は、ラッシュアジャスタ62との接点を支点として揺動し、吸気弁54を開弁方向にリフトさせる。この際、吸気カムシャフト30には、バルブスプリングの反力が伝わる。つまり、吸気カムシャフト30には、カム34のノーズがロッカーアームを押圧する毎に、図中上向きの反力が作用する。
以上説明した理由により、吸気カムシャフト30には、個々の気筒で吸気弁54が開弁する時期と同期して、個々の気筒に対応する位置において、上向きの大きな反力が作用する。同様の理由により、排気カムシャフト32には、個々の気筒で排気弁56が開弁する時期と同期して、個々の気筒に対応する位置において、上向きの大きな反力が作用する。このため、吸気カムシャフト54及び排気カムシャフト56の支持構造には、そのような反力に対抗し得る十分な剛性が要求される。
本実施形態において、上方軸受け部を有する軸受け部分48は、ヘッドカバー40と一体的に形成されている。このような構造によれば、ヘッドカバー40自体の剛性により軸受け部分46の剛性を高めることができ、それらが個々に独立しているような場合に比して、上方軸受け部の剛性を高めることができる。
また、本実施形態の構造によれば、下方軸受け部28を有する掛け渡し部26は、外枠部22と一体的に構成されている。このような構造によれば、外枠部22によって個々の掛け渡し部26を支えることができ、掛け渡し部26が個々に独立しているような場合に比して、下方軸受け部28の剛性を高めることができる。
以上説明した通り、本実施形態の構造は、上方軸受け部及び下方軸受け部28が、それぞれ、単独で高い剛性を有している。加えて、本実施形態の構造は、以下に説明するように、ヘッドカバー40とロアカムキャリア20とが組み合わされることにより、吸気カムシャフト54及び排気カムシャフト56の支持構造に、極めて高い剛性を付与し得る状態を作り出している。
すなわち、本実施形態の構造によれば、上下の軸受け部が対をなす部分は、全ての箇所において、ヘッドカバー40と掛け渡し部26とが重なりあった2重構造の部材を介してシリンダヘッド10と連結されている。つまり、上下の軸受け部が対をなす部分の近傍では、常に、ヘッドカバー40の一部と掛け渡し部26とが密着しており、かつ、その密着状態が、左右のフランジ部42或いは外枠部22まで連続している。そして、上述した2重構造の部材は、軸受け部の両側がボルトによって締結されていることから、外見上は強固な単一構造部材として機能する。
このような構造によれば、吸気カムシャフト30或いは排気カムシャフト32が受ける力は、内燃機関上の如何なる部位においても、ヘッドカバー40と掛け渡し部20とからなる2重構造部材を介してシリンダヘッド10に伝達される。従って、本実施形態の支持構造によれば、カムシャフトの支持に寄与する剛性は、多大に、上記の2重構造部材の剛性により決せられる。
単一のヘッドカバー40や単一の掛け渡し部26の剛性に比して、それらの重ね合わせからなる2重構造部材は、著しく高い剛性を示す。このため、本実施形態の支持構造は、上方軸受け部及び下方軸受け部28がそれぞれ個別に高い剛性を示すこととも相まって、カムシャフトの支持剛性を確保するうえで、極めて好適な特性を有している。
本実施形態では、上述した通り、ヘッドカバー40及びロアカムキャリア20は、アルミや鋳鉄に比して剛性の低いマグネシウムにより構成される。しかしながら、本実施形態の構造は、上述した通り、カムシャフトの支持剛性を確保し易い特性を有している。このため、この構造によれば、ヘッドカバー40やロアカムキャリア20をマグネシウムで形成しつつ、カムシャフトを支持する上で十分な剛性を確保することができる。
以上説明した通り、本実施形態の構造においては、上方軸受け部及び下方軸受け部28が、それぞれ単独で高い剛性を有している。また、この構造によれば、全体として、十分に高いカムシャフトの指示剛性を得ることができる。このため、本実施形態の構造によれば、以下のような効果を得ることができる。
第1に、本実施形態の構造によれば、上方軸受け部及び下方軸受け部28に対して、優れた機械加工精度を容易に与えることができる。換言すると、本実施形態の構造によれば、上方軸受け部及び下方軸受け部28が、それぞれ単独で高い剛性を有していることから、それらを、短時間で精度良く加工することができる。本実施形態の構造は、この点において、内燃機関10の低コスト化に適した特性を有している。
第2に、本実施形態の構造によれば、上方軸受け部及び下方軸受け部28がそれぞれ単独で高い剛性を示し、かつ、全体として十分なカムシャフト支持剛性が得られることから、内燃機関10に含まれる各シール部のシール性を高めることができる。この点において、本実施形態の構造は、オイル漏れのリスクを低減させ得るという特性を有している。
第3に、上方軸受け部及び下方軸受け部28がそれぞれ単独で高い剛性を示し、かつ、全体として十分なカムシャフト支持剛性が得られることから、内燃機関10の運転中の音及び振動を低減させることができる。この点で、本実施形態の構造によれば、内燃機関10の静粛性を高めることができる。
第4に、本実施形態の構造によれば、カムジャーナルの軸受け部の変形を十分に小さく抑えることができる。その結果、カムシャフト30,32の回転抵抗を十分に小さくすることができる。本実施形態の構造は、このため、本実施形態の構造によれば、内燃機関10を低燃費化・高出力化することができる。
第5に、本実施形態の構造によれば、吸気弁54及び排気弁56の挙動を安定化させ、内燃機関10の回転域を高めることができる。このため、本実施形態の構造によれば、内燃機関10を高出力化することができる。
(軽量化及び低重心化)
図2に示すように、本実施形態の支持構造では、シリンダヘッド10とロアカムキャリア20との境界が、吸気ポート50の直上位置に設定されている。このような構成によれば、吸気ポート50をシリンダヘッド10の中に形成しつつ、シリンダヘッド10の高さを最低限に抑えることができる。換言すると、上記の構成によれば、内燃機関に与えられた寸法の中で、ロアカムキャリア20とヘッドカバー40に、最大限の寸法を与えることができる。
ロアカムキャリア20とヘッドカバー40は、軽量のマグネシウムで構成されている。他方、シリンダヘッド10は、マグネシウムに比して重いアルミや鋳鉄で構成される。このため、ロアカムキャリア20とヘッドカバー40の寸法を最大として、シリンダヘッド10の高さを最小とすれば、内燃機関において、最大限の軽量化と低重心化を実現することができる。
(外枠部及びフランジ部の高剛性化)
上述した通り、本実施形態の支持構造では、ロアカムキャリア20及びヘッドカバー40に対して、許容し得る最大限の寸法(厚さ)を与えることとしている。ロアカムキャリア20の外枠部22、並びにヘッドカバー40のフランジ部42は、その厚さが厚いほど高い剛性を示す。従って、上記の設計思想によれば、外枠部22及びフランジ部42に、与えられた自由度の中で最大限の剛性を与えることができる。
外枠部22やフランジ部42の高剛性化は、カムシャフト支持構造の高剛性化に資すると同時に、内燃機関におけるオイル漏れのリスク低減にも大きく寄与する。すなわち、本実施形態の支持構造を用いる場合、内燃機関には、シリンダヘッド10とロアカムキャリア20の間、及びロアカムキャリア20とヘッドカバー40の間にシール箇所が生ずる。
ヘッドカバー40及びロアカムキャリア20は、締結ボルトによってシリンダヘッド10の周縁部14に固定される。オイル漏れは、一般に、締結ボルトの間の領域において発生し易い。そして、このようなオイル漏れは、シールを求められる部材の剛性が低いほど発生し易い。
本実施形態の構成では、シリンダヘッドの周縁部14、ロアカムキャリア20の外枠部22、及びヘッドカバー40のフランジ部42がシールの求められる部材となる。周縁部14は、剛性の高いアルミで構成されるため十分な剛性を有している。そして、外枠部22及びフランジ部42は、マグネシウムで構成されるものの、厚さ方向に十分な寸法が与えられており、かつ、実質的に強固な単一構造部材として機能する(軸受け部の近傍でも締結されているため)ことから、何れも十分な剛性を示す。
このため、本実施形態の支持構造によれば、シールを要する箇所が2カ所となるにも関わらず、また、ロアカムキャリア20及びヘッドカバー40をマグネシウムで構成しているにも関わらず、内燃機関におけるオイル漏れのリスクを十分に解消することが可能である。
(遮音性、制振性の向上)
上述した通り、マグネシウムは、アルミや鋳鉄に比して振動に対する減衰性に優れている。このため、ロアカムキャリア20及びヘッドカバー40をマグネシウムで構成すれば、内燃機関の遮音性、制振性は向上する。加えて、本実施形態では、上述した通り、ロアカムキャリア20及びヘッドカバー40に対して、最大限の寸法を与えることとしている。このため、本実施形態の構成によれば、マグネシウムを用いることによる遮音性及び精神性の効果を最大限に享受することができる。
[実施の形態1の変形例等]
ところで、上述した実施の形態1においては、ロアカムキャリア20とヘッドカバー40を、共通の締結ボルトによってシリンダヘッド10に共締めすることとしているが、その構成はこれに限定されるものではない。すなわち、ロアカムキャリア20をシリンダヘッド10に締結したうえで、ヘッドカバー40を、ロアカムキャリア20に締結し、または、ロアカムキャリア20とシリンダヘッド10の双方に締結することとしてもよい。或いは、ロアカムキャリア20をヘッドカバー40に締結したうえで、それらの両者をシリンダヘッド10に締結することとしてもよい。
また、上述した実施の形態1においては、ロアカムキャリア20とヘッドカバー40を、共にマグネシウムで構成することとしているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、ロアカムキャリア20及びヘッドカバー40は、振動に対する減衰性に優れ、アルミや鋳鉄に比して軽量なマグネシウム合金や樹脂複合材により構成することとしてもよい。このような構成によれば、実質的に、上述した実施の形態1の場合と同様の効果を達成することができる。
更に、ロアカムキャリア20及びヘッドカバー40の一方をアルミや鋳鉄で構成し、その他方のみをマグネシウムやマグネシウム合金、或いは樹脂複合材で構成することとしてもよい。このような構成によれば、十分な支持剛性を確保しつつ、少なくとも、ロアカムキャリア20及びヘッドカバー40の一方において、軽量化の効果を達成することができる。特に、ヘッドカバー40をマグネシウムやマグネシウム合金、或いは樹脂複合材で構成した場合には、内燃機関の低重心化の効果についても、効率的に達成することができる。
加えて、ロアカムキャリア20及びヘッドカバー40は、アルミや鋳鉄で構成することとしてもよい。本実施形態の支持構造は、高剛性化に適した特性を有しているため、それらをアルミや鋳鉄で構成する場合、各所の厚さを十分に薄くしながら所望の剛性を確保することができる。このため、本実施形態の支持構造によれば、ロアカムキャリア20やヘッドカバー40をアルミや鋳鉄で構成した場合においても、内燃機関の軽量化に寄与することができる。
また、上述した実施の形態1の支持構成には、吸気カムシャフト30或いは排気カムシャフト32の上部に、それらの回転を駆動力とする燃料ポンプを追加することとしてもよい。このような燃料ポンプを追加した場合、このポンプを駆動するカムシャフトには、下向きの大きな反力、つまり、下方軸受け部が受け持つべき大きな反力が加わる。本実施形態の支持構造は、上方軸受け部が受け持つべき力に対して高い剛性を発揮するのと同じ理由で、下方軸受け部が受け持つべき力に対しても高い剛性を発揮する。このため、本実施形態の支持構造によれば、上述したような燃料ポンプが追加される場合においても、十分な精度で吸気カムシャフト30及び排気カムシャフト32を支持することが可能である。
尚、上述した実施の形態1においては、締結穴44,24を通って締結孔16に締め付けられる締結ボルトが前記第2の発明における「周縁締結部材」に、締結穴48を通って締結孔29に締め付けられる締結ボルトが前記第2の発明における「軸受け締結部材」に、それぞれ相当している。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2の構成を説明するための図である。図3は、より正確には、本実施形態の支持構造の特徴を説明するために、細部を捨象して表した概念図である。例えば、図3に示すヘッドカバー40は、図1又は図2に示すヘッドカバー40と同一物である。以下、ヘッドカバー40と同様に、図1又は図2に示す要素と同一の要素については、図3中に共通する符号を付して、その説明を省略又は簡略する。
本実施形態の支持構造は、シリンダヘッド70と、ロアカムキャリア72とを有している。シリンダヘッド70は、実施の形態1におけるシリンダヘッド10と同様に、アルミ又は鋳鉄で構成されている。他方、ロアカムキャリア72は、実施の形態1の場合と同様に、マグネシウムで構成されている。
シリンダヘッド70には、ロアカムキャリア72の底面に開口するように吸気ポート74が形成されている。ロアカムキャリア72には、吸気ポート74と連通するポート連通路76が設けられている。ロアカムキャリア72は、ポート連通路76を備えていることを除いて、実質的に実施の形態1におけるロアカムキャリア20と同様である。
本実施形態の支持構造において、ヘッドカバー40の上には、その外形に沿って延在してポート連通路76に繋がる吸気管78と、その吸気管78に連通するサージタンク80とが設けられている。
上記の構成によれば、内燃機関と、吸気管78及びサージタンク80とを、小さいスペース内に収めることができ、エンジンルームの省スペース化を促進することができる。また、このような構成によれば、ロアカムキャリア72内に形成されるポート連通路76を吸気ポートの一部として機能させることができる。
ロアカムキャリア72は、マグネシウムで構成されているため、優れた遮音性、断熱性を示す。このため、ロアカムキャリア72の中に、吸気ポートの一部として機能するポート連通路76を設けると、良好な吸気保温性を実現して、冷間始動性を改善することができる。更に、この構成によれば、吸気の遮音性を高めて内燃機関の静粛性を高めることができる。
ところで、上述した実施の形態2においては、ロアカムキャリア72をマグネシウムで構成することとしているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、ロアカムキャリア72は、遮音性及び断熱性に優れたマグネシウム合金や樹脂複合材により構成することとしてもよい。
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態3の構成を説明するための図である。図4は、より正確には、本実施形態の支持構造の特徴を説明するために、細部を捨象して表した概念図である。例えば、図4に示すヘッドカバー40は、図1又は図2に示すヘッドカバー40と同一物である。以下、ヘッドカバー40と同様に、図1又は図2に示す要素と同一の要素については、図4中に共通する符号を付して、その説明を省略又は簡略する。
本実施形態の支持構造は、シリンダヘッド10を備えている。シリンダヘッド10には、吸気ポート50に連通するように吸気管90が連結されている。吸気管90には、吸気ポート50内に燃料を噴射するための燃料噴射弁92が組み付けられている。
シリンダヘッド10とヘッドカバー40との間には、ロアカムキャリア94が配置されている。ロアカムキャリア94には、燃料通路96が設けられている。燃料通路96は、内燃機関が備える複数気筒の直列方向に延在しており、気筒毎に配置されている燃料噴射弁92の全てと連通している。従って、内燃機関が備える全ての燃料噴射弁92は、燃料通路96から燃料供給を受けることができる。
内燃機関の一般的な構成によれば、燃料噴射弁92と連通する燃料通路は、内燃機関の本体とは別個に設けられる。このような一般的な構成と比較して、本実施形態の構成によれば、燃料通路96が別部材でないため、部品点数を削減することができる。更に、このような構成によれば、エンジンルームの省スペース化を促進することができる。
また、内燃機関においては、上記のような燃料通路は、アルミや鋳鉄で構成されるのが通常である。このような燃料通路が用いられる場合、その内部を流れる燃料は、内燃機関から放射される熱により、必然的に加熱される。これに対して、本実施形態の支持構造によれば、燃料通路96がマグネシウムの内部に形成されることから、燃料への伝熱を最小限に抑えることができる。このため、本実施形態の構造によれば、燃料の過熱を確実に防止することができる。
ところで、上述した実施の形態3においては、ロアカムキャリア94をマグネシウムで構成することとしているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、ロアカムキャリア94は、遮音性及び断熱性に優れたマグネシウム合金や樹脂複合材により構成することとしてもよい。
本発明の実施の形態1のカムシャフト支持構造を説明するための分解斜視図である。 本発明の実施の形態1のカムシャフト支持構造を一つの気筒の中央を通る面で切断することで得られる断面図である。 本発明の実施の形態2のカムシャフト支持構造を説明するための図である。 本発明の実施の形態3のカムシャフト支持構造を説明するための図である。
符号の説明
10;70 シリンダヘッド
14 周縁部
16,29 締結孔
20;72;94 ラダーフレーム式ロアカムキャリア(ロアカムキャリア)
22 外枠部
24,44,48 締結穴
26 掛け渡し部
28 下方軸受け部
30 吸気カムシャフト
32 排気カムシャフト
40 アッパカムキャリア一体ヘッドカバー(ヘッドカバー)
42 フランジ部
46 軸受け部分
50 吸気ポート
54 吸気弁
56 排気弁
58,60 ロッカーアーム
76 ポート連通路
96 燃料通路

Claims (7)

  1. シリンダヘッドと、
    前記シリンダヘッドの周縁部と重なるように配置される外枠部、当該外枠部の対向辺の間に設けられた掛け渡し部、及び、カムシャフトを支持するために当該掛け渡し部に形成された下方軸受け部を一体的に有するラダーフレーム式ロアカムキャリアと、
    前記外枠部と重なるように配置されるフランジ部、前記フランジ部の内側に前記掛け渡し部と対向するように設けられた軸受け部分、及び前記下方軸受け部と共に前記カムシャフトを支持するために前記軸受け部分に形成された上方軸受け部を一体的に有するアッパカムキャリア一体ヘッドカバーと、
    を備えることを特徴とする内燃機関のカムシャフト支持構造。
  2. 前記シリンダヘッドの周縁部と前記外枠部、並びに前記外枠部と前記フランジ部を締結する周縁締結部材と、
    前記外枠部及び前記フランジ部と、前記下方軸受け部及び前記上方軸受け部との間で、前記掛け渡し部と前記アッパカムキャリア一体ヘッドカバーとを締結する軸受け締結部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の内燃機関のカムシャフト支持構造。
  3. 前記アッパカムキャリア一体ヘッドカバーと前記ラダーフレーム式ロアカムキャリアとは同一の材質で構成されており、当該材質は、前記シリンダヘッドの材質に比して軽いことを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関のカムシャフト支持構造。
  4. 前記アッパカムキャリア一体ヘッドカバーは、前記ラダーフレーム式ロアカムキャリアの材質に比して軽い材質で構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関のカムシャフト支持構造。
  5. 前記シリンダヘッドは、その壁面に開口した吸気ポートを備え、前記周縁部と前記外枠部との境界は、前記吸気ポートの開口部の直近に形成されていることを特徴とする請求項3記載の内燃機関のカムシャフト支持構造。
  6. 前記ラダーフレーム式ロアカムキャリアは、マグネシウム、マグネシウム合金、又は樹脂複合材で構成されており、
    当該ラダーフレーム式ロアカムキャリアの内部に、吸気通路の一部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の内燃機関のカムシャフト支持構造。
  7. 前記ラダーフレーム式ロアカムキャリアは、マグネシウム、マグネシウム合金、又は樹脂複合材で構成されており、
    当該ラダーフレーム式ロアカムキャリアの内部に、燃料通路の一部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の内燃機関のカムシャフト支持構造。
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