JPH0622551A - 共振型dc−dcコンバータ - Google Patents

共振型dc−dcコンバータ

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JPH0622551A
JPH0622551A JP20177292A JP20177292A JPH0622551A JP H0622551 A JPH0622551 A JP H0622551A JP 20177292 A JP20177292 A JP 20177292A JP 20177292 A JP20177292 A JP 20177292A JP H0622551 A JPH0622551 A JP H0622551A
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JP
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switch
inverter
switches
load
current
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JP20177292A
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Jun Takahashi
橋 順 高
Keishin Hatakeyama
山 敬 信 畠
Kazuhiko Sakamoto
本 和 彦 坂
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 共振型DC−DCコンバータにおいて、イン
バータの各スイッチング素子にかかる電圧の変化率が小
さくノイズを低減すると共に、上記スイッチング素子で
の損失を低減して高効率化を図る。 【構成】 直流電源1から直流を受電して交流に変換す
るインバータ4の第一から第四のトランジスタ20a〜
20dには、ロスレススナバ回路として用いるキャパシ
タンス22a〜22dをそれぞれ並列接続し、上記イン
バータ4の第一及び第二のトランジスタ20a,20b
の接続点と直流電源1の中性点との間、並びに第三及び
第四のトランジスタ20c,20dの接続点と直流電源
1の中性点との間のどちらか一方又は両方に補助回路と
してインダクタンス23a,23bを接続する。これに
より、インバータ4の各トランジスタ20a〜20dに
かかる電圧の変化率が小さくノイズを低減できると共
に、上記各トランジスタ20a〜20dでの損失を低減
して高効率化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、適宜の直流電源からイ
ンバータを介して交流電圧を変圧器に送りその出力を整
流して直流電圧を所要の負荷に供給する共振型DC−D
Cコンバータに関し、特に上記インバータの各スイッチ
ング素子にかかる電圧の変化率が小さくノイズを低減で
きると共に、上記スイッチング素子での損失を低減して
高効率化を図ることができるソフトスイッチング方式の
共振型DC−DCコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンバータの一部に共振素子を挿
入して電圧波形あるいは電流波形を正弦波状にし、スイ
ッチング時のスイッチング素子の負担を軽減する共振型
コンバータの開発が進んでいる。この共振型コンバータ
の出力電圧を制御する方式としては位相差制御方式があ
るが、従来のこの種の共振型DC−DCコンバータとし
て、特開昭63-190556号公報に記載されたものがある。
【0003】上記の公報に記載された共振型DC−DC
コンバータは、図9に示すように、直流電源1と、この
直流電源1の正極に接続された第一のスイッチ2a及び
その負極に接続された第二のスイッチ2bから成る第一
の直列接続体を有すると共に上記正極に接続された第三
のスイッチ2c及び負極に接続された第四のスイッチ2
dから成り上記第一の直列接続体に並列接続された第二
の直列接続体を有し且つ上記第一から第四のスイッチ2
a〜2dにそれぞれ逆並列接続された第一から第四のダ
イオード3a,3b,3c,3dを有し上記直流電源1
から直流を受電して交流に変換するインバータ4と、こ
のインバータ4の出力側にて直列接続されたインダクタ
ンス5及びキャパシタンス6と、このインダクタンス5
及びキャパシタンス6に直列接続され出力と絶縁する変
圧器7と、この変圧器7の出力を直流に変換する整流器
8と、この整流器8の出力側に接続された負荷9と、こ
の負荷9に印加する電圧及び負荷に流す電流の設定信号
に応じて上記第一から第四のスイッチ2a〜2dのオ
ン、オフのタイミングを制御する手段(図示省略)とを
有して成っていた。なお、図9において、上記第一から
第四のスイッチ2a〜2dとダイオード3a〜3dと
で、それぞれ第一のアーム10aと、第二のアーム10
bと、第三のアーム10cと、第四のアーム10dとが
構成されている。また、上記整流器8は、四つのダイオ
ード11a,11b,11c,11dで入力電圧を全波
整流するようになっている。さらに、符号12は、上記
整流器8の出力電圧を負荷9に印加するための高電圧ケ
ーブルの静電容量を示しており、該整流器8からの出力
電圧を平滑するものである。
【0004】次に、上記のように構成された従来の共振
型DC−DCコンバータの動作について、図10を参照
して簡単に説明する。図10において、(a),
(b),(c),(d)はそれぞれ図9に示すインバー
タ4の第一のスイッチ2a,第四のスイッチ2d,第二
のスイッチ2b,第三のスイッチ2cのオン、オフの期
間を示している。そして、上記の図から明らかなよう
に、第一のスイッチ2aと第四のスイッチ2dとは位相
差αだけずれてオンし、また第二のスイッチ2bと第三
のスイッチ2cも位相差αだけずれてオンするようにな
っている。さらに、第一のスイッチ2aと第二のスイッ
チ2b,及び第三のスイッチ2cと第四のスイッチ2d
は、それぞれ180°の位相差で交互にオンする。
【0005】以上の動作では、(a)及び(b)に示す
第一のスイッチ2a及び第四のスイッチ2dが同時にオ
ンしている期間(Tb3〜Tb4)、並びに(c)及び
(d)に示す第二のスイッチ2b及び第三のスイッチ2
cが同時にオンしている期間(Tb6〜Tb7)だけ図1に
示す直流電源1から電力が供給されるので、インバータ
4の出力電圧Vtは、図10(j)に示すように、上記
の期間だけ電圧を正負の波高値とする方形波となる。従
って、第一のスイッチ2aと第四のスイッチ2dとの位
相差αあるいは第二のスイッチ2bと第三のスイッチ2
cとの位相差αを変化させると、それぞれのスイッチ2
a〜2dが同時にオンする期間を変化させることがで
き、図9に示す負荷9に供給する電力を制御することが
できる。この場合の該当するスイッチ間の位相差αと、
出力電圧Vとの関係を示すと図11のようになる。この
図は、横軸を位相差αとし、縦軸を負荷9への出力電圧
Vとして、この位相差αと出力電圧Vとの関係を上記負
荷9の抵抗値R1,R2,R3(R1>R2>R3)をパラメ
ータとして所定のカーブで表したグラフである。
【0006】ここで、上記の構成及び動作において、タ
ーンオンが遅れない第一のスイッチ2aとこれに逆並列
接続された第一のダイオード3aとから成る第一のアー
ム10a,及び第二のスイッチ2bとこれに逆並列接続
された第二のダイオード3bとから成る第二のアーム1
0bの動作を検討する。図10(e)に示すように、第
一のアーム10aに流れる電流I1は、第一のスイッチ
2aへのオン信号が入力される時点Tb1では負である。
従って、この時には、上記第一のスイッチ2aに印加す
る電圧は、第一のダイオード3aのオン電圧だけであ
り、ほぼ零である。そして、電流が負から正に変化して
第一のスイッチ2aに電流が流れ始めるときの該スイッ
チ2aの損失は、その時の電圧と電流の積となるので零
である。しかし、上記第一のスイッチ2aがターンオフ
する時点Tb4では、上記第一のアーム10aに流れる電
流I1は、図10(e)に示すように正である。このと
き、上記第一のスイッチ2aがターンオフを開始して電
流が零になるまでの動作を図12に示すが、この図に示
すように電流が零になる前にそのスイッチ2aの電圧が
増加し始めるので、この電流と電圧とによって第一のス
イッチ2aは、斜線を付して示す領域分の損失を生じる
こととなる。このような動作は、第二のアーム10bに
ついても同様である。
【0007】上記のような損失を低減するために、例え
ば図13(a)に示すようにトランジスタなどのスイッ
チ13に対して並列に接続されたキャパシタンス14と
抵抗15とから成る構成や、同図(b)に示すように同
じくスイッチ13に対して並列に接続されたキャパシタ
ンス14と抵抗15とダイオード16とから成る構成の
スナバ回路と呼ばれる回路を用いていた。このようなス
ナバ回路を上記第一及び第二のスイッチ2a,2bに並
列に設けると、各スイッチ2a,2bがターンオフする
ときの電圧の立ち上がりが抑制されて、ターンオフ時の
スイッチング損失が低減できるものであった。
【0008】しかし、上記のようなスナバ回路では、図
13に示すスイッチ13がオフしているときに、キャパ
シタンス14に蓄積された電荷は、上記スイッチ13が
ターンオンすると該スイッチ13と抵抗15を介して放
電されるので、その抵抗15によって損失が生じる。そ
して、この抵抗15はこの時の電流の最大値を制御する
ものなので、上記抵抗15が無いと過大な電流が流れ、
スイッチ13を破壊することとなる。上記の抵抗15に
よる損失は、スイッチ13がターンオンとターンオフと
を繰り返す毎に生じるので、図9に示すインバータ4に
おいては、各スイッチ2a,2bの損失が該インバータ
4の動作周波数に比例して増加する。特に共振型コンバ
ータにおいては、装置の小型軽量化のために動作周波数
を高くすることが一般的であり、スイッチング損失が非
常に大きくなるものであった。
【0009】次に、図9及び図10に示す構成及び動作
において、ターンオンが遅れる第三のスイッチ2cとこ
れに逆並列接続された第三のダイオード3cとから成る
第三のアーム10c,及び第四のスイッチ2dとこれに
逆並列接続された第四のダイオード3dとから成る第四
のアーム10dの動作を検討する。図10に示す例で
は、同図(b)に示す第四のスイッチ2dのオン信号が
出力されている期間Tb3〜Tb6内の時点Tb5に第四のア
ーム10dの電流I4は零となり(図10(f)参照)、
その時点Tb5以後は負の電流が流れる。つまり、第四の
アーム10dにおいて逆並列接続された第四のダイオー
ド3dに電流が流れる。その後、時点Tb6において、図
10(b)に示すように第四のスイッチ2dへのオン信
号が無くなり、同図(d)に示すように第三のスイッチ
2cがターンオンを開始する。すると、それまで上記第
四のダイオード3dを流れていた電流は、第三のスイッ
チ2cに転流し、第四のダイオード3dは逆バイアスさ
れてターンオフする。
【0010】ところが、このとき上記第四のダイオード
3dは瞬時にはターンオフすることができず、そのPN
接合の接合容量を充電するまでダイオードにリカバリ電
流と呼ばれる電流が流れる。従って、このリカバリ電流
が流れている間は、図9に示す第三のアーム10cと第
四のアーム10dとは短絡されている状態と等しく、過
大な電流が流れてスイッチング損失が増大するばかりで
なく、第三及び第四のスイッチ2c,2dを破壊するこ
ともあった。このような動作は、第三のスイッチ2cが
ターンオフするときにも同様となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
共振型DC−DCコンバータにおける位相差制御におい
ては、図9に示すインバータ4の第一及び第二のアーム
10a,10bの動作と、第三及び第四のアーム10
c,10dの動作とは異なっており、第一及び第二のア
ーム10a,10bではスナバ回路(図13参照)によ
るスイッチング損失が増大したり、第三及び第四のアー
ム10c,10dでは各スイッチ2c,2dに逆並列接
続されたダイオードのリカバリ電流によるアーム短絡に
よって上記各スイッチ2c,2dが破壊されるという問
題があった。その他にも、各スイッチにかかる電圧が大
きかったり、各スイッチに流れる電流の時間変化率が大
きいことから、発生するEMIノイズが大きくなり、制
御系に悪影響を及ぼすことがあった。
【0012】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、インバータの各スイッチング素子にかかる電圧の
変化率が小さくノイズを低減できると共に、上記スイッ
チング素子での損失を低減して高効率化を図ることがで
きるソフトスイッチング方式の共振型DC−DCコンバ
ータを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による共振型DC−DCコンバータは、直流
電源と、この直流電源の正極に接続された第一のスイッ
チ及びその負極に接続された第二のスイッチから成る第
一の直列接続体を有すると共に上記正極に接続された第
三のスイッチ及び負極に接続された第四のスイッチから
成り上記第一の直列接続体に並列接続された第二の直列
接続体を有し且つ上記第一から第四のスイッチにそれぞ
れ逆並列接続された第一から第四のダイオードを有し上
記直流電源から直流を受電して交流に変換するインバー
タと、このインバータの出力側にて直列接続されたイン
ダクタンス及びキャパシタンスと、このインダクタンス
及びキャパシタンスに直列接続され出力と絶縁する変圧
器と、この変圧器の出力を直流に変換する整流器と、こ
の整流器の出力側に接続された負荷と、この負荷に印加
する電圧及び負荷に流す電流の設定信号に応じて上記第
一から第四のスイッチのオン、オフのタイミングを制御
する手段とを有して成る共振型DC−DCコンバータに
おいて、上記インバータの第一から第四のスイッチには
ロスレススナバ回路として用いるキャパシタンスをそれ
ぞれ並列接続し、上記インバータの第一及び第二のスイ
ッチの接続点と直流電源の中性点との間、並びに第三及
び第四のスイッチの接続点と直流電源の中性点との間の
どちらか一方又は両方に補助回路としてインダクタンス
を接続したものである。
【0014】また、上記補助回路として、補助スイッチ
とこれに逆並列接続したダイオードとの組を二つ逆向き
に直列接続すると共にこれにインダクタンスを直列接続
したものを設けてもよい。
【0015】さらに、前記第一から第四のスイッチのオ
ン、オフのタイミングを制御する手段として、負荷に印
加する電圧及び負荷に流す電流の設定信号に応じて上記
第一から第四のスイッチの動作周波数と位相とを制御す
る周波数位相制御回路を設けてもよい。
【0016】なお、上記の各手段において、その負荷を
X線管としてX線高電圧装置を構成すると効果的であ
る。
【0017】
【作用】このように構成された共振型DC−DCコンバ
ータは、インバータの第一及び第二のスイッチの接続点
と直流電源の中性点との間、並びに第三及び第四のスイ
ッチの接続点と直流電源の中性点との間のどちらか一方
又は両方にインダクタンスを補助回路として接続したこ
とにより、上記インバータの各スイッチに流れる電流が
ターンオン時に負となり、ターンオフ時には正となる位
相差の動作モードを常に維持できる。また、上記インバ
ータの第一から第四のスイッチにはキャパシタンスをロ
スレススナバ回路としてそれぞれ並列に接続したことに
より、デッドタイム期間中の上記ロスレススナバ回路の
充放電によって各スイッチにかかる電圧の時間変化率の
小さいソフトスイッチングが実現できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明による共振型DC−DC
コンバータの実施例を示す回路図である。この共振型D
C−DCコンバータは、適宜の直流電源からインバータ
を介して交流電圧を変圧器に送りその出力を整流して直
流電圧を所要の負荷に供給する電力変換器となるもの
で、図1に示すように、直流電源1と、インバータ4
と、インダクタンス5及びキャパシタンス6と、変圧器
7と、整流器8と、負荷としてのX線管17と、位相決
定回路18及び位相制御回路19とを有して成り、共振
型インバータ式X線高電圧装置と呼ばれるものである。
【0019】上記直流電源1は、例えば二次電池などで
あり、図1においては便宜上左右対称に二つずつの電源
E/2を図示している。インバータ4は、上記直流電源
1から直流を受電して交流に変換するもので、該直流電
源1の正極に接続された第一のスイッチとしてのトラン
ジスタ20a及びその負極に接続された第二のスイッチ
としてのトランジスタ20bから成る第一の直列接続体
と、上記正極に接続された第三のスイッチとしてのトラ
ンジスタ20c及び負極に接続された第四のスイッチと
してのトランジスタ20dから成り上記第一の直列接続
体に並列接続された第二の直列接続体と、上記各トラン
ジスタ20a〜20dにそれぞれ逆並列接続された第一
〜第四のダイオード3a〜3dとから成る。なお、上記
各トランジスタ20a〜20dは、それぞれベース電流
を流すことによってターンオンするようになっている。
そして、第一のトランジスタ20aと第一のダイオード
3aとで第一のアーム10aを、第二のトランジスタ2
0bと第二のダイオード3bとで第二のアーム10b
を、第三のトランジスタ20cと第三のダイオード3c
とで第三のアーム10cを、第四のトランジスタ20d
と第四のダイオード3dとで第四のアーム10dをそれ
ぞれ構成している。
【0020】上記インバータ4の出力側には、インダク
タンス5が接続されると共に、このインダクタンス5に
はキャパシタンス6が直列接続されている。そして、こ
のインダクタンス5とキャパシタンス6とで共振回路を
構成している。上記インダクタンス5及びキャパシタン
ス6には変圧器7が直列接続されており、この変圧器7
で前記インバータ4からの出力電圧を昇圧すると共に、
出力と絶縁している。整流器8は、上記変圧器7からの
出力電圧を全波整流して直流に変換するもので、図9に
示すと同様に四つのダイオード11a〜11dから成
る。さらに、上記整流器8の出力側には、X線管17が
負荷として接続されている。なお、符号12は、上記整
流器8の出力電圧をX線管17に印加するための高電圧
ケーブルの静電容量を示しており、該整流器8からの出
力電圧を平滑するものである。
【0021】そして、位相決定回路18及び位相制御回
路19は、上記X線管17に印加する電圧及びX線管1
7に流す電流の設定信号に応じて前記第一〜第四のトラ
ンジスタ20a〜20dのオン、オフのタイミングを制
御する手段となるもので、位相決定回路18は管電圧設
定信号S1及び管電流設定信号S2によって各トランジス
タ20a〜20dの動作位相を決めるものであり、位相
制御回路19は上記位相決定回路18からの出力信号S
3に応じて上記各トランジスタ20a〜20dが動作す
る位相を制御する信号を、図示外のコントローラから入
力するX線曝射信号S4によって出力するものである。
なお、符号21a〜21dは、上記位相制御回路19か
ら出力される制御信号に従ってそれぞれトランジスタ2
0a〜20dを駆動する駆動回路を示している。
【0022】ここで、本発明においては、上記インバー
タ4の第一〜第四のトランジスタ20a〜20dには、
ロスレス(無損失)スナバ回路として用いるキャパシタ
ンス22a,22b,22c,22dがそれぞれ並列に
接続されると共に、第一及び第二のトランジスタ20
a,20bの接続点と直流電源1の中性点(電位E/
2)との間、並びに第三及び第四のトランジスタ20
c,20dの接続点と上記直流電源1の中性点との間の
両方に補助回路としてそれぞれインダクタンス23a,
23bが接続されている。
【0023】次に、このように構成された共振型DC−
DCコンバータの動作について説明する。まず、図1に
示す共振型DC−DCコンバータにおける主回路構成部
(直流電源1,インバータ4,インダクタンス5,キャ
パシタンス6,変圧器7,整流器8,X線管17)は、
図2に示すような等価回路となる。すなわち、インバー
タ4の各トランジスタ20a〜20dは、図9に示すと
同様にそれぞれ第一のスイッチ2a,第二のスイッチ2
b,第三のスイッチ2c,第四のスイッチ2dと表さ
れ、X線管17は負荷9と表される。そこで、この図2
に示す等価回路を用いて、上記の主回路構成部の動作原
理を図3及び図4を参照して説明する。
【0024】図2の等価回路において、インバータ4の
第一のアーム10a及び第二のアーム10b側に着目す
る。そして、インダクタンス23aを直流電源1側へ流
れる電流をIaとし、上記第一及び第二のアーム10
a,10bから変圧器7側へ出力される電流をIrとす
る。この状態で、第一のスイッチ2aがオンのときに該
第一のスイッチ2aを流れる電流I1は、 I1=Ia+Ir …(1) で表される。ここで、第一のスイッチ2a及び第二のス
イッチ2bは約50%のデューティサイクルでオン、オフ
するので、定常状態における電流Iaの波形は図3
(e)に示すような三角波となり、第一のスイッチ2a
をオフしたときに(図3(a)参照)電流Iaは最大値Ia
(max)となる。つまり、ターンオフ時の電流I1(0)は
上記の式(1)から、 I1(0)=Ia(max)+Ir(0) …(2) となる。ただし、Ir(0)はターンオフ時の電流Irを
意味する。
【0025】このとき、電流Iaの傾きはインダクタン
ス23aの値La及び直流電源1の中性点の電位E/2
によって決まるので、上記の最大値Ia(max)も上記の
La及びE/2によって決まる。従って、ターンオフ時
の電流I1(0)の大きさを常に一定値以上に設定するこ
とが可能となる。すなわち、 I1(0)=Ia(max)+Ir(0)>(一定値) …(3) となるようにIa(max)を設定することができる。そし
て、このように設定すれば、各スイッチ2a,2bにお
いてターンオン時にそれぞれのスイッチに流れる電流
は、必然的に負(各スイッチ2a,2bに逆並列接続さ
れたそれぞれのダイオード3a,3bに電流が流れてい
る状態)となる。このとき、図3(a),(b)に示す
ように、第一のスイッチ2aがオフしてから第二のスイ
ッチ2bがオンするまでの間には、いずれのスイッチ2
a,2bもオフした状態であるデッドタイム期間Tdが
設定されている。
【0026】以上のことから、上記のデッドタイム期間
Td中に図2に示すロスレススナバ回路としてのキャパ
シタンス22a,22bを効果的に利用したソフトスイ
ッチングが実現可能となる。これについて、図4(a)
〜(d)は、第一のスイッチ2aがオンの状態(a)か
らそのスイッチ2aをオフし(b)、所定のデッドタイ
ム(b,c)の後に、第二のスイッチ2bをオンする
(d)までのモードを示している。まず、図4(a)で
は、第一のスイッチ2aのみがオンしており、図3
(e)に示すように電流Iaは電流Irの極性にかかわら
ずほぼ直線的に増加する。また、その傾きは、インダク
タンス23aの値La及び電源電位E/2に依存してい
る。このとき、第一のキャパシタンス22aの電圧Vc1
=0ボルト、第二のキャパシタンス22bの電圧Vc2
Eボルトである。次に、図4(b)では、各スイッチ2
a,2bが共にオフとなる。このときは、図3(e)に
示すように、電流Ia=Ia(max)となり、この最大値I
a(max)の設定により、ターンオフ時のスイッチの電流
1(0)は十分大きな正の電流とすることができる。こ
のため、図2に示す補助回路としてのインダクタンス2
3a及び他のインダクタンス5並びにロスレススナバ回
路としてのキャパシタンス22a,22bの共振現象に
より、上記キャパシタンス22a,22bは充放電を行
う。
【0027】次に、図4(c)では、上記キャパシタン
ス22a,22bの充放電が完了し、第一のキャパシタ
ンス22aの電圧Vc1は0→Eボルトへ、第二のキャパ
シタンス22bの電圧Vc2はE→0ボルトへと変化し、
第二のダイオード3bが導通する。このとき、インダク
タンス23aを流れる電流Iaは、−E/2の電圧によ
り減少し始める。その後、図4(d)では、第二のスイ
ッチ2bにオン信号が与えられ、電流(Ia+Ir)の極
性が正から負に反転すると、上記第二のスイッチ2bに
自然転流してオンする。この状態から逆に、第二のスイ
ッチ2bがオフして第一のスイッチ2aがオンする動作
は、第一のスイッチ2aと第二のスイッチ2bとを入れ
換えた形で図4(a)〜(d)と同様に進む。なお、図
4(a)〜(d)の動作の間における第一及び第二のキ
ャパシタンス22a,22bの電圧Vc1,Vc2の変化の
様子を示すと、図4(e)のグラフのようになる。
【0028】以上の動作は、図2に示すインバータ4の
第三のアーム10c及び第四のアーム10d側について
も同様のことが言える。以上のことから、ターンオフ時
の電流I1(0)が第一及び第二のキャパシタンス22
a,22bの充放電に必要な値以上となるように補助回
路としてのインダクタンス23aの値Laを定め、図4
(e)に示すデッドタイム中に充放電が完了するような
キャパシタンス22a,22bの値を適当に選定するこ
とによって図2に示す総てのスイッチ2a〜2dに対し
ロスレススナバ回路としてのキャパシタンス22a〜2
2dを効果的に利用したソフトスイッチングが実現可能
となる。
【0029】次に、図1に示す実施例に戻り、この実施
例の動作について図5に示すタイミング線図を参照して
説明する。まず、図1に示す負荷としてのX線管17に
印加する管電圧及び管電流が決まると、その管電圧に対
応した管電圧設定信号S1,及びその管電流に対応した
管電流設定信号S2を位相決定回路18へ入力する。こ
の位相決定回路18では、上記の管電圧設定信号S1
び管電流設定信号S2から負荷抵抗値を求め、この負荷
抵抗値と管電圧とから前述の図11に示すグラフの関係
を用いて、インバータ4の各トランジスタ20a〜20
dの動作位相差αを決定する。そして、この位相差αに
応じた出力信号S3が上記位相決定回路18から出力さ
れ、位相制御回路19へ送られる。すると、この位相制
御回路19では、上記の出力信号S3を入力してそれぞ
れのトランジスタ20a〜20dがターンオン及びター
ンオフする動作信号を作成する。
【0030】次に、図1において図示外のコントローラ
からX線曝射信号S4が上記位相制御回路19へ入力さ
れると、インバータ4の各トランジスタ20a〜20d
がターンオン及びターンオフする信号がそれぞれ対応す
る駆動回路21a〜21dへ出力され、各駆動回路21
a〜21dは、上記位相制御回路19から出力される動
作信号に従って各トランジスタ20a〜20dを駆動す
る。これにより、図5(a)〜(d)に示すように、第
一のトランジスタ20aと第二のトランジスタ20bは
180°の位相差で交互にオンし、第四のトランジスタ2
0dと第三のトランジスタ20cも180°の位相差で交
互にオンすると共に、第一のトランジスタ20aがオン
してから第四のトランジスタ20dがオンするまでの位
相差をαとし、第二のトランジスタ20bがオンしてか
ら第三のトランジスタ20cがオンするまでの位相差を
αとしてずらしてオンするように制御される。
【0031】次に、上記のような制御によりインバータ
4の各トランジスタ20a〜20dが動作を開始する
と、図5(i)に示すような共振電流Itが図1に示す
変圧器7に流れ、X線管17には設定された管電圧が印
加されると共に管電流が流れる。このとき、第一のアー
ム10a〜第四のアーム10dに流れる電流I1〜I4
見ると、図5(e)〜(h)に示されるように、前述の
図3及び図4で説明した動作原理に従って、それぞれの
トランジスタ20a〜20dの総てにおいてターンオン
時には負の値をとり、ターンオフ時には正の値をとって
いることがわかる。また、上記各トランジスタ20a〜
20dにかかる電圧の時間変化率は小さくなっている。
なお、図5に示したタイミング線図においては、各トラ
ンジスタ20a〜20d間のデッドタイムは、便宜上省
略してある。また、図1においては、補助回路としての
インダクタンス23a,23bを第一及び第二のアーム
10a,10b側と、第三及び第四のアーム10c,1
0d側との両方に設けた場合を示したが、負荷範囲や制
御する位相差の範囲が狭い場合などにはどちらか一方側
だけに設けるようにしてもよい。
【0032】図6は本発明の第二の実施例を示す主回路
構成部の回路図である。この実施例は、図1に示すイン
バータ4内の両側方に設けられた補助回路としてのイン
ダクタンス23a,23bの代りに、トランジスタ(2
4a1,24a2)から成る補助スイッチとこれに逆並列
接続したダイオード(25a1,25a2)との組を二つ
逆向きに直列接続すると共にこれにインダクタンス23
aを直列接続して成る補助回路26aと、同じくトラン
ジスタ(24b1,24b2)から成る補助スイッチとこ
れに逆並列接続したダイオード(25b1,25b2)と
の組を二つ逆向きに直列接続すると共にこれにインダク
タンス23bを直列接続して成る補助回路26bとを設
けたものである。図1に示す第一の実施例においては、
インバータ4の動作中に補助回路としてのインダクタン
ス23a,23bには常に交流電流が流れ続ける。この
場合、上記インダクタンス23a,23bの値は、スイ
ッチ動作の位相差αや負荷条件が最悪のケースを想定し
て設計しなければならないが、上記位相差αや負荷条件
によっては、不必要な電流を流すことになり、各トラン
ジスタ20a〜20dの導通損失やインダクタンス23
a,23bの損失の点で無駄の多い状態がある。
【0033】そこで、図6に示す第二の実施例では、補
助回路26a,26bとしてそれぞれスイッチの働きを
するトランジスタ24a1,24a2;24b1,24b2
を設け、第一〜第四のアーム10a〜10dの各トラン
ジスタ20a〜20dの電流状態に応じて、該トランジ
スタ20a〜20dのスイッチング期間にのみソフトス
イッチングの実現に必要な分だけ電流を流すことができ
る回路としたものである。このような補助回路26a,
26bの効果的な動作方式は、例えば第一のトランジス
タ20aがターンオフする際の電流がロスレススナバ回
路としてのキャパシタンス22aの充放電に必要以上な
値となるようにすればよいから、上記第一のトランジス
タ20aのターンオフ時に補助スイッチとしてのトラン
ジスタ24a1を、同様に、第二のトランジスタ20b
をオフする時点で補助スイッチとしてのトランジスタ2
4a2を、第三のトランジスタ20cをオフする時点で
補助スイッチとしてのトランジスタ24b2を、さらに
第四のトランジスタ20dをオフする時点で補助スイッ
チとしてのトランジスタ24b1をそれぞれ導通させれ
ばよい。このような動作方式によって、いかなる位相差
αや負荷範囲においても、図1に示す第一の実施例より
も効率の良い状態での動作が可能となる。また、非常に
広範囲の負荷を持つX線高電圧装置に対しても常に効率
の良い動作を実現できる。
【0034】図7は本発明の第三の実施例を示す回路図
である。この実施例は、主回路構成部は図1の実施例と
全く同じであるが、インバータ4の第一〜第四のトラン
ジスタ20a〜20dのオン、オフを制御するタイミン
グ制御手段として、負荷としてのX線管17に印加する
電圧及び負荷に流す電流の設定信号に応じて、上記第一
〜第四のトランジスタ20a〜20dの動作周波数と位
相とを制御する周波数位相制御回路27を設けたもので
ある。そして、この周波数位相制御回路27の前段側に
は、前述の位相決定回路18と並列に周波数決定回路2
8が設けられている。この周波数決定回路28は、管電
圧設定信号S1によって各トランジスタ20a〜20d
の動作周波数を決めるものである。これにより、周波数
位相制御回路27は、上記位相決定回路18からの出力
信号S3及び周波数決定回路28からの出力信号S5に応
じて上記各トランジスタ20a〜20dが動作する位相
及び周波数を制御する信号を、図示外のコントローラか
ら入力するX線曝射信号S4によって出力するように動
作する。なお、上記位相決定回路18及び周波数決定回
路28は、それぞれ図11及び図8のグラフで示される
関係をテーブル化したメモリ、又は関数発生器あるいは
オペアンプ等で容易に構成できる。そして、この実施例
の場合は、インバータ4の各トランジスタ20a〜20
dのオン、オフのタイミングを位相制御のみでなく、周
波数制御も併用してコントロールすることができ、特に
周波数を高くした場合に効率の良い動作を実現できる。
なお、図6に示す第二の実施例に対しても同様に適用す
ることができる。
【0035】なお、以上の説明においては、インバータ
4内のスイッチング素子としてはトランジスタを使用し
たものとしたが、本発明はこれに限らず、GTOを使用
してもよいし、更に高周波化するにはMOS FET,
IGBT,SIトランジスタ,SIサイリスタ等の素子
を用いてもよい。また、直流電源1は、バッテリでもよ
いし、商用電源を整流したものでもよい。そして、負荷
はX線管17に限られず、他の一般的な負荷対象でもよ
い。さらに、インダクタンス5は、変圧器7の漏れイン
ダクタンスや配線のインダクタンスを利用することも可
能である。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
インバータの第一及び第二のスイッチの接続点と直流電
源の中性点との間、並びに第三及び第四のスイッチの接
続点と直流電源の中性点との間のどちらか一方又は両方
にインダクタンスを補助回路として接続したことによ
り、上記インバータの各スイッチに流れる電流がターン
オン時に負となり、ターンオフ時には正となる位相差の
動作モードを常に維持できる。また、上記インバータの
第一から第四のスイッチにはキャパシタンスをロスレス
スナバ回路としてそれぞれ並列に接続したことにより、
デッドタイム期間中の上記ロスレススナバ回路の充放電
によって各スイッチにかかる電圧の時間変化率の小さい
ソフトスイッチングが実現できる。従って、上記インバ
ータの各スイッチへの過電流をなくし、スイッチング素
子の破壊を防止することができる。また、上記スイッチ
ング素子にかかる電圧の変化率が小さくノイズを低減す
ることができると共に、該スイッチング素子での損失を
低減して高効率化を図ることができる。
【0037】また、図6に示す第二の実施例において
は、インバータ内の補助回路に設けた補助スイッチによ
り、上記インバータの各スイッチの電流状態に応じて該
スイッチのスイッチング期間にのみソフトスイッチング
の実現に必要な分だけ電流を流すことができる。従っ
て、いかなる位相差や負荷範囲においても効率の良い状
態での動作が可能となる。
【0038】さらに、図7に示す第三の実施例において
は、インバータの各スイッチの動作周波数と位相とを制
御する周波数位相制御回路を設けたことにより、上記イ
ンバータの各スイッチに流れる電流がターンオン時に負
となり、ターンオフ時には正となる周波数と位相差の動
作モードを常に維持できる。この場合は、特に周波数を
高くしたときに効率の良い動作を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による共振型DC−DCコンバータの
実施例を示す回路図、
【図2】 図1に示す共振型DC−DCコンバータにお
ける主回路構成部の等価回路を示す回路図、
【図3】 上記主回路構成部の動作原理を説明するため
のタイミング線図、
【図4】 上記主回路構成部における第一のスイッチ及
び第二のスイッチの動作モードを示す説明図、
【図5】 図1に示す実施例の動作を説明するためのタ
イミング線図、
【図6】 本発明の第二の実施例を示す主回路構成部の
回路図、
【図7】 本発明の第三の実施例を示す回路図、
【図8】 インバータ周波数と出力電圧との関係を位相
差をパラメータとして表したグラフ、
【図9】 従来の共振型DC−DCコンバータを示す回
路図、
【図10】 従来例の動作を説明すめためのタイミング
線図、
【図11】 従来の位相差制御方式における位相差と出
力電圧との関係を負荷抵抗をパラメータとして表したグ
ラフ、
【図12】 スナバ回路を用いないときのターンオフ波
形を示す説明図、
【図13】 従来のスナバ回路の例を示す回路図。
【符号の説明】
1…直流電源、 2a…第一のスイッチ、 2b…第二
のスイッチ、 2c…第三のスイッチ、 2d…第四の
スイッチ、 3a…第一のダイオード、 3b…第二の
ダイオード、 3c…第三のダイオード、 3d…第四
のダイオード、 4…インバータ、 5…インダクタン
ス、 6…キャパシタンス、 7…変圧器、 8…整流
器、 9…負荷、 17…X線管、 18…位相決定回
路、19…位相制御回路、 20a〜20d…トランジ
スタ、 22a〜22d…ロスレススナバ回路としての
キャパシタンス、 23a,23b…補助回路としての
インダクタンス、 24a1,24a2,24b1,24
2…補助スイッチとしてのトランジスタ、 25a1
25a2,25b1,25b2…ダイオード、 26a,
26b…補助回路、 27…周波数位相制御回路、 2
8…周波数決定回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、この直流電源の正極に接続
    された第一のスイッチ及びその負極に接続された第二の
    スイッチから成る第一の直列接続体を有すると共に上記
    正極に接続された第三のスイッチ及び負極に接続された
    第四のスイッチから成り上記第一の直列接続体に並列接
    続された第二の直列接続体を有し且つ上記第一から第四
    のスイッチにそれぞれ逆並列接続された第一から第四の
    ダイオードを有し上記直流電源から直流を受電して交流
    に変換するインバータと、このインバータの出力側にて
    直列接続されたインダクタンス及びキャパシタンスと、
    このインダクタンス及びキャパシタンスに直列接続され
    出力と絶縁する変圧器と、この変圧器の出力を直流に変
    換する整流器と、この整流器の出力側に接続された負荷
    と、この負荷に印加する電圧及び負荷に流す電流の設定
    信号に応じて上記第一から第四のスイッチのオン、オフ
    のタイミングを制御する手段とを有して成る共振型DC
    −DCコンバータにおいて、上記インバータの第一から
    第四のスイッチにはロスレススナバ回路として用いるキ
    ャパシタンスをそれぞれ並列接続し、上記インバータの
    第一及び第二のスイッチの接続点と直流電源の中性点と
    の間、並びに第三及び第四のスイッチの接続点と直流電
    源の中性点との間のどちらか一方又は両方に補助回路と
    してインダクタンスを接続したことを特徴とする共振型
    DC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 上記補助回路として、補助スイッチとこ
    れに逆並列接続したダイオードとの組を二つ逆向きに直
    列接続すると共にこれにインダクタンスを直列接続した
    ものを設けたことを特徴とする請求項1記載の共振型D
    C−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記第一から第四のスイッチのオン、オ
    フのタイミングを制御する手段として、負荷に印加する
    電圧及び負荷に流す電流の設定信号に応じて上記第一か
    ら第四のスイッチの動作周波数と位相とを制御する周波
    数位相制御回路を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の共振型DC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 負荷はX線管であることを特徴とする請
    求項1,2又は3記載の共振型DC−DCコンバータ。
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