JP2007165657A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トレンチ内部に形成されるゲート酸化膜の厚みを均一にすること。
【解決手段】炭化珪素結晶からなるn+炭化珪素基板1の表面にn+炭化珪素基板1よりも高抵抗のn-ドリフト領域2を形成する第1の形成工程と、第1の形成工程によって形成されたn-ドリフト領域2に達するトレンチ8を形成する第2の形成工程と、トレンチ8の内側壁を構成する酸化速度が異なる複数の側壁に、各側壁の酸化速度に応じた量のイオンを注入する注入工程と、注入工程によってイオンが注入されたトレンチ8の内側壁に略均一の厚さのゲート絶縁膜10を形成する第3の形成工程と、を含む。
【選択図】図1

Description

この発明は、炭化珪素を主材料とし、熱酸化膜をゲート絶縁膜とするトレンチゲート型MOS構造を有する半導体装置の製造方法および半導体装置に関する。
炭化珪素は、シリコンと比較して、バンドギャップが大きい、飽和ドリフト速度が速い、熱伝導度が高い、絶縁破壊電界強度が1桁程度大きいなどの特徴を有している。そのため、炭化珪素は、シリコンの限界を超える特性を持つパワーデバイス用材料として期待されている。
炭化珪素を主材料とするトレンチゲート型MOSFET(UMOSFET)では、あるトレンチゲートを形成したとき、当該トレンチの側壁を結晶学的にすべて等価な面で構成することは不可能または極めて困難である。たとえば1つのトレンチを形成したとき、互いに対面する側壁がC(カーボン)面とSi(シリコン)面からなっており原子配列が等価でなかったり、そもそも面指数が違っていて原子配列が等価でない場合が多い。
また、2種類の元素(たとえば、Si、C)からなる化合物半導体においては、表面と裏面とで、原子配列の違いが生じるため、同様の条件下において酸化をおこなっても、酸化速度が大幅に変わってしまう現象がある。たとえば、通常Si面と呼ばれる(0001)面と、通常C面と呼ばれる(000−1)面とでは、結晶面は表・裏の関係にある。このSi面とC面とでは、面方位を表わす指数にマイナス符号が付くか付かないかの違いである。しかし、物理的には、最表面に露出する元素がSiであるかCであるかという差異があり、その結果、酸化速度はC面の方が一桁近く速いことが知られている。
また、炭化珪素製MOSFETにおいて、MOSチャネルにおける電子移動度が非常に高いという報告がなされている4H−SiCの(03−38)面においても、これと表・裏の関係にある(0−33−8)面は原子配列が違っており、当然の結果として酸化速度にも差が生じる。
このように、化合物半導体においては、面指数にマイナス符号が付くか付かないかによって、表・裏の関係にありながら、物理的な性質が大幅に違う面方位の組が多数存在する。他の例を挙げると、ガリウム砒素(GaAs)は化合物半導体であるから、たとえば(111)面と(−1−1−1)面とは、物理的性質が異なる。
なお、化合物半導体において、表・裏の関係にあって、かつ原子配列も同等な面方位の組も存在する。たとえば、4H−SiCの(11−20)面と(−1−120)面とは、表・裏の関係にありながら、原子配列が同等で物理的性質も差異がない。また、六方晶のミラー指数を(hkil)とする(但しh+k+i=0)とhkiの順番を変えても等価である。lの正負はSi面側とC面側とで変わってくるので異なる。
また、その他の例としては、GaAsにおいて、(110)面と(−1−10)面とは表・裏の関係にありながら、原子配列が同等で物理的性質も差異はない。しかし、このように表・裏の関係にありながら、原子配列が同等で物理的性質も差異のない面方位の組は、化合物半導体においてはごく少数である。
一方、シリコンやゲルマニウムなど単一元素からなる材料においては、結晶面の表・裏によって原子配列に差異が生じ、その結果、物理的な性質が異なるという問題は生じない。もちろん、面指数が正負の関係ではなく、まったく異なる面指数をもつ面の間では物理的性質が異なる。
ところで、炭化硅素基板の表面領域に形成されたトレンチにおいて、ゲート絶縁膜を熱酸化によって形成すると、酸化速度は、図20に示すように面方位に依存する。図20は、C面から角度を変化させた場合の酸化速度の速さを示している。酸化速度はC面において酸化速度が最も早く、角度を変えるにしたがって遅くなる傾向がある。
そして、その速度はSi面において最低となる。その結果、平面パターンがセル状のトレンチゲート型MOSFETにおいては1つのトレンチをとり囲む複数の側壁において、平面パターンがストライプ状のトレンチゲート型MOSFETにおいては、対向する2面のトレンチ側壁において、酸化膜の膜厚に差異が生じる場合がある。
炭化珪素表面をエッチングして凹部を形成し、次いでこの表面上方からイオン線などの粒子線を照射して、少なくとも凹部底面に損傷層を形成し、酸化をして少なくとも凹部側面と底面に絶縁膜を形成し、この絶縁膜上にゲート電極を形成する方法が開示されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2000−312003号公報
しかしながら、上述した従来技術および特許文献1に記載の従来技術では、面方位が異なる側壁ごとにゲート酸化膜の膜厚に差異が生じる。このとき、ゲート酸化膜の耐圧は、酸化膜が最も薄い面方位の側壁において、最も絶縁破壊しやすい。即ち、半導体装置の耐圧は、側壁によって決定される。
また、MOSFETがオン状態の時には、トレンチ内のゲート酸化膜が薄い内側壁においては、しきい電圧(Vth)が低く、すぐに伝導チャネルが形成される。一方、ゲート酸化膜が厚い内側壁においてはVthに達しないか、あるいはVthに達したとしても、十分なチャネル電流を確保できない。このように、一つのトレンチ内のゲート酸化膜の厚さに差がある場合は、実質的にゲート酸化膜が薄い側壁だけがチャネル電流を担うことになる。そのため、トレンチ側壁の全面積を伝導チャネルとして有効に使うことができず、オン電流が低くなり、半導体装置の動作速度が低下するという問題があった。
トレンチ内側壁の全面積を伝導チャネルとして有効に使うためには、ゲート酸化膜の厚さの差を小さくすればよい。しかしながら、酸化速度の遅い内側壁のゲート酸化膜が薄く形成されてしまい、ゲート酸化膜の耐圧が減少してしまう。そのため、ゲート酸化膜が絶縁破壊されやすくなってしまうという問題点があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、半導体装置の高速動作、および高耐圧化を同時に実現できる半導体装置の製造方法および半導体装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる半導体装置の製造方法は、炭化珪素結晶からなる半導体基板の表面に当該半導体基板よりも高抵抗の半導体領域を形成する第1の形成工程と、前記第1の形成工程によって形成された半導体領域に達するトレンチを形成する第2の形成工程と、前記トレンチの内側壁を構成する酸化速度が異なる複数の側壁に、当該各側壁の酸化速度に応じた量のイオンを注入する注入工程と、前記注入工程によって前記イオンが注入された前記トレンチの内側壁に略均一の厚さの絶縁膜を形成する第3の形成工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項2の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項1に記載の発明において、前記注入工程は、前記各側壁の酸化速度が同一速度となるように前記イオンを注入することを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかる半導体装置の製造方法は、炭化珪素からなる半導体基板の表面に当該半導体基板よりも高抵抗の半導体領域を形成する第1の形成工程と、前記第1の形成工程によって形成された半導体領域に達するトレンチを形成する第2の形成工程と、前記第2の形成工程によって形成されたトレンチの内側壁に絶縁膜を形成する第3の形成工程と、前記第3の形成工程によって形成された絶縁膜の厚さに応じた量のイオンを前記トレンチの内側壁に注入する注入工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項3に記載の発明において、前記絶縁膜を前記トレンチの内側壁から除去する除去工程と、前記注入工程によって前記イオンが注入された前記トレンチの内側壁にあらたな絶縁膜を形成する第4の形成工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記炭化珪素は、四層周期六方晶であることを特徴とする。
また、請求項6の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明において、前記半導体基板の主面が(11−20)面または当該(11−20)面と等価な面であり、前記トレンチを構成する結晶面のうち少なくとも一つの面が(03−38)面または当該(03−38)面と等価な面であることを特徴とする。
また、請求項7の発明にかかる半導体装置は、炭化珪素からなる半導体基板と、前記半導体基板の上に形成された半導体領域と、前記半導体領域に達し、酸化速度が異なる複数の側壁を有するトレンチと、前記トレンチの内側壁に形成された絶縁膜と、を備え、前記絶縁膜の厚さは、前記トレンチの内側壁から略均一に形成されていることを特徴とする。
この請求項1〜2に記載の発明によれば、異なる結晶面によって構成されるトレンチの内側壁に形成される酸化膜の厚さを、略均一に形成することができる。
この請求項3の発明によれば、異なる結晶面によって構成されるトレンチの内側壁の酸化速度が一定となるようにイオンを注入することができる。
この請求項4〜6に記載の発明によれば、異なる結晶面によって構成されるトレンチの内側壁に形成される酸化膜の厚さを、略均一に形成することができる。
この請求項7に記載の発明によれば、トレンチ側壁の全面積を伝導チャネルとして有効に使うことができる。
本発明にかかる半導体装置の製造方法および半導体装置によれば、トレンチ側壁に形成されるゲート酸化膜の厚みを略均一に形成し、半導体装置の高耐圧化、および高速動作の同時実現を図ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の製造方法および半導体装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
まず、この発明の実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法について図1〜図9を参照して説明する。図1、図2、および図7〜図9は、この発明の実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の構成について示す断面図である。以下では、半導体装置の一例として、nチャネル型のMOSFETを一例として説明するが、n型とp型を入れ換えてpチャネル型MOSFETとして実施することも可能である。また、以下では、特に断りがない限り、炭化珪素の四層周期六方晶(4H)とする。
まず、図1に示すように、表面の面方位が(11−20)面を主表面とする低抵抗のn+炭化珪素基板1を用意する。このn+炭化珪素基板1の表面領域に、当該n+炭化珪素基板1よりも高抵抗のn-ドリフト領域(半導体領域)2となるn-炭化珪素薄膜をエピタキシャル成膜により形成する。このとき、n-ドリフト領域2の不純物濃度は、たとえば1×1016cm-3程度であり、厚さは、たとえば10μm程度とする。
ついで、エピタキシャル成膜により、n電流拡散領域3となる炭化珪素薄膜を、たとえば不純物濃度2×1017cm-3、厚さ0.4μmで形成する。つづいて、pウェル領域4となるp炭化珪素薄膜を、たとえば不純物濃度1×1018cm-3、厚さ2μmで形成する。そして、n+ソース領域5となるn+炭化珪素薄膜を、たとえば1×1018cm-3、厚さ0.5μmで形成する。
そして、この基板の表面領域を、たとえば1100℃で、1時間パイロジェニック酸化して、30nm〜50nm程度の保護酸化膜6を形成する。ついで、スパッタ成膜により、保護酸化膜6の表面領域にアルミニウム(Al)マスク7を、たとえば厚さ0.5μmで形成し、つづいて、フォトプロセスにより、Alマスク7をパターニングする。つぎに、図2に示すように、Alマスク7を用いてSF6(6フッ化硫黄)とO2ガスを用いてICPプラズマエッチングをおこない、トレンチ8を形成する。トレンチ8は、n-ドリフト領域2まで達するように形成する。そして、トレンチ8を形成したらAlマスク7と保護酸化膜6を除去する。
ここで、トレンチ8を構成する内側壁の面方位について説明する。図3は、トレンチを構成する側壁の面方位について示す説明図である。図3において、トレンチ8の内側壁は、(0001)、(−1100)、(000−1)、(1−100)の面方位をもつ結晶面によって構成されている。この4つの結晶面のうち(1−100)面と(−1100)面は原子配列が等価となっており、酸化する速度(酸化速度)が等しくなっている。図20によると、トレンチ8を構成する4つの内側壁の酸化速度の速さは、以下のようになっている。
(000−1)面>(1−100)面=(−1100)面>(0001)面
このため、形成される酸化膜の厚さを均一にするためには、各トレンチ内側壁の酸化速度の速さを一定にする。酸化速度を一定にするためには、最も酸化速度が速い(000−1)面の酸化速度に、その他の面の酸化速度を合わせる。そのため、(1−100)面、(−1100)面、(0001)面に対して、シリコン(Si)イオンビームを照射してイオン注入する。イオン注入は、それぞれ各面に対して別々におこなう。以下では、それぞれのイオン注入を、第1のイオン注入、第2のイオン注入、第3のイオン注入という。また、各イオン注入によって注入されるSiイオンの量は、トレンチ8の側壁の酸化速度が最も速い結晶面と同じ速さになるために必要な量である。つぎに、イオン注入について示す。
図4は、第1のイオン注入時におけるSiイオンビームの平面照射およびトレンチの平面図を示す説明図である。図4において、Siイオンビーム9は、トレンチ8の(0001)面を有する側壁のみに選択的に照射される。このとき、n+炭化珪素基板1は、水平面上において、自転させ停止しておく。これはSiイオンビーム9がトレンチ8の(0001)面のみに照射されるようにするためである。
つぎに、第1の注入によって注入されるSiイオンについて説明する。図5は、注入されるSiイオンについて示す要部断面図である。図5において、Siイオンビーム9は、n+ソース領域5に対する表面に対する垂線に対して、角度θ1傾けて照射する。この角度θ1は、Siイオンビーム9がトレンチ8の底面に照射されずに、(0001)面のみに選択的に照射される角度とする。この角度θ1は、トレンチ8の開口部の幅とトレンチ8の深さから決まるアスペクト比によって決定される。そのため、トレンチ8の開口部の幅とトレンチ8の深さによって値が変わる。この実施の形態1では、Siイオンを、たとえば5×1015cm-2のドーズ量で30keVで注入した。
つぎに、第2のイオン注入について説明する。図6は、第2のイオン注入時におけるSiイオンビームの平面照射およびトレンチの平面図を示す説明図である。図9において、Siイオンビーム9は、トレンチ8の(−1100)面を有する側壁のみに選択的に照射される。このとき、n+炭化珪素基板1は、水平面上において、自転させ停止しておく。これはSiイオンビーム9がトレンチ8の(−1100)面のみに照射されるようにするためである。
つぎに、第2の注入によって注入されるSiイオンについて説明する。図7は、第2の注入によって注入されるSiイオンについて示す要部断面図である。図7において、Siイオンビーム9は、n+ソース領域5の表面に対する垂線に対して、角度θ2傾けて照射する。この角度θ2は、Siイオンビーム9が(1−100)面とトレンチ8の底面の最深部から(1−100)面よりの面に選択的に照射される角度とする。この角度θ2は、角度θ1と同様にトレンチ8の開口部の幅とトレンチ8の深さから決まるアスペクト比によって決定される。そのため、トレンチ8の開口部の幅とトレンチ8の深さによって値が変わる。この実施の形態1では、Siイオンを、たとえば5×1014cm-2のドーズ量で25keVで注入した。
つぎに、第3の注入によって注入されるSiイオンについて説明する。図8は、第3の注入によって注入されるSiイオンについて示す要部断面図である。図8において、第3のイオン注入は(−1100)面に対して、第2のイオン注入と同様の要領によりおこなう。このとき、Siイオンビーム9が注入される角度は、n+ソース領域5の表面に対する垂線に対して、角度θ2傾けて照射する。
(−1100)面は、第2のイオン注入をおこなった面、即ち(1−100)面と原子配列が同じである。そのため、Siイオンは第2のイオン注入と同量の5×1014cm-2のドーズ量で25keVで注入した。上述した第2のイオン注入および第3のイオン注入によって、トレンチ8の側壁および底面にイオン注入されたこととなる。Siイオンが注入された側壁の酸化される速度は、Siイオンを注入する前よりも速くなる。そして、図3に示した4つの側面は、ほぼ同じ速さで酸化膜が形成され、ほぼ均一の厚さの酸化膜を得ることができる。
製造工程の説明に戻って、図9に示すように、ゲート酸化をおこなって、トレンチ8の側壁、底面およびn+ソース領域5の表面にゲート酸化膜10を形成する。このとき、ゲート酸化膜10は、トレンチ8の側壁から50〜100nm程度の厚さで、ほぼ均一に形成される。また、トレンチ8の底部が曲率を有し、電界集中が起こりやすくなっている場合には、ゲート酸化膜10をやや厚めに形成することにより、ゲートの耐圧を維持することができる。
その後の工程は、一般的に知られているUMOSFETの製造工程と同様のため、説明を省略する。また、上述した製造工程において、n電流拡散領域3、pウェル領域4、およびn+ソース領域5をエピタキシャル成膜により形成したが、これらの膜のいずれかあるいは全部を、たとえばイオン注入および熱処理(活性化アニール)により形成してもよい。
また、pウェル領域4、およびn+ソース領域5、およびトレンチ8を形成する順序を変更することもできる。ただし、少なくともpウェル領域4はトレンチ8よりも先に形成しておく方が好ましい。
つぎに、以上の工程により製造されたUMOSFETについて示す。図10は、実施の形態1の半導体装置の製造方法によって製造されたUMOSFETについて示す説明図である。図10において、n+炭化珪素基板1の一方の主面には、n-ドリフト領域2が形成されている。また、n-ドリフト領域2の上には、n電流拡散領域3が設けられている。n電流拡散領域3の上には、pウェル領域4が設けられている。
pウェル領域4の上には、n+ソース領域5が設けられている。そして、n+ソース領域5の表面層から選択的に複数のトレンチ8が形成されている。トレンチ8は、その底部がn-ドリフト領域2まで達している。トレンチ8の内部には、絶縁ゲート酸化膜10を介してゲート電極11が形成されている。トレンチ8間には、n+ソース領域5の方面から第2p+領域12が形成されている。そして、n+ソース領域5の一部およびトレンチ8を覆うように層間絶縁膜13が設けられている。
また、層間絶縁膜13および第2p+領域12の上には、ソース金属電極14が設けられており、n+炭化珪素基板1のソース金属電極14が設けられている側の反対の主面には、ドレイン金属電極15が設けられている。また、ゲート電極11の上には、ゲート引き出し配線16が設けられている。なお、図10に示した構成では、トレンチ8がセル状のパターンとなっているため、各セル1つずつに対してゲート引き出し配線16が必要となるが、ストライプ状のパターンの場合は、ストライプの端部に設けるだけでよい。このゲート引き出し配線16は、ソース金属電極14と絶縁されていなくてはならない。
つぎに、実施の形態1で説明した酸化膜の厚さについて説明する。図11は、酸化膜の厚さと加速エネルギーについて示すグラフである。図11において、縦軸が、酸化膜の厚さ(nm)を示しており、横軸が、加速エネルギー(eV)を示している。符号21は、イオンが注入された場合に形成される酸化膜の厚さの変化を示している。また、符号22は、イオンが注入されていない場合に形成される酸化膜の厚さを示している。符号21に示されるように、イオンが注入された場合には、加速エネルギーが大きくなるほど、形成される酸化膜の厚さも厚くなっている。
つぎに、各結晶面にイオン注入した場合の酸化速度について説明する。図12は、各結晶面にイオン注入した場合の酸化速度について示すグラフである。図12において、縦軸は、酸化速度(μm/h)を示しており、横軸は、C面からの角度(°)を示している。また、符号31は、イオンが注入されていない場合の酸化速度の変化を示しており、符号32は、イオン注入された場合の酸化速度について示している。
イオンが注入されていない場合には、符号31に示されるように、C面からの角度が大きくなると酸化速度は遅くなっている。また、イオンが注入された場合には、C面からの角度が大きくなっても、酸化速度には大きな変化はない。このように、結晶面に対してイオンを注入することにより、原子配列の異なる結晶面の酸化速度を略一定にすることができる。また各結晶面の酸化速度がほぼ等しくなることにより、ゲート酸化膜の厚みをほぼ均一にすることができる。
以上説明したように、実施の形態1によれば、トレンチ内の側壁の酸化速度をほぼ一定にすることができる。また、トレンチ内の側壁に形成されるゲート酸化膜の厚みをほぼ一定の厚みに形成することができる。
(実施の形態2)
つぎに、この発明の実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法について説明する。まず、実施の形態1と同様の工程により、図1に示したAlマスク7までを形成する。つづいて、フォトプロセスにより、Alマスク7をパターニングする。
つぎに、Alマスク7を用いてSF6(6フッ化硫黄)とO2ガスを用いてICPプラズマエッチングをおこないトレンチを形成する。トレンチは、n-ドリフト領域2まで達するように形成する。そして、トレンチを形成したらAlマスク7と保護酸化膜6を除去する。
ここで、トレンチを構成する側面の面方位について説明する。図13は、トレンチを構成する側面の面方位について示す説明図である。図13において、トレンチ41の側壁は、(0−338)、(0−33−8)、(03−3−8)、(03−38)の面方位をもつ側面によって構成されている。
この4つの結晶面のうち(03−38)面と(0−338)面は原子配列が等価となっている。さらに、(0−33−8)面と(03−3−8)面は原子配列が等価となっている。これらの原子配列が等価の面の酸化速度は、それぞれ等しくなっている。そして、図20によると、トレンチ41を構成する4つの面の酸化速度の速さは、以下のようになっている。
(03−38)面=(0−338)面>(0−33−8)面=(03−3−8)面
このため、形成される酸化膜を均一にするためには、酸化速度が速い(03−38)面と(0−338)面の酸化速度に、その他の面の酸化速度を合わせる。そのため、(0−33−8)面と(03−3−8)面に対して、シリコン(Si)イオンビーム42を照射してイオン注入する。ここでは、(0−33−8)面と(03−3−8)面は、原子配列が等価であり、酸化速度が同じため、両方の面に対して同量のSiイオンを注入すればよい。
また、(03−3−8)面と(0−33−8)面は、原子配列が等価であり、酸化速度が同じため、(0−33−8)面と(03−3−8)面の2つの面に対してSiイオンを注入すればよい。また、実施の形態2では、酸化速度の差が小さいため、(0−33−8)面と(03−3−8)面に対するSiイオンを注入する量は、5×1015cm-2のドーズ量で10keV程度でよい。また、実施の形態2では、イオン注入を、第1のイオン注入、第2のイオン注入、第3のイオン注入と3段階にわけておこなった。
図14は、第1のイオン注入時におけるSiイオンビームの平面照射およびトレンチの平面図を示す説明図である。図14に示すように、第1のイオン注入は、(0−33−8)面に対しておこなった。このときの要部断面図は、図5と同様となるため、図示と説明を省略する。Siイオンビーム42を、トレンチ41の(0−33−8)面を有する側壁のみに選択的に照射し、トレンチ41の底面に照射しないようにする。
つぎに、第2のイオン注入として、(03−3−8)面に対しておこなった。このときの要部断面図は、図5と同様になるため、図示と説明を省略する。このとき、Siイオンビーム42は、トレンチ41の(03−3−8)面を有する側壁のみに選択的に照射し、トレンチ41の底面に照射しないようにする。
上述した第1のイオン注入および第2のイオン注入では、トレンチ41の底面には、Siイオンは注入されていない。そのため、第3のイオン注入は、図5に示したθ1=0度として、n+ソース領域5の表面に対して垂直に、トレンチ41の底面のみにイオン注入をおこなう。第3のイオン注入によって注入されるSiイオンの量は、たとえば5×1015cm-2のドーズ量で50keV程度のドーズ量とした。
以上に示した工程の後、ゲート酸化を行って、実施の形態1に示した図9と同様の要部断面を得ることができる。その後の工程は、一般的に知られているUMOSFETの製造工程をおこなうことにより、図10と同様のUMOSFETを得ることができる。
実施の形態2では、トレンチ41の平面パターンがひし形のセル形状であるため、やや扱いにくくなるが、MOSチャネルが(03−38)面およびこの面と等価な原子配列を持つ結晶面に形成されるため、高いチャネル移動度を示す。そのため、実施の形態1よりもチャネル抵抗を抑えることができる。
以上説明したように、実施の形態2によれば、トレンチ内の側壁の酸化速度をほぼ一定にすることができる。また、トレンチ内の側壁に形成されるゲート酸化膜の厚みをほぼ一定の厚みに形成することができる。また、実施の形態1よりもチャネル抵抗を抑えることができる。
(実施の形態3)
つぎに、この発明に実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法について説明する。実施の形態1では、トレンチを形成する側壁に対して、直接Siイオン注入をおこなっていたが、実施の形態3では、Siイオンを注入する前に酸化膜を形成し、当該酸化膜を介してイオン注入をおこなう点である。図15は、この発明の実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法について示す説明図である。
実施の形態1と同様の工程を経て、図2に示す断面形状を得る。そして、図15に示すように、スクリーン酸化をおこない、n+ソース領域55の表面と、トレンチ56の内部とに絶縁膜としてスクリーン酸化膜57を、たとえば10〜50nmの厚さで形成する。ついで、図7に示したように、Siイオンビームに、n+ソース領域5の表面に対する垂線に対して所定の角度をつけてSiイオンビームを照射する。このとき基板を回転させながらSiイオンを照射して、イオン注入をおこなう。
基板を回転させながらSiイオンビームを照射することにより、トレンチ56の内部のスクリーン酸化膜57に対して、ほぼ同量のSiイオンを注入することができる。ところが、トレンチ56の側壁に形成されるスクリーン酸化膜57の厚さが均一でないため、スクリーン酸化膜57を介してトレンチ56の側壁に注入されるSiイオンの量は均一とはならない。具体的には、スクリーン酸化膜57が厚い部分では、トレンチ56の側壁に注入されるSiイオンの量は、相対的に少なくなる。一方、スクリーン酸化膜57が薄い部分では、Siイオンの量は相対的に多くなる。
つづいて、スクリーン酸化膜57を除去して、酸化によりあらたな酸化膜として、ゲート酸化膜を形成する。この酸化によりゲート酸化膜は、ほぼ均一に形成される。これは、以下の理由による。スクリーン酸化により、酸化速度が遅い結晶面に対しては、酸化速度が速い結晶面よりもスクリーン酸化膜57が薄く形成される。
また、酸化速度が速い結晶面に対しては、スクリーン酸化膜57は、相対的に厚く形成される。スクリーン酸化膜57が薄い部分には、スクリーン酸化膜57が厚い部分よりも、トレンチ56の側壁に注入されるSiイオンの量が多いために、トレンチ56の側壁の酸化速度が速くなる。そのため、トレンチ56の側壁に、ほぼ均一のゲート酸化膜を形成することができる。また、基板が回転されていることにより、Siイオンビームがトレンチ底部にも十分に注入される。そのため、トレンチ56の底面のゲート酸化膜の厚みも十分に確保することができる。
以上説明したように、実施の形態3によれば、トレンチ内の側壁の酸化速度をほぼ一定にすることができる。また、トレンチ内の側壁に形成されるゲート酸化膜の厚みをほぼ一定の厚みに形成することができる。また、トレンチを形成する各側面に注入するイオンの量を調整する必要がないため、工程の簡略化を図ることができる。
(実施の形態4)
つぎに、この発明の実施の形態4にかかる半導体装置の製造方法について説明する。実施の形態1〜3では、トレンチの平面パターンがセル状であったが、実施の形態4では、トレンチの平面パターンがストライプ状の場合である。つぎに、トレンチの平面パターンがストライプ状のトレンチを示す。
図16は、格子状の平面パターンを有するトレンチを示す説明図である。図16では、トレンチ61は、<0001>方向、<1−100>方向にそれぞれ伸びている。また、図17は、ストライプ状の平面パターンを有するトレンチを示す説明図である。図17では、トレンチ62を形成する側壁の結晶面は、それぞれ(000−1)面、(1−100)面、(−1100)面、(0001)面である。(0001)面と(000−1)面が、<1−100>方向に伸びた長方形となっている。
また、図18は、格子状の平面パターンを有するトレンチを示す説明図である。図18では、トレンチ63を形成する側壁の結晶面は、それぞれ(03−3−8)面、(0−338)面、(0−33−8)面、(03−38)面である。トレンチ63は、格子状に形成されている。図16〜図18に示したトレンチの平面パターンが格子状又はストライプ状の半導体装置の構成に付いて示す。図19は、ストライプ状の平面パターンを有する半導体装置を示す要部断面図である。
図19において、図10と同様の名称には、同様の符号を付している。図10との違いは、ゲート電極11の上にゲート引き出し配線16がない点である。これは、トレンチ8がストライプ状の場合、ゲート引き出し配線16は、ストライプ状のトレンチ8のストライプ端部から引き出しをすればいいためである。
上述した実施の形態1〜3では、化合物半導体の一例として炭化珪素を用いて説明したが、その他の化合物半導体でも同様に実施可能である。炭化珪素以外の化合物半導体を用いる場合、トレンチ側壁に注入されるイオンは、酸化速度を速めることができるイオンであればよい。
以上説明したように、半導体装置の製造方法および半導体装置によれば、トレンチ側壁に形成されるゲート酸化膜の厚みを略均一に形成し、半導体装置の高耐圧化、および高速動作を同時に実現することができる。
また、上述した実施の形態では、半導体装置の一例として、MOSFETについて説明したが、本発明は、IGBT、絶縁ゲート型サイリスタなど、絶縁ゲートを有する炭化珪素半導体素子のうち、絶縁ゲートがトレンチゲート構造となっているすべての半導体装置に適用することができる。
以上のように、本発明にかかる半導体装置の製造方法および半導体装置は、MOSFET、IGBTが用いられるインバータ装置などの電力変換装置に有用であり、特に、自動車用電装品のスイッチング素子に適している。
この発明の実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の構成について示す断面図である。 この発明の実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の構成について示す断面図である。 トレンチを構成する側壁の面方位について示す説明図である。 第1のイオン注入時におけるSiイオンビームの平面照射およびトレンチの平面図を示す説明図である。 注入されるSiイオンについて示す要部断面図である。 第2のイオン注入時におけるSiイオンビームの平面照射およびトレンチの平面図を示す説明図である。 この発明の実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の構成について示す断面図である。 この発明の実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の構成について示す断面図である。 この発明の実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の構成について示す断面図である。 実施の形態1の半導体装置の製造方法によって製造されたUMOSFETについて示す説明図である。 酸化膜の厚さと加速エネルギーについて示すグラフである。 各結晶面にイオン注入した場合の酸化速度について示すグラフである。 トレンチ41を構成する側面の面方位について示す説明図である。 第1のイオン注入時におけるSiイオンビームの平面照射およびトレンチの平面図を示す説明図である。 この発明の実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法について示す説明図である。 格子状の平面パターンを有するトレンチを示す説明図である。 ストライプ状の平面パターンを有するトレンチを示す説明図である。 格子状の平面パターンを有するトレンチを示す説明図である。 ストライプ状の平面パターンを有する半導体装置を示す要部断面図である。 C面からの角度と酸化速度との関係について示すグラフである。
符号の説明
1 n+炭化珪素基板
2 n-ドリフト領域
3 n電流拡散領域
4 pウェル領域
5 n+ソース領域
6 保護酸化膜
7 アルミニウムマスク
8 トレンチ
9 シリコンイオンビーム
10 ゲート酸化膜

Claims (7)

  1. 炭化珪素結晶からなる半導体基板の表面に当該半導体基板よりも高抵抗の半導体領域を形成する第1の形成工程と、
    前記第1の形成工程によって形成された半導体領域に達するトレンチを形成する第2の形成工程と、
    前記トレンチの内側壁を構成する酸化速度が異なる複数の側壁に、当該各側壁の酸化速度に応じた量のイオンを注入する注入工程と、
    前記注入工程によって前記イオンが注入された前記トレンチの内側壁に略均一の厚さの絶縁膜を形成する第3の形成工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記注入工程は、
    前記各側壁の酸化速度が同一速度となるように前記イオンを注入することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 炭化珪素からなる半導体基板の表面に当該半導体基板よりも高抵抗の半導体領域を形成する第1の形成工程と、
    前記第1の形成工程によって形成された半導体領域に達するトレンチを形成する第2の形成工程と、
    前記第2の形成工程によって形成されたトレンチの内側壁に絶縁膜を形成する第3の形成工程と、
    前記第3の形成工程によって形成された絶縁膜の厚さに応じた量のイオンを前記トレンチの内側壁に注入する注入工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記絶縁膜を前記トレンチの内側壁から除去する除去工程と、
    前記注入工程によって前記イオンが注入された前記トレンチの内側壁にあらたな絶縁膜を形成する第4の形成工程と、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記炭化珪素は、四層周期六方晶であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体基板の主面の面方位が(11−20)面または当該(11−20)面と等価な面であり、前記トレンチを構成する結晶面のうち少なくとも一つの面が(03−38)面または当該(03−38)面と等価な面であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 炭化珪素からなる半導体基板と、
    前記半導体基板の上に形成された半導体領域と、
    前記半導体領域に達し、酸化速度が異なる複数の側壁を有するトレンチと、
    前記トレンチの内側壁に形成された絶縁膜と、を備え、
    前記絶縁膜の厚さは、前記トレンチの内側壁から略均一に形成されていることを特徴とする半導体装置。

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