JP2007165481A - 熱交換器、光源装置、プロジェクタ、電子機器 - Google Patents

熱交換器、光源装置、プロジェクタ、電子機器 Download PDF

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Abstract


【課題】低コストでの製造が可能であり、かつ、性能が高い熱交換器を提供する。
【解決手段】ハウジングは、入口ノズル351Aと出口ノズル352Aとを有し、内部に流通空間310を画成する。ハウジングは、流通空間310を間にして互いに対向したトッププレート320とボトムプレートとを備える。トッププレート320は、流通空間310に突出しており先端部がボトムプレート330に近接する複数のフィン321を有する。ボトムプレート330は、それぞれのフィン321の先端部に対して先端に対向する方向および側方を微小な隙間を介して囲む状態にフィン321の先端を受け入れる遊嵌手段を備える。遊嵌手段としては、例えば、ボトムプレート330にフィン321の先端を挟む歯331を設けておいてもよい。
【選択図】図4

Description

本発明は、熱交換器、光源装置、プロジェクタ、電子機器に関する。
画像投射装置としてプロジェクタが知られている。プロジェクタは、光源と、光源からの光を画素ごとに変調する光変調パネルと、を備え、光変調パネルによって変調された光をスクリーンに投射して画像を表示させる。
ここで、近年では、プロジェクタの光源として、即時点灯や長寿命といった特徴を有するLED(発光ダイオード)やLD(レーザーダイオード)を利用することが検討されている。しかしながら、このようなLEDやLDにあっては、発熱量が非常に大きいうえに、従来の光源に比べて発熱する部分の面積が非常に小さいため、微小な面積から大きな熱量を吸熱する熱交換器が必要となる。
熱交換器としては、例えば、特許文献1に開示される構成が知られている。
特許文献1の図5においては、所定の間隔で長手方向に延びる複数のリブが形成された一対の冷却ブロックを備え、互いのリブ同士が対向して組み合わされることで複数の冷却通路が形成されている。そして、各冷却通路に冷却液を循環させることで、冷却ブロックの外壁面に接触して取り付けられた発熱体の冷却が行われる。また、特許文献1の図1においては、内側に複数のリブが形成された二つの冷却ブロックを用意し、冷却ブロックを互いの内側の面を向かい合わせて組み合わした際にリブが一定の間隔で交互に配置されることにより複数の冷却通路が形成されている。
特開平7−38025号公報
特許文献1のごとく、内部に複数のフィンを立設してフィン間に通路を形成し、この通路に冷却液を流通させることにより、発熱体の熱を吸熱できる。しかしながら、LEDやLDといった非常に発熱量が大きくかつ発熱する部分の面積が小さい発熱体から熱を効果的に吸熱するには、狭い面積に多数のフィンを立設しなければならいという問題がある。この場合、熱交換器の内部に幅が数100μmのフィンを数100μmの間隔で数10本形成することが例として挙げられる。
このように薄いフィンを多数形成するとなると、フィン一本一本の長さを精密に揃えることは困難であるので、熱交換器の製造工程において、特許文献1の図5に示されるように、フィンの先端同士を当接させることは到底不可能である。また、フィンの長さが揃っていない状態で特許文献1の図5に示されるごとくフィンの先端同士を当接させると、フィンが曲がってしまって冷却液を流通させる通路を適切に形成できないという問題が生じる。
同様に、フィンの長さを精密に揃えることが困難である以上、特許文献1の図1に示されるごとく、フィンが交互に配置されるように冷却ブロックを組み合わせても、フィンの先端と冷却ブロックの内面とを精密に当接させることは困難であり、無理に当接させるとフィンが曲がってしまう。
また、フィンの曲がりを避けるため、フィンと冷却ブロックの内面とを当接させずに隙間を設けるという考え方もある。しかしながら、熱交換器の内部において、隙間の部分の流体抵抗が最も小さくなるため、冷却液がフィン間の通路ではなくフィンの先端と冷却ブロックの内面との間の隙間を通ることになり、フィンと冷却液との間で十分な熱交換が行われなくなる。そのため、熱交換性能が著しく低減するという問題が生じる。
したがって、LEDやLDのように微小な面積から大量の熱を発する熱体から効率よく吸熱できる熱交換器を得ることは非常に困難であった。
本発明の目的は、低コストでの製造が可能であり、かつ、性能が高い熱交換器、光源装置、プロジェクタ、電子機器を提供することにある。
本発明の熱交換器は、流体を導入する入口流路と前記流体を排出する出口流路とを有するとともに前記流体を前記入口流路から前記出口流路に流通させる流通空間を内部に画成するハウジングを備え、前記ハウジングの外面に取り付けられた熱体と前記流体との熱交換を行う熱交換器であって、前記ハウジングは、前記流通空間を間にして互いに対向したトッププレートとボトムプレートとを備え、前記トッププレートは、前記流通空間に突出しており先端が前記ボトムプレートに近接する複数のフィンを有し、前記ボトムプレートは、それぞれの前記フィンの先端部分に対して先端に対向する方向および側方を微小な隙間を介して囲む状態に前記フィンの先端を受け入れる遊嵌手段を備えることを特徴とする。
このような構成において、内部に流通空間を構成するハウジングの互いに対向する面はトッププレートとボトムプレートによって構成される。そして、ハウジングを組み立てるにあたって、トッププレートとボトムプレートとを所定の間隔を保つ状態で対向させ、流通空間の内部にトッププレートのフィンが突出するようにする。このとき、トッププレートとボトムプレートとを所定間隔で対向させたとき、トッププレートに設けられたフィンは、その先端がボトムプレートの遊嵌手段に受け入れられる。すると、フィンの先端が対向方向および側方方向において遊嵌手段に囲まれた状態になる。このようにハウジングが組み合わされて流通空間が画成され、さらに、流通空間に突出したフィンとフィンとの間には微小流路が形成される。
このように組み立てられた熱交換器の外面、望ましくはトッププレートの外面に熱体を取り付ける。ここで、熱体は、高温の熱を発する発熱体でもよく、熱を吸収する吸熱体であってもよい。熱体からの熱は熱交換器の外面に伝熱されて、さらに、トッププレートの各フィンに伝熱されていく。この状態で流体を入口流路から流通空間に導入すると、流体はフィンとフィンとの間の微小流路を通って出口流路に向かう。このとき、フィンと流体とのコンタクトによってフィンと流体との間で熱交換が行われる。
このような構成によれば、流体が流通する流通空間に複数のフィンが突出しているので、これらのフィンと流体との接触面積が大きくなり、熱交換の効率を向上させることができる。ここで、フィンの先端とボトムプレートとの間に大きな隙間があると、流体が流れるときの流体抵抗はこの隙間で局所的に小さくなってしまうため、流体がこの隙間を多く流れるようになる。このような偏流が生じると流体とフィンとの接触が一部(フィンの先端部分)に偏るので、フィンと流体との熱交換が効率よく行われないという問題が生じる。
この点、本発明では、フィンの先端はボトムプレートの遊嵌手段に受け入れられ、フィンの先端は微小な隙間を介して遊嵌手段に囲まれるので、フィンの先端とボトムプレートとの間に大きな隙間が生じることがない。よって、フィンとフィンとの間の微小流路において流体抵抗に偏りがなく、流体がフィンとフィンとの間を偏りなく流通する。その結果、フィンと流体との熱交換効率を向上させることができる。
ここで、フィンの先端とボトムプレートとの間に大きな隙間を生じないようにするには、フィンの先端とボトムプレートとを極めて接近させるか、あるいは、フィンの先端とボトムプレートとを当接させて隙間を無くしてしまえばよいとも考えられる。しかしながら、熱交換性能を向上させるためにフィンの本数を多くすることが望ましく、例えばフィンの数を数10本とした場合には、各フィンの長さを数10μmレベルで公差管理することには莫大なコストが必要となる。
また、フィンの先端とボトムプレートとを極めて接近させる工程が組立工程にあると、組立て作業に莫大な時間とコストが必要となる。そして、フィンの長さ管理が不完全なままでフィンの先端とボトムプレートとを当接させてしまうと、他よりも長いフィンは大きく曲がってしまうことになり、微小流路が適切に形成されないことになる。特に、小型化および熱交換効率を向上させるためにフィンの厚みを100μm程度に薄くするとわずかな応力でも簡単に大きく曲がってしまう。
この点、本発明においては、ボトムプレートに遊嵌手段を設けている。
したがって、フィンの長さ管理が厳密でなくても、フィンの先端が遊嵌手段に受け入れられる程度の公差であれば十分に許容される。そして、フィンの先端が遊嵌手段に受け入れられることによって、フィンの先端とボトムプレートとの間の隙間を狭くすることができる。
このように本発明によれば、フィンの長さ管理についての厳密さが要求されないので、加工精度を少し低くしてコストを低減させることができ、かつ、このように低コストであっても流体を微小流路の間に適切に流通させて熱交換効率を高性能に維持することができる。そして、フィンの長さ管理については厳密でなくてもよいので、フィン間隔やフィンの幅等の公差管理に注力し、非常に多くのフィンを高密度に設けることができる。その結果、微小な面積から大量を熱交換可能な熱交換器とすることができる。そして、この場合でも、多くのフィンの長さ管理を厳密に行うことに比べれば低コストに抑えることができる。
また、組立てに際してフィンの先端を遊嵌手段に入れることは容易であるので、組立て効率を向上させ、かつ、組立てコストを低減することができる。
なお、フィンの厚みは100μm程度とし、フィンの間隔は100μmとし、フィンの本数は50本程度とすることが例として挙げられる。
また、フィンの先端と遊嵌手段との隙間は10μm程度にすることが例として挙げられる。この隙間が広すぎるとフィンの先端に大きな隙間が生じるので好ましくないが、隙間が狭すぎると組立て効率が落ちるのでこれも好ましくない。よって、フィンの先端と遊嵌手段との隙間は、フィン同士の間隔の10分の1から5分の1程度とすることが好ましい。
本発明では、前記遊嵌手段は、前記ボトムプレートに設けられ隙間を介してそれぞれの前記フィンの先端に対向する対向底部と、前記ボトムプレートに設けられ隙間を介して前記それぞれのフィンの先端を側方から挟む側壁部と、を備えて構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、フィンの先端部が対向底部と側壁部とにて囲まれるので、フィン先端部における流体抵抗が大きくなる。よって、フィンとフィンとの間の微小流路において流体抵抗に偏りがなく、流体がフィンとフィンとの間を偏りなく流通し、フィンと流体との熱交換効率を向上させることができる。
本発明では、前記側壁部は、前記ボトムプレートの前記トッププレートに対向する面において前記フィンとは位置をずらして立設された複数の歯であることが好ましい。
このような構成において、フィンの先端部が歯間に受け入れられることによって、フィンの先端部において側方が2枚の歯で挟まれ、対向方向はボトムプレートの面に対向する。すなわち、フィンの先端部が歯とボトムプレートの面とによって囲まれる。
本発明では、前記遊嵌手段は、前記ボトムプレートの前記トッププレートに対向する面において前記フィンに対向する位置に形成された溝条であることが好ましい。
このような構成において、フィンの先端部が溝条に受け入れられて、フィンの先端部が溝条の側壁と底部とによって囲まれる。
本発明では、前記遊嵌手段は、前記フィンを内側に案内する案内手段を備えることが好ましい。
ここで、案内手段としては、例えば、フィンの先端部の面取りおよび歯の先端部の面取りが例として挙げられる。面取りが施されていれば、フィンの先端部と歯の先端部とが仮に当接しても面取りの丸みによってフィンの先端部が歯間に容易に案内される。
また、案内手段としては、歯の先端部に形成されて内側に傾斜したテーパが例として挙げられる。フィンの先端部がテーパに当たるとテーパの傾斜によってフィンの先端部が容易に遊嵌手段の内側に入る。
また、案内手段としては、溝条において側壁が開口側に拡径するように傾斜面に形成されていてもよい。フィンの先端が側壁に当たると、側壁の傾斜によってフィンの先端が容易に溝の内側に入る。
このように案内手段が設けられることによって、組立ての際にフィンの先端が容易に遊嵌手段に入るので、組立て効率を向上させることができる。
本発明の熱交換器は、流体を導入する入口流路と前記流体を排出する出口流路とを有するとともに前記流体を前記入口流路から前記出口流路に流通させる流通空間を内部に画成するハウジングを備え、前記ハウジングの外面に取り付けられた熱体と前記流体との熱交換を行う熱交換器であって、前記ハウジングは、前記流通空間を間にして互いに対向したトッププレートとボトムプレートとを備え、前記トッププレートと前記ボトムプレートとは、前記流通空間に突出したフィンを有し、前記トッププレートのフィンと前記ボトムプレートのフィンとは、先端部において互いの側面が当接することを特徴とする。
このような構成において、熱交換器を組み立てる際にトッププレートとボトムプレートとを対向させるようにするが、このときトッププレートのフィンの先端部とボトムプレートのフィンの先端部とが互いの側面で当接するようにする。すると、この当接部分から伝熱するので、熱交換器の外面に取り付けられた熱体からの熱は一方のフィンから他方のフィンに伝熱することが可能であり、両方のフィン全体から流体に伝熱することができる。
また、フィン同士の先端部分で側面が当接していればよいので、お互いにオーバーラップする長さがあればフィンの長さ管理については全く厳密さを要求されるものではない。したがって、フィンの長さ管理を必要としない分、加工コストを低減させることができる。
フィン同士の先端部分は互いの側面で当接しているので、フィンの先端に隙間が生じることはなく、フィンとフィンとの間の微小流路に隙間等による流体抵抗の小さい部分が生じることがない。したがって、流体の流通を適切にして、フィンと流体との熱交換効率を向上させることができる。
本発明では、前記トッププレートと前記ボトムプレートとは同一形状であることが好ましい。
このような構成において、トッププレートとボトムプレートとは同一形状とすることにより、部品種類を少なくできるので、加工コストを低減することができる。
本発明では、前記トッププレートのフィンと前記ボトムプレートのフィンとは互いにずれた位置に設けられていることが好ましい。
このような構成において、トッププレートのフィンとボトムプレートのフィンとは互いにずれた位置に設けることにより、熱交換器の組立て時にトッププレートのフィンとボトムプレートのフィンとを組み合わせると、容易にフィン同士が側面で当接する。
なお、フィン同士の側面を当接させる際には、フィンの弾性力によって強く当接させることが好ましい。このようにフィン同士が強く当接することによって一方のフィンから他方のフィンへ熱が伝わる熱伝導率が低下しないので、フィン全体から流体に熱を伝えることができ、熱交換効率を向上させることができる。
本発明の光源装置は、前記熱交換器と、前記熱交換器に取り付けられた光源と、を備えることを特徴とする。
このような構成において、光源が発光すると発熱するが、この熱は熱交換器によって流体に伝熱され、光源の熱が吸熱される。
このような構成によれば、光源からの熱が熱交換器によって効率よく吸熱されるので、光源の温度上昇を抑えて光源の発光を安定させることができ、また光源を長寿命とすることができる。
また、熱交換器によって効率よく光源の熱を吸熱できるので、例えば、LED(発光ダイオード)やLD(レーザーダイオード)のように微小な面積から大量の熱を発熱する光源を利用した光源装置とすることができる。
本発明のプロジェクタは、前記光源装置と、前記光源装置から発射される光を画像データに応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光を投射する投射手段と、を備えることを特徴とする。
このような構成において、光源からの光が光変調装置によって変調される。
そして、変調された光が投射手段によって投射され、例えばスクリーンに画像が投影される。
このような構成によれば、光源からの熱が熱交換器によって効率よく吸熱されるので、光源の温度上昇を抑えて光源の発光を安定させることができ、また、光源を長寿命とすることができる。よって、プロジェクタの性能を向上させることができる。
また、熱交換器によって効率よく光源の熱を吸熱できるので、例えば、LED(発光ダイオード)やLD(レーザーダイオード)のように微小な面積から大量の熱を発熱する光源を利用した光源装置とすることができる。その結果、プロジェクタによる画像の輝度を高くすることができる。
本発明の電子機器は、前記熱交換器と、前記熱交換器に取り付けられ動作状態において発熱する電子デバイスと、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、電子デバイスからの熱を熱交換器によって効率よく吸熱することができる。その結果、電子デバイスの温度上昇を抑えて電子デバイスの動作を安定させかつ長寿命とすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1から図5を参照して説明する。
図1は、プロジェクションシステム100の外観図である。
プロジェクションシステム100は、映像ソースの画像に基づく画像データ信号を出力するパソコン(電子機器)110と、パソコン110からの画像データ信号に基づいて現画像フレームを生成してスクリーン180に向けて投射するプロジェクタ(画像表示装置)120と、プロジェクタ120とパソコン110とを接続するUSBケーブル(信号伝送手段)170と、を備えている。
図2は、プロジェクタ120の内部構造を示す図である。
プロジェクタは、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色をそれぞれ発光するLED(光源、熱体)131〜133と、各LED131、132、133からの光を変調する液晶パネル(光変調装置)141〜143と、液晶パネル141〜143で変調された光を合成するプリズム150と、合成された光をスクリーン180に向けて投射する投射光学系(投射手段)160と、LED131、132、133から発せられる熱を吸熱する吸熱機構200と、を備えている。
LED131、132、133は、色ごとに設けられている。すなわち、赤色LED131、緑色LED132、青色LED133が設けられている。
ここで、LED131、132、133は、小さな面積から大きな熱量を放出する発熱体である。そして、LED131〜133から発光される光の色を安定させたり、LED131〜133の損傷を防止するためにLED131〜133の熱を吸熱することが必要となる。
光変調装置としての液晶パネルは、赤色用液晶パネル141、緑色用液晶パネル142、青色用液晶パネル143が各色のLED131、132、133に対向して設けられている。各液晶パネル141〜143は、画像情報に応じた所定の駆動信号によって駆動され、LED131〜133からの光を画素ごとに変調する。そして、各液晶パネル141〜143からの光がプリズム150で合成されて画像が形成され、合成された画像は投射光学系160から射出されてスクリーン180上に拡大投写される。
吸熱機構200は、LED131〜133の裏面に貼設されてLED131〜133からの熱を吸熱する熱交換器300と、熱交換器300に冷媒を供給するためのポンプ210と、冷媒の熱を放熱するラジエータ220と、熱交換器300、ポンプ210およびラジエータ220を連結する配管230と、を備えている。
熱交換器300は、赤色LED131、緑色LED132および青色LED133の各LEDそれぞれの裏面に貼設されている。ここに、LED131〜133と熱交換器300とにより光源装置が構成されている。
ここで、図3は、LED131、132、133が貼設された熱交換器300の外観を示す図である。
図4は、熱交換器300のエンドプレート351を外して、内部構造を示す図である。
図5は、熱交換器300の内部においてフィン321と歯331とのかみ合い状態を示す図である。
熱交換器300は、上下、左右、前後の6枚の板を組み合わせたハウジング360の内部に流通空間310を画成することによって構成されている。そして、熱交換器300は、上および下の面をそれぞれ形成するトッププレート320およびボトムプレート330と、右および左の面を形成する2枚のサイドプレート340、340と、前および後の面をそれぞれ形成する2枚のエンドプレート351、352と、を備えている。
熱交換器300は、熱伝導率の高い金属、例えば銅、アルミニウム、または銅やアルミニウムの合金によって形成されている。
トッププレート320は、矩形の扁平薄板状であって、トッププレート320の上面には、LED131〜133が貼設される。そして、トッププレート320の下面には複数のフィン321が一体的に立設されている。フィン321は前後方向に平行に設けられている。フィン321は、突出高さが3mm程度であり、幅が100μmであり、フィン321同士の間隔が120μmであって、50枚のフィン321が立設されている。
このようなフィン321を有するトッププレート320を形成するにあたっては、ワイヤー放電加工によることが例として挙げられる。
ここで、フィン321を形成するにあたり、フィン321の間隔については精密に公差管理を行う一方、フィン321の長さについての公差管理はそれほど厳密でなくてもよい。
また、フィン321の先端322は面取り(323)されている。
ボトムプレート330は、トッププレート320と略同形状であって、矩形の扁平薄板状である。そして、ボトムプレート330においてトッププレート320に対向する面には複数の歯331が櫛歯状に立設されている。歯331は、トッププレート320のフィン321に対してずれた位置に設けられており、図5に示されるように、歯331と歯331の間にフィン321の先端322が入るようになっている。
ここで、歯間にフィン321が入ったとき、歯331とフィン321との隙間は10μm〜20μm程度になるように歯331が設けられている。歯331の長さは、フィン321の先端322と歯331とがフィン321の幅以上にオーバーラップする100μm〜500μm程度がよく、例えば、200μm程度にすることが例として挙げられる。
なお、歯331を形成するにあたって、歯331の間隔については精密に公差管理を行う一方、歯331の長さについての公差管理はそれほど厳密でなくてもよい。
また、歯331の先端332は面取り(333)されている。
ここで、歯間のボトムプレート面と歯331とによってフィン321の先端部322を遊嵌する遊嵌手段が構成されている。
また、フィン321の先端部322の面取り323および歯331の先端部332の面取り333によってフィン321の先端部322を歯間に導く案内手段が構成されている。
2枚のサイドプレート340、340は、矩形の扁平薄板状であって、トッププレート320とボトムプレート330との左右の端部においてトッププレート320とボトムプレート330との間に挟持される。
ここで、サイドプレート340の上下方向(熱交換器の厚み方向)の長さは、トッププレート320のフィン321の長さよりも若干長く形成されており、トッププレート320のフィン321がボトムプレート330の面に当接しないようになっている。すなわち、トッププレート320とボトムプレート330との間にサイドプレート340、340を挟持した際に、トッププレート320のフィン321の先端部322とボトムプレート330との間に10μm〜20μmの隙間が形成される。
2枚のエンドプレート351、352は、矩形の扁平薄板状であって、エンドプレート351、352には、配管230を接続するためのノズル351A、352Aが設けられている。
ここで、前側のエンドプレート351に設けられたノズルを入口ノズル(入口流路)351Aとし、後側のエンドプレート352に設けられたノズルを出口ノズル(出口流路)352Aとする。
熱交換器300を組み立てるにあたっては、2枚のサイドプレート340、340をトッププレート320とボトムプレート330との両端にそれぞれ挟む。このとき、トッププレート320のフィン321の先端部322をボトムプレート330の歯間に入れる。そして、2枚のエンドプレート351、352を前後に取り付ける。トッププレート320、ボトムプレート330、2枚のサイドプレート340、340および2枚のエンドプレート351、352を組み合わせて接合するにあたっては、6枚のプレートをろう材を用いて接合する。ただし、接合方法はこれに限るものではなく、溶接や接着、拡散接合等を適宜使用できる。
組み立てられた熱交換器300の構成について説明する。
6枚のプレートが組み合わせられた熱交換器300の内部において、前後方向に平行に設けられた複数のフィン321によって、前後方向の微小流路が複数形成される。
このとき、図5に示されるように、フィン321の先端部322は、歯331と歯331の間に入っており、すなわち、フィン321の先端部322は、約10μmの間隔を隔てて側方を歯331で挟まれ、また、約10μmの間隔を隔ててボトムプレート330の面に対向している。そして、入口ノズル351Aから冷媒が流入されると、冷媒はフィン321とフィン321との間の微小流路を通って出口ノズル352Aに向かい、出口ノズル352Aから熱交換器300の外部に排出される。
図2に示されるように、三つの熱交換器300にはそれぞれLED131〜133が貼設された状態で、3つの熱交換器300とポンプ210とは配管230によって直列に接続されている。そして、配管230の途中にラジエータ220が設けられ、冷媒の熱がラジエータ220によって放熱される。
このような構成を備えるプロジェクションシステム100の動作について説明する。
まず、プロジェクタ120の電源をONすると、各LED131〜133に電圧が印加されてLED131〜133が点灯される。各LED131〜133から各色の光が発射されると同時に、LED131〜133が発熱する。
また、プロジェクタ120の電源をONにすると、ポンプ210が作動される。すると、ポンプ210から配管230を通って3つの熱交換器300に冷媒が供給される。
LED131〜133からの熱は、熱交換器300のトッププレート320の上面に伝熱して、さらに、トッププレート320の各フィン321に伝熱されていく。入口ノズル351Aから流入する冷媒は、フィン321の間の微小流路を流通して出口ノズル352Aに向かう。このとき、フィン321と冷媒とのコンタクトによってフィン321の熱が冷媒に伝熱される。
熱をもった冷媒は出口ノズル352Aから排出され、配管230を流れてラジエータ220に導入される。そして、ラジエータ220において冷媒の熱が放熱される。このようなサイクルによってLED131〜133の熱が吸熱され、LED131〜133の温度上昇が抑制された状態でLED131〜133の点灯が良好に継続される。
画像をスクリーン180に投影するにあたっては、まず、パソコン110に映像ソースが入力される。すると、映像ソースに所定の画像処理が行われて画像データ信号が生成される。画像データ信号がパソコン110からプロジェクタ120に伝送される。そして、プロジェクタ120内において画像データ信号から現画像データが生成されて、この現画像データを表示するように各液晶パネル141〜143に駆動信号が印加される。各LED131〜133からの光が各液晶パネル141〜143によって画素ごとに変調され、変調された光がプリズム150によって合成される。これにより画像が生成される。
生成された画像は、投射光学系160からスクリーン180に向けて投射され、スクリーン180に画像が映写される。
このような第1実施形態によれば、次の効果を奏することができる。
(1)冷媒が流通する流通空間310に複数のフィン321が突出しており、これらのフィン321と冷媒との接触により、熱交換を効率よく行うことができる。
(2)フィン321の先端部322が歯間に受け入れられることによって、フィン321の先端部322において側方は2枚の歯331、331で挟まれ、対向方向はボトムプレート330の面に対向する。すなわち、フィン321の先端部322が歯331とボトムプレート330の面とによって囲まれる。したがって、フィン321の先端部322とボトムプレート330との間に大きな隙間が生じることがない。よって、フィン321とフィン321との間の微小流路において流体抵抗に偏りがなく、冷媒がフィン321とフィン321との間を偏りなく流通する。その結果、フィン321と流体との熱交換効率を向上させることができる。
(3)ボトムプレート330に歯331を設けており、フィン321の長さ管理が厳密でなくても、フィン321の先端部322が歯間に受け入れられる程度の公差であれば十分に許容される。フィン321の長さ管理についての厳密さが要求されないので、加工精度を少し低くしてコストを低減させることができ、かつ、このように低コストであっても冷媒を微小流路の間に適切に流通させて熱交換効率は高性能に維持することができる。
(4)所定の隙間をもってフィン321の先端部322を受け入れられる位置にフィン321と歯331とが設けられているので、組立てに際してフィン321の先端部322を歯間に入れることは容易である。よって、組立て効率を向上させ、かつ、組立てコストを低減することができる。
(5)案内手段として、フィン321の先端部322の面取り323および歯331の先端部332の面取り333が施されているので、フィン321の先端部322と歯331の先端部332とが仮に当接しても面取り323、333の丸みによってフィン321の先端部322が歯間に容易に案内される。よって、熱交換器300の組立て作業が容易に行える。
(6)LED131〜133からの熱が熱交換器300によって効率よく吸熱されるので、LED131〜133の温度上昇を抑えて、LED131〜133の発光を安定させまた長寿命とすることができる。また、熱交換器300によって効率よく光源の熱を吸熱できるので、LED131〜133のように微小な面積から大量の熱を発熱する光源を利用することができる。その結果、プロジェクタ120による画像の輝度を高くすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図6を参照して説明する。
第2実施形態の基本的構成は第1実施形態に同様であるが、第2実施形態の特徴とするところは、歯331の先端部332にテーパ面334が形成されている点にある。
図6において、歯331の先端部332には内側に傾斜したテーパ334が形成されている。このテーパ334によって案内手段が構成されている。
そして、熱交換器300の組立てに際して、フィン321の先端部322がテーパ334に当たるとテーパ334の傾斜によってフィン321の先端部322が容易に遊嵌手段の内側に入る。
このような第2実施形態によれば、上記実施形態の効果に加えて次の効果を奏することができる。
(7)歯331の先端部332にテーパ334が設けられることによって、組立ての際にフィン321の先端部322が容易に歯間に入るので、組立て効率を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図7を参照して説明する。
第3実施形態の基本的構成は第1実施形態に同様であるが、第3実施形態の特徴とするところは、遊嵌手段がボトムプレート330の溝条335によって構成されている点にある。
図7において、ボトムプレート330には複数の溝条335が設けられている。
各溝条335は、各フィン321に対向する位置に形成されている。そして、溝条335において側壁336が開口側に拡径するように傾斜している。この側壁336の傾斜によって案内手段が構成されている。
このような構成において、フィン321の先端部322が溝条335に受け入れられると、フィン321の先端部322は、溝条335の側壁336と溝条335の底面部337とによって囲まれる。
このような第3実施形態によれば、上記実施形態の効果に加えて、次の効果を奏することができる。
(8)フィン321の先端部322が溝条335に受け入れられて、フィン321の先端部322が溝条335の側壁336と底面部337とによって囲まれる。したがって、フィン321の先端部322とボトムプレート330との間に大きな隙間が生じることがない。よって、フィン321とフィン321との間の微小流路において流体抵抗に偏りがなく、流体がフィン321とフィン321との間を偏りなく流通する。その結果、フィン321と流体との熱交換効率を向上させることができる。
(9)案内手段として溝条335において側壁336が開口側に拡径するように傾斜面に形成されていているので、フィン321の先端部322が側壁336に当たると、側壁336の傾斜によってフィン321の先端部322が容易に溝条335の内側に入る。よって、組立て作業を容易にすることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図8を参照して説明する。
第4実施形態の基本的構成は第1実施形態と同様であるが、トッププレート410とボトムプレート420の両方にフィン411、421が設けられ、フィン411、421の先端同士が側面で当接している点に特徴を有する。
図8において、トッププレート410とボトムプレート420とは、ともに流通空間310に突出したフィン411、421を有する。
フィン411、421の長さは、トッププレート410とボトムプレート420との対向距離の半分よりもわずかに長い程度であり、フィン411、421同士はトッププレート410とボトムプレート420との略中間で当接している。
ここで、ボトムプレート420にはサイドプレート340との組み合わせ位置を決めるための段部423が設けられている。そして、図8に示すように、段部423から最も近くに設けられているフィンまでの距離lは、図8に示すlよりも小さく設けられている。また、トッププレート410とボトムプレート420とは同一形状であり、トッププレート410にも同様の段部413が設けられている。従って、トッププレート410のフィン411とボトムプレート420のフィン421とでは、片側のサイドプレート340から見たときに、設けられている位置が互いに少しずれる。
熱交換器400の組立て時にトッププレート410のフィン411とボトムプレート420のフィン421とを組み合わせる際は、容易に互いのフィン間に入るようになっている。さらに、それぞれの段部413、423をサイドプレート340に当接させて固定することで、互いのフィンの先端部同士が当接し、フィン411、421の弾性によって強く当接する方向に互いに押し合う。このようにフィン同士が当接することにより、フィン411、421とフィン411、421との間に微小流路が形成される。
このような第4実施形態によれば、次の効果を奏することができる。
(10)トッププレート410のフィン411の先端部412とボトムプレート420のフィン421の先端部422とが互いの側面で当接しているので、この当接部分から伝熱する。特に、フィン411、421の弾性力によってフィン同士が強く当接しているので、一方のフィン411から他方のフィン421への熱伝導が向上する。熱交換効率を向上させることができる。したがって、熱交換器400に取り付けられたLED131〜133からの熱はトッププレート410のフィン411からボトムプレート420のフィン421に伝熱することが可能であり、両方のフィン411、421全体から流体に伝熱することができる。その結果、熱交換効率を向上させることができる。
(11)フィン411、421同士の先端部412、422で側面が当接していればよいので、お互いにオーバーラップする長さがあればフィン411、421の長さ管理については厳密さを要求されない。したがって、フィン411、421の長さ管理を必要としない分、加工コストを低減させることができる。
(12)フィン411、421同士の先端部412、422は互いの側面で当接し当接部に隙間がないため、隙間による流体抵抗の小さい部分がなく区画された微小流路をフィン411とフィン421とで構成できる。したがって、流体の流通を適切にして、フィン411、421と流体との熱交換効率を向上させることができる。
(13)トッププレート410のフィン411とボトムプレート420のフィン421とは互いにずれた位置に設けられているので、熱交換器400の組立て時にトッププレート410のフィン411とボトムプレート420のフィン421とを組み合わせると、容易にフィン同士が側面で当接する。したがって、熱交換器400の組立て作業が容易になる。
(14)トッププレート410とボトムプレート420とは同一形状なので、熱交換器300を構成する部品種類が少なく、加工コストが低減する。
次に、本発明の変形例1について図9を参照して説明する。
上記第1実施形態においては、吸熱機構200の配管230は三つの熱交換器300を直列に接続していたが、この図9に示される変形例1のように三つの熱交換器300を並列に接続してもよい。
次に、本発明の変形例2について図10を参照して説明する。
上記第1実施形態において、光源からの熱を吸熱する場合を例にして説明したが、図10に示されるようにパソコン110の電子デバイス、例えばCPU500からの熱を吸熱してもよい。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
光源の種類としては、LED131〜133に限定されず、たとえばレーザーダイオード(LD)などでもよいことはもちろんである。
熱交換器300のハウジング360を構成するにあたっては、トッププレート、ボトムプレート、2枚のサイドプレート340、340および2枚のエンドプレート351、352の6枚を組み合わせるとしたが、例えば、2枚のサイドプレートはボトムプレートに一体的に形成するなど、ハウジング360の構成の仕方は種々変更可能である。
第4実施形態において、トッププレートとボトムプレートとは同一形状にしてもよい。あるいは、トッププレートのフィンの長さとボトムプレートのフィンの長さについては、トッププレートのフィンを長くして、ボトムプレートのフィンは短くするなど、トッププレートのフィンの長さとボトムプレートのフィンの長さは全く異なっていてもよい。
本発明は、熱交換器に利用できる他、例えば、プロジェクタに利用できる。
第1実施形態において、プロジェクションシステムの外観図。 第1実施形態において、プロジェクタの内部構造を示す図。 第1実施形態において、LEDが貼設された熱交換器の外観を示す図。 第1実施形態において、熱交換器のエンドプレートを外して、内部構造を示す図。 第1実施形態において、フィンの先端が歯間に遊嵌している状態を示す図。 第2実施形態において、フィンの先端が歯間に遊嵌している状態を示す図。 第3実施形態において、フィンの先端が溝条に遊嵌している状態を示す図。 第4実施形態において、フィン同士が先端で当接している状態を示す図。 変形例1において、熱交換器を並列に接続する配管構造を示す図。 変形例2において、熱体が電子デバイスである場合を示す図。
符号の説明
100…プロジェクションシステム、110…パソコン、120…プロジェクタ、131…赤色LED、132…緑色LED、133…青色LED、141…赤色用液晶パネル、142…緑色用液晶パネル、143…青色用液晶パネル、150…プリズム、160…投射光学系、180…スクリーン、200…吸熱機構、210…ポンプ、220…ラジエータ、230…配管、300…熱交換器、310…流通空間、320…トッププレート、321…フィン、322…先端部、330…ボトムプレート、331…歯、332…先端部、334…テーパ、335…溝条、336…側壁、337…底面部、340…サイドプレート、351…エンドプレート、351A…入口ノズル、352…エンドプレート、352A…出口ノズル、360…ハウジング、400…熱交換器、410…トッププレート、411…フィン、412…先端部、420…ボトムプレート、421…フィン、422…先端部。

Claims (11)

  1. 流体を導入する入口流路と前記流体を排出する出口流路とを有するとともに前記流体を前記入口流路から前記出口流路に流通させる流通空間を内部に画成するハウジングを備え、前記ハウジングの外面に取り付けられた熱体と前記流体との熱交換を行う熱交換器であって、
    前記ハウジングは、前記流通空間を間にして互いに対向したトッププレートとボトムプレートとを備え、
    前記トッププレートは、前記流通空間に突出しており先端が前記ボトムプレートに近接する複数のフィンを有し、
    前記ボトムプレートは、それぞれの前記フィンの先端部分に対して先端に対向する方向および側方を微小な隙間を介して囲む状態に前記フィンの先端を受け入れる遊嵌手段を備える
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器において、
    前記遊嵌手段は、
    前記ボトムプレートに設けられ隙間を介してそれぞれの前記フィンの先端に対向する対向底部と、
    前記ボトムプレートに設けられ隙間を介して前記それぞれのフィンの先端を側方から挟む側壁部と、を備えて構成されている
    ことを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項2に記載の熱交換器において、
    前記側壁部は、前記ボトムプレートの前記トッププレートに対向する面において前記フィンとは位置をずらして立設された複数の歯である
    ことを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項2に記載の熱交換器において、
    前記遊嵌手段は、前記ボトムプレートの前記トッププレートに対向する面において前記フィンに対向する位置に形成された溝条である
    ことを特徴とする熱交換器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の熱交換器において、
    前記遊嵌手段は、前記フィンを内側に案内する案内手段を備える
    ことを特徴とする熱交換器。
  6. 流体を導入する入口流路と前記流体を排出する出口流路とを有するとともに前記流体を前記入口流路から前記出口流路に流通させる流通空間を内部に画成するハウジングを備え、前記ハウジングの外面に取り付けられた熱体と前記流体との熱交換を行う熱交換器であって、
    前記ハウジングは、前記流通空間を間にして互いに対向したトッププレートとボトムプレートとを備え、
    前記トッププレートと前記ボトムプレートとは、前記流通空間に突出したフィンを有し、
    前記トッププレートのフィンと前記ボトムプレートのフィンとは、先端部において互いの側面が当接する
    ことを特徴とする熱交換器。
  7. 請求項6に記載の熱交換器において、
    前記トッププレートと前記ボトムプレートとは同一形状である
    ことを特徴とする熱交換器。
  8. 請求項6に記載の熱交換器において、
    前記トッププレートのフィンと前記ボトムプレートのフィンとは互いにずれた位置に設けられている
    ことを特徴とする熱交換器。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の熱交換器と、
    前記熱交換器に取り付けられた光源と、を備える
    ことを特徴とする光源装置。
  10. 請求項9に記載の光源装置と、
    前記光源装置から発射される光を画像データに応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置にて変調された光を投射する投射手段と、を備えたプロジェクタ。
  11. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の熱交換器と、
    前記熱交換器に取り付けられ動作状態において発熱する電子デバイスと、を備える
    ことを特徴とする電子機器。
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