JP2010199426A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁基板とヒートシンクの熱膨張係数の差に起因する応力を緩和するとともに半導体素子の熱干渉を抑制することができる半導体装置を提供する。
【解決手段】ヒートシンク50は、中空状をなし、外表面のうち上面には絶縁基板10が配置固定され、外表面のうち下面には絶縁基板30が配置固定されている。絶縁基板10には半導体素子20が実装されるとともに絶縁基板30には半導体素子40が実装されている。第1の放熱フィン54について絶縁基板10の配置固定領域においては第1の放熱フィン54aが中間板53に非接合状態にされ、第2の放熱フィン55について絶縁基板30の配置固定領域においては第2の放熱フィン55aが中間板53に非接合状態にされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関するものである。
半導体素子が実装された絶縁基板をヒートシンクに接合搭載し、半導体素子の発する熱を絶縁基板を介してヒートシンクに逃がす構成が知られている。この種の装置として、特許文献1において、図12に示す構成が開示されている。図12において、ヒートシンク100の上面には絶縁基板(絶縁回路基板)101が接合され、絶縁基板101にはパワーデバイス102が実装され、また、ヒートシンク100の下面には絶縁基板(絶縁回路基板)103が接合され、絶縁基板103にはパワーデバイス104が実装されている。
特開2006−294971号公報
図12に示す装置においては、パワーデバイス102の発する熱が絶縁基板101を介してヒートシンク100内を流れる冷却流体に放熱されるとともにパワーデバイス104の発する熱が絶縁基板103を介してヒートシンク100内を流れる冷却流体に放熱される。この構造において、絶縁基板101,103とヒートシンク100の熱膨張係数の差に起因する熱応力を緩和したいという要望がある。また、パワーデバイス102,104の熱干渉、即ち、パワーデバイス102の発する熱がパワーデバイス104に伝わったりパワーデバイス104の発する熱がパワーデバイス102に伝わるのを抑制する必要がある。
本発明は、このような背景の下になされたものであり、その目的は、絶縁基板とヒートシンクの熱膨張係数の差に起因する応力を緩和するとともに半導体素子の熱干渉を抑制することができる半導体装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、セラミック基板の両面に金属層を形成してなる第1の絶縁基板と、前記第1の絶縁基板の一方の面に接合された第1の半導体素子と、セラミック基板の両面に金属層を形成してなる第2の絶縁基板と、前記第2の絶縁基板の一方の面に接合された第2の半導体素子と、中空状をなし、外表面に、前記第1の絶縁基板における前記第1の半導体素子の接合面とは反対の面側が配置固定され前記第1の絶縁基板を介して前記第1の半導体素子と熱的に結合するとともに、前記第1の絶縁基板の配置固定箇所とは反対の外表面に、前記第2の絶縁基板における前記第2の半導体素子の接合面とは反対の面側が配置固定され前記第2の絶縁基板を介して前記第2の半導体素子と熱的に結合するヒートシンクと、を備えた半導体装置であって、前記ヒートシンクは、前記第1の絶縁基板が配置固定される第1の外殻体と前記第2の絶縁基板が配置固定される第2の外殻体とが中間板を挟んで接合され、第1の外殻体と中間板との間に複数の冷媒通路を区画形成する第1の放熱フィンが前記第1の外殻体に接合または一体化した状態で配置され、また、第2の外殻体と中間板との間に複数の冷媒通路を区画形成する第2の放熱フィンが前記第2の外殻体に接合または一体化した状態で配置され、前記第1の絶縁基板の配置固定領域において少なくとも一つの前記第1の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされ、前記第2の絶縁基板の配置固定領域において少なくとも一つの前記第2の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされていることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、ヒートシンクにおける第1の絶縁基板の配置固定領域において少なくとも一つの第1の放熱フィンが中間板に非接合状態にされるとともに、ヒートシンクにおける第2の絶縁基板の配置固定領域において少なくとも一つの第2の放熱フィンが中間板に非接合状態にされているので、ヒートシンクにおける絶縁基板の配置固定領域の剛性が低下して変形しやすくなっている。その結果、絶縁基板とヒートシンクの熱膨張係数の差により熱応力が発生するがヒートシンクで当該熱応力が緩和される。また、第1および第2の放熱フィンにおける中間板との非接合箇所により、第1の半導体素子から第2の半導体素子へ熱が伝わりにくく、また逆に第2の半導体素子から第1の半導体素子へ熱が伝わりにくくなり、半導体素子の熱干渉が抑制される。
請求項2に記載の発明では、セラミック基板の両面に金属層を形成してなる第1の絶縁基板と、前記第1の絶縁基板の一方の面に接合された第1の半導体素子と、セラミック基板の両面に金属層を形成してなる第2の絶縁基板と、前記第2の絶縁基板の一方の面に接合された第2の半導体素子と、中空状をなし、外表面に、前記第1の絶縁基板における前記第1の半導体素子の接合面とは反対の面側が配置固定され前記第1の絶縁基板を介して前記第1の半導体素子と熱的に結合するとともに、前記第1の絶縁基板の配置固定箇所とは反対の外表面に、前記第2の絶縁基板における前記第2の半導体素子の接合面とは反対の面側が配置固定され前記第2の絶縁基板を介して前記第2の半導体素子と熱的に結合するヒートシンクと、を備えた半導体装置であって、前記ヒートシンクは、前記第1の絶縁基板が配置固定される第1の外殻体と前記第2の絶縁基板が配置固定される第2の外殻体とが中間板を挟んで接合され、第1の外殻体と中間板との間に複数の冷媒通路を区画形成する第1の放熱フィンが前記第1の外殻体に接合または一体化した状態で配置され、また、第2の外殻体と中間板との間に複数の冷媒通路を区画形成する第2の放熱フィンが前記第2の外殻体および前記中間板に接合または一体化した状態で配置され、前記第1の絶縁基板の配置固定領域において少なくとも一つの前記第1の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、ヒートシンクにおける第1の絶縁基板の配置固定領域において少なくとも一つの第1の放熱フィンが中間板に非接合状態にされているので、ヒートシンクにおける絶縁基板の配置固定領域の剛性が低下して変形しやすくなっている。その結果、絶縁基板とヒートシンクの熱膨張係数の差により熱応力が発生するがヒートシンクで当該熱応力が緩和される。また、第1の放熱フィンにおける中間板との非接合箇所により、第1の半導体素子から第2の半導体素子へ熱が伝わりにくく、また逆に第2の半導体素子から第1の半導体素子へ熱が伝わりにくくなり、半導体素子の熱干渉が抑制される。
請求項3に記載の発明では、セラミック基板の両面に金属層を形成してなる第1の絶縁基板と、前記第1の絶縁基板の一方の面に接合された第1の半導体素子と、セラミック基板の両面に金属層を形成してなる第2の絶縁基板と、前記第2の絶縁基板の一方の面に接合された第2の半導体素子と、中空状をなし、外表面に、前記第1の絶縁基板における前記第1の半導体素子の接合面とは反対の面側が配置固定され前記第1の絶縁基板を介して前記第1の半導体素子と熱的に結合するとともに、前記第1の絶縁基板の配置固定箇所とは反対の外表面に、前記第2の絶縁基板における前記第2の半導体素子の接合面とは反対の面側が配置固定され前記第2の絶縁基板を介して前記第2の半導体素子と熱的に結合するヒートシンクと、を備えた半導体装置であって、前記ヒートシンクは、前記第1の絶縁基板が配置固定される第1の外殻体と前記第2の絶縁基板が配置固定される第2の外殻体とが中間板を挟んで接合され、第1の外殻体と中間板との間に複数の冷媒通路を区画形成する第1の放熱フィンが前記第1の外殻体および前記中間板に接合または一体化した状態で配置され、また、第2の外殻体と中間板との間に複数の冷媒通路を区画形成する第2の放熱フィンが前記第2の外殻体に接合または一体化した状態で配置され、前記第2の絶縁基板の配置固定領域において少なくとも一つの前記第2の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、ヒートシンクにおける第2の絶縁基板の配置固定領域において少なくとも一つの第2の放熱フィンが中間板に非接合状態にされているので、ヒートシンクにおける絶縁基板の配置固定領域の剛性が低下して変形しやすくなっている。その結果、絶縁基板とヒートシンクの熱膨張係数の差により熱応力が発生するがヒートシンクで当該熱応力が緩和される。また、第2の放熱フィンにおける中間板との非接合箇所により、第1の半導体素子から第2の半導体素子へ熱が伝わりにくく、また逆に第2の半導体素子から第1の半導体素子へ熱が伝わりにくくなり、半導体素子の熱干渉が抑制される。
請求項4に記載のように、請求項1に記載の半導体装置において、前記ヒートシンクにおける前記第1の絶縁基板の配置固定領域以外の領域において前記第1の放熱フィンが前記中間板に接合され、ヒートシンクにおける前記第2の絶縁基板の配置固定領域以外の領域において前記第2の放熱フィンが前記中間板に接合されていると、ヒートシンクの剛性が過度に低下することを回避できる。
請求項5に記載のように、請求項2に記載の半導体装置において、前記ヒートシンクにおける前記第1の絶縁基板の配置固定領域以外の領域において前記第1の放熱フィンが前記中間板に接合されていると、ヒートシンクの剛性が過度に低下することを回避できる。
請求項6に記載のように、請求項3に記載の半導体装置において、前記ヒートシンクにおける前記第2の絶縁基板の配置固定領域以外の領域において前記第2の放熱フィンが前記中間板に接合されていると、ヒートシンクの剛性が過度に低下することを回避できる。
請求項7に記載のように、請求項1または4に記載の半導体装置において、前記ヒートシンクにおける前記第1の絶縁基板の配置固定領域において全ての前記第1の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされ、前記ヒートシンクにおける前記第2の絶縁基板の配置固定領域において全ての前記第2の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされていると、応力をより緩和するとともに半導体素子の熱干渉をより抑制することができる。
請求項8に記載のように、請求項2または5に記載の半導体装置において、前記ヒートシンクにおける前記第1の絶縁基板の配置固定領域において全ての前記第1の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされていると、応力をより緩和するとともに半導体素子の熱干渉をより抑制することができる。
請求項9に記載のように、請求項3または6に記載の半導体装置において、前記ヒートシンクにおける前記第2の絶縁基板の配置固定領域において全ての前記第2の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされていると、応力をより緩和するとともに半導体素子の熱干渉をより抑制することができる。
請求項10に記載のように、請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体装置において、前記ヒートシンクと第1の絶縁基板との間に第1の応力緩和部材を介在させるとともに、前記ヒートシンクと第2の絶縁基板との間に第2の応力緩和部材を介在させると、絶縁基板とヒートシンクの熱膨張係数の差により熱応力が発生するが当該熱応力をより緩和することができる。
本発明によれば、絶縁基板とヒートシンクの熱膨張係数の差に起因する応力を緩和するとともに半導体素子の熱干渉を抑制することができる。
第1の実施形態における半導体装置の縦断面図。 半導体装置を分解した状態での縦断面図。 第2の実施形態における半導体装置の縦断面図。 半導体装置を分解した状態での縦断面図。 第3の実施形態における半導体装置の縦断面図。 第4の実施形態における半導体装置の縦断面図。 半導体装置を分解した状態での縦断面図。 第5の実施形態における半導体装置の縦断面図。 半導体装置を分解した状態での縦断面図。 第6の実施形態における半導体装置の縦断面図。 半導体装置を分解した状態での縦断面図。 背景技術を説明するための縦断面図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
本実施形態においては、車両に搭載されて使用されるパワーモジュールに具体化している。特に、ハイブリッド車における走行モータ駆動用のインバータを構成するパワーモジュールに適用している。このインバータは複数の半導体スイッチング素子を具備し、これら半導体スイッチング素子で上アームおよび下アームを構成している。
図1に示すように、半導体装置としてのパワーモジュールは、第1の絶縁基板10と第2の絶縁基板30と第1の半導体素子20と第2の半導体素子40とヒートシンク50とを具備しており、ヒートシンク50の上面が絶縁基板10の搭載面となり、ヒートシンク50の下面が絶縁基板30の搭載面となっている。また、絶縁基板10の上面が半導体素子20の搭載面となり、絶縁基板10の下面にヒートシンク50が配置固定されている。絶縁基板30の下面が半導体素子40の搭載面となり、絶縁基板30の上面にヒートシンク50が配置固定されている。
絶縁基板10は、絶縁性の基板であるセラミック基板11の両面に金属層12,13を形成してなる。詳しくは、セラミック基板11の一方の面(上面)である半導体素子搭載面に第1の金属層(金属回路層)12が形成されているとともに、セラミック基板11の他方の面(下面)に第2の金属層13が形成されている。同様に、絶縁基板30は、絶縁性の基板であるセラミック基板31の両面に金属層32,33を形成してなる。詳しくは、セラミック基板31の一方の面(下面)である半導体素子搭載面に第1の金属層(金属回路層)32が形成されているとともに、セラミック基板31の他方の面(上面)に第2の金属層33が形成されている。
セラミック基板11,31は、例えば、窒化アルミニウム(AlN)、アルミナ(Al2O3)、窒化ケイ素(Si3N4)等により形成されている。また、金属層12,13,32,33はアルミニウムよりなる。
セラミック基板11,31の熱膨張係数(線熱膨張係数)は3〜7ppm/℃程度である。具体的には、窒化アルミニウム(AlN)ならば約4ppm/℃、アルミナ(Al2O3)ならば約7ppm/℃、窒化ケイ素(Si3N4)ならば約3ppm/℃である。このようにして、セラミック基板11,31の両面に形成した金属層12,13,32,33は薄く、絶縁基板10,30の熱膨張係数(線熱膨張係数)は3〜7ppm/℃程度となっている。
絶縁基板10の上面(一方の面)の半導体素子搭載面において金属層12に発熱体としての半導体素子(半導体チップ)20が半田を介して接合されている。同様に、絶縁基板30の下面(一方の面)の半導体素子搭載面において金属層32に発熱体としての半導体素子(半導体チップ)40が半田を介して接合されている。スイッチング素子としての半導体素子20,40は、IGBTまたはMOSFETである。半導体素子20がインバータの上アームを構成し、半導体素子40が下アームを構成している。パワー素子である半導体素子20,40は駆動時(通電時)に発熱する。
ヒートシンク50は扁平中空状をなし、放熱性のよい金属、具体的には、アルミニウムにより形成されている。アルミ製ヒートシンク50の熱膨張係数(線熱膨張係数)は約24ppm/℃である。
ヒートシンク50は、図2に示すように、上側の外殻体51と下側の外殻体52と中間板53と第1の放熱フィン54と第2の放熱フィン55を具備している。外殻体51は下面が開口した四角箱形をなし、外殻体51に絶縁基板10が配置固定されることになる。外殻体52は上面が開口した四角箱形をなし、外殻体52に絶縁基板30が配置固定されることになる。中間板53は外殻体51,51の開口部を塞ぐアルミ製平板である。外殻体51の内面における天井面には第1の放熱フィン54が下方に向けて突設され、第1の放熱フィン54は外殻体51に一体化されている。外殻体52の内面における底面には第2の放熱フィン55が上方に向けて突設され、第2の放熱フィン55は外殻体52に一体化されている。図1,2では、第1の放熱フィン54および第2の放熱フィン55は各々19枚設けられている。
外殻体51と外殻体52とが中間板(セパレータ)53を挟んでロウ付けにて接合されている。図1に示すように外殻体51と中間板53との間には各第1の放熱フィン54が等間隔に配置され、各第1の放熱フィン54により外殻体51と中間板53との間に複数の冷媒通路としての冷却水通路S1が区画形成されている。同様に、外殻体52と中間板53との間には各第2の放熱フィン55が等間隔に配置され、各第2の放熱フィン55により外殻体52と中間板53との間に複数の冷媒通路としての冷却水通路S2が区画形成されている。これによりヒートシンク50の内部において上下二段にわたり複数の冷却水通路が並列状に設けられている。
各通路S1,S2に冷却水が流れる。冷却水通路S1,S2は、図示しない入口部及び出口部を備え、入口部及び出口部は、車両に装備された冷却水循環路に連結可能に形成されている。
ヒートシンク50の外表面のうち上面において中央部には絶縁基板10が配置され、絶縁基板10の金属層13とヒートシンク50とがロウ付けされている(ヒートシンク50の外表面に絶縁基板10における半導体素子20の接合面とは反対の面側が配置固定されている)。これにより、ヒートシンク50は絶縁基板10を介して半導体素子20と熱的に結合しており、半導体素子20の発する熱は絶縁基板10を介してヒートシンク50に逃がされる。
また、ヒートシンク50の外表面のうち下面において中央部には絶縁基板30が配置され、絶縁基板30の金属層33とヒートシンク50とがロウ付けされている(ヒートシンク50における絶縁基板10の配置固定箇所とは反対の外表面に、絶縁基板30における半導体素子40の接合面とは反対の面側が配置固定されている)。これにより、ヒートシンク50は絶縁基板30を介して半導体素子40と熱的に結合しており、半導体素子40の発する熱は絶縁基板30を介してヒートシンク50に逃がされる。
ヒートシンク50における絶縁基板10の配置固定領域(図2参照)において7枚の第1の放熱フィン54aが設けられている。同様に、ヒートシンク50における絶縁基板30の配置固定領域(図2参照)において7枚の第2の放熱フィン55aが設けられている。
ヒートシンク50の第1の放熱フィン54について、絶縁基板10の配置固定領域以外においては第1の放熱フィン54bが中間板53に接合されている。一方、ヒートシンク50の絶縁基板10の配置固定領域においては第1の放熱フィン54aが中間板53に非接合状態にされている。同様に、第2の放熱フィン55について、ヒートシンク50の絶縁基板30の配置固定領域以外においては第2の放熱フィン55bが中間板53に接合されている。一方、ヒートシンク50の絶縁基板30の配置固定領域においては第2の放熱フィン55aが中間板53に非接合状態にされている。図1において二点鎖線で囲った領域がフィン54,55の非接合箇所である。これにより、ヒートシンク50における絶縁基板10,30の配置固定領域の剛性が低下し、変形しやすくなっている。
また、ヒートシンク50、絶縁基板10,30は一括ロウ付けされている。詳しくは、図2において、ヒートシンク50の外殻体51および放熱フィン54と中間板53との間にロウ材60を配置するとともに、外殻体52および放熱フィン55と中間板53との間にロウ材61を配置する。このとき、絶縁基板10の配置固定領域における放熱フィン54aと中間板53との間にはロウ材60は配置しない。同様に、絶縁基板30の配置固定領域における放熱フィン55aと中間板53との間にはロウ材61は配置しない。また、ヒートシンク50の外殻体51の上面にロウ材(図示略)を介して絶縁基板10を配置するとともにヒートシンク50の外殻体52の下面にロウ材(図示略)を介して絶縁基板30を配置する。この状態で炉内において高温とすることによりロウ材を溶融し、その後に室温に戻すことによりロウ付けする。その後に、絶縁基板10,30に半導体素子(半導体チップ)20,40が半田付けされる。
アルミ製ヒートシンク50(熱膨張係数:約24ppm/℃)と絶縁基板10,30(熱膨張係数:3〜7ppm/℃程度)との間において、その熱膨張係数の違いに起因してヒートシンク50と絶縁基板10,30との間には熱応力が加わる。このとき、ヒートシンク50におけるフィン54,55は絶縁基板10,30の配置固定領域においては中間板53とは非接合状態となっており、剛性が低く(変形しやすく)なっている。これにより、絶縁基板10,30とヒートシンク50の熱膨張係数の差に起因する応力が緩和され、絶縁基板10,30の信頼性が向上する。また、インバータの上アームを構成する半導体素子20と下アームを構成する半導体素子40とは交互にオン/オフするが、半導体素子20のオンに伴う熱はフィン54,55の非接合箇所により半導体素子40側への移動が抑えられる(影響を受けにくい)。同様に、半導体素子40のオンに伴う熱はフィン54,55の非接合箇所により半導体素子20側への移動が抑えられる(影響を受けにくい)。その結果、半導体素子20,40の熱干渉を抑制することができる。
上記のごとく本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ヒートシンク50における絶縁基板10の配置固定領域において第1の放熱フィン54aが中間板53に非接合状態にされ、ヒートシンク50における絶縁基板30の配置固定領域において第2の放熱フィン55aが中間板53に非接合状態にされている。よって、ヒートシンク50における絶縁基板10,30の配置固定領域(接合箇所)の剛性が低下して変形しやすくなっている。その結果、絶縁基板10,30とヒートシンク50の熱膨張係数の差により熱応力が発生するがヒートシンク50で当該熱応力が緩和される。また、第1および第2の放熱フィン54,55における中間板53との非接合箇所により、半導体素子20から半導体素子40へ熱が伝わりにくく、また逆に半導体素子40から半導体素子20へ熱が伝わりにくくなり、半導体素子の熱干渉が抑制される。
(2)ヒートシンク50における絶縁基板10の配置固定領域以外の領域において第1の放熱フィン54bが中間板53に接合され、ヒートシンク50における絶縁基板30の配置固定領域以外の領域において第2の放熱フィン55bが中間板53に接合されている。よって、ヒートシンク50の剛性が過度に低下することを回避することができる。
(3)ヒートシンク50における絶縁基板10の配置固定領域において全ての第1の放熱フィン54aが中間板53に非接合状態にされ、ヒートシンク50における絶縁基板30の配置固定領域において全ての第2の放熱フィン55aが中間板53に非接合状態にされている。よって、応力をより緩和するとともに半導体素子20,40の熱干渉をより抑制することができる。
(4)第1の放熱フィン54は外殻体51に一体形成されるとともに第2の放熱フィン55は外殻体52に一体形成されているので、ヒートシンクの強度向上が図られる。
(5)絶縁基板10,30とヒートシンク50とは直接ロウ付けされているので、放熱経路における絶縁基板10,30とヒートシンク50との間の熱抵抗を最小にすることができ、放熱性に優れている。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図1,2に代わり、本実施形態では図3,4に示す構成となっている。
図3に示すように、第1の放熱フィン54について絶縁基板10の配置固定領域においては全ての放熱フィン54aではなく一部の放熱フィン54aが中間板53に非接合状態にされている。同様に、第2の放熱フィン55について絶縁基板30の配置固定領域においては全ての放熱フィン55aではなく一部の放熱フィン55aが中間板53に非接合状態にされている。図3において二点鎖線で囲った各領域がフィン54,55の非接合箇所であり、図3においては並設するフィン54a,55aのうちの一つおきに非接合箇所としている(接合箇所と非接合箇所を交互にしている)。図4において非接合箇所にはロウ材60,61を塗布しない。このような構成とすることにより、ヒートシンク50における絶縁基板10,30の配置固定領域の剛性を低下させることができる。
要は、ヒートシンク50における絶縁基板10の配置固定領域において少なくとも一つの第1の放熱フィン54aが中間板53に非接合状態にされ、絶縁基板30の配置固定領域において少なくとも一つの第2の放熱フィン55aが中間板53に非接合状態にされていればよい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態を、第1,2の実施形態との相違点を中心に説明する。
図1に代わり図5に示すように、本実施形態においてはヒートシンク50と絶縁基板10との間に第1の応力緩和部材70を介在させている。また、ヒートシンク50と絶縁基板30との間に第2の応力緩和部材71を介在させている。応力緩和部材70,71は、多数の貫通孔70a,71aを有する金属板(パンチングメタル等)を用いており、当該金属板をヒートシンク50および絶縁基板10,30にロウ付けしている。他にも、応力緩和部材70,71は絶縁基板10,30の熱膨張係数とヒートシンク50の熱膨張係数の間の熱膨張係数を有する金属板を用いてもよい。具体的には、鋼板(ステンレス鋼板も含む)を用いる。あるいは、モリブデン板や銅板などでもよい。
このような構成とすることにより、絶縁基板10,30とヒートシンク50の熱膨張係数の差により熱応力が発生するが当該熱応力をより緩和することができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態を、第1〜3の実施形態との相違点を中心に説明する。
図1,2に代わり、本実施形態では図6,7に示す構成となっている。
第1の放熱フィン84として波板状の金属板を用いるとともに、第2の放熱フィン85として波板状の金属板を用いている。
また、ヒートシンク80は、上側の外殻体81と下側の外殻体82と中間板83を具備している。アルミ製外殻体81の内面における天井面には第1の放熱フィン84が接合されている。また、アルミ製外殻体82の内面における底面には第2の放熱フィン85が接合されている。このようにして、第1の放熱フィン84は外殻体81とは別体で波板形状をなし外殻体81に接合され、第2の放熱フィン85は外殻体82とは別体で波板形状をなし外殻体82に接合されている。
図6において二点鎖線で囲った領域がフィン84,85の非接合箇所であり、ヒートシンク80における絶縁基板10の配置固定領域において第1の放熱フィン84aが中間板83に非接合状態にされ、ヒートシンク80における絶縁基板30の配置固定領域において第2の放熱フィン85aが中間板83に非接合状態にされている。その他の放熱フィン84b,85bは中間板83に接合されている。図7においてロウ材90,91により外殻体81,82と放熱フィン(波板)84,85を接合するとともに、ロウ材92,93により放熱フィン(波板)84,85と中間板83を接合するときにおいて、放熱フィン(波板)・中間板間の非接合箇所にはロウ材92,93を塗布しない。これにより、ヒートシンク80における絶縁基板10,30の配置固定領域の剛性を低下させることができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態を、第1〜4の実施形態との相違点を中心に説明する。
図1,2に代わり、本実施形態では図8,9に示す構成となっている。
第1〜4の各実施形態においては、ヒートシンクにおける絶縁基板10の配置固定領域において第1の放熱フィン54aが中間板53に非接合状態にされ、ヒートシンクにおける絶縁基板30の配置固定領域において第2の放熱フィン55aが中間板53に非接合状態にされていた。これに対し、本実施形態では、図8に示すように、ヒートシンク50における絶縁基板30の配置固定領域において第2の放熱フィン55aが中間板53に接合され、ヒートシンク50における絶縁基板10の配置固定領域において第1の放熱フィン54aが中間板53に非接合状態にされている。そのために、図9において接合箇所にはロウ材61を塗布し、非接合箇所にはロウ材60を塗布しない。
フィン54は外殻体51に接合または一体化されていればよい。また、フィン55は外殻体52および中間板53に接合または一体化されていればよい。
このようにして、ヒートシンクは、第1の絶縁基板10が配置固定される第1の外殻体51と第2の絶縁基板30が配置固定される第2の外殻体52とが中間板53を挟んで接合され、第1の外殻体51と中間板53との間に複数の冷媒通路を区画形成する第1の放熱フィン54が第1の外殻体51に接合または一体化した状態で配置され、また、第2の外殻体52と中間板53との間に複数の冷媒通路を区画形成する第2の放熱フィン55が第2の外殻体52および中間板53に接合または一体化した状態で配置され、第1の絶縁基板10の配置固定領域において少なくとも一つの第1の放熱フィン54aが中間板53に非接合状態にされている。この場合においても、ヒートシンク50における絶縁基板10の配置固定領域(接合箇所)の剛性が低下して変形しやすく、絶縁基板10,30とヒートシンク50の熱膨張係数の差により熱応力が発生するがヒートシンク50で当該熱応力が緩和される。また、第1の放熱フィン54における中間板53との非接合箇所により、半導体素子20から半導体素子40へ熱が伝わりにくく、また逆に半導体素子40から半導体素子20へ熱が伝わりにくくなり、半導体素子の熱干渉が抑制される。
ここで、ヒートシンクにおける第1の絶縁基板10の配置固定領域以外の領域において第1の放熱フィン54が中間板53に接合されていると、ヒートシンクの剛性が過度に低下することを回避できる。また、ヒートシンクにおける第1の絶縁基板10の配置固定領域において全ての第1の放熱フィン54aが中間板53に非接合状態にされていると、応力をより緩和するとともに半導体素子20,40の熱干渉をより抑制することができる。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態を、第1〜5の実施形態との相違点を中心に説明する。
図8,9に代わり、本実施形態では図10,11に示す構成となっている。
図10に示すように、ヒートシンク50における絶縁基板10の配置固定領域において第1の放熱フィン54aが中間板53に接合され、ヒートシンク50における絶縁基板30の配置固定領域において第2の放熱フィン55aが中間板53に非接合状態にされている。そのために、図11において接合箇所にはロウ材60を塗布し、非接合箇所にはロウ材61を塗布しない。
フィン55は外殻体52に接合または一体化されていればよい。また、フィン54は外殻体51および中間板53に接合または一体化されていればよい。
このようにして、ヒートシンクは、第1の絶縁基板10が配置固定される第1の外殻体51と第2の絶縁基板30が配置固定される第2の外殻体52とが中間板53を挟んで接合され、第1の外殻体51と中間板53との間に複数の冷媒通路を区画形成する第1の放熱フィン54が第1の外殻体51および中間板53に接合または一体化した状態で配置され、また、第2の外殻体52と中間板53との間に複数の冷媒通路を区画形成する第2の放熱フィン55が第2の外殻体52に接合または一体化した状態で配置され、第2の絶縁基板30の配置固定領域において少なくとも一つの第2の放熱フィン55aが中間板53に非接合状態にされている。この場合においても、ヒートシンク50における絶縁基板30の配置固定領域(接合箇所)の剛性が低下して変形しやすく、絶縁基板10,30とヒートシンク50の熱膨張係数の差により熱応力が発生するがヒートシンク50で当該熱応力が緩和される。また、第2の放熱フィン55における中間板53との非接合箇所により、半導体素子20から半導体素子40へ熱が伝わりにくく、また逆に半導体素子40から半導体素子20へ熱が伝わりにくくなり、半導体素子の熱干渉が抑制される。
ここで、ヒートシンクにおける第2の絶縁基板30の配置固定領域以外の領域において第2の放熱フィン55が中間板53に接合されていると、ヒートシンクの剛性が過度に低下することを回避できる。また、ヒートシンクにおける第2の絶縁基板30の配置固定領域において全ての第2の放熱フィン55aが中間板53に非接合状態にされていると、応力をより緩和するとともに半導体素子20,40の熱干渉をより抑制することができる。
上記各実施形態は、例えば、以下のように変更してもよい。
・放熱部材であるヒートシンク50は内部に冷媒として水が流れる構成としたが、水以外にもアルコール等の他の冷却液体が流れる構成としてもよい。さらに、液体以外にも空気等の気体が流れる構成としてもよい。
・ヒートシンク50,80はアルミ製であったが、他の材料、例えば銅製であってもよい。銅製ヒートシンクの熱膨張係数(線熱膨張係数)は約17ppm/℃である。
・絶縁基板10,30における金属層12,13,32,33として銅を用いてもよい。
10…絶縁基板、11…セラミック基板、12…金属層、13…金属層、20…半導体素子、30…絶縁基板、31…セラミック基板、32…金属層、33…金属層、40…半導体素子、50…ヒートシンク、51…外殻体、52…外殻体、53…中間板、54…第1の放熱フィン、55…第2の放熱フィン、80…ヒートシンク、81…外殻体、82…外殻体、83…中間板、84…第1の放熱フィン、85…第2の放熱フィン。

Claims (10)

  1. セラミック基板の両面に金属層を形成してなる第1の絶縁基板と、
    前記第1の絶縁基板の一方の面に接合された第1の半導体素子と、
    セラミック基板の両面に金属層を形成してなる第2の絶縁基板と、
    前記第2の絶縁基板の一方の面に接合された第2の半導体素子と、
    中空状をなし、外表面に、前記第1の絶縁基板における前記第1の半導体素子の接合面とは反対の面側が配置固定され前記第1の絶縁基板を介して前記第1の半導体素子と熱的に結合するとともに、前記第1の絶縁基板の配置固定箇所とは反対の外表面に、前記第2の絶縁基板における前記第2の半導体素子の接合面とは反対の面側が配置固定され前記第2の絶縁基板を介して前記第2の半導体素子と熱的に結合するヒートシンクと、
    を備えた半導体装置であって、
    前記ヒートシンクは、前記第1の絶縁基板が配置固定される第1の外殻体と前記第2の絶縁基板が配置固定される第2の外殻体とが中間板を挟んで接合され、第1の外殻体と中間板との間に複数の冷媒通路を区画形成する第1の放熱フィンが前記第1の外殻体に接合または一体化した状態で配置され、また、第2の外殻体と中間板との間に複数の冷媒通路を区画形成する第2の放熱フィンが前記第2の外殻体に接合または一体化した状態で配置され、前記第1の絶縁基板の配置固定領域において少なくとも一つの前記第1の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされ、前記第2の絶縁基板の配置固定領域において少なくとも一つの前記第2の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされていることを特徴とする半導体装置。
  2. セラミック基板の両面に金属層を形成してなる第1の絶縁基板と、
    前記第1の絶縁基板の一方の面に接合された第1の半導体素子と、
    セラミック基板の両面に金属層を形成してなる第2の絶縁基板と、
    前記第2の絶縁基板の一方の面に接合された第2の半導体素子と、
    中空状をなし、外表面に、前記第1の絶縁基板における前記第1の半導体素子の接合面とは反対の面側が配置固定され前記第1の絶縁基板を介して前記第1の半導体素子と熱的に結合するとともに、前記第1の絶縁基板の配置固定箇所とは反対の外表面に、前記第2の絶縁基板における前記第2の半導体素子の接合面とは反対の面側が配置固定され前記第2の絶縁基板を介して前記第2の半導体素子と熱的に結合するヒートシンクと、
    を備えた半導体装置であって、
    前記ヒートシンクは、前記第1の絶縁基板が配置固定される第1の外殻体と前記第2の絶縁基板が配置固定される第2の外殻体とが中間板を挟んで接合され、第1の外殻体と中間板との間に複数の冷媒通路を区画形成する第1の放熱フィンが前記第1の外殻体に接合または一体化した状態で配置され、また、第2の外殻体と中間板との間に複数の冷媒通路を区画形成する第2の放熱フィンが前記第2の外殻体および前記中間板に接合または一体化した状態で配置され、前記第1の絶縁基板の配置固定領域において少なくとも一つの前記第1の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされていることを特徴とする半導体装置。
  3. セラミック基板の両面に金属層を形成してなる第1の絶縁基板と、
    前記第1の絶縁基板の一方の面に接合された第1の半導体素子と、
    セラミック基板の両面に金属層を形成してなる第2の絶縁基板と、
    前記第2の絶縁基板の一方の面に接合された第2の半導体素子と、
    中空状をなし、外表面に、前記第1の絶縁基板における前記第1の半導体素子の接合面とは反対の面側が配置固定され前記第1の絶縁基板を介して前記第1の半導体素子と熱的に結合するとともに、前記第1の絶縁基板の配置固定箇所とは反対の外表面に、前記第2の絶縁基板における前記第2の半導体素子の接合面とは反対の面側が配置固定され前記第2の絶縁基板を介して前記第2の半導体素子と熱的に結合するヒートシンクと、
    を備えた半導体装置であって、
    前記ヒートシンクは、前記第1の絶縁基板が配置固定される第1の外殻体と前記第2の絶縁基板が配置固定される第2の外殻体とが中間板を挟んで接合され、第1の外殻体と中間板との間に複数の冷媒通路を区画形成する第1の放熱フィンが前記第1の外殻体および前記中間板に接合または一体化した状態で配置され、また、第2の外殻体と中間板との間に複数の冷媒通路を区画形成する第2の放熱フィンが前記第2の外殻体に接合または一体化した状態で配置され、前記第2の絶縁基板の配置固定領域において少なくとも一つの前記第2の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされていることを特徴とする半導体装置。
  4. 前記ヒートシンクにおける前記第1の絶縁基板の配置固定領域以外の領域において前記第1の放熱フィンが前記中間板に接合され、前記ヒートシンクにおける前記第2の絶縁基板の配置固定領域以外の領域において前記第2の放熱フィンが前記中間板に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記ヒートシンクにおける前記第1の絶縁基板の配置固定領域以外の領域において前記第1の放熱フィンが前記中間板に接合されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  6. 前記ヒートシンクにおける前記第2の絶縁基板の配置固定領域以外の領域において前記第2の放熱フィンが前記中間板に接合されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  7. 前記ヒートシンクにおける前記第1の絶縁基板の配置固定領域において全ての前記第1の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされ、前記ヒートシンクにおける前記第2の絶縁基板の配置固定領域において全ての前記第2の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされていることを特徴とする請求項1または4に記載の半導体装置。
  8. 前記ヒートシンクにおける前記第1の絶縁基板の配置固定領域において全ての前記第1の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされていることを特徴とする請求項2または5に記載の半導体装置。
  9. 前記ヒートシンクにおける前記第2の絶縁基板の配置固定領域において全ての前記第2の放熱フィンが前記中間板に非接合状態にされていることを特徴とする請求項3または6に記載の半導体装置。
  10. 前記ヒートシンクと第1の絶縁基板との間に第1の応力緩和部材を介在させるとともに、前記ヒートシンクと第2の絶縁基板との間に第2の応力緩和部材を介在させたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体装置。
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