JP2016207897A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた性能を有すると共に、電力変換装置の寿命特性を従来と同等以上にすることができる熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器1は、頂壁部21及び底壁部22を有し、両者の間に内部空間200を有する本体部2、仕切り板3、層状空間4、ヒートシンク5、供給ヘッダ部及び排出ヘッダ部を有している。頂壁部21は発熱体を搭載する発熱体搭載面13を外表面に有している。本体部2の内部空間200は仕切り板3により層状に区画されている。複数の層状空間4は頂壁部21と底壁部22との対向方向に並んでいる。第1層状空間4aに設けられた第1ヒートシンク5aは、頂壁部21と、第1層状空間4aに面する仕切り板3aとの両方に接合されている。最終層状空間4cに設けられた最終ヒートシンク5cは底壁部22または最終層状空間4cに面する仕切り板3bのうちいずれか一方に接合されていると共に、他方との間に隙間42が存在している。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体等の発熱体を冷却する熱交換器に関する。
インバータやコンバータ等の電力変換装置には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やダイオード等の半導体素子が組み込まれている。これらの半導体素子は、冷却能力の観点から、通常、セラミックス板の両面に金属箔を接合してなる回路基板に実装されている。
電力変換装置は、半導体素子の冷却を効率よく行うための熱交換器を備えており、熱交換器の外表面に回路基板がはんだ付けされていることが多い。例えば特許文献1には、アルミニューム製ヒートシンクが開示されている。このヒートシンクの本体は中空部を有しており、冷却能力を向上させるためのインナーフィンが中空部に設けられている。また、ヒートシンク本体の表面には、半導体素子等の電子部品を実装した伝熱性絶縁基板がはんだ付けされている。
特開2008−166356号公報
近年では、電力変換装置の高出力化に伴って、半導体素子の発熱量が増大している。それ故、半導体素子の冷却を効率よく行うために、熱交換器の性能を従来よりも格段に向上させることが強く求められている。
例えば、熱交換器の冷却能力を向上させようとする場合には、インナーフィンと冷媒との接触面積を広くすることが有効である。しかし、インナーフィンと冷媒との接触面積を広くするとインナーフィン内の冷媒流路の断面積が狭くなるため、熱交換器内へ冷媒を流通させる際の圧力損失が大きくなるという問題がある。
また、高出力の電力変換装置においても、従来と同等以上の寿命特性を確保することが求められている。ところが、回路基板のセラミックス板は熱交換器を構成するアルミニウム部材と線膨張係数が大きく異なっているため、電力変換装置の使用中等に、アルミニウム部材との線膨張係数の差に応じた熱応力がセラミックス板に発生する。半導体素子の発熱量が大きくなると、アルミニウム部材やセラミックス板の温度変化が大きくなり、結果としてセラミックス板に加わる熱応力の増大を招く。それ故、高出力の電力変換装置に従来の熱交換器を適用すると、回路基板のセラミックス板にクラック等が発生し易いという問題がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、優れた性能を有すると共に、電力変換装置の寿命特性を従来と同等以上にすることができる熱交換器を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、アルミニウム部材より構成された熱交換器であって、
発熱体を搭載する発熱体搭載面を外表面に有する頂壁部と、該頂壁部に対向して配置された底壁部と、上記頂壁部と上記底壁部との間に形成された内部空間とを有する本体部と、
上記内部空間を層状に区画する1枚以上の仕切り板と、
該仕切り板により区画され、上記頂壁部と上記底壁部との対向方向に並んだ複数の層状空間と、
各々の上記層状空間に配置されたヒートシンクと、
隣り合う上記層状空間を連通させる連通路と、
複数の上記層状空間のうち、上記頂壁部に面する第1層に連通する供給ヘッダ部と、
複数の上記層状空間のうち、上記底壁部に面する最終層から連通する排出ヘッダ部とを有し、
上記第1層に配置された第1ヒートシンクは、上記頂壁部と、上記第1層に面する上記仕切り板との両方に接合されており、
上記最終層に配置された最終ヒートシンクは、上記底壁部または上記最終層に面する上記仕切り板のうちいずれか一方に接合されていると共に、他方との間に隙間を有していることを特徴とする熱交換器にある。
上記熱交換器は、上記仕切り板により区画された複数の上記層状空間を有しており、隣り合う上記層状空間が上記仕切り板に設けられた上記連通路により連通している。上記熱交換器は、上記本体部の上記内部空間を層状に区画することにより、冷媒を流通させる際の圧力損失の増大を抑制することができる。
また、それぞれの上記層状空間には上記ヒートシンクが配置されている。それ故、上記熱交換器は高い冷却能力を有する。
また、上記最終ヒートシンクは、上記底壁部または上記最終層に面する上記仕切り板のうちいずれか一方に固定されていると共に、他方との間に隙間を有している。これにより、上記熱交換器は、剛性が過度に高くなることを容易に回避することができる。そして、上記熱交換器は、剛性が過度に高くなることを容易に回避できる結果、例えば、セラミックス板と、該セラミックス板の両面に接合された金属箔または金属板とを有する回路基板と、上記金属箔上に実装された半導体素子とを有する発熱体を上記発熱体搭載面に搭載した場合に、上記セラミックス板に加わる熱応力を容易に低減することができる。それ故、上記熱交換器は、セラミックス板にクラック等が発生することを抑制できる。
以上のように、上記熱交換器は、優れた性能を有すると共に、電力変換装置の寿命特性を向上させることができる。
実施例1における、熱交換器の斜視図。 図1の部品展開図。 実施例1における、熱交換器の上面図。 実施例1における、熱交換器の下面図。 図3のV−V線矢視断面図。 図5のVI−VI線矢視断面図。 図5のVII−VII線矢視断面図。 図5のVIII−VIII線矢視断面図。 実施例1における、積層型ヒートシンクの(a)第1プレートの平面図、(b)第2プレートの平面図、(c)第1プレートと第2プレートを重ね合わせた状態の平面図。 変形例1における、最終ヒートシンクにピンフィン型ヒートシンクを採用した熱交換器の要部を示す拡大断面図。 変形例1における、最終ヒートシンクの斜視図。 変形例2における、最終ヒートシンクにコルゲートフィン型ヒートシンクを採用した熱交換器の要部を示す拡大斜視図。 変形例3における、長方形状の開口部を有する積層型ヒートシンクの(a)第1プレートの平面図、(b)第2プレートの平面図。 実施例2における、モデルE1の斜視図。 実施例2における、モデルE1の部品展開図。 図14のXVI−XVI線矢視断面図。 図16のXVII−XVII線矢視断面図。 図16のXVIII−XVIII線矢視断面図。 図16のXIX−XIX線矢視断面図。 モデルE1における、積層型ヒートシンクの(a)第1プレートの平面図、(b)第2プレートの平面図、(c)第1プレートの開口部近傍の拡大平面図。 実施例2における、1層の層状空間を有するモデルC1の部品展開図。 モデルC1における、図16に相当する断面図。 図22のXXIII−XXIII線矢視断面図。 実施例2における、2層の層状空間を有するモデルC2の部品展開図。 モデルC2における、図16に相当する断面図。 図25のXXVI−XXVI線矢視断面図。 図25のXXVII−XXVII線矢視断面図。 実施例2における、3層の層状空間を有し、最終ヒートシンクと仕切り板とが当接しているモデルC3の、図16に相当する断面図。 実施例2における、熱解析の結果を示す説明図。 実施例2における、歪み解析の結果を示す説明図。
本明細書において、「接合」の用語は、別々に準備された部材が冶金的に接合されている場合に限らず、機械的に接合されている場合、および接着されている場合にも用いられる。伝熱性及び熱効率を高める観点からは、冶金的な接合が最も好ましい。冶金的な接合としては、具体的には溶接、圧接、ろう付、はんだ付、拡散接合等の方法を採用することができる。ろう付や拡散接合を行う場合には、予め接合面をメタライズした後にろう付等を行っても良い。また、冶金的な接合として、活性金属を用いて直接接合する方法を採用することも可能である。接着により部材間の接合を行う場合には、耐熱性の観点から、通常、無機系接着剤が使用される。
上記熱交換器を構成するアルミニウム部材は、純アルミニウムまたは従来公知のアルミニウム合金より構成されている。アルミニウム部材の材質は、熱交換器に要求される冷却能力、耐熱性及び剛性等に応じて純アルミニウムまたは従来公知のアルミニウム合金から適宜選択することができる。
上記熱交換器は上記底壁部の外表面に発熱体を搭載する第2発熱体搭載面を有しており、上記最終ヒートシンクは上記底壁部に固定されており、上記最終ヒートシンクと、上記最終層に面する上記仕切り板との間に隙間が存在していてもよい。
最終ヒートシンクと仕切り板との間に隙間を有していない従来の熱交換器は、頂壁部に搭載した発熱体からの熱が底壁部及び最終ヒートシンクまで伝達されやすい。これに対し、上記熱交換器は、上記隙間が存在しているため、頂壁部に搭載した発熱体から底壁部及び最終ヒートシンクへの熱移動を従来よりも低減することができる。
それ故、上記熱交換器は、頂壁部の発熱体搭載面及び底壁部の第2発熱体搭載面の各々において、発熱体を十分に冷却することができる。そして、このように構成された熱交換器は、底壁部に第2発熱体搭載面を有しない場合に比べて、熱交換器の体積を増大させることなく、より多数の発熱体を冷却することができる。
上記内部空間は上記仕切り板により3層の上記層状空間に区画されており、上記第1層と隣り合う第2層には第2ヒートシンクが配置されており、該第2ヒートシンクは上記第1層側の上記仕切り板及び上記第2層側の上記仕切り板の両方に接合されていることが好ましい。この場合、上記熱交換器は、頂壁部に搭載された発熱体の熱を、上記第1層側の上記仕切り板及び上記第2層側の上記仕切り板の両方に拡散させることができる。その結果、頂壁部の発熱体搭載面における冷却能力をより向上させることができる。
また、熱交換器が頂壁部の外表面及び底壁部の両方に発熱体を搭載できるように構成されている場合には、上記内部空間を3層に区画することにより、底壁部の第2発熱体搭載面における冷却能力を十分に高くすることができる。
上記第1ヒートシンク及び上記第2ヒートシンクは、多数の開口部を有するプレートが複数枚積層されており、隣り合うプレートの開口部が互いに連通してなる冷媒流路を有していることが好ましい。即ち、第1ヒートシンク及び第2ヒートシンクは、複数の上記プレートからなる積層型ヒートシンクであることが好ましい。
上記熱交換器は、第1層から最終層に向けて冷媒が流通するよう構成されている。そのため、第1ヒートシンク及び第2ヒートシンクの内部を流通する冷媒の温度は、最終ヒートシンクの内部を流通する冷媒の温度よりも低くなる。それ故、上記熱交換器は、第1ヒートシンク及び第2ヒートシンクに冷却能力の高い積層型ヒートシンクを採用することにより、頂壁部の発熱体搭載面における冷却能力をより効果的に向上させることができる。
第1ヒートシンク及び第2ヒートシンクに採用する積層型ヒートシンクは、上記層状空間に配置した状態における冷媒の流通方向に測定して得られる幅寸法が上記流通方向と直角方向に測定して得られる長さ寸法よりも短いことが好ましい。積層型ヒートシンクは、プレートフィンやピンフィンを有するヒートシンクに比べて冷媒との接触面積を広くし易いため、優れた冷却能力を有する。しかし、積層型ヒートシンクは、ヒートシンク内の流路の断面積が狭くなりやすいため、熱交換器の圧力損失が高くなりやすいという問題があった。
これに対し、上記熱交換器は、第1ヒートシンク及び第2ヒートシンクに採用する積層型ヒートシンクの寸法及び配置を上記のように特定することにより、ヒートシンクと冷媒との接触面積を十分に確保しつつ、ヒートシンク内を流通する冷媒の流路長を容易に短縮することができる。その結果、上記熱交換器は、圧力損失をより低減することができる。
上記最終ヒートシンクは、平板状のベース部と、該ベース部から立設された多数のフィンとを有していることが好ましい。即ち、最終ヒートシンクはフィン型ヒートシンクであることが好ましい。この場合には、上記熱交換器に冷媒を流通させる際の圧力損失をより低減することができる。上記フィンとしては、プレートフィン、ピンフィン及びコルゲートフィン等の公知の形状のフィンを採用することができる。
(実施例1)
上記熱交換器1の実施例について、図を用いて説明する。熱交換器1はアルミニウム部材より構成されており、図1、図5、図6及び図8に示すように、頂壁部21及び底壁部22を有する本体部2と、1枚以上の仕切り板3(3a、3b)と、複数の層状空間4(4a、4b、4c)と、複数のヒートシンク5(5a、5b、5c)と、供給ヘッダ部11と、排出ヘッダ部12とを有している。図1及び図3に示すように、頂壁部21は発熱体を搭載する発熱体搭載面13を外表面に有している。図2及び図5に示すように、底壁部22は頂壁部21に対向して配置されており、頂壁部21と底壁部22との間に内部空間200が形成されている。
図5に示すように、仕切り板3は、本体部2の内部空間200を区画している。仕切り板3により層状に区画された複数の層状空間4は、頂壁部21と底壁部22との対向方向に並んでいる。また、隣り合う層状空間4は連通路41(41a、41b)により連通している。各々の層状空間4にはヒートシンク5(5a、5b、5c)が配置されている。
図6に示すように、供給ヘッダ部11は、複数の層状空間4のうち頂壁部21に面する第1層4aに連通している。図8に示すように、排出ヘッダ部12は、複数の層状空間4のうち底壁部22に面する最終層4cから連通している。図5に示すように、第1層4aに配置された第1ヒートシンク5aは、頂壁部21と、第1層4aに面する仕切り板3aとの両方に接合されている。また、最終層4cに配置された最終ヒートシンク5cは、底壁部22または最終層4cに面する仕切り板3bのうちいずれか一方に接合されていると共に、他方との間に隙間42が存在している。以下、本例の熱交換器1について詳説する。
図1に示すように、本例の熱交換器1は略直方体状の本体部2を有している。本体部2の長手方向における一端側には供給ヘッダ部11に冷媒を供給する冷媒供給管14が配置されており、他端側には排出ヘッダ部12から冷媒を排出する冷媒排出管15が配置されている。
本例においては、本体部2の長手方向を「縦方向X」といい、縦方向Xにおける冷媒供給管14側を「前方X1」、冷媒排出管15側を「後方X2」ということがある。また、頂壁部21と底壁部22との並び方向を「高さ方向Z」といい、高さ方向Zにおける頂壁部21側を「上方Z1」といい、底壁部22側を「下方Z2」ということがある。また、縦方向X及び高さ方向Zの双方に直交する方向を「横方向Y」ということがある。これらの方向に関する表示は便宜上のものであり、熱交換器1を使用する際の実際の向きとは何ら関係が無い。
図3に示すように、本例の頂壁部21は高さ方向Zから見て長方形状を呈している。頂壁部21は、その外表面に発熱体搭載面13(以下、頂壁部21の発熱体搭載面13を、「第1発熱体搭載面131」という。)を有している。第1発熱体搭載面131には、例えば、IGBT等のスイッチング素子を実装した回路基板等の発熱体を搭載することができる。これらの発熱体は、例えば第1ヒートシンク5aの上方Z1に相当する領域に搭載することができる。
図4に示すように、本例の底壁部22は頂壁部21と略同一の形状を呈している。底壁部22は、縦方向Xにおける両端部に切り欠き部221、222を有している。縦方向Xにおける前方X1に設けられた切り欠き部221には冷媒供給管14が取り付けられている。また、後方X2に設けられた切り欠き部222には冷媒排出管15が取り付けられている。
本例の熱交換器1は、底壁部22の外表面にも発熱体搭載面13(以下、底壁部22の発熱体搭載面13を「第2発熱体搭載面132」という。)を有している。第2発熱体搭載面132には、例えば、第1発熱体搭載面131に搭載する発熱体よりも発熱量の低い発熱体を搭載することができる。具体的には、第2発熱体搭載面132には、キャパシタ等の発熱体を搭載することができる。これらの発熱体は、例えば、後述するフィン群71(図4及び図8参照)の下方Z2に相当する領域に搭載することができる。
また、図1及び図2に示すように、底壁部22の前方X1の端縁、後方X2の端縁及び横方向Yの一対の端縁には、それぞれ、前方壁部23、後方壁部24及び一対の側方壁部25が立設されている。前方壁部23、後方壁部24及び一対の側方壁部25は、上方Z1において頂壁部21と接合されている。
図1及び図4に示すように、冷媒供給管14は、底壁部22の切り欠き部221に取り付けられ、前方X1に向けて延設されている。また、冷媒排出管15は、底壁部22の切り欠き部222に取り付けられ、後方X2に向けて延設されている。
図2及び図5に示すように、本体部2は、頂壁部21、底壁部22、前方壁部23、後方壁部24及び一対の側方壁部25により囲まれた内部空間200を層状に区画する仕切り板3を有している。図5に示すように、本例の本体部2における内部空間200は、2枚の仕切り板3(3a、3b)により高さ方向Zに並んだ3層の層状空間4(4a、4b、4c)に区画されている。以下において、3層の層状空間4を、上方Z1から順に第1層4a、第2層4b及び最終層4cという。また、第1層4aと第2層4bとを区画する仕切り板3を第1仕切り板3aといい、第2層4bと最終層4cとを区画する仕切り板3を第2仕切り板3bという。
図2及び図5に示すように、本例の熱交換器1は、横方向Yに間隔をあけて互いに並んだ2枚の第1仕切り板3aを有している。2枚の第1仕切り板3aの間の隙間は第1層4aと第2層4bとを連通させる連通路41a(図5及び図6参照)となる。
また、図2及び図5に示すように、本例の熱交換器1は長方形状を呈する1枚の第2仕切り板3bを有している。図5及び図7に示すように、第2仕切り板3bは横方向Yの両側において側方壁部25から離間して配置されている。第2仕切り板3bと側方壁部25との間の隙間は第2層4bと最終層4cとを連通させる連通路41bとなる。
図6に示すように、第1層4aに冷媒を供給する供給ヘッダ部11は、前方壁部23に沿って延設された分配路部111と、分配路部111の両端から後方X2に向かって延設された一対の延出路部112とを有している。
分配路部111は、本体部2における横方向Yの全体に亘って設けられており、底壁部22から立設された分配壁部223(図6〜図8参照)により、第1層4a、第2層4b及び最終層4cから隔離されている。分配路部111は、冷媒供給管14から流入した冷媒を横方向Yの両側へ分配しつつ、一対の延出路部112へ導くことができるように構成されている。
図6に示すように、一対の延出路部112は、本体部2における縦方向Xの全体に亘って設けられており、横方向Yの外方から第1層4a内に冷媒を供給可能に構成されている。また、延出路部112は、分配路部111側の基端から後方X2へ向かうにつれて流路幅が次第に狭くなっている。
図5及び図6に示すように、第1層4aは頂壁部21と第1仕切り板3aとの間に形成された層状空間である。第1層4aには横方向Yに間隔をあけて互いに並んだ2つの第1ヒートシンク5aが配置されている。2つの第1ヒートシンク5aは横方向Yの外方において延出路部112に面している。
本例の第1ヒートシンク5aは、多数の開口部61を有するプレート6(図9参照)が複数枚積層されており、開口部61が互いに連通してなる冷媒流路62を有する積層型ヒートシンクである。図9(c)に示すように、第1ヒートシンク5aの冷媒流路62は横方向Yに冷媒を流通させることができるように構成されている。
第1ヒートシンク5aの縦方向Xにおける一対の端面は、分配壁部223及び後方壁部24に当接している。また、第1ヒートシンク5aの高さ方向Zにおける上方Z1の端面は頂壁部21に接合され、下方Z2の端面は第1仕切り板3aに接合されている。なお、第1ヒートシンク5aの縦方向Xにおける一対の端面は、分配壁部223及び後方壁部24に接合されていても良い。また、第1ヒートシンク5aのより詳細な構成については後述する。また、図2及び図5〜図8においては、便宜上、開口部61の記載を省略している。
図5及び図7に示すように、第2層4bは、第1仕切り板3aと第2仕切り板3bとの間に形成された層状空間である。第2層4bには、横方向Yに間隔をあけて互いに並んだ2つの第2ヒートシンク5bが配置されている。図5に示すように、第2ヒートシンク5bは第1ヒートシンク5aの下方Z2に相当する位置に配置されている。また、2つの第2ヒートシンク5bの間には、第1層4aと第2層4bとを連通させる連通路41aが開口している。
本例の第2ヒートシンク5bは、第1ヒートシンク5aと同一の構成を有する積層型ヒートシンクである。第2ヒートシンク5bは、横方向Yに冷媒を流通可能に構成された冷媒流路62を有している。第2ヒートシンク5bの縦方向Xにおける一対の端面は分配壁部223及び後方壁部24に当接している。また、第2ヒートシンク5bの上方Z1の端面は第1仕切り板3aに接合され、下方Z2の端面は第2仕切り板3bに接合されている。なお、第2ヒートシンク5bの縦方向Xにおける一対の端面は、分配壁部223及び後方壁部24に接合されていても良い。
図5及び図8に示すように、最終層4cは、第2仕切り板3bと底壁部22との間に形成された層状空間である。最終層4cには最終ヒートシンク5cが配置されている。
図8に示すように、本例の最終ヒートシンク5cは、平板状の底壁部22と、底壁部22ら立設された多数のフィン7を有するフィン型ヒートシンクである。即ち、本例の最終ヒートシンク5cは底壁部22と一体に形成されている。
具体的には、本例の最終ヒートシンク5cは横方向Yに間隔をあけて並んだ2組のフィン群71を有している。個々のフィン群71は、図5に示すように第1ヒートシンク5a及び第2ヒートシンク5bの下方Z2に相当する位置に配置されている。
図8に示すように、フィン群71は一定のピッチで縦方向Xに並んだ多数のフィン7から構成されている。本例のフィン7はプレートフィンである。図5に示すように、フィン7の先端と第2仕切り板3bとの間には、1mm程度の隙間42が存在している。
図8に示すように、2つのフィン群71よりも後方X2には排出ヘッダ部12が配置されている。排出ヘッダ部12は冷媒排出管15に連通しており、最終層4cに流入した冷媒を冷媒排出管15に導くことができるように構成されている。
上述したように、本例の第1ヒートシンク5a及び第2ヒートシンク5bは、多数の開口部61(61a、61b)を有するプレート6(6a、6b)が複数枚積層されてなる積層型ヒートシンクである。図6及び図7に示すように、第1ヒートシンク5a及び第2ヒートシンク5bを横方向Yに測定して得られる幅寸法は、これらを縦方向Xに測定して得られる長さ寸法よりも短い。
第1ヒートシンク5a及び第2ヒートシンク5bは、図9(a)に示す第1プレート6aと、図9(b)に示す第2プレート6bとが交互に積層された4層構造を有している。
図9(a)に示すように、第1プレート6aは、多数の開口部61aからなる開口部列63aと、多数の開口部61bからなる開口部列63bとを有している。開口部列63aと開口部列63bとは一定のピッチで縦方向Xに交互に並んでいる。
開口部列63aを構成する開口部61aは、一定のピッチで横方向Yに並んでいる。開口部61aは、横方向Yの中央が両端よりも後方X2に位置するようにV字状に折れ曲がっている。
一方、開口部列63bを構成する開口部61bは、開口部61aと同一のピッチで横方向Yに並んでいる。また、横方向Yにおける開口部61bの位置は、開口部61aに対して半ピッチずれている。個々の開口部61bは、横方向Yの中央が両端よりも前方X1側に位置するようにV字状に折れ曲がっている。
第2プレート6bは、図9(b)に示すように、第1プレート6aにおける開口部列63aの位置と開口部列63bの位置とを入れ替えた以外は第1プレート6aと同様の構成を有している。
図9(c)に一例を示すように、第2プレート6bにおける開口部61の端部は、第1プレート6aと第2プレート6bとを交互に積層したときに、第1プレート6aにおける開口部61の端部と重なるように配置されている。これにより、隣り合うプレート6の開口部61が互いに連通し、横方向Yに冷媒を流通可能な冷媒流路62が形成されている。
次に、熱交換器1の作用効果について説明する。図5に示すように、本例の熱交換器1は、仕切り板3により区画された3層の層状空間4を有しており、隣り合う層状空間4が仕切り板3に設けられた連通路41により連通している。それ故、熱交換器1の冷却能力を容易に向上させることができる。
また、熱交換器1は、底壁部22に面する最終層4cに最終ヒートシンク5cを有している。そして、最終ヒートシンク5cにおけるフィン7の先端と第2仕切り板3bとの間には隙間42が存在している。これにより、熱交換器1は、剛性が過度に高くなることを容易に回避することができる。
また、本例の熱交換器1は、第1層4aに2つの第1ヒートシンク5aを有しており、供給ヘッダ部11は2つの第1ヒートシンク5aの横方向Yにおける外方に冷媒を導くように構成されている。また、第1層4aに面した第1仕切り板3aは、2つの第1ヒートシンク5aの間に連通路41aを有している。更に、第2層4bは2つの第2ヒートシンク5bを有しており、第2層4bと最終層4cとを区画する第2仕切り板3bは、第2ヒートシンク5bよりも下流側、即ち横方向Yにおける外方に連通路41bを有している。
本例の熱交換器1は、供給ヘッダ部11、ヒートシンク5及び連通路41を上記特定の位置関係となるように配置することにより、第1ヒートシンク5a及び第2ヒートシンク5bと冷媒との接触面積を十分に確保しつつ、冷媒の流路長を短縮することができる。その結果、本例の熱交換器1は、冷却能力をより向上させることができると共に、圧力損失をより低減することができる。
また、本例の熱交換器1は、第2仕切り板3bと最終ヒートシンク5cとの間に隙間42が存在している。そのため、第1発熱体搭載面131及び第2発熱体搭載面132に発熱体を搭載した際に、発熱体に加わる熱応力を低減することができる。更に、隙間42の存在により、第1発熱体搭載面131から第2発熱体搭載面132への熱移動をより低減することができる。その結果、熱交換器1の体積を増大させることなく、より多数の発熱体を効果的に冷却することができる。
更に、本例の熱交換器1は、図6に示すように、分配路部111側から後方X2へ向かうにつれて流路幅が次第に狭くなるように形成された延出路部112を有している。これにより、延出路部112における縦方向Xの全長に亘って冷媒の圧力を十分に大きくすることができる。その結果、縦方向Xの全体に十分な量の冷媒を供給することができ、ひいては第1ヒートシンク5aの全体に十分な量の冷媒を供給することができる。
以上の結果、熱交換器1は、優れた性能を有すると共に、電力変換装置の寿命特性を向上させることができる。
なお、実施例1においては、供給ヘッダ部11が2つの第1ヒートシンク5aの並び方向における外方に冷媒を導くように構成された熱交換器1の例を示したが、供給ヘッダ部11は2つの第1ヒートシンク5aの間に冷媒を導くように構成されていてもよい。この場合、第1層4aと第2層4bとを連通させる連通路41aを2つの第1ヒートシンク5aの横方向Yにおける外方に配置し、第2層4bと最終層4cとを連通させる連通路41bを2つの第2ヒートシンク5bの間に配置することが好ましい。かかる構成を有する熱交換器1においても、本例と同様に、冷却性能の向上、圧力損失の低減、及び寿命特性の向上の効果を得ることができる。
また、実施例1においては第1ヒートシンク5a及び第2ヒートシンク5bが全て同一の構成を有する例を示したが、要求される性能等に合わせて異なる構成のヒートシンクを用いることも可能である。例えば、積層型ヒートシンクに変えて、平板状のベース部から多数のピンが立設されたピンフィン型ヒートシンクや、アルミニウム板材を波型に成形してなるコルゲートフィン型ヒートシンクを用いることも可能である。また、積層型ヒートシンクの例として、開口部がV字状に折れ曲がった例を示したが、冷媒が横方向Yに流通可能であれば、開口部の形状を適宜変更することができる。
以下、実施例1の構成の変形例1〜3を具体的に示す。変形例1〜3は、いずれも実施例1と同様の作用効果を奏することができる。なお、変形例1〜3において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に説明の無い限り実施例1と同様の構成要素等を示す。
(変形例1)
本例は、図10に示すように、底壁部22とは別体に準備した最終ヒートシンク5dを最終層4cに配置した熱交換器1の例である。本例の最終ヒートシンク5dは、図11に示すように、略長方形状のベース部72と、ベース部72から立設された多数のピンフィン73とを有するフィン型ヒートシンクである。図11に示すように、最終ヒートシンク5dのベース部72は第2仕切り板3bに接合されている。そして、ピンフィン73の先端と底壁部22との間には隙間42が存在している。その他は実施例1と同様である。本例に示す構成は、例えば発熱体を底壁部22に搭載しない場合に採用することができる。
(変形例2)
本例は、図12に示すように、底壁部22とは別体に準備した最終ヒートシンク5eを最終層4cに配置した熱交換器1の例である。本例の最終ヒートシンク5eは、アルミニウム板を波型に加工してなるコルゲートフィンである。最終ヒートシンク5eは、上方Z1の頂部74において第2仕切り板3bに接合されており、下方の頂部75と底壁部22との間に隙間42が存在している。また、本例の最終ヒートシンク5eは、第2仕切り板3bとの間に形成される流路76が横方向Yと平行な方向に伸びるように配置されている。その他は実施例1と同様である。本例に示す構成は、例えば発熱体を底壁部22に搭載しない場合に採用することができる。
(変形例3)
本例は、積層型ヒートシンクを構成するプレートの開口部61の形状を変形した例である。図13に示すように、本例の第1プレート6c及び第2プレート6dは、実施例1におけるV字状の開口部61a、61bに代えて、長方形状の開口部61c、61dを多数有している。縦方向X及び横方向Yにおける開口部61c、61dのピッチは、実施例1と同様である。
(実施例2)
本例は、熱交換器102の性能及び剛性をシミュレーションにより評価した例である。本例においては、第1仕切り板3a及び第2仕切り板3bにより区画された3層の層状空間4(4a、4b、4c)を有すると共に、最終ヒートシンク5hと第2仕切り板3bとの間に隙間42を有する構造モデル(モデルE1、図14〜図20参照)を作成し、有限要素法による熱解析及び歪み解析を行った。また、モデルE1との比較のため、1層の層状空間4を有するモデルC1(図21〜図23)、2層の層状空間4(4a、4b)を有するモデルC2(図24〜図27)及び3層の層状空間4を有し、最終ヒートシンク5hと第2仕切り板3bとが当接しているモデルC3(図28)の3種の構造モデルを作成し、モデルE1と同様に解析を行った。
以下、各構造モデルの詳細及び解析手順について詳説する。なお、図14〜図28において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に説明の無い限り実施例1と同様の構成要素等を示す。
[構造モデル]
<モデルE1>
図14に示すように、モデルE1の本体部2bは頂壁部21及び底壁部22を有する略直方体状を呈しており、頂壁部21に発熱体搭載面13を有している。また、図15及び図16に示すように、本体部2bは、内部空間200を3層の層状空間4(4a、4b、4c)に区画する2枚の仕切り板3(3a、3b)を有している。第1層4a、第2層4b及び最終層4cの中央には、それぞれ、第1ヒートシンク5f、第2ヒートシンク5g及び最終ヒートシンク5hが配置されている。
図14及び図17に示すように、頂壁部21と底壁部22とを接続する4枚の壁部のうち互いに対向する一対の壁部は、その長手方向における中央に冷媒導排口16を有している。冷媒導排口16は、供給ヘッダ部11または排出ヘッダ部12のいずれかに連通している。
本例においては、冷媒導排口16を有する壁部の対向方向を「縦方向X」といい、縦方向Xにおける供給ヘッダ部11側を「前方X1」、排出ヘッダ部12側を「後方X2」という。また、頂壁部21と底壁部22との並び方向を「高さ方向Z」といい、高さ方向Zにおける頂壁部21側を「上方Z1」といい、底壁部22側を「下方Z2」という。また、縦方向X及び高さ方向Zの双方に直交する方向を「横方向Y」という。これらの方向に関する表示は便宜上のものである。
図14及び図15に示すように、頂壁部21は、第1ヒートシンク5fの上方Z1に相当する中央部211と、中央部211を取り囲む周縁部212とを有している。中央部211は周縁部212から分離できるように構成されている。モデルE1と同一の構造を有する熱交換器102を実際に製造する場合、中央部211は、第1ヒートシンク5fを第1層4aに収容した後に周縁部212に接合される。
図14及び図15に示すように、周縁部212及び底壁部22は、冷媒導排口16を有する前方壁部23及び後方壁部24と一体に形成されている。即ち、モデルE1の本体部2bは、これらの壁部よりなり、横方向Yの両側及び上方Z1が開口した箱状体20を有している。なお、上方Z1の開口面201には頂壁部21の中央部211が配置される。
図15及び図16に示すように、箱状体20における横方向Yの開口面202(202a、202b)には、一対の側方壁部25(25a、25b)が配置される。一対の側方壁部25のうち一方の側方壁部25aは、2枚の仕切り板3のうち上方Z1に配置される第1仕切り板3aと一体に形成されている。また、他方の側方壁部25bは、2枚の仕切り板3のうち下方Z2に配置される第2仕切り板3bと一体に形成されている。
以下において、便宜上、横方向Yにおける一方の側方壁部25a側を「右側Y1」といい、他方の側方壁部25b側を「左側Y2」という。なお、モデルE1と同一の構造を有する熱交換器102を実際に製造する場合、一方の側方壁部25a及び第1仕切り板3aは右側Y1の開口面202aから箱状体20の内部に挿入され、他方の側方壁部25b及び第2仕切り板3bは左側Y2の開口面202bから箱状体20の内部に挿入される。
図16〜図18に示すように、第1仕切り板3aの先端と他方の側方壁部25bとの間および第2仕切り板3bの先端と一方の側方壁部25aとの間には、それぞれ隙間が存在している。第1仕切り板3aの先端と他方の側方壁部25bとの間の隙間は第1層4aと第2層4bとを連通させる連通路41aとなる。また、第2仕切り板3bの先端と一方の側方壁部25aとの間の隙間は第2層4bと最終層4cとを連通させる連通路41bとなる。
図17に示すように、第1層4aに冷媒を供給する供給ヘッダ部11は前方壁部23及び一方の側方壁部25aに沿って設けられた冷媒流路を有している。供給ヘッダ部11は、冷媒導排口16から流入した冷媒を前方壁部23に沿って右側Y1へ導き、次いで一方の側方壁部25aに沿って後方X2へ導くことができるように構成されている。
第1層4aの中央には、第1ヒートシンク5fが配置されている。モデルE1の第1ヒートシンク5fは、横方向Yに冷媒を流通させることができるように構成された積層型ヒートシンクである。
第1ヒートシンク5fの縦方向Xにおける一対の端面は、前方壁部23、後方壁部24及び後述するヘッダ隔壁部121(図17参照)に当接している。また、第1ヒートシンク5fの高さ方向Zにおける上方Z1の端面は頂壁部21に接合され、下方Z2の端面は第1仕切り板3aに接合されている。なお、第1ヒートシンク5fの縦方向Xにおける一対の端面は、前方壁部23、後方壁部24及び後述するヘッダ隔壁部121に接合されていてもよい。第1ヒートシンク5fのより詳細な構成については後述する。また、図15〜図18においては、便宜上、開口部61の記載を省略している。
図18に示すように、第2層4bの中央には、第1ヒートシンク5fと同一の構成を有する第2ヒートシンク5gが配置されている。
第2ヒートシンク5gの縦方向Xにおける一対の端面は、前方壁部23、後方壁部24及びヘッダ隔壁部121に当接している。また、第2ヒートシンク5gの上方Z1の端面は第1仕切り板3aに接合され、下方Z2の端面は第2仕切り板3bに接合されている。なお、第2ヒートシンク5gの縦方向Xにおける一対の端面は、前方壁部23、後方壁部24及び後述するヘッダ隔壁部121に接合されていてもよい。
図19に示すように、最終層4cの中央には最終ヒートシンク5hが配置されている。最終ヒートシンク5hは、底壁部22から立設された多数のフィン7を有するフィン型ヒートシンクである。最終ヒートシンク5hのフィン7はプレートフィンであり、一定のピッチで縦方向Xに並んでいる。また、図16に示すように、フィン7の先端と第2仕切り板3bとの間には隙間42が存在している。
図17〜図19に示すように、モデルE1の排出ヘッダ部12は、後方壁部24の冷媒導排口16を基端として、左側Y2へ向かって延設されている。図17及び図18に示すように、排出ヘッダ部12は、他方の側方壁部25bに立設されたヘッダ隔壁部121により第1層4a及び第2層4bから隔離されている。また、図19に示すように、排出ヘッダ部12は、ヘッダ隔壁部121の左側Y2の端部に設けられた貫通穴122により最終層4cに連通している。
第1ヒートシンク5f及び第2ヒートシンク5gは、図20(a)に示す第1プレート6eと、図20(b)に示す第2プレート6fとを交互に積層した4層構造を有する積層型ヒートシンクである。
第1プレート6eは、図20(a)に示すように、縦方向Xに一定のピッチで並んだ開口部列63eを多数有している。個々の開口部列63eは横方向Yに一定のピッチで並んだ多数の開口部61eを有している。開口部61eは、横方向Yの中央が両端よりも後方X2に位置するようにV字状に折れ曲がっている。
第2プレート6fは、図20(b)に示すように、第1プレート6eにおける開口部列63eと同一のピッチで縦方向Xに並んだ開口部列63fを多数有している。個々の開口部列63fは、第1プレート6eにおける開口部61eと同一のピッチで横方向Yに並んだ複数の開口部61fを有している。
開口部61fは、横方向Yの中央が両端よりも前方X1に位置するようにV字状に折れ曲がっている。また、横方向Yにおける開口部61fの位置は、第1プレート6eにおける開口部61eに対して半ピッチずれている。
図には示さないが、第1プレート6eと第2プレート6fとを交互に積層した状態においては、実施例1と同様に、第1プレート6eにおける開口部61eの端部と、第2プレート6fにおける開口部61fの端部とが重なっている。これにより、隣り合うプレート6の開口部61が互いに連通し、横方向Yに冷媒を流通可能な冷媒流路62が形成されている。
モデルE1における各部の寸法は、以下の通りである。
・本体部2b
縦方向Xにおける外寸法:75mm
横方向Yにおける外寸法:73mm
高さ方向Zにおける外寸法:14mm
・第1ヒートシンク5f及び第2ヒートシンク5g
縦方向Xにおける外寸法:49mm
横方向Yにおける外寸法:49mm
高さ方向Zにおける外寸法:4mm
・第1プレート6e及び第2プレート6f
厚み:1mm
開口部列63e及び開口部列63fの縦方向XにおけるピッチP(図20(c)参照):4.9mm
開口部61e及び開口部61fの横方向YにおけるピッチP:4.5mm
開口部61e及び開口部61fの横方向Yにおける外寸法L:3.5mm
開口部61の幅W:1mm
横方向Yを基準としたときの開口部61fの端部の傾き角θ:20度
・最終ヒートシンク5h
底壁部22の厚み:1mm
フィン7:幅1mm×長さ49mm×高さ1mm
隣り合うフィン7の間隔:1.5mm
フィン7の先端と第2仕切り板3bとの間の隙間42:1mm
<モデルC1>
モデルC1は、図21〜図23に示すように、本体部2cの内部空間200に仕切り板3を有しておらず、頂壁部21と底壁部22との間に1層の層状空間4が形成されている。また、層状空間4の中央には1個のヒートシンク5iが配置されている。ヒートシンク5iは、図20に示す第1プレート6eと第2プレート6fとを交互に積層した8層構造を有する積層型ヒートシンクである。その他はモデルE1と同様である。なお、図21〜図23において用いた符号のうち、図14〜図20と同一のものは、特に説明のない限りモデルE1と同一の構成要素等を示す。また、図21〜図23においては、便宜上、開口部61の記載を省略している。
モデルC1における各部の寸法は、以下の通りである。なお、第1プレート6e及び第2プレート6fについては、モデルE1と同一のため省略する。
・本体部2c
縦方向Xにおける外寸法:75mm
横方向Yにおける外寸法:73mm
高さ方向Zにおける外寸法:10mm
・ヒートシンク5i
縦方向Xにおける外寸法:49mm
横方向Yにおける外寸法:49mm
高さ方向Zにおける外寸法:8mm
<モデルC2>
モデルC2は、図24〜図27に示すように、本体部2dの内部空間200に1枚の仕切り板3を有している。図25に示すように、モデルC2の内部空間200は、仕切り板3により、第1層4a及び最終層4cの2層の層状空間4に区画されている。仕切り板3は、図24及び図25に示すように、右側Y1の側方壁部25aと一体に形成されている。図25及び図26に示すように、仕切り板3の先端と他方の側方壁部25bとの間には隙間が存在している。この隙間は、第1層4aと最終層4cとを連通させる連通路41となる。
図25〜図27に示すように、第1層4a及び最終層4cの中央には、それぞれ第1ヒートシンク5j及び最終ヒートシンク5kが配置されている。これらのヒートシンク5は、モデルE1における第1ヒートシンク5fと同一の構成を有している。即ち、第1ヒートシンク5j及び最終ヒートシンク5kは、図20に示す第1プレート6eと第2プレート6fとを交互に積層した4層構造を有する積層型ヒートシンクである。
図27に示すように、排出ヘッダ部12は、一方の側方壁部25a及び後方壁部24に沿って設けられた冷媒流路を有している。排出ヘッダ部12は、最終ヒートシンク5kを通過した冷媒を一方の側方壁部25aに沿って後方X2へ導き、次いで後方壁部24に沿って冷媒導排口16へ導くことができるように構成されている。
その他はモデルE1と同様である。なお、図24〜図27において用いた符号のうち、図14〜図20と同一のものは、特に説明のない限りモデルE1と同一の構成要素等を示す。また、図24〜図27においては、便宜上、開口部61の記載を省略している。
モデルC2における各部の寸法は、以下の通りである。なお、第1プレート6e及び第2プレート6fについては、モデルE1と同一のため省略する。
・本体部2d
縦方向Xにおける外寸法:75mm
横方向Yにおける外寸法:73mm
高さ方向Zにおける外寸法:11mm
・第1ヒートシンク5j及び最終ヒートシンク5k
縦方向Xにおける外寸法:49mm
横方向Yにおける外寸法:49mm
高さ方向Zにおける外寸法:4mm
<モデルC3>
モデルC3は、図28に示すように、最終ヒートシンク5cにおけるフィン7の先端が第2仕切り板3bに当接している以外は、モデルE1と同様の構成を有している。即ち、モデルC3は、最終ヒートシンク5cと第2仕切り板3bとの間に隙間42を有していない。図28において用いた符号のうち、図14〜図20と同一のものは、特に説明のない限りモデルE1と同一の構成要素等を示す。また、図28においては、便宜上、開口部61の記載を省略している。
モデルC3における各部の寸法は、以下の通りである。なお、第1プレート6e、第2プレート6f、第1ヒートシンク5a、第2ヒートシンク5b及び最終ヒートシンク5cについては、モデルE1と同一のため省略する。
・本体部2e
縦方向Xにおける外寸法:75mm
横方向Yにおける外寸法:73mm
高さ方向Zにおける外寸法:13mm
[熱解析]
解析ソフト(ダッソー・システムズ・ソリッドワークス社製「SolidWorks(登録商標) FlowSimulation」)を用いて上述したモデルE1及びモデルC1〜C3の冷却性能及び圧力損失を解析した。熱解析の詳細な条件は以下の通りである。
・発熱体
頂壁部21の中央部211上に、650Wの発熱量を有する発熱体を2個搭載した。
・冷媒
60℃のエチレングリコール50%水溶液を5L/分の流速で前方X1の冷媒導排口16から供給した。また、ヒートシンクの壁面において冷媒に乱流が発生することを想定し、乱流パラメータを2%とした。
上記の条件設定により各モデルの熱解析を行い、定常状態における発熱体搭載面13の最高温度及び後方X2の冷媒導排口16から排出される冷媒の圧力損失を算出した。その結果を図29に示す。なお、図29における縦軸は、定常状態における発熱体搭載面13の最高温度(℃)であり、横軸は冷媒の圧力損失(kPa)、即ち前方X1の冷媒導排口16から供給される冷媒の圧力(kPa)と、後方X2の冷媒導排口16から排出される冷媒の圧力(kPa)との差である。
図29より知られるように、モデルE1は、モデルC1〜C3に比べて発熱体搭載面13の最高温度が低かった。また、モデルE1は、3層の層状空間4を有し、最終ヒートシンク5cと第2仕切り板3bとの間に隙間42を有していないモデルC3に比べて圧力損失を低減できた。これらの結果から、モデルE1は、3層の冷却層にそれぞれヒートシンク5を有することにより優れた冷却性能を有すると共に、隙間42の存在により圧力損失を低減できたことが理解できる。
[歪み解析]
解析ソフト(ダッソー・システムズ・ソリッドワークス社製「SolidWorks(登録商標) Simulation」)を用いて上述したモデルE1及びモデルC1〜C3に荷重を与えたときの歪み解析を行った。歪み解析の詳細な条件は以下の通りである。
・拘束条件
横方向Yにおける本体部2の両端面251a、251bの変位を拘束し、それ以外の部分は自由に変位可能に設定した。
・荷重条件
均一な圧力で頂壁部21の全面を下方Z2に押圧する荷重条件を設定した。頂壁部21を押圧する圧力は1×105N/m2とした。
上記の条件設定により各モデルの歪み解析を行い、定常状態における頂壁部21の高さ方向Zへの変位の最大値を算出した。その結果を図30に示す。なお、図30における縦軸は、定常状態における頂壁部21の変位の最大値(mm)である。
図30より知られるように、モデルE1における頂壁部21の変位の最大値は、モデルC3よりも大きく、かつ、モデルC1及びC2よりも小さくなった。高さ方向ZにおけるモデルE1の外寸法が全ての構造モデルの中で最も大きいことを考慮すれば、モデルE1は、隙間42の存在により剛性を低減できたことが理解できる。なお、モデルC1及びC2は、モデルE1に比べて剛性が低いが、これは、モデルC1及びC2は、高さ方向Zにおける外寸法がモデルE1に比べて小さいことが原因と考えられる。
以上の結果から、モデルE1は、優れた冷却性能を有すると共に、圧力損失及び剛性を低減することができる。
1 熱交換器
11 供給ヘッダ部
12 排出ヘッダ部
131、132 発熱体搭載面
2、2b、2c、2d、2e 本体部
21 頂壁部
22 底壁部
3、3a、3b 仕切り板
4、4a、4b、4c 層状空間
41、41a、41b 連通路
5、5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h、5i、5j、5k ヒートシンク

Claims (9)

  1. アルミニウム部材より構成された熱交換器であって、
    発熱体を搭載する発熱体搭載面を外表面に有する頂壁部と、該頂壁部に対向して配置された底壁部と、上記頂壁部と上記底壁部との間に形成された内部空間とを有する本体部と、
    上記内部空間を層状に区画する1枚以上の仕切り板と、
    該仕切り板により区画され、上記頂壁部と上記底壁部との対向方向に並んだ複数の層状空間と、
    各々の上記層状空間に配置されたヒートシンクと、
    隣り合う上記層状空間を連通させる連通路と、
    複数の上記層状空間のうち、上記頂壁部に面する第1層に連通する供給ヘッダ部と、
    複数の上記層状空間のうち、上記底壁部に面する最終層から連通する排出ヘッダ部とを有し、
    上記第1層に配置された第1ヒートシンクは、上記頂壁部と、上記第1層に面する上記仕切り板との両方に接合されており、
    上記最終層に配置された最終ヒートシンクは、上記底壁部または上記最終層に面する上記仕切り板のうちいずれか一方に接合されていると共に、他方との間に隙間を有していることを特徴とする熱交換器。
  2. 上記熱交換器は上記底壁部の外表面に発熱体を搭載する第2発熱体搭載面を有しており、上記最終ヒートシンクは上記底壁部に固定されており、上記最終ヒートシンクと、上記最終層に面する上記仕切り板との間に隙間が存在していることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 上記最終ヒートシンクは、平板状のベース部と、該ベース部から立設された多数のフィンとを有していることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 上記第1層は2つの上記第1ヒートシンクを有しており、上記供給ヘッダ部は2つの上記第1ヒートシンクの間に冷媒を導くように構成されており、上記第1層と、これに隣り合う上記層状空間とを連通させる上記連通路は、2つの上記第1ヒートシンクの並び方向における外方に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 上記第1層は2つの上記第1ヒートシンクを有しており、上記供給ヘッダ部は2つの上記第1ヒートシンクの並び方向における外方に冷媒を導くように構成されており、上記第1層と、これに隣り合う上記層とを連通させる上記連通路は、2つの上記第1ヒートシンクの間に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  6. 上記内部空間は上記仕切り板により3層の上記層状空間に区画されており、上記第1層に隣り合う第2層には第2ヒートシンクが配置されており、該第2ヒートシンクは上記第1層側の上記仕切り板及び上記第2層側の上記仕切り板の両方に接合されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱交換器。
  7. 上記第2層は2つの上記第2ヒートシンクを有しており、上記第2層と上記最終層とを連通させる上記連通路は、上記第2ヒートシンクよりも冷媒流路における下流側に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の熱交換器。
  8. 上記第1ヒートシンク及び上記第2ヒートシンクは、多数の開口部を有するプレートが複数枚積層されており、隣り合う上記プレートの上記開口部が互いに連通してなる冷媒流路を有していることを特徴とする請求項6または7に記載の熱交換器。
  9. 上記第1ヒートシンク及び上記第2ヒートシンクは、上記層状空間に配置した状態における冷媒の流通方向に測定して得られる幅寸法が、上記流通方向と直角方向に測定して得られる長さ寸法よりも短いことを特徴とする請求項8に記載の熱交換器。
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