JP2014116404A - 冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、実装される発熱素子の個数が増えても、各発熱素子に対する冷却性能のバラツキを抑制できる冷却装置を得る。
【解決手段】上部および下部ヒートシンク10,11が本体部2の上下の開口を塞口するように取り付けられ、仕切り板3が本体部の内部を上下に2分するように配設され、冷却液供給ヘッダが上部ヒートシンク10と仕切り板3との間の幅方向中央部に構成され、冷却液排出ヘッダが冷却液供給ヘッダと平行に下部ヒートシンク11と仕切り板3との間の幅方向中央部に構成され、上下流通路9が幅方向両側に、仕切り板3を上下に貫通して、冷却液供給ヘッダと平行に構成され、冷却液分配構造体8が冷却液供給ヘッダ内に配設され、冷却液供給ヘッダの流路断面積が上流側から下流端に向かって漸次小さくなる外形形状に構成されている。
【選択図】図3

Description

この発明は、CPU、LSI、パワー半導体などの発熱素子を冷却する冷却装置に関するものである。
近年、CPU、LSI、パワー半導体などの発熱素子の発熱密度が増大し、冷却装置の高冷却性能化が求められている。
このような状況を鑑み、冷却液供給流路および冷却液排出流路が、冷却用基材の内部に流路方向を平行として該流路方向と直交する方向に所定距離離間して形成され、冷却用流路が、それぞれ流路方向を冷却液供給流路および冷却液排出流路の流路方向と直交させて冷却液供給流路と冷却液排出流路とを連通するように冷却用基材の内部に形成されて、上下に2層となって、かつ冷却液供給流路および冷却液排出流路の流路方向に所定のピッチで配列された従来の冷却装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の冷却装置においては、1つのスイッチング半導体素子と1つのダイオードとを、冷却用基材の表面および裏面に、冷却用流路における冷却液の流通方向に沿って直列に配置している。これにより、発熱したスイッチング半導体素子又はダイオードが常に冷却液供給流路の側からの十分に冷却された状態の温度上昇していない冷却液により冷却されるので、スイッチング半導体素子又はダイオードを効率よく冷却することが可能となり、冷却能力を高めることが可能となる、としている。
特許第4699820号公報
従来の冷却装置では、冷却液供給流路の流路断面積が流路方向に関して一定に構成されているので、冷却液供給流路内の冷却液の慣性力により、冷却液供給流路の上流側に接続された冷却用流路の流速が冷却液供給流路の下流側に接続された冷却用流路の流速よりも遅くなる。これにより、冷却液供給流路の上流側に接続された冷却用流路の冷却性能が冷却液供給流路の下流側に接続された冷却用流路の冷却性能より悪くなり、冷却用基材の表面および裏面に並列に配設されている各パワー半導体素子に対する冷却性能にバラツキが生じるという課題があった。この不具合は、冷却用基材の表面および裏面に並列に配設されるパワー半導体素子の個数が増えるほど、顕著となる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、実装される発熱素子の個数が増えても、各発熱素子に対する冷却性能のバラツキを抑制できる冷却装置を得ることを目的とする。
本発明に係る冷却装置は、上下に開口する枠状の本体部と、上記本体部の上下の開口を塞口するように該本体部の上下に取り付けられた上部ヒートシンクおよび下部ヒートシンクと、上記本体部の内部を上下に2分するように配設され、上記上部ヒートシンクとの間に上部空間を構成し、上記下部ヒートシンクとの間に下部空間を構成する仕切り板と、上記上部ヒートシンクと上記仕切り板との間に構成された冷却液供給ヘッダと、上記下部ヒートシンクと上記仕切り板との間に構成され、流路方向を上記冷却液供給ヘッダの流路方向と平行とする冷却液排出ヘッダと、上記冷却液供給ヘッダから流路方向と直交する幅方向に所定距離離間し、上記仕切り板を上下に貫通して、上記冷却液供給ヘッダの流路方向と平行に延在し、上記上部空間と上記下部空間とを連通する上下流通路と、上記冷却液供給ヘッダ内に配設され、該冷却液供給ヘッダの流路断面積が上流側から下流端に向かって漸次小さくなる外形形状に構成され、該冷却液供給ヘッダ内を流通する冷却液を上記上下流通路の方向に分配する冷却液分配構造体と、を備えている。
本発明によれば、冷却液供給ヘッダの流路断面積が上流側から下流端に向かって漸次小さくなる外形形状に構成された冷却液分配構造体が冷却液供給ヘッダ内に配設されているので、冷却液供給ヘッダの上流側から上下流通路側に分配される冷却液の流量が冷却液供給ヘッダの下流側から上下流通路側に分配される冷却液の流量よりも多くなる。そこで、冷却液供給ヘッダ内を流通する冷却液の慣性力に起因する流通方向における冷却液の分配量のバラツキが緩和され、流通方向における冷却能力のバラツキの発生が抑制される。また、冷却液供給ヘッダ内を流通する冷却液の流れ方向が冷却液分配構造体の側面に上下流通路側に変えられ、冷却液の分配がスムーズに行われる。これにより、実装される発熱素子の個数が増えても、各発熱素子に対する冷却性能のバラツキの発生が抑制される。
この発明の実施の形態1に係る冷却装置を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係る冷却装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係る冷却装置の構成を説明する分解斜視図である。 図1のIV−IV矢視断面図である。 この発明の実施の形態1に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図である。 この発明の実施の形態1に係る冷却装置の下部ヒートシンクを取り除いた状態を下部側から見た平面図である。 図1のVII−VII矢視断面図である。 この発明の冷却装置の動作原理を説明する図である。 この発明の冷却装置の動作原理を説明する図である。 この発明の冷却装置における流速バラツキと上下流通路の幅との関係を示す図である。 この発明の冷却装置における最適度と上下流通路の幅との関係を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る冷却装置の構成を説明する分解斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る冷却装置を流入側ヘッダの冷却液流通方向と直交する平面で切った断面図である。 この発明の実施の形態2に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図である。 この発明の実施の形態2に係る冷却装置の下部ヒートシンクを取り除いた状態を下部側から見た平面図である。 この発明の実施の形態3に係る冷却装置を示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係る冷却装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態3に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図である。 この発明の実施の形態3に係る冷却装置の下部ヒートシンクを取り除いた状態を下部側から見た平面図である。 図16のXX−XX矢視断面図である。 この発明の実施の形態4に係る冷却装置を流入側ヘッダの冷却液流通方向と直交する平面で切った断面図である。 この発明の実施の形態5に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図である。 この発明の実施の形態6に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図である。 図23のXXIV−XXIV矢視断面図である。 この発明の実施の形態7に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図である。 この発明の実施の形態8に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図である。
以下、本発明の冷却装置の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る冷却装置を示す平面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る冷却装置を示す側面図、図3はこの発明の実施の形態1に係る冷却装置の構成を説明する分解斜視図、図4は図1のIV−IV矢視断面図、図5はこの発明の実施の形態1に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図、図6はこの発明の実施の形態1に係る冷却装置の下部ヒートシンクを取り除いた状態を下部側から見た平面図、図7は図1のVII−VII矢視断面図である。なお、図3乃至図7において、矢印は冷却液の流れを示している。
図1乃至図3において、冷却装置100は、ウォータージャケット1と、ウォータージャケット1の上部に取り付けられた上部ヒートシンク10と、ウォータージャケット1の下部に取り付けられた下部ヒートシンク11と、を備え、CPU、LSI、パワー半導体などの発熱素子15の冷却に供せられる。
ウォータージャケット1は、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂などを用いて成形された樹脂成型体であり、所定の厚みを有する長方形の枠状の本体部2と、本体部2より薄い厚みを有する長方形の平板状に作製され、本体部2の内周面の厚み方向中央部に連結されて、本体部2の内部を厚み方向に2分するように配設された仕切り板3と、仕切り板3の上面の幅方向中央部の長さ方向全域に、仕切り板3の長さ方向に延在するように凹設された冷却液供給溝4aと、仕切り板3の下面の幅方向中央部の長さ方向全域に、仕切り板3の長さ方向に延在するように凹設された冷却液排出溝5aと、冷却液供給溝4aの一端に接続されるように本体部2の長さ方向一端に連結された冷却液供給ポート6と、冷却液排出溝5aの他端に接続されるように本体部2の長さ方向他端に連結された冷却液排出ポート7と、を備えている。
さらに、冷却液分配構造体8が、所定高さを有し、かつ幅が冷却液供給溝4aの一端側から他端に向かって漸次広くなるように、冷却液供給溝4aの底面に、冷却液供給溝4aの一端側から他端に至るように突設されている。ここでは、冷却液分配構造体8は、図5に示されるように、底面を二等辺三角形とする三角柱に構成され、冷却液供給溝4aの幅方向中央を通る面に対して面対称となっている。これにより、冷却液供給溝4aは、その溝断面積が冷却液供給溝4aの一端側から他端に向かって漸次小さくなるように構成されている。一方、冷却液排出溝5aは、その溝断面積が冷却液供給溝4aの一端側から他端に向かって一定となっている。
また、上下流通路9が、仕切り板3の幅方向両端部の長さ方向全域に、仕切り板3を厚み方向に貫通して仕切り板3の長さ方向に延在するように形成されている。
上部ヒートシンク10および下部ヒートシンク11は、それぞれ、アルミニウム、銅、AlSiCなどの良熱伝導性の材料を用いて、略長方形の平板状に作製され、裏面に放熱フィン12が立設されている。放熱フィン12は、上部ヒートシンク10および下部ヒートシンク11の裏面に垂直に立設された円柱体である。そして、図3に示されるように、上部ヒートシンク10および下部ヒートシンク11の長さ方向に所定のピッチで配列された放熱フィン12の列が、上部ヒートシンク10および下部ヒートシンク11の長さ方向に半ピッチずれて、上部ヒートシンク10および下部ヒートシンク11の幅方向に所定の間隔で多数列配列され、上部ヒートシンク10および下部ヒートシンク11の裏面にマトリクス状に配設されている。
このように構成された冷却装置100を組み立てるには、まず、必要に応じてシール部材を介在させて、上部ヒートシンク10の裏面側を上部側から本体部2に重ね合わせる。また、必要に応じてシール部材を介在させて、下部ヒートシンク11の裏面側を下部側から本体部2に重ね合わせる。ついで、本体部2と上部および下部ヒートシンク10,11とを固着し、ウォータージャケット1と上部および下部ヒートシンク10,11とが連結一体化され、冷却装置100が組み立てられる。
この冷却装置100においては、上部ヒートシンク10が本体部2の上部開口を塞口し、下部ヒートシンク11が本体部2の下部開口を塞口している。そして、本体部2、仕切り板3および上部ヒートシンク10により上部空間が構成され、本体部2、仕切り板3および下部ヒートシンク11により下部空間が構成される。
そして、冷却液分配構造体8が上部ヒートシンク10の裏面に接し、冷却液供給ヘッダ4が冷却液供給溝4aと上部ヒートシンク10とにより上部空間の幅方向中央部に構成される。この冷却液供給ヘッダ4の流路断面積は、冷却液供給ヘッダ4の一端側から他端に向かって漸次小さくなっている。また、冷却液排出ヘッダ5が冷却液排出溝5aと下部ヒートシンク11とにより下部空間の幅方向中央部に構成される。この冷却液排出ヘッダ5の流路断面積は、冷却液供給ヘッダ4の一端側から他端に向かって一定となっている。冷却液の流入方向と排出方向が、図7に示されるように、同じ方向となっている。さらに、上部および下部ヒートシンク10,11の放熱フィン12の群が、それぞれ、冷却液供給ヘッダ4、冷却液排出ヘッダ5および上下流通路9を避けて、上部空間および下部空間内に収納され、冷却用流路を構成する。
このように構成された冷却装置100では、発熱素子15が、上部および下部ヒートシンク10,11の表面のそれぞれに、冷却液供給ヘッダ4の流路方向に並んで、金属結合、グリース、接着などにより固定される。そして、ポンプ(図示せず)などから送られてきた冷却液が、図5に矢印で示されるように、冷却液供給ポート6から冷却液供給ヘッダ4の一端側に流入し、冷却液供給ヘッダ4内を冷却液分配構造体8に沿って他端側に流れる。そして、冷却液は、冷却液分配構造体8により流れ方向をウォータージャケット1の幅方向に変えられ、上部空間内に収納されている放熱フィン12の群内に流入する。
放熱フィン12の群は、隣り合う放熱フィン12の列が、ウォータージャケット1の長さ方向に半ピッチずれている。そこで、冷却液は、放熱フィン12の群内を蛇行しながら上下流通路9の方向に流れる。このとき、上部ヒートシンク10に実装されている発熱素子15で発生した熱が、放熱フィン12を介して冷却液に放熱される。
ついで、上下流通路9に流入した冷却液は、図4に矢印で示されるように、上下流通路9を通ってウォータージャケット1の下部側に流れ、下部空間内に収納されている放熱フィン12の群内に流入する。そして、冷却液は、図6に矢印で示されるように、放熱フィン12の群内を蛇行しながら冷却液排出ヘッダ5の方向に流れる。このとき、下部ヒートシンク11に実装されている発熱素子15で発生した熱が、放熱フィン12を介して冷却液に放熱される。そして、冷却液排出ヘッダ5に流入した冷却液は、冷却液排出ヘッダ5内を他端側に流れ、冷却液排出ポート7から排出される。
このように構成された冷却装置100では、冷却用流路が、上部側の幅方向中央部に長さ方向に延在する冷却液供給ヘッダ4から、幅方向両端部に長さ方向に延在する上下流通路9に至る流路と、上下流通路9から下部側の幅方向中央部に長さ方向に延在する冷却液排出ヘッダ5に至る流路と、から構成されている。そこで、発熱素子15の発熱密度に差異がある場合には、発熱密度の大きな発熱素子15を上部ヒートシンク10に実装し、発熱密度の小さな発熱素子15を下部ヒートシンク11に実装することが好ましい。つまり、発熱密度の大きな発熱素子15が、常に冷却液供給ヘッダ4からの十分に冷却された状態の温度上昇していない冷却液により冷却されるので、発熱密度の大きな発熱素子15を効率よく冷却することができる。
この実施の形態1によれば、冷却液供給ヘッダ4内の冷却液の慣性力により、冷却液供給ヘッダ4の上流側の流速が下流側の流速よりも遅くなるが、冷却液供給ヘッダ4の流路断面積が冷却液供給ヘッダ4の一端側から他端に向かって漸次小さくなっているので、冷却液供給ヘッダ4から上部空間内の放熱フィン12の群内に流入する冷却液の流量が、冷却液供給ヘッダ4の流路方向(ウォータージャケット1の長さ方向)に関して、均一化される。そして、ウォータージャケット1の長さ方向に関して、流量が均一化された冷却液は、上下流通路9を介して下部空間内の放熱フィン12の群内に流入する。
このように、冷却液供給ヘッダ4内を流通する冷却液が、冷却液供給ヘッダ4の流路方向に関して、放熱フィン12の群内に均等に流入するので、放熱フィン12の群内に流入する冷却液の流量が、冷却液供給ヘッダ4の流路方向に関して、均一化される。そこで、冷却液供給ヘッダ4の流路方向に関して、冷却装置100の冷却性能の均一化が図られ、上部および下部ヒートシンク10,11の表面に並列に実装された発熱素子15に対する冷却性能にバラツキの発生が抑えられる。
さらに、冷却液供給溝4a内に配設されている冷却液分配構造体8が底面を二等辺三角形とする三角柱に構成されているので、冷却液分配構造体8の両側面が冷却液供給ヘッダ4内を流れる冷却液の流れ方向に対して傾斜し、冷却液の流れ方向の流れ方向をウォータージャケット1の長さ方向から幅方向に変換する。そこで、冷却液供給ヘッダ4内を流れる冷却液がスムーズに放熱フィン12の群内に流入するので、冷却性能が高められる。
また、放熱フィン12の群は、隣り合う放熱フィン12の列が、ウォータージャケット1の長さ方向に半ピッチずれているので、冷却液は、放熱フィン12の群内を蛇行しながら冷却液供給ヘッダ4から上下流通路9の方向に、さらに上下流通路9から冷却液排出ヘッダ5の方向に流れる。したがって、冷却液供給ヘッダ4から冷却液排出ヘッダ5に至る冷却用流路が長くなり、放熱フィン12の放熱面積が増大するので、冷却性能が高められる。
また、仕切り板3が樹脂成型体で構成されているので、上部ヒートシンク10と下部ヒートシンク11とが熱的に分離される。そこで、上部ヒートシンク10(又は下部ヒートシンク11)に実装されている発熱素子15での発熱が下部ヒートシンク11(又は上部ヒートシンク10)に実装されている発熱素子15に伝達されて、下部ヒートシンク11(又は上部ヒートシンク10)に実装されている発熱素子15の温度が高くなるような不具合が未然に阻止される。
また、ウォータージャケット1が樹脂成型体で構成されているので、本体部2、仕切り板3、冷却液供給ポート6および冷却液排出ポート7が一体成形される。そこで、本体部2、仕切り板3、冷却液供給ポート6および冷却液排出ポート7を別部材で作製し、後工程で組み立ててウォータージャケット1を作製する場合に比べ、製造時間を短縮できるとともに、低コスト化が図られる。
また、仕切り板3が本体部2の内部を厚み方向に2分するように配設され、冷却液供給ヘッダ4から冷却液排出ヘッダ5に至る冷却用流路が上下2層に構成され、かつ上下2層の流路が上下流通路9を介して直列に接続されている。そこで、冷却装置100を大型化することなく、冷却液供給ヘッダ4から冷却液排出ヘッダ5に至る冷却用流路を長くでき、放熱フィン12の放熱面積を増大できるので、冷却性能が高められる。
つぎに、上下流通路9の幅tについて検討する。図8および図9はそれぞれこの発明の冷却装置の動作原理を説明する図であり、図8は冷却装置の上部および下部ヒートシンクを取り除いた状態を冷却液供給ヘッダ内の冷却液の流れ方向と直交する平面で切った断面図、図9は冷却装置の下部ヒートシンクを取り除いた状態を下部側から見た平面図である。なお、フィン領域の幅をL[mm]、フィン領域の長さをL[mm]とする。ここで、フィン領域とは、仕切り板3の本体部2の長さ方向の両内壁面、冷却液供給溝4aおよび上下流通路9で囲まれた領域である。また、上下流通路9の入口の圧力をP[Pa]、上下流通路9の出口の圧力をP[Pa]とする。さらに、下部フィン領域を長手方向に対しn個の領域に分け、それぞれの領域の冷却液の流速をV1〜Vnとする。
ここで、上下流通路9の幅t[mm]を広くし過ぎると、冷却液が上下流通路9を通過する過程で、上下流通路9の他端側(冷却液排出パイプ7側)に偏り、冷却液の流れにバラツキが生じやすい。これは、上下流通路9の幅t[mm]が広くなると、上下流通路9の長手方向における流路抵抗が小さくなることに起因する。そして、冷却装置1の上部ヒートシンク10および下部ヒートシンク11の面内の放熱性能を均一にするためには、上下流通路9の幅t[mm]を狭くして、流速バラツキを小さくすることが望ましい。
一方、上下流通路9の幅t[mm]を狭くし過ぎると、上下流通路9の入口の圧力P1[Pa]と上下流通路9の出口の圧力P[Pa]の差、すなわち圧力損失が大きくなり、冷却液を循環するポンプの駆動に多くのエネルギーが必要となる。そして、エネルギーの消費量を少なくするには、上下流通路9の幅t[mm]を広くすることが望ましい。
まず、図8および図9に示されるように、下部フィン領域を長手方向に対しn個の領域に分け、それぞれの領域の冷却液の流速V1〜Vの平均流速をVaverage 、流速分布の標準偏差をσとし、冷却液の流速バラツキDを式(1)により定義した。
Figure 2014116404
ここで、分割数nを変えて流体シミュレーションをした結果、nが5以上のときに、平均流速Vaverageおよび流速バラツキDがほぼ一定の値となることが確認された。
ついで、上下流通路9の幅t[mm]を変えて流速バラツキDについて流体シミュレーションした結果を図10に示した。
図10から、流速バラツキDは、上下流通路9の幅t[mm]を0.2mmから大きくすると急激に大きくなり、幅t[mm]が0.5mmを超えると、なだらかに大きくなることが分った。ここで、冷却装置1の上部ヒートシンク10および下部ヒートシンク11の面内の放熱性能を均一にするには、流速バラツキDを0.25(25%)以下とすることが望ましい。図10から、流速バラツキDが0.25以下となる上下流通路9の幅t[mm]は6.5mmである。したがって、放熱性能の均一化の観点から、上下流通路9の幅t[mm]を6.5mm以下とすることが望ましい。
上下流通路9の幅t[mm]が0mmに近付く程、流速バラツキDは減少するが、圧力損失が増加し、冷却液を循環するポンプのエネルギー消費が多くなる。一般的に、ベルヌーイの式より、圧力損失は流速の2乗に比例するので、この比例定数を圧損係数ζと置き、式(2)により定義した。なお、式(2)中、ρは冷却液の密度である。
Figure 2014116404
ζの値が小さいほど圧力損失は低くなり、冷却液を循環するポンプのエネルギー消費は少なくてよい。また、圧損係数ζと流速バラツキDは、それぞれ小さい程よいため、ζとDの積の逆数が大きい程よい。そこで、ζとDの積の逆数を、最適度Oとして、式(3)により定義した。
Figure 2014116404
ついで、上下流通路9の幅t[mm]を変えて最適度Oについて流体シミュレーションした結果を図11に示した。
図11から、最適度Oは、上下流通路9の幅t[mm]が0.75[mm]より小さくなると急激に低下し、0.75[mm]以上となると、ほぼ一定の値となっていることが分った。したがって、エネルギー消費量の低減の観点から、上下流通路9の幅t[mm]を0.75[mm]以上とすることが望ましい。
一般的に、レイノルズ数が同じ値であれば、その流れは相似である。ここで、レイノルズ数をRe=Vaverage・L/νと定義し、流体シミュレーションした結果、Re≦10の条件下で、図10に示される流速バラツキDと上下流通路9の幅tとの関係、および図11に示される最適度Oと上下流通路9の幅tとの関係が成立することが確認された。但し、L[m]はフィン領域の長手方向長さ、ν[m/s]は冷却液の動粘性係数である。
これらのことから、上下流通路9は、0.75[mm]≦t≦6.5[mm]を満足するように幅tを設定することが望ましい。すなわち、上下流通路9の幅tが、0.75[mm]≦t≦6.5[mm]を満足していれば、流速バラツキDおよび圧力損失を小さくできる。これにより、冷却装置1の上部ヒートシンク10および下部ヒートシンク11の面内の放熱性能の均一化が図られるとともに、冷却液を循環するポンプのエネルギー消費を少なくすることができる。なお、上下流通路9の幅tの最適条件(0.75[mm]≦t≦6.5[mm])は、Re≦10であれば、Lやνの値によらず、不変的に成立する。
なお、上記実施の形態1では、本体部、仕切り板、冷却液供給ポートおよび冷却液排出ポートが一体成形されているものとしているが、本体部と仕切り板とを一体成形し、冷却液供給ポートおよび冷却液排出ポートを後工程で組み付けるようにしてもよい。
実施の形態2.
図12はこの発明の実施の形態2に係る冷却装置の構成を説明する分解斜視図、図13はこの発明の実施の形態2に係る冷却装置を流入側ヘッダの冷却液流通方向と直交する平面で切った断面図、図14はこの発明の実施の形態2に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図、図15はこの発明の実施の形態2に係る冷却装置の下部ヒートシンクを取り除いた状態を下部側から見た平面図である。なお、図12乃至図15において、矢印は冷却液の流れを示している。
図12乃至図15において、ウォータージャケット1Aは、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂などを用いて成形された樹脂成型体であり、所定の厚みを有する長方形の枠状の本体部20と、本体部20より薄い厚みを有する長方形の平板状に作製され、本体部20の内周面の厚み方向中央部に連結されて、本体部20の内部を厚み方向に2分するように配設された仕切り板21と、仕切り板21の幅方向中央部の長さ方向全域に、仕切り板21を厚み方向に貫通して仕切り板21の長さ方向に延在するように形成された上下流通路22と、仕切り板21の上面の幅方向両端部の長さ方向全域に、それぞれ、仕切り板21の長さ方向に延在するように凹設された冷却液供給溝23aと、仕切り板21の下面の幅方向両端部の長さ方向全域に、それぞれ、仕切り板21の長さ方向に延在するように凹設された冷却液排出溝24aと、本体部20の長さ方向一端に連結された冷却液供給ポート25と、本体部20の長さ方向他端に連結された冷却液排出ポート26と、冷却液供給ポート25と冷却液供給溝23aの一端とを接続するように本体部20の上面の一端側に凹設された供給側連通路27と、冷却液排出ポート26と冷却液排出溝24aの他端とを接続するように本体部20の下面の他端側に凹設された排出側連通路28と、を備えている。
さらに、冷却液分配構造体29が、幅が冷却液供給溝23aの一端側から他端に向かって漸次広くなるように、冷却液供給溝23aの底面に、冷却液供給溝23aの一端側から他端に至るように突設されている。ここでは、冷却液分配構造体29は、図14に示されるように、底面を直角三角形とする三角柱に構成され、本体部20の幅方向両側部に一体に形成されている。これにより、冷却液供給溝23aは、その溝断面積が冷却液供給溝23aの一端側から他端に向かって漸次小さくなるように構成されている。一方、冷却液排出溝24aは、その溝断面積が冷却液供給溝23aの一端から他端に向かって一定となっている。
なお、実施の形態2による冷却装置101は、ウォータージャケット1に替えてウォータージャケット1Aを用いている点を除いて、上記実施の形態1による冷却装置100と同様に構成されている。
このように構成された冷却装置101を組み立てるには、まず、必要に応じてシール部材を介在させて、上部ヒートシンク10の裏面側を上部側から本体部20に重ね合わせる。また、必要に応じてシール部材を介在させて、下部ヒートシンク11の裏面側を下部側から本体部20に重ね合わせる。ついで、本体部20と上部および下部ヒートシンク10,11とを固着し、ウォータージャケット1Aと上部および下部ヒートシンク10,11とが連結一体化され、冷却装置101が組み立てられる。
この冷却装置101においては、上部ヒートシンク10が本体部20の上部開口を塞口し、下部ヒートシンク11が本体部20の下部開口を塞口している。そして、本体部20、仕切り板21および上部ヒートシンク10により上部空間が構成され、本体部20、仕切り板21および下部ヒートシンク11により下部空間が構成される。
そして、冷却液分配構造体29が上部ヒートシンク10の裏面に接し、冷却液供給ヘッダ23が冷却液供給溝23aと上部ヒートシンク10とにより上部空間の幅方向中央部に構成される。この冷却液供給ヘッダ23の流路断面積は、冷却液供給ヘッダ23の一端側から他端に向かって漸次小さくなっている。また、冷却液排出ヘッダ24が冷却液排出溝24aと下部ヒートシンク11とにより下部空間の幅方向中央部に構成される。この冷却液排出ヘッダ24の流路断面積は、冷却液供給ヘッダ23の一端から他端に向かって一定となっている。さらに、上部および下部ヒートシンク10,11の放熱フィン12の群が、それぞれ、冷却液供給ヘッダ23、冷却液排出ヘッダ24および上下流通路22を避けて、上部空間および下部空間内に収納され、冷却用流路を構成する。
このように構成された冷却装置101では、発熱素子15が、上部および下部ヒートシンク10,11の表面のそれぞれに、冷却液供給ヘッダ23の流路方向に並んで、金属結合、グリース、接着などにより固定される。そして、ポンプ(図示せず)などから送られてきた冷却液が、図14に矢印で示されるように、冷却液供給ポート25から供給側連通路27を通って冷却液供給ヘッダ23の一端側に流入し、冷却液供給ヘッダ23内を冷却液分配構造体29に沿って他端側に流れる。そして、冷却液は、冷却液分配構造体29により流れ方向をウォータージャケット1の幅方向に変えられ、上部空間内に収納されている放熱フィン12の群内に流入する。
そして、冷却液は、放熱フィン12の群内を蛇行しながら上下流通路9の方向に流れる。このとき、上部ヒートシンク10に実装されている発熱素子15で発生した熱が、放熱フィン12を介して冷却液に放熱される。
ついで、上下流通路9に流入した冷却液は、図13に矢印で示されるように、上下流通路22を通ってウォータージャケット1の下部側に流れ、下部空間内に収納されている放熱フィン12の群内に流入する。そして、冷却液は、図15に矢印で示されるように、放熱フィン12の群内を蛇行しながら冷却液排出ヘッダ24の方向に流れる。このとき、下部ヒートシンク11に実装されている発熱素子15で発生した熱が、放熱フィン12を介して冷却液に放熱される。そして、冷却液排出ヘッダ24に流入した冷却液は、冷却液排出ヘッダ24内を他端側に流れ、排出側連通路28を通って冷却液排出ポート26から排出される。
このように構成された冷却装置101では、冷却用流路が、上部側の幅方向両端部に長さ方向に延在する冷却液供給ヘッダ23から、幅方向中央部に長さ方向に延在する上下流通路22に至る流路と、上下流通路22から下部側の幅方向両端部に長さ方向に延在する冷却液排出ヘッダ24に至る流路と、から構成されている。そこで、発熱素子15の発熱密度に差異がある場合には、発熱密度の大きな発熱素子15を上部ヒートシンク10に実装し、発熱密度の小さな発熱素子15を下部ヒートシンク11に実装することが好ましい。つまり、発熱密度の大きな発熱素子15が、常に冷却液供給ヘッダ23からの十分に冷却された状態の温度上昇していない冷却液により冷却されるので、発熱密度の大きな発熱素子15を効率よく冷却することができる。
この実施の形態2においても、冷却液供給ヘッダ23の流路断面積が冷却液供給ヘッダ23の一端側から他端に向かって漸次小さくなっているので、上記実施の形態1と同様に、上部および下部ヒートシンク10,11の表面に並列に実装された発熱素子15に対する冷却性能にバラツキの発生が抑えられるとともに、冷却性能が高められる。
実施の形態3.
図16はこの発明の実施の形態3に係る冷却装置を示す平面図、図17はこの発明の実施の形態3に係る冷却装置を示す側面図、図18はこの発明の実施の形態3に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図、図19はこの発明の実施の形態3に係る冷却装置の下部ヒートシンクを取り除いた状態を下部側から見た平面図
図20は図16のXX−XX矢視断面図である。なお、図18乃至図20において、矢印は冷却液の流れを示している。
図16乃至図20において、ウォータージャケット1Bは、冷却液供給溝4aの一端に接続されるように本体部2の長さ方向一端の上部側に連結された冷却液供給ポート6と、冷却液排出溝5aの一端に接続されるように本体部2の長さ方向一端の下部側に連結された冷却液排出ポート7と、を備えている。
なお、実施の形態3による冷却装置102は、ウォータージャケット1に替えてウォータージャケット1Bを用いている点を除いて、上記実施の形態1による冷却装置100と同様に構成されている。
このように構成された冷却装置102では、発熱素子15が、上部および下部ヒートシンク10,11の表面のそれぞれに、冷却液供給ヘッダ4の流路方向に並んで、金属結合、グリース、接着などにより固定される。そして、ポンプ(図示せず)などから送られてきた冷却液が、図18に矢印で示されるように、冷却液供給ポート6から冷却液供給ヘッダ4の一端側に流入し、冷却液供給ヘッダ4内を冷却液分配構造体8に沿って他端側に流れる。そして、冷却液は、冷却液分配構造体8により流れ方向をウォータージャケット1Bの幅方向に変えられ、上部空間内に収納されている放熱フィン12の群内に流入する。
そこで、冷却液は、放熱フィン12の群内を蛇行しながら上下流通路9の方向に流れる。このとき、上部ヒートシンク10に実装されている発熱素子15で発生した熱が、放熱フィン12を介して冷却液に放熱される。
ついで、上下流通路9に流入した冷却液は、上下流通路9を通ってウォータージャケット1Bの下部側に流れ、下部空間内に収納されている放熱フィン12の群内に流入する。そして、冷却液は、図19内に矢印で示されるように、放熱フィン12の群内を蛇行しながら冷却液排出ヘッダ5の方向に流れる。このとき、下部ヒートシンク11に実装されている発熱素子15で発生した熱が、放熱フィン12を介して冷却液に放熱される。そして、冷却液排出ヘッダ5に流入した冷却液は、冷却液排出ヘッダ5内を一端側に流れ、冷却液排出ポート7から排出される。なお、冷却液の流入方向と排出方向が、図20に示されるように、逆の方向となっている。
このように構成された冷却装置102では、冷却用流路が、上部側の幅方向中央部に長さ方向に延在する冷却液供給ヘッダ4から、幅方向両端部に長さ方向に延在する上下流通路9に至る流路と、上下流通路9から下部側の幅方向中央部に長さ方向に延在する冷却液排出ヘッダ5に至る流路と、から構成されている。そこで、発熱素子15の発熱密度に差異がある場合には、発熱密度の大きな発熱素子15を上部ヒートシンク10に実装し、発熱密度の小さな発熱素子15を下部ヒートシンク11に実装することが好ましい。
この実施の形態3においても、冷却液供給ヘッダ4の流路断面積が冷却液供給ヘッダ4の一端側から他端に向かって漸次小さくなっているので、上記実施の形態1と同様に、上部および下部ヒートシンク10,11の表面に並列に実装された発熱素子15に対する冷却性能にバラツキの発生が抑えられるとともに、冷却性能が高められる。
また、この実施の形態3によれば、冷却液供給ポート6と冷却液排出ポート7がウォータージャケット1Bの長さ方向の一端部に設けられ、冷却液の流入方向と排出方向とが逆方向となっている、つまり、冷却液供給ヘッダ4内の冷却液の流れ方向と冷却液排出ヘッダ5内の冷却液の流れ方向とが逆の方向となっているので、上下流通路9では上部側の冷却液の慣性力と、下部側の冷却液の慣性力とが相殺され、上下流通路9を流れる冷却液の偏りを抑制できる。
実施の形態4.
図21はこの発明の実施の形態4に係る冷却装置を流入側ヘッダの冷却液流通方向と直交する平面で切った断面図である。
図21において、上部ヒートシンク10Aは、幅方向中央側に配列されている放熱フィン12の高さが幅方向中央に向かって漸次低くなるテーパー形状に形成されている。そして、上部ヒートシンク10Aを本体部2の上部に取り付けた際に、テーパー形状に形成された放熱フィン12が冷却液供給ヘッダ4内に延在している。下部ヒートシンク11Aは、幅方向中央側に配列されている放熱フィン12の高さが幅方向中央に向かって漸次低くなるテーパー形状に形成されている。そして、下部ヒートシンク11Aを本体部2の下部に取り付けた際に、テーパー形状に形成された放熱フィン12が冷却液排出ヘッダ5内に延在している。
なお、実施の形態4による冷却装置103の他の構成は、上記実施の形態1による冷却装置100と同様に構成されている。
このように構成された冷却装置103では、幅方向中央側の放熱フィン12の高さをテーパー形状に低くして、冷却液供給ヘッダ4および冷却液排出ヘッダ5内に延在させている。そこで、冷却液供給ヘッダ4および冷却液排出ヘッダ5の流路断面積を過度に小さくすることなく、放熱フィン12による放熱面積を拡大できるので、発熱素子15での発熱を効果的に放熱することができる。
実施の形態5.
図22はこの発明の実施の形態5に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図である。
図22において、ウォータージャケット1Cは、冷却液分配構造体8Aが、所定高さを有し、かつ幅が冷却液供給溝4aの一端側から他端に向かって漸次広くなるように、冷却液供給溝4aの底面に、冷却液供給溝4aの一端側から他端に至るように突設されている。ここでは、冷却液分配構造体8Aは、底面を不等辺三角形とする三角柱に構成されている。
なお、実施の形態5による冷却装置104は、ウォータージャケット1に替えてウォータージャケット1Cを用いている点を除いて、上記実施の形態1による冷却装置100と同様に構成されている。
このように構成された冷却装置104では、冷却液供給ヘッダの流路断面積が一端側から他端に向かって漸次小さくなるように構成されているので、冷却液供給ヘッダの幅方向両側の冷却用流路のそれぞれに流入する冷却液の流量は、冷却液供給ヘッダの流路方向に関し、それぞれ等しくなる。また、冷却液供給ヘッダ内を流れる冷却液の流れ方向に対する、冷却液分配構造体8Aの両側面の傾斜角度が異なっているので、冷却液供給ヘッダの幅方向両側の冷却用流路に流入する冷却液の流量は異なる。そこで、この冷却装置104では、冷却液分配構造体8Aの両側面の傾斜角度を調整することで、上部ヒートシンク10の幅方向両側および下部ヒートシンク11の幅方向両側の4つの異なる冷却能力の領域を構成できる。ここでは、冷却液供給ヘッダの幅方向一側(図22中下側)の冷却能力が冷却液供給ヘッダの幅方向他側(図22中上側)の冷却能力より大きくなっている。
この実施の形態5によれば、発熱密度が最も大きい発熱素子15の群を上部ヒートシンク10の幅方向一側の領域に実装し、発熱密度が次に大きい発熱素子15の群を上部ヒートシンク10の幅方向他側の領域に実装し、発熱密度が次に大きい発熱素子15の群を下部ヒートシンク11の幅方向他側の領域に実装し、発熱密度が最も小さい発熱素子15の群を下部ヒートシンク11の幅方向一側の領域に実装することで、異なる発熱密度の発熱素子15の群を効果的に冷却することができる。
実施の形態6.
図23はこの発明の実施の形態6に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図、図24は図23のXXIV−XXIV矢視断面図である。
図23および図24において、ウォータージャケット1Dは、所定高さを有し、冷却液供給溝4aの溝方向と直交する断面を台形とする冷却液分配構造体8Bが、冷却液供給溝4aの一端側では断面積を一定とし、その後断面積を他端に向かって漸次大きくなるように、冷却液供給溝4aの底面に突設されている。
なお、実施の形態6による冷却装置105は、ウォータージャケット1に替えてウォータージャケット1Dを用いている点を除いて、上記実施の形態1による冷却装置100と同様に構成されている。
このように構成された冷却装置105では、冷却液供給ヘッダの一端側(上流側)での流路断面積は一定であり、冷却液供給ヘッダの他端側(下流側)での流路断面積が他端に向かって漸次小さくなっている。つまり、冷却液供給ヘッダ内の冷却液の慣性力が最も大きくなる他端側の流路断面積が他端に向かって漸次小さくなっているので、冷却液供給ヘッダ内を流通する冷却液が、冷却液供給ヘッダの流路方向に関して、放熱フィン12の群内に略均等に流入する。
したがって、この実施の形態6においても、冷却液供給ヘッダの流路方向に関して、冷却装置105の冷却性能の均一化が図られ、上部および下部ヒートシンク10,11の表面に並列に実装された発熱素子15に対する冷却性能にバラツキの発生が抑えられる。
実施の形態7.
図25はこの発明の実施の形態7に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図である。
図25において、ウォータージャケット1Eは、冷却液分配構造体8Cが、所定の高さを有し、かつ幅が冷却液供給溝4aの一端側から他端に向かって漸次広くなるように、冷却液供給溝4aの底面に、冷却液供給溝4aの一端側から他端に至るように突設されている。ここでは、冷却液分配構造体8Cは、両側面を凸状の湾曲面とする柱状体に構成され、冷却液供給溝4aの幅方向中央を通る面に対して面対称となっている。これにより、冷却液供給溝4aは、その溝断面積が冷却液供給溝4aの一端側から他端に向かって漸次小さくなるように構成されている。
なお、実施の形態7による冷却装置106は、ウォータージャケット1に替えてウォータージャケット1Eを用いている点を除いて、上記実施の形態1による冷却装置100と同様に構成されている。
このように構成された冷却装置106では、冷却液供給ヘッダの流路断面積が一端側から他端に向かって漸次小さくなっているので、冷却液供給ヘッダ内を流通する冷却液が、冷却液供給ヘッダの流路方向に関して、放熱フィン12の群内に略均等に流入する。
したがって、この実施の形態7においても、冷却液供給ヘッダの流路方向に関して、冷却装置106の冷却性能の均一化が図られ、上部および下部ヒートシンク10,11の表面に並列に実装された発熱素子15に対する冷却性能にバラツキの発生が抑えられる。
なお、上記実施の形態7では、冷却液分配構造体の側面が凸状の湾曲面に構成されているものとしているが、冷却液分配構造体の側面は凸状の湾曲面に限定されず、冷却液供給ヘッダの流路断面積が一端側から他端に向かって漸次小さくなっていればよく、例えば、凹状の湾曲面でもよい。
実施の形態8.
図26はこの発明の実施の形態8に係る冷却装置の上部ヒートシンクを取り除いた状態を上部側から見た平面図である。
図26において、ウォータージャケット1Fは、冷却液分配構造体8Dが、所定の高さを有し、かつ幅が冷却液供給溝4aの一端側から他端に向かって漸次広くなるように、冷却液供給溝4aの底面に、冷却液供給溝4aの一端側から他端に至るように突設されている。ここでは、冷却液分配構造体8Dは、一方の側面を凸状の湾曲面とし、他方の側面を平坦面とする柱状体に構成されている。これにより、冷却液供給溝4aは、その溝断面積が冷却液供給溝4aの一端側から他端に向かって漸次小さくなるように構成されている。
なお、実施の形態8による冷却装置107は、ウォータージャケット1に替えてウォータージャケット1Fを用いている点を除いて、上記実施の形態1による冷却装置100と同様に構成されている。
このように構成された冷却装置107では、冷却液供給ヘッダの流路断面積が一端側から他端に向かって漸次小さくなっているので、冷却液供給ヘッダ内を流通する冷却液が、冷却液供給ヘッダの流路方向に関して、冷却液供給ヘッダの幅方向一側の放熱フィン12の群内に均等に流入し、冷却液供給ヘッダの幅方向他側の放熱フィン12の群内に均等に流入する。そして、冷却液分配構造体8Dの両側面の面形状が異なっているので、冷却液供給ヘッダの幅方向一側の放熱フィン12の群内に流入する流量と、冷却液供給ヘッダの幅方向他側の放熱フィン12の群内に流入する流量とが異なる。
したがって、この実施の形態8においても、冷却液分配構造体8Dの両側面の面形状を調整することで、上部ヒートシンク10の両側および下部ヒートシンク11の幅方向両側に4つの異なる冷却能力の領域を構成できるので、上記実施の形態5と同様の効果が得られる。
なお、上記各実施の形態では、ウォータージャケットが樹脂製であるものとしているが、ウォータージャケットの材料は樹脂に限定されず、例えば、アルミニウムなどの金属を用いてもよい。
また、上部ヒートシンク10、および下部ヒートシンク11を本体部20に連結一体化するために、必ずしもシール部材を介在させる必要は無く、例えば接着剤や溶接などを用いて冷却液が漏れないように密閉接合してもよい。
また、上記各実施の形態では、放熱フィンが円柱状に形成されているものとしているが、放熱フィンの形状は円柱に限定されず、例えば、楕円柱、菱形柱、角柱、平板状、スリットの入った薄板を積層したものなどでもよい。
また、上記各実施の形態では、冷却液が蛇行するように放熱フィンを配設するものとしているが、放熱フィンは、必ずしも、冷却液が蛇行するように配設される必要はない。
また、上記各実施の形態では、冷却液について具体的に説明していないが、冷却液には水、オイルなどの冷媒を用いることができる。
2 本体部、3 仕切り板、4 冷却液供給ヘッダ、5 冷却液排出ヘッダ、8,8A,8B,8C,8D 冷却液分配構造体、9 上下流通路、10,10A 上部ヒートシンク、11,11A 下部ヒートシンク、12 放熱フィン、20 本体部、21 仕切り板、22 上下流通路、23 冷却液供給ヘッダ、24 冷却液排出ヘッダ、29 冷却液分配構造体。

Claims (13)

  1. 上下に開口する枠状の本体部と、
    上記本体部の上下の開口を塞口するように該本体部の上下に取り付けられた上部ヒートシンクおよび下部ヒートシンクと、
    上記本体部の内部を上下に2分するように配設され、上記上部ヒートシンクとの間に上部空間を構成し、上記下部ヒートシンクとの間に下部空間を構成する仕切り板と、
    上記上部ヒートシンクと上記仕切り板との間に構成された冷却液供給ヘッダと、
    上記下部ヒートシンクと上記仕切り板との間に構成され、流路方向を上記冷却液供給ヘッダの流路方向と平行とする冷却液排出ヘッダと、
    上記冷却液供給ヘッダから流路方向と直交する幅方向に所定距離離間し、上記仕切り板を上下に貫通して、上記冷却液供給ヘッダの流路方向と平行に延在し、上記上部空間と上記下部空間とを連通する上下流通路と、
    上記冷却液供給ヘッダ内に配設され、該冷却液供給ヘッダの流路断面積が上流側から下流端に向かって漸次小さくなる外形形状に構成され、該冷却液供給ヘッダ内を流通する冷却液を上記上下流通路の方向に分配する冷却液分配構造体と、を備えたことを特徴とする冷却装置。
  2. 上記本体部と上記仕切り板とが一体物に構成されていることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 上記冷却液供給ヘッダおよび上記冷却液排出ヘッダが上記本体部内の幅方向中央部に配置され、上記上下流通路が上記本体部内の幅方向両側に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷却装置。
  4. 上記冷却液供給ヘッダおよび上記冷却液排出ヘッダが上記本体部内の幅方向両側に配置され、上記上下流通路が上記本体部内の幅方向中央に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷却装置。
  5. 上記冷却液供給ヘッダ内を流通する冷却液の流れ方向と上記冷却液排出ヘッダ内を流通する冷却液の流れ方向とが同じ方向であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の冷却装置。
  6. 上記冷却液供給ヘッダ内を流通する冷却液の流れ方向と上記冷却液排出ヘッダ内を流通する冷却液の流れ方向とが逆の方向であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の冷却装置。
  7. 上記上部ヒートシンクおよび上記下部ヒートシンクは、上記上部空間および上記下部空間に収納される放熱フィンの群を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の冷却装置。
  8. 上記放熱フィンの群の一部が、上記冷却液供給ヘッダ内および上記冷却液排出ヘッダ内の少なくとも一方に延在し、フィン高さがヘッダ中央部に向かって漸次低くなるように形成されていることを特徴とする請求項7記載の冷却装置。
  9. 上記放熱フィンの群は、冷却液が蛇行して流れるように該放熱フィンを配列して構成されていることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の冷却装置。
  10. 上記仕切り板が樹脂で作製されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の冷却装置。
  11. 上記冷却液分配構造体の側面が平坦面で構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の冷却装置。
  12. 上記冷却液分配構造体の側面が湾曲面で構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の冷却装置。
  13. 上記上下流通路の幅tが0.75mm≦t≦6.5mmを満足していることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の冷却装置。
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