JPWO2019176620A1 - 冷却器、電力変換装置ユニット及び冷却システム - Google Patents

冷却器、電力変換装置ユニット及び冷却システム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019176620A1
JPWO2019176620A1 JP2019525925A JP2019525925A JPWO2019176620A1 JP WO2019176620 A1 JPWO2019176620 A1 JP WO2019176620A1 JP 2019525925 A JP2019525925 A JP 2019525925A JP 2019525925 A JP2019525925 A JP 2019525925A JP WO2019176620 A1 JPWO2019176620 A1 JP WO2019176620A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fins
cooling medium
fin
solid
columnar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019525925A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6563161B1 (ja
Inventor
勇吾 浅井
勇吾 浅井
一法師 茂俊
茂俊 一法師
裕之 牛房
裕之 牛房
俊雄 篠木
俊雄 篠木
健 篠▲崎▼
健 篠▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority claimed from PCT/JP2019/008417 external-priority patent/WO2019176620A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6563161B1 publication Critical patent/JP6563161B1/ja
Publication of JPWO2019176620A1 publication Critical patent/JPWO2019176620A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

冷却器20は、電力変換装置80を冷却するための冷却器である。冷却器20は、ケース90及び放熱板10を備える。ケース90は、開口部91を有し、冷却媒体が流れ込む流入口93及び冷却媒体が流れ出る流出口95が設けられ、箱状を成している。放熱板10は、ケース90の開口部91に取り付けられ、平板部11、柱状フィン12及び中間フィン14を有する。平板部11の一方主面S1は、冷却媒体と接触する。柱状フィン12は、平板部11の一方主面S1に設けられている。中間フィン14は、流入口93から流出口95に向かう流動方向Fにおいて隣り合う柱状フィン12を連結している。

Description

本発明は、冷却器、電力変換装置ユニット及び冷却システムに関する。
電気自動車等の車両には、それらが有するモータを駆動させるために、MOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体素子等を含む、スイッチング電源、インバータ、コンバータ等の電力変換装置が必要となる。このような電力変換装置は、大電流を処理し、発熱して高温になる。従って、その冷却のために、一般的に液冷式の冷却器が用いられている。
この種の冷却器(以下で、従来の冷却器と称す)は、箱状を成し、その内部を冷却液が流れる。また、冷却器の箱を構成する一つの板(以下で、放熱板と称す)の外側の面に電力変換装置が取り付けられる。これにより、電力変換装置からの熱は放熱板を介して、冷却器内を流れる冷却液に伝わり、電力変換装置は冷却される。そして、放熱板の内側の面、つまり、冷却液と触れる面には、その冷却効率を向上させるために、特許文献1の図11に記載のように、柱状のフィンが間隔を空けて、規則正しく並ぶように設けられている。
国際公開第2012/157247号
ところで、従来の冷却器では、柱状のフィンが間隔を空けて設けられているため、冷却液の流路が広い部分と、冷却液の流路が狭い部分とが存在する。このとき、冷却液の流路が広い部分では、冷却液の流速が遅くなる。その結果、冷却液の流路が広い部分では、冷却液の流路が狭い部分と比較して、冷却効率が悪いという課題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、電力変換装置から発生する熱を効率よく冷却する冷却器、電力変換装置ユニット及び冷却システムを提供することを目的とする。
本発明に係る冷却器は、電力変換装置を冷却するための冷却器であって、開口部を有し、冷却媒体が流れ込む流入口及び冷却媒体が流れ出る流出口が設けられた箱状のケースと、一方主面が冷却媒体と接触する平板部、平板部の一方主面に複数設けられた柱状フィン、及び流入口から流出口に向かう流動方向において隣り合う柱状フィンを連結する中間フィンを有し、開口部に取り付けられる放熱板と、を備える。
本発明に係る電力変換装置ユニットは、電力変換を行う電力変換装置と、前記電力変換装置が一方の面に配置される第1板状部材と、前記第1板状部材の他方の面と対向して配置された第2板状部材と、前記第1板状部材と前記第2板状部材との間に形成され、前記電力変換装置を冷却する第1冷却媒体が流動する冷却媒体流路と、前記冷却媒体流路に設けられ、前記第1板状部材から前記第2板状部材に向かって延びた複数の第1中実フィンと、前記冷却媒体流路に設けられ、前記複数の第1中実フィンのうち前記第1冷却媒体の流動方向で隣り合う2つの第1中実フィン同士を接続する第2中実フィンと、を備える。
本発明に係る冷却システムは、本発明に係る電力変換装置ユニットを有し前記第1冷却媒体を循環させて前記電力変換装置を冷却する第1冷却回路と、第2冷却媒体を循環させて、前記電力変換装置により制御される回転機を冷却する第2冷却回路と、前記第1冷却媒体と前記第2冷却媒体との熱交換を行う熱交換器と、を備える。
本発明によれば、電力変換装置から発生する熱を効率よく冷却することができる。
実施の形態1に係る冷却システムの構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る冷却器及び電力変換装置を示す斜視図である。 実施の形態1に係る冷却器及び電力変換装置を示す斜視図である。 図3のA−A断面における断面図である。 実施の形態1に係る放熱板の平板部の一方主面をこの面と直交する方向から見た平面図である。 図5のC−C断面、D−D断面、E−E断面及びF−F断面における断面図である。 実施の形態1の比較対象である放熱板の平面図である。 実施の形態1に係る冷却器に含まれるケース及び放熱板について、ケースの深さ、柱状フィン高さ及び中間フィン高さの関係を模式的に示した図である。 実施の形態2に係る放熱板の平板部の一方主面をこの面と直交する方向から見た平面図である。 図9のG−G断面、H−H断面、I−I断面及びJ−J断面における断面図である。 実施の形態3に係る放熱板の平板部の一方主面をこの面と直交する方向から見た平面図である。 図11のK−K断面、L−L断面、M−M断面及びN−N断面における断面図である。 実施の形態4に係る放熱板の平板部の一方主面をこの面と直交する方向から見た平面図である。 他の実施の形態に係る放熱板の平板部の一方主面をこの面と直交する方向から見た平面図である。 他の実施の形態に係る冷却システムの構成を示す構成図である。 実施の形態5に係る冷却システムの構成を示す構成図である。 実施の形態5に係る冷却システムにおけるモータ、熱交換器及び電力変換装置ユニットの物理的なレイアウトを模式的に示す図である。 実施の形態5に係る電力変換装置ユニットの構成を示す斜視図である。 実施の形態5に係る電力変換装置ユニットの冷却器の構成を示す平面図である。 図19のA1−A1断面、A2−A2断面、A3−A3断面及びA4−A4断面を併せて示す図である。 実施の形態5に係る電力変換装置ユニットの冷却器におけるフィンユニットの構成の一例を示す図である。 実施の形態5に係る電力変換装置ユニットの冷却器におけるフィンユニットの構成の別の例を示す図である。 実施の形態6に係る電力変換装置ユニットの冷却器の構成を示す平面図である。 図23のA5−A5断面、A6−A6断面、A7−A7断面及びA8−A8断面を併せて示す図である。 実施の形態7に係る電力変換装置ユニットの冷却器の構成を示す平面図である。 図25のA9−A9断面、A10−A10断面、A11−A11断面及びA12−A12断面を併せて示す図である。 実施の形態8に係る電力変換装置ユニットの冷却器の構成を示す平面図である。 他の実施の形態に係る電力変換装置ユニットの冷却器の構成を示す図である。
以下で、一実施形態である冷却器について、添付した図面を参照しながら説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る冷却システム30の構成を示す構成図である。冷却システム30は、図1に示すように、冷却器20、モータ40、ラジエータ50、ポンプ60及びそれらを接続する配管70を備えている。
冷却システム30では、ラジエータ50で冷却された冷却媒体が、ポンプ60によって冷却器20及びモータ40に運ばれる。このとき、冷却媒体は、ラジエータ50、ポンプ60、冷却器20及びモータ40の順で冷却システム30内を循環している。また、本実施の形態において、モータ40は、電気自動車等を駆動させるためのモータであり、冷却器20にはモータ40を制御するための電力変換装置80が取り付けられる。さらに、本実施の形態における冷却媒体は、エチレングリコール水溶液に防錆剤、防腐剤、消泡剤の役割を担う添加剤を混ぜた不凍液(LLC)である。このように構成された冷却システム30では、冷却媒体が、モータ40及び電力変換装置80と熱交換を行うことで、モータ40及び電力変換装置80を冷却する。なお、冷却システム30を構成する各構成品の間は配管70により接続されている。従って、冷却媒体が冷却システム30内を循環する際は、配管70内を通過する。
図2は、実施の形態1に係る冷却器20及び電力変換装置80を示す斜視図である。なお、図2以降の図において、H軸で示される高さ方向Hは、後述する放熱板10の平板部11の一方主面S1が成す平面と直交する方向であり、F軸で示される流動方向Fは、冷却器20のケース90に設けられた流入口93から流出口95に向かう方向である。また、W軸で示される幅方向Wは、高さ方向H及び流動方向Fと直交する方向である。
冷却器20は、上述の通り、冷却システム30の冷却媒体の循環経路に設けられている。また、冷却器20は、ケース90、冷却媒体入口部92、冷却媒体出口部94、及び放熱板10の4つの部分に分けることができる。
ケース90は、アルミニウム等を材料とし、その上部が開口部91になっている箱状の部材である。
冷却媒体入口部92は、アルミニウム等を材料とするパイプ状の部材である。冷却媒体入口部92が成すパイプの一端は、図2に示すように、ケース90の箱を構成する一つの面に開けられた流入口93と接続されている。また、冷却媒体入口部92の他端は、配管70と接続されている。これにより、配管70を通過した冷却媒体は、ケース90に流入する。
冷却媒体出口部94も、冷却媒体入口部92と同様に、アルミニウム等を材料とするパイプ状の部材である。また、冷却媒体出口部94が成すパイプの一端は、図2に示すように、ケース90の箱を構成する面のうち、冷却媒体入口部92が接続された面と対向する面に開けられた流出口95と接続されている。また、冷却媒体出口部94の他端は、配管70と接続されている。これにより、ケース90を通過した冷却媒体は、冷却媒体出口部94から配管70に流出する。なお、配管70に流出した冷却媒体は、その後、モータ40へと向かう。
図3は、実施の形態1に係る冷却器20及び電力変換装置80を示す斜視図である。図3において図2と同一の符号で指し示すものは、図2においてその符号で指し示すものと同一または相当するものであるので、その説明を簡略化又は省略する。
放熱板10は、銅やアルミなどを材料とする長方形状の平板である。放熱板10は、ケース90の上部に取り付けられることで、図3に示すように、ケース90の開口部を塞ぐ。これにより、冷却器20は、内部が空洞の直方体状を成す。
図4は、図3のA−A断面における断面図である。図4において図1又は図2と同一の符号で指し示すものは、図1又は図2においてその符号で指し示すものと同一または相当するものであるので、その説明を簡略化又は省略する。
図4に示すように、冷却器20の外側の面の一つである放熱板10(平板部11)の上面には、電力変換装置80が取り付けられる。また、放熱板10(平板部11)の一方主面S1(下面)は、冷却器20の内側の面の一つを構成し、冷却媒体と接触する。
電力変換装置80は、モータ40を制御するためのコンバータ・インバータやレギュレーターであり、MOSFETやIGBTなどの半導体素子や、リアクトル、コンデンサ等を含む。また、電力変換装置80に含まれる半導体素子等は、電力変換装置80内部の絶縁基板に実装されている。そして、モータ40の作動時には、モータ40を制御するために電力変換装置80に電流が流れ、電力変換装置80の内部に含まれる半導体素子等が高温になる。
図5は、実施の形態1に係る放熱板10の平板部11の一方主面S1をこの面と直交する方向から見た平面図であり、図6は、図5のC−C断面、D−D断面、E−E断面及びF−F断面における断面図である。
放熱板10は、平板部11、柱状フィン12、中間フィン14の3つの部分に分けることができる。放熱板10の平板部11は、放熱板10における平面を成す部分である。また、平板部11の一方主面S1(下面)には、円柱状を成す複数の柱状フィン12が設けられている。柱状フィン12は、アルミからなる中実の部材であり、一方主面S1が成す平面と直交する高さ方向Hに伸びている。また、柱状フィン12は、高さ方向Hから見たとき、一方主面S1上において千鳥状に配置されている。
また、流入口93から流出口95に向かう冷却媒体の流動方向Fにおいて、隣り合う柱状フィン12それぞれの間には、中間フィン14が設けられている。中間フィン14は、銅を材料とする長方形状の平板である。この中間フィン14が成す平板は、高さ方向Hと平行、かつ、流動方向Fと平行である。また、流動方向Fにおける中間フィン14の一端は、流動方向Fにおける流入口93側の柱状フィン12と接触するように設けられ、中間フィン14の他端は、流動方向Fにおける流出口95側の柱状フィン12と接触するように設けられている。つまり、中間フィン14は、流動方向Fにおいて隣り合う柱状フィン12を連結している。さらに、中間フィン14における、高さ方向Hの長さ(以下で、高さと称す)は、柱状フィン12の高さと同じである。なお、図6に示すように、中間フィン14の厚さtは、柱状フィン12の直径Rよりも小さい。
図7は、実施の形態1に係る放熱板10の比較対象である放熱板100の平面図である。なお、比較対象である放熱板100は、実施の形態1に係る放熱板10から、中間フィン14を取り除いた構造をしている。
本実施の形態における冷却器20では、電力変換装置80から発生する熱を効率よく冷却することができる。まず、冷却器20に、放熱板10の代わりに、図7に示される放熱板100が取り付けられた場合を仮定する。放熱板100では、柱状フィン12aと衝突した冷却媒体は、柱状フィン12a及び柱状フィン12aに対して上流側に位置する柱状フィン12bの隙間M、並びに、柱状フィン12a及び柱状フィン12aに対して流動方向Fと直交する幅方向Wで隣り合う柱状フィン12cの隙間Nを通り抜けて、柱状フィン12aに対して下流側に位置する柱状フィン12dと衝突する。このとき、隙間Mに対して隙間Nは広いため、隙間Nで冷却媒体の流速が遅くなる。その結果、隙間N付近での冷却効率が悪化する。一方、実施の形態1である放熱板10では、隙間N部分の幅方向Wの中央に、中間フィン14が位置している。これにより、隙間Nでの流路の幅は、中間フィン14がない場合と比較して、狭くなる。その結果、隙間Nでの冷却媒体の流速の低下が抑制され、冷却効率の悪化を抑えられる。従って、冷却器20では、電力変換装置80から発生する熱を効率よく冷却することができる。
また、放熱板10には中間フィン14が設けられているため、放熱板10は、中間フィン14が設けられていない放熱板よりも冷却媒体と接触する表面積が大きい。従って、放熱板10を備えた冷却器20は、中間フィン14が設けられていない放熱板を備えた従来の冷却器と比較して、電力変換装置を冷却する能力が高い。
図8は、実施の形態1に係る冷却器20に含まれるケース90及び放熱板10について、ケース90の深さ、柱状フィン12の高さ及び中間フィン14の高さの関係を模式的に示した図である。
複数の柱状フィン12は、中間フィン14によって連結されている。これにより、柱状フィン12及び中間フィン14は、放熱板10において、流動方向Fに伸びる梁として機能する。従って、放熱板10は、中間フィン14が設けられていない放熱板よりも剛性が高く、放熱板10は反りにくくなる。ここで、図8に示すように、放熱板10をケース90に取り付ける際には、放熱板10と対向するケース90の底面S2に、放熱板10から伸びる柱状フィン12又は中間フィン14が接触しないようにする。具体的には、ケース90が成す箱の深さDよりも、柱状フィン12や中間フィン14の高さhを低くしておく。このとき、柱状フィン12や中間フィン14の高さhは、放熱板10の反りを考慮して決められる。そして、放熱板10の反りが小さい場合、柱状フィン12や中間フィン14の高さhを高くして、ケース90の底面S2と、柱状フィン12や中間フィン14との隙間を小さくすることができる。これにより、冷却器20内を流れる冷却媒体が、柱状フィン12や中間フィン14と接触する面積が増加する。結果として、冷却器20では、電力変換装置80から発生する熱を効率よく冷却することができる。
また、柱状フィン12は、高さ方向Hから見たときに、放熱板10の平板部11の一方主面S1上で千鳥状に配置されている。これにより、冷却器20内を流れる冷却媒体は、流動方向Fと平行な方向から柱状フィン12と衝突し、前縁効果により、柱状フィン12の周囲の温度境界層の発達を抑制する。結果として、冷却器20では、電力変換装置80から発生する熱を効率よく冷却することができる。
さらに、柱状フィン12は、円柱状を成している。ここで、柱状フィン12が、角柱状である場合を仮定する。この場合、柱状フィン12の表面付近における冷媒の流れが、角柱が成す角部分で乱れやすい。一方、柱状フィン12が本実施の形態のように円柱状である場合、上述のような冷媒の流れの乱れを抑制できる。
これに加え、冷却器20では、柱状フィン12の材料及び中間フィン14の材料に異なる材料を用いることで、その冷却性能を改善することができる。具体的には、柱状フィン12及び中間フィン14間での熱の伝搬をスムーズにし、柱状フィン12及び中間フィン14間の温度差を減少させた方が、柱状フィン12及び中間フィン14を含むフィン全体を効率よく利用でき、冷却器20の冷却性能は向上する。ここで、例えば、中間フィン14が成す平板の厚みが、柱状フィン12が成す円柱の直径よりも薄く、それらの材料が同じ場合を仮定する。この場合、中間フィン14の熱抵抗が高くなってしまい、中間フィン14で熱の伝搬が妨げられる。つまり、中間フィン14が、柱状フィン12及び中間フィン14を含む熱の伝搬経路におけるボトルネックになる。結果として、柱状フィン12及び中間フィン14を含むフィン全体を効率よく利用することができない。しかし、本実施の形態では、中間フィン14の材料として、柱状フィン12の材料であるアルミよりも熱伝導率のいい銅を用いている。この場合、中間フィン14が成す平板の厚みが、柱状フィン12が成す円柱の直径よりも薄い場合でも、中間フィン14の熱抵抗の上昇を抑制できる。その結果、中間フィン14で熱の伝搬が妨げられることなく、フィン全体を効率よく利用できる。従って、冷却器20では、柱状フィン12の材料及び中間フィン14の材料に異なる材料を用いることで、その冷却性能を改善することができる。なお、柱状フィン12の材料及び中間フィン14の材料に異なる材料を用いる場合には、その製造工程において、放熱板10に柱状フィン12を形成した後に、中間フィン14を圧入する方法や、柱状フィン12に対して中間フィン14をろう付けなどで接着する方法がある。
また、中間フィン14の高さ及び柱状フィン12の高さは同じである。これにより、中間フィン14の高さが、柱状フィン12の高さよりも低い場合と比較して、中間フィン14の表面積が増加し、冷却効率を改善できる。
実施の形態2.
図9は、実施の形態2である冷却器20Aに係る放熱板10Aの平板部11の一方主面S1をこの面と直交する方向から見た平面図であり、図10は、図9のG−G断面、HH断面、I−I断面及びJ−J断面における断面図である。
実施の形態2である冷却器20Aと実施の形態1である冷却器20の相違点は、放熱板の中間フィンの高さである。以下で、より具体的に説明する。
実施の形態2である冷却器20Aに係る放熱板10Aでは、高さが異なる複数の中間フィン14が存在している。これにより、例えば、放熱板10Aの特に高熱になりやすい部分において、図10に示すように、その部分に位置する中間フィン14の高さh1を、他の中間フィン14の高さh2よりも高くし、部分的に冷却性能を高めることができる。
冷却器20Aにおける他の構成は、冷却器20と同様である。従って、放熱板に高さが異なる複数の中間フィン14が存在する点に関する説明以外の説明は、冷却器20での説明のとおりである。
実施の形態3.
図11は、実施の形態3である冷却器20Bに係る放熱板10Bの平板部11の一方主面S1をこの面と直交する方向から見た平面図であり、図12は、図11のK−K断面、L−L断面、M−M断面及びN−N断面における断面図である。
実施の形態3である冷却器20Bと実施の形態1である冷却器20の相違点は、放熱板の中間フィンの高さである。以下で、より具体的に説明する。
実施の形態3である冷却器20Bに係る放熱板10Bでは、高さが異なる複数の中間フィン14が存在している。これに加え、放熱板10Bでは、図12に示すように、流入口93から流出口95に進むにしたがって、中間フィン14の高さが高くなっている。つまり、中間フィン14の高さが、冷却媒体の流動方向Fの上流側から下流側に向かうにしたがって高くなっている。
以上のように構成された放熱板10Bでは、放熱板10Bの反りを抑制することができる。具体的には、冷却器20B内に流入した冷却媒体は、放熱板10Bを介して電力変換装置80の熱を受ける。これにより、冷却媒体の温度は、流入口93から流出口95に向かうにしたがって上昇する。つまり、冷却媒体の温度は、流入口93側に対して流出口95側が高くなる。この冷却媒体の温度差によって、放熱板10Bの温度も流入口93側に対して流出口95側が高くなる。その結果、放熱板10Bに反りが発生する。しかし、放熱板10Bでは、図12に示すように、中間フィン14の高さが、冷却媒体の流動方向Fの上流側から下流側に向かうにしたがって高くなっている。これにより、放熱板10Bは、下流側ほど放熱しやすくなるため、放熱板10Bの温度上昇が抑制される。結果として、放熱板10Bの反りが抑制される。なお、放熱板10Bの反りが抑制されることで、放熱板10Bに取り付けられた電力変換装置80が、放熱板10Bから剥がれることを抑制できる。
冷却器20Bにおける他の構成は、冷却器20と同様である。従って、放熱板に高さが異なる複数の中間フィン14が存在する点、及び流動方向Fの上流側から下流側に向かうにしたがって、中間フィン14の高さが高くなっている点に関する説明以外の説明は、冷却器20での説明のとおりである。
実施の形態4.
図13は、実施の形態4である冷却器20Cに係る放熱板10Cの一方主面S1をこの面と直交する方向から見た平面図である。
実施の形態4である冷却器20Cと実施の形態1である冷却器20の相違点は、放熱板の中間フィンにおける表面形状である。中間フィンの冷却媒体と接触する面には、凹凸が形成されている。以下で、より具体的に説明する。
実施の形態4である冷却器20Cに係る放熱板10Cでは、中間フィン14の主面、つまり、冷却媒体と接触する面に、凹凸Gが複数形成されている。凹凸Gは、その断面がV字を成し、高さ方向Hに伸びる溝である。これにより、放熱板10Cは、放熱板10よりも冷却媒体と接触する面積が増加する。その結果、冷却器20Cは、冷却器20と比較して、電力変換装置80から発生する熱を効率よく冷却することができる。
冷却器20Cにおける他の構成は、冷却器20と同様である。従って、放熱板の中間フィン14の表面形状に関する説明以外の説明は、冷却器20での説明のとおりである。
他の実施形態.
本発明に係る冷却器は、前記実施の形態1〜4に係る冷却器に限らずその要旨の範囲内において変更可能である。例えば、上記の実施の形態1〜4における冷却媒体は不凍液であったが、これを冷却された気体に代えてもよい。また、図14に示すように、柱状フィンの形状を角柱状にしてもよい。さらに、冷却器を含む冷却システムにおける、冷却媒体の循環経路は、図15に示すように、ラジエータ50、ポンプ60、モータ40及び冷却器20の順であってもよい。これに加え、例えば、中間フィン14の主面に形成された凹凸Gは、V字の溝だけでなく、半円状の凹部等であってもよい。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5に係る電力変換装置ユニット及び冷却システムについて説明する。図16は、本実施の形態に係る冷却システムの構成を示す構成図である。図16に示すように、本実施の形態に係る冷却システムは、第1冷却媒体を循環させる第1冷却回路30Aと、第2冷却媒体を循環させる第2冷却回路30Bと、第1冷却媒体と第2冷却媒体との熱交換を行う熱交換器31と、を有している。第1冷却回路30Aは、電力変換装置ユニット180を有している。電力変換装置ユニット180は、電力変換装置81と、電力変換装置81を冷却する冷却器20と、を有している。電力変換装置81は、半導体素子、リアクトル、コンデンサ等の複数の電気部品と、これらの電気部品が実装された絶縁基板と、を備えている。第1冷却回路30Aは、第1冷却媒体を用いて電力変換装置81を冷却する回路である。第2冷却回路30Bは、第2冷却媒体を用いて、電力変換装置81により制御されるモータ40を冷却する回路である。熱交換器31は、第1冷却媒体を流通させる第1冷却媒体流路と、第2冷却媒体を流通させる第2冷却媒体流路と、を有する対向流型の熱交換器である。
第1冷却回路30Aは、第1ポンプ60A、ラジエータ50、電力変換装置ユニット180の冷却器20、及び熱交換器31が、第1配管70Aを介してこの順に環状に接続された構成を有している。第1冷却回路30Aを循環する第1冷却媒体としては、既に述べたような不凍液が用いられる。
第1冷却回路30Aにおいて、第1ポンプ60Aから吐出された第1冷却媒体は、ラジエータ50に流入する。ラジエータ50では、第1冷却媒体と空気との熱交換が行われる。ラジエータ50に流入した第1冷却媒体は、空気への放熱によって冷却される。ラジエータ50から流出した第1冷却媒体は、電力変換装置ユニット180の冷却器20に流入する。冷却器20に流入した第1冷却媒体は、電力変換装置81からの吸熱によって加熱される。これにより、電力変換装置81は冷却される。冷却器20から流出した第1冷却媒体は、熱交換器31の第1冷却媒体流路に流入する。熱交換器31では、第1冷却媒体と第2冷却媒体との熱交換が行われる。通常、熱交換器31に流入する第1冷却媒体の温度は、熱交換器31に流入する第2冷却媒体の温度よりも低い。このため、第1冷却媒体は、第2冷却媒体からの吸熱によって加熱される。熱交換器31から流出した第1冷却媒体は、第1ポンプ60Aに吸入される。
第2冷却回路30Bは、第2ポンプ60B、モータ40及び熱交換器31が第2配管70Bを介してこの順に環状に接続された構成を有している。第2冷却回路30Bを循環する第2冷却媒体としては、絶縁油が用いられる。
第2冷却回路30Bにおいて、第2ポンプ60Bから吐出された第2冷却媒体は、モータ40に流入する。モータ40に流入した第2冷却媒体は、モータ40からの吸熱によって加熱される。これにより、モータ40は冷却される。モータ40から流出した第2冷却媒体は、熱交換器31の第2冷却媒体流路に流入する。熱交換器31に流入した第2冷却媒体は、第1冷却媒体への放熱によって冷却される。熱交換器31から流出した第2冷却媒体は、第2ポンプ60Bに吸入される。
第1冷却回路30Aと第2冷却回路30Bとが互いに独立して設けられている場合、第1冷却媒体と第2冷却媒体との熱交換を行う熱交換器31は設けられず、第2冷却媒体を冷却するための別の熱交換器が第2冷却回路30Bに設けられる。この熱交換器としては、液体間で熱交換を行う液−液熱交換器ではなく、周囲空気と絶縁油との熱交換を行う空気熱交換器が一般に用いられる。通常、空気熱交換器は、液−液熱交換器よりも大型である。このため、従来の冷却システムは、全体として大型化してしまっていた。
これに対し、本実施の形態の冷却システムでは、第1冷却回路30Aと第2冷却回路30Bとが熱交換器31を介して接続されている。第2冷却回路30Bの第2冷却媒体は、熱交換器31での第1冷却媒体との熱交換によって冷却される。したがって、本実施の形態によれば、第2冷却回路30Bに空気熱交換器を設ける必要がなくなるため、冷却システムを全体として小型化することができる。
図17は、本実施の形態に係る冷却システムにおけるモータ40、熱交換器31及び電力変換装置ユニット180の物理的なレイアウトを模式的に示す図である。図17の上下方向は、鉛直上下方向を表している。図17に示すように、本実施の形態の冷却システムでは、モータ40の上方に電力変換装置ユニット180が配置されている。熱交換器31は、モータ40の上方であって電力変換装置ユニット180の下方に配置されている。熱交換器31は、物理的すなわち空間的な意味で、モータ40と電力変換装置ユニット180とに挟まれた位置に配置されている。このような配置により、電力変換装置ユニット180と熱交換器31とを接続する第1配管70Aの配管長、及び、モータ40と熱交換器31とを接続する第2配管70Bの配管長をそれぞれ短縮することができる。したがって、本実施の形態によれば、冷却システムの小型化及び低コスト化が可能となる。
一方で、本実施の形態では、第1冷却回路30Aに熱交換器31が追加されることから、第1冷却回路30A全体の圧力損失が増大してしまう場合がある。このため、冷却器20では、圧力損失をより低くすることが求められる。また、電力変換装置ユニット180では、さらなる小型化及び高出力化が求められている。したがって、電力変換装置ユニット180の冷却器20では、高熱伝達率化及び低圧力損失化をできるだけ両立させることが望まれている。
既に述べたように、冷却器に設けられる柱状フィンの形状が角柱形状である場合、角部が多くなるため、流れの剥離の影響で圧力損失が大きくなる。これに対し、柱状フィンの形状が円柱形状である場合、角部がないため、剥離が抑制されて圧力損失は小さくなる。ただし、柱状フィンの形状が円柱形状であっても、柱状フィン間での流速にバラツキが生じると、熱伝達率が小さくなってしまう。そのため、冷却器において高熱伝達率化と低圧力損失化とを両立させるのは困難であった。
図18は、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180の構成を示す斜視図である。図18に示すように、電力変換装置ユニット180は、電力変換装置81と、電力変換装置81を冷却する冷却器20と、を有している。冷却器20は、実施の形態1と同様に、放熱板10とケース90とを有している。放熱板10の上面には、電力変換装置81が配置されている。ケース90は、放熱板10の下面と対向して配置された底面部96を有している。放熱板10と底面部96との間には、第1冷却媒体が流動する冷却媒体流路97が形成されている。
図19は、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180の冷却器20の構成を示す平面図である。図20は、図19のA1−A1断面、A2−A2断面、A3−A3断面及びA4−A4断面を併せて示す図である。図19及び図20に示すように、冷却器20内の冷却媒体流路97には、複数の円柱状の柱状フィン12が設けられている。柱状フィン12は、アルミニウム、銅等の材料からなり、外壁から内部まで材料が充填されている中実フィンである。以下、柱状フィン12のことを「第1中実フィン」という場合がある。柱状フィン12は、放熱板10から底面部96に向かい、高さ方向Hに沿って延びている。高さ方向Hにおける柱状フィン12の高さは、放熱板10と底面部96との間の間隔に等しい。このため、柱状フィン12は、放熱板10及び底面部96の双方に接触している。複数の柱状フィン12は、流動方向Fに沿う方向では等間隔に配列している。以下、流動方向Fに沿って等間隔に配列した1列分の柱状フィン12のことを「フィン列」と表現する場合がある。フィン列は、幅方向Wに並列して複数設けられている。幅方向Wで隣り合う2つのフィン列同士は、柱状フィン12の配置に関して互いに半ピッチ分ずれている。これにより、複数の柱状フィン12は、放熱板10の平板部11上に千鳥状に配置されている。
流動方向Fで隣り合う2つの柱状フィン12の間には、中間フィン14が設けられている。中間フィン14は、アルミニウム、銅等の材料からなる中実フィンである。以下、中間フィン14のことを「第2中実フィン」という場合がある。中間フィン14は、長方形平板状の形状を有するブレードフィン、すなわちストレートフィンである。中間フィン14は、高さ方向H及び流動方向Fの双方と平行になるように設けられている。流動方向Fにおける中間フィン14の上流端は、当該中間フィン14の上流側に位置する柱状フィン12と接触している。流動方向Fにおける中間フィン14の下流端は、当該中間フィン14の下流側に位置する柱状フィン12と接触している。つまり、中間フィン14は、流動方向Fで隣り合う2つの柱状フィン12同士を接続している。
高さ方向Hにおける中間フィン14の高さは、柱状フィン12の高さと同じである。すなわち、中間フィン14は、放熱板10および底面部96の双方に接触している。柱状フィン12の直径、すなわち幅方向Wに沿う方向での柱状フィン12の幅をRとし、同方向での中間フィン14の幅をtとしたとき、R/t>1の関係が満たされている。既に述べた理由により、中間フィン14の材料には、柱状フィン12の材料よりも熱伝導率の高い材料が用いられていてもよい。
幅方向Wで隣り合う2つのフィン列同士は、柱状フィン12の配置に関して互いに半ピッチ分ずれているため、幅方向Wでは、柱状フィン12同士ではなく、柱状フィン12と中間フィン14とが隣り合っている。幅方向Wで隣り合う柱状フィン12及び中間フィン14の間には、中実フィン15又は中実フィン16が設けられている。中実フィン15及び中実フィン16はいずれも、アルミニウム、銅等の材料からなり、外壁から内部まで材料が充填されている中実フィンである。以下、中実フィン15のことを「第3中実フィン」という場合があり、中実フィン16のことを「第4中実フィン」という場合がある。中実フィン15及び中実フィン16はいずれも、長方形平板状の形状を有するブレードフィンである。中実フィン15及び中実フィン16のそれぞれの材料には、柱状フィン12の材料よりも熱伝導率の高い材料が用いられていてもよい。
中実フィン15は、高さ方向H及び幅方向Wの双方と平行になるように、放熱板10に沿って設けられている。幅方向Wにおける中実フィン15の一端は、柱状フィン12と接触している。幅方向Wにおける中実フィン15の他端は、中間フィン14と接触している。つまり、中実フィン15は、幅方向Wで隣り合う柱状フィン12と中間フィン14とを接続している。高さ方向Hにおける中実フィン15の高さは、柱状フィン12の高さよりも低くなっている。高さ方向Hにおける中実フィン15の一端は、放熱板10と接触している。高さ方向Hにおける中実フィン15の他端は、隙間を介して底面部96と対向している。中実フィン15と底面部96との間の隙間は、第1冷却媒体の流路となる。
中実フィン16は、高さ方向H及び幅方向Wの双方と平行になるように、底面部96に沿って設けられている。幅方向Wにおける中実フィン16の一端は、柱状フィン12と接触している。幅方向Wにおける中実フィン16の他端は、中間フィン14と接触している。つまり、中実フィン16は、幅方向Wで隣り合う柱状フィン12と中間フィン14とを接続している。高さ方向Hにおける中実フィン16の高さは、柱状フィン12の高さよりも低くなっている。高さ方向Hにおける中実フィン16の一端は、底面部96と接触している。高さ方向Hにおける中実フィン16の他端は、隙間を介して放熱板10と対向している。中実フィン16と放熱板10との間の隙間は、第1冷却媒体の流路となる。
放熱板10に沿った中実フィン15と底面部96に沿った中実フィン16とは、流動方向Fにおいて交互に設けられている。このため、流動方向Fに沿って流動する第1冷却媒体は、中実フィン15と中実フィン16とを交互に乗り越える。これにより、流動する第1冷却媒体が撹拌され、第1冷却媒体の乱流化が促進される。したがって、本実施の形態の冷却器20では、冷却器20と第1冷却媒体との間の熱伝達率が向上するため、電力変換装置81を効率良く冷却することができる。
放熱板10には、柱状フィン12に加えて中間フィン14、中実フィン15及び中実フィン16が設けられているため、放熱板10と第1冷却媒体との接触面積が増加する。このため、本実施の形態によれば、電力変換装置81をより効率良く冷却することができる。
本実施の形態の柱状フィン12、中間フィン14、中実フィン15及び中実フィン16は、複数のフィンユニット110を適宜組み合わせることによって形成されている。図21は、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180の冷却器20におけるフィンユニット110の構成の一例を示す図である。図21に示すように、フィンユニット110は、ブレードフィン101と、ブレードフィン101の一端に接続された部分柱状フィン102と、ブレードフィン101の他端に接続された部分柱状フィン103と、を有している。部分柱状フィン102及び部分柱状フィン103のそれぞれは、ろう付け等によりブレードフィン101に接合されている。あるいは、ブレードフィン101、部分柱状フィン102及び部分柱状フィン103は、一体的に成形されていてもよい。
ブレードフィン101は、長方形平板状の形状を有している。ブレードフィン101は、中間フィン14、中実フィン15又は中実フィン16を構成する。紙面に直交する方向において、ブレードフィン101の高さは、部分柱状フィン102及び部分柱状フィン103のそれぞれの高さと同じか、又はそれより低くなっている。部分柱状フィン102及び部分柱状フィン103はいずれも、半円状の平面形状を有している。部分柱状フィン102及び部分柱状フィン103のそれぞれは、柱状フィン12の一部を構成する。すなわち、部分柱状フィン102及び部分柱状フィン103のそれぞれは、別のフィンユニット110の部分柱状フィン102又は部分柱状フィン103と組み合わされることにより、円柱状の柱状フィン12を構成する。
図22は、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180の冷却器20におけるフィンユニット110の構成の別の例を示す図である。図22に示すように、本例の部分柱状フィン102及び部分柱状フィン103はいずれも、90°の中心角を有する扇形状の平面形状を有している。部分柱状フィン102及び部分柱状フィン103は、別のフィンユニット110の部分柱状フィン102又は部分柱状フィン103と組み合わされることにより、円柱状の柱状フィン12を構成する。
図21及び図22に示したような複数のフィンユニット110は、互いに組み合わされるとともに放熱板10に対して固定される。これにより、柱状フィン12、中間フィン14、中実フィン15及び中実フィン16が放熱板10に形成される。複数のフィンユニット110の形状は数種類にパターン化され得るため、柱状フィン12、中間フィン14、中実フィン15及び中実フィン16を形成する工程を簡略化できる。
以上説明したように、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180は、電力変換を行う電力変換装置81と、電力変換装置81が一方の面に配置される放熱板10と、放熱板10の他方の面と対向して配置された底面部96と、放熱板10と底面部96との間に形成され、電力変換装置81を冷却する第1冷却媒体が流動する冷却媒体流路97と、冷却媒体流路97に設けられ、放熱板10から底面部96に向かって延びた複数の柱状フィン12と、冷却媒体流路97に設けられ、複数の柱状フィン12のうち第1冷却媒体の流動方向Fで隣り合う2つの柱状フィン12同士を接続する中間フィン14と、を備える。ここで、放熱板10は、第1板状部材の一例である。底面部96は、第2板状部材の一例である。柱状フィン12は、第1中実フィンの一例である。中間フィン14は、第2中実フィンの一例である。
この構成によれば、放熱板10と第1冷却媒体との接触面積を増加させることができる。したがって、電力変換装置81から発生する熱を第1冷却媒体に効率良く放熱することができるため、電力変換装置81を効率良く冷却することができる。また、この構成によれば、中間フィン14を梁として機能させることができるため、放熱板10の剛性を高めることができる。
また、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180において、中間フィン14は、平板状の形状を有するブレードフィンである。この構成によれば、第1冷却媒体の圧力損失の増加を抑えつつ中間フィン14と第1冷却媒体との接触面積を増加させることができるため、電力変換装置81をより効率良く冷却することができる。
また、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180において、複数の柱状フィン12のそれぞれは、半円状又は扇形状の平面形状を有する複数の部分柱状フィン102又は103が組み合わされた円柱状の形状を有している。この構成によれば、第1冷却媒体の流れの剥離を抑制できるため、第1冷却媒体の圧力損失を低減することができる。
また、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180において、複数の柱状フィン12のそれぞれは、放熱板10及び底面部96の双方に接触している。この構成によれば、第1冷却媒体の圧力損失を低減できるため、電力変換装置81をより効率良く冷却することができる。
また、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180において、中間フィン14は、放熱板10及び底面部96の双方に接触している。この構成によれば、第1冷却媒体の圧力損失の増加を抑えつつ中間フィン14と第1冷却媒体との接触面積を増加させることができるため、電力変換装置81をより効率良く冷却することができる。
また、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180において、第1冷却媒体の流動方向Fに直交する方向における複数の柱状フィン12のそれぞれの幅をRとし、第1冷却媒体の流動方向Fに直交する方向における中間フィン14の幅をtとしたとき、R/t>1の関係が満たされる。この構成によれば、柱状フィン12及び中間フィン14と、第1冷却媒体と、の接触面積を増加させることができるとともに、柱状フィン12の前縁効果を高めることができるため、電力変換装置81をより効率良く冷却することができる。
また、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180は、中実フィン15と中実フィン16とをさらに備えている。中実フィン15は、冷却媒体流路97に設けられ、放熱板10に沿って第1冷却媒体の流動方向Fと交差する方向に延び、少なくとも柱状フィン12に接続される。中実フィン16は、冷却媒体流路97に設けられ、底面部96に沿って第1冷却媒体の流動方向Fと交差する方向に延び、少なくとも柱状フィン12に接続される。中実フィン15及び中実フィン16は、第1冷却媒体の流動方向Fにおいて交互に設けられている。ここで、中実フィン15は、第3中実フィンの一例である。中実フィン16は、第4中実フィンの一例である。この構成によれば、放熱板10と第1冷却媒体との接触面積を増加させつつ、第1冷却媒体の乱流化を促進することができる。したがって、電力変換装置81をより効率良く冷却することができる。
また、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180において、中実フィン15及び中実フィン16のそれぞれは、平板状の形状を有するブレードフィンである。この構成によれば、中実フィン15及び中実フィン16のそれぞれと第1冷却媒体との接触面積を増加させることができるため、電力変換装置81をより効率良く冷却することができる。
また、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180において、中実フィン15は、放熱板10に接触しているとともに、隙間を介して底面部96と対向している。中実フィン16は、底面部96に接触しているとともに、隙間を介して放熱板10と対向している。この構成によれば、第1冷却媒体の流路を確保しつつ、第1冷却媒体の乱流化を促進することができる。
本実施の形態に係る冷却システムは、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180を有し第1冷却媒体を循環させて電力変換装置81を冷却する第1冷却回路30Aと、第2冷却媒体を循環させて、電力変換装置81により制御されるモータ40を冷却する第2冷却回路30Bと、第1冷却媒体と第2冷却媒体との熱交換を行う熱交換器31と、を備える。ここで、モータ40は、回転機の一例である。
この構成によれば、熱交換器31での第1冷却媒体との熱交換によって第2冷却媒体を冷却することができるため、第2冷却回路30Bに設けられる空気熱交換器を省略又は小型化できる。したがって、本実施の形態によれば、冷却システムを小型化することができる。
また、本実施の形態に係る冷却システムにおいて、熱交換器31は、電力変換装置ユニット180とモータ40とに物理的に挟まれた位置に配置されている。この構成によれば、電力変換装置ユニット180と熱交換器31とを接続する配管の配管長を短縮することができるとともに、モータ40と熱交換器31とを接続する配管の配管長を短縮することができる。したがって、本実施の形態によれば、冷却システムの小型化及び低コスト化が可能となる。
実施の形態6.
本発明の実施の形態6に係る電力変換装置ユニットについて説明する。図23は、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180の冷却器20の構成を示す平面図である。図24は、図23のA5−A5断面、A6−A6断面、A7−A7断面及びA8−A8断面を併せて示す図である。本実施の形態は、中間フィン14の高さに関する点で実施の形態5と異なっている。この点以外については、実施の形態5と同様である。
図23及び図24に示すように、本実施の形態の冷却器20には、高さの異なる複数の中間フィン14が存在している。放熱板10の一部分に設けられた中間フィン14の高さはh1であり、放熱板10の別の部分に設けられた中間フィン14の高さは、h1よりも低いh2である(h1>h2)。例えば、放熱板10において特に高温となる部分には、第1冷却媒体との接触面積を増加させるために、高さh1の中間フィン14が設けられる。それ以外の部分には、高さh1よりも低い高さh2の中間フィン14が設けられる。これにより、放熱板10と第1冷却媒体との接触面積を部分的に増加させることができるため、冷却器20の冷却性能を部分的に高めることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180では、中間フィン14は複数設けられており、互いに高さの異なる中間フィン14が存在する。この構成によれば、冷却器20の冷却性能を部分的に高めることができる。
実施の形態7.
本発明の実施の形態7に係る電力変換装置ユニットについて説明する。図25は、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180の冷却器20の構成を示す平面図である。図26は、図25のA9−A9断面、A10−A10断面、A11−A11断面及びA12−A12断面を併せて示す図である。本実施の形態は、中間フィン14の高さに関する点で実施の形態5と異なっている。この点以外については、実施の形態5と同様である。
図25及び図26に示すように、複数の中間フィン14のそれぞれの高さは、流動方向Fにおいて上流側から下流側に向かうにしたがって高くなっている。すなわち、ある部分に設けられた中間フィン14の高さは、流動方向Fにおいてそれより上流側に設けられた中間フィン14の高さよりも高くなっている。これにより、実施の形態3と同様に、放熱板10の温度上昇を抑制できるため、放熱板10の反りを抑制することができる。
実施の形態8.
本発明の実施の形態8に係る電力変換装置ユニットについて説明する。図27は、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180の冷却器20の構成を示す平面図である。本実施の形態は、中間フィン14の表面形状に関する点で実施の形態5と異なっている。この点以外については、実施の形態5と同様である。
図27に示すように、中間フィン14の主面、すなわち第1冷却媒体と接触する面には、複数の凹凸Gが形成されている。凹凸Gは、高さ方向Hに沿って延びる断面V字状の溝である。これにより、放熱板10と第1冷却媒体との接触面積を増加させることができるため、電力変換装置81をより効率良く冷却することができる。なお、凹凸Gは、断面V字状の溝に限られず、断面半円状の溝によって形成されていてもよい。また、凹凸Gは溝に限られず、高さ方向Hに沿って延びる線状の凸部によって形成されていてもよいし、点状の凹部又は点状の凸部によって形成されていてもよい。
以上説明したように、本実施の形態に係る電力変換装置ユニット180では、中間フィン14の表面には凹凸が形成されている。この構成によれば、電力変換装置81をより効率良く冷却することができる。
他の実施形態.
本発明に係る電力変換装置ユニット及び冷却システムは、上記実施の形態5〜8に限らずその要旨の範囲内において変更可能である。例えば、上記実施の形態5〜8における第1冷却媒体は不凍液であったが、第1冷却媒体は不凍液以外の液体であってもよいし、気体であってもよい。また、上記実施の形態5〜8における第2冷却媒体は絶縁油であったが、第2冷却媒体は絶縁油以外の液体であってもよいし、気体であってもよい。また、上記実施の形態5〜8における柱状フィン12の形状は円柱状であったが、図28に示すように、柱状フィン12の形状は角柱状であってもよい。
10,10A,10B,10C 放熱板、11 平板部、12,12a,12b,12c,12d 柱状フィン、14 中間フィン、15,16 中実フィン、20,20A,20B,20C 冷却器、30 冷却システム、30A 第1冷却回路、30B 第2冷却回路、31 熱交換器、40 モータ、50 ラジエータ、60 ポンプ、60A 第1ポンプ、60B 第2ポンプ、70 配管、70A 第1配管、70B 第2配管、80,81 電力変換装置、90 ケース、91 開口部、92 冷却媒体入口部、93 流入口、94 冷却媒体出口部、95 流出口、96 底面部、97 冷却媒体流路、101 ブレードフィン、102,103 部分柱状フィン、110 フィンユニット、180 電力変換装置ユニット、F 流動方向、G 凹凸、H 高さ方向、S1 一方主面

Claims (20)

  1. 電力変換装置を冷却するための冷却器であって、
    開口部を有し、冷却媒体が流れ込む流入口及び前記冷却媒体が流れ出る流出口が設けられた箱状のケースと、
    一方主面が前記冷却媒体と接触する平板部、前記平板部の前記一方主面に複数設けられた柱状フィン、及び前記流入口から前記流出口に向かう流動方向において隣り合う前記柱状フィンを連結する中間フィンを有し、前記開口部に取り付けられる放熱板と、
    を備える、冷却器。
  2. 前記柱状フィンは、前記一方主面と直交する方向から見たとき、千鳥状に配置されている、請求項1に記載の冷却器。
  3. 前記中間フィンは、複数存在し、
    前記一方主面と直交する高さ方向において、高さの異なる前記中間フィンが存在する、請求項1又は請求項2に記載の冷却器。
  4. 前記中間フィンの高さは、前記流動方向において上流側から下流側に向かうにしたがって高くなる、請求項3に記載の冷却器。
  5. 前記柱状フィンの材料は、前記中間フィンの材料と異なる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の冷却器。
  6. 前記柱状フィンの形状は、円柱状である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の冷却器。
  7. 前記中間フィンの前記冷却媒体と接触する面には凹凸が形成されている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の冷却器。
  8. 前記一方主面と直交する高さ方向において、前記中間フィンの高さは、前記柱状フィンの高さと同じである、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の冷却器。
  9. 電力変換を行う電力変換装置と、
    前記電力変換装置が一方の面に配置される第1板状部材と、
    前記第1板状部材の他方の面と対向して配置された第2板状部材と、
    前記第1板状部材と前記第2板状部材との間に形成され、前記電力変換装置を冷却する第1冷却媒体が流動する冷却媒体流路と、
    前記冷却媒体流路に設けられ、前記第1板状部材から前記第2板状部材に向かって延びた複数の第1中実フィンと、
    前記冷却媒体流路に設けられ、前記複数の第1中実フィンのうち前記第1冷却媒体の流動方向で隣り合う2つの第1中実フィン同士を接続する第2中実フィンと、
    を備える電力変換装置ユニット。
  10. 前記第2中実フィンは、平板状の形状を有するブレードフィンである請求項9に記載の電力変換装置ユニット。
  11. 前記複数の第1中実フィンのそれぞれは、半円状又は扇形状の平面形状を有する複数の部分柱状フィンが組み合わされた円柱状の形状を有している請求項9又は請求項10に記載の電力変換装置ユニット。
  12. 前記複数の第1中実フィンのそれぞれは、前記第1板状部材及び前記第2板状部材の双方に接触している請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の電力変換装置ユニット。
  13. 前記第2中実フィンは複数設けられており、
    互いに高さの異なる前記第2中実フィンが存在する請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の電力変換装置ユニット。
  14. 前記第2中実フィンの表面には凹凸が形成されている請求項9から請求項13のいずれか1項に記載の電力変換装置ユニット。
  15. 前記第1冷却媒体の流動方向に直交する方向における前記複数の第1中実フィンのそれぞれの幅をRとし、前記第1冷却媒体の流動方向に直交する方向における前記第2中実フィンの幅をtとしたとき、
    R/t>1の関係が満たされる請求項9から請求項14のいずれか1項に記載の電力変換装置ユニット。
  16. 前記冷却媒体流路に設けられ、前記第1板状部材に沿って前記第1冷却媒体の流動方向と交差する方向に延び、少なくとも前記第1中実フィンに接続される第3中実フィンと、
    前記冷却媒体流路に設けられ、前記第2板状部材に沿って前記第1冷却媒体の流動方向と交差する方向に延び、少なくとも前記第1中実フィンに接続される第4中実フィンと、
    をさらに備え、
    前記第3中実フィン及び前記第4中実フィンは、前記第1冷却媒体の流動方向において交互に設けられている請求項9から請求項15のいずれか1項に記載の電力変換装置ユニット。
  17. 前記第3中実フィン及び前記第4中実フィンのそれぞれは、平板状の形状を有するブレードフィンである請求項16に記載の電力変換装置ユニット。
  18. 前記第3中実フィンは、前記第1板状部材に接触しているとともに、隙間を介して前記第2板状部材と対向しており、
    前記第4中実フィンは、前記第2板状部材に接触しているとともに、隙間を介して前記第1板状部材と対向している請求項16又は請求項17に記載の電力変換装置ユニット。
  19. 請求項9から請求項18のいずれか1項に記載の電力変換装置ユニットを有し前記第1冷却媒体を循環させて前記電力変換装置を冷却する第1冷却回路と、
    第2冷却媒体を循環させて、前記電力変換装置により制御される回転機を冷却する第2冷却回路と、
    前記第1冷却媒体と前記第2冷却媒体との熱交換を行う熱交換器と、
    を備える冷却システム。
  20. 前記熱交換器は、前記電力変換装置ユニットと前記回転機とに物理的に挟まれた位置に配置されている請求項19に記載の冷却システム。
JP2019525925A 2018-03-15 2019-03-04 冷却器、電力変換装置ユニット及び冷却システム Active JP6563161B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018048212 2018-03-15
JP2018048212 2018-03-15
PCT/JP2019/008417 WO2019176620A1 (ja) 2018-03-15 2019-03-04 冷却器、電力変換装置ユニット及び冷却システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6563161B1 JP6563161B1 (ja) 2019-08-21
JPWO2019176620A1 true JPWO2019176620A1 (ja) 2020-04-16

Family

ID=67695606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019525925A Active JP6563161B1 (ja) 2018-03-15 2019-03-04 冷却器、電力変換装置ユニット及び冷却システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6563161B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113365485B (zh) * 2021-08-11 2021-12-07 深圳比特微电子科技有限公司 液冷板散热器

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7215545B1 (en) * 2003-05-01 2007-05-08 Saeed Moghaddam Liquid cooled diamond bearing heat sink
JP5051322B1 (ja) * 2011-02-23 2012-10-17 トヨタ自動車株式会社 冷却器
JP5901343B2 (ja) * 2012-02-24 2016-04-06 三菱電機株式会社 冷却器及び冷却装置
EP2824703B1 (en) * 2012-10-29 2022-06-29 Fuji Electric Co., Ltd. Semiconductor device
JP5897760B1 (ja) * 2015-02-27 2016-03-30 カルソニックカンセイ株式会社 冷却装置
JP6775385B2 (ja) * 2015-11-10 2020-10-28 昭和電工株式会社 パワーモジュール用ベース

Also Published As

Publication number Publication date
JP6563161B1 (ja) 2019-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5975110B2 (ja) 半導体装置
US9472489B2 (en) Heat exchanger
JP6406348B2 (ja) 冷却器およびそれを用いた半導体モジュール
JP2008171840A (ja) 液冷ヒートシンクおよびその設計方法
JP7238400B2 (ja) 冷却装置
JP2020109781A (ja) 冷却装置
JP4941398B2 (ja) 積層型冷却器
WO2019176620A1 (ja) 冷却器、電力変換装置ユニット及び冷却システム
JP6563161B1 (ja) 冷却器、電力変換装置ユニット及び冷却システム
JP2007212120A (ja) インナーフィン及びこのインナーフィンを備えたヒートシンク
JP5114324B2 (ja) 半導体装置
US20210066166A1 (en) Liquid-cooling-type cooler
JP2008235572A (ja) 電子部品冷却装置
WO2017077566A1 (ja) ヒートシンク、それを用いた冷却器及び半導体装置
JP2020035830A (ja) ウェーブフィンおよび熱交換器
US20230204305A1 (en) Heat dissipation member and cooling device
JP2008218828A (ja) 冷却装置及び冷却装置付半導体装置
JP2019079836A (ja) 液冷式冷却装置
JP5251916B2 (ja) 電子機器の冷却器
JP7151352B2 (ja) ウェーブフィンおよび熱交換器
WO2024084551A1 (ja) 冷却器及び冷却システム
US20230324129A1 (en) Cooling device
US20230324133A1 (en) Liquid cooling jacket and cooling device
US20220373274A1 (en) Heat dissipation member
WO2022131064A1 (ja) 冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190514

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190514

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6563161

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250