JP6750420B2 - 積層型熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、積層型熱交換器に関するものである。
従来、積層型熱交換器では、扁平形状の複数の冷却管を備え、複数の冷却管が積層されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
複数の冷却管のそれぞれの長手方向一方側は、供給ヘッダ構成部を構成する。複数の冷却管のそれぞれの長手方向他方側は、排出ヘッダ構成部を構成する。複数の冷却管のそれぞれの長手方向中央は、冷媒が流れるチューブ冷媒流路を形成している扁平形状の熱交換チューブを構成する。熱交換チューブは、その一方の扁平面において電子部品に接し、他方の扁平面において別の電子部品にも接するように配置されている。
複数の冷却管のそれぞれの長手方向一方側には、供給ヘッダ構成部に連通し、かつ積層方向一方側に突出する第1突出管部と、供給ヘッダ構成部に連通し、かつ積層方向他方側に突出する第2突出管部とが設けられている。複数の冷却管のそれぞれの長手方向他方側には、排出ヘッダ構成部に連通し、かつ積層方向一方側に突出する第3突出管部と、排出ヘッダ構成部に連通し、かつ積層方向他方側に突出する第4突出管部とが設けられている。
ここで、説明の便宜上、図12に示すように、複数の冷却管2(図中3つの冷却管2)のうち隣り合う2つの冷却管2のうち積層方向一方側に配置されている冷却管2を第1冷却管2Aとし、この第1冷却管2Aに対して積層方向他方側に配置されている冷却管2を第2冷却管2Bとし、この第2冷却管2Bに対して積層方向他方側に配置されている冷却管2を第3冷却管2Cとする。
第2冷却管2Bの第1突出管部22は、第1冷却管2Aの第3突出管部22内に嵌め込まれた状態で第1冷却管2Aの第3突出管部22に接合されている内側突出管部223である。第2冷却管2Bの第2突出管部22は、第1冷却管2Aの第4突出管部22に嵌め込まれた状態で第1冷却管2Aの第4突出管部22に接合されている内側突出管部222である。第2冷却管2Bの第3突出管部22は、第3冷却管2Cの第1突出管部22が嵌め込まれた状態で第3冷却管2Cの第1突出管部22に接合されている外側側突出管部223である。第2冷却管2Bの第4突出管部22は、第3冷却管2Cの第2突出管部22が嵌め込まれた状態で第3冷却管2Cの第2突出管部22に接合されている外側突出管部223である。
このように構成される第1、第2、第3冷却管2A、2B、2Cは、それぞれ、第1突出管部22および第3突出管部22を有する第1外殻プレートと、この第1外殻プレートに対して積層方向他方側に配置されて、かつ第2突出管部22および第4突出管部22を有して、第1外殻プレートとともに、熱交換チューブ、冷媒導入部、冷媒排出部を構成する第2外殻プレートを備える。
特開2007−53307号公報
上記積層型熱交換器では、冷却管を構成する第1外殻プレートの第1、第3突出管部は、それぞれ、内側突出管部であり、冷却管を構成する第2外殻プレートの第2、第4突出管部は、それぞれ、外側突出管部である。したがって、第1外殻プレートと第2外殻プレートとが互いに異なる部品となるため、冷却管を構成する部品点数が多くなる。
本発明は上記点に鑑みて、部品点数を減らすようにした積層型熱交換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
複数本の冷却管(2)と被冷却対象(4)とを備え、冷却管と被冷却対象とが交互に積層方向に並ぶように複数本の冷却管と被冷却対象とが積層されている積層型熱交換器であって、
複数本の冷却管のそれぞれの長手方向中央は、冷媒を流通させて冷媒および被冷却対象の間の熱交換によって被冷却対象を冷却させる熱交換チューブ(2c)を構成し、
冷却管のそれぞれの長手方向一方側は、熱交換チューブに冷媒を導く冷媒導入部(2a)を構成し、
冷却管のそれぞれの長手方向他方側は、熱交換チューブから流れる冷媒を排出する冷媒排出部(2b)を構成し、
冷却管のそれぞれの長手方向一方側には、冷媒導入部に連通し、かつ積層方向一方側に突出する第1突出管部(22)と、冷媒導入部に連通し、かつ積層方向他方側に突出する第2突出管部(22)とが設けられており、
冷却管のそれぞれの長手方向他方側には、冷媒排出部に連通し、かつ積層方向一方側に突出する第3突出管部(22)と、冷媒排出部に連通し、かつ積層方向他方側に突出する第4突出管部(22)とが設けられており、
複数本の冷却管のうち被冷却対象を挟んで隣り合う2つの冷却管のうち積層方向一方側に配置されている第1冷却管の第突出管部と積層方向他方側に配置されている第2冷却管の第1突出管部とが嵌合されて、第1冷却管の第4突出管部と第2冷却管の第突出管部とが嵌合されており、
第1冷却管および第2冷却管は、それぞれ、第1突出管部および第3突出管部を有する第1外殻部(27a)と、第1外殻部に対して積層方向他方側に配置されて、かつ第2突出管部および第4突出管部を有して、第1外殻部とともに、熱交換チューブ、冷媒導入部、冷媒排出部を構成する第2外殻部(27b)とを備え、
第1外殻部および第2外殻部は、同一部品であり、
複数本の冷却管のうち第2冷却管に対して積層方向他方側に配置されている冷却管を第3冷却管とし、
第2冷却管の第1突出管部は、第1冷却管の第突出管部内に嵌め込まれた状態で第1冷却管の第突出管部に接合されている内側突出管部(222)であり、
第2冷却管の第突出管部は、第1冷却管の第4突出管部が嵌め込まれた状態で第1冷却管の第4突出管部に接合されている外側突出管部(223)であり、
第2冷却管の第突出管部は、第3冷却管の第1突出管部内に嵌め込まれた状態で第3冷却管の第1突出管部に接合されている内側突出管部(222)であり、
第2冷却管の第4突出管部は、第3冷却管の第突出管部が嵌め込まれた状態で第3冷却管の第突出管部に接合されている外側突出管部(223)である。
したがって、第1外殻部および第2外殻部として共通部品を使用することができるので、第1冷却管および第2冷却管を構成する部品点数を減らすことができる。
但し、2つの突出管部における嵌合とは、2つの突出管部のうち一方の突出管部が他方の突出管部内に嵌め込まれていることを意味する。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における積層型冷却器の全体構成を示す正面図である。 図1の積層型冷却器の冷却管においてチューブ幅方向DRwに平行で、かつチューブ積層方向DRstに平行である断面を示す断面図である。 図1の冷却管において供給ヘッダ付近を示す断面図である。 図1の冷却管の分解図であって、3本の冷却管を並べた状態を示す図である。 第1実施形態における冷却器の製造工程を示すフローチャートである。 図5の製造工程中の圧縮前の冷却管の供給ヘッダ付近を示す断面図である。 第1実施形態の第1変形例の冷却管の分解図であって、3本の冷却管を並べた状態を示す図である。 第1実施形態の第2変形例の冷却管の分解図であって、3本の冷却管を並べた状態を示す図である。 第1実施形態の第3変形例の冷却管の分解図であって、3本の冷却管を並べた状態を示す図である。 本発明の第2実施形態の突出管部同士の嵌合構造を示す図である。 本発明の第3実施形態の突出管部同士の嵌合構造を示す図である。 対比例における冷却管の突出管部同士の嵌合を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の本実施形態における積層型冷却器1の全体構成を示した図である。
この積層型冷却器1は、その内部を循環する冷媒と被冷却対象とを熱交換させることによりその被冷却対象を冷却する積層型熱交換器である。具体的には、その被冷却対象は、板状に形成された複数の電子部品4であり、積層型冷却器1は、その電子部品4をその両面から冷却する。積層型冷却器1の冷媒としては、例えばエチレングリコール系の不凍液が混入した水(すなわち、冷却水)が用いられる。
なお、図1のチューブ積層方向DRst、チューブ長手方向DRtb、および後述の図2のチューブ幅方向DRwは何れも互いに直交する方向である。図1は、11個の電子部品4が配置されている例を示している。チューブ積層方向DRstは、複数本の冷却管2が積層される方向である。チューブ長手方向DRtbは、冷却管2(或いは、冷却管2の軸線)が延びる方向である。
上記被冷却対象としての電子部品4は、具体的には、大電力を制御するパワー素子などを収容しており、扁平な直方体形状に形成されている。そして、電子部品4は、その一方の長辺側外周面から電力用電極が延び出し、その他方の長辺側外周面から制御用電極が延びだしている。
詳細には、電子部品4は、半導体スイッチ素子とダイオードとを内蔵した半導体モジュールである。そして、その半導体モジュールは、自動車の走行用電動機用の電力変換装置を構成している。電力変換装置は、直流電力を交流電力に変換して走行用電動機に出力する回路である。
図1に示すように、積層型冷却器1は、複数本(図1中12本)の冷却管2がチューブ積層方向DRstへ積層されることによって構成されている。そして、個々の冷却管2は、そのチューブ長手方向DRtbの一方側に供給ヘッダ構成部2aを有すると共に、チューブ長手方向DRtbの他方側に排出ヘッダ構成部2bを有している。そして、供給ヘッダ構成部2aと排出ヘッダ構成部2bとの間に、それらをつなぐと共に、冷媒が流れるチューブ冷媒流路2dを形成している扁平形状の熱交換チューブ2cを有している。
その供給ヘッダ構成部2aは、チューブ積層方向DRstへ積層され、それにより、チューブ冷媒流路2dへ冷媒を供給する供給ヘッダ11を構成している。すなわち、その供給ヘッダ11は、複数の供給ヘッダ構成部2aから構成され、複数の熱交換チューブ2cの一端がそれぞれ接続されている。
排出ヘッダ構成部2bは、チューブ積層方向DRstへ積層され、それにより、チューブ冷媒流路2dから排出された冷媒が流入する排出ヘッダ12を構成している。すなわち、その排出ヘッダ12は、複数の排出ヘッダ構成部2bから構成され、複数の熱交換チューブ2cの他端がそれぞれ接続されている。
熱交換チューブ2cは、その一方の扁平面(冷却面)において電子部品4の一方の主平面に接し、他方の扁平面(冷却面)において別の電子部品4の他の主平面にも接するように配置されている。
すなわち、チューブ積層方向DRstにおいて、複数の電子部品4と複数の熱交換チューブ2c(すなわち、複数本の冷却管2)とが1つずつ交互に積層配置されている。このような積層配置により、熱交換チューブ2cは、チューブ冷媒流路2dを流れる冷媒と電子部品4との熱交換によって複数の電子部品4を両面から冷却する。
次に、本実施形態の積層型冷却器1を構成する冷却管2の構造の詳細について図2等を参照して説明する。
複数本の冷却管2は、それぞれ、例えばアルミニウム合金などの高い熱伝導性をもつ金属製のプレートを積層し、これらプレートをろう付けなどの接合技術により接合して構成されている。
具体的には、図2に示すように、複数本の冷却管2は、一対の外殻プレート27a、27bと中間プレート28とから構成されている。その一対の外殻プレート27a、27bは、それぞれ、冷却管2の外殻部を成してチューブ積層方向DRstに並んで配置されている。また、中間プレート28は、その一対の外殻プレート27a、27bの間に配置されている。
言い換えれば、熱交換チューブ2cは一対の外殻プレート27a、27bと中間プレート28とから構成されている。
外殻プレート27aと中間プレート28との間は、冷媒を流通させるチューブ冷媒流路2dを構成する。外殻プレート27bと中間プレート28との間は、冷媒を流通させるチューブ冷媒流路2dを構成する。それぞれのチューブ冷媒流路2d内にはインナーフィン29が配置されている。インナーフィン29は、波形状に成形されて冷媒および電子部品4の間の熱交換を促進する。
なお、外殻プレート27a、27b、中間プレート28、および2つのインナーフィン29は、互いにろう付け接合されることにより、冷却管2を構成している。
一対の外殻プレート27a、27bは、供給ヘッダ構成部2aと排出ヘッダ構成部2b(図1参照)とを構成している。そして、中間プレート28は、熱交換チューブ2c内から供給ヘッダ構成部2a内および排出ヘッダ構成部2b内へそれぞれ延設されている。
外殻プレート27a、27bは、チューブ積層方向DRst一方側(およびチューブ積層方向DRst他方側)へ突き出るように設けられた突出管部22を、供給ヘッダ構成部2aおよび排出ヘッダ構成部2bを構成する部位に設けられている。
このことにより、図4に示すように、1本の冷却管2(すなわち、一対の外殻プレート27a、27b)には、4つの突出管部22が設けられていることになる。以下、説明の便宜上、4つの突出管部22を第1突出管部22、第2突出管部22、第3突出管部22、および第4突出管部22として、それぞれを区別する。
第1突出管部22は、冷却管2のうちチューブ長手方向DRtb一方側に設けられて、供給ヘッダ構成部2aに連通して、かつチューブ積層方向DRst一方側に突出している。
第2突出管部22は、冷却管2のうちチューブ長手方向DRtb他方側に設けられて、排出ヘッダ構成部2bに連通して、かつチューブ積層方向DRst一方側に突出している。 第3突出管部22は、冷却管2のうちチューブ長手方向DRtb一方側に設けられて、供給ヘッダ構成部2aに連通して、かつチューブ積層方向DRst他方側に突出している。 第4突出管部22は、冷却管2のうちチューブ長手方向DRtb他方側に設けられて、排出ヘッダ構成部2bに連通して、かつチューブ積層方向DRst他方側に突出している。
ここで、第1突出管部22および第2突出管部22は、それぞれ、チューブ積層方向DRst一方側へ開口している。第3突出管部22および第4突出管部22は、それぞれ、チューブ積層方向DRst他方側へ開口している。
そして、複数本の冷却管2は、突出管部22が互いに接合されることにより、複数本の冷却管2がチューブ積層方向DRstへ連結され、供給ヘッダ11及び排出ヘッダ12がそれぞれ構成されている。
また、外殻プレート27a、27bは、突出管部22の付け根部周辺、すなわち突出管部22の基部側に、所定の径方向幅をもって環状に形成されたダイアフラム部23を有している。すなわち、ダイアフラム部23は、冷却管2のうち突出管部22の基部側に形成されている。
そのダイアフラム部23は、供給ヘッダ構成部2aおよび排出ヘッダ構成部2bにおいて、そのタンク構成部2a、2bの内部にそれぞれ窪んでいる。
本実施形態のダイアフラム部23は、積層型冷却器1の組み立て時にてチューブ積層方向DRstへの押圧力により容易に変形可能に形成されている容易変形部を構成している。ダイアフラム部23は、供給ヘッダ11(或いは、排出ヘッダ12)のうちダイアフラム部23以外の部位に比べて剛性が小さくなっている。つまり、ダイアフラム部23は、突出管部22の先端側や冷却器2に比べて剛性が小さくなっている。
また、外殻プレート27a、27bの突出管部22は、インロー接続されている。
すなわち、チューブ積層方向DRstに接続されている2つの突出管部22のうち、一方の突出管部22は、インロー接続において外側に配置される段付き外側突出管部223となっており、他方の突出管部22は、その外側突出管部223の内側に挿入配置される内側突出管部222となっている。外側突出管部223の内径寸法は、内側突出管部222の外径寸法よりも大きくなっている。
そして、供給ヘッダ11および排出ヘッダ12の各々において、内側突出管部222が外側突出管部223へ嵌合されることにより、その内側突出管部222および外側突出管部223は、1つの管路形成部224(図3参照)を構成している。その管路形成部224は、各タンク11、12において冷媒をチューブ積層方向DRstへ流す円管状のタンク管路224aを形成している。
すなわち、複数本の冷却管2において隣り合う2本の冷却管のうちチューブ長手方向DRtbの一方側は、前記隣り合う2本の冷却管毎に1つの管路形成部224を介して接続されて供給ヘッダ11を構成している。
複数本の冷却管2において隣り合う2本の冷却管のうちチューブ長手方向DRtbの他方側は、前記隣り合う2本の冷却管毎に1つの管路形成部224を介して接続されて排出ヘッダ12を構成している。
図3に示すように、外側突出管部223は、その内部に内側突出管部222を受け容れる。外側突出管部223内に形成された段部は、内側突出管部222の挿入長さを規制するための規制部分として機能する。内側突出管部222の先端は段部に当接して、軸方向すなわちチューブ積層方向DRstへの内側突出管部222の挿入長さが規制される。外側突出管部223の内面と、内側突出管部222の外面との間には、その組み付け過程では挿入可能な程度の隙間があるが、両者はろう付けにより接合され、隙間は閉じられ、密封される。
接合後の突出管部22は、それらの軸方向すなわちチューブ積層方向DRstにおいて、ダイアフラム部23が塑性変形する程度の加圧力を受けても坐屈しない程度の剛性を提供する。
外殻プレート27a、27bの外側縁部には、図3に示すように、チューブ積層方向DRstに立ち上がる外周壁面274と、その外周壁面274から外側へ広がる細い幅のフランジ部275とが形成されている。フランジ部275は、並び方向と垂直な方向に広がる平面を提供している。
一対の外殻プレート27a、27bは、それぞれのフランジ部275を相対向させ、そのフランジ部275で中間プレート28の縁部を挟むようにして配置されている。そして、その一対の外殻プレート27a、27bおよび中間プレート28は、ろう付けにより接合されている。
上述のごとく、隣り合う冷却管2の突出管部22同士が嵌合されその突出管部22の側壁同士が接合されることにより、互いの供給ヘッダ構成部2a同士が連通し、互いの排出ヘッダ構成部2b同士が連通する。
ここで、中間プレート28のうち供給ヘッダ構成部2aを構成する箇所には、チューブ積層方向DRstに貫通する貫通穴281aが設けられている。中間プレート28のうち排出ヘッダ構成部2bを構成する箇所には、チューブ積層方向DRstに貫通する貫通穴281a(図示省略)が設けられている。これにより、供給ヘッダ11及び排出ヘッダ12が形成されている。
更に、本実施形態では、冷却管2における第1、第2、第3、第4突出管部22が内側突出管部222であるか、或いは外側突出管部223であるかは、複数本の冷却管2のうち何れの冷却管2によって異なる。
以下、説明の便宜上、複数本の冷却管2のうちチューブ積層方向DRstの一方側(図1中最上側)の冷却管2の符号「2X」とし、複数本の冷却管2のうちチューブ積層方向DRstの他方側(図1中最下側)の冷却管2を「2Y」とし、複数本の冷却管2のうち冷却管2X、2Yの間の複数本の冷却管(図1中の10本冷却管)の符号を「2Z」とする。
まず、図1に示すように、冷却管2Xの第1突出管部22は、内側突出管部222であり、冷却管2Xの第2突出管部22は、内側突出管部222である。冷却管2Xの第3突出管部22は、外側突出管部223であり、冷却管2Xの第4突出管部22は、内側突出管部222ある。
ここで、冷却管2Xの第1突出管部22には、冷媒導入パイプ31が嵌め込まれている。冷却管2Xの第2突出管部22には、冷媒排出パイプ32が嵌め込まれている。
冷却管2Yの第1突出管部22は内側突出管部222であり、冷却管2Xの第2突出管部22は外側突出管部223である。冷却管2Yには、第3突出管部22および第4突出管部22が設けられていなく、冷却管2Yには、第3突出管部22および第4突出管部22に相当箇所は、閉じられている。
図1および図4に示すように、冷却管2Zの第1突出管部22は内側突出管部222であり、冷却管2Xの第2突出管部22は外側突出管部223である。冷却管2Xの第3突出管部22は外側突出管部223であり、冷却管2Xの第4突出管部22はで内側突出管部222ある。
次に、本実施形態の積層型冷却器1の作動について説明する。
まず、冷媒導入パイプ31からの冷媒が冷却管2Xの突出管部22aを通して供給ヘッダ11に供給される。この供給された冷媒は、供給ヘッダ11から複数の熱交換チューブ2cのそれぞれに分配される。この分配された冷媒は、複数の熱交換チューブ2cをそれぞれ通過した後、排出ヘッダ12に回収される。この回収された冷媒は、冷却管2Xの突出管部22bを通して冷媒排出パイプ32に排出される。このように冷媒が流れることにより、複数の電子部品4は、それぞれ、複数の熱交換チューブ2cのうち対応する2本の熱交換チューブ2c内の冷媒により冷却される。
次に、本実施形態の積層型冷却器1の組み立てについて説明する。
まず、第1の工程において、複数本の冷却管2、冷媒導入パイプ31、冷媒排出パイプ32、および複数の電子部品4を別々に用意する。次に、複数本の冷却管2をチューブ積層方向DRstに積層する。
このとき、複数本の冷却管2のそれぞれのチューブ長手方向DRtbの一方側において、隣り合う2本の冷却管毎に前記隣り合う2本の冷却管のうち一方の冷却管2の第1突出管部22を他方の冷却管2の第3突出管部22に嵌め込む。
複数本の冷却管2のそれぞれのチューブ長手方向DRtbの他方側において、隣り合う2本の冷却管毎に前記隣り合う2本の冷却管2のうち一方の冷却管2の第2突出管部22を他方の冷却管2の第4突出管部22に嵌め込む。
複数本の冷却管2のうちチューブ積層方向DRst一方側の冷却管2Xの第1突出管部22を冷媒導入パイプ31に嵌め込むとともに、冷却管2Xの第2突出管部22を冷媒排出パイプ32に嵌め込む。
更に、ろう付けなどの接合技術により、複数本の冷却管2、冷媒導入パイプ31、および冷媒排出パイプ32を一体化される。例えば、複数本の冷却管2のそれぞれのチューブ長手方向DRtbの一方側において、前記隣り合う2本の冷却管毎に隣り合う2本の冷却管の突出管部22同士をろう付けなどの接合技術により接合する。このことにより、供給ヘッダ11が構成される。
複数本の冷却管2のそれぞれのチューブ長手方向DRstの他方側において、前記隣り合う2本の冷却管毎に隣り合う2本の冷却管の突出管部22同士をろう付けなどの接合技術により接合する。このことにより、排出ヘッダ12を構成される。
冷却管2Xの第1突出管部22と冷媒導入パイプ31とをろう付けなどの接
合技術により接合する。さらに、冷却管2Xの第2突出管部22と冷媒排出パイプ32とをろう付けなどの接合技術により接合する。
以上により、ダイアフラム部23が変形する前の複数本の冷却管2、冷媒導入パイプ31、および冷媒排出パイプ32が一体化される(ステップ100)。
次に、第2の工程において、積層型冷却器1の複数本の熱交換チューブ2cのうち隣り合う2本の熱交換チューブ2c毎に前記隣り合う2本の熱交換チューブ2cの間に電子部品4を配置する(ステップ110)。
次に、第3の工程において、治具等によって積層型冷却器1に対してチューブ積層方向DRstに押圧力を与える。この押圧力は、積層型冷却器1をチューブ積層方向DRstに圧縮する。具体的には、押圧力は、突出管部22を通じて外殻プレート27a、27b毎のダイアフラム部23に付与される。このため、押圧力により、外殻プレート27a、27b毎のダイアフラム部23は、供給ヘッダ構成部2aおよび排出ヘッダ構成部2bにおいて、上記特許文献1と同様、図6の状態から図3の状態に変形して、冷却管2の内側に窪む。
このとき、複数本の冷却管2のうち電子部品4を挟んで隣り合う2本の冷却管2の間の間隔が狭められる。このため、前記隣り合う2本の熱交換チューブ2cと電子部品4とが密着する(ステップ130)。以上により、積層型冷却器1の組み立てが終了する。
以上説明した本実施形態によれば、積層型冷却器1は、複数本の冷却管2と電子部品4とを備え、冷却管2と電子部品4とが交互に積層方向に並ぶように複数本の冷却管2と電子部品4とが積層されている。複数本の冷却管2のそれぞれの長手方向中央は、冷媒を流して冷媒および電子部品4の間で熱交換させる熱交換チューブ2cを構成する。複数本の冷却管2のそれぞれの長手方向一方側は、熱交換チューブ2cに冷媒を導く供給ヘッダ構成部2aを構成する。複数本の冷却管2のそれぞれの長手方向他方側は、熱交換チューブ2cから流れる冷媒を排出する排出ヘッダ構成部2bを構成する。
複数本の冷却管2のそれぞれの長手方向一方側には、供給ヘッダ構成部2aに連通し、かつ積層方向一方側に突出する第1突出管部22と、供給ヘッダ構成部2aに連通し、かつ積層方向他方側に突出する第2突出管部22とが設けられている。複数本の冷却管2のそれぞれの長手方向他方側には、供給ヘッダ構成部2aに連通し、かつ積層方向一方側に突出する第3突出管部22と、供給ヘッダ構成部2aに連通し、かつ積層方向他方側に突出する第4突出管部22とが設けられている。
複数本の冷却管2のうち被冷却対象を挟んで隣り合う2つの冷却管2のうち積層方向一方側に配置されている第1冷却管2の第1突出管部22と積層方向他方側に配置されている第2冷却管2の第3突出管部22とが嵌合されて、第1冷却管2の第2突出管部22と第2冷却管2の第4突出管部22とが嵌合されている。ここで、2つの突出管部22における嵌合とは、2つの突出管部22のうち一方の突出管部22が他方の突出管部22に嵌め込まれていることを意味する。
第1冷却管2および第2冷却管2は、それぞれ、外殻プレート27a、27bを備える。外殻プレート27aは、第1突出管部22および第3突出管部22を有する第1外殻部である。外殻プレート27bは、外殻プレート27aに対して積層方向他方側に配置されて、かつ第2突出管部22および第4突出管部22を有して、外殻プレート27aとともに、熱交換チューブ2c、供給ヘッダ構成部2a、排出ヘッダ構成部2bを構成する第2外殻部である。外殻プレート27a、27bは、同一部品である。
これにより、外殻プレート27a、27bを共通の部品として第1冷却管2および第2冷却管2(すなわち、複数本の冷却管2)を構成することができるので、部品点数を減らすことができる。これに伴い、外殻プレート27a、27bを成形する金型の数を減らすことができる。さらに、外殻プレート27a、27bを成形する工程を簡素化することができる。
本実施形態の外殻プレート27a、27bは、同一の部品である。このため、外殻プレート27aの第1突出管部22および第2突出管部22の間の寸法Wa(図4参照)と、外殻プレート27bの第3突出管部22および第4突出管部22と間の寸法Wbとが同一寸法となる。
したがって、複数本の冷却管2を積層配置する際に、チューブ積層方向DRst一方側の冷却管2の第3突出管部22および第4突出管部22の間の寸法Wbと、チューブ積層方向DRst他方側の冷却管2の第1突出管部22および第2突出管部22の間の寸法Waとが同一になる。
ここで、寸法Waは、第1突出管部22の軸線と第2突出管部22の軸線の間の距離であり、寸法Wbは、第3突出管部22の軸線と第4突出管部22の軸線との間の距離である。
したがって、チューブ積層方向DRst一方側の冷却管2の第3突出管部22、第4突出管部22と、チューブ積層方向DRst他方側の第1突出管部22、第2突出管部22とを容易に嵌合することができる。
以上により、突出管部22同士の嵌合性を向上することができる。これに伴い、積層型冷却器1の製造工程において、複数本の冷却管2を積層配置する速度を速くすることができる。
(第1〜第3変形例)
上記第1実施形態では、複数本の冷却管2の第1突出管部22および第3突出管部22のそれぞれを内側突出管部222とし、第2突出管部22および第4突出管部22のそれぞれを外側突出管部223とした例について説明したが、これに代えて、次のようにしてもよい。
以下、説明の便宜上、複数本の冷却管2のうちチューブ積層方向DRstに並ぶ3本の冷却管2のうちチューブ積層方向DRstの一方側の冷却管2(図中上側冷却管)を第1冷却管2とし、チューブ積層方向DRstの他方側の冷却管2(図中下側冷却管)を第3冷却管2とし、第1冷却管2と第3冷却管2との間に配置されている冷却管2を第2冷却管2とする。第1冷却管2、第2冷却管2、第3冷却管2は、上記第1実施形態における冷却管2Zに相当するものであるが、符号「2Z」の表記を省略する。
(第1変形例)
図7に示す第1変形例の積層型冷却器1では、複数本の冷却管2のそれぞれの第1突出管部22は、外側突出管部223である。複数本の冷却管2のそれぞれの第2突出管部22は、内側突出管部222である。
複数本の冷却管2のそれぞれの第3突出管部22は、内側突出管部222である。複数本の冷却管2のそれぞれの第4突出管部22は、外側突出管部223である。
このように構成される積層型冷却器1において、第2冷却管2の第1突出管部22は、第1冷却管2の第3突出管部22が嵌め込まれた状態で第1冷却管2の第3突出管部2に接合されている。第2冷却管2の第2突出管部22は、第1冷却管2の第4突出管部内に嵌め込まれた状態で第1冷却管2の第4突出管部22に接合されている。
第2冷却管2の第3突出管部22は、第3冷却管2の第1突出管部22内に嵌め込まれた状態で第3冷却管2の第1突出管部22に接合されている。第2冷却管2の第4突出管部22は、第3冷却管2の第2突出管部22が嵌め込まれた状態で第3冷却管2の第2突出管部22に接合されている。
以上により、第1、第2、第3冷却管2を構成する外殻プレート27a、27bが共通の部品となる。このため、部品点数を減らすことができる。
(第2変形例)
図8の第2変形例の積層型冷却器1では、第1冷却管2および第3冷却管2はそれぞれ同一に構成されている
第1冷却管2および第3冷却管2のそれぞれの第1突出管部22は、内側突出管部222である。第1冷却管2および第3冷却管2のそれぞれの第2突出管部22は、外側突出管部223である。第1冷却管2および第3冷却管2のそれぞれの第3突出管部22は、内側突出管部222である。第1冷却管2および第3冷却管2のそれぞれの第4突出管部22は、外側突出管部223である。
第2冷却管2の第1突出管部22は、外側突出管部223である。第2冷却管2の第2突出管部22は、内側突出管部222である。第3冷却管2の第3突出管部22は、外側突出管部223である。第4冷却管2の第4突出管部22は、内側突出管部222である。
このように構成される積層型冷却器1において、第2冷却管2の第1突出管部22は、第1冷却管2の第3突出管部22が嵌め込まれた状態で第1冷却管2の第3突出管部2に接合されている。第2冷却管2の第2突出管部22は、第1冷却管2の第4突出管部内に嵌め込まれた状態で第1冷却管2の第4突出管部22に接合されている。
第2冷却管2の第3突出管部22は、第3冷却管2の第1突出管部22が嵌め込まれた状態で第3冷却管2の第1突出管部22に接合されている。第2冷却管2の第4突出管部22は、第3冷却管2の第2突出管部22内に嵌め込まれた状態で第3冷却管2の第2突出管部22に接合されている。
以上により、第1、第2、第3冷却管2を構成する外殻プレート27a、27bが共通の部品となる。このため、部品点数を減らすことができる。
(第3変形例)
図9の第3変形例の積層型冷却器1では、第1冷却管2および第3冷却管2はそれぞれ同一に構成されている。
第1冷却管2および第3冷却管2のそれぞれの第1突出管部22は、外側突出管部223である。第1冷却管2および第3冷却管2のそれぞれの第2突出管部22は、内側突出管部222である。第1冷却管2および第3冷却管2のそれぞれの第3突出管部22は、外側突出管部223である。第1冷却管2および第3冷却管2のそれぞれの第4突出管部22は、内側突出管部222である。
第2冷却管2の第1突出管部22は、内側突出管部222である。第2冷却管2の第2突出管部22は、外側突出管部223である。第2冷却管2の第3突出管部22は、内側突出管部222である。第2冷却管2の第4突出管部22は、外側突出管部223である。
このように構成される積層型冷却器1において、第2冷却管2の第1突出管部22は、第1冷却管2の第3突出管部22内に嵌め込まれた状態で第1冷却管2の第3突出管部2に接合されている。
第2冷却管2の第2突出管部22は、第1冷却管2の第4突出管部が嵌め込まれた状態で第1冷却管2の第4突出管部22に接合されている。
第2冷却管2の第3突出管部22は、第3冷却管2の第1突出管部22内に嵌め込まれた状態で第3冷却管2の第1突出管部22に接合されている。第2冷却管2の第4突出管部22は、第3冷却管2の第2突出管部22が嵌め込まれた状態で第3冷却管2の第2突出管部22に接合されている。
以上により、第1、第2、第3冷却管2を構成する外殻プレート27a、27bが共通の部品となる。このため、部品点数を減らすことができる。
(第2実施形態)
本第2実施形態では、上記第1実施形態の積層型熱交換器1の内側突出管部222および外側突出管部223の嵌合構造の具体例について図10を参照して説明する。
図10に、チューブ積層方向DRst一方側の冷却管2の第3突出管部としての内側突出管部222とチューブ積層方向DRst一方側の冷却管2の第1突出管部としての外側突出管部223との間の嵌合構造を示す。
内側突出管部222の外径寸法は、外側突出管部223の内径寸法よりも小さくなっている。外側突出管部223の先端部にはフランジ部226が形成されている。
次いで、フランジ部226における外側突出管部223と内側突出管部222との間にリング状のろう線材15を配置した状態で、隣り合う一方の冷却管2の内側突出管部222を他方の冷却管2の外側突出管部223に嵌入するようにして両者が嵌合されている。
(第3実施形態)
本第3実施形態では、上記第1実施形態の積層型熱交換器1の外側突出管部223に、内側突出管部222 の挿入長さを規制するための規制用段部229を設けた例を示す。
すなわち、内側突出管部222の先端は、規制用段部229に当接して、チューブ積層方向DRstへの挿入長さが規制される。外側突出管部223は、規制用段部229よりも基端側においては、内径が内側突出管部222の外径寸法よりも小さく、規制用段部229よりも先端側においては、内径寸法が内側突出管部222の外径よりも大きく形成されている。
そして、隣り合う冷却管2を組み付ける際には、内側突出管部222の先端を規制用段部229に当接させるまで、外側突出管部223に挿入する。
(他の実施形態)
(1)上記第1〜第3実施形態では、本発明の冷却器を自動車用の積層型冷却器とした例について説明したが、これに代えて、本発明の冷却器を自動車用の積層型冷却器以外の冷却器としてもよい。
(2)上記第1〜第3実施形態では、本発明に係る被冷却対象を電子部品4とした例について説明したが、これに代えて、本発明に係る被冷却対象を電子部品4以外の被冷却対象としてもよい。
(3)上記第1〜第3実施形態では、本発明に係る被冷却対象(すなわち、被冷却対象)を電子部品4とした例について説明したが、これに代えて、本発明に係る被冷却対象に代わる被加熱対象を採用し、被加熱対象および冷媒の間の熱交換により被加熱対象を冷媒により加熱するようによい。
(4)上記第1〜第3実施形態では、本発明の冷却器を直流電力を交流電力に変換する電力変換装置に適用した例について説明したが、これに代えて、本発明の冷却器を交流電力を直流電力に変換する電力変換装置に適用してもよい。交流電力を直流電力に変換する一方、直流電力を交流電力に変換する本発明の冷却器を電力変換装置とする。或いは、電力変換装置以外の装置に本発明の冷却器を適用してもよい。
(5)上記第1〜第3実施形態では、本発明の積層型冷却器1において、複数の冷却管2のうち隣り合う2本の冷却管2の間に1つの電子部品4を配置したものとした例について説明したが、これに代えて、前記隣り合う2本の冷却管2の間にチューブ長手方向DRtbに沿って数の電子部品4を並べるようにしてもよい
(6)上記第1〜第3実施形態では、ダイアフラム部を用いて冷却管2を圧縮させる構成にした例について説明したが、これに代えて、ベローズパイプを用いて冷却管2を圧縮させる構成にしてもよい。
(7)上記第1〜第3実施形態では、扁平形状の冷却管2を用いた例について説明したが、扁平形状以外の形状の冷却管2を用いてもよい。
(8)上記第1〜第3実施形態では、冷媒としては、不凍液が混入した水を用いた例について説明したが、これに代えて、不凍液が混入した水以外の液体を冷媒として用いてもよい。
(9)なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
1 冷却器
2 冷却管
2a 供給ヘッダ構成部
2b 排出ヘッダ構成部
2c 熱交換チューブ
4 電子部品
22 突出管部
22 突出管部
27a、27b 外殻プレート

Claims (4)

  1. 複数本の冷却管(2)と被冷却対象(4)とを備え、前記冷却管と前記被冷却対象とが交互に積層方向に並ぶように前記複数本の冷却管と前記被冷却対象とが積層されている積層型熱交換器であって、
    前記複数本の冷却管のそれぞれの長手方向中央は、冷媒を流通させて前記冷媒および前記被冷却対象の間の熱交換によって前記被冷却対象を冷却させる熱交換チューブ(2c)を構成し、
    前記冷却管のそれぞれの長手方向一方側は、前記熱交換チューブに冷媒を導く冷媒導入部(2a)を構成し、
    前記冷却管のそれぞれの長手方向他方側は、前記熱交換チューブから流れる冷媒を排出する冷媒排出部(2b)を構成し、
    前記冷却管のそれぞれの前記長手方向一方側には、前記冷媒導入部に連通し、かつ前記積層方向一方側に突出する第1突出管部(22)と、前記冷媒導入部に連通し、かつ前記積層方向他方側に突出する第2突出管部(22)とが設けられており、
    前記冷却管のそれぞれの前記長手方向他方側には、前記冷媒排出部に連通し、かつ前記積層方向一方側に突出する第3突出管部(22)と、前記冷媒排出部に連通し、かつ前記積層方向他方側に突出する第4突出管部(22)とが設けられており、
    前記複数本の冷却管のうち前記被冷却対象を挟んで隣り合う2つの冷却管のうち前記積層方向一方側に配置されている第1冷却管の前記第突出管部と前記積層方向他方側に配置されている第2冷却管の前記第1突出管部とが嵌合されて、前記第1冷却管の前記第4突出管部と前記第2冷却管の前記第突出管部とが嵌合されており、
    前記第1冷却管および前記第2冷却管は、それぞれ、前記第1突出管部および前記第3突出管部を有する第1外殻部(27a)と、前記第1外殻部に対して前記積層方向他方側に配置されて、かつ前記第2突出管部および前記第4突出管部を有して、前記第1外殻部とともに、前記熱交換チューブ、前記冷媒導入部、前記冷媒排出部を構成する第2外殻部(27b)とを備え、
    前記第1外殻部および前記第2外殻部は、同一部品であり、
    前記複数本の冷却管のうち前記第2冷却管に対して前記積層方向他方側に配置されている冷却管を第3冷却管とし、
    前記第2冷却管の前記第1突出管部は、前記第1冷却管の前記第突出管部内に嵌め込まれた状態で前記第1冷却管の前記第突出管部に接合されている内側突出管部(222)であり、
    前記第2冷却管の前記第突出管部は、前記第1冷却管の前記第4突出管部が嵌め込まれた状態で前記第1冷却管の前記第4突出管部に接合されている外側突出管部(223)であり、
    前記第2冷却管の前記第突出管部は、前記第3冷却管の前記第1突出管部内に嵌め込まれた状態で前記第3冷却管の前記第1突出管部に接合されている内側突出管部(222)であり、
    前記第2冷却管の前記第4突出管部は、前記第3冷却管の前記第突出管部が嵌め込まれた状態で前記第3冷却管の前記第突出管部に接合されている外側突出管部(223)である積層型熱交換器。
  2. 複数本の冷却管(2)と被冷却対象(4)とを備え、前記冷却管と前記被冷却対象とが交互に積層方向に並ぶように前記複数本の冷却管と前記被冷却対象とが積層されている積層型熱交換器であって、
    前記複数本の冷却管のそれぞれの長手方向中央は、冷媒を流通させて前記冷媒および前記被冷却対象の間の熱交換によって前記被冷却対象を冷却させる熱交換チューブ(2c)を構成し、
    前記冷却管のそれぞれの長手方向一方側は、前記熱交換チューブに冷媒を導く冷媒導入部(2a)を構成し、
    前記冷却管のそれぞれの長手方向他方側は、前記熱交換チューブから流れる冷媒を排出する冷媒排出部(2b)を構成し、
    前記冷却管のそれぞれの前記長手方向一方側には、前記冷媒導入部に連通し、かつ前記積層方向一方側に突出する第1突出管部(22)と、前記冷媒導入部に連通し、かつ前記積層方向他方側に突出する第2突出管部(22)とが設けられており、
    前記冷却管のそれぞれの前記長手方向他方側には、前記冷媒排出部に連通し、かつ前記積層方向一方側に突出する第3突出管部(22)と、前記冷媒排出部に連通し、かつ前記積層方向他方側に突出する第4突出管部(22)とが設けられており、
    前記複数本の冷却管のうち前記被冷却対象を挟んで隣り合う2つの冷却管のうち前記積層方向一方側に配置されている第1冷却管の前記第突出管部と前記積層方向他方側に配置されている第2冷却管の前記第1突出管部とが嵌合されて、前記第1冷却管の前記第4突出管部と前記第2冷却管の前記第突出管部とが嵌合されており、
    前記第1冷却管および前記第2冷却管は、それぞれ、前記第1突出管部および前記第3突出管部を有する第1外殻部(27a)と、前記第1外殻部に対して前記積層方向他方側に配置されて、かつ前記第2突出管部および前記第4突出管部を有して、前記第1外殻部とともに、前記熱交換チューブ、前記冷媒導入部、前記冷媒排出部を構成する第2外殻部(27b)とを備え、
    前記第1外殻部および前記第2外殻部は、同一部品であり、
    前記複数本の冷却管のうち前記第2冷却管に対して前記積層方向他方側に配置されている冷却管を第3冷却管とし、
    前記第2冷却管の前記第1突出管部は、前記第1冷却管の前記第突出管部内に嵌め込まれた状態で前記第1冷却管の前記第突出管部に接合されている内側突出管部(222)であり、
    前記第2冷却管の前記第突出管部は、前記第冷却管の前記第突出管部が嵌め込まれた状態で前記第冷却管の前記第突出管部に接合されている外側突出管部(223)であり、
    前記第2冷却管の前記第3突出管部は、前記第冷却管の前記第突出管部が嵌め込まれた状態で前記第冷却管の前記第突出管部に接合されている外側側突出管部(223)であり、
    前記第2冷却管の前記第4突出管部は、前記第3冷却管の前記第突出管部内に嵌め込まれた状態で前記第3冷却管の前記第突出管部に接合されている内側突出管部(222)である積層型熱交換器。
  3. 複数本の冷却管(2)と被冷却対象(4)とを備え、前記冷却管と前記被冷却対象とが交互に積層方向に並ぶように前記複数本の冷却管と前記被冷却対象とが積層されている積層型熱交換器であって、
    前記複数本の冷却管のそれぞれの長手方向中央は、冷媒を流通させて前記冷媒および前記被冷却対象の間の熱交換によって前記被冷却対象を冷却させる熱交換チューブ(2c)を構成し、
    前記冷却管のそれぞれの長手方向一方側は、前記熱交換チューブに冷媒を導く冷媒導入部(2a)を構成し、
    前記冷却管のそれぞれの長手方向他方側は、前記熱交換チューブから流れる冷媒を排出する冷媒排出部(2b)を構成し、
    前記冷却管のそれぞれの前記長手方向一方側には、前記冷媒導入部に連通し、かつ前記積層方向一方側に突出する第1突出管部(22)と、前記冷媒導入部に連通し、かつ前記積層方向他方側に突出する第2突出管部(22)とが設けられており、
    前記冷却管のそれぞれの前記長手方向他方側には、前記冷媒排出部に連通し、かつ前記積層方向一方側に突出する第3突出管部(22)と、前記冷媒排出部に連通し、かつ前記積層方向他方側に突出する第4突出管部(22)とが設けられており、
    前記複数本の冷却管のうち前記被冷却対象を挟んで隣り合う2つの冷却管のうち前記積層方向一方側に配置されている第1冷却管の前記第突出管部と前記積層方向他方側に配置されている第2冷却管の前記第1突出管部とが嵌合されて、前記第1冷却管の前記第4突出管部と前記第2冷却管の前記第突出管部とが嵌合されており、
    前記第1冷却管および前記第2冷却管は、それぞれ、前記第1突出管部および前記第3突出管部を有する第1外殻部(27a)と、前記第1外殻部に対して前記積層方向他方側に配置されて、かつ前記第2突出管部および前記第4突出管部を有して、前記第1外殻部とともに、前記熱交換チューブ、前記冷媒導入部、前記冷媒排出部を構成する第2外殻部(27b)とを備え、
    前記第1外殻部および前記第2外殻部は、同一部品であり、
    前記複数本の冷却管のうち前記第2冷却管に対して前記積層方向他方側に配置されている冷却管を第3冷却管とし、
    前記第2冷却管の前記第1突出管部は、前記第1冷却管の前記第突出管部が嵌め込まれた状態で前記第1冷却管の前記第突出管部に接合されている外側突出管部(223)であり、
    前記第2冷却管の前記第2突出管部は、前記第冷却管の前記第突出管部内に嵌め込まれた状態で前記第冷却管の前記第突出管部に接合されている内側突出管部(222)であり、
    前記第2冷却管の前記第3突出管部は、前記第冷却管の前記第突出管部内に嵌め込まれた状態で前記第冷却管の前記第突出管部に接合されている内側突出管部(222)であり、
    前記第2冷却管の前記第4突出管部は、前記第3冷却管の前記第突出管部が嵌め込まれた状態で前記第3冷却管の前記第突出管部に接合されている外側突出管部(223)である積層型熱交換器。
  4. 複数本の冷却管(2)と被冷却対象(4)とを備え、前記冷却管と前記被冷却対象とが交互に積層方向に並ぶように前記複数本の冷却管と前記被冷却対象とが積層されている積層型熱交換器であって、
    前記複数本の冷却管のそれぞれの長手方向中央は、冷媒を流通させて前記冷媒および前記被冷却対象の間の熱交換によって前記被冷却対象を冷却させる熱交換チューブ(2c)を構成し、
    前記冷却管のそれぞれの長手方向一方側は、前記熱交換チューブに冷媒を導く冷媒導入部(2a)を構成し、
    前記冷却管のそれぞれの長手方向他方側は、前記熱交換チューブから流れる冷媒を排出する冷媒排出部(2b)を構成し、
    前記冷却管のそれぞれの前記長手方向一方側には、前記冷媒導入部に連通し、かつ前記積層方向一方側に突出する第1突出管部(22)と、前記冷媒導入部に連通し、かつ前記積層方向他方側に突出する第2突出管部(22)とが設けられており、
    前記冷却管のそれぞれの前記長手方向他方側には、前記冷媒排出部に連通し、かつ前記積層方向一方側に突出する第3突出管部(22)と、前記冷媒排出部に連通し、かつ前記積層方向他方側に突出する第4突出管部(22)とが設けられており、
    前記複数本の冷却管のうち前記被冷却対象を挟んで隣り合う2つの冷却管のうち前記積層方向一方側に配置されている第1冷却管の前記第突出管部と前記積層方向他方側に配置されている第2冷却管の前記第1突出管部とが嵌合されて、前記第1冷却管の前記第4突出管部と前記第2冷却管の前記第突出管部とが嵌合されており、
    前記第1冷却管および前記第2冷却管は、それぞれ、前記第1突出管部および前記第3突出管部を有する第1外殻部(27a)と、前記第1外殻部に対して前記積層方向他方側に配置されて、かつ前記第2突出管部および前記第4突出管部を有して、前記第1外殻部とともに、前記熱交換チューブ、前記冷媒導入部、前記冷媒排出部を構成する第2外殻部(27b)とを備え、
    前記第1外殻部および前記第2外殻部は、同一部品であり、
    前記複数本の冷却管のうち前記第2冷却管に対して前記積層方向他方側に配置されている冷却管を第3冷却管とし、
    前記第2冷却管の前記第1突出管部は、前記第1冷却管の前記第突出管部が嵌め込まれた状態で前記第1冷却管の前記第突出管部に接合されている外側突出管部(223)であり、
    前記第2冷却管の前記第3突出管部は、前記第冷却管の前記第突出管部内に嵌め込まれた状態で前記第1冷却管の前記第4突出管部に接合されている内側突出管部(222)であり、
    前記第2冷却管の前記第突出管部は、前記第3冷却管の前記第突出管部が嵌め込まれた状態で前記第冷却管の前記第突出管部に接合されている外側突出管部(223)であり、
    前記第2冷却管の前記第4突出管部は、前記第3冷却管の前記第突出管部内に嵌め込まれた状態で前記第3冷却管の前記第突出管部に接合されている内側突出管部(222)である積層型熱交換器。
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