JP6331870B2 - 積層式冷却器 - Google Patents

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本発明は、積層式冷却器に関するものである。
従来では、積層式冷却器では、所定方向に積層されている複数本の冷却管を備え、複数本の冷却管に流れる冷媒によって、複数の発熱体をそれぞれ冷却するものがある(例えば、特許文献1参照)。
複数本の冷却管は、それぞれの長手方向中央部が熱交換チューブを構成している。複数本の冷却管のそれぞれの長手方向一方側には、並び方向一方側および他方向に突出する突出管が設けられている。複数本の冷却管のそれぞれの長手方向一方側は、複数本の冷却管のうち隣り合う2本の冷却管同士の突出管を接続することにより、それぞれの熱交換チューブに冷媒を分配する供給タンクを構成している。
複数本の冷却管のそれぞれの長手方向他方側には、並び方向一方側および他方向に突出する突出管が設けられている。複数本の冷却管のそれぞれの長手方向他方側は、複数本の冷却管のうち隣り合う2本の冷却管同士の突出管を接続することにより、それぞれの熱交換チューブから冷媒を回収する排出タンクを構成している。
複数本の冷却管のうち並び方向一方側の冷却管には、供給パイプと排出パイプとが接続されている。複数本の冷却管のうち隣り合う2本の熱交換チューブの間において供給タンクおよび排出タンクの間のスペースには、発熱体が配置されている。
このように構成されている積層式冷却器では、供給パイプから供給タンクに冷媒がされると、供給タンクから冷媒が複数本の熱交換チューブのそれぞれに分流される。この分流された分流された冷媒は複数本の熱交換チューブから排出タンクに回収されて、この回収された冷媒は、排出パイプに排出される。複数の発熱体は、それぞれ、前記隣り合う2本の熱交換チューブ内の冷媒によって冷却される。
特開2006−5014号公報
上記積層式冷却器では、上述の如く、複数本の冷却管のうち隣り合う2本の熱交換チューブ毎に前記隣り合う2本の熱交換チューブの間で、かつ第1、第2突出管部の間のスペースに発熱体が配置されている。このため、大きな発熱体を当該スペースに入れられるようにする需要と、積層式冷却器を組み付ける際に当該スペースに対して容易に発熱体を挿入できるようにする需要とがある。
例えば、供給タンクおよび排出タンクの間の間隔を広くすれば、上記スペースを広げることができる。しかし、供給パイプの中心線と供給タンクの中心線とが一致し、かつ排出パイプの中心線と排出タンクの中心線とが一致する積層式冷却器であっては、供給タンクおよび排出タンクの間の間隔を広くすることに伴って、供給パイプおよび排出パイプの間の間隔も広げることが必要になる。
しかし、供給パイプおよび排出パイプの間の距離を広げることができない場合には、供給タンクおよび排出タンクの間の間隔を広げることができないため、上記スペースを広げることができない。すなわち、供給パイプおよび排出パイプの間の距離に制約されて、上記スペースを広げることができない。
本発明は上記点に鑑みて、パイプの位置に関係なく、発熱体を収納するスペースを広げるようにした積層式冷却器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、所定方向に並べられて、それぞれの長手方向中央が冷媒を流通させる熱交換チューブを構成する複数本の冷却管を備え、
複数本の冷却管のそれぞれの長手方向一方側は、隣り合う2本の冷却管同士が接続されて、それぞれの熱交換チューブに冷媒を分配する供給タンクを構成し、
複数本の冷却管のそれぞれの長手方向他方側は、隣り合う2本の冷却管同士が接続されて、それぞれの熱交換チューブから冷媒を回収する排出タンクを構成し、
複数本の冷却管のうち冷却管の並び方向の一方側或いは他方側に位置する端側冷却管には、供給タンクおよび排出タンクのうちいずれか一方のタンクに連通するパイプが接続され、
パイプは、端側冷却管から突出するように形成されており、
それぞれの熱交換チューブのうち隣り合う2本の熱交換チューブの間には、発熱体が配置されており、
発熱体を隣り合う2本の熱交換チューブ内の冷媒によって冷却する積層式冷却器であって、
冷却管の並び方向の一方側或いは他方側に位置する端側冷却管の冷媒流路とパイプの冷媒流路との間の接続部の中心に比べて、一方のタンクの冷媒流路の中心線の方が冷却管の長手方向中央から離れる方向に位置するようにパイプおよび一方のタンクが構成されており、
冷却管の並び方向の一方側或いは他方側に位置する端側冷却管(2)の冷媒流路とパイプの冷媒流路との間の接続部が、一方のタンクの冷媒流路内に配置されるようにパイプおよび一方のタンクが構成されており、
一方のタンクにおいて複数本の冷却管のうち隣り合う2つの冷却管を接続する部位を冷却管接続部としたとき、
冷却管接続部の内径の方が、パイプのうち端側冷却管から突出した部位の内径よりも大きくなっていることを特徴とする。

請求項1に記載の発明によれば、接続部の中心に比べて一方のタンクの冷媒流路の中心線の方が冷却管の長手方向中央から離れる方向に位置する。このため、パイプの位置に関係なく、複数本の冷却管のうち隣り合う2本の熱交換チューブの間において、発熱体を収納するスペースを、広げることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における積層式冷却器の全体構成を示す断面図である。 図1中のII-II断面図である。 図1の供給タンク付近を示す断面図である。 図1において、中間プレートとそれに取り付けられるインナーフィンとを表した図である。 図1の積層式冷却器の部分拡大図である。 比較例である積層式冷却器の部分拡大図である。 図1の積層式冷却器の冷媒流れを示す図である。 比較例の積層式冷却器の冷媒流れを示す図である。 比較例の積層式冷却器の冷媒流れを示す図である。 本発明の第2実施形態における積層式冷却器をチューブ並び方向DRstの一方側から視た図である。 本発明の第3実施形態における積層式冷却器をチューブ並び方向DRstの一方側から視た図である。 本発明の第4実施形態における積層式冷却器をチューブ並び方向DRstの一方側から視た図である。 本発明の第5実施形態における積層式冷却器をチューブ並び方向DRstの一方側から視た図である。 本発明の第6実施形態における積層式冷却器をチューブ並び方向DRstの一方側から視た図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の本実施形態における積層式冷却器1の全体構成を示した図である。図1は積層式冷却器1をチューブ並び方向DRstの一方側から視た図である。
この積層式冷却器1は、その内部を循環する冷媒と熱交換対象とを熱交換させることによりその熱交換対象を冷却する積層型熱交換器である。具体的には、その熱交換対象すなわち被冷却対象は、板状に形成された複数の電子部品4であり、積層式冷却器1は、その電子部品4をその両面から冷却する。積層式冷却器1の冷媒としては、例えばエチレングリコール系の不凍液が混入した水すなわち冷却水が用いられる。なお、図1のチューブ並び方向DRst、チューブ長手方向DRtb、および後述の図2、図4のチューブ短手方向DRwは何れも互いに直交する方向である。
上記被冷却対象としての電子部品4は、具体的には、大電力を制御するパワー素子などを収容しており、扁平な直方体形状に形成されている。そして、電子部品4は、その一方の長辺側外周面から電力用電極が延び出し、その他方の長辺側外周面から制御用電極が延びだしている。詳細には、電子部品4は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体素子とダイオードとを内蔵した半導体モジュールである。そして、その半導体モジュールは、自動車の走行用電動機用の電力変換装置を構成している。電力変換装置は、直流電力を交流電力に変換して走行用電動機に出力する回路である。
図1に示すように、積層式冷却器1は、複数本の冷却管2がチューブ並び方向DRstへ積層されることによって構成されている。そして、個々の冷却管2は、そのチューブ長手方向DRtbの一端部分に供給タンク構成部2aを有すると共に、チューブ長手方向DRtbの他端部分に排出タンク構成部2bを有している。そして、供給タンク構成部2aと排出タンク構成部2bとの間に、それらをつなぐと共に、冷媒が流れるチューブ冷媒流路2dを形成している扁平形状の熱交換チューブ2cを有している。
その供給タンク構成部2aは、チューブ並び方向DRstへ積層され、それにより、チューブ冷媒流路2dへ冷媒を供給する供給タンク11を構成している。すなわち、その供給タンク11は、複数の供給タンク構成部2aから構成され、複数の熱交換チューブ2cの一端がそれぞれ接続されている。
排出タンク構成部2bは、チューブ並び方向DRstへ積層され、それにより、チューブ冷媒流路2dから排出された冷媒が流入する排出タンク12を構成している。すなわち、その排出タンク12は、複数の排出タンク構成部2bから構成され、複数の熱交換チューブ2cの他端がそれぞれ接続されている。
熱交換チューブ2cは、冷却管2のうちチューブ長手方向DRtbの中央を構成するものである。熱交換チューブ2cは、その一方の扁平面(冷却面)において電子部品4の一方の主平面に接し、他方の扁平面(冷却面)において別の電子部品4の他の主平面にも接するように配置されている。
すなわち、チューブ並び方向DRstにおいて、複数の電子部品4と複数の熱交換チューブ2cとが交互に積層配置されている。そして、その複数の電子部品4と複数の熱交換チューブ2cとを積層配置した組み立て体におけるチューブ並び方向DRstの両端には更に熱交換チューブ2cが配置されている。このような積層配置により、熱交換チューブ2cは、チューブ冷媒流路2dを流れる冷媒に電子部品4へ放熱させ、複数の電子部品4を両面から冷却する。
本実施形態の複数本の冷却管2のうちチューブ並び方向DRstの一方側の冷却管2(端側の冷却管2)には、供給パイプ30a、および排出パイプ30bが接続されている。
本実施形態の供給パイプ30aは、その冷媒流路において、軸心(中心線)に直交する断面が円形になるように形成されている。供給パイプ30aは、その中心線S1が供給タンク11の中心線S2に平行になっている。供給タンク11の中心線S2の方が供給パイプ30aの中心線S1に比べてチューブ長手方向DRtbの中央から離れる方向に位置するように、供給タンク11および供給パイプ30aが構成されている。このため、冷媒入口24aの中心Saに比べて、供給タンク11の冷媒流路の中心線S2の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置するように、供給パイプ30aおよび供給タンク11が構成されている。
ここで、図2に示すように、供給パイプ30aの内周31aは、供給タンク11の内周11aの内側に配置されている。供給パイプ30aの内周31aは、供給タンク11の内周11aのうちチューブ長手方向DRtbの中央側に位置する。供給パイプ30aの内周31aは、供給パイプ30aの冷媒流路の外周を示している。供給タンク11の内周11aは、供給タンク11(具体的には、管路形成部224)の冷媒流路の外周を示している。
本実施形態の排出パイプ30bは、その冷媒流路において、軸心(中心線)に直交する断面が円形になるように形成されている。排出パイプ30bは、その中心線S3が排出タンク12の中心線S4に平行になっている。排出タンク12の中心線S4の方が、排出パイプ30bの中心線S3に比べて、チューブ長手方向DRtbの中央から離れる方向に位置するように、排出タンク12および排出パイプ30bが構成されている。このため、冷媒出口24bの中心Sbに比べて、排出タンク12の冷媒流路の中心線S4の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置するように、排出タンク12および排出パイプ30bが構成されている。
ここで、図2に示すように、排出パイプ30bの内周31bは、排出タンク12の内周12aの内側に配置されている。排出パイプ30bの内周31bは、排出タンク12の内周12aのうちチューブ長手方向DRtbの中央側に位置する。排出パイプ30bの内周31bは、排出パイプ30bの冷媒流路の外周を示している。排出タンク12の内周12aは、排出タンク12(具体的には、管路形成部224)の冷媒流路の外周を示している。
図3は、積層式冷却器1の供給タンク11付近を示す断面図である。冷却管2は、例えばアルミニウム合金などの高い熱伝導性をもつ金属板製のプレートを積層し、これらプレートをろう付けなどの接合技術により接合して構成されている。具体的には、図3および図4に示すように、冷却管2は、一対の外殻プレート27と中間プレート28とから構成されている。その一対の外殻プレート27は、冷却管2の外殻を成しチューブ並び方向DRstに並んで配置されている。また、中間プレート28は、その一対の外殻プレート27の間に配置されている。
言い換えれば、熱交換チューブ2cは一対の外殻プレート27と中間プレート28とから構成され、一対の外殻プレート27は供給タンク構成部2aと排出タンク構成部2bとにまでそれぞれ延設されている。そして、中間プレート28は、熱交換チューブ2c内から供給タンク構成部2a内および排出タンク構成部2b内へそれぞれ延設されている。
外殻プレート27は、チューブ並び方向DRstへ突き出るように設けられた突出管部22を、供給タンク構成部2aおよび排出タンク構成部2bを構成する部位に有している。その突出管部22は、チューブ並び方向DRstへ開口している。そして、複数本の冷却管2の突出管部22が互いに接合されることにより、複数本の冷却管2がチューブ並び方向DRstへ連結され、供給タンク11及び排出タンク12がそれぞれ構成される。
また、外殻プレート27は、突出管部22の付け根部周辺すなわち突出管部22の基部周辺に、所定の径方向幅をもって環状に形成されたダイヤフラム部23を有している。そのダイヤフラム部23は、供給タンク構成部2aおよび排出タンク構成部2bにおいて、そのタンク構成部2a、2bの内部へ向けてチューブ並び方向DRstに窪んでいる。
本実施形態の各ダイヤフラム部23は、積層式冷却器1の組み立て時にてチューブ並び方向DRstへの押圧力により容易に変形可能に形成されている容易変形部を構成している。各ダイヤフラム部23は、供給タンク11(或いは、排出タンク12)のうち各ダイヤフラム部23以外の部位に比べて剛性が小さくなっている。
また、外殻プレート27の突出管部22は、インロー接続される。すなわち、チューブ並び方向DRstに接続されている2つの突出管部22のうち、一方の突出管部22は、インロー接続において外側に配置される段付き大径突出管部223となっており、他方の突出管部22は、その大径突出管部223の内側に挿入配置される小径突出管部222となっている。従って、冷却管2を構成する一対の外殻プレート27の一方は、突出管部22としての大径突出管部223を有し、一対の外殻プレート27の他方は、突出管部22としての小径突出管部222を有している。
そして、供給タンク11および排出タンク12の各々において、小径突出管部222が大径突出管部223へ嵌合されることにより、その小径突出管部222および大径突出管部223は、1つの管路形成部224を構成している。その管路形成部224は、各タンク11、12において冷媒をチューブ並び方向DRstへ流す円管状のタンク管路224aを形成している。つまり、隣り合う冷却管2の突出管部22同士が嵌合されその突出管部22の側壁同士が接合されることにより、互いの供給タンク構成部2a同士が連通し、互いの排出タンク構成部2b同士が連通する。
すなわち、複数本の冷却管2において隣り合う2本の冷却管のうちチューブ長手方向DRtbの一方側は、前記隣り合う2本の冷却管毎に1つの管路形成部224を介して接続されて供給タンク11を構成している。複数本の冷却管2において隣り合う2本の冷却管のうちチューブ長手方向DRtbの他方側は、前記隣り合う2本の冷却管毎に1つの管路形成部224を介して接続されて排出タンク12を構成している。
図3に示すように、大径突出管部223は、その内部に小径突出管部222を受け容れる。大径突出管部223内に形成された段部は、小径突出管部222の挿入長さを規制するための規制部分として機能する。小径突出管部222の先端は段部に当接して、軸方向すなわちチューブ並び方向DRstへの小径突出管部222の挿入長さが規制される。大径突出管部223の内面と、小径突出管部222の外面との間には、その組み付け過程では挿入可能な程度の隙間があるが、両者はろう付けにより接合され、隙間は閉じられ、密封される。
接合後の突出管部22は、それらの軸方向すなわちチューブ並び方向DRstにおいて、ダイヤフラム部23が塑性変形する程度の加圧力を受けても坐屈しない程度の剛性を提供する。
外殻プレート27の外側縁部には、図3に示すように、チューブ並び方向DRstに立ち上がる外周壁面274と、その外周壁面274から外側へ広がる細い幅のフランジ部275とが形成されている。フランジ部275は、並び方向と垂直な方向に広がる平面を提供している。
一対の外殻プレート27は、それぞれのフランジ部275を相対向させ、そのフランジ部275で中間プレート28の縁部を挟むようにして配置されている。そして、その一対の外殻プレート27および中間プレート28は、ろう付けにより接合されている。
ここで、複数本の冷却管2のうちチューブ並び方向DRstの一方側に設けられた端部用の冷却管2には、冷媒入口24a、および冷媒出口24bが形成されている。冷媒入口24a、および冷媒出口24bは、それぞれ、チューブ並び方向DRstの一方側に開口されている。冷媒入口24aは、複数本の冷却管2のうちチューブ並び方向DRstの一方側の冷却管2および供給パイプ30aの間の接続部を構成している。冷媒出口24bは、複数本の冷却管2のうちチューブ並び方向DRstの一方側の冷却管2および排出パイプ30bの間の接続部を構成している。図1に示すように、積層式冷却器1のうちチューブ並び方向DRstの他方側に設けられた端部用の外殻プレート27(図2参照)は、突出管部22を有していなく、閉鎖されている。
また、熱交換チューブ2cの斜視図である図4に示すように、冷却管2は、熱交換チューブ2cを構成する部位に、中間プレート28を挟んでチューブ並び方向DRstに積層されて一対を成すインナーフィン29を有している。そのインナーフィン29は、中間プレート28と外殻プレート27との間に配置されており、波形状に成形され冷媒の熱交換を促進する。言い換えれば、熱交換チューブ2cにおいて中間プレート28と外殻プレート27との間にはチューブ冷媒流路2dが形成されており、インナーフィン29はそのチューブ冷媒流路2d内に配設されている。そして、外殻プレート27、中間プレート28、及びインナーフィン29は、互いにろう付け接合されることにより、冷却管2を構成している。
次に、本実施形態の積層式冷却器1の作動について説明する。
まず、供給パイプ30aから冷媒が冷媒入口24aを通して供給タンク11に導入される。この供給タンク11から冷媒が複数の熱交換チューブ2cのそれぞれに分配される。この分配された冷媒は、複数の熱交換チューブ2cをそれぞれ通過した後、排出タンク12に回収される。この回収された冷媒は、冷媒出口24bから排出パイプ30bに排出される。このように冷媒が流れることにより、複数の電子部品4は、それぞれ、複数の熱交換チューブ2cのうち対応する2本の熱交換チューブ2c内の冷媒により冷却される。
次に、本実施形態の積層式冷却器1の組み立てについて説明する。
まず、第1の工程において、ダイヤフラム部23が変形する前の積層式冷却器1、および複数の電子部品4を別々に用意する。
次に、第2の工程において、積層式冷却器1の複数の熱交換チューブ2cのうち隣り合う2本の熱交換チューブ2cの間に電子部品4を前記隣り合う2本の熱交換チューブ2c毎に配置する。
次に、第3の工程において、積層式冷却器1に対してチューブ並び方向DRstに押圧力を加える。この押圧力は、積層式冷却器1をチューブ並び方向DRstに圧縮する。具体的には、押圧力は、上記特許文献1と同様に、突出管部22を通じてダイヤフラム部23に加えられると、図3に示すごとく、ダイヤフラム部23が冷却管2の内側に向かって変形する。
すなわち、押圧力により、外殻プレート27毎のダイヤフラム部23は、供給タンク構成部2aおよび排出タンク構成部2bにおいて、そのタンク構成部2a、2bの内部へ向けてチューブ並び方向DRstに窪む。このとき、複数本の冷却管2のうち隣り合う2本の冷却管2(すなわち、隣り合う2本の熱交換チューブ2c)の間の間隔が狭められる。つまり、ダイヤフラム部23が変形することにより、前記隣り合う2本の熱交換チューブ2cの間の間隔が狭められる。このため、前記隣り合う2本の熱交換チューブ2cと電子部品4とが密着して、電子部品4が前記隣り合う2本の熱交換チューブ2cによって挟持されている状態となる。以上により、積層式冷却器1の組み立てが終了する。
以上説明した本実施形態によれば、積層式冷却器1は、チューブ並び方向DRstに並べられている複数本の冷却管2を備える。複数本の冷却管2のうち長手方向一方側は、前記隣り合う2本の冷却管2の突出管部22同士が接続されて、それぞれの熱交換チューブ2cに冷媒を分配する供給タンク11を構成する。複数本の冷却管2のうち長手方向他方側は、前記隣り合う2本の冷却管2の突出管部22同士が接続されて、それぞれの熱交換チューブ2cから冷媒を回収する排出タンク12を構成する。複数本の冷却管2のうち冷却管2のチューブ並び方向DRstの一方側の冷却管2には、供給タンク11に連通する供給パイプ30aと排出タンク12に連通する排出パイプ30bとが接続されている。複数本の熱交換チューブ2cのうち隣り合う2本の熱交換チューブ2cの間には、電子部品4が前記隣り合う2本の熱交換チューブ2c毎に配置されている。電子部品4は前記隣り合う2本の熱交換チューブ2c内の冷媒によって冷却される。冷媒入口24aの中心Saに比べて、供給タンク11の冷媒流路の中心線S2の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置するように供給パイプ30aおよび供給タンク11が構成されている。冷媒出口24bの中心Sbに比べて、排出タンク12の冷媒流路の中心線S4の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置するように、排出パイプ30bおよび排出タンク12が構成されている。冷媒入口24aは、複数本の冷却管2のうちチューブ並び方向DRstの一方側の冷却管2と供給パイプ30aとの間の接続部である。冷媒出口24bは、複数本の冷却管2のうちチューブ並び方向DRstの一方側の冷却管2と排出パイプ30bとの間の接続部である。
したがって、冷媒入口24aの中心Saに比べて、供給タンク11の冷媒流路の中心線S2の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置する。冷媒出口24bのうち中心Sbに比べて、排出タンク12の冷媒流路の中心線S4の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置する。このため、図5の従来の積層式冷却器1Aに比べて、電子部品4を収納するスペースを広げることができる(図6参照)。
図5は、供給パイプ30aの中心線S1と供給タンク11の中心線S2とが重なる従来の積層式冷却器1Aの一部を示している。図6は、本実施形態の供給パイプ30aの中心線S1および供給タンク11の中心線S2の間の寸法dNに対応して、電子部品4を収納するスペースをチューブ長手方向DRtbに広げる具体例を示している。
以上により、供給パイプ30aおよび排出パイプ30bの間の距離を維持したまま、供給タンク11、排出タンク12、および2本の熱交換チューブ2cの間において、電子部品4を収納するスペースを、広げることができる。
本実施形態では、供給パイプ30aの内周31aは、供給タンク11(具体的には、突出管部22)の内周11aの内側に配置されている。このため、供給パイプ30aの軸線方向から視て、冷媒入口24aは、供給タンク11の冷媒流路内に配置されている。したがって、供給パイプ30aおよび供給タンク11の間の冷媒流れRの抵抗は、図8の従来技術の場合に比べて大きくなるものの、図9の比較例の場合に比べて、小さくすることができる。すなわち、供給パイプ30aおよび供給タンク11の間の冷媒流れRの抵抗の増大を抑えることができる。
同様に、排出パイプ30bの内周31bは、排出タンク12(具体的には、突出管部22)の内周12aの内側に配置されている。このため、排出パイプ30bの軸線方向から視て、冷媒出口24bは、排出タンク12の冷媒流路内に配置されている。したがって、排出パイプ30bおよび排出タンク12の間の冷媒流れRの抵抗の増大を抑えることができる。
なお、図7は、本実施形態の積層式冷却器1Aにおける冷媒流れRを示している。図8は、供給パイプ30aの中心線S1と供給タンク11の中心線S2とが重なる従来の積層式冷却器1Aにおいて冷媒流れRを示している。図9は、供給パイプ30aが供給タンク11の内周11aからオフセットした積層式冷却器1Bにおいて冷媒流れRを示している。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、供給パイプ30aの内周31aを供給タンク11の内周11aのうちチューブ長手方向DRtbの中央側に配置した例について説明したが、これに代えて、本第2実施形態では、図10に示すように、供給パイプ30a、および排出パイプ30bを構成してもよい。
本実施形態では、冷媒入口24aの中心Saに比べて供給タンク11の冷媒流路の中心線S2の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置し、かつ供給パイプ30aの内周31aが供給タンク11の内周11aのうちチューブ短手方向DRwの一方側(図10中上側)に位置するように供給パイプ30aおよび供給パイプ30aが構成されている。
本実施形態では、冷媒出口24bの中心Sbに比べて排出タンク12の冷媒流路の中心線S4の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置し、かつ排出パイプ30bの内周31bが排出タンク12の内周12aのうちチューブ長手方向DRtbの一方側(図10中上側)に位置するように排出タンク12および排出パイプ30bが構成されている。
図10は、図2に相当するもので、供給パイプ30aの内周31aが供給タンク11の内周11aのうちチューブ短手方向DRwの一方側に位置し、排出パイプ30bの内周31bが排出タンク12の内周12aのうちチューブ長手方向DRtbの一方側に位置する具体例を示す。図10において、図1と同一の符号は、同一のものを示している。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、供給パイプ30aや供給タンク11の冷媒流路の断面形状を円形にした例について説明したが、これに代えて、第3実施形態では、供給パイプ30aや供給タンク11の冷媒流路の断面形状を楕円形にした例について説明する。
図11は、本発明の第3実施形態における積層式冷却器の断面図であって、図2に相当している。
本実施形態では、上記第1実施形態と同様、冷媒入口24aの中心Saに比べて、供給タンク11の冷媒流路の中心線S2の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置し、かつ冷媒出口24bの中心Sbに比べて、排出タンク12の冷媒流路の中心線S4の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置するように、供給パイプ30a、排出パイプ30b、供給タンク11および排出タンク12が構成されている。
特に、本実施形態では、供給パイプ30aの内周31aは、軸線方向から視て楕円形になっている。供給タンク11の内周11aは、軸線方向から視て楕円形になっている。同様に、排出パイプ30bの内周31bは、および排出タンク12の内周12aは、それぞれ、軸線方向から視て楕円形になっている。
なお、上記第3実施形態では、供給パイプ30aや供給タンク11の冷媒流路の断面形状を楕円形にした例について説明したが、これに限らず、供給パイプ30aや供給タンク11の冷媒流路の断面形状を楕円形以外の形状(例えば、三角形、四角形)にしてもよい。排出パイプ30bや排出タンク12の冷媒流路の断面形状においても同様である。
(第4実施形態)
上記第1〜3の実施形態では、複数本の冷却管2のうちチューブ並び方向DRstの一方側の冷却管2に供給パイプ30aおよび排出パイプ30bを接続した積層式冷却器1について説明したが、これに代えて、本第4実施形態では、次のように、積層式冷却器1において供給パイプ30aおよび排出パイプ30bを配置する。
図12は、本発明の第4実施形態における積層式冷却器1の断面図であって、図1に相当している。図12において、図1と同一符号は、同一のものを示している。
本実施形態における積層式冷却器1では、複数本の冷却管2のうちチューブ並び方向DRstの一方側の冷却管2に供給パイプ30aが接続され、複数本の冷却管2のうちチューブ並び方向DRstの他方側の冷却管2に排出パイプ30bが接続されている。
以上説明した本実施形態によれば、冷媒入口24aの中心Saに比べて、供給タンク11の冷媒流路の中心線S2の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置する。冷媒出口24bのうち中心Sbに比べて、排出タンク12の冷媒流路の中心線S4の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置する。このため、上記第1実施形態と同様、電子部品4を収納するスペースを広げることができる。
(第5実施形態)
上記第1〜第4の実施形態では、冷媒入口24aの中心Saに比べて供給タンク11の冷媒流路の中心線S2が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置し、かつ冷媒出口24bの中心Sbに比べて排出タンク12の冷媒流路の中心線S4の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置する例について説明したが、これに代えて、次のようにしてもよい。
本実施形態では、図13に示すように、冷媒入口24aの中心Saに比べて供給タンク11の冷媒流路の中心線S2の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置し、かつ冷媒出口24bの中心Sbと排出タンク12の冷媒流路の中心線S4とが重なるように、供給パイプ30a、排出パイプ30b、供給タンク11および排出タンク12が構成されている。
図13は、本発明の第5実施形態における積層式冷却器1の断面図であって、図1に相当している。図13において、図1と同一符号は、同一のものを示している。
(第6実施形態)
上記第1〜第5の実施形態では、供給パイプ30aの内周31aを供給タンク11の内周11aの内側に配置したが、これに代えて、本第6実施形態では、供給タンク11の内周11aが供給パイプ30aの内周31aの内側に配置される例について説明する。
図14は、本発明の第5実施形態における積層式冷却器1の断面図であって、図1に相当している。図13において、図1と同一符号は、同一のものを示している。
本実施形態では、供給タンク11の中心線S2の方が供給パイプ30aの中心線S1に比べてチューブ長手方向DRtbの中央から離れる方向に位置し、かつ供給タンク11の内周11aが供給パイプ30aの内周31aの内側に配置されるように供給タンク11および供給パイプ30aが構成されている。
さらに、排出タンク12の中心線S4の方が排出パイプ30bの中心線S3に比べて、チューブ長手方向DRtbの中央から離れる方向に位置し、かつ排出タンク12の内周12aが排出パイプ30bの内周31bの内側に配置されるように排出パイプ30bおよび排出タンク12が構成されている。
以上説明した本実施形態によれば、冷媒入口24aの中心Saに比べて供給タンク11の冷媒流路の中心線S2の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置し、かつ冷媒出口24bの中心Sbに比べて排出タンク12の冷媒流路の中心線S4の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置するように、供給パイプ30a、排出パイプ30b、供給タンク11、および排出タンク12が構成されている。このため、上記第1実施形態と同様、供給タンク11、排出タンク12、および隣り合う2本の熱交換チューブ2cの間において、電子部品4を収納するスペースを供給パイプ30aや排出パイプ30bの位置に関係なく、広げることができる。
本実施形態では、供給タンク11の内周11aは、供給パイプ30aの内周31aの内側に配置されている。よって、供給パイプ30aの軸線方向から視て、冷媒入口24a内に、供給タンク11の冷媒流路が配置されている。このため、供給パイプ30aおよび供給タンク11の間の冷媒流れRの抵抗の増大を抑えることができる。
本実施形態では、排出タンク12の内周12aは、排出パイプ30bの内周31bの内側に配置されている。よって、排出パイプ30bの軸線方向から視て、冷媒出口24b内に、排出タンク12の冷媒流路が配置されている。このため、排出パイプ30bおよび排出タンク12の間の冷媒流れRの抵抗の増大を抑えることができる。
(他の実施形態)
上記第5実施形態では、冷媒入口24aの中心Saに比べて、供給タンク11の冷媒流路の中心線S2の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置し、かつ冷媒出口24bの中心Sbと排出タンク12の冷媒流路の中心線S4とが重なるようした例について説明したが、これに代えて、次のようにしてもよい。
すなわち、冷媒入口24aの中心Saと供給タンク11の冷媒流路の中心線S2とが重なり、かつ冷媒出口24bの中心Sbに比べて排出タンク12の冷媒流路の中心線S4の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置するように、供給パイプ30a、排出パイプ30b、供給タンク11、および排出タンク12が構成されている。
さらに、上記第4実施形態においても、上記第5実施形態と同様に、冷媒入口24aの中心Saに比べて供給タンク11の冷媒流路の中心線S2の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置し、かつ冷媒出口24bの中心Sbと排出タンク12の冷媒流路の中心線S4とが重なるように、供給パイプ30a、排出パイプ30b、供給タンク11、および排出タンク12を構成してもよい。
或いは、上記第4実施形態においても、冷媒入口24aの中心Saと供給タンク11の冷媒流路の中心線S2とが重なり、かつ冷媒出口24bの中心Sbに比べて排出タンク12の冷媒流路の中心線S4の方が冷却管2の長手方向中央から離れる方向に位置するように、供給パイプ30a、排出パイプ30b、供給タンク11、および排出タンク12を構成してもよい。
上記第1〜第6の実施形態では、本発明の冷却器を自動車用の積層型冷却器とした例について説明したが、これに代えて、本発明の冷却器を自動車用の積層型冷却器以外の冷却器としてもよい。
上記第1〜第6の実施形態では、本発明に係る被冷却対象を電子部品4とした例について説明したが、これに代えて、本発明に係る被冷却対象を電子部品4以外の発熱体としてもよい。
上記第1〜第6の実施形態では、直流電力を交流電力に変換する電力変換装置に本発明の冷却器を適用した例について説明したが、これに代えて、交流電力を直流電力に変換する電力変換装置に本発明の冷却器を適用してもよい。或いは、電力変換装置以外の装置に本発明の冷却器を適用してもよい。
上記第1〜第6の実施形態では、複数本の冷却管2のうち2本の冷却管2の間を管路形成部224を介して接続した例について説明したが、これに代えて、複数本の冷却管2のうち2本の冷却管2の間を蛇腹状に形成されているベローズパイプを挟んで接続してもよい。この場合、ベローズパイプを圧縮することにより、複数本の熱交換チューブ2cのうち隣り合う2本の熱交換チューブ2cの間の間隔が狭められる。このため、前記隣り合う2本の熱交換チューブ2cと電子部品4とが密着することができる。
上記第1〜第6の実施形態では、本発明の冷却器を、複数の冷却管2を圧縮して熱交換チューブ2cと電子部品4とを密着した積層式冷却器1とした例について説明したが、これに限らず、複数の冷却管2を圧縮しない構造を有し、かつ熱交換チューブ2c内の冷媒で電子部品4を冷却する冷却器を本発明の冷却器としてもよい。
上記第1〜第6の実施形態では、供給パイプ30aの中心線S1と供給タンク11の中心線S2とが平行になるようにした例について説明したが、これに代えて、供給パイプ30aの中心線S1と供給タンク11の中心線S2とが平行にならないようにしてもよい。さらに、排出パイプ30bの中心線S3と排出タンク12の中心線S4とが平行になる場合に限らず、排出パイプ30bの中心線S3と排出タンク12の中心線S4と平行にならないようにしてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
1 積層式冷却器
2 冷却管
2c 熱交換チューブ
4 電子部品(発熱体)
11 供給タンク
12 排出タンク
30a 供給パイプ(パイプ)
30b 排出パイプ(パイプ)
24a 冷媒入口(接続部)
24b 冷媒出口(接続部)

Claims (5)

  1. 所定方向に並べられて、それぞれの長手方向中央が冷媒を流通させる熱交換チューブ(2c)を構成する複数本の冷却管(2)を備え、
    前記複数本の冷却管のそれぞれの長手方向一方側は、前記隣り合う2本の冷却管同士が接続されて、前記それぞれの熱交換チューブに冷媒を分配する供給タンク(11)を構成し、
    前記複数本の冷却管のそれぞれの長手方向他方側は、前記隣り合う2本の冷却管同士が接続されて、前記それぞれの熱交換チューブから冷媒を回収する排出タンク(12)を構成し、
    前記複数本の冷却管のうち前記冷却管の並び方向の一方側或いは他方側に位置する端側冷却管(2)には、前記供給タンクおよび前記排出タンクのうちいずれか一方のタンクに連通するパイプ(30a、30b)が接続され、
    前記パイプは、前記端側冷却管から突出するように形成されており、
    前記それぞれの熱交換チューブのうち隣り合う2本の熱交換チューブの間には、発熱体(4)が配置されており、
    前記発熱体を前記隣り合う2本の熱交換チューブ内の冷媒によって冷却する積層式冷却器であって、
    前記冷却管の並び方向の一方側或いは他方側に位置する前記端側冷却管(2)の冷媒流路と前記パイプの冷媒流路との間の接続部(24a、24b)の中心(Sa、Sb)に比べて、前記一方のタンクの冷媒流路の中心線(S2、S4)の方が前記冷却管の長手方向中央から離れる方向に位置するように前記パイプおよび前記一方のタンクが構成されており、
    前記冷却管の並び方向の一方側或いは他方側に位置する前記端側冷却管(2)の冷媒流路と前記パイプの冷媒流路との間の接続部が、前記一方のタンクの冷媒流路内に配置されるように前記パイプおよび前記一方のタンクが構成されており、
    前記一方のタンクにおいて前記複数本の冷却管のうち隣り合う2つの冷却管を接続する部位を冷却管接続部としたとき、
    前記冷却管接続部の内径の方が、前記パイプのうち前記端側冷却管から突出した部位の内径よりも大きくなっていることを特徴とする積層式冷却器。
  2. 前記冷却管の並び方向の一方側或いは他方側に位置する前記端側冷却管(2)には、前記供給タンクに連通する前記パイプとしての第1パイプ(30a)と前記排出タンクに連通する前記パイプとしての第2パイプ(30b)とがそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1に記載の積層式冷却器。
  3. 前記冷却管の並び方向の一方側に位置する前記端側冷却管には、前記供給タンクに連通する前記パイプとしての第1パイプ(30a)が接続されており、
    前記冷却管の並び方向の他方側に位置する前記端側冷却管には、前記排出タンクに連通する前記パイプとしての第2パイプ(30b)が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の積層式冷却器。
  4. 前記第1パイプの冷媒流路および前記端側冷却管の冷媒流路の間の接続部(24a)の中心(Sa)に比べて、前記供給タンクの冷媒流路の中心線(S2)の方が前記冷却管の長手方向中央から離れる方向に位置するように前記第1パイプおよび前記供給タンクが構成されており、
    前記第2パイプの冷媒流路および前記端側冷却管の冷媒流路の間の接続部(24b)の中心(Sb)に比べて、前記排出タンクの冷媒流路の中心線(S4)の方が前記冷却管の長手方向中央から離れる方向に位置するように、前記第2パイプおよび前記排出タンクが構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の積層式冷却器。
  5. 前記第1、第2のパイプのうちいずれか一方のパイプの冷媒流路および前記端側冷却管の冷媒流路の間の接続部(24a、24b)の中心(Sa、Sb)に比べて、前記供給タンクおよび前記排出タンクのうち前記一方のパイプに連通する一方のタンクの冷媒流路の中心線(S2、S4)の方が前記冷却管の長手方向中央から離れる方向に位置するように前記一方のパイプおよび前記一方のタンクが構成されており、
    前記第1、第2のパイプのうち他方のパイプの冷媒流路および前記端側冷却管の冷媒流路の間の接続部(24a、24b)の中心(Sa、Sb)と、前記供給タンクおよび前記排出タンクのうち前記他方のパイプに連通する他方のタンクの冷媒流路の中心線(S2、S4)とが重なるように前記他方のパイプおよび前記他方のタンクが構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の積層式冷却器。
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