JP6350336B2 - 冷却器 - Google Patents

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本発明は、発熱体を両面から冷却する複数の冷却管が積層された冷却器に関するものである。
従来、この種の冷却器として、例えば特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された冷却器は複数の冷却管を有し、半導体モジュールまたは電子部品である冷却対象と冷却管とが積層方向へと交互に積層されて構成されている。そして、その冷却対象を挟持する冷却管同士の相互間隔は全て同一というものではなく、異なる大きさのものを含んでいる。
また、特許文献1の冷却器は、冷却管同士の相互間隔を調整する連結管を有しており、その連結管は、冷却管から積層方向へ突き出た突出管部に対して積層方向に拝み合わせとなるように接合されている。また、特許文献1の図示からすると、連結管の管壁の厚みは、突出管部の管壁の厚みと同じである。
特開2014−187118号公報
特許文献1の冷却器は、積層方向への厚みが相互に異なる複数種類の冷却対象を冷却する。例えば、これらの複数種類の冷却対象の何れでも発熱量が同じというわけはなく、その複数種類の冷却対象が、低発熱体と、その低発熱体よりも発熱量が大きい高発熱体とを含んでいる場合が想定される。そのような場合、冷却器には、低発熱体だけを冷却する冷却管と、低発熱体と高発熱体との両方を冷却する冷却管と、高発熱体だけを冷却する冷却管とが混在する。そして、冷却器の冷却性能を改善するという観点からすれば、低発熱体だけを冷却する冷却管へ流れる冷却媒体流量よりも、それ以外の冷却管へ流れる冷却媒体流量を相対的に増やし、低発熱体よりも高発熱体を重点的に冷却するようにすることが望ましいと考えられる。
また、冷却管の突出管部に接合された連結管は、冷却対象の自重等の影響により曲げ荷重を受け易いので、その連結管の剛性不足が懸念される。
本発明は上記点に鑑みて、冷却管同士の間に介装される連結管を設けることで冷却器の冷却性能を改善することを目的とする。さらに、その連結管の剛性不足を回避することも目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、複数の発熱体(14)を挟持すると共に積層方向(DRst)へ積層され互いに連結された複数の冷却管(12)の中を流れる冷却媒体と発熱体とを熱交換させることでその発熱体を冷却する冷却器であって、
積層方向に交差する積層交差方向(DRtb)において複数の発熱体のうちの第1の発熱体(141)を挟んで配置されると共に積層方向へ突き出た筒状の一対の第1突出管部(21a、23a)を有し、複数の冷却管に含まれる第1冷却管(126)と、
一対の第1突出管部に対し対向するように突き出た筒状の一対の第2突出管部(21b、23b)を有し、複数の冷却管に含まれ、第1の発熱体を第1冷却管との間に挟持する第2冷却管(127)と、
一対の第1突出管部のうちの一方の第1突出管部(21a)と一対の第2突出管部のうち一方の第1突出管部に対向する一方の第2突出管部(21b)との間に介装されその一方の第1突出管部とその一方の第2突出管部とを連通させる一方側連結管(36)と、
一対の第1突出管部のうちの他方の第1突出管部(23a)と一対の第2突出管部のうち他方の第1突出管部に対向する他方の第2突出管部(23b)との間に介装されその他方の第1突出管部とその他方の第2突出管部とを連通させる他方側連結管(38)とを備え、
一方側連結管のうちの筒状部分(361)は一方の第1突出管部のうちの筒状部分(211a)および一方の第2突出管部のうちの筒状部分(211b)と比較して肉厚に形成され、且つ、他方側連結管のうちの筒状部分(381)は他方の第1突出管部のうちの筒状部分(231a)および他方の第2突出管部のうちの筒状部分(231b)と比較して肉厚に形成されていることを特徴とする。
上述の請求項1に記載の発明によれば、一方側連結管のうちの筒状部分は一方の第1突出管部のうちの筒状部分および一方の第2突出管部のうちの筒状部分と比較して肉厚に形成され、且つ、他方側連結管のうちの筒状部分は他方の第1突出管部のうちの筒状部分および他方の第2突出管部のうちの筒状部分と比較して肉厚に形成されているので、第1冷却管と第2冷却管との間に介装される一方側連結管および他方側連結管の剛性不足を回避することが可能である。さらに、連結管を肉厚化することにより連結管に流れる流量を制御できるため、冷却管内に流れる流量の制御、冷却性能を調整できる。
また、請求項3に記載の発明では、積層方向において第2冷却管を挟んで第1冷却管とは反対側に配置され、複数の冷却管に含まれ、複数の発熱体のうち第1の発熱体よりも発熱量が大きい第2の発熱体(142)を第2冷却管との間に挟持する第3冷却管(128)と、
複数の冷却管から成る冷却管群(121)に対し積層方向における一方に設けられ、冷却管群の外部から流入する冷却媒体をその冷却管群へ流す流入部(31)とを備え、
第1冷却管は、第2冷却管に対し、冷却媒体の流れにおいて流入部から遠い後段側に配置されていることを特徴とする。
上述の請求項3に記載の発明によれば、第1の発熱体は第1冷却管と第2冷却管との間に挟持され、その第1の発熱体よりも発熱量が大きい第2の発熱体は第2冷却管と第3冷却管との間に挟持され、第1冷却管は第2冷却管に対し後段側に配置されると共に一方側連結管および他方側連結管がその第1冷却管と第2冷却管との間に介装されているので、第1の発熱体を冷却する第1冷却管よりも、第1の発熱体に加え第2の発熱体を冷却する第2冷却管へ、流入部からの冷却媒体をより多く流すことが可能である。その結果、第1の発熱体よりも高発熱である第2の発熱体を重点的に冷却し、冷却器の冷却性能を改善することが可能である。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載の具体的内容との対応関係を示す一例である。
第1実施形態における冷却器10の全体構成を示した図である。 図1におけるII部分を断面図示した断面図である。 第1実施形態と対比される比較例において図1のII部分を断面図示した断面図であって、第1実施形態の図2に相当する図である。 第2実施形態において図1のII部分を断面図示した断面図であって、第1実施形態の図2に相当する図である。 第1実施形態の変形例における冷却器10の全体構成を示した図であって、第1実施形態の図1に相当する図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態における冷却器10の全体構成を示した図である。図1に示す冷却器10は、複数の熱交換チューブとしての冷却管12が積層されて成る熱交換器である。詳細に言えば、冷却器10は積層型冷却器であり、図1に示すように、複数の冷却管12と冷却媒体導入パイプ31と冷却媒体排出パイプ32と入口側連結管36と出口側連結管38とを備えている。そして、その複数の冷却管12は互いに連結されており、複数の発熱体14を挟持すると共に一方向である管積層方向DRstへ積層されている。
この構成により、図1の冷却器10は、複数の冷却管12の中を流れる冷却媒体と発熱体14とを熱交換させることで、被冷却体である発熱体14を冷却する。冷却器10の冷却媒体としては、例えばエチレングリコール系の不凍液すなわち冷却水が用いられる。
具体的に、冷却管12に挟持される複数の発熱体14は、管積層方向DRstに或る程度の厚みを有するように形成された電気部品であり、通電されることにより発熱する。また、冷却器10の冷却対象としての複数の発熱体14には、管積層方向DRstの厚みが互いに異なる複数種類の発熱体141、142が含まれる。例えば、第1の発熱体141と、第1の発熱体141よりも管積層方向DRstの厚みが小さい第2の発熱体142とが含まれる。そのため、冷却器10の中で複数の発熱体14を挟持した部分において複数の冷却管12のうちの互いに隣接する冷却管同士の相互間隔ΔTB1、ΔTB2は、複数の異なる大きさを含んでいる。
第1の発熱体141および第2の発熱体142は、例えば自動車用の電力変換器を構成している。第1の発熱体141は、リアクトルおよびコンデンサ等の電子部品を含んで構成されている。また、第2の発熱体142は、半導体素子等を内蔵したパワーカード(略してPCという)と呼ばれる半導体モジュールである。このような構成のため、第2の発熱体142は、単位時間当たりの発熱量が第1の発熱体141よりも大きい高発熱体であり、第1の発熱体141は低発熱体である。すなわち本実施形態では、複数の発熱体14のうち単位時間当たりの発熱量が小さいものほど、管積層方向DRstにおける発熱体14の厚みが大きくなっている。
冷却器10は、特許文献1の積層型冷却器と同様に、図1に示す発熱体14をその発熱体14の両面から冷却する。すなわち、各発熱体14の両面にはそれぞれ冷却管12が接触して配置されており、各冷却管12は、その冷却管12に接触する発熱体14を冷却する。なお、図1では、見易い図示とするために、発熱体14に点ハッチングを付し発熱体14の外形を二点鎖線で表示している。
図1に示すように、複数の冷却管12は冷却管群121を成している。その複数の冷却管12は、発熱体14を挟んで発熱体14と交互に、冷却管12の積層方向である管積層方向DRstへ積層されている。そして、個々の冷却管12は、例えば特開2006−5014号公報の積層型冷却器が有する冷却管と同様の構造となっている。
すなわち、冷却管12は全体として扁平形状を成し、図2の断面図に示すように、冷却管12の一方側の外形を構成する第1管外形部材123と、冷却管12の他方側の外形を構成する第2管外形部材124と、それらの部材123、124の間に介装される中間プレート部材125とを有している。そして、冷却管12は、それらの3つの部材123、124、125が管積層方向DRstに積層されると共に相互にロウ付けされることで構成されている。図2は、図1におけるII部分を断面図示した断面図である。
そして、第1管外形部材123および第2管外形部材124は、第1管外形部材123と第2管外形部材124とが接合されることでその内側に空間が生じるように形成されており、冷却管12では、互いに接合された第1管外形部材123および第2管外形部材124の内側の空間に冷却媒体が流れる。また、中間プレート部材125は冷却管12の全体にわたって第1管外形部材123と第2管外形部材124との間に介装されているので、冷却管12内における冷却媒体の流れは、第1管外形部材123と中間プレート部材125との間と、第2管外形部材124と中間プレート部材125との間との両方に形成されるが、その両方の冷却媒体流れは互いに同様の流れとなる。
冷却管12は上記のように3つの部材123、124、125から構成されるが、機能的に見ると図1に示すように、冷却管12は、冷却媒体が流入する入口部20と、冷却媒体が流出する出口部22と、入口部20と出口部22との間に設けられた中間部24とを有している。
その冷却管12の入口部20は、管積層方向DRstに交差する積層交差方向である冷却管12の長手方向すなわち管長手方向DRtbにおいて、冷却管12の中で一方側に配置されている。また、冷却管12の出口部22は、管長手方向DRtbにおいて冷却管12の中で他方側に配置されている。また、冷却管12の中間部24は扁平形状を成し、管長手方向DRtbにおいて入口部20と出口部22との間に設けられ、その入口部20と出口部22とをつないでいる。なお、管積層方向DRstおよび管長手方向DRtbは、図1に示すように、正確には互いに直交する方向である。
冷却管12の入口部20は管積層方向DRstへ積層され、それにより、中間部24内へ冷却媒体を流す入口ヘッダ部29を構成している。従って、入口ヘッダ部29には複数の中間部24の一端がそれぞれ連結されている。詳細には、入口ヘッダ部29は、複数の入口部20の他に入口側連結管36を含んで構成されている。
詳細には図1および図2に示すように、冷却管12は各々、管積層方向DRstに隣り合う冷却管12の入口部20同士を相互に接続するための2つの入口突出管部21を入口部20の一部として有している。この2つの入口突出管部21は円筒形状を成し、その入口突出管部21の軸方向が管積層方向DRstになるように配置されている。そして、2つの入口突出管部21は、入口部20において管積層方向DRstの両側へそれぞれ突き出るように成形されている。
そして、隣り合う冷却管12の入口突出管部21同士が直列的に接続されることで、その隣り合う冷却管12の入口部20同士は相互に連通し、1つの入口ヘッダ部29が構成される。具体的には、隣り合う冷却管12の互いに対向して開口する入口突出管部21同士は、入口側連結管36の配置箇所を除き、その入口突出管部21同士のうちの一方が他方へ管積層方向DRstに挿入された上でロウ付けされることにより一体的に接合されている。また、入口部20内に位置する中間プレート部材125の部位には入口部貫通孔125aが形成されている。2つの入口突出管部21の各々および入口部貫通孔125aは互いに同軸になるように配置されている。
また、図1に示すように、管積層方向DRstにおける入口ヘッダ部29の一端には冷却媒体導入パイプ31が接続されている。そして、その入口ヘッダ部29の一端には、冷却管群121の外部から冷却媒体が冷却媒体導入パイプ31を介して矢印FWinのように流入する。すなわち、冷却媒体導入パイプ31は、冷却管群121に対し管積層方向DRstにおける一方に設けられ、冷却管群121の外部から流入する冷却媒体をその冷却管群121へ流す流入部となっている。従って、冷却媒体は冷却媒体導入パイプ31を介して各冷却管12の入口部20へ流入する。
また、冷却媒体導入パイプ31は、このように管積層方向DRstにおける入口ヘッダ部29の一端にだけ接続されるので、入口ヘッダ部29の他端には入口突出管部21が設けられていない。従って、冷却管群121のうち冷却媒体導入パイプ31および冷却媒体排出パイプ32から管積層方向DRstに沿って最も離れた最後段の冷却管12は、他の冷却管12とは異なり入口突出管部21を1つしか有しておらず、その入口突出管部21は最後段の冷却管12にて管積層方向DRstにおける冷却媒体導入パイプ31側に突き出ている。
冷却管12の出口部22は、上述した入口部20と対称的に構成されている。すなわち、出口部22は、管積層方向DRstへ積層され、それにより、中間部24内からへ排出された冷却媒体が流入する出口ヘッダ部30を構成している。従って、出口ヘッダ部30には、複数の中間部24の入口部20側とは逆側の他端がそれぞれ連結されている。詳細には、出口ヘッダ部30は、複数の出口部22の他に出口側連結管38を含んで構成されている。なお、図2は入口ヘッダ部29の一部を示す図であるが、出口ヘッダ部30は入口ヘッダ部29と同様の構造を有しているので、図2には、出口ヘッダ部30の構成要素の符号が入口ヘッダ部29の構成要素の符号の後に併記されている。
詳細には図1に示すように、冷却管12は各々、管積層方向DRstに隣り合う冷却管12の出口部22同士を相互に接続するための2つの出口突出管部23を出口部22の一部として有している。この2つの出口突出管部23は円筒形状を成し、その出口突出管部23の軸方向が管積層方向DRstになるように配置されている。そして、2つの出口突出管部23は、出口部22において管積層方向DRstの両側へそれぞれ突き出るように成形されている。冷却管12の各々において、出口突出管部23および入口突出管部21は、管長手方向DRtbに発熱体14を挟んで一対を成すように対称配置されている。
そして、隣り合う冷却管12の出口突出管部23同士が直列的に接続されることで、その隣り合う冷却管12の出口部22同士は相互に連通し、1つの出口ヘッダ部30が構成される。具体的には、隣り合う冷却管12の互いに対向して開口する出口突出管部23同士は、出口側連結管38の配置箇所を除き、その出口突出管部23同士のうちの一方が他方へ管積層方向DRstに挿入された上でロウ付けされることにより一体的に接合されている。また、出口部22内に位置する中間プレート部材125の部位には出口部貫通孔125bが形成されている。2つの出口突出管部23の各々および出口部貫通孔125bは互いに同軸になるように配置されている。
また、図1に示すように、管積層方向DRstにおける出口ヘッダ部30の一端には冷却媒体排出パイプ32が接続されている。そして、冷却媒体が冷却管群121から冷却媒体排出パイプ32を介して矢印FWoutのように流出する。すなわち、冷却媒体排出パイプ32は、冷却管群121に対し管積層方向DRstにおける一方に設けられ、冷却管群121から流出する冷却媒体を冷却管群121の外部へと流す流出部となっている。従って、冷却媒体は各冷却管12の出口部22から冷却媒体排出パイプ32を介して冷却器10の外部へと流出する。
また、冷却媒体排出パイプ32は、このように管積層方向DRstにおける出口ヘッダ部30の一端にだけ接続されるので、出口ヘッダ部30の他端には出口突出管部23が設けられていない。従って、上記最後段の冷却管12は、他の冷却管12とは異なり出口突出管部23を1つしか有しておらず、その出口突出管部23は最後段の冷却管12にて管積層方向DRstにおける冷却媒体導入パイプ31側に突き出ている。
図1に示すように、冷却管12の中間部24は、管積層方向DRstを扁平形状の厚み方向として配置されている。中間部24は、管積層方向DRstにおける一方の扁平面241において発熱体14の一方の主平面に接し、他方の扁平面242において別の発熱体14の他方の主平面にも接している。すなわち、管積層方向DRstにおいて、複数の発熱体14と複数の中間部24とが交互に積層配置されている。中間部24の扁平面241、242は発熱体14に対し直接接触していてもよいが、本実施形態では、発熱体14表面にグリスが塗布されており、そのグリスを介して発熱体14に接触している。
このような積層配置により、中間部24は、中間部24内を流れる冷却媒体に発熱体14の熱を吸熱させ、複数の発熱体14を両面から冷却する。言い換えれば、中間部24の一方および他方の扁平面241、242はそれぞれ、発熱体14を冷却する冷却面として機能する。また、複数の中間部24は、その複数の中間部24の相互間に配置された発熱体14を挟持している。
図1の冷却器10では、冷却器10が冷却する複数の発熱体14のうち第1の発熱体141は冷却媒体導入パイプ31および冷却媒体排出パイプ32から管積層方向DRstに沿って最も離れて(言い換えれば、最も遠くに)配置されている。すなわち、第2の発熱体142は何れも管積層方向DRstにおいて、第1の発熱体141と冷却媒体導入パイプ31および冷却媒体排出パイプ32との間に配置されている。
従って、第1の発熱体141は、上記最後段の冷却管12である第1冷却管126と、その第1冷却管126に対して管積層方向DRstの冷却媒体導入パイプ31側に隣接する冷却管12である第2冷却管127との間に挟持されている。
なお、本実施形態では、管積層方向DRstにおいて第2冷却管127を挟んで第1冷却管126とは反対側に配置された冷却管12、すなわち第2冷却管127に対し冷却媒体導入パイプ31側に隣接する冷却管12を第3冷却管128と呼ぶものとする。この第3冷却管128は、第2の発熱体142を第2冷却管127との間に挟持している。
また、第1冷却管126の入口突出管部21は管長手方向DRtbにおいて第1の発熱体141に対する一方に配置されているので、その第1冷却管126の入口突出管部21を一方の第1突出管部21aと呼ぶものとする。また、第1冷却管126の出口突出管部23は管長手方向DRtbにおいて第1の発熱体141に対する他方に配置されているので、その第1冷却管126の出口突出管部23を他方の第1突出管部23aと呼ぶものとする。これと同様に、第2冷却管127の2つの入口突出管部21のうち上記一方の第1突出管部21aに対し対向するように突き出た入口突出管部21を一方の第2突出管部21bと呼び、第2冷却管127の2つの出口突出管部23のうち上記他方の第1突出管部23aに対し対向するように突き出た出口突出管部23を他方の第2突出管部23bと呼ぶものとする。
入口側連結管36および出口側連結管38は円筒形状を成し、それぞれの連結管36、38の軸方向が管積層方向DRstになるように配置されている。入口側連結管36および出口側連結管38は何れも、隣接する冷却管12同士の間隔を拡大するための部材である。すなわち、管積層方向DRstにおける第1の発熱体141の厚みが第2の発熱体142の厚みよりも大きいので、入口側連結管36および出口側連結管38は、第1冷却管126と第2冷却管127との間に配置される。
そして、図1に示すように、管積層方向DRstにおける第1の発熱体141の厚みが複数の発熱体14全部の中で最も厚いので、入口側連結管36および出口側連結管38は、複数の発熱体14を挟持した部分において第1冷却管126と第2冷却管127との相互間隔ΔTB1が複数の冷却管12のうちの互いに隣接する冷却管12同士の相互間隔ΔTB1、ΔTB2の中で最も大きくなるように設けられている。その冷却管12同士の相互間隔ΔTB1、ΔTB2とは、具体的には、発熱体14を挟持する冷却管12の中間部24同士の相互間隔である。
ここで、第1冷却管126の一方の扁平面241および第2冷却管127の他方の扁平面242はそれぞれ、第1の発熱体141に対して当接する当接面になっており、第2冷却管127の一方の扁平面241および第3冷却管128の他方の扁平面242はそれぞれ、第2の発熱体142に対して当接する当接面になっている。すなわち、これら扁平面241、242に着目して表現すれば、入口側連結管36および出口側連結管38は、第1冷却管126の一方の扁平面241と第2冷却管127の他方の扁平面242との間隔である相互間隔ΔTB1が、第2冷却管127の一方の扁平面241と第3冷却管128の他方の扁平面242との間隔である相互間隔ΔTB2よりも広くなるように設けられている。
具体的には図1および図2に示すように、入口側連結管36は、第1冷却管126が有する一方の第1突出管部21aと第2冷却管127が有する一方の第2突出管部21bとの間に介装された一方側連結管である。そして、入口側連結管36は、その一方の第1突出管部21aと一方の第2突出管部21bとを連通させる。
また、出口側連結管38は、第1冷却管126が有する他方の第1突出管部23aと第2冷却管127が有する他方の第2突出管部23bとの間に介装された他方側連結管である。そして、出口側連結管38は、その他方の第1突出管部23aと他方の第2突出管部23bとを連通させる。
各連結管36、38に対する第1および第2冷却管126、127の連結構造は、図2に示すようになっている。すなわち、一方の第1突出管部21aと入口側連結管36との連結部分、一方の第2突出管部21bと入口側連結管36との連結部分、他方の第1突出管部23aと出口側連結管38との連結部分、および、他方の第2突出管部23bと出口側連結管38との連結部分の何れでも、その連結部分にて互いに連結される一方が他方へ管積層方向DRstに挿入されている。
詳細に言えば、一方の第1突出管部21aは入口側連結管36へ管積層方向DRstに挿入された上でロウ付けされ、入口側連結管36は一方の第2突出管部21bへ管積層方向DRstに挿入された上でロウ付けされている。これらのロウ付けにより、一方の第1突出管部21a、一方の第2突出管部21b、および入口側連結管36は一体的に接合されている。
これと同様に、他方の第1突出管部23aは出口側連結管38へ管積層方向DRstに挿入された上でロウ付けされ、出口側連結管38は他方の第2突出管部23bへ管積層方向DRstに挿入された上でロウ付けされている。これらのロウ付けにより、他方の第1突出管部23a、他方の第2突出管部23b、および出口側連結管38は一体的に接合されている。
また、図2に示すように、各連結管36、38の構成材の材厚t1、t2は何れも、第1管外形部材123の材厚t3および第2管外形部材124の材厚t4と比較して厚くなっている。従って、入口側連結管36のうちの筒状部分361は、一方の第1突出管部21aのうちの筒状部分211aおよび一方の第2突出管部21bのうちの筒状部分211bの何れと比較しても肉厚に形成されている。同様に、出口側連結管38のうちの筒状部分381は、他方の第1突出管部23aのうちの筒状部分231aおよび他方の第2突出管部23bのうちの筒状部分231bの何れと比較しても肉厚に形成されている。例えば本実施形態では、各連結管36、38の構成材の材厚t1、t2は互いに同じであり、第1管外形部材123の材厚t3と第2管外形部材124の材厚t4とは互いに同じである。
また、図2において冷却媒体が流れる流路について見ると、入口側連結管36の中で最も小さい管内径φBは、第3冷却管128からの冷却媒体を入口側連結管36へ流すように第2冷却管127内に形成された流路201の最小径φAよりも小さくなっている。例えば、その流路201の最小径φAは、第2冷却管127の入口部20における2つの入口突出管部21および入口部貫通孔125aのうちの最小内径になる。具体的に本実施形態では、入口側連結管36のうち、一方の第2突出管部21bに挿入されている側の先端における管内径が入口側連結管36の最小の管内径φBとなっている。
図1に示すように、本実施形態の第1冷却管126は冷却管群121の中で最後段の冷却管12であるので、その第1冷却管126は、冷却器10内での冷却媒体の流れにおいて冷却管群121の中で冷却媒体導入パイプ31から最も離れて配置されている。そして、第1冷却管126、第2冷却管127、および第3冷却管128は、管積層方向DRstに沿って冷却媒体導入パイプ31側へと、第1冷却管126、第2冷却管127、第3冷却管128の順に並んで配置されている。要するに、第2冷却管127は、第3冷却管128よりも入口側連結管36および出口側連結管38から離れた後段側に配置され、第1冷却管126は、その第2冷却管127よりも後段側に配置されている。
従って、第3冷却管128の入口部20から第2冷却管127の入口部20へ流入した冷却媒体は、一方の第2突出管部21bから入口側連結管36を介して一方の第1突出管部21aへ流入する。そして、第1冷却管126の出口部22内の冷却媒体は、他方の第1突出管部23aから出口側連結管38と他方の第2突出管部23bとを順に介して第3冷却管128の出口部22へ流入する。
このように形成された冷却器10では、図1に示すように冷却媒体導入パイプ31から入口ヘッダ部29へ入った冷却媒体は、その入口ヘッダ部29に含まれる各冷却管12の入口部20から中間部24へとそれぞれ流れる。複数の中間部24では冷却媒体は互いに並列的に流れ、その中間部24内を流れる冷却媒体は、中間部24に接する発熱体14と熱交換させられる。そして、それぞれの中間部24から流出する冷却媒体は、出口ヘッダ部30に含まれる各冷却管12の出口部22へと流れる。出口部22に入った冷却媒体は冷却媒体排出パイプ32へと流れ、冷却媒体排出パイプ32から冷却器10の外部へと流出する。
上述したように本実施形態によれば、図2に示すように、入口側連結管36の筒状部分361は、第1冷却管126が有する一方の第1突出管部21aの筒状部分211aと第2冷却管127が有する一方の第2突出管部21bの筒状部分211bとの何れと比較しても肉厚に形成されている。そして、出口側連結管38の筒状部分381は、第1冷却管126が有する他方の第1突出管部23aの筒状部分231aと第2冷却管127が有する他方の第2突出管部23bの筒状部分231bとの何れと比較しても肉厚に形成されている。従って、入口側連結管36および出口側連結管38の剛性不足を回避することが可能である。
例えば、本実施形態と対比される比較例として図3に示すような構成の冷却器10が挙げられる。図3は、本実施形態と対比される比較例において図1のII部分を断面図示した断面図であって、本実施形態の図2に相当する図である。その図3の比較例では、第1管外形部材123の材厚t3は本実施形態の第1管外形部材123の材厚t3と同じであり、第2管外形部材124の材厚t4は本実施形態の第2管外形部材124の材厚t4と同じである。そして、図3の比較例では、各連結管36、38の構成材の材厚t1、t2と第1管外形部材123の材厚t3と第2管外形部材124の材厚t4とが互いに同じになっている。要するに、図3の比較例は、各連結管36、38の構成材の材厚t1、t2が本実施形態のものよりも薄いことを除いて本実施形態と同じである。
このような比較例と本実施形態とを比較したとすれば、本実施形態の入口側連結管36および出口側連結管38の方が比較例のものよりも高剛性になっているので、本実施形態では、上述したように入口側連結管36および出口側連結管38の剛性不足を回避することが可能である。
また、本実施形態によれば、図2に示すように、一方の第1突出管部21aと入口側連結管36との連結部分、一方の第2突出管部21bと入口側連結管36との連結部分、他方の第1突出管部23aと出口側連結管38との連結部分、および、他方の第2突出管部23bと出口側連結管38との連結部分の何れでも、その連結部分にて互いに連結される一方が他方へ管積層方向DRstに挿入されている。従って、その一方が他方へ管積層方向DRstに挿入されている連結部分において上記一方および他方の軸心同士を組立時に合わせる位置決め性を、例えば特許文献1のような拝み合わせによる連結部分と比較して向上させることが可能である。また、本実施形態のような上記挿入による連結部分は、上記拝み合わせによる連結部分と比較して曲げ強度の確保が容易である。
また、本実施形態によれば、第1冷却管126、第2冷却管127、および第3冷却管128は、第3冷却管128の入口部20から第2冷却管127へ流入した冷却媒体が一方の第2突出管部21bから入口側連結管36を介して一方の第1突出管部21aへ流入すると共に、第1冷却管126内の冷却媒体が他方の第1突出管部23aから出口側連結管38と他方の第2突出管部23bとを順に介して第3冷却管128の出口部22へ流入するように配置されている。すなわち、第1冷却管126は、第2冷却管127に対し、冷却媒体の流れにおいて冷却媒体導入パイプ31から遠い後段側に配置されている。
従って、低発熱体としての第1の発熱体141を冷却する第1冷却管126よりも、第1の発熱体141に加え高発熱体としての第2の発熱体142を冷却する第2冷却管127へ、冷却媒体導入パイプ31からの冷却媒体をより多く流すことが可能である。その結果、第1の発熱体141よりも高発熱である第2の発熱体142を重点的に冷却することが可能である。
また、本実施形態によれば、第1冷却管126は、冷却媒体の流れにおいて冷却管群121の中で冷却媒体導入パイプ31から最も遠くに配置されている。従って、複数の発熱体14のうち低発熱体としての第1の発熱体141だけを冷却するための冷却媒体の流量Vw(図2参照)よりも、高発熱体としての第2の発熱体142を冷却するための冷却媒体の流量Vwを大きくすることができる。その結果、上記と同様に、第1の発熱体141よりも高発熱である第2の発熱体142を重点的に冷却することが可能である。
また、本実施形態によれば、図2に示すように、入口側連結管36は、その入口側連結管36の中で最も小さい管内径φBが第2冷却管127の流路201の最小径φAよりも小さくなるように形成されている。そして、入口ヘッダ部29内において、その管内径φBの箇所は、その最小径φAの箇所に対して冷却媒体流れの下流側に位置している。従って、第2冷却管127へ流入する冷却媒体の流通抵抗を大きくせずに、第1冷却管126へ流入する冷却媒体の流通抵抗(言い換えれば、通水抵抗)を大きくすることが可能である。
そのため、第1冷却管126の中間部24へ流入する流量Vwよりも第2冷却管127の中間部24へ流入する流量Vwが大きくなる方向へ、それらの流量Vwの差を容易に拡大することが可能である。要するに、第1の発熱体141と比較して発熱量が大きい第2の発熱体142を冷却する冷却管12の中間部24へ、冷却媒体を優先的に分配することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明し、第1実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。
図4は、本実施形態において図1のII部分を断面図示した断面図であって、第1実施形態の図2に相当する図である。本実施形態では、入口側連結管36の中で最小の管内径φCとなっている部位が前述の第1実施形態と異なっている。
具体的に図4に示すように、本実施形態の冷却器10では、入口側連結管36の筒状部分361が部分的に括れて縮管している。すなわち、入口側連結管36は、入口側連結管36のうち管積層方向DRstにおける途中の位置にて部分的に縮管している。入口側連結管36において、その縮管した部分の内径が最小の管内径φCとなっている。そして、入口側連結管36の中で最も小さい管内径φCは、第3冷却管128からの冷却媒体を入口側連結管36へ流すように第2冷却管127内に形成された流路201の最小径φAよりも小さくなっている。
従って、第1実施形態と同様に、第2冷却管127へ流入する冷却媒体の流通抵抗を大きくせずに、第1冷却管126へ流入する冷却媒体の流通抵抗を大きくすることが可能である。そして、例えばパワーカード等の第2の発熱体142を冷却する冷却管12の中間部24へ、冷却媒体を優先的に分配することができる。なお、本実施形態において出口側連結管38も図4に示すように、入口側連結管36と同様に部分的に縮管して形成されている。
本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態において、各連結管36、38に対する第1および第2冷却管126、127の連結構造は、何れの連結箇所でも一方が他方へ管積層方向DRstに挿入される構造となっているが、それらの連結箇所の全部ではなく一部で挿入以外の構造たとえば上記一方が他方に突き合わされる構造等により上記一方が他方に連結されていても差し支えない。要するに、各連結管36、38と第1および第2冷却管126、127の各突出管部21a、21b、23a、23bとの複数の連結部分のうちの少なくとも一の連結部分にて、互いに連結される一方が他方へ挿入されているだけでもよい。
(2)上述の第1実施形態において、第1の発熱体141は、最後段の冷却管12と、その最後段の冷却管12に対して管積層方向DRstの冷却媒体導入パイプ31側に隣接する冷却管12との間に挟持されているが、第1の発熱体141を挟持する2つの冷却管12の一方が最後段の冷却管12である必要はない。例えば、図5のように第1の発熱体141が配置されていても差し支えない。このことは第2実施形態についても同様である。
この図5は、第1実施形態の変形例における冷却器10の全体構成を示した図であって、第1実施形態の図1に相当する図である。ここで、第1冷却管126および第2冷却管127は第1の発熱体141を挟持する冷却管12であり、第1冷却管126は、第2冷却管127よりも後段側に配置されるものである。従って、図5の冷却器10では、冷却管12の階層で最後段の冷却管12から1段だけ冷却媒体導入パイプ31側の冷却管12すなわち1段だけ前段側の冷却管12が第1冷却管126に該当する。そして、その第1冷却管126から更に1段だけ前段側の冷却管12が第2冷却管127に該当し、その第2冷却管127から更に1段だけ前段側の冷却管12が第3冷却管128に該当する。
(3)上述の各実施形態において、冷却器10に冷却される複数の発熱体14のうち第1の発熱体141は1つであるが、2つ以上であっても差し支えない。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
12 冷却管
126 第1冷却管
127 第2冷却管
141 第1の発熱体
21a 一方の第1突出管部
21b 一方の第2突出管部
23a 他方の第1突出管部
23b 他方の第2突出管部
36 入口側連結管(一方側連結管)
38 出口側連結管(他方側連結管)

Claims (7)

  1. 複数の発熱体(14)を挟持すると共に積層方向(DRst)へ積層され互いに連結された複数の冷却管(12)の中を流れる冷却媒体と前記発熱体とを熱交換させることで該発熱体を冷却する冷却器であって、
    前記積層方向に交差する積層交差方向(DRtb)において前記複数の発熱体のうちの第1の発熱体(141)を挟んで配置されると共に前記積層方向へ突き出た筒状の一対の第1突出管部(21a、23a)を有し、前記複数の冷却管に含まれる第1冷却管(126)と、
    前記一対の第1突出管部に対し対向するように突き出た筒状の一対の第2突出管部(21b、23b)を有し、前記複数の冷却管に含まれ、前記第1の発熱体を前記第1冷却管との間に挟持する第2冷却管(127)と、
    前記一対の第1突出管部のうちの一方の第1突出管部(21a)と前記一対の第2突出管部のうち前記一方の第1突出管部に対向する一方の第2突出管部(21b)との間に介装され該一方の第1突出管部と該一方の第2突出管部とを連通させる一方側連結管(36)と、
    前記一対の第1突出管部のうちの他方の第1突出管部(23a)と前記一対の第2突出管部のうち前記他方の第1突出管部に対向する他方の第2突出管部(23b)との間に介装され該他方の第1突出管部と該他方の第2突出管部とを連通させる他方側連結管(38)とを備え、
    前記一方側連結管のうちの筒状部分(361)は前記一方の第1突出管部のうちの筒状部分(211a)および前記一方の第2突出管部のうちの筒状部分(211b)と比較して肉厚に形成され、且つ、前記他方側連結管のうちの筒状部分(381)は前記他方の第1突出管部のうちの筒状部分(231a)および前記他方の第2突出管部のうちの筒状部分(231b)と比較して肉厚に形成されていることを特徴とする冷却器。
  2. 前記一方の第1突出管部と前記一方側連結管との連結部分、前記一方の第2突出管部と前記一方側連結管との連結部分、前記他方の第1突出管部と前記他方側連結管との連結部分、および、前記他方の第2突出管部と前記他方側連結管との連結部分のうちの少なくとも一の連結部分では、互いに連結される一方が他方へ前記積層方向に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却器。
  3. 前記積層方向において前記第2冷却管を挟んで前記第1冷却管とは反対側に配置され、前記複数の冷却管に含まれ、前記複数の発熱体のうち前記第1の発熱体よりも発熱量が大きい第2の発熱体(142)を前記第2冷却管との間に挟持する第3冷却管(128)と、
    前記複数の冷却管から成る冷却管群(121)に対し前記積層方向における一方に設けられ、前記冷却管群の外部から流入する前記冷却媒体を該冷却管群へ流す流入部(31)とを備え、
    前記第1冷却管は、前記第2冷却管に対し、前記冷却媒体の流れにおいて前記流入部から遠い後段側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の冷却器。
  4. 前記第1冷却管は、前記冷却媒体の流れにおいて前記冷却管群の中で前記流入部から最も遠くに配置されていることを特徴とする請求項3に記載の冷却器。
  5. 前記複数の発熱体を挟持した部分において前記複数の冷却管のうちの互いに隣接する冷却管同士の相互間隔(ΔTB1、ΔTB2)は、複数の異なる大きさを含み、
    前記一方側連結管および前記他方側連結管は、前記複数の発熱体を挟持した部分において前記第1冷却管と前記第2冷却管との相互間隔(ΔTB1)が前記複数の冷却管のうちの互いに隣接する冷却管同士の相互間隔の中で最も大きくなるように設けられていることを特徴とする請求項4に記載の冷却器。
  6. 前記一方側連結管および前記他方側連結管は、前記第1の発熱体に対して当接する前記第1冷却管の当接面と前記第2冷却管の当接面との間隔(ΔTB1)が、前記第2の発熱体に対して当接する前記第2冷却管の当接面と前記第3冷却管の当接面との間隔(ΔTB2)よりも広くなるように設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の冷却器。
  7. 前記一方側連結管は、該一方側連結管の最も小さい管内径(φB、φC)が、前記第3冷却管からの前記冷却媒体を前記一方側連結管へと流すように前記第2冷却管内に形成された流路(201)の最小径(φA)よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1つに記載の冷却器。
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