JP5949616B2 - 積層型冷却器 - Google Patents

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本発明は、それぞれ冷却対象と当接するように並設されると共に互いに連結されて冷媒の流通路を形成する複数の冷却管を含む積層型冷却器に関する。
従来、この種の積層型冷却器として、冷媒流路を有すると共に電子部品を両面から挟持できるように積層配置される複数の扁平な冷却管を含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この積層型冷却器では、冷却管の積層方向に突出すると共に開口した突出管部が各冷却管に形成されており、互いに隣り合う冷却管同士は、突出管部同士を嵌合させると共に当該突出管部の側壁同士を接合することにより連結される。また、互いに対向する突出管部の一方の周囲には、上記積層方向に変形するダイヤフラム部が形成されている。そして、積層型冷却器は、互いに隣り合う冷却管同士の間に電子部品が配置された状態で例えば加圧バネ等によって圧縮され、それにより各冷却管が対応する電子部品に密着する。なお、半導体モジュールやリアクトルを含む電力変換装置として、半導体モジュールを冷却する冷却器を構成する複数の冷却管の間にリアクトルを挟持させることで、ケース内にリアクトルを固定すると共にリアクトルの冷却効率を向上させたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4107267号公報 特開2008−198991号公報
上記特許文献1に記載された積層型冷却器では、突出管部の長さを大きくすることで複数の冷却管の間に比較的厚みが大きい冷却対象を挟み込むことができる。しかしながら、厚みの大きい電子部品の寸法公差は厚みの小さい電子部品に比べて大きく、電子部品の実寸法によっては上述のように加圧バネ等により積層型冷却器が圧縮された際にダイヤフラム部が大きく変形してしまい、突出管部(ダイヤフラム部)の耐久性が損なわれてしまうおそれがある。また、特許文献1の積層型冷却器では、冷却管の突出管部が絞り加工(プレス加工)により形成されることから、突出管部の延長に限界(絞り加工の限界)があり、より厚みの大きな冷却対象に当該積層型冷却器を適用するのは困難である。
そこで、本発明は、厚みの大きい冷却対象を冷却可能であると共に高い耐久性を有する積層型冷却器の提供を主目的とする。
本発明による積層型冷却器は、それぞれ冷却対象と当接するように並設されると共に互いに連結されて冷媒の流通路を形成する2つの冷却管を含む積層型冷却器において、前記2つの冷却管は、該冷却管の並設方向に延びる突出管部をそれぞれ有すると共に、互いに対向する突出管部の間に配置される連結管を介して連結され、前記連結管の両端部には、該連結管の長手方向における中央部から離間するにつれて拡径する拡径部と、該拡径部から外方に延びると共に前記突出管部に接合されるフランジ部とが形成されていることを特徴とする。
この積層型冷却器は、それぞれ冷却対象と当接するように並設されると共に互いに連結されて冷媒の流通路を形成する2つの冷却管を含むものであり、当該2つの冷却管は、並設方向に延びる突出管部をそれぞれ有すると共に、互いに対向する突出管部の間に配置される連結管を介して連結される。そして、連結管の両端部には、当該連結管の長手方向における中央部から離間するにつれて拡径する拡径部と、当該拡径部から外方に延びると共に突出管部に接合されるフランジ部とが形成されている。これにより、この積層型冷却器では、連結管の長さを調整することで2つの冷却管の間に厚みが大きい冷却対象を挟み込むことができる。また、連結管の両端部に形成された拡径部の変形によって寸法公差が大きいことに起因した冷却対象の実寸法の変動を良好に吸収することが可能となり、フランジ部と突出管部との接合部付近における連結管や突出管部の大きな変形を抑制してそれらの耐久性を良好に確保することができる。従って、この積層型冷却器では、厚みの大きい冷却対象を冷却すると共に耐久性を向上させることが可能となる。
また、前記突出管部は、前記冷却管から延出された筒状部と、該筒状部から離間するにつれて拡径する拡径部と、該拡径部から外方に延びると共に前記連結管の前記フランジ部に接合されるフランジ部とを含むものであってもよい。このように、上記連結管と同様の拡径部とフランジ部とを冷却管の突出管部に設けることにより、連結管および突出管部の双方の拡径部の変形によって寸法公差が大きいことに起因した冷却対象の実寸法の変動をより良好に吸収することが可能となり、積層型冷却器の耐久性をより向上させることができる。
更に、前記互いに対向する突出管部の間には、前記連結管が複数介設されてもよい。これにより、各連結管の拡径部の変形によって寸法公差が大きいことに起因した冷却対象の実寸法の変動を極めて良好に吸収することができるので、より厚みの大きい冷却対象を冷却することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る積層型冷却器を示す斜視図である。 図1の冷却器を示す拡大断面図である。 図1の冷却器の要部を示す拡大断面図である。 変形態様にかかる積層型冷却器の要部を示す拡大断面図である。
次に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る積層型冷却器1を示す斜視図である。同図に示す積層型冷却器1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車に搭載されるインバータを構成する半導体モジュールといった比較的厚みの小さい電子部品2や、例えば昇圧コンバータを構成するリアクトルといった比較的厚みの大きい電子部品3といった冷却対象を冷却するのに用いられるものである。図示するように、積層型冷却器1は、それぞれ対応する電子部品2,3と当接するように一方向に積層(並設)される複数の扁平な冷却管10,20a,20bを含む。そして、互いに隣り合う冷却管10,20a,20bは互いに連結されて例えばエチレングリコール系の不凍液が混入された冷却水(冷媒)の流通路を形成する。
各冷却管10は、上述の比較的厚みの小さい電子部品2の冷却に供されるものであり、図2に示すように、それぞれ例えば高い熱伝導性を有する銅やアルミといった金属を絞り加工(プレス加工)することにより略矩形状に形成された一対の外殻プレート11a,11bにより構成される。各外殻プレート11a,11bの外周部には、冷却管10の積層方向に立ち上がる外周壁部12と、外周壁部12から外方に延びるフランジ部13と、フランジ部13の外周から斜めに延出された縁部14とが形成されている。フランジ部13は、上記積層方向に直交するように延在し、一対の外殻プレート11a,11bは、それぞれのフランジ部13同士を突き合わせてろう付け等により液密に接合することで互いに固定される。
冷却管10の内部、すなわち一対の外殻プレート11a,11bの間には、開口15oを有する中間プレート15が配置される。外殻プレート11aと中間プレート15との間には、冷却水の流通路が画成されると共に図示しないフィンが配置される。同様に、外殻プレート11bと中間プレート15との間にも、冷却水の流通路が画成されると共に図示しないフィンが配置される。外殻プレート11a,11bと中間プレート15と図示しないフィンとは、ろう付け等により互いに固定される。そして、外殻プレート11a,11bは、対応する電子部品2の一表面と当接すると共に内部の流通路と対向して冷却水と接触する伝熱部11hをそれぞれ有する。これにより、電子部品2は、両側の冷却管10の伝熱部11hを介した冷却水との熱交換により冷却されることになる。
更に、各冷却管10は、上記積層方向に沿って互いに反対側に延びる突出管部17a,17bをそれぞれ2つずつ有する。すなわち、冷却管10を構成する外殻プレート11aの長手方向における両端部からは、絞り加工等により筒状の突出管部17aが延出されており、外殻プレート11bの長手方向における両端部からは、突出管部17aの内部に密に嵌め込まれる(インロー接続される)突出管部17bが絞り加工等により延出されている。そして、突出管部17aと突出管部17bとは、ろう付け等により液密に接合され、互いに隣り合う冷却管10の内部の流通路同士は、突出管部17a,17bを介して互いに連通する。また、本実施形態において、外殻プレート11aの突出管部17aの周囲には、上記積層方向に変形可能なダイヤフラム部18が形成される。
なお、本実施形態において、複数の冷却管10,20a,20bのうち、積層方向における一端(図1における奥側)に配置される冷却管10の外殻プレート11aには、突出管部17aが形成されていない。また、複数の冷却管10,20a,20bのうち、積層方向における他端(図1における手前側)に配置される冷却管10の2つの突出管部17bの一方には、図示しない冷却水供給管が接続され、他方には、図示しない冷却水排出管が接続される。そして、当該冷却水供給管には、図示しないリザーブタンクから冷却水を吸引して吐出するウォーターポンプ(図示省略)からの冷却水が図示しないラジエータを経由して供給され、各冷却管10,20a,20bを流通した冷却水は、冷却水排出管へと流入し、当該冷却水排出管を介して上記リザーブタンクへと戻される。
図3は、積層型冷却器1に含まれて主として上述の比較的厚みの大きい電子部品3の冷却に供される冷却管20a,20bを示す拡大断面図である。図3に示すように、図中上側の冷却管20aは、上述の冷却管10の外殻プレート11aと、例えば銅やアルミといった当該外殻プレート11aと同一の素材を絞り加工(プレス加工)することにより略矩形状に形成された外殻プレート21aとにより構成される。また、図中下側の冷却管20bは、上述の冷却管10の外殻プレート11bと、例えば当該外殻プレート11bと同一の素材を絞り加工(プレス加工)することにより略矩形状に形成された外殻プレート21bとにより構成される。
各外殻プレート21a,21bの外周部には、冷却管10等の積層方向に立ち上がる外周壁部22と、外周壁部22から外方に延びるフランジ部23と、フランジ部23の外周から斜めに延出された縁部24とが形成されている。フランジ部23は、上記積層方向に直交するように延在する。そして、一対の外殻プレート11aおよび外殻プレート21aは、それぞれのフランジ部13,23同士を突き合わせてろう付け等により液密に接合することで互いに固定され、一対の外殻プレート11bおよび外殻プレート21bは、それぞれのフランジ部13,23同士を突き合わせてろう付け等により液密に接合することで互いに固定される。
冷却管20aの内部、すなわち一対の外殻プレート11a,21aの間には、開口15oを有する中間プレート15が配置される。外殻プレート11aと中間プレート15との間には、冷却水の流通路が画成されると共に図示しないフィンが配置され、外殻プレート21aと中間プレート15との間にも、冷却水の流通路が画成されると共に図示しないフィンが配置される。同様に、冷却管20bの内部、すなわち一対の外殻プレート11b,21bの間には、開口15oを有する中間プレート15が配置される。外殻プレート11bと中間プレート15との間には、冷却水の流通路が画成されると共に図示しないフィンが配置され、外殻プレート21bと中間プレート15との間にも、冷却水の流通路が画成されると共に図示しないフィンが配置される。外殻プレート11a,21aと中間プレート15と図示しないフィンとは、ろう付け等により互いに固定され、外殻プレート11b,21bと中間プレート15と図示しないフィンとは、ろう付け等により互いに固定される。そして、外殻プレート21a,21bは、対応する電子部品3の一表面と当接すると共に内部の流通路と対向して冷却水と接触する伝熱部21hをそれぞれ有する。これにより、電子部品3は、両側の冷却管20a,20bの伝熱部21hを介した冷却水との熱交換により冷却されることになる。
更に、冷却管20aの外殻プレート21aは、それに対応した外殻プレート11aの突出管部17aとは反対側(図3における下側)に延びる2つの突出管部27aを有する。すなわち、冷却管20aを構成する外殻プレート21aの長手方向における両端部からは、絞り加工等により筒状の突出管部27aが延出されている。各突出管部27aは、冷却管から延出された筒状部271aと、当該筒状部271aから離間するにつれて拡径する拡径部272aと、当該拡径部272aから外方に延びるフランジ部273aとを含む。図示するように、フランジ部273aは、上記積層方向に直交するように延在し、円弧状の断面形状を有するように湾曲させられた拡径部272aを介して筒状部271aに連なる。本実施形態において、拡径部272aは、上述の冷却管10の外殻プレート11a(突出管部17aの周囲)に形成されたダイヤフラム部18よりも変形しやすくなるようにラッパ状に形成される。
また、冷却管20bの外殻プレート21bは、それに対応した外殻プレート11bの突出管部17bとは反対側(図3における上側)に延びる2つの突出管部27bを有する。すなわち、冷却管20bを構成する外殻プレート21bの長手方向における両端部からは、絞り加工等により筒状の突出管部27aが延出されている。各突出管部27bは、冷却管から延出された筒状部271bと、当該筒状部271bから離間するにつれて拡径する拡径部272bと、当該拡径部272bから外方に延びるフランジ部273bとを含む。図示するように、フランジ部273bは、上記積層方向に直交するように延在し、円弧状の断面形状を有するように湾曲させられた拡径部272bを介して筒状部271bに連なる。本実施形態において、拡径部272bは、上述の冷却管10の外殻プレート11a(突出管部17aの周囲)に形成されたダイヤフラム部18よりも変形しやすくなるようにラッパ状に形成される。
そして、冷却管20a(外殻プレート21a)の各突出管部27aは、冷却管20b(外殻プレート21b)の対応する各突出管部27bと対向し、冷却管20aと冷却管20bとは、互いに対向する突出管部27a,27bの間に配置される連結管(パイプ)30を介して連結される。連結管30は、例えば銅やアルミといった当該外殻プレート11aと同一の素材を絞り加工することにより、突出管部17a,17b,27a,27bよりも長尺の筒体として構成される。これにより、積層型冷却器1では、連結管30の長さを調整することで2つの冷却管20a,20bの間に厚みが大きい電子部品3を挟み込むことが可能となる。
図3に示すように、連結管30の両端部には、当該連結管30の長手方向における中央部31から離間するにつれて拡径する拡径部32と、当該拡径部32から外方に延びるフランジ部33とが形成されている。フランジ部33は、上記積層方向に直交するように延在し、円弧状の断面形状を有するように湾曲させられた拡径部32を介して上記中央部31に連なる。本実施形態において、拡径部32は、上述の冷却管10の外殻プレート11a(突出管部17aの周囲)に形成されたダイヤフラム部18よりも変形しやすくなるようにラッパ状に形成される。連結管30の図中上側のフランジ部33は、冷却管20aの対応する突出管部27aのフランジ部273aにろう付け等により液密に接合され、連結管30の図中下側のフランジ部33は、冷却管20bの対応する突出管部27aのフランジ部273bにろう付け等により液密に接合される。これにより、冷却管20aと冷却管20bとが連結されると共に、両者の内部の流通路同士が突出管部27a,27bおよび連結管30を介して連通する。
上述のような構成を有する積層型冷却器1は、互いに隣り合う冷却管10同士の間隔、互いに隣り合う冷却管10および20aの間隔、互いに隣り合う冷却管10および20bの間隔が、比較的厚みの小さい電子部品2の設計寸法よりも若干広くなると共に、互いに隣り合う冷却管20aおよび20bの間隔が比較的厚みの大きい電子部品3の設計寸法よりも若干広くなるように組み立てられる。そして、互いに隣り合う冷却管10同士の間や、互いに隣り合う冷却管10および20aの間、互いに隣り合う冷却管10および20bの間に電子部品2が配置されると共に、互いに隣り合う冷却管20aおよび20bの間に電子部品3が配置された後、積層型冷却器1は、図示しない加圧バネによって冷却管10等の積層方向に圧縮される。これにより、冷却管10,20aおよび20bが、それぞれ対応する電子部品2または3と密着すると共に、複数の電子部品2,3が積層型冷却器1により保持(挟持)されることになる。
ここで、厚みの大きい電子部品3の寸法公差は厚みの小さい電子部品2に比べて大きいことから、特に公差の範囲内で電子部品3の実寸法が設計寸法よりも小さい場合、加圧バネ等により積層型冷却器が圧縮された際に当該電子部品3すなわち冷却管20a,20bの周辺で積層型冷却器1の構成部材の変形が大きくなる。これに対して、積層型冷却器1では、電子部品3に対応した冷却管20aと冷却管20bとが、互いに対向する突出管部27a,27bの間に配置される連結管30を介して連結される。そして、各連結管30の両端部には、当該連結管30の長手方向における中央部31から離間するにつれて拡径する拡径部32が形成されている。これにより、連結管30の両端部に形成された拡径部32の変形によって寸法公差が大きいことに起因した電子部品3の実寸法の変動を良好に吸収することができる。更に、積層型冷却器1では、各突出管部27a,27bにも、冷却管20aまたは20b側の筒状部271aから離間するにつれて拡径する拡径部272a,272bが形成されており、拡径部272a,272bの変形によっても寸法公差が大きいことに起因した電子部品3の実寸法の変動を吸収することができる。従って、積層型冷却器1では、フランジ部33とフランジ部273a,273bとの接合部付近における連結管30や突出管部27a,27bの大きな変形を抑制してそれらの耐久性を良好に確保することが可能となり、装置全体の耐久性をより向上させることができる。
以上説明したように、積層型冷却器1は、それぞれ冷却対象としての電子部品3と当接するように並設(積層)されると共に互いに連結されて冷媒の流通路を形成する2つの冷却管20a,20bを含むものであり、当該2つの冷却管20a,20bは、積層方向(並設方向)に延びる突出管部27a,27bをそれぞれ有すると共に、互いに対向する突出管部27a,27bの間に配置される連結管30を介して連結される。そして、連結管30の両端部には、当該連結管30の長手方向における中央部31から離間するにつれて拡径する拡径部32と、当該拡径部32から外方に延びると共に突出管部27aまたは27bに接合されるフランジ部33とが形成されている。また、突出管部27aは、冷却管20aから延出された筒状部271aと、当該筒状部271aから離間するにつれて拡径する拡径部272aと、当該拡径部272aから外方に延びると共に連結管30のフランジ部33に接合されるフランジ部273aとを含む。更に、突出管部27bは、冷却管20bから延出された筒状部271bと、当該筒状部271bから離間するにつれて拡径する拡径部272bと、当該拡径部272bから外方に延びると共に連結管30のフランジ部33に接合されるフランジ部273bとを含む。これにより、積層型冷却器1では、厚みの大きい冷却対象としての電子部品3を冷却すると共にその耐久性を向上させることが可能となる。
なお、上記積層型冷却器1では、互いに対向する突出管部27a,27bの間に1本の連結管30が介設されるが、図4に示す積層型冷却器1Bのように、互いに対向する突出管部27a,27bの間に複数の連結管30Bが介設されてもよい。積層型冷却器1Bにおいて、各連結管30Bの軸長は、上記連結管30の軸長よりも短く定められ、各連結管30Bの両端部には、上記連結管30と同様に、長手方向における中央部31から離間するにつれて拡径する拡径部32と、当該拡径部32から外方に延びるフランジ部33とが形成される。これにより、寸法公差が大きいことに起因した冷却対象としての電子部品3′の実寸法の変動を極めて良好に吸収することができるので、積層型冷却器1Bでは、より厚みの大きい冷却対象としての電子部品3′を冷却することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更をなし得ることはいうまでもない。また、上記実施形態における主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載された発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載された発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、実施形態はあくまで課題を解決するための手段の欄に記載された発明の具体的な一例に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載された発明の解釈は、その欄の記載に基づいて行なわれるべきものである。
本発明は、電子部品といった冷却対象を冷却する積層型冷却器の製造産業等において利用可能である。
1,1B 積層型冷却器、2,3,3′ 電子部品、10,20a,20b 冷却管、11a,11b,21a,21b 外殻プレート、11h,21h 伝熱部、12,22 外周壁部、13,23,33,273a,273b フランジ部、14,24 縁部、15 中間プレート、15o 開口、17a,17b,27a,27b 突出管部、18 ダイヤフラム部、30,30B 連結管、31 中央部、32,272a,272b 拡径部、271a,271b 筒状部。

Claims (2)

  1. それぞれ冷却対象と当接するように並設されると共に互いに連結されて冷媒の流通路を形成する2つの冷却管を含む積層型冷却器において、
    前記2つの冷却管は、該冷却管の並設方向に延びる突出管部をそれぞれ有すると共に、互いに対向する突出管部の間に配置される連結管を介して連結され、
    前記連結管の両端部には、該連結管の長手方向における中央部から離間するにつれて拡径する拡径部と、該拡径部から外方に延びると共に前記突出管部に接合されるフランジ部とが形成され
    前記突出管部は、前記冷却管から延出された筒状部と、該筒状部から離間するにつれて拡径する拡径部と、該拡径部から外方に延びると共に前記連結管の前記フランジ部に接合されるフランジ部とを含むことを特徴とする積層型冷却器。
  2. 請求項に記載の積層型冷却器において、
    前記互いに対向する突出管部の間には、前記連結管が複数介設されることを特徴とする積層型冷却器。
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