JP4935783B2 - 半導体装置および複合半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、両面放熱型の半導体装置、および、このような半導体装置を2個備える複合半導体装置に関する。
従来より、この種の両面放熱型の半導体装置としては、半導体素子と、半導体素子の表面側、裏面側にそれぞれ電気的および熱的に接合され、半導体素子を挟む一対の金属板と、一対の金属板における半導体素子とは反対側の面である放熱面に熱的に接合された第1の冷却器とを備えたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、このような半導体装置を2個備えた複合半導体装置としては、第1の冷却器の間に、半導体素子を一対の金属板に挟んでなるものを、2個挟み込むことにより構成されたものが一般的である。
特許第3525832号公報
しかしながら、従来の半導体装置においては、一対の金属板の冷却は、当該一対の金属板の放熱面側のみで行われており、この構造においては、放熱性能のさらなる向上が困難であった。今後、半導体素子の大電流密度化のために、冷却効率の向上が必要となると予想される。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、両面放熱型の半導体装置、および、このような半導体装置を2個備える複合半導体装置において、冷却効率を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、一対の金属板(2、3)の間には第2の冷却器(11)が介在されており、この第2の冷却器(11)は、一対の金属板(2、3)における半導体素子(1)側の面である内面(2a、3a)に熱的に接続され、一対の金属板(2、3)を冷却するようになっていることを特徴とする。
それによれば、両面放熱型の半導体装置において、半導体素子(1)を挟む一対の金属板(2、3)の内面(2a、3a)側からも当該金属板が冷却されるので、冷却効率が向上する。
ここで、請求項2に記載の発明のように、第2の冷却器(11)は、第1の冷却器(9)の一部がそれぞれの金属板(2、3)の放熱面(2b、3b)から端面を超えて内面(2a、3a)まで折り曲げられたものとして構成されているものにできる。
請求項3に記載の発明では、両面放熱型の半導体装置(100)を2個有する複合半導体装置において、それぞれの半導体装置(100)においては、一対の金属板(2、3)の間には第2の冷却器(11)が介在されるとともに、この第2の冷却器(11)は、一対の金属板(2、3)における半導体素子(1)側の面である内面(2a、3a)に熱的に接続され、一対の金属板(2、3)を冷却するようになっており、さらに、それぞれの半導体装置(100)においては、第2の冷却器(11)が当該半導体装置の外方に突出した突出部(11b)を有しており、それぞれの半導体装置(100)の第2の冷却器(11)の突出部(11b)同士が、連結されていることを特徴とする。
それによれば、複合半導体装置における個々の両面放熱型の半導体装置において、半導体素子(1)を挟む一対の金属板(2、3)の内面(2a、3a)側からも当該金属板が冷却されるので、冷却効率が向上する。また、半導体装置(100)の第2の冷却器(11)の突出部(11b)同士が、連結されているので、当該第2の冷却器同士の一体化が図れる。
ここで、請求項4に記載の発明のように、それぞれの半導体装置(100)の第2の冷却器(11)が、内部を冷媒が流通することで冷却を行うものであるものとし、連結された部位を介して、半導体装置(100)の第2の冷却器(11)同士に、共通の冷媒が流れるようになっているものとしてもよい。それによれば、両半導体装置(100)の第2の冷却器(11)同士を共通の冷媒によって冷却することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置100の概略断面構成を示す図である。また、図2は、この半導体装置100を2個備える複合半導体装置の要部を示す外観斜視図であり、図2では後述する第1の冷却器9を省略した状態で示してある。この半導体装置100は、たとえば自動車などの車両に搭載され、車両用電子装置を駆動するための装置として適用されるものである。
本実施形態の半導体装置100は、大きくは、半導体素子1を2枚の金属板2、3で挟み、半導体素子1を含む両金属板2、3の間をモールド樹脂6で封止し、各金属板2、3における半導体素子1とは反対側の面である放熱面2b、3bをモールド樹脂6より露出させてなり、さらに各金属板2、3の放熱面2b、3bに、それぞれ第1の冷却器9を接合してなる。
半導体素子1は、ここでは2個設けられているが、表裏の両面から電流の取り出しが可能な素子である。たとえば半導体素子1は、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)、FWD(フライホイールダイオード)やパワートランジスタなどの縦型パワー素子などである。ここでは、半導体素子1は板状であり、その表面、裏面は図1中の上面、下面である。
そして、半導体素子1の表裏両面は、当該半導体素子1の電極および放熱部材として機能する一対の金属板2、3にて挟まれている。これら金属板2、3は、銅合金もしくはアルミ合金等の熱伝導性および電気伝導性に優れた金属によって構成されており、ここでは、この種の一般的なものと同様に、実質的に矩形板状をなす。
ここで、一対の金属板2、3のうち第1の金属板2は、半導体素子1の表面(図1中の上面)側に設けられ、第2の金属板3は、半導体素子1の裏面(図1中の下面)側に設けられている。
それにより、両金属板2、3は、互いの内面2a、3aにて対向するとともに、半導体素子1を挟むように配置されている。また、各金属板2、3において内面2a、3aは半導体素子1側の面であるが、この内面2a、3aとは反対側の面である外面2b、3bが上記放熱面2b、3bとして構成されている。
そして、両金属板2、3の内面2a、3aの間において、半導体素子1の表面と第1の金属板2の内面2aとの間は、はんだ4によって電気的・熱的に接続されている。また、半導体素子1の裏面と第2の金属板3との間には、ブロック体5が介在している。
このブロック体5は、電気導電性、熱伝導性に優れた矩形ブロック状のもので、通常銅からなるが、モリブデンなどを用いてもよい。そして、半導体素子1とブロック体5との間、および、ブロック体5と第1の金属板2の内面2aとの間は、それぞれ、はんだ4によって電気的・熱的に接続されている。
ここで、上記の各部を接続するはんだ4は、一般的な半導体装置の分野にて採用されるはんだ材料とすることができ、たとえば、すず−銅合金系はんだなどの鉛フリーはんだを採用することができる。
そして、図1に示されるように、本実施形態の半導体装置100においては、一対の金属板2、3およびこれに挟み込まれた半導体素子1、ブロック体5が、モールド樹脂6にて封止されている。このモールド樹脂6はエポキシ樹脂などの通常のモールド材料よりなり、成形金型を用いた樹脂成形などの一般的な手法によって作製されたものである。
また、図1に示されるように、一対の金属板2、3のそれぞれにおいて放熱面2b、3bが、モールド樹脂6から露出している。これにより、本半導体装置100は、半導体素子1の表裏両面のそれぞれにて、第1の金属板2、第2の金属板3を介した放熱が行われる両面放熱型の構成となっている。
また、一対の金属板2、3は、はんだ4やブロック体5を介して、半導体素子1の表裏各面の図示しない電極に電気的に接続されている。そして、たとえば一対の平面矩形の金属板2、3のそれぞれの一部が、当該矩形の辺部からモールド樹脂6の外部まで突出した端子2c、3cとして構成されており、この端子2c、3cが外部と電気的に接続されるようになっている。なお、第2の金属板3の端子3cについては図2に示されている。
また、図1に示されるように、半導体装置100においては、第2の金属板3の周囲に、リード部7が設けられている。このリード部7は1本でもよいが、ここでは、図2に示されるように、通常のものと同様、複数本設けられている。このリード部7は、たとえば、半導体素子1の制御用端子などとして機能するものであり、一部がモールド樹脂6に封止され、残部が外部と接続されるためにモールド樹脂6から露出している。
そして、モールド樹脂6の内部では、半導体素子1の表面とリード部7とが、ボンディングワイヤ8を介して電気的・機械的に接続されている。このボンディングワイヤ8は、Au(金)やAl(アルミ)などよりなる一般的なワイヤボンディングにより形成されたものである。
このような構成において、第1の金属板2と半導体素子1との間に介在するブロック体5は、この半導体素子1とリード部7とのワイヤボンディングを行うにあたって、上記ワイヤ8の高さを維持するために、半導体素子1のワイヤボンディング面と第1の金属板2との間の高さを確保している。
そして、本半導体装置100では、第1の冷却器9は、各金属板2、3における半導体素子1とは反対側の面である放熱面2b、3b側に設けられ、放熱板2b、3bと熱的に接合されている。つまり、両金属板2、3で半導体素子1を挟んだものが、さらに第1の冷却器9で挟まれた構成とされている。
この第1の冷却器9は、たとえばアルミや銅などの熱伝導性に優れた金属よりなる板状のものであり、内部には、ポンプなどによって水やオイルなどの冷却液が流れる冷却流路9aを備えている。
第1の冷却器9は、各種の酸化膜や窒化膜などのセラミックスなどの電気絶縁材料よりなる絶縁層10を介して、各金属板2、3の放熱面2b、3bに接触させた状態で接合されている。
この絶縁層10は、板状の部品でもよいし、第1の冷却器9または金属板2、3の放熱面2b、3bに対して、スパッタや蒸着などで成膜されたものでもよい。そして、第1の冷却器9の固定は、この種の通常の半導体装置と同様に、たとえば、ねじやクリップなどの締結手段などにより行われる。
ここで、図2に示される複合半導体装置においては、図1に示される半導体装置100が2個平面的に配列されたものである。
図2において、図示しない上記第1の冷却器は、図中の矢印で示すXY平面に平行な一対の板状のものであり、その一対の第1の冷却器の間に、図2に示される2個の半導体装置100の部分が挟まれたものである。つまり、2個の半導体装置100の第1の冷却器9は、互いに共通のものである。そして、第1の冷却器の内面は、図1と同様に、各金属板2、3の放熱面2b、3bに熱的に接続されている。
また、図1に示されるように、本実施形態では、モールド樹脂6の内部にて、一対の金属板2、3の間には第2の冷却器11が介在されている。そして、この第2の冷却器11は、一対の金属板2、3における半導体素子1側の面である内面2a、3aに熱的に接続され、当該内面2a、3a側からも一対の金属板2、3を冷却するようになっている。
この第2の冷却器11も、第1の冷却器9と同様に、たとえばアルミや銅などの熱伝導性に優れた金属よりなる板状のものであり、内部には、ポンプなどによって水やオイルなどの冷却液が流れる冷却流路11aを備えている。この第2の冷却器11は、一対の金属板2、3の間において、半導体素子1やブロック体5の位置する部位以外の部位に設けられ、これら部材1、5に干渉しないようになっている。
ここで、第2の冷却器11と一対の金属板2、3の内面2a、3aとの間には、絶縁層12が介在し、この絶縁層12によって、両部材11と2、3との熱的接続および電気的絶縁が確保されている。
この絶縁層12は、たとえば、SiCN(Si炭化窒化膜)やDLC(ダイヤモンドライクカーボン)などよりなる。そして、この絶縁層12は、第2の冷却器11および金属板2、3のいずれかの面に対して、スパッタや蒸着などによって、必要な絶縁耐圧に応じた厚さ分、作製されたものである。
また、図2に示されるように、さらに、それぞれの半導体装置100においては、第2の冷却器11が各半導体装置100の外方に突出した突出部11bを有している。そして、それぞれの半導体装置100の第2の冷却器11の突出部11b同士が、連結されている。
ここで、上述したが、それぞれの半導体装置100の第2の冷却器11は、内部を冷却液すなわち冷媒が流通することで冷却を行うものである。図3は、この第2の冷却器11の連結部分を拡大して示す概略断面図である。
図3に示されるように、ここでは連結部分は、連結される第2の冷却器11の突出部11b同士の一方と他方とで径を異ならせ、重ね継ぎ手構造としている。ここでは、図3に示されるように、当該連結部分のシール性を確保するために、ロウ付けなどによるシール部11cを設けている。そして、この連結部分では、第2の冷却器11の冷却流路11a同士が連通しており、両半導体装置100の第2の冷却器11同士に、共通の冷媒が流れるようになっている。
なお、複合半導体装置は、2個の半導体装置100を備えていればよいが、さらに3個以上の半導体装置100が備えられていてもよい。そして、それら複数個の半導体装置100のうちの2個が図1、図2に示されるような構成となっていればよい。図2では、2個の半導体装置100のY方向の両側に、さらに図示しない半導体装置が設けられ第2の冷却器によって連結されたものとしている。
かかる半導体装置100の動作時には、半導体素子1の表裏の各面にて金属板2、3と半導体素子1とが電気的・熱的に接続されているため、金属板2、3は半導体素子1の電極および放熱板として機能する。
また、第1の冷却器9および第2の冷却器11は、図示しないポンプなどにより各冷却器9、11の冷却流路9a、11aに冷却液を流すことにより、半導体素子1の表裏の各面から金属板2、3を介して伝わる熱を放熱するようになっている。
次に、上記半導体装置100の製造方法について述べる。まず、上記図1においてモールド樹脂6が無い状態のワークを作製する。このワークは、両金属板2、3の間に第2の冷却器11を挟むと共に、第1の金属板2、半導体素子1、ブロック体5、第2の金属板3を、はんだ4を介して積層し接合し、リード部7と半導体素子1との間でワイヤボンディングを行うことにより、作製される。
次に、このワークをモールド樹脂6により封止する。この樹脂封止は、金型を用いた一般的なトランスファーモールド法により行われる。当該ワークを当該金型にセットした状態で、金型内にモールド樹脂6を注入し充填することで、モールド樹脂6による封止が完了する。
次に、締結などによって、モールド樹脂6より露出する金属板2、3の放熱面2b、3bに、絶縁層10を介して第1の冷却器9を取り付け固定する。こうして、本実施形態の半導体装置100ができあがる。なお、上記複合半導体装置においては、第1の冷却器9を除く2個の半導体装置100の部分を、互いの第2の冷却器11にて連結し、一体化した後に、第1の冷却器9の取り付けを行えば上記複合半導体装置ができあがる。
ところで、本実施形態によれば、両面放熱型の半導体装置100において、半導体素子1を挟む一対の金属板2、3の放熱面2b、3b側からだけでなく、内面2a、3a側からも第2の冷却器11によって金属板2、3が冷却されるので、冷却効率が向上する。
また、図2に示される複合半導体装置では、各半導体装置100の第2の冷却器11の突出部11b同士が、連結されるので、各第2の冷却器12同士の一体化が図れる。そして、各半導体装置100について、半導体素子1を挟む一対の金属板2、3の内面2a、3a側からも冷却されるので、冷却効率が向上する。
(第2実施形態)
図4(a)は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の要部を示す概略断面図であり、図4(b)は、(a)中のA−A概略断面図である。本実施形態は、上記第1実施形態に比べて、第2の冷却器11の形状を変更したことが相違するものであり、ここでは、その相違点を中心に述べることとする。
上記第1実施形態では、図2に示されるように、金属板2、3の間では、第2の冷却器11は2個の半導体素子1、1の間を通る真っ直ぐな形状であった。それに対して、本実施形態では、図4に示されるように、第2の冷却器11は、両金属板2、3の間にて折れ曲がり形状となっており、ここでは、各半導体素子1を取り巻くように曲がっている。
それにより、本実施形態では、第2の冷却器11と両金属板2、3との接触面積をより大きくすることができ、冷却効率の向上の面で好ましいものとなる。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の要部を示す概略断面図である。本実施形態は、上記第1実施形態に比べて、第2の冷却器11の形状を変更したことが相違するものであり、その相違点を中心に述べることとする。
ここでは、第2の冷却器11は、第1の冷却器9の一部を、それぞれの金属板2、3の放熱面2b、3bから端面を超えて内面2a、3aまで折り曲げたものとして構成されている。ここでは、第1の冷却器9の周辺部が当該内面2a、3aに向かってコの字形状に折り返されている。
このような形状は折り曲げ加工や型成形などにより作製される。そして、この場合、両冷却流路9、11が一体のものであるため、第1及び第2の冷却器9、11の冷却流路9a、11aを共通の流路として構成することが可能となる。
(他の実施形態)
なお、一対の金属板2、3に挟まれる半導体素子1としては、両面に配置される一対の金属板2、3を電極や放熱板として用いることが可能なものであればよく、その数としては、上述のように2個あってもよいし、1個または3個以上でもよい。
また、上述したように、ブロック体5は、半導体素子1と第1の金属板2との間に介在し、これら両部材1、2の間の高さを確保する役割を有するものであるが、可能であるならば、上記各実施形態において、ブロック体5は存在しないものであってもよい。この場合、たとえば、上記図1において、半導体素子1の表面と対向する第1の金属板2の内面2aの部位を突出させ、この突出部と半導体素子1とを直接はんだ付けするようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、冷却器9、11は冷却流路9a、11aを内蔵する水冷式のものであったが、冷却器としては冷却流路を持たないものでもよく、たとえば、冷却フィンなどを持つ空冷式のものであってもよい。特に、第2の冷却器11の場合、半導体装置100の外方に突出した突出部11bにて冷却フィンを持つようにすればよい。
また、半導体装置としては、半導体素子と、半導体素子の表面側、裏面側にそれぞれ電気的および熱的に接合された金属板と、各金属板の放熱面に熱的に接合された冷却器とを備えるものであればよく、上記各実施形態に示されるようなモールド樹脂6が無い構成であってもよい。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の概略断面図である。 第1実施形態に係る複合半導体装置の要部を示す外観斜視図である。 図2における第2の冷却器の連結部分を拡大して示す概略断面図である。 (a)は本発明の第2実施形態に係る半導体装置の要部を示す概略断面図であり、(b)は(a)中のA−A概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の要部を示す概略断面図である。
符号の説明
1 半導体素子
2 第1の金属板
2a 第1の金属板の放熱面
2b 第1の金属板の内面
3 第2の金属板
3a 第2の金属板の放熱面
3b 第2の金属板の内面
9 第1の冷却器
11 第2の冷却器
11b 第2の冷却器の突出部
100 半導体装置

Claims (4)

  1. 半導体素子(1)と、
    前記半導体素子(1)の表面側、裏面側にそれぞれ電気的および熱的に接合され、前記半導体素子(1)を挟む一対の金属板(2、3)と、
    前記一対の金属板(2、3)における前記半導体素子(1)とは反対側の面である放熱面(2b、3b)に熱的に接合された第1の冷却器(9)とを備える半導体装置において、
    前記一対の金属板(2、3)の間には第2の冷却器(11)が介在されており、
    この第2の冷却器(11)は、前記一対の金属板(2、3)における前記半導体素子(1)側の面である内面(2a、3a)に熱的に接続され、前記一対の金属板(2、3)を冷却するようになっていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2の冷却器(11)は、前記第1の冷却器(9)の一部がそれぞれの前記金属板(2、3)の放熱面(2b、3b)から端面を超えて内面(2a、3a)まで折り曲げられたものとして構成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 半導体素子(1)と、前記半導体素子(1)の表面側、裏面側にそれぞれ電気的および熱的に接合され、前記半導体素子(1)を挟む一対の金属板(2、3)と、前記一対の金属板(2、3)における前記半導体素子(1)とは反対側の面である放熱面(2b、3b)に熱的に接合された第1の冷却器(9)とを備える半導体装置(100)を2個有しており、
    それぞれの前記半導体装置(100)においては、前記一対の金属板(2、3)の間には第2の冷却器(11)が介在されるとともに、この第2の冷却器(11)は、前記一対の金属板(2、3)における前記半導体素子(1)側の面である内面(2a、3a)に熱的に接続され、前記一対の金属板(2、3)を冷却するようになっており、
    さらに、それぞれの前記半導体装置(100)においては、前記第2の冷却器(11)が当該半導体装置の外方に突出した突出部(11b)を有しており、
    それぞれの前記半導体装置(100)の前記第2の冷却器(11)の前記突出部(11b)同士が、連結されていることを特徴とする複合半導体装置。
  4. それぞれの前記半導体装置(100)の前記第2の冷却器(11)は、内部を冷媒が流通することで冷却を行うものであり、
    前記連結された部位を介して、前記半導体装置(100)の前記第2の冷却器(11)同士に、共通の冷媒が流れるようになっていることを特徴とする請求項3に記載の複合半導体装置。
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