JP6451566B2 - 冷却器、冷却器モジュール - Google Patents

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本発明は、異なる発熱量の発熱体を冷却する冷却器、当該冷却器を備える冷却器モジュールに関する。
従来、冷媒が流通する冷却管と、冷却対象物である発熱体とを交互に積層し、冷媒と電子部品とを熱交換させて発熱体を冷却する積層型の冷却器が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の冷却器では、発熱体としてIGBT等の半導体素子とダイオードとを内蔵した半導体モジュール等が例示されている。
特開2006−5014号公報
ところで、従来の冷却器では、単位面積当たりの発熱量が同様となる同種の発熱体を隣り合う冷却管で狭持することを前提としており、単位面積当たりの発熱量の異なる発熱体を冷却するためには、発熱体毎に冷却器を用意する必要があった。
このように、発熱体毎に冷却器を用意することは、単位面積当たりの発熱量の異なる発熱体が増加するに伴って冷却器が増加したり、各冷却器への冷媒の供給路が複雑化したりすることから好ましくない。
本発明は上記点に鑑みて、単位面積当たりの発熱量の異なる発熱体それぞれを冷却可能な冷却器、および当該冷却器を備える冷却器モジュールを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数の発熱体(21、22)を冷却する冷却器を対象としている。上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、冷媒の流通路(30)が形成された複数の冷却管(3)が、複数の冷却管における流通路が形成された部位の間に、複数の発熱体のうち相対的に単位面積当たりの発熱量の多い高発熱体(21)を挟むことが可能な状態で積層された積層体(10a)と、複数の発熱体のうち高発熱体よりも単位面積当たりの発熱量が少ない低発熱体(22)を取り付けることが可能なベースプレート(6)と、を備える構成とする。そして、複数の冷却管の少なくとも1つに、流通路の外側に延伸する延伸部位(311、321、331、331A〜331D)が設け、ベースプレートを、延伸部位に接合する構成としている。
また、請求項5に記載の発明は、冷却対象物を冷却する冷却器モジュールを対象としている。上記目的を達成するため、請求項5に記載の発明では、冷却対象物である複数の発熱体のうち、相対的に単位面積当たりの発熱量の多い高発熱体(21)と、複数の発熱体のうち、高発熱体よりも単位面積あたりの発熱量の少ない低発熱体(22)と、冷媒の流通路(30)が形成された複数の冷却管(3)が、複数の冷却管における流通路を形成する部位の間に高発熱体が挟まれた状態で積層された積層体(10a)、低発熱体が取り付けられたベースプレート(6)を含んで構成される冷却器(10)と、を備える構成とする。そして、複数の冷却管の少なくとも1つに、流通路の外側に延伸する延伸部位(311、321、331、331A〜331D)を設け、ベースプレートを延伸部位に接合する構成としている。
これらによれば、積層体を構成する各冷却管の両面で高発熱体を冷却する構成としているので、高発熱体を充分に冷却することができる。さらに、冷却管における流通路の外側に延伸した部位に接合されたベースプレートで低発熱体を冷却する構成としているので、高発熱体と低発熱体との不必要な熱交換を抑えることができる。このため、低発熱体についても充分に冷却することができる。
このように、冷却管を流れる冷媒で直接的に高発熱体を冷却しつつ、冷却管の延伸部位に接合されたベースプレートで間接的に低発熱体を冷却することで、単位面積当たりの発熱量の異なる複数の発熱体を単一の冷却器で冷却することが可能となる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
実施形態の冷却器を備える冷却器モジュールの全体構成図である。 図1に示す矢印IIの方向から見た冷却器モジュールの側面図である。 図1のIII−III断面図である。 図3のIV−IV断面図である。 図3に示す矢印Vの方向から見た冷却管の側面図である。 実施形態の冷却器の変形例を示す図であって、実施形態の図1に相当する全体構成図である。 実施形態の冷却管の変形例を示す図であって、実施形態の図4に相当する断面図である。 実施形態の冷却管の変形例を示す図であって、実施形態の図3に相当する全体構成図である。
本発明の一実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。図1は、本実施形態の冷却器10を備える冷却器モジュール1の全体構成図であり、図2は、図1に示す矢印IIの方向から見た冷却器モジュール1の側面図である。
冷却器モジュール1は、図1、図2に示すように、主たる構成要素として、冷却対象物である複数の発熱体21、22、および冷却器10を備えている。冷却器モジュール1は、冷却器10によって各発熱体21、22を冷却する。
複数の発熱体21、22は、それぞれ通電されることで発熱する電気部品である。複数の発熱体21、22は、例えば、自動車の電力変換器を構成する電気部品で構成されている。
本実施形態の複数の発熱体21、22には、相対的に単位面積当たりの発熱量が多い高発熱体21、および高発熱体21に比べて単位面積当たりの発熱量が少ない低発熱体22が含まれる。高発熱体21としては、例えば、半導体素子等を内蔵したパワーカードと呼ばれる半導体モジュールが挙げられる。また、低発熱体22としては、リアクトルやコンデンサ等の電子部品が挙げられる。
冷却器10は、複数の冷却管3を積層して構成される積層型熱交換器である。冷却器10は、高発熱体21を冷却するための積層体10a、および低発熱体22を冷却するためのベースプレート6を備える。
積層体10aは、複数の冷却管3を有しており、各冷却管3における冷媒が流通する流通路30を形成する部位の間に高発熱体21を挟むことが可能なように、隣り合う冷却管3同士が所定の間隔をあけて積層されている。積層体10aは、各冷却管3を流通する冷媒と冷却管3の間に配置された高発熱体21とを熱交換させて、高発熱体21を冷却する。
本実施形態の積層体10aは、複数の冷却管3のうち、積層方向の最も外側に配置される一対の冷却管3の一方の長手方向両端部に、冷媒を冷却器10に導入するための冷媒導入部4と、冷媒を冷却器10から導出するための冷媒導出部5とが接続されている。冷媒導入部4および冷媒導出部5は、ろう付け等の接合技術により積層方向の最も外側に配置される冷却管3に接合されている。
冷却管3は、図3に示すように、その短手方向の一対の周縁部が長手方向に沿って延在すると共に、その長手方向の周縁端部の形状が半円を描くように半円弧形状となっている。なお、冷却管3における長手方向は、冷媒導入部4と冷媒導出部5とを結ぶ方向に沿って延びる方向であり、短手方向は、長手方向に直交する方向である。
本実施形態の冷却管3は、長手方向に延びる一対の周縁部のうち、一方の周縁部の中央部に、短手方向に延伸する延伸部位331が設けられている。この延伸部位331については後述する。
本実施形態の冷却管3は、アルミニウムや銅等の熱伝導性に優れた金属製のプレートを積層し、これらプレートを接合して構成されている。具体的には、冷却管3は、図4に示すように、一対の外殻プレート31、32と、一対の外殻プレート31、32の間に配された中間プレート33と、外殻プレート31、32および中間プレート33の間に配された波形状のインナーフィン34とを有する。
そして、外殻プレート31、32および中間プレート33の間には、冷媒が流通する流通路30が形成されている。なお、冷媒としては、例えば、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、水やアンモニア等の自然冷媒、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒を採用することができる。
一対の外殻プレート31、32は、冷却管3の外殻を構成するプレートである。一対の外殻プレート31、32は、外側表面が高発熱体21と接する接触部位を構成している。一対の外殻プレート31、32は、その周縁部が中間プレート33の表面に配されたろう材により接合されている。
一対の外殻プレート31、32は、図5に示すように、流通路30を流通する冷媒と高発熱体21とを熱交換させるための熱交換領域を構成する扁平面3cと、供給ヘッダ部11および排出ヘッダ部12を構成する部位3dとに大別することができる。
一対の外殻プレート31、32には、供給ヘッダ部11および排出ヘッダ部12を構成する部位3dに、積層方向に突出する突出管部35と、この突出管部35の根元部(付け根付近)に所定の幅を有する環状のダイヤフラム部36が設けられている。ダイヤフラム部36は、冷却管3に対して積層方向に圧縮荷重が作用した際に、突出管部35を介して当該圧縮荷重を受けて冷却管3の内側に向かって変形する変形部位である。
ここで、本実施形態の冷却管3には、図3に示すように、冷却管3の長手方向に延びる周縁部に爪部3aが設けられている。この爪部3aは、一対の外殻プレート31、32における周縁部同士の接合を外側から補強する補強部材である。本実施形態の爪部3aは、冷却管3の長手方向に延びる周縁部のうち、後述する突出管部35から所定の間隔をあけた位置に形成されている。
図4に戻り、中間プレート33は、一対の外殻プレート31、32に狭持されて、一対の外殻プレート31、32との間に流通路30を形成する長方形状の板部材である。中間プレート33は、流通路30を流れる冷媒を一対の外殻プレート31、32の内表面側に近づけるために設けられている。
本実施形態の中間プレート33は、その表面に配されたろう材により一対の外殻プレート31、32、およびインナーフィン34に接合されている。なお、図示しないが、中間プレート33には、突出管部35の開口部に対応して円形の開口部が形成されている。
本実施形態の中間プレート33は、長手方向の中央部における短手方向の寸法が一対の外殻プレート31、32の短手方向の寸法よりも大きくなっており、長手方向の中央部の部位が冷媒の流通路30の外側に延伸している。中間プレート33における流通路30の外側に延伸する延伸部位331は、後述するベースプレート6を冷却管3に接合するために設けられている。本実施形態では、各冷却管3の全ての中間プレート33に延伸部位331が設けられている。
インナーフィン34は、流通路30を流通する冷媒と冷却対象物である各発熱体21、22との伝熱を促進させる部材である。本実施形態のインナーフィン34は、図3に示す冷却管3の長手方向に延びる周縁部に内側に向かって膨出するように形成されたリブ3bによって、長手方向の端部が位置決めされている。なお、本実施形態のリブ3bは、冷却管3の長手方向に延びる周縁部のうち、後述する突出管部35から所定の間隔をあけた位置に形成されている。
ここで、本実施形態の積層体10aは、高発熱体21と冷却管3との密着性を高めるために、冷却管3同士の間に形成される隙間に高発熱体21を配置した状態で、図示しないプレス機で圧縮して高発熱体21を冷却管3の両面で挟み込む構造となっている。この際、冷却管3の突出管部35の根元部を構成するダイヤフラム部36が、圧縮荷重により冷却管3の内側に向かって変形する。これにより、高発熱体21を冷却管3の両面で挟み込む際に、高発熱体21に対して過剰な圧縮荷重が作用しないようになっている。
続いて、ベースプレート6は、図2に示すように、低発熱体22に接触して低発熱体22を冷却する部材である。ベースプレート6は、低発熱体22を取り付けることが可能なプレートであって、冷却管3と同様に、アルミニウムや銅等の熱伝導性に優れた金属性のプレートで構成されている。本実施形態の低発熱体22は、図示しないボルト等の締結部材によってベースプレート6に対して取り付けられている。
具体的には、本実施形態のベースプレート6は、積層体10aの積層方向に沿って延びる一枚のプレートで構成されており、各冷却管3の中間プレート33の延伸部位331を介して各冷却管3に対して接合されている。
ここで、前述したように、本実施形態の積層体10aは、図示しないプレス機で圧縮して高発熱体21と冷却管3との密着性を高めるようにしている。このように、積層体10aの製造過程において、積層体10aを圧縮する圧縮工程を設ける場合、当該圧縮工程時に中間プレート33の延伸部位331の位置が積層方向にずれる可能性がある。
このため、ベースプレート6は、積層体10aの圧縮工程を終えた後に、中間プレート33の延伸部位331に対して接合することが望ましい。なお、ベースプレート6は、溶接やろう付け等の接合技術により中間プレート33の延伸部位331に接合すればよい。
このように構成される冷却器モジュール1では、冷媒導入部4から導入された冷媒が、供給ヘッダ部11を介して、各冷却管3の長手方向の一端部側から流入し、各冷却管3の流通路30内を他端部側へ向かって流れる。そして、流通路30を流れる冷媒は、排出ヘッダ部12を介して、冷媒導出部5から排出される。
この際、各冷却管3の扁平面3cに狭持された高発熱体21は、流通路30を流通する冷媒と熱交換して直接的に冷却される。また、流通路30を冷媒が流通する際に、中間プレート33およびベースプレート6が冷やされることで、ベースプレート6に取り付けられた低発熱体22が間接的に冷却される。
次に、上記構成に係る冷却器10および冷却器モジュール1の特徴的な効果について説明する。本実施形態では、積層体10aを構成する各冷却管3の両面で高発熱体21を冷却する構成としているので、高発熱体21を充分に冷却することができる。
さらに、本実施形態では、冷却管3における流通路30の外側に延伸した部位に接合されたベースプレート6で低発熱体22を冷却する構成としている。このように、高発熱体21と低発熱体22との冷却する部位を個別に設ける構成とすれば、高発熱体21と低発熱体22との不必要な熱交換を抑えることができるので、低発熱体22を充分に冷却することができる。
このように、冷却管3で直接的に高発熱体21を冷却し、冷却管3の延伸部位331に接合されたベースプレート6で間接的に低発熱体22を冷却することで、単位面積当たりの発熱量の異なる複数の発熱体21、22を単一の冷却器10で冷却可能となる。
また、本実施形態は、ベースプレート6を積層体10aの積層方向に沿って延ばすと共に、2以上の冷却管3に設けた延伸部位331に対してベースプレート6を接合する構成としている。これによれば、積層体10aとベースプレート6との間の熱伝導の効率が向上することから、低発熱体22を充分に冷却することが可能となる。
さらに、本実施形態では、中間プレート33の一部を冷却管3における流通路30の外側に延伸させて、延伸させた延伸部位331をベースプレート6に対して接合する構成としている。このように、高発熱体21に対して直に接しない中間プレート33に延伸部位331を設ける構成とすれば、冷却管3を介した高発熱体21と低発熱体22との不必要な熱交換を避けることができる。このため、低発熱体22を充分に冷却することが可能となる。
(変形例1)
上述の実施形態で説明した冷却器10の変形例について、図6を参照して説明する。なお、図6は、実施形態の冷却器10の変形例を示す図であって、実施形態の図1に相当している。
図6に示すように、本変形例では、各冷却管3の中間プレート33における長手方向の一方向側の寸法を一対の外殻プレート31、32の長手方向の一方向側の寸法よりも大きくすることで、中間プレート33の一部を冷媒の流通路30の外側に延伸させている。そして、中間プレート33における冷媒の流通路30の外側に延伸させた延伸部位331Aに対してベースプレート6を接合する構成としている。図6に示す構成としても、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図6では、中間プレート33を冷却管3の長手方向における排出ヘッダ部12側に延伸させる例を図示しているが、これに限らず、供給ヘッダ部11に延伸させる構成としてもよい。
(変形例2)
上述の実施形態で説明した冷却管3の変形例について、図7を参照して説明する。なお、実施形態の冷却管3の変形例を示す図であって、実施形態の図4に相当している。
図7に示すように、本変形例では、一対の外殻プレート31、32の長手方向の中央部における短手方向の寸法を中間プレート33の短手方向の寸法よりも大きくすることで、一対の外殻プレート31、32の一部を冷媒の流通路30の外側に延伸させている。
そして、一対の外殻プレート31、32における流通路30の外側に延伸する延伸部位311、321に対して、ベースプレート6を接合する構成としている。
これによっても、冷却管3で直接的に高発熱体21を冷却し、冷却管3の延伸部位311、321に接合されたベースプレート6で間接的に低発熱体22を冷却することができ、高発熱体21および低発熱体22を単一の冷却器10で冷却することが可能となる。なお、本変形例については、冷却管3に中間プレート33が設けられていない構成に対しても適用することができる。
(変形例3)
上述の実施形態で説明した冷却管3の変形例について、図8を参照して説明する。なお、実施形態の冷却管3の変形例を示す図であって、実施形態の図3に相当している。
図8に示すように、本変形例では、中間プレート33に対して3つの延伸部位331B〜331Dを設ける構成としている。各延伸部位331B〜331Dは、冷却管3の長手方向に並ぶように設けられている。図8に示す構成としても、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
ここで、高発熱体21には、図示しないが、給電用のバスバーや各種信号線を接続する接続端子等が設けられている。本変形例の如く、中間プレート33に対して3つの延伸部位331B〜331Dを設ける構成とすれば、延伸部位331B〜331Dの間の空間を高発熱体21のバスバーや接続端子の取付用の空間として利用することができる。すなわち、高発熱体21のバスバーや接続端子と延伸部位331B〜331Dとが干渉してしまうことを抑制することができる。このような構成は、図7に示す変形例2の構成に対しても適用可能である。
なお、図8では、中間プレート33に対して3つの延伸部位331B〜331Dを設ける例を図示しているが、これに限らず、2つの延伸部位を設けたり、4つ以上の延伸部位を設けたりしてもよい。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。例えば、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の実施形態では、各冷却管3の全ての中間プレート33に延伸部位331を設ける例について説明したが、これに限定されない。中間プレート33の延伸部位331は、各冷却管3の1つ以上に設けられていればよい。なお、中間プレート33とベースプレート6との熱伝導性を確保するためには、少なくとも2以上の冷却管3の中間プレート33に延伸部位331を設けることが望ましい。
(2)上述の実施形態では、各冷却管3の中間プレート33の延伸部位331それぞれにベースプレート6を接合するために、ベースプレート6を積層体10aの積層方向に沿って延びる一枚のプレートで構成する例について説明したが、これに限定されない。
例えば、ベースプレート6を中間プレート33の延伸部位331の延伸方向、すなわち冷却管3の短手方向に延びるプレートで構成し、各冷却管3の中間プレート33の延伸部位331の一部に接合するようにしてもよい。また、ベースプレート6は、積層体10aの積層方向に沿って延びる複数枚のプレートで構成してもよい。
(3)上述の実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
(4)上述の実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
(5)上述の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
10 冷却器
10a 積層体
21 高発熱体
22 低発熱体
3 冷却管
30 流通路
33 中間プレート
331 延伸部位
6 ベースプレート

Claims (5)

  1. 複数の発熱体(21、22)を冷却する冷却器であって、
    冷媒の流通路(30)が形成された複数の冷却管(3)が、前記複数の冷却管における前記流通路が形成された部位の間に、前記複数の発熱体のうち相対的に単位面積当たりの発熱量の多い高発熱体(21)を挟むことが可能な状態で積層された積層体(10a)と、
    前記複数の発熱体のうち前記高発熱体よりも単位面積当たりの発熱量が少ない低発熱体(22)を取り付けることが可能なベースプレート(6)と、を備え、
    前記複数の冷却管の少なくとも1つには、前記流通路の外側に延伸する延伸部位(311、321、331、331A〜331D)が設けられており、
    前記ベースプレートは、前記延伸部位に接合されている冷却器。
  2. 前記複数の冷却管のうち、2以上の冷却管には、前記延伸部位が設けられており、
    前記ベースプレートは、前記複数の冷却管の積層方向に沿って延びると共に、前記複数の冷却管のうち、前記延伸部位が設けられた冷却管それぞれに接合されている請求項1に記載の冷却器。
  3. 前記冷却管は、外側表面が前記高発熱体に接する一対の外殻プレート(31、32)、および前記一対の外殻プレートに狭持されて前記一対の外殻プレートとの間に前記流通路を形成する中間プレート(33)を有しており、
    前記延伸部位は、前記中間プレートにおける前記一対の外殻プレートよりも前記流通路の外側に延伸した部位(331、331A〜331D)で構成されている請求項1または2に記載の冷却器。
  4. 前記冷却管は、前記流通路を形成する一対の外殻プレート(31、32)を有しており、
    前記延伸部位は、前記一対の外殻プレートにおける前記流通路の外側に延伸した部位(311、321)で構成されている請求項1または2に記載の冷却器。
  5. 冷却対象物を冷却する冷却器モジュールであって、
    前記冷却対象物である複数の発熱体のうち、相対的に単位面積当たりの発熱量の多い高発熱体(21)と、
    前記複数の発熱体のうち、前記高発熱体よりも単位面積あたりの発熱量の少ない低発熱体(22)と、
    冷媒の流通路(30)が形成された複数の冷却管(3)が、前記複数の冷却管における前記流通路を形成する部位の間に前記高発熱体が挟まれた状態で積層された積層体(10a)、前記低発熱体が取り付けられたベースプレート(6)を含んで構成される冷却器(10)と、を備え、
    前記複数の冷却管の少なくとも1つには、前記流通路の外側に延伸する延伸部位(311、321、331、331A〜331D)が設けられており、
    前記ベースプレートは、前記延伸部位に接合されている冷却器モジュール。
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