JP5227681B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子が搭載される回路基板と半導体素子の冷却を行うヒートシンクとを、互いに熱伝導可能な状態で結合した半導体装置に関する。
パワーモジュール等の半導体装置としては、窒化アルミニウムなどからなる絶縁基板の表裏両面に純アルミニウムなどの金属板を接合した回路基板にヒートシンク(放熱装置)を結合して、互いに熱伝導可能な状態にしたものが知られている。この種の半導体装置では、回路基板の表面金属板に半田付けなどにより接合した半導体素子の発する熱を、裏面金属板に結合したヒートシンクから放熱するようになっている。そして、この半導体装置においては、半導体素子から発生した熱を効率よく冷却するために、ヒートシンクの放熱性能を向上させることが求められていた。
そこで、従来、箱体の内部に構成された流路に仕切り壁を設け、仕切り壁を箱体の底面の対角線方向に平行に複数設けるとともに、仕切り壁の間隙を、対角線に近い所では狭く、対角線に遠い所では広くした熱伝達冷却装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。そして、特許文献1に記載の熱伝達冷却装置では、温度が上昇し易い冷却装置の中央部において仕切り壁の間隔を小さくして、仕切り壁の数を増やしているため、冷却装置の中央部において伝熱面積が拡大していた。
特開平5−299549号公報
ところで、従来の半導体装置では、セラミック基板と、金属板及びヒートシンクとの線膨張係数の相違に起因して発生する熱応力によって、接合部にクラックが生じたりヒートシンクに反りが生じたりして、ヒートシンクの放熱性能が低下する虞があるため、ヒートシンクには放熱性能以外に優れた熱応力緩和機能が求められている。しかし、特許文献1に記載の熱伝達冷却装置では、仕切り壁が、冷却装置の一方の角部から他方の角部にまで所定の間隔を空けて複数設けられているため、冷却装置の剛性は大きくなり、熱伝達冷却装置の温度変化時に熱伝達冷却装置が十分な応力緩和機能を発揮することはなかった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ヒートシンクの放熱性能の低下を抑え、ヒートシンクにおける応力緩和機能を向上させることができる半導体装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、絶縁基板の一面に第1金属板が接合されるとともに他面に第2金属板が接合され、前記第1金属板に半導体素子が接合されるとともに前記第2金属板と半導体素子の冷却を行うヒートシンクとが互いに熱伝導可能な状態で結合された半導体装置において、前記ヒートシンクは、ケース部を備え、前記ケース部内壁の内側に設けられた仕切り壁によって冷媒通路が区画されており、全ての前記仕切り壁は、前記半導体素子の直下を通るように設けられていることを要旨とする。
この発明では、ヒートシンクは、半導体素子の直下を通るように仕切り壁を有しており、半導体素子の直下に位置する仕切り壁の他に、半導体素子の直下を通らない仕切り壁を有するヒートシンクに比べて、ヒートシンクの剛性を低減できる。したがって、半導体装置が温度変化して熱応力が生じた場合に、ヒートシンクは容易に変形することができ、半導体装置に生じた熱応力を緩和することができる。
また、半導体素子から発生した熱は、半導体素子の下方に向って伝導され、回路基板を介してヒートシンクにまで伝達される。そして、ヒートシンクに伝達された熱は、半導体素子の直下に位置するケース部の部分及び半導体素子の直下に存在する仕切り壁に集中的に伝達されるとともに、ケース部及び仕切り壁において冷媒との熱交換が行われる。したがって、半導体素子の直下以外の領域のみを通る仕切り壁を省略しても、半導体素子から発生した熱が集中的に伝導される経路には必ず仕切り壁が存在するため、ヒートシンクの放熱性能が低下することは抑制されており、効率よく熱をヒートシンク外部に逃がすことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記半導体素子は1つの前記ヒートシンクに対して複数搭載されるとともに前記仕切り壁は複数設けられ、前記仕切り壁は、複数の前記半導体素子の直下に位置するように一方向に連続して延びており、各半導体素子の直下には、必ず仕切り壁が存在していることを要旨とする。
この発明では、一つの半導体素子の直下にしか存在しない仕切り壁を半導体素子の数以上設ける場合に比べて、ヒートシンクの放熱性能を低下させることなく、少ない数の仕切り壁で各半導体素子の直下に必ず仕切り壁が存在するように構成することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記仕切り壁は、連続して延びながら交互に折れ曲がる形状に形成されていることを要旨とする。
この発明では、交互に折れ曲がる形状に形成された仕切り壁は、冷媒の流れを乱すことができるので、一直線状に延びる仕切り壁に比べて、冷却性能をより向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、絶縁基板の一面に第1金属板が接合されるとともに他面に第2金属板が接合され、前記第1金属板に半導体素子が接合されるとともに前記第2金属板と半導体素子の冷却を行うヒートシンクとが互いに熱伝導可能な状態で結合された半導体装置において、前記ヒートシンクは、ケース部を備え、前記ケース部内壁の内側に設けられた仕切り壁によって冷媒通路が区画されており、全ての前記仕切り壁は、前記半導体素子の直下のみに位置するように設けられていることを要旨とする。
本発明によれば、ヒートシンクの放熱性能の低下を抑え、ヒートシンクにおける応力緩和機能を向上させることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。なお、図1及び図2は、半導体装置の構成を模式的に示したものであり、図示の都合上、一部の寸法を誇張して分かり易くするために、それぞれの部分の幅、長さ、厚さ等の寸法の比は実際の比と異なっている。また、以下では、ヒートシンク側(図1における下側)を半導体装置の下側と規定し、半導体素子側(図1における上側)を半導体装置の上側と規定する。
図1に示すように、半導体装置10は、複数の絶縁回路基板11を備え、各絶縁回路基板11上に一つの半導体素子(半導体チップ)12が搭載されている。絶縁回路基板11は、絶縁基板としてのセラミック基板13の表面13aに第1金属板(金属回路板)14が接合されるとともにセラミック基板13の裏面13bに第2金属板15が接合されることで構成されている。なお、第1金属板14及び第2金属板15は、純アルミニウムや銅により形成されている。
セラミック基板13は、図1における上側が半導体素子12の搭載面となる表面13a側とされており、半導体素子12の搭載面に配線層として機能する第1金属板14が接合されている。そして、第1金属板14には、図示しない半田を介して半導体素子12が接合されている。半導体素子12としては、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor )、MOSFET、ダイオードが用いられる。
一方、セラミック基板13において図1の下側となる裏面13b側には、セラミック基板13とヒートシンク16とを結合する結合層として機能する第2金属板15が接合されている。そして、ヒートシンク16と絶縁回路基板11と半導体素子12とは、一体化されている。
ヒートシンク16は金属製であるとともに、半導体素子12で発生した熱を強制的に除去する強制冷却式の冷却器として機能する。ヒートシンク16の冷却能力は、半導体素子12が定常発熱状態(通常状態)にある場合、半導体素子12で発生した熱が絶縁回路基板11を介してヒートシンク16に伝導されて円滑に除去されるように設定されている。また、ヒートシンク16は平面視矩形状に形成されるとともに、その外郭が扁平中空状のケース部17によって構成されている。
ケース部17には、その表面Sに半導体素子12を搭載した複数の絶縁回路基板11が図示しないろう材により接合されるとともに、その内部に一直線状に延びる複数の仕切り壁18が設けられている。
複数の仕切り壁18は、互いに平行となるように延びるとともに、隣り合う仕切り壁18同士及び仕切り壁18とケース部17の内側壁部17aとによって冷媒が流れる複数の冷媒通路19を区画している。仕切り壁18はその上端部18aがケース部17の上側内面17bに接合されるとともに、その下端部18bがケース部17の下側内面17cに接合され、ケース部17内において直立した状態となっている。図1及び図2に示すように、複数の仕切り壁18は半導体素子12の直下の領域を通るように形成されている。そして、図2における左側寄りに一列に配列された複数の半導体素子12の直下には3つの仕切り壁18が存在するとともに、図2における右側寄りに一列に配列された複数の半導体素子12の直下には3つの仕切り壁18が存在している。左側寄りの3つの仕切り壁18及び左側寄りの3つの仕切り壁18は、それぞれ等間隔を空けて配設されている。なお、「半導体素子12の直下」とは、半導体素子12を上方から見た場合に、半導体素子12と重なる領域のことを意味し、半導体素子12より下側の領域であっても、半導体素子12の周縁よりも外側に存在する領域は含まない。
ここで、各仕切り壁18において、半導体素子12の直下の領域に存在する部分は、対応部20として構成されている。対応部20は、半導体素子12から発生した熱が集中的に伝達される仕切り壁18の部分であり、各半導体素子12の直下には必ず存在するように構成されている。なお、複数の仕切り壁18によって区画された冷媒通路19は、ケース部17に設けられた図示しない入口部及び出口部と連通し、入口部及び出口部は、例えば、車両に装備された冷媒循環路に連結可能に形成されている。
次に、前記のように構成された半導体装置10の作用について説明する。
半導体装置10は、ハイブリッド車に搭載されるとともに、図示しない冷却媒体循環路にヒートシンク16がパイプを介して連通された状態で使用される。冷却媒体循環路には、ポンプ及びラジエータが設けられ、冷媒の熱をラジエータから放熱するようになっている。冷媒としては、例えば、水が使用される。
半導体装置10に搭載された半導体素子12が駆動されると、半導体素子12から熱が発生する。そして、半導体素子12から発生した熱は、半導体素子12の下方に向けて伝導されて、図1に矢印Aで示すように、第1金属板14、セラミック基板13、第2金属板15及びヒートシンク16の順に伝導される。ここで、半導体素子12からヒートシンク16に熱が伝導される際、絶縁回路基板11及びヒートシンク16は高温となり、熱膨張する。このとき、セラミック基板13と、ヒートシンク16及び第1,第2金属板14,15との線膨張係数が異なることで、セラミック基板13とヒートシンク16及び第1,第2金属板14,15との膨張量が異なってくるため、半導体装置10には熱応力が発生する。そして、ヒートシンク16では、半導体素子12の直下を通る仕切り壁18以外は設けられていないため、ケース部17の変形を規制する仕切り壁の数は少なく、ケース部17内において仕切り壁18が占める体積の割合は小さくなっている。そのため、ケース部17内に、仕切り壁18の他に、仕切り壁18と同じ構成で、かつ半導体素子12の直下を通ることのない仕切り壁が設けられたヒートシンクに比べて、ヒートシンク16は容易に変形して、半導体装置10に生じる熱応力を緩和する。その結果、絶縁回路基板11及びヒートシンク16の温度上昇時に、セラミック基板13と第2金属板15との間の接合部にクラックが生じたり、ヒートシンク16の絶縁回路基板11への接合面に反りが生じたりすることを抑制できる。
また、半導体素子12から発生した熱がヒートシンク16にまで到達すると、その熱は、まず、半導体素子12の直下に位置するケース部17の部分及び仕切り壁18の対応部20に集中的に伝達され、その後、ヒートシンク16全体に行き渡る。そして、仕切り壁18が設けられていることで、半導体素子12の直下の領域においては、冷媒と熱交換を行う面積が大きくなり、より効率的に熱交換を行わせることができ、ケース部17及び仕切り壁18に伝達された熱は、冷媒によって円滑に持ち去られる。即ち、ヒートシンク16は、冷媒通路19を流れる冷媒によって強制冷却されるため、半導体素子12等からヒートシンク16に至る熱の伝導経路における温度勾配が大きくなり、半導体素子12で発生した熱が絶縁回路基板11を介して効率よく除去される。
一方、半導体素子12からの発熱が停止すると、絶縁回路基板11及びヒートシンク16の温度は低下し、熱収縮する。このときも、ヒートシンク16が変形することで、半導体装置10に生じる熱応力を緩和する。したがって、絶縁回路基板11及びヒートシンク16の温度低下時に、セラミック基板13と第2金属板15との間の接合部にクラックが生じたり、ヒートシンク16の絶縁回路基板11への接合面に反りが生じたりすることを抑制できる。
この実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)ケース部17内には、半導体素子12の直下の領域を通る仕切り壁18のみが設けられており、半導体素子12の直下の領域を通らない仕切り壁は設けられていない。したがって、ケース部17の変形を規制する仕切り壁18が少なくなり、ケース部17内において仕切り壁18が占める体積の割合は小さくなるため、ヒートシンク16の剛性を低減し、ヒートシンク16による応力緩和機能を向上させることができる。
(2)各半導体素子12の直下の領域には、必ず、仕切り壁18が存在するように構成されている。したがって、半導体素子12の直下の領域は、冷媒と熱交換を行うことができる面積が大きくなり、ヒートシンク16は、効率的に冷媒との熱交換を行わせて、効率よく放熱することができる。
(3)各仕切り壁18は、一列に配列された複数の半導体素子12の直下を通るように設けられている。したがって、一つの半導体素子12の直下しか通らない仕切り壁を、半導体素子12毎に設ける場合に比べて、ヒートシンク16に設ける仕切り壁18の数を減らすことができるため、ヒートシンク16の構成を簡素化することができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように構成してもよい。
○ ケース部17の内部に設ける仕切り壁18の数についてはとくに限定しない。全ての仕切り壁18がいずれかの半導体素子12の直下を通り、各半導体素子12の直下に必ず仕切り壁18が存在するのであれば、仕切り壁18の数を増やしてもよいし、仕切り壁18の数を減らしてもよい。ただし、仕切り壁18の数を増やす場合、仕切り壁18の数は、ヒートシンク16が応力緩和機能を十分に発揮できる範囲内の数となるように設定する必要がある。
○ 各仕切り壁18同士を一体に構成してもよい。例えば、左側寄りの3つ仕切り壁18の代わりに、半導体素子12の直下の領域に波板状のコルゲートフィンを配設して、図1の左側寄りの3つの仕切り壁18が一体となるように構成してもよい。また、同様に、右側寄りの3つの仕切り壁18の代わりに、半導体素子12の直下の領域に波板状の仕切り壁プレートを配設して、図1の右側寄りの3つの仕切り壁18が一体となるように構成してもよい。
○ 仕切り壁18の形状を変更してもよい。一方向に直線状に延びる仕切り壁の代わりに、例えば、図3(a)に示すように、連続して延びながらヒートシンク16の左右方向(上下方向に直交する方向)に交互に折り曲がる形状の仕切り壁30を複数設けてもよい。この場合、仕切り壁30間を流通する冷媒の流れを乱すことができるので、一直線状に延びる仕切り壁に比べて、冷却性能をより向上させることができる。
○ 連続して延びる仕切り壁18の代わりに、不連続な仕切り壁18を設けてもよい。例えば、半導体素子12の直下から外れた領域において、一旦、途切れて所定間隔空けた後、再び延びるような形状の仕切り壁18を設けてもよい。
○ 1つの仕切り壁18が1つの半導体素子12の直下のみを通るように構成してもよい。例えば、複数の半導体素子12を1列に並べ、一方向に連続して延びる仕切り壁18が半導体素子12毎に対応するように設け、各仕切り壁18が別々に各半導体素子12の直下を通るように構成してもよい。また、図3(b)に示すように、一つの半導体素子12毎に対応するように平面視十字形の複数のフィン40(仕切り壁)を設け、各半導体素子12の直下に存在するフィンが別々のフィンであるように構成してもよい。この場合、冷媒は、一方向に連続して延びる形状の仕切り壁18の場合に比べて、フィン40間における冷媒の乱れをより大きくし、冷却性能をより向上させることができる。また、冷却性能が冷媒の流れ方向に左右されにくい。
○ 絶縁回路基板11上に搭載する半導体素子12の数についてはとくに限定されない。一つの絶縁回路基板11上に複数の半導体素子12を搭載してもよい。
○ 第2金属板15とヒートシンク16との間に、応力緩和部材を介在させてもよい。そして、この場合、応力緩和部材を介して第2金属板15とヒートシンク16とは、互いに熱伝導可能に構成される。そして、応力緩和部材には、応力吸収空間としての複数の貫通孔が設けられるとともに、高熱伝導性材料としてのアルミニウム板によって構成されている。
○ ヒートシンク16を構成する材料については、セラミック基板13と線膨張係数が異なる金属材料であればよく、例えば、ヒートシンク16をアルミニウムや銅等で形成してもよい。なお、金属材料であるアルミニウムとは純アルミニウム又はアルミニウム合金を意味する。
○ セラミック基板13を構成する具体的な材料については、とくに限定されない。セラミック基板13は、窒化アルミニウム、アルミナ、窒化ケイ素などにより形成すればよい。
○ ヒートシンク16は内部に水が流れる構成としたが、水以外にもアルコール等の他の液体が流れる構成としてもよい。また、ヒートシンク16を流れる冷媒は、液体に限らず、空気などの気体であってもよい。
○ 半導体装置10は、車載用に限らず他の用途に使用するものに適用してもよい。
半導体装置の模式断面図。 半導体装置の部分模式平面図。 (a)及び(b)は、別の実施形態において、半導体素子の直下の領域に存在する仕切り壁の模式部分断面図。
符号の説明
10…半導体装置、11…回路基板としての絶縁回路基板、12…半導体素子、13…絶縁基板としてのセラミック基板、14…第1金属板、15…第2金属板、16…ヒートシンク、17…ケース部、17b…上側内面、17c…下側内面、18,30…仕切り壁、19…冷媒通路、40…フィン。

Claims (4)

  1. 絶縁基板の一面に第1金属板が接合されるとともに他面に第2金属板が接合され、前記第1金属板に半導体素子が接合されるとともに前記第2金属板と半導体素子の冷却を行うヒートシンクとが互いに熱伝導可能な状態で結合された半導体装置において、
    前記ヒートシンクは、ケース部を備え、
    前記ケース部内壁の内側に設けられた仕切り壁によって冷媒通路が区画されており、
    全ての前記仕切り壁は、前記半導体素子の直下を通るように設けられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記半導体素子は1つの前記ヒートシンクに対して複数搭載されるとともに前記仕切り壁は複数設けられ、
    前記仕切り壁は、複数の前記半導体素子の直下に位置するように一方向に連続して延びており、
    各半導体素子の直下には、必ず仕切り壁が存在している請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記仕切り壁は、連続して延びながら交互に折れ曲がる形状に形成されている請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
  4. 絶縁基板の一面に第1金属板が接合されるとともに他面に第2金属板が接合され、前記第1金属板に半導体素子が接合されるとともに前記第2金属板と半導体素子の冷却を行うヒートシンクとが互いに熱伝導可能な状態で結合された半導体装置において、
    前記ヒートシンクは、ケース部を備え、
    前記ケース部内壁の内側に設けられた仕切り壁によって冷媒通路が区画されており、
    全ての前記仕切り壁は、前記半導体素子の直下のみに位置するように設けられていることを特徴とする半導体装置。
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