JP5667739B2 - ヒートシンクアセンブリ、半導体モジュール及び冷却装置付き半導体装置 - Google Patents

ヒートシンクアセンブリ、半導体モジュール及び冷却装置付き半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、ヒートシンクアセンブリ、半導体モジュール及び冷却装置付き半導体装置に関する。
一般に、パワー半導体素子の冷却装置100は、図10や図11に示すように、パワー半導体モジュール101に絶縁材102とグリースや熱伝導接着材などのサーマルインターフェースマテリアル103とを介してヒートシンク104をボルト締めすることによって加圧接触させる構成である。そして、強制空冷のためにファン105をヒートシンク104のフィンに沿う方向に送風するように設置している。
電力変換装置の運転時に、パワー半導体素子で発生する熱は、パワー半導体モジュール101から接触境界のサーマルインターフェースマテリアル103を介し、ヒートシンク104のベース104A、放熱フィン104Bを通過して周囲環境(大気)へ放熱する。
ところが、従来の強制空冷式のパワー半導体素子の冷却装置の場合、パワー半導体素子の発熱密度(数10W/cm)に対して、放熱部であるヒートシンク104の熱伝達率(数10W/mK)が低く、許容できる温度差(数10℃)以内に保つためには、放熱面積を発熱面積の数100倍に拡大する必要があった。
この拡大過程において、熱伝導抵抗(固体熱伝導による熱抵抗)、接触熱抵抗(固体と固体の接触による熱抵抗)、広がり熱抵抗(発熱部品からの熱が45°の角度で広がりながらヒートシンク104まで伝わることの熱抵抗)、フィン効率(フィン104B全体の温度が一様でないことの補正)、ヒートシンク効率(入風温度と出風温度が一様でないことの補正)などの放熱を妨げる要因があるため、パワー半導体モジュール101の体積に比べて、ヒートシンク104の体積が非常に大きくなっていた。
従来の一例として、図10に示した大型IGBTモジュールと冷却装置で構成した電力変換装置について述べる。パワー半導体素子の発熱損失を2000W、許容するジャンクション温度125℃(周囲温度40℃)とすれば、強制空冷用ファン105を搭載した大型カシメ式ヒートシンク104(W330mm×L300mm×H110mm)を適用するのは妥当な解の1つである。このとき、ヒートシンク104の熱抵抗は0.028K/W、体積は10890cmなので、体積熱抵抗は305cmK/Wである(ヒートシンクの性能指数)。
このヒートシンク104の体積を小型化するには、効率良く放熱するための冷却手段が必要である。その1つの手段は、ヒートパイプ式や沸騰式などの冷媒の蒸発凝縮による潜熱と移動を利用して熱輸送を行う冷却器で、ヒートシンク体積を約1/2〜1/3にすることが可能である(非特許文献1)。このヒートシンクは電気車両用の冷却装置としても広く用いられている(特許文献1)。
もう1つの手段は、水冷式などのポンプで冷媒を強制循環して熱輸送を行う冷却器である。発熱部品の直近にマイクロチャネルを構成して熱伝導抵抗を減らし、放熱面積を増大して冷媒への熱伝達抵抗を減らすことで、冷却可能な熱流速を増大して高発熱密度の発熱部品の冷却を可能にしているものもある(特許文献2〜5)。また、衝突噴流を用いて、熱伝達抵抗を減らし、同様な効果を得るものもある(特許文献6,7)。
しかしながら、受熱ブロックは小型化できるが、周囲環境(大気)への放熱には別途、気液式熱交換器が必要で、周辺部品(駆動ポンプやチューブ)を含めれば、水冷式冷却装置の体積はヒートパイプ式や沸騰冷却式冷却装置と同等以上になる。
このように、従来のパワー半導体素子の冷却装置では、冷媒の循環による熱輸送機構が必要なため、受熱ブロック、熱輸送機構、放熱フィンを含めたヒートシンク全体のコストは増大していた。また、受熱ブロックと放熱フィンが分離できるのでレイアウトの自由度は高いが、受熱ブロック、熱輸送機構、放熱フィンを含めた冷却装置全体の体積は約1/2〜1/3程度であり、それほど小さくはならない。さらに冷媒の凍結や液漏れという問題も起こり得るため、その対策が必要とされる問題点もあった。
特開2000−60106号公報 特開平6−326226号公報 特開平7−66338号公報 特開2002−151640号公報 特開2006−19730号公報 特開平5−3274号公報 特開平10−22428号公報 デンソーテクニカルレビューVol7、No.1、「冷媒自然循環技術を用いた沸騰冷却器の開発」、2002年
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、発熱性の半導体素子に対して用いることでその温度を低く保つことができ、しかも、冷却手段の体積を小型化でき、かつ安価にして信頼性を高く保つことができるヒートシンクを用いたヒートシンクアセンブリ、半導体モジュール及び冷却装置付き半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの特徴は、強制空冷用ファンと共に使用され、ベース上に多数の放熱フィンがサブミリオーダの薄肉、狭ピッチで形成され、前記ファンの風の流れに沿う方向の長さが5mm〜20mm、前記放熱フィンの高さが5mm〜40mmとされ、前記放熱フィンの厚さが0.1〜0.6mm、前記放熱フィン同士のギャップが0.4〜0.8mmとされたヒートシンクを複数台備え、前記ヒートシンクを高さ方向に3台並べ、前記ヒートシンク間を熱輸送デバイスにて熱的に接続し、前記熱輸送デバイスは、前記3台のヒートシンクの中央部の1台のヒートシンクのベースに接続し、前記中央部のヒートシンクに接続された前記熱輸送デバイスの端部は、前記3台のヒートシンクの内の他の2台のヒートシンクのそれぞれのベースに接続するように高さ方向に伸長しているヒートシンクアセンブリである。
本発明の別の特徴は、強制空冷用ファンと共に使用され、ベース上に多数の放熱フィンがサブミリオーダの薄肉、狭ピッチで形成され、前記ファンの風の流れに沿う方向の長さが5mm〜20mm、前記放熱フィンの高さが5mm〜40mmとされ、前記放熱フィンの厚さが0.1〜0.6mm、前記放熱フィン同士のギャップが0.4〜0.8mmとされたヒートシンクを備え、前記ヒートシンクに対して、前記ベースの前記放熱フィンとは反対側の受熱面に受熱ブロックを熱伝導可能な状態で配置し、前記受熱ブロックに発熱性の半導体素子を設置した半導体モジュールである。
本発明のまた別の特徴は、前記ヒートシンクアセンブリに対して、いずれかのヒートシンクのベースの放熱フィンとは反対側の受熱面に受熱ブロックを熱伝導可能な状態で配置し、前記受熱ブロックに発熱性の半導体素子を設置した半導体モジュールである。
本発明のまた別の特徴は、前記半導体モジュールを筐体に収容し、前記筐体に、前記半導体モジュールの放熱フィンに対して外気を送風するファンを取り付けた冷却装置付き半導体装置である。
本発明のヒートシンクアセンブリによれば、発熱性の半導体素子を強制冷却する冷却装置として強制空冷用ファンと共に用いることでその温度を低く保つことができ、しかも、冷却装置の体積を小型化でき、かつ安価にして信頼性を高く保つことができる。
また、本発明の半導体モジュール及び冷却装置付き半導体装置によれば、小型にて安価、かつ信頼性の高いヒートシンク又はヒートシンクアセンブリを冷却手段に利用しているので、冷却装置を備えた半導体モジュールとして、また半導体装置としても小型化が図れる。
先ず、本発明の原理について説明する。ヒートシンク外形(幅W、高さH、長さL)と冷却ファンの能力が決まれば、放熱能力が最良となるフィン形状は以下の式で求められる。この計算結果から、放熱能力が最良となるフィン形状をとる場合、ヒートシンク長さLは、ある一定の長さ以上は必要とないことが分かる。すなわち、従来のパワー半導体素子用の強制空冷式ヒートシンクはヒートシンク長さ200mm〜300mmのものが主流であるが、同じ放熱能力はヒートシンク長さ20mm〜30mmで実現することができ、小型化、低コスト化の両面で優位である。
1)流れ解析
ヒートシンク長さL[m]、フィン高さHfin[m]、ギャップg[m]の長方形ダクトの水力等価直径D[m]は、次の通りである。
Figure 0005667739
レイノルズ数は、流体密度ρ[kg/m]、流体粘性μ[kg/ms]、フィン平均流速Uar[m/s]から、次の通りである。
Figure 0005667739
Re≒2300から乱流遷移が始まるが、狭いフィンピッチのヒートシンクは、ほとんどが層流流れである。水力距離xは、代表長さx(ヒートシンク長さL)から、次のようになる。
Figure 0005667739
完全発達層流流れの摩擦係数fは、次のようになる。
Figure 0005667739
ここで、チャネルアスペクト比Gは、
Figure 0005667739
であり、発達中の層流流れの摩擦係数fappは、
Figure 0005667739
である。十分発達するまでの助走距離Xは、
Figure 0005667739
であり、この助走区間では圧力損失が余分に生じている。
縮小係数Kc、拡大係数Keを求める。フィン密度σは、
Figure 0005667739
であり、縮小係数Kcは、
Figure 0005667739
であり、拡大係数Keは、
Figure 0005667739
であり、ヒートシンクの圧力損失ΔPhs[Pa]は、
Figure 0005667739
である。
ここで、Harは、フィン水力ヘッドである。
Figure 0005667739
体積流量率V[m/s]は、ヒートシンク幅W[m]から、
Figure 0005667739
である。
ファンパワーP[W]は、体積流量率×圧力損失に等しくなるため、
Figure 0005667739
である。
2)伝熱解析
長方形ダクトの完全発達層流流れのヌセルト数Nuは、
Figure 0005667739
であり、サーマルチャネル長さxは、
Figure 0005667739
である。
平均ヌセルト数Nuは、
Figure 0005667739
であり、平均熱伝達係数h[W/mK]は、空気の熱伝導率k[W/mK]から、
Figure 0005667739
であり、ヒートシンクの対流熱抵抗θcon[K/W]は、ヒートシンク表面積A[m]から、
Figure 0005667739
である。
ヒートシンクの容量熱抵抗θcap[K/W]は、空気の比熱c[J/KgK]から、
Figure 0005667739
であり、熱交換器で使われる概念の移動単位数NTUは、
Figure 0005667739
である。
理想の熱移動に対する現実の比であるヒートシンク効率εは、
Figure 0005667739
である。
フィン効率ηによる修正が加えられる。
Figure 0005667739
ここで、bはフィンの熱伝導率k[W/mK]から、
Figure 0005667739
であり、ヒートシンクの熱抵抗θhs[K/W]は、
Figure 0005667739
である。
1つの例として、ファンパワーPQ=0.05[W]、ヒートシンク幅W=40[mm]、ヒートシンク高さH=10(ベース厚1)[mm]とした場合、ヒートシンク長さL[mm]、フィン厚さTf[mm]、フィンギャップGf[mm]を放熱能力が最良となるよう最適化した計算結果は、以下の実施の形態の説明にて述べる通りである。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
[第1の実施の形態]
図1〜図3に本発明の第1の実施の形態のパワー半導体用の高密度フィンヒートシンク1の構成を示している。図1に示すように、ヒートシンク1の形状を、その外形に相当する幅W、高さH、長さL、冷却面ベース1Aの厚さTb、放熱フィン1Bの厚さTf、ギャップGf、高さHfで規定する。ヒートシンク1の幅Wは、放熱フィン1Bの並び方向の長さであり、ヒートシンク1の長さLは、ファンの風の流れに沿う方向の放熱フィン1Bの長さである。
図2、図3に示すように、放熱フィン1Bをサブミリスケールの薄肉、狭ピッチで構成し、ヒートシンク1の長さL、高さHを小さくすることで、3つの効果を得られる。
1つめは、サブミリスケールの薄肉、狭ピッチで放熱フィン1Bを構成することで、ヒートシンク1の圧力損失は増加するものの、放熱フィン面積を増加でき、ヒートシンク長さLの増加と同等の効果を得て、従来のものより大幅にヒートシンク1の長さLを短くでき、小型化することができる。
2つめは、ヒートシンク1の長さLが短くなることで、境界助走区間(未発達領域)の利用率が高くなり、従来のものより優れた放熱能力を得ることができる。
3つめは、ヒートシンク1が小さくなることで、熱伝導抵抗、広がり抵抗、フィン効率、ヒートシンク効率などの放熱を阻害する要因をほとんどなくすことができる。
図10、図11に示したファン105を用いて強制空冷のパワー半導体モジュールの冷却装置を構成した場合、単位面積当りのファンパワーPQ=125(W/m)として、幅40mm、高さ10mmのヒートシンク1において、ヒートシンク長さLを関数として、熱抵抗、体積熱抵抗、最適フィン形状の計算した結果を図7に示す。
この計算結果から、サブミリスケールの最適なフィン形状を常に採用した場合、図7(a)のグラフに示したように、ヒートシンク長さLは60mm以上になるとそれ以上に増大させても熱抵抗の減少にはほとんど寄与しないことが分かり、図7(b)に示したヒートシンク長さLが長いほどに体積当たりの冷却性能を示す体積熱抵抗は増大、すなわち悪化の一途をたどることが分かる。以上から、一般的なファンやブロワで、流体として空気を用いる強制空冷方式の冷却装置の場合、ヒートシンク1の長さLが60mm以上で冷却性能の向上はほとんど期待できないことが分かる。
同様にして、幅40mm、長さ10mmのヒートシンク1において、ヒートシンク高さHを関数として、熱抵抗、体積熱抵抗、最適フィン形状の計算した結果を図8に示す。この結果から、ヒートシンク高さHが40mm以上になるとそれ以上に増大させても熱抵抗の減少にはほとんど寄与せず、体積熱抵抗は増大、すなわち悪化の一途を辿ることが分かる。一般的な条件では、ヒートシンク高さ40mm以上では冷却性能の向上はほとんど期待できないことが分かる。
また、参考までにヒートシンク幅Wに関する計算結果を図9に示す。一般的なヒートシンク1の幅Wと熱抵抗とが反比例の関係にあることを示している。
本実施の形態のヒートシンク1の場合、図10、図11に示した従来例のパワー半導体モジュール冷却装置と同じ性能の実現には、高密度フィンヒートシンク(W330×L15×H15×3P)で可能である。このときヒートシンク1の熱抵抗は0.028K/W、体積は223cmなので、体積熱抵抗は6.2cmK/Wである。従来に比べて約1/50の小型化が可能である。
このように、本実施の形態のヒートシンク1の場合、サブミリスケールの薄肉、狭ピッチで放熱フィン1Bを構成し、ヒートシンク1の長さL、高さHを小さくすることで、ヒートシンク1の体積を大幅に減少することが可能である上に、循環する冷媒による熱輸送機構がないため安価で信頼性が高い半導体冷却装置が構成できる利点がある。
従来は、安価にサブミリスケールの薄肉、狭ピッチで放熱フィンを構成することができなかったが、近年の製造技術の進歩によって、精密加工プレスなどの技術を応用することにより本実施の形態の高密度フィンヒートシンク1の製作が可能である。現在、従来のカシメ式ヒートシンクの材料コストと、本実施の形態の高密度フィンヒートシンクの量産製造コストはほぼ等しく、結果的に、同等のコストで、同等の熱抵抗のヒートシンクを数10分の1のサイズで提供することができる。今後、材料コストが増大した場合には、コストの面でも優位になる。
尚、本実施の形態の高密度フィンヒートシンク1は、IGBTやMOSFETのようなパワー半導体素子の冷却装置への利用を想定しているが、CPUや抵抗などの発熱性の半導体素子のいずれでも適用が可能である。
薄肉、狭ピッチの放熱フィンを構成する高密度フィンヒートシンク1は、薄肉、狭ピッチのため、放熱フィンの強度、汚れに対して不安がある。そのような環境においては、汚損防止のためエアフィルタを設けることが望ましい。そのためには、ファン105が吸込ファンであれば、その吸込口にエアフィルタを設けることができる。またファン105が排気ファンであれば、冷却装置を収容する筐体のファン設置側とは反対側の吸込口にエアフィルタを設けることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態のヒートシンクアセンブリ5について、図4を参照して説明する。本実施の形態のヒートシンクアセンブリ5は、第1の実施の形態の高密度フィンヒートシンク1を複数台、ヒートパイプ、ヒートレーンなどの熱輸送デバイス2で高さ方向に接続し、かつ、受熱面に受熱ブロック3を設置した構造である。
高密度フィンヒートシンク1の場合、ヒートシンク高さHをある程度以上に増加しても冷却能力は向上しないが、本実施の形態のように熱輸送デバイス2を利用することで、高さの増加によるヒートシンク1単体の熱抵抗を低減でき、冷却能力を向上できる。
本実施の形態のヒートシンクアセンブリ5についても、第1の実施の形態のヒートシンク1と同様に強制空冷式の半導体素子の冷却装置、強制空冷式の半導体モジュールの冷却装置として使用する。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態の冷却装置付き半導体装置8について、図5を参照して説明する。本実施の形態の冷却装置付き半導体装置8は、第1の実施の形態の高密度フィンヒートシンク1のベース1Aの受熱面に受熱ブロック3を配置し、パワー半導体素子6をこの受熱ブロック3上に固定することでパワー半導体モジュール9を構成し、このパワー半導体モジュール9の全体を筐体7に内蔵させ、筐体7に図10、図11に示したものと同様に空冷用ファン105を取り付けた構造である。
本実施の形態の冷却装置付き半導体装置8でも、パワー半導体素子6とヒートシンク1は電気的に接続され、ヒートシンク1が電極端子の一部として利用される。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態の冷却装置付き半導体装置10について、図6を参照して説明する。本実施の形態の冷却装置付き半導体装置10は、第1の実施の形態の高密度フィンヒートシンク1を複数台、筐体7内に内蔵し、それぞれの高密度フィンヒートシンク1の受熱ブロック3の受熱面にパワー半導体素子6を固定してパワー半導体モジュール9を構成し、このパワー半導体モジュール9を多段にして筐体7内に内蔵させ、筐体7に図10、図11に示したものと同様に空冷用ファン105を取り付けた構造である。
本実施の形態の冷却装置付き半導体装置10でも、各パワー半導体素子6とヒートシンク1は電気的に接続され、ヒートシンク1が電極端子の一部として利用される。
尚、第3、第4の実施の形態においては、パワー半導体素子6の両面に高密度フィンヒートシンク1を配置し、はんだ接合や加圧接触などによって各ヒートシンク1がパワー半導体素子6の熱を受熱する構造にすることも可能である。
本発明の第1の実施の形態のヒートシンクの斜視図。 本発明の第1の実施形態のヒートシンクの正面図及び側面図。 図2におけるC部の拡大図。 本発明の第2の実施の形態のヒートシンクアセンブリの正面図。 本発明の第3の実施の形態の冷却装置付き半導体装置の一部破断せる斜視図。 本発明の第4の実施の形態の冷却装置付き半導体装置の一部破断せる斜視図。 本発明の第1の実施の形態のヒートシンクの長さに関する熱抵抗、体積熱抵抗、最適フィン形状の特性を示すグラフ。 本発明の第1の実施の形態のヒートシンクの高さに関する熱抵抗、体積熱抵抗、最適フィン形状の特性を示すグラフ。 本発明の第1の実施の形態のヒートシンクの幅に関する熱抵抗、体積熱抵抗、最適フィン形状の特性を示すグラフ。 従来のパワー半導体素子の冷却装置の斜視図。 従来のパワー半導体素子の冷却装置の断面図。
符号の説明
1 高密度フィンヒートシンク
1A ベース
1B 放熱フィン
3 受熱ブロック
4 熱輸送デバイス
5 ヒートシンクアセンブリ
6 パワー半導体素子
7 筐体
8 冷却装置付き半導体装置
9 パワー半導体モジュール
10 冷却装置付き半導体装置
105 ファン

Claims (8)

  1. 強制空冷用ファンと共に使用され、ベース上に多数の放熱フィンがサブミリオーダの薄肉、狭ピッチで形成され、前記ファンの風の流れに沿う方向の長さが5mm〜20mm、前記放熱フィンの高さが5mm〜40mmとされ、前記放熱フィンの厚さが0.1〜0.6mm、前記放熱フィン同士のギャップが0.4〜0.8mmとされたヒートシンクを複数台備え、
    前記ヒートシンクを高さ方向に3台並べ、
    前記ヒートシンク間を熱輸送デバイスにて熱的に接続し、
    前記熱輸送デバイスは、前記3台のヒートシンクの中央部の1台のヒートシンクのベースに接続し、前記中央部のヒートシンクに接続された前記熱輸送デバイスの端部は、前記3台のヒートシンクの内の他の2台のヒートシンクのそれぞれのベースに接続するように高さ方向伸長していることを特徴とするヒートシンクアセンブリ。
  2. 強制空冷用ファンと共に使用され、ベース上に多数の放熱フィンがサブミリオーダの薄肉、狭ピッチで形成され、前記ファンの風の流れに沿う方向の長さが5mm〜20mm、前記放熱フィンの高さが5mm〜40mmとされ、前記放熱フィンの厚さが0.1〜0.6mm、前記放熱フィン同士のギャップが0.4〜0.8mmとされたヒートシンクを備え、
    前記ヒートシンクに対して、前記ベースの前記放熱フィンとは反対側の受熱面に受熱ブロックを熱伝導可能な状態で配置し、前記受熱ブロックに発熱性の半導体素子を設置したことを特徴とする半導体モジュール。
  3. 請求項1に記載のヒートシンクアセンブリに対して、前記3台のヒートシンクの内の前記熱輸送デバイスの中央部が熱的に接続されているヒートシンクのベースの放熱フィンとは反対側の受熱面に受熱ブロックを熱伝導可能な状態で配置し、
    前記受熱ブロックに発熱性の半導体素子を設置したことを特徴とする半導体モジュール。
  4. 前記半導体素子は、パワー半導体素子であることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体モジュール。
  5. 前記ヒートシンクを電極端子としたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の半導体モジュール。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の半導体モジュールを筐体に収容し、
    前記筐体に、前記半導体モジュールの放熱フィンに対して外気を送風するファンを取り付けたことを特徴とする冷却装置付き半導体装置。
  7. 前記筐体に形成された外気の吸込口にエアフィルタを設けたことを特徴とする請求項6に記載の冷却装置付き半導体装置。
  8. 前記半導体素子が、電力変換回路を構成していることを特徴とする請求項6又は7に記載の冷却装置付き半導体装置。
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