JP2007103748A - 熱交換器、液冷システム、光源装置、プロジェクタ、電子デバイスユニット、電子機器 - Google Patents

熱交換器、液冷システム、光源装置、プロジェクタ、電子デバイスユニット、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 高いアスペクト比の流路であっても流路の高さ方向の熱分布発生を効果的に抑制することができる熱交換器、液冷システム、及びこれを備える光源装置、プロジェクタ等を提供する。
【解決手段】 発熱体Hに接触する接触面10sと複数の微細流路11を有する熱交換器10であって、微細流路11を流れる流体Wを接触面10sに略直交する方向に対流させる流体案内部15を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、矩形の断面形状の微細流路を複数有する熱交換器、これを備える液冷システム等に関する。
プロジェクタは、近年、小型化、高輝度化、長寿命化、廉価化等が図られてきている。例えば、小型化に関しては、液晶パネル(光変調素子)サイズが対角1.3インチから0.5インチ程度となり、面積比で1/6強の小型化がなされている。
プロジェクタの光源としては、固体光源である発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)やレーザダイオード(LD:Laser Diode)を用いることで、小型化が図られている。LED光源等は、電源を含めて小型であり、瞬時点灯/消灯が可能であること、色再現性が広く長寿命であることなど、プロジェクタ用光源としてメリットを有している。また、水銀などの有害物質を含まないため、環境保全上からみても好ましいものである。
ところが、LED光源等の高輝度化に伴い、LED光源からの発熱は増大して発光効率が低下するため、発熱対策をとる必要がある。一般的に採用されているファンによる強制空冷方式では冷却効率が不十分であったり、ファンの騒音が問題となったりしている。
このため、液体が流通する複数の流路を有する熱交換器を用いてLED光源等を強制冷却する方法がある。このような熱交換器としては、特許文献1に示すように、複数のリブが設けられた一対の部材を組み合わせることで、複数の流路を形成する方法が提案されている。
特開平7−38025号公報
しかしながら、従来の技術では、熱交換器の冷媒接触面積を増大させるために、流路のアスペクト比(流路幅と流路高さの比)を高くした場合には、流路の高さ方向において熱分布が発生してしまい、熱交換の効率の向上が必ずしも図られないという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、高いアスペクト比の流路であっても流路の高さ方向の熱分布発生を効果的に抑制することができる熱交換器、液冷システム、及びこれを備える光源装置、プロジェクタ等を提供することを目的とする。
本発明に係る熱交換器、液冷システム、光源装置、プロジェクタ、電子デバイスユニット、電子機器では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
第1の発明は、発熱体に接触する接触面と複数の微細流路とを有する熱交換器であって、前記微細流路を流れる流体を前記接触面に略直交する方向に対流させる流体案内部を備えるようにした。
この発明によれば、複数の微細流路が接触面に略直交する方向を長手方向とする断面形状であっても、液体を接触面に略直交する方向に対流させることで、接触面に近接するにしたがって液体の温度が高温となる状態を回避することができる。つまり、液体に温度分布が発生しづらくなり、高い熱交換効率を得ることができる。これにより、接触面の面積を変えることなく、高効率の熱交換器を実現できる。
前記流体案内部は、前記微細流路を構成する隔壁に、前記流体の流れ方向に対して傾斜して延設された溝部からなるものがある。また、前記流体案内部は、前記微細流路を構成する隔壁に、前記流体の流れ方向に対して傾斜して延設された突出部からなるものがある。
また、対向配置される前記流体案内部における前記流れ方向に対する傾斜方向が、相反するものでは、流路を流れる液体が流路の高さ方向に対流しやすくなる。
また、打ち抜き加工及び/又はエッチング処理された金属薄板を積層して形成されるものでは、高いアスペクト比の断面形状の流路に対して、容易に流体案内部を形成することができる。
第2の発明は、発熱部品と熱的に接触する吸熱器と、前記吸熱器に対して液体を供給するポンプと、前記吸熱器から排出される液体を放熱するラジエタと、を備える液冷システムであって、前記吸熱器として、第1の発明の熱交換器を用いるようにした。
この発明によれば、発熱部品との接触面積が小さくても、高い熱交換効率を有する液冷システムを実現することができる。
第3の発明は、電流を供給されることによって発光及び発熱する固体発光光源と、該固体発光光源を冷却する液冷部を有する光源装置であって、前記液冷部として、第2の発明の液冷システムを用いるようにした。
この発明によれば、固体発光光源の発熱を効率的に抑制できるので、高輝度の光源装置を実現することができる。
第4の発明は、プロジェクタが、第3の発明の光源装置を備えるようにした。この発明によれば、小型で高輝度のプロジェクタを実現することができる。
第5の発明は、電流を供給されることによって発熱する電子デバイスと、該電子デバイスを冷却する液冷部を有する電子デバイスユニットであって、前記液冷部として、第2の発明の液冷システムを用いるようにした。
この発明によれば、電子デバイス発熱を効率的に抑制できるので、処理能力の高い電子デバイスユニットを実現することができる。
第6の発明は、電子機器が、第5の発明の電子デバイスユニットを備えるようにした。この発明によれば、小型且つ処理能力が高い電子機器を実現することができる。
以下、本発明の熱交換器、液冷システム、光源装置、プロジェクタ、電子デバイスユニット、電子機器の実施形態について、図を参照して説明する。
〔熱交換器〕
図1は、熱交換器の概略構成を示す図であって、図1(a)は斜視図、図1(b)は縦断面、図1(c)は横断面である。
熱交換器10は、銅やアルミニウムのように熱伝導性が高い金属の薄板(積層プレート1a,1b等)を複数積層させることで形成された板状部品であって、その内部に水W等の液体を流通可能な微細な流路11を複数有する。
図1(a)に示すように、熱交換器10の側面には、内部に水Wを導入するための導入管2と、内部に導入された水Wを排出するための出口管3とが接続される。また、熱交換器10の主面(接触面)10sは発熱体Hと接触するために平坦に形成される。
なお、発熱体Hと接触する主面10sに直交する方向(熱交換器10の厚み方向)をZ方向、流路11内の水Wの流れ方向をX方向とする。
図1(b)に示すように、熱交換器10の内部には、複数の微細な流路11が形成されている。この流路11は、水Wとの接触面積を大きくするために、流路11の断面形状の縦横比(アスペクト比)が大きく形成されている。具体的には、図1(c)に示すように、各流路11の高さは2〜3mm、幅は50〜100μm程度に形成されている。
このような構成により、導入管2から熱交換器10の内部に導入された水Wは、空隙部分13から複数の微細な流路11に分流し、その後、空隙部分14を介して出口管3から外部に排出されるようになっている。なお、空隙部分13,14は、複数の流路11のそれぞれに水Wを略均一に流すために設けられる空間である。
また、水Wの流量は、例えば、3cc/秒程度である。
各流路11を構成する隔壁12には、流路11を流れる水Wを流路11の高さ方向(Z方向)に対流させるための溝部15が形成されている。
図1(c)において、水Wは、紙面に直交する方向(X方向)に流れる。この際、各流路11の幅が微細であるため、水Wは層流となって流れる。このため、流路11を流れる水Wのうち、発熱体Hに近接する領域(+Z方向)を流れる水Wの温度は高く、一方、発熱体Hから離れた領域(−Z方向)を流れる水Wの温度は低くなる。このように、流路11を流れる水Wに、流路11の高さ方向に対する温度分布が発生した状態は、発熱体Hの冷却効率が悪い。
それに対し、隔壁12に溝部15を設けることで、流路11を流れる水Wに流路11の高さ方向の対流を発生させ、流路11を流れる水Wを攪拌する。これにより、発熱体Hに近接する領域(+Z方向)を流れる水Wの温度が下がり、流路11の高さ方向に対する水Wの温度分布の発生が抑制されるので、発熱体Hを効率よく冷却できる。
図2は、隔壁12に形成された溝部15を示す図である。
溝部15は、図2(a)に示すように、水Wの流れ方向(X方向)に対して傾斜するように隔壁12に形成される。
このように、流路11を構成する隔壁12に、水Wの流れ方向に対して傾斜する溝部15を設けることで、水Wが流路11の高さ方向(Z方向)にも流れるようになる。
隔壁12に形成される溝部15の数、形状(幅、深さ)、X方向に対する傾斜角は、水Wの流量や発熱体Hとの熱交換率等に応じて、適宜、変更可能である。
溝部15の形状としては、図2(a)に示すように直線形であってもよいし、また、図2(b)に示すように曲線形であってもよい。
また、隔壁12に凹形の溝部15を形成する場合に限らず、凸形の突出部を形成してもよい。
図3は、流路11を構成する一対の隔壁12の両方に溝部15が設けられた構成を示す図である。
溝部15は、流路11を構成する一対の隔壁12の両方に設けることもできる。この場合、図3(b),(c)に示すように、対向する溝部15の水Wの流れ方向(X方向)に対する傾斜方向が、相反するように形成される。つまり、一方の溝部15は水Wの流れ方向に対して+Z方向に傾斜し、他方の溝部15は水Wの流れ方向に対して−Z方向に傾斜する。
これにより、図3(a)に示すように、水Wを流路11内において、流路11の高さ方向(上下方向)に対流させることができる。
図4は、積層プレートを示す図である。
上述したように、熱交換器10は、銅やアルミニウムのように熱伝導性が高い積層プレート1a,1b等を積層させて形成される。積層プレート1a,1b等は、打ち抜き加工やエッチング加工により所定形状に成形され、これら積層プレート1a,1bを積層し、ろう付け等で接合することで、熱交換器10が形成される。
積層プレート1aは、熱交換器10の内部に形成される複数の流路11同士を仕切る隔壁12を構成するための薄板部材である。積層プレート1aは、図4(a)に示すように、長方形の中央部分は中実であり、長手方向の両端側に抜き穴部31,32が形成されている。中央の中実部分は、隔壁12を構成する。そして、隔壁12を構成する中央の中実部分には、溝部15がエッチング加工により形成される。また、抜き穴部31,32は、熱交換器10の内部に形成される流路に一部であって、複数の微細な流路11の上流側及び下流側に形成される空隙部分13,14を構成する。
積層プレート1bは、熱交換器10の内部に形成される複数の流路11を構成するための薄板部材である。積層プレート1bは、図4(b)に示すように、長方形の枠形に形成されており、その内側の抜き穴部33の中央部分は流路11を構成し、抜き穴部33の長手方向の両端側は流路11の上流側及び下流側に形成される空隙部分13,14を構成する。
なお、積層プレート1bの外形は積層プレート1aと同一であり、更に、積層プレート1bの抜き穴部33の一部の形状が積層プレート1aの抜き穴部31,32の一部と一致するように形成されている。
このように、積層プレート1a,1b等を積層させることで、微細かつ高いアスペクト比の断面形状の流路11を複数有する熱交換器10を容易に形成することができる。
なお、本実施形態においては、積層プレート1a,1b等をY方向に積層させる場合について説明したが、X方向に積層させて形成するようにしてもよい。
〔液冷システム〕
次に、上記熱交換器10を備える液冷システム20について説明する。
図5は、液冷システム20の概略構成を示す図である。
液冷システム20は、熱交換器10、熱交換器10の導入管2及び出口管3等に接続する液送管22、導入管2側の液送管22に設けられたポンプ24、出口管3側の液送管22に設けられたラジエタ26を備える。
このような構成により、ポンプ24から液送管22及び導入管2を介して、熱交換器10の内部に水Wが供給される。熱交換器10は、発熱体Hと接触しており、内部の流路11を流れる水Wに発熱体Hからの熱が伝わる。
発熱体Hの熱を奪うことで加熱された水Wは、出口管3から液送管22を介して、ラジエタ26に導入される。そして、ラジエタ26において、水Wの熱が大気中に放熱される。
液冷システム20によれば、熱交換器10は小型であり、発熱体Hとの接触面積が小さくても、流路11の断面形状のアスペクト比が大きいので、熱交換効率が高い。したがって、発熱体Hを効率的に冷却することができる。
〔光源装置〕
次に、上記液冷システム20を備える光源装置100について説明する。
図6は光源装置100の概略構成を示す平面図であり、図7は光源装置100の断面図である。
光源装置100は、基台110と、LEDチップ120(固体発光光源)と、樹脂フレーム130と、キャップ140とを備えて構成されている。
基台110は、LEDチップ120が載置されるものであり、上記液冷システム20に対して密着して接続されている。
LEDチップ120は、電流を供給されることによって発光及び発熱するものであり、シリコン等によって形成されかつLEDチップ120に電力を供給するための配線が形成されたサブマウント上にフリップチップ実装され、このサブマウントごと熱伝導性の接着剤(例えば、銀ペースト)によって基台110上に実装されている。
また、第1基台110の上面には、リフレクタ114が配置されており、さらに当該リフレクタ114を囲うように樹脂フレーム130が配置されている。そして、樹脂フレーム130の上部に支持されてキャップ140が配置されており、キャップ140と樹脂フレーム130によって形成された空間内には、シリコンオイル等が充填されている。
図6及び図7に示すように、樹脂フレーム130には、アウターリード131,132がインサードモールドされており、このアウターリード131,132の一端が基台110上に配置されたフレキシブル基板117,118と接続され、他端が金ワイヤ122等によってサブマウント121上に形成された接続パッドと接続されている。そして、サブマウント121、フレキシブル基板117,118、アウターリード131,132及び金ワイヤ122を介してLEDチップ120に電力が供給される。
なお、本実施形態においては、各アウターリード131,132に3本ずつの金ワイヤ122が接続されているが、LEDチップ120に供給される電力量に応じて金ワイヤ122の本数は変更される。
このように構成された光源装置100において、LEDチップ120に電流が供給されると、LEDチップ120から光が射出され、この射出された光がキャップ140を介して光源装置100から射出される。そして、LEDチップ120から側方に射出された光は、リフレクタ114によってキャップ140方向に反射され、その後、キャップ140を介して光源装置100から射出される。
そして、光源装置100においては、基台110に対して上記液冷システム20(熱交換器10)が密着して接続されているため、熱交換器10の流路11に水Wを流すことによって、LEDチップ120を効率的に冷却することが可能となり、LEDチップ120の熱による破損を防止することが可能となる。したがって、高輝度かつ信頼性に優れた光源装置100となる。
〔プロジェクタ〕
次に、上記光源装置100を備えるプロジェクタ500について説明する。
図8は、プロジェクタ500の概略構成を示す模式図である。図9は、プロジェクタ500に設けられた液冷システムの配管構成を示す図である。
プロジェクタ500は、光源装置512,513,514、液晶ライトバルブ522,523,524、クロスダイクロイックプリズム525、及び投写レンズ526を備える。
3個の光源装置512,513,514は、上記光源装置100により構成されている。各光源装置512,513,514には、それぞれ赤(R)、緑(G)、青(B)に発光するLEDチップが採用されている。なお、光源光の照度分布を均一化させるための均一照明系として、各光源装置の後方にロッドレンズやフライアイレンズを配置してもよい。
赤色光源装置512からの光束は、重畳レンズ535Rを透過して反射ミラー517で反射され、赤色光用液晶ライトバルブ522に入射する。また、緑色光源装置513からの光束は、重畳レンズ535Gを透過して緑色光用液晶ライトバルブ523に入射する。
また、青色光源装置514からの光束は、重畳レンズ535Bを透過して反射ミラー516で反射され、青色光用液晶ライトバルブ524に入射する。
なお、均一照明系としてフライアイレンズを用いた場合には、各光源からの光束は重畳レンズを介することにより液晶ライトバルブの表示領域において重畳され、液晶ライトバルブが均一に照明されるようになっている。
また、各液晶ライトバルブ522,523,524の入射側および出射側には、偏光板(図示せず)が配置されている。そして、各光源装置512,513,514からの光束のうち所定方向の直線偏光のみが入射側偏光板を透過して、各液晶ライトバルブ522,523,524に入射する。
また、入射側偏光板の前方に偏光変換手段(図示せず)を設けてもよい。この場合、入射側偏光板で反射された光束をリサイクルして各液晶ライトバルブに入射させることが可能になり、光の利用効率を向上させることができる。
各液晶ライトバルブ522、523、524によって変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム525に入射する。このプリズムは4つの直角プリズムを貼り合わせて形成され、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に配置されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成され、カラー画像を表す光が形成される。
そして、合成された光は投写光学系である投写レンズ526により投写スクリーン527上に投写され、拡大された画像が表示される。
上述した本実施形態の光源装置512,513,514は、LEDチップを冷却する液冷システム20を備えているので、高輝度化されるとともに安価に製造することができるものである。したがって、表示特性の優れたプロジェクタ500を安価に提供することができる。
なお、光源装置512,513,514における液冷システム20の配管構成としては、図9(a)に示す直列配管型と、図9(b)に示す並列配管型のいずれであってもよい。
また、固体発光光源としてLEDチップを採用したが、固体発光光源として半導体レーザ等を採用することも可能である。さらに、上述したプロジェクタでは光変調手段として液晶ライトバルブを採用したが、光変調手段として微小ミラーアレイデバイス等を採用することも可能である。
〔電子デバイスユニット、電子機器〕
次に、上記液冷システム20を備える電子デバイスユニット700及び情報処理装置800について説明する。
図10は、パソコンなどの情報処理装置800の一例を示した模式図である。
情報処理装置(電子機器)800は、キーボードなどの入力部802、情報処理装置本体(筐体)804、表示部806等を備える。
そして、情報処理装置本体804の内部には、CPU(中央演算処理装置)702と、これを液冷する液冷システム20とからなる電子デバイスユニット700が設けられている。なお、電子デバイスユニットに適用される液冷システム20のポンプとしては、マイクロポンプが好適に用いられる。
CPUは、その駆動時における発熱が液冷システム20により奪われて、一定温度以下に抑制される。これにより、高い処理能力を発揮することができる。したがって、高度な演算能力を有する情報処理装置800を実現することができる。
なお、電子デバイスユニット700を備える電子機器としては、情報処理装置800に限らない。一定温度以下に冷却すべき発熱体Hを有する電子機器であればよい。
以上、図を参照しながら本発明に係る熱交換器、液冷システム、光源装置、プロジェクタ、電子デバイスユニット、電子機器の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、熱交換器の内部(流路)に供給する液体としては、水に限らない。冷媒に適する液体であればよい。
熱交換器の概略構成を示す図である。 隔壁に形成された溝部を示す図である。 流路を構成する一対の隔壁の両方に溝部が設けられた構成を示す図である。 積層プレートを示す図である。 液冷システムの概略構成を示す図である。 光源装置の概略構成を示す平面図である。 光源装置の断面図である。 プロジェクタの概略構成を示す模式図である。 プロジェクタに設けられた液冷システムの配管構成を示す図である。 情報処理装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
1a,1b…積層プレート、 10…熱交換器、 主面…10s、 11…流路、 12…隔壁、 15…溝部、 20…液冷システム、 22…液送管、 24…ポンプ、 26…ラジエタ、 100…光源装置、 120…LEDチップ、 500…プロジェクタ、 512,513,514…光源装置、 700…電子デバイスユニット、 702…CPU、 C…水
H…発熱体


Claims (10)

  1. 発熱体に接触する接触面と複数の微細流路を有する熱交換器であって、
    前記微細流路を流れる流体を前記接触面に略直交する方向に対流させる流体案内部を備えることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記流体案内部は、前記微細流路を構成する隔壁に、前記流体の流れ方向に対して傾斜して延設された溝部からなることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記流体案内部は、前記微細流路を構成する隔壁に、前記流体の流れ方向に対して傾斜して延設された突出部からなることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  4. 対向配置される前記流体案内部における前記流れ方向に対する傾斜方向は、相反することを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 打ち抜き加工及び/又はエッチング処理された金属薄板を積層して形成されることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の熱交換器。
  6. 発熱部品と熱的に接触する吸熱器と、
    前記吸熱器に対して液体を供給するポンプと、
    前記吸熱器から排出される液体を放熱するラジエタと、を備える液冷システムであって、
    前記吸熱器として、請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の熱交換器を用いることを特徴とする液冷システム。
  7. 電流を供給されることによって発光及び発熱する固体発光光源と、該固体発光光源を冷却する液冷部を有する光源装置であって、
    前記液冷部として、請求項6に記載の液冷システムを用いることを特徴とする光源装置。
  8. 請求項7に記載の光源装置を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  9. 電流を供給されることによって発熱する電子デバイスと、該電子デバイスを冷却する液冷部を有する電子デバイスユニットであって、
    前記液冷部として、請求項6に記載の液冷システムを用いることを特徴とする電子デバイスユニット。
  10. 請求項9に記載の電子デバイスユニットを備えることを特徴とする電子機器。


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