JP2007205694A - 流体冷却装置、および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好に発熱体を冷却する流体冷却装置を提供する。
【解決手段】
流体冷却装置1は、フィン部122Cを備えた伝熱板122と、フィン部122C間にマイクロチャネル部126を形成する流路板123とが積層された積層構造に構成され、上流側にフィルタ板113が設けられている。これにより、フィルタ板113にて、微細な異物を捕捉することができるので、マイクロチャネル部126における異物の詰まりを防止できる。したがって、マイクロチャネル部126の詰まりによるポンプ負荷の増大や、冷却性能の低下などを防止でき、良好に発熱体を冷却することができる。
【選択図】図2
【解決手段】
流体冷却装置1は、フィン部122Cを備えた伝熱板122と、フィン部122C間にマイクロチャネル部126を形成する流路板123とが積層された積層構造に構成され、上流側にフィルタ板113が設けられている。これにより、フィルタ板113にて、微細な異物を捕捉することができるので、マイクロチャネル部126における異物の詰まりを防止できる。したがって、マイクロチャネル部126の詰まりによるポンプ負荷の増大や、冷却性能の低下などを防止でき、良好に発熱体を冷却することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、流路孔に冷却水を流通させることで発熱体を冷却する流体冷却装置、および電子機器に関する。
従来、電子機器に設けられる例えば半導体などの発熱体を冷却する冷却装置として、微小寸法の流路が形成された流路板を複数積層した、いわゆるマイクロチャネル構造を備えた流体冷却装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のものは、薄板を打ち抜き加工して成形した積層プレートを厚み方向に積層させて結合し、これらの積層プレートの端部に、冷却水の流入部および流出部が設けられる端板を取り付けた液冷ジャケットである。この液冷ジャケットでは、打ち抜かれた孔部分に冷却水の流路が形成され、流入部から流入させた冷却水をこの流路に流通させて、流出部から流出させることで、半導体モジュールの熱を冷却水に逃がしている。
ところで、電子機器などに設けられる半導体モジュールを冷却する上記特許文献1のような液冷ジャケットは、冷却水の漏洩を防止するために閉鎖系に形成されている。従って、組立時に十分に管理されていれば、液中の塵埃などの異物が少ないため、一般には、流路中にフィルタなどの塵埃を除去する構成が設けられていない。しかしながら、上記特許文献1のようないわゆるマイクロチャネルは、流路が微細に形成されているため、液中の塵埃が詰まりやすく、流路中に塵埃が詰まった場合、冷却能力が著しく低下したり、ポンプの負荷が増大して故障の原因となったりするという問題が挙げられる。また、組立時に塵埃が混入しなくとも、ポンプの摩擦部などが剥離して液中に塵埃が混入したり、修理時に流路を分解した場合に異物が混入したりする虞がある。
本発明は、上記のような問題に鑑み、良好に発熱体を冷却する流体冷却装置、および電子機器を提供することを1つの目的とする。
本発明に係る流体冷却装置は、少なくとも、発熱体からの熱が伝達されるフィンを備えた伝熱板と、前記フィン間に配置されて流体を流通する流路孔が形成された流路板とを積層し、前記フィン間に配置される流路孔により形成される微細流路に流体を流通させて発熱体の熱を冷却する流体冷却装置であって、前記冷却流体の流路の少なくとも上流側に異物捕捉手段が設けられたことを特徴とする。
この発明によれば、流体冷却装置は、フィンを備えた伝熱板と、フィン間に微細流路を形成する流路板とが積層された積層構造に構成され、上流側に異物捕捉手段が設けられている。これにより、異物捕捉手段にて、塵埃などの微細な異物を捕捉することができるので、フィン間に形成される微細流路にこれらの塵埃などの異物の進入を防止できる。したがって、フィン間の詰まりによるポンプ負荷の増大や、冷却性能の低下などを防止でき、良好に発熱体を冷却することができる。
また、本発明では、前記異物捕捉手段は、流体が流通する流通開口部を複数備え、この流通開口部の総面積は、前記微細流路の流体の流通方向に直交する総面積以上であることが好ましい。
ここで、異物捕捉手段の総面積は、微細流路の総面積の2倍ないし3倍の大きさに形成されていることがより好ましい。
この発明によれば、異物捕捉手段の流通開口部の総面積が微細流路の総面積よりも大きい。これにより、流体が異物捕捉手段を通過する際の圧力損失は、微細流路を通過する際の圧力よりも小さくなる。したがって、異物捕捉手段に異物が捕捉された場合においても、流体の異物捕捉手段の通過時による負荷によりポンプの負荷が増大することがなく、流体をスムーズに流路中を流通させることができる。
ここで、異物捕捉手段の総面積は、微細流路の総面積の2倍ないし3倍の大きさに形成されていることがより好ましい。
この発明によれば、異物捕捉手段の流通開口部の総面積が微細流路の総面積よりも大きい。これにより、流体が異物捕捉手段を通過する際の圧力損失は、微細流路を通過する際の圧力よりも小さくなる。したがって、異物捕捉手段に異物が捕捉された場合においても、流体の異物捕捉手段の通過時による負荷によりポンプの負荷が増大することがなく、流体をスムーズに流路中を流通させることができる。
さらに、本発明では、前記異物捕捉手段は、流体が流通可能な複数の流通開口部を有する前記フィルタ板であり、このフィルタ板の流通開口部の大きさは、前記微細流路を形成する前記フィン間の幅寸法に対して、同等もしくは小さく形成されたことが好ましい。
この発明によれば、異物捕捉手段は複数の流通開口部を有するフィルタ板であり、このフィルタ板の流通開口部の大きさが微細流路の幅寸法と同一寸法以下に形成されている。これにより、フィルタ板の流通開口部を通過する微細な異物は、微細流路を通過することができるので、例えばフィルタ板にて捕捉できなくとも微細流路を通過し、詰まることがない。また、微細流路の幅寸法よりも大きい異物は、フィルタ板にて確実に捕捉することができる。よって、より確実にフィン間の微細流路の異物の詰まりを防止することができ、流体冷却装置の冷却性能低下やポンプ負荷の増大を防止することができる。
この発明によれば、異物捕捉手段は複数の流通開口部を有するフィルタ板であり、このフィルタ板の流通開口部の大きさが微細流路の幅寸法と同一寸法以下に形成されている。これにより、フィルタ板の流通開口部を通過する微細な異物は、微細流路を通過することができるので、例えばフィルタ板にて捕捉できなくとも微細流路を通過し、詰まることがない。また、微細流路の幅寸法よりも大きい異物は、フィルタ板にて確実に捕捉することができる。よって、より確実にフィン間の微細流路の異物の詰まりを防止することができ、流体冷却装置の冷却性能低下やポンプ負荷の増大を防止することができる。
このとき、本発明では、前記伝熱板および前記流路板の上流側に、前記フィルタ板の流通開口部の総面積より大きい流路面積を有する流路が形成された2つの流路拡大板が設けられ、前記フィルタ板は、これらの2つの流路拡大板に挟まれた状態で積層されることが好ましい。
この発明によれば、フィルタ板の流通開口部の総面積よりも大きい流路面積を有する流路拡大板にてフィルタ板を挟み込む。これにより、流路拡大板における流体の圧力損失がフィルタ板を通過時の流体の圧力損失より小さくなるので、ポンプ負荷を低減でき、スムーズに冷却流体を流通させることができる。
この発明によれば、フィルタ板の流通開口部の総面積よりも大きい流路面積を有する流路拡大板にてフィルタ板を挟み込む。これにより、流路拡大板における流体の圧力損失がフィルタ板を通過時の流体の圧力損失より小さくなるので、ポンプ負荷を低減でき、スムーズに冷却流体を流通させることができる。
また、本発明では、前記伝熱板は、両端側に流体を分配する分配流路用孔が形成され、前記流路板の前記流路孔は、前記流路板の両端側に設けられるとともに、前記分配流路用孔と略同一形状に形成されて隣り合う分配流路用孔同士を連結する分配流路連結部と、前記分配流路連結部間に設けられて、前記分配流路連結部よりも流路幅が小さく形成される狭路部と、を備え、前記異物捕捉手段は、前記分配流路連結部と前記狭路部とを連結するとともに、前記狭路部よりも流路幅寸法が大きく形成された流路孔連結部であることが好ましい。
この発明によれば、流路板の流路孔は、伝熱板の両端側に流体を分配する分配流路用孔を連結する分配流路連結部と、これらの分配流路連結部間に設けられる狭路部と、を備え、これらの分配流路連結部および狭路部を連結するとともに狭路部よりも流路幅寸法が大きく形成された流路孔連結部が異物捕捉手段として機能している。これにより、この流路孔連結部は、狭路部よりも狭路幅が大きく形成されているので、異物が詰まったとしても流路抵抗への影響が小さい。したがって、流路孔連結部にて狭路部に入る前の異物を捕捉することができ、狭路部での異物の詰まりを防止できる。よって、ポンプ負荷や冷却能力の低下を防止することができる。
この発明によれば、流路板の流路孔は、伝熱板の両端側に流体を分配する分配流路用孔を連結する分配流路連結部と、これらの分配流路連結部間に設けられる狭路部と、を備え、これらの分配流路連結部および狭路部を連結するとともに狭路部よりも流路幅寸法が大きく形成された流路孔連結部が異物捕捉手段として機能している。これにより、この流路孔連結部は、狭路部よりも狭路幅が大きく形成されているので、異物が詰まったとしても流路抵抗への影響が小さい。したがって、流路孔連結部にて狭路部に入る前の異物を捕捉することができ、狭路部での異物の詰まりを防止できる。よって、ポンプ負荷や冷却能力の低下を防止することができる。
そして、本発明の電子機器は、電子により駆動するとともに、駆動により発熱する駆動発熱部と、上記にて説明したような前記発熱部を冷却する流体冷却装置と、を備えたことを特徴とする。
ここで、電子機器としては、例えば電子により発光するLEDもしくはLDなどを備えた照明光学系と、照明光学系から射出された光束を光変調する光変調素子と、光変調素子から射出された光束をスクリーンなどの投写対象に拡大投写する投写光学系と、照明光学系のLEDやLDに設けられる上記したような流体冷却装置と、を備えたプロジェクタなどが例示できる。
この発明によれば、上記のような流体冷却装置を電子機器の駆動発熱部に取り付けるので、駆動発熱部の熱を良好に冷却することができる。また、流体冷却装置の冷却能力の低下が防止できるので、駆動発熱部の能力を良好に維持できる。また、上記プロジェクタのLEDやLDに流体冷却装置を取り付けることで、LEDやLDの熱を良好に冷却することができ、LEDやLDの高輝度を実現できる。さらに、この時、流体冷却装置の冷却能力の低下が防止されるため、LEDやLDの冷却を長時間維持することができ、LEDやLDの長寿命化を図ることができる。
ここで、電子機器としては、例えば電子により発光するLEDもしくはLDなどを備えた照明光学系と、照明光学系から射出された光束を光変調する光変調素子と、光変調素子から射出された光束をスクリーンなどの投写対象に拡大投写する投写光学系と、照明光学系のLEDやLDに設けられる上記したような流体冷却装置と、を備えたプロジェクタなどが例示できる。
この発明によれば、上記のような流体冷却装置を電子機器の駆動発熱部に取り付けるので、駆動発熱部の熱を良好に冷却することができる。また、流体冷却装置の冷却能力の低下が防止できるので、駆動発熱部の能力を良好に維持できる。また、上記プロジェクタのLEDやLDに流体冷却装置を取り付けることで、LEDやLDの熱を良好に冷却することができ、LEDやLDの高輝度を実現できる。さらに、この時、流体冷却装置の冷却能力の低下が防止されるため、LEDやLDの冷却を長時間維持することができ、LEDやLDの長寿命化を図ることができる。
[第一の実施の形態]
以下、本発明における一実施の形態を図面に基づいて説明する。
以下、本発明における一実施の形態を図面に基づいて説明する。
[流体冷却装置の構成]
図1は、本発明に係る第一の実施の形態の流体冷却装置の概略を模式的に示す斜視図である。図2は、第一の実施の形態における流体冷却装置の断面図である。図3は、第一の実施の形態における流体冷却装置の分解斜視図である。
図1は、本発明に係る第一の実施の形態の流体冷却装置の概略を模式的に示す斜視図である。図2は、第一の実施の形態における流体冷却装置の断面図である。図3は、第一の実施の形態における流体冷却装置の分解斜視図である。
図1において、1は、流体冷却装置であり、この流体冷却装置1は、内部に冷却流体を流通させることで発熱体2の熱を冷却する装置である。この流体冷却装置1は、複数の積層板が積層されて内部に流路が形成される箱状に形成された積層体10を備えて構成されている。そして、積層板の積層方向に平行する積層体10の端面には、発熱体2が例えばロウ付け、ハンダ付けなどにより接合されている。なお、発熱体2として例えば絶縁が必要な半導体などを用いる場合、熱伝導率の高いシリコンゴムシートなどを間に挟んだ状態で積層体10に接合される。このような流体冷却装置1では、発熱体2から伝熱される積層板と、内部を流通する冷却流体との間で熱交換することにより、発熱体2を冷却している。そして、積層体10は、図1および図2に示すように、流体導入部11と、冷却部12と、流体排出部13とを備えている。
流体導入部11は、導入側パイプ接続板111、流路拡大板112、異物捕捉手段としてのフィルタ板113、および流路拡大板112を、この順番で積層することにより構成されている。
導入側パイプ接続板111は、積層体10の上流側端面に積層される長手方向を有する略矩形状の積層板である。この導入側パイプ接続板111は、略中心位置に略円状のパイプ接続孔111Aが形成されており、このパイプ接続孔111Aには、図1に示すように、冷却流体を導入する金属製のパイプ3が例えばロウ付けなどにより接続されている。このパイプ3には、図示しないチューブが接続され、このチューブを介して図示しないポンプと積層体10とが接続されている。
流路拡大板112は、図2および図3に示すように、積層方向に直交する面形状が導入側パイプ接続板111と略同一矩形状に形成された積層板であり、積層方向の厚み寸法hが例えば3mmに形成されている。また、流路拡大板112の内部は、積層方向に貫通する流路孔112Aが形成されている。ここで、流路孔112Aの積層方向に直交する流路面積Tは、フィルタ板113の後述する流通開口部113Aの総面積よりも大きく形成されている。
フィルタ板113は、2枚の流路拡大板112の間に挟まれて積層される積層板であり、流路拡大板112と略同一形状の矩形形状に形成されている。このフィルタ板113の厚み寸法は、流路拡大板112に比べて十分小さく形成されており、例えば100μmに形成されている。
そして、このフィルタ板113には、積層方向に貫通する複数の流通開口部113Aが形成されている。なお、本実施の形態では、流通開口部113Aの形状は、略円形とするが、特にこれに限定されない。例えば、流通開口部113Aは、略長方形のスリット形状に形成されていてもよい。
そして、このフィルタ板113には、積層方向に貫通する複数の流通開口部113Aが形成されている。なお、本実施の形態では、流通開口部113Aの形状は、略円形とするが、特にこれに限定されない。例えば、流通開口部113Aは、略長方形のスリット形状に形成されていてもよい。
ここで、この流通開口部113Aの開口幅寸法α(開口径寸法α)は、後述する冷却部12の流路板123の厚み寸法である例えば100μm以下の幅寸法に形成されている。なお、この開口幅寸法αとして、本実施の形態では、略円形の流通開口部113Aであるため、径寸法としたが、例えば上記のように略長方形のスリット形状の流通開口部が形成されている場合、縦横幅の平均値を開口幅寸法αとすることができる。
さらに、フィルタ板113は、これらの流通開口部113Aの総開口面積nS(nは流通開口部113Aの数、Sは流通開口部113Aの1つ当たりの開口面積)が、冷却部12内に構成される後述するマイクロチャネル部126(図2参照)の総流路面積mP(mは流路板123の数、Pは1つ当たりのマイクロチャネル部126の幅面積(図3参照))よりも大きくなるように形成されている。
さらに、フィルタ板113は、これらの流通開口部113Aの総開口面積nS(nは流通開口部113Aの数、Sは流通開口部113Aの1つ当たりの開口面積)が、冷却部12内に構成される後述するマイクロチャネル部126(図2参照)の総流路面積mP(mは流路板123の数、Pは1つ当たりのマイクロチャネル部126の幅面積(図3参照))よりも大きくなるように形成されている。
流路拡大板112は、フィルタ板113の全面に均一に冷却流体を拡大しているため、異物の捕捉によりフィルタ板113が詰まっても影響を最小限にできる。
冷却部12は、導入側流路規制板121Aと、排出流路規制板121Bと、複数の伝熱板122と、複数の流路板123と、が積層されて構成されている。なお、図1ないし図3において、説明の都合上、伝熱板122および流路板123の配置数を減らして図示するが、実際には、さらに多くの伝熱板122および流路板123が配置されている。
導入側流路規制板121Aは、熱伝導率が良好な例えば銅板などにて形成され、積層方向に直交する面形状が、上記した流体導入部11の導入側パイプ接続板111、流路拡大板112、フィルタ板113と略同一矩形状に形成された積層板であり、厚み寸法が例えば100μmに形成されている。この導入側流路規制板121Aには、長手方向の一端側に導入側流路規制孔121A1が形成されている。この導入側流路規制孔121A1は、導入側流路規制板121Aの長手方向に直交する幅方向に長手となる略矩形状に形成されている。そして、この導入側流路規制板121Aは、冷却部12の最も上流側で、流体導入部11の流路拡大板112に積層されており、この流路拡大板112から導入される冷却流体を導入側流路規制孔121A1から冷却部12の内部に導入している。
排出流路規制板121Bは、熱伝導率が良好な例えば銅板などにて形成され、積層方向に直交する面形状が、導入側流路規制板121Aと略同一矩形状に形成された積層板であり、厚み寸法が導入側流路規制板121Aと略同一寸法、例えば100μmに形成されている。この排出流路規制板121Bは、導入側流路規制孔121A1が形成される一端側とは対称となる他端側に、排出流路規制孔121B1が形成されている。この排出流路規制孔121B1は、導入側流路規制孔121A1と同様に、排出流路規制板121Bの長手方向に略直交する幅方向に長手となる略矩形形状に形成されている。
伝熱板122は、熱伝導率が良好な例えば銅板などにより形成され、積層方向に直交する面形状が、流路規制板121A,121Bと略同一矩形形状に形成された積層板である。この伝熱板122の厚み寸法は、導入側流路規制板121Aおよび排出流路規制板121Bと同様に、例えば100μmの薄板状に形成されている。
また、伝熱板122の長手方向の両端側にはそれぞれ、分配流路用孔としての導入孔122Aおよび排出孔122Bが形成されている。これらの導入孔122Aおよび排出孔122Bは、それぞれ、導入側流路規制孔121A1および排出流路規制孔121B1と略同一形状、略同一位置に形成されている。そして、これらの伝熱板122に形成された導入孔122A同士、および導入側流路規制孔121A1は、後述の流路板123に形成される流路孔123Aにより互いに連結されている。同様に、伝熱板122に形成された排出孔122B同士、および排出流路規制孔121B1は、流路板123に形成される流路孔123Aにより互いにに連結されている。そして、伝熱板122の導入孔122Aおよび排出孔122Bの間には、フィン部122Cが形成されている。
また、伝熱板122の長手方向の両端側にはそれぞれ、分配流路用孔としての導入孔122Aおよび排出孔122Bが形成されている。これらの導入孔122Aおよび排出孔122Bは、それぞれ、導入側流路規制孔121A1および排出流路規制孔121B1と略同一形状、略同一位置に形成されている。そして、これらの伝熱板122に形成された導入孔122A同士、および導入側流路規制孔121A1は、後述の流路板123に形成される流路孔123Aにより互いに連結されている。同様に、伝熱板122に形成された排出孔122B同士、および排出流路規制孔121B1は、流路板123に形成される流路孔123Aにより互いにに連結されている。そして、伝熱板122の導入孔122Aおよび排出孔122Bの間には、フィン部122Cが形成されている。
流路板123は、導入側流路規制板121A、排出流路規制板121Bおよび伝熱板122と略同一矩形形状に形成された積層板であり、導入側流路規制板121Aおよび伝熱板122の間、各伝熱板122間、伝熱板122および排出流路規制板121Bの間にそれぞれ配置されている。また、流路板123の厚み寸法βは、前記したように、フィルタ板113の流通開口部113Aの開口径寸法αよりも大きく形成され、例えば100μmに形成されている。
そして、流路板123には、積層方向に連通するとともに、流路板123の長手方向に沿った略矩形形状の流路孔123Aが形成されている。この流路孔123Aは、長手方向の両端部に設けられる連結部123Bと、これらの連結部123Bを連結する微細流路部123Cとを備えている。
連結部123Bは、隣り合う伝熱板122の導入孔122A同士、流体導入部11に最近接する位置に配置される伝熱板122の導入孔122Aおよび導入側流路規制孔121A1を連結し、流体導入流路124を形成する。また、連結部123Bは、隣り合う伝熱板122の排出孔122B同士、最も流体排出部13側に近接する位置に設けられる伝熱板122の排出孔122Bおよび排出流路規制板121Bの排出流路規制孔121B1を連結して、流体排出流路125を形成する。ここで、流体導入流路124の容積、および流体排出流路125の容積は、流路拡大板112の流路孔112Aの容積hTと略同一となる。これにより、流路拡大板112における冷却流体の流体圧力が、流体導入流路124および流体排出流路125における冷却流体の流体圧力と略同一となり、冷却流体をスムーズに流通させることが可能となる。
連結部123Bは、隣り合う伝熱板122の導入孔122A同士、流体導入部11に最近接する位置に配置される伝熱板122の導入孔122Aおよび導入側流路規制孔121A1を連結し、流体導入流路124を形成する。また、連結部123Bは、隣り合う伝熱板122の排出孔122B同士、最も流体排出部13側に近接する位置に設けられる伝熱板122の排出孔122Bおよび排出流路規制板121Bの排出流路規制孔121B1を連結して、流体排出流路125を形成する。ここで、流体導入流路124の容積、および流体排出流路125の容積は、流路拡大板112の流路孔112Aの容積hTと略同一となる。これにより、流路拡大板112における冷却流体の流体圧力が、流体導入流路124および流体排出流路125における冷却流体の流体圧力と略同一となり、冷却流体をスムーズに流通させることが可能となる。
微細流路部123Cは、隣り合う伝熱板122のフィン部122Cの間に配置され、流体導入流路124および流体排出流路125間を連通するマイクロチャネル部126を形成する。ここで、マイクロチャネル部126の幅寸法、すなわち伝熱板122のフィン部122C間の離間距離は、流路板123の厚み寸法βと同一寸法となり、すなわちフィルタ板113の流通開口部113Aの開口径寸法αよりも大きい寸法となる。
また、マイクロチャネル部126の冷却流体の流通方向と直交する面である流路面積をPとし、流路板123の配置数をmとすると、前記したようにフィルタ板113の流通開口部113Aの総開口面積nSは、マイクロチャネル部126の総流路面積mPよりも大きくなるように、好ましくは総流路面積mPの2倍ないし3倍となるように設定されている。
また、マイクロチャネル部126の冷却流体の流通方向と直交する面である流路面積をPとし、流路板123の配置数をmとすると、前記したようにフィルタ板113の流通開口部113Aの総開口面積nSは、マイクロチャネル部126の総流路面積mPよりも大きくなるように、好ましくは総流路面積mPの2倍ないし3倍となるように設定されている。
流体排出部13は、流路拡大板131と、排出側パイプ接続板132とを備えている。
流路拡大板131は、前記した流体導入部11の流路拡大板112と略同一形状に形成されている。すなわち、流路拡大板131は、積層方向に直交する面形状が、導入側パイプ接続板111、流路拡大板112、フィルタ板113、流路規制板121A,121B、伝熱板122、および流路板123などと同一矩形形状に形成されており、積層方向の厚み寸法が例えば3mmに形成されている。また、流路拡大板131の内部は、流路拡大板112と同様に、積層方向に貫通する流路孔131Aが形成されている。
流路拡大板131は、前記した流体導入部11の流路拡大板112と略同一形状に形成されている。すなわち、流路拡大板131は、積層方向に直交する面形状が、導入側パイプ接続板111、流路拡大板112、フィルタ板113、流路規制板121A,121B、伝熱板122、および流路板123などと同一矩形形状に形成されており、積層方向の厚み寸法が例えば3mmに形成されている。また、流路拡大板131の内部は、流路拡大板112と同様に、積層方向に貫通する流路孔131Aが形成されている。
排出側パイプ接続板132は、前記した導入側パイプ接続板111と略同一形状に形成されている。すなわち、排出側パイプ接続板132は、積層方向に直交する面形状が、導入側パイプ接続板111と略同一矩形形状に形成されている。そして、排出側パイプ接続板132の略中心位置には、略円状のパイプ接続孔132Aが形成されており、このパイプ接続孔132Aには、図1に示すように、冷却流体を導入する金属製のパイプ3が例えばロウ付けなどにより接続されている。このパイプ3には、図示しないチューブが接続され、このチューブを介して図示しないポンプと積層体10とが接続されている。
[流体冷却装置の動作および作用効果]
上記のような流体冷却装置1では、図示しないポンプから送り出された冷却流体は、チューブおよびパイプ3を通って、導入側パイプ接続板111から積層体10の内部に導入される。そして、導入側パイプ接続板111から導入された冷却流体は、流路拡大板112に入り、フィルタ板113の流通開口部113Aを通過する。この時、流通開口部113Aの開口径寸法αよりも大きい異物が冷却流路に混入していた場合、この流通開口部113Aにて異物が捕捉される。
上記のような流体冷却装置1では、図示しないポンプから送り出された冷却流体は、チューブおよびパイプ3を通って、導入側パイプ接続板111から積層体10の内部に導入される。そして、導入側パイプ接続板111から導入された冷却流体は、流路拡大板112に入り、フィルタ板113の流通開口部113Aを通過する。この時、流通開口部113Aの開口径寸法αよりも大きい異物が冷却流路に混入していた場合、この流通開口部113Aにて異物が捕捉される。
そして、フィルタ板113の流通開口部113Aを通過した冷却流体は、流路拡大板112から導入側流路規制板121Aの導入側流路規制孔121A1を通って、流体導入流路124に導入される。
ここで、流路拡大板112の流路孔112Aによって、フィルタ板113の流通開口部113Aの全面を流体が通過するので、仮に異物がフィルタ板113に捕捉されていてもその影響は小さく、スムーズに冷却流体を流通させることができる。
この後、冷却流体は、流体導入流路124から、伝熱板122のフィン部122Cおよび流路板123の微細流路部123Cにより形成される各マイクロチャネル部126を流通する。
ここで、伝熱板122は、熱伝導率の良好な銅板などにより形成されているため、発熱体2の熱が伝熱されて熱せられており、マイクロチャネル部126を流通する冷却流体との間で熱交換が実施される。これにより、伝熱板122の熱が冷却流体中に放熱され、発熱体2が冷却される。
このとき、マイクロチャネル部126の流路幅寸法βは、フィルタ板113の流通開口部113Aの開口径寸法αよりも大きく形成されている。このため、フィルタ板113の流通開口部113Aを通過した異物は、マイクロチャネル部126にて詰まることがなく、流体排出流路125に流される。従って、マイクロチャネル部126の詰まりがないため、ポンプの負荷の増大や、マイクロチャネル部126における冷却流体の流量の減少による冷却能力低下がなく、良好に発熱体2を冷却することができる。
また、このマイクロチャネル部126の総流路面積mPがフィルタ板113の流通開口部113Aの総開口面積nSの1/2ないし1/3となるように、フィルタ板113の流通開口部113Aの総開口面積nSが設定されているので、冷却流体がマイクロチャネル部126を通過する際の圧力損失よりも、フィルタ板113を通過する際の圧力損失は小さくなる。このため、異物がフィルタ板113に捕捉されて、フィルタ板113の流通開口部113Aのうちいくつかが閉塞された状態となった場合でも、流路全体の圧力損失の増大は小さくなる。よって、ポンプの負荷を増大させることなく、冷却流体をスムーズに流通させることができる。
そして、マイクロチャネル部126から流体排出流路125に導入された冷却流路は、排出流路規制板121Bの排出流路規制孔121B1から流体排出部13に導入される。この後、冷却流体は、流体排出部13の排出側パイプ接続板132からパイプおよびチューブを通って再びポンプに導入される。
上記のように冷却流体を流体冷却装置1の内部を循環させることで、発熱体2の熱を冷却流体に放熱して冷却することが可能となる。
[第二の実施の形態]
次に本発明の第二の実施の形態について、図面に基づいて説明する。以下説明において、前記第一の実施の形態と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略もしくは簡略する。
次に本発明の第二の実施の形態について、図面に基づいて説明する。以下説明において、前記第一の実施の形態と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略もしくは簡略する。
〔流体冷却装置の構成〕
図4は、第二の実施の形態における流体冷却装置を模式的に示す斜視図である。図5は、第二の実施の形態における流体冷却装置の分解斜視図である。なお、図4および図5において、説明の都合上、伝熱板122および流路板127の配置数を減らして図示するが、実際には、さらに多くの伝熱板122および流路板127が配置されている。
図4は、第二の実施の形態における流体冷却装置を模式的に示す斜視図である。図5は、第二の実施の形態における流体冷却装置の分解斜視図である。なお、図4および図5において、説明の都合上、伝熱板122および流路板127の配置数を減らして図示するが、実際には、さらに多くの伝熱板122および流路板127が配置されている。
第二の実施の形態の流体冷却装置1Aは、図4に示すように、複数の積層板が積層されて内部に流路が形成される箱状の積層体10Aを備えている。この流体冷却装置1Aは、第一の実施の形態と同様に、積層板の積層方向に平行する積層体10Aの一端面10A1に、発熱体2が例えばロウ付け、ハンダ付けなどにより接合されている。なお、発熱体2として絶縁が必要な例えば半導体などを用いる場合では、熱伝導率の高いシリコンゴムシートなどを間に挟んだ状態で積層体10に接合する構成としてもよい。そして、積層体10Aは、図4および図5に示すように、導入側パイプ接続板114と、排出側パイプ接続板133と、これらのパイプ接続板114,133の間に積層される冷却部12Aとを備えている。
導入側パイプ接続板114は、積層体10Aの上流側端面に配置される長手方向を有する略矩形状の積層板である。この導入側パイプ接続板114は、長手方向の一端側に略円形のパイプ接続孔114Aが形成されており、このパイプ接続孔114Aには、第一の実施の形態と同様に、パイプ3が例えばロウ付けなどにより接続されている。そして、このパイプ3には、第一の実施の形態と同様に、図示しないチューブが接続され、このチューブを介して図示しないポンプと積層体10Aとが接続されている。
排出側パイプ接続板133は、導入側パイプ接続板111と略同一矩形形状に形成されている。そして、排出側パイプ接続板133の一端側、より具体的には、導入側パイプ接続板114のパイプ接続孔114Aが設けられる側とは反対側には、略円状のパイプ接続孔133Aが形成されている。このパイプ接続孔133Aには、第一の実施の形態の排出側パイプ接続板132と同様に、冷却流体を導入する金属製のパイプ3が例えばロウ付けなどにより接続されている。このパイプ3には、図示しないチューブが接続され、このチューブを介して図示しないポンプと積層体10Aとが接続されている。
冷却部12Aは、図5に示すように、冷却部12は、導入側流路規制板121Aと、排出流路規制板121Bと、複数の伝熱板122と、複数の流路板127と、が積層されて構成されている。
導入側流路規制板121Aおよび排出流路規制板121Bは、積層方向に直交する面形状が、上記した導入側パイプ接続板114、流路拡大板112、フィルタ板113と略同一矩形状に形成された積層板であり、厚み寸法が例えば100μmに形成されている。そして、導入側流路規制板121Aには、導入側パイプ接続板114のパイプ接続孔114Aに対向する位置に導入側流路規制孔121A1が形成され、排出流路規制板121Bには、排出側パイプ接続板133のパイプ接続孔133Aに対向する位置に排出流路規制孔121B1が形成されている。これらの導入側流路規制孔121A1および排出流路規制孔121B1は、第一の実施の形態と同様に、導入側流路規制板121Aおよび排出流路規制板121Bの長手方向に直交する幅方向に長手となる略矩形状に形成されている。
伝熱板122は、第一の実施の形態と同様に、熱伝導率が良好な例えば銅板などにより形成され、積層方向に直交する面形状が、流路規制板121A,121Bと略同一矩形形状に形成された積層板である。また、伝熱板122の長手方向の両端側には、それぞれ導入側流路規制孔121A1と略同一形状の導入孔122Aおよび排出流路規制孔121B1と略同一形状の排出孔122Bが形成されている。そして、伝熱板122の導入孔122Aおよび排出孔122Bの間には、フィン部122Cが形成されている。
流路板127は、流路規制板121A,121Bおよび伝熱板122と略同一矩形形状に形成された積層板であり、導入側流路規制板121Aおよび伝熱板122の間、各伝熱板122間、伝熱板122および排出流路規制板121Bの間にそれぞれ配置されている。また、流路板127の厚み寸法は例えば100μmに形成されている。
そして、流路板127には、積層方向に連通するとともに、流路板127の長手方向に沿った流路孔127Aが形成されている。この流路孔127Aは、長手方向の両端側にそれぞれ設けられる分配流路連結部としての連結部127Bと、これらの連結部127B間に設けられる狭路部127Cと、これらの連結部127Bおよび狭路部127Cを連結する異物捕捉手段として機能する流路孔連結部としてのテーパ状流路部127Dと、を備えている。
連結部127Bは、第一の実施の形態の流路板123の連結部123Bと同様に、隣り合う伝熱板122の導入孔122A同士、導入孔122Aおよび導入側流路規制孔121A1を連結し、流体導入流路124を形成する。また、連結部127Bは、隣り合う伝熱板122の排出孔122B同士、排出孔122Bおよび排出流路規制孔121B1を連結して、流体排出流路125を形成する。
狭路部127Cは、流路板127の長手方向に直交する幅方向の一端側、より具体的には、発熱体2が接合される一端面10A1側に、流路板127の長手方向に沿って形成されている。この狭路部127Cは、隣り合う伝熱板122のフィン部122C間に配置されて微細流路としてのマイクロチャネル部126Aを形成する。また、この狭路部127Cの流路幅寸法としては、フィン部122の熱伝導率、冷却流体への熱伝達率、ポンプの負荷等を勘案して最適値が決められている。
テーパ状流路部127Dは、連結部127Bおよび狭路部127Cに連続して設けられ、これらの連結部127Bおよび狭路部127Cを連結している。このテーパ状流路部127Dは、流路板127の幅方向における発熱体2が設けられない一端側から、発熱体2が設けられる端面10A1に対応する他端側に向かって傾斜するテーパ状に形成されている。また、テーパ状流路部127Dは、伝熱板122のフィン部122C間に配置されている。このため、テーパ状流路部127Dの積層体10Aの積層方向の幅寸法は、マイクロチャネル部126Aの積層方向の幅寸法と略同一寸法となる。
〔流体冷却装置の動作および作用効果〕
上記のような流体冷却装置1Aでは、図示しないポンプから送り出された冷却流体は、チューブおよびパイプ3を通って、導入側パイプ接続板114から積層体10Aの内部に導入される。そして、導入側パイプ接続板114から導入された冷却流体は、流体導入流路124に導入される。
上記のような流体冷却装置1Aでは、図示しないポンプから送り出された冷却流体は、チューブおよびパイプ3を通って、導入側パイプ接続板114から積層体10Aの内部に導入される。そして、導入側パイプ接続板114から導入された冷却流体は、流体導入流路124に導入される。
この後、冷却流体は、この流体導入流路124から流路板127のテーパ状流路部127Dを通り、狭路部127Cおよびフィン部122Cにより構成されるマイクロチャネル部126Aに導入される。また、伝熱板122は、熱伝導率の良好な銅板などにより形成されているため、発熱体2の熱が伝熱されて熱せられており、マイクロチャネル部126を流通する冷却流体との間で熱交換が実施される。これにより、伝熱板122の熱が冷却流体中に放熱され、発熱体2が冷却される。さらに、第二の実施の形態では、マイクロチャネル部126Aは、発熱体2が設けられる一端面10A1側に形成されているため、発熱体2をより効率よく冷却することができる。
また、冷却流体に異物が混入していた場合、テーパ状流路部127Dと流体導入流路124との境界において、捕捉される。このとき、テーパ状流路部127Dは、流体導入流路124から狭路部127Cに向かうに従って流路幅寸法が小さくなるテーパ状に形成されている。このため、このテーパ状流路部127Dの一部に異物が詰まったとしても、十分に冷却流体を流通させることができ、狭路部127Cにおける冷却流体の負荷圧力は、ほとんど変化しない。
また、流路板127は、伝熱板122に挟持されているため、テーパ状流路部127Dの積層方向の幅寸法とマイクロチャネル部126Aの積層方向の幅寸法とは、略同一寸法となる。このため、テーパ状流路部127Dを通過した異物は、マイクロチャネル部126Aにて詰まることなく通過し、流体排出流路125に流される。したがって、マイクロチャネル部126Aにおける熱交換率の低下を防止でき、ポンプの負荷増大も防止できる。
さらに、テーパ状流路部127Dは、連結部127Bから狭路部127Cに向かうに従って流路幅寸法が小さくなるテーパ状に形成されている。このため、このテーパ部に沿ってスムーズに冷却流体を流すことができ、テーパ状流路部127Dにおける乱流の発生などを抑え、流体抵抗を小さくすることができる。
また、流路板127は、伝熱板122に挟持されているため、テーパ状流路部127Dの積層方向の幅寸法とマイクロチャネル部126Aの積層方向の幅寸法とは、略同一寸法となる。このため、テーパ状流路部127Dを通過した異物は、マイクロチャネル部126Aにて詰まることなく通過し、流体排出流路125に流される。したがって、マイクロチャネル部126Aにおける熱交換率の低下を防止でき、ポンプの負荷増大も防止できる。
さらに、テーパ状流路部127Dは、連結部127Bから狭路部127Cに向かうに従って流路幅寸法が小さくなるテーパ状に形成されている。このため、このテーパ部に沿ってスムーズに冷却流体を流すことができ、テーパ状流路部127Dにおける乱流の発生などを抑え、流体抵抗を小さくすることができる。
そして、マイクロチャネル部126Aから流体排出流路125に導入された冷却流路は、排出流路規制板121Bの排出流路規制孔121B1から排出側パイプ接続板133に接続されるパイプ3に排出される。この後、パイプ3から排出された冷却流体は、チューブを通って再びポンプに導入される。
上記のように冷却流体を流体冷却装置1Aの内部を循環させることで、発熱体2の熱を冷却流体に放熱して冷却することが可能となる。
[第三の実施の形態]
次に本発明の第三の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図6(A)は、第三の実施の形態における伝熱板を示す平面図であり、(B)は、第三の実施の形態における流路板を示す平面図であり、(C)は、第三の実施の形態における冷却部を積層方向に対して直交する面で断面して積層方向を見た図である。
次に本発明の第三の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図6(A)は、第三の実施の形態における伝熱板を示す平面図であり、(B)は、第三の実施の形態における流路板を示す平面図であり、(C)は、第三の実施の形態における冷却部を積層方向に対して直交する面で断面して積層方向を見た図である。
第三の実施の形態は、第二の実施の形態における伝熱板122を変形したものであり、その他の構成についてはその説明を省略もしくは簡略する。
第三の実施の形態の伝熱板128は、図6(A)に示すように、熱伝導率が良好な例えば銅板などにより形成され、積層方向に直交する面形状が長手方向を有する略矩形状に形成されている。また、伝熱板128の長手方向の両端側には、それぞれ伝熱板128の幅方向に長手となる略矩形状の導入孔128Aおよび排出孔128Bが形成されている。また、導入孔128Aの排出孔128Bと対向する側の一端辺には、複数の凹凸が形成された凹凸部128Cが設けられている。さらに、これえらの導入孔128Aおよび排出孔128Bの間にフィン部128Dが設けられている。
そして、上記のような伝熱板128と、図6(B)に示すような流路板127とを、交互に積層することで、図6(C)に示すような第三の実施の形態の冷却部12Bが形成される。
このような冷却部12Bを有する流体冷却装置1Bでは、流体導入流路124に導入された冷却流体に異物が混入していた場合、テーパ状流路部127Dと流体導入流路124との境界において、捕捉される。ここで、導入孔128Aは凹凸部128Cを備えているため、異物がこの凹凸部128Cの凹凸に引っ掛かり、捕捉しやすくなる。さらに、この凹凸部128Cで形成される凹凸面がフィルタ面になるが、凹凸によってフィルタ面の面積が増加し、異物が捕捉された場合の負荷圧力上昇が抑えられる。したがって、マイクロチャネル部126Aの詰まりをより確実に防止することができる。
[第四の実施の形態]
次に本発明の第四の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図7は、第四の実施の形態に係るプロジェクタの光学系近傍の概略構成を示す図である。
次に本発明の第四の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図7は、第四の実施の形態に係るプロジェクタの光学系近傍の概略構成を示す図である。
第四の実施の形態は、上記第一ないし第三の実施の形態にて示した流体冷却装置1,1A,1Bを備えた電子機器としてのプロジェクタについて説明する。
この第四の実施の形態に係るプロジェクタ5は、図7に示すように、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の各色をそれぞれ発光する駆動発熱部としてのLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)51と、LED51からの射出された光束を光変調する液晶パネル52と、液晶パネル52にて光変調された光束を色合成するクロスダイクロイックプリズム53と、色合成された光束をスクリーン8に向かって投写する投写光学系54と、LED51に設けられてLED51の熱を冷却する冷却機構7とを備えている。
LED51は、色毎に設けられ、すなわち、赤色LED51R、緑色LED51G、および青色LED51Bが設けられている。これらのLED51は、光束の発光量に応じた熱量を発熱する発熱体である。そして、LED51の発熱効率の低下を防止し、射出される光束の色を安定させるためには、この発熱された熱を吸熱、放熱などにより冷却することが必要となる。
液晶パネル52は、赤色用液晶パネル52R、緑色用液晶パネル52G、および青色用液晶パネル52Bを備え、これらの各色液晶パネル52は、それぞれ各色のLED51に対向して配置されている。これらの液晶パネル52は、図示しない制御回路部に電気的に接続されている。そして、この制御回路部から画像信号に基づいた所定の駆動信号が入力されることにより駆動され、LED51から入射した光束を画素毎に光変調する。
クロスダイクロイックプリズム53は、各液晶パネル52から射出された光束を色合成し、画像を形成し、投写光学系54に投射する。そして、投写光学系54は、クロスダイクロイックプリズム53からの画像を拡大投写させてスクリーン8に表示させる。
冷却機構7は、LEDの裏面に例えばロウ付けなどにより接合される流体冷却装置1と、流体冷却装置1に冷却流体を流通させるポンプ71と、冷却流体の熱を放熱するラジエータ72と、これらの流体冷却装置1、ポンプ71、およびラジエータ72を連結するチューブ73とを備えている。ここで、流体冷却装置1は、本実施の形態では、上記第一の実施の形態のものを利用する。なお、上記第二の実施の形態にて説明した流体冷却装置1Aや、第三の実施の形態にて説明した流体冷却装置1Bを利用してもよい。
このような冷却機構7では、ポンプ71により冷却流体を流体冷却装置1、ラジエータ72、およびチューブ73の内部を流通させる。このような構成では、流体冷却装置1にてLED51の熱を冷却流体内に放熱させ、この冷却流体の熱をラジエータ72にて冷却し、再び流体冷却装置1に流通させるので、効率よく流体冷却装置1にてLEDの熱を冷却することができる。また、流体冷却装置1の冷却能力の低下を防止できるので、LEDを長時間冷却することができ、LEDの長寿命化を図ることができる。
[実施の形態の変形例]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
[実施の形態の変形例]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上記第四の実施の形態において、流体冷却装置1をプロジェクタ5のLED51に取り付ける構成を示したが、これに限定されず、例えばLD(Laser Diode:半導体レーザ)を備えたプロジェクタにおいて、LDの裏面に流体冷却装置を接合する構成としてもよい。また、電子機器としてプロジェクタに限らず、例えばパーソナルコンピュータなどの他の電子機器に本発明の流体冷却装置1,1A,1Bを取り付ける構成としてもよく、この場合、例えばCPU(Central Processing Unit)などに取り付ける構成とすれば、CPUを良好に冷却することができる。
さらに、第四の実施の形態において、第一の実施の形態にて説明した流体冷却装置1をLED51に取り付ける構成を示したが、上記したように第二および第三の実施の形態にて説明した流体冷却装置1A,1Bを取り付ける構成としてもよい。
また、上記第一の実施の形態において、フィルタ板113を積層体10の上流側のみに設置したが、例えば下流側の流体排出部13にも設ける構成としてもよい。このような構成では、冷却流体を逆流させた場合でも異物をフィルタ板113にて捕捉することができる。
さらに、上記第一の実施の形態において、フィルタ板113の流通開口部113Aの開口径寸法αが、流路板123の厚み寸法βよりも小さくなるように、すなわちマイクロチャネル部126の積層方向の幅寸法よりも小さくなるように形成する構成を示したが、開口径寸法αと流路板123の厚み寸法βを略同一寸法としてもよい。このような構成でも、フィルタ板113にて捕捉しなかった異物は、マイクロチャネル部126の積層方向の幅寸法よりも小さくなるので、マイクロチャネル部126で詰まることがない。
そして、第二および第三の実施の形態において、異物捕捉手段として、流路板127にテーパ状流路部127Dを設けたが、さらに、上流側に第一の実施の形態のフィルタ板113を設ける構成としてもよい。
さらに、第二および第三の実施の形態において、異物捕捉手段としてテーパ状流路部127Dがテーパ状に形成された例を示したが、これに限定されない。この異物捕捉手段としては、狭路部127Cよりも流路幅寸法が大きく形成された形状に形成されていればよく、例えば矩形状に形成された矩形流路部を異物捕捉手段とする構成としてもよい。ただし、この場合、矩形流路部における流路抵抗が大きくなるおそれがあるため、流路抵抗を小さくするために流路板127の厚み寸法を大きくするなどの工夫が必要となる。
さらに、テーパ状流路部127Dを流体導入流路124側および流体排出流路125側の双方に設ける構成としたが、流体導入流路124側にのみ設ける構成としてもよい。
また、第三の実施の形態において、伝熱板128の流体導入流路124側に凹凸部128Cを設ける構成としたが、流体排出流路125側にも凹凸部128Cを設ける構成としてもよい。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明は、発熱体の熱を冷却する流体冷却装置、およびこの流体冷却装置を備えた電子機器に利用できる。
1…流体冷却装置、2…発熱体、5…電子機器としてのプロジェクタ、51…駆動発熱部としてのLED、112…流路拡大板、113…異物捕捉手段としてのフィルタ板、113A…流通開口部、122,128…伝熱板、122A…分配流路用孔としての導入孔、122B…分配流路用孔としての排出孔、122C,128D…フィン部、123,127…流路板、123A,127A…流路孔、126…微細流路としてのマイクロチャネル部、127B…分配流路連結部としての連結部、127C…狭路部、127D…異物捕捉手段として機能する流路孔連結部としてのテーパ状流路部。
Claims (6)
- 少なくとも、発熱体からの熱が伝達されるフィンを備えた伝熱板と、前記フィン間に配置されて流体を流通する流路孔が形成された流路板とを積層し、前記フィン間に配置される流路孔により形成される微細流路に流体を流通させて発熱体の熱を冷却する流体冷却装置であって、
前記冷却流体の流路の少なくとも上流側に異物捕捉手段が設けられた
ことを特徴とする流体冷却装置。 - 請求項1に記載の流体冷却装置において、
前記異物捕捉手段は、流体が流通する流通開口部を複数備え、この流通開口部の総面積は、前記微細流路の流体の流通方向に直交する総面積以上である
ことを特徴とする流体冷却装置。 - 請求項1または請求項2に記載の流体冷却装置において、
前記異物捕捉手段は、流体が流通可能な複数の流通開口部を有する前記フィルタ板であり、このフィルタ板の流通開口部の大きさは、前記微細流路を形成する前記フィン間の幅寸法に対して、同等もしくは小さく形成された
ことを特徴とする流体冷却装置。 - 請求項3に記載の流体冷却装置において、
前記伝熱板および前記流路板の上流側に、前記フィルタ板の流通開口部の総面積より大きい流路面積を有する流路が形成された2つの流路拡大板が設けられ、
前記フィルタ板は、これらの2つの流路拡大板に挟まれた状態で積層される
ことを特徴とする流体冷却装置。 - 請求項1または請求項2に記載の流体冷却装置において、
前記伝熱板は、両端側に流体を分配する分配流路用孔が形成され、
前記流路板の前記流路孔は、前記流路板の両端側に設けられるとともに、前記分配流路用孔と略同一形状に形成されて隣り合う分配流路用孔同士を連結する分配流路連結部と、前記分配流路連結部間に設けられて、前記分配流路連結部よりも流路幅が小さく形成される狭路部と、を備え、
前記異物捕捉手段は、前記分配流路連結部と前記狭路部とを連結するとともに、前記狭路部よりも流路幅寸法が大きく形成された流路孔連結部である
ことを特徴とする流体冷却装置。 - 電子により駆動するとともに、駆動により発熱する駆動発熱部と、
前記発熱部を冷却する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の流体冷却装置と、
を備えたことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006028590A JP2007205694A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | 流体冷却装置、および電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN104168744A (zh) * | 2014-07-30 | 2014-11-26 | 太仓陶氏电气有限公司 | 集约型散热器 |
JP2020012563A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | マイクロチャンネル熱交換器および冷凍サイクル装置 |
JP2020012562A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | マイクロチャンネル熱交換器および冷凍サイクル装置 |
DE112019007686B4 (de) | 2019-09-04 | 2023-08-03 | Mitsubishi Electric Corporation | Kühlkörper und halbleitermodul |
-
2006
- 2006-02-06 JP JP2006028590A patent/JP2007205694A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8584483B2 (en) | 2010-03-29 | 2013-11-19 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Semiconductor device |
CN104168744A (zh) * | 2014-07-30 | 2014-11-26 | 太仓陶氏电气有限公司 | 集约型散热器 |
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