JP2007153905A - 細胞増殖阻害のための置換型ビスインドールイルマレイミド - Google Patents

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Abstract

【課題】癌治療薬剤として有効な、そして患者に対する継続的な注入に好適である低分子化合物、及び当該化合物を含む医薬組成物を提供する。
【解決手段】式(I)により表される新規置換型ピロール及びそれらの医薬として許容しうる塩は継続的な注入液としての患者への投与に好適であり、そして細胞増殖障害、特に癌の治療及び/又は制御に有用である。前記化合物を含む医薬組成物、及び癌の治療及び/又は制御方法をも開示する。
【選択図】なし

Description

本発明の背景
本発明は抗増殖性薬剤である特定の置換型ピロールに向けられる。これらの化合物及びそれらの医薬として許容しうる塩は、細胞増殖障害、特に癌の治療又は制御に有用である。本発明は前記化合物を含む医薬組成物、及び癌の治療、及び/又は予防、特に固形腫瘍の治療又は制御方法にも向けられる。
制御されていない細胞増殖が癌の特徴である。癌性腫瘍細胞は、細胞分裂周期を直接的又は間接的に調節する遺伝子に多少の損傷形成を典型的に有する。多くの研究能力が抗増殖性薬剤の研究に費やされた。所望の抗増殖性活性をもつ多くの薬剤が同定される一方で、これらの薬剤の多くは、ヒトの患者に対する治療的な使用にそれらを好適でなくする又は不便にする、乏しい溶解性、分子の複雑性等を含むさまざまな欠点をもつ。容易に合成することができ、癌治療薬剤として有効な、そして患者に対する継続的な注入に好適である低分子化合物に対する必要性が相変わらず存在する。したがって、前述の化合物、並びに前述の化合物を含む医薬組成物を提供することがこの発明の目的である。
定義
本明細書中で使用されるとき、以下の用語は以下の定義をもつこととする。
「アルケニル」は、1〜15の炭素原子、好ましくは1〜10の炭素原子、最も好ましくは1〜6の炭素原子を有する直鎖又は分枝脂肪族不飽和炭化水素を意味する。
「アルコキシ」は、酸素が分子の残部に付着したアルキル又はアルケニル基を意味する(例えばRO−、例えばメトキシ、エトキシ等)。
「アリール」は、5〜10の原子を有し、そして同じ又は異なる1以上のヘテロ原子を場合により含みうる1又は2の環から成る芳香族環を意味する。この定義の意図として、アリールはヘテロアリールを含む。好ましいヘテロ原子は、1以上の炭素位置における、単独又はあらゆる組合せの窒素、硫黄又は酸素を含む。この定義の中にあるアリール基の例は、フェニル、ピリジン、イミダゾール、ピロール、トリアゾール、フラン、ピリミジンである。
「シクロアルキル」は、非芳香族であり、3〜8の原子を有する部分的に又は完全に飽和された環状脂肪族炭化水素基を意味する。シクロアルキル基の例は、シクロプロピル、シクロペンチル、及びシクロヘキシルを含む。
「有効量」は、ヒト腫瘍細胞株を含むヒト腫瘍細胞の増殖を有意に阻害する、及び/又は異化を予防する少なくとも1の式(I)の化合物又は医薬として許容しうるその塩の量を意味する。
「ヘテロ原子」は、窒素、硫黄又は酸素から選ばれる原子を意味する。ヘテロ原子は独立して選ばれ、そして1以上の炭素と置き換わりうる。
「ヘテロ環」は、3〜10員非芳香族であり、少なくとも1のヘテロ原子を含む部分的に又は完全に飽和された炭化水素基を意味する。前述の環系は、モルホリン、ピロリジン、ピペラジンを含む。
「IC50」は、特異的に計測される活性の50%を阻害するために必要とされる本発明による特定の化合物の濃度に関する。IC50は、とりわけ実施例15以下に記載のとおり計測されうる。
「低級アルキル」は、1〜6、好ましくは1〜4の炭素原子を有する直鎖又は分枝飽和脂肪族炭化水素を意味する。低級アルキルは、以下に具体的に提供したとおり置換されうる。さらにアルキル鎖は、1以上の炭素原子の代わりに1以上のヘテロ原子を含みうる。典型的な低級アルキルは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、2−ブチル、ペンチル、ヘキシル等を含む。
「医薬として許容しうる塩」は、式(I)の化合物の生物学的有効性、及び特性を維持する、慣例の酸付加塩又は塩基付加塩に関し、そして好適な無毒性有機若しくは無機酸又は有機若しくは無機塩基で形成される。酸付加塩の例は、無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、リン酸、及び硝酸由来のもの、及び有機酸、例えば酢酸、酒石酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸等由来のものを含む。塩基付加塩の例は、アンモニウム塩基、カリウム、ナトリウム、及び第4水酸化アンモニウム、例えばテトラメチルアンモニウム・ヒドロキシド由来のものを含む。
「医薬として許容しうる」、例えば医薬として許容しうる担体、賦形剤等は、薬理学的に許容しうる、そしてその特定の化合物が投与される患者に対して実質的に無毒性であることを意味する。
「医薬として活性な代謝産物」は、医薬として許容しうる、そして有効である式(I)の化合物の代謝産物を意味する。
「ポリエチレン・グリコール」又は[PEG」基は、一般式−R9 (OCH2 CH2n OH、ここでnは平均して2〜1500、好ましくは15〜150であり、500〜5000ダルトンの平均分子量をもち、そして式中のR9 がカルボキシ又は低級アルキル、好ましくはメチル若しくはエチルである構造を表す。
「プロドラッグ」は、生理学的条件下又は加溶媒分解により医薬活性化合物に変換されうる化合物に関する。プロドラッグは患者に投与された時は不活性であるが、インビボにおいて活性な化合物に変換される。
置換型アルキルのときの「置換型」は、置換が1以上の位置で起こりうること、及び特に指示されない限り、各置換部位の置換基が指定された選択肢から独立して選ばれることを意味する。
「置換型アミノ」は、他の基、好ましくは低級アルキル(例えばメチル又はエチル)により単基置換又は二基置換されるアミノ基を意味する。
本発明の詳細な説明
具体的には、本発明は、以下の式:
Figure 2007153905
{式中、
Rは、−PO312 ,−CHR3 OCOR4 ,−CHR3 OCO24 ,−CHR3 OCONHR4 、及び−COR4 から成る群から選ばれ;
1 及びR2 は、H,Na、及びNH4 から成る群から選ばれ、そしてR1 又はR2 は、その場合にはもう一方が別のものでなくてはならない、いずれかがHである場合を除いて同じであるか、あるいは、R1 とR2 は一緒にCaを表し;
3 は、H又はメチルから成る群から選ばれ;
4 は以下の
低級アルキル、ここで−CO25 ,−NR67 、ポリエチレン・グリコール、−OPO312 、ヒドロキシ、アルコキシ、及びアリールから成る群から選ばれる1以上の置換基によって場合により置換されうる、
アルケニル、ここで−CO25 ,−NR67 、ポリエチレン・グリコール、−OPO312 、ヒドロキシ、アルコキシ、及びアリールから成る群から選ばれる1以上の置換基によって場合により置換されうる、
シクロアルキル、ここで−CO25 ,−NR67 、ポリエチレン・グリコール、−OPO312 、ヒドロキシ、アルコキシ、及びアリールから成る群から選ばれる1以上の置換基によって場合により置換されうる、
複素環、ここでヘテロ原子としてNを含む場合、そのNが−COR8 によって場合により置換されうる、並びに
アリール、ここで−CO25 、ヒドロキシ、アルコキシ、ポリエチレン・グリコール、−OPO312 、並びにそれ自体がヒドロキシ、カルボキシ、及び置換型アミノにより置換されうるアルキルから成る群から選ばれる1以上の置換基によって場合により置換されうる、
から成る群から選ばれ;
5 は、H,Na又は低級アルキルから成る群から選ばれ;
6 及びR7 は、H、低級アルキル、及び−COR8 から選ばれるか、又はあるいは−NR67 基が5又は6員複素環の環を形成し;そして
8 は、ポリエチレン・グリコールによって場合により置換されうる低級アルキルである。}により表される置換型ピロール及び上述の化合物の医薬として許容しうる塩に関する。
この発明の化合物は抗増殖性活性をもち、特にそれらは細胞周期のG2/M期の細胞分裂を阻害し、そして一般的に「G2/M期細胞周期」阻害剤と呼ばれる。これらは、米国特許第5,057,614号(Davis et al.)の中の抗癌治療薬の活性代謝産物の可溶性プロドラッグであり、そしてそのため継続的な注入デリバリーに好適である。
本発明は、医薬としての有効量のいずれか1以上の前記化合物、及び医薬として許容しうる担体又は賦形剤を含む医薬組成物にさらに向けられる。
本発明は、細胞増殖障害、特に癌、例えば固形腫瘍、乳癌、結腸癌又は肺癌の治療用薬物の成分としてのいずれか1以上の前記化合物の使用にさらに向けられる。
本発明は、このような治療を必要とするヒトの患者に有効量の式(I)の化合物及び/又はその医薬として許容しうる塩を投与することによる固形腫瘍、特に乳癌又は結腸癌を治療するための方法にも向けられる。
式(I)の化合物の好ましい態様において、Rは−CHR3 OCOR4 である。最も好ましくは、R3 はHであり、そしてR4 はポリエチレン・グリコールにより置換される低級アルキルである。
式(I)の化合物の他の好ましい態様において、Rは−COR4 である。最も好ましくは、R4 は、複素環及び低級アルキルから成る群から選ばれ、最も好ましくは、低級アルキルが−NR67 により置換される。
式(I)の化合物の他の好ましい態様において、ポリエチレン・グリコールは、約750〜約5000ダルトン、最も好ましくは約2000ダルトンの分子量をもつ。
以下の化合物:
Figure 2007153905
は式(I)の好ましい化合物の例である。
本明細書中に記載され、そして前記の式により包含される化合物は、互変異性又は構造異性を示しうる。本発明がこれらの化合物のあらゆる互変異性体又は構造異性体又は上記形態の混合物を包含し、そして先に描かれた式の中で利用されるいずれか1種の互変異性体又は構造異性体に制限されない。
本発明による化合物の合成
本発明の化合物を、本技術分野で知られる工程により製造する。これらの化合物を合成するために好適な工程を実施例中に与える。一般的に、これらの化合物を請求項18に示したとおり製造しうる。
より具体的に言うと、Rが−PO312 を示し、そしてR1 及びR2 が前記のとおりである式(I)の化合物を、以下のスキーム(I)に示すとおり製造しうる。
スキームI
Figure 2007153905
スキームIに示されるとおり、3−(1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(1)(同時係属のUSSN 09/268,887中に記載のとおり製造し、USSN 09/268,887の関連部分を本明細書中に援用した)を適当な溶媒、例えばTHF中、強塩基、例えばリチウム・ビス(トリメチルシリル)アミドの存在する中で好適に保護したクロロホスホネートにより処理して、Xが当業者の知る好適な保護基、例えばベンジルを表す保護されたホスホン酸誘導体(2)を得た。保護基の除去を当業者によって知られるいずれかの標準的方法により達成し、ホスホン酸(3)を得た。特に、Xがベンジル基を表す場合、その保護基をシクロヘキサジエン及び触媒としてのパラジウム担持炭素(palladium on carbon)を用いることで除去する。次に化合物(3)をこれも当業者に知られる標準的方法によりその塩(4)、例えばモノナトリウム塩に変換する。Rが−COR4 を示す式(I)の化合物を以下のスキームIIにより製造する。
スキームII
Figure 2007153905
典型的には、3−(1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(化合物(1)、スキームIに前記のとおり製造される)を非プロトン性溶媒、例えばTHF中、−60℃で強塩基、例えばリチウム・ビス(トリメチルシリル)アミドを用いて脱保護する。次に得られたアニオンを既知の酸性塩化物又は既知の方法により製造される酸性塩化物により処理する。あるいは、化合物(1)を既知のカルボン酸又は既知の方法により製造されたカルボン酸と、標準的なアミド結合形成手順、例えばジイソプロピルカルボジイミド及びHOBtを用いて結合させる。R4 が好適に保護されたカルボキシル、ヒドロキシアルキル、アミノ又はモノアルキルアミノである化合物(5)を既知の方法により保護基を除去することでさらに修飾し、そして次に得られたカルボキシル、ヒドロキシ又はアミノ基を当業者に知られた方法により所望のアミドに場合により修飾する。
Rが−CHR3 OCOR4 を示す一般式(I)の化合物を以下のスキームIII により製造する。
スキームIII
Figure 2007153905
上記スキームIII に示されるとおり、ヒドロキシ・アルキル誘導体(6)を既知の手順を用いてエステル化する。典型的には、化合物(6)を室温で数時間、EDC及びジメチルアミノピリジンの存在する溶媒、例えばメチレン・クロライド中で既知のカルボン酸又は既知の方法により調製されたカルボン酸により処理する。あるいは、ヒドロキシ中間体6を既知のクロライド又は既知の方法により調製された酸クロライドにより処理しうる。あるいは、ヒドロキシ中間体6を既知の酸無水物又は既知の方法により調製された酸無水物により処理しうる。
4 がヘテロ芳香族環を含む化合物7を調製するために、ヘテロ原子、例えばNを、溶媒、例えばアセトニトリル中でのヨウ化アルキル、例えば−CH3 Iとの反応によりさらに修飾しうる。
あるいは、R4 が好適に保護されたカルボキシル、ヒドロキシアルキル、アミノ又はモノアルキルアミノを含む化合物7を、既知の方法により保護基を除去し、そして次にその得られたカルボキシル、ヒドロキシ又はアミノ基を当業者の知る方法により所望のアミド又はエステルに場合により修飾することによりさらに修飾しうる。
3 がHを示す出発物質6を米国特許出願第09/268,887に記載のとおりにも調製されることができ(化合物(II))、そして上記米国特許出願の関連部分を本明細書中に援用する。
3 がメチルを示す出発物質6を以下のスキームIVに従って調製しうる。
スキームIV
Figure 2007153905
化合物8は市販されている(例えばAldrichから)。
Rが−CHR3 OCO24 を示し、そしてR3 及びR4 が前記のとおりである一般式(I)の化合物を以下のスキームVに従って調製しうる。
スキームV
Figure 2007153905
典型的には、ヒドロキシ・アルキル誘導体6を−78〜20℃の温度でジメチルアミノピリジンの存在する溶媒、例えばジクロロメタン中での既知のクロロホルメート又は既知の手順を用いて調製されたクロロホルメートにより処理されて、所望のカーボネート14を得る。
Rが−CHR3 OCONHR4 を示し、そしてR3 及びR4 が前記のとおりである一般式(I)の化合物を以下のスキームVIにより調製しうる。
スキームVI
Figure 2007153905
典型的には、ヒドロキシメチル中間体6を0℃で溶媒、例えばTHF中、強塩基、例えばリチウム・ビス(トリメチルシリル)アミドを用いて脱プロトンする。次に生じたアニオンを同じ溶媒中でビス(p−ニトロフェニル)カーボネートにより、これに引き続き既知のアミン又は既知の手順を用いて調製したアミンにより処理する。
式(I)の酸性化合物を当業者に知られる方法により好適な塩基により処理することによって医薬として許容しうる塩に変換しうる。好適な塩は無機塩基由来のもの、例えばナトリウム、カリウム又はカルシウム塩だけでなく、有機塩基由来のもの、例えばエチレンジアミン、モノエタノールアミン又はジエタノールアミンでもある。式(I)の塩基性化合物の医薬として許容しうる塩への変換を、既知のやり方で好適な酸により処理することで実施しうる。好適な塩は、無機酸由来のもの、例えばハイドロクロライド、ハイドロブロマイド、ホスフェート又はスルフェートだけでなく、有機酸由来のもの、例えばアセテート、サイトレート、フマレート、タルトレート、マレエート、メタンスルホネート又はp−トルエンスルホネートでもある。
組成物/製剤
選択しうる態様において、本発明は少なくとも1の式(I)の化合物又は医薬として許容しうるその塩を含む医薬組成物に向けられる。
これらの医薬組成物は経口的に、例えば錠剤、被覆錠剤、糖衣錠、ハード又はソフト・ゼラチン・カプセル、溶液、エマルジョン又は懸濁液の形態で投与されうる。それらは直腸的に、例えば座剤の形態で投与されることもできる。しかしながら、特に本発明の化合物は非経口投与、例えば注射溶液の形態に好適である。
式(I)の化合物、その化合物のプロドラッグ又はそれらの塩を含む本発明の医薬組成物は、本技術分野で知られる方法、例えば慣例的な混合、カプセル封入、溶解、粒状化、乳化、封じ込め、糖衣作製又は凍結乾燥処理の利用により製造されうる。これらの医薬組成物は治療として不活性な、無機又は有機担体と一緒に処方されうる。ラクトース、コーンスターチ又はそれらの誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩が錠剤、被覆錠剤、糖衣錠、及びハード・ゼラチン・カプセルの担体として使用されうる。ソフト・ゼラチン・カプセルに好適な担体は、植物油、ワックス、及び脂肪を含む。活性物質の性質により、ソフト・ゼラチン・カプセルの場合、担体を一般的に必要としない。液剤及びシロップの製造に好適な担体は、水、ポリオール、サッカロース、転化糖、及びグルコースである。注射に好適な担体は、水、アルコール、ポリオール、グリセリン、植物油、ホスホリピド、及び界面活性剤である。坐剤に好適な担体は天然又は硬化油、ワックス、脂肪、及び半流動体ポリオールである。
前記医薬製剤は、防腐剤、可溶化剤、安定化剤、湿潤剤、乳化剤、甘味剤、着色剤、香料添加剤、浸透圧を変えるための塩、緩衝剤、コーティング剤又は抗酸化剤を含むこともできる。それらは、式(I)の化合物の他のさらなる活性成分を含む他の治療として有益な物質を含むこともできる。
投与量
先に触れたとおり、本発明の化合物は細胞の増殖障害、特に腫瘍学的障害の治療又は制御に有用である。前述の化合物を含むこれらの化合物及び製剤は特に固形腫瘍、例えば乳癌及び結腸癌の治療又は制御に有用である。
治療として有効量のこの発明による化合物は、疾患の予防、緩和又は症状の改善、あるいは治療をうけている患者の延命に有効な化合物の量を意味する。治療としての有効量の決定は本技術分野の中にある。
この発明による化合物の治療としての有効量又は投与量は、広い制限の中で変えることができ、そしてそれぞれ特有の場合において個々の要望に適合させられるであろう。一般的に、体重約70kgの成人への経口又は非経口投与の場合、指示された時に上限を上回ったとしても、約10mg〜約10,000mg、好ましくは約200mg〜約1,000mgの日用量が適切である。前記日用量は単回服用又は分割服用又は継続的な注入として与えられうる非経口投与として投与されうる。
本発明の化合物は既知の技術、例えば先に示した一般的スキームより合成されうる。以下の実施例は本発明の化合物及び製剤の合成のための好ましい方法を説明する。
実施例1:3−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エトキシ]−プロピオン酸3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル・エステル
無水THF(12ml)中、懸濁液の1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド・HCl(「EDC・HCL」;Aldrich、77mg、0.40mmol)をDMAP(Aldrich)(55mg、0.45mmol)により22℃で2分間処理した。これに3−(1−ヒドロキシメチル−1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(110mg、0.26mmol)(以下で調製される)を加えた。前記混合物を20分間撹拌し、そしてこれに2−(2−メトキシ−エトキシ)−エトキシ]−プロピオン酸(CAS:209542−49−4)(120mg、0.62mmol)を加えた。撹拌を22℃で4時間くり返した。全溶媒を蒸発させ、そしてその産物をシリカ・ゲル・クロマトグラフィーにより精製して、130mgの3−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エトキシ]−プロピオン酸3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル・エステルを得た(収率80%)。
3−(1−ヒドロキシメチル−1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオンをUSSN 09/268,887(化合物II)に記載のとおり調製した。なお、その関連部分を本明細書中に援用する。
実施例2:O−[2−[[2,5−ジヒドロ−3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−ピロール−3−イル]−インドール−1−イル]メトキシカルボニル]エチル]−O′−メチルポリエチレン・グリコール2000
ジクロロメタン中、3−(1−ヒドロキシメチル−1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(200mg、0.5mmol)(実施例1に前記のとおり調製した)の溶液に−78℃でトリエチルアミン(0.6mmol)、それに続いてO−(2−カルボキシエチル)−O′−メチル・ポリエチレン・グリコール2000酸クロライド(0.6mmol)(モノ−メチル・ポリエチレン・グリコール2000プロパン酸から標準的方法により調製した)を加えた。その溶液を室温で3時間撹拌し、そして溶媒を蒸発させた。残渣をシリカ・ゲル・クロマトグラフィーにより精製して、収量1mgのO−[2−[[2,5−ジヒドロ−3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−ピロール−3−イル]−インドール−1−イル]メトキシカルボニル]エチル]−O′−メチルポリエチレン・グリコール2000を得た(収率80%)。
実施例3:実施例2と同様の手順を用いることで以下の化合物を製造した:
a)2,3−ジメトキシ−安息香酸3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル・エステル;
b)3−ジエチルアミノメチル−安息香酸3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル・エステル・ハイドロクロライド。
実施例4:3−(1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−1−オクタデカ−9−エノイル−ピロール−2,5−ジオン
USSN 09/268,887に記載のとおり調製した3−(1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(250mg、0.65mmol)の溶液をTHF(15ml)中に溶解し、そして−60℃まで冷却した。この溶液にリチウム・ビス(トリメチルシリル)アミド(0.7mmol、0.7ml、THF中1.0M)、続いてTHF(5ml)中、オレイル・クロライド(Aldrich)(0.300g、1.0mmol)を加えた。得られた混合物を0℃で1時間撹拌した。全溶媒を蒸発させ、そして未処理物質をシリカ・ゲル・クロマトグラフィーにより予備精製した。得られた産物を酢酸とヘキサンのグラジエントを用いたシリカ・ゲル・クロマトグラフィーを用いて分離した。これで310mgの3−(1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−1−オクタデカ−9−エノイル−ピロール−2,5−ジオンを得た(収率70%)。
実施例5:{3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イル}−ホスホン酸
a)3−(1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(210mg、0.55mmol)の溶液をTHF(150ml)中に、USSN 09/268,887に記載のとおり調製し、そして−70℃まで冷却した。この溶液にリチウム・ビス(トリエチルリシル)アミド(1.5mmol、1.5ml、2.5当量、THF中、1.0M)を加えた。これにTHF(5ml)中、ジベンジル・クロロホスフェート(CAS:538−37−4)(500mg、1.6mmol)を加えた。冷却浴を取り外し、そしてその溶液の温度が−40℃に達した時、その溶液を水に注ぎ、そして酢酸エチル/ヘキサン(1:4)により抽出した。前記有機溶媒を水により洗浄し、水分を除き、そして蒸発させた。残渣を精製し、そして酢酸エチル/ヘキサンのグラジエントを用いたシリカ・ゲル・クロマトグラフィーにより成分産物に分離した。これで150mgの{3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イル}−ホスホン酸ジベンジル・エステルを得た(収率43%)。
b)THF/エタノール(3ml/6ml)の混合液中、{3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イル}−ホスホン酸ジベンジル・エステル(50mg、0.08mmol)(前記ステップa)から)を10%Pd/C(75mg)及び1,4−シクロヘキサジエン(0.5ml)により処理し、そして35〜40℃で2時間加温した。その反応物を冷却し、セライトを通してろ過し、そして蒸発させて乾燥させた。結晶をTHF/ヘキサンから得て20mgの{3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イル}−ホスホン酸を得た(収率55%)。
実施例6:3−(1−アセチル−1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン
THF(20ml)中、USSN 09/268,887に記載のとおり3−(1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(51mg、0.13mmol)の溶液を調製し、そして−70℃まで冷やした。この溶液にリチウム・ビス(トリメチルシリル)アミド(0.5mmol、0.5ml、3.8等量、THF中、1.0M)、続いて過剰のアセチル・クロライド(0.1ml)を加えた。得られた溶液を−45℃に達するまで撹拌した。反応物を蒸発させ、そしてシリカ・ゲル・クロマトグラフィーにより精製して33mgの3−(1−アセチル−1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオンを得た(収率65%)。
実施例7:トリフルオロ−酢酸3−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−4−[1−(ピペリジン−4−カルボニル)−1H−インドール−3−イル]−ピロール−2,5−ジオン
1.5等量のN−(tert−ブトキシカルボニル)−ピペリジン−4−カルボン酸(Bachem,CA)をTHF中、3−(1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(USSN 09/268,887に記載のとおり調節した(化合物1)、そしてこの関連部分を本明細書中に援用する)の溶液に加えた。各1.3等量のジイソプロピル・カルボジイミド及びN−ヒドロキシベンズトリアゾールを加えた。この溶液を室温で6.5時間撹拌した。少量のセシウム・カーボネート及び0.5ml DMFを加えた。この反応物を20分間撹拌した。次に反応混合物をCH2 Cl2 により希釈し、そして飽和NH4 Cl及び水により洗浄した。その産物をフラッシュ・クロマトグラフィーにより精製した(収率92%)。得られたBOC保護アミンをCH2 Cl2 中に希釈し、そしてトリフルオロ酢酸により室温で1時間処理した。溶媒を蒸発させ、そして残渣をHPLCにより精製してトリフルオロ−酢酸;3−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−4−[1−(ピペリジン−4−カルボニル)−1H−インドール−3−イル]−ピロール−2,5−ジオンを得た(収率54%)。
実施例8:3−(1−アミノアセチル−1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン・ハイドロクロライド
1.05等量のN−(tert−ブトキシカルボニル)グリシン(Bachem,CA)、及び1等量の3−(1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(前記のとおり調製)をTHF中に溶解した。各1.3等量のN−ヒドロキシベンゾトリアゾール及びジイソプロピルカルボジイミドを加え、そしてその反応液を5時間撹拌した。少量のセシウム・カーボネート及びDMFを加えた。この反応液を30分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル及びエーテルにより希釈し、水により洗浄し、そして硫酸ナトリウム上で水分を除いた。得られた3−[N−ブチルオキシカルボニル−(1−アミノアセチル−1H−インドール−3−イル)]−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオンを前処理TLCプレートにより精製した(収率53%)。BOC保護産物をTHF中に溶解し、そして12N HClを滴下して加えた。その反応物を室温で2時間撹拌した。その反応物をN2 流下で濃縮し、そしてHPLCにより精製して0.026gの3−(1−アミノアセチル−1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオンを得た(収率95%)。
実施例9:酢酸3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル・エステル
3mlの無水酢酸(Aldrich)中、3−(1−ヒドロキシメチル−1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(120mg、0.288mmol)(USSN 09/268,887に記載のとおり調製(化合物II))のスラリーを室温で19時間、そして100℃で2.5時間撹拌した。得られた溶液を冷やし、水により希釈し、硫酸マグネシウム上で水分を除き、そして蒸発させた。残渣をFtOAc/ヘキサンを用いたフラッシュ・クロマトグラフィーにより精製して77.1mgの酢酸3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル・エステルを得た(収率53%)。
実施例10:ペンタン二酸モノ−{3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル}エステル
5mlのEtOAc中、3−(1−ヒドロキシメチル−1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(103mg、0.248mmol)、(実施例1の中に前記のとおり調製した)、無水グルタリル(35.1mg、0.308mmol)(Aldrich)、及びトリエチルアミン(0.03ml、0.924mmol)の溶液を還流しながら6時間加熱した。その溶液を冷やし、EtOAcにより希釈し、0.5N HCl、水、食塩水により洗浄し、硫酸マグネシウム上で水分を除き、そして蒸発させた。残渣をEtOAc/アセトンを用いたフラッシュ・クロマトグラフィーにより精製して35mgのペンタン二酸モノ−{3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル}エステルを得た(収率27%)。
実施例11:2,3−ジメトキシ−安息香酸1−{3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イル}エチル・エステル
a)75mlのDMF中、NaH(1.92gの油中60%分散液)の懸濁液にインドール(4.68g、40mmol)(Aldrich)を加えた。この混合物を0℃で15分間撹拌し、そして1−クロロエチル・メチルエーテル(4ml)を滴下して加えた。得られた混合物を0℃で1時間撹拌し、そして氷/水上に注ぎ、そしてトルエンにより抽出した。その有機層を硫酸マグネシウム上で水分を除き、そして蒸発させた。残渣をEtOAc/ヘキサンを用いたフラッシュ・クロマトグラフィーにより精製して4gの1−[1−メトキシエチル]インドールを得た(収率58%)。
b)0℃で無水ジエチル・エーテル中、1−(1−エトキシエチル)インドール(4g、23mmol)(先のステップa)に記載のとおり調製した)の溶液にオキサリル・クロライド(4.2ml、48mmol)を5分間かけて加えた。得られたスラリーを0℃で5時間撹拌し、そしてろ過して1.9gの[1−(1−メトキシ−エチル)−1H−インドール−3−イル]−オキソ−アセチル・クロライドを得た(収率31%)。この物質をさらなる精製なしに用いた。
c)0℃で75mlのCH2 Cl2 中、[1−(1−メトキシ−エチル)−1H−インドール−3−イル]−オキソ−アセチル・クロライド(1.9g、7.15mmol)(先のステップb)から)、及び[1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール]−3−エテンイミド酸−1−メチルエチル・エステル・ハイドロクロライド(2.3g、7.3mmol)(USSN 09/268,887のスキーム2中の化合物15)のスラリーにトリエチルアミン(3.6ml、25.8mmol)を3分間かけて加えた。この混合物を0℃で4時間撹拌し、そして0.5N HClにより抽出した。水層をCH2 Cl2 により抽出し、そして組合わせたCH2 Cl2 層を水、食塩水により洗浄し、硫酸マグネシウム上で水分を除き、そして蒸発させた。残渣を70mlのトルエン中に溶解し、そして得られた溶液を0℃まで冷やした。p−トルエンスルホン酸ハイドレート(1.4g、7.36mmol)を加え、そしてその混合物を0℃で1時間撹拌した。そのスラリーを飽和NaHCO3 により洗浄し、そして2回、50mlのEtOAcにより抽出した。組合わせたEtOAc層を硫酸マグネシウム上で水分を除き、そして蒸発させて、赤い粘着性の固体として4.1g(収率100%)の3−[1−(1−メトキシ−エチル)−1H−インドール−3−イル]−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオンを得て、そしてこれを精製なしに用いた。
d)100mlのTHF中、3−[1−(1−メトキシ−エチル)−1H−インドール−3−イル]−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(3.75g)(先のステップc)より)の溶液に2N HCl(75ml)を加えた。その溶液を室温で3時間撹拌し、そしてEtOAc及び食塩水中に注いだ。層を分離し、そして水層をEtOAcにより抽出した。組合わせたEtOAc層を硫酸マグネシウム上で水分を除き、そして蒸発させた。残渣をEtOAc/ヘキサンを用いたフラッシュ・クロマトグラフィーにより精製して、1.1g(収率33%)の3−[1−(1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インドール−3−イル]−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオンを得た。
e)20mlのCH2 Cl2 中、3−[1−(1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インドール−3−イル]−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(165.3mg、0.678mmol)(先のステップd)より)、EDC・HCl(284.5mg、1.484mmol)、及びジメチルアミノピリジン(185.5mg、1.58mmol)の溶液に2,3−ジメトキシ安息香酸(287.4mg、0.668mmol)を加えた。その溶液を室温で0.5時間撹拌し、飽和NaHCO3 、食塩水により洗浄し、硫酸マグネシウム上で水分を除き、そして蒸発させた。残渣をEtOAc/ヘキサンを用いたフラッシュ・クロマトグラフィーにより精製して203mgの2,3−ジメトキシ−安息香酸1−{3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イル}−エチル・エステルを得た(収率50%)。
実施例12:3−ジエチルアミノメチル−安息香酸1−{3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イル}−エチル・エステル・ハイドロクロライド
3−ジエチルアミノメチル−安息香酸1−{3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イル}−エチル・エステル・ハイドロクロライドを出発物質として3−ジエチルアミノメチル安息香酸(CAS:137605−77−7)を用いた先の実施例11e)の手順により製造した(収率50%)。
実施例13:カルボン酸モノ−メチルポリエチレングリコール2000エステル、3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチルエステル
モノメチルポリエチレングリコール(平均分子量=2000)(1g、0.5mmol)を過剰のトルエン溶液の20%ホスゲンにより室温で24時間処理し、そして蒸発させた。得られたジクロロメタン中のクロロホルメートを、ドライ・アイス/アセトン冷却した、ジクロロメタン中、3−(1−ヒドロキシメチル−1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(208mg、0.5mmol)(実施例1中に前記したとおり調製した)及び4−ジメチルアミノピリジン(244mg、2mmol)に加えた。冷却浴を取り外し、そして前記混合物を室温で1時間撹拌した。その反応混合物をメタノール/ジクロロメタンを用いたフラッシュ・クロマトグラフィー、続いてTHF/エチル・エーテルからの産物画分の結晶化により精製して、オレンジ色の固体として0.8gの炭酸モノ−メチルポリエチレングリコール2000エステル、3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチルエステル、融点46〜48を得た(収率65%)。
実施例14:モノ−メチルポリエチレングリコール2000−カルバミン酸、3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル・エステル
リチウム・ビス(トリメチルシリル)アミド(0.25ml、0.25mmol、THF中1M)を0℃でTHF(5ml)中、3−(1−ヒドロキシメチル−1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン(104mg、0.25mmol)(実施例1中に前記したとおり調製した)の溶液に滴下して加えた。10分後、ビス(p−ニトロフェニル)カーボネート(84mg、0.275mmol)を加え、そしてその溶液を0℃で10分間撹拌した。メトキシ−PEG2000−アミン(0.6g、0.3mmol)(Shearwater Polymers,Inc.)を加え、そしてその混合物を固体を溶かすために40℃未満まで加温した。得られた溶液を室温で2時間撹拌し、そして蒸発させて溶媒を除去した。残渣をメタノール/ジクロロメタンを用いたシリカ・ゲルによるクロマトグラフィーにより分離し、続いてTHF/エチル・エーテルからの産物画分の結晶化によって、オレンジ色の固体として、0.425gのモノ−メチルポリエチレングリコール2000−カルバミン酸、3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インド−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]インドール−1−イルメチル・エステル、融点49〜51℃を得た(収率70%)。
実施例15:抗増殖性活性
本発明の化合物の抗増殖性活性を以下に証明する。これらの結果は、本発明の化合物が癌、特に固形腫瘍、例えば乳及び結腸の腫瘍の治療に有用であることを示す。
MDAMB−435細胞に基づいたアッセイ
上皮乳癌細胞株(MDAMB−435)をATCC(アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション)から購入し、そしてATCCにより推奨された培地中での培養により育てた。これらの細胞の増殖に対する式(I)のさまざまな化合物の効果の分析のために、前記細胞を96ウェル組織培養プレート(「テスト・プレート」)に1500細胞/ウェルの濃度で蒔いた。細胞を蒔いた翌日、観察されるべき化合物を100%DMSO(ジメチル・スルフォキシド)に溶かし10mMの保存溶液を得た。各化合物をH2 Oにより1mMに希釈し、そして培地を含む96ウェル・マスター・プレートの最初の列の3のウェルに加えて40μMの終濃度を得た。次にその化合物を「マスター・プレート」の培地により連続的に希釈した。次に希釈した化合物を細胞を含むテスト・プレートに移した。「対照細胞」容器の列にはDMSOを入れた。各ウェル中のDMSOの終濃度は0.1%であった。薬剤添加5日後、前記を下記のとおり分析した。
MTT(3−(4−5メチル・チアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニル・テトラゾリウム・ブロマイド;チアゾールイル・ブルー)を各ウェルに加えて1mg/mlの終濃度を得た。次にそのプレートを37℃で2 2/1 〜3時間インキュベートした。次にMTT含有培地を除き、そして各ウェルに50μlの100%エタノールを加えてホルマザンを溶解した。次に吸光度を自動化プレート・リーダー(Biotek microplate reader)を用いて読んだ。IC50尺度をReed及びMunschの方程式を用いて計算した。Am.J.Hygiene Vol.27pgs.493−497,1938を参照のこと。
前記のインビトロにおける実験の結果を以下の表Iに示す。
表Iの各化合物はIC500.3μMである。
Figure 2007153905
Figure 2007153905
これらの化合物は、継続的な注入による患者への投与に好適である。
実施例16:錠剤製剤
Figure 2007153905
製造手順:
1.品目1,2、及び3を好適なミキサーにより15分間混合する。
2.ステップ1からの粉末混合物を20% Povidone K30溶液(品目4)により粒状にする。
3.ステップ2からの顆粒を50℃で乾かす。
4.ステップ3からの顆粒に好適な製粉装置を通過させる。
5.品目5をステップ4の製粉した顆粒に加え、そして3分間混合する。
6.ステップ5からの顆粒を好適な圧縮機により圧縮する。
実施例17:カプセル製剤
Figure 2007153905
製造手順:
1.品目1,2、及び3を好適なミキサーにより15分間混合する。
2.品目4及び5を加え、そして3分間混合する。
3.好適なカプセルに詰める。
実施例18:注射液/乳液製剤
Figure 2007153905
製造手順:
1.品目1を品目2の中に溶かす。
2.品目3,4、及び5を品目6に加え、そして分散するまで混合した後に均質化する。
3.ステップ1からの溶液をステップ2からの混合物に加え、そしてその分散液が半透明になるまで均質化する。
4.0.2μmフィルターを通してろ過滅菌し、そしてバイアルに詰める。
実施例19:注射液/乳液製剤
Figure 2007153905
製造手順:
1.品目1を品目2の中に溶かす。
2.品目3,4、及び5を品目6に加え、そして分散するまで混合した後に均質化する。
3.ステップ1からの溶液をステップ2からの混合物に加え、そしてその分散液が半透明になるまで均質化する。
4.0.2μmフィルターを通してろ過滅菌し、そしてバイアルに詰める。
本発明が特有の、及び好ましい態様の言及により説明される一方で、当業者は、変異型及び改良型が慣例の実験及び本発明の実施を通して作られうることを理解するであろう。したがって、本発明は、先の記載により制限されず、添付された請求項及びそれらの同等物により定められることを意図する。

Claims (9)

  1. 式:
    Figure 2007153905
    [式中、Rは以下:
    Figure 2007153905
    からなる群より選ばれる。]
    で表される化合物、又は上記化合物の医薬として許容される塩。
  2. 3−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エトキシ]−プロピオン酸 3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル・エステル;
    O−[2−[[2,5−ジヒドロ−3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イル]メトキシカルボニル]エチル]−O’−メチルポリエチレン・グリコール 2000;
    2,3−ジメトキシ−安息香酸 3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル・エステル;及び
    3−ジエチルアミノメチル−安息香酸 3−[4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル・エステル塩酸塩
    からなる群より選ばれる化合物。
  3. トリフルオロ酢酸 3−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−4−[1−(ピペリジン−4−カルボニル)−1H−インドール−3−イル]−ピロール−2,5−ジオン;
    3−(1−アミノアセチル−1H−インドール−3−イル)−4−(1−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−3−イル)−ピロール−2,5−ジオン塩酸塩;
    酢酸 3−[4−(1−メチル−6−二トロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル・エステル;
    ペンタン二酸 モノ−{3−[4−(1−メチル−6−二トロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イルメチル}エステル;
    2,3−ジメトキシ安息香酸 1−{3−[4−(1−メチル−6−二トロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イル}−エチル・エステル;及び
    3−ジエチルアミノメチル安息香酸 1−{3−[4−(1−メチル−6−二トロ−1H−インドール−3−イル)−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル]−インドール−1−イル}−エチル・エステル塩酸塩
    からなる群より選ばれる化合物。
  4. 活性成分としての請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物の有効量及び医薬として許容される担体又は賦形剤を含む医薬組成物。
  5. 非経口投与に好適である、請求項4記載の医薬組成物。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物の製造法であって、以下のステップ:
    a)式IのRが以下:
    Figure 2007153905
    であるとき、当該基を与える薬剤の処理によって、当該基を以下
    Figure 2007153905
    の出発化合物に導入し;
    b)式IのRが上記a)の基以外の基であるとき、当該基を与える薬剤の処理によって、当該基を下記一般式:
    Figure 2007153905
    [式中、Rは水素又はメチルである。]
    の出発物質に導入し;又は
    c)式Iの化合物をその医薬として許容される塩に変換すること
    を含む、前記方法。
  7. 請求項6記載の方法によって又はその自明な化学的等価な方法により製造される、請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物。
  8. 細胞増殖疾患の処置用医薬の製造のための、請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物の使用。
  9. 癌の処置用医薬の製造のための、請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物の使用。
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