JP2007153301A - 空調装置 - Google Patents

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    • B60H2001/00635Air-tight sealing devices

Abstract

【課題】空調ケースの嵌合部のサイズが大きくなることを抑制するとともに、嵌合部のシール性を向上することが可能な空調装置を提供すること。
【解決手段】分割ケース体11の嵌合突起部112に凹部113を設け、分割ケース体12の嵌合溝部122に凸部123を設けて、嵌合突起部112と嵌合溝部122とを嵌合すると凹部113と凸部123とが嵌め合わされる。嵌合突起部112と嵌合溝部122との組み合わせを複数並設しなくとも、シール性を向上することが可能であり、嵌合部位のサイズを大きくすることなくシール性を向上することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、分割成形された複数のケース体を組み合わせてなる空調ケースを備える空調装置に関する。
従来技術として、下記特許文献1に開示された空調装置がある。この空調装置では、空調ケースを第1のケース体と第2のケース体とに分割成形している。そして、第1のケース体の結合端面に形成した嵌合突起部と第2のケース体の結合端面に形成した嵌合溝部とを嵌合して空調ケースを構成している。
この従来技術の空調ケースでは、嵌合部のシール性を向上するために、嵌合突起部と嵌合溝部との組み合わせを複数設けたり、複数の嵌合突起部と嵌合溝部との組み合わせの間に高圧空間部を設けたりしている。
特開2001−225632号公報
しかしながら、上記従来技術の空調装置では、空調ケースの嵌合部においてシール性は向上するものの、嵌合部のサイズが大きくなるという問題がある。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、空調ケースの嵌合部のサイズが大きくなることを抑制するとともに、嵌合部のシール性を向上することが可能な空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
分割成形した第1のケース体(11)と第2のケース体(12)とを、第1のケース体(11)の結合端面(111)に形成した嵌合突起部(112)と第2のケース体(12)の結合端面(121)に形成した嵌合溝部(122)とを嵌合して結合した空調ケース(10)を備え、この空調ケース(10)内に室内に吹き出す空気を流通する空調装置において、
第1のケース体(11)の嵌合突起部(112)に凹部(113)を形成するとともに、第2のケース体(12)の嵌合溝部(122)に嵌合突起部(112)に形成した凹部(113)の形状に沿った凸部(123)を形成したことを特徴としている。
なお、ここで言うところの「沿う」とは、実質的に同一形状であると定義することができ、「凹部(113)の形状に沿った凸部(123)」とは、凹部(113)と凸部(123)とが、相互に組み合わせ可能(嵌合可能)な程度の差を有しつつ同一形状をなしているものと言うことができる。
これによると、嵌合突起部(112)に形成した凹部(113)と嵌合溝部(122)に形成した凸部(123)とを組み合わせて、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)との嵌合部位のシール性を向上することができる。
嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)との組み合わせを増加させなくてもシール性を向上することが可能であり、嵌合部位のサイズを大きくすることなくシール性を向上することができる。
また、請求項2に記載の発明では、凸部(123)は、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)との嵌合方向(Z)に平行な平面部(123a)を有し、凹部(113)は、凸部(123)の平面部(123a)に沿う、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)との嵌合方向(Z)に平行な平面部(113a)を有することを特徴としている。
これによると、凸部(123)の平面部(123a)と、これに沿う凹部(113)の平面部(113a)とは、ともに嵌合方向(Z)に平行な面である。したがって、嵌合突起部(112)および嵌合溝部(122)のいずれかが嵌合方向(Z)に移動して嵌合状態が若干変化したとしても、凸部(123)と凹部(113)との間のシール性は変化し難い。このようにして、安定したシール性を確保することができる。
また、請求項3に記載の発明では、嵌合突起部(112)は、側面に嵌合方向(Z)に平行な平面部(112c)を有し、嵌合溝部(122)は、嵌合突起部(112)の平面部(112c)に沿う、側面に嵌合方向(Z)に平行な平面部(122c)を有することを特徴としている。
これによると、嵌合突起部(112)の平面部(112c)と、これに沿う嵌合溝部(122)の平面部(122c)とは、ともに嵌合方向(Z)に平行な面である。したがって、嵌合突起部(112)および嵌合溝部(122)のいずれかが嵌合方向(Z)に移動して嵌合状態が若干変化したとしても、凸部(123)と凹部(113)との間ばかりでなく、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)との間のシール性も変化し難い。このようにして、一層安定したシール性を確保することができる。
また、請求項4に記載の発明では、第1のケース体(11)と第2のケース体(12)との組付状態において、すなわち、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)とを嵌合したときに、凸部(123)と凹部(113)とを離隔して、凸部(123)と凹部(113)との間に隙間部(133)を形成したことを特徴としている。
これによると、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)とを嵌合するときに、凸部(123)と凹部(113)とが干渉し難いので、嵌合が容易である。
また、請求項5に記載の発明では、第1のケース体(11)と第2のケース体(12)との組付状態において、すなわち、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)とを嵌合したときに、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)とを離隔して、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)との間に隙間部(132)を形成したことを特徴としている。
これによると、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)とを嵌合するときに、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)とが干渉し難いので、嵌合が一層容易である。
また、請求項6に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、嵌合溝部(1221)に形成した凸部(223)と嵌合突起部(1121)に形成した凹部(213)とが当接していることを特徴としている。
これによると、凸部(223)と凹部(213)との間のシール性を、確実に向上することが可能である。
また、請求項7に記載の発明では、凸部(223)により凹部(213)が拡幅され、嵌合突起部(1121)の側面部(112e)が嵌合溝部(1221)に当接していることを特徴としている。
これによると、凸部(223)により凹部(213)を拡幅して、凹部(213)を形成した嵌合突起部(1121)の側面部(112e)を嵌合溝部(1221)に内接することができる。したがって、凸部(223)と凹部(213)とを当接するばかりでなく、嵌合突起部(1121)の側面部(112e)と嵌合溝部(1221)とを当接して、より確実にシール性を向上することが可能である。
また、請求項8に記載の発明では、凸部(223)は楔形状であることを特徴としている。
これによると、凸部(223)を凹部(213)に圧入し易く、容易に凹部(213)を拡幅して、凹部(213)を形成した嵌合突起部(1121)の側面部(112e)を嵌合溝部(1221)に内接することができる。
また、請求項9に記載の発明では、
嵌合突起部(1121)は、幅が略均一な平板状部(112a)と、平板状部(112a)の先端部から嵌合突起部(1121)の先端側に向かうほど幅が漸減する突先部(112b)とからなり、
凹部(213)は、突先部(112b)から陥没して底部(213b)が平板状部(112a)に形成されていることを特徴としている。
これによると、先端側ほど幅が狭い突先部(112b)を有する嵌合突起部(1121)であっても、凹部(213)内への凸部(223)の圧入に伴ない、嵌合突起部(1121)を拡幅して嵌合突起部(112)の側面部(112e)を嵌合溝部(1221)に内接することが容易である。
また、請求項10に記載の発明では、
嵌合突起部(112)は、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)との嵌合方向(Z)に対し平行に形成され、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)とを嵌合するときに嵌合溝部(122)の前記嵌合方向(Z)に対し平行な内側面(122c)に摺接して嵌合突起部(112)を嵌合溝部(122)内に案内するガイド面(112c)を有し、
凹部(113)は、嵌合突起部(112)のガイド面(112c)形成部位(112a)より先端側部位(112b)から嵌合突起部(112)の根元側に向かって、前記嵌合方向(Z)に陥没するように形成されており、
凹部(113)の前記嵌合方向(Z)の長さ(L1)は、ガイド面(112c)の前記嵌合方向(Z)の長さ(L2)より小さいことを特徴としている。
これによると、第1のケース体(11)と第2のケース体(12)とを組付ける場合に、嵌合突起部(112)のガイド面(112c)により嵌合溝部(113)内へ嵌合突起部(112)をガイドして、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)との嵌合を開始した後に、凹部(113)と凸部(123)との組み合わせを開始することができる。
すなわち、嵌合突起部(112)と嵌合溝部(122)との嵌合に伴なう案内により凹部(113)と凸部(123)とを確実に組み合わせることができる。したがって、凹部(113)の嵌合方向(Z)に延びる面(113a)と凸部(123)の嵌合方向(Z)に延びる面(123a)とが近接していても、凹部(113)と凸部(123)とを容易に組み合わせることが可能である。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本第1の実施形態は、本発明を車両用の空調装置に適用したものである。図1は、車両用空調装置の室内ユニット1の概略構成を示す斜視図である。図2および図3は、室内ユニット1の空調ケース10の要部断面図であり、図2は、分割成形したケース体同士を結合する前の状態を示し、図3は、ケース体同士を結合した状態を示している。
図1に示すように、車両用空調装置の室内ユニット1は、送風機ユニット部2と空調ユニット部3とが一体的に形成されており、送風機ユニット部2を前方上方側として車室内前部の計器盤の車両幅方向中央部に配置されている。
上記送風機ユニット部2は、その左方部に車室内空気と車室外空気とを切替導入する内外気切替箱(図示せず)を備えている。この内外気切替箱の右方には送風機が配置されており、この送風機は遠心式多翼ファンからなる送風ファン4とファン駆動用モータ(図示せず)とを有している。
一方、空調ユニット部3は空気通路を形成する空調ケース10を有する。空調ケース10はポリプロピレン樹脂のような、ある程度弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成形品からなる。
この空調ケース10は全体形状が概略箱状に成形され、以下説明する機器等を収納するために主要部は縦方向に2分割されており、右ケース体11と左ケース体12とを、係止爪、金属バネクリップ、ネジ等の締結手段により一体に結合して構成される。なお、本実施形態では送風機ユニット部2の送風ファン4等も空調ケース10内に収納されている。
ここで、空調ケース10を分割成形した分割ケース体のうち、右ケース体11が本実施形態における第1のケース体に相当し、左ケース体12が本実施形態における第2のケース体に相当する。
空調ケース10において、送風ファン4の下方の蒸発器13の前方側(空調ケース10内の下部最前方側)には空気導入路が設けられており、この空気導入路に送風ファン4からの送風空気が導入される。この蒸発器13は冷凍サイクルの低圧冷媒が蒸発して送風空気から吸熱することにより送風空気を冷却する冷房用熱交換器である。
蒸発器13は空調ケース10内に略垂直状態にして設置されているので、送風ユニット部2からの流入空気は蒸発器13の熱交換部を前方から後方へと通過する。
そして、空調ケース10内において、蒸発器13の空気下流側にヒータコア14が若干傾斜した状態にして設置されている。このヒータコア14は、図示しない車両エンジンからの温水(エンジン冷却水)を熱源として送風空気を加熱する暖房用熱交換器である。
空調ケース10の上面には、車室内の上方側(乗員頭部側)に向けて空気を吹き出すフェイス吹出口(図示せず)に連通するフェイス吹出開口部15と、車両前面窓ガラス内面に向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口(図示せず)に連通するデフロスタ吹出開口部16とが隣接して形成されている。また、空調ケース10の上方側側面には、車室内の乗員足元に向けて空気を吹き出すフット吹出口(図示せず)に連通するフット吹出開口部17が形成されている。
空調ケース10内には、エアミックスドア21、吹出モードドア22等の複数のドア手段(一部図示せず)が設けられており、これらの作動により、蒸発器13を通過した空気のうち所望量をヒータコア14で加熱した後、吹き出しモードに応じて上記吹き出し開口部15、16、17のいずれか1つもしくは複数から空調空気を吹き出すようになっている。
次に、本実施形態の要部について説明する。
図2に示すように、右ケース体11の結合端面111には、結合端面延設方向(紙面表裏方向)に沿って延びる立設壁状の嵌合突起部112が形成され、左ケース体12の結合端面121には、結合端面延設方向(紙面表裏方向)に沿って延びる嵌合溝部122が形成されている。
そして、図3に示すように、嵌合突起部112と嵌合溝部122とを嵌合しつつ、右ケース体11の結合端面111と左ケース体12の結合端面121とを合わせることにより、空調ケース10が形成される。
ケース体11の結合端面111に立設された嵌合突起部112は、幅(嵌合突起部112と嵌合溝部122との嵌合方向Zに直交する方向(図示左右方向)の厚さ)が略均一な平板状部112aと、平板状部112aの先端部(図示上方端部)から嵌合突起部112の先端側(図示上方側)に向かうほど幅が漸減する断面略三角形状の突先部112bとにより構成されている。
これにより、嵌合突起部112根元側の平板状部112aの図示左右両面は、嵌合方向Zに平行な一対の平面部112cとなっている。また、嵌合突起部112先端側の突先部112bの図示左右両面は、一対の傾斜面部112dとなっている。
ケース体11の嵌合突起部112には、突先部112bの先端から平板状部112aの根元側に向かって(嵌合突起部112の根元側である図示下方側の結合端面111方向に向かって)陥没する形態をなす、断面略U字状の凹部113が形成され、結合端面延設方向に延設されている。
この凹部113は、突先部112bから陥没して、その底部113bが平板状部112aの領域に形成されており、比較的深い溝形状をなしている。
一方、ケース体12の結合端面121に形成された嵌合溝部122は、ケース体11の嵌合突起部112の形状に対応して、嵌合突起部112に沿う形状としており、嵌合突起部112の平面部112cに沿う、嵌合方向Zに平行な一対の平面部122cと、嵌合突起部112の傾斜面部112dに沿う、嵌合方向Zに対して傾斜した一対の傾斜面部122dとを備えている。
そして、ケース体12の嵌合溝部122には、ケース体11の嵌合突起部112に形成した凹部113に対応して、凹部113形状に沿う形状の凸部123が形成されている。凸部123は、嵌合溝部122の底面(図示上方端面)から図示下方側の結合端面121方向に向かって突出する断面略U字状をなし、結合端面延設方向に延設されている。
嵌合溝部122内に立設された凸部123は、図示左右両面に嵌合方向Zに平行な一対の平面部123aを有している。そして、嵌合突起部112に設けられた凹部113は、凸部123の平面部123aに沿うように、嵌合方向Zに平行な一対の平面部113aを有している。
なお、嵌合突起部112は、一対の平面部112cの間隔が、嵌合溝部122の一対の平面部122cの間隔より若干小さくなるように形成されている。また、凸部123は、一対の平面部123aの間隔が、凹部113の一対の平面部113aの間隔より若干小さくなるように形成されている。
すなわち、嵌合突起部112と嵌合溝部122とは、相互に嵌合可能な程度の差を有しつつ同一形状をなしている。また、凹部113と凸部123とは、相互に組み合わせ可能(嵌合可能)な程度の差を有しつつ同一形状をなしている。
これにより、図4に要部断面を拡大図示するように、嵌合突起部112と嵌合溝部122とを嵌合したときには、嵌合突起部112の平面部112cと嵌合溝部122の平面部122cとは僅かに離隔され、両平面部112c、122c間に隙間部132が形成される。また、凸部123の平面部123aと凹部113の平面部113aとは僅かに離隔され、両平面部113a、123a間に隙間部133が形成される。
なお、嵌合突起部112と嵌合溝部122とを嵌合するときには、嵌合突起部112の平面部112cと嵌合溝部122の平面部(内側面に相当)122cとは摺接し、平面部112cは嵌合突起部112を嵌合溝部122内に案内するためのガイド面となる。
前述したように、凹部113は、突先部112bの先端から嵌合方向Zに平行に陥没して、その底部113bが平板状部112aの領域に形成されている。換言すれば、凹部113は、嵌合突起部112の嵌合ガイド面をなす平面部112cの形成部位である平板状部112aより先端側部位(すなわち突先部112b)から嵌合突起部112の根元側(すなわち右ケース体11の結合端面111)へ向かって、嵌合方向Zに平行に陥没するように形成されている。
そして、凹部113の嵌合突起部112と嵌合溝部122との嵌合方向(図示Z方向)の長さ(深さ)L1は、ガイド面としての平面部112cの前記嵌合方向(図示Z方向)の長さ(高さ)L2より小さくなっている。
また、嵌合溝部122は嵌合突起部112の形状に沿うように形成され、凸部123は凹部113の形状に沿うように形成されている。したがって、凸部123は、嵌合突起部112と嵌合溝部122との嵌合方向Zの高さが凹部113の深さL1とほぼ等しく、嵌合溝部122平面部122cの嵌合突起部112と嵌合溝部122との嵌合方向Zの長さ(平面部112cの嵌合方向Zの長さL2にほぼ等しい長さ)より小さくなっている。
上述の構成によれば、分割ケース体11の嵌合突起部112に形成した凹部113と、分割ケース体12の嵌合溝部122に形成した凸部123とを組み合わせて、嵌合突起部112と嵌合溝部122との嵌合部位のシール性を向上することができる。
嵌合部位における風漏れ風量Qは、下記の数式1により算出することができる。
(数1)
Q=−h/12μ×dp/dx
ここで、hは隙間寸法、μは流体(ここでは空気)粘度、dp/dxはシール長さに対する圧力損失の変化度合である。
隙間部132、133を比較的狭いものとするとともに、凹部113と凸部123とを設けて組み合わせることにより、シール長さの長い所謂ラビリンス構造を形成している。したがって、圧力損失を増大させて風漏れを抑制することができる。
このようにして、従来技術のように、嵌合突起部112と嵌合溝部122との組み合わせを複数並設しなくとも、シール性を向上することが可能であり、嵌合部位のサイズを大きくすることなくシール性を向上することができる。
また、凸部123の平面部123aと、これに沿う凹部113の平面部113aとは、ともに嵌合方向Zに平行な面である。嵌合突起部112の平面部112cと、これに沿う嵌合溝部122の平面部122cとも、ともに嵌合方向Zに平行な面である。
したがって、嵌合部位においてケース体11、12相互の嵌合方向Zの位置関係が若干変化することがあったとしても、シール長さは若干変化するものの、隙間部132、133の寸法は略一定であるので、安定したシール性を確保することができる。
また、隙間部132、133を設けているので、嵌合突起部112と嵌合溝部122とを嵌合するときに、嵌合突起部112と嵌合溝部122とが干渉し難いとともに、凸部123と凹部113とが干渉し難いので、嵌合が容易である。
さらに、嵌合突起部112と嵌合溝部122とを嵌合するときには、まず、嵌合突起部112の傾斜面112dにより、嵌合突起部112は嵌合溝部122内に確実に案内される。次に、嵌合が開始され嵌合が進行するときには、嵌合突起部112の平面部112cが嵌合溝部122の平面部122cに案内される。
そして、凹部113は、嵌合方向Zの長さ(深さ)L1を、嵌合突起部112の嵌合ガイド面である平面部112cの嵌合方向Zの高さL2より小さくしている。したがって、嵌合突起部112と嵌合溝部122とがガイド面である平面部112cで案内されながらZ方向に嵌合を開始した後に、凹部113と凸部123との組み合わせを開始することができる。
すなわち、嵌合突起部112と嵌合溝部122との両平面部112c、122cの案内により凹部113と凸部123とを組み合わせることができる。したがって、凹部113の嵌合方向Zの面113aと凸部123の嵌合方向Zの面123aとが近接していても、凹部113と凸部123とを容易に組み合わせることができる。
換言すれば、凸部123と凹部113とは比較的寸法公差を小さく設定しても、確実には嵌め合わせることができる。これにより、凹部113と凸部123との間の隙間部133を小さくでき、シール性を確実なものとすることができる。
従来、例えば、図9に示すように、嵌合突起部912と嵌合溝部922とからなるケース嵌合部の外側に、案内ピン951と案内ピン受け穴952とを設ける空調装置がある。このような空調装置では、案内ピン951ガイド面951cの嵌合突起部912と嵌合溝部922との嵌合方向高さL3を嵌合突起部912の嵌合方向高さL2Aより大きくして、案内ピン951ガイド面951cによる案内ピン受け穴952内への嵌合ガイドの開始を嵌合突起部912と嵌合溝部922との嵌合より先にすることにより、案内機能を発揮するものであった。
これにより、案内ピン951と案内ピン受け穴952との組付隙間寸法C3(本従来例では0.5mm)を、嵌合突起部912と嵌合溝部922との組付隙間寸法C2(本従来例では0.3mm)より大きくして、比較的組付隙間寸法が大きい案内ピン951と案内ピン受け穴952とで組付性を向上し、比較的組付隙間寸法が小さい嵌合突起部912と嵌合溝部922とでシール性を確保していた。
これに対し、本実施形態によれば、嵌合突起部112のガイド面である平面部112cおよび嵌合溝部122平面部122cに、凹部113と凸部123とを嵌合する際の案内機能を持たせることができるので、図3に示す凹部113と凸部123との隙間部133(図4参照)寸法C1(例えば0.3mm)を、嵌合突起部112と嵌合溝部122との隙間部132(図4参照)寸法C2(例えば0.5mm)より小さく設定することができる。
したがって、案内ピンを廃止して嵌合部のサイズを従来より小さくしても、組付性を低下させることなく(上記従来の空調装置のように組付性を向上しつつ)、良好なシール性を確保することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図5ないし図7に基づいて説明する。
本第2の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、嵌合部に当接部位を形成してシールする点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
なお、図5は、本実施形態において第1の実施形態の図2に相当する図、図6は、本実施形態において第1の実施形態の図3に相当する図、図7は、本実施形態において第1の実施形態の図4に相当する図である。
図5に示すように、本実施形態では、ケース体11の嵌合突起部1121には、突先部112bの先端から平板状部112aの根元側に向かって(図示下方側の結合端面111方向に向かって)陥没する形態をなす、断面略V字状の凹部213が形成され、結合端面延設方向に延設されている。
この凹部213は、突先部112bから陥没して、その底部(最深部)213bが平板状部112aの領域に形成されており、比較的深い溝形状をなしている。
一方、ケース体12の嵌合溝部1221には、ケース体11の嵌合突起部1121に形成した凹部213に対応した凸部223が形成されている。凸部223は、嵌合溝部1221の底面(図示上方端面)から図示下方側の結合端面121方向に向かって突出する楔形状(断面略V字状)をなし、結合端面延設方向に延設されている。
なお、凸部223は、V字形状をなす両平面部223a間の角度Bが、凹部213のV字形状をなす両平面部213a間の角度Aより大きくなるように形成されている。
これにより、図6および図7に示すように、嵌合突起部1121と嵌合溝部1221とを嵌合したときには、嵌合突起部1121の凹部213は、嵌合溝部1221の凸部223が圧入されて拡幅される。具体的には、楔形状の凸部223が凹部213内に進入して、凹部213の図示上端開口に当接して押し広げる。
これに伴ない、図7に示すように、嵌合突起部1121が、二点差線位置から実線位置にまで弾性変形する。嵌合突起部1121のうち、主に凹部213の底部213bより図示上方部位が両側に開くように変形する。
凹部213の底部213bは、嵌合突起部1121の平板状部112a内にあるので、嵌合突起部1121の平面部112cと傾斜面部112dとの切り替わり点である屈曲点112eは、凹部213の底部213bより図示上方部位にある。したがって、前述の弾性変形に伴ない、嵌合突起部1121の外周面の屈曲点112e(側面部の一部)は、嵌合溝部1221の内壁面に当接する。
上述の構成によれば、嵌合溝部1221に形成した凸部223と嵌合突起部1121に形成した凹部213とが当接している。また、凸部223により凹部213が拡幅され、嵌合突起部1121の側面部にある外周面屈曲部112eが嵌合溝部1221に当接している。
したがって、凸部223と凹部213とを当接するばかりでなく、嵌合突起部1121の側面部と嵌合溝部1221とを当接して、確実にシール性を向上することができる。
本実施形態の嵌合突起部1121は、嵌合溝部1221内へ嵌合作業性を向上するために、先端部に先端側ほど幅が狭い突先部112bを有している。このように突先部112bを有する嵌合突起部1121であっても、凹部213内への凸部223の圧入に伴ない、嵌合突起部1121を拡幅して嵌合突起部1121の側面部を嵌合溝部1221に内接することができる。
また、凸部223は楔形状であり、凹部213に圧入し易く、容易に凹部213を拡幅して、凹部213を形成した嵌合突起部1121の側面部を嵌合溝部1221に内接することができる。
また、凸部223は楔形状であるため、凹部213への圧入による拡幅が、嵌合動作の比較的終盤に行なわれる。したがって、嵌合突起部1121の側面部が嵌合溝部1221に早め内接することがないので、嵌合作業が容易である。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、凹部213は、嵌合突起部112嵌合溝部122嵌合方向Zの長さが、嵌合突起部112平面部(ガイド面に相当)112cの嵌合方向Zの長さ(高さ)より小さくなっている。
また、嵌合溝部122は嵌合突起部112の形状に沿うように形成され、凸部223は凹部213の形状に沿うように形成されている。したがって、凸部223は、嵌合突起部112と嵌合溝部122との嵌合方向Zの高さが、嵌合溝部122平面部122cの嵌合方向Zの長さ(深さ)より小さくなっている。
これによると、ケース体11、12を組付ける場合に、嵌合突起部112と嵌合溝部122とがガイド面である平面部112cで案内されながらZ方向に嵌合を開始した後に、凹部213と凸部223との組み合わせを開始することができる。すなわち、嵌合突起部112と嵌合溝部122との両平面部112c、122cの案内により凹部213と凸部223とを組み合わせることができる。したがって、凹部213の嵌合方向Zの面213aと凸部223の嵌合方向Zの面223aとが近接していても、凹部213と凸部223とを容易に組み合わせることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、嵌合突起部に設けた凹部と嵌合溝部に設けた凸部との組み合わせは1組であったが、1組の嵌合突起部と嵌合溝部とに凹部と凸部との組み合わせを複数組設けるものであってもよい。ただし、凹部と凸部との組み合わせが1組の方が嵌合部のサイズが大きくなることを抑制することが容易である。
また、上記第2の実施形態では、嵌合溝部1221の凸部223の圧入により凹部213が拡幅され、嵌合突起部1121の側面部にある外周面屈曲部112eが嵌合溝部1221に当接するものであったが、当接にまで至らず、嵌合突起部1121の側面部と嵌合溝部1221との隙間を狭くしてシール性を向上するものであってもよい。
また、所望のシール性が確保できるのであれば、凹部と凸部との当接のみ行ない、嵌合突起部の側面部と嵌合溝部の内壁面との隙間を変更しないものであってもよい。この場合には、楔形状の凸部の角度Bは凹部の角度Aと同等であってもよい。
また、凸部223は楔形状としていたが、これに限定されるものではなく、例えば、台形状、略U字形状等であってもかまわない。
また、上記各実施形態では、嵌合突起部は嵌合方向に延設された(嵌合方向に平行な)平面部112cを有し、嵌合溝部は嵌合方向に延設された(嵌合方向に平行な)平面部122cを有していたが、平面部を有しない嵌合突起部と嵌合溝部との組み合わせであってもよいし、嵌合方向以外の方向に延設された平面部を有する嵌合突起部と嵌合溝部との組み合わせであってもよい。
また、上記各実施形態では、嵌合突起部に形成された凹部は、嵌合突起部の先端から陥没するように形成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、嵌合突起部の先端部を除く突先部傾斜面から嵌合突起部根元側に向かって嵌合方向Zに平行に陥没するように形成するものであってもよい。ただし、ケース体の成形性等の点から、嵌合突起部の先端から陥没するように形成する方が好ましい。
また、上記第1の実施形態では、図9に示す従来の案内ピンを備える構造例との比較により、嵌合突起部の平面部をガイド面として案内機能を持たせ、嵌合部のサイズを従来より小さくしても、組付性を低下させることなく、良好なシール性を確保することが可能である旨の説明をしたが、案内ピンを採用した構造に本発明を適用して、シール性を大幅に向上するものであってもよい。
例えば、図8に示すように、嵌合突起部112と嵌合溝部122とからなるケース嵌合部の外側に、案内ピン351と案内ピン受け穴352とを設け、案内ピン351ガイド面351cの嵌合方向(Z方向)高さL3を嵌合突起部912の嵌合方向高さL2Aより大きくし、凹部113の嵌合方向高さL1を嵌合突起部112平面部(ガイド面)112cの嵌合方向高さL2より小さくするものであってもよい。
これにより、案内ピン351と案内ピン受け穴352との組付隙間寸法C3(本例では0.5mm)を、嵌合突起部112と嵌合溝部122との組付隙間寸法C2(本例では0.3mm)より大きく設定して、組付性を向上しつつ、案内ピン351ガイド面351cと案内ピン受け穴352内周面とにより、嵌合突起部112と嵌合溝部122との嵌合の案内をすることができる。
さらに、凹部113と凸部123との組付隙間寸法C1(本例では0.1mm)を、嵌合突起部112と嵌合溝部122との組付隙間寸法C2より小さく設定して、嵌合突起部112平面部112cと嵌合溝部122平面部122cとにより、凹部113と凸部123との嵌合の案内をして、組付性を低下させることなく、シール性を大幅に向上することができる。
このように、案内機能部位を嵌合方向長さが長い部位(案内ピン351ガイド面351c)から短い部位(嵌合突起部112平面部112c)に順次切り替えていくことにより、最終嵌合部位である凹部113と凸部123との隙間部133寸法C1を極小化することができ、シール性を大幅に向上することが可能である。
また、上記各実施形態では、空調ケース10は、分割成形された左右2つのケース体を嵌合していたが、空調ケースの形状や分割形態はこれに限定されるものではない。複数に分割成形されたケース体同士を嵌合するものであれば、本発明は適用して有効である。
また、上記各実施形態では、空調装置は車両に搭載されるものであったが、車両用空調装置以外の空調装置にも本発明は適用可能である。例えば、家庭用、工場用、店舗用等の空調装置であってもよい。ただし、一般的に車両は搭載スペースの制約が大きく、振動や温度等の環境条件が厳しいため、車両用空調装置に本発明を適用して、嵌合部位のサイズを大きくすることなくシール性を向上することができる効果は極めて大きい。
本発明を適用した第1の実施形態における車両用の空調装置の室内ユニット1の概略構成を示す斜視図である。 第1の実施形態における室内ユニット1の空調ケース10の要部断面図であり、分割成形したケース体同士を結合する前の状態を示している。 第1の実施形態における室内ユニット1の空調ケース10の要部断面図であり、分割成形したケース体同士を結合した状態を示している。 第1の実施形態における室内ユニット1の空調ケース10の要部拡大断面図である。 第2の実施形態における室内ユニット1の空調ケース10の要部断面図であり、分割成形したケース体同士を結合する前の状態を示している。 第2の実施形態における室内ユニット1の空調ケース10の要部断面図であり、分割成形したケース体同士を結合した状態を示している。 第2の実施形態における室内ユニット1の空調ケース10の要部拡大断面図である。 他の実施形態における室内ユニット1の空調ケース10の要部断面図であり、分割成形したケース体同士を結合する前の状態を示している。 従来の室内ユニットの空調ケースの一例を示す要部断面図であり、分割成形したケース体同士を結合する前の状態を示している。
符号の説明
10 空調ケース
11 右ケース体(第1のケース体)
12 左ケース体(第2のケース体)
111、121 結合端面
112、1121 嵌合突起部
112a 平板状部(ガイド面形成部位)
112b 突先部(ガイド面形成部位より先端側部位)
112c 平面部(嵌合突起部の平面部、ガイド面)
112e 屈曲点(側面の一部)
113、213 凹部
113a 平面部(凹部の平面部)
122、1221 嵌合溝部
122c 平面部(嵌合溝部の平面部、内側面)
123、223 凸部
123a 平面部(凸部の平面部)
132、133 隙間部
213b 底部(凹部の底部)
L1 凹部嵌合方向寸法
L2 嵌合突起部平面部(ガイド面)嵌合方向寸法
Z 嵌合方向

Claims (10)

  1. 分割成形した第1のケース体(11)と第2のケース体(12)とを、前記第1のケース体(11)の結合端面(111)に形成した嵌合突起部(112)と前記第2のケース体(12)の結合端面(121)に形成した嵌合溝部(122)とを嵌合して結合した空調ケース(10)を備え、
    前記空調ケース(10)内に室内に吹き出す空気を流通する空調装置において、
    前記嵌合突起部(112)に凹部(113)を形成するとともに、前記嵌合溝部(122)に前記凹部(113)の形状に沿った凸部(123)を形成したことを特徴とする空調装置。
  2. 前記凸部(123)は、前記嵌合突起部(112)と前記嵌合溝部(122)との嵌合方向(Z)に平行な平面部(123a)を有し、
    前記凹部(113)は、前記凸部(123)の前記平面部(123a)に沿う、前記嵌合方向(Z)に平行な平面部(113a)を有することを特徴とする請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記嵌合突起部(112)は、側面に前記嵌合方向(Z)に平行な平面部(112c)を有し、
    前記嵌合溝部(122)は、前記嵌合突起部(112)の前記平面部(112c)に沿う、側面に前記嵌合方向(Z)に平行な平面部(122c)を有することを特徴とする請求項2に記載の空調装置。
  4. 前記第1のケース体(11)と前記第2のケース体(12)との組付状態において、前記凸部(123)と前記凹部(113)とを離隔して、前記凸部(123)と前記凹部(113)との間に隙間部(133)を形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の空調装置。
  5. 前記第1のケース体(11)と前記第2のケース体(12)との組付状態において、前記嵌合突起部(112)と前記嵌合溝部(122)とを離隔して、前記嵌合突起部(112)と前記嵌合溝部(122)との間に隙間部(132)を形成したことを特徴とする請求項4に記載の空調装置。
  6. 前記凸部(223)と前記凹部(213)とが当接していることを特徴とする請求項1に記載の空調装置。
  7. 前記凸部(223)により前記凹部(213)が拡幅され、前記嵌合突起部(1121)の側面部(112e)が前記嵌合溝部(1221)に当接していることを特徴とする請求項6に記載の空調装置。
  8. 前記凸部(223)は楔形状であることを特徴とする請求項7に記載の空調装置。
  9. 前記嵌合突起部(1121)は、幅が略均一な平板状部(112a)と、前記平板状部(112a)の先端部から前記嵌合突起部(1121)の先端側に向かって幅が漸減する突先部(112b)とからなり、
    前記凹部(213)は、前記突先部(112b)から陥没し、底部(213b)が前記平板状部(112a)に形成されていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の空調装置。
  10. 前記嵌合突起部(112)は、前記嵌合突起部(112)と前記嵌合溝部(122)との嵌合方向(Z)に対し平行に形成され、前記嵌合突起部(112)と前記嵌合溝部(122)とを嵌合するときに前記嵌合溝部(122)の前記嵌合方向(Z)に対し平行な内側面(122c)に摺接して前記嵌合突起部(112)を前記嵌合溝部(122)内に案内するガイド面(112c)を有し、
    前記凹部(113)は、前記嵌合突起部(112)の前記ガイド面(112c)形成部位(112a)より先端側部位(112b)から前記嵌合突起部(112)の根元側に向かって、前記嵌合方向(Z)に陥没するように形成されており、
    前記凹部(113)の前記嵌合方向(Z)の長さ(L1)は、前記ガイド面(112c)の前記嵌合方向(Z)の長さ(L2)より小さいことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1つに記載の空調装置。
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