JP2007147101A - 冷蔵庫 - Google Patents

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    • F25D2317/041Treating air flowing to refrigeration compartments by purification
    • F25D2317/0413Treating air flowing to refrigeration compartments by purification by humidification

Abstract

【課題】異なる波長の2種の光を交互照射しながら、ミスト噴霧装置にて微細ミストを青果物に噴霧し、青果物の水分含有量を向上させる。また、食品の中まで積極的に水分を供給し、保存中の食品の水分含有量を向上する。
【解決手段】野菜室114内に保存中の野菜に対し、第1の照射手段130aと第2の照射手段130bを交互照射し、且つ第1の照射手段の照射時にミスト噴霧手段123にて気孔を通過できる微細ミストを適量噴霧することにより、開孔した野菜表面の気孔より、ミストが野菜内部に侵入することとなり、野菜の水分含有量を向上し、野菜のみずみずしさを保持することができる。
【選択図】図1

Description

本発明はミストを食品の水分含有量向上に利用したミスト噴霧装置を備えた冷蔵庫に関するものである。
野菜の鮮度低下の影響因子としては、温度、湿度、環境ガス、微生物、光などが上げられる。野菜は生き物であり、呼吸と蒸散作用が行われており、鮮度を維持するには呼吸と蒸散作用の抑制が必要となる。低温障害をおこす野菜など一部の野菜を除き、多くの野菜は低温で呼吸が抑制され、高湿により蒸散を防止することができる。近年、家庭用冷蔵庫では野菜の保存を目的とし、密閉された野菜専用容器が設けられ、野菜を適正な温度に冷却するとともに、庫内を高湿化し、野菜の蒸散を抑制するよう制御されている。また、庫内高湿化の手段として、ミストを噴霧する手段を用いたものもある。
従来、この種のミスト噴霧機能を備えた冷蔵庫は、野菜室内が低湿時に超音波加湿装置にてミストを生成噴霧し野菜室内を加湿し、野菜の蒸散を抑制しているものである(例えば、特許文献1参照)。
図22は特許文献1に記載された従来の超音波加湿装置を設けた冷蔵庫を示すものである。図22に示すように、野菜室31は冷蔵庫本体30の本体ケース36の下部に設けられ、その全面開口が開閉自在に引き出される引き出し扉32により閉止されるようになっている。また、野菜室31は仕切り板2によりその上方の冷蔵室(図示せず)と仕切られている。
引出し扉32の内面に固定ハンガ33が固定され、この固定ハンガ33に野菜等の食品を収納する野菜ケース1が搭載されている。野菜ケース1の上面開口は蓋3により封止されるようになっている。野菜ケース1の内部には解凍室4が設けられ、解凍室4には超音波加湿装置5が備えられている。
そして、超音波加湿装置5には霧吹出し口6と貯水容器7と湿度センサー8とホース受け9が備えられている。貯水容器7は、ホース受け9により除霜水ホース10に接続されている。除霜水ホース10には、その一部に除霜水を清浄するための浄化フィルター11が備えられている。
以上のように構成された冷蔵庫において、以下その動作について説明する。
熱交換冷却器(図示せず)より冷却された冷却空気は野菜ケース1及び蓋3の外面を流通することで、野菜ケース1が冷却され、内部に収納された食品が冷やされる。また、冷蔵庫運転時に冷却器から発生する徐霜水は除霜水ホース10を通過するときに浄化フィルター11によって浄化されて、超音波加湿装置5の貯水容器7に供給される。
次に湿度センサー8によって、庫内湿度が80%以下と検知されると、超音波加湿装置5が加湿を開始し、野菜ケース1内の雰囲気を野菜等を新鮮に保持するための適度な湿度に調湿することができる。
一方、湿度センサー8によって庫内湿度が90%以上であると検知された場合、超音波加湿装置5は過度な加湿を停止する。その結果、超音波加湿装置5により、野菜室内をすばやく加湿することができ、野菜室内は常に高湿度となり、野菜等の蒸散作用が抑制され、野菜等の鮮度を保持することができる。
一方、光を利用した野菜の鮮度保持方法としては、従来の冷蔵庫では野菜室が密閉時に保存中の野菜に光を照射し、光合成を行わせ、ビタミンC及び、クロロフィルの保持を行うものがある(例えば、特許文献2参照)。
図23は特許文献2に記載された従来の光源を備えた冷蔵庫を示すものである。
図23に示すように、冷蔵庫40は前面が開口した筐体42を備えており、筐体42下部に位置する下室48には野菜等が貯蔵される引き出し54が収納されている。引き出し54は上部が開口した略筐体状であり、前面側には前壁56が備えられている。また、前壁56が当接する筐体42の部位には引き出し54の開閉を検出するためのスイッチ58が取りつけられている。また、下室48天面中央部には白色蛍光灯60が取り付けられ、前方側にはランプ62が取りつけられている。
以上のように構成された冷蔵庫において、以下その動作について説明する。
引き出し54内には主として野菜が収納されており、下室48内に収納され密閉されているときはスイッチ58の信号により、白色蛍光灯60が点灯し、野菜を照射する。この時、ランプは消灯するよう、制御される。白色蛍光灯60の光強度は緑色葉野菜類のクロロフィル濃度の低下を低減するのに有効とされる範囲に設定されており、野菜は、光の照射により、クロロフィル濃度の低下が抑制され、鮮度が維持できるものである。また、引出54が開放している時は、ランプ62が点灯し、且つ白色蛍光灯60が消灯するよう、制御されている。
特開平6−257933号公報 特開平9−28363号公報
しかしながら、上記従来の構成では、庫内を高湿にする目的でミストを噴霧しているため、野菜等の表面を潤すだけで、野菜等の中まで水分を供給できないため、野菜の水分減少量を抑制することはできるが、一旦、減少してしまった水分量を元に戻すことはできないという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、食品の中部まで積極的に水分を供給し、保存中の食品の水分含有量を向上させることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
また、上記従来の構成では、野菜室に保存中の緑色葉野菜のクロロフィル濃度の低下を抑制するために、エネルギーとして水の供給はせず、光のみを照射し強制的に光合成を行わせるため、光合成に必要不可欠な水分が消費され、野菜中の水分含有量が著しく低下する上に、光照射により、葉野菜の気孔が開孔し、気孔蒸散が更に促進し、萎れるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、野菜の気孔開閉を光照射で調節し、蒸散を抑制するとともに、本来蒸散作用をおこなう気孔から反対に水分を野菜中に補給し、野菜等の水分含有量を向上することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、断熱区画された貯蔵室を有する断熱箱体と、前記貯蔵室の内部に収納された青果物に水分を補給するための液体を噴霧する噴霧手段を有する水補給手段と、前記貯蔵室内に第一の波長と前記第一の波長と異なる第二の波長とを発光する照射手段とを備え、前記貯蔵室内に収納された青果物に、前記照射手段によって光を照射することで前記青果物の気孔を開閉させるとともに、前記水補給手段によって、前記青果物の内部に強制的に水分を補給することで青果物の水分含有量を向上させるものである。
これによって、開孔した野菜表面の気孔より、ミストが野菜内部に侵入し、野菜の水分含有量を向上し、野菜のみずみずしさを保持することができる。
また、第一と第二の波長を発光する照射手段によって、野菜の気孔開閉を異なる2波長の光を照射することで、青果物に刺激を与えながら、気孔開閉を誘引し、蒸散を抑制するとともに、本来蒸散作用をおこなう気孔から反対に水分を野菜中に補給し、野菜等の水分含有量を向上することができる。
本発明の冷蔵庫は一旦低下した野菜等の水分含有量を元の状態まで高め保持することができるので、冷蔵庫の保存状態をより向上させることができ、使い勝手のよい冷蔵庫を提供することができる。
請求項1に記載の発明は貯蔵室を有する箱体と、前記貯蔵室の内部に収納された青果物に水分を補給するための液体を噴霧する噴霧手段を有する水補給手段と、前記貯蔵室内に第一の波長と第二の波長を発光する照射手段とを備え、前記貯蔵室内に収納された青果物に、前記照射手段によって異なる2波長の光を照射することで、青果物に刺激を与えながら、気孔開閉を誘引し、水補給手段によって、前記青果物の内部に強制的に水分を補給することにより、青果物の水分含有量を向上させることができる。
また、第一と第二の波長を発光する照射手段によって、野菜の気孔開閉を異なる波長の光照射で調節し、蒸散を抑制するとともに、本来蒸散作用をおこなう気孔から反対に水分を野菜中に補給し、野菜等の水分含有量を向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、箱体には、液体を保持する貯留水保持手段を備えることによって、水補給手段に任意に水を供給することにより、安定してミストを噴霧することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、貯留水保持手段は貯水槽を備え、前記貯水槽内に外部から供給された貯留水が保持されることによって、水補給手段に任意に多量の水を供給することにより、さらに安定して多量のミストを噴霧することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、第一の波長の発光波長領域は青果物の気孔開口作用を有する波長領域で、第二の発行波長領域は青果物の気孔閉口作用を有する波長領域とすることにより、前記照射手段は第一の波長を照射することにより、青果物表面の気孔を開口し水分を補給し、また、第二の波長を照射することにより、青果物表面の気孔を閉口し、野菜の水分蒸散を抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、第一の波長の波長領域は400〜500nmの青色光を含む波長とすることにより、青果物の気孔に最適な波長の青色光を照射するため、より効率よく開孔面積を広げることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、第二の波長の波長領域は500〜600nmの緑色光を含む波長とすることにより、青果物の気孔を閉口に最適な波長の緑色光を照射するため、より効率良く気孔を閉口することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、照射手段は第一の波長と第二の波長を交互照射することにより、前記第一の波長を連続照射するよりも、より青果物の気孔開度が向上するため、より効率よく開口面積を広げることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明において、水補給手段は前記照射手段が第一の波長を照射時に運転することにより、青果物の気孔開口時には、水補給手段を運転するため、青果物の気孔から水分が放出するのを抑制しつつ、気孔からの水分補給を行うことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の発明において、照射手段は前記水補給手段が停止時に第二の波長を照射することにより、水補給手段が停止時は、第二の照射手段を照射し、青果物の気孔を閉口させるため、気孔からの水分蒸散を抑制することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の発明において、貯蔵室内の一画に庫内環境検知手段を設け、前記検知手段の信号に連動して、前記照射手段と前記水補給手段を運転制御することにより、検知手段が検知した環境条件に合わせて気孔開閉の制御をするため、より効率よく水分の補給と蒸散抑制ができる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、庫内環境検知手段は前記貯蔵室内の温度を検知する温度検知手段で、前記温度検知手段の検知する温度が所定温度範囲内では前記第一の波長を照射し、前記温度検知手段の検知する温度が所定温度範囲外の場合は、前記第二の波長を照射することにより、青果物に最適な温度でのみ気孔を開孔させ、低温障害の生じやすい低温時あるいは、蒸散作用の盛んな高温時では気孔を閉じるため、良好な組織状態を保持しつつ、水分補給と蒸散抑制ができる。
請求項12に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、庫内環境検知手段は前記貯蔵室内の相対湿度を検知する湿度検知手段で、前記湿度検知手段の相対湿度が所定湿度以上では前記第一の波長を照射し、前記湿度検知手段の検知する相対湿度が所定湿度以下では、前記第二の波長を照射することにより、青果物内部の相対湿度にほぼ近く、蒸散作用がほとんど生じない所定湿度以上でのみ気孔を開口させ、青果物内部の相対湿度との差が大きく、蒸散作用が盛んとなる所定湿度以下では、気孔を閉口させるため、より効率よく、水分の補給と、蒸散抑制ができる。
請求項13に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、検知手段は前記貯蔵室内の風速を検知する風速検知手段で、前記風速検知手段の検知した風速が所定風速未満では前記第一の波長を照射し、前記風速検知手段の検知した風速が所定風速以上では、前記第二の波長を照射することにより、青果物の蒸散が盛んな所定風速以上では気孔を閉じ、青果物の蒸散が生じにくい、所定風速未満でのみ気孔を開口させるため、より効率よく、水分の補給と、蒸散抑制ができる。
請求項14に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、庫内環境検知手段は前記貯蔵室の扉開閉を検知する扉開閉検知手段で、前記扉開閉検知手段が扉閉時検知時は前記第一の波長を照射し、前記扉開閉検知手段が扉開を検知時は前記第二の波長を照射することにより、貯蔵室内の温度や相対湿度が安定している貯蔵室の扉が閉時のみ気孔を開口し、貯蔵室内の温度上昇や、相対湿度低下が生じ、青果物の蒸散が盛んとなる扉開時は気孔を閉じるため、より効率よく、水分の補給と、蒸散抑制ができる。
請求項15に記載の発明は、請求項1から14のいずれか一項に記載の発明において、照射手段は光量子密度が0.1〜100μM/m/sの光量で照射することにより、青果物の気孔に最適な照射強度で照射するため、効率良く気孔開閉することができ省エネにもつなげることができる。
請求項16に記載の発明は、請求項1から15のいずれか一項に記載の発明において、水補給手段は粒子径0.003〜20μmのミストを発生することにより、青果物の気孔のり開口径より小さいミストを噴霧するため、より効率よく水分を補給することができる。
請求項17に記載の発明は、請求項1から16のいずれか一項に記載の発明において、水補給手段のミスト噴霧量は0.0007〜0.1g/L/h以下とすることにより、青果物に適正なミスト量を噴霧するため、青果物内に十分水を補給することができ、且つ水分過多による水腐れなどの品質劣化を防ぐことができる。
請求項18に記載の発明は、請求項1から17のいずれか一項に記載の発明において、貯蔵室内部に透光性材料の収納容器を設け、前記収納容器の外周に前記照射手段を備えることにより、収納容器の外周から照射される光を収納容器内部に透過し、収納容器内に貯蔵された青果物に均一に光を照射するため、青果物の気孔開閉を均一に制御することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の側断面図である。
図2は本発明の実施の形態1における水補給手段の側断面図である。
図3は本発明の実施の形態1における水補給手段の平面断面図である。
図1、図2、図3において、冷蔵庫100は仕切り板116によって、上から冷蔵室112、切替室113、野菜室114、冷凍室115に仕切られており、野菜室114は間接冷却により湿度約90%R.H以上(食品収納時)、4〜6℃に冷却されている。冷蔵室112の背面には、製氷用貯水タンク119が備えられ、製氷用貯水タンク119からは水給水経路120が製氷室(図示せず)と野菜室114とに導かれ水を供給している。野菜室114の上部天面には水補給手段121が備えられている。水補給手段121は、野菜室114の天面に設けられ、水を貯留する貯水槽122と、噴霧手段123と、噴霧手段123によって発生したミストを野菜室114内に送風する送風手段129とから構成されている。また、水補給手段121の外部一画には第一の照射手段130aと、第二の照射手段130bが備えられている。また、噴霧手段123は貯水槽122の内部に位置し、水を超音波方式で霧化する超音波素子125と所定粒径以下のミストのみを透過する金属メッシュ126と金属メッシュ126に対抗する金属板127と金属メッシュ126と金属板127に高電圧を印加する高電圧電源128とを具備している。また、貯水槽122内の貯留水124水は水給水経路120から供給され、貯水槽122内に貯留されている。また、野菜室114の一角には、庫内の温度検知手段である温度センサー131が備えられている。
以上のように構成された冷蔵庫のミスト噴霧装置について、以下その動作、作用を説明する。
図4は本発明の実施の形態1における水補給手段および照射手段の制御のタイムチャートである。
図5は本発明の実施の形態1における青色光誘導性の気孔開口作用スペクトルを示した図である。
図6は本発明の実施の形態1における第1の照射手段の波長と気孔開度の特性図である。
図4、図5、図6において、まず、製氷用貯水タンク119内に貯留された水が水給水経路120を経由して、貯水槽122内に供給され,貯留水124として貯留される。次に温度センサー131が庫内温度を所定温度範囲内(例えば5℃≦T≦15℃)であると検知した場合、照射手段130aが運転状態となり、野菜室114内に保存されている野菜や果物が照射される。一方、照射手段130bは停止状態である。
本実施の形態では青色光を照射し、緑色光を停止する動作温度範囲を5℃≦T≦15℃と設定している。これは、5℃以下で青色光を照射して気孔を開口させた場合、野菜や果物が低温障害を起こし、品質劣化が生じる。また、15℃以上で青色光を照射し気孔を開口させた場合、野菜や果物の呼吸が盛んとなり、それに伴い蒸散も盛んとなるため、野菜や果物の萎れや老化を促進し、品質劣化を生じる。以上の理由から、動作温度範囲を5℃≦T≦15℃と設定した。
図5において、照射手段130aとは、高い気孔開口作用を持つ、中心波長が440〜480nmの青色光を含む光を照射する、たとえば中心波長470nm青色LEDなどで、この時照射される青色光の光量子は低温環境下であるため、気孔を開口させる光情報としては約0.1〜10μmol・m−2・s−1以下の微弱な光で十分である。微弱な青色光を照射された野菜や果物は表皮表面に存在する気孔が、青色光の光刺激によって、開口する。
図6において、照射光の光量と野菜の気孔開度を青色光、赤色光で比較した結果、青色光、赤色光とも気孔開口の作用は有するものの、赤色光は青色光の100倍程度の光量が必要であることがわかる。したがって、青色光を用いることで、省エネ効果となる上、コスト的にも赤色光と比較して、安価である。
一方、野菜室内に保存されている野菜や果物の中には、通常、購入帰路時での蒸散あるいは保存中の蒸散によってやや萎れかけた状態のものが含まれている。
また、野菜室内には青果物である野菜の中でも緑の菜っ葉ものや果物等も保存されており、これらの青果物は蒸散あるいは保存中の蒸散によってより萎れやすいものである。
次に水供給装置の運転が開始される。まず、貯留水124は噴霧手段123である超音波素子125によって霧化されたミストのうち、所定粒子径以下の微細ミストのみが金属メッシュ126と金属板127との間の電場によって金属メッシュ126から噴霧され、貯水槽122内は水粒子径が所定粒子以下のミストが充満した状態となる。貯水槽122内の微細ミストは送風手段129によって野菜室114内にミストとなって噴霧される。噴霧された微細ミストは野菜室114内に気孔開口状態の野菜や果物の表面に付着し、気孔より組織内に侵入し、水分が蒸散して、萎んだ細胞内に再び水分が供給され、細胞の膨圧によって萎れが解消され、シャキットした状態に復帰する。
次に、温度センサー131が庫内温度を所定温度範囲外(例えばT<5℃あるいはT>15℃)と検知した場合、照射手段130bは運転状態となり、野菜室114内に保存されている野菜や果物が照射される。一方、照射手段130aは停止状態となる。照射手段130bとは、中心波長が550nmの緑色光を照射する、例えば緑色LEDなどで、この時照射される緑色光の光量子は低温環境下であるため、気孔を閉口させる光情報としては、約0.1〜10μmol・m−2・s−1以下の微弱な光で十分である。微弱な緑色光を照射された野菜や果物は表皮表面に存在する気孔が、緑色光の光刺激によって、閉口する。また、同時に水補給手段121は停止する。
図7は本発明の実施の形態1におけるやや萎れかけた野菜の重量変化の照射光制御に対する特性を示した図である。萎れかけ野菜の再現方法としては以下の方法を用いた。
葉野菜を、購入店頭状態から約10%水分減少するまで、所定時間放置したものを、萎れかけ野菜とした。
一般に収穫時に対し重量15%の減少率が葉野菜復元する限界値であると言われており、本実験では、収穫から店頭までの流通間の多少の重量減少を加味して、店頭購入時より重量減少10%させた葉野菜を萎れ野菜とした。
実験方法としては、上記作成野菜を野菜室(約6℃)に保存後、青色光のみの連続照射下と青色光、緑色光の交互照射下の2仕様でミストを2g/h、96時間連続噴霧後、取りだし重量測定を行い、重量が初期に対しどれくらい変化したかを算出したものである。また、照射する光は青色光、緑色光共に1μmol・m−2・s−1の強度で照射したものである。また、野菜保存中野菜室の扉を15回/日(朝、昼、夕5回ずつ)、10秒間/回の条件で開閉した。
図7より、青色光連続照射では、ドア開閉による庫内温度の上昇及び庫内湿度の低下によって、気孔からの蒸散が激しくなり、気孔から水分を野菜内部に取りこむ量が減少し、重量が増加しなかった。一方、ドア開閉で温度検知手段の検出する庫内温度がT>15℃となると、青色光を消し、緑色光を照射する制御を行った場合、ドア開閉時は緑色光の光刺激により、野菜の気孔が閉口し、気孔からの蒸散が抑制される。その後温度検知手段の検出する庫内温度Tが5℃≦T≦15℃になると、青色光が照射され、気孔が開口し、ミストが気孔より野菜の内部に侵入し、野菜の重量が増加した。その際の気孔開度は、青色光のみ連続照射したものに比べ1.5倍程度高い。これは、緑色光照射後に青色光を照射することでの気孔開度が上昇するという植物の光に対する生理学特性に起因する。
図8は本発明の実施の形態1におけるやや萎れかけた野菜のミストの水粒子径に対する重量変化特性及び外観評価値を示した図である。萎れかけ野菜の再現方法は図7の方法と同一である。
実験としては、上記処理野菜を70リットルの野菜室(約6℃)に保存後、各粒子径にてミストを約24時間噴霧後、取りだし重量測定を行い、重量が初期に対し、どれくらい復元したかを評価したものである。また、照射する光(青色LED)を1μmol/m/sの強度で照射したものである。
この実験では、水分含有量復元率が50%以上のものがおいしく食べられるものであり、70%以上は十分に食べられるものとした。
図8より、野菜の水分含有量復元効果には噴霧するミストの至適粒子径があり、その粒子径は野菜の水分含有量復元効果が50%以上となる0.005〜20μmの範囲であった。これは噴霧する粒子径が20μm以上と大きい粒子の場合、水粒子が大きすぎて、ミストが均一に噴霧できなかった。これは、ミスト径が比較的大きいとその自重ですぐに容器の底面に落下してしまうためだと考えられる。また、気孔径は最大20μm程度と考えられ、それ以上のミストでは、水粒子が大きすぎて、野菜の内部まで入り込みにくくなっていると考えられる。
一方、0.005μm以下の超微粒子では粒子が非常に小さいため、開孔状態の気孔との接触頻度が低下し、野菜の内部に水が浸透できない。また、電荷を帯びていないと気化しやすく、野菜表面に接触する確率は低くなる。
野菜の水分含有量復元効果が70%以上となる範囲は0.008〜10μmの範囲であった。このように、実験の結果によると1μm以上では、粒子径が細かくなるにつれ噴霧の均一性が向上し、また噴霧距離、空気中の滞在時間が延びる。そのため、野菜表面に付着する確率が高くなり、水分含有量復元率が向上することがわかった。また、10μm以下では、より活発にミスト粒子の気孔から浸透がより活発に行われ、野菜の水分含有量復元効果が70%以上という大きな効果が得られた。また、ミスト径が小さく0.008μm程度でも野菜の水分含有量復元効果が70%以上となることから、この程度のミスト径を確保すれば、ミストと開孔状態の気孔との接触頻度が比較的保たれる。
さらに、野菜の水分含有量復元効果が80%以上とより高くなる最適粒子径は0.01〜1μmの範囲であった。ここで、粒子径が1μm以下であると粒子が気孔の内部に浸透するに十分の大きさとなる為、0.01〜10μmの範囲内では気孔径によって野菜の水分含有量復元効果が変わらなくなると考えられる。
次に図9は本発明の実施の形態1における萎れかけた野菜に対する水分含有量復元効果とミスト噴霧量の特性及び、野菜の外観官能評価値とミスト噴霧量の特性を示した図である。萎れかけ野菜の再現方法及び実験方法は図8の実験と同一である。
本実験は上記作成野菜を野菜室(約6℃)に図4の制御仕様条件で保存する。照射する青色光は1μmol/m/sの強度で照射したものである。また、ミスト粒子径は10μmでおこなった。
また、本実験は70リットルの野菜室において行った為、以下の噴霧量はすべて70リットル当たりの噴霧量である。
図9より、野菜の水分含有復元効果が50%以上となる範囲は0.05〜10g/h(1リットル当たり=0.0007〜0.15g/h・l)の範囲であった。
これは、ミストの噴霧量が少なすぎると、野菜が気孔から外部へ放出する水分量を下回ってしまい、野菜内部への水分供給を行うことができなくなる。また、ミストと開孔状態の気孔との接触頻度が低下し、野菜の内部に水が浸透できにくくなると考えられる。
実験では、このような噴霧量の下限値が0.05g/hであることがわかった。
ただし、ミストの噴霧量が多すぎると、野菜内部の水分含有許容量を超えてしまい、野菜内部に取り込まれない水分は野菜の外部に付着してしまい、この水分によって野菜表面の一部から水腐れが生じてしまい、野菜が痛んでしまう現象が発生する。
このような菜表面に余分な水分が付着し、野菜が水腐れ等の品質劣化を起こす範囲が10g/h以上であったため不適であった。よって、10g/h(1リットル当たり=0.15g/h・l)以上の実験結果については、野菜の品質劣化によって採用できない為、省略する。
また、野菜の水分含有復元効果が70%以上となる範囲は、0.1〜10g/h(1リットル当たり=0.0015〜0.14g/h・l)であった。このようにミストの噴霧量の下限値が0.1g/h程度まで多くなると開孔状態の気孔との接触頻度が十分に多くなり、野菜内部へのミストの浸透が活発に行われると考えられる。
次に図10は本発明の実施の形態1におけるやや萎れかけた野菜の青色光の光量子密度に対する重量変化特性及び外観官能評価値を示した図である。萎れかけ野菜の再現方法及び実験方法は図7の実験と同一である。
実験方法としては、上記作成の野菜を野菜室(約6℃)に図4の制御仕様条件で保存する。また、ミスト粒子径は10μm、噴霧量を0.1g/h/l、照射する青色光の照射光量子密度を0.01〜100μmol・m−2・s−1に変えて実験した。尚、相対湿度99%、6℃の野菜室に保存したものをコントロールとした。
図10より、野菜の重量増加には青色光の光量子密度が、0.1μmol・m−2・s−1以上必要であることがわかる。しかし光量子密度が100μmol・m−2・s−1以上では光合成が行われ、光合成による水分消費が増加するため、ミストによる重量増加量が減少する。また、100μmol・m−2・s−1以上の光照射では、野菜の屈光性によって、野菜が光源の方向に向かい屈曲したり、あるいは、黄化が促進するなど、品質低下現象が誘引され、外観も劣化する。
したがって、野菜の水分含有量向上効果のある光量子密度は0.1〜10μmol・m−2・s−1の範囲である。
以上のように、本実施の形態では、野菜室内に保存中の野菜に対し、光照射手段によって、青色光を照射し、且つミスト噴霧装置にて気孔を通過できる微細ミストを適量噴霧することにより、開孔した野菜表面の気孔より、ミストが野菜内部に侵入することとなり、野菜の水分含有量を向上し、野菜のみずみずしさを保持することができる。
また、本実施の形態では、青色光と緑色光を交互照射することにより、青色光の単一照射に比べ、気孔開口度があがることとなり、野菜の水分含有速度の促進など効率よく水分含有量を向上することができる。
また、本実施の形態では、野菜室内の温度検知手段によって検知した温度が所定温度範囲で青色光を照射し、所定温度範囲外の場合、青色光は照射せず、緑色光を照射することで、所定温度範囲でのみ野菜の気孔を開口することとなり、低温での強制的な気孔開口による低温障害や、高温での気孔蒸散、呼吸活動を抑制し、野菜を高鮮度に保存することができる。
また、本実施の形態では、水粒子径が0.1〜10μmのミストを噴霧することにより、野菜の気孔より小さい微細ミストを噴霧することとなり、水腐れなどの品質劣化を抑制し効率よく野菜の水分含有量を向上することができる。
また、本発明の形態では、0.01〜0.1g/h/lのミストを噴霧することにより、適量のミストを噴霧することとなり、水供給不足による野菜の萎れや、余剰な水分による野菜の水腐れなどの品質劣化を抑制することができる。
また、本実施の形態では、0.1〜10μmol/m−2/s−1の青色光を照射することにより、微弱な光照射によって、光合成活動を低く、気孔開口率を高くすることとなり、野菜の光合成による水分消費を極力抑え、開口した、気孔から水分を野菜内部に効率よく供給することができるとともに、省エネ効果にもつなげることができる。
尚、本実施の形態においては、照射手段を青色LEDと緑色LEDとしたが、例えば青色光を発光する発光体と青色光を緑色に変換する蛍光体を有し、青色光、緑色光の両波長を発光できる照射手段としてもよく、照射手段の省スペース化を図ることができる。
尚、本実施の形態においては、照射手段をLEDとしたが、蛍光ランプを用いても、同様の気孔開口制御効果が得られる。
また、本実施の形態では、水道水を噴霧したが、噴霧する水をオゾン水や酸性水あるいはアルカリ水などの機能水を噴霧することにより、野菜や果物表面の微細な孔に機能水ミストが入り込むこととなり、微細な孔の内部の汚れや農薬等の有害物質を浮き上がらせ除去効果を高めることができる。また、野菜表面の農薬等の有害物質の酸・アルカリ分解効果を高めることができる。また、庫内に付着する汚れや庫内臭気の除去及び、酸・アルカリ分解効果も高めることができる。
また、本実施の形態では、噴霧手段を超音波素子とフィルターを具備するとしたが、超音波素子のみにすることにより、構成を簡単にすることとなり、より低コストでミストを生成することができる。
また、本実施の形態では、噴霧手段に超音波素子とフィルターを用いたが、静電霧化方式を用いて、ミストに静電負荷することにより、マイナスの電荷を負荷された微細ミストが、プラスに帯電した庫内壁面や野菜、果物表面等に付着し、庫内壁面や野菜や果物表面の微細な孔にミストが入り込むこととなり、野菜の水分含有量復元効果を向上するとともに、微細な孔の内部の汚れや有害物質を浮き上がらせ除去効果を高めることができる。
また、本実施の形態では、噴霧手段に超音波素子とフィルターを用いたが、ランジュバン型の超音波発生体を用いることにより、コンパクトな形状になると共に、より低入力で微細ミストを生成することとなり、容積効率の向上と省エネ効果にも繋げることができる。
また、本実施の形態では、貯水槽への水供給手段としては、製氷用貯水タンクから水経路を利用して貯水槽へ水を送水するため、専用のタンクを備えなくても噴霧手段に水を供給することができ、内容積に影響しないので食品収納量に影響しない。
なお、本実施の形態においては、貯留水保持手段を貯水槽とし、外部から供給された貯留水が保持されるものとしたが、貯留水保持手段は保水装置としての吸湿剤(例えば、シリカゲル、ゼオライト、活性炭等の多孔質材料等)を用いて、貯蔵室内の空気内に含まれている水分を抽出して保持するものでもよく、また、冷蔵庫の除霜水や庫内の結露水等を用いて、使用者が外部から貯留水を供給することなく貯留水を確保できるものであれば、外部からの水分の補給の手間がかからず使い勝手をより向上させた冷蔵庫を提供することができる。
また、本実施の形態では野菜室に水供給手段と照射手段とを設けたが、冷蔵室、低温室、切替室に水供給手段と照射手段とを設けることによって、野菜室と同様、青果物を高鮮度で保存することができる。
また、本実施の形態では、野菜室全体にミストを噴霧するとしたが、野菜室内の一部を区画しミスト噴霧する、または野菜室内に専用BOXを設ける、あるいは野菜室外に専用室を設けることにより、LED光量と噴霧量を低減することとなり、LED個数を減らすことでの低コスト化及び貯水タンクの小型化による庫内容積拡大を図ることができる。また、水気を嫌う青果物と区分け保存することで、より多くの青果物を最適環境にて高鮮度に保存させる冷蔵庫を提供することがでる。
尚、本実施の形態では、庫内を高湿制御した野菜室のため、気孔の開閉に対して、温度の影響が大きいことから、温度のみ検知するとしたが、庫内湿度が変動したり、比較的低湿度の貯蔵室の場合は、温度センサーと湿度センサーを併用することで、冷蔵庫の仕様にあったミスト噴霧制御と気孔の開閉制御を行うこととなるので、湿度変動や低湿度の貯蔵室でも高鮮度で保存することができる。
(実施の形態2)
図11は本発明の実施の形態2における冷蔵庫の側断面図である。
図12は本発明の実施の形態2における水補給手段の側断面図である。
図13は本発明の実施の形態2における水補給手段のA−A線断面図である。
図11、図12、図13において、図1、2、3と同一手段、同一部材は同一番号で示している。
図11、図12、図13において、冷蔵庫100は仕切り板116によって、上から冷蔵室112、切替室113、野菜室114、冷凍室115に仕切られており、野菜室114は間接冷却により湿度約80%R.H以上(食品収納時)、4〜6℃に冷却されている。野菜室114の内部には野菜室容器(収納容器)117が設けられている。野菜室容器117は例えばポリスチレンなどの透明の透光性材料で形成されている。野菜室114の上部天面には水供給手段121が備えられている。水補給手段121は、野菜室114の天面に設けられ、水を保持する貯留水保持手段である貯水槽122と、噴霧手段123と、噴霧手段123によって発生したミストを野菜室114内に送風する送風手段129とから構成されている。また、野菜室容器117の外側には第一の照射手段130aと、第二の照射手段130bが備えられ、野菜室容器117の外側から容器内に光が照射される構成となっている。また、噴霧手段123は貯水槽122の内部に位置し、貯水槽122に貯留された貯留水にその一端を浸漬するよう位置し、他端を貯水槽122内に噴霧先端部142を形成した毛細管供給構造体143と貯水槽122の一画に設置し、貯水槽122内の貯留水に負の高電圧を印加する陰極144と貯水槽の一画に位置し、陰極144に対向するよう位置した陽極145と、陰極144に高電圧を印加する高電圧電源128とから構成されている。また、野菜室114の一画には、庫内の相対湿度検知手段である湿度センサー132が備えられている。
以上のように構成された冷蔵庫のミスト噴霧装置について、以下その動作、作用を説明する。
図14は本発明の実施の形態2における水補給手段および照射手段の制御タイムチャートである。
図15は本発明の実施の形態2におけるやや萎れかけた野菜の相対湿度に対する重量変化を示した図である。
まず、貯留水保持手段である貯水槽122内に水が貯留される。次に湿度センサー132が庫内湿度が所定相対湿度以上(例えばR≧95%R.H)であると検知した場合、照射手段130aが運転状態となり、野菜室容器116内に保存されている野菜や果物が野菜室容器117の外側より照射される。一方、照射手段130bは停止状態である。照射手段130aとは、高い気孔開口作用を持つ中心波長が440〜480nmの青色光を含む光を照射する、例えば中心波長470nmの青色LEDなどで、この時照射される青色光の光量子密度は低温環境下であるため、約0.1〜10μmol・m−2・s−1以下の微弱な光で十分である。微弱な青色光を照射された野菜や果物は表皮表面に存在する気孔が、青色光の光刺激によって、開口する。
一方、野菜室内に保存されている野菜や果物の中には、通常、購入帰路時での蒸散あるいは保存中の蒸散によってやや萎れかけた状態のものが含まれている。
また、野菜室内には青果物である野菜の中でも緑の菜っ葉ものや果物等も保存されており、これらの青果物は蒸散あるいは保存中の蒸散によってより萎れやすいものである。
次に貯水槽122内の陰極144に負の高電圧を印加すると、噴霧先端部142と陽極145との間に存在する電界によって噴霧先端部142から複数の液糸が引き出され、さらには帯電した液滴に分散されてミストとなる。また、静電霧化の際、放電が行われるため、ミスト発生時には同時に微量のオゾンが発生し、ミストと即座に混合して、低濃度のオゾンミストとなる。この低濃度オゾンミストは送風手段129によって、野菜室114内に噴霧される。噴霧されたミストは、静電付加されているため、野菜室114内でプラスに帯電する野菜や果物の表面および庫内壁面に電気的に付着し、野菜や果物の表皮細胞の気孔や間隙から組織内部に浸透し、水分が蒸散して萎んだ細胞内に再び水が供給され、細胞の膨圧によって、萎れが解消され、シャキッとした状態に復帰する。
次に湿度センサー132が庫内湿度RをR<95%R.Hと検知した場合、照射手段130bは運転状態となり、野菜室容器117内に保存されている野菜や果物が照射される。
一方、照射手段130aは停止状態となる。照射手段130bとは、中心波長が550nmの緑色光を照射する、例えば緑色LEDなどで、この時照射される緑色光の光量子は低温環境下であるため、約0.1〜10μmol・m−2・s−1以下の微弱な光で十分である。微弱な緑色光を照射された野菜や果物は表皮表面に存在する気孔が、緑色光の光刺激によって、閉口する。また、同時に水補給手段121は停止する。
図15において、萎れかけ野菜の再現方法は実施例1の図7と同様の方法を用いた。
実験方法としては、上記作成野菜を運転中の野菜室(約6℃)に保存後、青色光のみの連続照射したものと、図14に示す制御仕様にて青色光、緑色光の交互照射下したものでそれぞれ、ミストを2g/h、96時間連続噴霧後、取りだし重量測定を行い、重量が初期に対しどれくらい変化したかを算出したものである。また、照射する光は青色光、緑色光共に1μmol・m−2・s−1の強度で照射したものである。
図15より、青色光を連続照射した場合、ドア開閉による庫内温度の上昇及び庫内湿度の低下によって、野菜室庫内と野菜内部の相対湿度の差が広がり、湿度の平衡化によって、気孔からの蒸散が激しくなり、結果、気孔から水分を野菜内部に取りこむ量が減少し、重量が増加しなかった。一方、ドア開閉で庫内湿度がR<95%R.Hより低くなると、青色光を消し、緑色光を照射する制御を行った場合、ドア開閉時は緑色光の光刺激により、野菜の気孔が閉口し、気孔からの蒸散が抑制される。その後庫内湿度が95%R.H以上になると、野菜室庫内と野菜内部との湿度差が少なくなるので、青色光が照射され、気孔が開口し、ミストが気孔より野菜の内部に侵入し、野菜の重量が増加した。
以上のように、本実施の形態では、庫内湿度が低めの野菜室において、湿度見地手段を設けることによって、湿度検知手段が検知した野菜室内の湿度が95%R.H以上で青色光を照射し、95%R.Hより低い場合では、青色光は照射せず、緑色光を照射することで、95%R.H以上の高湿度条件でのみ野菜の気孔を開口することとなり、低湿状態の長い野菜室においても、高湿時のみ気孔を開口させ、ミストを野菜内部に取り入れ、低湿時は気孔を閉口させて、蒸散を抑制することとなり、野菜の水分保持率を向上することができるとともに照射手段の照射効率化を図ることができる。
また、本実施の形態では野菜室容器を透明な透光性材料を用い、照射手段を野菜室容器の外側より照射することによって、積み重ねて保存される野菜にも光を側面から均一に照射することとなり、野菜の気孔開度を向上することができる。
また、本実施の形態では証明手段を野菜室容器の外側より照射することによって、照射手段にミストが直接かかることでの劣化を防ぐこととなり、照射手段の長寿命化を図れる。
また、本実施の形態では、貯水槽内の水を静電霧化方式にて、ミストに静電負荷することにより、マイナスの電荷を負荷された微細ミストが、プラスに帯電した野菜や果物に電気的に付着し、野菜や果物表面の細胞間隙より組織内部にミストが浸透することとなり、野菜の水分含有量を向上し、野菜のみずみずしさを保持することができる。
尚、本実施の形態では野菜室に水供給手段と照射手段とを設けたが、冷蔵室、低温室、切替室に水供給手段と照射手段とを設けることによって、野菜室と同様、青果物を高鮮度で保存することができる。
尚、本実施の形態では、野菜室全体にミストを噴霧するとしたが、野菜室内の一部を区画しミスト噴霧する、または野菜室内に専用BOXを設ける、あるいは野菜室外に専用室を設けることにより、少光量と低噴霧量にて効果を発揮することができるとともに、水気を嫌う青果物と区分け保存することで、より多くの青果物を最適環境にて高鮮度に保存させる冷蔵庫を提供することがでる。
また、本実施の形態では、静電霧化方式にて、ミストに静電負荷することにより、マイナスの電荷を負荷された微細ミストが、プラスに帯電した庫内壁面に付着し、庫内壁面の微細な孔にミストが入り込むこととなり、微細な孔の内部の汚れを浮き上がらせ除去効果を高めることができる。また、野菜表面の有害物質の除去効果も高めることができる。
また、本実施の形態では静電霧化方式にて、オゾンを含むミストを野菜室内に噴霧することにより、野菜の表面や切り口面を除菌して、細菌やカビによる、組織間隙や導管のつまりを抑制することとなり、より野菜の水分含有量を向上し、野菜のみずみずしさを保持することができる。
また、本実施の形態では静電霧化方式にて、オゾンを含むミストを野菜室内に噴霧することにより、庫内壁面の付着臭あるいは庫内臭をオゾンミストによって酸化分解することとなり、野菜室内の脱臭を行うことができる。
また、本実施の形態では静電霧化方式にて、微量のオゾンが発生することによりその近辺の貯水槽や水経路なども抗菌、殺菌できる。
尚、本実施の形態では、噴霧手段を静電霧化方式としたが、超音波方式にすることにより、高電圧印加が不要なより簡単な構成をとることとなり、より低コストでミストを生成することができるとともに、可燃性冷媒を用いた冷蔵庫ではより安全にミストを生成することができる。
尚、本実施の形態では、透光性材料を透明のポリスチレンとしたが、ポリプロピレンなど青色光、緑色光を偏光せず、且つ光を透過する材料であれば同様の効果が得られる。
尚、本実施の形態においては、照射手段を青色LEDと緑色LEDとしたが、例えば青色光を発光する発光体と青色光を緑色に変換する蛍光体を有し、青色光、緑色光の両波長を発光できる照射手段としてもよく、照射手段の省スペース化を図ることができる。
尚、本実施の形態においては、照射手段をLEDとしたが、蛍光ランプを用いても、同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
図16は本発明の実施の形態3における野菜室の側断面図である。
図17は本発明の形態3における水補給手段と照射手段の制御タイムチャートである。
図16において、図1、2、3と同一手段、同一部材は同一番号で示している。
図16において、冷蔵庫100は仕切り板116によって、上から冷蔵室112、切替室113、野菜室114、冷凍室115に仕切られており、野菜室114は間接冷却により湿度約90%R.H以上(食品収納時)、4〜6℃に冷却されている。野菜室114の内部には野菜室容器116が設けられている。野菜室容器116は例えばポリスチレンなどの透明の透光性材料で形成されている。冷蔵室112の背面には、製氷用貯水タンク119が備えられ、製氷用貯水タンク119からは水給水経路120が製氷室(図示せず)と野菜室114とに導かれ水を供給している。野菜室114の上部天面には水補給手段121が備えられている。水補給手段121は、野菜室114の天面に設けられ、水を貯留する貯水槽122と、噴霧手段124と、噴霧手段123によって構成されている。また、野菜室容器116の外側の一画には、第一の照射手段130aと、第二の照射手段130bが備えられている。また、噴霧手段123は貯水槽122の内部に位置し、水を超音波方式で霧化する超音波素子125と所定粒径以下のミストのみを透過する金属メッシュ126と金属メッシュ126に対抗する金属板127と金属メッシュ126と金属板127に高電圧を印加する高電圧電源128とを具備している。また、貯水槽122内の貯留水124水は水給水経路120から供給され、貯水槽122内に貯留されている。また、野菜室114の一角には、庫内の風速検知手段である風速センサー133が備えられている。
以上のように構成された冷蔵庫のミスト噴霧装置について、以下その動作、作用を説明する。
図16、図17において、まず、製氷用貯水タンク119内に貯留された水が水給水経路120を経由して、貯水槽122内に供給され,貯留水124として貯留される。次に風速センサー133が庫内風速を所定風速(例えばP≦0.1m/s)であると検知した場合、照射手段130aが運転状態となり、野菜室容器116内に保存されている野菜や果物が野菜室容器116の外側より照射される。一方、照射手段130bは停止状態である。照射手段130aとは、高い気孔開口作用を持つ中心波長が440〜480nmの青色光を含む光を照射する、たとえば中心波長470nm青色LEDなどで、この時照射される青色光の光量子密度は低温環境下であるため、約0.1〜10μmol・m−2・s−1以下の微弱な光で十分である。微弱な青色光を照射された野菜や果物は表皮表面に存在する気孔が、青色光の光刺激によって、開口する。
一方、野菜室内に保存されている野菜や果物の中には、通常、購入帰路時での蒸散あるいは保存中の蒸散によってやや萎れかけた状態のものが含まれている。
また、野菜室内には青果物である野菜の中でも緑の菜っ葉ものや果物等も保存されており、これらの青果物は蒸散あるいは保存中の蒸散によってより萎れやすいものである。
次に水供給装置の運転が開始される。まず、貯留水124は噴霧手段123である超音波素子125によって霧化されたミストのうち、所定粒子径以下の微細ミストのみが金属メッシュ126と金属板127との間の電場によって金属メッシュ126から噴霧され、野菜室114内にミストとなって噴霧される。噴霧された微細ミストは野菜室容器116内の気孔開口状態の野菜や果物の表面に付着し、気孔より組織内に侵入し、水分が蒸散して、萎んだ細胞内に再び水分が供給され、細胞の膨圧によって萎れが解消され、シャキットした状態に復帰する。
次に、風速センサー133が庫内風速がP>0.1m/sであると検知した場合、照射手段130bは運転状態となり、野菜室容器116内に保存されている野菜や果物が照射される。一方、照射手段130aは停止状態となる。照射手段130bとは、中心波長が550nmの緑色光を照射する、例えば緑色LEDなどで、この時照射される緑色光の光量子は低温環境下であるため、約0.1〜10μmol・m−2・s−1以下の微弱な光で十分である。微弱な緑色光を照射された野菜や果物は表皮表面に存在する気孔が、緑色光の光刺激によって、閉口する。また、同時に水補給手段121は停止する。
図18は本発明の実施の形態3におけるやや萎れかけた野菜の風速に対する重量変化を示した図である。
図18において、萎れかけ野菜の再現方法としては実施の形態1の図7と同様の方法を用いた。
実験方法としては、上記作成野菜を運転中の野菜室(約6℃)に保存後、青色光のみの連続照射したものと、図17に示す制御仕様にて青色光、緑色光の交互照射下したものでそれぞれ、ミストを2g/h、96時間連続噴霧後、取りだし重量測定を行い、重量が初期に対しどれくらい変化したかを算出したものである。また、照射する光は青色光、緑色光共に1μmol・m−2・s−1の強度で照射したものである。
図18において、青色光連続照射の場合、重量減少がさらに進行し、品質が悪化するのに対し、風速センサーにて検知した風速によって風がほとんど流れていな時のみ青色光を照射し、風が流れているときは緑色光を照射する場合は、効率よく気孔からの水分補給が行え、葉野菜の重量が増加していた。
以上のように、本実施の形態では、野菜室内の風速検知手段によって検知した風速が0.1m/s以下で青色光を照射し、0.1m/sより大きい場合では、青色光は照射せず、緑色光を照射することで、蒸散を促進しない風速以下で野菜の気孔を開口することとなり、風による気孔からの蒸散を抑制することができる。
また、本実施の形態では、水道水を噴霧したが、噴霧する水をオゾン水や酸性水あるいはアルカリ水などの機能水を噴霧することにより、野菜や果物表面の微細な孔に機能水ミストが入り込むこととなり、微細な孔の内部の汚れや農薬等の有害物質を浮き上がらせ除去効果を高めることができる。また、野菜表面の農薬等の有害物質の酸・アルカリ分解効果を高めることができる。また、庫内に付着する汚れや庫内臭気の除去及び、酸・アルカリ分解効果も高めることができる。
また、本実施の形態では、噴霧手段を超音波素子とフィルターを具備するとしたが、超音波素子のみにすることにより、構成を簡単にすることとなり、より低コストでミストを生成ことができる。
また、本実施の形態では、噴霧手段に超音波素子とフィルターを用いたが、静電霧化方式を用いて、ミストに静電負荷することにより、マイナスの電荷を負荷された微細ミストが、プラスに帯電した庫内壁面や野菜、果物表面等に付着し、庫内壁面や野菜や果物表面の微細な孔にミストが入り込むこととなり、野菜の水分含有量復元効果を向上するとともに、微細な孔の内部の汚れや有害物質を浮き上がらせ除去効果を高めることができる。
また、本実施の形態では、噴霧手段に超音波素子とフィルターを用いたが、ランジュバン型の超音波発生体を用いることにより、コンパクトな形状になると共に、より低入力で微細ミストを生成することとなり、容積効率の向上と省エネ効果にも繋げることができる。
また、本実施の形態では、間接冷却方式にて野菜室を冷却したが、直接冷却方式にて野菜室内に冷気を直接送風し、冷却する冷蔵庫においては、風速の影響を直接受けるため、風速によって気孔の開口を制御し、ミストを噴霧することで、風による気孔からの蒸散を抑制し、且つ送風停止時に気孔からミストを取り込むことで野菜の水分保持率を向上し、高鮮度に保持することができる。
(実施の形態4)
図19は本発明の実施の形態4における野菜室の側断面図である。
図20は本発明の形態4における水補給手段と照射手段の制御タイムチャートである。
図19において、図1、2、3と同一手段、同一部材は同一番号で示している。
図19において、冷蔵庫100は仕切り板116によって、上から冷蔵室112、切替室113、野菜室114、冷凍室115に仕切られており、野菜室114は間接冷却により湿度約90%R.H以上(食品収納時)、4〜6℃に冷却されている。野菜室114の内部には野菜室容器116が設けられている。野菜室容器116は例えばポリスチレンなどの透明の透光性材料で形成されている。冷蔵室112の背面には、製氷用貯水タンク119が備えられ、製氷用貯水タンク119からは水給水経路120が製氷室(図示せず)と野菜室114とに導かれ水を供給している。野菜室114の上部天面には水補給手段121が備えられている。水補給手段121は、野菜室114の天面に設けられ、水を貯留する貯水槽122と、噴霧手段124と、噴霧手段123によって構成されている。また、野菜室容器116の外側の一画には、第一の照射手段130aと、第二の照射手段130bが備えられている。また、噴霧手段123は貯水槽122の内部に位置し、水を超音波方式で霧化する超音波素子125と所定粒径以下のミストのみを透過する金属メッシュ126と金属メッシュ126に対抗する金属板127と金属メッシュ126と金属板127に高電圧を印加する高電圧電源128とを具備している。また、貯水槽122内の貯留水124水は水給水経路120から供給され、貯水槽122内に貯留されている。また、野菜室114の一角には、庫内の扉開閉検知手段である扉開閉検知センサー134が備えられている。
以上のように構成された冷蔵庫のミスト噴霧装置について、以下その動作、作用を説明する。
図20において、まず、製氷用貯水タンク119内に貯留された水が水給水経路120を経由して、貯水槽122内に供給され,貯留水124として貯留される。次に扉開閉検知センサー134が扉開状態を検知していない場合、照射手段130aが運転状態となり、野菜室容器116内に保存されている野菜や果物が野菜室容器116の外側より照射される。一方、照射手段130bは停止状態である。照射手段130aとは、高い気孔開口作用を持つ中心波長が440〜480nmの青色光を含む光を照射する、たとえば中心波長470nm青色LEDなどで、この時照射される青色光の光量子密度は低温環境下であるため、約0.1〜10μmol・m−2・s−1以下の微弱な光で十分である。微弱な青色光を照射された野菜や果物は表皮表面に存在する気孔が、青色光の光刺激によって、開口する。
一方、野菜室内に保存されている野菜や果物の中には、通常、購入帰路時での蒸散あるいは保存中の蒸散によってやや萎れかけた状態のものが含まれている。
また、野菜室内には青果物である野菜の中でも緑の菜っ葉ものや果物等も保存されており、これらの青果物は蒸散あるいは保存中の蒸散によってより萎れやすいものである。
次に水供給装置の運転が開始される。まず、貯留水124は噴霧手段123である超音波素子125によって霧化されたミストのうち、所定粒子径以下の微細ミストのみが金属メッシュ126と金属板127との間の電場によって金属メッシュ126から噴霧され、野菜室114内にミストとなって噴霧される。噴霧された微細ミストは野菜室容器116内の気孔開口状態の野菜や果物の表面に付着し、気孔より組織内に侵入し、水分が蒸散して、萎んだ細胞内に再び水分が供給され、細胞の膨圧によって萎れが解消され、シャキットした状態に復帰する。
次に、扉開閉検知センサー134が扉開状態を検知した場合、照射手段130bは運転状態となり、野菜室容器116内に保存されている野菜や果物が照射される。一方、照射手段130aは停止状態となる。照射手段130bとは、中心波長が550nmの緑色光を照射する、例えば緑色LEDなどで、この時照射される緑色光の光量子は低温環境下であるため、約0.1〜10μmol・m−2・s−1以下の微弱な光で十分である。微弱な緑色光を照射された野菜や果物は表皮表面に存在する気孔が、緑色光の光刺激によって、閉口する。また、同時に水補給手段121は停止する。
図21は本発明の実施の形態4におけるやや萎れかけた野菜の野菜室扉開閉に対する重量変化を示した図である。
図21において、萎れかけ野菜の再現方法としては実施の形態1の図7と同様の方法を用いた。
実験方法としては、上記作成野菜を運転中の野菜室(約6℃)に保存後、青色光のみの連続照射したものと図18に示す制御仕様にて青色光、緑色光の交互照射下したものでそれぞれ、ミストを2g/h、96時間連続噴霧後、取りだし重量測定を行い、重量が初期に対しどれくらい変化したかを算出したものである。また、照射する光は青色光、緑色光共に1μmol・m−2・s−1の強度で照射したものである。
図21において、青色光連続照射の場合、扉開閉によって、庫内温度の上昇と、湿度低下が生じ、開口状態の気孔からの水分蒸散がさかんとなり、葉野菜の重量減少がさらに進行し、品質が悪化する。一方、図18の制御仕様にて扉閉時のみ青色光を照射し、扉開時に緑色光を照射する場合は、扉開時の庫内温度上昇と湿度低下にともなう気孔からの蒸散を防ぐことができ、効率よく気孔からの水分補給が行え、葉野菜の重量が増加していた。
以上のように、本実施の形態では、野菜室内の扉開閉検知センサーによって、検知した結果、扉閉状態でのみ青色光を照射し、扉開状態では、青色光は照射せず、緑色光を照射することで、蒸散を促進しない雰囲気温度、湿度環境で野菜の気孔を開口することとなり、扉開閉による蒸散を抑制することができる。
また、本実施の形態では、水道水を噴霧したが、噴霧する水をオゾン水や酸性水あるいはアルカリ水などの機能水を噴霧することにより、野菜や果物表面の微細な孔に機能水ミストが入り込むこととなり、微細な孔の内部の汚れや農薬等の有害物質を浮き上がらせ除去効果を高めることができる。また、野菜表面の農薬等の有害物質の酸・アルカリ分解効果を高めることができる。また、庫内に付着する汚れや庫内臭気の除去及び、酸・アルカリ分解効果も高めることができる。
また、本実施の形態では、噴霧手段を超音波素子とフィルターを具備するとしたが、超音波素子のみにすることにより、構成を簡単にすることとなり、より低コストでミストを生成ことができる。
また、本実施の形態では、噴霧手段に超音波素子とフィルターを用いたが、静電霧化方式を用いて、ミストに静電負荷することにより、マイナスの電荷を負荷された微細ミストが、プラスに帯電した庫内壁面や野菜、果物表面等に付着し、庫内壁面や野菜や果物表面の微細な孔にミストが入り込むこととなり、野菜の水分含有量復元効果を向上するとともに、微細な孔の内部の汚れや有害物質を浮き上がらせ除去効果を高めることができる。
また、本実施の形態では、噴霧手段に超音波素子とフィルターを用いたが、ランジュバン型の超音波発生体を用いることにより、コンパクトな形状になると共に、より低入力で微細ミストを生成することとなり、容積効率の向上と省エネ効果にも繋げることができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、一旦低下した野菜等の水分含有量を元の水分含有量まで復帰することができるため、家庭用冷蔵庫、業務用冷蔵庫、食品保存庫、保冷車の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の側断面図 本発明の実施の形態1における水補給手段の側断面図 本発明の実施の形態1における水補給手段の平面断面図 本発明の実施の形態1における水補給手段および照射手段の制御タイムチャート 本発明の実施の形態1における青色光誘導性の気孔開口作用スペクトルを示す図 本発明の実施の形態1における第1の照射手段の波長と気孔開度の特製図 本発明の実施の形態1におけるやや萎れかけた野菜の重量変化の照射光制御に対する特性図 本発明の実施の形態1におけるやや萎れかけた野菜の重量変化のミスト粒子径に対する特性およびミスト粒子径に対する野菜の外観評価値を示す図 本発明の実施の形態1におけるやや萎れかけた野菜の重量変化のミスト噴霧量に対する特性およびミストの噴霧量に対する野菜の外観評価値を示す図 本発明の実施の形態1におけるやや萎れかけた野菜の重量変化の青色光の光量子密度に対する特性および青色光の光量子密度に対する野菜の外観評価値を示す図 本発明の実施の形態2における野菜室の側断面図 本発明の実施の形態2における水補給手段の側断面図 本発明の実施の形態2における水補給手段のA−A線断面図 本発明の実施の形態2における水補給手段と照射手段の制御タイムチャート 本発明の実施の形態2におけるやや萎れかけた野菜の相対湿度に対する重量変化図 本発明の実施の形態3における野菜室の側断面図 本発明の実施の形態3における水補給手段と照射手段の制御タイムチャート 本発明の実施の形態3におけるやや萎れかけた野菜の風速に対する重量変化図 本発明の実施の形態4における野菜室の側断面図 本発明の実施の形態4における水補給手段と照射手段の制御タイムチャート 本発明の実施の形態4におけるやや萎れかけた野菜の扉開閉に対する重量変化図 従来の冷蔵庫1の野菜室概略構成図 従来の冷蔵庫2の概略構成図
符号の説明
100 冷蔵庫
114 貯蔵室(野菜室)
117 収納容器
121 水補給手段
122 貯水槽
123 噴霧手段
124 貯留水
130 照射手段
130a 第一の照射手段(第一の波長)
130b 第二の照射手段(第二の波長)
131 温度センサー(温度検知手段)
132 湿度センサー(湿度検知手段)
133 風速センサー(風速検知手段)
134 扉開閉検知センサー(扉開閉検知手段)

Claims (18)

  1. 断熱区画された貯蔵室を有する断熱箱体と、前記貯蔵室の内部に収納された青果物に水分を補給するための液体を噴霧する噴霧手段を有する水補給手段と、前記貯蔵室内に第一の波長と前記第一の波長と異なる第二の波長とを発光する照射手段とを備え、前記貯蔵室内に収納された青果物に、前記照射手段によって光を照射することで前記青果物の気孔を開閉させるとともに、前記水補給手段によって、前記青果物の内部に強制的に水分を補給することで青果物の水分含有量を向上させる冷蔵庫。
  2. 前記箱体には、液体を保持する貯留水保持手段を備えた請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記貯留水保持手段は貯水槽を備え、前記貯水槽内に外部から供給された貯留水が保持されるものである請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記第一の波長の発光波長領域は青果物の気孔開口作用を有する波長領域で前記第二の発光波長領域は青果物の気孔閉口作用を有する波長領域である請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記第一の波長は400〜500nmの青色光を含む請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記第二の波長は500〜600nmの緑色光を含む請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記照射手段は前記第一の波長と、前記第二の波長を交互照射する請求項1から6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記水補給手段は前記照射手段によって前記第一の波長が照射されている時に運転される請求項1から7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  9. 前記照射手段の第二の波長は前記水補給手段が停止時に照射される請求項1から8のいずれか一項に記載の冷蔵庫
  10. 前記貯蔵室の一画に庫内環境検知手段を設け、前記検知手段の信号に連動して、前記照射手段と前記水補給手段を運転制御する請求項1から9のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  11. 前記庫内環境検知手段は、前記貯蔵室内の温度を検知する温度検知手段で、前記温度検知手段の検知する温度が所定温度範囲内では前記第一の波長を照射し、前記温度検知手段の検知する温度が所定範囲外の場合は、前記第二の波長を照射する請求項10に記載の冷蔵庫。
  12. 前記庫内環境検知手段は前記貯蔵室内の相対湿度を検知する湿度検知手段で、前記湿度検知手段の検知する相対湿度が所定湿度以上では前記第一の波長を照射し、前記湿度検知手段の検知する相対湿度が所定湿度以下では、前記第二の波長を照射する請求項10に記載の冷蔵庫。
  13. 前記庫内環境検知手段は前記貯蔵室内の風速を検知する風速検知手段で、前記風速検知手段の検知した風速が所定風速未満では前記第一の波長を照射し、前記風速検知手段の検知した風速が所定風速以上では、前記第二波長を照射する請求項10に記載の冷蔵庫。
  14. 前記庫内環境検知手段は前記貯蔵室の扉開閉を検知する扉開閉検知手段で、前記扉開閉検知手段が扉閉時検知時は前記第一の波長を照射し、前記扉開閉検知手段が扉開を検知時は前記第二の波長を照射する請求項10に記載の冷蔵庫。
  15. 前記照射手段は光量子密度が0.1〜100μM/m/sである請求項1から14のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  16. 前記水補給手段は粒子径0.003〜20μmのミストを発生するものである請求項1から15のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  17. 前記水補給手段のミスト噴霧量は0.0007〜0.1g/L/h以下である請求項1から16のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  18. 前記貯蔵室内部に透光性材料の収納容器を設け、前記収納容器の外周に前記照射手段を備えた請求項1から17のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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