JP2005214593A - 鮮度保持装置及び冷却加湿器 - Google Patents

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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

【課題】 生花を含む植物、青果物、生鮮食料品等の保存物を低温及び高湿度の状態で貯蔵する鮮度保持装置及び冷却加湿器を提供する。
【解決手段】 保存物を貯蔵する保存チャンバー33と、低温で高湿度の空気を製造する冷却加湿チャンバー34と、保存チャンバー33と冷却加湿チャンバー34とを仕切り、開口部31、32が設けられた仕切板30とを有する密閉容器29を備え、冷却加湿チャンバー34の中央部に露出して配置された冷媒配管40と冷媒配管40に冷媒を供給する冷凍機43とを有する冷却手段44と、冷媒配管40に散水する散水手段46と散水手段46によって散水された水を貯留する水槽47と水槽47に貯留された水を散水手段46に供給するポンプ48とを有する加湿手段49とが設けられ、保存チャンバー33には空気循環手段53が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生花を含む植物、青果物、及びそれ以外の生鮮食料品等の保存物を低温及び高湿度の状態で貯蔵する鮮度保持装置及び低温で高湿度の空気を製造する冷却加湿器に関する。
従来、生花を含む植物、青果物、生鮮食料品等は、鮮度を保持するために冷蔵庫に保存されている。また、例えば、切り花の鮮度を保つために、特許文献1には、切り花を入れる水槽を配置した貯蔵室と、水槽内の水を冷却及び循環させる冷却装置とを有し、水槽内の水が蒸発することによって、貯蔵室内を高湿度に保つ鮮度保持装置及びその方法が開示されている。
特開平8−196139号公報
しかしながら、冷蔵庫で保存物を貯蔵すると、低湿度となって鮮度が低下する。この場合、冷蔵庫内に水蒸気を放出する加湿器を備えてもよいが、加湿器から放出される水蒸気は、すぐに水滴となっていた。また、特許文献1の発明では、水槽内の水を蒸発させて貯蔵庫内を高湿度とするので、水が蒸発して貯蔵室内が高湿度になるまでの時間がかかりすぎていた。水槽内の水の冷却で、貯蔵室の室温を調整することは難しく、また、室温を水温よりも低くすることができなかった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、生花を含む植物、青果物及びそれ以外の生鮮食料品を低温及び高湿度の状態で貯蔵する鮮度保持装置及び低温で高湿度の空気を製造する冷却加湿器を提供することを目的とする。
前記目的に沿う請求項1記載の鮮度保持装置は、生花を含む植物、青果物及びそれ以外の生鮮食料品のいずれか1又は2以上からなる保存物を貯蔵する保存チャンバーと、該保存チャンバーに導入する低温で高湿度の空気を製造する冷却加湿チャンバーと、該保存チャンバーと該冷却加湿チャンバーとを仕切り、該保存チャンバーと該冷却加湿チャンバーとを繋ぐ開口部が設けられた仕切板とを有する密閉容器を備えた鮮度保持装置であって、
前記冷却加湿チャンバーの中央部に露出して配置される冷媒配管と、前記密閉容器外に配置され、該冷媒配管に冷媒を供給する冷凍機とを有する冷却手段と、
前記冷却加湿チャンバーの上部に配置され、前記冷媒配管に散水する散水手段と、該冷却加湿チャンバーの下部に配置され、前記散水手段によって散水された水を貯留する水槽と、該水槽に貯留された水を前記散水手段に供給するポンプとを有する加湿手段とが設けられ、
更に、前記保存チャンバーには、前記密閉容器内の空気を前記開口部を通して、前記保存チャンバー及び前記冷却加湿チャンバーで循環させる空気循環手段が設けられている。
請求項1記載の鮮度保持装置において、密閉容器は、内部を低温で高湿度に保つために密閉構造とし、更に、その外壁(天井及び床も含む)には、断熱材を取付けるのが好ましい。散水手段としては、例えば、複数の小孔が設けられたパイプ状部材、シャワーヘッド等から水を流下させるもの、スリット状の孔から水を流下させて膜状として水を流下させるもの、水槽内の水をオーバーフローさせるもの等が使用できる。ここで、散水する水としては、不凍液、例えば海水等の凝固点降下を起こす水も含む。
冷媒配管に散水する水の量が少ない場合には、冷媒配管の表面に氷が生成してより低温(例えば0℃を超え3℃程度)の空気を製造でき、水量が多い場合には、冷水となって、例えば3〜20℃程度の空気を製造できる。また、冷媒配管を肉厚に形成し、放熱面積を増やして効率よく、水、空気を冷却することができる。
空気循環手段としては、遠心式のファン、軸流式のファン等を使用した送風機、圧縮機等が使用できる。空気の循環によって、保存チャンバーの空気が冷却加湿チャンバーの冷媒配管に接触して冷却されると共に、散水された水と接触して加湿される。また、密閉容器内に空気を循環させ易くするために邪魔板等を設けてもよい。
ここで、保存物が生花等の生きている植物である場合には、保存する植物によって、保存チャンバー内を0℃を超え20℃以下とする。なお、通常、保存チャンバー内の温度は、0℃を超え12℃以下、好ましくは0℃を超え5℃以下の低温の状態にすることにより、植物の生理活性を抑えることができ、また、90〜100%RH(relative humidity 、相対湿度)、好ましくは95〜100%RHの高湿度の状態では呼吸と水の蒸散が抑制されるので、鮮度を保持できる。なお、0℃以下では、植物に含まれる水が凍ってしまい、12℃を超えると、生理活性を抑えることができず、成長が促進され、植物が老化してしまう。また、相対湿度が90%RH未満では、水の蒸散が起こり易くなる。
保存物が青果物、及びそれ以外の生鮮食料品の場合には、0℃を超え12℃以下の低温の状態では付着した細菌の増殖を抑えることができ、また、90〜100%RH、好ましくは95〜100%RHの高湿度の状態では保存物の表面からの水分の蒸発を防ぐことができるので、鮮度を保持することができる。なお、なお、0℃以下では、保存物に含まれる水が凍ってしまい、12℃を超えると、保存物に付着した細菌が増殖し易くなる。また、相対湿度が90%RH未満では、保存物中の水分が蒸発する。
鮮度保持装置の密閉容器を不透明体で形成し、更に、保存チャンバー内に波長が400〜700nmの可視光線を照射する可視光線照射手段と、可視光線照射手段からの可視光線の照射時間を制御するタイマーとを設けてもよい。可視光線照射手段としては、蛍光灯が使用できる。保存物が光合成を行う植物である場合は、通常、昼には光合成を、夜には水の吸収を行っているので、昼と夜が必要となる。従って、タイマーによって、可視光線を照射する時間(つまり、昼)と、照射しない時間(つまり、夜)を作り、光合成と水の吸収を行うことによって、植物を育てることができる。これは、夜間に電灯などの人工光の照射のもとで栽培する電照栽培と同じであり、昼夜の長さを変えるのと同じ効果をもち、着花、開花等の時期を人工的に制御することができる。
鮮度保持装置の保存チャンバー内には、波長が380〜400nmの近紫外線を照射する近紫外線照射手段を取付け、更に、保存チャンバーの内壁に二酸化チタンを塗布してもよい。近紫外線照射手段としては、蛍光灯、ブラックライト等がある。近紫外線照射手段によって、二酸化チタンに波長が380〜400nmの近紫外線を照射すると、強い酸化力を持った正孔と還元力を持った電子とを生成する。正孔はヒドロキシラジカル(・OH)を、電子はスーパーオキサイドアニオン(O2 - )等の活性酸素種を生成し、これらによって、脱臭、滅菌、防汚、防かび、有機化合物等の分解を行うことができる。なお、密閉容器内の空気は、空気循環手段によって循環しているので、保存チャンバーの内壁に接触し易く、効果が向上する。
ここで、保存物が生花を含む植物、青果物(果物、野菜等)である場合、この保存物が生成するエチレン等の有害物質を分解して、鮮度を保つことができる。生花の場合、エチレンによって花のしおれや落下が促進される。また、保存物が生鮮食料品(魚、肉類等)の場合、生鮮食料品に付着しているコリ−エロゲネス群細菌、プロテウス、枯草菌群、クロストリディウム、プソイドモナス、セルロース分解細菌等の腐敗菌を死滅させて、鮮度を保つことができる。
鮮度保持装置の保存チャンバー内には、波長が300〜400nmの紫外線を照射する紫外線照射手段を設けてもよい。保存物が生きている植物(生花を含む)である場合には、紫外線を浴びて、ビタミンE、ビタミンC、カロテン、アントシアニン、リコペン等の抗酸化物質を生成する。これらの抗酸化物質は、葉、花、実等の色となる物質であり、生きている植物に、紫外線を照射することによって、抗酸化物質を生成させ、葉、花、実等の色を綺麗にすることができる。
請求項2記載の鮮度保持装置は、請求項1記載の鮮度保持装置において、前記密閉容器内の空気が前記冷却加湿チャンバーから前記保存チャンバーに導入される前記開口部には、気水分離手段が設けられている。
請求項2記載の鮮度保持装置において、気水分離手段としては、空気を通して、液化した水(水滴、霧等)を通さないものであればよく、フィルタ、スポンジ、布等が使用できる。
請求項3記載の鮮度保持装置は、請求項1及び2記載の鮮度保持装置において、前記水槽内には、該水槽内の水を加熱する加熱手段が設けられている。
請求項3記載の鮮度保持装置において、加熱手段としては、ヒータ、パイプ状部材等に気体又は液体を供給するもの等が使用でき、加熱に必要な熱は、冷凍機の圧縮側の熱量を使用してもよく、密閉容器外の空気と接触させてもよい。
前記目的に沿う請求項4記載の冷却加湿器は、生花を含む植物、青果物及びそれ以外の生鮮食料品のいずれか1又は2以上からなる保存物を貯蔵する保存チャンバーに接続される冷却加湿チャンバーを備え、前記保存チャンバー内に導入する低温で高湿度の空気を製造する冷却加湿器であって、
前記冷却加湿チャンバーの中央部に露出して配置される冷媒配管と、前記冷却加湿チャンバー外に配置され、該冷媒配管に冷媒を供給する冷凍機とを有する冷却手段と、
前記冷却加湿チャンバーの上部に設けられ、前記冷媒配管に散水する散水手段と、該冷却加湿チャンバーの下部に設けられ、前記散水手段によって散水された水を貯留する水槽と、該水槽に貯留された水を前記散水手段に供給するポンプとを有する加湿手段と、
前記冷却加湿チャンバー内の空気を前記保存チャンバー内に、前記保存チャンバー内の空気を前記冷却加湿チャンバー内に、それぞれ導入する第1及び第2の空気配管とを備え、前記第1の空気配管には気水分離手段が設けられている。
請求項4記載の冷却加湿器において、散水手段としては、複数の小孔が設けられたパイプ状部材、シャワーヘッド等から水を流下させるもの、また、スリット状の孔から水を流下させて膜状として水を流下させるもの等が使用できる。気水分離手段としては、空気を通して、液化した水(水滴、霧等)を通さないものであればよく、フィルタ、スポンジ、布等が使用できる。
請求項5記載の冷却加湿器は、請求項4記載の冷却加湿器において、前記水槽内には、該水槽内の水を加熱する加熱手段が設けられている。
請求項5記載の冷却加湿器において、加熱手段としては、ヒータ、パイプ状部材等に気体又は液体を供給するもの等が使用できる。加熱に必要な熱は、冷凍機の圧縮側の熱量を使用してもよく、冷却加湿器外の空気と接触させてもよい。
請求項1〜3記載の鮮度保持装置は、密閉容器内の空気を、散水された冷媒配管に接触させるので、簡単に低温で高湿度の空気を製造できる。また、冷却加湿チャンバー内で製造された低温で高湿度の空気を保存チャンバーに供給するので、保存物の鮮度を保つことができる。
特に、請求項2記載の鮮度保持装置は、密閉容器内の空気が冷却加湿チャンバーから保存チャンバーに導入される開口部には、気水分離手段が設けられているので、冷却加湿チャンバー内に散水された水が保存チャンバーに入るのを防ぐことができる。
請求項3記載の鮮度保持装置は、水槽内に水槽内の水を加熱する加熱手段が設けられているので、水槽内の水の凍結を防止して、散水手段に水を供給できる。
請求項4及び5記載の冷却加湿器は、冷却加湿チャンバー内の空気を冷媒配管に接触させて冷却すると共に、散水された水と接触させて加湿するので、簡単に低温で高湿度の空気を製造できる。また、第1及び第2の空気配管を介して保存チャンバーに接続するので、既存の保存チャンバーに低温で高湿度の空気を導入できる。更に、第1の空気配管に気水分離手段が設けられているので、散水された水が接続する保存チャンバー内に入らない。
特に、請求項5記載の冷却加湿器は、水槽内に加熱手段が設けられているので、水槽内の水の凍結を防止して、散水手段に水を供給できる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の第1の実施の形態に係る鮮度保持装置の説明図、図2は同鮮度保持装置の矢視A−A断面図、図3は本発明の第2の実施の形態に係る冷却加湿器を備えた鮮度保持装置の説明図である。
図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る鮮度保持装置10について説明する。
鮮度保持装置10は、四方の壁11〜14、天井15、及び床16を有する密閉容器29を備えており、壁11〜14、天井15、及び床16は、それぞれ、内側に設けられた不透明体の一例であるステンレス板17〜22と、外側に設けられた断熱材23〜28とで形成されている。
密閉容器29内には、壁13と平行に矩形の仕切板30が設けられている。仕切板30は、天井15、床16との間にそれぞれ隙間、すなわち開口部31、32を有し、その左右の両端部は壁12、14に取付けられている。密閉容器29は、この仕切板30によって、生花を含む植物、青果物及びそれ以外の生鮮食料品のいずれか1又は2以上からなる保存物の一例であるユリの切り花Aを貯蔵する保存チャンバー33と、保存チャンバー33に供給する低温で高湿度の空気を製造する冷却加湿チャンバー34とに仕切られている。
壁11の一部には、切り花Aの搬入出を行う扉35が設けられている。密閉容器29の保存チャンバー33及び扉35の内側には、二酸化チタンの粉末が塗布されている。床16のステンレス板22の外側(下側)には、4つの脚部36〜39が設けられ、密閉容器29を設置面から隙間をあけて支持できるようになっている。
冷却加湿チャンバー34の中央部には冷媒配管40が露出して配置され、密閉容器29外には、冷媒配管40に冷媒供給管41、42を介して冷媒を供給する冷凍機43が配置され、冷媒配管40と冷凍機43とを有して冷却手段44が構成されている。冷媒配管40は、例えば、水平方向に4本、高さ方向に10本、計40本のストレート管を、それぞれエルボー管で接続して、1本の連続する管となっている。なお、冷媒は冷媒配管40の上部から供給している。
また、冷却加湿チャンバー34の上部には、冷媒配管40に散水する散水手段の一例である複数の小孔45が設けられた1又は複数、例えば9本のパイプ状部材46が設けられ、冷却加湿チャンバー34の下部には、小孔45から散水された水を貯留する水槽47が設けられ、水槽47に貯留された水をパイプ状部材46にそれぞれ供給するチューブ47aが接続されたポンプ48と、パイプ状部材46と、水槽47とを有して加湿手段49が構成されている。
水槽47内には、水槽47内の水を加熱する加熱手段の一例である加熱用配管50が設けられ、加熱用配管50には、冷凍機43から発生する高温の排気ガスが、排気ガス供給管51、52を介して供給され、水槽47内の水が凍るのを防止している。
更に、保存チャンバー33には、密閉容器29内の空気を保存チャンバー33と冷却加湿チャンバー34とに循環させ、冷却加湿チャンバー34内の冷媒配管40に接触させる空気循環手段の一例であるファン53が、開口部31近傍の天井15のステンレス板21に3つ取付けられている。ファン53によって、冷却加湿チャンバー34内の空気は、仕切板30の上部の開口部31から保存チャンバー33に導入される。
更に、空気の流れによって、保存チャンバー33内の空気は、仕切板30下部の開口部32から冷却加湿チャンバー34に導入される。このようにして、密閉容器29内の空気は保存チャンバー33と冷却加湿チャンバー34を循環する。また、開口部31には、気水分離手段の一例であるフィルタ54が設けられているので、冷却加湿チャンバー34内に散水された水が保存チャンバー33内に入らないようになっている。
密閉容器29の保存チャンバー33内の天井15のステンレス板21には、波長が400〜700nmの可視光線を照射する可視光線照射手段の一例である蛍光灯55が設けられている。また、蛍光灯55は、図示しないタイマーによって、その照射時間が制御されている。タイマーは、可視光線を照射する時間帯(昼)と、照射しない時間帯(夜)を作り、これによって生きている植物は、可視光線を照射されている時間帯に光合成を行い、可視光線を照射されていない時間帯である夜に水を吸収している。なお、可視光線の照射時間を変えることによって、植物の生長を制御することができる。
また、ステンレス板21には、波長380〜400nmの近紫外線を含む波長320〜400nmの紫外線を照射する近紫外線ランプ56が取付けられている。密閉容器29の保存チャンバー33の内側には、二酸化チタンが塗布されており、近紫外線照射手段としての近紫外線ランプ56から照射される近紫外線によって、二酸化チタンは、強い酸化力を持った正孔と還元力を有する電子とを生成する。正孔はヒドロキシラジカルを、電子はスーパーオキサイドアニオン等の活性酸素種を生成し、これらによって、脱臭、滅菌、防汚、防かび、有機化合物等の分解を行うことができる。
なお、密閉容器29内の空気は、ファン53によって循環しているので、二酸化チタンに接触し易く、脱臭、滅菌、防汚、防かび、有機化合物等の分解の効果が向上する。
ここで、保存物が生花を含む植物、青果物(果物、野菜等)である場合、この植物が生成するエチレン等の有害物質を分解して、鮮度を保つことができる。また、保存物が生鮮食料品の場合、生鮮食料品に付着している細菌を滅菌して、鮮度を保つことができる。
更に、ステンレス板21には、波長280〜320nmの中間紫外線を照射する中間紫外線ランプ57が取付けられている。紫外線照射手段を構成する近紫外線ランプ56と中間紫外線ランプ57から照射される波長300〜400nmの紫外線によって、生きている植物は、ビタミンE、ビタミンC、カロテン、アントシアニン、リコペン等の抗酸化物質を生成する。これらの抗酸化物質は、葉、花、実等の色となる物質であり、紫外線照射によって抗酸化物質を生成させることにより、葉、花、実等の色を綺麗にすることができる。
密閉容器29には、保存チャンバー33内の温度及び湿度を測定する温度計58、湿度計59が、例えば切り花Aの位置に設けられ、水槽47内に水温計60が取付けられている。また、温度計58の測定値が0℃を超え20℃以下で、湿度計59の測定値が90%RHとなるように制御する図示しない制御装置が組み込まれた制御盤61が密閉容器29の壁11の外側に取付けられている。
制御盤61の制御装置は、冷凍機43の図示しない制御装置、ファン53の図示しない制御装置、及びポンプ48の図示しない制御装置が接続されている。制御盤61の制御装置は、冷凍機43から冷媒配管40に供給する冷媒の温度及び供給量を制御し、ファン53の回転数を制御して保存チャンバー33から冷却加湿チャンバー34へ導入する空気の量を変え、更に、ポンプ48からパイプ状部材46への水の供給量を制御することにより、温度計58及び湿度計59の測定値が所定値となるようにしている。また、制御盤61の制御装置は、水槽47内の水が凍りそうな場合、つまり、水温計60の測定値が0℃以下になりそうな場合に、冷凍機43の排気ガス供給管51、52から加熱用配管50に排気ガスを供給している。
制御盤61の制御装置は、蛍光灯55、近紫外線ランプ56、及び中間紫外線ランプ57の照射時間をそれぞれ制御するタイマーが組み込まれている。
また、制御盤61には、図示しない表示手段が設けられ、温度計58及び湿度計59の測定値、近紫外線ランプ56、中間紫外線ランプ57、及び蛍光灯55の照射状況等が表示可能となっている。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る鮮度保持装置10を使用した鮮度の保持方法について説明する。
扉35を開け、水の入っている花瓶62に入れたユリの切り花Aを密閉容器29の保存チャンバー33内に搬入する。ファン53を駆動して、保存チャンバー33内の高温で低湿度の空気α(20℃よりも高く、90%RHよりも低い、例えば、25℃、50%RH)を、開口部32から冷却加湿チャンバー34に導入する。空気αの温度及び湿度は、それぞれ温度計58、湿度計59によって測定されている。
冷却加湿チャンバー34では、冷却手段44によって、冷凍機43から冷媒供給管41、42を介して、冷媒配管40に冷媒が供給され、冷媒配管40の外側表面の温度が、例えば−5〜3℃となり、また、加湿手段49によって、冷媒配管40にパイプ状部材46の小孔45から散水され、散水された水は冷媒配管40、また、冷媒配管40によって冷却された空気と接触して、冷却されながら落下して水槽47に貯留される。空気αは、冷媒配管40及び冷媒配管40で冷やされた空気に接触して冷却されると共に、散水された水と接触して加湿され、低温(例えば、20℃)で高湿度(例えば、55%RH)の空気βとなる。なお、散水する水量が少ない場合には、冷媒配管40の表面に氷も生成するが、暖かい空気αによって、氷は溶けて水になるので問題はない。
空気βは、開口部31に設けられたフィルタ54を通過して再び保存チャンバー33に戻り、保存チャンバー34内の空気αと混ざり、温度が上がり、湿度が下がる。更に、この混合した空気γは、再び開口部32から冷却加湿チャンバー34に導入され、徐々に低温で高湿度の空気となる。温度計58、湿度計59での測定値、つまり、保存チャンバー34内が、0℃を超え20℃以下で相対湿度が90〜100%RH(例えば、3℃、98%RH)となるまで、以上の作業を繰り返し行う。なお、切り花Aは、保存チャンバー33内が低温で高湿度、例えば、3℃、98%RHとなった後に搬入してもよい。
密閉容器29の保存チャンバー34内の空気が、低温で高湿度(例えば、3℃で98%RH)の状態となった場合には、冷媒配管40に供給する冷媒の温度を高くして、保存チャンバー34内の空気の温度が0℃以下にならないようにする。また、加湿手段49の水槽47内の水が凍らないように、水温計60の測定値が0℃以下となりそうなときには、制御盤61内の制御装置が冷凍機43から排気ガス供給管51、52を介して、排気ガスを加熱用配管50に供給して、水槽47内の水を加熱する。加熱された水は、ポンプ48によって、水槽47からパイプ状部材46に供給される。ユリの切り花Aは、低温状態で生理活性が抑えられ、また、高湿度状態で呼吸と水の蒸散が抑制されるので、鮮度を保持できる。
ここで、低温で高湿度(例えば、3℃で98%RH)の状態で、散水する水量を少なくして冷媒配管40の表面に氷を生成させることにより、密閉容器29の保存チャンバー34内の空気を更に低温、例えば0℃を超え3℃以下とすることができる。また、散水する水に不凍液、例えば海水等の凝固点降下を起こす水を使用して0℃以下の低温の水を生成させて、例えば0℃を超え3℃以下の低温の空気を製造することもできる。更に、ファン53によって、送風量を増すことにより、温度を下げることもできる。
また、保存チャンバー33内に波長が400〜700nmの可視光線を蛍光灯55から照射する。なお、可視光線の照射時間は、制御盤61に設けられた制御装置のタイマーにより設定時間毎、例えば、照射している時間(昼)を6時間、照射しない時間(夜)を18時間としている。可視光線の照射時間を設定することにより、光合成を行う昼と水を吸収する夜を作り、また、昼と夜の割合を変えて季節を作ることができる。
また、近紫外線ランプ56から波長380〜400nmの近紫外線を含む紫外線を照射する。保存チャンバー33の内側には、二酸化チタンが塗布されているので、二酸化チタンが強い酸化力を持った正孔と還元力を持った電子とを生成して、正孔はヒドロキシラジカルを、電子はスーパーオキサイドアニオン等の活性酸素種を生成し、保存チャンバー33内の脱臭、滅菌、防汚、防かび、有機化合物等の分解を行うことができる。特に、ユリの切り花Aから発生するエチレンを分解して、ユリの切り花Aのしおれ、落下を防止することができる。なお、保存チャンバー33内の空気は、ファン53によって循環しているので、保存チャンバー33の内壁に接触し易く、効果が向上する。
更に、保存チャンバー33内に波長が300〜400nmの紫外線を、近紫外線ランプ56及び中間紫外線ランプ57から照射して、ユリの切り花Aの葉、花等の色となる物質であるビタミンE、ビタミンC、カロテン、アントシアニン、リコペン等の抗酸化物質を生成させ、葉、花等の色を綺麗にする。
ここで、保存物が生花等の生きている植物である場合には、保存する植物によって、保存チャンバー33内を0℃を超え20℃以下とする。なお、通常、保存チャンバー33内の温度は、0℃を超え12℃以下、好ましくは0℃を超え5℃以下の低温の状態にすることにより、植物の生理活性を抑えることができ、また、90〜100%RH、好ましくは95〜100%RHの高湿度の状態では呼吸と水の蒸散が抑制されるので、鮮度を保持できる。なお、0℃以下では、植物に含まれる水が凍ってしまい、12℃を超えると、生理活性を抑えることができず、成長が促進され、植物が老化してしまう。また、相対湿度が90%RH未満では、水の蒸散が起こり易くなる。
保存物が青果物、及びそれ以外の生鮮食料品の場合には、0℃を超え12℃以下の低温の状態では付着した細菌の増殖を抑えることができ、また、90〜100%RH、好ましくは95〜100%RHの高湿度の状態では保存物の表面からの水分の蒸発を防ぐことができるので、鮮度を保持することができる。なお、なお、0℃以下では、保存物に含まれる水が凍ってしまい、12℃を超えると、保存物に付着した細菌が増殖し易くなる。また、相対湿度が90%RH未満では、保存物中の水分が蒸発する。
図3を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る冷却加湿器70を備えた鮮度保持装置71について説明する。なお、鮮度保持装置10と同一の構成要素については同一の番号を付してその詳しい説明を省略する。
鮮度保持装置71は、生花を含む植物、青果物、及びそれ以外の生鮮食料品のいずれか1又は2以上からなる保存物を貯蔵する保存チャンバー72と、保存チャンバー72内に供給する低温で高湿度の空気を製造する冷却加湿器70とを有している。
冷却加湿器70は、内側をステンレス板73、その外側を断熱材74で形成された冷却加湿チャンバー75を有し、その下部のステンレス板73の外側(下側)4隅には、それぞれ脚部76が設けられ、冷却加湿チャンバー75を設置面から隙間をあけて支持できるようになっている。冷却加湿器70は、冷却加湿チャンバー75内の中央部に露出して配置される冷媒配管40と、冷却加湿チャンバー75外に配置され、冷媒配管40に冷媒供給管41、42を介して、冷媒を供給する冷凍機43とを有する冷却手段44が設けられている。
また、冷却加湿器70は、冷却加湿チャンバー75内の上部に設けられ、冷媒配管40に散水する散水手段の一例である複数の小孔45が設けられたパイプ状部材46と、冷却加湿チャンバー75内の下部に設けられ、小孔45から散水された水を貯留する水槽47と、水槽47に貯留された水をパイプ状部材46に供給するポンプ48とを有する加湿手段49が設けられている。水槽47内には、水槽47内の水を加熱する加熱手段の一例である加熱用配管50が設けられ、加熱用配管50には、冷凍機43で発生する高温の排気ガスが排気ガス供給管51、52を介して供給され、水槽47内の水が凍るのを防止している。
冷却加湿チャンバー75の一側壁の上部及び下部には、開口部77、78が設けられ、開口部77、78には、それぞれ冷却加湿チャンバー75内の空気を保存チャンバー72内に導入する第1の空気配管80と、保存チャンバー72内の空気を冷却加湿チャンバー75内に導入する第2の空気配管81とが取付けられており、第1の空気配管80には、気水分離手段の一例であるフィルタ79が設けられている。開口部77、78の断面形状は、第1及び第2の空気配管80、81の断面形状と同形状、例えば実質的に円形となっている。また、第1及び第2の空気配管80、81は、それぞれ外側に図示しない断熱材で覆われている。
保存チャンバー72は、内側をステンレス板82、その外側を断熱材83で形成されたケース84を有し、その下部のステンレス板82の外側(下側)4隅には、それぞれ脚部85が設けられ、保存チャンバー72を設置面から隙間をあけて支持できるようになっている。保存チャンバー72のケース84の一側壁には、上下にぞれぞれ冷却加湿チャンバー75の第1及び第2の空気配管80、81を接続するための開口部86、87が設けられている。
更に、ケース84内の上部(天井)のステンレス板82には、空気を保存チャンバー72と冷却加湿チャンバー75内で循環させ、冷却加湿チャンバー75内の冷媒配管40に接触させる空気循環手段の一例であるファン88が取付けられている。ファン88によって、冷却加湿チャンバー75内の低温で高湿度の空気は、第1の空気配管80から保存チャンバー72に導入され、更に、空気の流れによって、保存チャンバー72内の空気が、第2の空気配管81を介して、再び冷却加湿チャンバー75に導入される。第1の空気配管80には、フィルタ79が設けられているので、冷却加湿チャンバー75内に散水された水が保存チャンバー72に入らないようになっている。
保存チャンバー72には、ケース84内の天井のステンレス板82に、波長が400〜700nmの可視光線を照射する可視光線照射手段の一例である蛍光灯55、波長380〜400nmの近紫外線を含む波長320〜400nmの紫外線を照射する近紫外線ランプ56、及び波長280〜320nmの中間紫外線を照射する中間紫外線ランプ57が取付けられている。
また、保存チャンバー72内には切り花Aの位置に保存チャンバー72内の温度及び湿度を測定する温度計58、湿度計59が設けられ、水槽47内には水温計60が取付けられている。また、温度計58の測定値が0℃を超え20℃以下で、湿度計59の測定値が90%RHとなるように制御する図示しない制御装置が組み込まれた制御盤61が保存チャンバー72の他側壁の外側に取付けられている。
制御盤61の制御装置は、冷凍機43の図示しない制御装置、ファン88の図示しない制御装置、及びポンプ48の図示しない制御装置が接続されている。制御盤61の制御装置は、冷凍機43から冷媒配管40に供給する冷媒の温度及び供給量を制御し、ファン88の回転数を制御して保存チャンバー72から冷却加湿チャンバー75へ導入する空気の量を変え、更に、ポンプ48からパイプ状部材46への水の供給量を制御することにより、温度計58及び湿度計59の測定値が所定値となるようにしている。また、制御盤61の制御装置は、水槽47内の水が凍りそうな場合、つまり、水温計60の測定値が0℃以下になりそうな場合に、冷凍機43の排気ガス供給管51、52から加熱用配管50に排気ガスを供給している。
制御盤61の制御装置は、蛍光灯55、近紫外線ランプ56、及び中間紫外線ランプ57の照射時間をそれぞれ制御するタイマーが組み込まれている。
また、制御盤61には、図示しない表示手段が設けられ、温度計58及び湿度計59の測定値、近紫外線ランプ56、中間紫外線ランプ57、及び蛍光灯55の照射状況等が表示可能となっている。
次に、本発明の作用効果を確認するために行った実施例について説明する。
鮮度保持装置10の密閉容器29内(切り花Aの位置)の温度を3℃、相対湿度を98%RHにして、ユリの切り花を保存した場合、30日経過後もしおれや、落下等が認められず、ユリの花も綺麗であった。
また、密閉容器29内のユリの切り花の位置の温度を3℃、相対湿度を50%RHとした場合、7日経過後に、菊の切り花にしおれが認められた。
更に、加湿及び冷却をせず、密閉容器29内の菊の切り花の位置の温度を20℃、相対湿度を50%RHとした場合、2日後にしおれが認められた。
本発明は、前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、例えば、前記した実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の鮮度保持装置及び冷却加湿器を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
例えば、前記実施の形態の鮮度保持装置において、ユリの切り花を低温3℃で高湿度98%RH以上で保存したが、その他の生花を含む植物、青果物、生鮮食料品をそれぞれの保存物に最適な温度及び湿度として保存することができる。また、保存物をダンボール等のケースに入れたまま保存チャンバー内に保存することもできる。
また、加湿手段として、パイプ状部材に設けられた複数の小孔から水を流下させているが、シャワーヘッド等から水を流下させるもの、スリット状の孔から水を流下させて膜状とするもの、水槽内の水をオーバーフローさせるもの等を使用してもよい。空気循環手段としては、軸流式のファンを用いたが、遠心式のファン、圧縮機等を使用してもよい。また、密閉容器内に空気を循環させ易くするために邪魔板等を設けてもよい。加熱手段として、冷凍機の圧縮側の熱量(排気ガス)を加熱用配管に供給したが、鮮度保持装置外の気体(空気)又は液体(水等)を供給してもよく、水槽内にヒータを設けてもよい。
また、紫外線照射手段及び可視光線照射手段は、光合成を行う植物を保存する場合に取付ければよく、肉、魚等の生鮮食料品、光合成を行わない果物、野菜等の保存には取付けなくてもよい。更に、密閉容器(保存チャンバー)をショーケース等の透明体で形成してもよく、この場合には、密閉容器外の光(蛍光灯、太陽光等)によって可視光線が照射されるので、可視光線照射手段を設けなくてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る鮮度保持装置の説明図である。 同鮮度保持装置の矢視A−A断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る冷却加湿器を備えた鮮度保持装置の説明図である。
符号の説明
10:鮮度保持装置、11〜14:壁、15:天井、16:床、17〜22:ステンレス板、23〜28:断熱材、29:密閉容器、30:仕切板、31、32:開口部、33:保存チャンバー、34:冷却加湿チャンバー、35:扉、36〜39:脚部、40:冷媒配管、41、42:冷媒供給管、43:冷凍機、44:冷却手段、45:小孔、46:パイプ状部材、47:水槽、47a:チューブ、48:ポンプ、49:加湿手段、50:加熱用配管、51、52:排気ガス供給管、53:ファン、54:フィルタ、55:蛍光灯、56:近紫外線ランプ、57:中間紫外線ランプ、58:温度計、59:湿度計、60:水温計、61:制御盤、62:花瓶、70:冷却加湿器、71:鮮度保持装置、72:保存チャンバー、73:ステンレス板、74:断熱材、75:冷却加湿チャンバー、76:脚部、77、78:開口部、79:フィルタ、80:第1の空気配管、81:第2の空気配管、82:ステンレス板、83:断熱材、84:ケース、85:脚部、86、87:開口部、88:ファン

Claims (5)

  1. 生花を含む植物、青果物及びそれ以外の生鮮食料品のいずれか1又は2以上からなる保存物を貯蔵する保存チャンバーと、該保存チャンバーに導入する低温で高湿度の空気を製造する冷却加湿チャンバーと、該保存チャンバーと該冷却加湿チャンバーとを仕切り、該保存チャンバーと該冷却加湿チャンバーとを繋ぐ開口部が設けられた仕切板とを有する密閉容器を備えた鮮度保持装置であって、
    前記冷却加湿チャンバーの中央部に露出して配置される冷媒配管と、前記密閉容器外に配置され、該冷媒配管に冷媒を供給する冷凍機とを有する冷却手段と、
    前記冷却加湿チャンバーの上部に配置され、前記冷媒配管に散水する散水手段と、該冷却加湿チャンバーの下部に配置され、前記散水手段によって散水された水を貯留する水槽と、該水槽に貯留された水を前記散水手段に供給するポンプとを有する加湿手段とが設けられ、
    更に、前記保存チャンバーには、前記密閉容器内の空気を前記開口部を通して、前記保存チャンバー及び前記冷却加湿チャンバーで循環させる空気循環手段が設けられていることを特徴とする鮮度保持装置。
  2. 請求項1記載の鮮度保持装置において、前記密閉容器内の空気が前記冷却加湿チャンバーから前記保存チャンバーに導入される前記開口部には、気水分離手段が設けられていることを特徴とする鮮度保持装置。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載の鮮度保持装置において、前記水槽内には、該水槽内の水を加熱する加熱手段が設けられていることを特徴とする鮮度保持装置。
  4. 生花を含む植物、青果物及びそれ以外の生鮮食料品のいずれか1又は2以上からなる保存物を貯蔵する保存チャンバーに接続される冷却加湿チャンバーを備え、前記保存チャンバー内に導入する低温で高湿度の空気を製造する冷却加湿器であって、
    前記冷却加湿チャンバーの中央部に露出して配置される冷媒配管と、前記冷却加湿チャンバー外に配置され、該冷媒配管に冷媒を供給する冷凍機とを有する冷却手段と、
    前記冷却加湿チャンバーの上部に設けられ、前記冷媒配管に散水する散水手段と、該冷却加湿チャンバーの下部に設けられ、前記散水手段によって散水された水を貯留する水槽と、該水槽に貯留された水を前記散水手段に供給するポンプとを有する加湿手段と、
    前記冷却加湿チャンバー内の空気を前記保存チャンバー内に、前記保存チャンバー内の空気を前記冷却加湿チャンバー内に、それぞれ導入する第1及び第2の空気配管とを備え、前記第1の空気配管には気水分離手段が設けられていることを特徴とする冷却加湿器。
  5. 請求項4記載の冷却加湿器において、前記水槽内には、該水槽内の水を加熱する加熱手段が設けられていることを特徴とする冷却加湿器。
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JP2018013299A (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 三菱電機株式会社 冷蔵庫
CN111685175A (zh) * 2020-05-28 2020-09-22 珠海格力电器股份有限公司 保鲜装置、冷藏设备

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