JP2007142671A - 画像読み取り装置およびノイズ検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】文字や画像が多く載っている原稿や網点原稿を読み取る際に、読み取り位置のゴミに起因したノイズを確実に検出する。
【解決手段】原稿を搬送経路に沿って搬送し予め定められた読み取り位置にてその画像を読み取る画像読み取り装置に、原稿がないときの読み取り位置の画像データと第1のスレイショルドとを比較し第1のゴミ検出データを生成する第1のステップと、原稿が読み取り位置を通過している間の読み取り位置の画像データと第2のスレイショルドとを比較し第2のゴミ検出データを生成する第2のステップと、第1および第2のゴミ検出データの両者において、主走査方向の一致した位置にゴミがあることが示されている場合に、そのゴミを表す第3のゴミ検出データを生成する第3のステップと、第3のゴミ検出データが、副走査ライン方向に所定の長さ以上連続していた場合にノイズ有りと判定する第4のステップと、実行させる。
【選択図】図6

Description

この発明は、原稿を搬送し、搬送中の原稿から画像を読み取る機能を備えた画像読み取り装置に係り、特に画像読み取り位置におけるゴミの付着を検出し、かつ、このゴミに起因したノイズを読み取り画像から除去する機能を備えた画像読み取り装置に関する。
画像読み取り装置のうちのある種のものは、搬送装置によって原稿を搬送し、コンタクトガラス上を走行する原稿の画像をコンタクトガラス越しに読み取る構成となっている。この種の画像読み取り装置において、コンタクトガラス上の画像読み取り位置にゴミが付着していると、そのゴミに起因したすじ状のノイズが読み取り画像中に発生してしまう場合がある。
そこで、このようなノイズを除去するための技術が従来より種々提案されており、その一例としては、特許文献1に開示された技術が挙げられる。この特許文献1には、原稿読み取り時以外と原稿読み取り時とについて上記読み取り位置の画像を読み取り、両者を比較し、同一の位置に、かつ、同一の幅のゴミが検出された場合に、コンタクトガラス上の読み取り位置にゴミが付着している判定し読み取った画像からその判定結果に応じたノイズを除去する技術が開示されている。
特開2005−64913号公報
しかしながら、文字や画像が多く載っている原稿や網点原稿では、文字や画像、網点成分の影響により、原稿読み取り時以外と原稿読み取り時とについてのゴミ検出結果が一致せず、ゴミの有無を正確に判定することができない場合がある。このため、文字や画像が多く載っている原稿や網点原稿については、特許文献1に開示された技術を用いてもノイズ除去を行うことができない場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、文字や画像が多く載っている原稿や網点原稿を読み取る際に、読み取り位置のゴミに起因したノイズを確実に検出することを可能にする技術を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、原稿を搬送経路に沿って搬送する原稿搬送手段と、前記搬送経路上の予め定められた読み取り位置における画像を読み取り、その画像を表す画像データを出力する読み取り手段と、前記原稿が前記読み取り位置にないときに前記読み取り手段から出力される画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較しゴミの影響を受けている画素の位置を示す第1のゴミ検出データを生成する第1のゴミ検出手段と、前記原稿が前記読み取り位置を通過している間に前記読み取り手段から出力される画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較し第2のゴミ検出データを生成する第2のゴミ検出手段と、前記第1のゴミ検出データと前記第2のゴミ検出データの両者において、主走査方向の一致した位置にゴミがあることが示されている場合に、そのゴミの位置を示す第3のゴミ検出データを生成する第3のゴミ検出手段と、前記第3のゴミ検出データが、副走査ライン方向に所定の長さ以上連続してゴミがあることを示している場合にノイズ有りと判定するノイズ判定手段と、前記ノイズ判定手段によりノイズ有りと判定された場合に、予め定められた処理を実行する処理実行手段と、を具備することを特徴とする画像読み取り装置を提供する。
このような画像読み取り装置によれば、第1のゴミ検出データと第2のゴミ検出データとが同一の位置にゴミがあることを示しており、かつ、そのゴミが副走査ライン方向に連続して検出された場合に、そのゴミに起因したノイズ有りと判定され所定の処理が実行される。
また、上記課題を解決するために本発明は、原稿を搬送経路に沿って搬送する原稿搬送手段と、前記搬送経路上の予め定められた読み取り位置における画像を読み取り、その画像を表す画像データを出力する読み取り手段と、前記原稿が前記読み取り位置にないときに前記読み取り手段から出力される画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較しゴミの影響を受けている画素の位置を示す第1のゴミ検出データを生成する第1のゴミ検出手段と、前記原稿が前記読み取り位置を通過している間に前記読み取り手段から出力される画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較し第2のゴミ検出データを生成する第2のゴミ検出手段と、前記第1のゴミ検出データと前記第2のゴミ検出データの両者において、主走査方向の一致した位置にゴミがあることが示されている場合に、そのゴミの位置を示す第3のゴミ検出データを生成する第3のゴミ検出手段と、前記第3のゴミ検出データが、副走査ライン方向の所定範囲内に所定の発生頻度以上ゴミがあることを示している場合にノイズ有りと判定するノイズ判定手段と、前記ノイズ判定手段によりノイズ有りと判定された場合に、予め定められた処理を実行する処理実行手段と、を具備することを特徴とする画像読み取り装置を提供する。
このような画像読み取り装置によれば、第1のゴミ検出データと第2のゴミ検出データとが同一の位置にゴミがあることを示しており、かつ、そのゴミが副走査ライン方向の所定範囲内に所定の発生頻度以上検出された場合に、そのゴミに起因したノイズ有りと判定され所定の処理が実行される。
より好ましい態様においては、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段とは、1つの検出回路を共用し前記読み取り位置におけるゴミの有無を検出することを特徴としている。このような態様においては、前記読み取り位置における第1のゴミ検出とその読み取り位置における第2のゴミ検出とが、1つの検出回路を用いて順次実行されるため、第1の検出手段と第2の検出手段との夫々に個別の検出回路を設ける場合に比較して画像読み取り装置全体の回路規模を小さくし、その画像読み取り装置の小型化を図ることが可能になる。
また、別の好ましい態様においては、前記処理実行手段により実行される前記予め定められた処理は、前記読み取り位置を前記原稿が通過中に前記読取り手段から出力される画像データから、前記第3のゴミ検出データの示すノイズを除去する処理であることを特徴としている。このような態様においては、前記読み取り位置にゴミがあることに起因して生じたノイズを前記原稿の画像データから除去して出力することが可能になる。
また、別の好ましい態様においては、前記処理実行手段により実行される前記予め定められた処理は、前記読取り位置にゴミがある旨の報知を行う処理であることを特徴としている。このような態様においては、前記読み取り位置にゴミがあることを画像読み取り装置のユーザへ報知し、その読み取り位置のクリーニングなどそのゴミを除去すべきことをユーザに促すことが可能になる。
また、別の好ましい態様においては、前記第1の検出手段は、前記原稿の搬送を開始してから前記原稿が前記読取り位置に達するまでの期間内に、前記読み取り位置におけるゴミ検出を実行することを特徴としている。このような態様においては、複数毎の原稿を読み取る際に、各原稿についてその搬送を開始してから読み取り位置に達するまでの助走期間内に第1のゴミ検出が実行され、直前の原稿についての画像読み取り過程で読み取り位置に付着したゴミを検出することが可能になる。
また、上記課題を解決するために本発明は、原稿を搬送経路に沿って搬送し、その搬送経路上の予め定められた読み取り位置にてその画像を読み取る画像読み取り装置に、その読み取り位置のゴミの有無を検出させるゴミ検出方法において、前記原稿が前記読み取り位置にないときの前記読み取り位置の画像を表す画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較してゴミの影響を受けている画素の位置を示す第1のゴミ検出データを生成する第1のステップと、前記原稿が前記読み取り位置を通過している間の前記読み取り位置の画像を表す画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較して第2のゴミ検出データを生成する第2のステップと、前記第1のゴミ検出データと前記第2のゴミ検出データの両者において、主走査方向の一致した位置にゴミがあることが示されている場合に、そのゴミの位置を示す第3のゴミ検出データを生成する第3のステップと、前記第3のゴミ検出データが、副走査ライン方向に所定の長さ以上連続してゴミがあることを示している場合にノイズ有りと判定する第4のステップと、を前記画像読み取り装置に実行させることを特徴とするノイズ検出方法を提供する。
このようなノイズ検出方法によれば、第1のゴミ検出データと第2のゴミ検出データとが同一の位置にゴミがあることを示しており、かつ、そのゴミが副走査ライン方向に連続して検出された場合に、そのゴミに起因したノイズ有りと判定される。
また、上記課題を解決するために、本発明は、原稿を搬送経路に沿って搬送し、その搬送経路上の予め定められた読み取り位置にてその画像を読み取る画像読み取り装置に、その読み取り位置のゴミの有無を検出させるゴミ検出方法において、前記原稿が前記読み取り位置にないときの前記読み取り位置の画像を表す画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較してゴミの影響を受けている画素の位置を示す第1のゴミ検出データを生成する第1のステップと、前記原稿が前記読み取り位置を通過している間の前記読み取り位置の画像を表す画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較して第2のゴミ検出データを生成する第2のステップと、前記第1のゴミ検出データと前記第2のゴミ検出データの両者において、主走査方向の一致した位置にゴミがあることが示されている場合に、そのゴミの位置を示す第3のゴミ検出データを生成する第3のステップと、前記第3のゴミ検出データが、副走査ライン方向の所定範囲内に所定の発生頻度以上ゴミがあることを示している場合にノイズ有りと判定する第4のステップと、を前記画像読み取り装置に実行させることを特徴とするノイズ検出方法を提供する。
このようなノイズ検出方法によれば、第1のゴミ検出データと第2のゴミ検出データとが同一の位置にゴミがあることを示しており、かつ、そのゴミが副走査ライン方向の所定範囲内に所定の発生頻度以上検出された場合に、そのゴミに起因したノイズ有りと判定される。
なお、上記課題を解決するための別の態様においては、原稿を搬送経路に沿って搬送しその搬送経路上の予め定められた読み取り位置にてその画像を読み取る画像読み取り装置に、上記2つのノイズ検出方法の何れか、または、その両方を実行させるプログラムを提供するとしても良く、また、コンピュータ装置読み取り可能な記録媒体に上記プログラムを書き込んで配布するとしても良い。このようにすると、原稿を搬送経路に沿って搬送しその搬送経路上の予め定められた読み取り位置にてその画像を読み取る一般的な画像読み取り装置に、本発明に係るゴミ検出方法を実行させることが可能になり、本発明に係る画像読み取り装置と同一の機能を追加することが可能になる。
本発明によれば、例えば文字や画像が多く載っている原稿や網点原稿を読み取る場合など特許文献1に開示された技術では読み取り位置のゴミ検出を正しく行うことができない場合(第1のゴミ検出データの表すゴミの位置および幅と、第2のゴミ検出データの表すゴミの位置および幅とが完全には一致しない場合)についても、読み取り位置のゴミに起因したノイズを確実に検出し、そのノイズを除去することが可能になる、といった効果を奏する。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態である画像読み取り装置の構成を示すブロック図である。
図1において、CCD部1は、図示しない搬送装置によって搬送される原稿を読み取る手段である。本実施形態では、このCCD部1が、CCD駆動回路2からの駆動信号によって駆動されることにより、原稿の搬送経路上の最上流側読み取り位置から最下流側読み取り位置までの3箇所の読み取り位置の各々において原稿画像を読み取り、アナログ画像信号R、G、Bを出力する。
原稿の搬送装置の構成および原稿の搬送経路上の読み取り位置からCCD部1に至るまでの光学系の構成を図2に示す。この図2において、原稿13は、引き込みローラ14により、1枚ずつ搬送ローラ15まで運ばれる。搬送ローラ15は、原稿搬送方向を変えてコンタクトガラス16に向けて原稿13を一定の搬送速度で搬送する。このようにして搬送される原稿13は、バックプラテン18によってコンタクトガラス16に押さえつけられ、最後に排出ローラ19によって搬送装置から排出される。上述した上流側読み取り位置から下流側読み取り位置までの3箇所の読み取り位置は、コンタクトガラス16上に各々設けられている。これらの各読み取り位置における各原稿画像は、第1ミラー20、第2ミラー21、第3ミラー22により光路を変え、レンズ23により縮小され、CCD部1を構成する3個のCCDラインセンサ1A、1B、1Cに至る。
ここで、CCDラインセンサ1Cは、コンタクトガラス16上の最上流側の読み取り位置Cにおいて、原稿搬送方向を横切る方向(主走査方向)に一直線上に並んだN個の画素のB色成分を表す画像信号Bを出力する。また、CCDラインセンサ1Bは、最上流側の読み取り位置から主走査線4本分の距離(以下、単に4ライン相当という)だけ下流に進んだ読み取り位置Bにおいて、主走査方向に一直線上に並んだN個の画素のG色成分を表す画像信号Gを出力する。そして、CCDラインセンサ1Aは、画像信号Gに対応した読み取り位置からさらに4ライン相当下流に進んだ最下流側の読み取り位置Aにおいて、主走査方向に一直線上に並んだN個の画素のR色成分を表す画像信号Rを出力する。
図1において、CCD部1の後段には、サンプルホールド回路3A、出力増幅回路4A、A/D変換回路5Aおよびシェーデイング補正回路6Aからなる信号処理系Aと、サンプルホールド回路3B、出力増幅回路4B、A/D変換回路5Bおよびシェーデイング補正回路6Bからなる信号処理系Bと、同様に3C〜6Cからなる信号処理系Cが設けられている。信号処理系A〜Cは、読み取り位置A、B、Cにおいて各々得られた画像信号R,画像信号G、画像信号Bに各々対応した信号処理系である。
ここで、CCD部1から得られるアナログ画像信号R、G、Bは、サンプルホールド回路3A〜3Cにより各々サンプリングされた後、出力増幅回路4A〜4Cによって各々適正なレベルに増幅され、A/D変換回路5A〜5Cにより各々デジタル画像データR、G、Bに変換される。これらのデジタル画像データR、G、Bに対し、シェーデイング補正回路6A〜6Cにより、CCDラインセンサ1A〜1Cの感度バラツキや光学系の光量分布特性に対応した補正が施される。以上が画像信号R、G、Bに対応した各信号処理系の概要である。
出力遅延回路7B、7Cは、シェーデイング補正回路6B、6Cから出力される画像データG、Bをそれぞれ4ライン相当、8ライン相当の遅延時間だけ遅延させ、画像データRと同相の画像データとして出力する。
ゴミ検出回路9は、シェーデイング補正回路6A、出力遅延回路7B、7Cから出力された画像データに基づいて、ゴミの影響を受けている画素を検出し、その所在位置を示すゴミ検出データを出力する手段である。ノイズ除去回路10は、ゴミ検出回路9からのゴミ検出データに基づき、画像データB、G、Rからゴミに起因したすじ状のノイズを除去し、画像処理回路11に出力する手段である。なお、ゴミ検出回路9、ノイズ除去回路10の詳細については後述する。
画像処理回路11は、ノイズ除去回路10から出力される画像データに対し、この画像読み取り装置が搭載された装置(デジタル複写機、スキャナなど)が必要とする画像処理、例えば色空間変換、拡大縮小処理、地色除去処理、2値化処理などを施す手段である。
CPU100は、この画像読み取り装置の各部を制御する手段である。具体的には、CPU100は、CCD駆動回路2によって行われるCCD部1の駆動の周期を設定し、出力増幅回路4A〜4Cの利得の制御、シェーディング補正回路6A〜6C、ゴミ検出回路9、ノイズ除去回路10、画像処理回路11などの制御を行う。
以上が本実施形態に係る画像読み取り装置の全体構成である。
次に、図3を参照し、ゴミ検出回路9について説明する。
本実施形態におけるゴミ検出回路9は、画像データR、G、Bの各々に対応した3個のゴミ検出回路9A、9B、9Cからなる。これらのゴミ検出回路9A、9B、9Cは、画素遅延回路30、比較回路31、結果保持回路32、最終判定回路33およびスレイショルド切替回路34により構成されている。これらのうち画素遅延回路30、比較回路31、結果保持回路32および比較回路31は、入力される画像データに基づき、読み取り位置にある主走査線上のゴミ検出を行い、ゴミ検出データを生成する手段を構成している。
画素遅延回路30では、入力された画素データを18画素分遅延させ、合計19画素分の画素データを比較回路31へ出力する。比較回路31は、画素遅延回路30から出力された画素データとスレイショルド(図3ではTHと表記)切替回路34から入力された2つのスレイショルド(ThAおよびThB)とからゴミ検出を行い、ゴミ有りと判定した画素については“1”を、逆に、ゴミなしと判定した画素については、“0”を構成ビットとするゴミ検出データを出力する。
具体的には、比較回路31は、図4に示すように、濃度にスレッショルドThA以上の変化が発生した画素から、その先で第2のスレッショルドThB以内の濃度に戻った画素までの各画素についてゴミ有りと判定する。より詳細に説明すると、比較回路31は、画素遅延回路30から出力されたされた19個の画素(図5参照)の9番目の画素を注目画素として、その注目画素の画素値Dnと、主走査方向でその注目画素に先行する8画素の画素値の平均値Daveとが数1の関係を満たした場合には、その注目画素からその注目画素に後続する10画素のうちで画素値(Dn+1〜Dn+10)が以下の数2の関係を満たしている画素までの区間について黒色のゴミ有りと判定する。ここで、注目画素の画素値とその注目画素に先行する8画素の画素値の平均値とを比較する理由は、先行する画素の画素値の微小な変動による影響を回避するためである。なお、本実施形態では、注目画素に先行する8個の画素について画素値の平均値を算出する場合について説明したが、9個以上の画素について画素値の平均値を算出するようにしても良く、逆に、8よりも少ない数の画素について平均値を算出するようにしても勿論良い。また、本実施形態では、注目画素に後続する10個の画素について画素値が数2の関係を満たしているか否かを判定する場合について説明した。これにより、最大11画素分の幅を有するゴミを検出することができる。しかしながら、数2の関係を満たしているか否かを判定する画素の数は10に限定されるものではなく、検出可能なゴミの最大幅に応じて適宜定めるようにすれば良い。
(数1) Dave + ThA < Dn
(数2) Dn+1 ~ n+10 < Dave + ThB
また、比較回路31は、その注目画素の画素値Dnと上記Daveとが数3の関係を満たした場合には、その注目画素からその注目画素に後続する10画素のうちで画素値(Dn+1〜Dn+10)が以下の数4の関係を満たす画素までの区間について白色のゴミ有りと判定する。
(数3) Dave − ThA > Dn
(数4) Dn+1 ~ n+10 > Dave− ThB
そして、比較回路31は、数1および数2による判定結果と数3および数4による判定結果との論理和をゴミ検知データとして出力する。結果保持回路32は、CPU100からの指示により、比較回路31から出力されるゴミ検出データを1ライン分保持する回路である。
図3に戻って、スレイショルド切替回路34は、予め設定されたスレイショルドThA1およびThA2の何れか一方を上記スレイショルドThAとして比較回路31へ入力する一方、予め設定されたスレイショルドThB1およびThB2の何れか一方を上記スレイショルドThBとして比較回路31へ入力する。なお、本実施形態では、ゴミ検出回路9A、9Bおよび9Cの各々にスレイショルド切替回路34を設ける場合について説明した。このようにすることにより、R、GおよびBの各色成分毎に異なるスレイショルドの組み合わせを設定することが可能になるのであるが、1つのスレイショルド切替回路34によりゴミ検出回路9A、9Bおよび9Cの各々に上記2つのスレイショルドを設定するようにしても勿論良い。また、本実施形態では、スレイショルド切替回路34を用いて上記2つのスレイショルドの各々の切替を行う場合について説明したが、常に一定のスレイショルドを用いる態様においては、このような切替回路を設ける必要がないことは言うまでもない。
次いで、本実施形態におけるゴミ検出およびノイズ除去の実行タイミングについて図7を参照しつつ説明する。図6は、本実施形態に係る画像読み取り装置にて実行されるゴミ検出およびノイズ除去処理の流れを示すフローチャートである。
例えばADF(Auto Document Feeder)などの自動給紙機構(図示省略)に読み取り対象である原稿がセットされスタートボタン(図示省略)が押下されると、ADFにセットされた原稿が一枚ずつ引き込まれ(ステップSA100)、例えばCPUにより構成された搬送系制御手段であるDADFによって、上記原稿の搬送を開始するよう搬送装置の作動制御が為される。
一方、CPU100は、ADFによって引き込まれ搬送装置によって搬送されている原稿が所定の位置(以下、助走開始位置)に達したか否かを判定する(ステップSA110)。より詳細に説明すると、本実施形態では、ADFによって引き込まれた原稿は一定の搬送速度で搬送経路に沿って搬送されるのであるから、CPU100は、ADFから上記原稿助走開始位置までの搬送経路の長さを上記搬送速度で除算して得られる値に達した場合に、原稿が上記原稿助走開始位置に達したと判定する。そして、CPU100は、ステップSA110の判定結果が“No”である間は、上記ステップSA110の判定を繰り返し実行し、ステップSA110の判定結果が“Yes”になると、ステップSA120以降の処理を実行する。
ステップSA110の判定結果が“Yes”である場合に後続して実行されるステップSA120においては、CPU100による制御の下、以上説明したゴミ検出のための動作(図4および図5参照)がゴミ検出回路9によって行われる(以下、「第1のゴミ検出」と呼ぶ)。この第1のゴミ検出の開始時点では、原稿は上記原稿助走開始位置にあるのであるから、R、G、B各色に対応した読み取り位置に原稿がない状態において、CCD部1の主走査が例えば3ライン分行われ、その結果得られる画素データがゴミ検出回路9に与えられる。その際、各色に対応したゴミ検出回路9A、9B、9Cでは、比較回路31から得られる原稿読み取り前の1ライン分のゴミ検出データ(第1のゴミ検出データ)が、結果保持回路32に保持される。なお、上記第1のゴミ検出が為されている間、原稿は搬送装置によって一定の搬送速度で搬送され、上記R、G、B各色に対応した読み取り位置まで搬送されてくる。
図7(a)は、上記第1のゴミ検出の一例を示す図である。この第1のゴミ検出の実行過程では、原稿は未だに読み取り位置に到達していないため、図7(a)に示すように、コンタクトガラス16上の読み取り位置に付着しているゴミと、バックプラテン18上でその読み取り位置に付着しているゴミとが検出されることになる。
そして、原稿読み取り時には、原稿がR、G、Bの各色に対応した読み取り位置A、B、Cを通過する間、CPU100による制御の下、CCD部1の主走査が繰り返され、画像の読み取りが行われるとともに、その読み取り結果である画像データを用いたゴミ検出(以下、「第2のゴミ検出」)とノイズ除去とが行われ(ステップSA130)、以降、次原稿がある間(ステップSA140:Yes)、ステップSA110〜ステップSA130までの処理が各原稿について繰り返し実行される。
さて、上記ステップSA130にて実行される第2のゴミ検出においては、ゴミ検出回路9A、9B、9Cは、主走査により得られる原稿の読み取り画像の画素データを用いて上述したゴミ検出のための動作(図4および図5参照)を行い、各色に対応したゴミ検出回路9A、9B、9C内の比較回路31は、主走査が行われる毎に、1ライン分のゴミ検出データ(第2のゴミ検出データ)を出力する。
図7(b)は、上記第2のゴミ検出の一例を示す図である。この第2のゴミ検出の実行過程では、図7(b)に示すように、バックプラテン18に付着しているゴミは原稿によって覆い隠されるため、コンタクトガラス16上の読み取り位置に付着しているゴミのみが検出されることになる。なお、バックプラテン18に付着しているゴミについては、上記第2のゴミ検出で検出されないため、第1のゴミ検出の検出結果との照合でゴミなしと判定されるが、バックプラテン18に付着しているゴミが原稿画像に影響を与えることはないため、特に問題は発生しない。この第2にゴミ検出では、結果保持回路32に対するゴミ検出データの書き込みは行われず、結果保持回路32は、原稿読み取り前のゴミ検出において取得した第1のゴミ検出データを最終判定回路33へ出力する。
最終判定回路33は、原稿読み取り時において、比較回路31から第2のゴミ検出データを受け取り、結果保持回路32から出力されている原稿読み取り前の第1のゴミ検出データと論理積をとる。具体的には、最終判定回路33は、第1のゴミ検出データと第2のゴミ検出データとが両方とも “1”となっている画素をゴミ発生画素として、そのゴミ発生画素に対応するビットに“1”をセットし、その他の画素については、対応するビットに“0”をセットした第3のゴミ検出データを出力する。
これに対して、前述した特許文献1に開示された技術では、原稿が読み取り位置にないときについてのゴミ検出データ(すなわち、本実施形態における第1のゴミ検出データ)と、原稿が読み取り位置を通過中である場合についてのゴミ検出データ(本実施形態における第2のゴミ検出データ)とを比較し、その両者においてゴミの位置(値が“1”であるビットに位置)および幅(値が“1”であるビットの連続数)が一致している場合に、その位置にその幅のゴミが有ると判定していた。このため、図8に示すような網点原稿については、第1のゴミ検出データの示すゴミの位置および幅と、第2のゴミ検出データの示すゴミの位置および幅が一致せず、ゴミなしと判定される場合があった。これに対して、本実施形態に係る最終判定回路33においては、第1のゴミ検出データと第2のゴミ検出データとの両者で“1”になっているビットに対応する画素をゴミ発生画素であると判定するため、上記のような誤判定が確実に回避される。
図1に戻って、ノイズ除去回路10は、ゴミ検出回路9から各色成分毎に出力される第3のゴミ検出データをもとに、シェーディング補正回路6A、出力遅延回路7Bおよび7Cから出力される各色成分毎の画像データのノイズ除去を行うものである。なお、ノイズ除去回路10が、各色成分の画像データについて行うノイズ除去については、前述した特許文献1に開示されたノイズ除去と基本的に同一であるため、詳細な説明は省略する。ただし、本実施形態に係る画像読み取り装置のノイズ除去回路10は、第3のゴミ検出データにてゴミ有りとなっている画素の副走査方向(すなわち、搬送方向)の連続数が所定の値(以下、画素置換対象画素数)以上か否かに応じて、ゴミ除去をするか否かを切り換える点が、上記特許文献1に開示された画像読み取り装置のノイズ除去回路と異なっている。具体的は、本実施形態に係る画像読み取り装置のノイズ除去回路10は、ゴミ有りとなった画素の副走査方向の連続数が画素置換対象画素数以上である場合には、図示せぬゴミ除去手段によりゴミ除去を行い、逆に、ゴミ有りとなった画素の連続数が画素置換対象画素数よりも少ない場合には、そのゴミ除去手段によるゴミ除去を行わないよう切り換える。
以上に説明したように、本実施形態によれば、特許文献1に開示された技術ではゴミ検出およびノイズ除去を正しく行うことができない場合があった原稿(文字や画像が多数載っている原稿や網点原稿)についてもゴミ検出およびノイズ除去を正しく行うことが可能になる、といった効果を奏する。
以上、本発明の1実施形態について説明したが、係る実施形態に以下に述べるような変形を加えても良いことは勿論である。
(1)上述した実施形態では、RGB画像に対してゴミ検出およびノイズ除去を行う場合について説明した。しかしながら、RGB画像データを他の表色系の画像データ(例えば、Lab画像データ)に変換した後にゴミ検出およびノイズ除去を行うように変形しても良いことは勿論である。また、上述した実施形態では、カラーCCD(3ラインセンサ)を用いて画像を読み取る場合について説明したが、白黒1ラインのCCDで画像を読み取るように変形しても勿論良い。
(2)上述した実施形態では、1つのゴミ検出回路を時間的に使い分けて第1のゴミ検出および第2のゴミ検出を行う場合について説明したが、第1のゴミ検出用のゴミ検出回路と第2のゴミ検出用のゴミ検出回路とを夫々個別に設けるようにしても勿論良い。このようにすると、例えば、第1のゴミ検出と第2のゴミ検出とで異なるアルゴリズムによりゴミ検出を行うことを容易に実現することが可能になるといった効果が期待される。
(3)上述した実施形態では、第3のゴミ検出データに基づいてノイズが検出された場合に、原稿画像を表す画像データからそのノイズを削除する場合について説明した。しかしながら、画像データからノイズを削除に加えて、読み取り位置にゴミが付着している旨をメッセージ表示やその旨を示すメッセージの音声出力、ビープ音の放音により報知してそのゴミの除去を促すようにしても良く、また、ノイズの除去に替えて上記報知を実行させるようにしても良い。
(4)上述した実施形態では、複数枚の原稿を読み取る際には、各原稿の読み取り過程で第1および第2のゴミ検出を行う場合について説明した。これは、原稿の読み取り過程で読み取り位置に付着したゴミに対処するためであるが、各原稿について助走開始位置から読み取り位置に搬送されるまでに要する時間(助走期間)が短く、その助走期間中に第1のゴミ検出を完了することができないような場合には、例えば、それら複数の原稿についての画像読み取りを指示された時点で第1のゴミ検出を行い、その検出結果と各原稿についての第2のゴミ検出の検出結果とを比較して読み取り位置におけるゴミの有無を検出するようにしても良い。
(5)上述した実施形態では、第3のゴミ検出データにてゴミ有りとなっている画素の副走査方向の連続数が所定の値以上か否かに応じて、ゴミ除去をするか否かをノイズ除去回路10に切り換えさせ、ゴミ有りとなっている画素の副走査方向の連続数が所定の値以上である場合に、ゴミ除去を行う場合について説明した。しかしながら、第3のゴミ検出データにてゴミ有りとなっていす画素が、副走査方向の所定範囲内に所定の発生頻度以上ある場合にゴミ有りと判定し、その第3のゴミ検出データの示すゴミを除去させるようにしても勿論良い。このような態様によっても、前述した実施形態と同様に、特許文献1に開示された技術ではゴミ検出およびノイズ除去を正しく行うことができない虞がある原稿(文字や画像が多数載っている原稿や網点原稿)についてもゴミ検出およびノイズ除去を正しく行うことが可能になる、といった効果を奏する。
(6)上述した実施形態では、本発明に係る画像読み取り装置に特徴的なゴミ検出処理をCPU100に実行させるための制御プログラムをその画像読み取り装置に予めインストールしておく場合について説明したが、例えばCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)などコンピュータ装置読取り可能な記録媒体に上記プログラムを書き込んで配布し、係る記録媒体を用いて上記プログラムを、一般的な画像読み取り装置にインストールするようにしても良い。このようにすると、一般的な画像読み取り装置に本発明に係る画像読み取り装置と同一の機能を付与することが可能になる。
この発明の一実施形態に係る画像読み取り装置の構成例を示すブロック図である。 同実施形態における原稿の搬送装置および原稿の読み取り位置からCCD部に至るまでの光学系の構成を示す図である。 同実施形態におけるゴミ検出回路の構成を示すブロック図である。 同実施形態における1ライン分の画像データの一例を示す図である。 同実施形態におけるゴミ検出アルゴリズムを説明するための図である。 同実施形態における第1および第2のゴミ検出のタイミングを示すフローチャートである。 同実施形態における第1のゴミ検出および第2のゴミ検出を説明するための図である。 同実施形態におけるゴミ検出およびノイズ除去と従来のゴミ検出およびノイズ除去とを対比するための図である。
符号の説明
1…CCD部、9…ゴミ検出回路、10…ノイズ除去回路。

Claims (8)

  1. 原稿を搬送経路に沿って搬送する原稿搬送手段と、
    前記搬送経路上の予め定められた読み取り位置における画像を読み取り、その画像を表す画像データを出力する読み取り手段と、
    前記原稿が前記読み取り位置にないときに前記読み取り手段から出力される画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較しゴミの影響を受けている画素の位置を示す第1のゴミ検出データを生成する第1のゴミ検出手段と、
    前記原稿が前記読み取り位置を通過している間に前記読み取り手段から出力される画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較し第2のゴミ検出データを生成する第2のゴミ検出手段と、
    前記第1のゴミ検出データと前記第2のゴミ検出データの両者において、主走査方向の一致した位置にゴミがあることが示されている場合に、そのゴミの位置を示す第3のゴミ検出データを生成する第3のゴミ検出手段と、
    前記第3のゴミ検出データが、副走査ライン方向に所定の長さ以上連続してゴミがあることを示している場合にノイズ有りと判定するノイズ判定手段と、
    前記ノイズ判定手段によりノイズ有りと判定された場合に、予め定められた処理を実行する処理実行手段と、
    を具備することを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 原稿を搬送経路に沿って搬送する原稿搬送手段と、
    前記搬送経路上の予め定められた読み取り位置における画像を読み取り、その画像を表す画像データを出力する読み取り手段と、
    前記原稿が前記読み取り位置にないときに前記読み取り手段から出力される画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較しゴミの影響を受けている画素の位置を示す第1のゴミ検出データを生成する第1のゴミ検出手段と、
    前記原稿が前記読み取り位置を通過している間に前記読み取り手段から出力される画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較し第2のゴミ検出データを生成する第2のゴミ検出手段と、
    前記第1のゴミ検出データと前記第2のゴミ検出データの両者において、主走査方向の一致した位置にゴミがあることが示されている場合に、そのゴミの位置を示す第3のゴミ検出データを生成する第3のゴミ検出手段と、
    前記第3のゴミ検出データが、副走査ライン方向の所定範囲内に所定の発生頻度以上ゴミがあることを示している場合にノイズ有りと判定するノイズ判定手段と、
    前記ノイズ判定手段によりノイズ有りと判定された場合に、予め定められた処理を実行する処理実行手段と、
    を具備することを特徴とする画像読み取り装置。
  3. 前記第1の検出手段と前記第2の検出手段とは、1つの検出回路を共用し前記読み取り位置におけるゴミの有無を検出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読み取り装置。
  4. 前記処理実行手段により実行される前記予め定められた処理は、前記読み取り位置を前記原稿が通過中に前記読取り手段から出力される画像データから、前記第3のゴミ検出データの示すノイズを除去する処理である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読み取り装置。
  5. 前記処理実行手段により実行される前記予め定められた処理は、前記読取り位置にゴミがある旨の報知を行う処理である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読み取り装置。
  6. 前記第1の検出手段は、前記原稿の搬送を開始してから前記原稿が前記読取り位置に達するまでの期間内に、前記読み取り位置におけるゴミ検出を実行する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読み取り装置。
  7. 原稿を搬送経路に沿って搬送し、その搬送経路上の予め定められた読み取り位置にてその画像を読み取る画像読み取り装置に、その読み取り位置のゴミの有無を検出させるゴミ検出方法において、
    前記原稿が前記読み取り位置にないときの前記読み取り位置の画像を表す画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較してゴミの影響を受けている画素の位置を示す第1のゴミ検出データを生成する第1のステップと、
    前記原稿が前記読み取り位置を通過している間の前記読み取り位置の画像を表す画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較して第2のゴミ検出データを生成する第2のステップと、
    前記第1のゴミ検出データと前記第2のゴミ検出データの両者において、主走査方向の一致した位置にゴミがあることが示されている場合に、そのゴミの位置を示す第3のゴミ検出データを生成する第3のステップと、
    前記第3のゴミ検出データが、副走査ライン方向に所定の長さ以上連続してゴミがあることを示している場合にノイズ有りと判定する第4のステップと、
    を前記画像読み取り装置に実行させることを特徴とするノイズ検出方法。
  8. 原稿を搬送経路に沿って搬送し、その搬送経路上の予め定められた読み取り位置にてその画像を読み取る画像読み取り装置に、その読み取り位置のゴミの有無を検出させるゴミ検出方法において、
    前記原稿が前記読み取り位置にないときの前記読み取り位置の画像を表す画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較してゴミの影響を受けている画素の位置を示す第1のゴミ検出データを生成する第1のステップと、
    前記原稿が前記読み取り位置を通過している間の前記読み取り位置の画像を表す画像データの各画素値と所定のスレイショルドとを比較して第2のゴミ検出データを生成する第2のステップと、
    前記第1のゴミ検出データと前記第2のゴミ検出データの両者において、主走査方向の一致した位置にゴミがあることが示されている場合に、そのゴミの位置を示す第3のゴミ検出データを生成する第3のステップと、
    前記第3のゴミ検出データが、副走査ライン方向の所定範囲内に所定の発生頻度以上ゴミがあることを示している場合にノイズ有りと判定する第4のステップと、
    を前記画像読み取り装置に実行させることを特徴とするノイズ検出方法。
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