JP4407200B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents

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この発明は、原稿を搬送し、搬送中の原稿から画像を読み取る機能を備えた画像読み取り装置に係り、特に画像読み取り位置におけるゴミの付着を検出し、かつ、このゴミに起因したノイズを読み取り画像から除去する機能を備えた画像読み取り装置に関する。
画像読み取り装置のうちある種のものは、搬送装置によって原稿を搬送し、コンタクトガラス上を走行する原稿の画像をコンタクトガラス越しに読み取る構成となっている。この種の画像読み取り装置において、コンタクトガラス上の読み取り位置にゴミが付着していると、ゴミに起因したすじ状のノイズが読み取り画像中に発生する。特許文献1および2は、この問題に鑑み、次のような技術を開示している。すなわち、画像読み取り装置の原稿の搬送経路上、搬送方向に沿って並んだ2つの読み取り位置における原稿の画像を2個のラインセンサにより読み取る。そして、両ラインセンサによって読み取られた同一画素の画素データを比較することにより、読み取り位置へのゴミの付着の有無を判定するのである。また、特許文献2は、ある読み取り位置にゴミが付着していることを検出した場合に、その読み取り位置において読み取られた画像データに含まれるすじ状のノイズを、他の読み取り位置において読み取られた画像データによって置換し、ノイズの除去を行う技術を提案している。また、特許文献3は、原稿を搬送しない状態において、読み取り位置における画像を読み取り、この読み取り画像に基づいて読み取り位置におけるゴミの付着を検出する技術を開示している。
特開平9−139844号公報 特開平2000−152008号公報 特開2002−247352号公報
ところで、上述した特許文献1または2に記載された技術を実施するためには、2つの読み取り位置において画像を読み取るために、CCDラインセンサを2ライン分設けなければならない。さらに各CCDラインセンサから出力される画像信号を処理するためのA/D変換回路、シェーディング補正回路、ラインメモリ等のデジタル画像処理回路を2系統設けなければならない。このため、画像読み取り装置が大規模な構成となり、コストも嵩んでしまうという問題があった。特にカラー画像装置において上記技術を実施する場合には、R、G、Bの3色の各々について、2つの読み取り位置で画像読み取りを行うことになるので、6系統のCCDラインセンサ、A/D変換回路、シェーディング補正回路、ラインメモリ等のデジタル画像処理回路を設ける必要があり、この問題は顕著なものとなる。
ここで、特許文献3に開示された技術によれば、原稿を搬送しない状態において、読み取り位置における画像を読み取り、この読み取り画像に基づいて読み取り位置におけるゴミの付着を検出するので、CCDラインセンサやその出力信号を処理する回路を増やすことなく読み取り位置におけるゴミ検出を行うことができる。
しかしながら、この技術を実施した場合、ゴミ検出のための画像読み取りの際に、コンタクトガラス上のゴミではなく、原稿の搬送経路を挟んでコンタクトガラスと対向する部材(すなわち、原稿の背景となる部材)にゴミの付着や汚れがある場合にも、それらを読み取り位置にあるゴミとして誤認してしまう。そして、原稿の読み取り時には、読み取られた画像データのうち、このようにして誤認されたゴミの検出位置にある部分のデータが他の画像データによって置換されるため、画質が劣化するという問題が発生する。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ゴミ検出のためのセンサを特別に設けることなく、本来的な原稿読み取りに使用されるセンサおよび回路を利用し、小規模な回路構成で、読み取り位置におけるゴミを正確に検出し、これに起因したノイズを読み取り画像から除去することができる画像読み取り装置を提供することにある。
また、この発明は、原稿を搬送経路に沿って搬送する原稿搬送手段と、前記原稿の搬送経路上の複数の異なった読み取り位置において前記原稿の画像を各々読み取り、画像データを各々出力する複数の読み取り手段と、前記複数の読み取り手段から各々出力される複数の画像データに基づいて、前記複数の読み取り位置におけるゴミの所在を示す複数のゴミ検出データを生成するゴミ検出手段と、前記複数のゴミ検出データに基づいて、前記複数の読み取り手段から生成された複数の画像データによって表される画素のうちゴミに起因したノイズを持ったゴミ発生画素を特定し、各ゴミ発生画素におけるノイズを除去するために、前記複数の読み取り手段から出力された複数の画像データの中から当該ゴミ発生画素と同一画素位置にゴミ発生画素を有しない1つの画像データを選択し、この選択した画像データにおいて当該ゴミ発生画素と同一画素位置を中心とした一定範囲内の画素の画素データの中から当該ゴミ発生画素と同一画素位置の画素データに最も近い画素データの画素位置を置換用画素位置として求め、当該ゴミ発生画素の画素データを含む画像データにおいて該置換用画素位置にある画素の画素データにより、前記ゴミ発生画素の画素データを置換するノイズ除去手段とを具備する画像読み取り装置を提供する。
かかる発明によれば、複数の読み取り手段のうち、ある読み取り手段によって読み取られた画像データ中にノイズがある場合に、他の読み取り手段によって読み取られた画像データを参照することにより、そのノイズを持った部分と置換する画素データが求める処理が行われる。従って、カラー画像読み取り装置など、複数の読み取り手段を有する画像読み取り装置において、簡単な構成で、ゴミに起因したノイズの除去を行い、画質の優れた読み取り画像を得ることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
図1はこの発明の一実施形態である画像読み取り装置の構成を示すブロック図である。図1において、CCD部1は、図示しない搬送装置によって搬送される原稿を読み取る手段である。本実施形態では、このCCD部1が、CCD駆動回路2からの駆動信号によって駆動されることにより、原稿の搬送経路上の最上流側読み取り位置から最下流側読み取り位置までの3箇所の読み取り位置の各々において原稿画像を読み取り、アナログ画像信号R、G、Bを出力する。
原稿の搬送装置の構成および原稿の搬送経路上の読み取り位置からCCD部1に至るまでの光学系の構成を図2に示す。この図2において、原稿13は、引き込みローラ14により、1枚ずつ搬送ローラ15まで運ばれる。搬送ローラ15は、原稿搬送方向を変えてコンタクトガラス16に向けて原稿13を搬送する。このようにして搬送される原稿13は、バックプラテン18によってコンタクトガラス16に押さえつけられ、最後に排出ローラ19によって搬送装置から排出される。上述した上流側読み取り位置から下流側読み取り位置までの3箇所の読み取り位置は、コンタクトガラス16上に各々設けられている。これらの各読み取り位置における各原稿画像は、第1ミラー20、第2ミラー21、第3ミラー22により光路を変え、レンズ23により縮小され、CCD部1を構成する3個のCCDラインセンサ1A、1B、1Cに至る。
ここで、CCDラインセンサ1Cは、コンタクトガラス16上の最上流側の読み取り位置Cにおいて、原稿搬送方向を横切る方向(主走査方向)に一直線上に並んだN個の画素のB色成分を表す画像信号Bを出力する。また、CCDラインセンサ1Bは、最上流側の読み取り位置から主走査線4本分の距離(以下、単に4ライン相当という)だけ下流に進んだ読み取り位置Bにおいて、主走査方向に一直線上に並んだN個の画素のG色成分を表す画像信号Gを出力する。そして、CCDラインセンサ1Aは、画像信号Gに対応した読み取り位置からさらに4ライン相当下流に進んだ最下流側の読み取り位置Aにおいて、主走査方向に一直線上に並んだN個の画素のR色成分を表す画像信号Rを出力する。
図1において、CCD部1の後段には、サンプルホールド回路3A、出力増幅回路4A、A/D変換回路5Aおよびシェーデイング補正回路6Aからなる信号処理系Aと、サンプルホールド回路3B、出力増幅回路4B、A/D変換回路5Bおよびシェーデイング補正回路6Bからなる信号処理系Bと、同様に3C〜6Cからなる信号処理系Cが設けられている。信号処理系A〜Cは、読み取り位置A、B、Cにおいて各々得られた画像信号R,画像信号G、画像信号Bに各々対応した信号処理系である。
ここで、CCD部1から得られるアナログ画像信号R、G、Bは、サンプルホールド回路3A〜3Cにより各々サンプリングされた後、出力増幅回路4A〜4Cによって各々適正なレベルに増幅され、A/D変換回路5A〜5Cにより各々デジタル画像データR、G、Bに変換される。これらのデジタル画像データR、G、Bに対し、シェーデイング補正回路6A〜6Cにより、CCDラインセンサ1A〜1Cの感度バラツキや光学系の光量分布特性に対応した補正が施される。以上が画像信号R、G、Bに対応した各信号処理系の概要である。
出力遅延回路7B、7Cは、シェーデイング補正回路6B、6Cから出力される画像データG、Bをそれぞれ4ライン相当、8ライン相当の遅延時間だけ遅延させ、画像データRと同相の画像データとして出力する。
ラインメモリ8は、シェーデイング補正回路6Aから出力される画像データR、出力遅延回路7B、7Cから出力される画像データG、Bを各々所定ライン数分記憶するメモリである。
ゴミ検出回路9は、シェーデイング補正回路6A、出力遅延回路6B、6Cからラインメモリ8内に書き込まれた画像データに基づいて、ゴミの影響を受けている画素を検知し、その所在位置を示すゴミ検出データを出力する手段である。ノイズ除去回路10は、ゴミ検出回路9からのゴミ検出データに基づき、画像データB、G、Rからゴミに起因したすじ状のノイズを除去し、画像処理回路11に出力する手段である。なお、ゴミ検出回路9、ノイズ除去回路10の詳細については後述する。
画像処理回路11は、ノイズ除去回路10から出力される画像データに対し、この画像読み取り装置が搭載された装置(デジタル複写機、スキャナなど)が必要とする画像処理、例えば拡大縮小処理、地肌除去処理、2値化処理などを施す手段である。
CPU100は、この画像読み取り装置の各部を制御する手段である。具体的には、CPU100は、CCD駆動回路2によって行われるCCD1の駆動の周期を設定し、出力増幅回路4A〜4Cの利得の制御、シェーディング補正回路6A〜6C、ゴミ検出回路9、ノイズ除去回路10、画像処理回路11などの制御を行う。以上が本実施形態に係る画像読み取り装置の全体構成である。
次に図3を参照し、ゴミ検出回路9について説明する。本実施形態におけるゴミ検出回路9は、画像データR、G、Bの各々に対応した3個のゴミ検出回路9A、9B、9Cからなる。これらのゴミ検出回路9A、9B、9Cは、画素平均回路30、減算回路31、画素遅延回路32、比較回路33、結果保持回路34および最終判定回路35により構成されている。これらのうち画素平均回路30、減算回路31、画素遅延回路32および比較回路33は、ラインメモリ8を介して供給される画像データに基づき、読み取り位置にある主走査線上のゴミ検出を行い、ゴミ検出データを生成する手段を構成している。
画素平均回路30では、ラインメモリ8によりライン遅延された画像データの同位置画素の平均値を算出する。図4は、画像データRの場合を例に、画素平均回路30とラインメモリ8内の画像データとの関係を示している。この画像読み取り装置では、1回の主走査毎に、CCDラインセンサ1Aによって読み取られたN個の画素のR成分を表す画像データRがシェーディング補正回路6Aから順次出力され、それらは、ラインメモリ9内の一連の記憶領域に順次書き込まれる。なお、以下では、画素1個分の画像データを画素データと呼ぶ。そして、1個の画素kの画素データRがラインメモリ9に書き込まれると、その画素データと、画素kよりも1ライン(すなわち、N画素)だけ前の画素k−Nの画素データと、画素kより2ライン(すなわち、2N画素)だけ前の画素k−2Nの画素データとの組が画素平均回路30へ供給される。画素平均回路30は、このようにして供給される3個の画素データの平均値を求める。画像データG、Bに対応したゴミ検出回路9B、9C内の画素平均回路30も同様である。
画素遅延回路32では、画素平均回路30から出力される平均化された画素データを8画素分遅延させる。減算回路31は、画素平均回路30から出力された画素データから所定のスレッショルドレベルを減算する。そして、比較回路33は、減算回路31から出力された画素データの方が画素遅延回路32によって遅延された画素データより大きいか否かを判定し、大きい場合は“1”を、小さい場合は“0”をゴミ検出データの構成ビットとして出力する。ここで、図4に示す現在画素位置に対応した3ライン分の画素データの平均値が画素平均回路30から出力されており、かつ、破線で囲んだ8画素前の画素位置における3個の画素の画素データの平均値が画素遅延回路32から出力されているものとすると、前者の平均値が後者の平均値よりも所定スレッショルドレベル以上大きいか否かが比較回路33により判定されることとなる。
なお、比較回路33の比較結果は画素遅延回路32にフィードバックされ、遅延された画素データよりスレッショルドレベル以上大きい画素データが画素平均回路30から画素遅延回路32により書き込まれないようになっている。
図5は、画素平均回路30から出力される1ライン分の画素データを例示したものである。比較回路33から出力される1ライン分のゴミ検出データは、図5に示す例において、画素データが示す濃度に所定スレッショルド以上の変化が発生し、その濃度が続いている画素位置を示す。結果保持回路34は、CPU100からの指示により、比較回路33から出力されるゴミ検出データを1ライン分保持する回路である。
本実施形態においては、原稿読み取り前のランプの光量補正を行うための白変動補正動作が行われる間、CPU100による制御の下、以上説明したゴミ検出のための動作がゴミ検出回路9によって行われる。この原稿読み取り前のゴミ検出では、原稿の搬送を行わず、R、G、B各色に対応した読み取り位置に原稿がない状態において、CCD部1の主走査が例えば3ライン分行われ、その結果得られる画素データがゴミ検出回路9に与えられる。その際、各色に対応したゴミ検出回路9A、9B、9Cでは、比較回路33から得られる原稿読み取り前の1ライン分のゴミ検出データ(第1のゴミ検出データ)が、結果保持回路34に保持される。
そして、原稿読み取り時には、原稿がR、G、Bの各色に対応した読み取り位置A、B、Cを通過する間、CPU100による制御の下、CCD部1の主走査が繰り返され、ゴミ検出回路9A、9B、9Cは、主走査により得られる原稿の読み取り画像の画素データを用いてゴミ検出を行う。その際、各色に対応したゴミ検出回路9A、9B、9C内の比較回路33は、主走査が行われる毎に、1ライン分のゴミ検出データ(第2のゴミ検出データ)を出力する。また、この原稿読み取り時のゴミ検出では、結果保持回路34に対するゴミ検出データの書き込みは行われず、結果保持回路34は、原稿読み取り前のゴミ検出において取得した第1のゴミ検出データを保持する。
最終判定回路35は、原稿読み取り時において、比較回路33から第2のゴミ検出データを受け取り、結果保持回路34から出力されている原稿読み取り前の第1のゴミ検出と比較する。そして、第1のゴミ検出データと第2のゴミ検出データとが両方とも同じ画素位置で同じ幅だけ“1”となっている画素をゴミ発生画素とし、ゴミ発生画素に対応したビットを“1”、ゴミ発生画素でない画素に対応したビットを“0”とする第3のゴミ検出データを出力する。
以上に説明した回路がR、G、Bの各色毎に同様に構成され、ゴミ検出回路9となっている。
ノイズ除去回路10は、ゴミ検出回路9A、9B、9Cから出力されるR、G、B各色に対応した第3のゴミ検出データに基づいて、ゴミに起因したすじ状のノイズを原稿の読み取り画像から除去する回路である。
図6は、ノイズ除去回路10によって行われるノイズ除去のための処理の内容を示している。ノイズ除去回路10は、ラインメモリ8から出力される画像データR、G、Bの各々を過去3ラインに亙って一時記憶するための画像データバッファと、ゴミ検出回路9A、9B、9Cから出力される各ゴミ検出データを過去3ラインに亙って一時記憶するゴミ検出データバッファを有している。図6では、図面が煩雑になるのを防ぐため、R色に対応した画像データバッファ101Aおよびゴミ検出データバッファ102Aの記憶内容と、B色に対応した画像データバッファ101Cおよびゴミ検出データバッファ102Cの記憶内容のみが図示されており、G色に対応したものは図示が省略されている。
このすじ状のノイズの除去を行うため、ノイズ除去回路10は、各ゴミ画素に対応した画素データB、G、Rについて、そのゴミ発生画素を中心とした主走査方向17画素、副走査方向3ラインの周囲画素のうち、どの画素の画素データB、G、Rによって置換するかを判定し、判定結果に従って画素置換を行う。
ノイズ除去回路10は、各主走査期間において、1ライン前にゴミ検出データバッファに格納されたゴミ検出データを参照し、ゴミ発生画素の有無を判定する。図6に示す例では、画像データバッファ101Cに格納されている画像データBが、副走査方向に延びた2ラインのすじ状ノイズを含んでいる。そして、ゴミ検出データバッファ102C内には、このすじ状ノイズの原因となっているゴミ発生画素の位置を示すゴミ検出データが格納されている。他の色RおよびGに関しては、ゴミ発生画素の存在を示すゴミ検出データはない。
このような状況において、ノイズ除去回路10が、B色に対応したゴミ検出データに基づき、例えば主走査方向においてi番目、副走査方向においてj番目の画素Bijがゴミ発生画素であると判定したとする。この場合、ノイズ除去回路10は、ゴミに起因したすじ状ノイズを画像データBから除去するため、ゴミ発生画素Bijに対応した画素データをその周囲の適当なB色画素の画素データによって置換する必要がある。そのためには、置換に用いるのに適当な画素データを捜す必要がある。ノイズ除去回路10は、この置換用の画素データを次のようにして求める。
まず、ノイズ除去回路10は、ゴミ発生画素Bijを中心とした主走査方向17画素、副走査方向3ラインの周囲画素のうち、ゴミ発生画素およびその画素と隣接する主走査方向2画素ずつを除いた領域を置換用画素選択対象領域と定める。
次に、ノイズ除去回路10は、ゴミ発生画素Bijの色とは異なった色に対応した画像データバッファ、例えば画像データバッファ101A内において、ゴミ発生画素Bijと同位置の画素Rijの画素データを参照し、この画素データと最も近い画素データを置換用画素選択対象領域と同一領域内のR色画素の画素データの中から選択する。
次に、ノイズ除去回路10は、このようにして選択したR色画素の画素データと同一位置にあるB色画素の画素データを画像データバッファ101Cから読み出し、この画素データにより画像データバッファ101内のゴミ発生画素Bijの画素データを置き換える。なお、このようにゴミが発生したB色画素Bijの画素データを置換するだけでなく、色のバランスを考慮して、ゴミ発生画素位置にある全ての色の画素Rij、Gij、Bijの各画素データの置き換えを行ってもよい。
このような処理が、ゴミ検出データによって示される全てのゴミ発生画素について実施されることにより、画像データバッファ内の画像データからゴミに起因したすじ状のノイズが除去される。そして、このノイズ除去の行われた画像データが画像処理回路11に送られる。
以上が、ノイズ除去回路10によって行われる処理の概要である。
この処理において、ゴミ発生画素と隣接する主走査方向2画素を置換画素選択対象領域から外しているのは、そのようなゴミ発生画素と隣接している画素は、ゴミが発生していると検知されていない場合でも、ゴミの影響を多少なりとも受けている可能性があるからである。
ゴミ発生画素と置換する画素を決定するために、いずれの色の画素データを参照するかについては各種の態様が考えられる。
まず、R、G、Bのうち2色の画像データが同一画素位置にゴミ発生画素を有する場合には、その画素位置にゴミ発生画素を有していない1色の画像データを参照すればよい。
次に、R、G、Bのうち、ある1色の画像データがゴミ発生画素を有しており、他の2色の画像データがこれと同一画素位置のゴミ発生画素を有していない場合には、2色のうちいずれも参照可能である。この場合、例えばゴミ発生画素がR色ならば、置換画素選択のために参照する画素の色はG色、という具合にルールを定めておき、このルールに従って、参照する画素の色を決定すればよい。あるいは、例えばゴミ発生画素がR色の画素である場合、G色、B色の両方について、ゴミ発生画素と同一画素位置の画素データと最も近い画素データを捜す処理を行ってもよい。この場合、ゴミ発生画素と同一画素位置の画素データと最も近い画素データとして2色分の画素データが得られるが、それらのうちゴミ発生画素と同一位置にある画素の画素データとの差が小さい方を選択すればよい。
画像データR、G、Bのすべてにおいて、同一画素位置にゴミが発生する場合も考えられる。この場合、他の色の画像データから置換画素を判定することはできない。そこで、このような場合には、例えば主走査方向3画素前の画像データで置換すればよい。
図7は、ノイズ除去回路10によって行われる置換画素判定処理のアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
ノイズ除去回路10は、ゴミ検出データに基づいて、ある色のゴミ発生画素を検知すると、ゴミ発生画素とは異なる色に対応した画像データバッファから、ゴミ発生画素位置の画素を中心とした主走査方向17画素、副走査方向3ラインの範囲内の画素データを読み出し、図7に示す置換画素判定処理を実行する。図8は、この置換画素判定処理の対象となる画素を示している。図8において、L25はゴミ発生位置を示している。置換画素判定処置では、L25を中心とした主走査方向17画素、副走査方向3ラインの周囲画素の画素データについてL0からL50まで順に置換画素判定アルゴリズムに従って判定を行う。なお、以下の説明では、B色のゴミ発生画素が発見され、このゴミ発生画素と置換するのに適当なB色画素を決定するために、R色の画素データが画像データバッファから読み出された場合を想定している。
まず、カウンタiを“0”にセットし(ステップS1)、画素位置LiのB色画素に対応したゴミ検出データが“0”であるかを判断する(ステップS2)。この判断結果が「YES」である場合にはステップS3に進み、「NO」である場合にはステップS10に進む。次にステップS3に進むと、画素位置Liの主走査方向前後2画素と同一位置にあるB色画素のゴミ検知データが“0”であるかを判断する。この判断結果が「YES」である場合はステップS4に進み、「NO」である場合はステップS10に進む。これらステップS2およびS3の条件分岐により画素位置Liおよび画素位置Liの主走査方向前後2画素の画素位置におけるB色画素が置換対象外とされる。
次に、ステップS4に進むと、画素位置Liおよび画素位置Liの主走査方向前後2画素の画素位置におけるB色画素のゴミ検出データが全て“0”であるという条件を満たし、かつ、画素位置LiのB色画素がこの条件を満足させた最初の画素であるかを判定する。画素位置Liの画素がステップS4における「最初の画素」である場合、置換画素位置にカウンタiの値を保持させ(ステップS5)、Minデータには|画素位置L25の画素データ−画素位置Liの画素データ|を保持させ(ステップS6)、ステップS10に進む。一方、画素位置LiがステップS4における「最初の画素」のものでない場合、Minデータが|画素位置L25の画素データ−画素位置Liの画素データ|より大きいか否かを判断する(ステップS7)。この判断結果が「NO」である場合にはステップS10に進む。一方、ステップS7の判断結果が「YES」である場合、すなわち、|画素位置L25の画素データ−画素位置Liの画素データ|がMinデータより小さい場合には、置換画素位置にカウンタiの値を保持させ(ステップS8)、Minデータには|画素位置L25の画素データ−画素位置Liの画素データ|の値を保持させ(ステップS9)、ステップS10に進む。
ステップS10に進むと、カウンタiが50か否かを判断する。この判断結果が「YES」であれば、置換画素判定処理を終了し、「NO」であれば、カウンタiを1だけ増加させ(ステップS11)、ステップS2に戻る。
以上の処理が繰り返される過程において、現在の置換画素位置に対応した画素データよりも、画素位置L25の画素データにより近い画素データが新たに発見された場合には、この新たに発見された画素データの画素位置によって置換画素位置が更新される。そして、i=50となって置換画素判定処理が終了した時点において、置換画素位置として保持されている画素位置は、画素位置L25の画素データに最も近い画素データに対応した画素位置となる。ノイズ除去回路10は、この画素位置におけるB色画素の画素データにより、ゴミ発生画素の画素データを置き換えるのである。なお、このようにゴミが発生したB色画素Bijの画素データを置換するだけでなく、色のバランスを考慮して、ゴミ発生画素位置にある全ての色の画素Rij、Gij、Bijの各画素データを、置換画素位置にある各色の画素データによって置き換えてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、本来的な原稿読み取りに使用されるセンサおよび回路を利用し、小規模な回路構成で、読み取り位置におけるゴミを正確に検出し、これに起因したノイズを読み取り画像から除去することができる。
上記実施形態では、ゴミの検出を行うための手段として、原稿が読み取り位置にないときに読み取られる画像データに基づいて第1のゴミ検出データを生成するとともに、原稿が読み取り位置を通過している間に読み取られる画像データに基づいて第2のゴミ検出データを生成し、第1および第2のゴミ検出データに基づいて、読み取り位置におけるゴミの所在を示す第3のゴミ検出データを生成するゴミ検出回路を画像読み取り装置に設けた。また、ゴミに起因したノイズを画像データから取り除くための手段として、複数の読み取り位置に対応した複数のゴミ検出データ、より具体的にはR、G、Bの各色に対応したゴミ検出データに基づいて、複数の読み取り手段から生成されたR、G、Bの各色の画像データによって表される画素のうちゴミに起因したノイズを持ったゴミ発生画素を特定し、各ゴミ発生画素におけるノイズを除去するために、複数の読み取り手段から出力された複数の画像データの中から当該ゴミ発生画素と同一画素位置にゴミ発生画素を有しない1つの画像データを選択し、この選択した画像データにおいて当該ゴミ発生画素と同一画素位置を中心とした一定範囲内の画素の画素データの中から当該ゴミ発生画素と同一画素位置の画素データに最も近い画素データの画素位置を置換用画素位置として求め、当該ゴミ発生画素の画素データを含む画像データにおいて該置換用画素位置にある画素の画素データにより、ゴミ発生画素の画素データを置換するノイズ除去回路を画像読み取り装置に設けた。しかし、これは、本発明の適用範囲を、これらのゴミ検出回路とノイズ除去回路の両方を有する画像読み取り装置に限定する趣旨ではない。上記実施形態に示されたゴミ検出回路と上記実施形態に示されたノイズ除去回路以外のノイズ除去回路を画像読み取り装置に設けても良く、あるいは上記実施形態に示されたゴミ検出回路以外のゴミ検出回路と上記実施形態に示されたノイズ除去回路を画像読み取り装置に設けても良い。
この発明の一実施形態である画像読み取り装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態における原稿の搬送装置および原稿の読み取り位置からCCD部に至るまでの光学系の構成を示す図である。 同実施形態におけるゴミ検出回路の構成を示すブロック図である。 同ゴミ検出回路内の画素平均回路が行う処理を説明する図である。 同実施形態における1ライン分の画素データを例示する図である。 同実施形態においてノイズ除去回路が行う処理を説明する図である。 同実施形態においてノイズ除去回路によって実行される置換画素判定処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。 同置換画素判定処理において参照される一群の画素を示す図である。
符号の説明
1…CCD部、9…ゴミ検出回路、10…ノイズ除去回路。

Claims (1)

  1. 原稿を搬送経路に沿って搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿の搬送経路上の複数の異なった読み取り位置において前記原稿の画像を各々主走査ライン毎に読み取り、主走査ライン上の各画素位置における画素データを含む画像データを各々出力する複数の読み取り手段と、
    前記複数の読み取り手段から各々出力される複数の画像データに基づいて、前記複数の読み取り位置におけるゴミの所在を示す複数のゴミ検出データを生成するゴミ検出手段であって、
    前記複数の読み取り手段および複数の読み取り位置の各々について、原稿が当該読み取り位置にないときに当該読み取り手段から出力される画像データに基づいて、主走査ライン上の各画素位置における画素データの平均値を求め、ある画素位置における画素データの平均値が、当該画素位置から所定画素数だけ離れた画素位置での画素データよりも、所定値以上大きい場合に、当該画素位置にゴミがあると判定して、当該画素位置におけるゴミの所在を示す第1のゴミ検出データを生成し、
    前記複数の読み取り手段および複数の読み取り位置の各々について、前記原稿が当該読み取り位置を通過している間に当該読み取り手段から出力される画像データに基づいて、主走査ライン上の各画素位置における画素データの平均値を求め、ある画素位置における画素データの平均値が、当該画素位置から所定画素数だけ離れた画素位置での画素データよりも、所定値以上の大きい場合に、当該画素位置にゴミがあると判定して、当該画素位置におけるゴミの所在を示す第2のゴミ検出データを生成し、
    前記第1のゴミ検出データによって示されるゴミの位置および幅と、前記第2のゴミ検出データによって示されるゴミの位置および幅とが一致している場合に、当該ゴミの所在を示すデータを第3のゴミ検出データとして出力するゴミ検出手段と、
    前記第3のゴミ検出データに基づいて、前記複数の読み取り手段から生成された複数の画像データによって表される画素のうちゴミに起因したノイズを持ったゴミ発生画素を特定し、各ゴミ発生画素におけるノイズを除去するために、前記複数の読み取り手段から出力された複数の画像データの中から当該ゴミ発生画素と同一画素位置にゴミ発生画素を有しない1つの画像データを選択し、この選択した画像データにおいて当該ゴミ発生画素と同一画素位置を中心とした一定範囲内の画素の画素データの中から当該ゴミ発生画素と同一画素位置の画素データに最も近い画素データの画素位置を置換用画素位置として求め、当該ゴミ発生画素の画素データを含む画像データにおいて該置換用画素位置にある画素の画素データにより、前記ゴミ発生画素の画素データを置換するノイズ除去手段と
    を具備する画像読み取り装置。
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