JP2006245739A - 画像読取装置および画像読取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】読み取られた画像の画質の劣化を抑えつつ、画像データからノイズを除去する画像読取装置および画像読取方法を提供する。
【解決手段】原稿が載る原稿台と、参照体と、線状の読取領域をその原稿台に沿って移動させながらその読取領域を読み取って読取信号を生成することによって該原稿台上の原稿の画像をその移動の方向に走査して読み取る原稿読取と、その参照体上で読取領域を複数箇所に移動させながら各読取領域を読み取って複数の参照読取信号を生成する参照読取とを実行する読取部と、参照読取で得られる複数の参照読取信号に基づいて、読取領域から得られる読取信号について該読取領域上の定位置に恒常的に生じるノイズの有無と発生位置を確認するノイズ位置確認部と、その読取領域上の発生位置について、その原稿読取で得られる読取信号を修正してノイズを除去するノイズ除去部とを備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像を読み取って読取信号を生成する画像読取装置および画像読取方法に関する。
情報技術の進歩した今日では、原稿中の原稿画像を電子データ化する必要性が増し、スキャナや複写機などといった、原稿画像を読み取って原稿画像を表す画像データを生成する画像読取装置が広く普及している。
画像読取装置の中には、原稿を搬送する手段を備え、搬送されてくる原稿画像を、一列に並んだセンサからなるラインセンサによって読み取って画像データを生成する画像読取装置が知られている。こうした画像読取装置では、原稿画像が読み取られる読取位置においてゴミが付着し、この結果、読み取られた画像データ中にすじ状のノイズが発生することがある。画像データ中にこのようなノイズが含まれるのを避ける方法として、ラインセンサを複数設け、それぞれから得られる画像データを比較することにより、読み取った画像データ中にゴミによるノイズが存在しているか否かを判定し、ノイズを含まない画像データを最終的な画像データとする方法が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。しかし、このようにラインセンサを複数設けると、得られる複数の読取信号を処理する回路の規模が大きくなり、コストも嵩んでしまう。特にカラーの画像読取装置においては、R、G、Bの3色の各々について、それぞれ複数のラインセンサを備えることが必要になるため、この問題は顕著なものとなる。
そこで、ラインセンサ1本の構成により、読取信号を処理する回路の規模を最小限に抑えるとともに、原稿を搬送しない状態で読取を行ってその読取データ中でノイズが発生する箇所を特定し、原稿搬送時には、その箇所の画像データを他の箇所の画像データで置換することで読み取られた画像データからノイズの影響を除去する画像読取装置(例えば、特許文献3参照)が提案されている。
特開平9−139844号公報 特開平2000−152008号公報 特開2002−247352号公報
画像読取装置の中には、静止した原稿中の原稿画像に対してラインセンサを移動させながら読み取る方式も知られている。従来は、静止した原稿画像を読み取る方式では、原稿台上にゴミが付着しても、搬送されてくる原稿画像を読み取る方式のようなすじ状のノイズは発生せず、このようなすじ状のノイズは、搬送されてくる原稿画像を読み取る方式に特有の問題と考えられていた。しかし、近年、読取装置の高解像度化が進むにつれ、静止した原稿画像を読み取る方式を用いた場合にもすじ状のノイズが発生することがわかってきたが、この場合のすじ状のノイズの原因は、搬送されてくる原稿画像を読み取る方式を用いた場合とは異なり、光路上のゴミなどである。
この方式の画像読取装置に対し特許文献3記載の方法を応用し、ノイズ検出用の基準板を設け、原稿の読取前にこの基準板を読むことでノイズが発生する箇所の特定を行った場合、この基準板上にゴミの付着や汚れがあると、これらのゴミの付着や汚れによるノイズが、光路上のゴミによるノイズと誤認され、その結果、原稿画像が読み取られる際には、本来ノイズを発生させない箇所の画像データが他の画像データによって置換されるため、読み取られた画像の画質が劣化するという問題が発生する。
本発明は、上記事情に鑑み、読み取られた画像の画質の劣化を抑えつつ、画像データからノイズを除去する画像読取装置および画像読取方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像読取装置は、
原稿が載る原稿台と、
参照体と、
線状の読取領域を上記原稿台に沿って移動させながらその読取領域を読み取って読取信号を生成することによってその原稿台上の原稿の画像をその移動の方向に走査して読み取る原稿読取と、上記参照体上で上記読取領域を複数箇所に移動させながら各読取領域を読み取って複数の参照読取信号を生成する参照読取とを実行する読取部と、
上記参照読取で得られる複数の参照読取信号に基づいて、上記読取領域から得られる読取信号についてその読取領域上の定位置に恒常的に生じるノイズの有無と発生位置を確認するノイズ位置確認部と、
上記読取領域上の上記発生位置について、上記原稿読取で得られる読取信号を修正して上記ノイズを除去するノイズ除去部とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像読取装置は、参照体上の複数箇所で行われる読取によってそれぞれ得られる複数の参照読取信号に基づいて、読取領域上の定位置に恒常的に生じるノイズの有無と発生位置を確認するため、参照体上の複数箇所のうちのいくつかの箇所にゴミや汚れが付着していても、これらのゴミや汚れによるノイズと、読取領域上の定位置に恒常的に生じるノイズとを識別することができ、読取信号の修正部分を、恒常的にノイズが発生している部分に限定することができる。
また、本発明の画像読取装置において、「基準体を備え、上記読取部が、上記基準体を読み取って基準読取信号を生成する基準読取も実行するものであり、上記ノイズ位置確認部が、上記複数の参照読取信号に基づいて上記ノイズの有無と発生位置を確認するに当たって、その複数の参照読取信号のそれぞれを、上記基準読取で得られる基準読取信号の信号レベルで規格化して用いるものである」という形態は好ましい形態である。
読取部において、画像を読み取って読取信号を生成する際の読み取り感度が低下した場合、ノイズによる読取信号の変化と、読取部の感度が低下したことに伴う読取信号の変化とを区別することが難しくなる場合がある。このような場合、基準読取で得られる基準読取信号の信号レベルでそれぞれ規格化された複数の参照読取信号を用いることで、ノイズの有無を判断する精度やノイズの発生位置を特定する精度を向上させることができる。
また、本発明の画像読取装置において、「上記ノイズ位置確認部が、読み取られた画像中で白すじとなるノイズについてノイズの有無と発生位置を確認するものである」という形態も好ましい形態である。
一般に、原稿台上の原稿の画像を、移動しながら画像を走査して読み取る方式の画像読取装置では、読み取られた画像中に白すじ状のノイズが生じやすいことが知られている。このため、白すじ状のノイズの有無と発生位置を確認を行うことにより、移動しながら画像を走査して読み取る方式の画像読取装置に適したノイズの除去を行うことができる。
上記目的を達成するための本発明の画像読取方法は、
線状の読取領域を、原稿が載る原稿台に沿って移動させながら該読取領域を読み取って読取信号を生成することによって該原稿台上の原稿の画像をその移動の方向に走査して読み取る原稿読取過程と、
参照体上で上記読取領域を複数箇所に移動させながら各読取領域を読み取って複数の参照読取信号を生成する参照読取過程と、
上記参照読取過程で得られる複数の参照読取信号に基づいて、上記読取領域から得られる読取信号についてその読取領域上の定位置に恒常的に生じるノイズの有無と発生位置を確認するノイズ位置確認過程と、
上記読取領域上の上記発生位置について、上記原稿読取で得られる読取信号を修正して上記ノイズを除去するノイズ除去過程とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像読取方法では、参照体上の複数箇所で行われる読取によってそれぞれ得られる複数の参照読取信号に基づいて、読取領域上の定位置に恒常的に生じるノイズの有無と発生位置が確認されるため、参照体上の複数箇所のうちのいくつかの箇所にゴミや汚れが付着していても、これらのゴミや汚れによるノイズと、読取領域上の定位置に恒常的に生じるノイズとを識別することが可能になり、読取信号の修正部分を、恒常的にノイズが発生している部分に限定することができる。
本発明の画像読取装置および画像読取方法によれば、読み取られた画像の画質の劣化を抑えつつ、画像データからノイズを除去する画像読取装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の画像読取装置の一実施形態であるスキャナを表す図である。
スキャナ1000には、カラーの原稿画像20をセットするための上カバー100と、この原稿画像20を読み取って画像信号を生成する画像読取部200とが備えられている。
画像読取部200には、図示しないランプと第1ミラー212とを備えた第1キャリッジ210、第2ミラー221と第3ミラー222とを備えた第2キャリッジ220、レンズ230、およびCCD1などが備えられている。ランプで照射された光は、露光ガラス112を経て原稿画像200上で反射し、その反射光の中の、R、G、Bの3色の光はそれぞれ、第1キャリッジ210の第1ミラー212、第2キャリッジ220の第2ミラー221および第3ミラー222を経て、レンズ230によりCCD1上にそれぞれ集光される。このように集光されたR、G、Bの3色の反射光は、CCD1に備えられた、一列に並ぶ複数のセンサをそれぞれ有する3本のラインセンサ1a,1b,1cにそれぞれ入射する。これら3本のラインセンサ1a,1b,1cによって、副走査方向を横切る方向(主走査方向)に一直線上に並んだN個の画素のR色成分、G色成分、B色成分をそれぞれ表す、画像信号R,G,Bがそれぞれ出力される。図1では、例として、原稿画像20上で所定距離をおいてそれぞれ並んでいる3つの点D1,D2,D3でそれぞれ反射されたR、G、Bの反射光が、ラインセンサ1a,1b,1cにそれぞれ入射している状況が示されている。
このスキャナ1000では、露光ガラス112の上カバー100側に向いた面が、原稿20がセットされる原稿台113となっている。第1キャリッジ210中の図示しないランプにより、原稿台113の上にセットされた原稿20に光が照射されながら、第1キャリッジ210が、図において矢印で示す副走査方向に所定の移動速度で移動することにより、原稿台113の上に静止した原稿画像20の読取が行われる。3つの点D1,D2,D3は、それぞれ所定距離をおいて並んでいるため、この原稿画像20の同一地点からの、R,G、Bのそれぞれの反射光は、第1キャリッジ210の移動に伴い、この所定距離に対応した時間的なずれをもって、ラインセンサ1a,1b,1cに入射することになる。
原稿画像20を読み取る際に、原稿画像20上で反射された反射光が、例えば、ラインセンサ1aに入射するまでの光路上の、第1ミラー212、第3ミラー221、第3ミラー222のいずれかの上にゴミが付着していた場合、このゴミによるすじ状のノイズが画像中に発生する。このようなノイズを画像から除去するため、スキャナ1000には、原稿がセットされる位置の傍らに、灰色背景板18、および白色背景板19を備えており、原稿20の読取が開始される前に、白色背景板19上の1箇所でR、G、Bの3色それぞれについての読取がラインセンサ1列(1ライン)分行われ、さらに灰色背景板18上の異なる2箇所でR、G、Bの3色の光それぞれについての読取が、それぞれの箇所で3ライン分行われて、これらの読取信号に基づいて読取信号中のノイズの発生箇所の特定が行われる。図1には、このような読取が行われる位置を明示するために、R、G、Bの3色それぞれの読取が行われる位置として、白色背景板19上の3つの点A1,A2,A3で表された第1の読取位置A、灰色背景板18上の3つの点B1,B2,B3で表された第2の読取位置B、および第2の読取位置Bとは異なる灰色背景板18上の読取位置として、3つの点C1,C2,C3で表された第3の読取位置Cが示されている。
図2は、図1に示す画像読取装置で読み取られた読取信号の処理を行う回路の構成を示すブロック図である。
CCD部1は、CCD駆動回路2からの駆動信号によって駆動されることにより、R、G、Bの3色の光それぞれについて、画像信号R,G,Bをそれぞれ出力する。
図2に示すように、CCD部1の後段には、サンプルホールド回路3A、出力増幅回路4A、A/D変換回路5Aおよびシェーディング補正回路6Aからなる第1の信号処理系と、サンプルホールド回路3B、出力増幅回路4B、A/D変換回路5Bおよびシェーディング補正回路6Bからなる第2の信号処理系と、サンプルホールド回路3C、出力増幅回路4C、A/D変換回路5Cおよびシェーディング補正回路6Cからなる第3の信号処理系とが設けられている。これら3つの信号処理系は、R、G、Bの3色の光にそれぞれ対応した画像信号R,G,Bを各々処理する信号処理系である。
CCD部1から得られる3つのアナログの画像信号R,G,Bは、各サンプルホールド回路3A,3B,3Cにより各々サンプリングされた後、出力増幅回路4A,4B,4Cによって各々適正なレベルに増幅され、さらに、各A/D変換回路5A,5B,5Cにより各デジタル画像データR,G,Bに変換される。これらのデジタル画像データR,G,Bに対し、各シェーディング補正回路6A,6B,6Cにより各ラインセンサ1a,1b,1cの感度バラツキや光学系の光量分布特性に対応した補正が施される。このような補正を行うためには、画像データの白色基準が必要である。そこで、スキャナ1000では、スキャナ1000の電源が投入されると、図1に示す白色背景板19上の第1の読取位置Aでの読取が行われ、この読取で得られた、R、G、Bの3色についての読取信号が、シェーディング補正回路6A,6B,6Cにそれぞれ入力されて、シェーディング補正に必要な白色基準を与える画像データとして用いられる。
以上が画像信号R、G、Bにそれぞれ対応した3つの信号処理系の概要である。シェーディング補正回路6A以外のシェーディング補正回路6B,6Cの後段には、各出力遅延回路7B,7Cが備えられており、これら出力遅延回路7B,7Cによって、図1において説明したように、G色に対応した画像データG,B色に対応した画像データBがそれぞれの読取位置のずれに対応した時間的なずれが補正され、3つの画像データR,G,Bの同期が行われる。同期された3つの画像データR,G,Bは、ラインメモリ8において各々所定ライン数分記憶される。
図1に示す灰色背景板18上の異なる2箇所でR、G、Bの3色の光それぞれについて得られた読取信号は、上述の信号処理が施された後、ラインメモリ8の後段に設けられているゴミ検出回路群9に入力される。そして、この入力された読取データからゴミの影響を受けている画素が検知され、その所在位置を示すデータであるゴミ検出データが、ノイズ除去回路10に出力される。
次に図3を参照し、ゴミ検出回路群9と、このゴミ検出回路群9で生成されるゴミ検出データについて説明する。
図3は、図2に示すゴミ検出回路を表す図である。
このゴミ検出回路群9は、灰色背景板18上の第2の読取位置Bおよび第3の読取位置Cでの読取から得られた読取データに基づき、ゴミに起因するノイズの発生箇所を伝えるゴミ検出データを生成するための回路である。ゴミ検出回路群9は、この読取データを構成するR、G、B各色を表す画像データR,G,Bの各々を処理するための3個のゴミ検出回路9A,9B,9Cからなる。これらのゴミ検出回路9A,9B,9Cは、画素平均回路30、減算回路31、画素遅延回路32、比較回路33、結果保持回路34および最終判定回路35、およびノイズ検出結果保持回路36によりそれぞれ構成されている。以下、R色用のゴミ検出回路9Aを例にとって、これらの回路について説明する。
図4は、図3に示す画素平均回路と、図1に示す灰色背景板上で読み取られた3ライン分の読取データとの関係を表す図である。
灰色背景板18上の第2の読取位置Bや第3の読取位置Cにおいてラインセンサ1aによって行われる1回の主走査毎に、読み取られたN個の画素のR成分を表す、1ライン分の画像データRがシェーディング補正回路6Aから順次出力され、それらは、ラインメモリ9内の一連の記憶領域に順次書き込まれる。このような主走査方向の読取が、第2の読取位置Bおよび第3の読取位置Cそれぞれにおいて3回ずつ行われることによって得られる3ライン分の読取データは、それぞれラインメモリ8に入力された後、それぞれ3ライン分のデータとして画素平均回路30に入力され、その3ライン分のデータの同位置画素の平均値の算出が行われる。以下では、画素1個分の画像データを画素データと呼ぶ。例えば、3回めの主走査で得られた1個の画素kの画素データRがラインメモリ9に書き込まれると、その画素データと、画素kよりも1ライン(すなわち、N画素)だけ前の画素k−Nの画素データと、画素kより2ライン(すなわち、2N画素)だけ前の画素k−2Nの画素データとの組が画素平均回路30へ供給される。画素平均回路30は、このようにして供給される3個の画素データの平均値を求める。
図3に示す画素遅延回路32では、画素平均回路30から出力される平均化された画素データを、主走査方向に8画素分遅延させる処理が行われる。減算回路31は、画素平均回路30から出力された画素データから所定のスレッショルドレベルの減算を行い、比較回路33は、減算回路31から出力された画素データの方が画素遅延回路32によって遅延された画素データより大きいか否かを判定し、大きい場合は”1”を、小さい場合は”
0”をゴミ検出データの構成ビットとして出力する。
図4には、例として、図に示す現在画素位置に対応した3ライン分の画素データの平均値が画素平均回路30から出力されており、破線で囲んだ8画素前の画素位置における3個の画素の画素データの平均値が画素遅延回路32から出力されている状況が示されている。この場合、現在画素位置に対応した画素データの平均値が、8画素前の画素位置における画素データの平均値よりも所定スレッショルドレベル以上大きいか否かが比較回路33により判定されることとなる。ここで、比較回路33の比較結果は画素遅延回路32にフィードバックされ、遅延された画素データよりスレッショルドレベル以上大きい画素データが画素遅延回路32により画素遅延を受けることはない。
図5は、画素平均回路30から出力される1ライン分の画素データを例示したものである。
比較回路33から出力されるゴミ検出データは、図5に示す例のように、画素データが示す濃度に所定スレッショルド以上の変化が発生した状況において、その濃度の変化の発生した画素位置を示すデータである。
以上のゴミ検出データが生成されるまでの処理は、図1に示す灰色背景板18上の第2の読取位置Bおよび第3の読取位置Cでそれぞれ3回の主走査によって得られた読取信号に対して共通して施される処理である。ゴミ検出データ生成が行われた後、第2の読取位置Bから得られたゴミ検出データと、第3の読取位置Cから得られたゴミ検出データとでは、処理が分岐される。
第2の読取位置Bでの読取で得られたゴミ検出データは、一旦、図3に示す結果保持回路34に記憶される。この結果保持回路34は、図2に示すCPU12からの指示により、比較回路33から出力されるゴミ検出データの保持を行い、さらにこのゴミ検出データを、比較回路33の後段に設けられている最終判定回路35に出力する。
一方、第3の読取位置Cでの読取で得られたゴミ検出データは、結果保持回路34に記憶されることなく、最終判定回路35に入力される。
最終判定回路35は、第3の読取位置Cでの読取から得られたゴミ検出データを受け取り、結果保持回路34から出力されている、第2の読取位置Bでの読取で得られたゴミ検出と比較する。この比較では、これら2つのゴミ検出データの両方において、”1”とな
っている画素位置と幅が、2画素以内のずれをもって共通している場合には、この幅の中に存在する画素をゴミ発生画素とし、ゴミ発生画素に対応したビットが”1”、ゴミ発生
画素でない画素に対応したビットが”0”となる最終的なゴミ検出データが生成され、ノ
イズ検出結果保持回路36にそのゴミ検出データが記憶される。
以上説明したゴミ検出回路9Aと同様の処理を行うゴミ検出回路が、G、Bの各色毎の、ゴミ検出回路9B、9Cとして備えられ、これら3つのゴミ検出回路9A,9B,9Cによりゴミ検出回路群9が構成されている。
以上が、ゴミ検出回路群9と、このゴミ検出回路群9で生成されるゴミ検出データについての説明である。
続いて、ユーザによって原稿画像の読取が指示されてから、図1に示す原稿画像20が読み取られ、ノイズ除去が行われた画像データが生成されるまでの処理について説明する。
図6は、ユーザによって原稿画像の読取が指示されてから、原稿画像を表す画像データに対し、ノイズ除去や画像処理が施されて最終的な画像データが生成されるまでの過程を表すフローチャートである。
スキャナ1000の電源が投入されると、図1に示す白色背景板19上の第1の読取位置Aでの読取が行われ、シェーディング補正に必要な白色基準が得られる。そしてユーザにより、原稿20が原稿台113上にセットされ、原稿20中の原稿画像の読取が指示されると、図1に示す灰色背景板18上の、第2の読取位置Bおよび第3の読取位置Cでの読取が行われ(ステップS1)、白色背景板19上での読取で得られた白色基準を用いて、これら灰色背景板18上の2箇所での読取によって得られた読取データのシェーディング補正が行われる。そして、シェーディング補正後の読取データに基づき、図3において説明したように、図3に示すゴミ検出回路9でノイズの検出作業が行われ(ステップS2)、このノイズの検出作業で得られたゴミ検出データが、図4に示すノイズ検出結果保持回路36に記憶される(ステップS3)。続いて、原稿20中の原稿画像の読取が行われ、生成された画像信号に対し、図2に示すサンプルホールド回路からA/D変換回路までの回路において図2で説明した処理が施される。そして、処理された画像データに対し、図1に示す白色背景板19上での読取から得られる白色基準を用いたシェーディング補正が、シェーディング補正回路6A,6B,6Cにおいて、R,G,Bの3色の画像データそれぞれに対し行われた後、ラインメモリ8に記憶される(ステップS4)。ラインメモリ8にに記憶された画像データは、続いて図2に示すノイズ除去回路10に入力されてノイズの除去作業が行われる(ステップS5)。このノイズの除去作業の具体的な内容については後述する。そして、ノイズ除去後の画像データは、図2に示す画像処理回路11に出力されて、画像処理回路11において、拡大縮小処理、地肌除去処理、2値化処理などの画像処理が施される。
以上説明した過程において、ステップS1が本発明の画像読取方法における参照読取過程に相当し、ステップS4が本発明の画像読取方法における原稿読取過程に相当し、ステップS2およびステップS3が本発明の画像読取方法におけるノイズ位置確認過程に相当し、ステップS5が本発明の画像読取方法におけるノイズ除去過程に相当する。
また、以上説明した過程において、読取信号を処理するための各回路の制御は、図2に示すCPU12によって行われる。具体的には、CPU12は、CCD駆動回路2によって行われるCCD1の駆動の周期を設定し、図2に示す各出力増幅回路4A,4B,4Cの利得の制御、シェーディング補正回路6A,6B,6C、ゴミ検出回路群9、ノイズ除去回路10、画像処理回路11などの制御を行う。
続いて、ノイズ除去回路10と、ノイズ除去回路10において行われるノイズの除去作業について説明する。
ノイズ除去回路10は、ゴミ検出回路9A,9B,9Cから出力されるR、G、B各色に対応したゴミ検出データに基づいて、ゴミに起因したすじ状のノイズを、図1に示す原稿画像20から除去する回路である。ノイズ除去回路10は、ラインメモリ8から出力される画像データR,G,Bの各々を1ライン分一時記憶するための画像データバッファと、ゴミ検出回路群9から出力される各ゴミ検出データを一時記憶するゴミ検出データバッファとを有している。
図7は、ノイズ除去回路10によって行われるノイズ除去のための処理の内容を示す図である。
図7では、図面が煩雑になるのを防ぐため、R色に対応した画像データバッファ101Aおよびゴミ検出データバッファ102Aの記憶内容と、B色に対応した画像データバッファ101Cおよびゴミ検出データバッファ102Cの記憶内容のみが図示されており、G色に対応したものは図示が省略されている。
ノイズの除去を行うため、ノイズ除去回路10は、各ゴミ画素に対応した画素データB,G,Rについて、そのゴミ発生画素を中心とした主走査方向17画素、副走査方向1ラインの周囲画素のうち、どの画素の画素データB、G、Rによって置換するかを判定し、判定結果に従って画素置換を行う。
ノイズ除去回路10は、ゴミ検出データバッファに格納されたゴミ検出データを参照し、ゴミ発生画素の有無を判定する。図7に示す例では、画像データバッファ101Cに格納されている画像データBが、副走査方向に延びた1ラインのすじ状ノイズを含んでおり、一方、ゴミ検出データバッファ102C内には、このノイズの原因となっているゴミ発生画素の位置を示すゴミ検出データが格納されている。そして、RおよびGの各色のゴミ検出データに関しては、ノイズが発生していない状況である。
図7の例では、主走査方向についてi番目の画素Biがゴミ発生画素である。この場合、ノイズ除去回路10は、ゴミに起因したすじ状ノイズを画像データBから除去するため、ゴミ発生画素Biに対応した画素データをその周囲の適当なB色画素の画素データによって置換する必要がある。そのためには、置換に用いるのに適当な画素データを捜す必要があり、ノイズ除去回路10は、この置換用の画素データを次のようにして求める。
まず、ノイズ除去回路10は、ゴミ発生画素Biを中心とした主走査方向17画素、副走査方向1ラインの領域から、ゴミ発生画素Biおよびゴミ発生画素Biと隣接する主走査方向の2画素ずつを除いた斜線で示す領域を、ゴミ発生画素Biに対する置換用画素選択対象領域と定める。
次に、ノイズ除去回路10は、ゴミ発生画素Biの色とは異なった色に対応した画像データバッファ、例えばR色に対応した画像データバッファ101A内において、ゴミ発生画素Biと同位置の画素Riの画素データを参照し、画素Riの画素データと最も近い値の画素データを有する画素Ri’を、画素Riを中心とした主走査方向17画素、副走査方向1ラインの領域から選択する。
次に、ノイズ除去回路10は、ゴミ発生画素Biに対する置換用画素選択対象領域中の画素の中から、このようにして選択した画素Ri’の画素データに最も近い画素データを有する画素Bi’を求める。そして、画素Bi’の画素データを画像データバッファ101Cから読み出し、この画素データにより画像データバッファ101C内のゴミ発生画素Biの画素データを置き換える。なお、このようにゴミが発生したB色画素Biの画素データを置換するだけでなく、色のバランスを考慮して、ゴミ発生画素位置にある全ての色の画素Ri、Gi、Biの各画素データの置き換えを行ってもよい。
このような処理が、ゴミ検出データによって示される全てのゴミ発生画素について実施されることにより、画像データバッファ内の画像データからゴミに起因したすじ状のノイズが除去される。そして、このノイズ除去の行われた画像データが画像処理回路11に送られる。以上が、ノイズ除去回路10によって行われる処理の概要である。
この処理において、ゴミ発生画素と隣接する主走査方向2画素を置換画素選択対象領域から外しているのは、そのようなゴミ発生画素と隣接している画素は、ゴミが発生していると検知されていない場合でも、ゴミの影響を多少なりとも受けている可能性があるからである。
以上は、B色の画素データにノイズがあり、R色の画素データにノイズが存在しない例である。ここで、B色の画素データ、およびR色の画素データの同一位置にノイズが存在し、G色の画素データにノイズが存在しない場合には、G色の画素データを用いて置換を行う。このように、R、G、Bのうち2色の画像データが同一画素位置にゴミ発生画素を有する場合には、その画素位置にゴミ発生画素を有していない1色の画像データを参照する。また、R、G、Bのうち、ある1色の画像データがゴミ発生画素を有しており、他の2色の画像データがこれと同一画素位置のゴミ発生画素を有していない場合には、例えばゴミ発生画素がR色ならば、置換画素選択のために参照する画素の色はG色、という具合にルールが定められており、このルールに従って、参照する画素の色を決定する。
さらに、画像データR、G、Bのすべてにおいて、同一画素位置にゴミが発生する場合も考えられる。この場合、他の色の画像データから置換画素を判定することはできない。そこで、このような場合には、例えば主走査方向3画素前の画像データで置換を行う。
以上説明したような、画素データの置換方法以外にも、例えばゴミ発生画素がR色の画素である場合、G色、B色の両方について、ゴミ発生画素と同一画素位置の画素データと最も近い画素データを捜す処理を行ってもよい。この場合、ゴミ発生画素と同一画素位置の画素データと最も近い画素データとして2色分の画素データが得られるが、それらのうちゴミ発生画素と同一位置にある画素の画素データとの差が小さい方を選択すればよい。
続いて以上説明した画素置換処理において、図7に示す画像データバッファ101A内で、ゴミ発生画素Biと同位置の画素Riの画素データと最も近い値の画素データを有する画素Ri’ を決定するための行われる置換画素判定処理について説明する。
図8は、この置換画素判定処理の対象となる画素を、主走査方向17画素、副走査方向1ラインの範囲内で表した図である。
図8において、中央の画素位置L8は、図7に示す画像データバッファ101A内の、ゴミ発生画素Biと同位置にある画素Riの位置を示している。置換画素判定処理では、この画素位置L8を中心とした主走査方向17画素、副走査方向1ラインの周囲画素の画素データについて左端の画素位置L0から右端の画素位置L16まで順に、以下に説明する置換画素判定アルゴリズムに従って判定を行う。
図9は、ノイズ除去回路10によって行われる置換画素判定処理のアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
まず、カウンタiを”0”にセットし(ステップS1)、画素位置LiのB色画素に対
応したゴミ検出データが”0”であるかを判断する(ステップS2)。この判断結果が「
YES」である場合にはステップS3に進み、「NO」である場合にはステップS10に進む。ステップS3では、画素位置Liの主走査方向前後2画素と同一位置にあるB色画素のゴミ検知データが”0”であるかが判断される。この判断結果が「YES」である場
合はステップS4に進み、「NO」である場合はステップS10に進む。これらステップS2およびステップS3の条件分岐により図8の中央の画素位置Li、およびこの画素位置L8の主走査方向前後2画素の画素位置におけるB色画素が置換対象外とされる。
ステップS4では、画素位置Liおよび画素位置Liの主走査方向前後2画素の画素位置におけるB色画素のゴミ検出データが全て”0”であるという条件を満たし、かつ、画
素位置LiのB色画素がこの条件を満足させた最初の画素であるかが判定される。画素位置Liの画素がステップS4における「最初の画素」である場合、置換画素位置にカウンタiの値を保持させ(ステップS5)、Minデータには中央の画素位置L8の画素データと画素位置Liの画素データとの差の値を保持させ(ステップS6)、ステップS10に進む。一方、画素位置LiがステップS4における「最初の画素」でない場合、Minデータが、画素位置L8の画素データと画素位置Liの画素データとの差より大きいか否かを判断する(ステップS7)。この判断結果が「NO」である場合にはステップS10に進む。一方、ステップS7の判断結果が「YES」である場合、すなわち、画素位置L8の画素データと画素位置Liの画素データとの差が、Minデータより小さい場合には、置換画素位置にカウンタiの値を保持させ(ステップS8)、Minデータの値として、画素位置L8の画素データと画素位置Liの画素データとの差を保持させ(ステップS9)、ステップS10に進む。
ステップS10に進むと、カウンタiが16か否かを判断する。この判断結果が「YES」であれば、置換画素判定処理を終了し、「NO」であれば、カウンタiを1だけ増加させ(ステップS11)、ステップS2に戻る。
以上の処理が繰り返される過程において、現在の置換画素位置に対応した画素データよりも、画素位置L8の画素データにより近い画素データが新たに発見された場合には、この新たに発見された画素データの画素位置によって置換画素位置が更新される。そして、i=16となって置換画素判定処理が終了した時点において、置換画素位置として保持されている画素位置は、画素位置L8の画素データに最も近い画素データに対応した画素位置となる。そして、ノイズ除去回路10が、この画素位置におけるB色画素の画素データにより、ゴミ発生画素の画素データの置き換えを行う。
なお、このようにゴミが発生したB色画素Biの画素データを置換するだけでなく、色のバランスを考慮して、ゴミ発生画素位置にある全ての色の画素Ri、Gi、Biの各画素データを、置換画素位置にある各色の画素データによって置き換えてもよい。
以上が本実施形態の説明である。
以上説明したように、本実施形態によれば、原稿読取に使用されるセンサおよび回路を利用し、小規模な回路構成で、読取位置におけるゴミを正確に検出し、これに起因したノイズを読取画像から除去することができる。
本実施形態のスキャナ1000は、画像を読み取り、ノイズが除去された画像データを生成する画像読取装置であるが、本発明の画像読取装置は、ノイズが除去された画像データを生成するだけにとどまらず、さらに画像を出力するための出力部を備え、すじ状のノイズが除去されることにより、画質が向上された画像を出力するコピー機であってもよい。
本発明の画像読取装置の一実施形態であるスキャナを表す図である。 図1に示す画像読取装置で読み取られた読取信号の処理を行う回路の構成を示すブロック図である。 図2に示すゴミ検出回路を表す図である。 図3に示す画素平均回路と、図1に示す灰色背景板上で読み取られた3ライン分の読取データとの関係を表す図である。 画素平均回路30から出力される1ライン分の画素データを例示したものである。 ユーザによって原稿画像の読取が指示されてから、原稿画像を表す画像データに対し、ノイズ除去や画像処理が施されて最終的な画像データが生成されるまでの過程を表すフローチャートである。 ノイズ除去回路10によって行われるノイズ除去のための処理の内容を示す図である。 この置換画素判定処理の対象となる画素を、主走査方向17画素、副走査方向1ラインの範囲内で表した図である。 ノイズ除去回路10によって行われる置換画素判定処理のアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 CCD
1a ラインセンサ
1b ラインセンサ
1c ラインセンサ
2 CCD駆動回路
3A サンプルホールド回路
3B サンプルホールド回路
3C サンプルホールド回路
4A 出力増幅回路
4B 出力増幅回路
4C 出力増幅回路
5A A/D変換回路
5B A/D変換回路
5C A/D変換回路
6A シェーディング補正回路
6B シェーディング補正回路
6C シェーディング補正回路
7B 出力遅延回路
7C 出力遅延回路
8 ラインメモリ
9 ゴミ検出回路群
9A 画像データRを処理するゴミ検出回路
9B 画像データGを処理するゴミ検出回路
9C 画像データBを処理するゴミ検出回路
10ノイズ除去回路
11 画像処理回路
12 CPU
18 灰色背景板
19 白色背景板
20 原稿画像
30 画素平均回路
31 減算回路
32 画素遅延回路
33 比較回路
34 結果保持回路
35 最終判定回路
36 ノイズ検出結果保持回路
100 上カバー
112 露光ガラス
113 原稿台
200 画像読取部
212 第1ミラー
210 第1キャリッジ
221 第2ミラー
222 第3ミラー
220 第2キャリッジ
230 レンズ
1000 スキャナ
101A 画像データバッファ
101C 画像データバッファ
102A ゴミ検出データバッファ
102C ゴミ検出データバッファ

Claims (4)

  1. 原稿が載る原稿台と、
    参照体と、
    線状の読取領域を前記原稿台に沿って移動させながら該読取領域を読み取って読取信号を生成することによって該原稿台上の原稿の画像をその移動の方向に走査して読み取る原稿読取と、前記参照体上で前記読取領域を複数箇所に移動させながら各読取領域を読み取って複数の参照読取信号を生成する参照読取とを実行する読取部と、
    前記参照読取で得られる複数の参照読取信号に基づいて、前記読取領域から得られる読取信号について該読取領域上の定位置に恒常的に生じるノイズの有無と発生位置を確認するノイズ位置確認部と、
    前記読取領域上の前記発生位置について、前記原稿読取で得られる読取信号を修正して前記ノイズを除去するノイズ除去部とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 基準体を備え、
    前記読取部が、前記基準体を読み取って基準読取信号を生成する基準読取も実行するものであり、
    前記ノイズ位置確認部が、前記複数の参照読取信号に基づいて前記ノイズの有無と発生位置を確認するに当たって、該複数の参照読取信号のそれぞれを、前記基準読取で得られる基準読取信号の信号レベルで規格化して用いるものであることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記ノイズ位置確認部が、読み取られた画像中で白すじとなるノイズについてノイズの有無と発生位置を確認するものであることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 線状の読取領域を、原稿が載る原稿台に沿って移動させながら該読取領域を読み取って読取信号を生成することによって該原稿台上の原稿の画像をその移動の方向に走査して読み取る原稿読取過程と、
    参照体上で前記読取領域を複数箇所に移動させながら各読取領域を読み取って複数の参照読取信号を生成する参照読取過程と、
    前記参照読取過程で得られる複数の参照読取信号に基づいて、前記読取領域から得られる読取信号について該読取領域上の定位置に恒常的に生じるノイズの有無と発生位置を確認するノイズ位置確認過程と、
    前記読取領域上の前記発生位置について、前記原稿読取で得られる読取信号を修正して前記ノイズを除去するノイズ除去過程とを備えたことを特徴とする画像読取方法。
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