JP2001157046A - 原稿読取装置および黒すじ検出方法 - Google Patents

原稿読取装置および黒すじ検出方法

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JP2001157046A JP33350299A JP33350299A JP2001157046A JP 2001157046 A JP2001157046 A JP 2001157046A JP 33350299 A JP33350299 A JP 33350299A JP 33350299 A JP33350299 A JP 33350299A JP 2001157046 A JP2001157046 A JP 2001157046A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量のメモリを必要とせず、原稿をセットし
なくてもごみ等の不純物により発生する黒すじを検出す
ることができる原稿読取装置を提供する。 【解決手段】 画素ランカウント部41は、白色ローラ
の2値化された画像情報について、走査ライン毎に各白
画素と黒画素のラン長を算出する。演算部42は、白画
素のラン長および黒画素のラン長により、走査ライン上
で白画素から黒画素に変化する位置を算出する。黒すじ
位置データ蓄積部44は、既に読み取った走査ラインか
ら得られた黒すじ位置の候補を記憶する。比較部43
は、白画素から黒画素に変化した位置と黒すじ位置の候
補とが一致していれば黒すじ位置の候補を残し、一致し
ていなければ候補から除外する。原稿読取装置は、一定
の走査ライン数以上この処理を行い、除外されなかった
黒すじ位置の候補について黒画素の位置を黒すじ位置と
して検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置、スキャナ、複写機等に適用され、ステージガラス等
に付着した不純物による黒すじを検出する機能を有する
画像読取装置、および不純物による黒すじを検出する黒
すじ検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にファクシミリ装置等では、原稿を
搬送しつつ光によって走査し、各走査ラインから画像情
報を読み取る方法が採用されている。このようなファク
シミリ装置等に適用される画像読取装置では、光源と原
稿との間の光学経路上にごみやほこり等の不純物が存在
すると光が遮られることとなる。この結果、文字等が何
も書かれていない部分を走査した場合であっても不純物
の存在する位置に対応する画素は黒として読み取られ、
搬送された原稿を読み取った画像には黒すじが発生す
る。
【0003】そこで、オペレータが不純物を清掃して除
去できるように黒すじを検出する原稿読取装置が種々提
案されている。例えば、特開平6−303428号公報
には、1ページ内の各走査ライン上で同一の位置にある
画素毎に2値化された情報の論理演算を行い、この論理
演算の結果が1ページ内の全ラインにおいて黒画素を読
み取ったことを示す場合に、その画素に対応する位置に
黒すじが発生したことを検出する画像読取装置が記載さ
れている。
【0004】また、複数ページにわたって、各走査ライ
ン上で同一の位置にある画素毎に2値化された情報の論
理演算を行い、この論理演算の結果が各ページで黒画素
を読み取ったことを示す場合に、その画素に対応する位
置に黒すじが発生したことを検出する画像読取装置も記
載されている。このような画像読取装置によれば、原稿
の中に罫線等を含むページがある場合でも、罫線等を黒
すじとして誤検出することを防ぐことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような画
像読取装置は、大量のメモリを必要とする。複数の走査
ライン上の各画素について論理演算を行うために、読み
取った走査ラインにおける各画素の2値データを格納す
るラインバッファ、既に読み取った各ラインにおける各
画素の論理演算の結果を格納するラインバッファ、これ
ら二つのラインバッファに格納された各画素の論理演算
の結果を格納するラインバッファを必要とするからであ
る。
【0006】また、罫線等を黒すじとして誤検出しない
ようにするために、複数ページにわたって原稿を読み取
る場合、黒すじの検出に時間がかかってしまう。さら
に、原稿を読み取りつつ黒すじを検出する構成なので、
黒すじを解消して原稿を読み取る場合には、黒すじ検出
のための原稿読み取りと黒すじを解消した画像を得るた
めの原稿読み取りを行わねばならず、手間がかかる。
【0007】本発明は、大量のメモリを必要とせず、原
稿を読み取らなくても黒すじを検出することができる画
像処理装置および黒すじ検出方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による画像処理装
置は、走査位置に原稿を搬送させるローラを備え光によ
る走査で走査ライン毎に画像情報を読み取る光学式情報
読取手段と、各走査ラインの画像情報を画素単位に黒画
素と白画素とに2値化する2値化手段と、各走査ライン
上で白画素が連続する数である白画素のラン長および黒
画素が連続する数である黒画素のラン長を求めるラン長
演算手段と、白画素のラン長および黒画素のラン長から
各走査ライン上で黒すじの候補となる位置を算出する候
補位置算出手段と、各走査ラインにおける黒すじの候補
となる位置が一定のライン数以上にわたって特定の位置
関係にある場合に黒すじが発生したと判断して黒すじを
検出する黒すじ検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、光学式情報読取手段は、走査する位
置に白色のローラを備え原稿が走査位置にない場合に前
記ローラを回転しつつ走査ライン毎に画像情報を読み取
る構成であってもよい。このような構成によれば、回転
する白色のローラの画像を読み取ることにより、走査位
置に原稿がない場合であっても、不純物による黒すじを
検出することができる。
【0010】また、候補位置算出手段は、各走査ライン
上で白画素が黒画素に変化する位置を黒すじの候補とな
る位置として算出し、黒すじ検出手段は、白画素が黒画
素に変化する位置が次の走査ラインにおいても同じ位置
であるという関係が一定のライン数以上連続して成立す
る場合にその白画素から変化した黒画素の位置に黒すじ
が発生したと判断して黒すじを検出してもよい。このよ
うな構成によれば、多くのメモリを用いずとも黒すじを
検出することができる。
【0011】また、候補位置算出手段は、各走査ライン
上で連続する黒画素の中心位置を黒すじの候補となる位
置として算出し、黒すじ検出手段は、連続する黒画素の
中心位置が次の走査ラインにおいて黒画素であるという
関係が一定のライン数以上連続して成立する場合に黒画
素の中心位置に黒すじが発生したと判断して黒すじを検
出する構成であってもよい。このような構成によれば、
各ラインを走査する間に浮遊ごみがずれたり光学式情報
読取手段の機構的なずれが生じて、画像情報上で黒画素
の位置がずれた場合でも、黒すじを検出することができ
る。
【0012】また、黒すじ検出手段は、黒画素が連続す
る数である黒画素のラン長が一定の長さ以上である場合
にその黒画素に関する黒すじの候補となる位置を特定の
位置関係にあるか否かの判断対象から除外する構成であ
ってもよい。このような構成によれば、黒すじと原稿の
文字等とが交差したため黒すじの候補となる位置が大き
く変化する走査ラインが生じても、黒すじを検出するこ
とができる。
【0013】また、黒すじを検出した場合に黒すじの位
置を出力する黒すじ情報出力手段を備えていてもよい。
このような構成によれば、オペレータが除去すべき不純
物の位置を知ることができ、清掃して不純物を除去する
ことで黒すじを解消することができる。
【0014】また、光学式情報読取手段は、原稿搬送経
路の一部として目盛ゲージを有し光を透過させるガラス
面を備え、黒すじ情報出力手段は、前記ガラス面が有す
る目盛ゲージに応じた黒すじの位置を表示する構成であ
ってもよい。このような構成によれば、オペレータが不
純物の位置をより簡単に知ることができる。
【0015】また、本発明による黒すじ検出方法は、光
による走査で走査ライン毎に回転する白色のローラの画
像情報を読み取り、各走査ラインの画像情報を画素単位
に黒画素と白画素とに2値化し、各走査ライン上で白画
素が連続する数である白画素のラン長および黒画素が連
続する数である黒画素のラン長を求め、白画素のラン長
および黒画素のラン長から各走査ライン上で黒すじの候
補となる位置を算出し、各走査ラインにおける黒すじの
候補となる位置が一定のライン数以上にわたって特定の
位置関係にある場合に黒すじが発生したと判断して黒す
じを検出することを特徴とする。このような方法によれ
ば、大量のメモリを必要とせず、また、原稿をセットし
なくても黒すじを検出することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明による画像読取装
置の実施の一形態を示すブロック図である。ここでは、
画像読取装置がファクシミリ装置に適用された場合につ
いて示す。制御部7は、CPUおよびプログラムを記憶
するROM、RAM等によって構成され、所定のプログ
ラムにしたがい画像読取装置およびファクシミリ装置を
制御する。
【0017】ユーザインタフェース部8は、例えば、キ
ー入力部およびLCD等によって構成され、オペレータ
による黒すじ検出の指示や各種設定を入力し、入力され
た設定を表示する。また、ユーザインタフェース部8を
構成するLCD等は、検出した黒すじの位置情報を表示
する。
【0018】原稿読取部1は、モータ等を制御してロー
ラにより原稿を搬送し、搬送経路上に存在する読取走査
ライン位置を通過させる。読取走査ライン位置とは、原
稿読取装置が光で原稿を走査して1ライン分の画像情報
を読み取る位置であり、この位置は固定されている。原
稿読取部1は、走査ライン毎に原稿の画像情報を読み取
り、読み取った情報を光電変換してアナログ信号として
A−D変換部2に出力する。
【0019】図2は、原稿読取部1を横側から見た様子
を示す説明図である。原稿11は、原稿読取装置が読み
取っている原稿の1ページ分である。送り込みローラ1
2は、二つのローラによって構成され、オペレータにセ
ットされた原稿を白色ローラ13まで送る。白色ローラ
13は、白い材質のゴム等を用いたローラであり、読取
走査ライン位置の上に位置する。白色ローラ13は、搬
送される原稿11を読取走査ライン位置に導く。排出ロ
ーラ14は、二つのローラによって構成され、読み取っ
た原稿11を排出する。ガイド15は、原稿搬送経路に
設けられ、原稿をスムーズに搬送させる。
【0020】ランプ16は、読取走査ライン位置に存在
する原稿11を走査する光を照射する。ランプ16が照
射する光は、移動する原稿11の画像を1ライン毎に走
査する。ステージガラス17は、原稿11の搬送経路の
一部を構成し、また、ランプ16が照射した光および原
稿11からの反射光を透過させる。ミラー18は、原稿
11からの反射光をレンズ19に導く。レンズ19は、
反射光を集光してCCD20に導く。CCD20は、入
射した光をアナログの電気信号に変換し、この電気信号
をA−D変換部2に出力する。
【0021】A−D変換部2は、アナログの電気信号に
変換された1走査ライン分の画像情報を、さらにデジタ
ルの多値データに変換し、画像処理部3に出力する。画
像処理部3は、デジタルの多値データに変換された画像
情報を、画素単位に黒画素と白画素とに2値化し、エッ
ジ強調処理や孤立点除去等の各種画像処理を行う。画像
処理部3は、2値化した画像情報を蓄積符号化部5およ
び黒すじ検出部4に出力する。
【0022】蓄積符号化部5は、2値化した画像情報を
圧縮する。2値化した画像情報はデータ量が多いため、
圧縮して蓄積される。蓄積符号化部5は、例えば、IT
U−T勧告によるMH(Modified Huffman)符号、MR(M
odified Read )符号、またはMMR(Modified Modified
Read)符号による符号化を行う。また、ITU−T勧告
による符号化でなく、他の符号化方式を採用してもよ
い。蓄積符号化部5は、メモリ部6に圧縮した画像情報
を出力し、メモリ部6はこの画像情報を蓄積する。
【0023】一方、黒すじ検出部4は、2値化した画像
情報から黒すじを検出し、黒すじの位置情報を生成す
る。図3は、黒すじ検出部4の構成の例を示すブロック
図である。画素ランカウント部41は、1走査ライン分
の2値化された情報から連続する白画素および黒画素の
画素数をカウントして、白画素のラン長および黒画素の
ラン長を交互に求める。白画素のラン長とは白画素が連
続する数であり、黒画素のラン長とは黒画素が連続する
数である。
【0024】例として、図4に白画素と黒画素とが並ん
だ1走査ライン分の画像情報を示す。図4において、左
端は走査ラインの先頭の位置である。この先頭位置から
a個の白画素が並んでいる。この白画素のラン長はaで
ある。次にb個の黒画素が並んでいる。この黒画素のラ
ン長はbである。次に続く白画素および黒画素について
も同様である。よって、この例では、画素ランカウント
部41は、白画素と黒画素のラン長を交互に、a、b、
c、d、eとして求める。画素ランカウント部41は、
求めた各ラン長を演算部42に出力する。
【0025】演算部42は、白画素と黒画素のラン長か
ら、白画素が黒画素に変化する位置を算出する。この変
化位置は、例えば、白画素の次に黒画素が並ぶ場合、白
画素の最後尾の画素が先頭から何画素目になるかという
画素数として表される。演算部42は、先頭から黒画素
に至るまでの各ラン長の和として白画素が黒画素に変化
する位置を算出する。また、変化位置を、黒画素の最初
の画素が先頭から何画素目になるかという画素数として
表してもよいが、以下の説明では、白画素の最後尾の画
素を白画素から黒画素への変化位置とする。
【0026】以下に変化位置算出の例を示す。図4にお
いて、画素の種類が変化した位置をA、B、C、Dと
し、走査ラインの最後尾の画素の位置をEとする。演算
部42は、白画素が黒画素に変化した位置を求めるの
で、AおよびCを算出する。最初の白画素のラン長はa
であるので、白画素から黒画素に変化する位置Aは、A
=aとして求められる。次に黒画素に至るまでの各ラン
長は、a、b、cであるので、2回目に白画素から黒画
素に変化する位置Cは、C=a+b+cとして求められ
る。このように、演算部42は、a画素目、a+b+c
画素目を変化位置として算出する。演算部42は、算出
した変化位置を比較部43に出力する。
【0027】黒すじ位置データ蓄積部44は、既に読み
取った走査ラインから得られた黒すじ位置の候補を記憶
し、比較部43が白画素から黒画素への変化位置を入力
したときに、黒すじ位置の候補を比較部43に出力す
る。黒すじ位置の候補は、既に読み取った各走査ライン
において共通の位置で白画素が黒画素に変化していると
きの変化位置であり、次に述べるように比較部43から
入力される。
【0028】比較部43は、演算部42から入力した白
画素から黒画素への変化位置と、黒すじ位置データ蓄積
部44から入力した黒すじ位置の候補とを比較する。比
較した結果、黒すじ位置の候補と演算部42から入力し
た変化位置とが一致しているならば、その黒すじ位置の
候補はそのまま残す。黒すじ位置の候補と演算部42か
ら入力した変化位置とが一致していないならば、その黒
すじ位置の候補を候補から除外する。比較部43は、比
較した結果、除外されなかった黒すじ位置の候補を黒す
じ位置データ蓄積部44に出力する。
【0029】なお、比較部43が第一走査ラインの情報
を入力した場合、黒すじ位置データ蓄積部44は黒すじ
位置の候補を記憶していない。したがって、比較部43
は、黒すじ位置の候補との比較は行わず、演算部42か
ら入力した変化位置を黒すじ位置の候補として黒すじ位
置データ蓄積部44に出力する。なお、白画素の最後尾
を白画素から黒画素への変化位置としているので黒すじ
位置の候補として表される位置の画素は白画素である
が、便宜上ここでは、黒すじ位置の候補と呼ぶ。
【0030】制御部7は、黒すじ位置の各候補に対応す
るカウンタを用意し、各候補が比較部43において候補
から除外されなかった場合、除外されなかった候補のカ
ウンタを1ずつカウントアップする。このカウンタの初
期値は0とする。例えば、第一走査ラインで白画素から
黒画素へ変化した各変化位置に対応するカウンタの値は
1となり、mライン目までに比較部43で除外されなか
った黒すじ位置の候補のカウンタ値はmとなる。制御部
7は、このカウンタ値があらかじめ定めたNを越えたと
きに、白画素から変化した黒画素を黒すじと検出する。
Nは、例えば、原稿1ページ分の走査ライン数として設
定されるが、原稿1ページ分の走査ライン数より多く設
定されても少なく設定されてもよい。また、制御部7
は、比較部43で除外された黒すじ位置の候補に対応す
るカウンタを初期化する。
【0031】制御部7は、検出した黒すじの位置をユー
ザインタフェース部8のLCD等に表示する。このと
き、黒画素が走査ラインの先頭から何画素目であるかと
いう表示にするとオペレータにわかりにくい。そこで、
オペレータに理解しやすい単位(例えば、cm)によっ
て表示することが望ましい。また、ステージガラス17
に、表示された位置を確認するための目盛を付しておく
ことも望ましい。
【0032】次に、原稿をセットせずに黒すじを検出す
る場合の動作について説明する。制御部7は、オペレー
タからユーザインタフェース部8を介して黒すじの検出
指示を受けると、白色ローラ13を回転させ読取走査ラ
イン位置の上にある白色ローラ13の画像を読み取る。
CCD20は、1ライン毎の画像情報をA−D変換部2
に出力する。A−D変換部2は画像情報をデジタルの多
値データに変換し、画像処理部3はこの多値データを白
画素と黒画素とに2値化する。画像処理部3は、2値化
したデータを走査ライン毎に画素ランカウント部41に
入力する。
【0033】画素ランカウント部41は、各走査ライン
における白画素のラン長および黒画素のラン長を求め、
演算部42は、このラン長に基づいて白画素から黒画素
に変化した位置を求める。比較部43は、白画素から黒
画素に変化した位置および黒すじ位置データ蓄積部44
から入力した黒すじ位置の候補を比較し、黒すじ位置の
候補から除外されなかった候補を黒すじ位置データ蓄積
部44に記憶する。前述のとおり、第一走査ラインに関
しては白画素から黒画素に変化した位置を黒すじ位置の
候補として位置データ蓄積部44に記憶する。制御部7
は、黒すじ位置の各候補が比較部43において候補から
除外されなかった場合、除外されなかった候補に対応す
るカウンタ値を1ずつカウントアップする。カウンタ値
があらかじめ設定されたNを越えた場合、制御部7は、
黒すじの位置をユーザインタフェース部8のLCD等に
表示する。
【0034】図5は、原稿をセットせずに白色ローラ1
3を回転させたときの読取画像の例を示す説明図であ
る。図5において、読取画像51は、1走査ライン52
毎に破線で区切って示している。黒すじ53は、画像を
読み取っている間発生する。また、白色ローラ13にほ
こり等の不純物が付着している場合、ローラ不純物によ
るすじ54が、白色ローラ13の回転とともに周期的に
発生する。上記の画像読取装置の動作によって、白画素
から黒画素への変化位置が一定ライン数(N)以上連続
して同じである黒すじ53が検出され、その位置はユー
ザインタフェース部8に表示される。周期的に発生する
ローラ不純物によるすじ54は、変化位置が一定ライン
数(N)以上連続して同じとはならず、黒すじとして検
出されない。
【0035】この原稿読取装置は、従来の原稿読取装置
のように走査ラインの各画素に対応するラインバッファ
を設けなくても黒すじを検出でき、大量のメモリを必要
としない特徴がある。また、原稿をセットしなくても黒
すじを検出するので、黒すじ検出のために原稿をセット
する必要や、黒すじか罫線等かを判別する必要がない。
その結果、オペレータの手間がかからず、短時間で黒す
じを検出できる。
【0036】また、この原稿読取装置による黒すじ検出
精度について説明する。不純物が浮遊ごみである場合、
白色ローラ13の回転中に浮遊ごみがわずかに移動する
場合がある。また、不純物が粘着ごみであっても原稿読
取部1の機構的なずれにより、読み取った画像情報では
不純物による黒画素の位置が各走査ラインでわずかにず
れることがある。図6は、このようなずれが生じた場合
の画像イメージの例を示す。図6において、第P+1ラ
インの読み取りと第P+2ラインの読み取りの間で、浮
遊ごみの移動等によって黒画素のずれが生じている。そ
のため、第P+1ラインまでと、第P+2ライン以降で
は、黒画素へ変化する位置が異なる。その結果、第P+
2ラインで黒すじ位置の候補に対するカウントアップが
行われずカウンタは初期化され、黒すじとして検出され
なくなる。このように、浮遊ごみ等に対しては黒すじ検
出精度が劣化する場合がある。
【0037】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。この実施の形態による原稿読取装置は、前述の
実施の形態に示した場合よりも黒すじの検出精度を高め
ている。この実施の形態における画像読取装置の構成
は、図1ないし図3に示す場合と同様であるが、演算部
42、比較部43、黒すじ位置データ蓄積部44、制御
部7の動作が異なる。
【0038】演算部42は、白画素から黒画素への変化
位置だけではなく、黒画素の各ラン長も比較部43に出
力する。
【0039】黒すじ位置データ蓄積部44は、既に読み
取った走査ラインから得られた黒すじ中心位置の候補を
記憶し、比較部43が演算部42から変化位置およびラ
ン長を入力したときに、黒すじ中心位置の候補を比較部
43に出力する。黒すじ中心位置の候補は、既に読み取
った走査ラインにおいて黒すじ中心位置として求められ
た位置であり、次に述べるように、比較部43から入力
される。
【0040】比較部43は、連続する黒画素における中
央の画素の位置を黒すじ中心位置として算出する。演算
部42から入力される変化位置をX、黒画素のラン長を
Yとすると、黒すじ中心位置は、Yが奇数の場合はX+
(Y+1)/2として求められる。Yが偶数の場合は、
X+Y/2として求められる。Yが偶数の場合は、X+
Y/2+1として求めてもよい。また、比較部43は、
何画素目から何画素目までが黒画素であるかという黒画
素の範囲を算出する。
【0041】例えば、図4において、bを奇数、dを偶
数と仮定すれば、ラン長bの黒画素における黒すじ中心
位置は、A+(b+1)/2である。また、ラン長dの
黒画素における黒すじ中心位置は、C+d/2である。
なお、前述のように、A=a、C=a+b+cである。
【0042】比較部43は、算出した黒画素の範囲に、
黒すじ位置データ蓄積部44から入力した黒すじ中心位
置の候補が含まれるか否かを判断する。既に読み取った
ラインにおいて候補とされた黒すじ中心位置が算出した
黒画素の範囲内にあれば、比較部43は、算出した黒す
じ中心位置を黒すじ中心位置の候補として、黒すじ位置
データ蓄積部44に出力する。既に読み取ったラインに
おいて候補とされた黒すじ中心位置が算出した黒画素の
範囲内になければ、黒すじ位置データ蓄積部44から入
力した黒すじ中心位置の候補を候補から除外する。
【0043】比較部43が演算部42から図6に示す第
P+2ラインにおける変化位置および黒画素のラン長を
入力した場合を例にとり、上記の動作を説明する。比較
部43が算出する第P+2ラインの黒すじ中心位置は、
第s+2画素目であり、黒画素の範囲は第s+1画素か
ら第s+3画素までの範囲である。また、比較部43が
黒すじ位置データ蓄積部44から入力する黒すじ中心位
置の候補は、第P+1ラインまで読み取ったときの黒す
じ中心位置であり、第s+1画素目である。このとき、
黒すじ中心位置の候補(第s+1画素目)は、第P+2
ラインにおける黒画素の範囲(第s+1画素から第s+
3画素までの範囲)に入っている。よって、比較部43
は、算出した黒すじ中心位置(第s+2画素目)を黒す
じ中心位置の候補として、黒すじ位置データ蓄積部44
に出力する。
【0044】なお、比較部43が第一走査ラインの情報
を入力した場合、黒すじ位置データ蓄積部44は、黒す
じ中心位置の候補を記憶していない。したがって、比較
部43は、黒すじ中心位置の候補が黒画素の範囲内にあ
るか否かを判断せず、演算部42から入力した変化位置
とラン長とから算出した黒すじ中心位置を、黒すじ中心
位置の候補として黒すじ位置データ蓄積部44に入力す
る。
【0045】制御部7は、走査ライン上において連続す
る黒画素のグループ(黒画素一つのみからなるグループ
も含む)に対応するカウンタを用意する。黒すじ中心位
置の候補が比較部43において候補から除外されなかっ
た場合、その黒すじ中心位置の候補に対応するカウンタ
を1ずつカウントアップする。カウンタがあらかじめ設
定されたNを越えた場合、制御部7は、黒すじの位置を
ユーザインタフェース部8のLCD等に表示する。ま
た、制御部7は、比較部43で除外された黒すじ位置の
候補に対応するカウンタを初期化する。
【0046】この実施の形態による原稿読取装置では、
既に読み取った走査ラインにおいて黒すじ中心位置とし
て求められた候補が、新たに読み取った走査ラインの黒
画素の範囲に含まれるか否かにより、候補から除外する
か否かを判断する。この点で、前述の実施の形態による
原稿読取装置と異なるが、他の動作に関しては前述の原
稿読取装置と同様である。
【0047】この実施の形態による原稿読取装置によれ
ば、白色ローラ13の回転中に浮遊ごみ等がわずかに移
動してもカウントアップがとぎれることがなく、より高
い精度で黒すじを検出することができる。
【0048】次に、原稿をセットして原稿の画像情報を
読み取りつつ黒すじを検出する場合の実施の形態につい
て説明する。この実施の形態における画像読取装置の構
成は、図1ないし図3に示す場合と同様であるが、演算
部42、比較部43、制御部7の動作が異なる。
【0049】まず、白画素から黒画素への変化位置を黒
すじ位置の候補として黒すじを検出する場合の動作につ
いて説明する。演算部42は、白画素から黒画素への変
化位置および黒画素のラン長を比較部43に出力する。
比較部43は、黒画素のラン長が一定の長さ以上である
ならば、その黒画素について、白画素から黒画素へ変化
した変化位置と黒すじ位置の候補とを比較しない。ま
た、ラン長が長い黒画素については、黒すじ位置の候補
を黒すじ位置データ蓄積部44へ出力せず、位置データ
蓄積部44は、それまで記憶していたデータをそのまま
保持する。制御部7は、この黒すじ位置の候補に対応す
るカウンタをカウントアップせず、またカウンタの初期
化も行わない。
【0050】次に、黒すじ中心位置の候補が次ラインで
黒画素の範囲に含まれているか否かを判断して黒すじを
検出する場合の動作について説明する。演算部42は、
白画素から黒画素への変化位置および黒画素のラン長を
比較部43に出力する。比較部43は、黒画素のラン長
が一定の長さ以上であるならば、その黒画素について、
黒画素の範囲に黒すじ中心位置の候補が含まれるか否か
の判断をしない。また、ラン長が長い黒画素について
は、黒すじ中心位置を黒すじ位置データ蓄積部44へ出
力せず、位置データ蓄積部44は、それまで記憶してい
たデータをそのまま保持する。制御部7は、この黒すじ
位置の候補に対応するカウンタをカウントアップせず、
またカウンタの初期化も行わない。
【0051】原稿読取装置は、ラン長が一定の長さに満
たない黒画素については、原稿をセットしないで黒すじ
を検出する場合の各実施の形態と同様の動作を行う。1
走査ライン上にラン長が一定の長さ以上の黒画素と一定
の長さに満たない黒画素が混在する場合、ラン長が一定
の長さ以上の黒画素は比較や判断の対象から除外される
が、ラン長が一定の長さに満たない黒画素は原稿をセッ
トしないで黒すじを検出するときと同様に比較や判断の
対象となる。
【0052】原稿11をセットした場合、原稿11が読
取走査ライン位置に到達するまでの間、画像読取装置は
回転する白色ローラ13の画像を読み取る。また、原稿
11の最後の走査ラインの画像を読み取ってから次のペ
ージの原稿が読取走査ライン位置に到達するまでの間
も、白色ローラ13の画像を読み取る。原稿11が読取
走査ライン位置を移動している間は、原稿11の画像を
読み取る。
【0053】図7は、原稿の画像を読み取りつつ黒すじ
を検出するときの読取画像の例を示す説明図である。図
7において、原稿画像55は、原稿11から読み取った
画像である。原稿画像55が示す領域以外は、白色ロー
ラ13を読み取った画像である。原稿読取開始ライン5
6は、原稿11が読取走査ライン位置に達したときの走
査ラインである。第一走査ラインから原稿読取開始ライ
ン56までを読み取っている間は、黒すじ53とローラ
不純物によるすじ54が読み取られる。原稿の最後の走
査ラインを読み取ってから次のページの原稿が読取走査
ライン位置に到達するまでの間も同様である。原稿読取
開始ライン56を読み取ってからは、原稿11によって
隠される白色ローラ13に付着した不純物によるすじ5
4は現れなくなる。
【0054】図7において、黒すじ53は、文字「ア」
と交差している。「ア」の一画目の横方向の広がりは大
きいため、この黒画素のラン長は非常に長い。そのた
め、黒すじと「ア」が交差する走査ラインでは、それ以
前の走査ラインと比較して、白画素が黒画素に変化する
位置、黒すじ中心位置双方とも大きく異なる。比較部4
3は、この黒画素について、黒画素へ変化した位置情報
と黒すじ位置の候補との比較や、黒画素の範囲に黒すじ
中心位置の候補が含まれるか否かの判断をしない。すな
わち、黒すじ検出の判断対象とはしていない。黒すじと
文字等との交差部分以降の走査ラインでは、ラン長が短
いので黒すじ検出の判断対象とされる。黒すじ検出の判
断対象とされない場合があっても、カウントアップがと
ぎれるわけではないので、黒すじを検出することができ
る。
【0055】原稿をセットしないで黒すじを検出すると
きの各実施の形態と同様の動作であっても、黒すじを検
出することはできる。しかし、黒すじが文字等と交差す
ると、白画素が黒画素に変化する位置や黒すじ中心位置
が大きく変動するため、黒すじ検出精度が落ちる。した
がって、原稿を読み取りつつ黒すじを検出する場合、上
記の実施の形態によることが望ましい。
【0056】また、原稿11に罫線が記入されている場
合であっても、この罫線の画像は、原稿読取開始ライン
56を読み取る前やページ間では現れないので、Nを1
ページ分の走査ライン数より多く設定することによっ
て、罫線を黒すじとして誤検出することはない。
【0057】また、白色ローラ13を白色とせず、原稿
11が読取走査ライン位置に存在する場合のみ、画像を
読み取る構成であってもよい。ただし、この構成では、
原稿をセットしなくては黒すじを検出することができ
ず、また、罫線等が記入されている場合に誤検出しやす
いので、白色ローラ13を用いて原稿が存在しない場合
には白色ローラ13の画像を読み取ることが望ましい。
【0058】また、以上の各実施の形態において、制御
部7は、ユーザインタフェース部8から黒すじ検出の指
示を受け、検出結果をユーザインタフェース部8に表示
するのではなく、回線を介して遠隔した場所から黒すじ
検出の指示を受け、遠隔した場所にある表示器に検出結
果を表示する構成であってもよい。
【0059】なお、上記の実施例では、ファクシミリ装
置に適用される原稿読取装置を示したが、本発明による
画像読取装置はスキャナ、複写機等にも適用される。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、各走査ライン上で黒す
じの候補となる位置を算出し、各走査ラインにおける黒
すじの候補となる位置が一定のライン数以上にわたって
特定の位置関係にある場合に黒すじが発生したと判断し
て黒すじを検出する構成にしたので、各画素の2値デー
タを格納するラインバッファを必要とせず、大量のメモ
リを備えていなくても黒すじを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による原稿読取装置の実施の一形態を
示すブロック図である。
【図2】 原稿読取部を横側から見た様子を示す説明図
である。
【図3】 黒すじ検出部の構成の例を示す説明図であ
る。
【図4】 1走査ラインにおける黒画素および白画素の
ラン長を説明する説明図である。
【図5】 原稿をセットしない場合の読取画像の例を示
す説明図である。
【図6】 浮遊ゴミ等による黒画素のずれを示す説明図
である。
【図7】 原稿をセットした場合の読取画像の例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 原稿読取部 2 A−D変換部 3 画像処理部 4 黒すじ検出部 5 蓄積符号化部 6 メモリ部 7 制御部 8 ユーザインタフェース部 41 画素ランカウント部 42 演算部 43 比較部 44 黒すじ位置データ蓄積部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA11 BA02 CA02 CA12 CA16 CB02 CB06 CB12 CB16 CC01 CE12 CH08 CH11 5C072 AA01 BA17 EA05 UA11 UA14 XA01 5C077 LL13 MM03 PP51 PP62 PQ17 PQ24 SS01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査位置に原稿を搬送させるローラを備
    え光による走査で走査ライン毎に画像情報を読み取る光
    学式情報読取手段と、 各走査ラインの画像情報を画素単位に黒画素と白画素と
    に2値化する2値化手段と、 各走査ライン上で白画素が連続する数である白画素のラ
    ン長および黒画素が連続する数である黒画素のラン長を
    求めるラン長演算手段と、 白画素のラン長および黒画素のラン長から各走査ライン
    上で黒すじの候補となる位置を算出する候補位置算出手
    段と、 各走査ラインにおける黒すじの候補となる位置が一定の
    ライン数以上にわたって特定の位置関係にある場合に黒
    すじが発生したと判断して黒すじを検出する黒すじ検出
    手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 光学式情報読取手段は、走査する位置に
    白色のローラを備え原稿が走査位置にない場合に前記ロ
    ーラを回転しつつ走査ライン毎に画像情報を読み取るこ
    とを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 候補位置算出手段は、各走査ライン上で
    白画素が黒画素に変化する位置を黒すじの候補となる位
    置として算出し、黒すじ検出手段は、白画素が黒画素に
    変化する位置が次の走査ラインにおいても同じ位置であ
    るという関係が一定のライン数以上連続して成立する場
    合にその白画素から変化した黒画素の位置に黒すじが発
    生したと判断して黒すじを検出することを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 候補位置算出手段は、各走査ライン上で
    連続する黒画素の中心位置を黒すじの候補となる位置と
    して算出し、黒すじ検出手段は、連続する黒画素の中心
    位置が次の走査ラインにおいて黒画素であるという関係
    が一定のライン数以上連続して成立する場合に黒画素の
    中心位置に黒すじが発生したと判断して黒すじを検出す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像
    読取装置。
  5. 【請求項5】 黒すじ検出手段は、黒画素が連続する数
    である黒画素のラン長が一定の長さ以上である場合にそ
    の黒画素に関する黒すじの候補となる位置を特定の位置
    関係にあるか否かの判断対象から除外することを特徴と
    する請求項1ないし請求項4記載の原稿読取装置。
  6. 【請求項6】 黒すじを検出した場合に黒すじの位置を
    出力する黒すじ情報出力手段を備えたことを特徴とする
    請求項1ないし請求項5記載の原稿読取装置。
  7. 【請求項7】 光学式情報読取手段は、原稿搬送経路の
    一部として目盛ゲージを有し光を透過させるガラス面を
    備え、黒すじ情報出力手段は、前記ガラス面が有する目
    盛ゲージに応じた黒すじの位置を表示することを特徴と
    する請求項6記載の原稿読取装置。
  8. 【請求項8】 光による走査で走査ライン毎に回転する
    白色のローラの画像情報を読み取り、 各走査ラインの画像情報を画素単位に黒画素と白画素と
    に2値化し、 各走査ライン上で白画素が連続する数である白画素のラ
    ン長および黒画素が連続する数である黒画素のラン長を
    求め、 白画素のラン長および黒画素のラン長から各走査ライン
    上で黒すじの候補となる位置を算出し、 各走査ラインにおける黒すじの候補となる位置が一定の
    ライン数以上にわたって特定の位置関係にある場合に黒
    すじが発生したと判断して黒すじを検出することを特徴
    とする黒すじ検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1558018A3 (en) * 2004-01-26 2006-06-28 Ricoh Company, Ltd. A document reading apparatus and an image formation apparatus therewith
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