JP3493086B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP3493086B2
JP3493086B2 JP30101095A JP30101095A JP3493086B2 JP 3493086 B2 JP3493086 B2 JP 3493086B2 JP 30101095 A JP30101095 A JP 30101095A JP 30101095 A JP30101095 A JP 30101095A JP 3493086 B2 JP3493086 B2 JP 3493086B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、読取原稿を読取走
査して二値の画像データを生成する画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、各種の読取原稿から二値の画像デ
ータを生成するため、イメージスキャナ等の画像読取装
置が利用されている。このような画像読取装置が読取原
稿から読取走査する画像データは、文字データと絵柄デ
ータとに大別されるが、一般的に文字データでは階調性
より解像度が重要視され、絵柄データでは解像度より階
調性が重要視される。
【0003】これに対処した画像読取装置が、特開平5-
176167号公報、特開平5-308516号公報、特開平6-150059
号公報、等に開示されている。これらの画像読取装置で
は、画像データをパターンマッチング等で文字データか
絵柄データかに画素単位で判定し、文字データには解像
度優先の固定閾値による二値化処理等を実行し、絵柄デ
ータには階調性優先のディザ処理等の二値化処理を実行
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような画像読取
装置では、文字データは良好な解像度で二値化すること
ができ、絵柄データは良好な階調性で二値化することが
できる。
【0005】しかし、文字データには各種のフォントや
サイズが存在し、大きいサイズのゴシックの文字データ
等は、線分が太いために絵柄データに誤認されることが
多い。この場合、文字データに階調性優先の二値化処理
が実行されるので、その線分の内部で画素抜けが発生す
ることになり、文字データの品質が低下する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
読取原稿から画像データを読取走査する読取走査装置
と、画像データに画素単位で解像度優先の二値化処理を
実行する第一処理手段と、画像データに画素単位で階調
性優先の二値化処理を実行する第二処理手段と、階調優
先の二値化処理が実行された画像データに画素抜けの補
正処理を実行する第三処理手段と、画像データの注目画
素の部分をエッジ領域と非エッジ領域との一方に判定す
るエッジ判定手段と、注目画素の周囲部分で白地領域の
有無を判定する白地判定手段と、白地領域が周囲部分に
存在するエッジ領域の注目画素には前記第一処理手段を
選択し、白地領域が周囲部分に存在しない注目画素には
前記第二処理手段を選択し、白地領域が周囲部分に存在
する非エッジ領域の注目画素には前記第三処理手段を選
択するデータ選択手段とを有する。従って、文字データ
の太い線分が絵柄データに誤認されても、これは階調性
優先の二値化処理の実行後に画素抜けの補正処理が実行
される。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、第二処理手段は、切換自在な複数パター
ンの二値化処理を有し、第三処理手段は、二値化処理の
切換パターンに連動して切り換わる複数パターンの補正
処理を有する。従って、複数パターンの二値化処理が切
り換わるので、絵柄データは適正な階調性で二値化され
る。文字データの太い線分が絵柄データに誤認されて複
数パターンの二値化処理の一つが実行された場合でも、
これに対応して複数パターンの補正処理が切り換わる。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、画像データの読取倍率を可変する画像変
倍手段を設け、第三処理手段は、画像データの読取倍率
に連動して切り換わる複数パターンの補正処理を有す
る。従って、画像データの読取倍率を可変され、文字デ
ータの線分が絵柄データに誤認されて発生する画素抜け
の発生パターンが変化しても、これに対応して複数パタ
ーンの補正処理が切り換わる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて以下に説明する。まず、本実施の形態で例示する
画像読取システム100は、図1に示すように、画像読
取装置であるイメージスキャナ101と外部装置である
ホストコンピュータ102とを接続した構造からなる。
【0010】このホストコンピュータ102は、一般的
なマイクロコンピュータからなり、各種データを前記イ
メージスキャナ101と各種データを通信する通信I/
F、各種のデータ処理を実現する装置本体、各種データ
が入力操作されるキーボード、各種データを表示出力す
るディスプレイ(何れも図示せず)、等を有している。
【0011】前記イメージスキャナ101は、図2に示
すように、読取原稿を支持する原稿支持部材としてコン
タクトガラス1を有しており、このコンタクトガラス1
に下方から対向する位置には、反射ミラー2と照明ラン
プ3とが搭載された第一走行体4が副走査方向に移動自
在に配置されている。この第一走行体4の反射光路に
は、二個の反射ミラー2が搭載された第二走行体5が、
副走査方向に移動自在に配置されており、この第二走行
体5の反射光路には、結像レンズ6を介してSBU(Sen
sor Board Unit)7にライン状に実装されたCCD(Cha
rge Coupled Device)8が位置している。
【0012】前記第一走行体4と前記第二走行体5とに
は、ステッピングモータからなる走行体モータ9がプー
リやワイヤ等により連結されており、二対一の速度で同
一の副走査方向に移動自在とされている。このように二
個の前記走行体4,5が移動することにより、前記コン
タクトガラス1に載置された読取原稿とが前記CCD8
により順番に読取走査されるので、ここに読取走査装置
10が形成されている。
【0013】この読取走査装置10による読取原稿の読
取走査は、原稿固定モードであるブックモードの設定下
で実行されるが、前記イメージスキャナ101には、上
述したブックモードの他に原稿搬送モードであるADF
モードも切換自在な動作モードとして設定されている。
このADFモードの設定下では、図中右端に破線で図示
するように、二個の前記走行体4,5をホームポジショ
ンに位置固定した状態で、原稿搬送装置であるADF1
1により読取原稿を副走査方向に順次搬送して読取走査
を実行する。
【0014】このADF11は、給紙トレー12、ピッ
クアップローラ13、一対のレジストローラ14、搬送
ドラム15、複数の搬送ローラ16を有しており、読取
原稿を副走査方向に順次搬送して排紙トレー17に排紙
させる。この排紙トレー17は原稿圧板18の上面に形
成されており、この原稿圧板18は前記コンタクトガラ
ス1上に開閉自在に設けられている。前記ピックアップ
ローラ13と前記レジストローラ14とには、ステッピ
ングモータからなる給紙モータ19がギヤ列等により連
結されており、前記搬送ドラム15と前記搬送ローラ1
6とにはステッピングモータからなる搬送モータ20が
ギヤ列等により連結されている。
【0015】ここで、このイメージスキャナ101の回
路構造を以下に説明する。まず、図1に示すように、前
記読取走査装置10には、画像変倍手段である変倍処理
回路21が接続されており、この変倍処理回路21に
は、第一処理手段である第一処理部22と第二処理手段
である第二処理部23とが並列に接続されている。前記
変倍処理回路21は、画像データを補間しながら間引き
することにより、画像データを主走査方向に縮小し、画
像データを補間しながら二度書きすることにより、画像
データを主走査方向に拡大する。この変倍に連動して前
記読取走査装置10の走査速度も調節されるので、画像
データは主走査方向と副走査方向とに同一の倍率で変倍
される。
【0016】前記第一処理部22は、MTF(Modulatio
n Transfer Function)補正回路24と固定閾値二値化回
路25とを有しており、前記第二処理部23は、平滑化
回路26とディザ処理回路27とを有している。前記平
滑化回路26には、図6に示すように、所定パターンの
補正フィルタが設定されており、この補正フィルタによ
り画像データを平滑化する。前記第一処理部22は、前
記MTF補正回路24により画像データをMTF補正
し、前記固定閾値二値化回路25により画像データを固
定閾値で二値化処理することにより、画像データに画素
単位で解像度優先の二値化処理を実行する。前記第二処
理部23は、前記平滑化回路26の平滑化と前記ディザ
処理回路27のディザ処理とにより、画像データに画素
単位で階調性優先の二値化処理を実行する。
【0017】前記処理部22,23はラインバッファ2
8,29を個々に介して一個のデータ選択回路30のデ
ータ入力部に接続されているが、前記第二処理部23に
は第三処理手段である孤立点除去回路31も接続されて
おり、この孤立点除去回路31も前記データ選択回路3
0のデータ入力部に接続されている。前記孤立点除去回
路31は、図4に示すように、孤立点検出回路32と補
正処理回路33とを有しており、これらの回路32,3
3が順番に接続されている。
【0018】前記孤立点検出回路32は、図11に示す
ように、“5×5”のマトリクスパターンが設定されてお
り、このマトリクスパターンにより画素抜けである孤立
した白色画素を検出する。前記補正処理回路33は、前
記孤立点検出回路32が孤立した白色画素を検出する
と、この白色画素を黒色画素に置換するので、前記孤立
点除去回路31は、前記第二処理部23により階調優先
の二値化処理が実行された画像データに画素抜けの補正
処理を実行する。
【0019】前記変倍処理回路21には、前記処理部2
2,23と並列に像域分離処理部34も接続されてお
り、この像域分離処理部34はデータ選択手段である前
記データ選択回路30の制御入力部に接続されている。
このデータ選択回路30は、前記像域分離処理部34か
ら入力される制御信号に対応して、三個の前記処理部2
2,23,31が並列に出力する三つの画像データから
一つを選択し、これを前記ホストコンピュータ102に
データ出力する。
【0020】前記像域分離処理部34は、図5に示すよ
うに、エッジ判定手段であるエッジ領域検出回路35と
白地判定手段である白地領域検出回路36とを有してお
り、これらの検出回路35,36は一個の画像判定回路
37に接続されている。前記白地背景検出回路36は、
図4に示すように、MTF補正回路38、二値化回路3
9、白地画素検出回路40、膨張処理回路41、補正処
理回路42、を有しており、これらの回路38〜42は
順番に接続されている。前記MTF補正回路38は、図
7に示すように、所定パターンの補正フィルタが設定さ
れており、この補正フィルタにより画像データをMTF
補正する。
【0021】前記エッジ領域検出回路35は、画像デー
タを形成する画素に順番に注目し、この注目画素の部分
をエッジ領域と非エッジ領域との一方に判定し、エッジ
領域には“1”の判定信号を出力し、非エッジ領域には
“0”の判定信号を出力する。このように画像データを
画素単位でエッジ領域と非エッジ領域とに判定する処理
は既存の処理であり、例えば、前述した特開平5-176167
号公報等に詳述されている。
【0022】前記白地背景検出回路36は、前記MTF
補正回路38のMTF補正により画像データを鮮鋭化
し、この画像データを前記二値化回路39により所定の
閾値により白黒に二値化する。この場合、白色画素が1
ビットのアクティブ画素とされるので、図8に示すよう
に、前記白地画素検出回路40の“1×5”や“5×1”の
パターンとのマッチングにより注目画素の周囲部分で白
地領域を調査し、これが検出されると注目画素もアクテ
ィブ画素に変換する。
【0023】さらに、図9に示すように、前記膨張処理
回路41の“3×9”のパターンで注目画素の周囲部分を
マスクし、このマスクされた画像データから一個でもア
クティブ画素が検出されると、注目画素をアクティブ画
素に膨張処理する。そして、図10に示すように、前記
補正処理回路42の一行のパターンで注目画素の周囲部
分である両側部分を調査し、両側部分の各画素の論理和
を論理積した演算結果が“1”ならば、注目画素の周囲
部分である両側部分に白地領域が存在すると判定し、演
算結果を判定信号“1”として出力する。
【0024】前記検出回路35,36の判定信号は前記
画像判定回路37に出力されるので、この画像判定回路
37は、前記エッジ領域検出回路35の判定信号が
“1”で前記白地背景検出回路36の判定信号が“1”
の場合は、これを前記像域分離処理部34の判定信号
“11”として前記データ選択回路30に出力する。同様
に、前記エッジ領域検出回路35の判定信号が“0”で
前記白地背景検出回路36の判定信号が“1”の場合は
判定信号“01”が前記データ選択回路30に出力され、
前記白地背景検出回路36の判定信号が“0”の場合は
前記エッジ領域検出回路35の判定信号に関係なく判定
信号“00”が前記データ選択回路30に出力される。
【0025】このデータ選択回路30は、前記像域分離
処理部34から判定信号“11”が入力されると、前記第
一処理部22が出力する画像データを選択し、これを前
記ホストコンピュータ102にデータ送信する。同様に
判定信号“01”が入力されると前記第二処理部23の画
像データを伝送し、判定信号“00”が入力されると前記
孤立点除去部34の画像データを伝送する。
【0026】このような構成において、上述した画像読
取システム100では、ユーザが画像読取装置の操作パ
ネルやホストコンピュータ102のキーボードを手動操
作すると、これに対応して発行される各種コマンドに従
ってイメージスキャナ101が読取原稿から画像データ
を読取走査する。このイメージスキャナ101は、読取
走査装置10により読取原稿から画像データを読取走査
し、このアナログの画像データをデジタルに変換してか
らホストコンピュータ102に出力する。
【0027】このようにイメージスキャナ101が画像
データをアナログからデジタルに二値化する場合、この
画像データを文字データか絵柄データかに画素単位で判
定し、文字データには解像度優先の二値化処理を実行
し、絵柄データには階調性優先の二値化処理を実行す
る。この時、太線は絵柄に誤認されて階調性優先の二値
化処理が実行されることがあるが、この場合でも文字の
内部の画素抜けが補正されるので、太線も良好な品質に
形成される。
【0028】このようなイメージスキャナ101の処理
動作を以下に詳述する。まず、読取走査装置10により
読取原稿から読取走査されたアナログの画像データは、
第一処理部22と第二処理部23とに並列に入力され
る。第一処理部22では、画像データはMTF補正回路
24によりMTF補正されてから固定閾値二値化回路2
5により固定閾値で二値化処理されるので、この画像デ
ータは画素単位で解像度優先に二値化される。第二処理
部23では、画像データは平滑化回路26により平滑化
されてからディザ処理回路27によりディザ処理される
ので、この画像データに画素単位で階調性優先に二値化
される。
【0029】このように二値化された二種類の画像デー
タはラインバッファ28,29に保持されるが、階調性
優先に二値化された画像データは孤立点除去回路31に
も出力される。この孤立点除去回路31では、孤立点検
出回路32により画像データから孤立した白色画素を検
出し、この孤立した白色画素を補正処理回路33により
黒色画素に置換する。
【0030】一方、上述のような処理動作と同時に読取
走査装置10から画像データが並列に入力される像域分
離処理部34では、エッジ領域検出回路35により画像
データの注目画素の部分がエッジ領域か非エッジ領域に
判定され、白地背景検出回路36により、注目画素の両
側部分で白地領域の有無が判定される。これらの判定結
果は一つの判定信号としてデータ選択回路30に出力さ
れるので、このデータ選択回路30は、判定信号に対応
してラインバッファ28,29と孤立点除去回路31と
から一つの画像データを画素単位で選択し、これをホス
トコンピュータ102に出力する。
【0031】このように選択される画像データは、白地
領域が周囲部分に存在するエッジ領域の画素には、解像
度優先の二値化処理が実行されているので、文字が良好
な解像度で二値化されている。また、白地領域が周囲部
分に存在しない画素には、階調性優先の二値化処理が実
行されているので、絵柄が良好な階調性で二値化されて
いる。そして、白地領域が周囲部分に存在する非エッジ
領域の注目画素には、階調性優先の二値化処理が実行さ
れてから、画素抜けの補正処理が実行されているので、
太線等も画素抜けが無く良好に二値化されている。
【0032】つまり、本実施の形態のイメージスキャナ
101は、文字データは良好な解像度に二値化し、絵柄
データは良好な階調性に二値化し、絵柄データに誤認さ
れる文字データは、画素抜けの無い状態に二値化するの
で、画像データを良好な品質に生成することができる。
【0033】なお、本発明は上述したイメージスキャナ
101に限定されるものではなく、各種の変形を許容す
る。例えば、第二処理部22に、切換自在な複数パター
ンの二値化処理として、画素集中型とベイヤー型とのデ
ィザ処理を設定し、孤立点除去回路31に、切換自在な
複数パターンの補正処理として、図11及び図12に示
すように、画素抜けを検出するマトリクスパターンを二
種類に設定し、これらの切り換えを連動させることも可
能である。この場合、第二処理部22は、二種類の二値
化を選択できるので、より良好な階調性で各種の絵柄を
二値化することができる。このように二値化のパターン
を変更すると画素抜けの発生パターンも変化するが、こ
れに連動して孤立点除去回路31のマトリクスパターン
が切り換わるので、画素抜けは常時良好に補正される。
【0034】同様に、変倍処理回路21により画像デー
タの読取倍率を可変する場合に、図11及び図13に示
すように、孤立点除去回路31のマトリクスパターンを
切り換えることも可能である。この場合、画像データを
変倍すると画素抜けの発生パターンも変化するが、これ
に連動して孤立点除去回路31のマトリクスパターンが
切り換わるので、画素抜けは常時良好に補正される。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、画像データに画
素単位で解像度優先の二値化処理を実行する第一処理手
段と、画像データに画素単位で階調性優先の二値化処理
を実行する第二処理手段と、階調優先の二値化処理が実
行された画像データに画素抜けの補正処理を実行する第
三処理手段と、画像データの注目画素の部分をエッジ領
域と非エッジ領域との一方に判定するエッジ判定手段
と、注目画素の周囲部分で白地領域の有無を判定する白
地判定手段と、白地領域が周囲部分に存在するエッジ領
域の注目画素には第一処理手段を選択し、白地領域が周
囲部分に存在しない注目画素には第二処理手段を選択
し、白地領域が周囲部分に存在する非エッジ領域の注目
画素には第三処理手段を選択するデータ選択手段とを有
することにより、文字データの太い線分が絵柄データに
誤認されても、これは階調性優先の二値化処理の実行後
に画素抜けの補正処理が実行されるので、画像データを
良好な品質に生成することができる。
【0036】請求項2記載の発明では、第二処理手段
は、切換自在な複数パターンの二値化処理を有し、第三
処理手段は、二値化処理の切換パターンに連動して切り
換わる複数パターンの補正処理を有することにより、複
数パターンの切り換えにより各種の絵柄データを良好な
階調性に二値化することができ、このような二値化の切
り換えにより画素抜けの発生パターンが変化しても、こ
れに対応して画素抜けの補正処理のパターンも切り換わ
るので、画像データを良好な品質に生成することができ
る。
【0037】請求項3記載の発明では、画像データの読
取倍率を可変する画像変倍手段を設け、第三処理手段
は、画像データの読取倍率に連動して切り換わる複数パ
ターンの補正処理を有することにより、画像データの読
取倍率を可変することができ、この読取倍率の可変によ
り画素抜けの発生パターンが変化しても、これに対応し
て画素抜けの補正処理のパターンも切り換わるので、画
像データを良好な品質に生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の実施の一形態であるイ
メージスキャナを一部とする画像読取システムを示すブ
ロック図である。
【図2】イメージスキャナの内部構造を示す縦断面図で
ある。
【図3】第三処理手段である孤立点除去回路を示すブロ
ック図である。
【図4】像域分離処理部を示すブロック図である。
【図5】白地判定手段である白地領域検出回路を示すブ
ロック図である。
【図6】平滑化回路の補正フィルタを示す模式図であ
る。
【図7】MTF補正回路の補正フィルタを示す模式図で
ある。
【図8】白地画素検出回路のマッチングパターンを示す
模式図である。
【図9】膨張処理回路のマスクパターンを示す模式図で
ある。
【図10】補正処理回路の調査パターンを示す模式図で
ある。
【図11】孤立点検出回路の補正処理のマトリクスパタ
ーンを示す模式図である。
【図12】第一の変形例の孤立点検出回路のマトリクス
パターンを示す模式図である。
【図13】第二の変形例の孤立点検出回路のマトリクス
パターンを示す模式図である。
【符号の説明】
10 読取走査装置 22 第一処理手段 23 第二処理手段 31 第三処理手段 35 エッジ判定手段 36 白地判定手段 30 データ選択手段 101 画像読取装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 G06K 9/20 350 G06T 5/20 H04N 1/409

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取原稿から画像データを読取走査する
    読取走査装置と、画像データに画素単位で解像度優先の
    二値化処理を実行する第一処理手段と、画像データに画
    素単位で階調性優先の二値化処理を実行する第二処理手
    段と、階調優先の二値化処理が実行された画像データに
    画素抜けの補正処理を実行する第三処理手段と、画像デ
    ータの注目画素の部分をエッジ領域と非エッジ領域との
    一方に判定するエッジ判定手段と、注目画素の周囲部分
    で白地領域の有無を判定する白地判定手段と、白地領域
    が周囲部分に存在するエッジ領域の注目画素には前記第
    一処理手段を選択し、白地領域が周囲部分に存在しない
    注目画素には前記第二処理手段を選択し、白地領域が周
    囲部分に存在する非エッジ領域の注目画素には前記第三
    処理手段を選択するデータ選択手段と、を有することを
    特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 第二処理手段は、切換自在な複数パター
    ンの二値化処理を有し、第三処理手段は、二値化処理の
    切換パターンに連動して切り換わる複数パターンの補正
    処理を有することを特徴とする請求項1記載の画像読取
    装置。
  3. 【請求項3】 画像データの読取倍率を可変する画像変
    倍手段を設け、第三処理手段は、画像データの読取倍率
    に連動して切り換わる複数パターンの補正処理を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
JP30101095A 1995-11-20 1995-11-20 画像読取装置 Expired - Fee Related JP3493086B2 (ja)

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