JPH11266362A - ディジタル画像処理装置 - Google Patents

ディジタル画像処理装置

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JPH11266362A
JPH11266362A JP10088137A JP8813798A JPH11266362A JP H11266362 A JPH11266362 A JP H11266362A JP 10088137 A JP10088137 A JP 10088137A JP 8813798 A JP8813798 A JP 8813798A JP H11266362 A JPH11266362 A JP H11266362A
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area
pixel
processing
image
character
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JP10088137A
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Inventor
Tomoyuki Yoshida
知行 吉田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴシック体などの太い線文字を文字領域とし
て検出でき、再現品質を高めたディジタル画像処理装置
を提供すること。 【解決手段】 本装置はMTF補正回路43と固定閾値2
値化回路44からなる解像度優先処理部45と、平滑化回路
46とディザ処理回路47からなる階調性優先処理部48と、
MTF補正回路49とディザ処理回路50からなる解像度優
先処理と階調性優先処理の中間的な処理を行なう中間的
処理部51から成る。像域分離処理部52は、文字候補領域
検出回路53と、白地領域検出回路54と高濃度領域検出回
路55と判定回路56から構成されている。そして、注目画
素とその近傍の平均濃度が所定の濃度以上であった場合
にその画素を高濃度領域画素と判定する。この検出はマ
トリクス内の平均濃度を平均濃度検出回路60で算出し、
その結果と閾値にて2値化回路61で2値化処理を行な
い、高濃度領域検出結果信号として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字領域と絵柄領
域を高精度に分離する像域分離装置を備えたディジタル
画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスでの取り扱い文書は増加の一途
を辿っており、それら文書管理の効率化を図るため、白
黒イメージスキャナを用いて、紙文書を2値化処理した
電子イメージデータに落とし込む電子ファイリングシス
テムのニーズが高まっている。それに合わせ、文字絵柄
混在原稿に対する操作性の簡略化と、原稿の再現品質の
向上を両立するために、像域分離技術を搭載するイメー
ジスキャナも普及してきている。近年、電子デバイスの
発達に従って、上記白黒イメージスキャナの解像度およ
び処理スピードも高くなっており、現在、標準で読み取
り解像度は400dpiとなっている。オフィス文書に
て使用される文字サイズは、一般的に10級前後のもの
が圧倒的割合を占めるが、印刷技術の進歩とニーズの多
様化から、文字フォントには様々なものが用いられ始め
ている。文字フォントとは、例えば明朝体、ゴシック体
等を意味し、具体的な使用例としては、通常の文字に明
朝体を使用し、強調したい部分にはゴシック体や特殊処
理された太文字を使用することが挙げられる。
【0003】従来から少ないハード量で画像を像域分離
して適応的に2値化処理を行なう場合、一般的には、特
開平4−248766号公報に記載の発明のように、文
字候補領域(文字エッジ領域)検出回路と白地領域検出
回路とAND回路を構成し、文字候補領域でかつ白地領
域と判定できる領域を文字領域と判定し、MTF(変調
伝達関数)補正したのち固定閾値で2値化した解像度優
先のデータ選択し、前述の文字領域以外の部分を絵柄領
域と判定し、ディザおよび誤差拡散により2値化した階
調性優先のデータを選択することによって、文字の解像
度と絵柄の階調性を両立させていたものや、特開平5−
176167号公報に記載の発明のように、エッジ領域
と白画素を検出するもの、特開平5−308516号公
報に記載の発明のように、文字などの線画のエッジを高
精度に検出するものなどがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記適
応的な2値化処理では、文字の輪郭周辺部のみ解像度優
先な固定閾値2値化処理がなされるため、前述のゴシッ
ク体等の比較的太い線文字の場合、文字線内部にディザ
あるいは誤差拡散による処理が施され、場合により粒状
の白抜けを起こす場合が発生し、原稿の再現品質を著し
く損なっていた。そこで、本発明の目的はゴシック体な
どの太い線文字を文字領域として検出でき、再現品質を
高めたディジタル画像処理装置を提供することである。
【0005】
【発明を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、文字領域と絵柄領域が混在した画像を再生出力する
ディジタル画像読処理置において、入力画像中の注目画
素または該注目画素を含む所定の領域がエッジ領域であ
るか否かを検出する第1の検出手段と、該注目画素の近
傍に所定の大きさの白画素があるか否かを検出する第2
の検出手段と、該注目画素及びその近傍の濃度が所定の
濃度以上であるか否かを検出する第3の検出手段と、前
記第1の検出手段、第2検出手段および第3の検出手段
の検出結果に基づいて、解像度を優先処理する解像度処
理手段と、階調性を優先処理する階調性処理手段と、解
像度優先処理と階調性優先処理との中間の処理を行なう
中間処理手段とを備え、解像度処理手段、階調性処理手
段、中間処理手段のいずれかを選択する選択手段をさら
に備えたことで、前記目的を達成する。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記第3の検出手段が、濃度レベルを判
定する閾値比較手段と、原稿に応じてこの閾値比較手段
での判定基準である閾値を調整、最適化する閾値調整手
段を備えたことで、前記目的を達成する。請求項3記載
の発明では、請求項1記載の発明において、前記第3の
検出手段が、該注目画素とその近傍:m×n画素領域の
大きさを読み取り密度に応じて切り換える切換手段を備
えたことで、前記目的を達成する。
【0007】請求項4記載の発明では、文字領域と絵柄
領域が混在した画像を再生出力するディジタル画像読処
理置において、入力画像中の注目画素が文字領域である
か絵柄領域であるかを判定する像域分離手段と、この像
域分離手段の判定結果に基づいて、解像度を優先する解
像度処理手段と階調性を優先する階調性処理手段と、こ
の解像度処理手段と階調性処理手段のうち、何れかの手
段を選択する選択手段とを備え、前記像域分離手段が、
画像データ上の文字候補領域を検出する第1の検出手段
と、近傍に白地の存在する領域を検出する第2の検出手
段と、文字線上であるか否かを検出する第3の検出手段
と、前記第1の検出手段かつ第2の検出手段、または第
3の検出手段を満足する領域を文字領域と判定する判定
手段を備え、前記第3の検出手段が、注目画素の濃度レ
ベルを判定する濃度レベル判定手段と、近傍に文字候補
領域があるか否かを検出する文字候補領域検出手段を備
え、注目画素が高濃度でかつ近傍に文字候補領域があっ
た場合に、文字線上であると判定することで、前記目的
を達成する。
【0008】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
発明において、前記像域分離手段において、文字線上で
あるか否かを検出する第3の検出手段が、濃度レベルを
判定する閾値比較手段と、原稿に応じてその閾値比較手
段での判定基準である閾値を調整、最適化する閾値調整
手段を備えたことで、前記目的を達成する。請求項6記
載の発明では、請求項4記載の発明において、前記像域
分離手段において、文字線上であるか否かを検出する第
3の検出手段が、近傍に文字候補領域があるか否かを判
定する際に、読み取り密度に応じて、注目画素とその近
傍:m×n画素領域の大きさを切り換える切換手段を備
えたことで、前記目的を達成する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を、図1ないし図12を参照して詳細に説明する。図1
は、本実施の形態に係る画像処理装置の全体構成図であ
る。原稿台ガラス1上に置かれた原稿は、第1ミラー2
と一体に構成された照明ランプ3により照射され、その
反射光は、第1ミラー2及び一体に構成された第2ミラ
ー4、第3ミラー5で走査される。その後反射光は、レ
ンズ38により集束され、CCD(光電変換素子)6に
照射され光電変換される。第1ミラー2、照明ランプ3
及び第2ミラー4、第3ミラー5は、走行体モーター7
を駆動源として、A方向に移動可能となっている。
【0010】原稿トレイ8に積載された原稿は、ピック
アップローラー9、レジストローラー対10、搬送ドラ
ム11、搬送ローラー12により読取位置Bを経て、排
紙ローラー対13、14へ送り込まれ、排紙トレイ15
上に排出される。原稿は、読取位置Bを通過する際に、
読取位置B近傍に移動している照明ランプ3により照射
され、その反射光は、第1ミラー2及び一体に構成され
た第2ミラー4、第3ミラー5で走査される。その後反
射光は、レンズ38により集束され、CCD6に照射さ
れ光電変換される。これらの処理におけるピックアップ
ローラー9、レジストローラー対10は、給紙モーター
(図示せず)により駆動され、搬送ドラム11、搬送ロ
ーラー12、排紙ローラー対13、14は、搬送モータ
ー16により駆動される。
【0011】本実施の形態では主副独立の読み取り密度
変換を行なっている。主走査方向の読み取り密度変換は
電気変倍により行なう。レンズ38の絞り(集束率)及
びCCD6上の読み取り画素数は固定であるため、主走
査方向の読み取り密度は一定値となる。本実施の形態で
は、この主走査方向の読み取り密度が400dpiにな
るように構成している。この400dpiでの読み取り
データに対して、ラインメモリを用いた電気回路(図示
しない)によって、補間処理を行いながら間引き処理や
2度書きを行なうことで、任意のdpiに密度変換す
る。例えば、200dpiに縮小するには、400dp
i読み取りデータの隣合う2画素を補間処理しながら間
引き処理した1画素に変換する。また、800dpiに
拡大するには、1画素を補間処理しながら2度書きする
ことで2画素に変換する。
【0012】副走査方向の読み取り密度変換は機械変倍
により行なう。走行体モーター7および搬送モーター1
6にはステッピングモーターを使用し、これらモーター
の駆動スピードを変えることによって、原稿の副走査方
向の走査スピードを変化させ、すなわち副走査方向の読
み取り密度を変えることによって密度変換する。例え
ば、400dpiでの走査スピード:λに対して、20
0dpiで読み取るには、走査スピード:2×λで走査
するようにモーターを駆動し、800dpiで読み取る
には、走査スピード:λ/2で走査するようにモーター
を駆動する。
【0013】図2は、本実施の形態での画像処理装置の
ブロック構成図である。図2において、スキャナ41
は、CCDカメラ等の光電変換素子を有し、原稿を読み
取って白黒の濃淡信号を出力し、その濃淡信号を例えば
8ビットのディジタル信号に変換して出力する。次に、
変倍処理回路42により前述の主走査方向の変倍処理が
施される。本実施の形態の画像再生装置は、MTF補正
回路43と固定閾値2値化回路44からなる解像度優先
処理部45と、平滑化回路46とディザ処理回路47か
らなる階調性優先処理部48と、MTF補正回路49と
ディザ処理回路50からなる解像度優先処理と階調性優
先処理の中間的な処理を行なう中間的処理部51で構成
されている。
【0014】本実施の形態の像域分離処理部52は、文
字候補領域検出回路53と、白地領域検出回路54と高
濃度領域検出回路55と判定回路56から構成されてい
る。文字候補領域検出回路53は、文字の輪郭部分には
連結白画素および連結黒画素が、同時に一定以上の密度
で存在するという性質を利用することによって、文字候
補領域を抽出している。白地領域検出回路54は、注目
画素の近傍に所定の大きさの白地の塊の存在を抽出する
ことによって判定している。
【0015】図3は高濃度領域検出回路55の使用例を
示している。高濃度領域とは、注目画素とその近傍の平
均濃度が所定の濃度以上であった場合に、その画素を高
濃度領域画素と判定する。高濃度領域の画素の検出は次
のようにして行われる。図4は注目画素を中心としたマ
トリクスの例である。5×5のマトリクス内の平均濃度
を平均濃度検出回路60で算出し、その結果と閾値にて
2値化回路61で2値化処理を行ない、高濃度領域検出
結果信号として、次段処理部に出力する。
【0016】判定回路56は、注目画素が文字候補領域
検出回路53によって文字候補領域と判断され、かつ白
地領域検出回路54によって近傍に白地の存在する領域
と判定された場合に、解像度優先領域と判定し、2ビッ
トの出力信号”10”を出力し、注目画素が上記解像度
優先領域以外で、高濃度領域検出回路55によって高濃
度領域と判定された場合に、中間領域と判定し、2ビッ
トの出力信号”01”を出力する。注目画素が上記2つ
のパターンの何れでもないときは、階調性優先領域と判
定し、2ビット出力信号”00”を出力する。画像信号
選択回路57は、像域分離処理部52からの上記判定信
号に従って、解像度優先処理部45と階調性優先処理部
48と、解像度優先処理と階調性優先処理の中間的処理
部51の画像信号を選択出力する。
【0017】図5は画像処理装置の操作部の例である。
図3の高濃度領域検出回路55の2値化回路において、
閾値が画像処理装置の操作部を介して、ユーザーもしく
はサービスマンにより設定および調整可能なパラメータ
とすることができる。この画像処理装置は400dpi
を基本密度として、主副独立読み取り密度変換を行って
いる。前記高濃度領域検出回路55は、注目画素とその
近傍:m×n画素領域(空間マトリクス)における特徴
を判定する回路を具備している。これら空間マトリクス
における1画素領域の占める原稿上での面積は、読み取
り密度を変えると関連して変化する。よって、原稿の特
徴を判定する空間マトリクスを用いた処理において、サ
イズが固定である場合、読み取り密度が変わるとそれら
につられて判定結果が変化する。これは読み取り密度の
変化に対し、安定した結果が得られないことを意味す
る。
【0018】図6はマトリクスによる画像読み取りの例
を示した図である。高濃度領域検出回路55の、平均濃
度算出回路60におけるマトリクスは、読み取り密度に
応じて切り換えを行う。本実施の形態では200dpi
未満の読み取り密度では、図4の、3×3サイズを用
い、それ以外は図4に示す5×5サイズを用いた。図6
に示すように、このことにより例えば太線文字の線内部
領域の判定において、読み取り密度が小さくなったとき
に、文字線内部の高濃度領域を良好に検出し、すなわち
高濃度領域を読み取り密度に係わらず良好に判定するこ
とができる。
【0019】図7は、他の実施の形態における画像処理
処理装置のブロック構成図である。文字処理部73は、
解像度を優先するため、MTF補正回路74と固定閾値
2値化回路75からなる。絵柄処理部76は階調性を優
先するため、平滑化回路77とディザ処理回路78とで
構成される。本実施の形態の像域分離処理部79は、文
字候補領域検出回路80と、白地領域検出回路81と文
字線上領域検出回路82と判定回路83から構成されて
いて、後述するように文字候補領域でかつ近傍に白地が
存在するか、もしくは文字線上である領域を文字領域と
判定した信号を出力し、画像信号選択回路84は、像域
分離処理部79からの判定信号に従って、文字処理ある
いは絵柄処理された画像信号を出力する。
【0020】図8は文字線上領域検出回路92の例を示
した図である。文字線上領域とは、注目画素が所定の濃
度以上で、かつその近傍に文字候補領域(文字輪郭部)
が存在している場合に、その画素を文字線上領域画素と
判定する。文字線上領域画素の検出は次のようにして行
われる。画像信号を、高濃度画素であるか否かを判定す
るパラメータ閾値にて2値化回路90で2値化し、閾値
以上である画素は、高濃度画素として”1”を出力し、
それ以外は”0”を出力する。
【0021】図9は文字近傍検出回路の構成例であり、
図10は注目画素の近傍のマスク処理の例である。図9
に示す回路により、文字近傍検出回路91は構成され、
文字候補領域検出回路80の結果を入力(文字候補領
域:”1”,非文字候補領域:”0”)し、図10の1
1×1のマスク内に1つでも文字候補領域画素が存在し
た場合、文字近傍画素として”1”を出力し、それ以外
は”0”を出力する。文字線上判定回路92はAND回
路により構成され、2値化回路による高濃度画素であ
り、かつ、文字近傍画素であった場合に、その画素を文
字線上領域画素として”1”を出力し、そうでない場合
に非文字線上画素して”0”を出力する。図7の判定回
路83は、注目画素が文字候補領域検出回路80によっ
て文字候補領域と判断され、かつ白地領域検出回路81
によって近傍に白地の存在する領域と判定されるか、も
しくは文字線上検出回路82によって文字線上と判断さ
れた場合、すなわち、”(”文字候補領域”AND”白
地領域”)OR(文字線上領域)”の場合に、該注目画
素を文字領域と判定する信号を出力する。画像信号選択
処理回路84は、上記判定回路83の判定結果に従っ
て、文字領域判定部には文字処理部73で2値化された
文字画像を選択し、それ以外の非文字領域判定部には、
絵柄処理部76でディザ処理された絵柄画像を選択出力
する。
【0022】図11はパラメータの表示例である。文字
線上検出回路82において、パラメータ閾値は、画像処
理装置の操作部を介して、ユーザーもしくはサービスマ
ンにより、設定および調整可能なものとする。操作部は
LCD表示部とスイッチにより構成することができる。
図12はマスクサイズの例である。本画像処理装置は4
00dpiを基本密度として、主副独立読み取り密度変
換を行なっている。前記文字線上検出回路82は、注目
画素の近傍11×1のマスク(領域)に関して、判定を
行なっている。この1画素領域が原稿上で占める面積
は、読み取り密度に連携して変化する。従って、前述の
マスクサイズが固定である場合、読み取り密度が変わる
とそれにつられて判定結果が変化する。これは読み取り
密度の変化に対し安定した結果が得られないことを意味
する。
【0023】よって、文字線上検出回路82における近
傍を示すマスクサイズは、読み取り密度に応じて切り換
えを行なうものとし、本実施の形態では200dpi未
満の読み取り密度では、5×1のマスクサイズとし、6
00dpi以上の読み取り密度では、17×1のマスク
サイズを使用した。このことにより文字線上領域を、読
み取り密度に係わらず良好に検出することができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、適応判定処理
において、文字の線内部は高濃度であることに着目し、
注目画素およびその近傍の濃度がある一定値以上の高濃
度画素であった場合に、その画素を文字よりの候補領域
として、解像度を重視した処理と階調性を重視した処理
の中間的な処理を施すことにより、文字線上の粒状白抜
けやとぎれを補正し、原稿の再現性(特に文字情報)を
著しく改善することができる。
【0025】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
適応判定処理において、注目画素および近傍の濃度レベ
ルを判定する閾値をパラメータ化し、調節可能とするこ
とによって、原稿に応じて精度よく処理能力を向上させ
ることができる。請求項3記載の発明では、高濃度検出
回路が、注目画外その近傍:m×n画素領域における特
徴を判定するマトリクスを具備し、読み取り密度に応じ
て、その近傍:m×n画素領域の大きさを切り換えるこ
とにより、読み取り密度に応じてより処理精度を向上さ
せることができる。
【0026】請求項4記載の発明では、適応判定処理に
おいて、文字の線内部は、”高濃度であること”、”
近傍に文字輪郭(文字エッジ)があること”に着目
し、注目画素がある一定値以上の高濃度画素であり、且
つ、近傍に文字輪郭がある場合に、その画素を文字領域
と判定し、解像度優先な固定閾値2値化処理を施すこと
によって、文字線上に発生する粒状の白抜けを補正し、
原稿の再現品質を改善することができる。
【0027】また、請求項5記載の発明では、注目画素
の濃度レベルを判定する閾値をパラメータ化し、調節可
能とすることによって、多種な原稿に応じて処理精度を
向上させることができる。請求項6記載の発明では、注
目画素に対する近傍の範囲を示すマスクサイズが、読み
取り密度に応じて切り換えることにより、読み取り密度
に応じてより処理精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像処理装置の全体構成図
である。
【図2】本実施の形態に係る画像処理装置のブロック構
成図である。
【図3】高濃度領域検出回路の例である。
【図4】注目画素を中心としたマトリクスの例である。
【図5】画像処理装置の操作部の例である。
【図6】マトリクスによる画像読み取りの例である。
【図7】本実施の形態に係る画像処理装置のブロック構
成図である。
【図8】文字線上領域検出回路の実施の形態である。
【図9】文字近傍検出回路の構成例である。
【図10】注目画素の近傍のマスク処理の例である。
【図11】パラメータの表示例である。
【図12】マスクサイズの例である。
【符号の説明】
41 スキャナ 42 変倍処理 43、49 MTF補正回路 44 固定閾値2値化回路 45 解像度優先の処理部 46 平滑化回路 47、50 ディザ処理回路 48 階調性優先の処理部 51 中間的な処理部 52 像域分離処理部 53 文字候補領域検出回路 54 白地領域検出回路 55 文字高濃度領域検出回路 56 判定回路 57 画像信号選択回路 60 平均濃度検出回路 61 2値化回路 71 スキャナ 72 変倍処理回路 73 文字処理部 74 MTF補正回路 75 固定閾値2値化回路 76 絵柄処理部 77 平滑化回路 78 ディザ処理回路 79 像域分離処理部 80 文字候補領域検出回路 81 白地領域検出回路 82 文字線上領域検出回路 83 判定回路 84 画像信号選択回路 91 文字近傍検出回路 92 文字線上判定回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字領域と絵柄領域が混在した画像を再
    生出力するディジタル画像読処理置において、 入力画像中の注目画素または該注目画素を含む所定の領
    域がエッジ領域であるか否かを検出する第1の検出手段
    と、該注目画素の近傍に所定の大きさの白画素があるか
    否かを検出する第2の検出手段と、該注目画素及びその
    近傍の濃度が所定の濃度以上であるか否かを検出する第
    3の検出手段と、 前記第1の検出手段、第2検出手段および第3の検出手
    段の検出結果に基づいて、解像度を優先処理する解像度
    処理手段と、階調性を優先処理する階調性処理手段と、
    解像度優先処理と階調性優先処理との中間の処理を行な
    う中間処理手段とを備え、 解像度処理手段、階調性処理手段、中間処理手段のいず
    れかを選択する選択手段をさらに備えたことを特徴とす
    るディジタル画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第3の検出手段が、濃度レベルを判
    定する閾値比較手段と、原稿に応じてこの閾値比較手段
    での判定基準である閾値を調整、最適化する閾値調整手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載のディジタル
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の検出手段が、該注目画素とそ
    の近傍:m×n画素領域の大きさを読み取り密度に応じ
    て切り換える切換手段を備えたことを特徴とする請求項
    1のディジタル画像処理装置。
  4. 【請求項4】 文字領域と絵柄領域が混在した画像を再
    生出力するディジタル画像読処理置において、 入力画像中の注目画素が文字領域であるか絵柄領域であ
    るかを判定する像域分離手段と、 この像域分離手段の判定結果に基づいて、解像度を優先
    する解像度処理手段と階調性を優先する階調性処理手段
    と、この解像度処理手段と階調性処理手段のうち、何れ
    かの手段を選択する選択手段とを備え、 前記像域分離手段が、画像データ上の文字候補領域を検
    出する第1の検出手段と、近傍に白地の存在する領域を
    検出する第2の検出手段と、文字線上であるか否かを検
    出する第3の検出手段と、前記第1の検出手段かつ第2
    の検出手段、または第3の検出手段を満足する領域を文
    字領域と判定する判定手段を備え、 前記第3の検出手段が、注目画素の濃度レベルを判定す
    る濃度レベル判定手段と、近傍に文字候補領域があるか
    否かを検出する文字候補領域検出手段を備え、 注目画素が高濃度でかつ近傍に文字候補領域があった場
    合に、文字線上であると判定することを特徴としたディ
    ジタル画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記像域分離手段において、文字線上で
    あるか否かを検出する第3の検出手段が、濃度レベルを
    判定する閾値比較手段と、原稿に応じてその閾値比較手
    段での判定基準である閾値を調整、最適化する閾値調整
    手段を備えたことを特徴とする請求項4記載のディジタ
    ル画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記像域分離手段において、文字線上で
    あるか否かを検出する第3の検出手段が、近傍に文字候
    補領域があるか否かを判定する際に、読み取り密度に応
    じて、注目画素とその近傍:m×n画素領域の大きさを
    切り換える切換手段を備えたことを特徴とする請求項4
    記載のディジタル画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7916352B2 (en) 2006-06-30 2011-03-29 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, program, and recording medium

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