JP2003087526A - シートスルー原稿読み取り方式における読み取り面ゴミ検出装置 - Google Patents

シートスルー原稿読み取り方式における読み取り面ゴミ検出装置

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JP2003087526A JP2001273769A JP2001273769A JP2003087526A JP 2003087526 A JP2003087526 A JP 2003087526A JP 2001273769 A JP2001273769 A JP 2001273769A JP 2001273769 A JP2001273769 A JP 2001273769A JP 2003087526 A JP2003087526 A JP 2003087526A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白色板等が不要な簡単な構成でありながら、
正確にゴミを検出できる、読み取り面ゴミ検出装置を提
供する。 【解決手段】 光電変換素子の番号をx(整数:1≦x
≦m)、ラインの番号をy(整数:1≦y≦n)とし、
画素をx,yで表わすとする。このとき、読み取り面ゴ
ミ検出装置10は、読み取り部12から出力される画像
情報に基づき、エッジである可能性に応じた検出値を画
素(x,y)ごとに与えるエッジ検出手段16と、画素
(x,y)と画素(x,y−1)との前記検出値の組み
合わせに基づき、連続するエッジである可能性に応じた
比較演算値を画素(x,y)ごとに与える比較演算手段
18と、画素(x,1)から画素(x,n)までの前記
比較演算値に基づき、画素xでのゴミの有無を判定する
判定手段とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動原稿搬送装置
(ADF)を備えたコピー装置、ファクシミリ装置、ス
キャナ装置などのシートスルー原稿読み取り方式におけ
る、読み取り面ゴミ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシートスルー原稿読み取り方式で
は、背景が均一な状態(多くは白色板)にあるときに、
背景(白色)とゴミ(白以外)との画像情報の違いを検
出することにより、ガラス面(すなわち読み取り面)上
のゴミを検出している。例えば、背景が白色板である場
合には、ゴミがなければ読み取った画像情報が白にな
る。一方、ゴミがあれば画像情報が黒又は灰色になるた
め、ガラス面上のゴミを検出できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、背景
が均一な状態でなければゴミを検出できないため、白色
板などを取り付ける必要があった。その結果、次のよう
な問題が惹起されていた。
【0004】.背景に白色板を取り付けることは、機
構的な要因により容易ではない。.白色板の分だけコ
スト高になる。.原稿を読む前又は読み終わった後
に、ゴミがあったかどうかの検出を行う。そのため、実
際に読み取った原稿の画像情報に、ゴミによるノイズが
混入していたかどうかは、不明である。例えば、原稿を
読む前にゴミが検出されたとしても、原稿がガラス面上
のゴミと接触しながら搬送されるため、ゴミが原稿と一
緒に除去されることにより、読み取った原稿の画像情報
にゴミによるノイズが混入しない可能性が高い。
【0005】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、白色板等が不
要な簡単な構成でありながら、正確にゴミを検出でき
る、読み取り面ゴミ検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る読み取り面
ゴミ検出装置は、多数の光電変換素子を一次元方向に配
列した読み取り部に対して、前記一次元方向に垂直な方
向に原稿を搬送することにより、前記一次元方向に平行
な一ラインずつ前記原稿の画像を読み取るシートスルー
原稿読み取り方式に用いられる。そして、前記読み取り
部から出力される画像情報の中から、前記原稿の搬送方
向に平行な直線からなる平行成分を検出する平行成分検
出手段と、この平行成分に基づきゴミの有無を判定する
判定手段と、備えたことを特徴とする(請求項1)。
【0007】シートスルー原稿読み取り方式では、読み
取り面にゴミが付着している場合、読み取った画像情報
にスジ状のノイズが混入する。そのため、正しく原稿を
読み取るためには読み取り面上のゴミを除去する必要が
ある。しかし、従来、ゴミが存在するか否かを判断する
には、特殊な機構やシーケンスが必要であった。そこ
で、本発明では、それらの特殊な機構やシーケンスを必
要とすることなく、読み取り面上にゴミが存在すること
を検出する。
【0008】シートスルー原稿読み取り方式では、読み
取り面上のゴミによるスジ状のノイズは、原稿搬送方向
に対して完全に平行に現れる。このことを利用して、読
み取った画像情報に基づいて原稿搬送方向に完全に平行
な成分を検出し、これにより読み取り面上にゴミが付着
していることを検出する。
【0009】また、前記判定手段は、連続する複数枚の
前記原稿において同じ位置に前記平行成分が認められた
場合に、ゴミが有ると判定する、としてもよい(請求項
2)。連続する複数枚の原稿において同じ位置に平行成
分が認められれば、読み取り面にゴミのある可能性が極
めて高い。
【0010】更に、前記判定手段は、前記原稿の前記搬
送方向の先端又は末端の余白部分に前記平行成分が認め
られた場合に、ゴミが有ると判定する、としてもよい
(請求項3)。原稿の搬送方向の先端又は末端の余白部
分に平行成分が認められれば、読み取り面にゴミのある
可能性が極めて高い。
【0011】より具体化すれば、本発明に係る読み取り
面ゴミ検出装置は、前記光電変換素子の番号をx(整
数:1≦x≦m)、前記ラインの番号をy(整数:1≦
y≦n)とし、画素をx,yで表わすとき、前記読み取
り部から出力される画像情報に基づき、エッジである可
能性に応じた検出値を画素(x,y)ごとに与えるエッ
ジ検出手段と、n1,n2を整数とするとき、画素
(x,y−n1)から画素(x,y+n2)までの前記
検出値に基づき、連続するエッジである可能性に応じた
比較演算値を画素(x,y)ごとに与える比較演算手段
と、画素(x,1)から画素(x,n)までの前記比較
演算値に基づき、画素xでのゴミの有無を判定する判定
手段とを備えた、としてもよい(請求項4)。エッジ検
出手段及び比較演算手段が、前述した平行成分検出手段
に相当する。また、後述する第一実施形態では、n1=
1、n2=0としている。なお、xは1からmまでの全
ての整数、yは1からnまでの全ての整数、とそれぞれ
言い換えることができる。
【0012】前記判定手段は、前記比較演算値に対応し
た加減算値を定め、画素(x,1)から画素(x,n)
までの前記加減算値の総和を評価値として画素xごとに
求める加減算処理手段と、画素1から画素mまでの前記
評価値の中から最大値を検出する最大値検出手段と、予
め設定されたしきい値を前記最大値が越えた場合にゴミ
が有ると判定する比較処理手段とを備えた、としてもよ
い(請求項5)。
【0013】請求項1、請求項4、及び請求項5に記載
の各手段は、例えばプログラムによってコンピュータ上
に実現される。
【0014】また、前記判定手段は、連続する複数枚の
前記原稿において同じ画素xにゴミが有ると判定した場
合に、最終的にゴミが有ると判定する、としてもよい
(請求項6)。更に、前記エッジ検出手段、前記比較演
算手段及び判定手段の少なくとも一つは、前記原稿の前
記搬送方向の先端又は末端の余白部分においてゴミの有
る可能性を高く評価する、としてもよい(請求項7)。
【0015】換言すると、本発明に係る読み取り面ゴミ
検出装置は、シートスルーの原稿読み取り方式におい
て、読み取った画像情報の処理部分に、直線画像成分の
平行成分検出処理を設けたことを特徴としている。読み
取り面例えばガラス面上のゴミによるスジ状のノイズ成
分は、原稿搬送方向と完全に平行になる。そのため、こ
の平行成分検出処理により、原稿搬送方向と完全に平行
な直線画像成分が存在するか否かを検出することによ
り、ガラス面上にゴミが存在するか否かを検出すること
ができる。このように、読み取った原稿の画像情報か
ら、スジ状のノイズを検出することにより、ガラス面上
のゴミを検出する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る読み取り面
ゴミ検出装置の第一実施形態を示すブロック図である。
以下、この図面に基づき説明する。
【0017】本実施形態の読み取り面ゴミ検出装置10
は、多数の光電変換素子(図示せず)を一次元方向に配
列した読み取り部12に対して、前記一次元方向に垂直
な方向に原稿14を搬送することにより、前記一次元方
向に平行な一ラインずつ原稿14の画像を読み取るシー
トスルー原稿読み取り方式において用いられる。
【0018】ここで、光電変換素子の番号をx(整数:
1≦x≦m)、ラインの番号をy(整数:1≦y≦n)
とし、画素をx,yで表わすとする。このとき、読み取
り面ゴミ検出装置10は、読み取り部12から出力され
る画像情報に基づき、エッジである可能性に応じた検出
値を画素(x,y)ごとに与えるエッジ検出手段16
と、画素(x,y)と画素(x,y−1)との前記検出
値の組み合わせに基づき、連続するエッジである可能性
に応じた比較演算値を画素(x,y)ごとに与える比較
演算手段18と、画素(x,1)から画素(x,n)ま
での前記比較演算値に基づき、画素xでのゴミの有無を
判定する判定手段(後述)とを備えたものである。
【0019】前記判定手段は、前記比較演算値に対応し
た加減算値を定め、画素(x,1)から画素(x,n)
までの前記加減算値の総和を評価値として画素xごとに
求める加減算処理手段20と、画素1から画素mまでの
前記評価値の中から最大値を検出する最大値検出手段2
2と、予め設定されたしきい値を前記最大値が越えた場
合にゴミが有ると判定する比較処理手段24とを備えて
いる。
【0020】エッジ検出手段16、比較演算手段18、
加減算処理手段20、最大値検出手段22及び比較処理
手段24は、例えばプログラムによってコンピュータ上
に実現されている。
【0021】画像読み取り部12は、例えばラインセン
サとしてのCCDであり、原稿14の画像情報を読み取
る。画像情報(A1〜C6)を有する原稿14を読み取った場
合、読み取り部12からの画像情報が画素単位ではA1,A
2,A3,..という具合に主走査方向で順次に出力され、ラ
イン単位ではAn,Bn,Cnという具合に原稿搬送方向に順次
に出力される。よって、以後の処理は全て画素単位で処
理されることになる。これらの画像情報はエッジ検出手
段16へ送られる。
【0022】エッジ検出手段16は、画像情報のエッジ
を検出し、エッジである可能性が高い場合に大きな検出
値を与える。この検出値は、検出値ラインメモリ17に
格納され、同時に比較演算手段18へ出力される。エッ
ジ検出手段16は周知技術(例えば特開平11−328
424号公報、特開平11−205617号公報参
照。)を用いているので、その詳しい説明を省略する。
【0023】比較演算手段18は、検出値ラインメモリ
17から前ラインの検出値を読み取り、前ラインも現ラ
インもエッジである可能性が高い場合ほど、大きな比較
演算値を出力する。加減算処理手段20は、比較演算手
段18から出力された比較演算値を元に、評価値ライン
メモリ21からの評価値を再評価し、再評価した値を再
び評価値ラインメモリ21に格納する。最大値検出手段
22は、評価値ラインメモリ22に格納されている評価
値を読み取り、その最大値を比較処理手段24へ出力す
る。比較処理手段24は、予め設定されたしきい値と最
大値との比較結果に基づくゴミ検出信号を出力する。
【0024】図2は、読み取り面ゴミ検出装置10の検
出原理を示す説明図である。以下、図1及び図2に基づ
き説明する。
【0025】図2に示すように、ガラス面上のゴミによ
るスジ状のノイズ成分は、原稿14の稿搬送方向と完全
に平行になる。そのため、読み取り面ゴミ検出装置10
によれば、前述した平行成分検出処理を用いて、原稿搬
送方向と完全に平行な直線画像成分が存在するか否かを
検出することにより、ガラス面上にゴミが存在するか否
かを検出することができる。
【0026】図3は、読み取り面ゴミ検出装置10の動
作の一例を示す説明図である。以下、図1乃至図3に基
づき、読み取り面ゴミ検出装置10の動作を説明する。
【0027】シートスルー原稿読み取り方式では、原稿
14が読み取り部12(CCDなど)を通過することに
より、原稿14の画像情報が取り込まれる。図3では、
読み取り原稿Aが読み取り部12を通過することによ
り、読み取り画像情報Bが得られる様子を示している。
読み取り部12にはゴミが付着しており、そのため読み
取り画像情報Bにはゴミが存在していた部分にスジ状の
ノイズが混入している。
【0028】続いて、平行成分検出処理の動作について
説明する。まず、読み取り部12で読み取られた読み取
り画像情報Bは、エッジ検出手段16へ送られる。エッ
ジ検出手段16は、入力した画像情報からエッジを検出
する。この例では、エッジである可能性が高い順番に3
・2・1・0という検出値を付与している。エッジ検出
手段16で付与された検出値は、検出値ラインメモリ1
7に格納されると同時に、比較演算手段18へ送られ
る。
【0029】比較演算手段18は、検出値ラインメモリ
17に格納されている前のラインのエッジ検出の検出値
を読み出し、これと現在のラインのエッジ検出の検出値
とを比較する。比較した結果、前のラインも現在のライ
ンもエッジであった場合、高い評価値を与える。この例
では、前のラインも現在のラインもエッジ検出値が3で
あった場合に比較演算値を3とし、前のラインと現在の
ラインのエッジ検出値が2と3であった場合に比較演算
値を2とし、どちらもエッジ検出値が0であった場合に
比較演算値を0とし、その他の場合に比較演算値を1と
している。比較演算手段18で算出された比較演算値
は、加減算処理手段20へ送られる。
【0030】加減算処理手段20は、評価値ラインメモ
リ21に格納されている前のラインの評価値を読み出
し、比較演算手段18からの比較演算値に基づいて適当
な評価値の加減を行う。この例では、比較演算値が3で
あった場合に評価値に2を加え、比較演算値が2であっ
た場合に評価値に1を加える。逆に、比較演算値が0で
あった場合に評価値から1を減じる。比較演算値が1で
あった場合には評価値に変更を加えない。また、評価値
の初期値は全て5としている。この加減算により、画像
情報の同じX位置にエッジが存在し続けた場合、評価値
は大きくなっていく。逆に、エッジが存在しても、同じ
X位置に存在しなかった場合、評価値は小さくなってい
く。これにより、平行な図形成分が存在すると評価値は
大きくなる。また、その評価値の大きさは図形の平行性
に左右され、より平行な場合には大きな評価値が与えら
れる。更に、原稿読み取り開始直後と終了直前では、評
価値の増減値を大きくしてもよい。
【0031】前述した読み取り部12から加減算処理手
段20までの処理を、読み取りラインごとに順次繰り返
し、最終ラインまで行う。最終ラインまで処理が終わっ
た(=原稿読み取り終了)時点で、最大値検出手段22
は、評価値ラインメモリ21から評価値を読み出し、そ
れらの最大値を検出する。この例では、最終ラインまで
評価したときの評価値の最大値が9になったと仮定して
いる。
【0032】比較処理手段24は、最大値検出手段22
からの評価値最大値とゴミ検出しきい値とを比較し、評
価値最大値の方が大きかった場合、ガラス面上にゴミが
存在したと判断し、ゴミ検出を通知する。
【0033】図4は、本発明に係る読み取り面ゴミ検出
装置の第二実施形態を示す説明図である。以下、この図
面に基づき説明する。ただし、第一実施形態と同じ部分
は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0034】本実施形態では、比較演算手段28につい
て更に工夫している。第一実施形態ではエッジ検出値の
比較を前ラインと現ラインとだけで行っていたのに対
し、本実施形態では更にラインメモリを増やし、比較演
算の対象をn1ライン前からn2ライン後までとしてい
る。図では、n1=2、n2=1の場合を示している。
これにより、より精度の高い平行成分の検出が行える。
なお、この処理は、加減算処理手段20についても同様
に適用できる。
【0035】なお、本発明が上記各実施形態に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は
適宜変更され得ることは明らかである。例えば、次のよ
うにしてもよい。
【0036】平行成分は、ゴミによるノイズ成分だけで
はなく、原稿に存在する罫線成分も存在する。この罫線
成分が原稿搬送方向に完全に平行に読み取られる確率は
低いものの、更に罫線成分の影響を排除するためには、
ゴミ検出の確定に以下のような工夫を追加する。
【0037】(1)複数枚の原稿に連続してゴミが検出
された場合に、本当にゴミが存在したとする。これは、
複数枚連続して罫線成分が完全に平行に読み取られる可
能性は、極めて低いからである。原稿の枚数を適当な数
にすれば、十分誤認識を除去できる。
【0038】(2)原稿読み取り開始・終了時の平行成
分検出の評価を厳しくする。これは、通常の原稿では形
成成分が原稿の上下端近くに存在することは少ないた
め、原稿上下読み取り時に平行成分検出の評価を厳しく
することで、よりゴミによるノイズ検出の有効性を高め
ることができるからである。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る読み取り面ゴミ検出装置に
よれば、原稿の搬送方向に平行な直線からなる平行成分
を検出し、この平行成分に基づきゴミの有無を判定する
ことにより、白色板等が不要な簡単な構成でありなが
ら、正確にゴミを検出できる。
【0040】また、連続する複数枚の原稿において同じ
位置に平行成分が認められた場合にゴミが有ると判定す
ることにより、より正確にゴミを検出できる。更に、原
稿の搬送方向の先端又は末端の余白部分に平行成分が認
められた場合にゴミが有ると判定することにより、より
正確にゴミを検出できる。
【0041】換言すると、本願発明によれば、白色板な
ど特別な機構を持たずに、原稿読み取り中に読み取り面
上のゴミ検出処理が行え、原稿読み取り終了と同時にゴ
ミ検出の結果を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る読み取り面ゴミ検出装置の第一実
施形態を示すブロック図である。
【図2】図1の読み取り面ゴミ検出装置の検出原理を示
す説明図である。
【図3】図1の読み取り面ゴミ検出装置の動作の一例を
示す説明図である。
【図4】本発明に係る読み取り面ゴミ検出装置の第二実
施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 読み取り面ゴミ検出装置 12 読み取り部 14 原稿 16 エッジ検出手段 18,28 比較演算手段 20 加減算処理手段 22 最大値検出手段 24 比較処理手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 BA01 BB02 BC14 CB22 DC09 5C062 AA02 AA05 AB02 AB42 AC02 AC22 AC72 BA06 5C072 AA01 BA02 EA05 UA11 UA20 XA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の光電変換素子を一次元方向に配列
    した読み取り部に対して、前記一次元方向に垂直な方向
    に原稿を搬送することにより、前記一次元方向に平行な
    一ラインずつ前記原稿の画像を読み取るシートスルー原
    稿読み取り方式における、読み取り面ゴミ検出装置にお
    いて、 前記読み取り部から出力される画像情報の中から、前記
    原稿の搬送方向に平行な直線からなる平行成分を検出す
    る平行成分検出手段と、 この平行成分に基づきゴミの有無を判定する判定手段
    と、 備えたことを特徴とする読み取り面ゴミ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、連続する複数枚の前記
    原稿において同じ位置に前記平行成分が認められた場合
    に、ゴミが有ると判定する、 請求項1記載の読み取り面ゴミ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記原稿の前記搬送方
    向の先端又は末端の余白部分に前記平行成分が認められ
    た場合に、ゴミが有ると判定する、 請求項1又は2記載の読み取り面ゴミ検出装置。
  4. 【請求項4】 多数の光電変換素子を一次元方向に配列
    した読み取り部に対して、前記一次元方向に垂直な方向
    に原稿を搬送することにより、前記一次元方向に平行な
    一ラインずつ前記原稿の画像を読み取るシートスルー原
    稿読み取り方式における、読み取り面ゴミ検出装置にお
    いて、 前記光電変換素子の番号をx(整数:1≦x≦m)、前
    記ラインの番号をy(整数:1≦y≦n)とし、画素を
    x,yで表わすとき、 前記読み取り部から出力される画像情報に基づき、エッ
    ジである可能性に応じた検出値を画素(x,y)ごとに
    与えるエッジ検出手段と、 n1,n2を整数とするとき、画素(x,y−n1)か
    ら画素(x,y+n2)までの前記検出値に基づき、連
    続するエッジである可能性に応じた比較演算値を画素
    (x,y)ごとに与える比較演算手段と、 画素(x,1)から画素(x,n)までの前記比較演算
    値に基づき、画素xでのゴミの有無を判定する判定手段
    と、 を備えたことを特徴とする読み取り面ゴミ検出装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、 前記比較演算値に対応した加減算値を定め、画素(x,
    1)から画素(x,n)までの前記加減算値の総和を評
    価値として画素xごとに求める加減算処理手段と、 画素1から画素mまでの前記評価値の中から最大値を検
    出する最大値検出手段と、 予め設定されたしきい値を前記最大値が越えた場合にゴ
    ミが有ると判定する比較処理手段とを備えた、 請求項4記載の読み取り面ゴミ検出装置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段は、連続する複数枚の前記
    原稿において同じ画素xにゴミが有ると判定した場合
    に、最終的にゴミが有ると判定する、 請求項4又は5記載の読み取り面ゴミ検出装置。
  7. 【請求項7】 前記エッジ検出手段、前記比較演算手段
    及び判定手段の少なくとも一つは、前記原稿の前記搬送
    方向の先端又は末端の余白部分においてゴミの有る可能
    性を高く評価する、 請求項4又は5記載の読み取り面ゴミ検出装置。
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JP2007142671A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像読み取り装置およびノイズ検出方法
JP2008184251A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Fujitsu Social Science Laboratory Ltd 配送物受渡管理システム及び配送物受渡管理プログラム
JP2009267553A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Kyocera Mita Corp 画像読取装置

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