JP2007132769A - 水中検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】狭隘な個所、例えば原子炉のPLR配管内、を点検検査する水中検査装置を提供する。
【解決手段】原子炉1内の水中を泳動させて、既に分解してあるジェットポンプ6の上に到達させた支援用ROV13から二次ケーブル12で接続した検査用ROV11をPLR配管7内に推進させる。検査用ROV11は長細い外観形状で、配管長さ方向に長軸方向を向けて推進し、カメラで撮影した検査部位の画像を二次ケーブル12から一次ケーブル14を通じて制御装置15へ送り表示装置16に表わす。原子炉1内にステレオカメラを搭載したITVカメラ19を投入して支援用ROV13を撮影し、その画像を制御装置15で処理して支援用ROV13の位置を演算する。二次ケーブル12の繰出し長さから両ROVの相対距離を測り、その相対距離とPLR配管のCADデータを利用して制御装置15で検査用ROV11の位置を演算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子炉圧力容器内の水面下で、原子炉の構成部分を目視点検、いわゆるVT(ビジュアルテスティング;Visual Testing)を実施する装置に係わり、特に原子炉を構成するアニュラス部やバッフルプレート下部等の圧力容器内狭隘部や、一次冷却材再循環配管(単に、PLR配管ともいう。)やジェットポンプ等の周辺構造物内部のVTを実施するのに有効な技術に関する。
原子炉内の目視検査技術に関する第1の従来技術として、遊泳式点検装置を対象領域付近まで潜水母艦で搬送し、そこで切り離して、遊泳しながら検査対象部位まで移動する装置が、特開平8−29579号公報で公開されている。この公報における水中ビークルは、潜水母艦と無線若しくは有線で接続され、映像信号の伝送や電源供給などがなされている。
原子炉内の目視検査技術に関する第2の従来技術として、バッフルプレート上部の外観検査および非破壊検査を実施するため、駆動部と、外観検査装置部と、非破壊検査装置部に機能を分離し、それぞれを小型化し、それらを連結して形状の自由度のある移動体を用い、キャタピラにより構造物上を移動して検査対象部位まで移動する装置が、特開平11−109082号公報で公開されている。
さらに目視検査技術ではないが、原子炉内の非破壊検査に用いるアクセスメカとして、バッフルプレートまで3次元泳動により移動し、そこで狭隘部移動装置を切り離して、狭隘部の壁面を走行しながら非破壊検査を実施する方式の装置が、特開2003−40194 号公報で公開されている。
特開平8−29579号公報 特開平11−109082号公報 特開2003−40194号公報
特許文献1で開示された従来例において、検査用の水中ビークルに搭載されている姿勢変換機構は、回転軸を中心として円周上にウエイトを移動させるため、円盤状のビークルには適しているが、配管内等の狭隘な個所に進入する縦長のビークルに対しては、重心移動量が小さく適さない。
また、位置検知機能が搭載されていないため、遊泳式点検装置および潜水母艦の位置は、遊泳式点検装置に搭載した撮像手段において得られた目視映像を元に、作業者が判断している。そのため、一度検査装置の位置を見失うと、映像から位置を判断できる場所まで戻り、再度、検査位置まで移動する必要があり、非効率的であった。
特許文献2で開示された従来例では、狭隘部への進行は可能であるが、外観検査装置部や非破壊検査装置部に駆動機構を搭載していないため、制御部および外観検査部および非破壊検査部を連結した大きさが、進入可能な最小の大きさとなる。
また、泳動機構を搭載していないため、構造物に沿って移動することになり、凹凸の多い複雑構造物を越えることは難しく、炉底部やPLR配管内部へ進入することは出来ない。
特許文献3で開示された従来例では、狭隘部への進行は可能であるが、検査装置が遊泳型ではなく、また大型であるため、文献2と同様の理由から、配管内部への進入は不可能である。
本発明は、水中の検査対象部位やその周辺の構造環境が狭隘だったり、あるいは、検査個所が水中ビークルの位置を検出する位置検知器の検知領域から外れる個所に存在しても、VT検査可能な水中検査装置を提供することを目的とする。
本発明の基本的要件は、水中で移動自在な第1のビークルと、ある一つの方向への推進を司る第1駆動機構と、前記ある一つの方向と交差する他の方向への推進を司る第2の駆動機構とを備えた第2のビークルと、前記第2のビークルに搭載されて前記第2のビークルの外側に撮影視野を設定した撮像手段と、前記第1と第2の各ビークルを制御するコントローラと、前記撮像手段の撮影画像情報を表示する表示装置とを備えた水中検査装置において、前記第2のビークルの外殻を成す筐体は前記ある一つの方向における寸法が、前記他の方向における寸法よりも長くなるように構成され、前記撮像手段の撮影視野が、前記ある一つの方向と前記ある一つの方向と交差する方向の周囲に設定されている水中検査装置である。
また、他の本発明の基本要件は、遠隔操作によって水中を泳動する第1のビークルと、前記第1のビークルの位置を検出する位置検知手段と、前記第1のビークルから発着自在に組み合わされるとともに、遠隔操作によって前記水中を泳動する第2のビークルと、前記第2のビークルに装着された撮像装置と、前記撮像手段の撮影画像情報を表示する表示装置と、前記第1のビークルから前記第2のビークルの相対距離を検出する相対距離検知手段と、前記位置検知手段からの検出位置情報及び前記相対距離検知手段からの検出距離とのそれぞれに基づいて前記第2のビークルの位置を算出する位置算出手段とを備えた水中検査装置である。
本発明によれば、撮像手段を搭載した水中泳動ビークルの外観を主推進方向に細長くして狭隘個所への侵入とその個所でのVTとが容易且つ確実に達成できる。また、他の本発明によれば、点検検査のための撮影手段を搭載した水中ビークルが構造物の物陰に隠れていてもその水中ビークルの位置を特定して確実に検査作業できる。
本発明の好適な第一の実施例である、水中検査装置について、図1から図19を用いて説明する。本実施例は、原子炉内の目視検査、特にPLR(Primary Loop Re-circulationSystem:一次冷却材再循環系)配管検査に用いる検査装置を実現するものである。
図1を用いて、本実施例の点検実施形態を説明する。原子炉1内には、シュラウド2,上部格子板3,炉心支持板4,シュラウドサポート5,ジェットポンプ6、等の構造物があり、また、PLR配管7を初めとする配管が接続されている。
原子炉の一次冷却水再循環系における一次冷却水の流れは、出口ノズル8b,PLRポンプ(図示せず)を経由し、入口ノズル8aから原子炉1に戻る。また、原子炉1の上部には、作業スペースであるオペレーションフロア9があり、また同じく上方には、燃料交換装置10がある。
本実施例では、原子炉のPLR配管7内面のVT検査を目的とし、以下の様な機器配置を取る。配管内に挿入した検査用ROV(Remotely Operated Vehicle :遠隔操作ビークル)11は、二次ケーブル12を介して、支援用ROV13に接続される。ここで、検査用ROV11は検査用ビークル,支援用ROVは支援用ビークルとも称する。
検査用ROV11は、図3の(a)図に示すように、外殻を成す筐体の形状が長軸A方向に長く、それに比較して短軸B方向及び各軸A,B方向に直交する方向の幅方向(短軸C方向)の寸法が短い細長い形状を有する。その筐体の構造は外部から内部に水が浸入できないように液密に構成されている。
その検査用ROV11の筐体の長軸Aに直交する方向での幅は全周囲の方向において
PLR配管7内を通れる大きさである。且つ検査用ROV11の筐体は周囲の水に対して中性浮力となる、あるいは若干程度比重が大きくなるように空間の容積と内部機器の重量とが調整されて設計されている。
このように、検査用ROV11は、細長い形状の外殻を成す筐体構造を有するので、検査用ROV11内に撮像手段や駆動機構などの各種の機構を収める空間と、検査用ROV11に浮力を与える空間の確保とを、長軸A方向に拡大して両立させやすく、配管などの狭隘な個所の点検を確実に達成できる。
検査用ROV11は、浮力を与える空間の確保によって、中性浮力化ないしは若干浮力よりも検査用ROV11の重力が大きいように製作されている。支援用ROV13も中性浮力化ないしは若干浮力よりも支援用ROV13の重力が大きくなるように設計製作されている。
PLR配管7内の点検作業においては、支援用ROV13を遠隔操作で泳動させて、上部が取り外したジェットポンプ6の上方に位置させて停留させる。その後に、支援用
ROV13から発進させた支援用ROV13を、ジェットポンプ6内および入口ノズル
8a内を通過させ、PLR配管7内に進入させる。
支援用ROV13では、二次ケーブル12を繰出す機構(後述)を搭載し、検査用ROV11の航行を支援するとともに、検査用ROV11の位置を検知するための位置検知手段(後述)を搭載している。支援用ROV13は、一次ケーブル14を介して、制御装置
15に接続される。
制御装置15は、検査用ROV11および支援用ROV13を水中で泳動させて航行せしめるために、電力を供給するとともに、検査用ROV11および支援用ROV13の位置を検知するための信号処理機能(後述)を搭載している。また、制御装置15には表示装置16を接続し、検査用ROV11および支援用ROV13に撮像手段として搭載したカメラ(後述)の画像を表示するとともに、制御装置15で検知した検査用ROV11および支援用ROV13の位置を表示する。さらに、制御装置15にはコントローラ17を接続し、ROV操作員18aが操作する。
一方、支援用ROV13の位置を検知するために、ステレオカメラ(後述)を搭載した水中ITVカメラ19を、支援用ROV13を視認出来る位置に投下する。その方法は、水中ITVカメラ19に間隔を開けて二本の水中ITVカメラ操作ケーブル20を連結し、その水中ITVカメラ操作ケーブル20で水中ITVカメラ19を燃料交換装置10の上から懸垂して水中ITVカメラ操作員18bが原子炉1の水中に投下する。なお、水中ITVカメラ19の映像は、水中ITVカメラ用ケーブル21を介して、制御装置15に入力される。
水中に投下された水中ITVカメラ19は水中ITVカメラ操作ケーブル20の垂れ下がり長さを調整することでその水面下の深度が変更でき、その深度で水中ITVカメラ操作ケーブル20で支持されて位置が保持される。水中ITVカメラ19の上下及び左右の向きは二本の水中ITVカメラ操作ケーブル20を個別にROV操作員18bが操作することで調整できる。
例えば、二本の水中ITVカメラ操作ケーブル20を燃料交換装置10上から同時に上方へたぐり上げれば水中ITVカメラ19の位置は上方へ移動し、逆に下方へ繰出せば水中ITVカメラ19の位置は下方へ移動する。また、二本の水中ITVカメラ操作ケーブル20のうち、一方の水中ITVカメラ操作ケーブル20をたぐり上げるないしは下方へ繰出すことで燃料交換装置10上から水中ITVカメラ19までの二本の水中ITVカメラ操作ケーブル20の長さを相対的に相違させるようにすることで水中ITVカメラ19の上下方向の向きが変更できる。
また、二本の水中ITVカメラ操作ケーブル20のうち、一方の水中ITVカメラ操作ケーブル20を他方の水中ITVカメラ操作ケーブル20を中心に旋回移動させることで水中ITVカメラ19の左右の向きを調整できる。
また、水中ITVカメラ19は燃料交換装置10から垂直に水中ITVカメラ操作ケーブル20で懸垂支持されているから、燃料交換装置10から水中ITVカメラ19までの水中ITVカメラ操作ケーブル20の長さを水中ITVカメラ操作ケーブル20につけた目盛りを観察してROV操作員18aが認識することで燃料交換装置10上の懸垂位置からの上下方向における水中ITVカメラ19の垂直座標が判る。また、燃料交換装置10上の懸垂位置は平面座標が予め判明しているので、先の垂直座標と合わせて水中ITVカメラ19の位置に関する三次元座標が判る。
図2を用いて、本実施例の別の点検検査の実施形態を説明する。図1で説明した機器形態と異なり、PLR配管7へ接続されている一次冷却材再循環系の原子炉内への出口ノズル8b側から水中検査装置を進入させる。この場合、ジェットポンプ6が無いため、支援用ROV13は、PLR配管7内に進入できる。このように、支援用ROV13はPLR配管7内に進入できる外観形状を有するが、検査用ROV11よりは幅が大きい。
水中ITVカメラ19は、出口ノズル8bからPLR配管7内部を撮影して視認出来る位置に投下させる。支援用ROV13が、水中ITVカメラ19の視野から外れない範囲、例えば、出口ノズル8bからみて初めのPLR配管7のコーナーの手前まで進行させ停留させる。そこで、検査用ROV11を発進させて、その先のPLR配管7内のVTによる目視検査を実施する。
図3を用いて、検査用ROV11の詳細構造を説明する。検査用ROV11の前方側の面は、カメラ用透明ドーム30が筐体の一部として採用されていて、その内部に設置した撮像装置の視野を確保する。ここで撮像装置は、撮像手段とも称する。
撮像装置は、前方カメラ31aと全方位カメラ31bからなり、それぞれ、前方カメラ用レンズ32と、全方位ユニット33を取り付けてある。前方カメラ31aは、検査用
ROV11の長軸Aの方向のうちの前方向の視野を有し、その映像を見ながらROV操作員18aは、検査用ROV11をコントロールする。
一方、全方位カメラ31bの映像は、配管の周方向に視野を持ち、PLR配管7の内面欠陥(図示せず)を目視検査する。なお、カメラ用透明ドーム30内には、照明34を設置し、それぞれのカメラの視認性を確保する。
検査用ROV11本体には、前後方向中央に上下の貫通部35があり、その内部に昇降用スラスタシャフト36に取り付けた昇降用スラスタ37aを設置する。また、後方には、前後進用の推進用スラスタ37bを水平に2基設置する。
なお、昇降用スラスタ37aは、マグネットカップリング40と昇降用スラスタギア
39を介して昇降用モータ38aで駆動するという副駆動機構を昇降用スラスタ37aとともに構成している。右の推進用スラスタ37bは右推進用モータ38b、左の推進用スラスタ37bは左推進用モータ38cで、マグネットカップリング40を介して駆動するという主駆動機構を前後進用の推進用スラスタ37bとともに構成している。
このように、ここでは、前後進用の推進用スラスタ37bと、左右の推進用モータ38bおよび38cと、推進用スラスタ37bと、それを介するマグネットカップリング40を総じて主駆動機構と称し、また、昇降用モータ38a,昇降用スラスタ37aおよびそれを介するマグネットカップリング40および昇降用スラスタギア39を総じて副駆動機構と称する。
この主駆動機構がある一つの方向である長軸方向Aに検査用ROV11を推進させる装置として用いられ、その推進方向を主推進方向と称し、副駆動機構が前述のある一つの方向と交差する他の方向である短軸方向Bに検査用ROV11を推進させる装置として用いられ、その推進方向を副推進方向と称する。
昇降用モータ38aの回転方向を正逆切り替えることで副推進方向の一方向へ検査用
ROV11が推進でき、他方向への推進に際してはコントローラ17で昇降用モータ38aの回転方向を正逆切り替える。同じく、左右の推進用モータ38bおよび38cの回転方向を正逆切り替えることで主推進方向の一方向へ検査用ROV11が推進でき、他方向への推進に際してはコントローラ17で左右の推進用モータ38bおよび38cの回転方向を正逆切り替える。左右の推進用モータ38bおよび38cの一方を駆動して他方を停止、又は左右の推進用モータ38bおよび38cの推進方向を互いに逆となるようにすると、検査用ROV11を転回させて向きを左右に変えることが出来る。
このような推進や向きの変更が可能にコントローラ17と各主副推進機構の各推進用モータとが連携するように構成されている。
また、姿勢変換用モータ38dを用いて、後述の姿勢変換機構を駆動する。なお、推進用スラスタ37bをカバーする位置に、推進用スラスタガード41を設置する。後方下部には支援用ROV13に格納する際に引っ掛ける格納用ツメ42を、支援用ROV13に検査用ROV11を引っ掛ける手段として取り付ける。
検査用ROV11には、前記の様に姿勢変換機構を姿勢制御装置として搭載してあるが、詳細な構成は次の通りである。検査用ROV11の姿勢変換機構は、左右に夫々設置した、長軸方向用スタビライザ43aの位置をモータで駆動されるボールネジ伝動装置で長軸A方向へ移動させ、及び短軸方向用スタビライザ43bの位置をモータで駆動される他のボールネジ伝動装置で短軸B方向へ移動させる構成を有する。
具体的には、一方のボールネジ伝動装置のボールねじ軸44aにより長軸方向用スタビライザ43aを長軸方向へネジ送りし、および他方のボールネジ伝動装置のボールねじ軸44bにより短軸方向用スタビライザ43bを端軸方向へネジ送りして移動させることで検査用ROV11の姿勢を変換する構成となっている。
ボールねじ軸44aは、図3(a)図のように、検査用ROV11が水平姿勢の状態にあって、検査用ROV11の浮心の高さにおいて水平且つ長軸Aと並行に配備されている。その浮心は、図3(a)図で見ると、ボールねじ軸44aおよびボールねじ軸44bの交差部位の位置に、図3(b)図で見ると、昇降用スラスタ37aの中心下ないしはその近傍に位置している。昇降用スラスタシャフトの回転中心ボールねじ軸44bは、図3
(a)図のように、検査用ROV11が水平姿勢の状態にあって、検査用ROV11の浮心を通る短軸Bと平行且つ長軸Aと立体的に交差するように検査用ROV11内に配備されている。
長軸方向用スタビライザ43aと短軸方向用スタビライザ43bのいずれにも、ボールねじ軸44aおよびボールねじ軸44bと螺合するナットを装着し、そのナットをボールねじ軸44aおよびボールねじ軸44bにネジ送りできるように螺合させることで、ナットに装着されている長軸方向用スタビライザ43aと短軸方向用スタビライザ43bをねじ送りできるようにしてある。
ただし、ボールねじ軸44aおよびボールねじ軸44bの回転とともに、長軸方向用スタビライザ43aと短軸方向用スタビライザ43bが回転する共回り現象を防止するために、スタビライザ固定軸45aおよび45bを、ボールねじ軸44aおよびボールねじ軸44bと平行に設置し、長軸方向用スタビライザ43aと短軸方向用スタビライザ43bに各スタビライザがスライドできるようにゆるく嵌めて貫通させる。
ボールねじ軸44aおよびボールねじ軸44bは、スラビライザ駆動用ギア46a〜
46g,スタビライザ駆動用軸47a〜47cおよびスタビライザ駆動用ベルトを介して、姿勢変換用モータ38dにより駆動する。
次に、図4を用いて、姿勢変換機能の動作を説明する。検査用ROV11が水平,前傾,後傾の夫々の姿勢になる様に、長軸方向用スタビライザ43aと短軸方向用スタビライザ43bを動作させた時の様子を、49a〜49cに示す。
水平姿勢の検査用ROV49aでは、長軸方向用スタビライザ43aはボールねじ軸
44aの中心、短軸方向用スタビライザ43bはボールねじ軸44bの下部に位置させる。この状態では、検査用ROVの重心は浮心の真下に位置しているので、検査用ROVは水平に姿勢制御されている。
前傾姿勢の検査用ROV49bでは、長軸方向用スタビライザ43aは検査用ROVの前方側のボールねじ軸44a端部、短軸方向用スタビライザ43bはボールねじ軸44bの最上端部位(浮心の高さ位置)位置させる。この状態では、検査用ROVの重心は浮心と同じ高さになって、且つ重心位置は検査用ROVの前方側に移動しているから、検査用ROVの前方側が下方に向く。
さらに、後傾姿勢の検査用ROV49cでは、長軸方向用スタビライザ43aは検査用ROVの後側のボールねじ軸44a端部に位置に移動させられ、短軸方向用スタビライザ43bはボールねじ軸44bの最上端部位(浮心の高さ位置)に移動させて位置させる。この状態では、検査用ROVの重心は浮心と同じ高さになって、且つ重心位置は検査用
ROVの後方側に移動しているから、検査用ROVの前方側が上に向く。
なお、ボールねじ軸44aおよびボールねじ軸44bは、前記のスラビライザ駆動用ギア46a〜46g,スタビライザ駆動用軸47a〜47cおよびスタビライザ駆動用ベルトで構成される駆動力伝達機構を介して、各スタビライザ43a,43bが検査用ROV49a〜49cのいずれかの状態に姿勢変換用モータ38dで回転駆動する。
ボールネジ伝動装置は、ボールねじ軸44a及びボールねじ軸44bの端部でネジ送り方向が反転する形式のボールネジ伝動装置が採用され、かつ、ボールねじ軸44a及びボールねじ軸44bのネジ送りのリード(ネジピッチ)はスタビライザ43aがボールねじ軸44aの長さ分ネジ送りされると、ボールねじ軸44bの長さ分の2倍、即ちボールねじ軸44bをスタビライザ43bが往復ネジ送りされる割合でリード量の比率が設定されている。また、各スタビライザ43a,43b初期位置は、図3のように、スタビライザ43aはボールねじ軸44bの中央、スタビライザ43bはボールねじ軸44bの下端にセットして置く。
このようなネジ軸の端部でスタビライザの移動方向を反転させるボールネジ伝動装置を用い、各ネジ軸のネジのリードの比率設定と、スタビライザの初期位置の設定によって、一台の姿勢変換用モータ38dの駆動力で各スタビライザ43a,43bが図4の検査用ROV49a〜49cのいずれかの状態に連動して移動できるようにされている。
このように、図3における長軸A方向に平行で且つ検査用ビークルの浮心と同じ高さを通るボールねじ軸と、該ボールねじ軸に取り付けた長軸A方向へ移動するスタビライザと、短軸B方向に平行で且つ浮心と同じ前後方向の位置を通るボールねじ軸と、該ボールねじ軸に取り付けた短軸B方向へ移動するスタビライザを具備し、検査用ビークルを水平姿勢にするために、長軸A方向用スタビライザを浮心と同じ前後方向(長軸A方向)に位置させる時、短軸B方向用スタビライザを長軸A方向用スタビライザから最も離れた下方の位置になるように連動させ、検査用ビークルを垂直姿勢にするために、短軸B方向用スタビライザを浮心の高さと同じ高さの位置にさせ、長軸A方向用スタビライザを短軸B方向用スタビライザから最も離れた前後位置になるように連動させている。
図5を用いて、姿勢変換時の様子を説明する。PLR配管7は、水平部と垂直部およびカーブからなり、水平部を航行する時は検査用ROVを水平姿勢49aとし、水平部から下方に曲るカーブを通り垂直部を航行する時は検査用ROVを前傾姿勢49bとする。なお、カーブにおいては、その中間の姿勢を取らせるか、若しくは、水平姿勢49aから、前傾姿勢49bに直接姿勢を変換する。
図6を用いて、支援用ROV13の詳細構造を説明する。支援用ROV13の前部には、カメラ60を設置し、自身の航行時の目視、および離脱した後の検査用ROV11を目視監視する。また、検査用ROV11と同様に、昇降用モータ61aを用いて、昇降用スラスタギア63を介して、昇降用スラスタ62aを駆動する。また、右推進用モータ61bおよび左推進用モータ61cを用いて各推進用スラスタ62bを独立して駆動する。
昇降用モータ61aの回転方向を正逆切り替えることで昇降方向の一方向へ支援用
ROV13が推進でき、他方向への推進に際してはコントローラ17で昇降用モータ61aの回転方向を正逆切り替える。同じく、左右の推進用モータ61bおよび61cの回転方向を正逆切り替えることで水平前進(カメラ60のある方向)方向へ支援用ROV13が推進でき、他方向(後進方向)への推進に際してはコントローラ17で左右の推進用モータ61bおよび61cの回転方向を正逆切り替える。左右の推進用モータ61bおよび
61cの一方を駆動して他方を停止、又は左右の推進用モータ61bおよび61cの推進方向を互いに逆となるようにすると、支援用ROV13を転回させて向きを左右に変えることが出来る。
このような推進や向きの変更が可能にコントローラ17と支援用ROV13の各推進用モータとが連携するように構成されている。
さらに、支援用ROV13には、検査用ROV11と接続する二次ケーブル12の繰出しおよび巻取りをするための二次ケーブル用ウインチ64を搭載し、ウインチ用モータ
61dで駆動する。二次ケーブル用ウインチ64には、二次ケーブル12を繰出す際の弛み防止として二次ケーブルガイド65を取り付けてある。さらに、二次ケーブル用ウインチ64には、二次ケーブルの繰出し長さを検出するためのエンコーダ66を設置し、その信号は中継部67および一次ケーブル14を介して制御装置15に伝送する。
さらに、支援用ROV13の昇降用および推進用の各モータ61a〜61cと、検査用ROV11の昇降用および推進用の各モータ38a〜38cのいずれを駆動するかを、切替部68で選択し、制御装置15からのスラスタ駆動電力を、選択したROVの各モータに供給する。なお、切替部68は、コントローラ17で操作し、制御部15,一次ケーブル14を介して制御する。
さらに、支援用ROV13には、検査用ROV収納レール69を設置し、検査用ROV11と一体化させる構造となっている。なお、本体上部には、標示灯50を設置し、水中ITVカメラ19での追跡を容易にする。
図7を用いて、二次ケーブル用ウインチ64の詳細構造を説明する。二次ケーブル用ウインチ64は、ウインチ基台70に設置し、ウインチ駆動ギア71a〜71c,ウインチ軸72aを介して、ウインチ用モータ61dで駆動する。
また、ウインチ駆動ギア71cと連動して、エンコーダ連動ギア71d,エンコーダ軸72bを介してエンコーダ66により、二次ケーブル12の繰出し長を検出する。さらに、ケーブルガイド連動ギア71eは、ウインチ軸72aに取り付け、ケーブルガイド連動ベルト73およびケーブルガイド連動ギア71fを介して、ボールねじ軸74を回転させる。
ボールねじ軸74には、内部にねじを切ってあるケーブルガイドベース75を取り付け、さらにケーブルガイドベース75には貫通孔を開けケーブルガイドベース固定軸76を取り付ける。また、ケーブルガイドベース75には、ケーブルガイドアーム77を用いてラッパ状の二次ケーブルガイド65を取り付け、二次ケーブル12を通してある。
これにより、二次ケーブル用ウインチ64の回転に連動して、ケーブルガイドベース
75を左右に往復運動させることができ、二次ケーブル12を規則正しく巻取ることが可能になる。なお、ウインチ軸72aには、スリップリング78を取り付けてあり、ウインチ軸72aが回転しても、ケーブルが捩れることなく信号及び電源を伝えることが可能となっている。
図8を用いて、検査用ROV11を支援用ROV13に格納した状態を説明する。遊泳状態の検査用ROV80aは、二次ケーブル用ウインチ64の巻取り動作により、支援用ROV13の前部まで引きつけ、検査用ROV11自身の昇降用スラスタ37a,推進用スラスタ37bの動作により、検査用ROV格納レール69の前方から後進で格納していく。格納状態の検査用ROV80bは、格納用ツメ42により、検査用ROV収納レールに固定する。
図9を用いて、水中ITVカメラ19の詳細構造を説明する。水中ITVカメラ19には、支援用ROV13を監視するとともに、位置を検知することを目的としてステレオカメラ85と、視認性を確保するためのハロゲンランプ86を搭載している。ステレオカメラ85の信号はカメラ用ケーブル87,カメラ用中継部88および水中ITVカメラ用ケーブルを介して制御装置15に伝送する。それと同時に、制御装置15からは、同様の伝送経路によりカメラ用の電力を供給する。
次に、図10を用いて、検査用ROV11に搭載した2種類のカメラの画像を合成し、死角の無い前方画像を得る方法について説明する。前方カメラ31aの撮影範囲90は検査用ROV11の長軸方向であり、その視野94は、通常角型CCDであれば長方形となる。また、全方位カメラ31bの撮影範囲91は検査用ROV11の長軸A方向に対して直交する円周方向であり、その視野は92aとなる。ただし、全方位カメラ31bには中心に死角93が存在する。
なお、全方位カメラ31bは、レンズ系の構成により、全方位カメラの視野92aの中心が遠方になるか、近方になるか決まるが、本実施例においては、中心が遠方になるカメラを採用する。全方位カメラの死角93は、前方の円形状の領域であり、前方カメラの映像内に領域95aと対応する。そこで、この領域95aの映像で、全方位カメラの死角
93の部分を置き換え(95b)、死角を無くした映像を得る(92b)。
これにより、2種類のカメラの映像をシームレスに統合することができ、一目で死角の無い全方位画像が得られる。なお、中心が近方になるカメラを用いた場合でも、簡単な映像処理により遠近を逆にすることは可能である。
さらに、本実施例では、前方カメラ31aの映像と全方位カメラ31bの映像を組み合わせて前方の全方位画像を得たが、周辺部での歪みはあるものの、魚眼レンズと1つのカメラを組み合わせて、前方カメラ31aの映像と全方位カメラ31bに代えて、全方位画像を得ることができ、このように検査用ROVに魚眼レンズを搭載してカメラを1台に省略しても良い。
図11の説明で得られた死角の無い死角補完後の全方位カメラ視野92bの画像を長方形に展開する方法について、図11を用いて説明する。図11の、死角の無い死角補完後の全方位カメラ視野92b内の点96a〜96dは中心の小円の全方位カメラの死角95cの周上にあり、展開画像92cの上部線上に展開する。
また、点96e〜96hは最外周の周上にあり、展開図92cの下部線上に展開する。なお、円状の画像を長方形に展開するのは、一般的な画像処理であり、例えば、特開2003−308526号公報等に記載されているため、その画像処理手段と処理方法の説明は省略する。
図12を用いて、表示装置16の表示画面内での各画像の表示領域の詳細な配置を説明する。ROV位置表示部100には、構造物簡略図101,支援用ROV位置表示マーク102、および検査用ROV位置表示マーク103を表示する。また、ROV座標表示部104には、支援用ROV13および検査用ROV11の絶対位置を表示する。
さらに、支援用ROV映像表示部105には、支援用ROV13の画像を表示し、検査用ROV映像表示部106には、前述の合成した展開画像92cを表示する。なお、図
12においては、検査用ROV映像表示部106内に、周方向溶接線の例107と、SCC欠陥の例108が表されている例を挙げている。
図13を用いて、コントローラ17の機器配置について詳細に説明する。コントローラ17は、検査用ROV11および支援用ROV13のコントロールをする。電源スイッチ110を入れ、電源用LED111で通電を確認し、コントロールするROVをROV切替スイッチ112で選択する。選択したROVの三次元的動作を、前後進・左右レバー
113および、昇降・姿勢変換レバー114で操作する。
昇降・姿勢変換レバー114のうち、横方向の操作すなわち姿勢変換レバーは、ROV切替スイッチ112で検査用ROV11を選択した時のみ操作可能となり、姿勢変換動作に用いる。さらに、二次ケーブル操作レバー115は、ROV切替スイッチ112で支援用ROV13を選択した時のみ操作可能となり、二次ケーブルの送出および巻取の動作をさせる際に用いる。なお、ケーブル116は制御装置15に接続し、以上の操作を検査用ROV11および支援用ROV13に伝送する。
図14を用いて、機器の接続状態を説明する。図中、コントローラ17の操作,支援用ROV13内の切替動作,モータ駆動については、前述した通りである。また、支援用
ROV13内のエンコーダ66の信号は、制御装置15内の位置標定用CPU120に入力される。
また、制御装置15内には、CADデータを記憶した記憶装置121があり、CPU
120にデータを伝送する。また、制御装置15に付属のキーボードからは、水中ITVカメラ19の座標を入力する。さらに、水中ITVカメラ19内のステレオカメラ85の映像は、画像処理ボード123に入力され、デジタル化されてCPU120に入力される。
CPU120で演算した検査用ROV11および支援用ROV13の位置情報は、表示装置16に伝えられ、ROV座標表示部104に表示される。さらに、検査用ROV11の前方カメラ31aおよび全方位カメラ31bの画像は、画像合成用のCPU124に伝送され、前述の合成処理を経て、検査用ROV映像表示部106に表示される。
支援用ROV13の絶対位置を検知する支援用ROV絶対位置検知手段は、上述の水中ITVカメラ19と、それに内蔵されているステレオカメラ85と、そのステレオカメラで撮影した画像を入力とする画像処理ボード123と、その画像処理ボード123でその画像の情報をデジタル化したそのデジタル信号を入力とするCPU120と、CPU120で絶対位置が既知の水中ITVカメラ19からの支援用ROV13の相対位置を求め、その相対位置と水中ITVカメラ19の絶対位置とから支援用ROV13の絶対位置を演算する処理プログラムと、その演算で算出された支援用ROV13の位置情報を表示する表示装置16とから構成されている。
検査用ビークル絶対位置算出手段は、二次ケーブルの繰出し長さLwに対応する二次ケーブルの繰出しや巻取り操作の回転半径Rwを定義した図17(b)図のウインチ回転半径データベースと、検査用ROV11の進行方向方向を定義するに必要な点検対象の配管の設定方向を含むCADデータベースとを記憶させた記憶装置121、及びエンコーダ66のUP・DOWNカウントの出力ごとに二次ケーブルの繰出し長さLADを計算して更新するケーブルの繰出し長さ検知手段、並びに検査用ROV11の位置をエンコーダ66の
UP・DOWNカウントによって定義した進行方向符号drや単位検知長さΔLADや検査用ROV11の進行方向(θp,φp)に基づいて検査用ROV11の位置を演算する処理プログラムと、その処理プログラムでその演算を実行するCPU120と、その演算処理によって求められた検査用ROV11の位置を表示する表示装置16を備えている。
次に、図15を用いて、検査用ROV11の位置算出手順について説明する。図15の演算は、制御装置15内の位置標定用CPU(120)で処理する。開始(ステップ130)後、検査用ROV11が検査対象の配管入口に到着したかを判断し(ステップ131)、到着したら初期化処理(ステップ132)をする。その後、支援用ROV位置検出(ステップ133),検査用ROV位置検出(ステップ134)と順次処理をし、結果を表示装置16内のROV位置表示部100およびROV座標表示部104に表示(ステップ135)し、上記を繰返す。
図16を用いて、上記の初期化(ステップ132)の詳細処理について説明する。図
16の各ステップは、図15の一部であるため、制御装置15内の位置標定用CPU
(120)で処理する。まず、水中ITVカメラ19の位置(XITV,YITV,ZITV)をキーボード122から入力(ステップ140)する。
ここで、XITV,YITV,ZITV は、夫々水中ITVカメラ19の位置を表すX,Y,Zの三次元座標である。次に、支援用ROV13の位置(XS,YS,ZS) を検出する(ステップ141)(詳細後述)。ここで、XS,YS,ZS は、夫々支援用ROV13の位置を表すX,Y,Zの三次元座標である。また、配管の設置方向データ(Part,n,L,θ,φ)を、制御装置15内の記憶装置121から読込む(ステップ142)。
次に、ウインチ回転半径データ(LW,RW)を、制御装置15内の記憶装置121から読込む(ステップ143)。なお、(Part,n,L,θ,φ)および(LW,RW)の各記号の意味は、図17を用いて後述する。さらに、検査用ROV11の位置(Xi,Yi
i)を初期化する (ステップ144)。この方法は、キーボード122から検査対象配管入口座標を入力する。最後に、支援用ROV13の位置と検査用ROV11の位置を用いて、ケーブル繰出し長LADを、(1)式で計算し初期化する(ステップ145)。
Figure 2007132769
次に、図17を用いて、検査用ROV11の位置算出に用いる、データベースの内容を説明する。まず、図16のステップ142で読込む配管方向のデータは、(Part,n,L,θ,φ)の5つの要素からなる。Partは、例えばPLR1の様な配管名であり、検査用ROV11が進行する配管の名称である。nは、配管の方向が変化した時の節の番号であり、スタート地点から通過するコーナーの数である。Lは、コーナー間の距離であり、該当する節の番号の直前のコーナーからの距離を意味する。θ,φは、それぞれ、該当する区間の配管の絶対方位角,絶対仰角を示す。なお、このデータは直線部のみであり、区間の切れ目はコーナーの中心位置とする。
また、図16のステップ143で読込むウインチ回転半径のデータは、(LW,RW)の2つの要素からなる。LW は、検査用ROV11が支援用ROV13から離脱した直後からの二次ケーブルの繰出し長さである。繰出し長さが0の時の回転半径RW0は、二次ケーブル用ウインチ64に全ての二次ケーブルを巻いた状態での最外周部ケーブルの巻半径である。最外周の二次ケーブルが全て延長され、二段目に入った時の繰出し長がLW1で、その時の回転半径がRW1となる。
図18を用いて、支援用ROV13の位置(XS,YS,ZS) を検出する手順について説明する。尚、支援用ROV13に設けてある検査用ROV収納レール69に検査用ROV11の格納用ツメ42が引っ掛けられて支援用ROV13と検査用ROV11とが一体化されている場合には、支援用ROV13の位置(XS,YS,ZS) が検査用ROV11の位置(Xi,Yi,Zi) と認識する。図18の各ステップは、図15の一部であるため、制御装置15内の位置標定用CPU(120)で処理する。
まず、水中ITVカメラ19に搭載したステレオカメラ85で撮像した画像内における支援用ROV13の位置(XL,YL)(XR,YR)を検出する(ステップ150)。ここで、(XL,YL)と(XR,YR)は、それぞれ、左のカメラおよび右のカメラの画像内における支援用ROV13のX座標とY座標を示す。
初めに、水中ITVカメラ19に搭載したステレオカメラ85の画像を、制御装置15内の画像処理ボード123に入力し(ステップ151)、二値化処理する(ステップ152)。二値化処理した画像情報は、CPU(120)に送り、画像の中の支援用ROV13の位置(XL,YL),(XR,YR)を検出する(ステップ153)。この時、支援用ROVの上部に取り付けた標示灯50のみ二値化レベルが高いため、8bit 二値化であれば、閾値は200程度に設定すれば、標示灯50のみを安定して検出できる。
次に、支援用ROV13の水中ITVカメラ19に対する相対位置(XSP,YSP,ZSP)を演算する(ステップ154)。ここで、XSP,YSP,ZSPは、水中ITVカメラ19の位置を原点とした時の支援用ROV13のX,Y,Zの各相対座標である。まず、カメラパラメータとして、カメラ間隔d,水平画素数Px,カメラ水平画角αを読込む(ステップ155)。
次に3次元の相対位置を(2)式により演算する(ステップ156)。
Figure 2007132769
さらに、水中ITVカメラ19の位置とステップ156で計算した相対位置から支援用ROV13の絶対位置を(3)式により演算する(ステップ157)。
(数3)
S=XITV+XSP
S=YITV+YSP …(3)
S=ZITV+ZSP
次に、図19を用いて、検査用ROV13の位置(Xi,Yi,Zi)を検出する手順について説明する。図19の各ステップは、図15の一部であるため、制御装置15内の位置標定用CPU(120)で処理する。
まず、予め初期化時に記憶装置121から読込んであるパラメータを定義する(ステップ160)。二次ケーブル用ウインチが二次ケーブルを繰出し及び巻取る半径RWは、
Wn AD<LWn+1の時、RW=RWnとして定義する(ステップ161)。ここで、LADはケーブルの繰出し長さであり、二次ケーブル用ウインチ64に二次ケーブル12が多段に全て巻かれた状態での最外周を1段目とした時を0とし、n段目が全て繰出された時の長さをLWnとしている。また、n段目の半径をRWn-1としている。進行方向(θp,φp)は、Lpn AD<Lwp+1 の時、(θp,φp)=(θpn,φpn)として定義する(ステップ162)。ここで、配管入口からn回曲った時の配管の設置方位を、(θpn,φpn)としている。
さらに、支援用ROV13内にあるエンコーダ66の分解能M(カウント/回転)を用い、単位検知長さを(4)式により決定する(ステップ163)。
(数4)
ΔLAD=2πRW/M …(4)
次に、エンコーダ66の出力は、CPU(120)に入力され、出力のカウンタに変化があった場合(ステップ164)、進行方向を定義する。カウンタが増した場合は正方向進行としてdr=1(ステップ165)、カウンタが減じた場合は逆方向進行としてdr=−1とする(ステップ166)。その方向と、(4)式で算出した単位検知長さを用い、ケーブル繰出し長を(5)式により更新する(ステップ167)。
(数5)
ΔLAD=LAD+dr・ΔLAD …(5)
最後に、以上の情報を基に、検査用ROV11の位置を(6)式により更新する(ステップ168)。
(数6)
i=Xi+dr・ΔLAD・cosθp・cosφp
i=Yi+dr・ΔLAD・sinθp・cosφp …(6)
i=Zi+dr・ΔLAD・sinφp
図20を用いて、本発明の第1実施例における作業手順を説明する。PLR配管7内を検査する作業手順は、入口ノズル8a側から進入する場合と、出口ノズル8b側から進入する場合とで異なる。これは、入口ノズル8a側には、ジェットポンプ6があるためである。作業開始(ステップ170)後、進入口が入口ノズル8a側か出口ノズル8b側かを判断する(ステップ171)。
入口ノズル8a側である場合、以下の手順で検査をする。まず、対象とするPLR配管7の入口ノズル8aに最も近いジェットポンプ6の上部を外す(ステップ172)。上記ジェットポンプ6の上部まで支援用ROV13で進行する(ステップ173)。この時、検査用ROV11は支援用ROV13に格納され一体化されている。
次に、支援用ROV13を視認出来る位置まで水中ITVカメラ19を投下する(ステップ174)。検査用ROV11をジェットポンプ6の上部から進入させる(ステップ
175)。検査用ROV11が入口ノズル8aに到達したら位置算出機能をステップ132の方法で初期化する(ステップ176)。PLR配管7内検査を実施する(ステップ177)。
検査終了後は、検査用ROV11は支援用ROV13に戻り、支援用ROV13に格納され一体となってオペレーションフロア9に戻る(ステップ178)。最後に、外したジェットポンプ6の上部を戻す(ステップ179)。以上で入口ノズル8aから進入した場合の検査を終了する(ステップ180)。
一方、ステップ171で、進入口を出口ノズル8bと指定した場合、以下の手順となる。まず、対象のPLR配管7の出口ノズル8b内部が視認出来る位置に水中ITVカメラ19を投下する(ステップ181)。出口ノズル8bの入口に、支援用ROV13を到達させたら位置検知機能を初期化する(ステップ182)。水中ITVカメラ19で視認可能な範囲は、支援用ROV13でPLR配管7内検査を実施する(ステップ183)。水中ITVカメラ19の視野から支援用ROV13が外れる直前で停止させ、再初期化する(ステップ184)。検査用ROV11を用いて、PLR配管7内検査を実施する(ステップ185)。
検査終了後は、検査用ROV11は支援用ROVに戻り一体となって、オペレーションフロア9に戻る。以上で出口ノズル8bから進入した場合の検査を終了する(ステップ
180)。
以上説明した第一の実施例の構成によれば、炉内のPLR配管内に進行し、安定した航行および目視検査が可能になる。また、検査用ROVの位置を把握でき、目視検査中の溶接線の同定が可能になるため、検査の効率を向上することができる。
本発明の好適な第2実施例である、水中検査装置について、図21および図22を用いて説明する。本実施例は、第1実施例と比較し、検査用ROV11の姿勢制御装置である姿勢変換機構のみが異なり、他は同一の構成である。従って、以下、異なる点のみ説明する。
図21を用いて、第2実施例における検査用ROV11の姿勢変換機構の詳細構造を説明する。第一の実施例と異なり、本実施例では、姿勢変換用のスタビライザは2つだけ使用する。検査用ROV11内の左右に、スタビライザ190を配置する。各スタビライザ190には伸縮アーム191の一端が固定される。伸縮アーム191の他端は、図21の(a)図の水平姿勢で検査用ROV11内の浮心の高さに回転中心が位置するように回転自在に支持されている。検査用ROV11の重心は図21の状態で浮心の真下に位置している。
スタビライザ190の下端部には固定金具192が取り付けられている。固定金具192は、スタビライザ190に固定した円筒棒と、その円筒棒の下端部に固定されその円筒棒の直径よりも大きな径を有する鋼製球形の玉とが装備されている。
また、検査用ROV11内の左右に、軌道として各固定レール193が敷設されている。その固定レールは、図21に示すように、検査用ROV11の浮心を中心とした半楕円の経路で敷設されている。各固定レール193は中空のパイプを半楕円状に曲げて、その楕円曲げの内側面には固定金具192の円筒棒部分が通され、且つ固定金具192の玉部分が抜け出ない程度の幅でスリットが固定金具通し溝196として形成されている。各固定レール193の両端は検査用ROV11の浮心の高さまでスタビライザ190をガイドする位置にまで延長されている。
伸縮アーム191は、アーム長さの途中部分が長さ方向に伸縮自在に構成されている。その構成としては、いわゆるテレスコピック構造とか入れ子構造と称せられる構造が一例として採用できる。伸縮アーム191は駆動ギア194a〜194c,駆動ベルト195,駆動シャフト197aおよび197bを介して、姿勢変換用モータ38dで駆動する。
次に、図22を用いて、第2実施例における姿勢変換機能の動作を説明する。検査用
ROV11が水平,前傾,後傾の夫々の姿勢になる様に、姿勢変換用モータ38dを駆動させ、スタビライザ190を移動させる。各姿勢を取るために、スタビライザ190の位置を変えた検査用ROV11の図を、198a〜198cに示す。
水平姿勢の検査用ROV198aでは、スタビライザ190は固定レール193の中央に位置する。この状態では、検査用ROVの浮心と重心とが上下に重なっている配置で、検査用ROVは水平に姿勢制御されている。また、前傾姿勢の検査用ROV198bでは、スタビライザ190は固定レール193の最前部に位置する。この状態では、検査用
ROVの重心は前側に移動して前側が下向きになる。さらに、後傾姿勢の検査用ROV
198cでは、スタビライザ190は固定レール193の最後部に位置する。この状態では、検査用ROVの重心は後ろ側に移動して後ろ側が下向きになる。
ここで、伸縮アーム191は、水平姿勢の検査用ROV198の場合、最も短くなり、逆に、前傾や後傾姿勢の検査用ROV198b,198cでは、最も長くなる。
このように、各スタビライザ190は、検査用ビークル内に設置した軌道に沿って移動するスタビライザであり、軌道は、前記浮心を中心とした半楕円軌道であり、その半楕円の長軸は前記検査用ビークルの長軸と一致し、かつその半楕円の短軸は検査用ビークルの短軸と一致している。
その半楕円の中心には伸縮アームの回転中心が設定され、スタビライザを駆動するモータがギアとベルトとの組み合わせによる駆動力伝達機構を介して伸縮アームを回転駆動するように構成されている。回転中心となる側とは反対側の伸縮アームの端にはスタビライザを固定し、モータの回転により伸縮アームを介して、スタビライザを、軌道に沿って移動させることにより、検査用ビークルの姿勢を変換させる姿勢制御を達成している。この姿勢制御でPLR配管の曲がりに沿って検査用ビークルを各カメラを前方に向けて推進させることが出来る。
第1実施例と同じく、第2実施例でも、検査用ROVの筐体を含む全ての構造物の合計重量にかかる重力と、水中における浮力が一致して、いわゆる中性浮力化され、あるいは若干重力が浮力よりも上回るかしている。好ましくは検査用ROVは中性浮力化することが良い。
以上説明した第2実施例の構成によれば、縦長の検査用ROVの姿勢変換を簡便に実現できる。
検査用ROVの姿勢制御装置である姿勢変換機構は、第1実施例及び第2実施例とでは、構成が相違するが、以下に述べる点で共通している。
即ち、いずれの姿勢変換機構もスタビライザが移動する形式の可動式スタビライザを具備し、主推進方向は前記検査用ビークルの長軸A方向であり、副推進方向は検査用ビークルの短軸B方向であり、可動式スタビライザは、検査用ビークルの内部を移動させて重心位置を移動させ、可動式スタビライザは、検査用ビークルを水平姿勢にするために、浮心の長軸A方向(検査用ビークル前後方向)の位置と、重心の長軸A方向の位置が一致し、かつ、重心の短軸B方向の位置を浮心の位置の鉛直下方に位置させる構造であり、可動式スタビライザは、検査用ビークルを垂直姿勢にするために、浮心の短軸B方向の位置と、重心の短軸B方向の位置が一致し、かつ、重心の長軸A方向の位置を浮心の位置の鉛直下方に位置させる構造である。
本発明の好適な第三の実施例である、水中検査装置について、図23から図25を用いて説明する。本実施例は、第一の実施例と比較し、支援用ROV13に対する検査用
ROV11の相対距離の検知方式が異なり、他は同一の構成である。従って、以下、異なる点のみ説明する。
図23を用いて、本実施例の検査用ビークル相対距離の検知手段を説明する。検査用
ROV11に搭載した音波発信器200から音波199を発すると、PLR配管7内の水中を音波199が伝播して支援用ROV13に搭載した音波受信器201で受信出来る。
音波199は、ホイヘンスの原理により、PLR配管7にコーナーがあっても伝播することが知られている。ここで、音波199が配管内の水中からPLR配管7に入射し、
PLR配管7を伝播する成分も存在するが、水中の音響インピーダンスは、PLR配管7の音響インピーダンスと比較し極めて小さいため、水中に再び戻ってくることは無く、水中で音波を受ける場合には無視出来る。
また、二次ケーブル12がPLR配管7に接触し、そこから音波が伝播するルートも考えられるが、ケーブルの表面は樹脂若しくはゴムであり、水中と同様、音響インピーダンスはPLR配管7と比較して十分小さいため、音波受信器201に受信されず無視することができる。
従って、本実施例の構成により、支援用ROV13に搭載した音波受信器201では、PLR配管7内の水中を伝わってきた音波のみを受信することができ、検査用ROV11と支援用ROV13のPLR配管7内の道程距離、即ち支援用ROV13と検査用ROV11との間の相対距離、を音波199の送受信タイミングの差を利用して算出することが可能になる。
図24を用いて、検査用ROV11に搭載した音波発信器200について説明する。二次ケーブル12と直接接続されている音波発信器200は、検査用ROV11の後部に設置され、二次ケーブル12からの信号を受けて検査用ROV11の後方に音波199を発信する。
図25を用いて、支援用ROV13に搭載した音波受信器および周辺部品について説明する。音波受信器201は、支援用ROV13の前部に設置し、前方に音波199を発信する。音波受信器201は、音波処理回路202に接続され、そこで受信した音波199は電気信号に変えられて信号処理される。一方、音波処理回路202は、音波発信器200へ信号をドライブする機能も有しており、二次ケーブルを介してパルス信号を音波発信器200に送る。
図26を用いて、音波処理回路202の詳細な構成について説明する。パルス発生器
203で発生したパルス信号は、電力増幅器204で増幅され、二次ケーブル12を介して、検査用ROV11内にある音波発生器200に伝えられる。そこで発生した音波199は、再び支援用ROV13内の音波受信器201で受信後、信号増幅器205で増幅され、相互相関処理をするCPU206に入力される。
CPU206では、パルス発生器203での信号と相互相関処理を行い、時間差を算出し、水中音速を乗じて、伝播距離を算出する。その結果を通信ユニット207で入力し、一次ケーブル14を介して、制御装置15に伝送する。なお、後の処理は、第一の実施例に記載したケーブル繰出し長さにより検出した距離を用いる場合と同様である。
以上説明した第三の実施例の構成によれば、支援用ROV13と検査用ROV11との間のPLR配管7に沿った相対距離を、高い分解能で検知できる。
本発明の好適な第4の実施例である、水中検査装置について、図27および図28を用いて説明する。本実施例は、第1の実施例と比較し、支援用ROVとして吸着型ROVを用いた点が異なり、他は同一の構成である。従って、以下、異なる点のみ説明する。
図27を用いて、本実施例の機器構成を説明する。本実施例では、吸着型支援用ROV210を用いている。吸着型を採用することで、自在な動きは制約されるものの、周辺の水流の影響を受けて動くことが無く、吸着型支援用ROV210および検査用ROV11の間の相対距離を、より安定して検知することが可能になる。
図28を用いて、吸着型支援用ROV210の詳細構成を説明する。吸着型支援用
ROV210は、箱型であり、給水孔211から吸込んだ水を、排水孔212に設置したスラスタ213で吐出し、内部を負圧にすることで吸着させるものである。より詳細な内部構造については、例えば、特開2005−106655号公報に記載されているため省略する。
また、二次ケーブル用ウインチ214,検査用ROV収納レール215は上部に設置する。これらの機能および動作については、第一の実施例と同様であるので省略する。
以上説明した第四の実施例の構成によれば、吸着型支援用ROV210は、原子炉1内のシュラウドに前述の負圧を利用して吸着し、原子炉1内で安定停留が可能になり、吸着型支援用ROV210と検査用ROVの間の相対距離を精度よく検知し、結果として検査用ROV11の位置が正確に演算できる。
本発明の各実施例は以上の通りであるから、本発明の各実施例には以下の特徴を備えた発明が内在する。即ち、第1発明は、三次元に泳動可能な駆動機構および水中において構造物を視認できる撮像手段を備えた検査用ビークルと、その検査用ビークルとケーブルを介して接続する支援用ビークルと、その支援用ビークルとケーブルを介して接続し、検査用ビークルおよび支援用ビークルを制御する制御手段とからなる、水中検査装置において、検査用ビークルに搭載した駆動機構は、主推進方向である一方向に推進する主駆動機構と、主推進方向に直交する一方向に推進する副駆動機構から構成され、主推進方向の筐体長が、副推進方向の筐体長よりも長い、縦長形状であり、検査用ビークルは配管内を進行するビークルであって、検査用ビークルに搭載した撮像手段は、配管内の壁面を目視するため、検査用ビークルの主推進方向に直交する円周方向に視野を有することを特徴とする。
第2の発明は、検査用ビークルが、可動式スタビライザを備え、筐体を含む全ての構造物の合計重量に掛る重力と、水中における浮力が一致していることを特徴とし、主推進方向は検査用ビークルの長軸方向であり、副推進方向は検査用ビークルの短軸方向であり、可動式スタビライザは、検査用ビークルの内部を移動させて重心位置を移動させ、可動式スタビライザは、検査用ビークルを水平姿勢にするために、浮心の長軸方向の位置と、重心の長軸方向の位置が一致し、かつ、重心の短軸方向の位置を浮心の位置の鉛直下方に位置させる構造であり、可動式スタビライザは、検査用ビークルを垂直姿勢にするために、浮心の該短軸方向の位置と、重心の短軸方向の位置が一致し、かつ、重心の長軸方向の位置を浮心の位置の鉛直下方に位置させる構造であることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明の可動式スタビライザが、長軸方向に平行で且つ検査用ビークルの浮心を通るボールねじ軸と、ボールねじ軸に取り付けた長軸方向用スタビライザと、短軸方向に平行で且つ浮心を通るボールねじ軸と、ボールねじ軸に取り付けた短軸方向用スタビライザを備え、可動式スタビライザは、検査用ビークルを水平姿勢にするために、長軸方向用スタビライザを浮心に位置させる時、短軸方向用スタビライザを長軸方向用スタビライザから最も離れた位置になるように連動させ、可動式スタビライザは、検査用ビークルを垂直姿勢にするために、短軸方向用スタビライザを浮心に位置させる時、長軸方向用スタビライザを短軸方向用スタビライザから最も離れた位置になるように連動させることを特徴とする。
第4の発明は、第2の発明の可動式スタビライザが、検査用ビークル内に設置した軌道内を移動するスタビライザであり、その軌道は、浮心を中心とした半楕円軌道であり、その半楕円軌道の長軸は検査用ビークルの長軸と一致し、かつ半楕円軌道の短軸は検査用ビークルの短軸と一致することを特徴とし、軌道の中心にはスタビライザを駆動するモータと、モータの回転軸と垂直に固定した入れ子構造の伸縮アームを備え、伸縮アームの反対の端にはスタビライザを固定し、モータの回転により伸縮アームを介して、スタビライザを、軌道内を移動させることにより、姿勢を変換させることを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明の水中検査装置が、支援用ビークルの絶対位置を検知する支援用ビークル絶対位置検知手段を備え、支援用ビークルは、検査用ビークルとの相対位置を検知する検査用ビークル相対位置検知手段を備え、制御手段は、支援用ビークル絶対位置検知手段と検査用ビークル相対位置検知手段からの出力に基づき検査用ビークルの絶対位置を算出する検査用ビークル絶対位置算出手段を備えることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明の支援用ビークルが、検査用ビークルと支援用ビークルを接続する二次ケーブルの繰出し長を調整する二次ケーブル用ウインチを備え、検査用ビークル相対位置検知手段は、二次ケーブル用ウインチに接続し二次ケーブルの繰出し長を検知し検査用ビークルと前記支援用ビークルの距離を算出するビークル間相対距離検知手段と、から構成され、第5の発明の検査用ビークル絶対位置算出手段は、対象構造物のCADデータを記憶したCADデータ記憶手段を備え、CADデータと、支援用ビークル絶対位置検知手段からの支援用ビークル位置と、ビークル間相対距離検知手段からの相対距離から、検査用ビークルの絶対位置を算出する手段であることを特徴とする。
第7の発明は、第5の発明の検査用ビークルが、水中音源を備え、検査用ビークル相対位置検知手段は、水中音源に音波信号を励起する音波信号励起手段と、検査用ビークルからの音波を受信する音波受信手段と、音波信号励起手段で音波を励起した時刻と音波受信手段において音波を受信した時刻との時間差から検査用ビークルと自己の距離を算出するビークル間相対距離検知手段とから構成され、検査用ビークル絶対位置算出手段は、対象構造物のCADデータを記憶したCADデータ記憶手段を備え、CADデータと、支援用ビークル絶対位置検知手段からの支援用ビークル位置と、ビークル間相対距離検知手段からの相対距離から、検査用ビークルの絶対位置を算出する手段であることを特徴とする。
第8の発明は、第5の発明の支援用ビークル絶対位置検知手段は、投入位置および投入深度および投入角度が既知でありステレオカメラを搭載した水中ITVカメラと、ステレオカメラの映像から前記支援用ビークルの位置を算出する手段であることを特徴とする。
第9の発明は、第1の発明の撮像手段が、光軸の同一である2つのカメラと、2つのカメラのうち、前方にある前方カメラに結像させる前方カメラ用レンズと、2つのカメラの間に位置し、2つのカメラのうち後方にある全方位カメラに結像する全方位ユニットと、から構成され、前方カメラ用レンズは、汎用の広角レンズ若しくは標準レンズであり、全方位ユニットは、全方位カメラの光軸に対して、直交する円周方向に視野を持たせるレンズであることを特徴とする。
第10の発明は、第9の発明の後方CCDカメラの画像は、中央に円形の死角を有しており、一方、前方CCDカメラの画像は、その死角をカバーする視野を有しており、水中検査装置は、前方CCDカメラの画像を後方CCDカメラの画像の死角と一致させるように切り出して補完し1つの画像を合成する画像合成手段を、備えることを特徴とする。
このような特徴を有する各発明は以下の効果を発揮する。即ち、第1の発明により、
PLR配管内に進入可能な検査用ビークルを実現でき、その配管内の目視検査が可能になる。
第2の発明により、PLR配管内において、検査用ビークルの長軸方向とPLR配管の延長方向を一致させることが可能になり、延長方向に配管方向の変化があるPLR配管内において安定した移動および目視検査が可能になる。
第3の発明により、縦長のビークルの姿勢を変化させ、安定した航行が可能になる。
第4の発明により、第3の発明と同様の効果が得られる。
第5の発明により、検査用ビークルの位置を把握することが可能になり、目視検査において、検査部位の検査位置を迅速に把握することが可能になる。
上記第6の発明により、音波測距装置による測定を参酌する必要なく、二次ケーブルの繰出し長さを参酌して検査用ビークルの位置を把握するので、音響的に雑音が多い環境内においても、その把握が確実に成される。また、CADデータを用いることで、距離情報から正確な位置を標定することが可能になる。
第7の発明により、検査用ビークルの位置を把握する際、音波を用いることで、検査用ビークルと支援用ビークルの間の配管に曲りがあっても、距離を検出することが可能になる。また、CADデータを用いることで、距離情報から正確な位置を標定することが可能になる。
第8の発明により、支援用ビークルに個別の位置検知機能を持たせずに、支援用ビークルの位置を把握できるようになる。
第9の発明により、配管内部を移動しながら壁面を隅無く目視検査することが可能になる。
第10の発明により、第9の発明で得られた2種類の画像を結合でき、検査員が前方の様子と、壁面の様子を同時に視認出来るようになる。
本発明は、水中で配管内などの狭隘な個所を映像で目視検査する水中検査装置に利用用途がある。
本発明の第1実施例による水中検査作業中における水中検査装置の機器配置を示す図である。 本発明の第1実施例による他の水中検査作業中における水中検査装置の機器配置を示す図である。 本発明の第1実施例による検査用ビークルの水平姿勢状態での検査用ビークル内部機器の配置図にして、(a)図は垂直面での配置図を、(b)図は水平面での配置図である。 本発明の第1実施例による検査用ビークルの各姿勢における各スタビライザの位置を示した図にして、(a)図は水平姿勢の状態を、(b)図は前方を下方に向けている状態(前傾姿勢)を、(c)図は前方を上向きにしている状態(後傾姿勢)を示す図である。 本発明の第1実施例による検査用ビークルのPLR配管内の水中推進中における姿勢変換の状況を説明する図である。 本発明の第1実施例による支援用ビークルの構造を示す概念図である。 本発明の第1実施例による支援用ビークルに搭載した二次ケーブル用ウインチの図にして、(a)図はそのウインチの側面図を、(b)図はそのウインチの正面図を示している。 本発明の第1実施例による支援用ビークルへの検査用ビークルの収納状態を示す図にして、(a)図は収納場所の斜視図を、(b)図は収納場所の正面図を示す。 本発明の第1実施例による投込みカメラの構造を示す概念図である。 本発明の第1実施例による前方カメラと全方位カメラに関する説明図にして、(a)図は前方カメラと全方位カメラの視野範囲を示す図、(b)図は前方カメラと全方位カメラが撮影した画像イメージとその合成イメージを説明する図である。 本発明の第1実施例における合成後の画像を長方形展開する方法を説明する図である。 本発明の第1実施例による表示手段の表示画面内の各種画像のレイアウトを示す図である。 本発明の第1実施例によるコントローラの構成を示す図である。 本発明の第1実施例による各機器の接続状態を示す図である。 本発明の第1実施例における検査用ビークルの位置算出のフローを示す図である。 本発明の第1実施例における検査用ビークルの位置算出フローにおける、初期化の詳細手順を示す図である。 本発明の第1実施例における検査用ビークルの位置算出に用いる、データベースの内容を示す図である。 本発明の第1実施例における検査用ビークルの位置算出フローにおける、支援用ROVの位置検出手順を示す図である。 本発明の第1実施例における検査用ビークルの位置算出フローにおける、検査用ビークルの位置算出の詳細手順を示す図である。 本発明の実施例による原子炉PLR配管点検検査作業手順を示す図である。 本発明の第2実施例による検査用ビークルの姿勢変換機構を搭載した検査用ビークルの構成機器配置を示す図にして、(a)図は垂直面での機器配置を示した図、(b)図は水平面での機器配置を示した図である。 本発明の第2実施例による検査用ビークルの各姿勢における各スタビライザの位置を示した図にして、(a)図は水平姿勢の状態を、(b)図は前方を下方に向けている状態(前傾姿勢)を、(c)図は前方を上向きにしている状態(後傾姿勢)を示す図である。 本発明の第3実施例による音波方式による検査用ROVの相対距離検知のイメージ図である。 本発明の第3実施例による音波発信器を搭載した検査用ビークルの構造を示す図である。 本発明の第3実施例による音波受信器を搭載した支援用ビークルの構造を示す図である。 本発明の第3実施例による音波処理回路の詳細構成を示す図である。 本発明の第4実施例による水中検査作業中における水中検査装置の機器配置を示す図である。 本発明の第4実施例による吸着型支援用ROVの斜視図である。
符号の説明
1…原子炉、2…シュラウド、3…上部格子板、4…炉心支持板、5…シュラウドサポート、6…ジェットポンプ、7…PLR配管、8a…入口ノズル、8b…出口ノズル、9…オペレーションフロア、10…燃料交換装置、11…検査用ROV、12…二次ケーブル、13…支援用ROV、14…一次ケーブル、15…制御装置、16…表示装置、17…コントローラ、18a…ROV操作員、18b…水中ITVカメラ操作員、19…水中ITVカメラ、20…水中ITVカメラ操作ケーブル、21…水中ITVカメラ用ケーブル、30…カメラ用透明ドーム、31a…前方カメラ、31b…全方位カメラ、32…前方カメラ用レンズ、33…全方位ユニット、34…照明、35…貫通部、36…昇降用スラスタシャフト、37a,62a…昇降用スラスタ、37b,62b…推進用スラスタ、38a,61a…昇降用モータ、38b,61b…右推進用モータ、38c,61c…左推進用モータ、38d…姿勢変換用モータ、39,63…昇降用スラスタギア、40…マグネットカップリング、41…推進用スラスタガード、42…格納用ツメ、43a…長軸方向用スタビライザ、43b…短軸方向用スタビライザ、44a,44b,74…ボールねじ軸、45a,45b…スタビライザ固定軸、46a〜46g…スタビライザ駆動用ギア、47a〜47c…スタビライザ駆動用軸、48…スタビライザ駆動用ベルト、49a,198a…水平姿勢の検査用ROV、49b,198b…前傾姿勢の検査用ROV、
49c,198c…後傾姿勢の検査用ROV、50…標示灯、60…カメラ、61d…ウインチ用モータ、64,214…二次ケーブル用ウインチ、65…二次ケーブルガイド、66…エンコーダ、67…中継部、68…切替部、69,215…検査用ROV収納レール、70…ウインチ基台、71a〜71c…ウインチ駆動ギア、71d…エンコーダ連動ギア、71e,71f…ケーブルガイド連動ギア、72a…ウインチ軸、72b…エンコーダ軸、73…ケーブルガイド連動ベルト、75…ケーブルガイドベース、76…ケーブルガイドベース固定軸、77…ケーブルガイドアーム、78…スリップリング、80a…遊泳状態の検査用ROV、80b…格納状態の検査用ROV、85…ステレオカメラ、
86…ハロゲンランプ、87…カメラ用ケーブル、88…カメラ用中継部、90…前方カメラの撮影範囲、91…全方位カメラの撮影範囲、92a…全方位カメラの視野、92b…死角補完後の全方位カメラ視野、92c…全方位カメラの視野の展開図、93,95c…全方位カメラの死角、94…前方カメラの視野、95a…全方位カメラの死角対応領域、95b…前方カメラ画像で補完した領域、96a〜96h…画像の展開前後の対応点、100…ROV位置表示部、101…構造物簡略図、102…支援用ROV位置表示マーク、103…検査用ROV位置表示マーク、104…ROV座標表示部、105…支援用ROV映像表示部、106…検査用ROV映像表示部、107…周方向溶接線の例、108…SCC欠陥の例、110…電源スイッチ、111…電源用LED、112…ROV切替スイッチ、113…前後進・左右レバー、114…昇降・姿勢変換レバー、115…二次ケーブル操作レバー、116…ケーブル、190…スタビライザ、191…伸縮アーム、192…固定金具、193…固定レール、194a〜194c…駆動ギア、195…駆動ベルト、196…固定金具通し溝、197a,197b…駆動シャフト、199…音波、200…音波発信器、201…音波受信器、202…音波処理回路、210…吸着型支援用ROV、211…給水孔、212…排水孔、213…スラスタ。

Claims (15)

  1. 水中で移動自在な第1のビークルと、
    ある一つの方向への推進を司る第1駆動機構と、前記ある一つの方向と交差する他の方向への推進を司る第2の駆動機構とを備えた第2のビークルと、
    前記第2のビークルに搭載されて前記第2のビークルの外側に撮影視野を設定した撮像手段と、
    前記第1と第2の各ビークルを制御するコントローラと、
    前記撮像手段の撮影画像情報を表示する表示装置と、
    を備えた水中検査装置において、
    前記第2のビークルの外殻を成す筐体は前記ある一つの方向における寸法が、前記他の方向における寸法よりも長くなるように構成され、
    前記撮像手段の撮影視野が、前記ある一つの方向と前記ある一つの方向と交差する方向の周囲に設定されている水中検査装置。
  2. 請求項1において、前記第2のビークルの内部に第1のスタビライザを前記ある一つの方向に沿って往復移動自在に駆動する機構、及び前記第2のビークルの内部に第2のスタビライザを前記他の方向に往復移動自在に駆動する機構とを装備した姿勢変換機構を備えている水中検査装置。
  3. 請求項1において、前記第2のビークルの内部に中央部分が前記筐体に接近し、端部が前記筐体から離れるように湾曲した前記ある一つの方向に長い軌道を備え、前記軌道に沿って移動自在に駆動されるスタビライザを前記検査用ビークル内に装備してある水中検査装置。
  4. 請求項1において、前記撮像手段は、
    光軸が前記ある一つの方向に向けて同一にされて前記第2のビークルに装備されるとともに、前記ある一つの方向前方に位置させた前方カメラ及び前記前方カメラに比較して前記ある一つの方向の後方に位置させた全方位カメラと、
    前記第2のビークルに装備され、前記前方カメラに前記ある一つの方向前方の像を結像させる前方カメラ用レンズと、
    前記第2のビークルに装備され、前記全方位カメラに前記他の方向の周囲の像を結像する全方位レンズユニットとを備えた水中検査装置。
  5. 請求項4において、前記前方カメラの画像で、前記全方位カメラの画像の死角領域を補完して1つの画像に合成する画像合成手段を備える水中検査装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項において、
    前記第1のビークルの位置を検出する位置検知手段と、
    前記第1のビークルと前記第2のビークルとの相対距離を検出する相対距離検知手段と、
    前記位置検知手段と前記相対距離検知手段との検出結果に基づいて前記第2のビークルの位置を算出する位置算出手段と、
    を備えた水中検査装置。
  7. 請求項6において、前記位置算出手段は、検査対象のCADデータを記憶した記憶装置を備え、前記CADデータ中の前記検査対象の方向を示すデータを前記位置算出の計算要素に入れて第2のビークルの位置の三次元座標を算出する演算手段を備えている水中検査装置。
  8. 請求項7において、前記相対距離検知手段は、
    前記第1と第2の各ビークル間を接続するケーブルと、
    前記第1のビークルに装備されて、前記ケーブルを巻取りあるいは繰出すウインチと、
    前記ケーブルの繰出し長さを検知する手段とを有する水中検査装置。
  9. 請求項7において、前記相対距離検知手段は、第1のビークルに装備した音波発信器と、前記第2のビークルに装着した音波受信器と、前記音波発信器と前記音波受信器との音波送受信タイミングの差を利用して前記第1と第2の各ビークル間の距離を算出する手段を備えている水中検査装置。
  10. 請求項6において、前記位置検知手段は、
    前記水中の既知の位置に配備されて、ステレオカメラを搭載しいる水中ITVカメラと、
    前記ステレオカメラの映像情報から前記第1のビークルの位置の三次元座標を算出する演算手段とを有する水中検査装置。
  11. 遠隔操作によって水中を泳動する第1のビークルと、
    前記第1のビークルの位置を検出する位置検知手段と、
    前記第1のビークルから発着自在に組み合わされるとともに、遠隔操作によって前記水中を泳動する第2のビークルと、
    前記第2のビークルに装着された撮像装置と、
    前記撮像手段の撮影画像情報を表示する表示装置と、
    前記第1のビークルから前記第2のビークルの相対距離を検出する相対距離検知手段と、
    前記位置検知手段からの検出位置情報及び前記相対距離検知手段からの検出距離とのそれぞれに基づいて前記第2のビークルの位置を算出する位置算出手段と、
    を備えた水中検査装置。
  12. 請求項11において、前記位置算出手段は、検査対象のCADデータを記憶した記憶装置を備え、前記CADデータ中の前記検査対象の方向を示すデータを前記位置算出の計算要素に入れて第2のビークルの位置の三次元座標を算出する演算手段を備えている水中検査装置。
  13. 請求項11又は請求項12において、前記相対距離検知手段は、
    前記第1と第2の各ビークル間を接続するケーブルと、
    前記第1のビークルに装備されて、前記ケーブルを巻取りあるいは繰出すウインチと、
    前記ケーブルの繰出し長さを検知する手段とを有する水中検査装置。
  14. 請求項項11又は請求項12において、前記相対距離検知手段は、第1のビークルに装備した音波発信器と、前記第2のビークルに装着した音波受信器と、前記音波発信器と前記音波受信器との音波送受信タイミングの差を利用して前記第1と第2の各ビークル間の距離を算出する手段を備えている水中検査装置。
  15. 請求項11において、前記位置検知手段は、
    前記水中の既知の位置に配備されて、ステレオカメラを搭載している水中ITVカメラと、
    前記ステレオカメラの映像情報から前記第1のビークルの位置に関する三次元座標を算出する演算手段とを有する水中検査装置。
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