JPH1019854A - 自走式探傷装置 - Google Patents

自走式探傷装置

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JPH1019854A
JPH1019854A JP8169598A JP16959896A JPH1019854A JP H1019854 A JPH1019854 A JP H1019854A JP 8169598 A JP8169598 A JP 8169598A JP 16959896 A JP16959896 A JP 16959896A JP H1019854 A JPH1019854 A JP H1019854A
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JP8169598A
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Hajime Shoji
一 東海林
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/26Scanned objects
    • G01N2291/269Various geometry objects
    • G01N2291/2695Bottles, containers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査対象物の形状の影響を受けることなく、
親機に対する子機の相対位置を検出できるようにする。 【解決手段】 基準液槽33の液位を検出する基準液位
計34及び基準液槽33の傾斜角度を検出する基準傾斜
計35を具備した親機28と、移動液槽37の液位を検
出する移動液位計38及び移動液槽37の傾斜角度を検
出する移動傾斜計39を具備した子機29と、両液槽3
3,37を連通する連通管41と、子機29及び探触子
26を検査対象に沿って移動させる子機走行車25と、
子機走行車25の車輪25bの回転数を検出する回転数
検出器43と、両液位計34,38、両傾斜計35,3
9、回転数検出器43から出力される信号34s,35
s,38s,39s,43sに基づき親機28に対する
子機29の相対位置を求める位置演算器30とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自走式探傷装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は沸騰水型原子炉の一例を示すもの
で、原子炉圧力容器1は、垂直方向に延びる円筒状の胴
部2a及びその下部に連なる下鏡板2bよりなる中空構
造の圧力容器本体2と、該圧力容器本体2の内部空間を
外部に対して閉止するように圧力容器本体2の上端に締
結された圧力容器ヘッド3とによって構成され、基礎4
に構築された原子炉格納容器5に格納されている。
【0003】原子炉格納容器5は、基礎4に立設され且
つ圧力容器本体2の下端部を支持する略円筒状のペデス
タル6と、該ペデスタル6及び原子炉圧力容器1を周方
向に取り囲むように前記の基礎4に立設された側壁スラ
ブ7と、該側壁スラブ7の上縁部から原子炉圧力容器1
の上端部近傍に向って略水平に延び且つ原子炉圧力容器
1の上端部を囲む開口部を有する頂部スラブ8と、前記
の側壁スラブ7の上下方向中間部位からペデスタル6の
上端部に略水平に延びるダイヤフラムフロア9とから構
成され、頂部スラブ8の上面には、開口部を閉止するよ
うにトップヘッド10が取り付けられている。
【0004】そして、側壁スラブ7の内周面と頂部スラ
ブ8の下面とダイヤフラムフロア9の上面とによって形
成される上部ドライウェル11には、種々の機器や原子
炉圧力容器1のノズル12に連通する配管が設置され、
ペデスタル6の内周面と基礎4の上面とによって形成さ
れる下部ドライウェル13には、原子炉制御棒駆動装置
(図示せず)が設置されている。
【0005】一方、側壁スラブ7の内周面とダイヤフラ
ムフロア9の下面と基礎4の上面とによって形成される
サプレッションチェンバ14には、水15が貯留されて
おり、ノズル12に連通する配管等が損傷した際に上部
ドライウェル11に放出される蒸気をペデスタル6の内
部に設けたベント管16を介して前記の水15に吸収さ
せ、上部ドライウェル11の内部の圧力上昇を抑制する
ようになっている。
【0006】また、ダイヤフラムフロア9の上面には、
圧力容器本体2の胴部2aの炉心部分から上側の部分を
周方向に取り囲む原子炉遮蔽壁17が設けられており、
この原子炉遮蔽壁17によって、原子炉の定期点検を実
施する際に作業者が上部ドライウェル11に立ち入って
も原子炉圧力容器1の炉心部分から放出される放射線の
影響を受けないようになっている。
【0007】更に、原子炉遮蔽壁17の内周面には、圧
力容器本体2の胴部2a付近の温度低下を抑止するため
に、保温材(図示せず)が設けられている。
【0008】上述した構成を有する原子炉において、定
期点検を実施する際には、圧力容器本体2の胴部2aの
溶接部分に対して超音波探傷試験を実施し、溶接部分に
損傷が生じているのか否かを検査するようにしている。
【0009】この溶接部分に対する超音波探傷試験は、
原子炉遮蔽壁17の内周面に設けた保温材と胴部2aの
外周面との間隔が小さく、また、胴部2a付近における
放射線量が高いので、自走式探傷装置を用いて行われて
いる。
【0010】図2は従来の自走式探傷装置の一例を示す
もので、この自走式探傷装置は、親機19、子機20、
記録器(図示せず)を備えている。
【0011】親機19は、該親機19から子機20まで
の距離を計測するための気中伝播超音波Sを発信し且つ
後述するレーザ光Lを受信する機能を具備した親機側位
置検出器21と、磁石式固定具22とを有している。
【0012】親機側位置検出器21は、ねじ方式の位置
調整部材23を介して磁石式固定具22に支持されてお
り、該磁石式固定具22を、たとえば、ノズル12が原
子炉遮蔽壁17(図3参照)を貫通する部分に吸着させ
ることにより、親機側位置検出器21を圧力容器本体2
の胴部2aに対峙する位置に設置できるようになってい
る。
【0013】子機20は、先に述べた気中伝播超音波S
を受信し且つ親機19に対する子機20の方位を検出す
るためのレーザ光Lを発信する機能を具備した子機側位
置検出器24と、該子機側位置検出器24を圧力容器本
体2の胴部2aの外周面に沿って移動させる子機走行車
25と、圧力容器本体2の胴部2aの溶接部分を探傷す
る探触子26とを有している。
【0014】子機走行車25は、子機側位置検出器24
を搭載した移動体25aと、該移動体25aに枢支され
且つ圧力容器本体2の胴部2aの外周面に吸着可能な永
久磁石よりなる一対の駆動車輪25bと、移動体25a
に枢支され且つ圧力容器本体2の胴部2aに吸着可能な
永久磁石よりなる一対の補助車輪25cと、移動体25
aに取り付けられ且つ駆動車輪25bを駆動するモータ
(駆動装置)25dとを有している。
【0015】また、移動体25aには、探触子26を支
持し且つ該探触子26を子機走行車25に対して移動さ
せるアーム27が設けられており、探触子26は、アー
ム27の作動によって圧力容器本体2の胴部2aに接触
するようになっている。
【0016】これら子機走行車25、探触子26、アー
ム27は、子機20にケーブルを介して接続された子機
制御器(図示せず)から送信される指令信号に基づき作
動するように構成されている。
【0017】探触子26から発信される探傷信号は、子
機20にケーブルによって接続された探傷記録器及び探
傷表示器(図示せず)へ送信されるようになっている。
【0018】なお、上記の子機制御器、探傷記録器、探
傷表示器は、原子炉の制御室に配置されている。
【0019】図2に示す自走式探傷装置を使用する際に
は、たとえば、ノズル12(図3参照)が貫通する部分
等のように原子炉遮蔽壁17に形成された開口から、原
子炉遮蔽壁17の内周面に設けた保温材と圧力容器本体
2の胴部2aの外周面との間に親機19と子機20とを
挿入し、親機19の磁石式固定具22をノズル12等に
吸着させることにより、親機19の位置決めを行い、ま
た、子機20の駆動車輪25b及び補助車輪25cを胴
部2aの外周面に吸着させることにより、該胴部2aの
外周面に沿って子機20が移動できるようにした後、子
機制御器(図示せず)から子機走行車25、探触子2
6、アーム27の駆動機構に対して指令信号を出力さ
せ、圧力容器本体2の胴部2aの溶接部分に対する超音
波探傷試験を行うようにしている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図2に示す
自走式探傷装置では、親機19から子機20を圧力容器
本体2の胴部2aの周方向へ移動させる場合、子機20
が親機19に対して所定の距離以上に離反すると、胴部
2aが円筒状であることに起因して、親機19と子機2
0との間で気中伝播超音波S及びレーザ光Lの授受が行
えなくなり、親機19に対する子機20の距離及び方位
を検出することができなくなるので、特に圧力容器本体
2の周方向に延びる溶接部分に対する超音波探傷試験を
実施する際には、作業者が親機19の位置を替える作業
を多数回にわたって行う必要があり、溶接部分の超音波
探傷試験を効率よく実施できなかった。
【0021】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、検査対象物である圧力容器本体の形状の影響を受け
ることなく、親機に対する子機の相対位置を検出可能な
自走式探傷装置を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の自走式探傷装置において
は、基準液槽33を有し且つ該基準液槽33の液位を検
出する基準液位計34を具備した親機側位置検出器36
と、移動液槽37を有し且つ該移動液槽37の液位を検
出する移動液位計38及び移動液槽37の傾斜角度を検
出する移動傾斜計39を具備した子機側位置検出器40
と、前記の両液槽33,37の底部から連通し且つ屈曲
可能な連通管41と、検査対象物2の溶接部分を探傷す
る探触子26と、検査対象物2に吸着可能な車輪25
b,25cを有し且つ前記の子機側位置検出器40及び
探触子26を検査対象物2に沿って移動させる子機走行
車25と、該子機走行車25の車輪25bの回転数を検
出する回転数検出器43と、基準液位計34、移動液位
計38、移動傾斜計39、回転数検出器43から出力さ
れる信号34s,38s,39s,43sに基づき親機
側位置検出器36に対する子機側位置検出器40の相対
位置を求める位置演算器30とを備えている。
【0023】また、本発明の請求項2に記載の自走式探
傷装置においては、上述した本発明の請求項1に記載の
自走式探傷装置の構成に加えて、親機側位置検出器36
に基準液槽33の傾斜角度を検出する基準傾斜計35を
設け、位置演算器30において、基準液位計34、基準
傾斜計35、移動液位計38、移動傾斜計39、回転数
検出器43から出力される信号34s,35s,38
s,39s,43sに基づき親機側位置検出器36に対
する子機側位置検出器40の相対位置を求めるようにし
ている。
【0024】本発明の請求項1及び請求項2に記載の自
走式探傷装置では、親機側位置検出器36の基準液槽3
3の液位を基準液位計34により検出するとともに、基
準液槽33に連通管41を介して連通する子機側位置検
出器40の移動液槽37の液位を移動液位計38により
検出し、子機走行車25の駆動車輪25bの回転数を回
転数検出器43により検出し、子機側位置検出器40の
向きを移動傾斜計39により検出し、位置演算器30に
おいて、親機側位置検出器36に対する子機側位置検出
器40の相対位置を求める。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
【0026】図1は本発明の自走式探傷装置の実施の形
態の一例を示すものであり、図中図2と同一の符号を付
した部分は同一物を表している。
【0027】図1に示す自走式探傷装置は、親機28、
子機29、位置演算器30、位置記録器31、位置表示
器32を備えている。
【0028】親機28は、基準液槽33を有し且つ該基
準液槽33の液位を検出する基準液位計(非接触式液位
計)34及び基準液槽33の傾斜角度を検出する基準傾
斜計35を具備した親機側位置検出器36と、磁石式固
定具22とを有している。
【0029】親機側位置検出器36は、ねじ方式の位置
調整部材23を介して磁石式固定具22に支持されてお
り、該磁石式固定具22を、たとえば、ノズル12が原
子炉遮蔽壁17(図3参照)を貫通する部分に吸着させ
ることにより、親機側位置検出器36を圧力容器本体2
の胴部2a(図2及び図3参照)に対峙する位置に設置
できるようになっている。
【0030】基準液位計34は、基準液槽33の頂部に
設けられ且つ基準液槽33の頂部に対する液位を検出し
て液位検出信号34sを出力するように構成されてい
る。
【0031】また、基準傾斜計35は、基準液槽33に
並設され且つ基準液槽33の傾き、すなわち、親機側位
置検出器36の傾きを検出して角度検出信号35sを出
力するように構成されている。
【0032】子機29は、移動液槽37を有し且つ該移
動液槽37の液位を検出する移動液位計(非接触式液位
計)38及び移動液槽37の傾斜角度を検出する移動傾
斜計39を具備した子機側位置検出器40と、該子機側
位置検出器40を圧力容器本体2の胴部2a(図3参
照)の外周面に沿って移動させる子機走行車25と、圧
力容器本体2の胴部2a(図2及び図3参照)の溶接部
分を探傷する探触子26とを有している。
【0033】子機側位置検出器40は、従来の技術の項
において詳述した子機走行車25の移動体25aに搭載
されている。
【0034】移動液位計38は、移動液槽37の頂部に
設けられ且つ移動液槽37の頂部に対する液位を検出し
て液位検出信号38sを出力するように構成されてい
る。
【0035】また、移動傾斜計39は、移動液槽37に
並設され且つ移動液槽37の傾き、すなわち、子機側位
置検出器40の傾きを検出して角度検出信号39sを出
力するように構成されている。
【0036】子機走行車25、探触子26、該探触子2
6を支持するアーム27は、子機29にケーブルを介し
て接続された制御器(図示せず)から送信される指令信
号に基づき作動するように構成され、探触子26から発
信される探傷信号は、子機29にケーブルによって接続
された探傷記録器及び探傷表示器(図示せず)へ送信さ
れるようになっている。
【0037】先に述べた親機側位置検出器36の基準液
槽33と子機側位置検出器40の移動液槽37とは、塩
化ビニル製ホースのような屈曲可能な連通管41を介し
て両液槽33,37の底部で連通しており、基準液槽3
3、移動液槽37、連通管41には、水等の流動性に優
れた液体42が充填されている。
【0038】また、両液槽33,37及び連通管41に
対する液体42の充填量は、親機28がノズル12(図
3参照)に対して固定され且つ子機29が圧力容器本体
2の胴部2a(図2及び図3参照)に装着された状態で
あるときに、液体42の液面と両液槽33,37の頂部
との間に所定の間隔が保持される程度に設定されてい
る。
【0039】従って、基準液槽33と移動液槽37とが
上下方向に近接あるいは離反すると、両液槽33,37
のそれぞれの頂部に対する液体42の液位が変化するよ
うになる。
【0040】更に、子機走行車25には、一対の駆動車
輪25bのそれぞれに対して回転数検出器43が設けら
れている。
【0041】回転数検出器43は、子機走行車25の駆
動車輪25bの回転数を検出して回転数検出信号43s
を出力するように構成されている。
【0042】位置演算器30は、垂直位置演算回路44
と、水平位置演算回路45と、相対位置演算回路46と
を有している
【0043】垂直位置演算回路44は、基準傾斜計3
5、移動傾斜計39からの角度検出信号35s,39s
によって、親機側位置検出器36及び子機側位置検出器
40の傾き、すなわち、親機28及び子機29の傾きを
求めたうえ、基準液位計34、移動液位計38からの液
位検出信号34s,38sによって、親機28に対する
子機29の垂直位置を求め、垂直位置検出信号44sを
出力するように構成されている。
【0044】この垂直位置演算回路44に対する両液位
計34,38からの液位検出信号34s,38s、並び
に、両傾斜計35,39からの角度検出信号35s,3
9sの送信は、ケーブル(図示せず)によって行われる
ようになっている。
【0045】水平位置演算回路45は、移動傾斜計39
からの角度検出信号39sによって逐次検知される子機
側位置検出器40の傾き、すなわち、子機29の傾き
と、回転数検出器43,43からの回転数検出信号43
s,43sによって検知される子機走行車25の移動距
離、すなわち、子機29の移動距離とから、親機28に
対する子機29の水平位置を求め、水平位置検出信号4
5sを出力するように構成されている。
【0046】この水平位置演算回路45に対する移動傾
斜計39からの角度検出信号39s、並びに回転数検出
器43,43からの回転数検出信号43s,43sの送
信は、ケーブル(図示せず)によって行われるようにな
っている。
【0047】相対位置演算回路46は、垂直位置演算回
路44からの垂直位置検出信号44sと水平位置演算回
路45からの水平位置検出信号45sとに基づき、親機
28に対する子機29の距離及び方向、すなわち、親機
28に対する子機29の相対位置を求め、相対位置検出
信号46sを出力するように構成されている。
【0048】位置記録器31は、相対位置演算回路46
からの相対位置検出信号46sに基づいて、親機28に
対する子機29の相対位置を記録するように構成されて
いる。
【0049】位置表示器32は、相対位置演算回路46
からの相対位置検出信号46sに基づいて、親機28に
対する子機29の相対位置を表示するように構成されて
いる。
【0050】なお、位置演算器30、位置記録器31、
位置表示器32は、原子炉の制御室に配置されている。
【0051】図1に示す自走式探傷装置を使用する際に
は、親機28の磁石式固定具22をノズル12(図2及
び図3参照)に吸着させることにより、親機28の位置
決めを行い、また、子機29の駆動車輪25b及び補助
車輪25cを、胴部2aの外周面に吸着させることによ
り、該胴部2aの外周面に沿って子機20が移動できる
ようにした後、子機制御器(図示せず)から子機走行車
25、探触子26、アーム27の駆動機構に対して指令
信号を出力させ、圧力容器本体2の胴部2a(図2及び
図3参照)の溶接部分に対する超音波探傷試験を行う。
【0052】このとき、親機28の基準液位計34から
垂直位置演算回路44へ、基準液槽33の頂部に対する
液体42の液位に応じた液位検出信号34sが出力さ
れ、親機28の基準傾斜計35から垂直位置演算回路4
4へ、親機28の傾きに応じた角度検出信号35sが出
力される。
【0053】上記の基準液位計34から出力される液位
検出信号34s及び移動液位計38から出力される液位
検出信号38sは、子機29が親機28に対して上下方
向へ移動する際に、基準液槽33、移動液槽37のそれ
ぞれの頂部に対する液体42の液位の昇降に伴って変化
する。
【0054】また、子機29の移動液位計38から垂直
位置演算回路44へ、移動液槽37の頂部に対する液体
42に液位に応じた液位検出信号38sが出力され、子
機29の移動傾斜計39から垂直位置演算回路44及び
水平位置演算回路45へ、子機29の傾きに応じた角度
検出信号39sが出力される。
【0055】更に、子機29の回転数検出器43,43
から水平位置演算回路45へ、子機走行車25の駆動車
輪25b,25bの回転数に応じた回転数検出信号43
s,43sが出力される。
【0056】垂直位置演算回路44においては、角度検
出信号35s,39s及び液位検出信号34s,38s
に基づき、親機28に対する子機29の垂直位置が求め
られ、垂直位置演算回路44から相対位置演算回路46
へ、垂直位置検出信号44sが出力される。
【0057】水平位置演算回路45においては、角度検
出信号39s及び回転数検出信号43s,43sに基づ
き、親機28に対する子機29の水平位置が求められ、
水平位置演算回路45から相対位置演算回路46へ、水
平位置検出信号45sが出力される。
【0058】相対位置演算回路46においては、垂直位
置検出信号44s及び水平位置検出信号45sとに基づ
き、親機28に対する子機29の相対位置が求められ、
相対位置演算回路46から位置記録器31及び位置表示
器32へ、相対位置検出信号46sが出力され、位置記
録器31に親機28に対する子機29の相対位置が記録
され、位置表示器32に親機28に対する子機29の相
対位置が表示される。
【0059】このように、図1に示す自走式探傷装置に
おいては、親機側位置検出器36の基準液槽33の液位
を基準液位計34により検出するとともに、基準液槽3
3に連通管41を介して連通する子機側位置検出器40
の移動液槽37の液位を移動液位計38により検出し
て、親機28に対する子機29の垂直位置を求め、子機
走行車25の駆動車輪25b,25bの回転数を回転数
検出器43,43により検出して、親機28に対する子
機29の水平位置を求め、移動傾斜計39により子機2
9の向きを求めるので、親機28から子機29を圧力容
器本体2の胴部2a(図2及び図3参照)の周方向へ移
動させる場合、子機29が親機28に対して離反して
も、胴部2aの形状の影響を受けることなく親機28に
対する子機29の距離及び方位を検出することができ、
圧力容器本体2の周方向に延びる溶接部分に対する超音
波探傷試験を実施する際に、作業者が親機28の位置を
替える作業を多数回にわたって行う必要がなくなり、溶
接部分の超音波探傷試験を効率よく実施することが可能
になる。
【0060】なお、本発明の自走式探傷装置は上述した
実施例のみに限定されるものではなく、基準液槽33が
垂直となるように親機側位置検出器36が圧力容器本体
2に固定されることを前提として基準傾斜計35を省略
すること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の自走式探傷
装置においては、下記のような種々の優れた効果を奏し
得る。
【0062】(1)本発明の請求項1及び請求項2に記
載の自走式探傷装置のいずれにおいても、親機側位置検
出器36の基準液槽33の液位を基準液位計34により
検出するとともに、基準液槽33に連通管41を介して
連通する子機側位置検出器40の移動液槽37の液位を
移動液位計38により検出し、子機走行車25の駆動車
輪25bの回転数を回転数検出器43により検出し、子
機側位置検出器40の向きを移動傾斜計39により検出
し、位置演算器30において、親機側位置検出器36に
対する子機側位置検出器40の相対位置を求めるので、
子機側位置検出器40を圧力容器本体2の周方向へ移動
させる場合、子機側位置検出器40が親機側位置検出器
36に対して離反しても、圧力容器本体2の形状の影響
を受けることなく親機側位置検出器36に対する子機側
位置検出器40の距離及び方位を検出することができ、
圧力容器本体2の周方向に延びる溶接部分に対する超音
波探傷試験を実施する際に、作業者が親機側位置検出器
36の位置を替える作業を多数回にわたって行う必要が
なくなり、溶接部分の超音波探傷試験を効率よく実施す
ることが可能になる。
【0063】(2)本発明の請求項2に記載の自走式探
傷装置においては、親機側位置検出器36の傾斜を基準
傾斜計35によって求めるので、基準液槽33が完全に
垂直になっていなくても、親機側位置検出器36に対す
る子機側位置検出器40の相対を検出することができ、
圧力容器本体2への親機側位置検出器36の取付作業を
容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式探傷装置の実施の形態の一例を
示す概念図である。
【図2】従来の自走式探傷装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図3】原子炉圧力容器及び原子炉格納容器の一例を示
す概念図である。
【符号の説明】
2 圧力容器本体(検査対象物) 25 子機走行車 25b 駆動車輪 25c 補助車輪 26 探触子 30 位置演算器 33 基準液槽 34 基準液位計 34s 液位検出信号 35 基準傾斜計 35s 角度検出信号 36 親機側位置検出器 37 移動液槽 38 移動液位計 38s 液位検出信号 39 移動傾斜計 39s 角度検出信号 40 子機側位置検出器 41 連通管 43 回転数検出器 43s 回転数検出信号
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 29/26 501 G01N 29/26 501 G21C 17/003 G21C 17/00 F GDB GDBF

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準液槽(33)を有し且つ該基準液槽
    (33)の液位を検出する基準液位計(34)を具備し
    た親機側位置検出器(36)と、移動液槽(37)を有
    し且つ該移動液槽(37)の液位を検出する移動液位計
    (38)及び移動液槽(37)の傾斜角度を検出する移
    動傾斜計(39)を具備した子機側位置検出器(40)
    と、前記の両液槽(33)(37)の底部を連通し且つ
    屈曲可能な連通管(41)と、検査対象物(2)の溶接
    部分を探傷する探触子(26)と、検査対象物(2)に
    吸着可能な車輪(25b)(25c)を有し且つ前記の
    子機側位置検出器(40)及び探触子(26)を検査対
    象物(2)に沿って移動させる子機走行車(25)と、
    該子機走行車(25)の車輪(25b)の回転数を検出
    する回転数検出器(43)と、基準液位計(34)、移
    動液位計(38)、移動傾斜計(39)、回転数検出器
    (43)から出力される信号(34s)(38s)(3
    9s)(43s)に基づき親機側位置検出器(36)に
    対する子機側位置検出器(40)の相対位置を求める位
    置演算器(30)とを備えてなることを特徴とする自走
    式探傷装置。
  2. 【請求項2】 基準液槽(33)を有し且つ該基準液槽
    (33)の液位を検出する基準液位計(34)及び基準
    液槽(33)の傾斜角度を検出する基準傾斜計(35)
    を具備した親機側位置検出器(36)と、移動液槽(3
    7)を有し且つ該移動液槽(37)の液位を検出する移
    動液位計(38)及び移動液槽(37)の傾斜角度を検
    出する移動傾斜計(39)を具備した子機側位置検出器
    (40)と、前記の両液槽(33)(37)の底部を連
    通し且つ屈曲可能な連通管(41)と、検査対象物
    (2)の溶接部分を探傷する探触子(26)と、検査対
    象物(2)に吸着可能な車輪(25b)(25c)を有
    し且つ前記の子機側位置検出器(40)及び探触子(2
    6)を検査対象物(2)の外周面に沿って移動させる子
    機走行車(25)と、該子機走行車(25)の車輪(2
    5b)の回転数を検出する回転数検出器(43)と、基
    準液位計(34)、基準傾斜計(35)、移動液位計
    (38)、移動傾斜計(39)、回転数検出器(43)
    から出力される信号(34s)(35s)(38s)
    (39s)(43s)に基づき親機側位置検出器(3
    6)に対する子機側位置検出器(40)の相対位置を求
    める位置演算器(30)とを備えてなることを特徴とす
    る自走式探傷装置。
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