JP4865178B2 - フェーズドアレイの伝搬波経路を球状境界物質内に集束させる方法および装置 - Google Patents

フェーズドアレイの伝搬波経路を球状境界物質内に集束させる方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、超音波を用いて、ワークピースの構造特性を非破壊的に検出する分野に関する。詳細には、本発明は、フェーズドアレイから球状境界対象物に伝搬される超音波を、あらかじめ選択された焦点に同時に、かつ同位相で到達するように集束させ、それにより、その対象物中の可能性のあるきずや、その対象物の構造特性を非破壊的に検出する能力を、大幅に向上させる方法および装置に関する。また、さらに特定すれば、本発明は、原子炉圧力容器、ボールベアリングなどの球状境界対象物の表面上の経路をたどる、本発明による焦点法則の方程式を繰り返して得ることで、このような球状境界対象物を非破壊的に評価する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークピースの構造特性を非破壊的に検出するために、一般に超音波の利用、特にフェーズドアレイ機構の利用が、当業界ではよく知られている。一般に、この技法は、水または空気などの様々な媒体を通じて、ワークピースに向けて超音波を送信し、それらの超音波を、そのワークピースの表面に入射させ、そのワークピースの内部構造全体に伝搬させ、最後に、そのワークピースで反射させるようにすることから成っている。超音波は、それらがワークピース全体に伝搬するから、超音波が通る媒体の変動や変化により、反射および屈折する。ワークピースの構造上の欠陥は、これらの伝搬波の進行路に影響を及ぼす。伝搬波がワークピースで反射するときに、それらの伝搬波を測定して、分析する。それらの反射された波に含まれる情報から、任意の欠陥またはきずを含め、ワークピースの構造特性を検出して、それを再構成することができる。
【0003】
フェーズドアレイ機構は、その互いに離隔した複数のアレイ要素から超音波を送信する。これらの超音波は、互いにわずかに異なるタイミングで、順次に送信される。したがって、送信された超音波は、ターゲットのワークピースの表面に入射する前に、結合物質(通常、水)を通る。この結合物質とワークピースとの分子の相違のために、伝搬波の一部を反射させてワークピースから遠ざけ、また伝搬波の一部を屈折させてワークピースの中に入射させる。ワークピースの構造上の欠陥やきずを検出して、再構成するのに用いられるものは、各伝搬波の屈折部分である。伝搬波のそれぞれの起点に対して、伝搬波がワークピースに入射する点は、伝搬波がワークピース内に進行するときに、これらの屈折波の経路を一部決定する。
【0004】
ワークピースの構造特性を検出し、再構成する能力を最大限に発揮できるように、ワークピースに入り、その後、出てゆく屈折波は、できる限り大きい振幅を持つことが望ましい。さらに大きい相対振幅で、ワークピースから出てゆく屈折波は、さらに強力で、かつさらに読取り可能な信号を提供する。
【0005】
特定の焦点に、同時に、かつ同位相で到達する伝搬波は、建設的に互いに干渉しあって、さらに大きい相対振幅を有する波を発生させることがよく知られている。よって、フェーズドアレイの検出および再構成の能力を高めるために、フェーズドアレイ機構の要素から放射された波をすべて集束させて、できるかぎり大きい振幅を有する内部波を発生させることが望ましい。そうするためには、それらの波はすべて、あらかじめ選択された焦点に同時に、かつ同位相で到達するように、集束させ、かつ順序付ける必要がある。しかしながら、伝搬波が、球状境界を有するワークピースにおいて、選択された焦点に同時に、かつ同位相で到達するように、球状ワークピース上の好ましい屈折点、あるいは、このフェーズドアレイからパルスを送信する適正な順序を決定する方法は、本発明までなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
よって、当業界において継続する目標は、非破壊試験の現場において、フェーズドアレイで送信されるパルスの適正な順序を決定する方法および装置、並びに、球状境界物質や、評価されようとする領域内で球状輪郭を持つ物質における伝搬波経路を視覚化する方法および装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1及び11にそれぞれ記載されているように、フェーズドアレイ機構から送信された超音波パルスを球形状ワークピースに集束させて、このワークピースの非破壊内部検査の有効性を高める方法および装置を含む。本発明は、いかなる球状対象物にも使用できるが、このような考えられる用途の1つは、原子炉圧力容器ヘッドの内部きずの検出に関連する。超音波パルスが、ワークピース内の特定の選択された焦点に到達するときに、超音波パルスの強度を最大にするためには、このフェーズドアレイの一要素から送信される各パルスを適正に順序付けて、これらのパルスがすべて、ある選択された焦点に、同時に、かつ同位相で到達するようにしなければならない。したがって、一態様において、本発明は、これらの入射波が球状ワークピース内のどこまで伝搬するのか、また、このフェーズドアレイを含むあらゆる位相要素から送信されるパルスを、どのように適正に順序付けるのか決定する方法および装置に関する。
【0008】
本発明の方法は、入射する波を、あらかじめ選択された焦点に同時に到達するように導く、ワークピースの表面上の好ましい屈折点に対して、位置座標を求めるステップを含む。第1に、焦点があらかじめ選択され、よって、この焦点に対する位置座標を知った上で、本発明による方法を使用する。第2に、このフェーズドアレイのそれぞれの要素に対する位置座標も知った上で、本発明による方法を使用する。このフェーズドアレイ機構の要素の座標と、あらかじめ選択された焦点の座標に基づいて、ワークピースの表面上の所望の屈折点に対する座標を、このフェーズドアレイの要素ごとに計算する。さらに、このフェーズドアレイのそれぞれの要素に対して、一意のパルス発射時間も計算する。それぞれのアレイ要素に対する一意の屈折点およびパルス発射時間により、このフェーズドアレイは、各要素からのパルスがすべて、焦点に同位相で、かつ同時に到達するように、パルスを送信することができる。
【0009】
各屈折点は、2つの角度θとφを計算することで、ワークピースの中心に対して、一意に求められる。これらの角度は、併せて、ワークピースの表面上の一意の点を定める。本発明の方法は、θとφを求める反復計算を含む。θおよびφの値は、この方法のそれぞれのi番目の反復に対して、θおよびφと呼ばれる。本発明による方法は、θを、0と360の間の初期値(好ましくは0)に設定して、スタートする。θの初期選択値に基づいて、一方で、ワークピースの中心と、このフェーズドアレイの特定の要素との間に延びる直線と、他方で、ワークピースの中心と、可能性のある屈折点との間に延びる直線とが成す角度を計算する。この角度は、βと呼ばれる。次に、一方で、ワークピースの中心と、可能性のある屈折点との間に延びる直線と、他方で、ワークピースの中心と、あらかじめ選択された焦点との間に延びる直線とが成す角度を計算する。この角度は、βと呼ばれる。βとβの値に基づいて、新たなθとφの値を計算する。新たなθとφの値を計算するには、可能性のある特殊なケースの状況をいくつか解析する必要がある。θに対して新たに計算された初期値を用いて、この方法全体が何度も繰り返される。θの値と、θおよびφの値が方程式を満たすときに、この反復プロセスは終わり、その時点において、最終のθとφの値は、最新のθとφの値であると考えられる。
【0010】
θとφを使って、好ましい屈折点を求めた後で、それぞれのアレイ要素に好ましい時間遅延を、屈折点の座標、当該要素の座標、音速に基づいて、計算する。
【0011】
本発明による方法を実施する装置は、所定の空間的位置に固定されたワークピース、フェーズドアレイ、マイクロプロセッサ、適切な計測器を含む。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、この方法および装置の発明が用いられる、考えられる1つの環境を、図式的に略示している。図1を参照すると、球状境界ワークピース10は、結合物質8で取り囲まれている。結合物質8は、通常、水であるが、ただし、事実上、超音波パルスの送信と正確な検出の際に利用できる任意のタイプの媒体であることもある。本発明の第1の実施形態では、フェーズドアレイ機構14は、球状境界ワークピース10の外部に位置付けられて、結合物質8で取り囲まれている。図4に示される、本発明の第2の実施形態では、フェーズドアレイ14は、その用途により、球状境界ワークピース10の下に位置付けられる場合がある。特定の実施形態にかかわらず、フェーズドアレイ14は、複数の送信位相要素を含む。フェーズドアレイ14の各要素は、「k番目の要素」と呼ばれ、その物理的位置は、一組の座標(xek,yek,zek)によって定められる。フェーズドアレイ14は、用途により、一次元フェーズドアレイ、二次元フェーズドアレイ、または三次元フェーズドアレイのこともある。
【0013】
なお図1を参照すると、選択された焦点16は、本発明の第1の実施形態では、ワークピース10の内部に位置付けられている。第2の実施形態では、図4に示されるように、焦点16は、なおも、ワークピース10の内部に位置付けられている。結合物質8は、フェーズドアレイ14を取り囲んでいる。選択された焦点16は、一組の座標(x,y,z)によって定められる。フェーズドアレイ要素14の位置と、選択された焦点16の位置に基づいて、一意の好ましい屈折点12を、そのフェーズドアレイの要素ごとに、ワークピース10の底面11上に設ける。屈折点12のそれぞれの特定の位置は、一組の座標(x,y,z)によって定められる。ワークピース10の中心18の位置は、一組の座標(x,y,z)によって定められる。
【0014】
図1は、一意に屈折点12を求める角度θとφを示している。θとφの一意の値は、フェーズドアレイ14の個々の位置のそれぞれに対応する。角度θは、Y軸に対する屈折点12の位置を表わし、また角度φは、Z軸に対する屈折点12の位置を表わしている。θの値は、0と360°の間で変わり、またφの値は、0と180°の間で変わる。
【0015】
図1は、角度β、β、βも示している。角度βは、一方で、ワークピースの中心18と、フェーズドアレイ14のk番目の要素との間に延びる直線と、他方で、ワークピースの中心18と、屈折点12との間に延びる直線とが成す角度を表わしている。βは、一方で、ワークピースの中心18と、屈折点12との間に延びる直線と、他方で、ワークピースの中心18と、選択された焦点16との間に延びる直線とが成す角度を表わしている。角度βは、角度βとβの和を表わしている。
【0016】
図1はまた、球状ワークピース10の半径を表わす直線Rも示している。直線Rは、ワークピース10の中心18と焦点16との間の距離を表わしている。最後に、直線Rは、ワークピース10の中心18と、フェーズドアレイ14のk番目の要素との間の距離を表わしている。
【0017】
フェーズドアレイ14を動作させると、フェーズドアレイ14の各要素からの超音波パルスが、互いに様々な時点において送信される。これらのアレイ要素の相対間隔のために、これらの波は、いくらか異なる起点から送信される。送信されたパルスは、結合物質8を通して伝搬し、球状ワークピース10の表面11に入射して、この波の一部を反射させて表面11から遠ざけ、また、その波の屈折部分を、球状ワークピース10の中に入射させる。この入射波を利用して、この物質中のきずを検出する。フェーズドアレイ14を含む要素は、全方向性放射体または方向性放射体であることもある。これらの要素が方向性放射体である場合には、これらの要素は、ワークピース10の表面11上において、これらの波が屈折してワークピース10の中に入射点に向けられなければならない。
【0018】
ワークピース10の中心18の所与の座標(x,y,z)は、本発明の方法を始める前に知られている。同様に、フェーズドアレイ14の各要素の座標(xek,yek,zek)は、本発明の方法を始める前に知られている。これらの座標は、ワークピース10およびフェーズドアレイ14のそれぞれの物理的位置で決まる固定値である。好ましい焦点16の位置を選択して、それらの関連座標(x,y,z)を決定しなければならない。所望の焦点16は、この方法の利用者により、あるいは、コンピュータ・アルゴリズムにより、選択される。これらの所与の座標の組が決定されると、本発明による方法を用いて、フェーズドアレイ14のそれぞれの要素に対して、θとφを求める。θおよびφの一意の値は、フェーズドアレイ14のそれぞれの要素に好ましい屈折点12を特定する。好ましい屈折点12を計算した後で、フェーズドアレイ14から放射される超音波パルスに対して、適正な順序付けとパルス発射時間を計算する。
【0019】
好ましい屈折点12を位置付ける本発明の方法の基本前提は、球体の中心18、選択された焦点16、フェーズドアレイ14のk番目の要素、すなわち(xek,yek,zek)を通る一意の平面を求めることである。この平面はまた、k番目の位相要素に対して、座標の組(x,y,z)で位置が定められる好ましい屈折点12も含む。
【0020】
本発明の方法を詳述する前に、屈折点12、焦点16、フェーズドアレイ14の位置座標の基本的な数学的説明が必要である。
【0021】
特定の位相要素に係わるθおよびφの特定の値に対する屈折点12の座標は、次式のように表わすことができる。
【0022】
=Rsin(φ)sin(θ)+x
=Rsin(φ)cos(θ)+y
=Rsin(φ)+z
【0023】
式中、Rは、この球体の既知の半径19である。これらの式は、本発明の方法を用いて、それぞれの位相要素に対してθおよびφの値を計算した後で、それぞれの屈折点12に特定の座標値を計算するために、利用される。k番目の位相要素の位置は、次式として定義される:
【0024】
=Rsin(φ)sin(θ)+x
=Rsin(φ)cos(θ)+y
=Rcos(φ)+z
【0025】
式中、Rは、ワークピース10の中心18から、フェーズドアレイ14のk番目の要素までの直線32の長さである。同様に、焦点16の位置は、次式のように表わされる。
【0026】
=Rsin(φ)sin(θ)+x
=Rsin(φ)cos(θ)+y
=Rsin(φ)+z
【0027】
式中、Rは、ワークピース10の中心18から、所与の焦点16までの直線30の長さである。
【0028】
角度φとθは、次式のように定義される:
【0029】
φ=cos−1[(z−z)/R
【0030】
逆タンジェント関数の主値では、
【0031】
(y−y)<0で、かつ(x−x)≧0の場合には、θ=180°+tan−1[(x−x)/(y−y)]
(y−y)>0で、かつ(x−x)≧0の場合には、θ=tan−1[(x−x)/(y−y)]
(y−y)>0で、かつ(x−x)≦0の場合には、θ=360°+tan−1[(x−x)/(y−y)]
(y−y)<0で、かつ(x−x)≦0の場合には、θ=180°+tan−1[(x−x)/(y−y)]
(y−y)=0で、かつ(x−x)>0の場合には、θ=90°
(y−y)=0で、かつ(x−x)<0の場合には、θ=270°
【0032】
同様に、角度φとθは、次式のように定義される。
【0033】
φ=cos−1[(z−z)/R
【0034】
逆タンジェント関数の主値では、
【0035】
(y−y)<0で、かつ(x−x)≧0の場合には、θ=180°+tan−1[(x−x)/(y−y)]
(y−y)>0で、かつ(x−x)≧0の場合には、θ=tan−1[(x−x)/(y−y)]
(y−y)>0で、かつ(x−x)≦0の場合には、θ=360°+tan−1[(x−x)/(y−y)]
(y−y)<0で、かつ(x−x)≦0の場合には、θ=180°+tan−1[(x−x)/(y−y)]
(y−y)=0で、かつ(x−x)>0の場合には、θ=90°
(y−y)=0で、かつ(x−x)<0の場合には、θ=270°
【0036】
図2は、各位相要素の好ましいパルス発射時間を計算するためだけでなく、あらかじめ選択された焦点16に対して角度θとφを計算するためにも、本発明による方法を含むステップを説明する流れ図を示している。本発明の方法は、反復プロセスである。この方法をステップ40から開始した後、ステップ42において、θに対する初期試行値を選択する。この反復法の各段階で用いられるθに対する値は、θと呼ばれる。ここで、iは、この反復法が繰り返された回数を表わす。開示された実施形態では、θに対する初期値(すなわち、θ)は0である。初期θ値が選択された後で、ステップ44において、次式により、βを計算する。
【0037】
β=θ−sin−1[(R/R)sin(θ)](1)
【0038】
次に、ステップ45において、次式により、βを計算する。
【0039】
β=cos−1[(R +R −L )/(2R)]
(2)
【0040】
式中、Rは、球状ワークピース10の中心18から、フェーズドアレイ14のk番目の要素までの直線32の長さであり、Rは、ワークピース10の中心18から、焦点16までの直線30の長さであり、また、Lは、焦点16から、フェーズドアレイ14のk番目の要素までの直線31の長さである。これらの変数は、さらに、R=[(xek−x+(yek−y+(Zek−Z1/2、R=[(x−x+(y−y+(Z−Z1/2、L=[(xek−x+(yek−y+(Zek−Z1/2として定義できる。
【0041】
βとβを計算した後で、図2のステップ46において、次式により、βを計算する:
【0042】
β=β−β (3)
【0043】
ステップ44とステップ46において、θiの初期値に対して、βとβが計算されると、ステップ48において、次式(4)および(5)を解いて、新たな角度値θおよびφを求める。
【0044】
cos(β)=sin(φ)sin(θ)sin(φ)sin(θ)+sin(φ)cos(θ)sin(φ)cos(θ)+cos(φ)cos(φ) (4)
【0045】
および、
【0046】
cos(β)=sin(φ)sin(θ)sin(φ)sin(θ)+sin(φ)cos(θ)sin(φ)cos(θ)+cos(φ)cos(φ) (5)
【0047】
ここで、(φ,θ)と(φ,θ)は、球状ワークピース10の中心18に対して、それぞれ、フェーズドアレイ14のk番目の要素の位置と、焦点16の位置を与える角度である。これらの方程式を解いてθとφの新たな値を求める方法が、図3に詳しく示されている。図3は、図2のステップ48を含むサブステップを詳しく示したものである。
【0048】
図3を参照すると、方程式(4)および(5)の解の特殊なケースがいくつかある。これらの特殊なケースを1つ1つ調査し、評価した後で、一般的なケースにより、方程式(4)および(5)を解かなければならない。特殊なケースの1つが適用される場合には、θおよびφに対する値は、定義済みの値を持つ。これらの特殊なケースのどれも適用されない場合には、θおよびφの値は、一般的なケースにより、求められる。これらの特殊なケースのそれぞれや、一般的なケースは、それらの関連する解とともに、以下の通りである。
【0049】
特殊なケース1(ステップ50、52)
φ=0で、かつφ=0である場合には、
φ=0であり、かつθは任意である(どんな角度でも満たされる)
【0050】
特殊なケース2(ステップ54、56)
φ=0で、φ≠0で、かつφ≠180°である場合には、
φ=β≠0、および、θ=θ
【0051】
特殊なケース3(ステップ58、60)
φ≠0で、φ=0で、かつφ≠180°である場合には、
φ=β≠0、および、θ=θ
【0052】
特殊なケース4(ステップ62、64)
φ=180°で、かつφ=180°である場合には、
φ=180°であり、かつθは任意である(どんな角度でも満たされる)
【0053】
特殊なケース5(ステップ66、68)
φ=180°で、φ≠180°で、かつφ≠0である場合には、
φ=180°−β、β≠0、および、θ=θ
【0054】
特殊なケース6(ステップ70、72)
φ=180°で、φ≠180°で、かつφ≠0である場合には、
φ=180°−β、および、θ=θ
【0055】
特殊なケース7(ステップ74、76)
φ=90°で、かつφ=90°である場合には、
φ=90°、および、
θ>θの場合には、θ=β+θ、またはθ=θ−β
θ<θの場合には、θ=θ−β、またはθ=β+θ
【0056】
特殊なケース8(ステップ78、80)
θ=θで、かつφ=φ≠0である場合には、
φ=φ=φ、および、θ=θ=θ
【0057】
特殊なケース9(ステップ82、84)
θ=θで、φ≠φで、かつφ≠0である場合には、
φ=180°−cos−1[{cos(β)sin(φ)−cos(β)sin(φ)}/{sin(φ−φ)}]、および、θ=θ=θ
【0058】
一般的なケース(ステップ86、88)
φ≠0で、φ≠0で、φ≠180°で、φ≠180°で、かつθ≠θである場合には、
φ=cos−1[−B/A]、
式中、B=cos(β)sin(φ)[sin(φ)cos(φ)cos(θ−θ)−cos(φ)sin(φ)]+cos(β)sin(φ)[sin(φ)cos(φ)cos(θ−θ)−cos(φ)sin(φ)]、
および、
A=cos(φ)sin(φ)[sin(φ)cos(φ)−cos(φ)sin(φ)cos(θ−θ)]+cos(φ)sin(φ)[sin(φ)cos(φ)−cos(φ)sin(φ)cos(θ−θ)]+sin(φ)sin(φ)sin(θ−θ))、
θ=sin−1{[cos(β)sin(φ)cos(θ)−cos(β)sin(φ)cos(θ)−(sin(φ)cos(θ)cos(φ)−sin(φ)cos(θ)cos(φ))cos(φ)]/(sin(φ)sin(φ)sin(φ)sin(θ−θ))}
【0059】
したがって、図3に示されるサブセット50〜88により、図2のステップ48の本発明の方法のi番目の反復に対して、θとφの新たな値を計算する。
【0060】
ステップ48により、θとφを計算した後、本発明の方法のi番目の反復に対して、θの実際の値を求めるために、図3のステップ90に示されるように、θが、どの象限にあるのか決定することが必要である。ステップ90において、以下の規則により、θの最終値を求める。
【0061】
sin(θ)>0で、かつcos(θ)>0である場合には、θ=θ sin(θ)>0で、かつcos(θ)<0である場合には、θ=180°−θ
sin(θ)<0で、かつcos(θ)<0である場合には、θ=180°−θ
sin(θ)<0で、かつcos(θ)>0である場合には、θ=360°+θ
【0062】
本発明の方法のi番目の反復に対して、φとθを計算した後、送信されたパルスの屈折部分が、選択された焦点16まで実際に伝搬するという点で、球状ワークピース10の表面11上で、φとθが定める点が解であるかどうか判定するために、φとθをチェックする。このような作業は、図2のステップ92に示される。φとθで定められる点が解であり、したがって、この点は、考察されている特定の位相要素に好ましい屈折点12の位置が以下の式を満たす場合に、その位置を定める。
【0063】
BB=UTan(θ)+UTan(θ) (6)
【0064】
式中、θf=sin-1[(c2/c1)sin(θi)]であり、また、c1とc2は、それぞれ、結合物質中の音速と、球状境界物質中の音速である。式(6)中の他のパラメータは、以下のように定義される。
【0065】
BB=X+X
=[(x−x+(y−y+(z−z1/2
=[(x−x+(y−y+(z−z1/2
=[(xei−x+(yei−y+(zei−z1/2
=[(x−x+(y−y+(z−z1/2
【0066】
また、それらの成分は、次式によって与えられる。
【0067】
=(cos(θ)+cos(φ)sin(θ))x−sin(φ)sin(θ)cos(θ)y−sin(φ)cos(φ)sin(θ)z+sin(φ)sin(θ)x+sin(φ)sin(θ)cos(θ)y+sin(φ)cos(φ)sin(θ)z
=−sin(φ)sin(θ)cos(θ)x+(cos(φ)cos(θ)+sin(θ))y−sin(φ)cos(φ)sin(θ)z+sin(φ)sin(θ)cos(θ)x+sin(φ)cos(θ)y+sin(φ)cos(φ)cos(θ)z
=sin(φ)sin(θ)cos(φ)(x−x)+sin(φ)cos(φ)cos(θ)(y−y)+cos(φ)(z−z)+z
=(cos(θ)+cos(φ)sin(θ))x−sin(φ)sin(θ)cos(θ)y−sin(φ)cos(φ)sin(θ)z+sin(φ)sin(θ)x+sin(φ)sin(θ)cos(θ)y+sin(φ)cos(φ)sin(θ)z
=−sin(φ)sin(θ)cos(θ)x+(cos(φ)cos(θ)+sin(θ))y−sin(φ)cos(φ)sin(θ)z+sin(φ)sin(θ)cos(θ)x+sin(φ)cos(θ)y+sin(φ)cos(φ)cos(θ)z
=sin(φ)sin(θ)cos(φ)(x−x)+sin(φ)cos(φ)cos(θ)(y−y)+cos(φ)(z−z)+z
【0068】
式(6)が、φおよびθの前の値に対して、充分に収束した場合には、θとφの値は、式(6)を満たすものと考えられる。すなわち、φとθは、test_error>UTan(θ)+UTan(θ)−BBの場合に、好ましい焦点16の位置を定めるものと考えられる。式中、test_errorは、あらかじめ選択された誤差余裕度である。
【0069】
現時点のφおよびθの値が解とならない場合には、ニュートンの周知の、根を求める技法をの修正版により、この開示された方法を繰り返す。ステップ94に述べられるように、以下の方程式により、新たなθi+1を計算する:
【0070】
ftest=UTan(θ)+UTan(θ)−BB
fftest=(U/cos(θ)+(U/cos(θ)((c2/c1)cos(θ))/[1−((c2/c1)sin(θ))1/2
θi+1=θ−delta(ftest/fftest)
【0071】
式中、deltaは、あらかじめ選択された値である。このdeltaの値は、この方法の利用者により、あるいは、コンピュータ・アルゴリズムにより、選択される場合がある。
【0072】
述べたように、反復プロセス全体は、式(6)が収束すると、終わる。式(6)が収束すると、θとφは、好ましい屈折点12を定め、また現時点の角度θおよびφが、θとφであると考えられる。この反復プロセスはまた、以前に解が求められなかった場合に、最大反復数の後で終わるように設計される場合もある。
【0073】
好ましい屈折点12が決定されると、その関連パルス発射時間が、ステップ96に示されるように計算される。球状ワークピース10の上方に位置づけられたフェーズドアレイ14のそれぞれの要素kに対して、要素の遅延do(k)を以下のように計算する。
【0074】
do(k)=(ro−ro(k))/c+(ro−ro(k))/c
【0075】
式中、ro=[(x−xp0+(y−yp0+(z−zp01/2であり、(x,y,z)は、このフェーズドアレイの中心の座標であり、(xp0,yp0,zp0)は、球状ワークピース10の表面11上において、このフェーズドアレイ14の中心から伝搬された波が屈折して、焦点16に向かう点であり、ro(k)=[(xpk−xek+(ypk−yek+(zpk−zek1/2であり、(xpk,ypk,zpk)は、表面11上において、k番目の要素からの波が屈折して、焦点16に向かう点であり、ro=[(x−xp0+(y−yp0+(z−zp01/2であり、(x,y,z)は焦点であり、また、ro(k)=[(x−xpk+(y−ypk+(z−zpk1/2である。k個の位相要素のそれぞれに対して、遅延do(k)をすべて計算した後で、すべての遅延do(k)の組から、最小遅延dominを特定する。この作業は、図2のステップ98に示されている。最後に、ステップ100に述べられるように、焦点法則の順序FLO(k)は、k個の位相要素のすべてに対して、その特定された最小遅延dominを、要素遅延do(k)のすべてから減算することで算出される。すなわち、FLO(k)=do(k)−dominである。したがって、それぞれの位相要素kに対して、FLO(k)は、好ましいパルス発射時間を提供する。
【0076】
すでに述べられた通り、本発明の第2の実施形態は、図4に示されており、そこでは、フェーズドアレイ14は、球状ワークピース10の他方の側に位置付けられている。この第2の実施形態では、焦点16は、前例と同じように、球状ワークピース10の内部に位置付けられる。それ以外に、この開示された発明が使用される環境の構成部品および構成は、第1の実施形態のものと同じである。図2と図3の流れ図に示される上述のものと同じ技法を用いて、様々な位相要素に対応するそれぞれの好ましい屈折点12を求める。すなわち、この技法は、以下の関係によって決まる。
【0077】
β=β−β
【0078】
好ましい屈折点12の算出に関して、図2に示される第2の実施形態の唯一の違いは、βの数学的定義が以下の通りとなる点である:
【0079】
β=θ−sin−1[(R/R)sin(θ)]
【0080】
これと対照的に、図1に示される第1の実施形態では、βは、この公式により定義される。
【0081】
第1の実施形態と第2の実施形態とのもう1つの違いは、k個の位相要素に対してタイミング順序を決定する方法に係わる。第1の実施形態の場合と同じように、それぞれの位相要素に好ましい遅延は、ステップ48〜ステップ94に述べられるように、様々な好ましい屈折点12を求めた後で、計算される(ステップ96)。フェーズドアレイ14が球状ワークピース10の他方の側に位置付けられている環境に、この開示された発明を使用するときには、k番目の位相要素に関係する好ましい遅延は、以下のように定義される。
【0082】
di(k)=(ri−ri(k))/c+(ri−ri(k))/c
【0083】
式中、cは、球状ワークピース10を含む物質中の音速であり、またcは、結合物質8中の音速である。他のパラメータとして、次のものがある:ri=[(x−xpo+(y−ypo+(z−zpo1/2であり、(xpo,ypo,zpo)は、内面11上において、焦点16から伝搬された波が屈折して、このフェーズドアレイの中心に向かうことになる点であり、ri(k)=[(xpk−x+(ypk−y+(zpk−z1/2であり、(xpk,ypk,zpk)は、この内面上において、この焦点からの波が屈折して、k番目の要素に向かう点であり、ri=[(xek−xpk+(yek−ypk+(zek−zpk1/2であり、(xek,yek,zek)は、k番目の要素であり、また、ri(k)=[(xek−xpk+(yek−ypk+(zek−zpk1/2である。2つの特定された違いを除き、好ましい屈折点および遅延を求める技法は、このフェーズドアレイが球状ワークピース10の上方に位置付けられようと、球状ワークピース10の他方の側に位置付けられようと、同じである。
【0084】
本発明の好ましい実施形態が、本明細書中に述べられてきたが、本発明のプロセスおよび構成を利用する他の実施形態を提供するために、基本的な構造を変更できることは明らかである。それゆえ、本発明の範囲は、例示として上に示された特定の実施形態によってではなく、本明細書に併記された特許請求の範囲によって定められることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の好ましい実施形態により、本発明による方法が用いられる、球状境界を含む環境の透視図である。
【図2】 本発明の好ましい実施形態による方法のステップを示す詳細な流れ図である。
【図3A】 好ましい実施形態によりθとφの値を計算することに関連する、本発明による方法のステップを示す詳細な流れ図である。
【図3B】 好ましい実施形態によりθとφの値を計算することに関連する、本発明による方法のステップを示す詳細な流れ図である。
【図4】 第2の好ましい実施形態により、本発明による方法が用いられる、球状境界を含む環境の透視図である。

Claims (18)

  1. 既知の位置座標を有するフェーズドアレイ機構の複数の要素から放射されて、表面と中心を有する球状ワークピースに向けられる超音波を、あらかじめ選択された焦点に同時に、かつ同位相で到達するように集束させる方法であって、
    それぞれが、前記フェーズドアレイ機構の前記要素の1つに対応し、また、それぞれが、第1の空間軸を中心とする回転を表わす第1の角度θpと、第2の空間軸を中心とする回転を表わす第2の角度φpにより、前記球状ワークピースの中心の位置に対して一意に定められた、前記球状ワークピースの表面上の複数の好ましい屈折点の位置を計算するステップと、
    前記要素から放射された前記波の相対的タイミングに係わるパルス発射時間を、前記フェーズドアレイ機構の要素ごとに計算するステップと、
    前記フェーズドアレイ機構の複数の要素からの超音波を、あらかじめ選択された焦点に同時に、かつ同位相で前記球状ワークピースに向けるステップと
    を含み、
    前記少なくとも1つの好ましい屈折点の位置を計算するステップは、
    (a)前記フェーズドアレイ機構の1つの要素に対応するθ i の初期値を選択するサブステップと、
    (b)前記1つの要素に対応する可能性のある屈折点の位置を定める新たなθ p とφ p の値を、前記θ i の初期値に基づいて計算するサブステップと、
    (c)前記1つの要素から放射された波が、前記あらかじめ選択された焦点を通るように、前記計算された新たなθ p とφ p の値が、前記球状ワークピースの表面上の1点を定めているかどうか判定するサブステップと、
    (d)前記1つの要素から放射された波が、前記あらかじめ選択された焦点を通るようには、前記計算された新たなθ p とφ p の値が、前記球状ワークピースの表面上の1点を定めていない場合に、あらかじめ選択された増分因子の関数として、新たなθ i の初期値を計算し、次に、サブステップ(b)〜(d)を繰り返すサブステップと、
    (e)前記フェーズドアレイ機構のそれぞれの要素に対して、サブステップ(a)〜(d)を繰り返すサブステップとを含む
    超音波を集束させる方法。
  2. 前記新たなθpとφpの値を計算するサブステップは、さらに、角度φe、θe、φf、θfの関数であって、前記角度φe、θeは、前記球状ワークピースの中心に対する前記フェーズドアレイの前記1つの要素の位置を定め、前記角度φf、θfは、前記球状ワークピースの中心に対する前記焦点の位置を定める請求項1記載の方法。
  3. 前記新たなθpとφpの値を計算するサブステップは、さらに、角度βとβfの関数であって、前記角度βは、前記球状ワークピースの中心と、前記フェーズドアレイ機構の前記1つの要素との間に延びる直線と、前記球状ワークピースの中心と、前記可能性のある屈折点との間に延びる直線とが成す角度であり、前記角度βfは、前記球状ワークピースの中心と、前記可能性のある屈折点との間に延びる直線と、前記球状ワークピースの中心と、あらかじめ選択された焦点との間に延びる直線とが成す角度である請求項2記載の方法。
  4. 角度βは、公式β=θi−sin-1[(Ro/Re)sin(θi)](式中、Roは前記球状ワークピースの半径であり、Reは、前記球状ワークピースの中心と、前記フェーズドアレイの前記要素との間の距離である)により計算される請求項3記載の方法。
  5. 前記新たなθpとφpの値を計算するサブステップは、
    (i)φe=0で、かつφf=0であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=0を割り当て、かつ任意の値に等しいθpを割り当てるステップと、
    (ii)φe=0で、φf≠0で、かつφf≠180°であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=βを割り当て、かつθp=θfを割り当てるステップと、
    (iii)φe≠0で、φf=0で、かつφe≠180°であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=βfを割り当て、かつθp=θeを割り当てるステップと、
    (iv)φe=180°で、かつφf=180°であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=180°を割り当て、かつ任意の値にθpを割り当てるステップと、
    (v)φe=180°で、φf≠180°で、かつφf≠0であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=180°−βを割り当て、かつθp=θfを割り当てるステップと、
    (vi)φf=180°で、φe≠180°で、かつφe≠0であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=180°−βfを割り当て、かつθp=θeを割り当てるステップと、
    (vii)φe=90°で、φf=90°で、かつθf>θeであるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=90°を割り当て、かつθp=β+θeを割り当てるステップと、
    (viii)φe=90°で、φf=90°で、かつθf<θeであるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=90°を割り当て、かつθp=θe−βを割り当てるステップと、
    (ix)θe=θfで、φe=φfで、かつφf≠0であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=φeを割り当て、かつθp=θeを割り当てるステップと、
    (x)θe=θfで、φe≠φfで、かつφf≠0であるかどうか判定し、もし、そうであれば、θp=θeを割り当て、かつφp=180°−cos-1[{cos(β)sin(φf)−cos(βf)sin(φe)}/{sin(φe−φf)}]を割り当てるステップと、
    ステップ(i)〜(x)の条件のどれも満たさない場合には、φe、θe、φf、θfの関数として、θpとφpに値を割り当てるステップと、
    を含む請求項3記載の方法。
  6. 前記φe、θe、φf、θfの関数として、θpとφpに値を割り当てるステップは、
    φp=cos-1[−B/A]
    (式中、B=cos(β)sin(φf)[sin(φe)cos(φf)cos(θf−θe)−cos(φe)sin(φf)]+cos(βf)sin(φe)[sin(φf)cos(φe)cos(θf−θe)−cos(φf)sin(φe)]であり、
    かつ、
    A=cos(φf)sin(φe)[sin(φe)cos(φf)−cos(φe)sin(φf)cos(θf−θe)]+cos(φe)sin(φf)[sin(φf)cos(φe)−cos(φf)sin(φe)cos(θf−θe)]+sin2(φe)sin2(φf)sin2(θf−θe)である)を割り当てるステップと、
    θp=sin-1{[cos(β)sin(φf)cos(θf)−cos(βf)sin(φe)cos(θe)−(sin(φf)cos(θf)cos(θe)−sin(φe)cos(θe)cos(φf))cos(φp)]/(sin(φp)sin(φf)sin(φe)sin(θe−θf))}を割り当てるステップと、
    を含む請求項5記載の方法。
  7. 前記新たなθpとφpの値を計算するサブステップは、以下の条件:
    sin(θp)>0で、かつcos(θp)>0である場合には、θp=θp
    sin(θp)>0で、かつcos(θp)<0である場合には、θp=180−θp
    sin(θp)<0で、かつcos(θp)<0である場合には、θp=180−θp
    sin(θp)<0で、かつcos(θp)>0である場合には、θp=360+θp
    により、前記θpの値を調整するステップをさらに含む請求項6記載の方法。
  8. 前記フェーズドアレイ機構のそれぞれの要素に対して、前記パルス発射時間を計算するステップは、
    前記フェーズドアレイ機構のそれぞれの要素に対して、要素遅延値を計算するサブステップと、
    すべての要素遅延値の最小値を求めるサブステップと、
    前記要素遅延値のそれぞれから、前記最小値を減算するサブステップと
    を含む請求項1記載の方法。
  9. 前記球状ワークピースは、球状原子炉圧力容器ヘッドである
    請求項1から請求項8までのいずれかに記載の方法。
  10. 既知の位置座標を有するフェーズドアレイ機構の複数の要素から放射されて、表面と中心を有する球状ワークピースに向けられる超音波を、あらかじめ選択された焦点に同時に、かつ同位相で到達するように集束させる装置であって、
    それぞれが、前記フェーズドアレイ機構の前記要素の1つに対応し、また、それぞれが、第1の空間軸を中心とする回転を表わす第1の角度θpと、第2の空間軸を中心とする回転を表わす第2の角度φpにより、前記球状ワークピースの中心の位置に対して一意に定められた、前記球状ワークピースの表面上の複数の好ましい屈折点の位置を計算する位置計算手段と、
    前記要素から放射された前記波の相対的タイミングに係わるパルス発射時間を、前記フェーズドアレイ機構の要素ごとに計算するパルス発射時間手段と
    を備え
    前記少なくとも1つの好ましい屈折点の位置を計算する位置計算手段は、
    (a)前記フェーズドアレイ機構の1つの要素に対応するθ i の初期値を受け取る手段と、
    (b)前記1つの要素に対応する可能性のある屈折点の位置を定める新たなθ p とφ p の値を、前記θ i の初期値に基づいて計算する手段と、
    (c)前記1つの要素から放射された波が、前記あらかじめ選択された焦点を通るように、前記計算された新たなθ p とφ p の値が、前記球状ワークピースの表面上の1点を定めているかどうか判定する手段と、
    (d)前記1つの要素から放射された波が、前記あらかじめ選択された焦点を通るようには、前記計算された新たなθ p とφ p の値が、前記球状ワークピースの表面上の1点を定めていない場合に、あらかじめ選択された増分因子の関数として、新たなθ i の初期値を計算し、次に、サブステップ(b)〜(d)を繰り返し、
    (e)前記フェーズドアレイ機構のそれぞれの要素に対して、サブステップ(a)〜(d)を繰り返させる手段とをさらに備える
    超音波を集束させる装置。
  11. 前記新たなθpとφpの値を計算する手段は、さらに、角度φe、θe、φf、θfの関数に応答し、前記角度φe、θeは、前記球状ワークピースの中心に対する前記フェーズドアレイの前記1つの要素の位置を定め、前記角度φf、θfは、前記球状ワークピースの中心に対する前記焦点の位置を定める請求項10記載の装置。
  12. 前記新たなθpとφpの値を計算する手段は、さらに、角度βとβfの関数に応答し、前記角度βは、前記球状ワークピースの中心と、前記フェーズドアレイ機構の前記1つの要素との間に延びる直線と、前記球状ワークピースの中心と、前記可能性のある屈折点との間に延びる直線とが成す角度であり、前記角度βfは、前記球状ワークピースの中心と、前記可能性のある屈折点との間に延びる直線と、前記球状ワークピースの中心と、あらかじめ選択された焦点との間に延びる直線とが成す角度である請求項11記載の装置。
  13. 公式β=θi−sin-1[(Ro/Re)sin(θi)](式中、Roは前記球状ワークピースの半径であり、Reは、前記球状ワークピースの中心と、前記フェーズドアレイの前記要素との間の距離である)により、角度βを計算する計算手段をさらに含む請求項12記載の装置。
  14. 前記新たなθpとφpの値を計算する手段は、
    (i)φe=0で、かつφf=0であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=0を割り当て、かつ任意の値に等しいθpを割り当てるステップと、
    (ii)φe=0で、φf≠0で、かつφf≠180°であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=βを割り当て、かつθp=θfを割り当てるステップと、
    (iii)φe≠0で、φf=0で、かつφe≠180°であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=βfを割り当て、かつθp=θeを割り当てるステップと、
    (iv)φe=180°で、かつφf=180°であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=180°を割り当て、かつ任意の値にθpを割り当てるステップと、
    (v)φe=180°で、φf≠180°で、かつφf≠0であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=180°−βを割り当て、かつθp=θfを割り当てるステップと、
    (vi)φf=180°で、φe≠180°で、かつφe≠0であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=180°−βfを割り当て、かつθp=θeを割り当てるステップと、
    (vii)φe=90°で、φf=90°で、かつθf>θeであるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=90°を割り当て、かつθp=β+θeを割り当てるステップと、
    (viii)φe=90°で、φf=90°で、かつθf<θeであるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=90°を割り当て、かつθp=θe−βを割り当てるステップと、
    (ix)θe=θfで、φe=φfで、かつφf≠0であるかどうか判定し、もし、そうであれば、φp=φeを割り当て、かつθp=θeを割り当てるステップと、
    (x)θe=θfで、φe≠φfで、かつφf≠0であるかどうか判定し、もし、そうであれば、θp=θeを割り当て、かつφp=180°−cos-1[{cos(β)sin(φf)−cos(βf)sin(φe)}/{sin(φe−φf)}]を割り当てるステップと、
    ステップ(i)〜(x)の条件のどれも満たさない場合には、φe、θe、φf、θfの関数として、θpとφpに値を割り当てるステップと、
    を実施する手段を備える請求項12記載の装置。
  15. 前記φe、θe、φf、θfの関数として、θpとφpに値を割り当てる手段は、
    φp=cos-1[−B/A]
    (式中、B=cos(β)sin(φf)[sin(φe)cos(φf)cos(θf−θe)−cos(φe)sin(φf)]+cos(βf)sin(φe)[sin(φf)cos(φe)cos(θf−θe)−cos(φf)sin(φe)]であり、
    かつ、
    A=cos(φf)sin(φe)[sin(φe)cos(φf)−cos(φe)sin(φf)cos(θf−θe)]+cos(φe)sin(φf)[sin(φf)cos(φe)−cos(φf)sin(φe)cos(θf−θe)]+sin2(φe)sin2(φf)sin2(θf−θe)である)を割り当てるステップと、
    θp=sin-1{[cos(β)sin(φf)cos(θf)−cos(βf)sin(φe)cos(θe)−(sin(φf)cos(θf)cos(θe)−sin(φe)cos(θe)cos(φf))cos(φp)]/(sin(φp)sin(φf)sin(φe)sin(θe−θf))}を割り当てるステップと、
    を実施する手段を備える請求項14記載の装置。
  16. 前記新たなθpとφpの値を計算するステップは、以下の条件:
    sin(θp)>0で、かつcos(θp)>0である場合には、θp=θp
    sin(θp)>0で、かつcos(θp)<0である場合には、θp=180−θp
    sin(θp)<0で、かつcos(θp)<0である場合には、θp=180−θp
    sin(θp)<0で、かつcos(θp)>0である場合には、θp=360+θp
    により、前記θpの値を調整するステップをさらに含む請求項15記載の装置。
  17. 前記フェーズドアレイ機構のそれぞれの要素に対して、前記パルス発射時間を計算する手段は、
    前記フェーズドアレイ機構のそれぞれの要素に対して、要素遅延値を計算するサブステップと、
    すべての要素遅延値の最小値を求めるサブステップと、
    前記要素遅延値のそれぞれから、前記最小値を減算するサブステップと、
    を実施する手段を備える請求項11記載の装置。
  18. 球状原子炉圧力容器ヘッドで請求項10から請求項17までのいずれかに記載の装置を使用する方法。
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