JP2004212194A - 水中塗膜検査補修方法及び装置 - Google Patents

水中塗膜検査補修方法及び装置 Download PDF

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Yoshitomo Takahashi
良知 高橋
Masanori Suzuki
正憲 鈴木
Yasuhiro Mabuchi
靖宏 馬渕
Hirokazu Nagaoka
宏和 長岡
Takashiro Matsuo
貴城 松尾
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Hitachi Ltd
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    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

【課題】検査補修に高い自由度をもった水中塗膜検査補修方法及び装置を提供すること。
【解決手段】上昇下降用スラスタ110と前後進用スラスタ120、それに左右用スラスタ125を備え、水中での遊泳と静止が可能な遠隔検査・補修塗装用のビークル100に、重錘130を有するピッチ方向姿勢調整機構と、重錘135を有するロール方向姿勢調整機構を設け、ビークル100の姿勢がピッチ方向とロール方向の2軸にわたって自由に制御できるようにしたもの。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水中にある塗装面の検査及び補修に係り、特に原子力発電プラントのサプレッションチェンバの塗装面の検査及び補修を対象とした水中塗膜検査補修方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原子力発電プラントには、万一の事態に際しても常に確実に安全性を保持するための装備が幾重にも施されているが、特に沸騰水型原子力発電プラントでは、サプレッションチェンバ(S/C:Suppression Chamber)が装備されている。
【0003】
ここで、このS/Cは、水を蓄えた一種の容器で、万一、原子炉の一次冷却系の破損事故により、原子炉格納容器内で大量の蒸気漏洩が発生した場合、その蒸気をS/C内の水中に噴出することで凝縮させ、一時的に発生する格納容器内の圧力上昇を抑制する働きをするものである。
【0004】
そして、このS/Cとして従来から用いられている形式にMark1型があり、これは、図10に示すように、ドーナツ型の容器からなるS/C30を用い、これがベント管40により原子炉格納容器20に接続されているもので、原子炉格納容器20の中に原子炉圧力容器10が収容されているものである。
【0005】
また、他の形式としてMark2型があり、これは、図11に示すように、原子炉格納容器20の下部に設置され、原子炉格納容器20内と排気管55で連結された円筒形の容器からなるS/C50で構成されているもので、機能的には図10の場合と同様である。
【0006】
ところで、このS/Cは、通常、炭素鋼で作られるが、このとき、30年以上の耐用年数を維持するため、その内表面(内壁面)を亜鉛保護材で覆い、更に、この保護材の表面にエポキシ系塗料による膜(塗膜)が施される。
【0007】
ところが、このS/C内面の塗膜は、経年変化により局部的に亜鉛保護材面から剥離を生じ、ブリスタと呼ばれる凸状の膨らみが発生することがあり、このまま放置すると、やがてそれに破損が生じ、亜鉛保護材に直接、水が接触した状態になると腐食が進んでしまう。
【0008】
そこで、このS/Cについては、予防保全の観点から、約10年を目途に点検と補修塗装を実施し、破損したブリスタを発見した場合、それを削除し、その後、部分的に補修塗装を実施する必要がある。
【0009】
ここで、このS/C内壁面の塗膜検査と補修には、S/C内の水を抜いた後、人手による補修塗装作業する方法が従来から用いられているが、S/C内に水を張った状態のままダイバーにより作業する方法も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0010】
しかし、S/C内の水を抜き、人手により補修塗装を行う方法の場合、作業員の被曝と、それを低減するためのS/C内面の除染作業に多大の作業量、期間及び費用が掛かる。
【0011】
また、ダイバーによる水中での塗膜の検査や補修塗装をする方法では、サプレッションプール内の透明度の改善や除染作業、専門技術を有するダイバーの使用に多くの費用がかかり、且つ、水中作業におけるダイバーの安全性を確保する必要がある。
【0012】
そこで、水中ビークル(Vehicle)を用い、水中で塗膜検査する方法(例えば、特許文献2参照。)や、更には補修したりする方法(例えば、特許文献3参照。)が従来から提案されている。
【0013】
【特許文献1】
特許第2937986号公報
【0014】
【特許文献2】
特開平7−69284号公報
【0015】
【特許文献3】
特開平11−104539号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、水中ビークルの壁面に対する姿勢の制御に充分な配慮がされているとは言えず、検査補修の自由度と狭隘部対応性に問題があった。
【0017】
従来技術は、水中ビークルの姿勢を一定に保つことはできるが、対象部位に接近し当該部位に対して静止させるときの姿勢に制約を受けるので、検査の自由度や狭隘部対応性に問題が生じてしまうのである。
【0018】
本発明の目的は、検査補修に高い自由度をもった水中塗膜検査補修方法及び装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、上昇下降用スラスタと前後進用スラスタ、それに左右用スラスタを備え、水中での遊泳と静止が可能な遠隔検査・補修塗装用のビークルを用いて原子力発電プラントのサプレッションチェンバ内の塗装面の検査と補修を水中で行なうようにした水中塗膜検査補修方法において、ビークルにピッチ方向姿勢調整手段とロール方向姿勢調整手段の双方を設け、ビークルがサプレッションチェンバの内壁面の任意の部分に位置決め静止できるようにして達成される。
【0020】
このとき、ビークルが工具走査手段を備え、この工具走査手段に工具を搭載することにより、前記ビークルが入り込めない狭隘部に対する塗膜検査補修作業が可能になるようにしても上記目的が達成される。
【0021】
同じく、このとき、工具走査手段がビークルから分離可能に構成され、狭隘部に対する塗膜検査補修作業が、ビークルから分離された工具走査手段に搭載されている工具により行なえるようにしてもよく、ここで工具が、無端ベルト式のやすりを用いた塗膜剥離工具であってもよい。
【0022】
また、このとき、工具が、カートリッジにノズルを備えた補修塗装作業工具であってもよく、ここで、この補修塗装作業工具がカートリッジ内に負圧をかける手段を備え、塗料の垂れ防止機能を有するようにしてもよい。
【0023】
更に、このとき、ビークルが複数のカメラを備え、異なった写角による複数の映像をモニタして、ビークルの移動と姿勢が制御できるようにしてもよい。
【0024】
また、上記目的は、上昇下降用スラスタと前後進用スラスタ、それに左右用スラスタを備え、水中での遊泳と静止が可能な遠隔検査・補修塗装用のビークルを用いて原子力発電プラントのサプレッションチェンバ内の塗装面の検査と補修を水中で行なうようにした水中塗膜検査補修装置において、ビークルにピッチ方向姿勢調整機構とロール方向姿勢調整機構の双方を設けると共に、これらピッチ方向姿勢調整機構とロール方向姿勢調整機構を遠隔制御する制御装置を設け、ビークルの姿勢を制御装置により制御し、ビークルがサプレッションチェンバの内壁面の任意の部分に位置決め静止できるようにして達成される。
【0025】
このとき、ビークルが工具走査機構を備え、この工具走査機構に工具を搭載することにより、ビークルが入り込めない狭隘部に対する塗膜検査補修作業が可能に構成されていることによっても上記目的が達成される。
【0026】
同じく、このとき、工具走査機構がビークルから分離可能に構成され、狭隘部に対する塗膜検査補修作業が、ビークルから分離された工具走査機構に搭載されている工具により行なえるようにしてもよく、ここで、工具が無端ベルト式のやすりを用いた塗膜剥離工具であってもよい。
【0027】
また、このとき、工具がカートリッジにノズルを備えた補修塗装作業工具であってもよく、ここで、補修塗装作業工具がカートリッジ内に負圧をかける手段を備えていて、塗料の垂れ防止機能を有するようにしてもよい。
【0028】
更に、このとき、ビークルが複数のカメラを備え、異なった写角による複数の映像が制御装置のモニタに表示され、ビークルの移動と姿勢が制御できるようにしてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による水中塗膜検査補修方法及び装置について、図示の実施の形態により詳細に説明すると、ここで、まず、図1は、本発明の一実施形態に係る遠隔検査・補修塗装用のビークル100を、図10に示したS/C30に適用した場合の一例である。
【0030】
ここで、この型式のS/C30の場合、図1に示すように、内部にキャットウォークと呼ばれる人の立ち入りが可能な足場32が両側に設けられている。そして、この足場32に、ビークル100と信号ケーブル540により接続されている制御装置530を設置する。
【0031】
そして、検査員520は、この制御装置530を用い、ビークル100から信号ケーブル540を介して送られてくるカメラ(テレビジョンカメラ)の映像をモニタ531によって確認しながら、手動操作ボックス532を用い、水中で遊泳静止が可能なビークル100を遠隔操作するようになっている。
【0032】
次に、この遠隔検査・補修塗装用のビークル100について、図2の側面図と図3の上面図、それに図4の正面図により詳細に説明すると、まず、これらの図では、Fはビークル100の前面を表わし、Rは後面を表わす。
【0033】
そして、この実施形態では、ビークル100の本体をフレーム構造にし、これに各種の機器を搭載する構成が基本になっている。
【0034】
このフレームは、図示のように、本体フレーム105と仮設フレーム107から構成されていて、S/C30の内面の塗膜を映像化して検査するための検査カメラ160とライト165、補修塗装工具を駆動するためのXYZ走査機構150は、本体フレーム105に搭載するようになっている。
【0035】
そして、この本体フレーム105には、上昇下降用スラスタ110と前後進用スラスタ120、それに左右用スラスタ125が各々2基づつ設けてあり、これにより後述するように、ビークル100を、水中で前進、後進、旋回、上昇、下降、真横移動ができ、更に停止したままでの旋回もできるようになっている。
【0036】
更に、この本体フレーム105には、浮力体140を取り付け、これの浮力が水中でのビークル全体の質量と等しくなるようにしてあり、これにより、水中でのビークル質量がゼロにされ、中性浮力化されていて、水中で遊泳し、静止することができるように構成されている。
【0037】
そこで、上昇下降用スラスタ110の2基のスラスタを同時に同一回転方向に駆動することによりビークル100を上昇又は下降させることができる。そこでS/C30の内壁面上で上昇下降用スラスタ110を下降方向に駆動することにより、ビークル100を壁面に安定して静止できる。
【0038】
ここで、ビークル100の前後進は、2基の前後進用スラスタ120を同時に同一回転方向に駆動して得られるが、このとき回転速度を左右で変えることにより旋回することができ、それぞれ反対方向に回転させることにより、停止したままで旋回させることができる。
【0039】
左右用スラスタ125は、前後方向の左右に1基ずつ配置され、それぞれ反対方向に駆動することにより左右に真横移動することができるようになっているが、このとき、真横移動時の左右アンバランスを少なくするため、スラスタ軸が同一直線上になるようにして、互いに逆向きに配置してある。
【0040】
そして、このビークル100には、塗膜の剥離と補修塗装及び補修塗装後の膜厚測定用の各種工具をS/C30の内壁面に位置決めするための手段として、XYZ走査機構150が搭載してあり、これに、塗膜剥離作業工具180と補修塗装作業工具300(後述)、或いは膜厚測定工具が、各作業に応じて交換して搭載できるようになっている。
【0041】
また、このビークル100は、水中での泳動状況と対象壁面への接近状況、それに補修塗装作業を遠隔監視できるようにするため、3台の監視カメラ160、170、175と、3種のライト165、172、177が搭載してある。
【0042】
そして、まず監視カメラ160とライト165は、主として対象壁面に接近する際、周囲環境の監視に使用され、このため、チルト(上下の首振り:仰角)機能が備えてあり、ビークル100の前方と上方び下方が任意に監視できるようになっている。
【0043】
このとき、ライト165は、図4に示されているように、前面Fの左右に各1灯ずつ設けられ、それによる照明光が外部から見えるように配置してあるので、ビークル100の位置を外部から識別できるようになっている。
【0044】
次に、監視カメラ170とライト172は、塗膜剥離、補修塗装、膜厚測定に際して、作業状況及び工具の状況を確認するのに使用され、このため、これら監視用カメラ170とライト172は、作業工具と同様、XYZ走査機構150に搭載してある。
【0045】
そして、この結果、これら監視用カメラ170とライト172は、常に作業工具と一定の位置関係を保持することができ、従って、常に安定した映像が得られるため、ビークル100による作業効率と作業品質の向上に貢献できる。
【0046】
一方、監視カメラ175と照明177は、対象壁面に接近するときの状況を確認したり、作業対象に対する作業工具の位置関係を認識するのに使用され、このため、これら監視カメラ175とライト177は本体フレーム105に下方に向けて固定してある。
【0047】
次に、このビークル100には、水中での泳動姿勢を制御するための姿勢調整機構が備えられていて、これが本発明の特徴であるが、ここで、この姿勢調整機構は、重錘130を主要素とするピッチ方向姿勢調整機構と、重錘135及び浮力体136を主要素とするロール方向姿勢調整機構で構成され、各々錘の位置を移動させることによりビークル100の姿勢が変えられるようになっている。
【0048】
まず、ピッチ方向姿勢調整機構の重錘130は、モータ131で回転されるボールねじ132により、矢印A方向に移動し、前面Fと後面Rの間で、所定の範囲にわたって任意の位置をとることができるようになっている。
【0049】
そこで、いま、重錘130を図2と図3で後面R方向に移動させたとすると、ビークル100の重心が後面R方向に移動するので、ビークル100の姿勢をピッチ方向の上側(ビークル100の前面Fが浮き上がり後面Rが沈む方向)に変えることができ、重錘130を前面F方向に移動させれば、反対にピッチ方向下側(前面Fが沈み後面Rが浮き上がる方向)に変えることができる。
【0050】
次に、ロール方向姿勢調整機構の浮力体135と重錘136は、軸137により回動可能に支持されているアーム138の一方の端部と他方の端部にそれぞれ天秤状に取付けてあり、このとき、軸137は、図示されていないモータにより左右で180度の範囲で任意の角度に動かすことができるようになっている。
【0051】
そこで、いま、軸137を回動させ、図2に示されているように、重錘136が真上で浮力体135が真下にある状態から、図3に示されているように、重錘136と浮力体135が左右(図では上下)で水平になるように移動させたとすると、ビークル100の重心も左右に移動するので、ビークル100の姿勢をロール方向(ビークル100を前面Fから見て時計方向、又は反時計方向)に自由に変えることができる。
【0052】
ここで、図3の場合は、重錘136がビークル100を前面Fから見て左になっているので、このときは、ビークル100が反時計方向にロールされることになる。
【0053】
そこで、これら重錘130からなるピッチ方向姿勢調整機構による姿勢制御と浮力体135及び重錘136からなるロール方向姿勢調整機構による姿勢制御を組合せ使用することにより、ビークル100の姿勢を水中で自由に変更でき、この結果、水中での泳動姿勢及びS/C内壁面の固定姿勢の制約がなくなり、アクセス性が向上する。
【0054】
ここで、この遠隔検査・補修塗装用のビークル100は、既に図1で説明したように、操作者520により、制御装置530と手動操作ボックス532を用いて遠隔操作するようになっている。
【0055】
そこで、この遠隔検査・補修塗装用のビークル100をS/C30の中の水中で、所望する内壁面30aに位置決めさせるときの動作について、図5により説明する。
【0056】
この場合、まず、ビークル100をS/C30の中の水中に入れ、操作者520により遠隔操作し、図5の(1)に示すように、S/C30の中で、所望の内壁面30aの近傍に移動させる。
【0057】
次いで、各スラスタとピッチ方向姿勢調整機構及びロール方向姿勢調整機構によりビークル100の位置と姿勢を制御し、同図(2)に示すように、ビークル100の底部がS/C30の内壁面30aの所望の位置に接するようにする。
【0058】
そして、この後は、上昇下降用スラスタ110を下降方向に動作させることにより、ビークル100を内壁面30aに押し付けた状態に保持することができ、塗膜の剥離と補修塗装及び補修塗装後の膜厚測定などの作業に必要な位置決めを得ることができる。
【0059】
従って、この実施形態によれば、従来技術では、S/C内の構造物との干渉により、塗膜の剥離、補修塗装、補修塗装後の膜厚測定などの作業が実施できなかった箇所に対しても、色々な方向からアクセスできるので、作業範囲の拡大が得られるという効果がある。
【0060】
また、この実施形態によれば、S/Cの内壁面のように、円柱内面を対象とする作業に際しても、円柱の軸方向に作業工具を走査できるようにビークル100を位置決めできるので、作業性が向上するという効果がある。
【0061】
次に、この実施形態において、狭隘部を対象とした補修作業について、図6により説明する。この場合、図示のように、S/C30の内部には構造物700があるものとすると、これにより遠隔検査・補修塗装用のビークル100が入り込めない狭隘な場所が存在してしまう。
【0062】
そこで、この場合は、図6に示されているように、ビークル100に搭載してあるXYZ走査機構150を使用するのであるが、このため、このXYZ走査機構150は、それによる走査ストロークがビークル100の本体外までカバーできるような大きさにしてあり、且つ、本体フレーム105の一部に切り欠き部が設けてある。
【0063】
しかし、このように切り欠き部があると、ビークル100がS/Cの壁面に接近し静止する際、作業工具が壁面に衝突し、損傷を受けてしまう虞れがある。そこで、この実施形態では、作業工具保護のため、仮設フレーム107が設けてあるが、これは取外し可能にしてあり、従って、衝突の虞れがない作業の場合は取外しできる。
【0064】
いま、図6の(1)に示すように、S/C30の内壁面30aで作業を要する所望の場所Pが構造物700の近傍にあって、そこまで遠隔検査・補修塗装用のビークル100を移動させることができないものとする。ここで、この所望の場所Pとは、塗膜にブリスタが形成されている場所のことである。
【0065】
この場合、まず、ビークル100を、図6(1)に示されているように、構造物700に阻止されるまで動かし、場所Pに一番近い位置に静止させる。そして、この後、同図(2)に示すように、XYZ走査機構150により所望の場所Pに接近し、所定の工具、この場合は塗膜剥離作業工具180により、必要とする作業を実施するのである。
【0066】
従って、この実施形態によれば、狭隘部対応が可能な遠隔検査・補修塗装用のビークル100が得られることになり、作業範囲の拡大が得られるという効果がある。
【0067】
次に、この実施形態におけるXYZ走査機構150について、更に詳細に説明すると、まず、このXYZ走査機構150は、ビークル100から、気中でも水中でも容易に分離でき、そのままで作業が行なえるように構成してある。このとき、他の実施形態として、XYZ走査機構150からビークル100に接続する部分の機構を取り除いた構成としても良い。
【0068】
分離されたXYZ走査機構150には、車輪、スラスタなどの駆動手段を搭載し、これにより自動又は手動により作業対象部位にアクセスした上で所望の作業を実施する。このとき、XYZ走査機構150を移動させる手段としては、ボール又はワイヤを取り付け、これを操作しても良い。
【0069】
このXYZ走査機構150は、ビークル100の本体に比較して小型であるため、狭隘部適用範囲の更なる拡大に大きく貢献する。
【0070】
次に、この実施形態において、補修が必要と判断された塗膜を塗膜剥離作業工具180により剥離するときの動作について、図7と図8により説明する。ここで、この塗膜剥離作業工具180は、例えばベルトサンダー(商品名)などと呼ばれている工具に類似したもので、無端ベルト状の布やすり(又は紙やすり)180aを用い、これをエアーモータで駆動する方式になっている。
【0071】
そして、このときの剥離作業は、XYZ走査機構150上に搭載されている監視カメラ170により撮像した映像を操作員520(図1)がモニタ531で確認しながら、同じくXYZ走査機構150上に搭載された塗膜剥離作業工具180を操作して行なう。
【0072】
このとき、操作員530は、モニタ531の映像を確認しながら、図7に示すように、XYZ走査機構150をX軸方向(図7では左右方向)とY軸方向(図7では紙面と垂直な方向)に駆動し、この塗膜剥離作業工具180を作業対象部位となる塗膜33のブリスタ33aが形成されている位置まで移動させる。
【0073】
そして、この後、Z軸走査用モータ260aを制御してZ軸(塗膜面に垂直な軸)方向に動かし、剥離作業工具180の布やすり180aの先端を、図8に示すように、作業対象であるブリスタ33aに接近させる。ここで、31が亜鉛保護材の層である。
【0074】
その後、剥離作業工具180のエアーモータに、エア供給ホース180bを介して圧縮空気を供給し、ベルト状の布やすり180aを駆動させながらZ軸を更に下げ、塗膜面に接近させ、Z軸に搭載されたエアシリンダの押付け動作によりブリスタ33aの不良塗膜を剥離させるのである。
【0075】
そして、このとき塗膜面に平行なXYZ走査機構150のX軸走査モータ240aとY軸走査モータ250aを駆動し、工具180を塗膜面に平行に走査することにより、ブリスタ33aの全体にわたり不良塗膜を剥離するのである。
【0076】
ここで、このベルト状のやすり180aは、対象物に面で接触するため、作業対象の下地損傷が少なくでき、且つ接触面積が広いことから剥離作業時間が短縮できるという効果がある。
【0077】
次に、この実施形態における剥離作業完了後の塗膜の補修塗装について、図9により説明する。ここで、この図9は、上述した補修塗装作業工具300を示したものである。
【0078】
この実施形態による補修塗装作業は、上述の塗膜剥離作業と同じく、XYZ走査機構150上に搭載された監視カメラ170の映像を、操作員520がモニタ531で確認しながら、同軸XYZ走査機構150上に搭載された補修塗装作業工具300を操作して行なわれる。
【0079】
ここで、この補修塗装作業工具300は、図9に示されているように、圧縮空気供給口310と塗料供給用カートリッジの蓋320、カートリッジ内の塗料を圧縮空気によって押し出すためのピストンとなるキャップ340、補修塗装用塗料330、塗料を吐き出すノズル360、それにノズルとカートリッジを接続するためのコネクタ350で構成される。
【0080】
そして、このときも、上述の塗膜剥離作業と同じく、操作員530は、モニタ531の映像を確認しながら、XYZ走査機構150をX軸方向とY軸方向に駆動し、補修塗装作業工具300を作業対象部位まで移動させた後、Z軸走査用モータ260aを制御してZ軸方向に動かし、補修塗装作業工具300のノズル360の先端を作業対象に接近させる。
【0081】
この後、操作員520の遠隔操作により圧縮空気供給口310からカートリッジ内に圧縮空気を供給し、ノズル360から補修塗装用塗料330を押出し、Z軸を更に下げて塗膜面に補修塗装用塗料330を施すのである。
【0082】
そして、このときも同じく、更に塗膜面に平行なXYZ走査機構150のX軸走査モータ240aとY軸走査モータ250aを駆動し、補修塗装作業工具300を塗膜面に平行に走査することにより、所望の範囲にわたり塗装が施されるようにするのである。
【0083】
このとき、この実施形態では、塗料吐出時以外は補修塗装作業工具300のカートリッジ内に負圧がかけられるように構成してある。また、このとき、ノズル360の噴出孔の形状とノズルの径は作業対象に合せて適切に選定が必要であるが、ここでは、装置を試作して試験した結果から、円形の孔で極細のノズルを選定している。
【0084】
ノズル360の孔の形状を円形にすることにより、負圧が均一にかけられるため、塗料吐出後の塗料切れが良く、従って、作業品質の向上と作業効率の向上が得られるという効果がある。
【0085】
また、ノズル360の孔径を極細にすることにより、塗装対象が小さい場合にも適切な塗装が得られ、且つ、塗装対象が大きい場合でも、上述した通り、XYZ走査機構150により、補修塗装作業工具300が塗料を吐出しながらXY方向に走査されるので、この場合でも適切な塗装が可能で、これにより作業品質が向上するという効果がある。
【0086】
次に、この実施形態における塗膜の補修塗装作業について、もう一つの特徴を説明すると、この実施形態では、補修塗装作業工具300には負圧印加機構が設けてあり、これにより、上述したように、塗料吐出時以外は塗装作業工具300のカートリッジ内に負圧がかかる構造になっている。
【0087】
ここで、このような場合、通常は、塗料の粘度、塗料の自重及び水圧の影響などにより、圧縮空気を供給しなくとも、補修塗装作業工具300のノズルから塗料垂れが発生してしまう。しかし、この実施形態では、上記したように、塗料吐出時以外は負圧が印加されるので、不要な塗料垂れが防止でき、これにより作業品質が向上するという効果がある。
【0088】
ここで、この実施形態では、複数のカメラを使用して塗膜剥離及び補修塗装作業を行なうようになっている。すなわち、遠隔検査・補修塗装用のビークル100には、3台の監視カメラ160、170、175が搭載されている。
【0089】
そして、これら複数のカメラを使用することにより、この実施形態では、作業対象を複数の角度から監視することができるが、このように複数の角度から監視する手法として、別途、外部カメラを使用する手法がある。
【0090】
しかし、この外部カメラを使用する手法の場合、外部カメラとビークル100本体や作業工具との位置関係が把握し難く、また外部カメラの設置位置が作業の都度、ばらついてしまうという問題が考えられる。
【0091】
これに対して、本発明の実施形態では、各カメラの位置関係が把握しやすく、カメラ自身が遠隔検査・補修塗装用のビークル100に搭載されているため、常に安定した映像が得られ、作業品質向上の点で効果がある。
【0092】
ここで、以上に説明した本発明の実施形態による効果について列挙すれば、以下の通りである。
【0093】
まず、本発明の実施形態によれば、従来手法で考えられていた、S/C内の水を抜いて人手による補修塗装作業する方法及び水を張った状態でのダイバーによる補修塗装作業に代わって、水中で自由に泳動するビークルを遠隔で操作しながら塗膜面の検査及び補修塗装ができるため、費用の低減及び水中での危険作業の回避が可能になる。
【0094】
また、本発明の実施形態によれば、水中ビークルに姿勢調整機構を搭載することで、水中ビークル本体が入り込めない範囲に対しても作業ができ、作業範囲拡大が可能である。
【0095】
同じく、本発明の実施形態によれば、狭隘部対応が可能な遠隔検査・補修塗装用のビークルが得られることになり、作業範囲の拡大が容易に得られるという効果がある。
【0096】
次に、本発明の実施形態によれば、剥離作業工具及び塗装作業工具の構造を工夫することで、品質向上と作業効率向上が可能である。
【0097】
更に、本発明の実施形態によれば、水中ビークルに搭載した複数のカメラによる作業監視ができ、作業対象と作業工具の位置関係が認識し易く、かつ常に安定した映像取得ができ、作業品質の向上が可能である。
【0098】
【発明の効果】
本発明によれば、検査補修に高い自由度をもった水中塗膜検査補修方法及び装置を容易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をサプレッションチェンバに適用した場合の一実施形態を示す説明図である。
【図2】本発明における遠隔検査・補修塗装用のビークルの一実施形態を示す側面図である。
【図3】本発明における遠隔検査・補修塗装用のビークルの一実施形態を示す上面図である。
【図4】本発明における遠隔検査・補修塗装用のビークルの一実施形態を示す正面図である。
【図5】本発明における遠隔検査・補修塗装用のビークルの一実施形態による位置決め作業の説明図である。
【図6】本発明の実施形態における遠隔検査・補修塗装用のビークルの一例による狭隘部作業の説明図である。
【図7】本発明における遠隔検査・補修塗装用のビークルの一実施形態に搭載されるXYZ走査機構の一例を示す説明図である。
【図8】本発明における遠隔検査・補修塗装用のビークルの一実施形態に搭載される塗膜剥離作業工具の一例を示す説明図である。
【図9】本発明における遠隔検査・補修塗装用のビークルの一実施形態に搭載される補修塗装作業工具一例を示す説明図である。
【図10】本発明が対象とするサプレッションチェンバの一例を示す説明図である。
【図11】本発明が対象とすサプレッションチェンバの他の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 原子炉圧力容器
20 原子炉格納容器
30 サブレッションチェンバ(S/C):ドーナツ型
30a 内壁面(S/Cの内壁面)
31 亜鉛保護材
32 足場(キャツトウォーク)
33 塗膜
33a ブリスタ
40 ベント管
50 サブレッションチェンバ(S/C):円筒形
55 排気管
100 ビークル(遠隔検査・補修塗装用)
105 本体フレーム
107 仮設フレーム
110 上昇下降用スラスタ
120 前後進用スラスタ
125 左右用スラスタ
130 ピッチ方向姿勢調整機構の重錘
131 ピッチ方向姿勢調整機構のモータ
132 ピッチ方向姿勢調整機構のボールねじ
135 ロール方向姿勢調整機構の浮力体
136 ロール方向姿勢調整機構の重錘
137 ロール方向姿勢調整機構の軸
138 ロール方向姿勢調整機構のアーム
140 浮力体
150 XYZ走査機構
160 監視カメラ
165 監視カメラ用ライト
170 監視カメラ
172 監視カメラ用ライト
175 監視カメラ
177 監視カメラ用ライト
180 塗膜剥離作業工具
180a ベルト状布やすり(紙やすり)
180b エア供給ホース
240 X軸走査機構
240a X軸走査用モータ
250 Y軸走査機構
250a Y軸走査用モータ
260 Z軸走査機構
260a Z軸走査用モータ
310 圧縮空気供給口
320 塗料供給用カートリッジ蓋
330 補修塗装用塗料
340 キャップ
350 コネクタ
360 ノズル
520 操作者
530 制御盤
531 モニタ
532 手動操作ボックス
540 信号ケーブル
700 構造物

Claims (15)

  1. 上昇下降用スラスタと前後進用スラスタ、それに左右用スラスタを備え、水中での遊泳と静止が可能な遠隔検査・補修塗装用のビークルを用いて原子力発電プラントのサプレッションチェンバ内の塗装面の検査と補修を水中で行なうようにした水中塗膜検査補修方法において、
    前記ビークルにピッチ方向姿勢調整手段とロール方向姿勢調整手段の双方を設け、
    前記ビークルが前記サプレッションチェンバの内壁面の任意の部分に位置決め静止できるように構成されていることを特徴とする水中塗膜検査補修方法。
  2. 請求項1に記載の水中塗膜検査補修方法において、
    前記ビークルが工具走査手段を備え、
    前記工具走査手段に工具を搭載することにより、前記ビークルが入り込めない狭隘部に対する塗膜検査補修作業が可能に構成されていることを特徴とする水中塗膜検査補修方法。
  3. 請求項2に記載の水中塗膜検査補修方法において、
    前記工具走査手段が前記ビークルから分離可能に構成され、
    前記狭隘部に対する塗膜検査補修作業が、前記ビークルから分離された前記工具走査手段に搭載されている工具により行なえるように構成したことを特徴とする水中塗膜検査補修方法。
  4. 請求項2に記載の水中塗膜検査補修方法において、
    前記工具が無端ベルト式のやすりを用いた塗膜剥離工具であることを特徴とする水中塗膜検査補修方法。
  5. 請求項2に記載の水中塗膜検査補修方法において、
    前記工具がカートリッジにノズルを備えた補修塗装作業工具であることを特徴とする水中塗膜検査補修方法。
  6. 請求項5に記載の水中塗膜検査補修方法において、
    前記補修塗装作業工具が前記カートリッジ内に負圧をかける手段を備え、
    塗料の垂れ防止機能を有することを特徴とする水中塗膜検査補修方法。
  7. 請求項1に記載の水中塗膜検査補修方法において、
    前記ビークルが複数のカメラを備え、
    異なった写角による複数の映像のモニタのもとで、前記ビークルの移動と姿勢が制御できるように構成されていることを特徴とする水中塗膜補修方法。
  8. 請求項1に記載の水中塗膜検査補修方法において、
    前記ビークルが複数のカメラと照明を備え、
    前記複数のカメラにより異なった角度にて作業対象物を見ることにより、当該作業対象物の位置関係が把握しやすく、品質が安定した映像が得られ、作業品質向上が得られるように構成されていることを特徴とする水中塗膜補修方法。
  9. 上昇下降用スラスタと前後進用スラスタ、それに左右用スラスタを備え、水中での遊泳と静止が可能な遠隔検査・補修塗装用のビークルを用いて原子力発電プラントのサプレッションチェンバ内の塗装面の検査と補修を水中で行なうようにした水中塗膜検査補修装置において、
    前記ビークルにピッチ方向姿勢調整機構とロール方向姿勢調整機構の双方を設けると共に、
    これらピッチ方向姿勢調整機構とロール方向姿勢調整機構を遠隔制御する制御装置を設け、
    前記ビークルの姿勢を前記制御装置により制御し、前記ビークルが前記サプレッションチェンバの内壁面の任意の部分に位置決め静止できるように構成したことを特徴とする水中塗膜検査補修装置。
  10. 請求項9に記載の水中塗膜検査補修装置において、
    前記ビークルが工具走査機構を備え、
    前記工具走査機構に工具を搭載することにより、前記ビークルが入り込めない狭隘部に対する塗膜検査補修作業が可能に構成されていることを特徴とする水中塗膜検査補修装置。
  11. 請求項10に記載の水中塗膜検査補修装置において、
    前記工具走査機構が前記ビークルから分離可能に構成され、
    前記狭隘部に対する塗膜検査補修作業が、前記ビークルから分離された前記工具走査機構に搭載されている工具により行なえるように構成したことを特徴とする水中塗膜検査補修装置。
  12. 請求項10に記載の水中塗膜検査補修装置において、
    前記工具が無端ベルト式のやすりを用いた塗膜剥離工具であることを特徴とする水中塗膜検査補修装置。
  13. 請求項10に記載の水中塗膜検査補修装置において、
    前記工具がカートリッジにノズルを備えた補修塗装作業工具であることを特徴とする水中塗膜検査補修装置。
  14. 請求項13に記載の水中塗膜検査補修装置において、
    補修塗装作業工具が前記カートリッジ内に負圧をかける手段を備え、
    塗料の垂れ防止機能を有することを特徴とする水中塗膜検査補修装置。
  15. 請求項10に記載の水中塗膜検査補修装置において、
    前記ビークルが複数のカメラを備え、
    異なった写角による複数の映像が前記制御装置のモニタに表示され、前記ビークルの移動と姿勢が制御できるように構成されていることを特徴とする水中塗膜補修装置。
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