JPH05333187A - 遠隔炉内点検補修装置 - Google Patents

遠隔炉内点検補修装置

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JPH05333187A
JPH05333187A JP4137007A JP13700792A JPH05333187A JP H05333187 A JPH05333187 A JP H05333187A JP 4137007 A JP4137007 A JP 4137007A JP 13700792 A JP13700792 A JP 13700792A JP H05333187 A JPH05333187 A JP H05333187A
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JP
Japan
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inspection
shroud
joint arm
reactor
jig
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JP4137007A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Nakayama
良一 中山
Arata Ito
新 伊藤
Yoshio Hamamoto
良男 濱本
Motohiko Kimura
元比古 木村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】原子炉上部室のシュラウドの外面およびその外
側に設置される機器を点検・検査するとともに、障害物
を回避して上記機器およびシュラウド外面の補修対象場
所の補修作業が行える遠隔炉内点検補修装置を提供す
る。 【構成】原子炉容器1のフランジ面2に敷設したレール
3と、このレール3上に走行可能に設置した走行装置1
1と、この走行装置11から原子炉容器1内に延び伸縮
・折り曲げ自在に構成した多関節腕40と、この多関節
腕40に取り付けられ且つ原子炉上部室に設置されるシ
ュラウド4の外面およびその外側の機器を補修する治工
具と、シュラウド4の外面およびその外側の機器を点検
・検査する点検・検査装置90と、走行装置11、多関
節腕40、治工具および点検・検査装置90を遠隔操作
する操作装置92とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軽水冷却原子炉などの原
子炉上部室に設置されるシュラウドの外面およびその外
側の機器の健全性を点検・検査するとともに、上記シュ
ラウドの外面およびその外側の機器を補修する遠隔炉内
点検補修装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軽水冷却原子炉などの原子炉上部室に設
置されるシュラウドの外面およびその外側の機器の健全
性を点検するため、従来ではマストまたは棒の先端に水
中テレビジョンカメラを取り付けた装置や、この装置よ
りも自由度の高い水中遊泳式の点検ロボットが目視点検
用として用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記水
中テレビジョンカメラを取り付けた装置や水中遊泳式の
点検ロボットは、いずれも目視点検用であり、他の方法
による点検・検査や補修作業を行うことができない。す
なわち、シュラウドの外面およびその外側の機器に対し
て、従来ではいずれの場合においても、点検のみが行わ
れており、点検によって発見された不具合箇所の補修ま
でも点検と関連して同時的に実行するような装置は知ら
れていない。
【0004】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、原子炉上部室のシュラウドの外面およびその外
側に設置される機器を点検・検査するとともに、障害物
を回避して上記機器およびシュラウド外面の補修対象場
所の補修作業が行える遠隔炉内点検補修装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遠隔炉内点
検補修装置は、上述した課題を解決するために、原子炉
容器のフランジ面に敷設したレールと、このレール上に
走行可能に設置した走行装置と、この走行装置から上記
原子炉容器内に延び伸縮・折り曲げ自在に構成した多関
節腕と、この多関節腕に取り付けられ且つ原子炉上部室
に設置されるシュラウドの外面およびその外側の機器を
補修する治工具と、上記シュラウドの外面およびその外
側の機器を点検・検査する点検・検査装置と、上記走行
装置、多関節腕、治工具および点検・検査装置を遠隔操
作する操作装置とを備えたものである。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、原子炉
上部室のシュラウドの外面およびその外側に設置される
機器を点検・検査装置により点検・検査するとともに、
原子炉上部室のシュラウドの外面およびその外側に設置
される機器の補修対象場所に障害物を回避しながら多関
節腕に取り付けた治工具を移動させ、この治工具により
容易に補修作業が行える。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1は本発明に係る遠隔炉内点検補修装置
の一実施例を原子炉容器に据え付けた状態を示す。図1
に示すように、遠隔炉内点検補修装置10は原子炉容器
1の上端部である原子炉容器フランジ面2に敷設した走
行レール3を有し、この走行レール3上には遠隔炉内点
検補修装置10をフランジ面2の円周方向に対して旋回
移動自在とした走行装置としての据付装置11が設けら
れている。
【0009】また、遠隔炉内点検補修装置10は据付装
置11が走行レール3上を移動する際に高精度に位置決
めするための固定装置12と、据付装置11が円周方向
に旋回移動する際にアーム13を介し原子炉容器1の上
端部内面に沿って車輪14を回転駆動させる駆動機構と
を備えている。このアーム13は据付装置11に設けら
れ、アーム13の先端に車輪14が取り付けられてい
る。
【0010】なお、据付装置11を旋回移動する場合、
走行車輪(図示せず)を用いるだけでは駆動力が過大に
なるため、据付装置11には空気圧による浮上装置(図
示せず)が内蔵されている。
【0011】そして、据付装置11の上部には図2に示
すように多関節腕収納装置30内で多関節腕40を鉛直
方向に移動するための巻き上げ装置21と、多関節腕4
0を展開した時の反力を多関節腕収納装置30を介して
受けるガイド機構22とから構成されるガイド取扱い装
置20が設置されている。
【0012】すなわち、このガイド取扱い装置20には
原子炉容器1内に延びる多関節腕収納装置30が取り付
けられ、この多関節腕収納装置30の内部には巻き上げ
装置21に接続され上下方向に移動可能なワイヤーロー
プ23が設けられている。このワイヤーロープ23の下
端には多関節腕40を連結するための接続機構31が取
り付けられている。多関節腕40は配管、機器などの炉
内構造物を回避しつつシュラウド4と原子炉容器1との
間の狭隘部に入り込むことができるように構成されてい
る。
【0013】図3は図2に示した多関節腕収納装置30
および多関節腕40の詳細を示し、図3では多関節腕収
納装置30の下端にワイヤーロープ23により接続機構
31が吊り降ろされている。この接続機構31の上端に
はワイヤーロープ23に対して回転自在に結合するため
のリング32が取り付けられ、このリング32からワイ
ヤーロープ23を取り外すことにより、これらが分離可
能である。
【0014】接続機構31には多関節腕収納装置30の
内面を滑らかに昇降させるため、周方向に等分に配置し
た小車輪33が上端、下端の各々に複数設けられてい
る。そして、接続機構31の最下端部には凸状のドグ3
4が設けられ、このドグ34を多関節腕収納装置30の
小孔に嵌合させる構造として多関節腕40の根元位置を
回転自在に半固定化している。接続機構31には回転部
35を介して多関節腕40が取り付けられている。
【0015】多関節腕40は図3および図4に示すよう
に基本構造としてアーム41と、このアーム41の両端
に取り付けられる回転軸42と、この回転軸42を回転
駆動させる駆動用モータ46と、このモータ46に直結
した駆動量測定用の回転センサ47とからなるアームユ
ニットを複数個連結している。回転軸42、駆動用モー
タ46および回転センサ47は、駆動伝達系48を介し
て回転自在に連結されている。この回転部にはブレーキ
49も内蔵しており、遠隔指令値に従って動作した回転
軸42を固定することができ、多関節腕40を図2に示
すような形状に保持することも可能としている。
【0016】さらに、多関節腕40の下端には回転軸4
5が取り付けられ、先端取付けアーム44を作動させて
多関節腕40を位置決めすることができる。また、多関
節腕40の下端には原子炉上部室のシュラウド4の外面
およびその外側に設置される機器の各種点検検査・補修
を行う点検検査・補修装置50と、これを原子炉容器1
とシュラウド4との間の狭隘部に位置決めして保持する
固定装置70とが設けられている。なお、図3および図
4ではアームユニットを5つ設けているが、この個数に
限定されるものではない。
【0017】図5は遠隔炉内点検補修装置10を原子炉
容器1内の狭隘な場所である原子炉容器1とシュラウド
4との間の隙間に挿入する時、短時間で確実且つ安全に
動作させるための説明図であり、狭隘部へ多関節腕40
を挿入する場合には、テレビジョンカメラや照明装置を
搭載しシュラウド4の外面およびその外側に設置される
機器を点検・検査する点検・検査装置としての水中点検
ロボット90を多関節腕40の近傍に位置決めし、周囲
の状況を含めてテレビジョン画像情報としてケーブル9
1を通して操作装置としての操作盤92に伝送し、TV
カメラ用CRT95に表示する。
【0018】この情報に基づいてオペレータは操作盤9
2により据付装置11を経て多関節腕収納装置30およ
び多関節腕40を遠隔操作で制御運転することにより、
周辺の機器、配管(例えば、シュラウド4やスプレイノ
ズル配管)との干渉を回避しながら多関節腕40を上記
隙間に容易に挿入することが可能となる。
【0019】また、多関節腕40はさらに深い場所に挿
入されると、上記水中点検ロボット90が多関節腕40
の先端を監視することが不可能となってしまうので、こ
れを支援するため多関節腕40の各関節状態をグラフィ
ック用CRT94に表示し、操作器93を操作すること
により、その状態をオペレータは容易にリアルタイムで
監視可能であり、加えて点検可能範囲を拡大することが
できる。
【0020】図6は多関節腕40先端に設けた点検検査
・補修装置50を操作盤92により遠隔操作で交換する
作業例を示す。すなわち、図2において説明した巻き上
げ装置21によりワイヤーロープ23を通して多関節腕
40を吊り上げながら収納装置30に収納する状態に制
御しながら、この収納装置30に納める。次いで、納め
る作業を終了した後にガイド機構22を介して旋回さ
せ、さらに図6に示す多関節腕40の先端部を上方に向
けるように制御する。
【0021】多関節腕40はこの状態を保持しながら原
子炉容器1の上端に取り付けた据付装置11から遠隔着
脱可能な吊り具52およびワイヤーロープ53により加
工治具51を吊り下げて点検検査・補修装置50に取り
付ける。
【0022】図7は多関節腕40の先端部を拡大して示
し、この多関節腕40に点検検査・補修装置50の基台
となる取付け架台54を上部から吊り下げて接近させて
いる状態を示す。多関節腕40の先端にはこの腕に対し
て回転自在な関節144が内蔵されており、その端部に
は取付け座145が設けられている。この取付け座14
5内には図示しない電磁石が内蔵され、この電磁石は遠
隔操作でオン、オフ可能に構成され、取付け座145に
接近する磁性材料を吸着することにより、必要な治具を
固定する。
【0023】次に、取付け座145に接合する点検検査
・補修装置50について説明する。上記のように据付装
置11からワイヤーロープ53により吊り下げられた加
工治具51の下面には図7に示す取付け受座55が取付
け座145に対面するように設けられている。この取付
け受座55には取付け座145に取り付けられているガ
イドピン,ガイド孔146に挿入可能なピン55a,ガ
イド孔55bを設け、高精度な位置決めを実現してい
る。
【0024】取付け架台54には水平2軸方向に微動可
能なX,Y軸駆動機構56a,56bが取り付けられ、
この駆動機構56a,56bを作動することにより各種
加工治具を対象物に接近、接触させることができる。
【0025】また、固定装置70には図8に示すように
シリンダ71が設けられ、このシリンダ71を作動する
と、左右方向に固定座72を伸長させて例えば原子炉容
器1とシュラウド4との間に多関節腕40の先端を固定
することができる(図5に示す)。このような状態で各
種作業を行った後、再びシリンダ71を作動することに
より固定座72を引き込み、上記の固定を解除し多関節
腕40の先端を自由に動作する状態にする。
【0026】取付け架台54には2軸の傾斜計57が設
けられ、この傾斜計57は多関節腕40に対する取付け
架台54の水平度を計測し、この傾斜計測値を所定値以
内に制御するためシリンダ機構58が4セット設けられ
ている。このシリンダ機構58は多関節腕40に固定し
たシリンダ取付け部59に設けられている。
【0027】2軸の傾斜計57の出力信号例を図9
(A),(B)に示し、多関節腕40に対する取付け架
台54の姿勢を傾斜計57で計測し、図9(C)に示す
ようにX,Z軸が傾斜している場合には、シリンダ58
a,58bと58d,58cを各一対とするシリンダ長
さを調整する。また、Z,Y軸が傾斜している場合には
シリンダ58a,58dと58b,58cを各一対とす
るシリンダ長さを調整して水平面を所定値内に制御す
る。
【0028】また、取付け架台54上には、図10に示
すように回転軸61により治工具台60が回転自在に取
り付けられ、この治工具台60は駆動用モータ65を駆
動させ、この駆動力を歯車などの動力伝達機構67を介
して治工具台60に設けた駆動用歯車68に伝達するこ
とにより回転させることができる。そして、駆動用モー
タ65はブレーキ機構66を内蔵し、このブレーキ機構
66により治工具台60の回転を任意の位置で停止さ
せ、その位置を保持する。
【0029】また、治工具台60の上面には図12〜図
14に示す各工具を取り付けるための治工具取付け座6
2が複数個所設けられ、これらの取付け座62のそれぞ
れには図11に示すようにガイドピン63が植設される
とともに、ボルト孔64が穿設されている。これによ
り、上記の工具はこの場所に精度よく固定される。ま
た、治工具台60には各治具の動作状況を目視するテレ
ビジョンカメラ81がカメラ用雲台82により視点を変
更できるように設置されている。
【0030】そして、治工具取付け座62は治工具台6
0の中心oからの距離a〜dを変更して配することで、
図12〜図14に示す各治工具類の位置決めを容易に行
える構成になっている。
【0031】図12は溶接加工ユニット100を示し、
図11に示す治工具台60の治工具取付け座62に設け
たガイドピン63およびボルト孔64に溶接加工ユニッ
ト100の位置決め孔101aおよびボルト用孔101
bをそれぞれ結合し、ボルト孔64およびボルト用孔1
01bにボルトを通すことにより、治工具取付け座62
に溶接加工ユニット100を位置決めすることができ
る。
【0032】溶接加工ユニット100には溶接用トーチ
108を旋回させるための旋回機構104と、この旋回
機構104を駆動させる駆動用モータ103が取り付け
られるとともに、上下方向の位置決め用の上下動ガイド
機構105が取り付けられている。溶接用トーチ108
はトーチ上下動モータ102により微小量の移動が可能
である。そして、溶接用トーチ108の近傍には対象部
位との位置関係を監視する溶接用トーチ監視カメラ10
9が配設され、この溶接用トーチ監視カメラ109によ
り溶接用ワイヤーを供給するワイヤー供給装置107の
状態なども操作盤92に伝送し、TVカメラ用CRT9
5に表示することで、目視にて確認することができる。
【0033】図13は図12と同様に治工具台60に取
り付けて作業する放電加工ユニット110を示し、上下
に微動して位置決めできる機構である上下駆動用モータ
112と上下ガイド機構115とからなる部分の先端に
は、放電加工電極113が種々の形状で取り付けられて
いる。この放電加工電極113は対象部位の形状、寸法
などに対応して交換可能である。また、放電加工ユニッ
ト110には図12の溶接加工ユニット100と同様に
治工具取付け座62に位置決めするための位置決め孔1
11aおよびボルト用孔111bが穿設されている。
【0034】図14は図12と同様に治工具台60に取
り付けて作業する砥石研磨ユニット120を示し、この
砥石研磨ユニット120は上下に微動して位置決めでき
る機構である上下駆動用モータ122と、上下ガイド機
構115とを有し、これらの先端には砥石回転用モータ
124が取り付けられ、その端部に砥石(タップ)12
3を取り付ける構造になっている。また、砥石研磨ユニ
ット120には図12の溶接加工ユニット100と同様
に治工具取付け座62に位置決めするための位置決め孔
121aおよびボルト用孔121bが穿設されている。
【0035】次に、本実施例の作用を説明する。
【0036】狭隘部へ多関節腕40を挿入する場合は、
水中点検ロボット90を多関節腕40の近傍に位置決め
し、周囲の状況を含めてテレビジョン画像情報としてケ
ーブル91を通して操作盤92に伝送し、TVカメラ用
CRT95に表示する。
【0037】この情報に基づいてオペレータは操作盤9
2により据付装置11を走行レール3上を移動させ、且
つ多関節腕収納装置30および多関節腕40を遠隔操作
で制御運転することにより、周辺の機器、配管(例え
ば、シュラウド4やスプレイノズル配管)との干渉を回
避しながら上記狭隘部の補修対象場所に多関節腕40を
挿入する。
【0038】次いで、固定装置70のシリンダ71を作
動させて、固定座72を伸長させ原子炉容器1とシュラ
ウド4との間に多関節腕40を固定させた後、多関節腕
40に取り付けた溶接加工ユニット100などの各種治
工具を操作盤92により遠隔操作することで、原子炉上
部室のシュラウド4の外面およびその外側に設置される
機器の補修作業を行う。
【0039】すなわち、本実施例では原子炉上部室のシ
ュラウド4の外面およびその外側に設置される機器を水
中点検ロボット90により点検・検査するとともに、シ
ュラウド4の外面およびその外側に設置される機器の補
修対象場所に障害物を回避しながら多関節腕40の先端
に取り付けた溶接加工ユニット100などの各種治工具
を操作盤92の遠隔操作により移動させ、この治工具に
より容易に補修作業を行うことができる。
【0040】したがって、操作盤92は据付装置11を
経て多関節腕収納装置30および多関節腕40を遠隔操
作で制御するとともに、水中点検ロボット90および各
種治工具など全体の制御操作を行う。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る遠隔
炉内点検補修装置によれば、原子炉容器のフランジ面の
レール上を走行する走行装置から原子炉容器内に延び伸
縮・折り曲げ自在に構成した多関節腕に治工具を取り付
け、この治工具により原子炉上部室に設置されるシュラ
ウドの外面およびその外側の機器を補修するとともに、
点検・検査装置により点検・検査するようにしたので、
原子炉上部室に設置されるシュラウドの外面およびその
外側の機器の健全性を点検・検査および補修することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠隔炉内点検補修装置の一実施例
を原子炉容器に据え付けた状態を示す斜視図。
【図2】図1の内部構造を示す構成図。
【図3】図2に示す多関節腕の拡大図。
【図4】図2に示す多関節腕の内部構造を示す詳細図。
【図5】遠隔炉内点検補修装置の一実施例を狭隘な場所
に挿入する作業状態を示す説明図。
【図6】多関節腕の先端に各種治工具を取り付ける作業
状態を示す説明図。
【図7】図6に示す点検検査・補修装置の拡大斜視図。
【図8】取付け架台の傾斜を補正するための機構を示す
説明図。
【図9】(A),(B)は傾斜計の出力信号例を示す説
明図、(C)は取付け架台の傾斜を所定値内に制御する
ための説明図。
【図10】取付け架台に治工具台が取り付けられた状態
を示す説明図。
【図11】図10に示す治工具台の平面図。
【図12】図11に示す治工具台に取り付けられる溶接
加工ユニットの斜視図。
【図13】図11に示す治工具台に取り付けられる放電
加工ユニットの斜視図。
【図14】図11に示す治工具台に取り付けられる砥石
研磨ユニットの斜視図。
【符号の説明】
1 原子炉容器 2 原子炉容器フランジ面 3 走行レール 4 シュラウド 10 遠隔炉内点検補修装置 11 据付装置(走行装置) 20 ガイド取扱い装置 21 巻き上げ装置 22 ガイド機構 23 ワイヤーロープ 30 多関節腕収納装置 31 接続機構 40 多関節腕 50 点検検査・補修装置 54 取付け架台 60 治工具台 62 治工具取付け座 70 固定装置 72 固定座 81 テレビジョンカメラ 90 水中点検ロボット(点検・検査装置) 92 操作盤(操作装置) 100 溶接加工ユニット(治工具) 110 放電加工ユニット(治工具) 120 砥石研磨ユニット(治工具)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 元比古 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉容器のフランジ面に敷設したレー
    ルと、このレール上に走行可能に設置した走行装置と、
    この走行装置から上記原子炉容器内に延び伸縮・折り曲
    げ自在に構成した多関節腕と、この多関節腕に取り付け
    られ且つ原子炉上部室に設置されるシュラウドの外面お
    よびその外側の機器を補修する治工具と、上記シュラウ
    ドの外面およびその外側の機器を点検・検査する点検・
    検査装置と、上記走行装置、多関節腕、治工具および点
    検・検査装置を遠隔操作する操作装置とを備えたことを
    特徴とする遠隔炉内点検補修装置。
JP4137007A 1992-05-28 1992-05-28 遠隔炉内点検補修装置 Pending JPH05333187A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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