JP3950711B2 - 水中点検方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原子力発電プラントのサプレッションチェンバ(以下、S/C(Suppression Chamber)と略記する)内塗装面の検査及び補修を、水中で実施する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1及び図2は、国内の沸騰水型原子力発電プラントに採用されているS/Cの2種類の形態を示している。図1は、その内の型式の一つで、S/C30はドーナツ型の形状である。原子炉圧力容器10を格納している原子炉格納容器20とS/C30内の水中は、ベント管40で連通されており、万一原子炉一次系の破損事故により原子炉格納容器内で大量の蒸気漏洩が発生しても、その蒸気をS/C30内の水中に噴出することで凝縮させ、一時的に発生する原子炉格納容器20内の圧力を抑制する機能を有している。
【0003】
図2は別の型式の沸騰水型原子力発電プラントで採用されているS/C50の型式であるが、原子炉格納容器20内とS/C50内の水中とは排気管55で連通されており、機能的には図1の場合と同様である。
【0004】
沸騰水型原子力発電プラントにおけるS/Cは30年以上の耐用年数を維持するため、炭素鋼を用いて製作されており、その表面には亜鉛が保護材として施工され、更にその表面にエポキシ系塗装が施されている。この塗装による塗膜は、予防保全の観点で、約10年を目途にS/C内面塗膜の点検と補修塗装を実施している。このS/C内面の塗装は、経年変化で亜鉛保護材と塗装膜との間に局部的な剥離が生じ、塗膜にブリスタと呼ばれる凸状の膨らみが発生する事が知られている。この膨らみが破損して亜鉛保護材と水とが接触する状態になると腐食が進む恐れがあるために、破損したブリスタを削除した後、部分的補修塗装が実施されている。
【0005】
従来、上記で述べた原子力発電プラントのS/C内表面の塗膜検査は、水中カメラ等を用いて実施されているが、補修を要する塗膜の削除と補修塗装は、S/C内の水を抜いて、人手によって実施していた。また、最近考案された方法では、S/C内に水を張った状態でのダイバーによる塗膜の検査及び補修塗装の実施例が特許第2937986号公報で開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来実施又は考案されている方法には、以下のような課題がある。S/C内の水を抜いて、人手により補修塗装を行う場合の課題は、作業員の被曝を低減するためのS/C内面の除染作業に多大の作業量,期間及び費用が掛かる点である。また、ダイバーによる水中での塗膜の検査や補修塗装での課題は、ダイバーによる作業を前提にしていることによるS/C内の水の透明度の改善や除染作業が必要なことと水中での作業におけるダイバーの安全性の確保である。
【0007】
本発明の目的は、原子力発電プラントのS/C内の水抜きに伴う多大の作業量と作業時間及び費用等を削減し、かつダイバーの安全性の確保を要することなくS/C内の塗膜の検査や補修塗装を行う方法及び装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段として具体的には、人手に頼っていた塗装面の検査については、水中を泳動するビークルに搭載したカメラからの映像を用いて検査員又は画像処理判定により点検位置と塗膜補修部位を特定する手段を用いる。この画像による検査の結果抽出された補修が必要な箇所のブリスタの削除は、塗膜状態の検査に用いた水中ビークル又は別のビークルに、ブリスタを削除するためのドリル等の削除工具とその削除工具をX,Y,Z方向に走査可能な機構を固定したXYZ走査機構を搭載し、遠隔で操作しながら削除が必要な箇所への誘導とXYZ走査機構の位置決め及び固定手段によって実現する。このXYZ走査機構のS/C表面への固定は、ビークルに設置されたビークル推進用のスラスタ(スクリュー)の推力を用いる。ブリスタ削除が完了した箇所の補修塗装は、ブリスタ削除と同様に、補修塗装機構をビークルに搭載し、補修塗装開始直前に塗料を充填したカートリッジを同補修塗装機構に設定した後、ビークルを補修塗装が必要な箇所に遠隔誘導する手段を用いる。さらに、補修塗装後の塗膜厚さの確認は、塗装補修機構と共に搭載された渦電流式等の膜厚計を遠隔で位置決めして測定する手段を用いる。
【0009】
このような手段を用いれば、ダイバーによるブリスタ削除用の工具,補修塗装用の塗装治具,膜厚計の運搬及び位置決めの代わりに水中を自由に移動可能な水中ビークルを用いることで、ダイバーに頼った検査や施工の場合の個人差による施工の仕上がり度のばらつきやダイバーの水中での作業に伴う危険性の回避が可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を一層具体的に説明する。図3は、図1で示した型式のS/C30への遠隔検査・補修塗装ビークル100の導入を想定した場合の実施状況を示したものである。この型式のS/C内には、同図に示すように、両側にキャットウオークと呼ばれる人の立ち入りが可能な足場32が設けられており、検査員520は、この足場32に設置された制御装置530を介して遠隔検査・補修塗装ビークル100と接続された信号線540で送られてくるカメラ160及びブリスタ削除状況監視用カメラ170からの映像をモニタ531によって確認しながら、手動操作ボックス532を用いて水中を泳動する水中ビークルとしての遠隔検査・補修塗装ビークル100を遠隔操作する。
【0011】
図4は、S/C内表面の塗膜を映像化して検査するための検査カメラ160,補修が必要なブリスタを削除するためのXYZ走査機構150を搭載した遠隔検査・補修塗装ビークル100の一実施例を示したものである。
【0012】
この実施例で示す遠隔検査・塗装補修用水中ビークルは、前後進用スラスタ120及び上昇・下降用スラスタ110によって、S/C内の水中において前進,後進、その場旋回,上昇,下降,横移動が遠隔で制御できる構成としている。なお、この水中ビークルは、スラスタが動作していない状態では、水中での重量がゼロとなる中性浮力化されているために、水中で上下が逆転することなくその場に静止する特徴を有している。前後進用スラスタ120及び上昇・下降用スラスタ110は、図示していないが、それぞれ2基ずつ設けられており、前後進は、2基のスラスタ120を同時に同一回転方向に駆動することで実現できる。その場旋回の場合は、2基のスラスタをそれぞれ反対方向に回転させる。また、上昇・下降用スラスタ110は、正面から見て左右に1基ずつ配置しており、且つ45°の角度で設置されている。このため、2基のスラスタを同時に同一回転方向に駆動すれば、遠隔検査・補修塗装ビークル100は上昇又は下降する。一方、同2基のスラスタ110をそれぞれ逆の回転方向で駆動すれば、左右への移動が可能である。図4に於いて、遠隔検査・補修塗装ビークル100の水中での重量をゼロにする手段として、浮力体140を取り付けている。
【0013】
この他、遠隔検査・補修塗装ビークル100には、XYZ走査機構150,詳細監視用カメラ170を搭載している。XYZ走査機構150は,ブリスタを削除したり、補修塗装や補修塗装後の膜厚測定時の各種冶具の位置決めを実現する手段である。また、詳細監視用カメラ170は、ブリスタの削除,補修塗装,膜厚測定における各種冶具の動作状況を遠隔で確認するためのものである。
【0014】
図5は、図3に示した遠隔検査・補修塗装ビークル100を遠隔操縦するための手動操作ボックス532の一実施例である。この実施例では、遠隔検査・補修塗装ビークル100の前進,後退,右旋回及び左旋回を制御するためのジョイステイック532aと上昇,下降,左右移動を制御するためのジョイステイック532bを1台の操作ボックスに配置した例を示した。ジョイステイック532a,532bは、一般に、ゲーム機等で頻繁に使用される遠隔操作手段であり、通常は図5の正面図に示すように、ステイックが直立した状態となっており、操作者はこれらのステイックを操作したい方向に所定の角度を倒すことによって操作信号を出力できる構成となっている。
【0015】
例えば、遠隔検査・補修塗装ビークル100を前進させたい場合は、ジョイステイック532aを“前進”と書かれた方向に倒せば、図4のスラスタ120に回転駆動信号が出力されて回転を開始し、遠隔検査・補修塗装ビークル100を前進させることができる。この時、ジョイステイック532aを倒す角度に応じて速度を変化させることができるように構成している。また、ジョイステイック532a及び532bの両方のジョイステイックを同時に操作して遠隔検査・補修塗装ビークル100を制御することも可能であり、上昇しながら右旋回することも自由にできるのが、このジョイステイックの特徴である。
【0016】
図6は、遠隔検査・補修塗装ビークルに搭載した水中カメラで捉えた映像又は画像から補修が必要なブリスタを検査する方法の一実施例を示したものである。水中カメラで撮った1枚の映像中には、図6の上図に示すように、複数のブリスタ33aが確認できるが、補修が必要なブリスタ破損部33bが認められるもののみである。このブリスタの破損部33bは塗膜下の亜鉛の露出により濃い灰色を呈する。よって、図6下図に示すように、画像の濃度として観た場合、破損の無い他のブリスタ部の濃度と破損部33bの濃度には優位な差があるため、画像処理により自動的に破損部33bのみを抽出することが可能である。
【0017】
図7及び図8は、図4で示した遠隔検査・補修塗装ビークル100を用いて、図3に示すような環境でブリスタの削除を遠隔で行う際の遠隔検査・補修塗装ビークル100の姿勢及び位置固定の様子を図式的に示したものである。図3に示すS/Cの場合、補修するブリスタの位置によって壁面と遠隔検査・補修塗装ビークル100の姿勢は、種々変化することが想定される。図7は、S/C最下部での遠隔検査・補修塗装ビークル100と壁面との相対位置関係を示している。この場合は、XYZ走査機構150を、回転支持部192を支点にして90°左回転させた後、上昇・下降用スラスタ110の推力を利用して遠隔検査・補修塗装ビークル100を壁面に押付けている。この際、上昇・下降用スラスタ110による押付けに伴う水流の乱れによって発生する遠隔検査・補修塗装ビークル100の位置ずれを防止するため、遠隔検査・補修塗装ビークル100のフレームには、壁面との摩擦力が発生し易い材質で作成した押付け用パッド190をフレームに設置している。図8は、図2に示す型式のS/Cへの図4の遠隔検査・補修塗装ビークル100の適用の例を示す。この型式のS/Cの場合、ブリスタ削除の際の遠隔検査・補修塗装ビークル100の壁面への押し付けは、図9に示すように、補修対象ブリスタが底面の場合は上昇・下降用スラスタ110を用い、側面の場合は前後進用スラスタ120を用いることができる。
【0018】
以上、実施例で説明したように、破損したブリスタ破損部33bが存在する場合には、その場所に遠隔検査・補修塗装ビークル100を遠隔操作によって遠隔誘導し、遠隔検査・補修塗装ビークル100に搭載したブリスタ削除冶具及び削除するブリスタの存在する場所へのブリスタ削除冶具位置決めとブリスタ削除用のXYZ走査機構を用いてブリスタを削除する作業を実施することになる。
【0019】
このブリスタの削除と後に説明するブリスタ削除箇所への補修塗装及び補修塗装後の塗膜厚計測の一連作業を実施する際に共通して必要となるXYZ走査機構の一実施例を示したものが図10である。図10において、150がXYZ走査機構,220a,220bがX軸走査機構を固定する基板,240がX軸走査機構,240aがX軸走査用モータ,240bがX軸走査用スクリュー,250がY軸走査機構,250aがY軸走査用モータ,260がZ軸走査機構,260aがZ軸走査用モータ,260bがZ軸走査用スクリュー,265が冶具取付け基板,270aがXYZ走査機構回転用モータ,270bがXYZ走査機構回転用歯車,270cがXYZ走査機構回転軸である。X軸走査機構を固定する基板220a,220bはXYZ走査機構150に固定され、X軸走査機構240はX軸走査機構を固定する基板220a,220bに固定されている。X軸走査用モータ240aの固定側は、X軸走査機構240に固定され、回転子側はX軸走査用スクリュー240bに固定されているので、X軸走査用モータ240aの回転軸を駆動することによって、YZ軸機構全体を同図の左右(矢印)の方向に走査することができる。同様に、Y軸走査用モータ250aを駆動することによって、Z軸走査機構260を紙面に対して垂直方向に走査することができ、冶具取付け基板265はZ軸走査用モータ260aを駆動してZ軸走査用スクリュー260bを回転することによって上下に走査することができる。このように、冶具取付け基板265に固定されるブリスタ削除冶具,補修塗装冶具及び塗膜厚測定冶具は、上記のXYZ走査機構によって、所定の走査範囲内で任意位置に位置決めが可能となる。
【0020】
次に、補修が必要と判断されたブリスタをXYZ走査機構150に設置されたドリル180を用いて削除する過程を図11,図12及び図13を用いて説明する。S/Cは、内面から、塗膜33,亜鉛層34及び鋼鈑35で構成されている。ブリスタ33aは、塗膜33の一部が経年劣化によって亜鉛層34との間に剥離が発生して盛り上がった状態になったものであり、このブリスタの一部が破損したものは補修塗装が必要となる。遠隔検査・補修塗装ビークル100によるブリスタ33aの除去は、以下に示す概略の手順で実現できる。先ず、補修対象ブリスタが存在する場所に遠隔検査・補修塗装ビークル100を遠隔操作によって誘導し、スラスタの推力を用いて、そのブリスタの削除が可能な位置に遠隔検査・補修塗装ビークル100を固定する。次に、検査員は、図10で示したXYZ走査機構150に直結されたドリル180の回転動作を開始し、ブリスタ削除状況監視用カメラ170からの映像を見ながら、図10のZ軸(塗膜面に垂直な軸)走査用モータ260aを遠隔で駆動してドリル180先端が塗膜33の表面を切削開始する位置まで移動する。さらに、塗膜面に平行なXYZ走査機構150のX軸又はY軸モータ240a及び250aを駆動して、ドリル180を塗膜面に平行に走査し、図11に示すように、ブリスタ33aを削除する。ドリル180には、エンドミルタイプのものを用いれば、図12及び図13に示すように、ブリスタ33aを削除することができる。
【0021】
図14は、ドリル180の直径に対するブリスタの大きさの違いによって、効率的にブリスタ33aを削除するドリル180の走査方法を変える場合の説明図である。ブリスタ33aの大きさが、ドリル180の直径に比べて小さい場合には、図14左図に示すように、ドリル180を1回X軸又はY軸方向に走査するだけで完全にブリスタ33aを削除できる。一方、ブリスタ33aの大きさが、ドリル180の直径に比べて大きい場合には、ドリル180を1回走査するだけではブリスタ33aを完全に削除できないため、図14右図に示すように、ほぼブリスタ33aの膨らみの周囲に沿って▲1▼,▲2▼,▲3▼及び▲4▼の方向にドリル180を走査すれば、効率的にブリスタ33aを削除できる。以上述べたブリスタの削除を遠隔で行う場合、塗膜の厚さが約0.2mm 程度と非常に薄いため、塗膜33の面とドリル中心軸との角度が正確に直角に維持されていなければ、鋼板35を保護するために設けられた亜鉛層34を切削してしまう恐れがある。
【0022】
図15は、上述の亜鉛層34の誤削除を防止するための手段の実施例を示したものである。同図にはドリル180の他に膜厚計として渦電流式センサ200を設けた例を示している。渦電流式センサ200を用いた膜厚計では、センサ先端面と金属表面との間の間隙を測定できるため、この渦電流式センサ200とドリル180を一体化して設置すれば、ドリル180と亜鉛層34との距離を測定しながら遠隔手動又は自動的にZ軸の移動量を制御できるため、亜鉛層34を誤操作によって傷つけてしまう問題が解消される。
【0023】
図16は上述の機能を実現する制御系の一実施例を示す。同図において、610は渦電流式膜厚計、620はドリル先端位置演算回路、630はドリル回転駆動制御回路、640はXYZ軸制御回路、650はXYZ軸及び冶具の操作ボックスである。XYZ軸及び冶具の操作ボックス650には、XYZ軸を遠隔操作するためのスイッチ650aから650h及び冶具を操作するためのスイッチ650k,650iを具備している。なお、スイッチ650aから650hは、スイッチを手動で押している間だけ各軸の指令信号が出力され、スイッチ650k,650iについては、一旦スイッチが押されると再びそのスイッチが押されるまでその状態が保持される構成としている。渦電流式センサ200からの信号は、渦電流式膜厚計610に入力され、この回路内で膜厚と所定の関数関係で演算された信号がドリル先端位置演算回路620に入力される。このドリル先端位置演算回路620内では、S/C最外殻鋼鈑の保護材として施工されている亜鉛表面からドリル180先端までの間隔が計算され、その値が予め設定した値より小さくなった時にZ軸の下方向の走査が禁止される信号が出力されるよう構成している。よって、この信号がドリル先端位置演算回路620からXYZ軸制御回路640のZ軸制御回路に出力されると、XYZ軸及び冶具の操作ボックス650に配置されているZ軸の操作ボタン“下”650hを操作してもZ軸制御回路から指令信号がZ軸走査用モータ260aに出力されないため、亜鉛層34を削り取ってしまうことが無い。
【0024】
図17は、補修が必要なブリスタの削除が完了した後に実施する塗膜の補修塗装を行うための塗料供給ユニットの実施例を示したものである。同図において、310は圧縮空気供給口、320は塗料供給用カートリッジの蓋、340はカートリッジ内の塗料を圧縮空気によって押し出すためのキャップ、330は補修塗装用塗料、360は塗料を供給するためのノズル、350はノズルとカートリッジを接続するためのコネクタ、をそれぞれ示す。塗料供給ユニットは、ブリスタ削除用のドリルと一体化して設置することもできるが、XYZ走査機構に設置したドリルユニットを取り外した代わりに設置してもよい。
【0025】
図18は、補修塗装が必要なブリスタの削除が終了した後の補修塗装の実施例を示している。この実施例では、補修塗装用の塗料を供給するノズル360とノズル先端から供給された塗料366を平坦に均すための弾性体へら365と補修塗装箇所の断面との相対関係を示した。弾性体へら365は、ノズル360と一体化されており、補修塗装用の塗料366をノズル先端から供給しながらノズル360をXYZ走査機構によって右方向に移動することで、供給された塗料366は、弾性体へら365によって塗装面に押付けられるため、平坦に仕上げることが可能となる。このノズル360からの補修塗装用の塗料366の供給は、図3に示した検査員520の指令操作によって行われる。図18の上下の図は、それぞれ、補修塗装開始時及び補修塗装終了時の補修塗装用の塗料366の状況を示している。なお、このように塗布される塗料は、図17に示したカートリッジに充填される前に塗料と硬化剤が混合され、混合後は所定の時間(約30分程度)経過後に硬化するように調合される。この実施例では、予め塗料と硬化剤を混合させた状態でカートリッジに充填して供給する手段を用いたが、所定量の塗料と硬化剤を別々の容器に充填したものを遠隔検査・補修塗装ビークル100に搭載し、ノズルから供給する際に混合する方式を用いてもよい。この補修塗装における塗料を供給するノズル360の先端位置と亜鉛層34との間隔も、所定の値に維持することが望ましい。
【0026】
図19は、補修塗装を実施する際の塗料供給系,ノズル位置制御系及びXYZ軸走査機構制御系のブロック線図を示したものである。塗料を充填したカートリッジ350からの塗料の供給は、コンプレッサ680に接続された減圧弁670及び電磁弁660を経てカートリッジ350に接続されたパイプを経て供給される圧縮空気の“ON”“OFF”によって行われる。この圧縮空気の“ON”“OFF”動作は、XYZ軸及び冶具の操作ボックス650に具備した塗料供給制御用スイッチ650mを操作することによって行われる。電磁弁660は、スイッチ650nを押している間だけ圧縮空気がカートリッジに供給され、ノズル先端から塗料が押し出される。この実施例でも、図16で示したドリル先端位置の制御と同様に、渦電流式センサ200からの信号を用いて、ノズル先端位置は塗膜面から所定の間隔以下にはならないように制御されるよう構成している。
【0027】
S/C内の塗装面を検査し、補修必要箇所を補修塗装する場合の課題の一つに、遠隔検査・補修塗装ビークルが検査,補修している場所の確認方法がある。S/C内は、映像的にはどの場所も特徴が無く、遠隔検査・補修塗装ビークルからの映像を見ただけでは遠隔検査・補修塗装ビークルの位置の特定をすることが困難である。図20は、この課題を解決する一つの例を示したものである。同図において、500は錘、510はステンレスワイヤ、515は車輪付き錘、である。車輪付き錘は、ステンレスワイヤに回転自在に車輪が取付けられ、その車輪が所望する重さとされ、その車輪が錘として採用されている。その車輪でS/Cの内面を走行してステンレスワイヤ510の下端やその下端に追従する他の錘500をスムーズに移動させる機能を発揮する。ステンレスワイヤ510には、所定の間隔で錘500が固定されており、先端には車輪付き錘515が取り付けてあるので、S/C底部まで壁面に倣って真っ直ぐにワイヤを伸ばすことができる。このワイヤ510は、ドーナツ状S/Cの軸方向に所定の間隔毎に取り付けられており、各錘の間のワイヤ表面に特定の目印等を付加しておくことで、遠隔検査・補修塗装ビークルの存在位置を認識することが可能となる。
【0028】
図21は、塗装表面のブリスタの検査において、ビークルの位置を認識するための標識の一実施例を示したものである。同図において、511は場所認識標識、511aはコード化文字配列識別パターン、511bは場所識別コード化パターン、511cは場所識別番号、である。図1に示した形態のS/Cは、図23に示すように、ドーナツ状のS/Cの軸方向が16領域に分割されており、各領域に“0”から“15”までの番号を付与して場所の識別をすることが可能である。また、上記の各領域内にも所定の間隔でステンレスワイヤ510を設置している。よって、場所識別番号511cには3種類の番号を付与しており、左から順番に、“領域識別番号”,“領域内軸方向識別番号”,“径方向識別番号”としている。また、この実施例では、遠隔検査・補修塗装ビークルに搭載したカメラで捉えた画像でもこの識別番号を自動的に認識できるよう、場所識別コード化パターン511bを付与した例を示した。このコード化パターンは、コード化文字配列識別パターン511aで示されるパターンに従って解読される。このドットパターンが1個付いたコード化パターンが領域識別番号であることを示している。場所識別コード化パターン511bは、4ビットの2進数で表示する方法を用いており、領域識別番号である“13”は、“1101”のビットパターンで表現できる。なお、このビットパターンは、“1”を“黒”に、“0”を“白”に対応付けている。
【0029】
図22及び図23は、遠隔検査・補修塗装ビークル位置認識の他の一例を示したものである。この方法は、遠隔検査・補修塗装ビークル100の上部に位置認識用のターゲット光源を取り付けておき、このターゲット光源を2台のカメラ410で2枚撮像し、撮像した2画像のターゲット光源画像上の座標から3角測量の原理を用いて3次元位置を算出するものである。図24及び図25は、ターゲット光源を用いたステレオ視による距離測定の原理を説明する図である。図24はカメラの撮像面と実際に撮影される実撮像面との関係を示す図である。カメラでは、撮影対象からの光はレンズの焦点を通して撮像面に直線的に入射して、撮像面に記録される。よって、カメラレンズの焦点位置から実撮影面までの距離Lとカメラレンズの焦点距離fが既知であれば、カメラ撮像面上の2次元的な位置と実撮影面上の実際の2次元的な位置とは一対一に決められる。
【0030】
一方、上記のカメラ焦点位置Pfから実撮像面までの距離Lは、2台のカメラを用いたステレオ視によって測定することができる。図25がステレオ視によるカメラ焦点Pfから実撮像面Ptまでの距離Lを測定する原理を示す図である。このステレオ視では、2台のカメラ210a,210bを所定の距離2dで設定し、2台のカメラにとっての共通のターゲット(光源)を撮像し、その結果の2枚の画像上から得られるターゲット画像のX,Y座標とカメラ視野角α及び画像のX座標の全画素数から距離Lを算出するものである。ターゲット光源がカメラから非常に遠い位置にある場合には、2台のカメラで捉えた2枚の画像上ターゲットのX座標位置にはほとんど差がないが、ターゲット光源がカメラに近づくに従って、このX座標上の位置に差が生じることは容易に理解できる。よって、カメラ焦点位置Pfとターゲット光源が存在する実撮影面Ptとの距離Lは、上記2枚の画像上のX座標上ターゲット画像アドレス差(視差)ΔX,ステレオカメラの距離2d,カメラ視野角α及び画像のX座標方向の全画素数Pxから演算することができる。
【0031】
このように、本発明の実施例によれば、従来手法で考えられていたダイバーによる塗装面の検査と補修塗装に代わって、水中で自由に泳動するビークルを遠隔で操作しながら塗膜面の検査及び補修塗装ができるため、水中での危険な作業の回避が可能になる。
【0032】
また、本発明の実施例によれば、ブリスタの削除から補修塗装後の膜厚測定までの一連の作業に必要な工具全てを水中ビークルに搭載できるため、作業時間の大幅な短縮が可能となる。
【0033】
また、本発明の実施例によれば、ブリスタの削除から補修塗装後の膜厚測定までの一連の作業に必要な工具を順次取り替えて作業できるため、水中ビークルの大きさを小型にでき、検査用ビークルのS/C内への搬送も容易に行うことが可能になる。
【0034】
また、本発明の実施例によれば、ブリスタの削除や補修塗装時に必要な工具の壁面への一時的な位置固定を水中ビークルのスラスタの水力を用いて実現できるため、位置固定のための他の手段を不要とすることに伴う費用の削減が可能となる。
【0035】
また、本発明の実施例によれば、補修が必要なブリスタ削除におけるドリル等のブリスタ削除用工具の位置決めを遠隔自動化できるため、S/Cを構成する鋼板の保護材である亜鉛層を誤って削り取ってしまうという問題を解決することが可能になる。
【0036】
また、本発明の実施例によれば、補修塗装用の塗料を供給するノズルと所定の間隔を置いて設置した弾性体へらを用いる事で、ノズルから供給した塗料をブリスタが削除された箇所に確実に、かつ平坦に塗布することが可能になる。
【0037】
また、本発明の実施例によれば、所定長さのステンレスワイヤの一端に車輪付き錘を取り付けると同時に、同ワイヤ上に所定間隔で配置した錘と錘の間に標識コードを付与したステンレスワイヤをS/C内面に配置することで、遠隔検査・補修塗装ビークルの位置の認識が容易になる。
【0038】
さらに、本発明の実施例によれば、ターゲット光源を具備した遠隔検査・補修塗装ビークルを2台のカメラで撮像し、2枚の画像上ターゲット光源の重心座標を算出することができるため、遠隔検査・補修塗装ビークルの3次元位置を認識することが可能になる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、原子力発電プラントのS/C内の塗膜の検査や補修塗装に際して、S/C内の水抜きに伴う作業量と作業時間及び費用等を削減し、かつダイバーによる水中での危険な作業の回避が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象とする原子力発電プラントのS/Cの概要を示す図であり、(a)図は原子炉格納容器の縦断面図であり、(b)図はS/C高さレベルでの原子炉格納容器の平断面図である。
【図2】本発明の対象とする原子力発電プラントの他の形式のS/Cの概要を示す図であり、(a)図は原子炉格納容器の縦断面図であり、(b)図はS/C高さレベルでの原子炉格納容器の平断面図である。
【図3】本発明による遠隔検査・補修塗装ビークルの適用によるS/C内面の検査及び補修塗装を実施するシステムの一例を示すS/Cの縦断面図である。
【図4】図3で示す遠隔検査・補修塗装ビークルの一実施例を示す図である。
【図5】図3で示す遠隔検査・補修塗装ビークルの遠隔制御を実現する遠隔操作ボックスの一実施例を示す図であり、(a)図は遠隔操作ボックスの平面図であり、(b)図は遠隔操作ボックスの立面図である。
【図6】S/C塗膜面検査におけるカメラで捉えたブリスタの映像による補修が必要なブリスタの判定と画像処理によるブリスタ破損部の自動抽出の例を示す図であり、(a)図は濃淡画像を示し、(b)図はブリスタ破損部抽出結果画像を示す図である。
【図7】図3に示したS/C内水中での遠隔検査・補修塗装ビークルのブリスタ削除ヶ所への固定状況を示す図である。
【図8】図3に示したS/C内水中での遠隔検査・補修塗装ビークルのブリスタ削除ヶ所への固定状況を示す図である。
【図9】図2に示したS/C内水中での遠隔検査・補修塗装ビークルのブリスタ削除ヶ所への固定状況を示す図である。
【図10】遠隔検査・補修塗装ビークルに搭載する各種冶具を遠隔操作するために本発明の実施例で採用されたXYZ走査機構の構造図である。
【図11】本発明の実施例によるドリルによるブリスタ削除開始直前のブリスタ及び塗膜面の状態を示す図である。
【図12】本発明の実施例によるドリルによるブリスタ削除中の状態を示す図である。
【図13】本発明の実施例によるドリルによるブリスタ削除後のブリスタ及び塗膜面の状態を示す図である。
【図14】本発明の実施例におけるブリスタを削除するドリル直径とブリスタの大きさの違いによるブリスタ削除手順の違いを説明する図であり、(a)図はドリル直径が成す円内にブリスタの大きさが収まる状態の場合を示し、(b)図はドリル直径が成す円内にブリスタの大きさが収まらない状態の場合を示すものである。
【図15】本発明の実施例による塗膜厚さの計測手段としての膜厚測定用センサとドリルを一体化して、亜鉛保護層の誤削除を回避する装置の構成の一例を説明する解説図である。
【図16】本発明の実施例による膜厚測定用センサからの信号を用いて、亜鉛保護層の誤削除を回避する遠隔制御・操作系の一実施例を説明する解説図である。
【図17】本発明の実施例による補修塗装を行うための補修塗装用塗料を充填するカートリッジの構成を説明する図であり、(a)図は正面図を、(b)図は側面図を表している。
【図18】本発明の実施例による補修塗装時に用いる塗料供給用ノズルと供給した塗料を平坦化する弾性体へらの設置と動作を説明する図であり、(a)図は塗装開始直後を、(b)図は塗装終了後を表している。
【図19】本発明の実施例による膜厚測定用センサからの信号を用いて、補修塗装時における塗料供給用ノズル位置を自動的に調整する遠隔制御・操作系の一実施例を説明する解説図である。
【図20】本発明の実施例による遠隔検査・補修塗装ビークルの位置を認識するための方法の一例を説明する図であり、(a)図はS/Cの縦断面による表示を、(b)図は(a)図の要部を拡大斜視図で示した図である。
【図21】本発明の実施例による図20における検査部位認識用標識の一例を表示した図であり、実施例であり、(a)図は標識内容を拡大して図示した解説図であり、(b)図は(a)図の標識の隣の標識の内容を拡大して示した図である。
【図22】本発明の実施例による遠隔検査・補修塗装ビークルの位置を認識するためのステレオ視による3次元位置標定におけるシステム構成を説明するS/Cの縦断面図である。
【図23】本発明の実施例による遠隔検査・補修塗装ビークルの位置を認識するためのステレオ視による3次元位置標定におけるシステム構成を説明するS/Cの横断面図である。
【図24】本発明の実施例による3次元位置標定における光源を含む実撮影面とカメラ撮像面との関係を説明する解説図である。
【図25】本発明の実施例による3次元位置標定におけるステレオ視によりカメラ焦点位置と光源との距離を測定する原理を説明する解説図である。
【符号の説明】
20…原子炉格納容器、30,50…サプレッションチェンバ(S/C)、32…足場、33…塗膜、33a…ブリスタ、33b…ブリスタ破損部、34…亜鉛層、35…鋼板、40…ベント管、55…排気管、100…遠隔検査・補修塗装ビークル、110…上昇・下降用スラスタ、120…前後進用スラスタ、140…浮力体、150…XYZ走査機構、160…検査カメラ、170…詳細監視用カメラ、180…ドリル、190…押付け用パッド、195…XYZ走査機構支持板、200…渦電流センサ、210a,210b…ステレオ視カメラ、220a,220b…X軸走査機構固定基板、240…X軸走査機構、240a…X軸走査用モータ、240b…X軸走査用スクリュー、250…Y軸走査機構、250a…Y軸走査用モータ、260…Z軸走査機構、260a…Z軸走査用モータ、260b…Z軸走査用スクリュー、265…冶具取付け基板、270a…XYZ走査機構回転用モータ、270b…XYZ走査機構回転用歯車、270c…XYZ走査機構回転軸、310…圧縮空気供給口、320…塗料供給用カートリッジ蓋、330…補修塗装用塗料、340…キャップ、350…カートリッジ、360…ノズル、365…へら、366…塗料、410…位置標定用カメラ、420…カメラ支持棒、500…錘、510…ステンレスワイヤ、515…車輪付き錘、520…検査員、530…制御装置、532…手動操作ボックス、532a,532b…ジョイステイック、540…信号線、610…渦電流式膜厚計、620…ドリル先端位置演算回路、630…ドリル回転駆動モータ制御回路、640…XYZ軸制御回路、650a,650d,650g…XYZ軸遠隔制御スイッチ、650b…X軸左走査スイッチ、650c…X軸右走査スイッチ、650e…Y軸後走査スイッチ、650f…X軸前走査スイッチ、650h…Z軸下走査スイッチ、650i…Z軸上走査スイッチ、650j,650k…ドリル回転制御スイッチ、650n…塗料供給制御スイッチ。
Claims (1)
- 原子力発電プラントのサプレッションチェンバ内の水中を泳動する水中ビークルに搭載したカメラで撮影した映像を用いて前記サプレッションチェンバ内の点検を行う水中点検方法において、複数の錘が間隔をあけて設置されかつ位置認識標識を付与した複数の紐を、前記点検の位置を特定する前に予め前記サプレッションチェンバの領域分割方向に間隔をあけ且つ前記サプレッションチェンバの縦断面の内面に沿って移動させて前記内面に倣って前記紐を伸ばして配置し、前記水中ビークルに搭載したカメラで撮影した映像に含まれた前記位置認識標識の映像から前記点検の位置を特定することを特徴とする水中点検方法。
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