JP2007127983A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単純な構成でコストアップを抑制しつつ、現像装置内におけるトナーの量を確保して画質を維持する。
【解決手段】CPU21は、設定入力された用紙の種類が上質紙か否かに基づいて、残トナーをリサイクルトナーとして回収層4Cに搬送するか否かを判断する(S1)。設定入力された用紙の種類が上質紙であると判断した場合、リサイクル機構8に備えられた駆動モータ82を駆動する(S2)。次に、リサイクルトナーの積算量を計数する積算処理を行う(S3)。また、設定されている補給比をデータ記憶領域31Aから読み出し、リサイクルトナーの積算量に応じた補給比を補給比記憶領域31Dから読み出す(S4)。読み出した両方の補給比を比較して補給比の設定を変更するか否かを判断し(S5)、補給比を変更すると判断した場合、リサイクルトナーの積算量に対応する補給比を設定値としてデータ記憶領域31Aに格納する(S6)。
【選択図】図3

Description

この発明は、複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成を行う画像形成装置に関し、特に、現像剤の表面から回収したトナーを再利用するトナーリサイクル機能を備えた画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置において実施される電子写真方式の画像形成処理では、感光体ドラム(像担持体)の表面に形成された静電潜像が、現像装置から供給される粉体の現像剤(以下、トナーと言う。)により可視画像(以下、トナー像と言う。)に顕像化される。このトナー像は、転写工程において用紙(OHP等の記録媒体を含む)に転写される。この時、トナーの一部が、用紙に転写されることなく感光体ドラムの表面に残留する。
感光体ドラムは画像形成処理に繰り返し使用されるので残留したトナー(残トナー)が放置されると、次の画像形成処理時において画質の低下を招く。このため、画像形成装置は、クリーニング装置を用いて残トナーを除去、廃棄している。
ところが、残トナーの廃棄によりトナーの浪費が増大してランニングコストが上昇してしまっていた。そこで、トナーの浪費を抑制すべくトナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いた従来の画像形成装置では、図9に示すようなクリーニング装置によって感光体ドラムの表面から除去された残トナーを現像装置に回収し、再使用する所謂リサイクル機構を備えた構成のものがある。
図9に示す画像形成装置は、感光体ドラム51を有し、且つ、感光体ドラム51の周面に沿って順に配置された、帯電器52、現像装置54、転写器55、クリーニング装置57及び除電器58等から構成された画像形成部50を備えている。また、画像形成部50は、クリーニング装置57から現像装置54に残トナーを搬送するリサイクル機構59を備えている。クリーニング装置57は、感光体ドラム51の表面に当接するブレード57Aを備え、感光体ドラム51と転写器55との間の転写位置においてトナー像が用紙に転写された後に感光体ドラム51の表面に付着している残トナーを掻き落とし、回収する。
リサイクル機構59は、スクリュコンベア機構を有し、所定のタイミングで駆動されてクリーニング装置57内に回収された残トナーをリサイクルトナーとして現像装置54の内部に搬送する。
一方、二成分現像剤を用いた電子写真方式による画像形成処理において用紙に形成される画像のトナーの濃度を一定に維持するためには、静電潜像の顕像化に必要な十分な量のトナーが現像装置内に収容されている必要がある。
そのため、画像形成装置には、例えば、透磁率センサを用いたトナー濃度センサの検知信号に基づいて現像装置内に収容されているトナー量を検出し、この検出結果に基づいて現像装置内にトナーを補給する構成が採用されている。
透磁率センサは、現像装置内における二成分現像剤の透磁率を検知する。この透磁率の変化は、二成分現像剤のうち消費されるトナーの変化を示す。トナーは透磁率が低く、キャリアは透磁率が高い。また、キャリアの量はほとんど変化しない。このため、現像装置内のトナーの量が多いほど二成分現像剤の透磁率が低くなる。
ところが、用紙が感光体ドラムの表面に接触しつつトナー像が転写される直接転写方式の場合には、転写の際に用紙に付着している紙粉(紙の繊維・紙添加物等)が感光体ドラムの表面に転移してしまう。そのため、クリーニング装置によって残トナーとともに透磁率が低い紙粉が除去され、リサイクルトナー中に混入してしまうことになるので、トナー濃度センサのトナー量の検知精度に影響を与えてしまっていた。
これにより、現像装置内へのトナーの補給量に過不足が生じ、画像濃度を適正に維持できなくなる問題が発生していた。これは、一度回収された紙粉の多くが、用紙の転写されることを経て現像装置、感光体ドラム、リサイクル機構を循環し続けるからである。特に、リサイクル機構による残トナーのリサイクルが継続的に行われることによって、現像装置内の濃度が徐々に高まるので、徐々に影響が大きくなる。
感光体ドラムの表面上に形成した静電潜像を顕像化する現像工程において、周囲にトナーが付着した紙粉は、トナーとともに現像装置内から感光体ドラムの表面上に移動する。この結果、感光体ドラムの表面上に形成されたトナー像を用紙に転写する転写工程において、周囲にトナーが付着した紙粉の一部が用紙の地肌部に移動し、他部が感光体ドラムの表面上に残留してクリーニング装置により再び残トナーとともに回収される。さらに、トナー像の用紙への転写の際に用紙に付着している紙粉の一部も感光体ドラムの表面上に新たに付着して回収される。感光体ドラムから用紙にトナーとともに転写される紙粉よりも、感光体ドラムに吸着する用紙に付着している紙粉の量の方が多いため、徐々に紙粉の量が増加すると考えられる。
一方、転写工程において、周囲にトナーが付着した紙粉が用紙の地肌部(白地部)に付着すると、用紙に形成された画像が「ひげ状画像」になってしまい、画質が低下する問題があった。
そこで、これらの問題を解決すべく近年の画像形成装置には、振動可能なメッシュ状紙粉捕集部材を残トナーの回収経路の任意の個所に配置し、回収されたトナー中に含まれる紙粉を除去して再利用可能なトナーだけに分別する構成のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、帯電量の差を利用した選別手段である負電位に帯電している選別ローラを備え、粒径が適切で適正な正電荷に帯電している適正トナーのみを感光体ドラムの表面から回収する構成のものもある(例えば、特許文献2参照。)。なお、残った適正ではないトナーは、クリーニング部によって回収される。
さらに、トナーリサイクル経路における残トナー中の不純物量を測定する手段を有し、その測定結果に応じて残トナーを現像装置に循環させるか、または廃棄するかを選択する構成のものもある(例えば、特許文献3参照。)。
なお、紙には大きく分けて中質紙、上質紙があり、製法により再生紙という分類も存在する。 パルプ繊維を製造する段階で、樹木の繊維に含まれる「リグニン」と言う「まつやに」のような成分を取り除く工程があるが、このリグニンが取り除かれたものが「上質紙」で、リグニンが残っているのが「中質紙(普通紙)」である。上質紙は、コピー用紙、印刷用紙などの白い用紙で、中質紙は、新聞、雑誌、ダンボール紙に使われている。中質紙は紙の質が悪く、紙質に対する要求が厳しい複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置における画像形成の用紙として使われることはほとんどない。
それに対し、最近は地球環境に配慮し、上質紙を再生した再生紙として電子写真方式の画像形成装置に画像形成の用紙として使われることが多くなってきた。再生紙は、繰り返し使用されることにより紙の繊維の劣化が避けられず、また印刷インキで汚れ、異なる繊維が混合する。そのため、古紙パルプを原料とした紙(再生紙)は、木材からの新しい原料で作った紙(バージンパルプ)よりの品質が低下してしまう。このため、再生紙は紙粉(主に紙の繊維)の発生量が上質紙に比べ非常に多くなる。
特開平6−308828号公報 特開平10−214011号公報 特開2005−3783号公報
しかしながら、上述の特許文献1〜3の構成では、紙粉捕集部材や選別ローラ、トナー中の紙粉や凝集トナー塊等の紙粉量を検知するためのセンサ等の高価な装置を用いる必要があり、コストアップを生じる問題があった。
この発明の目的は、単純な構成でコストアップを抑制しつつ、現像装置内におけるトナーの量を確保して画質を維持することができるトナーのリサイクル機構を有する画像形成装置を提供することにある。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を備えている。
(1)画像形成装置は、像担持体と、現像装置と、クリーニング装置と、入力手段と、リサイクル機構と、制御手段と、を備えている。
像担持体は、表面に画像データに基づく潜像が形成される。現像装置は、像担持体にトナーを付与して潜像を現像する。クリーニング装置は、現像により形成されたトナー像が用紙に転写された後、像担持体に残っているトナーを除去する。入力手段は、画像形成される用紙の種類の設定入力を受け付ける。リサイクル機構は、クリーニング装置によって除去されたトナーをリサイクルトナーとして現像装置に搬送する。制御手段は、入力手段において設定された用紙の種類に基づいてリサイクル機構を選択的に動作させる。
この構成においては、像担持体の表面に形成されたトナー像が用紙に転写された後、クリーニング装置によって像担持体に残っているトナー(残トナー)が除去された際、画像形成される用紙の種類に基づいてリサイクル機構によって残トナーが現像装置に搬送されてリサイクルトナーとして再使用される。例えば、用紙の種類が紙質であって、画像形成される用紙が紙粉の発生の少ない上質紙の設定の場合に、上質紙へのトナー像の転写後の残トナーが現像装置に搬送される。したがって、クリーニング装置から搬送される残トナー中に紙粉が混入している量が少ない残トナーのみが現像装置に搬送され、再使用される。また、入力が受け付けられた用紙の種類の設定に基づいて残トナーの現像装置への搬送が行われるので、コストアップすることが抑制される。
(2)用紙の種類は、少なくとも用紙の紙質を含んでいる。制御手段は、入力手段において設定された用紙の紙質が紙粉の発生が少ない紙質であった際、リサイクル機構を動作させる。
この構成においては、用紙の種類が紙質であって、画像形成される用紙の紙質として紙粉の発生の少ない紙質の用紙(例えば上質紙)が設定された際、用紙へのトナー像の転写後の残トナーが現像装置に搬送される。したがって、クリーニング装置から搬送される残トナー中に紙粉が混入している量が少ない残トナーのみが現像装置に搬送され、再使用される。
(3)画像形成装置は、さらに複数の給紙トレイと、給紙トレイ種類入力手段と、第1記憶部と、を備えている。
複数の給紙トレイは、互いに異なる種類の用紙を収容する。給紙トレイ種類入力手段は、複数の給紙トレイと収容される用紙の種類との関係の設定入力を受け付ける。第1記憶部は、給紙トレイ種類入力手段において設定された複数の給紙トレイと収容されている用紙の紙質との関係を記憶する。入力手段は、複数の給紙トレイのうち画像形成に供給すべき用紙を収容する給紙トレイの設定入力を用紙の種類の設定入力として受け付ける。制御手段は、入力手段において設定された給紙トレイに収容されている紙質を第1記憶部から読み出し、給紙トレイが収容している用紙の紙質が紙粉の発生が少ない紙質であった際、リサイクル機構を動作させる。
この構成においては、入力手段が用紙の種類として給紙トレイの設定入力を受け付ける。入力手段において設定された給紙トレイに収用されている用紙の種類が第1記憶部から読み出され、読み出された用紙の種類が紙粉の発生の少ない種類であった際、用紙へのトナー像の転写後の残トナーが現像装置に搬送される。したがって、クリーニング装置から搬送される残トナー中に紙粉が混入している量が少ない残トナーのみが現像装置に搬送され、再使用される。
(4)画像形成装置は、さらに複数の給紙トレイと、給紙トレイ種類入力手段と、第1記憶部と、トレイ設定手段と、を備えている。
複数の給紙トレイは、互いに異なる種類の用紙を収容する。給紙トレイ種類入力手段は、複数の給紙トレイと収容される用紙の種類との関係の設定入力を受け付ける。給紙トレイ種類入力手段において設定された複数の給紙トレイと収容されている用紙の紙質との関係を記憶する。入力手段は、画像形成条件の設定入力を用紙の種類の設定入力として受け付ける。トレイ設定手段は、入力手段において設定された画像形成条件に基づいて複数の給紙トレイのうちの1つの給紙トレイを設定する。制御手段は、トレイ設定手段において設定された給紙トレイに収容されている紙質を第1記憶部から読み出し、給紙トレイが収容している用紙の紙質が紙粉の発生が少ない紙質であった際、リサイクル機構を動作させる。
この構成においては、入力手段によって用紙の種類として設定入力が受け付けられた画像形成条件に基づいて、複数の給紙トレイのうちから1の給紙トレイが設定される。設定された給紙トレイに収用されている用紙の種類が第1記憶部から読み出され、読み出された用紙の種類が紙粉の発生の少ない種類であった際、用紙へのトナー像の転写後の残トナーが現像装置に搬送される。したがって、クリーニング装置から搬送される残トナー中に紙粉が混入している量が少ない残トナーのみが現像装置に搬送され、再使用される。
(5)前記制御手段は、前記入力手段において設定された給紙トレイ、又は、前記トレイ設定手段において設定された給紙トレイが手差トレイであった際、前記リサイクル機構を駆動しない。
この構成においては、給紙トレイの設定がサイズの不明の用紙や色紙等の特殊な用紙等に画像形成する際に使用する手差トレイが設定された際には、回収された残トナーが現像装置に搬送されない。手差トレイは、上述のように多種の用紙がセットされるので、第1記憶部に用紙の種類を記憶することができず、また紙粉の発生量の多い用紙がセットされる場合もある。
したがって、手差トレイが設定された際に回収された残トナーが現像装置に搬送されないので、紙粉の発生量の多い用紙がセットされた際でも多くの紙粉が混入した残トナーが現像装置に搬送されることがない。
(6)画像形成装置は、さらに補給比設定手段を備えている。
補給比設定手段は、現像装置内にトナーを補給する際におけるリサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との比である補給比を設定する。現像装置は、リサイクル機構によって搬送されたリサイクルトナーを収容するリサイクル補給器と、未使用のトナーを収容する未使用補給器と、リサイクル補給器及び未使用補給機から現像装置内にトナーを補給する補給機構と、を有し、補給比設定手段によって設定された補給比に基づいて補給機構を駆動する。
この構成においては、補給比設定手段によって設定されたリサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との補給比に応じて、補給機構が駆動されて現像装置内にリサイクルトナー及び未使用のトナーが補給される。したがって、長年の使用によってリサイクルトナー中に含まれる紙粉の量が多くなった場合であっても、補給比によって未使用のトナーがリサイクルトナーよりも多く供給されることで現像装置内のトナーの量が不足することが防止される。
(7)画像形成装置は、さらに第2記憶部と、第3記憶部と、リサイクル量積算手段と、を備えている。
第2記憶部は、現像装置に搬送されたリサイクルトナーの積算量と補給比との関係を記憶する。第3記憶部は、リサイクルトナーの積算量を記憶する。リサイクル量積算手段は、画像形成毎に発生するリサイクルトナーの量を検出し、検出したリサイクルトナーの量を第3記憶部に記憶されているリサイクルトナーの積算量に積算する。補給比設定手段は、リサイクル量積算手段によって積算されたリサイクルトナーの積算量に応じた補給比を第2記憶部から読み出す。
この構成においては、リサイクル積算手段によって積算された画像形成毎に発生するリサイクルトナーの量の積算量に応じて、リサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との補給比が設定される。現像装置に搬送されるリサイクルトナーには、転写工程において紙粉はほとんど用紙に転写されない。そのため、リサイクルトナーに含まれる紙粉の量は、リサイクルトナーの積算量に応じて増加していく。
長年の使用によって現像装置、像担持体、クリーニング装置を循環する紙粉が増加していくが、リサイクルトナーの積算量に応じてリサイクルトナーの補給量と未使用トナーの補給量との補給比が設定されるので、未使用のトナーがリサイクルトナーよりも多く供給されることで現像装置内のトナーの量が不足することが防止される。
(8)画像形成装置は、さらに第4記憶部と、第5記憶部と、枚数積算手段と、を備えている。
第4記憶部は、用紙の画像形成の積算枚数と補給比との関係を記憶する。第5記憶部は、画像形成した用紙の積算枚数を記憶する。枚数積算手段は、第5記憶部に記憶されている用紙の積算枚数に画像形成毎の用紙の枚数を積算する。補給比設定手段は、枚数積算手段によって積算された用紙の積算枚数に応じた補給比を第4記憶部から読み出す。
この構成においては、枚数積算手段によって積算された画像形成毎の用紙の枚数の積算枚数に応じて、リサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との補給比が設定される。現像装置に搬送されるリサイクルトナーには、転写工程において紙粉はほとんど用紙に転写されない。そのため、像担持体に付着する紙粉は用紙に画像形成を行うほど増加するので、リサイクルトナーに含まれる紙粉の量は用紙の積算枚数に応じて増加する。
長年の使用によって現像装置、像担持体、クリーニング装置を循環する紙粉が増加していくが、用紙の積算枚数に応じてリサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との補給比が設定されるので、未使用のトナーがリサイクルトナーよりも多く供給されることで現像装置内のトナーの量が不足することが防止される。
(9)画像形成装置は、さらに第6記憶部と、第7記憶部と、回転量積算手段と、を備えている。
第6記憶部は、像担持体の回転回数の積算値と前記補給比との関係を記憶する。第7期億部は、像担持体の回転回数の積算値を記憶する。回転数積算手段は、画像形成毎の像担持体の回転回数の回転時間を検知し、第7記憶部に記憶されている像担持体の回転回数の積算値に積算する。補給比設定手段は、回転数積算手段によって積算された像担持体の回転回数の積算値に応じた補給比を前記第6記憶部から読み出す。
この構成においては、回転数積算手段によって積算された画像形成毎の像担持体の回転回数の積算値に応じて、リサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との補給比が設定される。現像装置に搬送されるリサイクルトナーには、転写工程において紙粉はほとんど用紙に転写されない。そのため、像担持体に付着する紙粉は像担持体を回転させて用紙に画像形成を行うほど増加するので、リサイクルトナーに含まれる紙粉の量は像担持体の回転回数に応じて増加する。
長年の使用によって現像装置、像担持体、クリーニング装置を循環する紙粉が増加していくが、像担持体の回転回数の積算値に応じてリサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との補給比が設定されるので、未使用のトナーがリサイクルトナーよりも多く供給されることで現像装置内のトナーの量が不足することが防止される。
(10)画像形成装置は、さらに第8記憶部と、第9記憶部と、回転量時間積算手段と、を備えている。
第8記憶部は、像担持体の回転時間の積算値と補給比との関係を記憶する。第9記憶部は、像担持体の回転時間の積算値を記憶する。回転時間積算手段は、像担持体の回転時間を検知し、第9記憶部に記憶されている像担持体の回転時間の積算値に積算する。補給比設定手段は、回転時間積算手段によって積算された像担持体の回転時間の積算値に応じた補給比を前記第8記憶部から読み出す。
この構成においては、回転時間積算手段によって積算された画像形成毎の像担持体の回転時間の積算値に応じて、リサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との補給比が設定される。現像装置に搬送されるリサイクルトナーには、転写工程において紙粉はほとんど用紙に転写されない。そのため、像担持体に付着する紙粉は像担持体を回転させて用紙に画像形成行うほど増加するので、リサイクルトナーに含まれる紙粉の量は像担持体の回転時間に応じて増加する。
長年の使用によって現像装置、像担持体、クリーニング装置を循環する紙粉が増加していくが、像担持体の回転回数の積算値に応じてリサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との補給比が設定されるので、未使用のトナーがリサイクルトナーよりも多く供給されることで現像装置内のトナーの量が不足することが防止される。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)入力を受け付けた用紙の種類の設定に基づいて回収された残トナーを現像装置に搬送することによって、単純な構成で紙粉が混入していない残トナーを再使用することができるので、コストアップを抑制しつつ使用によって現像装置内のトナーに紙粉が混入する量が増加していくことを防止でき、画像濃度の低下を抑制することができる。また、現像装置内に紙粉が混入することが少ないので、紙粉がトナー像の一部を形成することを防止でき、画質を維持することができる。
(2)用紙の種類を画像形成される用紙の紙質とし、画像形成される用紙が紙粉の発生の少ない用紙の設定の際、用紙へのトナー像の転写後の残トナーを現像装置に搬送することによって、単純な構成で紙粉が混入していない残トナーを再使用することができるので、コストアップを抑制しつつ使用によって現像装置内のトナーに紙粉が混入する量が増加していくことを防止でき、画像濃度の低下を抑制することができる。
また、現像装置内に紙粉が混入することが少ないので、紙粉がトナー像の一部を形成することを防止でき、画質を維持することができる。
(3)設定された給紙トレイに収容されている画像形成される用紙が紙粉の発生の少ない種類であった際、用紙へのトナー像の転写後の残トナーを現像装置に搬送することによって、単純な構成で紙粉が混入していない残トナーを再使用することができるので、コストアップを抑制しつつ使用によって現像装置内のトナーに紙粉が混入する量が増加していくことを防止でき、画像濃度の低下を抑制することができる。また、現像装置内に紙粉が混入することが少ないので、紙粉がトナー像の一部を形成することを防止でき、画質を維持することができる。
(4)手差トレイが設定された際に回収された残トナーを現像装置に搬送しないことによって、多くの紙粉が混入した残トナーを現像装置に搬送することを確実に防止することができ、現像装置内のトナーに紙粉が混入する量が増加していくことを適切に防止することができる。
(5)リサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との補給比に応じて現像装置内にリサイクルトナー及び未使用のトナーを補給することによって、長年の使用によってリサイクルトナー中に含まれる紙粉の量が多くなった場合であっても、補給比によって未使用のトナーをリサイクルトナーよりも多く供給することができるので、現像装置内のトナーの量が不足することをより適切に防止することができ、画像濃度の低下を抑制することができる。
(6)リサイクルトナーの積算量に応じて、リサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との補給比を設定することによって、未使用のトナーをリサイクルトナーよりも多く供給することができるので、現像装置内のトナーの量が不足することをより適切に防止することができ、画像濃度の低下を抑制することができる。
(7)用紙の積算枚数に応じて、リサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との補給比を設定することによって、未使用のトナーをリサイクルトナーよりも多く供給することができるので、現像装置内のトナーの量が不足することをより適切に防止することができ、画像濃度の低下を抑制することができる。
(8)像担持体の回転回数の積算値に応じて、リサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との補給比を設定することによって、未使用のトナーをリサイクルトナーよりも多く供給することができるので、現像装置内のトナーの量が不足することをより適切に防止することができ、画像濃度の低下を抑制することができる。
(9)像担持体の回転時間の積算値に応じて、リサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との補給比を設定することによって、未使用のトナーをリサイクルトナーよりも多く供給することができるので、現像装置内のトナーの量が不足することをより適切に防止することができ、画像濃度の低下を抑制することができる。
以下、この発明の最良の実施形態に係る画像形成装置を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた画像形成部の簡単な構成を示す正面断面図である。画像形成部100は、画像形成部10等から構成され、画像データに基づいて用紙に画像を形成する。画像形成部10は、所定速度で回転する感光体ドラム1を有し、感光体ドラムの周囲に順に配置された、帯電器2、書込ユニット(露光ユニット)3、現像装置4、転写器5、クリーニング装置6及び除電器7等から構成されている。また、画像形成部10は、リサイクル機構8及び廃トナー回収機構9を備えている。
本発明の像担持体に相当する感光体ドラム1は、表面に光導電層を備え、画像形成時に一定速度で図1に示す矢印方向に回転し、現像剤像を担持する。帯電器2は、感光体ドラム1の周面に単一極性の電荷を均一に付与する。書込ユニット3は、後述する制御部から供給された画像データに基づいて、例えば、レーザ光である画像光を感光体ドラム1の表面に照射し、光導電作用により感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。
現像装置4は、感光体ドラム1の表面に形成された静電潜像にトナーを供給し、静電潜像を顕像化(現像)する。現像装置4は、現像槽4Aの内部に現像ローラ41、攪拌ローラ42〜44を備えている。また、現像装置4は、現像層4Aの上部に補給機構45及び補給槽4B、回収層4Cを備えている。
現像槽4Aは、内部に二成分現像剤を構成するトナー及びキャリアを収容している。現像ローラ41は、感光体ドラム1の表面に間隙を設けて対向し、回転により周面に付着したキャリアに吸着しているトナーを感光体ドラム1の表面に対向する現像領域にまで搬送する。現像領域において、トナーは感光体ドラム1の表面に静電吸着する。
攪拌ローラ42〜44は、補給層4B、回収層4Cから供給されたトナーをキャリアと攪拌、混合させつつ現像ローラに41に搬送する。この時、トナーは、所定の電荷に帯電した状態でキャリアの表面に静電吸着する。表面にトナーが静電吸着したキャリアは、現像ローラ41が内装する磁極の磁力によって現像ローラ41の周面に穂立ちを形成した状態で静電吸着し、現像ローラ41の回転にともなって現像領域に搬送される。この現像領域においてトナーのみが感光体ドラム1の表面に形成された静電潜像に移動する。
本発明の未使用補給器に相当する補給層4Bは、未使用のトナーを収容している。本発明のリサイクル補給器に相当する回収層4Cは、クリーニング装置6によって回収された残トナーをリサイクルトナーとして収容する。補給機構45は、補給ローラ45A,45B等から構成され、現像装置4から着脱自在な補給層4B及び回収層4Cから現像槽4A内に各トナーを補給する。また、補給機構45は、制御部によって制御される。
また、現像装置4は、トナー濃度センサ46を現像ローラ41と攪拌ローラ42との間における現像層4Aの底面に備えている。トナー濃度センサ46は、現像層4A内のトナー量を検出する。トナー濃度センサ46として、本実施形態では透磁率センサを用いている。透磁率センサは、現像槽4A内における二成分現像剤の透磁率を検知する。この透磁率の変化は、二成分現像剤のうち消費されるトナーの変化を示す。トナーは透磁率が低く、キャリアは透磁率が高い。また、キャリアの量はほとんど変化しない。このため、現像装置内のトナーの量が多いほど透磁率センサが検出する透磁率が低くなる。
制御部は、透磁率が所定の値を超えた際に現像層4A内のトナー量が不足していると判断して補給機構45を駆動してトナーを補給させる。
転写器5は、転写位置において感光体ドラム1の表面に担持されたトナー像を、図示しない給紙部から所定のタイミングで搬送された用紙に転写する。トナー像が転写された用紙は、図示しない定着装置等を経由しつつ図示しない排紙トレイに排出される。
クリーニング装置6は、掻き落とし部材61を備え、用紙にトナー像を転写した後に感光体ドラム1の表面に残留しているトナー(残トナー)等を除去する。掻き落とし部材61は、本実施形態では、自由端部が感光体ドラム1の表面に所定の圧力で当接するブレードを用い、感光体ドラム1の表面において用紙から付着した紙粉等の残留物を含む残トナーを掻き落とす。感光体ドラム1の表面から掻き落とされた残トナーは、クリーニング装置6の内部において一旦収納される。
除電器7は、転写工程を終了した感光体ドラム1の表面に残留している電荷を除去する。リサイクル機構8は、クリーニング装置6と回収層4Cとを接続し、制御部によって所定のタイミングで駆動され、クリーニング装置6内に収納された残トナーをリサイクルトナーとして回収層4Cの内部に搬送する。また、本実施形態のリサイクル機構8は、搬送スクリュ81を有するスクリュコンベア機構で構成されている。搬送スクリュ81は、回転してクリーニング装置6内の残トナーを回収層4Cに搬送する。
廃トナー回収機構9は、本実施形態においては搬送スクリュ91を有するスクリュコンベア機構で構成されている。廃トナー回収機構9は、制御部によって所定のタイミングで駆動され、クリーニング装置6内に収納された残トナーを廃トナーとして回収する。また、廃トナー回収機構9は、廃トナーを収容する廃トナー回収層92を備えている。
図2は、制御部の構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、装置全体の動作を制御する制御部20を備えている。本発明の制御手段に相当する制御部20は、ROM22、RAM23及びEEPROM31等から構成されている。制御部20において、CPU21には、画像処理部60、書込ユニット3、リサイクル機構6、補給機構45、廃トナー回収機構9、サイズ検出センサ70、温度・湿度検出センサ80、トナー濃度センサ46、及び入力操作部90等が接続されている。
CPU21は、ROM22に予め書き込まれたプログラムにしたがって、センサ46,70等から入力される検出信号を参照しつつ画像形成部10を構成する書込ユニット3等とともに装置全体を統括して制御する。
画像処理部60は、CPU21から出力された制御信号に基づいて、図示しないインタフェースを介して外部装置から入力された画像データ、又は、図示しないスキャナ部において原稿から読み取った画像データに対して所定の画像処理を施す。
リサイクル機構8は、搬送スクリュ81を回転させる駆動モータ82及びモータドライバ83を備えている。CPU21は、クリーニング装置6に回収された残トナーを搬送するリサイクルトナーとして使用する際にモータドライバ83を介して駆動モータ82を駆動する。
補給機構45は、補給ローラ45A,45Bを回転させる駆動モータ451A,451B及びモータドライバ452A,452Bを備えている。CPU21は、設定された補給比に基づいてモータドライバ452A,452Bを介して駆動モータ451A,451Bを駆動する。
廃トナー回収機構9は、搬送スクリュ91を回転させる駆動モータ93及びモータドライバ94を備えている。CPU21は、クリーニング装置6に回収された残トナーを搬送する廃トナーとして回収(廃棄)する際にモータドライバ94を介して駆動モータ93を駆動する。
サイズ検出センサ70は、画像形成処理に使用される用紙のサイズを検出し、検出信号をCPU21に入力する。温度・湿度検出センサ80は、画像形成処理時における画像形成部10近傍の温度及び湿度を検出し、CPU21に検出信号を入力する。
トナー濃度センサ46は、現像槽4Aに収納されている現像剤中のトナー濃度を検出し、検出信号をCPU21に入力する。
本発明の入力手段に相当する入力操作部90は、液晶表示画面を有し、コピー枚数や用紙の種類等の設定入力を受け付ける。ユーザやサービスマン等は、液晶表示画面に表示されている予め登録されている複数の用紙の種類等の選択肢の中から選択し、決定(設定)の操作を行う。
EEPROM31は、データ記憶領域31A、積算量記憶領域31B、トナー量記憶領域31C、補給量記憶領域31D等から構成されている。データ記憶領域31Aは、設定した用紙の種類やサイズ等のデータを記憶する。本発明の第3記憶部に相当する積算量記憶領域31Bは、リサイクルトナーの積算量を記憶する。トナー量記憶領域31Cは、階調値の総計と使用トナー量との関係、及び、使用トナー量と転写効率とリサイクルトナー(残トナー)量との関係を記憶する。本発明の第2記憶部に相当する補給量記憶領域31Dは、リサイクルトナーの積算量と補給比との関係を記憶する。補給比は、現像槽4Aへのリサイクルトナーの補給量と未使用のトナーの補給量との比である。
図3は、画像形成を行う際の処理手順を示す流れ図である。ユーザが入力操作部90を操作して画像形成の開始の入力を行うと、CPU21は、まずユーザによって画像形成の開始の入力の際に設定入力された用紙の種類が上質紙か否かに基づいて、残トナーをリサイクルトナーとして回収層4Cに搬送するか否かを判断する(S1)。
上質紙は、感光体ドラム1の表面に付着する紙粉の量が他の用紙に比較して少ないからである。また、S1の処理において、画像形成される用紙の紙質とサイズとに基づいて紙粉の量が他の用紙に比較して少ないか否かを判断する構成にしてもよい。上質紙であってもサイズが大きいと紙粉の量が多いからである。
S1の処理において、設定入力された用紙の種類が上質紙であると判断した場合、リサイクル機構8に備えられた駆動モータ82を駆動する(S2)。これにより、搬送スクリュ81が回転してクリーニング装置6によって回収された残トナーがリサイクルトナーとして回収層4Cに搬送される。
次に、リサイクルトナーの積算量を計数する積算処理を行う(S3)。積算処理は、画像形成毎に発生するリサイクルトナー量を積算し、EEPROM31の積算量記憶領域31Bに格納する。詳細は後述する。
その後、設定されている補給比をEEPROM31のデータ記憶領域31Aから読み出し、またリサイクルトナーの積算量に応じた補給比をEEPROM31の補給比記憶領域31Dから読み出す(S4)。次に、読み出した両方の補給比を比較して補給比の設定を変更するか否かを判断する(S5)。
S5の処理において補給比を変更しないと判断した場合、S7の処理に移行する。一方、S5の処理において補給比を変更すると判断した場合、補給比記憶領域31Dから読み出した積算量に対応する補給比を設定値としてデータ記憶領域31Aに格納する(S6)。したがって、CPU21を含む制御部20は、本発明のリサイクル量積算手段及び補給比設定手段にも相当する。
リサイクルトナーの積算量と補給比との関係は、リサイクルトナーの積算量が増加するに従って、リサイクルトナーの補給量が減少するように補給比が設定されればよい。
その後、補給処理を開始する(S7)。補給処理は、トナー濃度センサ46による検出信号を参照して現像槽4A内にトナーを補給する。トナーを補給する際、CPU21は、設定された補給比に応じて補給機構45に備えられた駆動モータ451B、451Cを駆動して補給ローラ45B,45Cの回転速度比を変更する。駆動モータ451B,451Cの駆動時間は等しい設定であるので、補給比に応じた補給量のトナーが補給層4B,回収層4Cから補給される。
次に、画像形成処理を開始する(S8)。画像形成処理は、用紙を供給開始して画像形成部におけるトナー像の転写、定着を経て排紙トレイに排出するまでの公知の処理を示す。その後、ユーザによって画像形成の開始の入力の際に設定入力された画像形成要求枚数の画像形成が完了したか否かを判断し(S9)、終了したと判断した場合は全体の処理を終了する。S9の処理において、画像形成要求枚数の画像形成が完了していないと判断した場合は、S3の処理に戻る。
一方、S1の処理において、設定入力された用紙の種類が上質紙以外の用紙(例えば再生紙)であると判断した場合、廃トナー回収機構9に備えられた駆動モータ93を駆動する(S10)。これにより、搬送スクリュ91が回転し、クリーニング装置6によって回収された残トナーが廃トナーとして廃トナー回収層92に回収される。
次に、補給処理を開始する(S11)。S11の処理における補給処理は、S7の処理における補給処理と異なり、補給層4Bからの未使用トナーのみの補給となる。これは、画像形成において残トナーがリサイクルトナーとして回収層4Cに回収されないからである。なお、S7の処理と同様に設定された補給比に基づいて補給を行ってもよい。
その後、S8の処理と同様に画像形成処理を実行する(S12)。次に、ユーザによって画像形成の開始の入力の際に設定入力された画像形成要求枚数の画像形成が完了したか否かを判断し(S13)、終了したと判断した場合は全体の処理を終了する。S13の処理において、画像形成要求枚数の画像形成が完了していないと判断した場合は、S12の処理に戻る。
なお、本実施形態は、給紙部に互いに異なる種類(紙質)の用紙を収容する図示しない複数の給紙トレイが備えられ、設定された給紙トレイに収容されている用紙が1枚ずつ画像形成部10に搬送される。したがって、本実施形態では、ユーザが直接に入力操作部90を操作して用紙の種類の設定の入力を行っているが、例えば給紙すべき給紙トレイの設定を介して用紙の種類を判断してもよい。
具体的には、ユーザが予め入力操作部90を操作して入力した複数の給紙トレイと収容されている用紙との関係をEEPROM31の一部の領域に予め格納しておく。画像形成の開始の入力の際に入力操作部90においてユーザからの給紙トレイの設定入力を受け付け、設定された給紙トレイに収容されている用紙の種類をEEPROM31から読み出す。但し、手差しトレイが設定入力された場合は、どの種類の紙が入っているか特定し難いためトナーリサイクルは行わない。
給紙トレイの設定は、ユーザからの入力に限られず、制御部20等による設定であってもよい。例えば、画像形成の開始の入力の際にユーザから入力操作部90を介して原稿サイズ、画像形成倍率等の画像形成条件を受け付ける。制御部20は、画像形成条件に基づいて複数の給紙トレイの中から給紙に適切な1の給紙トレイを選択(設定)する。この設定された給紙トレイに収容されている用紙の種類をEEPROM31から読み出す。
したがって、EEPROM31は本発明の第1記憶部に相当し、入力操作部90は本発明の給紙トレイ種類入力手段に相当する。また、御部20は、本発明のトレイ設定手段に相当する。
図4は、図3に示すS3において処理を実行するリサイクルトナーの積算量を計数するの積算処理を行う手順を示す流れ図である。CPU21は、まず画像処理部24に用紙1枚あたりの画像形成に用いる画像データにおける各画素の階調値を検出させ、さらに全ての画素の階調値を積算して画像データの階調値の総計を計数させる(S20)。例えば、多値(カラー)の画像形成装置の場合は画像形成直前(例えば、書込ユニット3への出力前)の各画素の階調値の1画像データ分の総計を計数させ、2値(モノクロ)の画像形成装置の場合は黒画素の数の1画像データ分の総計を計数させる。
次に、温度・湿度検出センサ70の検出信号を取得し(S21)、取得した検出信号に基づく画像形成部10周辺の温度及び湿度に基づいて転写効率ηを決定する(S22)。例えば、EEPROM31のトナー量記憶領域31Dに予め格納されている温度及び湿度と転写効率ηとの関係から、温度及び湿度に応じた転写効率ηを読み出す。
その後、1枚の用紙に画像形成する際に発生するリサイクルトナー量を決定する(S23)。具体的には、総計した画像データの階調値に対応するトナー使用量をEEPROM31のトナー量記憶領域31Cから読み出し、この使用トナー量と転写効率使用トナー量と転写効率ηに対応するリサイクルトナー量をトナー量記憶領域31Cから読み出す。なお、使用トナー量とは、トナー像を形成するのに必要なトナー量である。
次に、決定したリサイクルトナー量を積算する(S24)。具体的には、読み出したEEPROM31の積算量記憶領域31Bに記憶されているリサイクルトナー積算量に、リサイクルトナー量を積算し、再び積算量記憶領域31Bに格納する(S25)。
ここで、使用トナー量と転写効率ηとからリサイクルトナー量を決定するのは、トナー像を用紙に転写する転写工程時において、感光体ドラム1の表面から用紙に対するトナーの転写効率が温度及び湿度に応じて変化するからである。この転写効率ηの変化にともなって、転写工程時に感光体ドラム1の表面から用紙に転写されずに残留する残トナー量が変化するので、リサイクルトナー量も変化する。
なお、本実施形態では、転写効率等から検出したリサイクルトナー量を積算してリサイクルトナー積算量を計数しているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、クリーニング装置6内に重量を検出するセンサを配置し、画像形成した1枚の用紙に対してクリーニング装置6が回収した残トナー量をリサイクルトナー量として積算してもよい。
(実験例)
本実施形態に係る画像形成装置100において、常に残トナーをリサイクルトナーとして回収層4Cに回収した場合の実験結果を図5に示す。図5は、所定サイズの用紙を使用し、リサイクルトナーの補給量と未使用トナーとの補給比率30%(リサイクルトナーの補給量と未使用トナーの補給量との重量比率が7:3)で未使用トナー及びリサイクルトナーを現像槽4Aに補給する条件において、上質紙のみ及び再生紙のみで20K枚(20,000枚)の画像形成を行い、用紙に形成された画像の特性評価を行った結果を示す。
画像の特性評価として、用紙上におけるひげ状画像の発生数からの評価及び画像濃度の目視検査を行った。その結果、再生紙ではひげ状画像の発生が多く、トナーリサイクルには不向きであることが判明した。
これは、上質紙に比べて再生紙の方が紙粉が付着している量が多いために、クリーニング装置6によって回収された残トナー中に含まれる紙粉の量も多くなるためである。
また、上質紙においては画像濃度のみが低下する現象が発生している。
未使用トナー及びリサイクルトナーの補給比率についての実験結果を図6に示す。同図は、リサイクルトナーの補給比率30%、25%、20%の3種類の割合で未使用トナー及びリサイクルトナーを現像槽4Aに補給する条件で、所定の枚数の所定サイズの上質紙のみを使用して画像形成を行った画像濃度についての結果を示す。
画像濃度は、図5に示す実験と同様に目視検査により行った。この結果、リサイクルトナーの補給比率の最も大きい30%では20K枚で、画像濃度の低下が著しくなり、20K枚の用紙に画像形成する前にリサイクルトナーの補給比率を変更する必要があることが判明した。したがって、画像形成枚数の増加に従って、リサイクルトナーの補給比率を適宜変更(低下)することにより、リサイクルトナーを有効利用しながら、画像濃度の低下を予防できることが判明した。つまり、リサイクルトナーの量が増加するにしたがって、リサイクルトナーの補給比率を変更(低下)する必要がある。
例えば、初期のトナーの補給処理におけるリサイクルトナーの補給比率初期値を、図6に示すように30%とし、リサイクルトナーの積算量の増加に従って、リサイクルトナーの補給比率を適宜低下させる。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置100において、用紙の種類に基づいて残トナーをリサイクルトナーとして回収するか否かを判断することによって、単純な構成で紙粉が混入していない残トナーを再使用することができる。これにより、コストアップを抑制しつつ、使用によって現像槽4A内のトナーに紙粉が混入する量が増加していくことを防止でき、画像濃度の低下を抑制することができる。
また、現像装置内に紙粉が混入することが少ないので、紙粉がトナー像の一部を形成することを防止でき、画質を維持することができる。
さらに、補給比をトナーリサイクル積算量に応じて変更することで、上述の実験結果からわかるように現像装槽4A内のトナーの量が不足することをより適切に防止することができ、画像濃度の低下を抑制することができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、補給比の設定においてリサイクルトナーの積算量を用いず、画像形成した用紙の積算枚数に応じて補給比を設定(決定)している。また、EEPROM31の積算量記憶領域31Bにおいて用紙の積算枚数を格納し、EEPROM31の補給比記憶領域31Dに用紙の積算枚数と補給比との関係を格納する。したがって、積算量記憶領域31Bは本発明の第5記憶部に相当し、補給比記憶領域31Dは本発明の第4記憶部に相当する。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図7は、画像形成を行う際の処理手順を示す流れ図である。なお、図7に示す処理S31、S32、S36〜S43は、図3に示すS1、S2、S6〜S13の処理と同様であるので説明を省略する。
ユーザが入力操作部90を操作して画像形成の開始の入力を行い、S31の処理において、CPU21が、ユーザによって画像形成の開始の入力の際に設定入力された用紙の種類が上質紙であると判断し、S32の処理の実行後に画像形成する用紙の積算枚数を計数してEEPROM31の積算量記憶領域31Bに格納する(S33)。
例えば、画像形成する画像データの大きさ(画像形成に適した用紙のサイズ)を所定の用紙サイズ(例えば、A4サイズ)に換算し、積算量記憶領域31Bから読み出した用紙の積算枚数に積算し、再び積算量記憶領域31Bに格納する。したがって、CPU21を含む制御部20は、本発明の枚数積算手段にも相当する。
その後、設定されている補給比をEEPROM31のデータ記憶領域31Aから読み出し、また用紙の積算枚数に応じた補給比をEEPROM31の補給比記憶領域31Dから読み出す(S34)。次に、読み出した両方の補給比を比較して補給比の設定を変更するか否かを判断する(S35)。
S35の処理において補給比を変更しないと判断した場合、S37の処理に移行する。一方、S35の処理において補給比を変更すると判断した場合、補給比記憶領域31Cから読み出した積算量に対応する補給比を設定値としてデータ記憶領域31Aに格納する(S36)。したがって、CPU21を含む制御部20は、本発明の用紙積算手段にも相当する。
用紙の積算枚数と補給比との関係は、用紙の積算枚数が増加するに従って、リサイクルトナーの補給量が減少するように補給比が設定されればよい。例えば、初期のトナーの補給処理におけるリサイクルトナーの補給比率初期値を、図6に示すように30%とし、用紙の積算枚数が15Kの際に25%、20K枚の際に20%となるように設定する。
これにより、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第3実施形態)
本実施形態は、補給比の設定においてリサイクルトナーの積算量を用いず、画像形成した感光体ドラム1の回転回数の積算値に応じて補給比を設定している。また、EEPROM31の積算量記憶領域31Bにおいて感光体ドラム1の回転回数の積算値を格納し、EEPROM31の補給比記憶領域31Dに感光体ドラム1の回転回数の積算値と補給比との関係を格納する。
したがって、積算量記憶領域31Bは本発明の第7記憶部に相当し、補給比記憶領域31Dは本発明の第6記憶部に相当する。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図8は、画像形成を行う際の処理手順を示す流れ図である。なお、図8に示す処理S51、S52、S56〜S63は、図3に示すS1、S2、S6〜S13の処理と同様であるので説明を省略する。
ユーザが入力操作部90を操作して画像形成の開始の入力を行い、S51の処理において、CPU21が、ユーザによって画像形成の開始の入力の際に設定入力された用紙の種類が上質紙であると判断し、S52の処理の実行後にトナー像を用紙に転写する際における感光体ドラムの回転回数の積算量を計数してを計数してEEPROM31の積算量記憶領域31Bに格納する(S53)。
例えば、画像形成する画像データの大きさ(副走査方向のサイズ)と感光体ドラム1の周長とに基づいて用紙を転写する際に感光体ドラム1が何回転するかを計数し、計数した回転回数を、積算量記憶領域31Bから読み出した感光体ドラム1の回転回数の積算値に積算し、再び積算量記憶領域31Bに格納する。したがって、CPU21を含む制御部20は、本発明の回転回数積算手段にも相当する。
その後、設定されている補給比をEEPROM31のデータ記憶領域31Aから読み出し、また感光体ドラム1の回転回数の積算値に応じた補給比をEEPROM31の補給比記憶領域31Dから読み出す(S54)。次に、読み出した両方の補給比を比較して補給比の設定を変更するか否かを判断する(S55)。
S55の処理において補給比を変更しないと判断した場合、S57の処理に移行する。一方、S55の処理において補給比を変更すると判断した場合、補給比記憶領域31Cから読み出した積算量に対応する補給比を設定値としてデータ記憶領域31Aに格納する(S56)。感光体ドラム1の回転回数の積算値と補給比との関係は、感光体ドラム1の回転回数の積算値が増加するに従って、リサイクルトナーの補給量が減少するように補給比が設定されればよい。
感光体ドラム1の回転回数の積算値が増加するにしたがって、リサイクルトナーの積算量も増加するので、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、紙粉の混入量のみならず、感光体ドラム1の表面から残トナーが除去される際、残トナー(リサイクルトナー)が受ける機械的ストレスや経時変化をも加味してリサイクルトナーの特性を判断することができ、より正確に補給比の設定を行うことができる。
なお、感光体ドラム1の回転回数の積算値に代えて回転時間の積算値を用いてもよい。例えば、挟持した用紙とトナー像との転写タイミングを計りつつ、転写位置に用紙を搬送する図示しないレジストローラから用紙が搬送開始された時から、用紙の後端が図示しない定着装置に到達した時までの時間を回転時間とする。この回転時間を各用紙サイズ毎にEEPROM31のデータ記憶領域31Aに予め格納しておく。図8に示すS53の処理において画像形成される用紙のサイズに対応する回転時間を読み出し、積算量記憶領域31Bから読み出した感光体ドラム1の回転時間の積算値に積算し、再び積算量記憶領域31Bに格納する。
したがって、CPU21を含む制御部20は、本発明の回転時間積算手段にも相当する。
第1実施形態〜第3実施形態において、リサイクルトナーの積算量、用紙の積算枚数、及び感光体ドラム1の回転回数及び回転時間の積算値は、例えば、現像装置4におけるキャリアを含む現像剤の交換時、現像装置4を含む画像形成部10のユニット交換時等においてCPU21によってEEPROM31内の積算量記憶領域31Bの数値がクリアされる。
なお、第1実施形態〜第3実施形態は、モノクロの画像形成装置100を用いて説明したが、タンデム型のカラー画像形成装置における各色の画像形成部に適用してもよい。
各色のトナー像を転写ベルトに重ねて転写した後に用紙に転写させる構成等の中間転写方式の画像形成装置においては、例えばフルカラーモード時においては転写ベルト上の残トナーが混色しているので、モノクロモード時のみにおいて本発明を適用し、黒色のトナー像を形成する画像形成部にのみリサイクルトナーとして回収する構成とすればよい。また、フルカラーモード時において回収した混色の残トナーを黒色のトナー像を形成する画像形成部にのみリサイクルトナーとして回収する構成であってもよい。黒色は、混色であっても画質が比較的問題にならないからである。
この発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた画像形成部の簡単な構成を示す正面断面図である。 同画像形成装置に備えられた制御部の構成を示すブロック図である。 同画像形成装置における画像形成を行う際の処理手順を示す流れ図である。 積算処理を行う手順を示す流れ図である。 常に残トナーをリサイクルトナーとして回収層に回収した場合の実験結果を示す図である。 未使用トナー及びリサイクルトナーの補給比率についての実験結果を示す図である。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の画像形成装置における画像形成を行う際の処理手順を示す流れ図である。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の画像形成装置における画像形成を行う際の処理手順を示す流れ図である。 従来の画像形成装置の画像形成部の簡単な構成を示す正面断面図である。
符号の説明
1−感光体ドラム
4−現像装置
4A−現像槽
4B−補給層
4C−回収層
6−クリーニング装置
8−リサイクル機構
10−画像形成部
21−制御部
31−EEPROM
31A−データ記憶領域
31B−積算量記憶領域
31C−補給比記憶領域
31D−積算枚数記憶領域
45−補給機構
46A,46B−補給ローラ
100−画像形成装置

Claims (10)

  1. 表面に画像データに基づく潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に現像剤を付与して前記潜像を現像する現像装置と、
    前記現像により形成された現像剤像が用紙に転写された後、前記像担持体に残っている現像剤を除去するクリーニング装置と、
    画像形成される用紙の種類の設定入力を受け付ける入力手段と、
    前記クリーニング装置によって除去された現像剤をリサイクル現像剤として前記現像装置に搬送するリサイクル機構と、
    前記入力手段において設定された用紙の種類に基づいて前記リサイクル機構を選択的に動作させる制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記用紙の種類は、少なくとも用紙の紙質の別を含み、
    前記制御手段は、前記入力手段において設定された用紙の紙質が紙粉の発生が少ない紙質であった際、前記リサイクル機構を動作させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 互いに異なる種類の用紙を収容する複数の給紙トレイと、
    前記複数の給紙トレイと収容される用紙の種類との関係の設定入力を受け付ける給紙トレイ種類入力手段と、
    前記給紙トレイ種類入力手段において設定された前記複数の給紙トレイと収容されている用紙の紙質との関係を記憶する第1記憶部と、を有し、
    前記入力手段は、前記複数の給紙トレイのうち画像形成に供給すべき用紙を収容する給紙トレイの設定入力を前記用紙の種類の設定入力として受け付け、
    前記制御手段は、前記入力手段において設定された給紙トレイに収容されている紙質を前記第1記憶部から読み出し、前記給紙トレイが収容している用紙の紙質が紙粉の発生が少ない紙質であった際、前記リサイクル機構を動作させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 互いに異なる種類の用紙を収容する複数の給紙トレイと、
    前記複数の給紙トレイと収容される用紙の種類との関係の設定入力を受け付ける給紙トレイ種類入力手段と、
    前記給紙トレイ種類入力手段において設定された前記複数の給紙トレイと収容されている用紙の紙質との関係を記憶する第1記憶部と、を備え
    前記入力手段は、画像形成条件の設定入力を用紙の種類の設定入力として受け付け、
    前記入力手段において設定された画像形成条件に基づいて前記複数の給紙トレイのうちの1つの給紙トレイを設定するトレイ設定手段を有し、
    前記制御手段は、前記トレイ設定手段において設定された給紙トレイに収容されている紙質を前記第1記憶部から読み出し、前記給紙トレイが収容している用紙の紙質が紙粉の発生が少ない紙質であった際、前記リサイクル機構を動作させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記入力手段において設定された給紙トレイ、又は、前記トレイ設定手段において設定された給紙トレイが手差トレイであった際、前記リサイクル機構を駆動しないことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像装置内に現像剤を補給する際における前記リサイクル現像剤の補給量と前記未使用の現像剤の補給量との比である補給比を設定する補給比設定手段を備え、
    前記現像装置は、前記リサイクル機構によって搬送されたリサイクル現像剤を収容するリサイクル補給器と、未使用の現像剤を収容する未使用補給器と、前記リサイクル補給器及び前記未使用補給機から現像装置内に現像剤を補給する補給機構と、を有し、前記補給比設定手段によって設定された補給比に基づいて前記補給機構を駆動することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 前記現像装置に搬送された前記リサイクル現像剤の積算量と前記補給比との関係を記憶する第2記憶部と、
    前記リサイクル現像剤の積算量を記憶する第3記憶部と、
    画像形成毎に発生する前記リサイクル現像剤の量を検出し、検出したリサイクル現像剤の量を前記第3記憶部に記憶されている前記リサイクル現像剤の積算量に積算するリサイクル量積算手段と、を備え、
    前記補給比設定手段は、前記リサイクル量積算手段によって積算された前記リサイクル現像剤の積算量に応じた前記補給比を前記第2記憶部から読み出すことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 用紙の画像形成の積算枚数と前記補給比との関係を記憶する第4記憶部と、
    画像形成した用紙の積算枚数を記憶する第5記憶部と、
    第5記憶部に記憶されている用紙の積算枚数に画像形成毎の用紙の枚数を積算する枚数積算手段と、を備え、
    前記補給比設定手段は、前記枚数積算手段によって積算された前記用紙の積算枚数に応じた前記補給比を前記第4記憶部から読み出すことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体の回転回数の積算値と前記補給比との関係を記憶する第6記憶部と、
    前記像担持体の回転回数の積算値を記憶する第7記憶部と、
    画像形成毎の前記像担持体の回転回数の回転時間を検知し、前記第7記憶部に記憶されている前記像担持体の回転回数の積算値に積算する回転数積算手段と、
    前記補給比設定手段は、前記回転数積算手段によって積算された前記像担持体の回転回数の積算値に応じた前記補給比を前記第6記憶部から読み出すことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  10. 前記像担持体の回転時間の積算値と前記補給比との関係を記憶する第8記憶部と、
    前記像担持体の回転時間の積算値を記憶する第9記憶部と、
    前記像担持体の回転時間を検知し、前記第9記憶部に記憶されている前記像担持体の回転時間の積算値に積算する回転時間積算手段と、
    前記補給比設定手段は、前記回転時間積算手段によって積算された前記像担持体の回転時間の積算値に応じた前記補給比を前記第8記憶部から読み出すことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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