JPH10105015A - トナー移送装置及びそれを使用する画像形成装置 - Google Patents

トナー移送装置及びそれを使用する画像形成装置

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JPH10105015A
JPH10105015A JP9082257A JP8225797A JPH10105015A JP H10105015 A JPH10105015 A JP H10105015A JP 9082257 A JP9082257 A JP 9082257A JP 8225797 A JP8225797 A JP 8225797A JP H10105015 A JPH10105015 A JP H10105015A
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JP
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Application number
JP9082257A
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English (en)
Inventor
Norio Kikuchi
宣男 菊地
Satoshi Takano
聡 高野
Shinichi Kawahara
真一 川原
Akira Tagami
亮 田上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング手段により回収された回収トナ
ーの使用条件や使用環境によって、トナーリサイクル時
の現像装置と廃トナータンクに分岐して移送することが
できる、又、画質低下を招かずに、あるいは画質低下が
問題ないレベルまで効率良く回収トナーの再利用を行な
うことができる小型で簡単な装置で低コストのトナー移
送装置及びそれを使用する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 スクリューポンプ手段1と、スクリュー
ポンプ手段1により移動する回収トナーを流動化させる
ための空気を上記スクリューポンプ手段1に供給するた
めの空気供給手段2と、スクリューポンプ手段1から送
り出される回収トナーと空気供給手段2から供給される
空気との混合気を移送する移送手段3と、移送手段3の
経路中を移送する混合気を分岐する分岐手段4とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2成分現像剤また
は1成分現像剤を用いたプリンター、ファクシミリ装
置、複写機あるいはこれらの複合機等の電子写真方式の
画像形成装置において、画像形成後にクリーニング手段
により回収された回収トナーを移送するトナー移送装置
に関し、特に、粉体ポンプであるモーノポンプと言われ
るスクリューポンプを用いて回収トナーを現像装置に移
送して、トナーのリサイクル使用を可能とするトナー移
送装置及びそれを使用する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2成分現像剤または1成分現像剤を用い
たプリンター、ファクシミリ、あるいは複写機等の電子
写真方式の画像形成装置においては、画像形成後の残留
トナー(感光体や中間転写体等の画像形成体上の残留ト
ナー、及び転写ベルト等の転写搬送体上の残留トナー。
以下、これらを被クリーニング体と総称する)をクリー
ニング装置によりクリーニングして回収し、この回収ト
ナーをクリーニング装置と別体に設けられた回収トナー
貯蔵部(廃トナータンク)に移送して廃棄するか、また
は現像装置に移送して再利用させるトナー移送装置が装
備される。このトナー移送装置に関する技術としては、
(1)クリーニング装置に設けられた回収トナー排出部
と、このクリーニング装置と別体に設けられた回収トナ
ー貯蔵手段とをパイプで結び、このパイプの内部に設け
られたコイルスクリュー(あるいはコイル状回収スプリ
ング)を回転させることにより回収トナーを回収トナー
貯蔵手段に移送するようにした技術(特開昭56−46
281号等の公報を参照)、(2)クリーニング装置の
回収トナー排出部と近接した位置に回収トナー貯蔵手段
を配置し、主として重力又は重力とパイプ内に設けられ
たコイルスクリューの推進力とにより回収トナーを回収
トナー貯蔵手段に移送するようにした技術(特開昭58
−54369号等の公報を参照)、(3)回収トナー搬
送経路先端付近に、現像装置のトナーホッパーに向う閉
止板付下向分岐路を設けるとともに、回収トナー搬送経
路先端には回収容器を接続し、回収トナーの搬送先を必
要に応じて両者に切替送給可能とするようにした技術
(特開昭61−258276号等の公報を参照)、等が
知られている。また、回収トナーの移送装置ではない
が、トナーの搬送に空気流路を用いる技術(特開昭61
ー151675号等の公報を参照)や、トナー貯留手段
から現像手段へのトナー移送手段にスクリューポンプを
用いた技術(特開平7−219329号等の公報を参
照)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、資源の有効利用
を図るために、プリンター、ファクシミリ装置、複写機
あるいはこれらの複合機等の画像形成装置において、画
像形成後に感光体上や転写ベルト等の被クリーニング体
上に残った使用済みトナーの両方またはどちらか一方を
そのまま廃棄することなく、クリーニング装置で回収し
たあとで現像装置に戻して再利用するトナーリサイクル
が提案され、実用化されている。然し、トナーリサイク
ルを実施する場合には、回収トナーの劣化により画質低
下を招くことがあり、問題となっている。回収トナーが
劣化する原因としては、紙粉の混入、帯電特性の変化や
トナー凝集(回収トナーは高温の機械内の各部品に接触
し、また機械的ストレスを受けるのでトナーが凝集
し、”ダマ”になりやすい)等を挙げることができる。
このため、トナーリサイクルを実施するに当たっては、
画像品質の低下を防止する手段として、新しい(未使用
の)トナーの供給量に対する回収トナー量比を一定以下
に維持する等の方法により、回収トナーの劣化やそれに
起因した画質の低下を未然に防止する必要がある。然
し、再利用する回収トナー量を制限したとしても画像品
質の低下を招く場合がある。すなわち、回収トナー中へ
の紙粉混入比は、専ら使用する紙からの紙粉発生量に依
存し、この紙粉発生量は紙種によって異なるが、使用者
に紙粉発生の少ない紙だけを使用してもらうよう紙種の
制限を行なうことは困難であるため、使用者が紙粉発生
の多い紙を使用してしまい、回収トナー中の紙粉混入比
が高くなる場合がある。一方、高温環境下で連続稼働し
機械内の温度が上昇した場合、トナー凝集が促進される
ことがある。これらの場合には、回収トナーの劣化と、
それに起因した画像品質の低下を避けられないため、ト
ナーリサイクルを中止し、回収トナーを廃棄する必要が
ある。以上のように使用紙種や使用環境により、再利用
する回収トナー量比を一定以下に維持してもトナーリサ
イクル時の画質低下を避けられない場合があると言う問
題がある。
【0004】以上の問題を解決するためには、回収トナ
ーの移送先を、現像装置(リサイクル)から廃トナータ
ンク等(廃棄)に、またはその逆(廃トナータンク等か
ら現像装置)へ相互に変更できるように構成することが
必要である。実際には既存の回収トナーの移送装置自体
を付け換えることは作業量の多さから見て困難であるた
め、既存の移送経路中に分岐部を設け、移送先を切り換
える構成が現実的である。然しながら、前述の従来技術
のように、現在一般的に用いられている搬送コイル方式
の搬送経路を用いた場合、途中で分岐させるのは困難で
ある。その理由としては、移送手段に搬送コイルを用い
た方式においては、経路中にコイルを通して回転させて
いるが、コイルの確実な回転を保証するためには直線移
送または大きな曲線移送とした移送路の確保が必要であ
り、このため分岐させた場合には、複数の搬送コイルを
組み合わせて配設しなければならず、その搬送コイルの
駆動系も複数必要となり、装置の複雑化、大型化を招
き、大幅なコストアップとなるからである。そこで本発
明者らは、回収トナーの移送先の変更を容易に行なうた
めに、回収トナーの移送をスクリューポンプで行い、移
送経路中に分岐と移送経路の切り換え手段を設けること
により、回収トナーの移送先を現像装置または廃トナー
タンクに任意に切り換えることができるトナー移送装置
を創案した。クリーニング装置からのトナ−排出装置の
省スペ−ス化、又は上方向にもトナーを搬送できるとい
う利点を生かし、マシン、ユニットレイアウトの自由度
の向上、独立性、メンテ性の向上、低コストということ
でトナー搬送にスクリュ−ポンプを用いることが有利で
あり、同様にクリーニングで回収されたトナ−をリサイ
クルの供給タンクに戻す手段としてもスクリュ−ポンプ
のモーノポンプを用いることは有利である。
【0005】然し、回収トナーの移送先を現像装置、又
は廃トナータンクに単に切り換えるだけでは、回収トナ
ーの全量を再利用するか、或は全量を廃棄するかの二者
択一以外に選択の余地がなくなる。この為、回収トナー
の一部を再利用するのであれば画質低下を招かずに、あ
るいは画質低下を問題ないレベルに留めることができる
にも拘らず、上記方式では全量の廃棄を行わなければな
らないので回収トナーの有効利用が図れないと言う点が
問題であった。また、トナーリサイクルにおける他の問
題として、クリ−ニングで回収されたリサイクルトナー
は新トナ−と比較して、大粒に凝集化しているトナ−の
割合が多くなり、この大粒に凝集化したトナーが感光体
から転写紙に転写されるとき、感光体と紙の密着性を低
下させ、半径1mm乃至2mmの大粒トナー近傍の転写
率が低下しホタルと言われる黒べタ部の部分白抜けを発
生させるという問題がある。リサイクルトナーの比率が
新トナーに対して20%乃至30%以下であれば部分白
抜けの発生率は低いが、例えば低湿度環境、地汚れトナ
ー量の増加、転写率の低下、トナー濃度制御の暴走等に
よる機械の異常により回収トナー量が増加すると、部分
白抜けの発生率が増加し許容レベルを超え画像品質が低
下して異常画像となると言う問題があった。又、トナー
リサイクルの他の問題は、回収トナー中に転写紙等の紙
粉が含まれていることである。転写紙等は、裁断工程に
おいて端部に、搬送工程においてもストレスで表裏にも
付着している。
【0006】この紙粉が転写紙と画像担持体が接触する
転写工程において、画像担持体に移行しクリーニング工
程でトナーと共に回収される。この紙粉は、クリーニン
グブレードのエッジ部に入り込み、ブレードエッジを押
し上げ、その部分からトナーが漏れてクリーニング不良
となり、リサイクルトナーの比率が高いとそれだけクリ
ーニングに入って来る紙粉の量も多くなり、クリーニン
グ不良の発生頻度も高くなると言う問題があった。大粒
に凝集化したトナーが発生する原因の一つとして、トナ
ーに加えられる熱を挙げることができる。両面コピーの
場合、定着ユニットを通過して熱くなった紙が裏面への
転写の為に転写位置に再度給紙されると、転写工程にお
いて感光体と接触するため熱が感光体に伝わる。例えば
50℃乃至60℃と熱くなった感光体上にトナー像がつ
くられる為に、クリーニング装置で回収される残トナー
も感光体表面温度と同様に過熱された状態となってい
る。このようなトナーは新トナーと比べて、トナー同士
が凝集してくっつきやすく、ホタルと言われる黒べタ部
の部分白抜けの原因となる大粒に凝集化したトナー核に
なりやすいと言う問題があった。又、このような状態の
トナーは回収トナーの搬送経路上でも不具合をもたら
す。つまり、トナー間で付着し合う場合と同様に、この
ような状態のトナーは搬送部材、例えば、搬送スクリュ
ーや搬送パイプに付着し、搬送能力の低下や、搬送手段
の破損を引き起こす。
【0007】そこで本発明の課題は、このような問題点
を解決するものである。即ち、画像形成後にクリーニン
グ手段により被クリーニング体上から回収された回収ト
ナーの使用条件や使用環境によって、トナーリサイクル
時の現像装置と廃トナータンクに分岐して移送すること
ができる、又、画質低下を招かずに、あるいは画質低下
が問題ないレベルまで効率良く回収トナーの再利用を行
なうことができる小型で簡単な装置で低コストのトナー
移送装置及びそれを使用する画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、画像形成後に被クリーニング体
からクリーニング手段により回収された回収トナーを移
送するトナー移送装置において、軸を中心として回転す
ることにより軸方向に回収トナーを移動させるローター
と、内部の通路内に該ローターを包摂しかつ通路の内壁
でローターと接触係合する固定されたステイターと、を
有するスクリューポンプ手段と、上記スクリューポンプ
手段により移動する回収トナーを流動化させるための空
気を上記スクリューポンプ手段に供給するための空気供
給手段と、上記スクリューポンプ手段から送り出される
回収トナーと上記空気供給手段から供給される空気との
混合気を移送する移送手段と、上記移送手段の経路中を
移送される混合気の移送方向を2つの異なった方向へ分
岐させる分岐手段と、を備えたことを特徴とする。請求
項2の発明は、請求項1記載のトナー移送装置におい
て、上記分岐手段の分岐部より後方に位置する各トナー
移送経路に、各トナー移送経路を開閉する開閉手段を設
けたことを特徴とする。請求項3の発明は、請求項1又
は2記載のトナー移送装置において、上記開閉手段を、
上記分岐手段の分岐部後方の直近位置に設けたことを特
徴とする。請求項4の発明は、請求項1、2又は3記載
のトナー移送装置において、上記開閉手段は、上記分岐
手段の分岐部後方に位置する各トナー移送経路に対する
トナー移送量の分配比を制御する分配比制御手段からな
ることを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項4記載のトナー
移送装置において、上記分配比制御手段は、分岐手段の
分岐部後方に位置する各トナー移送経路の断面積を変え
ることにより、上記各トナー移送経路へのトナー移送量
の分配比を制御できることを特徴とする。請求項6の発
明は、請求項4記載のトナー移送装置において、上記分
配比制御手段は、上記分岐手段の分岐部後方に位置する
各トナー移送経路の全開/全閉の時間比により、上記分
岐部後のトナー移送量の分配比を制御することを特徴と
する。請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5又
は6記載のトナー移送装置において、上記分岐手段の上
記分岐部後方に位置する各トナー移送経路を開閉する開
閉手段の動作に先だって、上記スクリューポンプ手段か
ら分岐手段に対するトナー供給を止め、上記空気供給手
段からの空気供給のみを行なうことを特徴とする。請求
項8の発明は、請求項1、2又は3記載のトナー移送装
置において、上記開閉手段は、上記分岐手段の分岐部後
方に位置する各トナー移送経路を選択的に遮断する遮断
手段からなることを特徴とする。
【0010】請求項9の発明は、請求項8記載のトナー
移送装置において、上記遮断手段は、画像担持体上の画
像領域外に付着するトナー濃度を検知するトナー濃度検
知手段が検知したトナー濃度の値に応じて、上記各トナ
ー移送経路を選択的に遮断することを特徴とする。請求
項10の発明は、請求項8記載のトナー移送装置におい
て、上記遮断手段は、画像担持体上の画像を転写する転
写紙の種類に応じて、上記各トナー移送経路を遮断する
ことを特徴とする。請求項11の発明は、請求項8記載
のトナー移送装置において、上記遮断手段は、画像担持
体上の温度を検知する温度検知手段が検知した温度の値
に応じて、上記各トナー移送経路を選択的に遮断するこ
とを特徴とする。請求項12の発明は、請求項11記載
のトナー移送装置において、上記画像担持体上の温度を
検知する温度検知手段が検知した温度の値に応じて、上
記スクリューポンプ手段のロータの回転数を増減させる
ように構成したことを特徴とする。
【0011】請求項13の発明は、請求項11又は12
記載のトナー移送装置において、上記画像担持体上の温
度を検知する温度検知手段が検知した温度の値に応じ
て、上記スクリューポンプ手段に対して上記空気供給手
段が供給する空気量を増減するように構成したことを特
徴とする。請求項14の発明は、請求項8、9、10、
11、12又は13記載のトナー移送装置において、上
記遮断手段は、上記分岐手段の分岐部後方に位置する各
トナー移送経路間に設けられて、上記各トナー移送経路
を選択的に押圧して遮断する押圧部材であることを特徴
とする。請求項15の発明は、請求項14記載のトナー
移送装置において、上記押圧部材は、偏芯カムであるこ
とを特徴とする。請求項16の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
3、14、又は15記載のトナー移送装置と、画像担持
体上に帯電と露光により形成された静電潜像をトナー画
像化する現像手段と、上記画像担持体上に画像形成後に
付着したトナーを回収するクリーニング手段とを有し、
上記クリーニング手段で回収した回収トナーを上記トナ
ー移送装置で上記現像手段に分岐移送して再使用して画
像を形成することを特徴とする。
【0012】請求項17の発明は、形成画像を担持する
画像担持体と、上記画像担持体上に帯電と露光により形
成された静電潜像をトナー画像化する現像手段と、上記
画像担持体上に画像形成後に付着したトナーを回収する
クリーニング手段と、上記クリーニング手段で回収した
回収トナーを回転することにより軸方向に移動させるロ
ーターと上記ローターを包み込むように配置された通路
を有し上記ローターと接触係合する固定されたステイタ
ーとを有するスクリューポンプ手段と、上記スクリュー
ポンプ手段により移動するトナーを流動化させるための
空気を上記スクリューポンプ手段に供給するための空気
供給手段と、上記スクリューポンプ手段から送り出され
る回収トナーと上記空気供給手段から供給される空気と
の混合気を移送する移送手段と、上記画像担持体上の温
度を検知する温度検知手段とからなる画像形成装置であ
ることを最も主要な特徴とする。請求項18の発明は、
請求項17記載の画像形成装置において、画像担持体上
の温度を検知する温度検知手段が検知した温度の値に応
じて、スクリューポンプ手段のロータの回転数を増減し
て画像を形成する画像形成装置であることを主要な特徴
とする。請求項19の発明は、請求項17又は18記載
の画像形成装置において、画像担持体上の温度を検知す
る温度検知手段が検知した温度の値に応じて、スクリュ
ーポンプ手段に空気供給手段が供給する空気量を増減す
る画像形成装置であることを主要な特徴とする。
【0013】
【作用】上記のように構成されたトナー移送装置及びそ
れを使用する画像形成装置は、請求項1においては、画
像形成後にクリーニング手段により回収されてスクリュ
ーポンプ手段により送り出される回収トナーと空気供給
手段から供給される空気との混合気を移送する移送手段
の経路中に分岐手段を設けて回収トナーを移送するよう
にしたので、画像形成後にクリーニング手段により回収
された回収トナーの使用条件や使用環境によって、現像
装置に移送してリサイクル使用するか、或は廃トナータ
ンクに移送して廃棄するかを選択することができると共
に画質低下を招かずに、あるいは画質低下が問題ないレ
ベルまで効率良く回収トナーの再利用を行なうことがで
きる小型で簡単な装置で低コストのトナー移送装置を提
供することが出来るようにする。請求項2においては、
上記分岐手段の分岐部より後方に位置する各トナー移送
経路に、各トナー移送経路を開閉する開閉手段を設けた
ので、画像形成後にクリーニング手段により回収された
回収トナーを、使用条件や使用環境によって、2方向へ
分岐した各トナー移送経路を個別に開閉して回収トナー
の現像装置への移送量の再利用率を変更し、又は回収ト
ナーの現像装置への移送を選択的に遮断することができ
ると共に、画質低下を招かずに、あるいは画質低下が問
題ないレベルまで効率良く回収トナーの再利用を行なう
ことができる小型で簡単な装置で低コストのトナー移送
装置を提供することが出来る。請求項3においては、上
記分岐手段の分岐部後方の直近位置に回収トナーのトナ
ー移送経路を開閉する開閉手段を設けて回収トナーを移
送するようにしたので、2方向に分岐した各トナー移送
経路の分岐部から開閉手段までの長さが短くなり、トナ
ー移送経路を開閉手段で全閉した際にもトナー移送経路
に溜まるトナー量が少ないので、次に全開にした時に、
この溜まったトナーが排出されやすくすることができ、
回収トナーの移送及び分配をより確実に行うことが出来
るトナー移送装置を提供することが出来る。請求項4に
おいては、上記分岐手段の分岐部後の各トナー移送経路
のトナー移送量の分配比を分配比制御手段で制御して回
収トナーを移送するようにしたので、クリーニング手段
で回収した回収トナーを、現像装置と廃トナータンクに
分岐して移送することができ、かつ両者への移送量の分
配比を制御することができ、使用者の使用条件や使用環
境によって回収トナーの再利用率を変更できるので、画
質低下を招かずに、あるいは画質低下が問題ないレベル
まで効率良く回収トナーの再利用を行なうことができる
トナー移送装置を提供することが出来る。
【0014】請求項5においては、分配比制御手段によ
り、分岐手段の分岐部後の各トナー移送経路の断面積を
変えることにより、トナー移送量の分配比を制御して回
収トナーを移送するようにしたので、クリーニング手段
で回収した回収トナーを、現像装置と廃トナータンクに
分岐して移送することができ、かつ両者への移送量の分
配比を比較的簡単に制御することができ、使用者の使用
条件や使用環境によって回収トナーの再利用率を変更で
きるので、画質低下を招かずに、あるいは画質低下が問
題ないレベルまで効率良く回収トナーの再利用を行なう
ことができるトナー移送装置を提供することが出来る。
請求項6においては、分配比制御手段は、分岐手段の分
岐部後の各トナー移送経路の全開/全閉の時間比によ
り、トナー移送量の分配比を制御して回収トナーを移送
するようにしたので、クリーニング手段で回収した回収
トナーを、現像装置と廃トナータンクに分岐して移送す
ることができ、かつ両者への移送量の分配比を比較的簡
単に制御することができ、使用者の使用条件や使用環境
によって回収トナーの再利用率を変更できるので、画質
低下を招かずに、あるいは画質低下が問題ないレベルま
で効率良く回収トナーの再利用を行なうことができるト
ナー移送装置を提供することが出来る。請求項7におい
ては、回収トナーと空気との混合気を移送する移送手段
の経路中に分岐手段のトナー移送経路と、各トナー移送
経路を開閉する開閉手段を設け、各開閉手段の動作に先
だってスクリューポンプ手段からのトナー供給を止め、
空気供給手段からの空気供給のみを行なって回収トナー
を移送するようにしたので、画像形成後にクリーニング
手段により回収された回収トナーを、トナーリサイクル
時の現像装置と廃トナータンクに分岐したトナー移送経
路を全閉にした時に、この部分のトナー移送経路内にト
ナーが残留しないから、開閉手段で押しつぶされたり、
次に全開したとき固まりとして残り、空気流の圧損が大
きくなってトナー移送性能の低下を招いたり、開閉を繰
り返すうちに固着塊が成長して移送経路の詰まりを招
く、と言うことを未然に防止することができ、回収トナ
ーの移送及び分配を使用条件や使用環境によってより確
実に行うことが出来るトナー移送装置を提供することが
出来る。請求項8においては、上記開閉手段を遮断手段
から構成し、この遮断手段により各トナー移送経路を選
択的に遮断して回収トナーを移送するようにしたので、
クリーニング手段で回収した回収トナーを、現像装置と
廃トナータンクに選択的に分岐して移送することができ
るので、画質低下を招かずに、あるいは画質低下が問題
ないレベルまで効率良く回収トナーの再利用を行なうこ
とができるトナー移送装置を提供することが出来る。
【0015】請求項9においては、画像担持体上の画像
領域外に付着するトナー濃度を検知するトナー濃度検知
手段の検知トナー濃度により、遮断手段が選択的に遮断
動作を行って回収トナーを移送するようにしたので、ク
リーニング手段で回収した回収トナーを、現像装置と廃
トナータンクに選択的に分岐して移送することができ、
回収トナー量が増加し、リサイクル比率が高くなりそう
な場合には、リサイクルせずに廃トナータンクに移送す
ることができるので、部分白抜け等の異常画像の発生を
防止して画質低下を招かずに、あるいは画質低下が問題
ないレベルまで効率良く回収トナーの再利用を行なうこ
とができるトナー移送装置を提供することが出来る。請
求項10においては、各トナー移送経路を、画像担持体
上の画像を転写する転写紙(P)の種類(紙粉発生量の
多寡)に応じて遮断手段が選択的に遮断して回収トナー
を移送するようにしたので、クリーニング手段で回収し
た回収トナーを、現像装置と廃トナータンクに選択的に
分岐して移送することができ、使用する転写紙(P)の
紙粉が多くなりそうな場合には、リサイクルせずに廃ト
ナータンクに移送することができるので、画質低下を招
かずに、あるいは画質低下が問題ないレベルまで効率良
く回収トナーの再利用を行なうことができるトナー移送
装置を提供することが出来る。請求項11においては、
各トナー移送経路を、画像担持体上の温度を検知する温
度検知手段が検知した温度の値に応じて、遮断手段が選
択的に遮断して回収トナーを移送するようにしたので、
クリーニング手段で回収した回収トナーを、現像装置と
廃トナータンクに選択的に分岐して移送することがで
き、回収トナー温度が上昇し、リサイクル比率が高くな
りそうな場合には、リサイクルせずに廃トナータンクに
移送することができるので、部分白抜け等の異常画像の
発生を防止して画質低下を招かずに、あるいは画質低下
が問題ないレベルまで効率良く回収トナーの再利用を行
なうことができるトナー移送装置を提供することが出来
る。請求項12において、各トナー移送経路を、画像担
持体上の温度を検知する温度検知手段が検知した温度の
値に応じて、遮断手段が選択的に遮断すると共に検知温
度によりスクリューポンプ手段のロータの回転数を増減
して回収トナーを移送するようにしたので、クリーニン
グ手段で回収した回収トナーを、現像装置と廃トナータ
ンクに選択的に分岐して移送することができ、回収トナ
ー温度が上昇し、リサイクル比率が高くなりそうな場合
には、リサイクルせずに廃トナータンクに移送すること
ができると共にロータの回転数を低下させて摩擦熱の発
生をおさえてトナーの過熱が防止することにより移送手
段内の回収トナーの固着や固着しやすい状態を加速した
り、移送手段の破損や回収トナーの移送能力の低下等が
防止できるので、部分白抜け等の異常画像の発生を防止
して画質低下を招かずに、あるいは画質低下が問題ない
レベルまで効率良く回収トナーの再利用を行なうことが
できるトナー移送装置を提供することが出来る。
【0016】請求項13においては、各トナー移送経路
を、画像担持体上の温度を検知する温度検知手段が検知
した温度の値に応じて、遮断手段が選択的に遮断すると
共に検知温度により、スクリューポンプ手段に空気供給
手段が供給する空気量を増減して回収トナーを移送する
ようにしたので、クリーニング手段で回収した回収トナ
ーを、現像装置と廃トナータンクに選択的に分岐して移
送することができ、回収トナー温度が上昇し、リサイク
ル比率が高くなりそうな場合には、リサイクルせずに廃
トナータンクに移送することができると共に送風する空
気の量を増加させて摩擦熱の発生をおさえてトナーの過
熱が防止することにより移送手段内の回収トナーの固着
や固着しやすい状態を加速したり、移送手段の破損や回
収トナーの移送能力の低下等が防止できるので、部分白
抜け等の異常画像の発生を防止して画質低下を招かず
に、あるいは画質低下が問題ないレベルまで効率良く回
収トナーの再利用を行なうことができるトナー移送装置
を提供することが出来る。請求項14においては、各ト
ナー移送経路を、遮断手段の押圧部材により選択的に押
圧することにより遮断して回収トナーを移送するように
したので、クリーニング手段で回収した回収トナーを、
現像装置と廃トナータンクに選択的に分岐して移送する
ことが簡単にできるので、画質低下を招かずに、あるい
は画質低下が問題ないレベルまで効率良く回収トナーの
再利用を行なうことができる低コストのトナー移送装置
を提供することが出来る。請求項15においては、各ト
ナー移送経路を遮断手段の偏芯カムにより選択的に押圧
することにより遮断して回収トナーを移送するようにし
たので、クリーニング手段で回収した回収トナーを、現
像装置と廃トナータンクに選択的に分岐して移送するこ
とが簡単で確実なタイミングでできるので、画質低下を
招かずに、あるいは画質低下が問題ないレベルまで効率
良く回収トナーの再利用を行なうことができる低コスト
のトナー移送装置を提供することが出来る。請求項16
においては、画像担持体上に帯電と露光により形成され
た静電潜像を現像手段でトナー画像化した後に画像担持
体上に付着したトナーを回収するクリーニング手段によ
り回収されてスクリューポンプ手段により送りだされる
回収トナーと空気供給手段から供給される空気との混合
気を移送する移送手段の経路中に分岐手段を設けて回収
トナーを移送して画像を形成するようにしたので、画像
形成後にクリーニング手段により回収された回収トナー
の使用条件や使用環境によって、トナーリサイクル時の
現像装置と廃トナータンクに分岐して移送することがで
きると共に画質低下を招かずに、あるいは画質低下が問
題ないレベルまで効率良く回収トナーの再利用を行なう
ことができる小型で簡単な装置で低コストの画像形成装
置を提供することが出来る。
【0017】請求項17においては、画像担持体上に帯
電と露光により形成された静電潜像を現像手段でトナー
画像化した後に画像担持体上に付着したトナーを回収す
るクリーニング手段により回収した回収トナーを、回転
することにより軸方向に移動させるローターと上記ロー
ターを包み込むように配置された通路を有し上記ロータ
ーと接触係合する固定されたステイターとを有するスク
リューポンプ手段により送りだされる回収トナーと空気
供給手段から供給される空気との混合気を移送する移送
手段を設けて、温度検知手段により画像担持体上の温度
を検知して回収トナーを移送して画像を形成するように
したので、クリーニング手段で回収した回収トナーを、
温度検知手段により検知した画像担持体上の温度により
回収トナーを移送することができるので、部分白抜け等
の異常画像の発生を防止して画質低下を招かずに、ある
いは画質低下が問題ないレベルまで効率良く回収トナー
の再利用を行なって画像形成を行うことができる画像形
成装置を提供することが出来る。請求項18において
は、画像担持体上に帯電と露光により形成された静電潜
像を現像手段でトナー画像化した後に画像担持体上に付
着したトナーを回収するクリーニング手段により回収し
た回収トナーを、回転することにより軸方向に移動させ
るローターと上記ローターを包み込むように配置された
通路を有し上記ローターと接触係合する固定されたステ
イターとを有するスクリューポンプ手段により送りださ
れる回収トナーと空気供給手段から供給される空気との
混合気を移送する移送手段を設けて、温度検知手段によ
り画像担持体上の温度を検知してスクリューポンプ手段
のロータの回転数を増減するようにして回収トナーを移
送して画像を形成するようにしたので、クリーニング手
段で回収した回収トナーを、回収トナー温度が上昇し、
リサイクル比率が高くなりそうな場合には、ロータの回
転数を低下させて摩擦熱の発生をおさえてトナーの過熱
を防止することにより移送手段内の回収トナーの固着や
固着しやすい状態を加速したり、移送手段の破損や回収
トナーの移送能力の低下等が防止できるので、部分白抜
け等の異常画像の発生を防止して画質低下を招かずに、
あるいは画質低下が問題ないレベルまで効率良く回収ト
ナーの再利用を行なって画像形成を行うことができる画
像形成装置を提供することが出来る。請求項19におい
ては、画像担持体上に帯電と露光により形成された静電
潜像を現像手段でトナー画像化した後に画像担持体上に
付着したトナーを回収するクリーニング手段により回収
した回収トナーを、回転することにより軸方向に移動さ
せるローターと上記ローターを包み込むように配置され
た通路を有し上記ローターと接触係合する固定されたス
テイターとを有するスクリューポンプ手段により送りだ
される回収トナーと空気供給手段から供給される空気と
の混合気を移送する移送手段を設けて、温度検知手段に
より画像担持体上の温度を検知してスクリューポンプ手
段に空気供給手段が供給する空気量を増減するようにし
て回収トナーを移送して画像を形成するようにしたの
で、クリーニング手段で回収した回収トナーを、回収ト
ナー温度が上昇し、リサイクル比率が高くなりそうな場
合には、空気供給手段が供給する空気量を増加させて摩
擦熱の発生をおさえてトナーの過熱を防止することによ
り移送手段内の回収トナーの固着や固着しやすい状態を
加速したり、移送手段の破損や回収トナーの移送能力の
低下等が防止できるので、部分白抜け等の異常画像の発
生を防止して画質低下を招かずに、あるいは画質低下が
問題ないレベルまで効率良く回収トナーの再利用を行な
って画像形成を行うことができる画像形成装置を提供す
ることが出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一形態例の
トナー移送装置の構成を示す分解斜視図である。同図に
おいて、ドラム形状感光体の画像担持体(被クリーニン
グ体)10上に付着残留して、クリーニング手段12に
より回収された回収トナーは、クリーニング手段12の
ケーシングの外面適所に設けられて回収トナーを排出す
る排出穴12Aと連通する回収トナー排出部12aか
ら、これと連通状態で連結する回収トナー移送ユニット
8の一部であるトナーガイド部材8aに移送される。ト
ナーガイド部材8aは、回転することによりクリーニン
グ手段12側から軸方向にトナーを移動させる後述する
ローターと、ローターを包み込むように配置された通路
等と、ローターと接触係合するように固定された後述す
るステイターとを有するスクリューポンプ手段1へ、回
収トナーを送るためのトナー移送経路としての役割を果
たす。また転写ベルトユニット13のクリーニング手段
である転写ベルトクリーニング装置13aにより回収さ
れたトナーについても同様に転写ベルトユニット13の
一部に設けられた回収トナー排出部13bよりこれと係
合する回収トナー移送ユニット8の一部であるトナーガ
イド部材8aに移送される。
【0019】本体構造体14の本体駆動後側板には、回
収トナー移送ユニット8の支持部材8b、ドラム形状感
光体の画像担持体10、クリーニング手段12、転写ベ
ルトユニット(被クリーニング体)13、現像手段1
1、その他の画像形成部材等が取り付けられている。
尚、ここでは転写ベルトユニット13を用いた画像形成
装置を示しているが、転写ベルトユニット13に代えて
従来より用いられている、図示しないコロナ転写装置や
バイアスローラ転写装置を用いてもよく、これらの転写
装置を用いた場合には、転写ベルトクリーニング装置1
3aは不要となる。スクリューポンプ手段1は、送り出
されるトナーを流動化させるために、空気供給手段2か
らの空気の供給を受けて回収トナーと空気の混合気を送
り出す回収トナー通路1dを有し、この回収トナー通路
1dには、回収トナーを移送する移送経路である移送手
段3の回収トナー移送パイプ(トナー移送経路3a)の
一端側が接続されている。移送手段3の回収トナー移送
パイプの移送経路中には、分岐手段4が設けられてお
り、分岐手段4の分岐部4aを介してトナー移送経路3
aは2方向に分岐され、一方のトナー移送経路3a1
上記現像手段11のトナー補給部11aに接続され、他
方のトナー移送経路3a2 は廃トナータンク22へ接続
されている。
【0020】次に図2は図1のトナー移送装置を備えた
画像形成装置の一例の全体構成図であり、この画像形成
装置は複写機の例であり、公知の電子写真方式による画
像形成を行なうための、露光部16、画像形成部30、
給紙部17から構成されている。露光部16は、コンタ
クトガラス16a上に載置された原稿に光を照射するた
めの光源16bと、原稿からの反射光像をドラム形状感
光体の画像担持体10上に露光するためのミラー16
c、16d、16e、16f、16g、16h及びレン
ズ16iからなる露光光学系によって構成されている。
画像形成部30は、ドラム形状感光体の画像担持体10
とその周囲に配設された帯電ユニット15、現像手段1
1、レジストローラー18、転写ベルトユニット13、
クリーニング手段12、及び定着ユニット19などによ
って構成されている。上記給紙部17には各種サイズの
転写紙が収容された複数の給紙カセットが設置されてい
る。尚、露光部16として、図示の例ではアナログ光学
系の例を示しているが、これに代えてレーザ光源と偏向
器を備えたレーザ走査光学系を用いて、画像信号に応じ
て画像担持体10上に光書込みを行なう方式にすればレ
ーザプリンターの構成となり、さらに原稿読取装置を設
置すればデジタル複写機やファクシミリ装置の構成とな
る。いずれの構成を備えた画像形成装置に対しても本発
明の移送装置を適用することができる。
【0021】以上の画像形成装置において画像形成動作
が開始されると、画像担持体10が帯電ユニット15に
より帯電され、露光部16からの原稿像が露光され静電
潜像が形成される。この静電潜像は現像手段11から供
給される2成分現像剤、又は1成分現像剤によって現像
され、画像担持体光体10上にトナー像が形成される。
画像担持体10上のトナー像は、給紙部17から給紙さ
れ、レジストローラー18を介して画像担持体10と転
写ベルト13cとのニップ部の転写位置に給紙された転
写紙(P)に転写される。トナー像が転写された転写紙
(P)は、転写ベルトユニット13の転写ベルト13c
により定着ユニット19に搬送され、定着ユニット19
でトナー像が転写紙(P)に定着され、定着後の転写紙
(P)は排紙ローラー20を介して排紙トレイ21に排
紙される。一方、トナー像転写後の画像担持体10はク
リーニング手段12により清掃され、残留トナーが除
去、回収される。また、転写紙搬送後の転写ベルト13
cも転写ベルトユニット13内のクリーニング手段であ
る転写ベルトクリーニング装置13aにより清掃され、
残留トナーが除去、回収される。尚、クリーニング手段
12及び転写ベルトクリーニング装置13aのクリーニ
ング方式としては、ブレードクリーニング方式、ローラ
クリーニング方式、ブラシクリーニング方式等がある。
【0022】現像手段11は、トナー補給部11aと、
トナー補給部11aからトナーが補給され、画像担持体
10上の潜像を現像するための現像ローラや現像剤撹拌
用の撹拌パドル等を備えた現像部11bにより構成され
ており、トナー補給部11aには、補給トナー貯蔵部5
0から粉体ポンプ等を用いた補給トナー供給装置により
トナー供給パイプ50aを介して新しい未使用のトナー
が供給される。さらにこの複写機には、クリーニング手
段12及び転写ベルトクリーニング装置13aにより回
収された回収トナーを現像手段11のトナー補給部11
aや図示しない廃トナータンク22へ移送するためのト
ナー移送装置Oが設けられている。上記構成を備えたト
ナー移送装置、及びこれを備えた画像形成装置によれ
ば、画像形成後にクリーニング手段によって回収された
回収トナーの使用条件や使用環境に応じて、トナーリサ
イクル時の現像装置と廃トナータンクに分岐して移送す
ることができると共に、画質低下を招かず、或は画質低
下が問題ないレベルまで効率よく回収トナーの再利用を
行うことが可能となる。しかも、小型化、構成の簡潔
化、低コストを実現できる。また、開閉手段5を設ける
ことにより、回収トナーの移送量の再利用率を変更又は
回収トナーの現像装置への移送を選択的に遮断すること
ができる。
【0023】以下、本発明に係るトナー移送装置につい
て、更に、詳細に説明する。図3は本発明において使用
するスクリューポンプ手段の一例の構成を示す断面図で
あり、このスクリューポンプ手段1は、従来公知の通
称”モーノポンプ”と呼ばれるスクリュー粉体ポンプで
あって、回転するローター1aと、ローター1aを包み
込むように配置され内部にローター1aの通路1bを有
しローター1aの外面と接触係合する固定されたステイ
ター1cとより構成される。ローター1aは、横搬送ス
クリュー8cの一端側とほぼ同軸で係合し、且つ、横搬
送スクリュー8cの他端部はシール部材8dを通して支
持部材8bに固定された軸受8eに支持され、ホッパー
8f外の従動歯車8gの軸心と固定されている。横搬送
スクリュー8cが内部に配設されているホッパー8fは
支持部材8bに支持されトナーガイド部材8aと連通状
態で係合し、スクリューポンプ手段1への回収トナー移
送経路を構成している。スクリューポンプ手段1は中空
のホルダー1e内に支持されるとともに、ホルダー1e
を介して支持部材8bに取り付けられ、ホッパー8fの
一端開口部と連通状態で連結されている。駆動モータ8
hは支持部材8bに取り付けられ、その駆動軸端部に駆
動歯車8iを持ち、駆動歯車8iは従動歯車8gと係合
している。従って、駆動モータ8hが回転すると、駆動
歯車8i及び従動歯車8gを介して横搬送スクリュー8
c及びローター1aが回転し、トナーガイド部材8aを
介してクリーニング手段からホッパー8f内に移送され
て来た回収トナーが、横搬送スクリュー8cによりスク
リューポンプ手段1に移送される。
【0024】尚、ここでは駆動手段として駆動モータ8
hを用いた例を示したが、スクリューポンプ手段1の動
作タイミングは、本体駆動の図示しない画像担持体1
0、図示しないクリーニング手段12等の駆動と同期し
ていればよいので、ギヤ等を介して従動歯車8gを本体
駆動モータ(メインモータ)と連結させるようにすれ
ば、駆動モーター8hを省略でき、更なる小型化、簡易
化、低コスト化にはより有利である。スクリューポンプ
手段1は、横搬送スクリュー8cを介して駆動モータ8
hと連結されたロータ1aと、ゴム材料等の弾性体で作
られていてロータ1aを包囲している固定されたステイ
ター1cと、ステイター1cの外径側でステイター1c
を保持するホルダー1e等を具備している。ステイター
1cの外周面とホルダー1dの内周面との間には1mm
程度の隙間(空所)1Aがあり、この間隙1Aは回収ト
ナー通路1dの吐出部に連通していると共に、ホルダー
1eに形成した空気供給口1fによって上記隙間1Aは
空気供給手段2と連通する。従って、空気供給手段2か
ら回収トナー通路1dをへて上記間隙1A内に供給され
た空気は、回収トナー通路1dに吹き込むようになって
いる。
【0025】ホルダー1eに形成された空気供給口1f
は、その内側で回収トナー通路1dに連通しており、そ
の外側は図1に示すように空気供給手段2であるエアー
ポンプに設けられた空気吐出口2a並びにエアー検知器
2bとエアー供給管2cを介して連通している。空気供
給手段2であるエアーポンプが作動すると、空気供給口
1fを介して回収トナーに、例えば0.5〜1リットル
/分程度の送風量でエアーが吹き込まれる。これによ
り、スクリューポンプ手段1の回収トナー通路1dから
出る回収トナーは流動化が促進され、スクリューポンプ
手段1での回収トナー移送が確実なものとなる。
【0026】図4はクリーニング手段及び転写ベルトク
リーニング装置と回収トナー移送ユニットとの関係を示
す図であり、トナーガイド部材8aには、クリーニング
手段12の一部に具備された回収トナー排出部12a
と、転写ベルトクリーニング装置13aの一部に設けら
れた回収トナー排出部13bとが夫々連通状態で連結さ
れており、それぞれの回収トナー排出部12a、回収ト
ナー排出部13bの内部には回収トナー排出部材のコイ
ルスクリュー12b、コイルスクリュー13dが内蔵さ
れていて、クリーニング手段12及び転写ベルトクリー
ニング装置13aにより回収された回収ナーをトナーガ
イド部材8aへ移送する。そして、トナーガイド部材8
aに移送された回収トナーはトナーガイド部材8a内を
通ってホッパー8fに落下する。
【0027】図5は本発明に使用する移送手段の一例の
略図であり、同図において、回収トナーを移送する移送
手段3のトナー移送パイプの移送経路中には分岐手段4
が設けられており、分岐手段4の分岐部4aの近傍に
は、分岐後の各トナー移送経路3a(トナー移送経路3
1 、トナー移送経路3a2 )を開閉する開閉手段5で
あって、分岐部4a後の(下流側の)各トナー移送経路
3a(トナー移送経路3a1 とトナー移送経路3a2
のトナー移送量の分配比を制御する分配比制御手段5a
としてのシャッタ5a1 、シャッタ5a2 が設けられて
いる。すなわち、スクリューポンプ手段1から送り出さ
れた回収トナーと空気との混合気は、移送手段3の回収
トナー移送パイプを通って分岐手段4に到り、分岐部4
a後のトナー移送経路3a1 とトナー移送経路3a2
トナー移送量の分配比を制御する分配比制御手段5aと
してのシャッタ5a1 、5a2 により、現像手段11に
向かう分と廃トナータンク22へ向かう分とが分流さ
れ、さらに、分けられる回収トナーの分配比を分配比制
御手段5aとしてのシャッタ5a1 、5a2 により調節
できるようになっている。
【0028】移送手段3の回収トナー移送パイプ、トナ
ー移送経路3a1 、3a2 の回収トナー移送パイプはゴ
ムまたは樹脂等で作られた柔軟なパイプであり、分配比
制御手段5aとしてのシャッタ5a1 、5a2 は、図示
しないモータ等の駆動手段によりそれぞれ回動中心5
b、回動中心5cを中心として回動し、分岐部4a後の
トナー移送経路3a1 、3a2 の回収トナー移送パイプ
を押しつぶすことにより分岐部4aで分けられる回収ト
ナーの分配比を調節するようになっている。尚、分配比
制御手段5aとしてのシャッタ5a1 、5a2 を用いて
トナー移送経路3a1 、3a2 の回収トナー移送パイプ
を押しつぶす際に各パイプが動かないように、トナー移
送経路3a1 、3a2 の回収トナー移送パイプはシャッ
タ5a1 、5a2 の前後部分、あるいはシャッタ5a
1 、5a2 が当接する側とは反対側の部分を図示しない
合成を有した支持部材により固定的に支持されている。
つまり、シャッタ5a1 、5a2 とこの支持部材との間
で確実に軟質のパイプを押しつぶすように構成されてい
る。また、図示の例では、シャッタ5a1 、5a2 をト
ナー移送経路3a1 、3a2 の回収トナー移送パイプの
片側にのみ配置しているが、両側から挾み込むようなシ
ャッタ機構にすることも可能である。
【0029】分配比制御手段5aによる回収トナー分配
比の調節方法は、シャッタ5a1 、5a2 により分岐部
4a後のトナー移送経路3a1 、3a2 の回収トナー移
送パイプのつぶし量を換えることにより行なう。すなわ
ち、シャッタ5a1 、5a2によりつぶされた部分のト
ナー移送経路3a1 、3a2 の回収トナー移送パイプの
断面積の割合を変えることにより、回収トナーの分配比
を容易に変えることができる。この場合、断面積が大き
ければ回収トナーの通過量は多くなり、逆の場合は少な
くなる。分配比制御手段5aの回収トナー分配比の別の
調節方法としては、シャッタ5a1 、5a2 の開/閉の
時間を変える方法を挙げることができる。この方法にお
いては、シャッタ5a1 、5a2 の動作は全開または全
閉のみであり、前者が全開の時は後者が全閉、逆の場合
は後者が全開である。シャッタ5a1 、5a2 のの開/
閉の比は、単純に単位時間内の開/閉時間比を回収トナ
ーの分配比に等しくすれば良い。
【0030】例えば、回収トナーの再利用量を全回収ト
ナー量の1/3に抑えたい場合、単位時間を3分間に設
定すると、現像手段11側のシャッタ5a1 の開と廃ト
ナータンク22側のシャッタ5a2 の閉の時間は1分
(単位時間内の1/3)、続けて現像手段11側のシャ
ッタ5a1 の閉と廃トナータンク22側のシャッタ5a
2 の開の時間を2分(単位時間内の2/3)とし、これ
を繰り返していく。尚、単位時間を3分間としたのは1
例でありこれ以外でも良い。分配比制御手段5aの回収
トナー分配比の調節をより正確に行なうために、通紙枚
数(時間)や画像担持体10の感光体の回転時間等の作
像と関連した時間を基準に開/閉比を設定しても良い。
例えば、回収トナーの再利用量を全回収トナー量の1/
3に抑えたい場合、現像手段11側シャッタ5a1 の開
と廃トナータンク22側のシャッタ5a2 の閉は10枚
通紙(感光体が1分間回転)する間だけ行ない、続けて
現像手段11側シャッタ5a1 の閉と廃トナータンク2
2側シャッタ5a2 の開を20枚通紙(感光体が2分間
回転)する間行ない、これを繰り返していく。尚、通紙
枚数の10枚と20枚(感光体回転時間の1分と2分
間)は1例でありこれ以外でも良い。上記の例のように
分岐部4a後の(下流側の)トナー移送経路3a1 、3
2の回収トナー移送パイプの移送経路のどちらか一方
が全閉になる場合、分岐部4aから全閉の分配比制御手
段5aのシャッタ5a1 、5a2 までの回収トナー移送
パイプ内には進入したトナーが排出されずに溜ってい
く。そこで、次に全開したときにこの溜ったトナーが排
出されやすくする(排出できなくなることを防止する)
ためには、シャッタ5a1 、5a2 を分岐部4aの直近
に設け、分岐部4aから全閉のシャッタ5a1 、5a2
までのトナー移送経路3a1 、3a2 の経路長を短くし
て溜るトナー量を少なくすると良い。
【0031】ところで、分配比制御手段5aのシャッタ
5a1 、5a2 を全閉にするときに、この部分のトナー
移送経路3a1 、3a2 の回収トナー移送パイプの移送
経路内にトナーが残留していると、シャッタ5a1 、5
2 により押しつぶされて固着し、次に全開にしたとき
に固まりとしてパイプの移送経路内に残り、空気流の圧
損が大きくなってトナー移送性能の低下を招いたり、開
閉を繰り返すうちに固着塊が成長してトナー移送経路3
1 、3a2 の回収トナー移送パイプの移送経路内の詰
まりを招くこともある。これを防止するために、本発明
では、シャッタ5a1 、5a2 の全閉に先だってスクリ
ューポンプ手段1からの回収トナー供給を止め、空気供
給手段2による空気供給のみを所定時間行ない、トナー
移送経路3a1 、3a2 の回収トナー移送パイプの移送
経路内の残留トナーが存在しないようにする。これによ
り、各シャッタ5a1 、5a2 でのトナーの固着の発生
やトナー詰まりの問題が解消され、確実なトナー移送を
行なうことができる。スクリューポンプ手段1を通過し
た回収トナーは空気との混合気状態で移送手段3の回収
トナー移送パイプ内を移送され、分岐手段4の分岐部4
a及びシャッタ5a1 、5a2 によるトナー移送量の制
御により所定の分配比で現像手段11側のトナー移送経
路3a1 の回収トナー移送パイプと廃トナータンク22
側のトナー移送経路3a2 の回収トナー移送パイプに分
配される。そして現像手段11側のトナー移送経路3a
1 の回収トナー移送パイプに分配された回収トナーは、
現像手段11のトナー補給部11aに送られる。
【0032】図6はトナー移送経路とトナー補給部との
連結状態を示す断面図であり、同図において、トナー補
給部11aには、サイクロン方式のトナー捕集装置11
cが脱着可能に設置されている。トナー捕集装置11c
は、図示しない現像手段11とは別体で構成されたユニ
ット構造であり、回収トナー移送ユニット8から移送手
段3の回収トナー移送パイプ、図示しない分岐手段4の
分岐部4a、トナー移送経路3a1 の回収トナー移送パ
イプを介して空気との混合状態で移送されてきた回収ト
ナーを空気と分離して捕集し、現像手段11のトナー補
給部11aに回収して未使用のトナーと混合し、再使用
させるものである。トナー捕集装置11cには、図示し
ない補給トナー貯蔵部50からのトナー供給パイプ50
aも接続されており、補給トナー貯蔵部50から図示し
ない粉体ポンプにより、トナー供給パイプ50aを介し
て空気との混合状態で移送されてきた未使用の補給トナ
ーを空気と分離して捕集し、現像手段11のトナー補給
部11aに補給する際にも用いられる。
【0033】トナー捕集装置11cは、現像手段11を
構成するトナー補給部11aのホッパー11dの上部に
設置され、縦方向に長手方向が設定された漏斗形状のト
ナー分離部11eを有しており、トナー分離部11e
は、トナー移送経路3a1 の回収トナー移送パイプ及び
図示しないトナー供給パイプを介して空気との混合状態
で移送されてきたトナー及び回収トナーをトナーと空気
とに分離し、トナーのみを重力により落下させてトナー
補給部11aのホッパー11d内に導入することができ
るように構成されている。このためトナー分離部11e
の上部位置にはトナー移送経路3a1 の回収トナー移送
パイプ及び図示しないトナー供給パイプの一端が連結さ
れ、下部位置にはトナー補給部11aのホッパー11d
に連結された開口11fが形成されている。これによ
り、トナー移送経路3a1 の回収トナー移送パイプ及び
図示しないトナー供給パイプから送られてくる空気とト
ナーの混合気がトナー分離部11eの内周壁に衝突する
と、トナー分離部11eの形状及び各パイプからの吐出
位置とにより、螺旋運動しながら下降し、比重の軽い空
気が上昇する一方、比重の大きいトナーのみが落下する
ことになるので空気とトナーとが分離され、トナーのみ
が捕集されてトナー補給部11aのホッパー11d内に
落下し回収される。分離された空気はトナー分離部11
eの上面に設けられたフィルタ11gから吐き出され
る。従って、トナーと空気とが確実に分離され、トナー
のみが現像手段11のトナー補給部11aに供給され
る。
【0034】図7は本発明の他の形態例のトナー移送装
置を備えた画像形成装置の構成略図であり、図示の矢印
A方向に回転駆動するドラム形状感光体の画像担持体1
10の廻りには、帯電ユニット115、現像手段11
1、転写ユニット113、クリーニング手段112や除
電装置124等が配置されている。又、上記帯電ユニッ
ト115の上方に露光部116が配置されている。画像
形成時、給紙部117から送り出した転写紙(P)は、
レジストローラ118でタイミングをとってドラム形状
感光体の画像担持体110の下流へと搬送される。ドラ
ム形状感光体の画像担持体110は、図示の矢印A方向
の時計方向に回転駆動し、その際、画像担持体110表
面は帯電ユニット115によって均一に帯電された後
に、露光部116からのレーザ光Lで照射されて、静電
潜像を形成する。
【0035】次に、画像担持体110表面に形成された
静電潜像は、イレーサ123により、ドラム形状感光体
の画担像持体110の非画像領域の不要な電荷を除去し
た後、続いて、現像手段111の位置を通過するときト
ナーによって現像されてトナー画像化され、ドラム形状
感光体の画担像持体110の下流に搬送した転写紙
(P)の上面に転写ユニット113で転写された後に分
離装置113aで除電して、ドラム形状感光体の画担像
持体110から転写紙(P)は分離され、定着ユニット
119で定着してから排出されて排紙トレイ等に収納さ
れる。他方、トナー画像を転写紙(P)に転写した後の
ドラム形状感光体の画担像持体110は、残留トナーを
クリーニング手段112のクリーニングブレード112
cにより除去された後、除電装置124の除電ランプ1
24aで照射して静電的に初期化して、次の画像形成工
程に備えるようになっている。クリーニング手段112
で回収された回収トナーは、トナー移送装置100によ
って現像手段111、又は、廃トナータンク122に移
送される。
【0036】この形態例のトナー移送装置100は、ク
リーニング手段112のクリーニングブレード112c
等で除去した回収トナーを移送するスクリューポンプ手
段101と、スクリューポンプ手段101により移動す
るトナーを流動化させるための空気をスクリューポンプ
手段101に供給するための空気供給手段102と、ス
クリューポンプ手段101から送り出される回収トナー
と空気供給手段102から供給される空気との混合気を
移送する移送手段103と、移送手段103の経路中を
移送される混合気を分岐する分岐手段104等からな
り、分岐手段104の分岐部104aの直近に開閉手段
105(遮断手段105a)である押圧部材105a1
が設けられている。押圧部材105a1 の偏芯カム10
5a2 は、回動中心105bを支点として駆動モータ1
05cにより180度回動駆動することによって、各ト
ナー移送経路103aの内のいずれか、即ち現像手段1
11のトナー補給部111aに回収トナーを移送するト
ナー移送経路103a1 、又は、廃トナータンク122
に回収トナーを移送するトナー移送経路103a2 のい
ずれかの移送パイプのうちの一方を選択的に、偏芯カム
105a2 と対向固定板105d、又は、対向固定板1
05eとからなる弁構造で押圧して塞ぐことにより遮断
するようになっている。
【0037】尚、開閉手段105(遮断手段105a)
である押圧部材105a1 と対向固定板105d、又
は、対向固定板105eとからなる弁構造は、公知の仕
切弁、蝶形弁等に、駆動モータ105cはソレノイドに
夫々変更しても良い。移送手段103を構成する回収ト
ナー移送パイプ、トナー移送経路103aとしてのトナ
ー移送経路103a1 とトナー移送経路103a2 の回
収トナー移送パイプは、いずれもゴムまたは樹脂等で作
られた柔軟なパイプである。トナー移送装置100の動
作は、クリーニング手段112とほぼ同時に駆動しても
よいが、クリーニング手段112の運転開始時と停止時
におけるスクリューポンプ手段101の駆動モータ10
8hと空気供給手段102の制御は、クリーニング手段
112の運転開始時には空気供給手段102のみをON
させ、0.5乃至1秒経た後に駆動モータ108hを駆
動してトナーの移送を開始するようになっている。クリ
ーニング手段112の運転停止時には、駆動モータ10
8hをOFFした後、1乃至3秒間空気供給手段102
のみを運転するようになっている。従って、分岐手段1
04の分岐部104aにおける回収トナーのつまりの発
生を防止し、回収トナーの移送が確実に行われる。
【0038】押圧部材105a1 の偏芯カム105a2
を回動中心105bを支点として回動する駆動モータ1
05cは、制御手段125を介して画像担持体110上
の画像領域外に付着するトナー濃度を検知するトナー濃
度検知手段106と、転写紙(P)の種類を設定するコ
ントロールパネル126と、画像担持体110上の温度
を検知する温度検知手段107とに対して電気的に接続
されている。トナー濃度検知手段106は、画像担持体
110上の画像領域外に付着するトナー濃度を検知する
ことが可能であればどのような構成であってもよいが、
例えば、反射型フォトセンサを使用して、投光素子から
の光を画像担持体110上の画像領域外に当て、その反
射光量を受光素子で受光して電圧に変換するようにす
る。この際の受光光量の値の変動により画像担持体上の
付着トナー量(濃度)の変動を検知することができる。
【0039】そこで、トナー濃度検知手段106で画像
担持体110上の画像領域外に付着するトナー濃度、即
ち、地肌汚れを検知した検知値により、予め設定した設
定基準とその検知値とを制御手段125で比較して、駆
動モータ105cの回転を制御する。上記制御手段12
5で行われる制御は、トナー濃度検知手段106のトナ
ー濃度検知値が設定基準値以上である場合には回収され
る回収トナー量のリサイクルトナー量が多いと判断して
(図8参照)、通常廃トナータンク122に回収トナー
を移送するトナー移送経路103a2 の移送パイプを塞
ぐ状態にある上記偏芯カム105a2 を180度回転さ
せて、トナー補給部111aに回収トナーを移送するト
ナー移送経路103a1 を塞いで遮断する状態にして、
回収トナーをトナー移送経路103a2 の移送パイプだ
けを経て廃トナータンク122に移送させる。
【0040】次に、画像担持体110上の画像を転写す
る転写紙(P)の種類をコントロールパネル126に設
定すると、コントロールパネル126に設定された転写
紙(P)の種類と予め設定した設定基準とを制御手段1
25が比較して、駆動モータ105cの回転が制御され
る。制御手段125で行われる制御は、コントロールパ
ネル126に設定された転写紙(P)の種類により、予
め実験により各転写紙P1〜8の種類毎の紙粉量が測定
されていて、紙粉量が設定基準値以上である場合には回
収される回収トナー量のリサイクルトナー量が多いと判
断して(図9参照)、紙粉量が設定基準値以下の場合に
廃トナータンク122に回収トナーを移送するトナー移
送経路103a2 の移送パイプを塞ぐ状態にある偏芯カ
ム105a2 を180度回転させて、トナー補給部11
1aに回収トナーを移送するトナー移送経路103a1
を塞いで遮断する状態にして、回収トナーをトナー移送
経路103a2 の移送パイプだけを経て廃トナータンク
122に移送する。
【0041】温度検知手段107は、画像担持体110
表面の温度を検知することが可能であればよいが、例え
ば、サーミスタを画像担持体110表面から1mm程度
までに近接させた状態で固定するか、画像担持体110
表面の画像領域外に接触させて、その温度を電圧に変換
するようにする。制御手段125は温度検知手段107
で画像担持体110表面の温度を検知した検知温度値に
基づいて、予め設定した、例えばトナーの軟化点温度に
した設定基準温度とその検知温度値とを制御手段125
で比較して、駆動モータ105cの回転を制御する。制
御手段125で行われる制御は、温度検知手段107の
検知温度値が設定基準値以上である場合には回収される
回収トナーが凝集し易い状態であると判断して、通常廃
トナータンク122に回収トナーを移送するトナー移送
経路103a2 の移送パイプを塞ぐ状態にある偏芯カム
105a2 を180度回転させて、現像手段111のト
ナー補給部111aに回収トナーを移送するトナー移送
経路103a1 を塞いで遮断する状態にして、回収トナ
ーはトナー移送経路103a2 の移送パイプを経て廃ト
ナータンク122に移送される。従って、トナー凝集を
引き起こす温度まで上昇していた場合、移送手段103
のトナー移送経路103a1 を選択的に遮断して、リサ
イクルは行わず、回収トナーを廃棄するための廃トナー
タンク122に移送されるから、所謂「ホタル」と言わ
れる黒ベタ部の部分白抜けの形成画像の品質低下の原因
となる大粒トナーのトナー核がリサイクルされることが
ない。
【0042】スクリューポンプ手段101のロータ10
1aの回転数を調整可能に駆動する駆動モータ108h
は、制御手段125を介して、画像担持体110上の温
度を検知する温度検知手段107に対して電気的に接続
されている。温度検知手段107が画像担持体110上
の温度を検知した検知温度と、予め設定した設定基準温
度とを制御手段125で比較して、スクリューポンプ手
段101のロータ101aの回転数を調整可能に駆動す
る駆動モータ108hの回転数を調整する。
【0043】温度検知手段107が検知した画像担持体
110上の温度が、予め設定した設定基準温度以上であ
る場合には、回収される回収トナーは凝集しやすく、移
送手段103等の移送経路に固着し易い状態にあると判
断して、駆動モータ108hの回転数を調整してロータ
101aの回転数を低下させて、トナーが移送手段10
3のトナー移送経路103a1 やトナー移送経路103
2 の移送パイプに固着しやすい状態を加速するような
ことを防止する。スクリューポンプ手段101により移
動するトナーを流動化させるための空気をスクリューポ
ンプ手段101に供給するための上記空気供給手段10
2の送風量の調整可能な送風駆動源102dは、制御手
段125を介して画像担持体110上の温度を検知する
温度検知手段107に対して電気的に接続されている。
温度検知手段107が検知した画像担持体110上の温
度と、予め設定した設定基準温度とを制御手段125で
比較して、空気供給手段102の送風量の調整可能な送
風駆動源102dのモータの回転数を調整する。
【0044】温度検知手段107が検知した画像担持体
110上の温度が予め設定した設定基準温度以上である
場合には、回収される回収トナーが画像担持体110上
の温度と同様の温度となって凝集しやすく、移送手段1
03等の移送経路に固着し易い状態にあると判断して、
空気供給手段102の送風量の調整可能な送風駆動源1
02dのモータの回転数を調整して送風する空気の量を
増加させて、ロータ101aとステイター101cによ
る摩擦熱の発生をおさえ、又は、トナーそのものの温度
を低下させて、トナーがトナー移送経路103a1 やト
ナー移送経路103a2 の移送パイプに固着しやすくな
る状態を防止する。
【0045】図10はクリニング手段と回収トナー移送
ユニットとの連結状態を示す分解斜視図であり、クリー
ニング手段112で回収されたトナーは、回収トナー排
出部112aより、回収トナー移送ユニット108のト
ナーガイド部材108aに移送される。トナーガイド部
材108aは、クリーニング手段112からスクリュー
ポンプ手段101へ回収トナーを移送する。外側のホル
ダー101eに形成された空気供給口101fは内側で
回収トナー通路101dに連通している。空気供給口1
01fの外側は、空気供給手段102であるエアーポン
プに設けられた空気吐出口102a並びにエアー検知器
102bとエアー供給管102cを介して連通してい
る。空気供給手段102であるエアーポンプが作動する
と、空気供給口101fを介して回収トナーに対して例
えば0.5〜1リットル/分程度の送風量でエアーが吹
き込まれる。これにより、スクリューポンプ手段101
の回収トナー通路101dから出る回収トナーは流動化
が促進され、スクリューポンプ手段101による回収ト
ナー移送が確実なものとなる。
【0046】図11はスクリューポンプ手段の一例の構
成を示す断面図であり、図3に示したものとほぼ同等で
ある。このスクリューポンプ手段101は、従来公知の
通称”モーノポンプ”と呼ばれるスクリュー粉体ポンプ
であって、ローター101aと、ローター101aを包
み込むように配置されローター101aの通路101b
を有しローター101aと接触係合する固定されたステ
イター101cより構成される。ローター101aは横
搬送スクリュー108cの一端側とほぼ同軸で係合し、
且つ、横搬送スクリュー108cの他端部はシール部材
108dを通して支持部材108bに固定された軸受1
08eに支持され、ホッパー108f外の従動歯車10
8gと係合している。横搬送スクリュー108cが内部
に配設されているホッパー108fは支持部材108b
に支持されトナーガイド部材108aと係合し、スクリ
ューポンプ手段101への回収トナー移送経路を構成し
ている。
【0047】スクリューポンプ手段101はホルダー1
01eにより支持部材108bに取り付けられ、ホッパ
ー108f側と連結されている。回転数可変の駆動モー
タ108hは支持部材108bに取り付けられ、その駆
動軸端部に駆動歯車108iを持ち、駆動歯車108i
は従動歯車108gと係合している。従って、駆動モー
タ108hが回転すると、駆動歯車108i及び従動歯
車108gを介して横搬送スクリュー108c及びロー
ター101aが回転し、トナーガイド部材108aを介
してホッパー108f内に移送されて来た回収トナーが
横搬送スクリュー108cによりスクリューポンプ手段
101に移送される。スクリューポンプ手段101は、
横搬送スクリュー108cを介して駆動モータ108h
と連結されたロータ101aと、ゴム材料等の弾性体で
作られていてロータ101aを包囲している固定された
ステイター101cと、ステイター101cを保持する
ホルダー101e等を具備している。ステイター101
cの外周面とホルダー101eの内周面との間には1m
m程度の隙間101Aがあり、この間隙101Aは回収
トナー通路101dの吐出部に連通しており、その隙間
から回収トナー通路101dに吹き込むように、空気供
給口101fが設けられている。その他の構成、動作は
図3に示したものと共通である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、画像形成後にクリーニング手段により回収されて
スクリューポンプ手段により送り出される回収トナーと
空気供給手段から供給される空気との混合気を移送する
移送手段の経路中に分岐手段を設けて回収トナーを移送
するようにしたので、画像形成後にクリーニング手段に
より回収された回収トナーの使用条件や使用環境によっ
て、トナーリサイクル時の現像装置と廃トナータンクに
分岐して移送することができると共に画質低下を招かず
に、あるいは画質低下が問題ないレベルまで効率良く回
収トナーの再利用を行なうことができる小型で簡単な装
置で低コストのトナー移送装置を提供することが出来
る。請求項2の発明によれば、上記移送手段の経路中に
分岐手段の分岐部後の回収トナーの搬送経路を開閉する
開閉手段を設けて回収トナーを移送するようにしたの
で、画像形成後にクリーニング手段により回収された回
収トナーを、使用条件や使用環境によって、トナーリサ
イクル時の現像装置と廃トナータンクに分岐したトナー
移送経路を開閉して回収トナーの現像装置への移送量の
再利用率を変更又は回収トナーの現像装置への移送を選
択的に遮断することができると共に画質低下を招かず
に、あるいは画質低下が問題ないレベルまで効率良く回
収トナーの再利用を行なうことができる小型で簡単な装
置で低コストのトナー移送装置を提供することが出来
る。請求項3の発明によれば、画像形成後にクリーニン
グ手段により回収されてスクリューポンプ手段により送
り出される回収トナーと空気供給手段から供給される空
気との混合気を移送する移送手段の経路中であって分岐
手段の分岐部後の直近に回収トナーのトナー移送経路を
開閉する開閉手段を設けて回収トナーを移送するように
したので、画像形成後にクリーニング手段により回収さ
れた回収トナーを、トナーリサイクル時の現像装置と廃
トナータンクに分岐したトナー移送経路の分岐部から開
閉手段までの長さが短くなり、トナー移送経路を開閉手
段で全閉した際にもトナー移送経路に溜まるトナー量が
少ないので、次に全開にした時に、この溜まったトナー
が排出されやすくすることができ、回収トナーの移送及
び分配を使用条件や使用環境に応じてより確実に行うこ
とが出来るトナー移送装置を提供することが出来る。請
求項4の発明によれば、上記開閉手段を分配比制御手段
とし、画像形成後にクリーニング手段により回収されて
スクリューポンプ手段により送り出される回収トナーと
空気供給手段から供給される空気との混合気を移送する
移送手段の経路中に設けた分岐手段の分岐部後の各トナ
ー移送経路のトナー移送量の分配比を分配比制御手段で
制御して回収トナーを移送するようにしたので、クリー
ニング手段で回収した回収トナーを、現像装置と廃トナ
ータンクに分岐して移送することができ、かつ両者への
移送量の分配比を制御することができ、使用者の使用条
件や使用環境によって回収トナーの再利用率を変更でき
るので、画質低下を招かずに、あるいは画質低下が問題
ないレベルまで効率良く回収トナーの再利用を行なうこ
とができるトナー移送装置を提供することが出来る。請
求項5の発明によれば、トナーと空気との混合気を移送
する移送手段の経路中に設けた分岐手段の分岐部後の各
トナー移送経路の断面積を上記分配非制御手段により変
えることにより、トナー移送量の分配比を制御して回収
トナーを移送するようにしたので、クリーニング手段で
回収した回収トナーを、現像装置と廃トナータンクに分
岐して移送することができ、かつ両者への移送量の分配
比を比較的簡単に制御することができ、使用者の使用条
件や使用環境によって回収トナーの再利用率を変更でき
るので、画質低下を招かずに、あるいは画質低下が問題
ないレベルまで効率良く回収トナーの再利用を行なうこ
とができるトナー移送装置を提供することが出来る。請
求項6の発明によれば、上記分配非制御手段によって、
上記移送手段の経路中に設けた分岐手段の分岐部後の各
トナー移送経路の全開/全閉の時間比により、トナー移
送量の分配比を制御して回収トナーを移送するようにし
たので、クリーニング手段で回収した回収トナーを、現
像装置と廃トナータンクに分岐して移送することがで
き、かつ両者への移送量の分配比を比較的簡単に制御す
ることができ、使用者の使用条件や使用環境によって回
収トナーの再利用率を変更できるので、画質低下を招か
ずに、あるいは画質低下が問題ないレベルまで効率良く
回収トナーの再利用を行なうことができるトナー移送装
置を提供することが出来る。請求項7の発明によれば、
上記移送手段の経路中に位置しかつ分岐手段の分岐部後
の回収トナーのトナー移送経路を開閉する開閉手段の動
作に先だってスクリューポンプ手段からのトナー供給を
止め、空気供給手段からの空気供給のみを行なって回収
トナーを移送するようにしたので、画像形成後にクリー
ニング手段により回収された回収トナーを、トナーリサ
イクル時の現像装置と廃トナータンクに分岐したトナー
移送経路を全閉にした時に、この部分のトナー移送経路
内にトナーが残留しないから、開閉手段で押しつぶされ
たり、次に全開したとき固まりとして残り、空気流の圧
損が大きくなってトナー移送性能の低下を招いたり、開
閉を繰り返すうちに固着塊が成長して移送経路の詰まり
を招く、と言うことを未然に防止することができ、回収
トナーの移送及び分配を使用条件や環境に応じて確実に
行うことが出来るトナー移送装置を提供することが出来
る。請求項8の発明によれば、開閉手段を遮断手段から
構成し、混合気を移送する移送手段の経路中に設けた分
岐手段の分岐部後の各トナー移送経路を遮断手段により
選択的に遮断して回収トナーを移送するようにしたの
で、クリーニング手段で回収した回収トナーを、現像装
置と廃トナータンクに選択的に分岐して移送することが
できるので、画質低下を招かずに、あるいは画質低下が
問題ないレベルまで効率良く回収トナーの再利用を行な
うことができるトナー移送装置を提供することが出来
る。
【0049】請求項9の発明によれば、遮断手段は画像
担持体上の画像領域外に付着するトナー濃度を検知する
トナー濃度検知手段の検知トナー濃度に応じて、選択的
に遮断して回収トナーを移送するようにしたので、クリ
ーニング手段で回収した回収トナーを、現像装置と廃ト
ナータンクに選択的に分岐して移送することができ、回
収トナー量が増加し、リサイクル比率が高くなりそうな
場合には、リサイクルせずに廃トナータンクに移送する
ことができるので、部分白抜け等の異常画像の発生を防
止して画質低下を招かずに、あるいは画質低下が問題な
いレベルまで効率良く回収トナーの再利用を行なうこと
ができるトナー移送装置を提供することが出来る。請求
項10の発明によれば、遮断手段は、画像担持体上の画
像を転写する転写紙(P)の種類により遮断手段が選択
的にトナー移送経路を遮断して回収トナーを移送するよ
うにしたので、クリーニング手段で回収した回収トナー
を、現像装置と廃トナータンクに選択的に分岐して移送
することができ、使用する転写紙(P)の紙粉が多くな
りそうな場合には、リサイクルせずに廃トナータンクに
移送することができるので、画質低下を招かずに、ある
いは画質低下が問題ないレベルまで効率良く回収トナー
の再利用を行なうことができるトナー移送装置を提供す
ることが出来る。請求項11の発明によれば、遮断手段
は、画像担持体上の温度を検知する温度検知手段の検知
温度により、遮断手段が選択的にトナー移送経路を遮断
して回収トナーを移送するようにしたので、クリーニン
グ手段で回収した回収トナーを、現像装置と廃トナータ
ンクに選択的に分岐して移送することができ、回収トナ
ー温度が上昇し、リサイクル比率が高くなりそうな場合
には、リサイクルせずに廃トナータンクに移送すること
ができるので、部分白抜け等の異常画像の発生を防止し
て画質低下を招かずに、あるいは画質低下が問題ないレ
ベルまで効率良く回収トナーの再利用を行なうことがで
きるトナー移送装置を提供することが出来る。請求項1
2の発明によれば、画像担持体上の温度を検知する温度
検知手段の検知温度により、遮断手段が選択的にトナー
移送経路を遮断すると共に検知温度によりスクリューポ
ンプ手段のロータの回転数の増減して回収トナーを移送
するようにしたので、クリーニング手段で回収した回収
トナーを、現像装置と廃トナータンクに選択的に分岐し
て移送することができ、回収トナー温度が上昇し、リサ
イクル比率が高くなりそうな場合には、リサイクルせず
に廃トナータンクに移送することができると共にロータ
の回転数を低下させて摩擦熱の発生をおさえてトナーの
過熱が防止することにより移送手段内の回収トナーの固
着や固着しやすい状態を加速したり、移送手段の破損や
回収トナーの移送能力の低下等が防止できるので、部分
白抜け等の異常画像の発生を防止して画質低下を招かず
に、あるいは画質低下が問題ないレベルまで効率良く回
収トナーの再利用を行なうことができるトナー移送装置
を提供することが出来る。
【0050】請求項13の発明によれば、分岐後のトナ
ー移送経路を、画像担持体上の温度を検知する温度検知
手段の検知温度により、遮断手段が選択的に遮断すると
共に、検知温度によりスクリューポンプ手段に空気供給
手段が供給する空気量を増減して回収トナーを移送する
ようにしたので、クリーニング手段で回収した回収トナ
ーを、現像装置と廃トナータンクに選択的に分岐して移
送することができ、回収トナー温度が上昇し、リサイク
ル比率が高くなりそうな場合には、リサイクルせずに廃
トナータンクに移送することができると共に送風する空
気の量を増加させて摩擦熱の発生をおさえてトナーの過
熱が防止することにより移送手段内の回収トナーの固着
や固着しやすい状態を加速したり、移送手段の破損や回
収トナーの移送能力の低下等が防止できるので、部分白
抜け等の異常画像の発生を防止して画質低下を招かず
に、あるいは画質低下が問題ないレベルまで効率良く回
収トナーの再利用を行なうことができるトナー移送装置
を提供することが出来る。請求項14の発明によれば、
移送手段の経路中に設けた分岐手段の分岐部後の各トナ
ー移送経路を、遮断手段の押圧部材により選択的に押圧
することにより遮断して回収トナーを移送するようにし
たので、クリーニング手段で回収した回収トナーを、現
像装置と廃トナータンクに選択的に分岐して移送するこ
とが簡単にできるので、画質低下を招かずに、あるいは
画質低下が問題ないレベルまで効率良く回収トナーの再
利用を行なうことができる低コストのトナー移送装置を
提供することが出来る。請求項15の発明によれば、移
送手段の経路中に設けた分岐手段の分岐部後の各トナー
移送経路を遮断手段の偏芯カムにより選択的に押圧する
ことにより遮断して回収トナーを移送するようにしたの
で、クリーニング手段で回収した回収トナーを、現像装
置と廃トナータンクに選択的に分岐して移送することが
簡単で確実なタイミングでできるので、画質低下を招か
ずに、あるいは画質低下が問題ないレベルまで効率良く
回収トナーの再利用を行なうことができるトナー移送装
置を提供することが出来る。請求項16の発明によれ
ば、画像担持体上に帯電と露光により形成された静電潜
像を現像手段でトナー画像化した後に画像担持体上に付
着したトナーを回収するクリーニング手段により回収さ
れてスクリューポンプ手段により送り出される回収トナ
ーと空気供給手段から供給される空気との混合気を移送
する移送手段の経路中に分岐手段を設けて回収トナーを
移送して画像を形成するようにしたので、画像形成後に
クリーニング手段により回収された回収トナーの使用条
件や使用環境によって、トナーリサイクル時の現像装置
と廃トナータンクに分岐して移送することができると共
に画質低下を招かずに、あるいは画質低下が問題ないレ
ベルまで効率良く回収トナーの再利用を行なうことがで
きる小型で簡単な装置で低コストの画像形成装置を提供
することが出来る。
【0051】請求項17の発明によれば、画像担持体上
に帯電と露光により形成された静電潜像を現像手段でト
ナー画像化した後に画像担持体上に付着したトナーを回
収するクリーニング手段により回収した回収トナーを、
回転することにより軸方向に移動させるローターとロー
ターを包み込むように配置された通路を有しローターと
接触係合する固定されたステイターとを有するスクリュ
ーポンプ手段により送り出される回収トナーと空気供給
手段から供給される空気との混合気を移送する移送手段
を設けて、温度検知手段により画像担持体上の温度を検
知して回収トナーを移送して画像を形成するようにした
ので、クリーニング手段で回収した回収トナーを、温度
検知手段により検知した画像担持体上の温度により回収
トナーを移送することができるので、部分白抜け等の異
常画像の発生を防止して画質低下を招かずに、あるいは
画質低下が問題ないレベルまで効率良く回収トナーの再
利用を行なって画像形成を行うことができる画像形成装
置を提供することが出来る。請求項18の発明によれ
ば、請求項17の画像形成装置において、温度検知手段
により画像担持体上の温度を検知してスクリューポンプ
手段のロータの回転数を増減するようにして回収トナー
を移送して画像を形成するようにしたので、クリーニン
グ手段で回収した回収トナーを、回収トナー温度が上昇
し、リサイクル比率が高くなりそうな場合には、ロータ
の回転数を低下させて摩擦熱の発生をおさえてトナーの
過熱を防止することにより移送手段内の回収トナーの固
着や固着しやすい状態を加速したり、移送手段の破損や
回収トナーの移送能力の低下等が防止できるので、部分
白抜け等の異常画像の発生を防止して画質低下を招かず
に、あるいは画質低下が問題ないレベルまで効率良く回
収トナーの再利用を行なって画像形成を行うことができ
る画像形成装置を提供することが出来る。請求項19の
発明によれば、請求項17又は18の画像形成装置にお
いて、温度検知手段により画像担持体上の温度を検知し
てスクリューポンプ手段に空気供給手段が供給する空気
量を増減するようにして回収トナーを移送して画像を形
成するようにしたので、クリーニング手段で回収した回
収トナーを、回収トナー温度が上昇し、リサイクル比率
が高くなりそうな場合には、空気供給手段が供給する空
気量を増加させて摩擦熱の発生をおさえてトナーの過熱
が防止することにより移送手段内の回収トナーの固着や
固着しやすい状態を加速したり、移送手段の破損や回収
トナーの移送能力の低下等が防止できるので、部分白抜
け等の異常画像の発生を防止して画質低下を招かずに、
あるいは画質低下が問題ないレベルまで効率良く回収ト
ナーの再利用を行なって画像形成を行うことができる画
像形成装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例のトナー移送装置を説明
する斜視図。
【図2】本発明の実施の形態例のトナー移送装置を使用
する画像形成装置を説明する説明図。
【図3】本発明の実施の形態例のトナー移送装置の要部
を説明する説明図。
【図4】本発明の実施の形態例のトナー移送装置の他の
要部を説明する説明図。
【図5】本発明の実施の形態例のトナー移送装置の他の
要部を説明する説明図。
【図6】本発明の実施の形態例のトナー移送装置の他の
要部を説明する説明図。
【図7】本発明の他の実施の形態例のトナー移送装置及
びそれを使用する画像形成装置を説明する説明図。
【図8】トナー移送装置及びそれを使用する画像形成装
置における回収トナー量とトナー濃度検知値との特性を
説明する図である。
【図9】トナー移送装置及びそれを使用する画像形成装
置における紙粉量と転写紙(P)の種類との特性を説明
する図である。
【図10】本発明の他の実施の形態例のトナー移送装置
及びそれを使用する画像形成装置の要部を説明する説明
図。
【図11】本発明の他の実施の形態例のトナー移送装置
及びそれを使用する画像形成装置の他の要部を説明する
説明図。
【符号の説明】
0 トナー移送装置、1 スクリューポンプ手段、1a
ロータ、1b 通路、1c ステイター、1d 回収
トナー通路、1e ホルダー、1f 空気供給口、2
空気供給手段、2a 空気吐出口、2b エアー検知
器、2c エアー供給管、3 移送手段、 3 a トナ
ー移送経路、3 a1 トナー移送経路、3a2 トナー
移送経路、4 分岐手段、 4a 分岐部、 5 開閉
手段、5a分配比制御手段、5a1 シャッタ、5a2
シャッタ、 5b 回動中心、5c 回動中心、6
トナー濃度検知手段、7 温度検知手段、8 回収トナ
ー移送ユニット、8a トナーガイド部材、8b 支持
部材、8c 横搬送スクリュー、8d シール部材、8
e 軸受、8f ホッパー、8g 従動歯車、8h駆動
モータ、8i 駆動歯車、10 画像担持体、11 現
像手段、11aトナー補給部、11b 現像部、11c
トナー捕集装置、11d ホッパー、11e トナー
分離部、11f 開口、11g フイルタ、12 クリ
ーニング手段、12a 回収トナー排出部、12b コ
イルスクリュー、 13 転写ベルトユニット、13a
転写ベルトクリーニング装置、 13b 回収トナー
排出部、13c 転写ベルト、13d コイルスクリュ
ー、14 本体構造体、15 帯電ユニット、16 露
光部、16a コンタクトガラス、 16b 光源、1
6c〜h ミラー、16i レンズ、17 給紙部、1
8 レジストローラー、19 定着ユニット、20 排
紙ローラ、21 排紙トレイ、22 廃トナータンク、
30 画像形成部、50 補給トナー貯蔵部、50a
トナー供給パイプ、100 トナー移送装置、101
スクリューポンプ手段、101a ロータ、101b
通路、101c ステイター、101d 回収トナー通
路、101e ホルダー、101f 空気供給口,10
2 空気供給手段、102a空気吐出口、102b エ
アー検知器、102c エアー供給管、102d 送風
駆動源、103 移送手段、103 a トナー移送経
路、103 a1 トナー移送経路、103 a2 トナー
移送経路、104 分岐手段、104a 分岐部、 1
05 開閉手段、105a 遮蔽手段、105a1
圧部材、105a2 偏芯カム、105b 回動中心、
105c 駆動モータ、105d 対向固定板、105
e 対向固定板、106 トナー濃度検知手段、107
温度検知手段、108 回収トナー移送ユニット、1
08a トナーガイド部材、108b 支持部材、10
8c 横搬送スクリュー、108d シール部材、10
8e軸受、108f ホッパー、108g 従動歯車、
108h 駆動モータ、108i 駆動歯車、110
画像担持体、111 現像手段、111a トナー補給
部、111b 現像部、111c トナー捕集装置、1
11d ホッパ、111e トナー分離部、11f 開
口、111g フィルタ、112 クリーニング手段、
112a 回収トナー排出部、112b コイルスクリ
ュー、112c クリーニングブレード、113 転写
ユニット、113a 分離装置、115 帯電ユニッ
ト、116 露光部、117 給紙部、118 レジス
トローラー、119 定着ユニット、122 廃トナー
タンク、123 イレーサ、124 除電装置、124
a 除電ランプ、125 制御手段、126 コントロ
ールパネル、130 画像形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田上 亮 東京都大田区中馬込一丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成後に被クリーニング体からクリ
    ーニング手段により回収された回収トナーを移送するト
    ナー移送装置において、 軸を中心として回転することにより軸方向に回収トナー
    を移動させるローターと、内部の通路内に該ローターを
    包摂しかつ通路の内壁でローターと接触係合する固定さ
    れたステイターと、を有するスクリューポンプ手段と、 上記スクリューポンプ手段により移動させられる回収ト
    ナーを流動化させるための空気を上記スクリューポンプ
    手段に供給するための空気供給手段と、 上記スクリューポンプ手段から送り出される回収トナー
    と上記空気供給手段から供給される空気との混合気を移
    送する移送手段と、 上記移送手段の経路中を移送される混合気の移送方向を
    2つの異なった方向へ分岐させる分岐手段と、を備えた
    ことを特徴とするトナー移送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトナー移送装置におい
    て、上記分岐手段の分岐部より後方に位置する各トナー
    移送経路に、各トナー移送経路を開閉する開閉手段を設
    けたことを特徴とするトナー移送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のトナー移送装置に
    おいて、上記開閉手段を、上記分岐手段の分岐部後方の
    直近位置に設けたことを特徴とするトナー移送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のトナー移送装
    置において、上記開閉手段は、上記分岐手段の分岐部後
    方に位置する各トナー移送経路に対するトナー移送量の
    分配比を制御する分配比制御手段からなることを特徴と
    するトナー移送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のトナー移送装置におい
    て、上記分配比制御手段は、上記分岐手段の分岐部後方
    に位置する各トナー移送経路の断面積を変えることによ
    り、上記各トナー移送経路へのトナー移送量の分配比を
    制御できることを特徴とするトナー移送装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のトナー移送装置におい
    て、上記分配比制御手段は、上記分岐手段の分岐部後方
    に位置する各トナー移送経路の全開/全閉の時間比によ
    り、上記分岐部後のトナー移送量の分配比を制御するこ
    とを特徴とするトナー移送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    トナー移送装置において、上記分岐手段の上記分岐部後
    方に位置する各トナー移送経路を開閉する開閉手段の動
    作に先だって、上記スクリューポンプ手段から分岐手段
    に対するトナー供給を止め、上記空気供給手段からの空
    気供給のみを行なうことを特徴とするトナー移送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、2又は3記載のトナー移送装
    置において、上記開閉手段は、上記分岐手段の分岐部後
    方に位置する各トナー移送経路を選択的に遮断する遮断
    手段からなることを特徴とするトナー移送装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のトナー移送装置におい
    て、上記遮断手段は、画像担持体上の画像領域外に付着
    するトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段が検知し
    たトナー濃度の値に応じて、上記各トナー移送経路を選
    択的に遮断することを特徴とするトナー移送装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のトナー移送装置におい
    て、上記遮断手段は、画像担持体上の画像を転写する転
    写紙の種類に応じて、上記各トナー移送経路を遮断する
    ことを特徴とするトナー移送装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のトナー移送装置におい
    て、上記遮断手段は、画像担持体上の温度を検知する温
    度検知手段が検知した温度の値に応じて、上記各トナー
    移送経路を選択的に遮断することを特徴とするトナー移
    送装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のトナー移送装置にお
    いて、上記画像担持体上の温度を検知する温度検知手段
    が検知した温度の値に応じて、上記スクリューポンプ手
    段のロータの回転数を増減させるように構成したことを
    特徴とするトナー移送装置。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12記載のトナー移送
    装置において、上記画像担持体上の温度を検知する温度
    検知手段が検知した温度の値に応じて、上記スクリュー
    ポンプ手段に対して上記空気供給手段が供給する空気量
    を増減するように構成したことを特徴とするトナー移送
    装置。
  14. 【請求項14】 請求項8、9、10、11、12又は
    13記載のトナー移送装置において、上記遮断手段は、
    上記分岐手段の分岐部後方に位置する各トナー移送経路
    間に設けられて、上記各トナー移送経路を選択的に押圧
    して遮断する押圧部材であることを特徴とするトナー移
    送装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のトナー移送装置にお
    いて、上記押圧部材は、偏芯カムであることを特徴とす
    るトナー移送装置。
  16. 【請求項16】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13、14、又は15記載
    のトナー移送装置と、画像担持体上に帯電と露光により
    形成された静電潜像をトナー画像化する現像手段と、上
    記画像担持体上に画像形成後に付着したトナーを回収す
    るクリーニング手段とを有し、上記クリーニング手段で
    回収した回収トナーを上記トナー移送装置で上記現像手
    段に分岐移送して再使用して画像を形成することを特徴
    とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 画像担持体上に帯電と露光により形成
    された静電潜像をトナー画像化する現像手段と、上記画
    像担持体上に画像形成後に付着したトナーを回収するク
    リーニング手段と、上記クリーニング手段で回収した回
    収トナーを回転することにより軸方向に移動させるロー
    ターと上記ローターを包み込むように配置された通路を
    有し上記ローターと接触係合する固定されたステイター
    とを有するスクリューポンプ手段と、上記スクリューポ
    ンプ手段により移動するトナーを流動化させるための空
    気を上記スクリューポンプ手段に供給するための空気供
    給手段と、上記スクリューポンプ手段から送り出される
    回収トナーと上記空気供給手段から供給される空気との
    混合気を移送する移送手段と、上記画像担持体上の温度
    を検知する温度検知手段と、からなることを特徴とする
    画像形成装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の画像形成装置におい
    て、画像担持体上の温度を検知する温度検知手段が検知
    した温度の値に応じて、スクリューポンプ手段のロータ
    の回転数を増減して画像を形成することを特徴とする画
    像形成装置。
  19. 【請求項19】 請求項17又は18記載の画像形成装
    置において、画像担持体上の温度を検知する温度検知手
    段が検知した温度の値に応じて、スクリューポンプ手段
    に空気供給手段が供給する空気量を増減することを特徴
    とする画像形成装置。
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