JP3489997B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3489997B2
JP3489997B2 JP23027098A JP23027098A JP3489997B2 JP 3489997 B2 JP3489997 B2 JP 3489997B2 JP 23027098 A JP23027098 A JP 23027098A JP 23027098 A JP23027098 A JP 23027098A JP 3489997 B2 JP3489997 B2 JP 3489997B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
transfer
image
forming apparatus
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23027098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000056651A (ja
Inventor
聡 高野
史 伊藤
真一 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP23027098A priority Critical patent/JP3489997B2/ja
Publication of JP2000056651A publication Critical patent/JP2000056651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3489997B2 publication Critical patent/JP3489997B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、電子写真方式における画像担持体上に形成し
た静電潜像にポンプで移送される回収トナーを再使用す
るために気体との混合気として現像位置から離れた位置
より供給して画像を形成するプリンター、ファクシミリ
装置、複写機あるいはこれらの複合機等の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】乾式1成分又は乾式2成分のトナーを用
いたプリンター、ファクシミリ装置、複写機、あるいは
これらの複合機等の画像形成装置においては、画像形成
時に使用されたトナーの約10%〜15%が廃棄トナー
容器に回収されて廃棄されていたが、一旦は感光体上に
転移しながら、転写体上に転写されなかったトナーをク
リーニング手段で回収した後、再び現像器に戻して再利
用するリサイクル現像により画像形成が行われるように
なっている。現像剤の回収トナーを現像部にポンプを使
って気体の流れに乗せて循環輸送して供給することは公
知である(特公昭63ー3308号等の公報を参照)。
然し、従来の画像を形成する装置において、製造時に工
場内で画像形成装置の、例えば、複写機の組み付け後の
馴らし運転やその調整を行っている場合、若しくは、そ
の後に市場に出荷されてからカスタマーエンジニア等が
メンテナンス修理や調整等を行っている場合に、現像部
に回収トナーの搬送管が取り付けられていない状態で装
置本体が回転駆動されると、現像部の再使用トナーの搬
送管の取り付け部分から再使用トナーと気体との混合気
が、装置内や外気内に吹き出してトナー飛散により周辺
を汚したり、無駄となるトナーの使用量が増加したり、
転写紙や光学部品等に付着して、その後に形成される画
像品質が低下すると言う不具合が発生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の画像形
成装置は、製造時に工場内で画像形成装置の、例えば、
複写機の組み付け後の馴らし運転や、その調整を行って
いる場合、若しくは、その後に市場に出荷されてから、
カスタマーエンジニア等がメンテナンス修理や調整等を
行っている場合に、現像部に回収トナーの搬送管が取り
付けられていない状態で装置本体が回転駆動されると、
現像部の再使用トナーの搬送管の取り付け部分から、再
使用トナーと気体との混合気が、装置内や外気内に吹き
出してトナー飛散により周辺を汚したり、トナーの使用
量が増加したり、転写紙や光学部品等に付着して、その
後に形成される画像品質が低下すると言う問題が生じて
いた。そこで本発明の課題は、このような問題点を解決
するものである。即ち、製造時に工場内で画像形成装置
の、例えば、複写機の組み付け後の馴らし運転や、その
調整を行っている場合、若しくは、その後に市場に出荷
されてから、カスタマーエンジニア等がメンテナンス修
理や調整を行っている場合に、現像部に回収トナーの搬
送管が取り付けられていない状態で装置本体を回転駆動
したとしても、現像部の再使用トナーの搬送管の取り付
け部分から、再使用トナーと気体との混合気が装置内や
外気内に吹き出すトナー飛散を防止して、トナーの使用
量を増加することなく省資源で、高品質の画像形成が行
われる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の本発明は、電子写真方式における画像担
持体上に形成した静電潜像にポンプで移送される回収ト
ナーを再使用するために気体との混合気として現像位置
から離れた位置より供給して画像を形成する画像形成装
置において、形成画像を担持する画像担持体と、上記画
像担持体上に形成された静電潜像を顕像化してトナー像
を形成する現像手段と、上記現像手段によって形成され
たトナー像を被転写体に転写する転写手段と、被転写体
に転写されずに上記画像担持体又は上記転写手段上に残
留したトナーをクリーニングして回収するクリーニング
手段と、上記クリーニング手段で回収された回収トナー
を再使用する再使用トナーと廃棄する廃棄トナーとに分
別するトナー分級手段と、上記トナー分級手段で分別さ
れた再使用トナーを上記現像手段に移送して搬送する再
使用トナー移送搬送手段と、上記再使用トナー移送搬送
手段を上記トナー分級手段の回転駆動を継続しながら上
記現像手段への再使用トナーの移送と搬送を断続可能に
回転駆動する駆動手段と、を有し、前記トナー分級手段
は、回収トナーを分級する中空のメッシュと、上記メッ
シュ内に回収トナーを搬送する搬送コイルと、上記搬送
コイル内に遊動可能に配置された遊動体と、を有し、前
記トナー分級手段のメッシュは、上記メッシュの回転に
よりその内周面内を遊動可能な攪拌部材を有することを
特徴とする。請求項2の発明は、 請求項1記載の画像
形成装置において、トナー分級手段は、廃棄トナーを収
容する廃棄トナー容器を有することを特徴とする。請求
項3の発明は、 請求項2記載の画像形成装置におい
て、廃棄トナー容器は、上記廃棄トナー容器のセット状
態を検知するセット検知手段を有することを特徴とす
る。請求項4の発明は、 請求項2又は3記載の画像形
成装置において、廃棄トナー容器は、上記廃棄トナー容
器内の廃棄トナーの満杯状態を検知する廃棄トナー満杯
検知手段を有することを特徴とする。請求項5の発明
は、 請求項1、2、3、又は4記載の画像形成装置に
おいて、再使用トナー移送搬送手段は、再使用トナー搬
送手段と、上記再使用トナー搬 送手段から搬送される再
使用トナーと気体との混合気を現像位置から離れた位置
より移送するスクリューポンプと、上記スクリューポン
プから移送される混合気を現像手段に搬送する再使用ト
ナー搬送管と、上記スクリューポンプに気体を供給する
気体供給手段とからなることを特徴とする。請求項6の
発明は、請求項5記載の画像形成装置において、気体供
給手段は、スクリューポンプが再使用トナーの移送を停
止した後に、気体の供給を停止することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5、又は6
記載の画像形成装置において、駆動手段は、回転駆動力
を付与する回転駆動源と、上記回転駆動源から付与され
た回転駆動力を伝達する回転駆動力伝達手段と、上記回
転駆動力伝達手段から再使用トナー移送搬送手段へ伝達
する回転駆動力を中断又は接続する断続手段を有する
とを特徴とする。請求項8の発明は、請求項7記載の画
像形成装置において、断続手段は、駆動力を中断又は間
欠的に接続することを特徴とする。請求項9の発明は、
請求項1、2、3、4、5、6、7、又は8記載の画像
形成装置において、駆動手段は、現像手段と再使用トナ
ー移送搬送手段の接続状態を検知する接続状態検知手段
の検知により、回転駆動力を中断又は接続することを特
徴とする。
【0005】
【作用】上記のように構成された画像形成装置は、請求
項1においては、画像担持体上に形成された静電潜像を
顕像化してトナー像を形成する現像手段によって形成さ
れたトナー像を転写手段で被転写体に転写した後に、画
像担持体又は転写手段に転写されずに残留するトナーを
クリーニング手段で回収された回収トナーを、トナー分
級手段で再使用する再使用トナーと廃棄する廃棄トナー
に分別された再使用トナーを現像手段に移送して搬送す
る再使用トナー移送搬送手段を、駆動手段により、トナ
ー分級手段の回転駆動を継続しながら、現像手段への再
使用トナーの移送と搬送を断続可能に回転駆動するよう
にして、製造時に工場内で画像形成装置の、例えば、複
写機の組み付け後の馴らし運転や、その調整を行ってい
る場合、若しくは、その後に市場に出荷されてから、カ
スタマーエンジニア等がメンテナンス修理や調整を行っ
ている場合でも、現像部に回収トナーの搬送管が取り付
けられていない状態で、装置本体を回転駆動しても、現
像部の再使用トナーの搬送管の取り付け部分から、再使
用トナーと気体との混合気が、装置内や外気内に吹き出
すトナー飛散を防止して、トナーの使用量も増加するこ
となく省資源で、高品質の画像形成が行われる画像形成
装置を提供することが出来るようにする。また、メッシ
ュの回転により、その内周面内を遊動可能な攪拌部材を
設けたので、分級手段のメッシュから回収トナーを押し
出しながら振動を付与してメッシュ目の目詰まりを防止
する画像形成装置を提供することが出来るようにする。 請求項2においては、画像担持体上に形成された静電潜
像を顕像化してトナー像を形成する現像手段によって形
成されたトナー像を転写手段で被転写体に転写した後
に、画像担持体又は転写手段に転写されずに残留するト
ナーをクリーニング手段で回収された回収トナーを、ト
ナー分級手段で再使用する再使用トナーと廃棄する廃棄
トナーに分別された再使用トナーを現像手段に移送して
搬送する再使用トナー移送搬送手段を、駆動手段によ
り、トナー分級手段の回転駆動を継続しながら、現像手
段への再使用トナーの移送と搬送を断続可能に回転駆動
すると共にトナー分級手段で分別した廃棄する廃棄トナ
ーを廃棄トナー容器に収容するようにして、製造時に工
場内で画像形成装置の、例えば、複写機の組み付け後の
馴らし運転や、その調整を行っている場合、若しくは、
その後に市場に出荷されてから、カスタマーエンジニア
等がメンテナンス修理や調整を行っている場合でも、現
像部に回収トナーの搬送管が取り付けられていない状態
で、装置本体を回転駆動しても、現像部の再使用トナー
の搬送管の取り付け部分から、再使用トナーと気体との
混合気が、装置内や外気内に吹き出すトナー飛散を防止
して、トナーの使用量も増加することなく省資源で、高
品質の画像形成が行われると共に分別された廃棄トナー
が廃棄トナー容器に自動的に収容される画像形成装置を
提供することが出来るようにする。 請求項3においては、画像担持体上に形成された静電潜
像を顕像化してトナー像を形成する現像手段によって形
成されたトナー像を転写手段で被転写体に転写した後
に、画像担持体又は転写手段に転写されずに残留するト
ナーをクリーニング手段で回収された回収トナーを、ト
ナー分級手段で再使用する再使用トナーと廃棄する廃棄
トナーに分別された再使用トナーを現像手段に移送して
搬送する再使用トナー移送搬送手段を、駆動手段によ
り、トナー分級手段の回転駆動を継続しながら、現像手
段への再使用トナーの移送と搬送を断続可能に回転駆動
すると共にトナー分級手段で分別した廃棄する廃棄トナ
ーを、セット状態を検知するセット検知手段を有する廃
棄トナー容器に収容するようにして、製造時に工場内で
画像形成装置の、例えば、複写機の組み付け後の馴らし
運転や、その調整を行っている場合、若しくは、その後
に市場に出荷されてから、カスタマーエンジニア等がメ
ンテナンス修理や調整を行っている場合でも、現像部に
回収トナーの搬送管が取り付けられていない状態で、装
置本体を回転駆動しても、現像部の再使用トナーの搬送
管の取り付け部分から、再使用トナーと気体との混合気
が、装置内や外気内に吹き出すトナー飛散を防止して、
トナーの使用量も増加することなく省資源で、高品質の
画像形成が行われると共に分別された廃棄トナーが、セ
ット状態を検知された廃棄トナー容器に自動的に収容さ
れる画像形成装置を提供することが出来るようにする。 請求項4においては、画像担持体上に形成された静電潜
像を顕像化してトナー像を形成する現像手段によって形
成されたトナー像を転写手段で被転写体に転写した後
に、画像担持体又は転写手段に転写されずに残留するト
ナーをクリーニング手段で回収された回収トナーを、ト
ナー分級手段で再使用する再使用トナーと廃棄する廃棄
トナーに分別された再使用トナーを現像手段に移送して
搬送する再使用トナー移送搬送手段を、駆動手段によ
り、トナー分級手段の回転駆動を継続しながら、現像手
段への再使用トナーの移送と搬送を断続可能に回転駆動
すると共にトナー分級手段で分別した廃棄する廃棄トナ
ーを、満杯状態を検知する廃棄トナー満杯検知手段を有
する廃棄トナー容器に収容するようにして、製造時に工
場内で画像形成装置の、例えば、複写機の組み付け後の
馴らし運転や、その調整を行っている場合、若しくは、
その後に市場に出荷されてから、カスタマーエンジニア
等がメンテナンス修理や調整を行っている場合でも、現
像部に回収トナーの搬送管が取り付けられていない状態
で、装置本体を回転駆動しても、現像部の再使用トナー
の搬送管の取り付け部分から、再使用トナーと気体との
混合気が、装置内や外気内に吹き出すトナー飛散を防止
して、トナーの使用量も増加することなく省資源で、高
品質の画像形成が行われると共に分別された廃棄トナー
が、満杯状態を検知された廃棄トナー容器に自動的に収
容される画像形成装置を提供することが出来るようにす
る。請求項5 においては、画像担持体上に形成された静電潜
像を顕像化してトナー像を形成する現像手段によって形
成されたトナー像を転写手段で被転写体に転写した後
に、画像担持体又は転写手段に転写されずに残留するト
ナーをクリーニング手段で回収された回収トナーを、ト
ナー分級手段で再使用する再使用トナーと廃棄する廃棄
トナーに分別された再使用トナーを現像手段に移送して
搬送する再使用トナー移送搬送手段を、駆動手段によ
り、トナー分級手段の回転駆動を継続しながら、現像手
段への再使用トナーの移送と搬送を断続可能に回転駆動
すると共に再使用トナー移送搬送手段は、再使用トナー
搬送手段から搬送される再使用トナーと気体供給手段か
ら供給される気体との混合気を、スクリューポンプで現
像位置から離れた位置より再使用トナー搬送管を介して
現像手段に搬送するようにして、製造時に工場内で画像
形成装置の、例えば、複写機の組み付け後の馴らし運転
や、その調整を行っている場合、若しくは、その後に市
場に出荷されてから、カスタマーエンジニア等がメンテ
ナンス修理や調整を行っている場合でも、現像部に回収
トナーの搬送管が取り付けられていない状態で、装置本
体を回転駆動しても、現像部の再使用トナーの搬送管の
取り付け部分から、再使用トナーと気体との混合気が、
装置内や外気内に吹き出すトナー飛散を防止して、トナ
ーの使用量も増加することなく省資源で、高品質の画像
形成が行われると共にレイアウトの制約が少なくて小型
の画像形成装置を提供することが出来るようにする。請求項6 においては、画像担持体上に形成された静電潜
像を顕像化してトナー像を形成する現像手段によって形
成されたトナー像を転写手段で被転写体に転写した後
に、画像担持体又は転写手段に転写されずに残留するト
ナーをクリーニング手段で回収された回収トナーを、ト
ナー分級手段で再使用する再使用トナーと廃棄する廃棄
トナーに分別された再使用トナーを現像手段に移送して
搬送する再使用トナー移送搬送手段を、駆動手段によ
り、トナー分級手段の回転駆動を継続しながら、現像手
段への再使用トナーの移送と搬送を断続可能に回転駆動
すると共に再使用トナー移送搬送手段は、再使用トナー
搬送手段から搬送される再使用トナーと、スクリューポ
ンプから移送される再使用トナーが停止した後に気体の
供給を停止する気体供給手段から供給される気体との混
合気を、スクリューポンプで現像位置から離れた位置よ
り再使用トナー搬送管を介して現像手段に搬送するよう
にして、製造時に工場内で画像形成装置の、例えば、複
写機の組み付け後の馴らし運転や、その調整を行ってい
る場合、若しくは、その後に市場に出荷されてから、カ
スタマーエンジニア等がメンテナンス修理や調整を行っ
ている場合でも、現像部に回収トナーの搬送管が取り付
けられていない状態で、装置本体を回転駆動しても、現
像部の再使用トナーの搬送管の取り付け部分から、再使
用トナーと気体との混合気が、装置内や外気内に吹き出
すトナー飛散を防止して、トナーの使用量も増加するこ
となく省資源で、高品質の画像形成が行われると共にレ
イアウトの制約が少なくて、搬送経路における回収トナ
ーの詰まりを防止する小型の画像形成装置を提供するこ
とが出来るようにする。請求項7 においては、画像担持体上に形成された静電潜
像を顕像化してトナー像を形成する現像手段によって形
成されたトナー像を転写手段で被転写体に転写した後
に、画像担持体又は転写手段に転写されずに残留するト
ナーをクリーニング手段で回収された回収トナーを、ト
ナー分級手段で再使用する再使用トナーと廃棄する廃棄
トナーに分別された再使用トナーを現像手段に移送して
搬送する再使用トナー移送搬送手段を、駆動手段によ
り、トナー分級手段の回転駆動を継続しながら、現像手
段への再使用トナーの移送と搬送を断続可能に回転駆動
すると共に駆動手段は、回転駆動源から付与された回転
駆動力伝達手段からの回転駆動力を、断続手段により再
使用トナー移送搬送手段へ断続的に伝達するようにし
て、製造時に工場内で画像形成装置の、例えば、複写機
の組み付け後の馴らし運転や、その調整を行っている場
合、若しくは、その後に市場に出荷されてから、カスタ
マーエンジニア等がメンテナンス修理や調整を行ってい
る場合でも、現像部に回収トナーの搬送管が取り付けら
れていない状態で、装置本体を回転駆動しても、現像部
の再使用トナーの搬送管の取り付け部分から、再使用ト
ナーと気体との混合気が、装置内や外気内に吹き出すト
ナー飛散を防止して、トナーの使用量も増加することな
く省資源で、高品質の画像形成が行われると共に再使用
トナー移送搬送手段からの再使用トナーの搬送の中断又
は接続を簡単な機構で容易に行われる画像形成装置を提
供することが出来るようにする。請求項8 においては、画像担持体上に形成された静電潜
像を顕像化してトナー像を形成する現像手段によって形
成されたトナー像を転写手段で被転写体に転写した後
に、画像担持体又は転写手段に転写されずに残留するト
ナーをクリーニング手段で回収された回収トナーを、ト
ナー分級手段で再使用する再使用トナーと廃棄する廃棄
トナーに分別された再使用トナーを現像手段に移送して
搬送する再使用トナー移送搬送手段を、駆動手段によ
り、トナー分級手段の回転駆動を継続しながら、現像手
段への再使用トナーの移送と搬送を断続可能に回転駆動
すると共に駆動手段は、回転駆動源から付与された回転
駆動力伝達手段からの回転駆動力を、断続手段により再
使用トナー移送搬送手段へ中断又は間欠的に接続して伝
達するようにして、製造時に工場内で画像形成装置の、
例えば、複写機の組み付け後の馴らし運転や、その調整
を行っている場合、若しくは、その後に市場に出荷され
てから、カスタマーエンジニア等がメンテナンス修理や
調整を行っている場合でも、現像部に回収トナーの搬送
管が取り付けられていない状態で、装置本体を回転駆動
しても、現像部の再使用トナーの搬送管の取り付け部分
から、再使用トナーと気体との混合気が、装置内や外気
内に吹き出すトナー飛散を防止して、トナーの使用量も
増加することなく省資源で、高品質の画像形成が行われ
ると共に再使用トナー移送搬送手段からの再使用トナー
の搬送の中断又は接続を簡単な機構で容易に、更に搬送
する再使用トナー量に合わせた補給動作の行うことが出
来る画像形成装置を提供することが出来るようにする。請求項9 においては、画像担持体上に形成された静電潜
像を顕像化してトナー像を形成する現像手段によって形
成されたトナー像を転写手段で被転写体に転写した後
に、画像担持体又は転写手段に転写されずに残留するト
ナーをクリーニング手段で回収された回収トナーを、ト
ナー分級手段で再使用する再使用トナーと廃棄する廃棄
トナーに分別された再使用トナーを現像手段に移送して
搬送する再使用トナー移送搬送手段を、駆動手段によ
り、トナー分級手段の回転駆動を継続しながら、現像手
段と再使用トナー移送搬送手段の接続状態を検知する接
続状態検知手段の検知により、断続可能に回転駆動する
ようにして、製造時に工場内で画像形成装置の、例え
ば、複写機の組み付け後の馴らし運転や、その調整を行
っている場合、若しくは、その後に市場に出荷されてか
ら、カスタマーエンジニア等がメンテナンス修理や調整
を行っている場合でも、現像部に回収トナーの搬送管が
取り付けられていない状態で、装置本体を回転駆動して
も、現像部の再使用トナーの搬送管の取り付け部分か
ら、再使用トナーと気体との混合気が、装置内や外気内
に吹き出すトナー飛散を自動的に防止して、トナーの使
用量も増加することなく省資源で、高品質の画像形成が
行われる画像形成装置を提供することが出来るようにす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明を適用した画
像形成装置の要部構成略図であり、ドラム形状の感光体
の画像担持体1は、図示しない側板に回動自在に支持さ
れており、図示しない回転駆動手段により図示の矢印A
方向の時計方向に回転駆動される。画像担持体1は、電
子写真方式における作像工程により、帯電器12により
均一に帯電された後に、露光手段13による画像部に応
じて露光が行われて静電潜像が形成され、この静電潜像
を現像手段2によって現像することにより得たトナー像
を担持する。尚、上記画像担持体1のドラム形状の感光
体は、無端ベルト形状の感光体でもよいし、更に、上記
露光手段13は、図示しないが、アナログ光学系の複写
機、又は、レーザ光源と偏向器を備えたレーザ走査光学
系を用いて、画像信号に応じて上記画像担持体1上に光
書込みを行なう方式にすればレーザプリンターの構成と
なり、さらに原稿読取装置を設置すればデジタル複写機
やファクシミリ装置の構成となる。上記現像手段2は、
画像担持体1上に形成されて担持された静電潜像にトナ
ー(T)を供与する現像ローラ2a、トナー(T)を攪
拌して搬送するパドラ2b、パドラ2c、トナー(T)
層の高さを規制するブレード2d、及び、これらを収容
して保持する容器2eと、上記容器2e上に設けられた
ホッパ2fと、再使用トナー搬送管6cの弾性管が接続
される上記ホッパ2fに連通する再使用トナー搬送管接
続部2gとからなり、再使用トナー移送搬送手段6の再
使用トナー搬送手段6a、スクリューポンプ6b、気体
供給手段6dのエアーポンプにより上記再使用トナー搬
送管6cの弾性管内を上記容器2e内に搬送されて再利
用される再使用トナー(t1)又は上記ホッパ2fに図
示しない新規トナー容器内の新規のトナー(T)が補給
されるようになっている。つまり、再使用トナーは再使
用トナー移送搬送手段6により現像手段2に供給され、
新規トナーは新規トナー容器から現像手段2に供給され
る。従って、上記現像手段2と別体に設けられて図示し
ない現像剤貯留手段に適宜補給される新規のトナー
(T)も、図示しない上記スクリューポンプと図示しな
いエアーポンプにより上記容器2e内に補給されるよう
になっている。
【0007】上記画像担持体1上に形成されて担持され
た静電潜像は、上記現像手段2から供与されるトナー
(T)により、乾式1成分又は乾式2成分の現像方式で
磁気ブラシ現像方式により可視像化される。上記現像手
段2の上記容器2e内のトナー(T)は、上記パドラ2
b、上記パドラ2cにより攪拌されながら搬送されてト
ナー(T)とキャリアが摩擦してキャリアにトナー
(T)が付着する。そして、図示しない磁石を内蔵した
上記現像ローラ2a上にトナー(T)が磁気ブラシを形
成して上記画像担持体1上に搬送されるトナー(T)で
現像される。給紙部14には、各種サイズの被転写体
(P)の転写紙が収容された複数の給紙カセットが設置
されている。画像形成動作が開始されると、上記画像担
持体1が上記帯電器12により帯電され、上記露光手段
13からの原稿像が露光されて静電潜像が形成される。
この静電潜像は上記現像手段2の乾式1成分現像剤、又
は、乾式2成分のトナー(T)によって現像され、上記
画像担持体1上にトナー像が形成される。上記画像担持
体1上のトナー像は、上記給紙部14から被転写体
(P)の転写紙が給紙され、レジストローラー15を介
して上記画像担持体1と転写手段3の転写器3aと転写
ベルト3bとのニップ部の転写位置に給紙された被転写
体(P)の転写紙に転写される。そしてトナー像が転写
された被転写体(P)の転写紙は、上記転写手段3から
定着ユニット16に搬送され、上記定着ユニット16で
トナー像が被転写体(P)の転写紙に定着され、定着後
の被転写体(P)の転写紙は排紙ローラー17を介して
排紙されて収納されるようになっている。一方、トナー
像転写後の上記画像担持体1上に付着した残留トナー
(t)又は上記転写ベルト3bに付着した残留トナー
(t)は、クリーニング手段4のクリーニングブレード
4a又は転写クリーニングブレ―ド4bにより掻き落と
され、搬送コイル4cによりトナー分級手段5に搬送さ
れて、上記トナー分級手段5で分別された再使用トナー
(t1)を上記再使用トナー移送搬送手段6の上記再使
用トナー搬送手段6aの搬送コイルを介して上記スクリ
ューポンプ6bに搬送される。更に、上記スクリューポ
ンプ6bと上記気体供給手段6dのエアーポンプにより
供給される空気との混合気となり、上記再使用トナー搬
送管6c内の弾性管内を搬送されて、上記現像手段2の
上記容器2e内に補給されるようにもなっている。モー
タ、ギヤ等から成る駆動手段7は、トナー分級手段5と
再使用トナー移送搬送手段6を駆動する手段であり、上
記トナー分級手段5の回転駆動を継続しながら、駆動力
伝達を中断したり、又は間欠的に接続可能に回転駆動す
るようになっていて、上記再使用トナー移送搬送手段6
から上記現像手段2へ再使用トナー(t1)が搬送され
るようになっている。他方、上記トナー分級手段5で分
別された廃棄トナー(t2)は、廃棄トナー容器8に収
容されてから廃棄されるようになっている。
【0008】図2は回収されたトナーをトナー分級手段
に搬送する搬送機構の一例を示す図であり、上記搬送コ
イル4c(管体内に回転自在に配置されたコイル)は、
上記クリーニング手段4の上記クリーニングブレード4
a又は上記転写クリーニングブレ―ド4bにより掻き落
とされた回収トナー(t)を、回転駆動モータ4c1
回転駆動力を歯車列4c2 を介して伝達されることによ
り図示の矢印B方向に搬送し、図示しない上記トナー分
級手段5に搬送する。図3はトナー分級手段と再使用ト
ナー移送搬送手段の構成を示す斜視図であり、上記トナ
ー分級手段5は、上記搬送コイル4cによって搬送され
てきた回収トナー(t)を図示の矢印C方向に搬送する
搬送コイル5bと、上記搬送コイル5b内に遊動可能な
遊動体5cと、内部に搬送された回収トナー(t)を分
別するメッシュの目の大きさが一辺が約100μm四辺
形のメッシュ5aと、上記メッシュ5aを回転可能に支
持する一体成形された支持部材5dからなる。メッシュ
5aは、中空筒状のカゴであり、搬送コイル5bからメ
ッシュ5a内に搬送されたトナーをフィルタリングして
所要径以下のトナーのみを落下させる。上記遊動体5c
は、上記搬送コイル5bの回転によってパチンコ球のよ
うに上記搬送コイル5b内を転がりながら踊るように遊
動することによって回収トナー(t)のブロッキングを
防止する手段である。上記再使用トナー移送搬送手段6
は、回転駆動することにより上記メッシュ5aを通過し
て分別されて落下した再使用トナー(t1)を搬送する
搬送コイルの再使用トナー搬送手段6aと、再使用トナ
ー搬送手段6aから搬送される再使用トナー(t1)を
気体との混合気として移送するスクリューポンプ6b
と、一端側の上記スクリューポンプ6bから移送される
混合気を、他端側の上記現像手段2の気体抜きフイルタ
2hを上部に配置した再使用トナー搬送管接続部2gに
接続されて搬送する再使用トナー搬送管6cと、上記ス
クリューポンプ6bに一端が接続された気体供給管6e
の他端側から気体の空気を供給する気体供給手段6dの
エアーポンプとから成る。気体供給手段6dのエアーポ
ンプは、上記スクリューポンプ6bへの接続状態を検知
する図示しない接続検知器を有する。
【0009】上記駆動手段7は、図示しない回収トナー
(t)のロック状態を検知するロック検知器を有して回
転駆動力を付与する回転駆動源7aのモータと、上記回
転駆動源7aのモータから付与された回転駆動力を伝達
する回転駆動力伝達手段7bの歯車列と、回転駆動力伝
達手段7bの歯車列から再使用トナー搬送手段6aの搬
送コイルの回転軸へ伝達する回転駆動力の伝達を中断し
たり又は間欠的に接続する断続手段7cの摩擦クラッチ
を有する。即ち、上記駆動手段7は、図示しないコント
ロールパネルに配置されたメンテナンスモード設定キー
18をオン(ON)すると、制御手段19により、上記
断続手段7cの摩擦クラッチは、上記再使用トナー搬送
手段6aの搬送コイルの回転軸へ伝達する回転駆動力を
中断(OFF)にして、上記スクリューポンプ6bから
再使用トナー(t1)の移送を停止すると共に再使用ト
ナー(t1)の移送停止後所定時間の経過後に、上記気
体供給手段6dのエアーポンプの駆動モータ6d1 をO
FFにして停止するようになっている。上記現像手段2
の上記再使用トナー搬送管接続部2gに配置された接続
状態検知手段11により、上記再使用トナー搬送管接続
部2gから上記再使用トナー搬送管6cの他端が外れて
セット状態でないと検知された時にも、上記制御手段1
9からの制御により、上記断続手段7cの摩擦クラッチ
は、上記再使用トナー搬送手段6aの搬送コイルの回転
軸への回転駆動力の伝達を中断して上記スクリューポン
プ6bから再使用トナー(t1)の移送を停止すると共
に上記気体供給手段6dのエアーポンプの上記駆動モー
タ6d1 もOFFにして停止させる。然し、上記断続手
段7cは、上記断続手段7cの摩擦クラッチにより、上
記再使用トナー搬送手段6aの搬送コイルの回転軸へ伝
達する回転駆動力を中断して上記スクリューポンプ6b
から再使用トナー(t1)の移送を停止すると共に上記
気体供給手段6dのエアーポンプの上記駆動モータ6d
1 を停止しても、図示しない上記クリーニング手段4の
上記クリーニングブレード4a又は上記転写クリーニン
グブレ―ド4bにより掻き落とされて上記搬送コイル4
cで搬送される回収トナー(t)は、上記トナー分級手
段5は回転駆動されているから、上記メッシュ5a前方
に設けられた開口5eから落下して、上記廃棄トナー容
器8に収容されてから廃棄される。つまり、断続手段7
cが再使用トナー搬送手段6aの搬送コイルの回転軸へ
伝達する回転駆動力を中断(OFF)にしてスクリュー
ポンプ6bから再使用トナー(t1)の移送を停止する
と共に気体供給手段6dのエアーポンプの駆動モータ6
1 をOFFにして停止したとしても、トナー分級装置
5は必ずしも停止させるものではないので、その機能は
継続して発揮される。
【0010】次に、図4(a)は画像形成装置の画像形
成中の本体のメインモータと上記駆動源7a、上記断続
手段7cの摩擦クラッチ、上記気体供給手段6dのエア
ーポンプの各動作のタイミングを説明するものである。
上記断続手段7cの摩擦クラッチと上記気体供給手段6
dのエアーポンプの間欠動作は、上記断続手段7cの摩
擦クラッチによる再使用トナー(t)の補給累積所定時
間、例えば9.2秒又は、所定動作間隔、例えば60秒
の早い時点で、上記断続手段7cの摩擦クラッチを2秒
間ONして、上記気体供給手段6dのエアーポンプを4
秒間ONするようになっている。例えば、画像比率15
%以下のA4サイズの被転写体(P)の転写紙であれ
ば、60秒間の画像形成動作中に上記断続手段7cの摩
擦クラッチによる再使用トナー(t)の補給累積時間は
9.2秒に満たないため、常時60秒間隔で間欠動作を
するようになっているから、搬送する再使用トナー
(t)量に合わせた補給動作を行うことが出来る画像形
成装置を提供出来るようになった。断続手段7cがOF
Fになって再使用トナー搬送手段6aが駆動を停止した
後も気体供給手段6dが所定時間駆動するので、再使用
トナー搬送手段6aによって途中まで搬送されていたト
ナーが搬送経路内に滞留する事態の発生を防止できる。
図4(b)は、上記メンテナンスモード設定キー18に
より、メンテナンスモードを設定した時又は上記現像手
段2の再使用トナー搬送管接続部2gに配置された上記
接続状態検知手段11により、上記再使用トナー搬送管
接続部2gから上記再使用トナー搬送管6cの他端が外
れてセット状態でないと検知された時の、本体のメイン
モータと駆動源7a、上記断続手段7cの摩擦クラッ
チ、上記気体供給手段6dのエアーポンプの各動作のタ
イミングを説明するものであって、図4(a)の画像形
成装置の画像形成中と比較すると、上記断続手段7cの
摩擦クラッチ、上記気体供給手段6dのエアーポンプ
は、常時OFF状態になっている。この時、前述したよ
うに、上記トナー分級手段5は回転駆動されているか
ら、図示しない上記クリーニング手段4の上記クリーニ
ングブレード4a又は上記転写クリーニングブレ―ド4
bにより掻き落とされて上記搬送コイル4cで搬送され
る回収トナー(t)は、上記メッシュ5a前方に設けら
れた上記開口5eから落下して、上記廃棄トナー容器8
に収容されてから廃棄されるようになっている。このた
め、再使用トナー(t1)と気体との混合気が、再使用
トナー搬送管6cの他端から装置内や外気内に吹き出し
て飛散することを防止して、トナー(T)の使用量も増
加することなく省資源で、高品質の画像形成が行われる
画像形成装置を提供することが出来るようになった(図
3を参照)。
【0011】図5はトナー分級装置の要部構成を示す斜
視図、図6はメッシュの要部拡大図であり、上記トナー
分級手段5は、上記搬送コイル5bにより内部に搬送さ
れた回収トナー(t)を、円筒形状のメッシュの目の大
きさが一辺が約100μm四辺形の上記メッシュ5aを
上記支持部材5dに支持されて回転することによって分
別するようになっていて、粒径が約10μm以下の回収
トナー(t)が通過して再使用トナー(t1)として再
使用されるようになっている。図7はトナー分級装置と
再使用トナー搬送手段の構成斜視図であり、図8はその
縦断面図である。上記メッシュ5aの内周面内には、角
棒形状の攪拌部材5fが上記メッシュ5aの回転により
遊動(転動)する。回収トナー(t)は、上記搬送コイ
ル4cにより図示の矢印B方向に、上記搬送コイル5b
により図示の矢印C方向に順次搬送され、上記メッシュ
5a内に搬送された回収トナー(t)は攪拌部材5fに
より攪拌されながら、図示の矢印D方向の上記メッシュ
5aから外部に押し出される。この際、メッシュ5aに
対して振動を付与してメッシュ目の目詰まりの防止をす
ることも有効である。メッシュ5aを通過した回収トナ
ー(t)は再使用トナー搬送手段6aによって図示の矢
印E方向のスクリューポンプ6bに搬送される。
【0012】図9はトナー分級装置と再使用トナー搬送
手段の構成斜視図であり、図10はその縦断面図であ
る。上記メッシュ5aを通過することができなかった被
転写体(P)の転写紙の繊維の紙粉、回収トナーが塊と
なった凝集トナー等が混在する廃棄トナー(t2)は、
上記トナー分級手段5が回転駆動されているから、上記
メッシュ5a前方に設けられた上記開口5eから図示の
矢印E方向に落下して、上記廃棄トナー容器8に収容さ
れてから廃棄されるようになっている。従って、装置内
や外気内に吹き出すトナー飛散を防止して、上記トナー
分級手段5により、廃棄トナー(t2)の回収率が1%
〜3%となり、従来の画像形成装置と比較して、トナー
(T)の消費量が10%程度向上して省資源化され、上
記廃棄トナー容器8の交換等のメンテナンス間隔も3〜
15倍に飛躍的に少なく、高品質の画像形成が行われる
画像形成装置を提供することが出来るようになった。
【0013】図11はトナー分級装置と再使用トナー搬
送手段の構成斜視図であり、図12はスクリューポンプ
の動作を説明する為の断面図である。同図において、再
使用されるトナー(t1)は、上記駆動手段7の上記断
続手段7cの摩擦クラッチのONにより、上記メッシュ
5a直下の上記再使用トナー搬送手段6aの搬送コイル
から、上記スクリューポンプ6bへ搬送される。上記ス
クリューポンプ6bは、ロータ6b1 と呼ばれるらせん
状の金属棒と、ロータを包囲するように配置された弾性
体ゴムからなるステータ6b2 と、ホルダー6b3 とか
らなり、上記ロータ6b1 のらせん状の外周面と上記ス
テータ6b2 の螺旋状の内周面との噛み合わせで再使用
トナー(t1)を移送して上記ホルダー6b3 から送り
出す。上記気体供給手段6dのエアーポンプから送りだ
される気体の空気は、上記スクリューポンプ6bの気体
供給口6b4 に一端が接続された上記気体供給管6eか
らホルダー6b3 内に供給されて、再使用トナー(t
1)との混合気となって、上記再使用トナー搬送管接続
部2gに接続され上記再使用トナー搬送管6cの弾性管
内を搬送される。再使用トナー搬送管6cから再使用ト
ナー搬送管接続部2gに混合気として搬送された気体の
空気は、上記気体抜きフイルタ2hから放出され、再使
用トナー(t1)は上記現像手段2の上記容器2e内に
補給される(図3を参照)。
【0014】図13は本発明の他の形態例の構成を示す
概略図であり、上記廃棄トナー容器8が装着される本体
側には、上記分級手段5の上記メッシュ5a前方に設け
られた上記開口5eから落下した破棄トナー(t2)を
受ける廃棄トナー容器8がセットされる。図示の状態で
は、廃棄トナー容器8は未セットである。符号9は、廃
棄トナー容器8がセットされている状態でONする検知
スイッチで上記廃棄トナー容器8の装着状態を検知する
セット検知手段であり、符号10は廃棄トナー容器8内
の廃棄トナー(t2)の満杯状態を検知する廃棄トナー
満杯検知手段である。上記セット検知手段9が、上記廃
棄トナー容器8のセット状態が不完全であることを検知
した場合には、上記制御手段19を介してコントロール
パネル20の警告表示部20aに警告音又は警告表示が
共に又は単独で警告されるようになっている。上記廃棄
トナー満杯検知手段10は、上記廃棄トナー容器8から
廃棄トナー(t2)が溢れるのを防止するために、例え
ば、音叉型振動センサを配置して、上記廃棄トナー容器
8内の廃棄トナー(t2)が少ない状態では振動周波数
が低くなり、廃棄トナー量が多い状態では振動周波数が
高くなり、上記廃棄トナー容器8内に廃棄トナー(t
2)が溜まって溢れる直前で満杯であることが検出され
る。この時、上記制御手段19を介して上記コントロー
ルパネル20の上記警告表示部20aに警告音又は警告
表示が共に又は単独で警告され、その後に、所定枚数、
例えば100枚の画像形成が行われて画像形成動作が停
止し、満杯検知後のリセットは、上記セット検知手段9
の検知によって行われる。
【0015】図14は接続状態検知手段の構成例を示す
断面図であり、上記現像手段2の上記再使用トナー搬送
管接続部2gに配置された上記接続状態検知手段11
は、上記再使用トナー搬送管接続部2gから上記再使用
トナー搬送管6cの他端が外れたセット状態でON又は
OFFする検知スイッチである。又は、図示しないが、
上記接続状態検知手段11は、上記現像手段2の駆動動
作を制御する電気信号等を伝達するケーブルを接続する
コネクターの接合状態又は非接合状態でON又はOFF
する検知スイッチに代えても良い。上記接続状態検知手
段11の接続状態の検知により上記制御手段19を介し
て、上記断続手段7cの摩擦クラッチは、上記再使用ト
ナー搬送手段6aの搬送コイルの回転軸へ伝達する回転
駆動力を中断して上記スクリューポンプ6bから再使用
トナー(t1)の移送を停止した後に、上記気体供給手
段6dのエアーポンプの上記駆動モータ6d1 もOFF
にして停止するようになっている(図3を参照)。図1
5は断続手段の一例の構成図であり、上記断続手段7c
の摩擦クラッチは、上記回転駆動力伝達手段7bの歯車
で回転駆動する駆動軸7c1 と、上記再使用トナー搬送
手段6aの搬送コイルの軸と一体的に回転する回転軸7
2 の軸線は一直線であり、上記駆動軸7c1 に固定さ
れたフランジ7c3 と上記回転軸7c2 と一体に回転す
るフランジ7c4 は円錐面7c5 で相接触するようにな
っていて、上記フランジ7c4 はキー7c6 と溝7c7
によって上記回転軸7c2 に対して左右に動くが共に回
転するようになっている。つまり、上記フランジ7c4
は回転軸7c2 に対して軸方向へ進退可能であると共
に、回転軸と共に一体的に回転するように組み付けられ
ている。然し、上記制御手段19により、ソレノイド7
8 が付勢されると、引っ張りバネ7c9 の引っ張り力
に抗して作動部材7c10が図示の矢印F方向に回動し、
フランジ7c4 が軸方向右方(フランジ7c3 との係合
解除方向)にスライドする。この結果、回転軸7c2
らの駆動力が駆動軸7c1 に伝達されなくなり、上記再
使用トナー搬送手段6aの搬送コイルの回転軸へ伝達す
る回転駆動力を中断(OFF)して図示しない上記スク
リューポンプ6bから再使用トナー(t1)の移送が停
止する。逆に、ソレノイド7c8 がOFFになると引張
りバネ7c9 の力によって作動部材7c10が反時計方向
に回動するため、フランジ7c4 はフランジ7c3 にロ
ックし、駆動力が伝達される状態となる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、請求項1の発明によれば、画像担持体上に
形成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現
像手段によって形成されたトナー像を転写手段で被転写
体に転写した後に、画像担持体又は転写手段に転写され
ずに残留するトナーをクリーニング手段で回収された回
収トナーを、トナー分級手段で再使用する再使用トナー
と廃棄する廃棄トナーに分別された再使用トナーを現像
手段に移送して搬送する再使用トナー移送搬送手段を、
駆動手段により、トナー分級手段の回転駆動を継続しな
がら、現像手段への再使用トナーの移送と搬送を断続可
能に回転駆動するようにしたので、製造時に工場内で画
像形成装置の、例えば、複写機の組み付け後の馴らし運
転や、その調整を行っている場合、若しくは、その後に
市場に出荷されてから、カスタマーエンジニア等がメン
テナンス修理や調整を行っている場合でも、現像部に回
収トナーの搬送管が取り付けられていない状態で、装置
本体を回転駆動しても、現像部の再使用トナーの搬送管
の取り付け部分から、再使用トナーと気体との混合気
が、装置内や外気内に吹き出すトナー飛散を防止して、
トナーの使用量も増加することなく省資源で、高品質の
画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来
るようになった。つまり、トナー分級装置と、再使用ト
ナー移送搬送手段の駆動を常に同期させずに、必要に応
じて再使用トナー移送搬送手段によるトナーの搬送を中
断したり、断続させることにより上記の効果を得るよう
にしたものである。また、断続手段をOFFにして再使
用トナー搬送手段の駆動を停止した後に、しばらく気体
供給手段の作動を継続することによってトナーが搬送経
路の途中に溜ることを防止できる。このため、トナーの
ブロック化、詰まり等を防止できる。また、分級手段の
メッシュから回収トナーを押し出しながら振動を付与し
てメッシュ目の目詰まりを防止することが出来る。 請求項2の発明によれば、画像担持体上に形成された静
電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像手段によっ
て形成されたトナー像を転写手段で被転写体に転写した
後に、画像担持体又は転写手段に転写されずに残留する
トナーをクリーニング手段で回収された回収トナーを、
トナー分級手段で再使用する再使用トナーと廃棄する廃
棄トナーに分別された再使用トナーを現像手段に移送し
て搬送する再使用トナー移送搬送手段を、駆動手段によ
り、トナー分級手段の回転駆動を継続しながら、現像手
段への再使用トナーの移送と搬送を断続可能に回転駆動
すると共にトナー分級手段で分別した廃棄する廃棄トナ
ーを廃棄トナー容器に収容するようにしたので、製造時
に工場内で画像形成装置の、例えば、複写機の組み付け
後の馴らし運転や、その調整を行っている場合、若しく
は、その後に市場に出荷されてから、カスタマーエンジ
ニア等がメンテナンス修理や調整を行っている場合で
も、現像部に回収トナーの搬送管が取り付けられていな
い状態で、装置本体を回転駆動しても、現像部の再使用
トナーの搬送管の取り付け部分から、再使用トナーと気
体との混合気が、装置内や外気内に吹き出すトナー飛散
を防止して、トナーの使用量も増加することなく省資源
で、高品質の画像形成が行われると共に分別された廃棄
トナーが廃棄トナー容器に自動的に収容される画像形成
装置を提供することが出来るようになった。
【0017】請求項3の発明によれば、画像担持体上に
形成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現
像手段によって形成されたトナー像を転写手段で被転写
体に転写した後に、画像担持体又は転写手段に転写され
ずに残留するトナーをクリーニング手段で回収された回
収トナーを、トナー分級手段で再使用する再使用トナー
と廃棄する廃棄トナーに分別された再使用トナーを現像
手段に移送して搬送する再使用トナー移送搬送手段を、
駆動手段により、トナー分級手段の回転駆動を継続しな
がら、現像手段への再使用トナーの移送と搬送を断続可
能に回転駆動すると共にトナー分級手段で分別した廃棄
する廃棄トナーを、セット状態を検知するセット検知手
段を有する廃棄トナー容器に収容するようにしたので、
製造時に工場内で画像形成装置の、例えば、複写機の組
み付け後の馴らし運転や、その調整を行っている場合、
若しくは、その後に市場に出荷されてから、カスタマー
エンジニア等がメンテナンス修理や調整を行っている場
合でも、現像部に回収トナーの搬送管が取り付けられて
いない状態で、装置本体を回転駆動しても、現像部の再
使用トナーの搬送管の取り付け部分から、再使用トナー
と気体との混合気が、装置内や外気内に吹き出すトナー
飛散を防止して、トナーの使用量も増加することなく省
資源で、高品質の画像形成が行われると共に分別された
廃棄トナーが、セット状態を検知された廃棄トナー容器
に自動的に収容される画像形成装置を提供することが出
来るようになった。つまり、廃棄トナー容器が本来のセ
ット位置にセットされていないときに、これを検知して
廃棄トナーの排出を停止するので、トナー飛散等を防止
できる
【0018】請求項4の発明によれば、画像担持体上に
形成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現
像手段によって形成されたトナー像を転写手段で被転写
体に転写した後に、画像担持体又は転写手段に転写され
ずに残留するトナーをクリーニング手段で回収された回
収トナーを、トナー分級手段で再使用する再使用トナー
と廃棄する廃棄トナーに分別された再使用トナーを現像
手段に移送して搬送する再使用トナー移送搬送手段を、
駆動手段により、トナー分級手段の回転駆動を継続しな
がら、現像手段への再使用トナーの移送と搬送を断続可
能に回転駆動すると共にトナー分級手段で分別した廃棄
する廃棄トナーを、満杯状態を検知する廃棄トナー満杯
検知手段を有する廃棄トナー容器に収容するようにした
ので、製造時に工場内で画像形成装置の、例えば、複写
機の組み付け後の馴らし運転や、その調整を行っている
場合、若しくは、その後に市場に出荷されてから、カス
タマーエンジニア等がメンテナンス修理や調整を行って
いる場合でも、現像部に回収トナーの搬送管が取り付け
られていない状態で、装置本体を回転駆動しても、現像
部の再使用トナーの搬送管の取り付け部分から、再使用
トナーと気体との混合気が、装置内や外気内に吹き出す
トナー飛散を防止して、トナーの使用量も増加すること
なく省資源で、高品質の画像形成が行われると共に分別
された廃棄トナーが、満杯状態を検知された廃棄トナー
容器に自動的に収容される画像形成装置を提供すること
が出来るようになった。つまり、廃棄トナー容器が満杯
になる前に警告等をすることにより、廃棄トナーがあふ
れ出ることを防止する。
【0019】請求項5の発明によれば、画像担持体上に
形成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現
像手段によって形成されたトナー像を転写手段で被転写
体に転写した後に、画像担持体又は転写手段に転写され
ずに残留するトナーをクリーニング手段で回収された回
収トナーを、トナー分級手段で再使用する再使用トナー
と廃棄する廃棄トナーに分別された再使用トナーを現像
手段に移送して搬送する再使用トナー移送搬送手段を、
駆動手段により、トナー分級手段の回転駆動を継続しな
がら、現像手段への再使用トナーの移送と搬送を断続可
能に回転駆動すると共に再使用トナー移送搬送手段は、
再使用トナー搬送手段から搬送される再使用トナーと気
体供給手段から供給される気体との混合気を、スクリュ
ーポンプで現像位置から離れた位置より再使用トナー搬
送管を介して現像手段に搬送するようにしたので、製造
時に工場内で画像形成装置の、例えば、複写機の組み付
け後の馴らし運転や、その調整を行っている場合、若し
くは、その後に市場に出荷されてから、カスタマーエン
ジニア等がメンテナンス修理や調整を行っている場合で
も、現像部に回収トナーの搬送管が取り付けられていな
い状態で、装置本体を回転駆動しても、現像部の再使用
トナーの搬送管の取り付け部分から、再使用トナーと気
体との混合気が、装置内や外気内に吹き出すトナー飛散
を防止して、トナーの使用量も増加することなく省資源
で、高品質の画像形成が行われると共にレイアウトの制
約が少なくて小型の画像形成装置を提供することが出来
るようになった。請求項6 の発明によれば、画像担持体上に形成された静
電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像手段によっ
て形成されたトナー像を転写手段で被転写体に転写した
後に、画像担持体又は転写手段に転写されずに残留する
トナーをクリーニング手段で回収された回収トナーを、
トナー分級手段で再使用する再使用トナーと廃棄する廃
棄トナーに分別された再使用トナーを現像手段に移送し
て搬送する再使用トナー移送搬送手段を、駆動手段によ
り、トナー分級手段の回転駆動を継続しながら、現像手
段への再使用トナーの移送と搬送を断続可能に回転駆動
すると共に再使用トナー移送搬送手段は、再使用トナー
搬送手段から搬送される再使用トナーと、スクリューポ
ンプから移送される再使用トナーが停止した後に気体の
供給を停止する気体供給手段から供給される気体との混
合気を、スクリューポンプで現像位置から離れた位置よ
り再使用トナー搬送管を介して現像手段に搬送するよう
にしたので、製造時に工場内で画像形成装置の、例え
ば、複写機の組み付け後の馴らし運転や、その調整を行
っている場合、若しくは、その後に市場に出荷されてか
ら、カスタマーエンジニア等がメンテナンス修理や調整
を行っている場合でも、現像部に回収トナーの搬送管が
取り付けられていない状態で、装置本体を回転駆動して
も、現像部の再使用トナーの搬送管の取り付け部分か
ら、再使用トナーと気体との混合気が、装置内や外気内
に吹き出すトナー飛散を防止して、トナーの使用量も増
加することなく省資源で、高品質の画像形成が行われる
と共にレイアウトの制約が少なくて、搬送経路における
回収トナーの詰まりを防止する小型の画像形成装置を提
供することが出来るようになった。つまり、スクリュー
ポンプの停止と同時に気体の供給を停止すると、搬送経
路内にトナーが溜る不具合が発生するが、スクリューポ
ンプの停止後しばらく気体を供給し続けることにより搬
送経路内のトナーを現像装置側に移送し終わった状態で
搬送を停止することができる。
【0020】請求項7の発明によれば、画像担持体上に
形成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現
像手段によって形成されたトナー像を転写手段で被転写
体に転写した後に、画像担持体又は転写手段に転写され
ずに残留するトナーをクリーニング手段で回収された回
収トナーを、トナー分級手段で再使用する再使用トナー
と廃棄する廃棄トナーに分別された再使用トナーを現像
手段に移送して搬送する再使用トナー移送搬送手段を、
回転駆動手段により、トナー分級手段の回転駆動を継続
しながら、現像手段への再使用トナーの移送と搬送を断
続可能に回転駆動すると共に駆動手段は、駆動源から付
与された回転駆動力伝達手段からの回転駆動力を、断続
手段により再使用トナー移送搬送手段へ断続的に伝達す
るようにしたので、製造時に工場内で画像形成装置の、
例えば、複写機の組み付け後の馴らし運転や、その調整
を行っている場合、若しくは、その後に市場に出荷され
てから、カスタマーエンジニア等がメンテナンス修理や
調整を行っている場合でも、現像部に回収トナーの搬送
管が取り付けられていない状態で、装置本体を回転駆動
しても、現像部の再使用トナーの搬送管の取り付け部分
から、再使用トナーと気体との混合気が、装置内や外気
内に吹き出すトナー飛散を防止して、トナーの使用量も
増加することなく省資源で、高品質の画像形成が行われ
ると共に再使用トナー移送搬送手段からの再使用トナー
の搬送の中断又は接続を簡単な機構で容易に行われる画
像形成装置を提供することが出来るようになった。請求項8 の発明によれば、画像担持体上に形成された静
電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像手段によっ
て形成されたトナー像を転写手段で被転写体に転写した
後に、画像担持体又は転写手段に転写されずに残留する
トナーをクリーニング手段で回収された回収トナーを、
トナー分級手段で再使用する再使用トナーと廃棄する廃
棄トナーに分別された再使用トナーを現像手段に移送し
て搬送する再使用トナー移送搬送手段を、駆動手段によ
り、トナー分級手段の回転駆動を継続しながら、現像手
段への再使用トナーの移送と搬送を断続可能に回転駆動
すると共に駆動手段は、回転駆動源から付与された回転
駆動力伝達手段からの回転駆動力を、断続手段により再
使用トナー移送搬送手段へ中断又は間欠的に接続して伝
達するようにしたので、製造時に工場内で画像形成装置
の、例えば、複写機の組み付け後の馴らし運転や、その
調整を行っている場合、若しくは、その後に市場に出荷
されてから、カスタマーエンジニア等がメンテナンス修
理や調整を行っている場合でも、現像部に回収トナーの
搬送管が取り付けられていない状態で、装置本体を回転
駆動しても、現像部の再使用トナーの搬送管の取り付け
部分から、再使用トナーと気体との混合気が、装置内や
外気内に吹き出すトナー飛散を防止して、トナーの使用
量も増加することなく省資源で、高品質の画像形成が行
われると共に再使用トナー移送搬送手段からの再使用ト
ナーの搬送の中断又は接続を簡単な機構で容易に、更に
搬送する再使用トナー量に合わせた補給動作の行うこと
が出来る画像形成装置を提供することが出来るようにな
った。
【0021】請求項9の発明によれば、画像担持体上に
形成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現
像手段によって形成されたトナー像を転写手段で被転写
体に転写した後に、画像担持体又は転写手段に転写され
ずに残留するトナーをクリーニング手段で回収された回
収トナーを、トナー分級手段で再使用する再使用トナー
と廃棄する廃棄トナーに分別された再使用トナーを現像
手段に移送して搬送する再使用トナー移送搬送手段を、
駆動手段により、トナー分級手段の回転駆動を継続しな
がら、現像手段と再使用トナー移送搬送手段の接続状態
を検知する接続状態検知手段の検知により、断続可能に
回転駆動するようにしたので、製造時に工場内で画像形
成装置の、例えば、複写機の組み付け後の馴らし運転
や、その調整を行っている場合、若しくは、その後に市
場に出荷されてから、カスタマーエンジニア等がメンテ
ナンス修理や調整を行っている場合でも、現像部に回収
トナーの搬送管が取り付けられていない状態で、装置本
体を回転駆動しても、現像部の再使用トナーの搬送管の
取り付け部分から、再使用トナーと気体との混合気が、
装置内や外気内に吹き出すトナー飛散を自動的に防止し
て、トナーの使用量も増加することなく省資源で、高品
質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが
出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の概
略を説明する説明図。
【図2】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の主
要部を説明する斜視図。
【図3】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他
の主要部を説明する説明図。
【図4】(a) 及び(b) は本発明の実施の形態例を示す画
像形成装置の他の主要部の動作を説明するタイミングチ
ャート図。
【図5】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他
の主要部を説明する拡大斜視図。
【図6】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他
の主要部を説明する拡大説明図。
【図7】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他
の主要部を説明する説明図。
【図8】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他
の主要部を説明する断面図。
【図9】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他
の主要部を説明する説明図。
【図10】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の
他の主要部を説明する断面図。
【図11】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の
他の主要部を説明する説明図。
【図12】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の
他の主要部の動作を説明する断面図。
【図13】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の
他の主要部を説明する説明図。
【図14】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の
他の主要部を説明する拡大説明図。
【図15】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の
他の主要部の動作を説明する拡大説明図。
【符号の説明】
1 画像担持体 2 現像手段、2a 現像ローラ、2b パドラ、2c
パドラ、2d ブレード、2e 容器、2f ホッ
パ、2g 再使用トナー搬送管接続部、2h 気体抜き
フイルタ 3 転写手段、3a 転写器、3b 転写ベルト 4 クリーニング手段、4a クリーニングブレード、
4b 転写クリーニングブレード、4c 搬送コイル、
4c1 回転駆動モータ、4c2 歯車列 5 トナー分級手段、5a メッシュ、5b 搬送コイ
ル、5c 遊動体、5d 支持部材、5e 開口、5f
攪拌部材 6 再使用トナー移送搬送手段、6a 再使用トナー搬
送手段、6b スクリューポンプ、6b1 ロータ、6
2 ステータ、6b3 ホルダ、6b4 気体供給
口、6c 再使用トナー搬送管、6d 気体供給手段、
6d1 駆動モータ、6e 気体供給管 7 駆動手段、7a 回転駆動源、7b 回転駆動力伝
達手段、7c 断続手段、7c1 駆動軸、7c2
転軸、7c3 フランジ、7c4 フランジ、7c5
円錐面、7c6 キー、7c7 溝、7c8 ソレノイ
ド、7c9 引っ張りバネ、7c10 作動部材 8 廃棄トナー容器、9 セット検知手段、10 廃棄
トナー満杯検知手段、11 接続状態検知手段、12
帯電器、13 露光手段、14 給紙部、15レジスト
ローラ、16 定着ユニット、17 排紙ローラ、18
メンテナンスモード設定キー、19 制御手段、20
コントロールパネル、20a 警告表示部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−110329(JP,A) 特開 平10−123901(JP,A) 特開 平9−114241(JP,A) 特開 平8−241020(JP,A) 特開 平10−49025(JP,A) 特開 昭59−104683(JP,A) 特開 昭54−39639(JP,A) 特開 昭60−128478(JP,A) 特開 平10−10947(JP,A) 実開 平6−57434(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 G03G 15/08 505 G03G 15/08 507

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式における画像担持体上に形
    成した静電潜像にポンプで移送される回収トナーを再使
    用するために気体との混合気として現像位置から離れた
    位置より供給して画像を形成する画像形成装置におい
    て、形成画像を担持する画像担持体と、上記画像担持体
    上に形成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成す
    る現像手段と、上記現像手段によって形成されたトナー
    像を被転写体に転写する転写手段と、被転写体に転写さ
    れずに上記画像担持体又は上記転写手段上に残留したト
    ナーをクリーニングして回収するクリーニング手段と、
    上記クリーニング手段で回収された回収トナーを再使用
    する再使用トナーと廃棄する廃棄トナーとに分別するト
    ナー分級手段と、上記トナー分級手段で分別された再使
    用トナーを上記現像手段に移送して搬送する再使用トナ
    ー移送搬送手段と、上記再使用トナー移送搬送手段を上
    記トナー分級手段の回転駆動を継続しながら上記現像手
    段への再使用トナーの移送と搬送を断続可能に回転駆動
    する駆動手段と、を有し、 前記トナー分級手段は、回収トナーを分級する中空のメ
    ッシュと、上記メッシュ内に回収トナーを搬送する搬送
    コイルと、上記搬送コイル内に遊動可能に配置された遊
    動体と、を有し、 前記トナー分級手段のメッシュ内には、上記メッシュの
    回転によりその内周面を遊動可能な攪拌部材を有する
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記トナー分級手段は、上記廃棄トナーを収容する廃棄
    トナー容器を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置において、
    上記廃棄トナー容器は、上記廃棄トナー容器のセット状
    態を検知するセット検知手段を有することを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の画像形成装置にお
    いて、上記廃棄トナー容器は、上記廃棄トナー容器内の
    廃棄トナーの満杯状態を検知する廃棄トナー満杯検知手
    段を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3、又は4記載の画像形
    成装置において、上 記再使用トナー移送搬送手段は、再
    使用トナー搬送手段と、上記再使用トナー搬送手段から
    搬送される再使用トナーと気体との混合気を現像位置か
    ら離れた位置より移送するスクリューポンプと、上記ス
    クリューポンプから移送される混合気を現像手段に搬送
    する再使用トナー搬送管と、上記スクリューポンプに気
    体を供給する気体供給手段とからなることを特徴とする
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置において、
    上記気体供給手段は、スクリューポンプが再使用トナー
    の移送を停止した後に、気体の供給を停止することを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5、又は6記載
    の画像形成装置において、上記駆動手段は、回転駆動力
    を付与する回転駆動源と、上記回転駆動源から付与され
    た回転駆動力を伝達する回転駆動力伝達手段と、上記回
    転駆動力伝達手段から再使用トナー移送搬送手段へ伝達
    する回転駆動力を中断又は接続する断続手段を有する
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像形成装置において、
    上記断続手段は、駆動力を中断又は間欠的に接続する
    とを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3、4、5、6、7、又
    は8記載の画像形成装置において、上記駆動手段は、現
    像手段と再使用トナー移送搬送手段の接続状態を検知す
    る接続状態検知手段の検知により、回転駆動力を中断又
    は接続することを特徴とする画像形成装置。
JP23027098A 1998-07-31 1998-07-31 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3489997B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23027098A JP3489997B2 (ja) 1998-07-31 1998-07-31 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23027098A JP3489997B2 (ja) 1998-07-31 1998-07-31 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000056651A JP2000056651A (ja) 2000-02-25
JP3489997B2 true JP3489997B2 (ja) 2004-01-26

Family

ID=16905177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23027098A Expired - Fee Related JP3489997B2 (ja) 1998-07-31 1998-07-31 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3489997B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4713412B2 (ja) * 2006-06-26 2011-06-29 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000056651A (ja) 2000-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000284594A (ja) トナー搬送装置
JP3489997B2 (ja) 画像形成装置
JP4204126B2 (ja) 画像形成装置
JP3619888B2 (ja) 画像形成装置
JP3544122B2 (ja) トナー供給装置及びそれを有する画像形成装置
JP3940238B2 (ja) 画像形成装置
JP2000305354A (ja) 画像形成装置
JP4997887B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
JPH10105015A (ja) トナー移送装置及びそれを使用する画像形成装置
JP3600452B2 (ja) 画像形成装置
JPH11237823A (ja) 画像形成装置
JP3576762B2 (ja) 画像形成装置の回収現像剤処理装置
JPH1049020A (ja) 画像形成装置
JP3940098B2 (ja) 画像形成装置
JP3573979B2 (ja) リサイクルトナー分級装置及びそれを備えたプロセスカートリッジ、トナー自動供給装置及び画像形成装置
JP3589386B2 (ja) 回収トナー分級装置及びそれを備えた画像形成装置
JP3602961B2 (ja) 画像形成装置
JP3509476B2 (ja) 画像形成装置
JP3482632B2 (ja) トナー供給装置及びそれを有する画像形成装置
JP4312886B2 (ja) 画像形成装置
JP3981486B2 (ja) 回収トナー分級装置及びそれを備えたプロセスカートリッジ、トナー供給装置及び画像形成装置
JP3524332B2 (ja) 画像形成装置
JP3637204B2 (ja) 画像形成装置
JPH11231655A (ja) 画像形成装置
JP3924410B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131107

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees