JPH1049020A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH1049020A
JPH1049020A JP8207234A JP20723496A JPH1049020A JP H1049020 A JPH1049020 A JP H1049020A JP 8207234 A JP8207234 A JP 8207234A JP 20723496 A JP20723496 A JP 20723496A JP H1049020 A JPH1049020 A JP H1049020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
unit
developing
collected
developing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8207234A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3802152B2 (ja
Inventor
Junichi Terai
純一 寺井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP20723496A priority Critical patent/JP3802152B2/ja
Publication of JPH1049020A publication Critical patent/JPH1049020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3802152B2 publication Critical patent/JP3802152B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回収トナーの現像装置への供給部におけるトナ
ー飛散を防止でき、低コストでメンテナンス性の良いト
ナーリサイクルシステムを実現すること。 【解決手段】本発明は、現像装置200に新トナーを供
給する手段240と、画像形成後の残留トナーを回収す
るクリーニング装置と別体として構成されスクリューポ
ンプ手段と空気供給手段を用いて回収トナーを空気との
混合状態でフレキシブルなパイプ380等を介して現像
装置に移送する回収トナー移送手段を具備した画像形成
装置において、回収トナー移送手段を現像装置のトナー
補給部220に設けた接続部230と直接接合し、その
接合部231を現像装置の脱着方向と平行な円筒状とし
た。すなわち本発明では回収トナー移送手段を現像装置
と直接接合したので簡易な構成でトナーリサイクルを達
成でき、また現像装置の脱着も容易に行うことができる
のでメンテナンス性も向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2成分現像剤また
は1成分現像剤を用いたプリンター、ファクシミリ、あ
るいは複写機等の電子写真方式の画像形成装置に関し、
特に、感光体や中間転写体等の画像形成体のクリーニン
グ装置及び転写ベルト等の転写搬送体のクリーニング装
置により回収されたトナーを回収トナー移送装置で現像
装置に移送してトナーリサイクルを行うことができる画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2成分現像剤または1成分現像剤を用い
たプリンター、ファクシミリ、あるいは複写機等の電子
写真方式の画像形成装置において、現像装置の現像部
に、この現像装置と別体に設けられたトナー貯蔵部より
トナーを供給するトナー供給装置に関する技術として、 2成分現像剤を用いた現像装置にて、トナー貯蔵部と
現像部とをパイプで結び、このパイプの内部に設けられ
たコイルスクリューにてトナーを現像部に移送しトナー
供給を行う技術(特開昭61−188564号公報
等)、 現像部と近接した位置にトナー貯蔵容器を具備し、主
として重力によりトナー貯蔵容器より現像部へトナー供
給する技術、 トナー貯留手段から現像手段へのトナー移送手段にス
クリューポンプを用いた技術(特開平7−219329
号公報、特願平7−89697号等)、 等がある。
【0003】また、画像形成後の残留トナー(感光体や
中間転写体等の画像形成体上の残留トナー、及び転写ベ
ルト等の転写搬送体上の残留トナー)をクリーニングし
回収するクリーニング装置を有する画像形成装置におい
て、クリーニング装置と別体に設けられた回収トナー貯
蔵部または現像装置に、クリーニング装置からトナーを
移送する回収トナー移送装置に関する技術としては、 クリーニング装置の回収トナー排出部と、このクリー
ニング装置と別体に設けられた回収トナー貯蔵手段とを
パイプで結び、このパイプの内部に設けられたコイルス
クリュー(あるいはコイル状回収スプリング)にて回収
トナーを回収トナー貯蔵手段に移送する技術(特開昭5
6−46281号公報等)、 クリーニング装置の回収トナー排出部と近接した位置
に回収トナー貯蔵手段を具備し、主として重力により回
収トナーを回収トナー貯蔵手段に移送する技術(特開昭
58−54369号公報等)、 等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のクリーニング装
置により回収されたトナーを移送する回収トナー移送装
置では、移送手段として、クリーニング装置の回収トナ
ー排出部と、このクリーニング装置と別体に設けられた
回収トナー貯蔵手段または現像装置を結ぶパイプと、こ
のパイプの内部に設けられたコイルスクリューによって
回収トナーを移送するトナー移送手段、あるいは、回収
トナーの重力による自然落下でトナー移送を行うトナー
移送手段が用いられていた。これらのトナ移送手段にお
いては、コイルスクリューを上記回収トナー貯蔵手段ま
たは現像装置のごく近傍まで付設する必要があり、ま
た、このコイルスクリューの確実な回転を保証するため
に、望ましくは直線移送または大きな曲線移送とした移
送路の確保が必要であり(屈曲した移送路は不可)、回
収トナー貯蔵手段の設置位置は前記回収トナー排出部に
対して(水平方向より)下側が望ましい、などの種々の
制約がある。さらに従来の回収トナー移送装置では、コ
イルスクリューの負荷低減(パイプとの摩擦負荷大)、
長距離移送が困難、構成部分が大型になり、装置構成が
複雑かつ耐久性の確保が困難であるとともに、装置メン
テナンス時の操作性が困難であるとの問題があった。ま
た、回収トナー移送装置の取り付け位置の制約から、画
像形成装置の大型化、複雑化、本体コストの増大という
問題も生じている。
【0005】そこで上記問題を解消するため、本出願人
は、確実な回収トナーの移送を簡易で低コストな装置構
成で可能とする回収トナー移送手段として、回転するこ
とにより軸方向にトナーを移動させるローターと該ロー
ターを包み込むように配置され該ローターの通路を有し
該ローターと接触係合する固定されたステイターとを有
するスクリューポンプ手段と、該スクリューポンプ手段
により移動するトナーを流動化させるための空気を該ス
クリューポンプ手段に供給するための空気供給手段とを
具備した回収トナー移送装置を備えた画像形成装置を開
発した。
【0006】この回収トナー移送装置では、スクリュー
ポンプ手段と該スクリューポンプ手段に空気を供給する
空気供給手段を用いたことにより、クリーニング手段に
より回収された回収トナーを回収トナー移送手段により
空気との混合気状態で現像装置へ移送することができる
ため、移送路にフレキシブルなパイプ等を用いることが
でき、移送経路の自由度が大きく、移送負荷も小さいた
め、確実な回収トナーの移送を簡易で低コストな装置構
成で可能とすることができる。
【0007】ところで、上記のような回収トナー移送装
置を用いた画像形成装置では、回収トナー移送装置によ
り移送されて来た回収トナーの現像装置への供給部に、
トナーと空気の分離のために従来公知のサイクロン方式
のトナー捕集装置を用いてトナー飛散を防止している。
しかしながら、サイクロン方式のトナー捕集装置は、構
成が複雑で部品点数が多くコスト高となる。また、現像
装置をメンテナンスするためには、画像形成装置より現
像装置を取り出す必要があるが、そのためには、上記ト
ナー捕集装置をあらかじ取り外す必要があり、メンテナ
ンス時間の長時間化やメンテナンスコストの上昇となっ
ていた。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、回収トナーの現像装置への供給部におけるトナー
飛散を防止できることはもちろん、上述した問題を解消
し、低コストでメンテナンス性の良いトナーリサイクル
システムを備えた画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、像担持体上の潜像を現像剤中の
トナーで可視像化する現像手段と、該現像手段と別体と
して構成されたトナー収納・供給手段と、該トナー収納
・供給手段に設けられ前記現像手段へのトナー移送を行
なうためのトナー移送手段と、画像形成後の残留トナー
をクリーニングし回収するクリーニング手段と、該クリ
ーニング手段と別体として構成された回収トナーを前記
現像手段へ移送する回収トナー移送手段とを備え、前記
回収トナー移送手段は、回転することにより軸方向にト
ナーを移動させるローターと該ローターを包み込むよう
に配置され該ローターの通路を有し該ローターと接触係
合する固定されたステイターとを有するスクリューポン
プ手段と、該スクリューポンプ手段により移動するトナ
ーを流動化させるための空気を該スクリューポンプ手段
に供給するための空気供給手段とを具備した画像形成装
置において、前記回収トナー移送手段を前記現像手段と
直接接合し、その接合部を前記現像手段の脱着方向と平
行な円筒状としたことを特徴とするものである。すなわ
ち、本発明の画像形成装置では、回収トナー移送手段と
現像手段を直接接続したので、単純な構成でトナーリサ
イクルを達成することが可能となる。また、接合部を現
像手段の脱着方向と平行な円筒状としたので、該接合部
で現像手段を容易に脱着することができ、メンテナンス
性を向上することができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の画像形
成装置おいて、前記回収トナー移送手段により前記現像
手段に供給されたトナーと空気のうち、空気のみを排出
するフィルタを具備したことを特徴とするものである。
請求項1の画像形成装置では、回収トナー移送手段と現
像手段を直接接続しているが、トナーと空気の混合気の
状態で移送されてきたものを、このまま現像手段に供給
を行うと、現像手段の内圧が上昇し、現像手段の僅かな
隙間からでもトナーが飛散し、機内汚染、粉塵による画
像損傷、異常画像の発生、安全衛生面の危惧等の問題が
生じるが、請求項2の画像形成装置では、回収トナー移
送手段により現像手段に供給されたトナーと空気のう
ち、空気のみを排出するフィルタを具備したことによ
り、現像手段の内圧が上昇することを防止でき、上記問
題を解消できる。
【0011】請求項3の発明は、請求項2記載の画像形
成装置において、前記フィルタを脱着可能としたことを
特徴とするものである。請求項2の画像形成装置では、
圧抜きのフィルタを具備しているが、長期にわたり使用
しているとフィルタのトナーによる目詰まりが発生し、
圧抜きの効果が薄れトナーの飛散が発生することが危惧
されるが、請求項3の画像形成装置では、フィルタを脱
着可能としたので、圧抜きの効果が損なわれないうちに
フィルタの交換または清掃が容易に可能となり、フィル
タの目詰まりを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0013】まず、本発明が実施される画像形成装置の
構成例を図3に示す。図3において、この画像形成装置
は複写機の例であり、該複写機本体10は従来公知の電
子写真方式による画像形成を行なうための、露光部2
0、画像形成部30、給紙部40から構成されている。
露光部20は、コンタクトガラス21上に載置された原
稿に光を照射するための光源22と、原稿からの反射光
像を感光体100上に露光するためのミラー23,2
4,25,27,28,29及びレンズ26からなる露
光光学系によって構成されている。画像形成部30は、
ドラム状の感光体100とその周囲に配設された帯電ユ
ニット150、現像装置200、レジストローラー25
0、転写ベルトユニット400、感光体クリーニングユ
ニット300、及び定着ユニット500などによって構
成されている。また、給紙部40には各種サイズの転写
紙が収容された複数の給紙カセットが設置されている。
尚、上記露光部20として、図示の例ではアナログ光学
系の例を示しているが、これに替えてレーザ光源と偏向
器を備えたレーザ走査光学系を用いて、画像信号に応じ
て感光体100上に光書込みを行なう方式にすればレー
ザプリンターの構成となり、さらに原稿読取装置を設置
すればデジタル複写機やファクシミリの構成となる。
【0014】図3において、画像形成動作が開始される
と、感光体100が帯電ユニット150により帯電さ
れ、露光部20からの原稿像が露光され静電潜像が形成
される。この静電潜像は現像装置200の現像剤(2成
分現像剤または1成分現像剤)によって現像され、感光
体100上にトナー像が形成される。感光体100上の
トナー像は、給紙部40から給紙され、レジストローラ
ー250を介して転写位置(感光体100と転写ベルト
405とのニップ部)に給紙された転写紙に転写され
る。そしてトナー像が転写された転写紙は、転写ベルト
ユニット400の転写ベルト405で定着ユニット50
0に搬送され、定着ユニット500でトナー像が転写紙
に定着され、定着後の転写紙は排紙ローラー550を介
して排紙トレイ600に排紙される。一方、トナー像転
写後の感光体100は感光体クリーニングユニット30
0により清掃され、残留トナーが除去、回収される。ま
た、転写紙搬送後の転写ベルト405も転写ベルトユニ
ット400内のクリーニング手段である転写ベルトクリ
ーニング装置410により清掃され、残留トナーが除
去、回収される。尚、感光体クリーニングユニット30
0及び転写ベルトクリーニング装置410のクリーニン
グ方式としては、ブレードクリーニング方式、ローラク
リーニング方式、ブラシクリーニング方式等がある。
【0015】図4に現像装置の構成例を示す。現像装置
200は、感光体100上の潜像を現像するための現像
ローラ212や現像剤撹拌用の撹拌パドル211等を備
えた現像部210と、該現像部210にトナーを補給す
るためのトナー補給部220とにより構成されている。
図4において、現像部210のケーシング内に収納され
た現像剤(例えばトナーとキャリアからなる2成分現像
剤)201は撹拌パドル211、現像ローラ212、現
像アジテータ213により循環・搬送され、現像工程を
行う。また、現像工程で消費されたトナーを補給するた
め、トナー補給部220から現像部210へのトナー補
給が行われる。本現像ユニットへのトナー補給は、トナ
ー補給部220の螺旋状のアジテータ214により現像
装置の片端部より中央に移送されたトナー205がトナ
ー補給ローラ215により、前述の現像アジテータ21
3部に落下供給する。そして、現像アジテータ213部
にて、現像剤201と撹拌・混合される。尚、上記の例
では2成分磁気ブラシ現像方式による現像装置を上げて
いるが、1成分現像方式を用いることもできる。
【0016】次に図1は本発明の画像形成装置の特徴と
する現像装置周辺の斜視図である。図中の符号110は
画像形成装置本体の構造体(本体前側板)の一部を示
し、この中に上記現像装置200が収納される。現像装
置200はメンテナンスを容易にするために、図1中の
矢印方向に引き出し可能となっている。また、前述した
トナー補給部220は現像装置200に固定されている
が、これもメンテナンスを容易にするために現像装置2
00より脱着可能としている。
【0017】現像装置200のトナー補給部220への
トナー補給には、未使用のフレッシュトナーの補給と、
リサイクルトナーの補給の2つの経路があり、まず、フ
レッシュトナーの補給方法について説明する。現像装置
200のトナー補給部220には、現像装置200と別
体として構成され脱着可能なフレッシュトナー供給部2
40が装着されており、トナー補給部220に設置した
トナー検知センサ225がトナーが無いことを検知する
と、トナー補給命令がフレッシュトナー供給部240に
対して出され、フレッシュトナー供給部240はその下
部に設けられた開口部223からトナーを落下させ、ト
ナー補給部220へのトナーの補給を始める。補給され
たトナーは前述の螺旋状のアジテータ214の回転によ
り図1において奥方向に順次移送され、やがてトナー検
知センサ部がトナーで満たされるとトナー補給命令は取
り消され、トナー補給は停止する。尚、フレッシュトナ
ー供給部240は、トナー収納部とトナーの供給装置と
からなり、トナー補給部220に対して容易に脱着する
ことができる構成であるが、図3に示すように、画像形
成装置の外部に補給トナー貯蔵部50を設け、該補給ト
ナー貯蔵部50から粉体ポンプ等によりトナー供給パイ
プ51を介して新しいトナーがフレッシュトナー供給部
240に供給されるような構成とすることもできる。
【0018】次にリサイクルトナーの補給について説明
する。本発明の画像形成装置では、前述の感光体クリー
ニングユニット300及び転写ベルトクリーニング装置
410により回収されたトナー(回収トナー)を現像装
置200のトナー補給部220へ移送するための回収ト
ナー移送装置が設けられている。まず、回収トナー移送
装置について説明する。
【0019】図5は回収トナー移送装置の概略構成を示
す要部斜視図である。図5において、感光体クリーニン
グユニット300により回収されたトナーは感光体クリ
ーニングユニット300の一部に設けられた回収トナー
排出部301よりこれと係合する回収トナー移送ユニッ
ト320の一部であるトナーガイド部材321に移送さ
れる。トナーガイド部材321とは、感光体クリーニン
グユニット300から回収トナー移送用粉体ポンプ33
0へトナーを送るためのトナー移送経路の役割を果た
す。また転写ベルトユニット400のクリーニング手段
である転写ベルトクリーニング装置410により回収さ
れたトナーについても同様に転写ベルトユニット400
の一部に設けられた回収トナー排出部411よりこれと
係合する回収トナー移送ユニット320の一部であるト
ナーガイド部材321に移送される。尚、図中の符号1
10は画像形成装置本体10の本体構造体(本体後側
板)であり、感光体クリーニングユニット300や転写
ベルトユニット400、感光体100、現像装置20
0、その他の画像形成部材の支持部材、及び回収トナー
移送ユニット320の支持部材339等が取り付けられ
ている。
【0020】尚、図3,5の例では転写ベルトユニット
400を用いた画像形成装置を示しているが、この転写
ベルトユニット400に替えて従来より用いられている
コロナ転写装置やバイアスローラ転写装置を用いてもよ
く、これらの転写装置を用いた場合には、図3,5の転
写ベルトクリーニング装置410は不要となる。
【0021】次に図6は回収トナー移送ユニット320
の構造を示す回収トナー移送装置の要部断面図であり、
また図7は上述の各クリーニング手段の回収トナー排出
部301,411及び回収トナー移送ユニット320の
トナーガイド部材321の構造例を示す要部断面図であ
る。
【0022】図6において、粉体ポンプ330には従来
公知の通称”モーノポンプ”と呼ばれるスクリューポン
プを用いる。これはローター331と、このローター3
31を包み込むように配置され該ローターの通路を有し
該ローターと接触係合する固定されたステイター332
より構成される。ローター331は横搬送スクリュー3
33の一端側とほぼ同軸で係合し、かつ横搬送スクリュ
ー333の他端部はシール部材334を通して支持部材
339に固定された軸受335に支持され、ホッパー外
の従動歯車336と係合している。この横搬送スクリュ
ー333が内部に配設されているホッパー337は支持
部材339に支持されトナーガイド部材321と係合
し、粉体ポンプ330への回収トナー移送経路を構成し
ている。
【0023】また、図7に示すように、トナーガイド部
材321には、感光体クリーニングユニット300の一
部に具備された回収トナー排出部301と、転写ベルト
クリーニング装置410の一部に設けられた回収トナー
排出部411とが係合されており、それぞれの回収トナ
ー排出部301,411の内部には回収トナー排出部材
(コイルスクリュー等)302,412が内蔵されてい
て、感光体クリーニングユニット300及び転写ベルト
クリーニング装置410により回収されたトナーをトナ
ーガイド部材321へ移送する。そして、トナーガイド
部材321に移送された回収トナーはトナーガイド部材
321内を通って上記ホッパー337に落下する。
【0024】粉体ポンプ330はホルダー338により
支持部材339に取り付けられ、ホッパー337側と連
結されている。駆動モータ340は支持部材339に取
り付けられ、その駆動軸端部に駆動歯車341を持ち、
この駆動歯車341は前述の従動歯車336と係合して
いる。従って、駆動モータ340が回転すると、駆動歯
車341及び従動歯車336を介して横搬送スクリュー
333及びローター331が回転し、トナーガイド部材
321を介してホッパー337内に移送されて来た回収
トナーが横搬送スクリュー333により粉体ポンプ33
0に移送される。尚、ここでは駆動手段として駆動モー
タ340を用いているが、スクリューポンプの動作タイ
ミングは本体駆動(感光体、クリーニング等の駆動)と
同期していればよいので、ギヤ等を介して従動歯車33
6を本体駆動と連結させるようにすれば、駆動モーター
340を省略でき、更なる小型化、簡易化、低コスト化
にはより有利である。
【0025】上記のように、粉体ポンプ(モーノポン
プ)330は、横搬送スクリュー333を介して駆動モ
ータ340と連結されたロータ331と、ゴム材料等の
弾性体で作られていてロータ331を包囲している固定
されたステイター332と、このステイター332を保
持するホルダー338等を具備している。ステイター3
32の側面とホルダー338の内部側面の間には1mm
程度の隙間があり回収トナー通路(吐出部)350に連
通しており、その隙間から回収トナー通路350に吹き
込むように、空気供給口351が設けられている。空気
供給口351は内側で回収トナー通路350に連通して
おり、その外側は図5に示すように空気供給手段である
エアーポンプ360に設けられた空気吐出口361並び
にエアー検知器370とエアー供給管362を介して連
通している。エアーポンプ360は作動すると空気供給
口351を介して回収トナーに0.5〜1リットル/分
程度の送風量でエアーを吹き込む。これにより、粉体ポ
ンプ330の回収トナー通路350から出る回収トナー
は流動化が促進され、粉体ポンプ330での回収トナー
移送が確実なものとなる。
【0026】粉体ポンプ330を通過した回収トナーは
空気との混合気状態で回収トナー移送パイプ380内を
移送され、現像装置200のトナー補給部220に送ら
れる。回収トナー移送パイプ380はフレキシブルでか
つ耐トナー性に優れた弾性材料(例えば、軟質塩化ビニ
ール、ナイロン、テフロン等)からなるパイプで、一端
側を粉体ポンプ380に接続され、他端側を図1に示す
現像装置200のトナー補給部220に接続される円筒
状のトナー排出パイプ231に接合されており、このト
ナー排出パイプ231は、トナー補給部220の上面か
ら突出して設けられた内部に空間を有する接続部230
の開口に挿入されている。
【0027】図2に、図1に示す現像装置200のトナ
ー補給部220の断面図を示す。上記接続部230はト
ナー補給部220のフレッシュトナー補給用の開口22
3とは別に設けられた回収トナー専用の導入経路であ
り、上述したように接続部230の開口232にはトナ
ー排出パイプ231が挿入されているが、このトナー排
出パイプ231挿入部からのトナー飛散を防止するため
に、この接続部230の開口232には弾性材料からな
るシール部材236が設けられており、このトナー排出
パイプ231の挿入部に隙間が生じないようになってい
る。
【0028】さて、前述したようにクリーニング装置か
らの回収トナーは粉体ポンプ330により空気との混合
状態で回収トナー移送パイプ380内を移送され、トナ
ー排出パイプ231を経由して接続部230からトナー
補給部220内に送られ、重力により螺旋状のアジテー
タ214上に落下する。そしてアジテータ214の回転
により、前述した新トナーと混合され、図2の左側に送
られ、前述したように図4の現像部210側に補給され
る。
【0029】尚、回収トナー移送装置側の回収トナー移
送パイプ380と、現像装置200のトナー補給部22
0側の接続部230とを接合する、円筒状のトナー排出
パイプ231は、画像形成装置本体の構造体110に固
定され、現像装置200の脱着方向と平行に支持されて
いる。したがって、現像装置200(またはトナー補給
部220)をメンテナンスのために引き出す際には、ト
ナー排出パイプ321と接続部230のシール部材23
6が分離するので、特段何の作業も必要とせずに、現像
装置200(またはトナー補給部220)を簡単に引き
出すことができる。すなわち、現像装置200(または
トナー補給部220)を引き出せば、トナー排出パイプ
321と接続部230の接合が自動的に解除されるわけ
である。従って、メンテナンス時の作業性が大幅に向上
する。
【0030】次に請求項2の実施例について説明する。
装置の基本的な構成・動作は上述した通りである。以下
には本発明の特徴となる部分を図2に基づいて説明す
る。本発明においては、前述したトナー補給部220の
接続部230の側壁に設けた開口部233に圧抜き用の
フィルタ237を設置したものであり、該圧抜き用のフ
ィルタ237はトナー排出パイプ321からの回収トナ
ーの補給孔付近に配置されている。このフィルタ237
の材質はテトロン、ナイロン、ガラス等の繊維を織布や
フェルト状にしたもので、トナー粒子を通過させずに空
気のみを排出させる、圧損の低いものが好ましい。
【0031】上記のように接続部230にフィルタ23
7を設けたことにより、トナー排出パイプ231からト
ナー補給部220の接続部230に供給された回収(リ
サイクル)トナーと空気の混合気のうち、トナーは重力
によりアジテータ214に向けて落下し、空気はフィル
タ237を介してトナー補給部220の外部に排出され
る。したがって、現像装置200の内圧が上昇すること
がなく、各隙間からのトナー飛散を防止することができ
る。
【0032】次に請求項3の実施例について説明する。
装置の基本的な構成・動作は請求項2の実施例と同様で
ある。以下には本発明の特徴となる部分を図2に基づい
て説明する。上記フィルタ237はフィルタカバー23
8によりトナー補給部220の接続部230の側壁に設
けた開口部233に固定される。このフィルタカバー2
38はスナップフィットにより、トナー補給部220の
接続部230の側壁に設けられた掛合部234,235
に固定されているので、フィルタカバー238は容易に
取り外しが可能であり、これを外すことにより、フィル
タ237も取り外しが可能である。従って、フィルタ2
37がトナーで汚れた際には、フィルタカバー238を
外してフィルタ237を外し、新しいフィルタに交換し
たり清掃することができるので、フィルタの目詰まりを
防止することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の画
像形成装置においては、スクリューポンプ手段と空気供
給手段からなり回収トナーを空気との混合状態でフレキ
シブルなパイプ等を介して移送する回収トナー移送手段
を具備し、該回収トナー移送手段と現像手段を直接接続
する構成としたので、単純な構成でトナーリサイクルを
達成することができ、コストの低減を図ることができ
る。また、接合部を現像手段の脱着方向と平行な円筒状
としたため、現像手段の脱着を容易に行うことができ、
メンテナンス性を向上することができる。したがって、
メンテナンス時間の短縮及びメンテナンスコストの低減
が図れる。
【0034】請求項2記載の画像形成装置においては、
請求項1の構成に加えて、現像手段に供給された回収ト
ナーと空気のうち、空気のみを排出するフィルタを具備
したので、請求項1の効果を保持したまま、現像手段の
内圧が上昇することを防止でき、内圧上昇による現像手
段の各隙間からのトナーの飛散を未然に防止することが
可能となる。
【0035】請求項3記載の画像形成装置においては、
請求項2の構成に加えて、フィルタを脱着可能としたの
で、請求項2の効果を保持したまま、フィルタの交換ま
たは清掃を行うことができるので、フィルタの目詰まり
を防止でき、長期に渡りトナーの飛散を防止することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像形成装置の現像装
置周辺の要部斜視図である。
【図2】図1に示す現像装置のトナー補給部の要部断面
図である。
【図3】本発明が実施される画像形成装置の一例を示す
複写機の概略構成図である。
【図4】現像装置の構成例を示す概略構成図である。
【図5】本発明に係る回収トナー移送装置の構成例を示
す斜視図である。
【図6】回収トナー移送装置を構成する回収トナー移送
ユニットの要部断面図である。
【図7】クリーニング手段の回収トナー排出部及び回収
トナー移送ユニットのトナーガイド部材の構造例を示す
要部断面図である。
【符号の説明】
100:感光体(像担持体) 200:現像装置(現像手段) 210:現像部 214:アジテータ 220:トナー補給部 223:フレッシュトナー補給用開口 225:トナー検知センサ 230:接続部 231:トナー排出パイプ(接合部) 236:シール部材 237:フィルタ 238:フィルタカバー 240:フレッシュトナー供給部 300:感光体クリーニングユニット(クリーニング手
段) 320:回収トナー移送ユニット(回収トナー移送手
段) 321:トナーガイド部材 330:粉体ポンプ(スクリューポンプ手段) 331:ローター 332:ステーター 333:横搬送スクリュー 338:ホルダー 340:駆動モータ 350:回収トナー通路 351:空気供給口 360:エアーポンプ(空気供給手段) 362:エアー供給管 370:エアー検知器 380:回収トナー移送パイプ 410:転写ベルトクリーニング装置(クリーニング手
段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上の潜像を現像剤中のトナーで可
    視像化する現像手段と、該現像手段と別体として構成さ
    れたトナー収納・供給手段と、該トナー収納・供給手段
    に設けられ前記現像手段へのトナー移送を行なうための
    トナー移送手段と、画像形成後の残留トナーをクリーニ
    ングし回収するクリーニング手段と、該クリーニング手
    段と別体として構成された回収トナーを前記現像手段へ
    移送する回収トナー移送手段とを備え、前記回収トナー
    移送手段は、回転することにより軸方向にトナーを移動
    させるローターと該ローターを包み込むように配置され
    該ローターの通路を有し該ローターと接触係合する固定
    されたステイターとを有するスクリューポンプ手段と、
    該スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化
    させるための空気を該スクリューポンプ手段に供給する
    ための空気供給手段とを具備した画像形成装置におい
    て、 前記回収トナー移送手段を前記現像手段と直接接合し、
    その接合部を前記現像手段の脱着方向と平行な円筒状と
    したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記回収トナー移送手段により前記現像手段に供給された
    トナーと空気のうち、空気のみを排出するフィルタを具
    備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、前
    記フィルタを脱着可能としたことを特徴とする画像形成
    装置。
JP20723496A 1996-08-06 1996-08-06 画像形成装置 Expired - Lifetime JP3802152B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20723496A JP3802152B2 (ja) 1996-08-06 1996-08-06 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20723496A JP3802152B2 (ja) 1996-08-06 1996-08-06 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1049020A true JPH1049020A (ja) 1998-02-20
JP3802152B2 JP3802152B2 (ja) 2006-07-26

Family

ID=16536457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20723496A Expired - Lifetime JP3802152B2 (ja) 1996-08-06 1996-08-06 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3802152B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5953567A (en) * 1997-07-10 1999-09-14 Ricoh Company, Ltd. Screw pump, toner conveying device using the same and toner filling system
JP2006259452A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011043861A (ja) * 2010-12-01 2011-03-03 Ricoh Co Ltd 現像剤搬送装置及び画像形成装置
JP2012058609A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2014174537A (ja) * 2013-03-13 2014-09-22 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5953567A (en) * 1997-07-10 1999-09-14 Ricoh Company, Ltd. Screw pump, toner conveying device using the same and toner filling system
JP2006259452A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4729317B2 (ja) * 2005-03-18 2011-07-20 株式会社リコー 画像形成装置に着脱される交換用トナー容器の梱包材とトナー容器
JP2012058609A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2011043861A (ja) * 2010-12-01 2011-03-03 Ricoh Co Ltd 現像剤搬送装置及び画像形成装置
JP2014174537A (ja) * 2013-03-13 2014-09-22 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3802152B2 (ja) 2006-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3581720B2 (ja) 現像装置
CN100498591C (zh) 处理盒的再生方法
JP3403594B2 (ja) 画像形成装置
JP3037746B2 (ja) 画像形成装置
JP3802152B2 (ja) 画像形成装置
JP3627133B2 (ja) 画像形成装置
JP3568383B2 (ja) 画像形成装置
JP3592069B2 (ja) 画像形成装置
JP3502725B2 (ja) 画像形成装置
JP3544122B2 (ja) トナー供給装置及びそれを有する画像形成装置
JP3784115B2 (ja) 回収トナー移送装置
JP4312886B2 (ja) 画像形成装置
JP3501917B2 (ja) 画像形成装置
JP3667941B2 (ja) 画像形成装置
JPH1031403A (ja) 画像形成装置
JPH04115273A (ja) 画像形成装置
JP3478456B2 (ja) 画像形成装置
JP3585364B2 (ja) 画像形成装置
JPH10319694A (ja) 画像形成装置
JP3482632B2 (ja) トナー供給装置及びそれを有する画像形成装置
JP2001125453A (ja) 画像形成装置
JP3657105B2 (ja) 画像形成装置
JP3562955B2 (ja) トナー供給装置及びそれを使用する画像形成装置
JPH11231655A (ja) 画像形成装置
JP2004102319A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term