JPH11231655A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 省資源のために再使用する回収トナーを気体
との混合気として現像手段から離れた位置より供給して
も、フイルター等が不要でトナー飛散と回収トナーの架
橋の発生も防止して高品質の画像が形成される画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 回収トナーと気体との混合気を吐出する
吐出開口１と吐出開口１から吐出される回収トナーの架
橋の発生を防止する揺動攪拌手段２と回収トナーを流動
化する気体を吸引する吸引口３とを内部に有する接続手
段４と、接続手段４から供給される回収トナーと新規ト
ナーを攪拌搬送する攪拌搬送手段５と、攪拌搬送手段５
から再使用する回収トナーと新規トナーを攪拌して供給
される現像手段６と、現像手段６により顕像化したトナ
ー像を担持する画像担持体７上に形成されたトナー像を
転写する転写手段８とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、ファクシミリ装置、プリンターあるいはこれらの
複合機等の画像形成装置に関し、更に詳しくは、電子写
真方式における画像担持体上の潜像を顕像化してトナー
像を形成する際に、省資源化のために回収トナーを再使
用すると共に、該回収トナーを気体との混合気として現
像位置から離れた位置より供給して画像を形成する画像
形成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】画像形成装置の現像手段を小型化し、構
成を容易とし、トナー補給等のメンテナンス時の操作性
を向上させるために、電子写真方式における画像担持体
上の潜像を顕像化してトナー像を形成するトナーを、空
気との混合気として、現像位置から離れた位置より現像
装置に供給して、その空気をエアーフィルターを介して
空気抜き孔より外部へ排出させることによりトナー飛散
を防止することは公知である（特開平７−２１９３２９
号の公報を参照）。このような現像装置を備えた画像形
成装置にあっては、画像形成装置の現像手段を小型化
し、構成を容易とし、トナー補給等のメンテナンス時の
操作性を向上させるために、トナー像を形成するトナー
を、空気との混合気として、現像位置から離れた位置よ
り現像装置に供給する一方で、その空気を空気抜き穴よ
り外部へ排出させる途中にトナー飛散を防止するエアー
フィルターを設けている。しかし、このエアーフィルタ
ーは、長期間の使用によりトナー等により目詰まりが発
生して、内圧の圧抜きの効果が薄れて、内圧の上昇によ
りトナーの飛散が発生して感光体や転写紙に飛散トナー
が付着して画像品質が低下するという欠点がある。ま
た、トナーの飛散を防止して画像品質を維持するため
に、定期的にエアーフィルターを交換又は清掃する必要
がありメンテナンス時間の長時間化やメンテナンスコス
トが上昇していた。そこで、トナー飛散を防止するエア
ーフィルターを使用しなくても、現像手段内の内圧の上
昇によるトナー飛散を防止することができる画像形成装
置を同一出願人が提案した。この画像形成装置は、省資
源のために再使用するトナー画像形成用の回収トナーを
気体との混合気として現像位置から離れた位置より供給
する吐出開口とトナーを流動化する気体を吸引する吸引
口とを有する接続手段を現像手段に接続して、現像手段
により静電潜像を顕像化することにより得た画像担持体
上のトナー像を転写手段により被転写体に転写して画像
を形成するようにしている。このため、画像担持体上の
潜像を顕像化してトナー像を形成する省資源のために再
使用する回収トナーを、気体との混合気として、現像手
段から離れた位置より現像手段に供給しても、現像手段
内の内圧の上昇によるトナー飛散の防止や、トナー飛散
を防止するフィルター交換又は清掃のメンテナンスが不
要となる。図６は上記従来の画像形成装置に使用される
上記接続手段を含む現像装置の構成図であり、従来のこ
のような現像装置からなる画像形成装置においては、特
にトナーの粘性が高まりやすい高温高湿の環境下で長期
間に渡り使用されると、省資源のために再使用される回
収トナー（Ｔ）を流動化する気体との混合気を吐出する
吐出開口１０１と省資源のために再使用される回収トナ
ー（Ｔ）を流動化する気体を循環使用するために吸引す
る吸引口１０３を内部に有する接続手段１０４内の吐出
開口１０１に対向する壁面部分に、再使用する回収トナ
ー（Ｔ）が付着し成長して、図示のような架橋（ｔ）が
発生して、この架橋がトナー詰まりの原因となる。トナ
ー詰まりが発生すると、トナーが現像装置１０６に搬送
されなくなり、画像品質が低下したり画像形成が中断す
ると言う不具合が生じていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像形成装
置は、電子写真方式における画像担持体上の潜像を顕像
化してトナー像を形成する省資源のために再使用する回
収トナーを気体との混合気として現像手段から離れた位
置より現像手段に供給すると、現像手段内の内圧の上昇
によるトナー飛散の発生やトナー飛散を防止するフィル
ター交換又は清掃のメンテナンスが必要となり、更にト
ナーの粘性が高まりやすい高温高湿の環境下で長期間に
渡り使用される省資源のために再使用する回収トナーを
流動化する気体との混合気を吐出する吐出開口と省資源
のために再使用する回収トナーを流動化する気体を吸引
する吸引口とを内部に有する接続手段内の吐出開口に対
向する部分に、省資源のために再使用する回収トナーが
付着し成長した架橋が発生して、トナー詰まりによりト
ナーが現像手段に搬送されなくなり、画像品質の低下や
画像形成が中断すると言う問題も生じていた。そこで本
発明の課題は、このような問題点を解決するものであ
る。即ち、電子写真方式における画像担持体上の潜像を
顕像化してトナー像を形成するために、省資源のために
再使用する回収トナーを気体との混合気として現像手段
から離れた位置より現像手段に供給しても、トナー飛散
を防止するフィルターやフィルター交換又は清掃のメン
テナンスが不要で現像手段内の内圧の上昇によるトナー
飛散が防止され、接続手段内の省資源のために再使用す
る回収トナーの架橋の発生も防止して高品質の画像が形
成される画像形成装置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の本発明は、電子写真方式における画像担
持体上の潜像を顕像化してトナー像を形成する再使用す
る回収トナーを気体との混合気として現像位置から離れ
た位置より供給されて画像を形成する画像形成装置にお
いて、再使用する回収トナーを流動化する気体との混合
気を吐出する吐出開口と、上記吐出開口から吐出される
再使用される回収トナーを揺動攪拌により架橋の発生を
防止する揺動攪拌手段と、再使用する回収トナーを流動
化する気体を吸引する吸引口と、上記吐出開口と上記揺
動攪拌手段と上記吸引口を内部に有する接続手段と、上
記接続手段から供給される再使用される回収トナーと新
規トナーを攪拌搬送する攪拌搬送手段と、上記攪拌搬送
手段から再使用する回収トナーと新規トナーを攪拌して
供給される現像手段と、上記現像手段により静電潜像を
顕像化したトナー像を担持する画像担持体と、上記画像
担持体上に形成されたトナー像を被転写体の転写紙に転
写する転写手段とからなる画像形成装置であることを最
も主要な特徴とする。請求項２の本発明は、請求項１記
載の画像形成装置において、揺動攪拌手段は、取り付け
部と揺動攪拌部を有する形状にした画像形成装置である
ことを主要な特徴とする。請求項３の本発明は、請求項
２記載の画像形成装置において、揺動攪拌部は、針金部
材である画像形成装置であることを主要な特徴とする。
請求項４の本発明は、請求項２記載の画像形成装置にお
いて、攪拌部は、鎖又はばね部材である画像形成装置で
あることを主要な特徴とする。請求項５の本発明は、請
求項２記載の画像形成装置において、揺動攪拌部は、樹
脂フィルム部材である画像形成装置であることを主要な
特徴とする。請求項６の本発明は、請求項１、２、３、
４又は５記載の画像形成装置において、攪拌手段は、接
続手段の取り付け穴から挿入して取り付けられた画像形
成装置であることを主要な特徴とする。請求項７の本発
明は、請求項６記載の画像形成装置において、取り付け
穴は、接続手段を密閉する弾性シール部材を有する画像
形成装置であることを主要な特徴とする。請求項８の本
発明は、請求項１、２、３、４、５、６又は７記載の画
像形成装置において、揺動攪拌手段は、攪拌搬送手段に
より揺動される画像形成装置であることを主要な特徴と
する。

【０００５】

【作用】上記のように構成された画像形成装置は、請求
項１においては、トナー画像を形成する省資源のために
再使用される回収トナーを気体との混合気として現像位
置から離れた位置より供給されて吐出する吐出開口と省
資源のために再使用される回収トナーを流動化する気体
を吸引する吸引口とを内部に有する接続手段内に設けた
揺動攪拌手段により、吐出開口から吐出される省資源の
ために再使用される回収トナーを揺動攪拌して画像を形
成するようにして、電子写真方式における画像担持体上
の潜像を顕像化してトナー像を形成するために、省資源
のために再使用する回収トナーを気体との混合気として
現像手段から離れた位置より現像手段に供給しても、ト
ナー飛散を防止するフィルターやフィルター交換又は清
掃のメンテナンスが不要で現像手段等内の内圧の上昇に
よるトナー飛散が防止され、接続手段内の省資源のため
に再使用する回収トナーの架橋の発生も防止して高品質
の画像が形成される画像形成装置を提供することが出来
るようにする。つまり、現像装置内に回収トナーを供給
する吐出開口から突出された回収トナーが吐出開口と対
向する接続手段内壁に架橋状態で溜る不具合を防止する
為に、接続手段内に振り子状の揺動攪拌手段を配置し、
この揺動攪拌手段が手動、或は自動により揺動すること
によって、架橋し易い内壁に付着しようとする回収トナ
ーを常時振り落とすようにしている。請求項２において
は、トナー画像を形成する省資源のために再使用される
回収トナーを気体との混合気として現像位置から離れた
位置より供給されて吐出する吐出開口と省資源のために
再使用される回収トナーを流動化する気体を吸引する吸
引口とを内部に有する接続手段内に設けた取り付け部と
揺動攪拌部を有する揺動攪拌手段により、吐出開口から
吐出される省資源のために再使用される回収トナーを揺
動攪拌して画像を形成するようにして、電子写真方式に
おける画像担持体上の潜像を顕像化してトナー像を形成
するために、省資源のために再使用する回収トナーを気
体との混合気として現像手段から離れた位置より現像手
段に供給しても、トナー飛散を防止するフィルターやフ
ィルター交換又は清掃のメンテナンスが不要で現像手段
等内の内圧の上昇によるトナー飛散が防止され、接続手
段内の省資源のために再使用する回収トナーの架橋の発
生も防止する簡単な構造で高品質の画像が形成される画
像形成装置を提供することが出来るようにする。請求項
３においては、トナー画像を形成する省資源のために再
使用される回収トナーを気体との混合気として現像位置
から離れた位置より供給されて吐出する吐出開口と省資
源のために再使用される回収トナーを流動化する気体を
吸引する吸引口とを内部に有する接続手段内に設けた取
り付け部と針金部材の揺動攪拌部を有する揺動攪拌手段
により、吐出開口から吐出される省資源のために再使用
される回収トナーを揺動攪拌して画像を形成するように
して、電子写真方式における画像担持体上の潜像を顕像
化してトナー像を形成するために、省資源のために再使
用する回収トナーを気体との混合気として現像手段から
離れた位置より現像手段に供給しても、トナー飛散を防
止するフィルターやフィルター交換又は清掃のメンテナ
ンスが不要で現像手段等内の内圧の上昇によるトナー飛
散が防止され、接続手段内の省資源のために再使用する
回収トナーの架橋の発生も防止する簡単な構造で組立性
が良くて高品質の画像が形成される画像形成装置を提供
することが出来るようにする。請求項４においては、ト
ナー画像を形成する省資源のために再使用される回収ト
ナーを気体との混合気として現像位置から離れた位置よ
り供給されて吐出する吐出開口と省資源のために再使用
される回収トナーを流動化する気体を吸引する吸引口と
を内部に有する接続手段内に設けた取り付け部と鎖又は
ばね部材の揺動攪拌部を有する揺動攪拌手段により、吐
出開口から吐出される省資源のために再使用される回収
トナーを揺動攪拌して画像を形成するようにして、電子
写真方式における画像担持体上の潜像を顕像化してトナ
ー像を形成するために、省資源のために再使用する回収
トナーを気体との混合気として現像手段から離れた位置
より現像手段に供給しても、トナー飛散を防止するフィ
ルターやフィルター交換又は清掃のメンテナンスが不要
で現像手段等内の内圧の上昇によるトナー飛散が防止さ
れ、接続手段内の省資源のために再使用する回収トナー
の架橋の発生も防止する簡単な構造で部品間の精度の自
由度が高くて高品質の画像が形成される画像形成装置を
提供することが出来るようにする。請求項５において
は、トナー画像を形成する省資源のために再使用される
回収トナーを気体との混合気として現像位置から離れた
位置より供給されて吐出する吐出開口と省資源のために
再使用される回収トナーを流動化する気体を吸引する吸
引口とを内部に有する接続手段内に設けた取り付け部と
樹脂フィルム部材の揺動攪拌部を有する揺動攪拌手段に
より、吐出開口から吐出される省資源のために再使用さ
れる回収トナーを揺動攪拌して画像を形成するようにし
て、電子写真方式における画像担持体上の潜像を顕像化
してトナー像を形成するために、省資源のために再使用
する回収トナーを気体との混合気として現像手段から離
れた位置より現像手段に供給しても、トナー飛散を防止
するフィルターやフィルター交換又は清掃のメンテナン
スが不要で現像手段等内の内圧の上昇によるトナー飛散
が防止され、接続手段内の省資源のために再使用する回
収トナーの架橋の発生も防止する簡単な構造で低コスト
で高品質の画像が形成される画像形成装置を提供するこ
とが出来るようにする。請求項６においては、トナー画
像を形成する省資源のために再使用される回収トナーを
気体との混合気として現像位置から離れた位置より供給
されて吐出する吐出開口と省資源のために再使用される
回収トナーを流動化する気体を吸引する吸引口とを内部
に有する接続手段の取り付け穴から内部に挿入にして取
り付けて設けた揺動攪拌手段により、吐出開口から吐出
される省資源のために再使用される回収トナーを揺動攪
拌して画像を形成するようにして、電子写真方式におけ
る画像担持体上の潜像を顕像化してトナー像を形成する
ために、省資源のために再使用する回収トナーを気体と
の混合気として現像手段から離れた位置より現像手段に
供給しても、トナー飛散を防止するフィルターやフィル
ター交換又は清掃のメンテナンスが不要で現像手段等内
の内圧の上昇によるトナー飛散が防止され、接続手段内
の省資源のために再使用する回収トナーの架橋の発生も
防止する外部から揺動攪拌手段を挿入するだけの極めて
容易に組み付け可能で高品質の画像が形成される画像形
成装置を提供することが出来るようにする。請求項７に
おいては、トナー画像を形成する省資源のために再使用
される回収トナーを気体との混合気として現像位置から
離れた位置より供給されて吐出する吐出開口と省資源の
ために再使用される回収トナーを流動化する気体を吸引
する吸引口とを内部に有する接続手段の弾性シール部材
を有する取り付け穴から内部に挿入にして取り付けて設
けた揺動攪拌手段により、吐出開口から吐出される省資
源のために再使用される回収トナーを揺動攪拌して画像
を形成するようにして、電子写真方式における画像担持
体上の潜像を顕像化してトナー像を形成するために、省
資源のために再使用する回収トナーを気体との混合気と
して現像手段から離れた位置より現像手段に供給して
も、トナー飛散を防止するフィルターやフィルター交換
又は清掃のメンテナンスが不要で現像手段等内の内圧の
上昇によるトナー飛散や接続手段内からのトナー飛散も
防止され、接続手段内の省資源のために再使用する回収
トナーの架橋の発生も防止する外部から揺動攪拌手段を
挿入するだけの極めて容易に組み付け可能で高品質の画
像が形成される画像形成装置を提供することが出来るよ
うにする。請求項８においては、トナー画像を形成する
省資源のために再使用される回収トナーを気体との混合
気として現像位置から離れた位置より供給されて吐出す
る吐出開口と省資源のために再使用される回収トナーを
流動化する気体を吸引する吸引口とを内部に有する接続
手段内に設けた揺動攪拌手段により、吐出開口から吐出
される省資源のために再使用される回収トナーを兼用す
る攪拌搬送手段の回動で揺動攪拌して画像を形成するよ
うにして、電子写真方式における画像担持体上の潜像を
顕像化してトナー像を形成するために、省資源のために
再使用する回収トナーを気体との混合気として現像手段
から離れた位置より現像手段に供給しても、トナー飛散
を防止するフィルターやフィルター交換又は清掃のメン
テナンスが不要で現像手段等内の内圧の上昇によるトナ
ー飛散が防止され、接続手段内の省資源のために再使用
する回収トナーの架橋の発生も防止して架橋状態の極短
時間の発生にも自動的に対応出来る低コストで高品質の
画像が形成される画像形成装置を提供することが出来る
ようにする。

【０００６】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図１は本発明の画像形成装
置の一例としての複写機の全体構成説明図であり、本体
１０は、自動原稿送り部（ＡＤＦ）１１と、従来公知の
電子写真方式による画像形成を行うための、露光部１
２、画像形成部１３、給紙部１４等から溝成されてい
る。上記露光部１２は、上記自動原稿送り部（ＡＤＦ）
１１あるいは手差しにてコンタクトガラス１２ａ上に載
置された原稿（Ｏ）に光を照射するための光源１２ｂ
と、原稿（Ｏ）からの反射光像を上記画像形成部１３の
画像担持体７の感光体ドラム上に露光するためのミラー
群１２ｃ及びレンズ１２ｄ等からなる露光光学系によっ
て構成されている。上記画像形成部１３は、上記画像担
持体７の感光体ドラムとその周囲に配設された帯電手段
９、現像手段６、レジストローラ１５、転写手段８、ク
リーニング手段１６と、定着手段１７、排紙ローラ１８
などによって構成されている。また、上記給紙部１４に
は各種サイズの被転写体（Ｐ）の転写紙が収納された複
数の給紙カセットが設置されている。尚、上記露光部１
２はアナログ式の露光光学系の例であるが、上記露光部
１２としてレーザ光源と偏向器を用いたレーザ走査光学
系を用いて画像信号に応じて、上記画像担持体７の感光
体ドラム上に光書き込みを行う方式にすればレーザプリ
ンタとして機能させることができ、更に、上記自動原稿
送り部（ＡＤＦ）１１と上記露光部１２の間に原稿読取
装置を設置すればデジタル複写機やファクシミリ装置の
構成となる。画像形成動作が開始されると、上記画像担
持体７の感光体ドラム上が上記帯電手段９により帯電さ
れ、上記露光部１２からの原稿像が露光され静電潜像が
形成される。この静電潜像は、上記現像手段６の２成分
現像剤又は１成分現像剤による現像によって顕像化さ
れ、上記画像担持体７の感光体ドラム上にトナー像が形
成されるようになっている。

【０００７】上記本体１０の上記現像手段６と、現像位
置から離れている位置に配置されて新規トナー（Ｔｎ）
を供給するトナーバンク１９は連結されており、上記ト
ナーバンク１９に内に貯留されている新規トナー（Ｔ
ｎ）が、新規トナー移送手段２０の通称モーノポンプと
も呼ばれる粉体ポンプユニットによって、混合気搬送経
路２０ａのフレキシブルな管部材からなるトナー供給パ
イプを介して流動化する気体の空気との混合気として上
記現像手段６に移送されて供給されるようになってい
る。上記画像担持体７の感光体ドラム上に形成されたト
ナー像は、上記給紙部１４から給紙され、上記レジスト
ローラ１５を介して上記転写手段８の上記画像担持体７
の感光体ドラムと上記転写手段８の転写ベルトとのニッ
プ部に給紙された転写紙（Ｐ）に転写され、トナー像が
転写された被転写体（Ｐ）の転写紙は上記転写手段８の
転写ベルトにより上記定着手段１７に搬送され、上記定
着手段１７でトナー像が被転写体（Ｐ）の転写紙に定着
される。定着後の被転写体（Ｐ）の転写紙は上記排紙ロ
ーラ１８を介して排紙トレイ２１上に排紙されて収納さ
れるようになっている。他方、被転写体（Ｐ）の転写紙
にトナー像を転写後の上記画像担持体７の感光体ドラム
上から上記クリーニング手段１６により回収された省資
源のために再使用される回収トナー（Ｔ）が、回収トナ
ー移送手段２２の通称モーノポンプとも呼ばれる粉体ポ
ンプユニットによって、混合気搬送経路２２ａのフレキ
シブルな管部材からなるトナー供給パイプを介して流動
化する気体との混合気として移送されて連通した接続手
段４内に設けられた吐出開口１から、攪拌搬送手段５に
より上記現像手段６に新規トナー（Ｔｎ）と攪拌されな
がら搬送されてリサイクルトナーとして供給される。

【０００８】揺動攪拌手段２は、上記接続手段４内に挿
入されて揺動することにより、上記吐出開口１から吐出
される省資源のために再使用される回収トナー（Ｔ）の
架橋の発生を防止するようになっている。つまり、後述
するように接続手段４の内壁のうち架橋が生じ易い箇所
に、外部から揺動攪拌手段２を差し込んでおき、これを
適宜揺動することにより、トナーの架橋を防止する。上
記混合気搬送経路２０ａと上記混合気搬送経路２２ａの
トナー供給パイプは、フレキシブルでかつ耐トナー性に
優れた管材料で、例えば、ナイロン、テフロン等を用い
ることが非常に有効であり、上記現像手段６との接続が
フレキシブルであるので各々の設置の制約がなくなり、
レイアウトの有効活用が図れる。又、転写紙（Ｐ）を搬
送後の上記転写手段８の転写ベルト上に残留したトナー
は、転写ベルトクリーニング手段８ａにより回収され、
省資源のために再使用される。この回収トナーも、同様
に、流動化する気体との混合気として上記回収トナー移
送手段２２により移送されて上記混合気搬送経路２２ａ
を介して連通した上記接続手段４内に設けられた上記吐
出開口１から吐出されてから、上記攪拌搬送手段５によ
り上記現像手段６に新規トナー（Ｔｎ）と攪拌されなが
ら搬送されてリサイクルトナーとして供給される。尚、
上記クリーニング手段１６及び上記転写ベルトクリーニ
ング手段８ａのクリーニング方式としては、ブレードク
リーニング方式、ローラクリーニング方式、ブラシクリ
ーニング方式等がある。上記現像手段６内に供給される
新規トナー（Ｔｎ）又は省資源のために再使用される回
収トナー（Ｔ）の流動化のために混合気として供給され
て新規トナー（Ｔｎ）又は再使用される回収トナー
（Ｔ）と共に吐出された気体の空気は、次工程において
再使用される回収トナー（Ｔ）を流動化する再使用され
る気体の空気として、上記接続手段４内の吸引口３から
吸引されて再使用されるようになっている。従って、電
子写真方式における上記画像担持体７上の潜像を顕像化
してトナー像を形成するために、省資源のために再使用
する回収トナー（Ｔ）を気体との混合気として上記現像
手段６から離れた位置より上記現像手段６に供給して
も、トナー飛散を防止するフィルターやフィルター交換
又は清掃のメンテナンスが不要で上記現像手段６内の内
圧の上昇によるトナー飛散が防止され、上記接続手段４
内の省資源の再使用する回収トナー（Ｔ）の架橋（ｔ）
の発生も防止して高品質の画像が形成される画像形成装
置を提供することが出来るようになった。

【０００９】図２は本発明の現像手段の一例の構成を示
す断面図であり、同図において、上記現像手段６は、上
記接続手段４内からの省資源のために再使用する回収ト
ナー（Ｔ）が上記攪拌搬送手段５により新規トナー（Ｔ
ｎ）と攪拌混合されて供給されるトナー補給部６ａと現
像容器部６ｂ等とで構成されており、上記現像容器部６
ｂは、図示の矢印Ａ方向に回動可能に保持された上記画
像担持体７である感光体ドラムの近傍に配置され、そし
て、上記トナー補給部６ａは上記現像容器部６ｂに搭載
されている。上記現像容器部６ｂの内部には、攪拌ロー
ラ６ｃ及びパドルホイール６ｄが設けられており、上記
攪拌ローラ６ｃにより攪拌混合されて互いに逆極性に摩
擦帯電させられた磁性あるいは非磁性のトナーと磁性キ
ャリアとからなる２成分系現像剤が上記パドルホイール
６ｄにより汲み上げられるようになっている。上記トナ
ー補給部６ａは、上記画像担持体７の感光体ドラムに供
給されるトナーの濃度が低下した場合に、トナー補給ロ
ーラ６ｅの回転により省資源のために再使用される回収
トナー（Ｔ）と新規トナー（Ｔｎ）が混合されて上記攪
拌ローラ６ｃに向け繰り出される。上記パドルホイール
６ｄによって現像剤が汲み上げられる位置には、上記画
像担持体７の感光体ドラムに近接させて複数の現像ロー
ラ６ｆ、現像ローラ６ｇが設けられている。上記現像ロ
ーラ６ｆと上記現像ローラ６ｇは、上記画像担持体７の
感光体ドラムの回動方向に沿って上流側及び下流側に順
次配置されており、上流側に位置するものが第１の上記
現像ローラ６ｆとされ、下流側に位置するものが第２の
上記現像ローラ６ｇとされている。これら第１の現像ロ
ーラ６ｆと第２の現像ローラ６ｇは、図示しない駆動部
により図中、反時計廻り方向に回転可能なスリーブとこ
のスリーブの内部に固定されているマグローラとを主要
部として備えている。このスリーブは、アルミニウムあ
るいは、ステンレスの非磁性体で構成され、マグローラ
は、フェライト磁石あるいはゴム磁石さらにはナイロン
粉末とフェライト粉末とを混練して成形したプラスチッ
ク磁石等からなり、磁極が周方向に沿って複数配置され
た構成を有している。

【００１０】上記現像容器部６ｂ内においては、上記パ
ドルホイール６ｄの回転時に発生する遠心力によって現
像剤が汲み上げられ、第１の現像ローラ６ｆに向け放出
される。放出された現像剤の一部は、直接、第１の現像
ローラ６ｆに供給されて第１の現像ローラ６ｆの表面に
担持される。放出される現像剤の残りの一部は、第２の
上記現像ローラ６ｇに突き当たることにより跳ね返ると
第１の上記現像ローラ６ｆ側の磁力により第１の上記現
像ローラ６ｆの表面に担持される。第１の上記現像ロー
ラ６ｆへの現像剤の供給を第２の上記ローラ６ｇ側から
も行うようにするためには、第２の上記現像ローラ６ｇ
からの跳ね返り量を多くする目的で上記バドルホイール
６ｄの回転速度を比較的高速化し、遠心力を増大させて
おく必要がある。第１の上記現像ローラ６ｆに担持され
た混合され省資源のために再使用されるトナー（Ｔ）と
新規トナー（Ｔｎ）は、現像スリーブの回転に伴って上
記現像ローラ６ｆ表面を移動し、ドクタブレード６ｈに
よって層厚を規制された上で、第１の上記現像コーラ６
ｆと上記画像担持体７の感光体ドラムとが対向する第１
の現像領域（ＤＩ）に達する。現像領域（ＤＩ）に達し
た混合された回収トナー（Ｔ）と新規トナー（Ｔｎ）
は、第１の上記現像ローラ６ｆ側の磁力の作用が弱まる
位置に移動すると、第２の上記現像ローラ６ｇ側の回転
及びマグローラからの磁力によって、図示の点線で示す
ように第２の上記現像ローラ６ｇと上記画像担持体７の
感光体ドラムとの第２の現像領域（Ｄ２）に向け移送さ
れる。そして、第２の上記現像ローラ６ｇの磁力が作用
しなくなる位置で上記現像容器部６ｂの底部に落下し、
再度、上記パドルホイール６ｄにより攪拌される。

【００１１】上記ドクタブレード６ｈによって掻き取ら
れた現像剤は、セパレータ６ｉによってその延長方向他
端に位置する搬送スクリュ６ｊに向け案内され、上記搬
送スクリュ６ｊにより上記攪拌ローラ６ｃ上に降り落と
されるようになっている。このため、上記セパレータ６
ｉにおける延長方向他端には、混合された省資源の再使
用されるトナー（Ｔ）と新規トナー（Ｔｎ）を落下させ
るためのスリットが上記攪拌ローラ６ｃと対向する位置
に形成されている。第１の上記現像ローラ６ｆと第２の
上記現像ローラ６ｇに設けられているマグローラは、第
１の現像ローラ６ｆと第２の現像ローラ６ｇ同士の最も
接近している位置の間に同極同士による反発磁界が形成
できる磁極の配置が設定され、現像剤の移送方向が第２
の現像ローラ６ｇに向かう方向に強制的に設定されるよ
うになっている。これにより、混合された省資源のため
に再使用される回収トナー（Ｔ）と新規トナー（Ｔｎ）
は、第２の上記現像ローラ６ｇ側の磁極の磁力によって
第２の現像ローラ６ｇに受け渡される。上記現像容器部
６ｂ内の上記攪拌ローラ６ｃの近傍には、混合された省
資源のために再使用されるトナー（Ｔ）と新規トナー
（Ｔｎ）とキャリアとの混合比を検出するためのトナー
濃度検出手段６ｋをなすトナー濃度センサが配置されて
いる。上記トナー濃度検出手段６ｋのトナー濃度センサ
は、現像剤中に位置するコイルのインダクタンス変化を
利用して、現像剤中の混合された省資源のために再使用
される回収トナー（Ｔ）と新規トナー（Ｔｎ）の含有量
からトナー濃度を検出する方式が一例として用いられて
いる。尚、上記現像手段６の実施例は、２成分磁気ブラ
シ現像方式で説明したが、１成分現像方式を用いること
も出来る。

【００１２】図３は現像手段、接続手段等を中心とした
要部構成説明図であり、上記現像手段６は、上記本体１
０内に収納されてメンテンナンスを容易にするために、
引き出し手段１０ａのコロ上を図示の矢印Ｂ方向に引き
出し可能になっている。上記トナー補給部６ａも上記現
像手段６に固定されているが、メンテナンスを容易にす
るため着脱可能になっている。上記現像手段６にトナー
を補給するには、上記トナーバンク１９からの新規トナ
ー移送手段２０と混合気搬送経路２０ａによる新規トナ
ー（Ｔｎ）の補給と、上記クリーニング手段１６と上記
転写ベルトクリーニング手段８ａからの上記回収トナー
移送手段２２並びに上記混合気搬送経路２２ａより回収
されたリサイクルの省資源のための再使用される回収ト
ナー（Ｔ）の補給の２つの経路がある。まず、上記トナ
ーバンク１９からの上記新規トナー移送手段２０と上記
混合気搬送経路２０ａよりの新規トナー（Ｔｎ）の補給
について説明する。上記トナー補給部６ａの側壁に配置
されたトナー検知センサ６ａ１が新規トナー（Ｔｎ）が
無いことを検知すると、制御手段２３のＣＰＵにより新
規トナー（Ｔｎ）の補給命令が新規トナー補給部６ｌに
対して出され、上記新規トナー補給部６ｌは上記トナー
補給部６ａへの新規トナー（Ｔｎ）の補給を開始する。
上記トナー補給部６ａに補給された新規トナー（Ｔｎ）
は、螺旋状の上記攪拌搬送手段５の回転により図示の矢
印Ｃ方向の上記本体１０内の奥方向に順次搬送され、や
がて上記トナー検知センサ６ａ１が新規トナー（Ｔｎ）
等で満たされたことを検知すると、上記制御手段２３の
ＣＰＵでトナー補給命令は取り消され、上記新規トナー
補給部６ｌ内への新規トナー（Ｔｎ）の補給は停止す
る。上記新規トナー補給部６ｌ内の新規トナー（Ｔｎ）
の量が減少すると、上記トナーバンク１９から、上記新
規トナー移送手段２０の移送により上記混合気搬送経路
２０ａからの新規トナー（Ｔｎ）が補給されて所定量が
維持されるようになっている。

【００１３】次に、上記クリーニング手段１６と上記転
写ベルトクリーニング手段８ａからの上記回収トナー移
送手段２２の移送により上記混合気搬送経路２２ａから
の省資源のために再使用する回収トナー（Ｔ）の補給に
ついて説明する。上記トナー補給部６ａの側壁に配置さ
れた上記トナー検知センサ６ａ１がトナーが無いことを
検知すると、トナー補給命令が上記制御手段２３のＣＰ
Ｕから上記回収トナー移送手段２２に対して出され、上
記回収トナー移送手段２２は省資源のために再使用する
回収トナー（Ｔ）を、上記接続手段４から上記トナー補
給部６ａへ移送開始する。上記接続手段４から上記トナ
ー補給部６ａに補給された省資源のために再使用する回
収トナー（Ｔ）は、螺旋状の上記攪拌搬送手段５の回転
により図示の矢印Ｃ方向の上記本体１０内の奥方向に順
次搬送され、やがて上記トナー検知センサ６ａ１が省資
源のために再使用する回収トナー（Ｔ）等で満たされた
ことを検知すると、上記制御手段２３のＣＰＵによりト
ナー補給命令は取り消され、上記回収トナー移送手段２
２の省資源のために再使用する回収トナー（Ｔ）の補給
は停止する。

【００１４】図４は各クリーニング手段からの回収トナ
ーの搬送経路を説明する図であり、上記クリーニング手
段１６及び上記転写ベルトクリーニング手段８ａから省
資源のために再使用する回収トナー（Ｔ）を搬送する上
記混合気搬送経路２２ａのフレキシブルな管部材からな
るトナー供給パイプは、上記回収トナー移送手段２２の
モーノポンプとも呼ばれる粉体ポンプユニットに片方を
接続されており、他方は上記接続手段４内に設けられた
上記吐出開口１に挿入された吐出筒１ａの端部に接続さ
れている。上記接続手段４内に設けられた上記吸引口３
に挿入された上記気体吸引筒３ａの端部に一方が接続さ
れている上記気体吸引管２２ｂのフレキシブルな管部材
からなる気体供給パイプは、上記回収トナー移送手段２
２のモーノポンプとも呼ばれる粉体ポンプユニットから
移送される混合される省資源のために再使用される回収
トナー（Ｔ）と新規トナー（Ｔｎ）の流動性を良くする
ために気体の空気を供給する。上記気体吸引管２２ｂの
他方のフレキシブルな管部材からなる気体供給パイプ
は、上記回収トナー移送手段２２に気体を供給する気体
吸引供給手段２２ｃのエアーポンプの気体吸引口に接続
されている。上記回収トナー移送手段２２のモーノポン
プとも呼ばれる粉体ポンプユニットと、移送される混合
された新規トナー（Ｔｎ）と省資源のために再使用され
る回収トナー（Ｔ）の流動性を良くするために気体の空
気を供給する上記気体吸引供給手段２２ｃのエアーポン
プは、上記制御手段２３のＣＰＵにより、画像形成動作
が開始されると同時に動作を開始するようになってい
る。然し、画像形成動作が終了する際は、上記制御手段
２３のＣＰＵにより、上記回収トナー移送手段２２のモ
ーノポンプとも呼ばれる粉体ポンプユニットの動作が停
止して、上記吐出開口１に挿入された上記吐出筒１ａか
ら混合された省資源のために再使用される回収トナー
（Ｔ）と新規トナー（Ｔｎ）と気体との混合気の吐出を
停止した後に、上記気体吸引供給手段２２ｃのエアーポ
ンプの動作が停止して上記吸引口３に挿入された上記気
体吸引筒３ａからの吸引も停止するようにしてあるか
ら、上記混合気搬送経路２２ａのフレキシブルな管部材
からなるトナー供給パイプ内には、混合された省資源の
ために再使用される回収トナー（Ｔ）と新規トナー（Ｔ
ｎ）の残存が防止されるようになっている。

【００１５】図５は現像手段及び接続手段の構成を示す
縦断面図であり、同図において、上記現像手段６は、上
記本体１０内に収納されて、メンテンナンスを容易にす
るために、上記引き出し手段１０ａのコロ上を図示の矢
印Ｂ方向に引き出し可能になっている。上記トナー補給
部６ａも上記現像手段６に固定されているが、メンテナ
ンスを容易にするため着脱可能になっている。上記接続
部４は、上記トナー補給部６ａの新規トナー（Ｔｎ）補
給用の開口６ａ２とは別に設けられた省資源のために再
使用されれる回収トナー（Ｔ）専用の導入経路であり、
上記本体１０に固定された上記吐出筒１ａと上記吐出開
口１との間に、上記吐出開口１の上方位置に配置された
上記気体吸引筒３ａと上記吸引口３との間に、隙間が生
じて混合された省資源のために再使用される回収トナー
（Ｔ）と新規トナー（Ｔｎ）の飛散が起こることを防止
するために、弾性部材からなるシール部材４ｃを介し
て、上記現像手段６は図示の矢印Ｂ方向の着脱方向に移
動可能に連通されている。上記クリーニング手段１６又
は上記転写ベルトクリーニング手段８ａからの省資源の
ために再使用される回収トナー（Ｔ）は、上記回収トナ
ー移送手段２２のモーノポンプとも呼ばれる粉体ポンプ
ユニットにより気体の空気との混合気の状態で上記混合
気搬送経路２２ａのフレキシブルな管部材からなるトナ
ー供給パイプ内を搬送され、上記吐出開口１に挿入され
た上記吐出筒１ａを経由して上記接続手段４から上記ト
ナー補給部６ａ内に送られ、重力により螺旋状の上記攪
拌搬送手段５上に落下すると、上記攪拌搬送手段５の図
示の矢印Ｄ方向への回転により新規トナー（Ｔｎ）と混
合され図示の矢印Ｃ方向に攪拌搬送され上記現像手段６
に供給されて補給される。

【００１６】他方、混合気の状態にある気体の空気は、
上記気体吸引供給手段２２ｃのエアーポンプの動作によ
り上記気体吸引管２２ｂを経由して吸引され、再び、上
記回収トナー移送手段２２のモーノポンプとも呼ばれる
粉体ポンプユニットにより気体の空気との混合気の状態
で上記混合気搬送経路２２ａのフレキシブルな管部材か
らなるトナー供給パイプ内を搬送され、上記吐出開口１
に挿入された上記吐出筒１ａを経由しながら常に循環し
ているから、上記接続手段４や上記現像手段６の内圧が
上昇することがなく、各隙間から混合された省資源のた
めに再使用される回収トナー（Ｔ）と新規トナー（Ｔ
ｎ）の飛散が起こることが防止される。上記揺動攪拌手
段２は、Ｌ字状に折り曲げた取り付け部２ａと、上記取
り付け部２ａより長い揺動攪拌部２ｂの針金部材、鎖又
はばね部材、又は、樹脂フィルム部材等からなる振り子
形状物であり、取り付け部２ａを支点として自由に揺動
出来るように構成されている。この揺動攪拌手段２は、
上記接続手段４内の上部に設けられた取り付け穴４ａの
上に貼り付けて密閉するフェルト、発砲ポリウレタン等
の弾性体からなる弾性シール部材４ｂの小穴から上記揺
動攪拌部２ｂを挿入にして垂下しており、その下端は上
記攪拌搬送手段５のフィン５ａ付近まで達して取り付け
られている。

【００１７】そこで、架橋状態が極短時間内で発生する
のでなければ、例えば、定期メンテナンス時に上記取り
付け部２ａを摘んで上記揺動攪拌部２ｂを手動で前後左
右に揺動することにより、又は、図示しないジャム紙の
取り出し時、あるいは、図示しないトナーボトル等の交
換のために開閉する図示しないドアー等の動作に連動し
て揺動することにより、上記接続手段４内の上記吐出開
口１に挿入された上記吐出筒１ａと対向する部分に、省
資源のために再使用される回収トナー（Ｔ）が付着する
架橋は発生しなくなる。このため、トナー詰まりにより
省資源のために再使用される回収トナー（Ｔ）が上記現
像手段６に搬送されなくなることはなく、簡単な構造で
高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供するこ
とが出来るようになった。架橋状態が極短時間内で発生
するのであれば、上記攪拌搬送手段５が回動して、上記
攪拌搬送手段５の上記フィン５ａが上部付近に来たと
き、上記フィン５ａと上記揺動攪拌手段２の上記揺動攪
拌部２ｂは接触するように構成しておくことにより、上
記揺動攪拌手段２の上記揺動攪拌部２ｂは極短時間内に
前後及び左右方向に、新たに駆動源や部品を追加するこ
となく自動的に揺動するから、上記接続手段４内の上記
吐出開口１に挿入された上記吐出筒１ａと対向する部分
に、省資源の再使用される回収トナー（Ｔ）が付着する
架橋は発生せず、トナー詰まりにより省資源のために再
使用される回収トナー（Ｔ）が上記現像手段６に搬送さ
れなくなることはなく、低コストで高品質の画像形成が
行われる画像形成装置を提供することが出来るようにな
った。

【００１８】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、請求項１の発明によれば、トナー画像を形
成する省資源のために再使用される回収トナーを気体と
の混合気として現像位置から離れた位置より供給されて
吐出する吐出開口と省資源のために再使用される回収ト
ナーを流動化する気体を吸引する吸引口とを内部に有す
る接続手段内に設けた揺動攪拌手段により、吐出開口か
ら吐出される省資源のために再使用される回収トナーを
揺動攪拌して画像を形成するようにしたので、電子写真
方式における画像担持体上の潜像を顕像化してトナー像
を形成するために、省資源のために再使用する回収トナ
ーを気体との混合気として現像手段から離れた位置より
現像手段に供給しても、トナー飛散を防止するフイルタ
ーやフイルター交換又は清掃のメンテナンスが不要で現
像手段等内の内圧の上昇によるトナー飛散が防止され、
接続手段内の省資源のために再使用する回収トナーの架
橋の発生も防止して高品質の画像が形成される画像形成
装置を提供することが出来るようになった。つまり、現
像装置内に回収トナーを供給する吐出開口から突出され
た回収トナーが吐出開口と対向する接続手段内壁に架橋
状態で溜る不具合を防止する為に、接続手段内に振り子
状の揺動攪拌手段を配置し、この揺動攪拌手段が手動、
或は自動により揺動することによって、架橋し易い内壁
に付着しようとする回収トナーを常時振り落とすように
している。請求項２の発明によれば、トナー画像を形成
する省資源のために再使用される回収トナーを気体との
混合気として現像位置から離れた位置より供給されて吐
出する吐出開口と省資源のために再使用される回収トナ
ーを流動化する気体を吸引する吸引口とを内部に有する
接続手段内に設けた取り付け部と揺動攪拌部を有する揺
動攪拌手段により、吐出開口から吐出される省資源のた
めに再使用される回収トナーを揺動攪拌して画像を形成
するようにしたので、電子写真方式における画像担持体
上の潜像を顕像化してトナー像を形成するために、省資
源のために再使用する回収トナーを気体との混合気とし
て現像手段から離れた位置より現像手段に供給しても、
トナー飛散を防止するフイルターやフイルター交換又は
清掃のメンテナンスが不要で現像手段等内の内圧の上昇
によるトナー飛散が防止され、接続手段内の省資源のた
めに再使用する回収トナーの架橋の発生も防止する簡単
な構造で高品質の画像が形成される画像形成装置を提供
することが出来るようになった。つまり、揺動攪拌手段
は、接続手段上部の穴の外部に位置する取り付け部と、
該取り付け部から一体的に垂下して接続手段内部に位置
する揺動攪拌部とから成り、取り付け部を支点として自
由に揺動するので、揺動攪拌部によって回収トナーの架
橋を防止することができる。請求項３の発明によれば、
トナー画像を形成する省資源のために再使用される回収
トナーを気体との混合気として現像位置から離れた位置
より供給されて吐出する吐出開口と省資源のために再使
用される回収トナーを流動化する気体を吸引する吸引口
とを内部に有する接続手段内に設けた取り付け部と針金
部材の揺動攪拌部を有する揺動攪拌手段により、吐出開
口から吐出される省資源のために再使用される回収トナ
ーを揺動攪拌して画像を形成するようにしたので、電子
写真方式における画像担持体上の潜像を顕像化してトナ
ー像を形成するために、省資源のために再使用する回収
トナーを気体との混合気として現像手段から離れた位置
より現像手段に供給しても、トナー飛散を防止するフィ
ルターやフィルター交換又は清掃のメンテナンスが不要
で現像手段等内の内圧の上昇によるトナー飛散が防止さ
れ、接続手段内の省資源のために再使用する回収トナー
の架橋の発生も防止する簡単な構造で組立性が良くて高
品質の画像が形成される画像形成装置を提供することが
出来るようになった。つまり、揺動攪拌部が針金部材か
ら成るので、揺動時の動作が円滑化し、架橋しようとす
るトナーを有効に掻落とすことができる。

【００１９】請求項４の発明によれば、トナー画像を形
成する省資源のために再使用される回収トナーを気体と
の混合気として現像位置から離れた位置より供給されて
吐出する吐出開口と省資源のために再使用される回収ト
ナーを流動化する気体を吸引する吸引口とを内部に有す
る接続手段内に設けた取り付け部と鎖又はばね部材の揺
動攪拌部を有する揺動攪拌手段により、吐出開口から吐
出される省資源のために再使用される回収トナーを揺動
攪拌して画像を形成するようにしたので、電子写真方式
における画像担持体上の潜像を顕像化してトナー像を形
成するために、省資源のために再使用する回収トナーを
気体との混合気として現像手段から離れた位置より現像
手段に供給しても、トナー飛散を防止するフィルターや
フィルター交換又は清掃のメンテナンスが不要で現像手
段等内の内圧の上昇によるトナー飛散が防止され、接続
手段内の省資源のために再使用する回収トナーの架橋の
発生も防止する簡単な構造で部品間の精度の自由度が高
くて高品質の画像が形成される画像形成装置を提供する
ことが出来るようになった。つまり、揺動攪拌部材が、
鎖又はばね部材であるため、変形、弾性変形が容易であ
り、振り子状に動作することによる架橋防止効果を高め
ることができる。請求項５の発明によれば、トナー画像
を形成する省資源のために再使用される回収トナーを気
体との混合気として現像位置から離れた位置より供給さ
れて吐出する吐出開口と省資源のために再使用される回
収トナーを流動化する気体を吸引する吸引口とを内部に
有する接続手段内に設けた取り付け部と樹脂フイルム部
材の揺動攪拌部を有する揺動攪拌手段により、吐出開口
から吐出される省資源のために再使用される回収トナー
を揺動攪拌して画像を形成するようにしたので、電子写
真方式における画像担持体上の潜像を顕像化してトナー
像を形成するために、省資源のために再使用する回収ト
ナーを気体との混合気として現像手段から離れた位置よ
り現像手段に供給しても、トナー飛散を防止するフィル
ターやフィルター交換又は清掃のメンテナンスが不要で
現像手段等内の内圧の上昇によるトナー飛散が防止さ
れ、接続手段内の省資源のために再使用する回収トナー
の架橋の発生も防止する簡単な構造で低コストで高品質
の画像が形成される画像形成装置を提供することが出来
るようになった。つまり、揺動攪拌部が樹脂フィルム部
材であるので、揺動時に周囲を傷つけることなく架橋防
止効果を発揮できる。また、弾性変形が容易である為、
架橋防止効果を高めることができる。請求項６の発明に
よれば、トナー画像を形成する省資源のために再使用さ
れる回収トナーを気体との混合気として現像位置から離
れた位置より供給されて吐出する吐出開口と省資源のた
めに再使用される回収トナーを流動化する気体を吸引す
る吸引口とを内部に有する接続手段の取り付け穴から内
部に挿入して取り付けて設けた揺動攪拌手段により、吐
出開口から吐出される省資源のために再使用される回収
トナーを揺動攪拌して画像を形成するようにしたので、
電子写真方式における画像担持体上の潜像を顕像化して
トナー像を形成するために、省資源のために再使用する
回収トナーを気体との混合気として現像手段から離れた
位置より現像手段に供給しても、トナー飛散を防止する
フィルターやフィルター交換又は清掃のメンテナンスが
不要で現像手段等内の内圧の上昇によるトナー飛散が防
止され、接続手段内の省資源のために再使用する回収ト
ナーの架橋の発生も防止する外部から揺動攪拌手段を挿
入するだけの極めて容易に組み付け可能で高品質の画像
が形成される画像形成装置を提供することが出来るよう
になった。

【００２０】請求項７の発明によれば、トナー画像を形
成する省資源のために再使用される回収トナーを気体と
の混合気として現像位置から離れた位置より供給されて
吐出する吐出開口と省資源のために再使用される回収ト
ナーを流動化する気体を吸引する吸引口とを内部に有す
る接続手段の弾性シール部材を有する取り付け穴から内
部に挿入にして取り付けて設けた揺動攪拌手段により、
吐出開口から吐出される省資源のために再使用される回
収トナーを揺動攪拌して画像を形成するようにしたの
で、電子写真方式における画像担持体上の潜像を顕像化
してトナー像を形成するために、省資源のために再使用
する回収トナーを気体との混合気として現像手段から離
れた位置より現像手段に供給しても、トナー飛散を防止
するフィルターやフィルター交換又は清掃のメンテナン
スが不要で現像手段等内の内圧の上昇によるトナー飛散
や接続手段内からのトナー飛散も防止され、接続手段内
の省資源のために再使用する回収トナーの架橋の発生も
防止する外部から揺動攪拌手段を挿入するだけの極めて
容易に組み付け可能で高品質の画像が形成される画像形
成装置を提供することが出来るようになった。つまり、
弾性シール部材の存在により接続手段内の混合気が外部
に漏れることを防止しながらも、揺動攪拌部の振り子動
作を円滑化することができる。請求項８の発明によれ
ば、トナー画像を形成する省資源のために再使用される
回収トナーを気体との混合気として現像位置から離れた
位置より供給されて吐出する吐出開口と省資源のために
再使用される回収トナーを流動化する気体を吸引する吸
引口とを内部に有する接続手段内に設けた揺動攪拌手段
により、吐出開口から吐出される省資源のために再使用
される回収トナーを兼用する攪拌搬送手段の回動で揺動
攪拌して画像を形成するようにしたので、電子写真方式
における画像担持体上の潜像を顕像化してトナー像を形
成するために、省資源のために再使用する回収トナーを
気体との混合気として現像手段から離れた位置より現像
手段に供給しても、トナー飛散を防止するフィルターや
フィルター交換又は清掃のメンテナンスが不要で現像手
段等内の内圧の上昇によるトナー飛散が防止され、接続
手段内の省資源のために再使用する回収トナーの架橋の
発生も防止して架橋状態の極短時間の発生にも自動的に
対応出来る低コストで高品質の画像が形成される画像形
成装置を提供することが出来るようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の概
略を説明する説明図である。

【図２】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の要
部（現像手段、接続手段）を説明する拡大断面図であ
る。

【図３】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他
の要部を説明する斜視図である。

【図４】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他
の要部を説明する斜視図である。

【図５】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他
の要部を説明する拡大部分断面図である。

【図６】従来の画像形成装置の要部を説明する拡大部分
断面図である。

【符号の説明】

１ 吐出開口、１ａ 吐出筒 ２ 揺動攪拌手段、２ａ 取り付け部、２ｂ 揺動攪拌
部 ３ 吸引口、３ａ 気体吸引筒 ４ 接続手段、４ａ 取り付け穴、４ｂ 弾性シール部
材、４ｃ シール部材、５ 攪拌搬送手段、５ａ フイ
ン ６ 現像手段、６ａ トナー補給部、６ａ１ トナー検
知センサ、６ａ２ 開口、６ｂ 現像容器部、６ｃ 攪
拌ローラ、６ｄ パドルホイール、６ｅ トナー補給ロ
ーラ、６ｆ 現像ローラ、６ｇ 現像ローラ、６ｈ ド
クタブレード、６ｉ セパレータ、６ｊ 搬送スクリ
ュ、６ｋ トナー濃度検出手段、６ｌ 新規トナー補給
部 ７ 画像担持体 ８ 転写手段、８ａ 転写ベルトクリーニング手段 ９ 帯電手段 １０ 本体、１０ａ 引き出し手段 １１ 自動原稿送り部（ＡＤＦ） １２ 露光部、１２ａ コンタクトガラス、１２ｂ 光
源、１２ｃ ミラー群、１２ｄ レンズ １３ 画像形成部 １４ 給紙部 １５ レジストローラ １６ クリーニング手段 １７ 定着手段 １８ 排紙ローラ １９ トナーバンク ２０ 新規トナー移送手段、２０ａ 混合気搬送経路、
２０ｂ 気体吸引管、２０ｃ 気体吸引供給手段 ２１ 排紙トレイ ２２ 回収トナー移送手段、２２ａ 混合気搬送経路、
２２ｂ 気体吸引管、２２ｃ 気体吸引供給手段 ２３ 制御手段 １０１ 吐出開口 １０３ 吸引口 １０４ 接続手段 １０５ 攪拌搬送手段 １０６ 現像装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｇ０３Ｇ 21/00 ３７０ Ｇ０３Ｇ 21/00 ３２６

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電子写真方式における画像担持体上の潜
   像を顕像化してトナー像を形成する再使用用の回収トナ
   ーを気体との混合気として現像位置から離れた位置より
   供給して画像を形成する画像形成装置において、再使用
   する回収トナーを流動化する気体との混合気を吐出する
   吐出開口と、上記吐出開口から吐出されて再使用される
   回収トナーの架橋を揺動攪拌により防止する揺動攪拌手
   段と、再使用する回収トナーを流動化する気体を吸引す
   る吸引口と、上記吐出開口と上記揺動攪拌手段と上記吸
   引口を内部に有する接続手段と、上記接続手段から供給
   される再使用される回収トナーと新規トナーを攪拌搬送
   する攪拌搬送手段と、上記攪拌搬送手段から再使用する
   回収トナーと新規トナーを攪拌して供給される現像手段
   と、上記現像手段により静電潜像を顕像化したトナー像
   を担持する画像担持体と、上記画像担持体上に形成され
   たトナー像を被転写体の転写紙に転写する転写手段とか
   らなることを特徴とする画像形成装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載の画像形成装置において、
   揺動攪拌手段は、取り付け部と揺動攪拌部を有する形状
   にしたことを特徴とする画像形成装置。
3. 【請求項３】 請求項２記載の画像形成装置において、
   揺動攪拌部は、針金部材であることを特徴とする画像形
   成装置。
4. 【請求項４】 請求項２記載の画像形成装置において、
   揺動攪拌部は、鎖又はばね部材であることを特徴とする
   画像形成装置。
5. 【請求項５】 請求項２記載の画像形成装置において、
   揺動攪拌部は、樹脂フィルム部材であることを特徴とす
   る画像形成装置。
6. 【請求項６】 請求項１、２、３、４又は５記載の画像
   形成装置において、攪拌手段は、接続手段の取り付け穴
   から挿入することにより取り付けられることを特徴とす
   る画像形成装置。
7. 【請求項７】 請求項６記載の画像形成装置において、
   取り付け穴は、接続手段を密閉する弾性シール部材を有
   することを特徴とする画像形成装置。
8. 【請求項８】 請求項１、２、３、４、５、６又は７記
   載の画像形成装置において、揺動攪拌手段は、攪拌搬送
   手段により揺動されることを特徴とする画像形成装置。