JP2000137376A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000137376A
JP2000137376A JP10326047A JP32604798A JP2000137376A JP 2000137376 A JP2000137376 A JP 2000137376A JP 10326047 A JP10326047 A JP 10326047A JP 32604798 A JP32604798 A JP 32604798A JP 2000137376 A JP2000137376 A JP 2000137376A
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JP
Japan
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toner
gas
air pump
developing
forming apparatus
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JP10326047A
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English (en)
Inventor
Chikashi Ito
史 伊藤
Satoshi Takano
聡 高野
Shinichi Kawahara
真一 川原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像手段に多量トナー搬送を行っても、トナ
ー飛散の発生を防止して高品質の画像形成が行われる省
資源で低コストの画像形成装置を提供する。 【解決手段】 形成画像を担持する画像担持体1と、上
記画像担持体1上に形成された静電潜像を顕像化してト
ナー像を形成する現像手段2と、上記現像手段2に気体
との混合気として搬送されるトナーを供給するトナー供
給手段3と、上記現像手段2と上記トナー供給手段3と
の間に気体の循環経路を形成する搬送経路4と、上記搬
送経路4の第1搬送路4aを介して上記現像手段2に気
体とトナーの混合気を送り出す第1エアーポンプ5と、
上記搬送経路4の第2搬送路4bを介して上記現像手段
2に搬送された混合気の気体を吸引して上記トナー供給
手段3に送り戻す第2エアーポンプ6とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、電子写真方式における画像担持体上に形成し
た静電潜像にトナーを気体との混合気として現像位置か
ら離れた位置より供給して画像を形成するプリンター、
ファクシミリ装置、複写機あるいはこれらの複合機等の
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乾式1成分又は乾式2成分のトナーを用
いたプリンター、ファクシミリ装置、複写機あるいはこ
れらの複合機等の画像形成装置において、新規トナーの
補給のみならず、いったんは感光体上に転移しながら、
被転写体上に転写されなかったトナーを、クリーニング
手段で回収した後、その回収トナーを再び現像器に戻し
て再利用するリサイクル現像により画像形成が行われる
ようになっている。現像剤のトナーを現像部にポンプを
使って気体の流れに乗せて循環輸送して供給することも
公知である(特公昭63ー3308号等の公報を参
照)。現像手段と別体に設けられたトナー貯留手段に供
給されたトナーを供給するトナー供給手段より、現像手
段にトナーを空気との混合気としてスクリューポンプで
移送し、現像手段内に移送された空気を減圧する減圧穴
とエアーフィルターにより、トナーの移送と補給の安定
化、及び、現像手段からのトナー飛散を防止することも
公知である(特開平7−219329号等の公報を参
照)。図7は従来のトナーリサイクル機構の概略構成図
であり、ドラム形状の感光体である画像担持体101
上、又は、転写手段112の転写ベルト112aに付着
して残留したトナーを、感光体クリーニングユニット1
13のクリーニングブレード113a、又は、転写クリ
ーニングブレード112bで回収したトナーを再使用す
る場合には、それぞれの回収コイル113b、回収コイ
ル112cから回収トナー補給ユニット107に集めら
れて、更に、回収コイル107aにてトナー供給手段1
03に搬送される。トナー供給手段103には、トナー
容器108も備えられており、ケーシング103a内
で、回収トナー補給ユニット107からの回収トナーと
トナー容器108からの新規トナーが混合されて、空気
との混合気として、トナー供給部103bより現像手段
102の現像ホッパ102aのジョイント部材102a
1 に接続された搬送経路104の第1搬送路104aを
介してエアーポンプ105に吸引されて現像ホッパ10
2aに送り出して補給され、現像ホッパ102a内の空
気の一部は搬送経路104の第2搬送路104bを介し
てトナー供給手段103に戻されるようになっている。
【0003】図8はトナー供給手段と現像ホッパとの接
続状態を示す略図であり、トナー供給手段103が密閉
構造で密閉されている場合には、第1搬送路104aを
介してエアーポンプ105で吸引されて現像ホッパ10
2aに送り出された空気の量(例えば、l0l/mi
n)は、現像ホッパ102aから第2搬送路104bを
介して、そのままの空気の量(l0l/min)がトナ
ー供給手段103に戻されるので、空気の損失が無いた
めに、現像ホッパ102a内の圧力は±0を保つことが
可能である。しかし、実際には、トナー供給手段103
又は現像ホッパ102aを完全に空気を遮断して密閉状
態にしてトナーのみを搬送することは不可能であるた
め、エアーポンプ105が外気から吸った空気の分は、
現像ホッパ102a内に残り、結果的にトナー飛散が発
生することになる。図9は他の従来例の説明図であり、
トナー供給手段103が密閉構造で密閉されていない場
合には、外気から空気の量(例えば、5l/min)が
吸い込まれ、第1搬送路104aを介してエアーポンプ
105で吸引されて現像ホッパ102aに送り出された
空気の量(例えば、l0l/min)は、現像ホッパ1
02aから第2搬送路104bを介して、空気の量(5
l/min)が戻されるが、外気から吸った空気の量
(5l/min)が、現像ホッパ102a内に残り現像
ホッパ102a内の圧力は上がり、軸受け等の隙間から
トナー飛散が発生して、このような飛散トナーが、感光
体等に付着して形成画像の品質を低下させたり、トナー
の消費量が増加してコスト高の画像形成装置になってい
る。図10は上記不具合を解決する従来例の説明図であ
り、このようなトナー飛散を回避する為に、空気流量の
適正化、間欠動作による空気量の低減化等が行われる
が、通常は、現像ホッパ102aの上面にエアー抜き穴
102a2 と、このエアー抜き穴に設けたフィルター1
02a3 を設けて空気抜きが行われている。然し、従来
のかかる画像形成装置において、回収トナーのみならず
に多量の新規トナーの搬送にも空気との混合気として搬
送する、多量トナーを搬送する場合にはトナー飛散が発
生して、このトナー飛散を阻止することが困難であって
形成画像の品質が低下したり、トナー消費量が多くな
り、フィルターは経時でトナーにより目詰まりとなる為
に途中で交換しなければならないと言う不具合が生じて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のかかる
画像形成装置は、回収トナーのみならずに多量の新規ト
ナーの搬送にも空気との混合気として搬送する、多量ト
ナーを搬送する場合にはトナー飛散が発生して、このト
ナー飛散を阻止することが困難であって形成画像の品質
が低下したり、トナー消費量が多くなり、フィルターは
経時でトナーにより目詰まりとなる為に途中で交換しな
ければならないと言う問題があった。そこで本発明の課
題は、このような問題点を解決するものである。即ち、
現像手段に回収トナーのみならずに多量の新規トナーを
搬送する場合にも気体との混合気として多量トナー搬送
を行っても、トナー飛散の発生を防止して高品質の画像
形成が行われる省資源で低コストの画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の本発明は、電子写真方式における画像担
持体上に形成した静電潜像にトナーを気体との混合気と
して現像位置から離れた位置より供給して画像を形成す
る画像形成装置において、形成画像を担持する画像担持
体と、上記画像担持体上に形成された静電潜像を顕像化
してトナー像を形成する現像手段と、上記現像手段に気
体との混合気として搬送されるトナーを供給するトナー
供給手段と、上記現像手段と上記トナー供給手段との間
に気体の循環経路を形成する搬送経路と、上記搬送経路
の第1搬送路を介して上記現像手段に気体とトナーの混
合気を送り出す第1エアーポンプと、上記搬送経路の第
2搬送路を介して上記現像手段に搬送された混合気の気
体を吸引して上記トナー供給手段に送り戻す第2エアー
ポンプとを有する画像形成装置であることを最も主要な
特徴とする。請求項2の本発明は、請求項1記載の画像
形成装置において、トナー供給手段は、回収トナーを補
給する回収トナー補給ユニットと、トナーを補給するト
ナー容器とを有する画像形成装置であることを主要な特
徴とする。請求項3の本発明は、請求項1又は2記載の
画像形成装置において、第1エアーポンプは、ダイアフ
ラムを有してトナーと気体の混合気を吸引して送り出す
画像形成装置であることを主要な特徴とする。請求項4
の本発明は、請求項1、2又は3記載の画像形成装置に
おいて、第2エアーポンプは、ダイアフラムを有して気
体を吸引して送り出す画像形成装置であることを主要な
特徴とする。請求項5の本発明は、請求項1、2、3又
は4記載の画像形成装置において、第2搬送路の搬送路
に連通する現像手段の現像ホッパのジョイント部材は、
気体を通過してトナーの通過を阻止するフィルターを有
する画像形成装置であることを主要な特徴とする。請求
項6の本発明は、請求項1、2、3、4又は5記載の画
像形成装置において、第1エアーポンプと第2エアーポ
ンプは、同一の兼用駆動手段で駆動される画像形成装置
であることを主要な特徴とする。請求項7の本発明は、
請求項1、2、3、4、5又は6記載の画像形成装置に
おいて、第1エアーポンプよりも第2エアーポンプの気
体の送り出す流量(l/min)は、同等又は少ない画
像形成装置であることを主要な特徴とする。請求項8の
本発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の
画像形成装置において、第1エアーポンプが気体を送り
出す流量(l/min)に対する第2エアーポンプが気
体を送り出す流量(l/min)の比を、流量調整手段
により可変可能である画像形成装置であることを主要な
特徴とする。請求項9の本発明は、請求項8記載の画像
形成装置において、流量調整手段は、第1エアーポンプ
と第2エアーポンプを駆動する回転駆動軸に固定される
第1カムの変位量に対する第2カムの変位量の比を調整
可能にした画像形成装置であることを主要な特徴とす
る。
【0006】
【作用】上記のように構成された画像形成装置は、請求
項1においては、画像担持体上に形成された静電潜像を
顕像化してトナー像を形成する現像手段と現像手段に気
体との混合気として搬送されるトナーを供給するトナー
供給手段との間の搬送経路によって気体の循環経路を形
成して、搬送経路の第1搬送路を介して第1エアーポン
プによって現像手段に気体とトナーの混合気を送り出
し、搬送経路の第2搬送路を介して第2エアーポンプに
よって現像手段に搬送された混合気の気体を吸引してト
ナー供給手段に送り戻すようにして、現像手段に回収ト
ナーのみならずに多量の新規トナーを搬送する場合にも
気体との混合気として多量トナー搬送を行っても、トナ
ー飛散の発生を防止して高品質の画像形成が行われる省
資源で低コストの画像形成装置を提供することが出来る
ようにする。請求項2においては、画像担持体上に形成
された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像手
段と現像手段に気体との混合気として搬送されるトナー
を供給するトナー供給手段との間の搬送経路によって気
体の循環経路を形成して、搬送経路の第1搬送路を介し
て第1エアーポンプによって現像手段に気体とトナーの
混合気を送り出し、搬送経路の第2搬送路を介して第2
エアーポンプによって現像手段に搬送された混合気の気
体を吸引してトナー供給手段に送り戻すようにすると共
にトナー供給手段は回収トナーを補給する回収トナー補
給ユニットとトナーを補給するトナー容器を有して多量
のトナー補給が行われるようにして、現像手段に回収ト
ナーのみならずに更に多量の新規トナーを搬送する場合
にも気体との混合気として更に多量の多量トナー搬送を
行っても、トナー飛散の発生を防止して高品質の画像形
成が行われる省資源で低コストの画像形成装置を提供す
ることが出来るようにする。請求項3においては、画像
担持体上に形成された静電潜像を顕像化してトナー像を
形成する現像手段と現像手段に気体との混合気として搬
送されるトナーを供給するトナー供給手段との間の搬送
経路によって気体の循環経路を形成して、搬送経路の第
1搬送路を介してダイアフラムを有してトナーと気体の
混合気を吸引して送り出す第1エアーポンプによって現
像手段に気体とトナーの混合気を送り出し、搬送経路の
第2搬送路を介して第2エアーポンプによって現像手段
に搬送された混合気の気体を吸引してトナー供給手段に
送り戻すようにして、現像手段に回収トナーのみならず
に多量の新規トナーを搬送する場合にも気体との混合気
として多量トナー搬送を行っても、トナー飛散の発生を
防止して高品質の画像形成が行われる省資源で第1エア
ーポンプの構造が簡単で安価になり更に低コストの画像
形成装置を提供することが出来るようにする。請求項4
においては、画像担持体上に形成された静電潜像を顕像
化してトナー像を形成する現像手段と現像手段に気体と
の混合気として搬送されるトナーを供給するトナー供給
手段との間の搬送経路によって気体の循環経路を形成し
て、搬送経路の第1搬送路を介して第1エアーポンプに
よって現像手段に気体とトナーの混合気を送り出し、搬
送経路の第2搬送路を介してダイアフラムを有して混合
気の気体を吸引して送り出す第2エアーポンプによって
現像手段に搬送された混合気の気体を吸引してトナー供
給手段に送り戻すようにして、現像手段に回収トナーの
みならずに多量の新規トナーを搬送する場合にも気体と
の混合気として多量トナー搬送を行っても、トナー飛散
の発生を防止して高品質の画像形成が行われる省資源で
第2エアーポンプの構造が簡単で安価になり更に低コス
トの画像形成装置を提供することが出来るようにする。
請求項5においては、画像担持体上に形成された静電潜
像を顕像化してトナー像を形成する現像手段と現像手段
に気体との混合気として搬送されるトナーを供給するト
ナー供給手段との間の搬送経路によって気体の循環経路
を形成して、搬送経路の第1搬送路を介して第1エアー
ポンプによって現像手段に気体とトナーの混合気を送り
出し、搬送経路の第2搬送路を介して第2エアーポンプ
によって現像手段に搬送された混合気の気体を吸引して
トナー供給手段に送り戻すようにすると共に第2搬送路
の搬送路に連通する現像手段の現像ホッパのジョイント
部材は、気体を通過してトナーの通過を阻止するフィル
ターを有するようにして、第2エアーポンプは気体のみ
が吸引されるから構造は簡略化されコストダウンが可能
になり更にトナー詰まり等による故障の発生を防止され
ると共に、現像手段に回収トナーのみならずに多量の新
規トナーを搬送する場合にも気体との混合気として多量
トナー搬送を行っても、トナー飛散の発生を防止して高
品質の画像形成が行われる省資源で低コストの画像形成
装置を提供することが出来るようにする。請求項6にお
いては、画像担持体上に形成された静電潜像を顕像化し
てトナー像を形成する現像手段と現像手段に気体との混
合気として搬送されるトナーを供給するトナー供給手段
との間の搬送経路によって気体の循環経路を形成して、
搬送経路の第1搬送路を介して第1エアーポンプによっ
て現像手段に気体とトナーの混合気を送り出し、搬送経
路の第2搬送路を介して第2エアーポンプによって現像
手段に搬送された混合気の気体を吸引してトナー供給手
段に送り戻すようにすると共に第1エアーポンプと第2
エアーポンプは同一の兼用駆動手段で駆動されるように
して、構造が簡略化され、コストダウンが可能になり、
更に、現像手段の現像ホッパ内やトナー供給手段内等の
圧力バランスを保つ為の、第1エアーポンプと第2エア
ーポンプが1系統制御になり同期制御が容易になると共
に、現像手段に回収トナーのみならずに多量の新規トナ
ーを搬送する場合にも気体との混合気として多量トナー
搬送を行っても、トナー飛散の発生を防止して高品質の
画像形成が行われる省資源で低コストの画像形成装置を
提供することが出来るようにする。請求項7において
は、画像担持体上に形成された静電潜像を顕像化してト
ナー像を形成する現像手段と現像手段に気体との混合気
として搬送されるトナーを供給するトナー供給手段との
間の搬送経路によって気体の循環経路を形成して、搬送
経路の第1搬送路を介して第1エアーポンプによって現
像手段に気体とトナーの混合気を送り出し、搬送経路の
第2搬送路を介して第2エアーポンプによって現像手段
に搬送された混合気の気体を吸引してトナー供給手段に
送り戻すようにすると共に第1エアーポンプよりも第2
エアーポンプの気体の送り出す流量(l/min)を同
等又は少なくなるようにして、トナー供給手段内での気
体バランスを0又は負圧に維持されると共に、現像手段
に回収トナーのみならずに多量の新規トナーを搬送する
場合にも気体との混合気として多量トナー搬送を行って
も、トナー飛散の発生を確実に防止して高品質の画像形
成が行われる省資源で低コストの画像形成装置を提供す
ることが出来るようにする。請求項8においては、画像
担持体上に形成された静電潜像を顕像化してトナー像を
形成する現像手段と現像手段に気体との混合気として搬
送されるトナーを供給するトナー供給手段との間の搬送
経路によって気体の循環経路を形成して、搬送経路の第
1搬送路を介して第1エアーポンプによって現像手段に
気体とトナーの混合気を送り出し、搬送経路の第2搬送
路を介して第2エアーポンプによって現像手段に搬送さ
れた混合気の気体を吸引してトナー供給手段に送り戻す
ようにすると共に流量調整手段により第1エアーポンプ
が気体を送り出す流量(l/min)に対する第2エア
ーポンプが気体を送り出す流量(l/min)の比を可
変可能にして、現像手段の現像ホッパ内での気体バラン
スの調整が可能になると共に、現像手段に回収トナーの
みならずに多量の新規トナーを搬送する場合にも気体と
の混合気として多量トナー搬送を行っても、トナー飛散
の発生を防止して高品質の画像形成が行われる省資源で
低コストの画像形成装置を提供することが出来るように
する。請求項9においては、画像担持体上に形成された
静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像手段と現
像手段に気体との混合気として搬送されるトナーを供給
するトナー供給手段との間の搬送経路によって気体の循
環経路を形成して、搬送経路の第1搬送路を介して第1
エアーポンプによって現像手段に気体とトナーの混合気
を送り出し、搬送経路の第2搬送路を介して第2エアー
ポンプによって現像手段に搬送された混合気の気体を吸
引してトナー供給手段に送り戻すようにすると共に第1
エアーポンプと第2エアーポンプを駆動する回転駆動軸
に固定される第1カムの変位量に対する第2カムの変位
量の比を調整可能にした流量調整手段により第1エアー
ポンプが気体を送り出す流量(l/min)に対する第
2エアーポンプが気体を送り出す流量(l/min)の
比を可変可能にして、現像手段の現像ホッパ内での気体
バランスの調整が容易に可能になると共に、現像手段に
回収トナーのみならずに多量の新規トナーを搬送する場
合にも気体との混合気として多量トナー搬送を行って
も、トナー飛散の発生を防止して高品質の画像形成が行
われる省資源で低コストの画像形成装置を提供すること
が出来るようにする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一形態例の
トナーリアイクル機構を備えた画像形成装置の要部概略
図であり、図2は更に極限された要部の構成図である。
ドラム形状の感光体の画像担持体1は、図示しない側板
に回動自在に支持されており、図示しない駆動手段によ
り図示の矢印A方向の時計方向に回転駆動される。上記
画像担持体1上は、電子写真方式における作像工程によ
り、帯電器14により均一に帯電した後に、露光手段1
5による画像部に応じて露光が行われて形成される静電
潜像を、現像手段2によって現像されて形成されたトナ
ー像を担持するようになっている。尚、上記画像担持体
1のドラム形状の感光体は、無端ベルト形状の感光体で
もよいし、更に、上記露光手段15は、図示しないが、
アナログ光学系の複写機、又は、レーザ光源と偏向器を
備えたレーザ走査光学系を用いて、画像信号に応じて上
記画像担持体1上に光書込みを行なう方式にすればレー
ザプリンターの構成となり、さらに原稿読取装置を設置
すればデジタル複写機やファクシミリ装置の構成とな
る。上記現像手段2は、トナーを保持し補給する現像ホ
ッパ2a、上記画像担持体1上に形成されて担持された
静電潜像にトナー(T)を供与する現像ローラ2b、ト
ナー(T)を攪拌して搬送するパドラ2c、トナー
(T)層の高さを規制するブレード2d、及び、上記現
像ホッパ2aを上部に載置して上記現像ローラ2b等を
支持するトナー容器2eとからなり、駆動手段10の第
1駆動手段10bにより駆動される第1エアーポンプ5
により、搬送経路4の第1搬送路4aのゴムチューブ等
の弾性管内を気体との混合気として送り出されて、上記
現像ホッパ2a内にジョイント部材2a1 を通過して供
給される、回収されて再利用されるリサイクル又は新規
のトナー(T)がトナー供給手段3のトナー供給部3b
から補給されるようになっている。
【0008】上記画像担持体1上に形成されて担持され
た静電潜像は、上記現像手段2から供与されるトナー
(T)により、乾式1成分又は乾式2成分の現像方式で
磁気ブラシ現像方式により可視像化される。上記現像手
段2の上記トナー容器2e内のトナー(T)は、上記パ
ドラ2cにより攪拌されながら搬送されてトナー(T)
とキャリアが摩擦してキャリアにトナーが付着する。そ
して、図示しない磁石を内蔵した上記現像ローラ2b上
にトナー(T)が磁気ブラシを形成して上記画像担持体
1上に搬送されるトナー(T)で現像される。給紙部1
6には各種サイズの転写紙(P)が収容された複数の給
紙カセットが設置されている。画像形成動作が開始され
ると、上記画像担持体1が上記帯電器14により帯電さ
れ、上記露光手段15からの原稿像が露光されて静電潜
像が形成される。この静電潜像は上記現像手段2の乾式
1成分現像剤、又は、乾式2成分のトナー(T)によっ
て現像され、上記画像担持体1上にトナー像が形成され
る。上記画像担持体1上のトナー像は、上記給紙部16
から転写紙(P)が給紙され、レジストローラー17を
介して上記画像担持体1と転写手段12のニップ部の転
写位置に給紙された転写紙(P)に転写される。そして
トナー像が転写された転写紙(P)は、上記転写手段1
2から定着ユニット18に搬送され、上記定着ユニット
18でトナー像が転写紙(P)に定着され、定着後の転
写紙(P)は排紙ローラー19を介して排紙されて収納
される。
【0009】一方、トナー像転写後の上記画像担持体1
上に付着した残留トナー(T)又は転写ベルト12aに
付着したトナー(T)は、感光体クリーニングユニット
13のクリーニングブレード13a又は転写クリーニン
グブレ―ド12bにより掻き落とされて、粉体ポンプ1
2c又は粉体ポンプ13bから送り出された回収トナー
(T)は、回収トナー搬送路7aを介して、上記トナー
供給手段3のケーシング3a内に多量の新規トナー
(T)を補給するトナー容器8と共に配置された回収ト
ナー補給ユニット7に回収されるようにもなっている。
つまり、トナー供給手段3には、回収トナー搬送路7a
からの回収トナーのみならず、トナー容器8からの新規
トナーが収容される。上記駆動手段10の第2駆動手段
10cの駆動により第2エアーポンプ6は、上記搬送経
路4の上記現像手段2の上記現像ホッパ2aの上記ジョ
イント部材2a1 に連通した第2搬送路4bを介して上
記現像手段2の上記現像ホッパ2aに搬送された混合気
の気体を吸引して、上記トナー供給手段3に送り戻すよ
うになっている。つまり、第1搬送路4aを経由してト
ナー及び空気を現像装置に供給する一方で、第2搬送路
4bを介して現像装置から空気を回収する。
【0010】図3は本発明のトナーの循環経路の詳細
図、図4はエアーポンプ周辺の具体的構成図である。上
記第1エアーポンプ5は、上記トナー供給手段3の上記
トナー供給部3bに上記搬送経路4の上記第1搬送路4
aを介して連通する吸入口5bに対向して吸入弁5cが
図示の矢印B方向に揺動可能に保持されている。更に、
上記搬送経路4の上記現像手段2の上記現像ホッパ2a
の上記ジョイント部材2a1 に連通して上記搬送経路4
の上記第1搬送路4aを連通した排出口5dに対向して
排出弁5eが図示の矢印C方向に揺動可能に保持されて
いる。駆動手段10の第1駆動手段10bの回転駆動軸
11aの第1回転駆動軸11a1 に固定された第1カム
11bの回転によるダイヤフラム5aの図示の矢印D方
向への進退動作で、トナー(T)と気体の空気との混合
気を吸入する際は、上記吸入弁5cが上記吸入口5bを
開き、上記排出弁5eが上記排出口5dを閉じ、トナー
(T)と気体の空気との混合気を排出する際は、上記吸
入弁5cが上記吸入口5bを閉じ、上記排出弁5eが上
記排出口5dを開くようにして、トナー(T)と気体の
空気の混合気を上記現像手段2の上記現像ホッパ2aに
送り出すようになっている。カム11bの先端はダイヤ
フラム5aの支持部5a1 に連結されており、カム11
bを回転させることにより支持部5a1 が作動してダイ
ヤフラム5aをD方向に作動させる。なお、ダイヤフラ
ムの作動機構は、この例に限らない。具体的にはダイヤ
フラフ5aが図3の右方に変移すると吸入弁5cが開
き、排出弁5eが閉じる。また、ダイヤフラムが左方に
移動すると弁5cは閉じ、弁5eが開く。
【0011】上記第2エアーポンプ6は、上記現像手段
2の上記現像ホッパ2aの上記ジョイント部材2a1
上記搬送経路4の上記第2搬送路4bを介して連通した
吸入口6bに対向した吸入弁6cが図示の矢印E方向に
揺動可能に保持され、上記トナー供給手段3に上記搬送
経路4の上記第2搬送路4bを介して連通する排出口6
dに対向して排出弁6eが図示の矢印F方向に揺動可能
に保持されて、上記駆動手段10の第2駆動手段10c
の上記回転区同軸11aの第2回転駆動軸11a2 に固
定された第2カム11cの回転によるダイヤフラム6a
の図示の矢印G方向の動作で、上記現像手段2の上記現
像ホッパ2aの上記ジョイント部材2a1 から上記搬送
経路4の上記第2搬送路4bを介して気体を吸入する際
は、上記吸入弁6cが上記吸入口6bを開き、上記排出
弁6eが上記排出口6dを閉じ、気体を排出する際は、
上記吸入弁6cが上記吸入口6bを閉じ、上記排出弁6
eが上記排出口6dを開くようにして、気体の空気を上
記トナー供給手段3の上記トナー供給部3bに上記搬送
経路4の上記搬送路4bを介して送り出すようになって
いる。カム11cの先端はダイヤフラム6aの支持部6
1 に連結されており、カム11cを回転させることに
より支持部6a1 が作動してダイヤフラム6aをG方向
に作動させる。なお、ダイヤフラムの作動機構は、この
例に限らない。従って、上記搬送路4aに上記第1エア
ーポンプ5を、上記搬送路4bに上記第2エアーポンプ
6が配置されてトナー飛散を回避する為の空気流量の適
正化が容易に行われるから、上記現像手段2に回収トナ
ー(T)のみならずに多量の新規のトナー(T)を搬送
するにも気体との混合気として多量トナー搬送を行って
も、トナー(T)飛散の発生が防止されて、高品質の画
像形成が行われる省資源で低コストの画像形成装置を提
供することが出来るようになった。
【0012】図5は第2搬送路と現像手段の現像ホッパ
との連結部の構成を示す略図であり、上記第2搬送路4
bに連通する上記現像手段2の上記現像ホッパ2aの上
記ジョイント部材2a1 内に、気体を通過させてトナー
の通過を阻止するフィルター9が配置されて、気体のみ
が上記第2エアーポンプ6によって吸引されるようにな
っているから、上記第2エアーポンプ6の構造は簡略化
されコストダウンが可能になり、更に、上記第2エアー
ポンプ6のトナー(T)詰まり等による故障の発生を防
止する画像形成装置を提供することが出来るようになっ
た。図6は本発明の他の形態例の要部構成図であり、上
記第1エアーポンプ5の上記ダイアフラム5aと上記第
2エアーポンプ6の上記ダイアフラム6aは、同一の兼
用駆動手段10aで駆動されるようになっているから、
構造が簡略化され、コストダウンが可能になり、更に、
上記現像手段2の上記現像ホッパ2a内や上記トナー供
給手段3内等の圧力バランスを保つ為の、上記第1エア
ーポンプ5と上記第2エアーポンプ6が1系統制御にな
り同期制御が容易に可能な画像形成装置を提供すること
が出来るようになった。流量調整手段11は、上記第1
エアーポンプ5と上記第2エアーポンプ6を駆動する回
転駆動軸11a(第1回転駆動軸11a1 )に固定され
る第1カム11bの変位量に対する上記回転駆動軸11
a(第1回転駆動軸11a2 )に固定される第2カム1
1cの変位量の比を調整可能になっている。従って、上
記流量調整手段11によって、上記第1エアーポンプ5
が気体を送り出す流量(l/min)に対する上記第2
エアーポンプ6が気体を送り出す流量(l/min)の
比を可変出来るようになっているから、上記第1エアー
ポンプ5よりも上記第2エアーポンプ6の気体の送り出
す流量(l/min)は、同等又は僅かに少なくして、
上記トナー供給手段3内での気体バランスを0又は負圧
に維持できるから、圧抜きを備えていない上記トナー供
給手段3のからのトナー飛散を防止する画像形成装置を
提供することが出来るようになった。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、請求項1の発明によれば、画像担持体上に
形成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現
像手段と現像手段に気体との混合気として搬送されるト
ナーを供給するトナー供給手段との間の搬送経路によっ
て気体の循環経路を形成して、搬送経路の第1搬送路を
介して第1エアーポンプによって現像手段に気体とトナ
ーの混合気を送り出し、搬送経路の第2搬送路を介して
第2エアーポンプによって現像手段に搬送された混合気
の気体を吸引してトナー供給手段に送り戻すようにした
ので、現像手段に回収トナーのみならずに多量の新規ト
ナーを搬送する場合にも気体との混合気として多量トナ
ー搬送を行っても、トナー飛散の発生を防止して高品質
の画像形成が行われる省資源で低コストの画像形成装置
を提供することが出来るようになった。請求項2の発明
によれば、画像担持体上に形成された静電潜像を顕像化
してトナー像を形成する現像手段と現像手段に気体との
混合気として搬送されるトナーを供給するトナー供給手
段との間の搬送経路によって気体の循環経路を形成し
て、搬送経路の第1搬送路を介して第1エアーポンプに
よって現像手段に気体とトナーの混合気を送り出し、搬
送経路の第2搬送路を介して第2エアーポンプによって
現像手段に搬送された混合気の気体を吸引してトナー供
給手段に送り戻すようにすると共にトナー供給手段は回
収トナーを補給する回収トナー補給ユニットとトナーを
補給するトナー容器を有して多量のトナー補給が行われ
るようにしたので、現像手段に回収トナーのみならずに
更に多量の新規トナーを搬送する場合にも気体との混合
気として更に多量の多量トナー搬送を行っても、トナー
飛散の発生を防止して高品質の画像形成が行われる省資
源で低コストの画像形成装置を提供することが出来るよ
うになった。請求項3の発明によれば、画像担持体上に
形成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現
像手段と現像手段に気体との混合気として搬送されるト
ナーを供給するトナー供給手段との間の搬送経路によっ
て気体の循環経路を形成して、搬送経路の第1搬送路を
介してダイアフラムを有してトナーと気体の混合気を吸
引して送り出す第1エアーポンプによって現像手段に気
体とトナーの混合気を送り出し、搬送経路の第2搬送路
を介して第2エアーポンプによって現像手段に搬送され
た混合気の気体を吸引してトナー供給手段に送り戻すよ
うにしたので、現像手段に回収トナーのみならずに多量
の新規トナーを搬送する場合にも気体との混合気として
多量トナー搬送を行っても、トナー飛散の発生を防止し
て高品質の画像形成が行われる省資源で第1エアーポン
プの構造が簡単で安価になり更に低コストの画像形成装
置を提供することが出来るようになった。
【0014】請求項4の発明によれば、画像担持体上に
形成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現
像手段と現像手段に気体との混合気として搬送されるト
ナーを供給するトナー供給手段との間の搬送経路によっ
て気体の循環経路を形成して、搬送経路の第1搬送路を
介して第1エアーポンプによって現像手段に気体とトナ
ーの混合気を送り出し、搬送経路の第2搬送路を介して
ダイアフラムを有して混合気の気体を吸引して送り出す
第2エアーポンプによって現像手段に搬送された混合気
の気体を吸引してトナー供給手段に送り戻すようにした
ので、現像手段に回収トナーのみならずに多量の新規ト
ナーを搬送する場合にも気体との混合気として多量トナ
ー搬送を行っても、トナー飛散の発生を防止して高品質
の画像形成が行われる省資源で第2エアーポンプの構造
が簡単で安価になり更に低コストの画像形成装置を提供
することが出来るようになった。請求項5の発明によれ
ば、画像担持体上に形成された静電潜像を顕像化してト
ナー像を形成する現像手段と現像手段に気体との混合気
として搬送されるトナーを供給するトナー供給手段との
間の搬送経路によって気体の循環経路を形成して、搬送
経路の第1搬送路を介して第1エアーポンプによって現
像手段に気体とトナーの混合気を送り出し、搬送経路の
第2搬送路を介して第2エアーポンプによって現像手段
に搬送された混合気の気体を吸引してトナー供給手段に
送り戻すようにすると共に第2搬送路の搬送路に連通す
る現像手段の現像ホッパのジョイント部材は、気体を通
過してトナーの通過を阻止するフィルターを有するよう
にしたので、第2エアーポンプは気体のみが吸引される
から構造は簡略化されコストダウンが可能になり更にト
ナー詰まり等による故障の発生を防止されると共に、現
像手段に回収トナーのみならずに多量の新規トナーを搬
送する場合にも気体との混合気として多量トナー搬送を
行っても、トナー飛散の発生を防止して高品質の画像形
成が行われる省資源で低コストの画像形成装置を提供す
ることが出来るようになった。請求項6の発明によれ
ば、画像担持体上に形成された静電潜像を顕像化してト
ナー像を形成する現像手段と現像手段に気体との混合気
として搬送されるトナーを供給するトナー供給手段との
間の搬送経路によって気体の循環経路を形成して、搬送
経路の第1搬送路を介して第1エアーポンプによって現
像手段に気体とトナーの混合気を送り出し、搬送経路の
第2搬送路を介して第2エアーポンプによって現像手段
に搬送された混合気の気体を吸引してトナー供給手段に
送り戻すようにすると共に第1エアーポンプと第2エア
ーポンプは同一の兼用駆動手段で駆動されるようにした
ので、構造が簡略化され、コストダウンが可能になり、
更に、現像手段の現像ホッパ内やトナー供給手段内等の
圧力バランスを保つ為の、第1エアーポンプと第2エア
ーポンプが1系統制御になり同期制御が容易になると共
に、現像手段に回収トナーのみならずに多量の新規トナ
ーを搬送する場合にも気体との混合気として多量トナー
搬送を行っても、トナー飛散の発生を防止して高品質の
画像形成が行われる省資源で低コストの画像形成装置を
提供することが出来るようになった。
【0015】請求項7の発明によれば、画像担持体上に
形成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現
像手段と現像手段に気体との混合気として搬送されるト
ナーを供給するトナー供給手段との間の搬送経路によっ
て気体の循環経路を形成して、搬送経路の第1搬送路を
介して第1エアーポンプによって現像手段に気体とトナ
ーの混合気を送り出し、搬送経路の第2搬送路を介して
第2エアーポンプによって現像手段に搬送された混合気
の気体を吸引してトナー供給手段に送り戻すようにする
と共に第1エアーポンプよりも第2エアーポンプの気体
の送り出す流量(l/min)を同等又は少なくなるよ
うにしたので、トナー供給手段内での気体バランスが0
又は負圧に維持されると共に、現像手段に回収トナーの
みならずに多量の新規トナーを搬送する場合にも気体と
の混合気として多量トナー搬送を行っても、トナー飛散
の発生を確実に防止して高品質の画像形成が行われる省
資源で低コストの画像形成装置を提供することが出来る
ようになった。請求項8の発明によれば、画像担持体上
に形成された静電潜像を顕像化してトナー像を形成する
現像手段と現像手段に気体との混合気として搬送される
トナーを供給するトナー供給手段との間の搬送経路によ
って気体の循環経路を形成して、搬送経路の第1搬送路
を介して第1エアーポンプによって現像手段に気体とト
ナーの混合気を送り出し、搬送経路の第2搬送路を介し
て第2エアーポンプによって現像手段に搬送された混合
気の気体を吸引してトナー供給手段に送り戻すようにす
ると共に流量調整手段により第1エアーポンプが気体を
送り出す流量(l/min)に対する第2エアーポンプ
が気体を送り出す流量(l/min)の比を可変可能に
したので、現像手段の現像ホッパ内での気体バランスの
調整が可能になると共に、現像手段に回収トナーのみな
らずに多量の新規トナーを搬送する場合にも気体との混
合気として多量トナー搬送を行っても、トナー飛散の発
生を防止して高品質の画像形成が行われる省資源で低コ
ストの画像形成装置を提供することが出来るようになっ
た。請求項9の発明によれば、画像担持体上に形成され
た静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像手段と
現像手段に気体との混合気として搬送されるトナーを供
給するトナー供給手段との間の搬送経路によって気体の
循環経路を形成して、搬送経路の第1搬送路を介して第
1エアーポンプによって現像手段に気体とトナーの混合
気を送り出し、搬送経路の第2搬送路を介して第2エア
ーポンプによって現像手段に搬送された混合気の気体を
吸引してトナー供給手段に送り戻すようにすると共に第
1エアーポンプと第2エアーポンプを駆動する回転駆動
軸に固定される第1カムの変位量に対する第2カムの変
位量の比を調整可能にした流量調整手段により第1エア
ーポンプが気体を送り出す流量(l/min)に対する
第2エアーポンプが気体を送り出す流量(l/min)
の比を可変可能にしたので、現像手段の現像ホッパ内で
の気体バランスの調整が容易に可能になると共に、現像
手段に回収トナーのみならずに多量の新規トナーを搬送
する場合にも気体との混合気として多量トナー搬送を行
っても、トナー飛散の発生を防止して高品質の画像形成
が行われる省資源で低コストの画像形成装置を提供する
ことが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置を説
明する説明図。
【図2】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の主
要部を説明する説明図。
【図3】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他
の主要部を説明する説明図。
【図4】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他
の主要部を説明する説明図。
【図5】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の他
の主要部を説明する説明図。
【図6】本発明の他の実施の形態例を示す画像形成装置
の主要部を説明する説明図。
【図7】従来の画像形成装置の主要部の状態を説明する
説明図。
【図8】従来の画像形成装置の主要部の他の状態を説明
する説明図。
【図9】従来の画像形成装置の他の主要部を説明する斜
視図。
【図10】従来の部分構成説明図。
【符号の説明】
1 画像担持体 2 現像手段、2a 現像ホッパ、2a1 ジョイント
部材、2b 現像ローラ、2c パドラ、2d ブレー
ド、2e トナー容器3 トナー供給手段、3a ケー
シング、3b トナー供給部 4 搬送経路、4a 第1搬送路、4b 第2搬送路 5 第1エアーポンプ、5a ダイアフラム、5b 吸
入口、5c 吸入弁、5d 排出口、5e 排出弁 6 第2エアーポンプ、6a ダイアフラム、6b 吸
入口、6c 吸入弁、6d 排出口、6e 排出弁 7 回収トナー補給ユニット、7a 回収トナー搬送路 8 トナー容器 9 フイルター 10 駆動手段、10a 兼用駆動手段、10b 第1
駆動手段、10c 第2駆動手段11 流量調整手段、
11a 回転駆動軸、11a1 第1回転駆動軸、11
2 第2回転駆動軸、11b 第1カム、11c 第2
カム 12 転写手段、12a 転写ベルト、12b 転写ク
リーニングブレード、12c 粉体ポンプ 13 感光体クリーニングユニット、13a クリーニ
ングブレード、13b 粉体ポンプ 14 帯電器 15 露光手段 16 給紙部 17 レジストローラー 18 定着ユニット 19 排紙ローラ 101 画像担持体 102 現像手段、102a 現像ホッパ、102a1
ジョイント部材、102a2 エアー抜き穴、102
3 フイルター 103 トナー供給手段、103a ケーシング、10
3b トナー供給部 104 搬送経路、104a 第1搬送路、104b
第2搬送路 105 エアーポンプ 107 回収トナー補給ユニット、107a 回収コイ
ル 108 トナー容器 112 転写手段、112a 転写ベルト、112b
転写クリーニングブレード、112c 回収コイル 113 感光体クリーニングユニット、113a クリ
ーニングブレード、113b 回収コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H034 CA01 CB01 2H077 AA12 AA25 AA37 AC01 AE06 EA03 EA13 3F047 AA01 AA11 CA10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式における画像担持体上に形
    成した静電潜像にトナーを気体との混合気として現像位
    置から離れた位置より供給して画像を形成する画像形成
    装置において、形成画像を担持する画像担持体と、上記
    画像担持体上に形成された静電潜像を顕像化してトナー
    像を形成する現像手段と、上記現像手段に気体との混合
    気として搬送されるトナーを供給するトナー供給手段
    と、上記現像手段と上記トナー供給手段との間に気体の
    循環経路を形成する搬送経路と、上記搬送経路の第1搬
    送路を介して上記現像手段に気体とトナーの混合気を送
    り出す第1エアーポンプと、上記搬送経路の第2搬送路
    を介して上記現像手段に搬送された混合気の気体を吸引
    して上記トナー供給手段に送り戻す第2エアーポンプと
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    トナー供給手段は、回収トナーを補給する回収トナー補
    給ユニットと、新規トナーを補給するトナー容器とを有
    することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置にお
    いて、第1エアーポンプは、ダイアフラムを有してトナ
    ーと気体の混合気を吸引して送り出すことを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の画像形成装置
    において、第2エアーポンプは、ダイアフラムを有して
    気体を吸引して送り出すことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の画像形成
    装置において、第2搬送路の搬送路に連通する現像手段
    の現像ホッパのジョイント部材は、気体を通過させてト
    ナーの通過を阻止するフィルターを有することを特徴と
    する画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の画像
    形成装置において、第1エアーポンプと第2エアーポン
    プは、同一の兼用駆動手段で駆動されることを特徴とす
    る画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    画像形成装置において、第1エアーポンプよりも第2エ
    アーポンプの気体の送り出す流量(l/min)は、同
    等又は少ないことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6又は7記
    載の画像形成装置において、第1エアーポンプが気体を
    送り出す流量(l/min)に対する第2エアーポンプ
    が気体を送り出す流量(l/min)の比を、流量調整
    手段により可変可能であることを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の画像形成装置において、
    流量調整手段は、第1エアーポンプと第2エアーポンプ
    を駆動する回転駆動軸に固定される第1カムの変位量に
    対する第2カムの変位量の比を調整可能にしたことを特
    徴とする画像形成装置。
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