JPH1063082A - トナー補給装置及び該トナー補給装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

トナー補給装置及び該トナー補給装置を備えた画像形成装置

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JPH1063082A
JPH1063082A JP8237301A JP23730196A JPH1063082A JP H1063082 A JPH1063082 A JP H1063082A JP 8237301 A JP8237301 A JP 8237301A JP 23730196 A JP23730196 A JP 23730196A JP H1063082 A JPH1063082 A JP H1063082A
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JP
Japan
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toner
toner conveying
path
vibration
conveying member
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JP8237301A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Sudo
和久 須藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー搬送路の断面積を小さくしてトナー補
給装置の小型化を図るという要請を満足しつつ、トナー
搬送路でのトナーブロッキングの発生を防止することが
できるトナー補給装置及び複写機を提供する。 【解決手段】 トナー受け部62からホッパ部61に向
けてトナーを搬送するトナー搬送スクリュウ68に振動
を付与する振動付与手段を設ける。この振動付与手段と
して、例えば、ケース64の細パイプ部65に基端側が
固定され、回転駆動されたトナー搬送スクリュウ68の
可動端部が通過する通過位置に自由端側が延在する弾性
部材90を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に用いる現像装置に
トナーを補給するトナー補給装置及び該トナー補給装置
を備えた画像形成装置に係り、詳しくはトナー補給装置
のトナー搬送路におけるトナーブロッキングの発生防止
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の現像装置にトナー
を補給するトナー補給装置として、トナーを収納したト
ナー容器を取り付けたトナー補給装置を用い、トナー容
器からトナー補給装置内のトナー貯留部を介して現像装
置にトナーを補給するものが知られている(例えば、特
開平6−161246号、特開平6−43755号)。
このトナー補給装置は、トナー受け部でトナー容器から
排出されたトナーを受け、該トナーをトナー搬送路内に
設けたトナー搬送部材によりトナー貯留部へ搬送し、該
トナー貯留部内のトナーをトナー補給部材を用いて現像
装置へと補給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のトナー補給
装置について小型化を図る場合、上記トナー搬送路を形
成するための搬送路部材も小型にすることが望ましい。
このように搬送路部材の小型化を図るために、トナー搬
送方向と直交する面内のトナー搬送路の断面積が小さく
なるように構成することが考えられるが、かかるトナー
搬送路でもトナーをスムーズに搬送する必要がある。
【0004】ところが、上記トナー搬送方向と直交する
面内のトナー搬送路の断面積が小さくなると、トナー搬
送路内の空気が占めている部分が少なくなり、トナー搬
送路を搬送されるトナーが周囲の部材表面に接する接触
面積が相対的に増加してくる。このため、トナー搬送路
内に設けたトナー搬送部材の表面にトナーが付着して該
表面と一体になって移動するような、トナーのトナー搬
送部材への絡み付きが発生しやすくなってくる。このよ
うなトナーの絡み付きが生じると、トナーが搬送路部材
内で堆積しやすくなり、いわゆるトナーブロッキングが
生じてしまい、トナーが円滑に搬送されなくなったり、
トナー搬送部材の円滑な駆動が妨げられてトナー搬送部
材が破損したりするおそれがある。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的は、トナー搬送路の断面積を小
さくしてトナー補給装置の小型化を図るという要請を満
足しつつ、トナー搬送路でのトナーブロッキングの発生
を防止することができるトナー補給装置を提供すること
である。また、その第2の目的は、トナーブロッキング
の発生を防止できる小型のトナー補給装置を備えること
により、良好な画質を得ることができる小型の画像形成
装置を提供することである。
【0006】なお、特開平7−253741号公報に
は、クリーニング装置で回収したトナーをリサイクルト
ナーとして現像装置まで搬送するトナー搬送部材に対し
て振動を付与することにより、該リサイクルトナーの搬
送路でのトナーブロッキングの発生を防止するものが開
示されている。しかしながら、この公報においいては、
リサイクルトナーが搬送される搬送路でのトナーブロッ
キングを防止することを目的としており、新トナーを使
用した場合でもトナー搬送路の断面積を小さくするとト
ナーブロッキングが発生しやすくなるおそれがある点、
及びこのトナーブロッキングの発生を防止することが画
質を維持しながら装置の小型化を図る上で重要である点
について示唆するような記載はない。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、トナーを受けるトナー受
け部と、前記トナー受け部に一方の端部が連通したトナ
ー搬送路を形成する搬送路部材と、前記トナー受け部に
受けたトナーを前記トナー搬送路の前記一方の端部とは
反対側の端部に向けて搬送するように該トナー搬送路内
で駆動されるトナー搬送部材と、前記トナー搬送路に連
通し、該トナー搬送路から受けたトナーを貯留するトナ
ー貯留部と、前記トナー貯留部から現像装置へトナーを
補給するトナー補給部材とを備えたトナー補給装置にお
いて、前記トナー搬送部材に対して振動を付与する振動
付与手段を設けたことを特徴とするものである。
【0008】この請求項1のトナー補給装置では、トナ
ー容器からトナー受け部に受けたトナーが、搬送路部材
で形成したトナー搬送路内で駆動されるトナー搬送部材
により、該トナー搬送路の一方の端部から反対側の端部
に向けて搬送され、トナー貯留部に貯留される。このト
ナー貯留部に貯留されたトナーは、トナー補給部材によ
り、現像装置へ補給される。そして、前記トナー搬送部
材でトナーがトナー搬送路内を搬送されるときに、振動
付与手段でトナー搬送部材に対して振動を付与すること
により、トナー搬送路内のトナーがトナー搬送部材に絡
み付かないようにする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1のトナー補給
装置において、前記振動付与手段として、前記搬送路部
材に基端側が固定され、前記駆動されたトナー搬送部材
の可動端部が通過する通過位置に自由端側が延在する弾
性部材を設けたことを特徴とするものである。
【0010】この請求項2のトナー補給装置では、トナ
ー搬送路を形成する搬送路部材に基端側が固定された弾
性部材の自由端が、トナー搬送路内で駆動されているト
ナー搬送部材に可動端部に当接する。この弾性部材の当
接により、弾性部材の自由端側が変形するとともに、弾
性部材からトナー搬送部材に対して押圧力が加わる。更
にトナー搬送部材が駆動されて可動端部が、弾性部材の
自由端側が延在している通過位置を通過すると、弾性部
材のトナー搬送部材に対する当接が解除され、弾性部材
の自由端側が弾性力で元の形状に復元し、トナー搬送部
材への押圧力が解除される。この押圧力が解除されたと
きに、トナー搬送部材に対して振動が付与される。
【0011】請求項3の発明は、請求項1のトナー補給
装置において、前記トナー搬送部材を前記トナー搬送路
内で上下方向に移動可能に構成し、前記振動付与手段と
して、前記駆動されたトナー搬送部材の可動端部の通過
位置で該トナー搬送部材を上方に持ち上げるように該可
動端部に対して当接可能な突起部を、前記搬送路部材の
内壁に形成したことを特徴とするものである。
【0012】この請求項3のトナー補給装置では、搬送
路部材の内壁に形成された突起部が、トナー搬送路内で
駆動されているトナー搬送部材の可動端部に当接し、該
トナー搬送部材を持ち上げる。更にトナー搬送部材が駆
動されて可動端部が、突起部が当接可能な通過位置を通
過し、突起部の当接が解除されると、トナー搬送部材が
自重で下方に落下する。このトナー搬送部材の落下によ
り、トナー搬送部材に対して振動が付与される。
【0013】請求項4の発明は、請求項1のトナー補給
装置において、前記トナー搬送部材を弾性体で形成し、
前記振動付与手段として、前記駆動されたトナー搬送部
材の可動端部の通過位置で該トナー搬送部材を押圧する
ように該可動端部に対して当接可能な突起部を、前記搬
送路部材の内壁に形成したことを特徴とするものであ
る。
【0014】この請求項4のトナー補給装置では、搬送
路部材の内壁に形成された突起部が、トナー搬送路内で
駆動されている弾性体からなるトナー搬送部材の可動端
部に当接し、トナー搬送部材を押圧する。更にトナー搬
送部材が駆動されて可動端部が、突起部が当接可能な通
過位置を通過し、突起部の当接が解除されると、トナー
搬送部材が弾性力で元の形状に復元する。このトナー搬
送部材の復元により、トナー搬送部材に対して振動が付
与される。
【0015】請求項5の発明は、請求項1のトナー補給
装置において、前記振動付与手段を、前記トナー搬送部
材の前記トナー受け部に延在している部分に対して振動
を付与するように設けたものである。
【0016】この請求項5のトナー補給装置では、トナ
ー搬送部材のトナー受け部に延在している部分に対して
振動を付与することにより、該トナー受け部で架橋して
いるトナーを崩し、トナー搬送部材にトナーが絡み付か
ないようにする。
【0017】上記第2の目的を達成するために、請求項
6の発明は、像担持体に形成された潜像を現像する現像
装置を備えた画像形成装置において、前記現像装置にト
ナーを補給するトナー補給装置として、請求項1乃至請
求項5のいずれかのトナー補給装置を備えたことを特徴
とするものである。
【0018】請求項6の画像形成装置では、請求項1乃
至請求項5の何れかのトナー補給装置により、トナー搬
送路におけるトナー搬送部材へのトナーの絡み付きを抑
制しながら、トナー貯留部に搬送されたトナーを現像装
置に補給する。このトナー貯留部から現像装置内に補給
されたトナーを、潜像担持体の表面に形成された潜像の
現像に用いる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明をトナー補給装置を
備えた画像形成装置である電子写真複写機(以下、複写
機という)に適用した実施形態について説明する。
【0020】まず、複写機全体の構成について説明す
る。図1は本実施形態に係る複写機の概略構成を示す正
面図である。像担持体としての感光体ドラム1は矢印A
方向に回転し、帯電装置2により一様に帯電される。そ
して、コンタクトガラス3の上に載せた原稿に光源4の
光が走査され、その原稿からの反射光がミラー、レンズ
等から構成される光学系5で一様帯電された感光体ドラ
ム1上に結像されることにより、静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、現像装置6により現像されてトナ
ー像となり、このトナー像が、転写・分離装置7によ
り、矢印B方向に給送された転写紙に転写される。この
転写紙は感光体ドラム1表面から分離され、定着装置8
に搬送されて定着された後、排紙される。また、転写後
の感光体ドラム1上に残留したトナーはクリーニング装
置9で除去され、次の画像形成動作に備えられる。ま
た、現像装置6には、該現像装置にトナー補給するトナ
ー補給装置60が取り付けられている。
【0021】図2は、トナー容器としてのトナーボトル
10と、トナーボトル10を保持した容器保持ユニット
としてのトナーボトルユニット11とを示す平面図であ
る。なお、図1ではトナーボトル10及びトナーボトル
ユニット11を2点鎖線で示している。トナーボトル1
0とトナーボトルユニット11とは、複写機本体側板1
2に、軸Lを回動中心軸として水平面内で支持されてい
て、該ユニットの左端部が、複写機の手前側に引き出さ
れた着脱位置(図2の一点鎖線)と、トナー補給位置
(図2の実線)との間で回動自在になっている。着脱位
置では、トナーボトル10を複写機本体に対して着脱す
ることができる。なお、図2において、上記複写機本体
側板12側から取り外したトナーボトルユニット11を
2点鎖線で示している。また、トナー補給位置では、ト
ナーボトル10のトナーがトナーボトルユニット11に
設けられた図示を省略する開口部から、後に詳細に説明
するトナー補給装置のトナー受け部62(図3参照)へ
と補給され得る。なお、上記開口部は軸L上に位置する
ように設けられ、またトナー受け部62も軸L上に位置
する。よって、トナーボトルユニット11が回動して
も、トナーボトルユニット11の開口部とトナー補給装
置のトナー受け部62とは常に鉛直方向に重なって位置
することになり、トナーボトルユニット11の開口部か
らのトナーが、該ユニットの回動に伴って装置内にこぼ
れだすことがない。
【0022】次に、トナー補給装置60について説明す
る。図3はトナー補給装置60の上カバーを外した状態
の斜視図であり、図4は同トナー補給装置の図1におけ
るC−C断面を示す断面図である。図3及び図4におい
て、トナー補給装置60は、現像装置6に必要に応じて
補給するトナーを貯留するトナー貯留部としてのホッパ
部61、トナーボトル10から供給されるトナーを受け
るトナー受け部62、トナー受け部61のトナーをホッ
パ部61へ搬送するトナー搬送路63等を有する。ここ
で、ホッパ部61、トナー搬送路63、及びトナー搬送
路63の一部であるトナー受け部62は、ケース64で
構成されている。このケース64はトナー搬送路63を
形成する搬送路部材としての細パイプ部65と、ホッパ
部61を形成するホッパ部部材としての太パイプ部66
とからなり、太パイプ部66には現像装置6に連通する
開口部67(図4参照)が設けられている。また、太パ
イプ部66のトナー受け部62側の端部には、ホッパ部
61内のトナー量を検知するトナーセンサ80が設けら
れている。
【0023】また、ケース64内には、トナー搬送路6
3からホッパ部61へと延在するトナー搬送部材として
のトナー搬送スクリュウ68が取り付けられている。こ
のトナー搬送スクリュウ68は、トナー搬送部材駆動軸
としての駆動軸69から伝達される駆動力により回転
し、トナー受け部62から、トナー搬送路63のトナー
受け部62と反対側の端部に向けてトナーを搬送し、該
端部からホッパ部61へとトナーを搬送する。
【0024】また、ホッパ部61の内部には、トナー搬
送スクリュウ68でホッパ部61に搬送されたトナーを
撹拌するアジテータ70が取り付けられている。アジテ
ータ70は、アジテータ軸71と、該軸に取り付けられ
たマイラー材質の複数の羽根72とからなり、羽根72
がホッパ部61内のトナーを撹拌する。また、最も奥側
(トナー搬送路63と連通する側と反対側)に設けられ
た羽根72は、ホッパ部61内のトナーを、奥側から手
前側(トナー搬送路63と連通する側)へ搬送する向き
に設けられている。そして、これ以外の羽根72は、ホ
ッパ部61内のトナーを、手前側から奥側へ搬送する向
きに設けられている。なお、駆動軸69及びアジテータ
軸71には、ギア群81を介して、複写機本体側から駆
動が伝達される。
【0025】また、太パイプ部66内には、アジテータ
70により撹拌されたトナーを現像装置6へ補給するト
ナー補給部材としてのトナー補給ローラ73が、前記駆
動軸69上に取り付けられている。このトナー補給ロー
ラ73が取り付けられた駆動軸69は、軸受け75、7
6によって両端が軸支されている。この駆動軸69の一
方の端部には、前記ギア群81を介して駆動力が伝達さ
れ、反対側の他方の端部には、トナー搬送スクリュウ6
8が取り付けられている。トナー搬送スクリュウ68の
トナー受け部62側の端部は、軸支されずにフリーの状
態になっている。ここで、アジテータ70からトナー補
給ローラ73へのトナーの搬送は、アジテータ70の羽
根72がトナーを汲み上げ、汲み上げたトナーをトナー
補給ローラ73に向かって落下させることにより行なわ
れる。また、このトナー補給ローラ73は、駆動軸69
に伝達された駆動力により回転し、ホッパ部61内のト
ナーを現像装置6へ補給するものである。
【0026】上記構成のトナー補給装置において、トナ
ー補給装置60から現像装置6にトナーが補給され、ホ
ッパ部61内のトナー量が少なくなったことをトナーセ
ンサ80が検知すると、図示しない駆動源からの駆動が
伝達されたトナーボトル10が回転を開始する。この回
転により、トナーボトル10の内側に設けられた図示を
省略する螺旋状溝が、トナーボトル10内のトナーをト
ナーボトルユニット11の開口部を介してトナー受け部
62へと搬送する。このトナー受け部62で受けたトナ
ーは、トナー搬送スクリュウ68の回転により、トナー
搬送路63中を矢印D(図3参照)方向に搬送され、該
トナー搬送路のトナー受け部62が設けられた側と反対
側の端部に向けて搬送される。該端部に向けて搬送され
るトナーは、トナー搬送ローラ62の搬送力と重力の作
用とで矢印E(図3参照)に示すようにホッパ部61内
へと落下し、ホッパ部61内でアジテータ70により撹
拌され、アジテータ70の汲み上げがあれば、現像装置
6へ補給される状態となる。複写が繰返し行なわれて、
現像装置6中のトナー濃度が低くなったことを、現像装
置中のトナー濃度センサー(不図示)が検知すると、ホ
ッパ部61内の補給可能な状態にあるトナーが、アジテ
ータ70でトナー補給ローラ73上へと汲み上げられ、
このトナー補給ローラ73で現像装置6へと補給され
る。
【0027】次に、上記トナー搬送路63においてトナ
ーがトナー搬送スクリュウ68に絡み付いてトナーブロ
ッキングが発生しないように、トナー搬送スクリュウ6
8に対して振動を付与する振動付与手段について説明す
る。本実施形態では、前記振動付与手段として、搬送路
部材としての細パイプ部65の上カバー65aの内壁面
に基端側が固定され、回転駆動されたトナー搬送スクリ
ュウ68の可動端部としての外周端部が通過する通過位
置に自由端が延在する弾性部材90を設けている。この
弾性部材90は、トナーブロッキングが生じやすいトナ
ー受け部62において、トナー搬送スクリュウ68に当
接して振動を与えるように取り付けられている。 (以下、余白)
【0028】図5(a)及び(b)に示すように、トナ
ー搬送スクリュウ68が回転すると、弾性部材90の自
由端側が該スクリュウ68の外周端部に当接し、該スク
リュウ68を押圧する。トナー搬送スクリュウ68が更
に回転して弾性部材90の当接が解除されると、図5
(c)に示すように弾性部材90がはじかれて元の形状
に復元しながら、トナー搬送スクリュウ68への押圧力
が解除される。この押圧力の解除により、トナー搬送ス
クリュウ68に振動を付与し、トナーが該スクリュウ6
8に絡み付くのを抑えるとともに、該スクリュウ68に
絡み付いたトナーをふるい落とすことができる。
【0029】以上、本実施形態によれば、弾性部材90
でトナー搬送スクリュウ68に振動を与え、該スクリュ
ウ68へのトナーの絡み付きを抑制することにより、ト
ナー搬送方向に直交する面内のトナー搬送路の断面積を
小さくしてトナー補給装置の小型化を図るという要請を
満足しつつ、トナー搬送路内でのトナーブロッキングを
防止し、トナーを円滑に安定して搬送することができ
る。そして、トナー搬送路を円滑に安定して搬送してき
たホッパ部61内のトナーを現像装置6に補給し、感光
体祖ラム1の表面に形成された潜像の現像に過不足なく
用いることができるので、良好な画質を得ることができ
る。
【0030】また、近年、環境・資源問題の観点から使
用済みの廃トナーを回収して再利用することが考えられ
ているが、この廃トナーは凝集度が高く、特にトナーブ
ロッキングが発生しやすい。本実施形態によれば、かか
る廃トナーをトナー受け部62に供給して再利用する場
合にも、トナー搬送路内でのトナーブロッキングを防止
し、トナーを円滑に安定して搬送することができる。
【0031】また、本実施形態によれば、前記細パイプ
部65の上カバー65aの内壁面に弾性部材90を設け
るという簡単な構成で、前記振動付与手段を実現するこ
とができる。また、本実施形態によれば、トナー搬送ス
クリュウ68のトナー受け部62に延在している部分に
対して振動を付与することにより、トナーブロッキング
が生じやすいトナー受け部62で架橋しているトナーを
崩し、該スクリュウ68へのトナーの絡み付きを抑制す
るので、トナーブロッキングをより効果的に防止でき
る。
【0032】図6(a)〜(c)は、変形例に係る振動
付与手段の動作の説明図である。この変形例では、トナ
ー搬送スクリュウ68のトナー受け部62側の端部を上
下方向に移動可能に構成し、前記振動付与手段として、
回転駆動されたトナー搬送スクリュウ68の可動端部の
通過位置で該スクリュウ68のトナー受け部62側の可
動端部に当接して該スクリュウ68を持ち上げる突起部
65bを、搬送路部材としての細パイプ部65の底面に
形成している。
【0033】図6(a)及び(b)に示すように、トナ
ー搬送スクリュウ68が回転すると、該スクリュウ68
の端部が前記突起部65bを乗り上げる。そして、該ス
クリュウ68が更に回転すると、図6(c)に示すよう
に該スクリュウ68の端部が該突起部65bから落下す
る。このトナー搬送スクリュウ68が落下するときにト
ナー搬送スクリュウ68に振動が付与され、トナーが該
スクリュウに絡み付くのを抑えるとともに、該スクリュ
ウ68に絡み付いたトナーをふるい落とすことができ
る。
【0034】図7(a)〜(c)は、他の変形例に係る
振動付与手段の動作の説明図である。この変形例では、
トナー搬送スクリュウ68を弾性体で構成し、前記振動
付与手段として、回転駆動された該スクリュウ68の可
動端部の通過位置で該スクリュウ68を押圧するように
該スクリュウ68の可動端部に当接可能な突起部65c
を、搬送路部材としての細パイプ部65のトナー受け部
62側の側面に形成している。
【0035】図7(a)及び(b)に示すように、トナ
ー搬送スクリュウ68が回転すると、該スクリュウ68
が突起部65Cによってトナー補給ローラ73側に押圧
される。そして、該スクリュウ68が更に回転すると、
図7(c)に示すように前記突起部65cによる押圧力
が解除され、トナー搬送スクリュウ68が元の形状に復
元する。このトナー搬送スクリュウ68が復元するとき
に、トナー搬送スクリュウ68に振動が付与され、トナ
ーが該スクリュウに絡み付くのを抑えるとともに、該ス
クリュウ68に絡み付いたトナーをふるい落とすことが
できる。
【0036】なお、図7に示す変形例では、トナー搬送
スクリュウ68の端部を回転軸に沿った横方向に押圧し
ているが、該端部を上下方向に押圧するように構成して
も良い。
【0037】
【発明の効果】請求項1乃至5の発明によれば、トナー
容器からトナー受け部に受けたトナーが、トナー搬送部
材でトナー搬送路内を搬送されるときに、振動付与手段
でトナー搬送部材に対して振動を付与することにより、
トナー搬送路内のトナーがトナー搬送部材に絡み付かな
いようにすることができる。このようにトナー搬送部材
へのトナーの絡み付きを抑制することにより、トナー搬
送方向に直交する面内のトナー搬送路の断面積を小さく
してトナー補給装置の小型化を図るという要請を満足し
つつ、トナー搬送路内でのトナーブロッキングを防止
し、トナーを円滑に安定して搬送することができるとい
う効果がある。また、前記トナーブロッキングを防止す
ることにより、該トナーブロッキングによるトナー搬送
部材の破損を未然に防止することができるという効果が
ある。
【0038】特に、請求項2の発明によれば、搬送路部
材に基端側が固定され、トナー搬送部材の可動端部が通
過する通過位置に自由端側が延在する弾性部材を設ける
という簡単な構成で、前記振動付与手段を実現すること
ができるという効果がある。
【0039】特に、請求項3の発明によれば、トナー搬
送部材の可動端部が通過する通過位置でトナー搬送部材
を上方に持ち上げるように該可動端部に対して当接可能
な突起部を搬送路部材の内壁に形成するというように、
部品点数を増やすことなく現状の部品の形状等を工夫す
る構成で、前記振動付与手段を実現することができると
いう効果がある。
【0040】請求項4の発明によれば、トナー搬送部材
の可動端部が通過する通過位置でトナー搬送部材を押圧
するように当接可能な突起部を、搬送路部材の内壁に形
成するというように、部品点数を増やすことなく現状の
部品の形状等を工夫する構成で、前記振動付与手段を実
現することができるという効果がある。
【0041】請求項5の発明によれば、トナー搬送部材
のトナー受け部に延在している部分に対して振動を付与
することにより、トナーブロッキングが生じやすいトナ
ー受け部で架橋しているトナーを崩し、トナー搬送部材
へのトナーの絡み付きを抑制するので、トナーブロッキ
ングをより効果的に防止できる。
【0042】請求項6の発明によれば、請求項1乃至請
求項5の何れかのトナー補給装置により、トナー搬送方
向に直交する面内のトナー搬送路の断面を小さくしてト
ナー補給装置及び画像形成装置全体の小型を図った場合
でも、トナー搬送路内のトナー搬送部材へのトナーの絡
み付きを抑制してトナーブロッキングを防止することが
でき、トナー受け部のトナーをトナー貯留部に円滑に安
定して搬送することができるという効果がある。また、
前記トナー搬送路を円滑に安定して搬送してきたトナー
貯留部内のトナーを現像装置に補給し、潜像担持体の表
面に形成された潜像の現像に過不足なく用いることがで
きるので、良好な画質を得ることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子写真複写機の概略
構成を示す正面図。
【図2】同複写機におけるトナーボトルユニットの平面
図。
【図3】同複写機に用いられるトナー補給装置の斜視
図。
【図4】同トナー補給装置の、図1におけるC−C断面
を示す断面図。
【図5】(a)〜(c)は同トナー補給装置のトナー搬
送スクリュウに振動を付与する振動付与手段の動作の説
明図。
【図6】(a)〜(c)は変形例に係る振動付与手段の
動作の説明図。
【図7】(a)〜(c)は他の変形例に係る振動付与手
段の動作の説明図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電装置 3 コンタクトガラス 4 光源 5 光学系 6 現像装置 7 転写分離装置 8 定着装置 9 クリーニング装置 10 トナーボトル 11 トナーボトルユニット 12 複写機本体側板 60 トナー補給装置 61 ホッパ部 62 トナー受け部 63 トナー搬送路 64 ケース 65 細パイプ部 65a 細パイプ部の上カバー 65b 突起部 65c 突起部 66 太パイプ部 67 開口部 68 トナー搬送スクリュウ 69 駆動軸 70 アジテータ 71 アジテータ軸 72 羽根 73 トナー補給ローラ 74 回転体 75 軸受 76 軸受 80 トナーセンサ 81 ギア群 90 弾性部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーを受けるトナー受け部と、前記トナ
    ー受け部に一方の端部が連通したトナー搬送路を形成す
    る搬送路部材と、前記トナー受け部に受けたトナーを前
    記トナー搬送路の前記一方の端部とは反対側の端部に向
    けて搬送するように該トナー搬送路内で駆動されるトナ
    ー搬送部材と、前記トナー搬送路に連通し、該トナー搬
    送路から受けたトナーを貯留するトナー貯留部と、前記
    トナー貯留部から現像装置へトナーを補給するトナー補
    給部材とを備えたトナー補給装置において、 前記トナー搬送部材に対して振動を付与する振動付与手
    段を設けたことを特徴とするトナー補給装置。
  2. 【請求項2】前記振動付与手段として、前記搬送路部材
    に基端側が固定され、前記駆動されたトナー搬送部材の
    可動端部が通過する通過位置に自由端側が延在する弾性
    部材を設けたことを特徴とする請求項1のトナー補給装
    置。
  3. 【請求項3】前記トナー搬送部材を前記トナー搬送路内
    で上下方向に移動可能に構成し、 前記振動付与手段として、前記駆動されたトナー搬送部
    材の可動端部の通過位置で該トナー搬送部材を上方に持
    ち上げるように該可動端部に対して当接可能な突起部
    を、前記搬送路部材の内壁に形成したことを特徴とする
    請求項1のトナー補給装置。
  4. 【請求項4】前記トナー搬送部材を弾性体で形成し、 前記振動付与手段として、前記駆動されたトナー搬送部
    材の可動端部の通過位置で該トナー搬送部材を押圧する
    ように該可動端部に対して当接可能な突起部を、前記搬
    送路部材の内壁に形成したことを特徴とする請求項1の
    トナー補給装置。
  5. 【請求項5】前記振動付与手段を、前記トナー搬送部材
    の前記トナー受け部に延在している部分に対して振動を
    付与するように設けたことを特徴とする請求項1のトナ
    ー補給装置。
  6. 【請求項6】像担持体に形成された潜像を現像する現像
    装置を備えた画像形成装置において、 前記現像装置にトナーを補給するトナー補給装置とし
    て、請求項1乃至請求項5のいずれかのトナー補給装置
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP8237301A 1996-08-20 1996-08-20 トナー補給装置及び該トナー補給装置を備えた画像形成装置 Pending JPH1063082A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032937A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
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